JP3382826B2 - 自転車の同乗器用座椅子 - Google Patents
自転車の同乗器用座椅子Info
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- chair
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B62—LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
- B62J—CYCLE SADDLES OR SEATS; AUXILIARY DEVICES OR ACCESSORIES SPECIALLY ADAPTED TO CYCLES AND NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, e.g. ARTICLE CARRIERS OR CYCLE PROTECTORS
- B62J1/00—Saddles or other seats for cycles; Arrangement thereof; Component parts
- B62J1/14—Separate pillions
- B62J1/16—Separate pillions for children
- B62J1/167—Child seats attachable in front of the driver saddle
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- Health & Medical Sciences (AREA)
- Child & Adolescent Psychology (AREA)
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- Mechanical Engineering (AREA)
- Seats For Vehicles (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、自転車の同乗器
用座椅子に関し、詳しくは自転車のハンドルに取付けて
幼児座席として使用する同乗器又は自転車の後部荷台に
取付けて荷籠を兼ねた子供乗せとして使用する同乗器の
座椅子に関する。 【0002】 【従来の技術】従来のこの種の同乗器用座椅子として
は、たとえば、図15及び図16に示されているよう
に、座部2′と背もたれ3′のみからなる構造のものが
一般に用いられている。なお、図15は自転車の後部荷
台に取付けて荷籠を兼ねた子供乗せとして使用する同乗
器に座椅子を取付けた使用状態を示し、図16は座椅子
だけを示している。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、自転車
の同乗器は網目状のメッシュチェアとなっているのが一
般的であるため、特に、冬期等のような寒い時において
は、前部の幼児座席は勿論のこと、後部の荷籠を兼ねた
子供乗せの場合でも同乗器の側面ガードからの冷風がま
ともに同乗の幼児等に当って風邪をひかせる原因にもな
るという不具合が生じ実際使用上好ましくないものであ
った。 【0004】そこで、この発明の自転車の同乗器用座椅
子は上記課題を解決し、座椅子に同乗器の側面ガードを
覆う防寒用袖板を折畳み可能に備えて、冬期等のように
寒い時は側面ガードを袖板で覆って防寒し、夏期等のよ
うに暑い時は袖板を折畳んで側面ガードを開放し、寒い
時、暑い時いずれの場合でも快適な乗り心地が得られる
自転車の同乗器用座椅子の提供を目的としている。 【0005】 【課題を解決するための手段】上記課題を解決するこの
発明の請求項1の自転車の同乗器用座椅子は、自転車の
同乗器に用いられる座椅子において、該座椅子の背もた
れの両側に折曲げ連結部を介して同乗器の側面ガードに
適合する形状の防寒用袖板を背もたれの前面側および背
面側に折曲げ、折畳み可能に設け、該袖板を備えた座椅
子を支持杆と共動し座椅子を裏返し状として背もたれを
前壁部側に移動可能に設け、座席の場合、防寒用袖板を
前方に位置して側面ガードを覆い、又は背もたれの背面
側へ折畳み、荷籠の場合、前記座椅子を裏返し状として
