JP3380842B2 - 転写装置 - Google Patents

転写装置

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JP3380842B2
JP3380842B2 JP19369597A JP19369597A JP3380842B2 JP 3380842 B2 JP3380842 B2 JP 3380842B2 JP 19369597 A JP19369597 A JP 19369597A JP 19369597 A JP19369597 A JP 19369597A JP 3380842 B2 JP3380842 B2 JP 3380842B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、像担持体上に形成
された画像を転写材上に転写する転写装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】カラー画像形成装置、例えばカラーデジ
タル複写機においては、スキャナから入力された原稿の
画像に対して所定の画像処理を施してからプリンタ部か
らカラー原稿の出力を行っている。
【0003】例えば、特公平1−45632号公報に
は、カラー原稿の画像をカラーCCDにより色分解して
読み取り、この読み取られたカラー原稿の色分解画像を
メモリに記憶させた後、順次読み出しながら記録部にて
カラー画像を再生するカラー画像形成装置が記載されて
いる。
【0004】この公報に記載されているカラー画像形成
装置を見ると、カラーCCDにより読み取られたカラー
原稿の色分解画像は、一旦各色のバッファメモリに記憶
され、その後、バッファメモリから順次色分解画像情報
を読み出し、この色分解画像情報に基づいて半導体レー
ザにより感光体上に各色のトナー像を再生する。
【0005】そして、最終的に転写ドラム上の転写材面
上に各色のトナー像を重ね合わせることにより、カラー
画像を再現する構成となっている。
【0006】しかし、この方法では、転写ドラム上に支
持された転写材(用紙)に対して単色の色画像を複数回
重ね合わせてカラー画像を再現しているので、1枚のカ
ラー画像を出力する場合に時間がかかり過ぎるといった
問題を有していた。
【0007】そこで、最近では、単色の色画像毎に記録
する記録部を複数並列配置したプロセスのカラー記録装
置が特開平4−341873号公報に記載されている。
【0008】この方式であれば、各色の画像データ毎に
記録部を配置しておき、並列配置された記録部において
順次用紙の搬送に応じて画像を記録するように制御して
いるので、高速記録が可能となっている。
【0009】また、各記録部において感光体上に形成さ
れた各色のトナー画像を転写材上に転写する方式として
も種々の方式がある。
【0010】従来、最も一般的な方式としてのコロナ放
電ワイヤによる転写方式であれば、最近ではオゾンの発
生など環境面、あるいは装置全体のコンパクト化等から
製品化にあったては問題があった。
【0011】そこで、上記の公報に記載されているよう
に、転写ローラによる方式が採用されるようになってお
り、転写ベルトの裏面側から所定のバイアスが印加され
た状態の転写ローラを画像が形成された感光体側に押圧
させて転写材上にその感光体上の画像を転写させてい
る。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このローラ転
写方式では、転写ローラの表面、もしくは転写ベルトの
裏面に付着したホコリ,トナーなどの異物が転写効率に
影響を与えたり、転写材の波打ち、振動、転写材の搬送
ムラなどに影響がでたりすることが考えられ、各色のト
ナー画像を精度よく転写材上に順次重ねるカラープロセ
スにおいて大きな問題となって画質などに現れることと
なる。
【0013】また、特開平1−177578号公報に
は、転写ベルトを張架支持している転写ベルト支持ロー
ラの表面を清掃するクリーニング装置について記載され
ているが、もともと支持ローラの表面が直接汚れるので
はなく、一旦転写ベルトの裏面に付着した異物が回転駆
動時に支持ローラに付着し、上記と同様の問題を生じる
虞れがあった。
【0014】そこで本発明においては、このタンデム記
録などのカラー記録プロセスにおいて採用される転写ロ
ーラによるローラ転写方式において、転写ベルトの裏面
を清掃する清掃手段を配置するとともに限られた配置空
間の中で動作可能な構成として、転写ベルトの裏面、そ
して、転写ベルトの裏面に常時接して回転している転写
ローラ表面が汚れないようにすることを目的としてい
る。
【0015】ま、異物が最も付着する原因となってい
る位置よりも下流側でかつ転写手段の上流側、もしく
は、転写ベルトを支持する支持ローラの上流側で転写ベ
ルトの清掃を行うことを目的としている。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
の本発明の転写装置は、像担持体上に形成された画像
を転写材上に転写するための転写装置において、少なく
とも2本の支持ローラ間に張架され、上記像担持体の転
写領域に近接配置された転写媒体と、上記転写媒体の裏
面側から上記像担持体の転写領域に向かって転写媒体を
押圧する転写手段と、記像担持体の転写領域に対し
記転写手段にて上記転写媒体を像担持体に押圧する部分
に当該転写媒体が導かれる前に、上記転写媒体の裏面側
に作用して転写媒体裏面を清掃する清掃手段と、を備
え、 上記清掃手段は、上記転写媒体の搬送移動方向に対
して垂直方向において両端部付近が中央部よりも清掃作
用効率が大きくなるように設定されている。
【0017】また、上述した目的を達成するための本発
の転写装置は、像担持体上に形成された画像を転写材
上に転写するための転写装置において、 少なくとも2本
の支持ローラ間に張架され、上記像担持体の転写領域に
近接配置された転写媒体と、上記転写媒体の裏面側から
上記像担持体の転写領域に向かって転写媒体を押圧する
