JP2001105944A - 乗物用チャイルドシート - Google Patents

乗物用チャイルドシート

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JP2001105944A
JP2001105944A JP28279799A JP28279799A JP2001105944A JP 2001105944 A JP2001105944 A JP 2001105944A JP 28279799 A JP28279799 A JP 28279799A JP 28279799 A JP28279799 A JP 28279799A JP 2001105944 A JP2001105944 A JP 2001105944A
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Japan
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seat
hand
vehicle
child
sunshade
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JP28279799A
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English (en)
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Rie Takano
里絵 鷹野
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Original Assignee
Honda Access Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、強い日差しを避けたり、手を乗せ
たり、肘をかけたりする手のせ部にクッション性を与え
て座り心地をよくしたり、伸ばす足を支持する部分にも
クッション性を与えるなどの機能性を追求すると同時
に、子供が自らこのチャイルドシートに座りたがること
となる画期的な乗物用チャイルドシートを提供すること
を目的としている。 【解決手段】 座部1と背もたれ部2とを有するととも
に、左右側部に手のせ部3を有し、乗物の座席部に固定
し得るように構成した乗物用チャイルドシートにおい
て、使用時において子供の頭の上方を覆うサンシェード
4を前記背もたれ部2若しくは背もたれ部2の上部位置
に前方へ向けて突設し、前記手のせ部3の外面を覆うク
ッション性を有する手のせカバー5を設け、少なくとも
前記サンシェード4のデザインと前記手のせカバー5の
デザインとにより、前記サンシェード4を頭部若しくは
顔部,左右の手のせカバー5を両腕部若しくは両脚部と
した動物やアニメキャラクターなどの子供が好む像形に
似せた構成とした乗物用チャイルドシート。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば自動車の座
席に子供を乗せるために固定する子供専用の乗物用チャ
イルドシートに関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来、
様々な乗物用チャイルドシートが提案させているが、本
発明は、強い日差しを避けたり、手を乗せたり、肘をか
けたりする手のせ部にクッション性を与えて座り心地を
よくしたり、伸ばす足を支持する部分にもクッション性
を与えるなどの機能性を追求すると同時に、子供が自ら
このチャイルドシートに座りたがることとなる画期的な
乗物用チャイルドシートを提供することを目的としてい
る。
【0003】
【課題を解決するための手段】添付図面を参照して本発
明の要旨を説明する。
【0004】座部1と背もたれ部2とを有するととも
に、左右側部に手のせ部3を有し、乗物の座席部に固定
し得るように構成した乗物用チャイルドシートにおい
て、使用時において子供の頭の上方を覆うサンシェード
4を前記背もたれ部2若しくは背もたれ部2の上部位置
に前方へ向けて突設し、前記手のせ部3の外面を覆うク
ッション性を有する手のせカバー5を設け、少なくとも
前記サンシェード4のデザインと前記手のせカバー5の
デザインとにより、前記サンシェード4を頭部若しくは
顔部,左右の手のせカバー5を両腕部若しくは両脚部と
した動物やアニメキャラクターなどの子供が好む像形に
似せた構成としたことを特徴とする乗物用チャイルドシ
ートに係るものである。
【0005】また、前記座部1の左右前方に足のせ部6
を突設し、少なくとも前記サンシェード4のデザインと
