JP3381462B2 - 実装基板の検査装置 - Google Patents

実装基板の検査装置

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JP3381462B2
JP3381462B2 JP14622895A JP14622895A JP3381462B2 JP 3381462 B2 JP3381462 B2 JP 3381462B2 JP 14622895 A JP14622895 A JP 14622895A JP 14622895 A JP14622895 A JP 14622895A JP 3381462 B2 JP3381462 B2 JP 3381462B2
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【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は集積回路(IC)、チッ
プ状電子部品、その他電子部品を搭載した実装基板の検
査装置に関し、更に詳しくは、予め記憶された正しい実
装基板(良品基板)の実装部品の映像と、被検査基板の
実装部品の映像とをCRTモニタ上に同時に映出して、
検査効率を高めた実装基板の検査装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】電子機器の小型化と薄型化に伴い、電子
機器に用いられるプリント配線基板の実装密度は益々高
密度になりつつある。また、実装される電子部品もチッ
プ状電子部品を中心に一段と小型化が進んでいる。この
ような状況の下、実装基板の検査も益々困難な状況とな
りつつあり、例えば実装基板上の電子部品が正しい位置
にマウントされているか否か、正しい定数(仕様)であ
るか否か等を検査する方法も困難な状況となりつつあ
る。
【0003】これらの実装基板の検査は、直接人手でル
ーペ等を用いて目視により行われる場合が一般的であ
る。その場合は実装基板、電子部品の実装位置を指示し
た部品情報管理表、電子部品のリファレンス名、定数、
仕様等がプリントされた検査データ等を交互に見比べる
ことによって行われる。そのため、検査には部品の仕様
(シンボル)やカラーコード等を理解した経験者が当た
らなければならず、多くの時間が費やされることが多か
った。
【0004】このような不便を解消するため、自動化を
図った検査装置が提案されている。本出願人が先に出願
した特願平7−25348号明細書に記載の「実装基板
の検査装置」もその一つである。その概要を再掲して説
明するならば、「実装基板上の電子部品を撮像する撮像
手段と、この撮像手段を位置決めする位置決め手段と、
実装基板上の電子部品の検査データや入力コマンド等を
処理する処理装置と、入力手段、記憶手段、CRTモニ
タを備え、撮像手段の撮像した電子部品の映像と、検査
データを同一CRTモニタに同時に表示して実装基板の
検査を行うようにしたため、使用者は素早く確実な検査
を行うことができる。」というものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、以上説明した
従来技術の実装基板の検査方法においては、使用者が目
視によって実装基板を検査しているため、実装部品の小
型化や高密度化が進行する状況において、実装部品に表
示された文字(シンボル)等を読み取って検査すること
は使用者にとって負担であった。また、シンボルやカラ
ーコードから定数を算出し、部品情報管理表に記載され
た定数と一致しているかを確認する作業は熟練を要し、
時間がかかって検査効率が悪いばかりか、使用者の教育
にも多くの時間を要するという不具合点があった。
【0006】従来技術の人手による検査では、人手によ
る検査のため繰り返し性がなく、同一種類の複数の基板
を繰り返し検査することが困難であるという不具合点が
あり、検査漏れ等も少なくなかった。
【0007】前述の「実装基板の検査装置」によれば、
撮像手段の撮像した被検査部品の映像と、検査データが
同一CRTモニタ上に表示されるため、ある程度の部品
に対する知識を有することが必要であった。
【0008】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
であり、実装基板の検査において、人手によって実装基
板と検査データ等を見比べることなく、基板上の検査対
象部品を正確に、かつ高効率で検査することのできる実