荷籠を構成することを要旨とする。 【0006】上記課題を解決するこの発明の請求項2の
自転車の同乗器用座椅子は、上記請求項1記載の防寒用
袖板を背もたれの背面側へ折畳み可能としたことを要旨
とする。【0007】 上記構成を有するこの発明の自転車の同乗
器用座椅子は、防寒用袖板が背もたれの背面側に折畳み
重合できるから、夏期等のような暑い時における側面ガ
ードの開放が袖板に邪魔されることなく確実に行われ、
また、袖板が背もたれの背面に隠れてしまう。この結
果、側面ガードからの通風は妨げられず、また、外観上
の体裁もよい。 【0008】荷籠として使用する時は座椅子が支持杆と
共動して座椅子の座部と背もたれが裏返しとなって背も
たれが反対側(前壁部側)に移動変位するようになって
いる。 【0009】 【発明の実施の形態】以上説明したこの発明の構成、作
用を一層明らかにするために、以下この発明の自転車の
同乗器用座椅子の好適な実施の形態の一例について図面
を参照して説明する。 【0010】図1〜図6は自転車のハンドルに取付けて
幼児座席として使用する同乗器にこの発明の座椅子を適
用した場合を示したものであって、1は座部2と背もた
れ3とを折曲げ連結部1aを介して屈折自由に連設して
なる座椅子主体で、この座椅子主体1は同乗器4の座部
5と背もたれ6に略適合する形状となっている。上記同
乗器4は任意の網目状をしたメッシュチェアとなってお
り、図中、7は幼児用握りで、その下端部に足のせ8が
一体に折曲げ形成されている。そして、この握り7は上
記座椅子主体1と連結杆9を介して一体に設けられてい
る。また、10は座椅子を自転車のハンドル(図示せ
ず)に引掛け支持する鉤状の引掛け支持杆、11はハン
ドルの中心支柱(図示せず)に保持する保持杆で、取付
杆12の中央部に固定され、その前面開閉杆13を開閉
して支柱への嵌めつけ又は脱出ができるようになってい
る。14は握り7の前後方向への角度変換用ガイド杆
で、握り7と取付杆12との取付部15を中心として握
り7に備えたガイドピン16がガイド杆14にガイドさ
れて握り7の角度変換が確実にできるようになってい
る。 【0011】17は防寒用袖板で、上記座椅子主体1の
背もたれ3の両側下方部に折曲げ連結部18を介して一
体に連設されており、同乗器4の側面ガード19に適合
する形状となっている。そして、この防寒用袖板17は
折曲げ連結部18から背面側へ折曲げて背もたれ3の背
面に折曲げ重合できるようになっている(図1〜図2参
照)。 【0012】上記座部2と背もたれ3とからなる座椅子
主体1及び防寒用袖板17は、図7に詳示されているよ
うに、たとえば、スポンジ等の弾性部材20を合成樹脂
膜21で被覆した構造となっており、上記各々の折曲げ
連結部1a、18は座部2、背もたれ3、防寒用袖板1
7と連続した合成樹脂膜21で構成されている。なお、
22は背もたれ3の上端両側に設けられた帯状の止め紐
で、この止め紐22で背もたれ3を同乗器4の背もたれ
6の上端部にホック金具23により脱着可能に取付けて
使用時の座椅子の安定化を図っている。なお、1bは同
乗器4の側面ガード19の上端部に設けたひじかけであ
る。 【0013】上記構成において、自転車のハンドルに取
付けて幼児座席として使用する同乗器において、冬期の
ように寒い時は防寒用袖板17で側面ガード19を覆っ
て防寒し、また、夏期のように暑い時は座椅子を止め紐
22で止めたままその全体を持ち上げて防寒用袖板17
を背もたれ3の背面側へ折畳んで背もたれ3の背面に重
合させ再び同乗器4に納めれば、側面ガード19は袖板
17に邪魔されることなく開放されて通風がよくなる。
したがって、寒い時でも暑い時でも快適な乗り心地が得
られ、また、防寒用袖板17は側面ガード19に適合す
る形状となっているから、上記防寒使用時の見栄えがよ
い。 【0014】次に、図8〜図14は自転車の後部荷台に
取付けて荷籠を兼ねた子供乗せとして使用する同乗器に
この発明の座椅子を適用した場合を示したものであっ
て、先の図1〜図6のものと同一部分には同一符号を付
して以下に説明する。 【0015】図8〜図14において、1は座部2と背も
たれ3とを折曲げ連結部1aを介して屈折自由に連設し
てなる座椅子主体で、この座椅子主体1は同乗器(荷
籠)4の座部(底部)5と背もたれ(後壁部)6に略適