前記手のせカバー5のデザインと前記足のせ部6のデザ
インとにより、前記サンシェード4を頭部若しくは顔
部,左右の手のせカバー5を両腕部,前記足のせ部6を
両脚部とした動物やアニメキャラクターなどの子供が好
む像形に似せた構成としたことを特徴とする請求項1記
載の乗物用チャイルドシートに係るものである。
【0006】また、座部1と背もたれ部2とを有し、乗
物の座席部に固定し得るように構成した乗物用チャイル
ドシートにおいて、使用時において子供の頭を覆う帽子
状のサンシェード4を前記背もたれ部2若しくは背もた
れ部2の上部位置に着脱自在に設けたことを特徴とする
乗物用チャイルドシートに係るものである。
【0007】また、前記サンシェード4の止着位置に雌
雄テープ16を設けて着脱自在に止着できるように構成
し、この雌雄テープ16での止着位置を選択することでサ
ンシェード4の取り付け高さを調整し得るように構成し
たことを特徴とする請求項3記載の乗物用チャイルドシ
ートに係るものである。
【0008】また、座部1と背もたれ部2とを有すると
ともに、左右側部に手のせ部3を有し、乗物の座席部に
固定し得るように構成した乗物用チャイルドシートにお
いて、前記手のせ部3の外面を覆うクッション性を有す
る手のせカバー5を着脱自在に設けたことを特徴とする
乗物用チャイルドシートに係るものである。
【0009】また、前記左右の手のせ部3間に子供の上
体の前方に位置する架設部7を設け、前記左右の手のせ
部3を基部側を支点に上下方向に回動自在に設けてこの
左右の手のせ部3間の架設部7を上方へ退避回動自在に
構成すると共に、この手のせ部3並びに架設部7を前記
子供の上体の前方位置に保持する固定機構8を設け、前
記手のせ部3の先端部の側部外方から被覆して止着する
ことで前記手のせカバー5を着脱自在に設けたことを特
徴とする請求項5記載の乗物用チャイルドシートに係る
ものである。
【0010】また、前記固定機構8は、前記背もたれ部
2に設けたシートベルト17と連設する固定ベルト18によ
り前記手のせ部3又は架設部7を下方へ引動して、前記
座部1に設けたベルト係止部19に前記シートベルト17又
は前記固定ベルト18を係止連結して前記所定の前方位置
に保持する構成としたことを特徴とする請求項6記載の
乗物用チャイルドシートに係るものである。
【0011】また、前記手のせカバー5は、基部側を前
記手のせ部3の基部側部分の全周に被覆する構成とする
と共に、先端部側を前記手のせ部3の先端部の側部外方
から被覆して、少なくとも手のせ部3の先端部の底部と
前記座部1側部との対向クリアランスを損なわず前記固
定機構8に支障が生じないように手のせ部3の底部は被
覆しない構成としたことを特徴とする請求項6,7のい
ずれか1項に記載の乗物用チャイルドシートに係るもの
である。
【0012】
【発明の実施の形態】好適と考える本発明の実施の形態
(発明をどのように実施するか)を、図面に基づいてそ
の作用効果を示して簡単に説明する。
【0013】サンシェード4によって日差しが遮られ、
手のせカバー5によって手を乗せたり肘をかけたりする
部分がクッション性を呈し、座り心地の良いシートとな
るなど機能性が発揮されると同時に、少なくとも前記サ
ンシェード4のデザインと前記手のせカバー5のデザイ
ンとにより、サンシェード4を頭部若しくは顔部,左右
の手のせカバー5を両腕部若しくは両脚部とした動物や
アニメキャラクターなどの子供が好む像形に似ているこ
とから、あたかもこの像形(動物やアニメキャラクタ
ー)に抱かれるように座ることになるから、子供は自ら
このチャイルドシートに座ってみたいという興味にひか
れ、すすんで座りたがることとなる。
【0014】また、座った姿は前述のように前記像形に
抱かれた様子となり、同乗者から見てもチャイルドシー
トに子供を拘束するイメージが一掃され、子供も可愛ら
しく見え、車内の雰囲気も極めて向上することとなる。
【0015】
【実施例】本発明の具体的な実施例について図面に基づ
いて説明する。
【0016】本実施例では、車両の座席部に設けられて
いるシートベルトや専用金具などを利用して取り付け固
定できる本体部正面に座部1と背もたれ部2とを設ける
と共に、左右側部に手のせ部3を上下方向に回動自在に
設け、背もたれ部2はやや背高く構成してヘッドレスト
機能をもたせた構成としている。
【0017】また、本実施例では、使用時において子供
の頭の上方を覆う帽子状のサンシェード4を前記背もた
れ部2の上部に前方へ向けて着脱自在に突設している。
【0018】このサンシェード4は、下方が開口した帽
子状とし、止着位置にベロクロ(商標名)或いは面ファ
