JPH04245856A - カラ−画像記録装置 - Google Patents

カラ−画像記録装置

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JPH04245856A
JPH04245856A JP3029141A JP2914191A JPH04245856A JP H04245856 A JPH04245856 A JP H04245856A JP 3029141 A JP3029141 A JP 3029141A JP 2914191 A JP2914191 A JP 2914191A JP H04245856 A JPH04245856 A JP H04245856A
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JP
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image
color
recording
paper
signal
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JP3029141A
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English (en)
Inventor
Shinobu Arimoto
有本 忍
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Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、駆動体の移動にともな
って発生する信号を基準として色画像を記録媒体に多重
転写してカラ−画像を記録するカラ−画像記録装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の装置では、電子写真プロ
セスを利用して転写ドラム等に吸着された記録媒体(転
写紙)に感光ドラムに現像された各色画像(マゼンタ,
シアン,イエロ−,ブラック)を順位転写してフルカラ
−の画像記録装置が実用化されている。
【0003】このような場合、各色画像を色ずれなく転
写するため、転写ドラムの外周部にセンサを配設し、転
写ドラムの回転が所定位置に到達したことを検出し、そ
の検出信号を用いて色重ねのタイミング信号としている
【0004】また、色分解信号を発生させる際にも、同
様の検出信号を利用している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例では転写ドラムに記録用紙を載せたり、剥したりす
る際の、転写ドラムの負荷の変動により、転写ドラムの
周速に変位が発生する。あるいは、感光ドラムに当接さ
れているクリ−ニングブレ−ドの当たりの変化により感
光ドラムの周速に変位が発生し、その結果感光ドラムと
外周部を接している転写ドラムの周速に変位が発生する
【0006】これらの変位により、前述の検出信号の間
隔が一定でなくなり、その結果色分解信号の発生と色画
像の記録に、タイミングのずれが発生し、記録画像に色
ずれが発生する。そして、装置毎,紙サイズ,コピ−枚
数毎に変化する色ずれ量を測定する手段がないため、固
定量の色ずれ補正では完全に色ずれを補正することがで
きない等の問題点があった。
【0007】本発明は、上記の問題点を解決するために
なされたもので、静電写真プロセス実行における転写ド
ラムの駆動に伴って発生する基準となるタイミング信号
の出力間隔をモニタしながらタイミング信号に基づく画
像記録開始タイミングを補正することにより、経時的な
機械的変位に基づくタイミング信号ずれを自動補正して
色ずれのない色画像を記録媒体に精度良く転写できるカ
ラ−画像記録装置を得ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係るカラ−画像
記録装置は、発生手段の色分解発生の基準タイミング信
号を生成する画像発生基準信号生成手段と、記録手段に