合する形状となっている。上記同乗器4は任意の網目状
をしたメッシュチェアとなっており、図中、7は同乗者
の握りで、同乗器(荷籠)4の前壁部24の上端に一体
に設けられ、この前壁部24と、背もたれ(後壁部)6
と連続一体形成された側面ガード(側壁部)19との間
に足出し空間25を設け、この足出し空間25の下部に
安全ガード26を備えた足のせ8が一体に取付け固定さ
れている。そして、荷籠として使用する場合に上記足出
し空間25を塞ぐための閉塞ガード27が移動変位でき
るように設けられている。この閉塞ガード27は基端を
枢支28したコ字状の支持杆29に取付けられ、支持杆
29を前方へ枢支部28を支点として一定の角度(たと
えば、上記握り7に当るまで)回動すると、閉塞ガード
27で足出し空間25が塞がれて、荷籠を構成し、支持
杆29を後方へ一定の角度(たとえば、上記背もたれ
(後壁部)6に当るまで)回動すると、閉塞ガード27
が側面ガード(側壁部)19の内側に収納されて足出し
空間25が形成されるようになっている(図13及び図
14参照)。 【0016】17は防寒用袖板で、上記座椅子主体1の
背もたれ3の両側に折曲げ連結部18を介して一体に連
設されており、同乗器4の側面ガード(側壁部)19に
適合する形状となっている。そして、この防寒用袖板1
7は折曲げ連結部18から背面側へ折曲げて背もたれ3
の背面に折曲げ重合できるようになっている(図8及び
図9参照)。 【0017】上記座部2と背もたれ3とからなる座椅子
主体1及び防寒用袖板17は、図7に詳示されているよ
うに、たとえば、スポンジ等の弾性部材20を合成樹脂
膜21で被覆した構造となっており、上記各々の折曲げ
連結部1a、18は座部2、背もたれ3、防寒用袖板1
7と連続した合成樹脂膜21で構成されている。なお、
22は背もたれ3の上端両側に設けられた帯状の止め紐
で、この止め紐22で背もたれ3を上記閉塞ガード27
を備えたコ字状の支持杆29の上端部にホック金具23
により脱着可能に取付けて子供乗せとして使用する時の
座椅子の安定化を図るとともに、荷籠として使用する時
は座椅子が支持杆29と共動して座椅子の座部2と背も
たれ3が裏返しとなって背もたれ3が反対側(前壁部2
4側)に移動変位するようになっている(図13及び図
14参照)。 【0018】上記構成において、自転車の後部荷台に取
付けて荷籠を兼ねた子供乗せとして使用する同乗器にお
いて、冬期のように寒い時は防寒用袖板17で側面ガー
ド19を覆って防寒し、また、夏期のように暑い時は座
椅子を止め紐22で止めたまま持ち上げて防寒用袖板1
7を背面側へ折畳んで背もたれ3の背面に重合させ再び
同乗器4に納めれば、側面ガード19は開放されて通風
がよくなる。したがって、寒い時でも暑い時でも快適な
乗り心地が得られ、また、防寒用袖板17は側面ガード
19に適合する形状となっているので、上記防寒使用時
の見栄えもよい。さらに、荷籠として使用する時はコ字
状の支持杆29を前方へ枢支部28を支点として一定角
度回動変位すれば、座椅子が支持杆29と共動し座椅子
は裏返し状となってその背もたれ3は前壁部24側に移
動変位し、かつ、閉塞ガード27で足出し空間25を塞
ぎ荷籠を構成する。したがって、荷籠にする時座椅子を
取り外す必要はない。 【0019】以上の発明の実施の形態の一例について説
明したが、この発明はこうした実施の形態に何等限定さ
れるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲に
おいて、種々なる態様で実施しうることは勿論である。 【0020】また、防寒用袖板が背もたれの背面側に折
畳み可能となっているから、側面ガードからの通風は妨
げられず、また、外観上の体裁もよい。荷籠として使用
する時は座椅子が支持杆と共動して座椅子の座部と背も
たれが裏返しとなって背もたれが反対側(前壁部側)に
移動して荷籠を構成できる。 【0021】この発明の請求項1の自転車の同乗器用座
椅子によれば、座椅子に同乗器の側面ガードを覆う防寒
用袖板を折畳み可能に備えて、冬期等のように寒い時は
側面ガードを袖板で覆って防寒し、夏期等のように暑い
時は袖板を折畳み収納して側面ガードを開放するから、
寒い時でも暑い時でも快適な乗り心地が得られる座椅子