スナーと称される雌雄テープ16(以下ベロクロ16とい
う)を設けて、この雌雄結合接着によって当接するだけ
で止着できるように構成し、簡単に脱着できるように構
成している。
【0019】また、このように容易に着脱可能なため、
不要時には取り去ることができると共に、布製とするこ
とで容易に洗濯可能となる。
【0020】また、このサンシェード4は全体をソフト
地として下端開口縁部を硬目地21としソフト感を高める
と共に保形性を良好としている。
【0021】また、このサンシェード4によって頭の上
方を覆い日差しを遮ることができることになり、また、
帽子状とすることで、頭にかぶりつけてはいないものの
帽子をかぶったような様子となり、子供が可愛らしく見
える。
【0022】また、本実施例では、前記ベロクロ16の一
方を上下方向に所定長さ範囲に設けることで、他のベロ
クロ16を背面側に設けたサンシェード4の止着位置を選
択するだけでサンシェード4の取り付け高さを簡単に調
整でき、頭の位置に応じたり、日差しの強さに応じた
り、本人の気にならない位置に退避させたりすることが
自由に調整可能となる。
【0023】また、ベロクロ16は背もたれ部2の表面に
設けたが、更に左右突出部の内側表面に設けて止着が強
固となるようにしても良い。
【0024】また、この背もたれ部2の表面例えば背も
たれ部2左右の突出部に上下長さ方向に反射材(リフレ
クター)31を設け、子供の上体の動きによりこの反射材
31が見え隠れすることによって、子供の動く状態や体の
位置がわかりやすく、例えば運転者がミラーを介して後
部座席に取り付けたチャイルドシート上の子供がぐずっ
て動くことがすぐに察知できるようにしている。このリ
フレクター31は、前記ベロクロ16のベース布地として設
けても良いし、背もたれ部2表面の取り替え用カバー地
に縦縞的に或いは横縞的に縫い付けても良い。
【0025】また、本実施例では、手のせ部3の外面を
覆うクッション性を有する手のせカバー5を設けてい
る。
【0026】具体的には、本実施例では、左右の手のせ
部3間に子供の上体の前方に位置する架設部7を設け、
左右の手のせ部3を基部側を支点に上下方向に回動自在
に設けてこの左右の手のせ部3間の架設部7を上方へ退
避回動自在に構成すると共に、この手のせ部3並びに架
設部7を子供の上体の前方位置に保持する固定機構8を
設けた構成としている。手のせカバー5は、この手のせ
部3の先端部の側部外方から被覆して止着することで着
脱自在に設け、手のせ部3を上方へ回動させたとき前記
サンシェード4と緩衝(接触)しないように、特に硬目
地21部分やベロクロ16部分に当接しないように設計し、
サンシェード4が外れにくいようにしている。
【0027】また、前記固定機構8は、背もたれ部2に
設けたシートベルト17と連設する固定ベルト18により架
設部7を下方へ引動して、前記座部1に設けたベルト係
止部19に前記シートベルト17と連結した前記固定ベルト
18の先端バックルを係止連結して前記所定の前方位置に
保持する構成している。
【0028】即ち、子供の上体の正面に位置することと
なる引き出し自在なシートベルト17の下部を、架設部7
に連結された固定ベルト18に連結した構成とし、この固
定ベルト18の下端(シートベルト17の下端と言っても良
い)の先端バックルを座部1の子供の股部分に位置する
ベルト係止部19にバックル係止連結する構成とし、この
係止連結によって架設部7が引動され所定の適正位置に
保持され、逆に子供がシートから降りるときは、このバ
ックルを外して架設部7を上方へ持ち上げ回動退避させ
るように構成している。
【0029】このような構成において本実施例の手のせ
カバー5は、いわばボクシングのグローブのように基部
側が小径で先端部が大径な形状としたもので、基部側は
手のせ部3の基部側部分の全周に被覆する構成とすると
共に、先端部側は手のせ部3の先端部の側部外方から被
覆する構成として、また少なくとも手のせ部3の先端部
の底部と前記座部1側部とのクリアランスを損なわず前
記固定機構8に支障が生じないように手のせ部3の底部
を被覆しない構成としている。
【0030】即ち、ベロクロ或いはホック22などの止着
手段によって手のせ部3の基部側に巻き付け止着すると
共に、先端部は、前記架設部7が架設連結されているた
め、側部外方から覆い、架設部7を避けるようにしてか
ぶせて紐23などの止着手段で取り付けるが、クッション
性を有する厚い素材で手のせ部3の底部まで覆ってしま
うと、架設部7を下方へ引動して固定ベルト18によるバ
ックル係止連結ができなくなっては固定できないから、