よる色分解情報記録の基準タイミング信号を生成する画
像記録基準信号生成手段と、この画像記録基準信号生成
手段から生成される基準タイミング信号と画像発生基準
信号生成手段から生成される基準タイミング信号との生
成出力タイミングをモニタして記録媒体に対する各色画
像の色ずれ量を決定する決定手段とを設けたものである
【0009】また、決定手段は、搬送される記録媒体の
サイズ毎に各色画像の色ずれ量を決定するように構成し
たものである。
【0010】更に、決定手段は、搬送される記録媒体の
数に応じて各色画像の色ずれ量を決定すように構成した
ものである。
【0011】
【作用】本発明においては、画像記録のプロセスが開始
されて転写ドラムが駆動すると、決定手段が画像記録基
準信号生成手段および画像発生基準信号生成手段から生
成されるタイミング信号をそれぞれモニタしながら記録
媒体に対する各色画像の色ずれ量を決定し、ダイナミッ
クに変動する色ずれ量を捉えることを可能とする。
【0012】また、決定手段は、搬送される記録媒体の
サイズ毎に各色画像の色ずれ量を決定し、記録媒体のサ
イズにより異なる変動する色ずれ量を捉えることを可能
とする。
【0013】更に、決定手段は、搬送される記録媒体の
数に応じて各色画像の色ずれ量を決定し、搬送される記
録媒体の数に応じて変動する色ずれ量を捉えることを可
能とする。
【0014】
【実施例】〔第1実施例〕 図1は本発明の第1実施例を示すカラ−複写装置の構成
を説明する断面図であり、1はリ−ダ部で、原稿台(プ
ラテンガラス)11,原稿照射ランプ12,結像レンズ
13,撮像素子(例えばCCD等の電荷結合素子で構成
される)14,光学用モ−タ(ステッピングモ−タ)1
5等で構成され、原稿照射ランプ12と一体となって走
査移動する電光走査ユニットをあらかじめ設定された倍
率等に応じて決定された一定の速度で読み取る。なお、
原稿台(プラテンガラス)11の周囲に後述する操作部
が設けてあり、複写シ−ケンスに関する各種モ−ド設定
を行うスイッチおよび表示用のディスプレイおよび表示
器が配設されている。なお、34は第1ミラ−、35は
第2ミラ−、36は第3ミラ−である。
【0015】2は原稿給紙部で、給紙ロ−ラ30,31
,ピックアップロ−ラ32,33等から構成され、コン
トロ−ラ部16からの駆動指令に従って転写紙63等を
給紙する。
【0016】3は画像形成部で、スキャナモ−タ17,
ポリゴンミラ−18,感光ドラム19,クリ−ナ部20
(クリ−ナブレ−ドを備える)から構成され、コントロ
−ラ部16が撮像素子14の出力を処理して得られた画
像信号に基づいてレ−ザ光源からのレ−ザビ−ムを感光
ドラム19上に結像させて、静電潜像を形成する。
【0017】4は画像転写部で、吸着帯電器21,転写
帯電器22,分離帯電器23,高圧ユニット24,分離
押し当てコロ25,分離爪26,転写ドラム27,吸着
ロ−ラ28,レジストロ−ラ29とから構成され、給紙
ロ−ラ30または給紙ロ−ラ31によりレジストロ−ラ
29の位置に一定量のル−プを形成して給紙された転写
紙63を、レジストロ−ラ29により感光ドラム19と
の画像先頭位置が同期するタイミングで再度転写紙63
を給紙する。そして、レジストロ−ラ29の駆動により
給送された転写紙63は対向電極となる吸着ロ−ラ28
と吸着帯電器21により、転写ドラム27に静電吸着さ
れる。転写帯電器22は、感光ドラム19に現像された
各色現像剤を転写紙63に転写させる。除電帯電器とな
る分離帯電器23は、転写紙63の電荷を除電し、転写
ドラム27との吸着力を弱める。この際、隔離放電によ
る現像剤の微動を防止するため、高圧ユニット24によ
り転写紙63に高圧を印加する。
【0018】5は現像部で、現像器5a 〜5d 等か
ら構成され、後述するモ−タにより矢印方向に往復動さ
れる構成であって、かつ図示しないリフタ機構(リフト
アップ機構)により、感光ドラム19の所定位置に接近
/配置させて現像スリ−ブを感光ドラム19に当接させ
ることができるように構成されている。
【0019】現像器5a 〜5d には、この順に、例