転写手段と、上記像担持体の転写領域に対し上記転写手
段にて上記転写媒体を像担持体に押圧する部分に当該転
写媒体が導かれる前に、上記転写媒体の裏面に作用して
転写媒体裏面を清掃する清掃手段と、を備え上記清掃
手段は、上記転写媒体の裏面側に作用して転写媒体の裏
面を清掃する第1清掃位置と、上記転写手段の表面に作
用して転写手段を清掃する第2清掃位置との間を移動可
能に設けたことを特徴とする。
【0018】また、上記清掃手段は、クリーニングブラ
シで構成し、該クリーニングブラシを、上記転写媒体の
裏面を清掃する時と、上記転写手段を清掃する時とで、
逆方向に撓むように構成できる。
【0019】また、本発明の転写装置は、像担持体上に
形成された画像を転写材上に転写するための転写装置に
おいて、少なくとも2本の支持ローラ間に張架され、上
記像担持体の転写領域に近接配置された転写媒体と、
転写媒体の裏面側から上記像担持体の転写領域に向か
って転写媒体を押圧する転写手段と、記転写媒体を張
架支持する上記支持ローラが転写媒体に作用する部分に
当該転写媒体が導かれる前に、上記転写媒体の裏面側に
作用して転写媒体の裏面を清掃する転写媒体清掃手段
、を備え、 上記清掃手段は、上記転写媒体の搬送移動
方向に対して垂直方向において両端部付近が中央部より
も清掃作用効率が大きくなるように設定されている。
【0020】さらに、上述した目的を達成するための本
発明の転写装置は、像担持体上に形成された画像を転写
材上に転写するための転写装置において、少なくとも2
本の支持ローラ間に張架され、上記像担持体の転写領域
に近接配置された転写媒体と、上記転写媒体の裏面側か
ら上記像担持体の転写領域に向かって当該転写媒体を押
圧する第1の位置と、転写媒体の像担持体への押圧を解
除して転写媒体の裏面から退避した第2の位置との間を
移動可能な転写手段と、上記転写媒体の移動方向に対し
上記転写手段の上流側に位置し、上記転写手段が第2の
位置へ移動したときに、転写手段と、転写手段の移動
により像担持体への押圧が解除され移動した転写媒体の
裏面とに当接し、転写手段と転写媒体の裏面とを清掃す
る清掃手段とを備えている。また上記構成の転写装置
において、上記清掃手段を、ローラ形状のブラシローラ
にて構成できる。そして、上記ブラシローラを、両端部
が中央部よりもブラシ植毛密度を大きくする。
【0021】
【発明の実施の形態】本発明の画像形成装置の実施形態
であるデジタルカラー複写機を図とともに説明する。図
1は、デジタルカラー複写機の構成を示す断面図であ
る。
【0022】複写機本体1の上面には、原稿台111及
び操作パネルが設けられているとともに、原稿台111
の上面には該原稿台111に対して開閉可能な状態で支
持され、原稿台111面に対して所定の位置関係をもっ
て自動原稿送り装置112が装着されている。さらに、
この複写機本体1の内部には画像読み取り部110及び
画像形成部210が構成されている。
【0023】まず、複写機本体1の上面において原稿台
111上に装着された自動原稿送り装置112は、両面
原稿に対応した両面自動原稿送り装置112であって、
原稿Aの一方の面が原稿台111の所定位置において対
向するように原稿Aを搬送し、この一方の面についての
画像読み取りが終了した後に、他方の面が原稿台111
の所定位置において対向するよう原稿Aを反転して原稿
台111に向かって搬送する。
【0024】そして、1枚の原稿について両面の画像読
み取りが終了した後にこの原稿を排出し、次の原稿につ
いての両面搬送動作を実行する。なお、以上の原稿Aの
搬送及び表裏反転の動作は複写機全体の動作に関連して
制御されるものである。
【0025】また、両面自動原稿送り装置112により
原稿台111上に搬送されてきた原稿Aの画像を読み取
るために、原稿台111の下方には該原稿台111の下
面に沿って平行に往復移動する原稿走査体が配置されて
いる。
【0026】この原稿走査体は原稿画像面を露光する露
光ランプと原稿からの反射光像を所定の方向に向かって
偏向する第1ミラーとからなる原稿台111下面におい
て一定の距離を保ちながら所定の走査速度で平行往復移
動する第1の走査ユニット113と、第1の走査ユニッ
ト113の第1ミラーにより偏向された原稿からの反射
光像をさらに所定の方向に向かって偏向する第2・第3
ミラーからなる第1の走査ユニット113と一定の速度
関係をもって平行往復移動する第2の走査ユニット11
4と、第2の走査ユニットの第3ミラーにより偏向され
た原稿からの反射光像を縮小して所定の位置に光像を結
像させる光学レンズ115と、光学レンズ115により
縮小された光像が結像され光像を順次光電変換して原稿
からの反射光像を電気信号として出力する光電変換素子
116とから構成されている。
【0027】この光電変換素子116により電気信号に
変換された原稿画像情報は、さらに後述する画像処理部
に転送され画像データとして所定の処理が施される。
【0028】次に、複写機本体1の下部側に位置する画
像形成部210について説明する。図1に示す画像形成
部210内の下側には給紙機構211が設けられてお
り、用紙トレイ内に積載収容されている用紙を1枚ずつ
分離して記録部側に向かって供給する。
【0029】そして、1枚ずつ分離供給された用紙は、
画像形成部210の手前に配置されたレジストローラ対
212により制御搬送され、画像形成部210とタイミ
ングをとって再供給搬送される。
【0030】画像形成部210の下方には、略平行にの
びた転写搬送ベルト機構213が配置されており、駆動
ローラ214と従動ローラ215などの複数のローラ間
に張架された転写搬送ベルト216に用紙を静電吸着さ
せて搬送する構成となっている。
【0031】さらに、転写搬送ベルト機構213の下流
側には、用紙上に転写形成されたトナー像を用紙上に定
着させるための定着装置217が配置されており、この
定着装置217の定着ローラニップ間を通過した用紙は
搬送方向切り換えゲート218を経て排出ローラ219
により装置外壁に取り付けられている排紙トレイ220