が提供できる。また、袖板は側面ガードに適合する形状
となっているから、外観上の見栄えがよく商品価値は高
められる。 【0022】この発明の請求項2の自転車の同乗器用座
椅子によれば、防寒用袖板が背もたれの背面側に折畳み
可能となっているから、側面ガードからの通風は妨げら
れず、また、外観上の体裁もよい。
用座椅子に関し、詳しくは自転車のハンドルに取付けて
幼児座席として使用する同乗器又は自転車の後部荷台に
取付けて荷籠を兼ねた子供乗せとして使用する同乗器の
座椅子に関する。 【0002】 【従来の技術】従来のこの種の同乗器用座椅子として
は、たとえば、図15及び図16に示されているよう
に、座部2′と背もたれ3′のみからなる構造のものが
一般に用いられている。なお、図15は自転車の後部荷
台に取付けて荷籠を兼ねた子供乗せとして使用する同乗
器に座椅子を取付けた使用状態を示し、図16は座椅子
だけを示している。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、自転車
の同乗器は網目状のメッシュチェアとなっているのが一
般的であるため、特に、冬期等のような寒い時において
は、前部の幼児座席は勿論のこと、後部の荷籠を兼ねた
子供乗せの場合でも同乗器の側面ガードからの冷風がま
ともに同乗の幼児等に当って風邪をひかせる原因にもな
るという不具合が生じ実際使用上好ましくないものであ
った。 【0004】そこで、この発明の自転車の同乗器用座椅
子は上記課題を解決し、座椅子に同乗器の側面ガードを
覆う防寒用袖板を折畳み可能に備えて、冬期等のように
寒い時は側面ガードを袖板で覆って防寒し、夏期等のよ
うに暑い時は袖板を折畳んで側面ガードを開放し、寒い
時、暑い時いずれの場合でも快適な乗り心地が得られる
自転車の同乗器用座椅子の提供を目的としている。 【0005】 【課題を解決するための手段】上記課題を解決するこの
発明の請求項1の自転車の同乗器用座椅子は、自転車の
同乗器に用いられる座椅子において、該座椅子の背もた
れの両側に折曲げ連結部を介して同乗器の側面ガードに
適合する形状の防寒用袖板を背もたれの前面側および背
面側に折曲げ、折畳み可能に設け、該袖板を備えた座椅
子を支持杆と共動し座椅子を裏返し状として背もたれを
前壁部側に移動可能に設け、座席の場合、防寒用袖板を
前方に位置して側面ガードを覆い、又は背もたれの背面
側へ折畳み、荷籠の場合、前記座椅子を裏返し状として
荷籠を構成することを要旨とする。 【0006】上記課題を解決するこの発明の請求項2の
自転車の同乗器用座椅子は、上記請求項1記載の防寒用
袖板を背もたれの背面側へ折畳み可能としたことを要旨
とする。【0007】 上記構成を有するこの発明の自転車の同乗
器用座椅子は、防寒用袖板が背もたれの背面側に折畳み
重合できるから、夏期等のような暑い時における側面ガ
ードの開放が袖板に邪魔されることなく確実に行われ、
また、袖板が背もたれの背面に隠れてしまう。この結
果、側面ガードからの通風は妨げられず、また、外観上
の体裁もよい。 【0008】荷籠として使用する時は座椅子が支持杆と
共動して座椅子の座部と背もたれが裏返しとなって背も
たれが反対側(前壁部側)に移動変位するようになって
いる。 【0009】 【発明の実施の形態】以上説明したこの発明の構成、作
用を一層明らかにするために、以下この発明の自転車の
同乗器用座椅子の好適な実施の形態の一例について図面
を参照して説明する。 【0010】図1〜図6は自転車のハンドルに取付けて
幼児座席として使用する同乗器にこの発明の座椅子を適
用した場合を示したものであって、1は座部2と背もた
れ3とを折曲げ連結部1aを介して屈折自由に連設して
なる座椅子主体で、この座椅子主体1は同乗器4の座部
5と背もたれ6に略適合する形状となっている。上記同
乗器4は任意の網目状をしたメッシュチェアとなってお
り、図中、7は幼児用握りで、その下端部に足のせ8が
一体に折曲げ形成されている。そして、この握り7は上
記座椅子主体1と連結杆9を介して一体に設けられてい
る。また、10は座椅子を自転車のハンドル(図示せ
ず)に引掛け支持する鉤状の引掛け支持杆、11はハン
ドルの中心支柱(図示せず)に保持する保持杆で、取付