えばブラック,イエロ−,シアン,マゼンタの現像剤が
収容されている。
【0020】6は定着部で、定着ロ−ラ6a と加圧ロ
−ラとにより転写紙63にトナ−を定着させ、排紙トレ
イ6b に排紙する。
【0021】なお、コントロ−ラ部16は調整手段を兼
ねており、現像器5a〜5d を往復動させる駆動手段
は、選択された各現像器5a 〜5d を順次移動させ
て感光ドラム19の所定位置に接近/退避させ、感光ド
ラム19に形成された静電潜像を各色に可視化させる。 そして、感光ドラム19に現像された画像を巻付け手段
(吸着帯電器21と吸着ロ−ラ28より構成される)に
より転写ドラム27に吸着された転写紙63に転写され
る。 このとき、コントロ−ラ部16は転写ドラム27に順次
吸着させる転写紙63の給紙タイミングを選択された転
写紙サイズおよび各現像器5a 〜5d の感光ドラム
19に対する配置状態に基づいて調整し、転写ドラム2
7に複数の転写紙63を所定間隔で吸着させるとともに
、後続の転写紙63の転写ドラム27への給紙吸着タイ
ミングを決定する。
【0022】図2は、図1に示したコントロ−ラ部16
の構成を説明するブロック図であり、42はCPUで、
ROM43に格納された制御プログラムに従って複写シ
−ケンスを総括的に制御する。55は前記CPU42の
基本クロックを発生するクリスタルである。44はRA
Mで、CPU42のワ−クメモリとして機能するととも
に、操作部51から入力された種々のフラグ情報を記憶
する。45はI/Oポ−トで、画像読取りに必要な同期
制御信号を出力する。56はタイマカウンタ、クリスタ
ル55で作成される基本クロックを1/4に分周した基
準クロックCLKをCPU42から受けて、そのクロッ
クのカウント値57をCPU42に出力する。46はポ
ジションセンサ(ITOPセンサ)で、転写ドラム27
の所定位置(画像先頭位置A,B)を検出して、転写タ
イミングを決定する画像先端信号ITOPをCPU42
に出力する。
【0023】47は現像器モ−タコントロ−ラで、モ−
タ48を駆動して、図1に示した現像器5a 〜5d 
をのせた図示しない現像器台を矢印方向に高速に位置決
め移動させる。なお、例えば4色の画像形成を行う場合
であって、かつ転写紙63を複数枚(本実施例では最大
2枚)転写ドラム27に吸着させた場合には、次の転写
紙63の給送タイミングを後述するように、転写ドラム
27の半回転分遅延して給紙処理を行うようにCPU4
2が給紙,吸着タイミングを決定する。49は画像処理
回路で、撮像素子14で読み取られた読取り画像デ−タ
に種々の色分解画像処理を行い、レ−ザ光源を変調する
ビデオ信号を生成する。50は光学モ−タコントロ−ラ
で、原稿走査ユニットを往復動させる光学用モ−タ15
の駆動を制御する。51は操作部である。
【0024】このように構成されたカラ−画像記録装置
において、画像記録のプロセスが開始されて転写ドラム
27が駆動するにつれて、決定手段(本実施例ではコン
トロ−ラ部16のCPU42による)が画像記録基準信
号生成手段(本実施例ではポジションセンサ46による
)および画像発生基準信号生成手段(本実施例ではポジ
ションセンサ46が兼ねる)から生成される各タイミン
グ信号をそれぞれモニタしながら記録媒体に対する各色
画像の色ずれ量を決定し、ダイナミックに変動する色ず
れ量を捉える。
【0025】また、決定手段は、搬送される記録媒体の
サイズ毎に各色画像の色ずれ量を決定し、記録媒体のサ
イズにより異なる変動する色ずれ量を捉える。更に、決
定手段は、搬送される記録媒体の数に応じて各色画像の
色ずれ量を決定し、搬送される記録媒体の数に応じて変
動する色ずれ量を捉える。
【0026】図3は、図2に示した操作部51の構成例
を示す要部平面図であり、801はコピ−枚数等を入力
するテンキ−部、802はコピ−枚数表示部である。
【0027】805は用紙カセットの上段,下段を切換
える切換えキ−、806は用紙カセットの選択段を表わ
す表示部、807は複写倍率表示部、808は複写倍率