上に排出される。
【0032】なお、搬送方向切り換えゲート218は定
着後の用紙を装置外へ排出するか、再び画像形成部21
0に向かって再供給するか選択的に用紙の搬送経路を切
り換えるものであって、この搬送方向切り換えゲート2
18により再び画像形成部210に向かって搬送方向を
切り換えられた用紙は、スイッチバック搬送経路221
を介して表裏反転の後、画像形成部210へと再度供給
される。
【0033】また、駆動ローラ214と従動ローラ21
5などにより略平行に張架された転写搬送ベルト216
の上側には、該転写搬送ベルト216に近接して搬送経
路上流側から順に第1,第2,第3,第4の画像形成ス
テーションPa,Pb,PC,Pdが並設されている。
【0034】そして、転写搬送ベルト216は駆動ロー
ラ214によって、図1において矢印Zで示す方向に摩
擦駆動され、前にも述べたように上記給紙機構211を
通じて給送される転写材Pを担持し、上述した画像形成
ステーションPa,Pb,Pc,Pdへと順次搬送す
る。
【0035】各画像形成ステーションPa,Pb,P
c,Pdは実質的に同一の構成を有し、図1に示す矢印
F方向に回転駆動される感光体ドラム222a,222
b,222c,222dを含み、各感光体ドラム222
の周辺には、感光体ドラム222を一様に帯電する帯電
器223a,223b,223c,223dと、感光体
ドラム222上に形成された静電潛像を現像する現像装
置224a,224b,224c,224dと、現像さ
れたトナー像を転写材Pへ転写する転写用放電器225
a,225b,225c,225dと、感光体ドラム2
22上に残留するトナーを除去するクリーニング手段2
26a,226b,226c,226dが感光体ドラム
222の回転方向に沿って順次配置されている。
【0036】また、各感光体ドラム222a,222
b,222c,222dの上方には、画像データに応じ
て変調されたドット光を発する半導体レーザ素子と、半
導体レーザ素子からの光を主走査方向に偏向させるため
の偏向装置と、偏向装置により偏向されたレーザ光を感
光体ドラム222の表面に結像させるためのfθレンズ
などから構成されるレーザビームスキャナユニット22
7a,227b,227c,227dがそれぞれ設けら
れている。
【0037】レーザビームスキャナユニット227aに
はカラー原稿画像のイエロー成分像に対応する画素信号
が、レーザビームスキャナユニット227bにはカラー
原稿画像のマゼンタ成分像に対応する画素信号が、レー
ザビームスキャナユニット227cにはカラー原稿画像
のシアン成分像に対応する画素信号が、そして、レーザ
ビームスキャナユニット227dにはカラー原稿画像の
ブラック成分像に対応する画素信号がそれぞれ入力され
る。
【0038】これにより、各記録部の感光体ドラム22
2上には色変換された原稿画像情報に対する静電潛像が
形成され、各記録部の上記現像装置227aにはイエロ
ー色のトナーが、現像装置227bにはマゼンタ色のト
ナーが、現像装置227cにはシアン色のトナーが、現
像装置227dにはブラック色のトナーがそれぞれ収容
されているので、各記録部において色変換された原稿画
像情報が各色のトナー像として再現される。
【0039】また、第1の画像形成ステーションPaと
給紙機構211との間には用紙吸着用(ブラシ)帯電器
228が設けられており、この吸着用帯電器228は転
写搬送ベルト216の表面を帯電させ、給紙機構211
から供給される転写材Pを上記転写搬送ベルト216上
に確実に吸着させた状態で第1の画像形成ステーション
Paから第4の画像形成ステーションPdの間をずれる
ことなく搬送させる。
【0040】一方、第4の画像形成ステーションPdと
定着装置217との間で駆動ローラ214のほぼ真上部
には除電器(図示せず)が設けられており、この除電器
には転写搬送ベルト216に静電吸着されている転写材
Pを分離するための交流電流が印加されている。
【0041】上記構成のカラー複写機において、転写材
Pとしてカットシート状のものが使用され、この転写材
Pが給紙カセットから送り出されて給紙機構211の給
紙搬送経路のガイド内に供給されると、その転写材Pの
先端部分が上記センサ(図示せず)にて検知され、この
センサから出力される検知信号によって一旦用紙はレジ
ストローラ対212により停止する。そして、各画像形
成ステーションPa,Pb,Pc,Pdとタイミングを
とって図1の矢印Z方向に回転している転写搬送ベルト
216側に送られる。
【0042】このとき、先に述べた吸着用帯電器228
により転写搬送ベルト216は所定の帯電が施されてい
るので、各画像形成ステーションPa,Pb,Pc,P
dを通過する間、安定搬送供給されることとなる。
【0043】各画像形成ステーションPa,Pb,P
c,Pdにおいては、各色のトナー像が上記構成により
それぞれ形成され、上記転写搬送ベルト216により静
電吸着搬送される転写材Pの支持面上に重ね合わされ、
第4の画像形成ステーションPdによる画像の転写が完
了すると、用紙の先端部分から除電用放電器により転写
搬送ベルト216上から剥離され定着装置217へと導
かれる。そして最後にトナー画像が定着された転写材P
は転写材排出口から排紙トレイ220上へと排出され
る。
【0044】(画像処理部の回路説明)次に、カラーデ
ジタル複写機に搭載されているカラー画像情報の画像処
理部の構成及び機能を説明する。
【0045】図2はカラーデジタル複写機に含まれてい
る画像処理部のブロック構成図である。このデジタルカ
ラー複写機に含まれている画像処理部210は、画像デ
ータ入力部40、画像処理部41、画像データ出力部4
2、ハードディスク装置もしくはRAM(ランダムアク
セスメモリ)等から構成される画像メモリ43、中央処
理ユニット(CPU)44、画像編集部45、および外
部インターフェイス部46から構成されている。
【0046】画像データ入力部40は、カラー原稿画像
を読み取りRGBの色成分に色分解したラインデータを