装基板の検査装置を提供しようとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
めに、本発明は、電子部品を装着した実装基板の検査装
置であって、前記実装基板を前記電子部品の部分に分け
て順次撮像する撮像手段と、前記電子部品の位置データ
を前記実装基板のCADデータから作成される検査デー
タに基づいて生成する演算処理手段と、前記撮像手段と
前記電子部品との位置を前記電子部品の前記位置データ
に基づいて順次一致させる機構制御手段と、前記撮像手
段で予め撮像された前記実装基板の良品実装基板の映像
データを記憶し、前記良品実装基板及び前記撮像手段で
撮像された前記実装基板の被検査実装基板の映像データ
を処理し、前記良品実装基板の映像信号及び前記被検査
実装基板の映像信号として出力するビデオ処理手段と、
前記機構制御手段と前記演算処理手段と前記ビデオ処理
手段を制御する主制御手段と、前記主制御手段に接続さ
れた入力手段と、前記主制御手段に接続された記憶手段
と、前記良品実装基板の映像信号に基づく映像と、前記
被検査実装基板の映像信号に基づく映像とを並べて表示
するとともに、前記検査データ及び検査結果を表示する
表示手段とを具備し、前記表示手段に表示された前記良
品実装基板の映像と、前記被検査実装部品の映像を前記
電子部品ごとに比較して、前記被検査実装基板の前記電
子部品ごとの良否を判定し、その結果が前記入力手段に
よって前記主制御手段に入力され、前記記憶手段に記憶
するようにしたものである。
【0010】
【0011】
【作用】即ち、本発明の実装基板の検査装置において
は、予め記憶された良品基板の映像と、撮像手段によっ
て撮像された被検査基板の映像とを同時に表示手段に表
示するようにしたため、使用者は良品基板の映像と、被
検査基板の映像とを見比べて検査することが可能とな
り、素早く確実な検査を行うことができる。また、検査
データを同時に表示することもできるため、検査データ
の確認のため他の資料を検索する必要がなく、検査効率
を向上することができる。更に、その検査結果を記憶手
段に記憶しているために生産や検査工程にそのデータを
生かすことができるようになり、生産や検査の品質を向
上することができる。
【0012】
【0013】
【実施例】以下、図1ないし図7を参照して本発明の実
装基板の検査装置の実施例を説明する。初めに、図1お
よび図2を参照して本発明の実装基板の検査装置の構成
を説明する。図1は本発明の実装基板の検査装置の一例
を示す斜視図であり、図2は本発明の実装基板の検査装
置における表示例を示す図である。
【0014】図1において、符号1は本発明の実装基板
の検査装置を指す。本発明の実装基板の検査装置1はX
Yロボットを応用した機構制御装置2、およびパーソナ
ルコンピュータを中心とした主制御装置3とで大略構成
される。
【0015】機構制御装置2の細部構成は、XYテーブ
ル4、XYテーブル4上にあって良品基板A、被検査基
板B等の実装基板を載置する観察台5、Y摺動軸6を介
してY軸方向に摺動自在に保持された支持アーム7、支
持アーム7上には、X摺動軸8を介して撮像手段として
のCCDカメラ9がX軸方向に摺動自在に保持されてい
る。なお、CCDカメラ9の近傍には照明手段(図示省
略)が配置されており、所望により所定の撮像エリアを
照射することができる。また、X摺動軸8およびY摺動
軸6には図示を省略したがX軸モータ8aやY軸モータ
6aが配設されていて、主制御装置3からの指示により
X軸モータ8aやY軸モータ6aを回転させ、その動力
をX摺動軸8およびY摺動軸6に伝達するようになされ
ている。
【0016】主制御装置3の細部構成は、パーソナルコ
ンピュータ10、各種の映像やデータおよび検査結果を
表示する表示手段たる液晶表示装置やCRTモニタ1
1、判定結果や制御コマンドを入力する入力手段たるキ
ーボード12、マウス13、所望に応じて検査結果を出
力するプリンタ14、CCDカメラ9からの映像データ
を受取するビデオケーブル、前述の機構制御装置2と主
制御装置3との情報を送受するRS232Cケーブル等
を備えて構成される。
【0017】また、図2に示した本発明の実装基板の検
査装置の表示画面において、符号15は、パーソナルコ
ンピュータ10に予め撮影・記憶された“良品基板”の
映像を表示する良品基板の表示部を指し、符号16は、
機構制御装置(XYロボット)2に搭載されたCCDカ
メラ9に依って撮影した“検査基板”の映像を表示する
検査基板の表示部である。符号17は、実装基板の検査