底部は覆わず、クリアランスを確保して常に固定機構8
によって固定保持できるように構成している。
【0031】また、本実施例では、座部1の左右前方に
足のせ部6(フットレスト)を突設している。
【0032】このクッション性を有する足のせ部6を設
けることで、足が座部1からはみ出す子供は、この足の
せ部6によって支承することで座りやすくしている。
【0033】また、この足のせ部6もベロクロ16によっ
て着脱自在とし、不要な場合には簡単に取り外せるよう
にし、また布製として洗濯可能としている。また、この
足のせ部6も前記サンシェード4も紐や糸などで連結し
ておくことで外しても吊り下げ状態で繋がっていてなく
なることがないようにしても良い。
【0034】また、本実施例では、前記サンシェード4
のデザインと前記手のせカバー5のデザインと前記足の
せ部6のデザインとにより、前記サンシェード4を頭部
若しくは顔部,左右の手のせカバー5を両腕部,前記足
のせ部6を両脚部とした動物やアニメキャラクターなど
の子供が好む像形に似せた構成としている。
【0035】例えば、図示した本実施例ではパンダの像
形に似せている。
【0036】即ち、サンシェード4のデザイン形状を耳
付きのパンダ頭部状とし、正面には目,鼻をデザイン
し、色分けもしている。また、手のせカバー5は先端部
を膨出状としてクッション性を良好とすると共に、この
膨出部分にパンダの手(腕)に該当する色を付し、爪な
どをもデザインしている。
【0037】また、足のせ部6も脚として見えるように
同様にデザインしている。
【0038】従って、あたかもこの像形,即ちパンダに
抱かれるように座ることになるから、子供は自らこのチ
ャイルドシートに座ってみたいという興味にひかれ、す
すんで座りたがることとなる。
【0039】また、座った姿は前述のように前記像形に
抱かれた様子となり、同乗者から見てもチャイルドシー
トに子供を拘束するイメージが一掃され、子供も可愛ら
しく見え、車内の雰囲気も極めて向上することとなる。
【0040】また、サンシェード4や手のせ部3や足の
せ部6などいくつかの構成部を違うデザインのものに取
り替えることで他の動物やキャラクターに変更すること
も容易に可能となる。
【0041】また、本実施例では機能性を高めるため、
更に次のような構成を具備している。
【0042】左右の手のせ部3を基部側を支点に上下方
向に回動自在に設けてこの左右の手のせ部3間の架設部
7を上方へ退避回動自在に構成し、この架設部7上にト
レー体9を設けている。
【0043】本実施例では、トレー体9の底部に係合突
出部10を設け、架設部7上に前記係合突出部10が挿入嵌
合する嵌合孔11を設け、この嵌合孔11に前記係合突出部
10を挿入嵌合してトレー体9を架設部7上に着脱自在に
嵌合係止している。この際、前記架設部7の左右側部の
手のせカバー5を設けた手のせ部3がトレー体9の回り
止めとして作用するようにしている。
【0044】本実施例では、トレー体9の左右縁部が手
のせカバー5に当接するようにして回り止め状態に係止
固定するように構成している。
【0045】また、トレー体9は角面を取ったり、ゴム
製としたりして使い易いものとし、多少の乗物の揺れを
考慮し、縁部にはこぼれ止め条部26を形成した構成とし
ている。
【0046】また、この縁部のこぼれ止め条部26は、前
方側を高くし、使いやすくすると共にトレー体9上のも
のが落ちにくいようにしている。
【0047】また一体形成によってトレー体9の底部に
突設する前記係合突出部10を利用して所定深さの係止孔
12をトレー体9に設け、この係止孔12をコップやビンや
缶などの容器を挿入係止することができる容器置き孔に
設定している。従って、この係合突出部10の上面側から
開口している係止孔12にコップなどを挿入してコップ置
きとして使用できることとなる。
【0048】従って、簡易な構成で回り止め係止状態に
トレー体9を設けることができ、このトレー体9上に食
べ物やおもちゃなどを置くことができ、また、架設部7
と共に上方へ退避回動させることができ、非常に機能性
に秀れ、また、子供も自らこのチャイルドシートに座り
たがることとなる。
【0049】また、トレー体9は不要時に取り外した
り、取り外して洗うこともできる。
【0050】また、挿入嵌合係止する係合突出部10を利
用して容器置き孔(係止孔12)を設けるため、簡易な構
成で実現でき、コップなどを安定性良く置くことがで
き、飲み物もセットできることとなる。
【0051】また、前記架設部7は、樹脂製の架設杆部
13に前記嵌合孔11を形成した発泡スチロール製の被嵌材
14を、架設杆部13に設けた止孔24と止めピン25などの止