杆12の中央部に固定され、その前面開閉杆13を開閉
して支柱への嵌めつけ又は脱出ができるようになってい
る。14は握り7の前後方向への角度変換用ガイド杆
で、握り7と取付杆12との取付部15を中心として握
り7に備えたガイドピン16がガイド杆14にガイドさ
れて握り7の角度変換が確実にできるようになってい
る。 【0011】17は防寒用袖板で、上記座椅子主体1の
背もたれ3の両側下方部に折曲げ連結部18を介して一
体に連設されており、同乗器4の側面ガード19に適合
する形状となっている。そして、この防寒用袖板17は
折曲げ連結部18から背面側へ折曲げて背もたれ3の背
面に折曲げ重合できるようになっている(図1〜図2参
照)。 【0012】上記座部2と背もたれ3とからなる座椅子
主体1及び防寒用袖板17は、図7に詳示されているよ
うに、たとえば、スポンジ等の弾性部材20を合成樹脂
膜21で被覆した構造となっており、上記各々の折曲げ
連結部1a、18は座部2、背もたれ3、防寒用袖板1
7と連続した合成樹脂膜21で構成されている。なお、
22は背もたれ3の上端両側に設けられた帯状の止め紐
で、この止め紐22で背もたれ3を同乗器4の背もたれ
6の上端部にホック金具23により脱着可能に取付けて
使用時の座椅子の安定化を図っている。なお、1bは同
乗器4の側面ガード19の上端部に設けたひじかけであ
る。 【0013】上記構成において、自転車のハンドルに取
付けて幼児座席として使用する同乗器において、冬期の
ように寒い時は防寒用袖板17で側面ガード19を覆っ
て防寒し、また、夏期のように暑い時は座椅子を止め紐
22で止めたままその全体を持ち上げて防寒用袖板17
を背もたれ3の背面側へ折畳んで背もたれ3の背面に重
合させ再び同乗器4に納めれば、側面ガード19は袖板
17に邪魔されることなく開放されて通風がよくなる。
したがって、寒い時でも暑い時でも快適な乗り心地が得
られ、また、防寒用袖板17は側面ガード19に適合す
る形状となっているから、上記防寒使用時の見栄えがよ
い。 【0014】次に、図8〜図14は自転車の後部荷台に
取付けて荷籠を兼ねた子供乗せとして使用する同乗器に
この発明の座椅子を適用した場合を示したものであっ
て、先の図1〜図6のものと同一部分には同一符号を付
して以下に説明する。 【0015】図8〜図14において、1は座部2と背も
たれ3とを折曲げ連結部1aを介して屈折自由に連設し
てなる座椅子主体で、この座椅子主体1は同乗器(荷
籠)4の座部(底部)5と背もたれ(後壁部)6に略適
合する形状となっている。上記同乗器4は任意の網目状
をしたメッシュチェアとなっており、図中、7は同乗者
の握りで、同乗器(荷籠)4の前壁部24の上端に一体
に設けられ、この前壁部24と、背もたれ(後壁部)6
と連続一体形成された側面ガード(側壁部)19との間
に足出し空間25を設け、この足出し空間25の下部に
安全ガード26を備えた足のせ8が一体に取付け固定さ
れている。そして、荷籠として使用する場合に上記足出
し空間25を塞ぐための閉塞ガード27が移動変位でき
るように設けられている。この閉塞ガード27は基端を
枢支28したコ字状の支持杆29に取付けられ、支持杆
29を前方へ枢支部28を支点として一定の角度(たと
えば、上記握り7に当るまで)回動すると、閉塞ガード
27で足出し空間25が塞がれて、荷籠を構成し、支持
杆29を後方へ一定の角度(たとえば、上記背もたれ
(後壁部)6に当るまで)回動すると、閉塞ガード27
が側面ガード(側壁部)19の内側に収納されて足出し
空間25が形成されるようになっている(図13及び図
14参照)。 【0016】17は防寒用袖板で、上記座椅子主体1の
背もたれ3の両側に折曲げ連結部18を介して一体に連
設されており、同乗器4の側面ガード(側壁部)19に
適合する形状となっている。そして、この防寒用袖板1
7は折曲げ連結部18から背面側へ折曲げて背もたれ3
の背面に折曲げ重合できるようになっている(図8及び
図9参照)。 【0017】上記座部2と背もたれ3とからなる座椅子
主体1及び防寒用袖板17は、図7に詳示されているよ
うに、たとえば、スポンジ等の弾性部材20を合成樹脂
膜21で被覆した構造となっており、上記各々の折曲げ
連結部1a、18は座部2、背もたれ3、防寒用袖板1