に必要なデータ、一例として部品名称、定数、およびシ
ンボル等の情報が検査の参考として表示される検査デー
タ表示部である。更に、符号18は、使用者の検査結果
の入力に応じて表示される検査結果表示部である。
【0018】次に、図1および図2を参照して本発明の
実装基板の検査装置の動作を説明する。先ず、使用者
は、機構制御装置2の観察台5に良品基板Aを載置し、
主制御装置3のキーボード12を操作することにより、
本発明の実装基板の検査装置1を起動する。そしてCC
Dカメラ9を自動的に良品基板Aの予め設定された所定
位置上まで移動させる。具体的には、使用者のキーボー
ド12の操作に応動してX軸モータ8aやY軸モータ6
aを駆動することにより、歯車で連接された(図示省
略)X摺動軸8やY摺動軸6をX方向、Y方向に摺動さ
せて支持アーム7に固設されたCCDカメラ9を実装基
板上に移動させる。
【0019】CCDカメラ9で捉えた良品基板Aの所定
位置の映像をビデオケーブルを介してパーソナルコンピ
ュータ10に取り込み、その映像をパーソナルコンピュ
ータ10の記憶手段に記憶する。同様に、良品基板Aの
被検査部品を次々に撮像し、その映像を記憶手段に記憶
する。こうして、良品基板Aから被検査基板の部品情報
を映像として取り込み、この映像情報を被検査基板Bの
検査を進めるための基準映像として使用する。なお、パ
ーソナルコンピュータ10および機構制御装置2間のデ
ータの授受はRS232Cケーブルを介して行われる。
【0020】次に、使用者は機構制御装置2の観察台5
に被検査基板Bを載置し、主制御装置3のキーボード1
2やマウス13を操作して、本発明の実装基板の検査装
置1における検査をスタートする。このスタート情報に
応動して、CCDカメラ9を自動的に観察台5に載置さ
れた被検査基板Bの予め設定された所定位置上まで移動
させる。そして、その映像をCRTモニタ11上に表示
するとともに、良品基板Aの同一検査位置の映像をメモ
リ上がら呼出すことにより、CRTモニタ11上に併せ
て表示する。
【0021】なお、本発明の検査装置では使用者の指示
により、任意の位置にCCDカメラ9を移動させるブロ
ックナンバーサーチ機能を有している。また、位置デー
タの入力方式としてはキーボード12からのダイレクト
サーチング方式およびCADデータからの自動入力方式
を採用しており、入力操作は容易に行うことができる。
その場合は、選択された検査位置における良品基板Aの
映像がメモリから呼出されてCRTモニタの同一画面上
に表示する。
【0022】そして、CCDカメラ9で捉えた所定位置
における被検査基板Bの映像をビデオケーブルを介して
パーソナルコンピュータ10に入力し、その映像をCR
Tモニタ11の検査基板の表示部にスーパインポーズで
表示する。同様に、指定された位置に実装すべき電子部
品の仕様をCRTモニタ11上のデータ表示部に表示す
る。
【0023】ここで、図2を参照して本発明の実装基板
の検査装置の表示例を説明する。図2において、良品基
板の表示部15には、実装基板の所定の検査位置におけ
る良品基板Aの部品映像が図示の如く表示される。検査
基板の表示部16には、機構制御装置(XYロボット)
2のカメラ9に依って撮影された被検査基板Bの部品映
像が図示の如く表示される。検査データ表示部17に
は、実装基板の検査に必要なデータが検査の参考として
表示される。
【0024】その概要は、例えば金属皮膜抵抗(チッ
プ)の部品名称、抵抗定数1Kオーム、そしてその抵抗
定数1Kオームをベキ乗を用いて略号化(10×102
=1000オーム)したシンボル(102)等が表示さ
れる。検査結果表示部18には、使用者による検査結果
入力に応じて、例えば“OK”の検査結果が表示され
る。なお、この検査データ表示部17の検査データは検
査の参考のために表示されるものであって、必須表示要
件ではない。
【0025】図1に戻り、引き続き本発明の実装基板の
検査装置の動作を説明する。使用者はCRTモニタ11
上に映出された前述の良品基板Aの部品映像や、同一画
面上に映出された被検査基板Bの部品映像が一致してい
るか否かの判定を行い、その結果をキーボード12或い
はマウス13によりパーソナルコンピュータ10に入力
する。
【0026】このとき、キーボード12による入力の場
合は、例えば“OK”や“NG”のコマンドをファンク
ションキーより入力することにより行う。マウス13に
よる入力の場合はマウス13を操作することによって、
例えばマウス13の左ストローブスィッチをクリックす