着手段によって、この被嵌材14に更に前記嵌合孔11は露
出させる布製のシート材15を巻き付けベロクロ或いはホ
ック27などで止着して覆った構成している。従って、被
嵌材14によって嵌合孔11を容易に形成できると共に、ク
ッション性を与えることができ、また汚れないようにこ
れをシート材15で覆い、このシート材15は外して洗濯可
能としている。
【0052】また、その他、手のせ部3の外面などにベ
ロクロやホック28などの止着手段によっておもちゃなど
の小物を入れられる容器や網製袋20などの付設容体20を
着脱自在に付設している。
【0053】また、図7に示すようにこの止着手段を支
持ピン29に掛け孔30を掛け止めて付設容体20を揺動自在
として、たとえ手のせ部3を回動しても自重によってこ
の容体20が摺動して内容物が落ちないように構成しても
良い。
【0054】
【発明の効果】本発明は上述のように構成したから、サ
ンシェードによって日差しが遮られ、手のせカバーによ
って手を乗せたり肘をかけたりする部分がクッション性
を呈し、座り心地の良いシートとなるなど機能性が発揮
されると同時に、子供が好む像形に似ていることから、
あたかもこの像形に抱かれるように座ることになるか
ら、子供は自らこのチャイルドシートに座ってみたいと
いう興味にひかれ、すすんで座りたがることとなり、
また、座った姿は前述のように前記像形に抱かれた様子
となり、同乗者から見てもチャイルドシートに子供を拘
束するイメージが一掃され、子供も可愛らしく見え、車
内の雰囲気も極めて向上することとなる極めて画期的な
乗物用チャイルドシートとなる。
【0055】また、請求項2記載の発明においては、更
に伸ばす足を支持する部分にもクッション性を与えるな
どの機能性が発揮されると同時に、一層像形に似せるこ
とができ、前記作用・効果が一層良好に発揮される秀れ
た乗物用チャイルドシートとなる。
【0056】また、請求項3記載の発明においては、チ
ャイルドシートに座る子供を日差しから遮ることとな
り、また不要時などに取り外すこともできる画期的な乗
物用チャイルドシートとなる。
【0057】また、請求項4記載の発明においては、更
に容易に着脱できる上、このサンシェードの高さ調整も
容易に可能となる一層秀れた乗物用チャイルドシートと
なる。
【0058】また、請求項5記載の発明においては、手
をのせたり、肘をかけたりする部分にクッション性を呈
し、座り心地が良く、不要時には取り外すこともできる
画期的な乗物用チャイルドシートとなる。
【0059】また、請求項6記載の発明においては、子
供の上体を保持する架設部を有し、また、この架設部を
避けて前記手のせカバーを容易に着脱できる一層秀れた
乗物用チャイルドシートとなる。
【0060】また、請求項7記載の発明においては、シ
ートベルトの付設も架設部の位置を固定する固定機構も
簡易な構成で実現でき、請求項8記載の発明において
は、更に手のせカバーの止着強度も向上し、取り付けも
容易となり、前記固定機構にも支障をきたさない極めて
実用的な乗物用チャイルドシートとなる。
【0061】尚、請求項3〜6記載の発明においては、
更に請求項1,2記載の発明の構成を具備することで、
前記様々な機能を発揮できる上に、前記請求項1,2の
作用・効果も発揮され、極めて秀れた乗物用チャイルド
シートとなるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の使用状態を示す説明斜視図である。
【図2】本実施例のサンシェードと足のせ部の説明分解
斜視図である。
【図3】本実施例の架設部を上方へ退避回動した状態の
説明斜視図である。
【図4】本実施例の手のせ部と架設部部分の説明分解斜
視図である。
【図5】本実施例の架設部分の説明断面図である。
【図6】本実施例の手のせカバーを設けた手のせ部と、
シート材とトレー体を外した架設部の部分を下側より見
た説明斜視図である。
【図7】本実施例の網製袋などの付設容体の別例の取付
構造を示す説明図である。
【符号の説明】
1 座部 2 背もたれ部 3 手のせ部 4 サンシェード 5 手のせカバー 6 足のせ部 7 架設部 8 固定機構 16 雌雄テープ 17 シートベルト 18 固定ベルト 19 ベルト係止部

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 座部と背もたれ部とを有するとともに、
    左右側部に手のせ部を有し、乗物の座席部に固定し得る
    ように構成した乗物用チャイルドシートにおいて、使用
    時において子供の頭の上方を覆うサンシェードを前記背