減少キ−、809は複写倍率増加キ−、810はコピ−
動作開始キ−である。811は色ずれ測定キ−である。
【0028】図4,図5は、図1に示した転写ドラム2
7と感光ドラム19との構造を説明する断面図であり、
転写ドラム27と感光ドラム19との直径は2:1の関
係を満たし、2つドラムは略等周速で回転する。
【0029】図4に示すように、感光ドラム19のレ−
ザ照射位置Sから感光ドラム19と転写ドラム27の接
合位置trまでの感光ドラム19の円周上の距離はlで
ある。そして、転写ドラム27の吸着ロ−ラ28の当接
位置から接合位置trまでの距離も距離lと等しい。そ
のため、転写紙63の先端が吸着ロ−ラ28に達した時
に、感光ドラム19にレ−ザ記録された画像は、転写紙
63の先端に転写される。そして、転写ドラム27の所
定位置に静電吸着された転写紙63の先端が吸着ロ−ラ
28に達した時に、感光ドラム19にレ−ザ記録された
画像は転写紙63の先端に転写される。そして、転写ド
ラム27の所定位置に静電吸着された転写紙63の先端
が吸着ロ−ラ28の位置に到達したタイミングで画像先
端信号ITOPが出力されるように、ポジションセンサ
46は図5に示すように転写ドラム27の周辺に設置さ
れる。ポジションセンサ46は、転写ドラム27に固定
され、転写ドラム27の回転に伴って転写ドラム27の
円周付近を回転する2つの遮光板461,462と、複
写機本体に固定され、遮光板461,462の通過を検
出するフォトセンサ463からなる。そして、転写ドラ
ム27の所定位置に吸着された転写紙63の先端が吸着
ロ−ラ28の位置に到達した時に、転写紙63に対応し
た遮光板461はフォトセンサ463の位置に到達し、
画像先端信号ITOPを出力する。
【0030】また、本実施例では転写ドラム27上に転
写紙63を2枚同時に吸着させることも可能である。そ
の場合における、もう1枚の吸着位置は転写紙63に対
して180度ずれた位置に吸着させる。そのために、も
う1枚の転写紙63の先端が吸着ロ−ラ28の位置に到
達したことを検出する遮光板462は、遮光板461に
対して転写ドラム27上の180度ずれた位置に固定さ
れる。
【0031】転写ドラム27に転写紙63を吸着する際
には、遮光板461はフォトセンサ463を通過するタ
イミングで、転写紙63の先端が吸着ロ−ラ28の位置
に到達するようにCPU42は画像先端信号ITOPか
ら所定時間を計数し、レジストロ−ラ29を制御する。 以上より画像先端信号ITOPが発生された時にレ−ザ
により感光ドラム19上に記録された画像は転写紙63
の先端に記録される。すなわち、画像先端信号ITOP
は紙送り方向における画像記録開始のタイミング信号と
して機能する。
【0032】次に図1の複写装置における画像処理動作
について説明する。
【0033】ピックアップロ−ラ32またはピックアッ
プロ−ラ33によって給紙された転写紙63は、給紙ロ
−ラ30または給紙ロ−ラ31によってレジストロ−ラ
29まで搬送されて斜行が取り除かれ、一定量のル−プ
を形成して転写ドラム27に巻き付けるタイミングとな
るまで待機する。次いで、レジストロ−ラ29は回転し
、吸着帯電器21とその対向電極を兼ねる吸着ロ−ラ2
8により転写紙63が転写ドラム27に吸着される。 また、これと略同時に光学系(原稿走査ユニット)はス
キャンニングを開始し、撮像素子14で読み取られた画
像は画像処理回路49に取り込まれる。
【0034】そして、画像処理回路49にて、色分解さ
れ種々の色補正処理(例えば公知のガンマ補正処理等)
がなされ、撮像素子14での原稿読取りと略リアルタイ
ムでレ−ザ光に変換されてポリゴンミラ−18に偏向走
査され、帯電器により一様帯電されている感光ドラム1
9を露光して潜像を形成する。
【0035】この潜像に対してマゼンタトナ−用の現像
器5d ,シアントナ−用の現像器5c ,ブラックト
ナ−用の現像器5a をのせた現像器台が所定のタイミ
ングで水平移動を行い、現像処理を行う。
【0036】感光ドラム19上に形成されたトナ−像は
、転写帯電器22で吸着される転写紙63等に転写され