7と連続した合成樹脂膜21で構成されている。なお、
22は背もたれ3の上端両側に設けられた帯状の止め紐
で、この止め紐22で背もたれ3を上記閉塞ガード27
を備えたコ字状の支持杆29の上端部にホック金具23
により脱着可能に取付けて子供乗せとして使用する時の
座椅子の安定化を図るとともに、荷籠として使用する時
は座椅子が支持杆29と共動して座椅子の座部2と背も
たれ3が裏返しとなって背もたれ3が反対側(前壁部2
4側)に移動変位するようになっている(図13及び図
14参照)。 【0018】上記構成において、自転車の後部荷台に取
付けて荷籠を兼ねた子供乗せとして使用する同乗器にお
いて、冬期のように寒い時は防寒用袖板17で側面ガー
ド19を覆って防寒し、また、夏期のように暑い時は座
椅子を止め紐22で止めたまま持ち上げて防寒用袖板1
7を背面側へ折畳んで背もたれ3の背面に重合させ再び
同乗器4に納めれば、側面ガード19は開放されて通風
がよくなる。したがって、寒い時でも暑い時でも快適な
乗り心地が得られ、また、防寒用袖板17は側面ガード
19に適合する形状となっているので、上記防寒使用時
の見栄えもよい。さらに、荷籠として使用する時はコ字
状の支持杆29を前方へ枢支部28を支点として一定角
度回動変位すれば、座椅子が支持杆29と共動し座椅子
は裏返し状となってその背もたれ3は前壁部24側に移
動変位し、かつ、閉塞ガード27で足出し空間25を塞
ぎ荷籠を構成する。したがって、荷籠にする時座椅子を
取り外す必要はない。 【0019】以上の発明の実施の形態の一例について説
明したが、この発明はこうした実施の形態に何等限定さ
れるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲に
おいて、種々なる態様で実施しうることは勿論である。 【0020】また、防寒用袖板が背もたれの背面側に折
畳み可能となっているから、側面ガードからの通風は妨
げられず、また、外観上の体裁もよい。荷籠として使用
する時は座椅子が支持杆と共動して座椅子の座部と背も
たれが裏返しとなって背もたれが反対側(前壁部側)に
移動して荷籠を構成できる。 【0021】この発明の請求項1の自転車の同乗器用座
椅子によれば、座椅子に同乗器の側面ガードを覆う防寒
用袖板を折畳み可能に備えて、冬期等のように寒い時は
側面ガードを袖板で覆って防寒し、夏期等のように暑い
時は袖板を折畳み収納して側面ガードを開放するから、
寒い時でも暑い時でも快適な乗り心地が得られる座椅子
が提供できる。また、袖板は側面ガードに適合する形状
となっているから、外観上の見栄えがよく商品価値は高
められる。 【0022】この発明の請求項2の自転車の同乗器用座
椅子によれば、防寒用袖板が背もたれの背面側に折畳み
可能となっているから、側面ガードからの通風は妨げら
れず、また、外観上の体裁もよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の自転車の同乗器用座椅子の幼児座席
に用いる座椅子の使用状態の斜視図である。 【図2】袖板を折畳んだ状態の斜視図である。 【図3】使用状態の断面図である。 【図4】座椅子の展開正面図である。 【図5】同展開背面図である。 【図6】幼児座席として使用する同乗器に取付けた状態
の斜視図である。 【図7】座椅子の一部拡大断面図である。 【図8】荷籠を兼ねた子供乗せに用いる座椅子の使用状
態の斜視図である。 【図9】袖板を折畳んだ状態の斜視図である。 【図10】使用状態の断面図である。 【図11】座椅子の展開正面図である。 【図12】同展開背面図である。 【図13】荷籠を兼ねた子供乗せとして使用する同乗器
に取付けた状態の斜視図である。 【図14】荷籠とした場合の斜視図である。 【図15】従来例の取付け状態の斜視図である。 【図16】その座椅子だけの斜視図である。 【符号の説明】 1…座椅子主体、2…座部、3…背もたれ、4…同乗
器、17…防寒用袖板、18…折曲げ連結部、19…側
面ガード。
に用いる座椅子の使用状態の斜視図である。 【図2】袖板を折畳んだ状態の斜視図である。 【図3】使用状態の断面図である。 【図4】座椅子の展開正面図である。 【図5】同展開背面図である。 【図6】幼児座席として使用する同乗器に取付けた状態