ると“OK”と確定されて次の被検査部品の検査へと移
り、マウス13の右ストローブスィッチをクリックする
と“NG”と確定され、CCDカメラ9が予め設定され
たプログラムに従って次の被検査部品位置まで自動的に
移動される。以下同様の処理によって実装基板の検査が
進行する。
【0027】入力された判定結果はパーソナルコンピュ
ータ20によって処理され、パーソナルコンピュータ2
0に内蔵された記憶手段に記憶される。この判定結果は
プリンタ14によりプリントアウトすることもできる。
なお、使用者が指定した実装基板の全ての部品の検査デ
ータは、別途作成された実装基板のCADデータ(コン
ピュータを利用した設計システム:Computer Aided Desi
gn)をダウンロードすることにより自動的に作成され
る。
【0028】その後、キーボード12上のファンクショ
ンキー或いはマウス13のスイッチをクリックして本発
明の実装基板の検査装置の動作を終了する。このよう
に、本発明の実装基板の検査装置によれば、良品基板A
の部品映像と、同一画面上に映出される被検査基板Bの
部品映像を見比べることにより、実装された被検査部品
が正しいものであるか否かを瞬時に判定することがで
き、検査時間を短縮することができる。例えば従来30
分以上要していた検査時間を5〜10分程度に短縮する
ことができる。また、左右画面を見比べて検査するた
め、検査に部品の仕様を理解した経験者が当たる必要が
全くなく、使用者の教育期間の削減を図ることができ
る。例えば、従来6ヵ月程度を要していた使用者の教育
期間が数日間に短縮することができる。
【0029】なお、前述の実施例では検査における合否
の判定を使用者が手動で行う場合について例示したが、
他の実施例として合否の判定を画像処理によって自動的
に行うことができる。その場合は、予め記憶された良品
基板の部品映像と、本発明の実装基板の検査装置1にお
けるCCDカメラが捉えた被検査基板の部品映像とを画
像処理手段によって比較することにより、自動的に判定
するものである。更に、CCDカメラが予め設定された
プログラムに従って次々に被検査部品の位置へ移動さ
れ、指定された検査エリアの検査を終了後に本発明の実
装基板の検査装置1の動作が停止するようになされてい
る。その後、使用者は“NG”判定された被検査部品の
み抽出することによって、正確な検査情報を入手する。
【0030】図3を参照して本発明の実装基板の検査装
置のブロック構成を説明する。図3は本発明の実装基板
の検査装置の制御ブロックを示すブロック構成図であ
る。なお、図1で記載した事項と共通する部分には同一
の参照符合を付し、それらの説明を省略する。
【0031】本発明の実装基板の検査装置の制御ブロッ
ク構成は、パーソナルコンピュータのCPUたる主制御
部20を中心として、演算処理手段21、インターフェ
ース手段22、ビデオ処理手段23および機構制御手段
24の各ブロックから大略構成されている。
【0032】演算処理手段21の細部構成は、主制御部
20に必要なプログラムやデータが格納されるているシ
ステムプログラムメモリ25、実装基板の位置座標を記
憶する実装座標位置メモリ26、およびフロッピー・デ
ィスクFD(Floppy Disc) 等のCADデータ27を受取
してデータ変換を行う座標変換部28等で構成される。
【0033】インターフェース手段22は、CADデー
タ27の他、前述のCCDカメラ9、CRTモニタ1
1、入力手段たるキーボード12およびマウス13等で
構成される。また、例えばビデオボード上に一括集約さ
れたビデオ処理手段23の細部構成は、CCDカメラ9
のビデオ信号を制御するビデオ入力制御部29、次段の
CRTモニタに適応したRGB信号等を生成して出力す
るビデオ出力処理部30、およびビデオ信号を記憶する
ビデオ映像メモリ31等で構成されている。
【0034】機構制御手段24の細部構成は、本発明の
検査装置の機構制御装置の制御を行う機構制御部32、
制御データに基づいてXY摺動軸の制御を行う軸制御部
33、および動力を発生するX軸モータ8a、Y軸モー
タ6a等から構成される。
【0035】このような構成である本発明の実装基板の
検査装置の制御ブロックの動作を説明する。先ず、演算
処理手段21における主制御部(CPU)20は、シス
テムプログラムメモリ25から必要に応じて制御プログ
ラムを取出して実行することにより、本発明の実装基板
の検査装置の全システムのマネジメントを司る。座標変
換部28では、フロッピー・ディスクFD等のCADデ