出力することのできる3ラインのカラーCCD40a、
カラーCCD40aにて読み取られたラインデータのラ
イン画像レベルを補正するシェーディング補正回路40
b、3ラインのカラーCCD40aにて読み取られた画
像ラインデータのずれを補正するラインバッファなどの
ライン合わせ部40c、3ラインのカラーCCD40a
から出力される各色のラインデータの色データを補正す
るセンサ色補正部40d、各画素の信号の変化にめりは
りを持たせるよう補正するMTF語勢部40e、画像の
明暗を補正して視感度補正を行うγ補正部40fなどか
らなる。
【0047】画像処理部41は、画像データ入力部40
あるいは後述するインターフェイスを介して入力される
カラー画像信号の色再現域を記録装置におけるカラート
ナーにおる色再現域に補正する色空間補正回路41a、
及び入力される画像データのRGB信号を記録装置の各
記録部に対応したYMC信号に変換するマスキング回路
41b、画像データ入力部40あるいは後述するインタ
ーフェイスを介して入力されるカラー画像のRGB信号
から黒成分を検出する黒検出回路41c、マスキング回
路41bから出力されるYMC信号に基づいて黒検出回
路41cから出力される黒成分信号を添加する黒添加処
理を行う下色除去・黒添加回路(UCR・BP)41
d、濃度変換テーブルに基づいてカラー画像信号の濃度
を調整する濃度処理回路41e、設定されている倍率に
基づいて入力された画像情報を倍率変換する変倍処理回
路41f、並びに入力画像データから画像情報中の文字
・写真・網点領域を検出して領域分離するとともに、画
像の出力パターンを決定する分離・スクリーン回路41
gなどからなっている。
【0048】画像データ出力部42は、各色の画像デー
タに基づいてパルス幅変調を行うレーザコントロールユ
ニット42a、レーザコントロールユニット42aから
出力される各色の画像信号に応じたパルス幅変調信号に
基づいてレーザ記録を行う各色のレーザスキャナユニッ
ト42b,42c,42d,42eからなる。
【0049】画像メモリ43は画像処理部41から出力
される8ビット4色(32ビット)の画像データを順次
受け取り、バッファに一時的に蓄えながら32ビットの
データから8ビット4色の画像データに変換して4基の
ハードディスクに分割管理させるために出力するハード
ディスクコントロールユニット43aと、8ビット4色
の画像データを色毎の画像データとして記憶管理する4
基のハードディスク(回転記憶媒体)43b,43c,
43d,43eからなる。
【0050】中央処理ユニット(CPU)44は、画像
データ入力部40、画像処理部41、画像データ出力部
42、画像メモリ43、さらに後述する画像編集部4
5、及び外部インターフェイス部46を所定のシーケン
スに基づいてコントロールするものである。
【0051】また、画像編集部45は、画像データ入力
部40、画像処理部41、あるいは後述するインターフ
ェイスを経て一旦画像メモリ43に記憶された画像デー
タに対して所定の画像編集を施すためのものである。
【0052】さらに、インターフェイス46は、デジタ
ル複写機とは別に設けられた外部の画像入力処理装置か
らの画像データを受け入れるための通信インターフェイ
ス手段である。
【0053】なお、このインターフェイス46から入力
される画像データも、一旦画像処理部41に入力して色
空間補正などを行うことでデジタル複写機の画像記録部
210で取り扱うことのできるデータレベルに変換して
ハードディスク43b,43c,43d,43eに記憶
管理されることとなる。
【0054】(デジタル複写機全体の制御構成の説明)
図3はデジタル複写機の装置全体の各部を中央処理ユニ
ット(CPU)44により動作管理している状態を示す
図である。
【0055】画像データ入力部40、画像処理部41、
画像データ出力部42、画像メモリ43、及び中央処理
ユニット(CPU)44は、図2と重複するので説明は
省略する。
【0056】中央処理ユニット44は、RADF2−
1、スキャナ部2、レーザプリンタ部3などデジタル複
写機を構成する各駆動機構部をシーケンス制御により管
理するとともに、各部へ制御信号を出力している。
【0057】さらに、中央処理ユニット44には、操作
パネルからなる操作基板ユニット47が相互通信可能な
状態で接続されており、操作者が設定入力した複写モー
ドに応じて制御信号を中央処理ユニット44に転送して
デジタル複写機をモードに応じて動作させるようになっ
ている。
【0058】また、中央処理ユニット44からはデジタ
ル複写機の動作状態を示す制御信号を操作基板ユニット
47へと転送して、操作基板ユニット47側ではこの制
御信号により装置が現在どのような状態にあるのか操作
者に示すように表示部などにより動作状態を表示するよ
うになっている。
【0059】46は図2でも説明したように画像情報、
及び画像制御信号など他のデジタル画像機器との情報通
信を可能にするために設けられた画像データ通信ユニッ
トである。
【0060】(操作パネルの説明)図4は、カラーデジ
タル複写機における操作パネルを示したものである。
【0061】この操作パネルの中央部分には、タッチパ
ネル液晶表示装置6が配置されていて、その周囲に各種
モード設定キー群が配置されている。
【0062】このタッチパネル液晶表示装置6の画面上
には、常時画像編集機能を選択するための画面に切り換
える画面切り換え指示エリアがあって、このエリアを指
で直接押圧操作すると各種画像編集機能が選択できるよ
うに液晶画面上に各種編集機能が一覧表示される。
【0063】その表示された各種編集機能の中から、操
作者が所望する機能が表示されている領域を指で触れる
ことにより編集機能が設定される。
【0064】上記操作パネル上に配置された各種設定キ
ー群について簡単に説明すると、7は液晶表示装置6の
画面の明るさを調整するダイヤルである。8は倍率を自
動的に選択させるモートを設定する倍率自動設定キー、
9は複写倍率を1%きざみで設定するためのズームキ
ー、10と11は固定倍率を読み出して選択するための