    もたれ部若しくは背もたれ部の上部位置に前方へ向けて
    突設し、前記手のせ部の外面を覆うクッション性を有す
    る手のせカバーを設け、少なくとも前記サンシェードの
    デザインと前記手のせカバーのデザインとにより、前記
    サンシェードを頭部若しくは顔部,左右の手のせカバー
    を両腕部若しくは両脚部とした動物やアニメキャラクタ
    ーなどの子供が好む像形に似せた構成としたことを特徴
    とする乗物用チャイルドシート。
  2. 【請求項2】 前記座部の左右前方に足のせ部を突設
    し、少なくとも前記サンシェードのデザインと前記手の
    せカバーのデザインと前記足のせ部のデザインとによ
    り、前記サンシェードを頭部若しくは顔部,左右の手の
    せカバーを両腕部,前記足のせ部を両脚部とした動物や
    アニメキャラクターなどの子供が好む像形に似せた構成
    としたことを特徴とする請求項1記載の乗物用チャイル
    ドシート。
  3. 【請求項3】 座部と背もたれ部とを有し、乗物の座席
    部に固定し得るように構成した乗物用チャイルドシート
    において、使用時において子供の頭を覆う帽子状のサン
    シェードを前記背もたれ部若しくは背もたれ部の上部位
    置に着脱自在に設けたことを特徴とする乗物用チャイル
    ドシート。
  4. 【請求項4】 前記サンシェードの止着位置に雌雄テー
    プを設けて着脱自在に止着できるように構成し、この雌
    雄テープでの止着位置を選択することでサンシェードの
    取り付け高さを調整し得るように構成したことを特徴と
    する請求項3記載の乗物用チャイルドシート。
  5. 【請求項5】 座部と背もたれ部とを有するとともに、
    左右側部に手のせ部を有し、乗物の座席部に固定し得る
    ように構成した乗物用チャイルドシートにおいて、前記
    手のせ部の外面を覆うクッション性を有する手のせカバ
    ーを着脱自在に設けたことを特徴とする乗物用チャイル
    ドシート。
  6. 【請求項6】 前記左右の手のせ部間に子供の上体の前
    方に位置する架設部を設け、前記左右の手のせ部を基部
    側を支点に上下方向に回動自在に設けてこの左右の手の
    せ部間の架設部を上方へ退避回動自在に構成すると共
    に、この手のせ部並びに架設部を前記子供の上体の前方
    位置に保持する固定機構を設け、前記手のせ部の先端部
    の側部外方から被覆して止着することで前記手のせカバ
    ーを着脱自在に設けたことを特徴とする請求項5記載の
    乗物用チャイルドシート。
  7. 【請求項7】 前記固定機構は、前記背もたれ部に設け
    たシートベルトと連設する固定ベルトにより前記手のせ
    部又は架設部を下方へ引動して、前記座部に設けたベル
    ト係止部に前記シートベルト又は前記固定ベルトを係止
    連結して前記所定の前方位置に保持する構成としたこと
    を特徴とする請求項6記載の乗物用チャイルドシート。
  8. 【請求項8】 前記手のせカバーは、基部側を前記手の
    せ部の基部側部分の全周に被覆する構成とすると共に、
    先端部側を前記手のせ部の先端部の側部外方から被覆し
    て、少なくとも手のせ部の先端部の底部と前記座部側部
    との対向クリアランスを損なわず前記固定機構に支障が
    生じないように手のせ部の底部は被覆しない構成とした
    ことを特徴とする請求項6,7のいずれか1項に記載の
    乗物用チャイルドシート。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
NL2009190C2 (en) * 2012-07-16 2014-01-20 Maxi Miliaan Bv An infant seat, a sun shield suitable for such an infant seat, a child vehicle seat provided with such an infant seat and a stroller provided with such an infant seat.
US9210957B2 (en) 2014-04-11 2015-12-15 Marco Conde Wearable child seat costume
JP2016002899A (ja) * 2014-06-17 2016-01-12 服部 元信 表示構造

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