ータ27を受取して、機構制御装置(XYロボット)の
制御データに座標変換し、その制御データを主制御部
(CPU)20に取り込む。実装座標位置メモリ26
は、後述するビデオ処理系で処理された実装基板の位置
座標を記憶する。
【0036】インターフェース手段22の各部におい
て、前述のCADデータ27は、実装基板上に実装され
る部品のリファレンス名や部品仕様、および実装位置等
が登録されたCADデータをフロッピー・ディスクFD
等で取り込む。CCDカメラ9では、良品基板Aや被検
査基板Bの映像を映像信号に変換してビデオ入力制御部
29に入力する。CRTモニタ11はビデオ出力制御部
30から出力される映像やデータを表示する。キーボー
ド12およびマウス13は検査結果や各種制御コマンド
を入力する。
【0037】ビデオ処理手段23におけるビデオ入力制
御部29では、CCDカメラ9からの映像信号を取り込
み、ディジタルデータに変換して主制御部(CPU)2
0に取り込むとともに、ビデオ出力制御部30に所要の
映像データを入力する。ビデオ出力制御部30では、次
段のCRTモニタ11に表示するためのRGB信号の生
成や、ピクチャーコントロールおよび画質調整等の処理
がされる。ビデオ映像メモリ31では、検査に必要な良
品基板Aの映像データ等を格納する。
【0038】最後に、機構制御手段24における機構制
御部32では、本発明の検査装置の機構制御に必要な制
御データを主制御部(CPU)20から取り込み、位置
決め等の制御データを生成して軸制御部33に入力す
る。軸制御部33では、制御データに基づいてX軸モー
タ8a、Y軸モータ6aを駆動してXY摺動軸を可動さ
せる。以下、本発明の本発明の実装基板の検査装置1に
おける制御動作の詳細を説明する。
【0039】図4ないし図7を参照して本発明の実装基
板の検査装置の動作をフローチャートに基づいて説明す
る。図4は「メインルーチン」の流れを、図5は「CA
Dデータ変換サブルーチン」の流れを、図6は「良品基
板映像格納サブルーチン」の流れを、図7は「検査サブ
ルーチン」の流れを示すフローチャート図である。
【0040】先ず、図4における本発明の検査装置の
「メインルーチン」において、使用者がパーソナルコン
ピュータの電源を投入することにより、本システムのシ
ステムプログラムが起動する(ステップSP1)。引き
続き、ステップSP2において本システムのメインメニ
ューをCRTモニタ上に表示する。ステップSP3にお
いて使用者は所望の機能番号を選択する。
【0041】ステップSP4で使用者によって機能番号
1が選択されると、ステップSP5の「CADデータ変
換サブルーチン」(図5)を起動し、機能番号1が選択
されない場合はステップSP6に進む。ステップSP6
において機能番号2が選択されると、ステップSP7の
「良品基板映像格納サブルーチン」(図6)を起動し、
機能番号2が選択されない場合はステップSP8に進
む。ステップSP8において機能番号3が選択される
と、ステップSP9の「検査サブルーチン」(図7)を
起動し、機能番号3が選択されない場合はステップSP
10に進む。ステップSP10において機能番号4が選
択されるとステップSP11で本システムプログラムを
終了し、機能番号4が選択されない場合はステップSP
2に戻り以上の動作を繰り返す。
【0042】図5の「CADデータ変換サブルーチン」
において、使用者が「メインルーチン」で機能番号1を
選択すると、ステップSP12の「CADデータ変換サ
ブルーチン」が起動する。引き続きステップSP13に
おいて本システムのサブメニューをCRTモニタ上に表
示する。ステップSP14において入力ファイルである
変換元のCADデータファイルの名称が入力されるとと
もに、ステップSP15で出力ファイルである変換先の
検査データファイルの名称が入力される。ステップSP
16でこれらの入力ファイルや出力ファイルをオープン
する。
【0043】ステップSP17では、入力ファイルの終
端EOF(End of File) であるかどうかを検査する。E
OFでなければ(NO)そのままステップSP18に進
み、入力ファイルより1レコード読み出しを行うととも
に、ステップSP19にてCADデータから検査データ
へのデータ変換を行う。その後、ステップSP20で出
力ファイルに変換済の検査データを出力ファイルに1レ
コード書き込む。その後、ステップSP13のサブメニ
ュー表示に戻る。
【0044】前述のステップSP17で入力ファイルの
終端を検出した場合(YES)にはステップSP21に