固定倍率キー、12は複写倍率を標準倍率(等倍)に戻
すための等倍キーである。
【0065】13はコピー濃度調整を自動から手動また
は、写真モードへと切り換えるための濃度切り換えキ
ー、14は手動モードまたは写真モードの時に濃度レベ
ルを細かく設定するための濃度調整キー、15は複写機
の給紙部にセットされている用紙サイズの中から希望す
る用紙サイズを選択するためのトレイ選択キーである。
【0066】16は複写枚数を設定するための枚数設定
キー、17は複写枚数をクリアしたり、連続コピーを途
中で止める時に操作するクリアキー、18はコピーの開
始を指示するためのスタートキー、19は現在設定され
ているモードのすべてを解除して標準状態に復帰させる
ための全解除キー、20は連続コピー中に別の原稿に対
するコピーを行いたい時に操作する割り込みキー、21
は複写機の操作が分からない時に操作することで複写機
の操作方法をメッセージ表示するための操作ガイドキ
ー、22は操作ガイドキー21の操作により表示された
メッセージの続きを表示させるためのメッセージ順送り
キーである。
【0067】23は両面複写モードを設定するための両
面モード設定キー、24は複写機から排出される複写物
を仕分けるための後処理装置の動作モードを設定するた
めの後処理モード設定キーである。
【0068】25から27は、プリンタモード、ファク
シミリモードに関する設定キーであり、25は送信原稿
を一旦メモリに蓄えてから送信するメモリ送信モードキ
ー、26はデジタル複写機のモードをコピーとファック
ス、プリンタの間で切り換えるためのコピー/ファック
ス・プリンタモード切り換えキー、27は送信先電話番
号を予め記憶させておき送信時にワンタッチ操作で送信
先に電話を発信させるためのワンタッチダイヤルキーで
ある。
【0069】今回提示した操作パネル及びその操作パネ
ル上に配置される各種キーは、あくまでも1実施形態で
あり、カラーデジタル複写機に搭載される各種機能によ
り操作パネル上に設けられるキーは異なってくることは
いうまでもない。
【0070】(転写搬送ユニットの説明)次に、本発明
の画像形成装置の特徴部分について説明する。図5はカ
ラー画像形成時の転写搬送ユニット付近の概略構成図で
ある。
【0071】この転写ベルト216を張架する支持ロー
ラ214,215の上流側支持ローラ215の軸に対し
ては電圧(1.0〜3.0kV)が印加されており、こ
の軸に転写ベルト216を介して記録紙Pへの電荷付与
手段として導電性ローラ250が接地、または非線形素
子、または抵抗体を介して接地されている(図示せ
ず)。
【0072】給紙機構211から給送されてきた記録紙
Pは、導電性ローラ250と転写ベルト216の間に侵
入し導電性ローラ250により記録紙Pに対して電荷が
注入され、記録紙Pと転写ベルト216の間に吸着力が
生じて静電吸着された状態で搬送される。
【0073】この後、記録紙Pは感光体ドラム222
a,222b,222c,222dと転写ベルト216
とで形成されるニップ部に侵入して転写ベルト216の
裏面より転写入力ローラ(バイアスローラ)251a,
251b,251c,251dにより転写電界が付与さ
れ記録紙P上にトナー像が転写される。
【0074】その後、画像が転写された記録紙Pは転写
ベルト216に吸着したまま定着部217へと搬送さ
れ、記録紙P上に画像が定着される。
【0075】ここで、感光体ドラム222と転写ベルト
216の転写ニップ部に関してさらに詳細に説明する
と、感光体ドラム222と転写ベルト216の裏面に転
写入力ローラ251を有した位置(転写域)より上流側
の転写ベルト216の内側に押圧ローラ252が配置さ
れている。
【0076】その押圧ローラ252の構成は、両端をボ
ールベアリングなど(図示せず)の軸受け部材によって
支持され、転写ベルト216の長手方向よりも長い領域
で、軸周面に弾性ゴム材、または発泡樹脂材などの弾性
体によって被覆され、転写ベルト216を介して感光体
ドラム222に均等な押圧力をもって当接している。
【0077】転写ベルト216に関しては、 中抵抗(107〜1010Ω・cm)で環境や経時変
化によるバラ付きが少ない(なお、強制除電機構を設け
れば高抵抗ベルトでも良い)。 直接、接触する感光体ドラム222やトナーなどの
有機物に対し、化学的に安定しておりかつ反応しない。 クリーニング部材に対する耐久性(摩耗に対する耐
性)がある。 以上のような特性を持つ樹脂材料(例えば、PI・
PCなど)で構成している。
【0078】図6は転写ベルト216や転写入力ローラ
251をクリーニング部材270や253にて清掃して
いる概略構成断面図である。
【0079】転写入力ローラ251に付着したトナーや
異物を除去する方法はいろいろあるが、本実施形態の中
では低速から高速までの広範囲に実用化されていて、相
手物の表面にクリーニングブレード253を押し当てな
がら機械的にトナーを除去するブレードクリーニング方
式で、かつ、クリーニング性能が高く小型化が容易なカ
ウンター方式について説明を行う。
【0080】クリーニングブレー253の材質として
は、ポリウレタンゴムを使用し、金属ホルダ254にホ
ットメルト溶接によりアッセンされている。また、ブレ
ードエッジ部の当接条件はクリーニングブレード材料の
ヤング率・ポアソン比・摩擦係数等を考慮しながら当接
角を最適化して配置されている。
【0081】転写ベルト216の内側に付着したトナー
や異物をクリーニングする手段としてクリーニングブラ
シ270を、転写ベルト216の裏面側に転写入力ロー
ラ251を有した位置より上流側、例えば直前に配置し
ている。
【0082】この結果、転写ベルト216の裏面のトナ
ーや異物がなくなるので、下流側の転写入力ローラ25
1の転写ベルト216に対するバイアスを均一化でき、
転写ムラを抑えることが可能となる。
【0083】さらに、この清掃手段であるクリーニング
ブラシ270を図6に示すように支持ローラ214・2
15の上流側、例えば、直前に配置することにより、支