の斜視図である。 【図7】座椅子の一部拡大断面図である。 【図8】荷籠を兼ねた子供乗せに用いる座椅子の使用状
態の斜視図である。 【図9】袖板を折畳んだ状態の斜視図である。 【図10】使用状態の断面図である。 【図11】座椅子の展開正面図である。 【図12】同展開背面図である。 【図13】荷籠を兼ねた子供乗せとして使用する同乗器
に取付けた状態の斜視図である。 【図14】荷籠とした場合の斜視図である。 【図15】従来例の取付け状態の斜視図である。 【図16】その座椅子だけの斜視図である。 【符号の説明】 1…座椅子主体、2…座部、3…背もたれ、4…同乗
器、17…防寒用袖板、18…折曲げ連結部、19…側
面ガード。
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 自転車の同乗器に用いられる座椅子にお
いて、 該座椅子の背もたれの両側に折曲げ連結部を介して同乗
器の側面ガードに適合する形状の防寒用袖板を背もたれ
の前面側および背面側に折曲げ、折畳み可能に設け、 該袖板を備えた座椅子を支持杆と共動し座椅子を裏返し
状として背もたれを前壁部側に移動可能に設け、 座席の場合、防寒用袖板を前方に位置して側面ガードを
覆い、又は背もたれの背面側へ折畳み、 荷籠の場合、前記座椅子を裏返し状として荷籠を構成す
る ことを特徴とする自転車の同乗器用座椅子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26499797A JP3382826B2 (ja) | 1997-09-11 | 1997-09-11 | 自転車の同乗器用座椅子 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26499797A JP3382826B2 (ja) | 1997-09-11 | 1997-09-11 | 自転車の同乗器用座椅子 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1179024A JPH1179024A (ja) | 1999-03-23 |
JP3382826B2 true JP3382826B2 (ja) | 2003-03-04 |
Family
ID=17411142
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26499797A Expired - Fee Related JP3382826B2 (ja) | 1997-09-11 | 1997-09-11 | 自転車の同乗器用座椅子 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3382826B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9505457B2 (en) * | 2013-09-04 | 2016-11-29 | Ritchie James Buttle | Auxiliary child bicycle seat |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5688560B2 (ja) * | 2011-01-24 | 2015-03-25 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 自転車の子乗せ装置用シートカバー |
-
1997
- 1997-09-11 JP JP26499797A patent/JP3382826B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9505457B2 (en) * | 2013-09-04 | 2016-11-29 | Ritchie James Buttle | Auxiliary child bicycle seat |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH1179024A (ja) | 1999-03-23 |
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