進み、ステップSP21で入力ファイルと出力ファイル
をクローズして、ステップSP22で本サブルーチンを
終了し、図4における「メインルーチン」のステップS
P2に戻る。
【0045】図6の「良品基板映像格納サブルーチン」
において、使用者が「メインルーチン」で機能番号2を
選択すると、ステップSP23で「良品基板映像格納サ
ブルーチン」が起動され、ステップSP24において検
査データファイルをオープンする。ステップSP25に
移り、入力ファイルの終端EOFであるか否かの検査を
行う。入力ファイルの終端EOFでなければ(NO)、
ステップSP26に進み、ステップSP26において検
査データファイルより1レコード読出す。ステップSP
27では、検査データの指示する座標位置にXYテーブ
ルを移動させる。移動が完了するとステップSP28で
ビデオカメラより映像信号を入力し、ステップSP29
にてパーソナルコンピュータに格納可能な映像データを
作成する。
【0046】その後、ステップSP30で映像データフ
ァイルをオープンし、ステップSP31で映像データを
ファイルに格納した後、映像データファイルをクローズ
する(ステップSP32)。一連の格納処理を実行した
後、ステップSP25に戻り前述の処理を繰り返す。前
述のステップSP25で入力ファイルが終端EOFであ
れば(YES)、ステップSP33にて検査データファ
イルをクローズし、ステップSP34から「メインルー
チン」のステップSP2に戻り処理を終了する。
【0047】最後に、図7を参照して「検査サブルーチ
ン」の説明をする。使用者が「メインルーチン」のステ
ップSP8で機能番号3を選択すると、ステップSP3
5で「検査サブルーチン」が起動するとともに、ステッ
プSP36で検査データファイルをオープンする。ステ
ップSP37では検査を終了するか否かの選択する。検
査継続の場合はステップSP38で特定の検査ポイント
を指定するか否かの選択をする。特定の検査ポイントが
指定された場合はステップSP39で指定の検査ポイン
トまでシーク(SEEK)する。
【0048】ステップSP40では検査データファイル
より1レコード読み出し、ステップSP41で検査テー
タの指示する座標位置へXYテーブルの移動を開始させ
る。また、ステップSP42にて良品映像データファイ
ルをオープンし、ステップSP43で良品映像データフ
ァイルから映像データを読み込み・CRTモニタに表示
する。その後、ステップSP44で良品映像データファ
イルをクローズする。
【0049】更に、ステップSP45ではXYテーブル
の移動が完了した後、ビデオカメラで撮影した被検査部
品の映像をCRTモニタの良品部品の映像に隣接して表
示する。ステップSP46では使用者が被検査部品の映
像と良品部品の映像を直接目視にて比較して良否の判定
を行う。その判定結果をキーボードやマウス等で入力す
ると、ステップSP47でその判定結果を判定結果ファ
イルに書き込む。その後、ステップSP37に戻り、前
述の処理を繰り返す。ステップSP37で検査終了が選
択された場合には、ステップSP48にて検査データフ
ァイルをクローズし、ステップSP49から「メインル
ーチン」のステップSP2に戻り、本発明の実装基板の
検査装置の一連の処理動作を終了する。
【0050】本発明は前記実施例に限定されず種々の実
施形態を採ることができる。例えば、本実施例では主に
部品定数の判定を行う場合について例示したが、部品定
数の判定に留まらず半田付けの状態や、装着部品の傾き
や脱落等の実装不良の検査にも応用可能である。また、
観察台を延長して自動化することにより、自動化ライン
に対応することも可能であり、その他の実施形態にも応
用可能であることは言うまでもない。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように本発明の実装基板の
検査装置によれば、予め記憶された良品基板の映像と、
撮像手段によって撮像された被検査基板の映像とを並行
して表示手段に表示するようにした。そのため、使用者
は良品基板の映像と、被検査基板の映像とを見比べて検
査することが可能となり、検査時間を大幅に短縮するこ
とが可能となる。その検査結果を記憶手段に記憶してい
るために生産や検査工程にそのデータを生かすことがで
きるようになり、生産や検査の品質を向上することが可
能となる。
【0052】また、使用者は良品基板の映像と、同一画
面上に映出される被検査基板の映像とを見比べることに