持ローラ214・215の表面にトナーや異物が付着し
てしないので、転写ベルト216の回転ムラや塑性変形
等を抑えることが可能となる。
【0084】次に、転写入力ローラ251とクリーニン
グブレード253の接離機構について説明する。
【0085】黒画像記録部は転写入力ローラ251に電
圧が印加されていない状態で、移動手段としてソレノイ
ド255などが配置され、そのソレノイド255のプラ
ンジャ部256にはブレードユニット258に当接して
いるアームホルダ257が連動しており、ソレノイド2
55がオンするとアームホルダ257が図中で右方向に
移動し、これによりブレードユニット258が上昇し転
写入力ローラ251に当接する。
【0086】アームホルダ257に取り付けてあるスプ
リング259は、アームホルダ257などをもとの位置
に復帰せしめるための復帰手段である。
【0087】なお、ブレードユニット258にも図示は
していないが、アームホルダ257に常時当接するよう
スプリングなどの弾性部材により取り付けられている
(当該弾性部材の引っ張り荷重はソレノイド255の吸
引力より小さなものである。)。
【0088】カラー画像記録部においては、Y・M・C
の転写入力ローラ251a,251b,251c、及
び、押圧ローラ252a,252b,252cが一体化
されており、そのハウジング260の底面部に上下移動
させるためのリフト機構が設けられている。
【0089】転写入力ローラ251と平行に配列したリ
フト軸261に偏心カム262が複数個、及びギア26
3が固定され、ステッピングモータ264によりギア2
63は連結されリフト軸261が時計方向、または反時
計方向に回転するようになっている。
【0090】なお、リフト軸261の本数に関して図中
は2本であるが複数個でもよく、ステッピングモータ2
64に連結したリフト軸261よりタイミングベルト2
65、またはギア(図示しない)などにより、連結され
回転位置・角度が同期するよう組み込まれている。
【0091】ハウジング260の接離タイミングは、黒
画像を記録するモード時、および全転写入力ローラ25
1を清掃するとき(転写入力ローラ251に印加電圧が
入力されていないとき)にハウジング260が下方向に
移動してブレードユニット258に当接し、転写入力ロ
ーラ251のクリーニング作業を開始する。
【0092】ハウジング260部には図示はしていない
が、偏心カム262に常時当接するようスプリングなど
の弾性部材が取り付けられている。
【0093】転写入力ローラ251のクリーニング作業
完了後、及びカラー画像記録モード時にハウジング26
0部は上方に移動してコピースタンバイ状態になる。
【0094】図7は転写入力ローラ251に電圧を印加
したカラー画像形成時の状態を示す概略構成断面図であ
る。図8は転写入力ローラ251と転写ベルト216に
ブラシローラ274が当接した状態を示す概略構成断面
図である。
【0095】図7においては、感光体ドラム222の転
写域付近の転写ベルト216が転写入力ローラ251と
押圧ローラ252により圧接されコピーを行う状態にあ
るが、図8に示すように転写入力ローラ251をクリー
ニングする時や、黒画像記録時には上記手段にてハウジ
ング260部が下方向に移動する。この時、転写入力ロ
ーラ251や押圧ローラ252により感光体ドラム22
2に圧接されていた転写ベルト216の部分の圧接が解
除される。
【0096】転写搬送ユニットには、転写ベルト216
の周長ばらつきや支持ローラ214・215の位置精度
ばらつき等の部品精度がばらついた時でも、転写ベルト
216の張力を均一にさせるためのベルトテンションロ
ーラ278を配置し、このベルトテンションローラ27
8により、転写ベルト216の圧接が解除された部分の
弛みを矯正している(この動作により、転写ベルト21
6が清掃部材に当接する。)。
【0097】ベルトテンションローラ278の構造を説
明すると、支持ローラ215の軸を中心に回転するよう
ベルトテンションアーム279を設け、転写ベルト21
6の表面側(用紙吸着面)からベルトテンションアーム
279に取り付けられたテンシャンスプリング280に
より張架されている。
【0098】以上のように、転写入力ローラ251が転
写作用位置からブラシローラ274側に移動することに
より、転写ベルト216もブラシローラ274に当接
し、同タイミングにてクリーニングを開始でき、クリー
ニング時間を短縮することができる。
【0099】次に、ブラシローラ274部分に関する構
造を説明する。
【0100】ブラシローラ274にトナーと逆極性のバ
イアス電圧を印加し回転させ、転写入力ローラ252の
表面及び転写ベルト216の裏面に接触させる。これに
より、ブラシローラ274の先端がトナー粉や異物を吸
着し、さらにブラシローラ274より高い電圧の回収ロ
ーラ275がブラシローラ274上のトナー粉や異物を
取り除き、最終的にはスクレーパーブレード276が回
収ローラ275上のトナーや異物をかき取って搬送スク
リュー277により排トナーボトル(図示しない)に回
収される。
【0101】なお、転写ベルト216上に付着したトナ
ー粉や異物のクリーニング効率を上げるため、ブラシロ
ーラ274の上流側にPCC(プリクリーニングチャー
ジャー)を配置してもよい。
【0102】ブラシローラ274及び回収ローラ275
の構成は導電性繊維を金属の芯金に巻き付けてから、外
径をロール状に精度よく仕上げたものである。
【0103】図9はカラー画像記録モード時の状態を示
す概略構成断面図である。図10は転写入力ローラ25
1にクリーニングブラシ270とクリーニングブレード
253が当接した状態を示す概略構成断面図である。
【0104】転写入力ローラ251が転写ベルト216
を離れた時、クリーニング部材が転写入力ローラ251
に当接して清掃する手段の別の実施形態を説明する。
【0105】感光体ドラム222と転写ベルト216の
裏面に転写入力ローラ251を有した位置(転写域)よ
り上流側の転写ベルト216の内側にベルトクリーニン