より検査を行うため、実装部品、部品表、実装指示図面
に関する知識が不要となり、使用者の教育期間の削減を
図ることが可能となる。
【0053】更に、本発明の実装基板の検査装置には繰
り返し性があるため、一度良品基板の映像データを入力
すればその映像データは何度でも使用でき、同一種類の
実装基板で検査を繰り返し行うことが可能となる。その
ため、検査の見落としもなく検査漏れを防止することが
可能となる。
【0054】
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実装基板の検査装置の一例を示す斜
視図である。
【図2】 本発明の実装基板の検査装置における表示例
を示す図である。
【図3】 本発明の実装基板の検査装置の制御ブロック
を示すブロック構成図である。
【図4】 本発明の実装基板の検査装置の「メインルー
チン」の流れを示すフローチャート図である。
【図5】 本発明の実装基板の検査装置の「CADデー
タ変換サブルーチン」の流れを示すフローチャート図で
ある。
【図6】 本発明の実装基板の検査装置の「良品基板映
像格納サブルーチン」の流れを示すフローチャート図で
ある。
【図7】 本発明の実装基板の検査装置の「検査サブル
ーチン」の流れを示すフローチャート図である。
【符号の説明】 1 本発明の実装基板の検査装置 2 機構制御装置 3 主制御装置 4 XYテーブル 5 観察台 6 Y摺動軸 7 支持アーム 8 X摺動軸 9 CCDカメラ 10 パーソナルコンピュータ 11 CRTモニタ 12 キーボード 13 マウス 14 プリンタ 15 良品基板の表示部 16 検査基板の表示部 17 検査データ表示部 18 検査結果表示部 20 主制御部(CPU) 21 演算処理手段 22 インターフェース手段 23 ビデオ処理手段 24 機構制御手段 25 システムプログラムメモリ 26 実装座標位置メモリ 27 CADデータ 28 座標変換部 29 ビデオ入力制御部 30 ビデオ出力制御部 31 ビデオ映像メモリ 32 機構制御部 33 軸制御部
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−191600(JP,A) 特開 昭62−190448(JP,A) 特開 昭63−106502(JP,A) 実開 平3−117709(JP,U) 実開 平5−73565(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H05K 13/08

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子部品を装着した実装基板の検査装置
    であって、 前記実装基板を前記電子部品の部分に分けて順次撮像す
    る撮像手段と、前記電子部品の位置データを前記実装基板のCADデー
    タから作成される検査データに基づいて生成する 演算処
    理手段と、 前記撮像手段と前記電子部品との位置を前記電子部品の
    前記位置データに基づいて順次一致させる機構制御手段
    と、前記撮像手段で予め撮像された 前記実装基板の良品実装
    基板の映像データを記憶し、前記良品実装基板及び前記
    撮像手段で撮像された前記実装基板の被検査実装基板の
    映像データを処理し、前記良品実装基板の映像信号及び
    前記被検査実装基板の映像信号として出力するビデオ処
    理手段と、前記機構制御手段と前記演算処理手段と前記ビデオ処理
    手段を制御する 主制御手段と、 前記主制御手段に接続された入力手段と、 前記主制御手段に接続された記憶手段と、前記良品実装基板の映像信号に基づく映像と、前記被検
    査実装基板の映像信号に基づく映像とを並べて表示する
    とともに、前記検査データ及び検査結果を表示する 表示
    手段とを具備し、 前記表示手段に表示された前記良品実装基板の映像と、
    前記被検査実装部品の映像を前記電子部品ごとに比較し
    前記被検査実装基板の前記電子部品ごとの良否を判
    定し、その結果が前記入力手段によって前記主制御手段
    に入力され、前記記憶手段に記憶することを特徴とする
    実装基板の検査装置。
  2. 【請求項2】 前記検査データは、前記実装基板の電子
    部品の位置、名称及び仕様であることを特徴とする請求
    項1に記載の実装基板の検査装置。
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