グブラシ270が配設されている。該ベルトクリーニン
グブラシ270のブラシ部は回転軸長手方向で転写ベル
ト216の軸よりも長めに設定されていて、ブラシ取り
付けホルダ271のブラシ回転支点軸272を中心に時
計方向または反時計方向に回転する。
【0106】通常(ハウジング260が上昇している状
態)はねじりスプリング273により断面図から見て、
時計方向に荷重が働き、ベルトクリーニングブラシ27
0が転写ベルト216に対して平行になる位置関係にあ
り、転写ベルト216の裏面を清掃している。この時の
ベルトクリーニングブラシ270の先端部は転写ベルト
216に圧接されているので転写ベルト216の回転方
向に撓んだ状態にある(図9中では左方向)。
【0107】ハウジング260がステッピングモータ2
64により下方向に移動する時(転写入力ローラ251
が転写ベルト216より離れた時)、ハウジング260
がブラシ取り付けホルダ271に当接する。この時、ね
じりスプリング273の回転荷重値よりも大きい力であ
るため、ブラシ取り付けホルダ271が、反時計方向に
回転し(約90度)、ベルトクリーニングブラシ270
部が転写入力ローラ251に当接する。
【0108】この時のベルトクリーニングブラシ270
の先端部は、転写入力ローラ251に圧接されており、
転写入力ローラ251は図から見て反時計方向に回転す
るため、ベルトクリーニングブラシ270が転写ベルト
216をクリーニングしている時とは、逆方向に撓んで
いる。これにより、ベルトクリーニングブラシ270の
先端部の曲がりが矯正され、ベルトクリーニングブラシ
270の長寿命化が可能となる。
【0109】なお、ハウジング260が上昇するとブラ
シ取り付けホルダ271も、元の位置に復帰し、転写ベ
ルト216の裏面を清掃できる状態となる。この時のク
リーニング時間、及びタイミングは任意に設定すること
ができる。
【0110】図11は転写入力ローラ251に電圧を印
加した状態を示す概略構成断面図である。図12は転写
搬送ユニットの斜視図である。図13はブラシローラ2
74の斜視図である。図14はクリーニングブレード
53の斜視図である。
【0111】転写ベルト216の内側で、両端部は特に
トナーや異物の回り込みにより汚れ易い。そこで、清掃
手段の回転軸長手方向において両端部付近が中央付近よ
りもクリーニング作用効率が大きくなるように構成すれ
ば、クリーニング時間を短縮することが可能となる。
【0112】具体的な構成として、図13に示すような
ブラシローラ274の回転軸長手方向において、ブラシ
植毛密度を中央部282は小さくし、両端部281を大
きくすることにより、両端部付近のクリーニング作用効
率を大きくすることができる。
【0113】また、図14に示すようなクリーニングブ
レード253のエッジ部の平行度を、中央部が凹状にな
るように設定することにより、上記と同様に両端部付近
のクリーニング作用効率を大きくすることができる。
【0114】さらに、図示はしていないが、PCC(プ
リクリーニングチャージャー)等により、電気的な帯電
量を変え、両端部のクリーニング作用効率を大きくする
ことも可能である。
【0115】
【発明の効果】本発明の転写装置によれば、転写手段に
転写媒体が当接する直前において転写媒体の裏面を清掃
することにより、回り込みやトナーや異物が確実に清掃
された状態で転写手段に電圧印加することができるた
め、転写媒体に対するバイアスを均一化でき、常に良好
な転写性を確保することができ、信頼性の高い画像を得
ることができる。
【0116】そこで、転写媒体の裏面を清掃する転写媒
体清掃手段が、転写媒体の両端部付近の清掃作用効率が
中央部よりも大きくなっているため、特に汚れ易い転写
媒体の裏面両端部を効率よく清掃することができ、清掃
時間の短縮化を図ることができる。
【0117】また、本発明の転写装置によれば、清掃手
段が第1清掃位置にあるときに転写媒体の裏面を清掃
し、第2清掃位置にあるときに転写手段を清掃している
ため、この転写媒体により一方向への変形した清掃手段
が転写手段に当接し当該転写手段を清掃することによ
り、上記と反対方向に変形させることができ、清掃手段
に加わる力を一方方向のみとなることを防止し、清掃手
段の一方方向への変形を防ぎ清掃手段の長寿命化を図る
ことができる。具体的には、上記清掃手段をブラシ構成
とし、清掃時に一方側に当接するときのブラシの撓む方
向を逆になるようにすることで、ブラシ先端の曲がりを
矯正し、長寿命化を可能にしている。
【0118】また本発明の転写装置によれば、転写媒体
が支持ローラに当接する前において、転写媒体の裏面を
清掃手段にて清掃することにより、回り込みトナーや異
物が確実に清掃された状態で支持ローラに送られるた
め、転写媒体と支持ローラとの間でのスリップの防止、
及び転写媒体と支持ローラとの間への異物等の挟み込み
による転写媒体の振動・回転ムラを防止することがで
き、常に安定した転写媒体の搬送が可能となり、信頼性
の高い画像を得ることができる。
【0119】さらに本発明の転写装置におれば、転写手
段と転写媒体とが同時に清掃手段に当接するようにし、
同タイミングで転写媒体及び転写手段の清掃が行われ、
清掃時間の短縮によるウォーミング時間の短縮化、及び
構成の簡略化を図ることができる。この場合、清掃手段
をブラシローラとし、またブラシ植毛密度を両端部側で
大きくすることで、上述したように清掃効率を高め、よ
りクリーニング時間の短縮を図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像形成装置であるデジタルカラー複
写機の全体を示す概略構成断面図である。
【図2】本発明のデジタルカラー複写機の画像データ処
理系のブロック図である。
【図3】本発明のデジタルカラー複写機の制御ブロック
図である。
【図4】本発明のデジタルカラー複写機の操作パネルの
平面図である。
【図5】本発明のデジタルカラー複写機の実施形態の転
写搬送ユニット付近の概略構成断面図である。
【図6】本発明のデジタルカラー複写機の実施形態にお
ける転写ベルト及び転写入力ローラのクリーニング時を
示す概略構成断面図である。
【図7】本発明のデジタルカラー複写機の実施形態にお
ける画像形成時を示す概略構成断面図である。
【図8】本発明のデジタルカラー複写機の他の実施形態
における転写ベルト及び転写入力ローラのクリーニング
時を示す概略構成断面図である。
【図9】本発明のデジタルカラー複写機の他の実施形態
における転写ベルトのクリーニング時を示す概略構成断
面図である。
【図10】本発明のデジタルカラー複写機の他の実施形
態における転写入力ローラのクリーニング時を示す概略
構成断面図である。
【図11】本発明のデジタルカラー複写機の他の実施形
態におけるブラシローラを示す概略構成断面図である。
【図12】本発明のデジタルカラー複写機の他の実施形
態における転写搬送ユニットを示す斜視図である。
【図13】本発明のデジタルカラー複写機の他の実施形
態におけるブラシローラを示す斜視図である。
【図14】本発明のデジタルカラー複写機の他の実施形
態におけるブラシローラを示す斜視図である。
【符号の説明】
216 転写搬送ベルト 222 感光体ドラム 250 導電性ローラ 251 転写入力ローラ 252 押圧ローラ 253 クリーニングブレード 254 金属ホルダ 255 ソレノイド 256 プランジャ 257 アームホルダ 258 ブレードユニット 259 スプリング 260 ハウジング 261 リフト軸 262 偏心カム 263 ギア 264 ステッピングモータ 270 クリーニングブラシ 271 ブラシ取り付けホルダ 272 ブラシ回転支点軸 273 ねじりスプリング 274 ブラシローラ 275 回収ローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 15/16 - 15/16 103

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 像担持体上に形成された画像を転写材上
    に転写するための転写装置において、 少なくとも2本の支持ローラ間に張架され、上記像担持
    体の転写領域に近接配置された転写媒体と、上記 転写媒体の裏面側から上記像担持体の転写領域に向
    かって転写媒体を押圧する転写手段と、 記像担持体の転写領域に対し上記転写手段にて上記転
    写媒体を像担持体に押圧する部分に当該転写媒体が導か
    れる前に、上記転写媒体の裏面側に作用して転写媒体裏
    面を清掃する清掃手段と、を備え、 上記清掃手段は、上記転写媒体の搬送移動方向に対して
    垂直方向において両端部付近が中央部よりも清掃作用効
    率が大きくなるように設定されている ことを特徴とする
    転写装置。
  2. 【請求項2】 像担持体上に形成された画像を転写材上
    に転写するための転写装置において、 少なくとも2本の支持ローラ間に張架され、上記像担持
    体の転写領域に近接配置された転写媒体と、 上記転写媒体の裏面側から上記像担持体の転写領域に向
    かって転写媒体を押圧する転写手段と、 上記像担持体の転写領域に対し上記転写手段にて上記転
    写媒体を像担持体に押圧する部分に当該転写媒体が導か
    れる前に、上記転写媒体の裏面に作用して転写媒体裏面
    を清掃する清掃手段と、を備え 、 上記清掃手段は、上記転写媒体の裏面側に作用して転写
    媒体の裏面を清掃する第1清掃位置と、上記転写手段の
    表面に作用して転写手段を清掃する第2清掃位置との間
    を移動可能に設けたことを特徴とする転写装置。
  3. 【請求項3】 上記清掃手段は、クリーニングブラシか
    らなり、該クリーニングブラシは、上記転写媒体の裏面
    を清掃する時と、上記転写手段を清掃する時とで、逆方
    向に撓むことを特徴とする請求項2記載の転写装置。
  4. 【請求項4】 像担持体上に形成された画像を転写材上
    に転写するための転写装置において、 少なくとも2本の支持ローラ間に張架され、上記像担持
    体の転写領域に近接配置された転写媒体と、上記 転写媒体の裏面側から上記像担持体の転写領域に向
    かって転写媒体を押圧する転写手段と、 記転写媒体を張架支持する上記支持ローラが転写媒体
    に作用する部分に当該転写媒体が導かれる前に、上記
    写媒体の裏面側に作用して転写媒体の裏面を清掃する転
    写媒体清掃手段と、を備え、 上記清掃手段は、上記転写媒体の搬送移動方向に対して
    垂直方向において両端部付近が中央部よりも清掃作用効
    率が大きくなるように設定されている ことを特徴とする
    転写装置。
  5. 【請求項5】 像担持体上に形成された画像を転写材上
    に転写するための転写装置において、 少なくとも2本の支持ローラ間に張架され、上記像担持
    体の転写領域に近接配置された転写媒体と、上記 転写媒体の裏面側から上記像担持体の転写領域に向
    かって当該転写媒体を押圧する第1の位置と、転写媒体
    の像担持体への押圧を解除して転写媒体の裏面から退避
    した第2の位置との間を移動可能な転写手段と、上記 転写媒体の移動方向に対し上記転写手段の上流側に
    位置し、上記転写手段が第2の位置へ移動したときに、
    転写手段と、転写手段の移動により像担持体への押圧
    が解除され移動した転写媒体の裏面とに当接し、転写手
    段と転写媒体の裏面とを清掃する清掃手段と、を備えた
    ことを特徴とする転写装置。
  6. 【請求項6】 上記清掃手段は、ローラ形状のブラシロ
    ーラからなることを特徴とする請求項5記載の転写装
    置。
  7. 【請求項7】 上記ブラシローラは、両端部が中央部よ
    りもブラシ植毛密度を大きくしたことを特徴とする請求
    項6記載の転写装置。
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