る。この一連の動作を必要現像色数回繰り返した後、分
離帯電器23により吸着力が弱められて分離による剥離
放電による画像乱れを防止する高圧ユニット24により
、高圧が印加されながら分離押し当てコロ25および外
側分離押し当てコロで曲率分離されたところへ分離爪2
6で分離し、定着ロ−ラ6a で定着した排紙トレイ6
b に排紙する。
【0037】図6,図7は本発明に係るカラ−画像記録
装置における給紙現像処理動作を説明するタイミングチ
ャ−トで、図6は転写ドラム27に転写紙63を1枚吸
着させて動作する1枚載せモ−ド時に対応し、図7は転
写ドラム27に転写紙63を2枚吸着させて動作する2
枚載せモ−ド時に対応する。
【0038】これらの図において、MDはI/Oポ−ト
45から出力されるモ−タ駆動信号で、この信号により
図示しない転写ドラム駆動モ−タが回転する。CPU4
2は、モ−タ駆動信号MDにより転写ドラム27を駆動
した後、最初に入力される画像先端信号ITOPを検出
することにより、記録用紙を給紙し、一連のコピ−動作
を実行する。
【0039】PFはI/Oポ−ト45から出力されるペ
−パフィ−ド信号で、このペ−パフィ−ド信号PFによ
りレジストロ−ラ29が回転し、転写ドラム27に対し
て転写紙63を送り出す。ペ−パフィ−ド信号PFは、
画像先端信号ITOPの送出から所定時間経過後立ち上
がり転写紙63を給紙完了した後、立ち下がる。
【0040】VIDEOは画像信号で、マゼンタ画像信
号VIDEOM,シアン画像信号VIDEOC,イエロ
−画像信号VIDEOY,ブラック画像信号VIDEO
Kから構成され、各信号は、画像記録の可視のタイミン
グである画像先端信号ITOPの立ち上がりから転写紙
サイズに応じた時間出力される。DVは現像中を示す信
号で、画像信号VIDEOと同様にマゼンタ,シアン,
イエロ−,ブラックの現像信号から構成される。現像信
号VDは画像信号VIDEOがレ−ザ光を変調し、一様
帯電している感光ドラム19を露光することによって形
成された潜像を現像している最中にONする信号である
【0041】以下、図8,図9,図10を参照しながら
原稿走査部,光学系の駆動動作について詳述する。
【0042】原稿台11に載置された原稿は、原稿照射
ランプ12によって照明される。原稿からの光信号は、
第1ミラ−34,第2ミラ−35,第3ミラ−36で折
り返され、結像レンズ13を通って撮像素子14に投影
される。
【0043】原稿照射ランプ12と第1ミラ−34は固
定されており、第2ミラ−35と第3ミラ−36も固定
されている。そして、第1ミラ−34と第2ミラ−35
,第3ミラ−36とは2:1の速度比で原稿を走査する
。第1ミラ−34の走査速度は、感光ドラム19の周速
と転写ドラム27の周速は同一となるように、ステッピ
ングモ−タ15によって駆動される。
【0044】このステッピングモ−タ15の駆動制御を
行うのが光学モ−タコントロ−ラ50である。光学モ−
タコントロ−ラ50は、CPU42からの走査スピ−ド
(パルス/秒)デ−タ54と走査距離(パルス)デ−タ
53を受け、走査開始信号(SS)52の入力でステッ
ピングモ−タ15を駆動制御する。
【0045】原稿読取り走査が終了すると、一定の走査
速度で前進したパルス数分だけステッピングモ−タ15
を逆回転させ、走査開始位置まで第1ミラ−34を戻す
。本実施例ではステッピングモ−タ15を1パルス分進
めると、第1ミラ−34は原稿を0.05mm走査する
。また、停止状態の各ミラ−34〜36を駆動した直後
は、ステッピングモ−タ15と各ミラ−34〜36を連
結しているワイヤに振動が発生し、各ミラ−34〜36
が滑らかに移動しないため、撮像素子14で読み取られ
る画信号に、副走査方向の伸び縮みが発生する。この振
動が収まるのを待つため、光学系は原稿読取りに先立ち
、所定長の助走を行う。本実施例では走査速度によらず
、30mm分(60パルス)の助走を行う。代表的な走
査倍率,走査長における走査スピ−ドと走査パルスとの
関係を図8に示す。
【0046】図8(a)は走査倍率と走査スピ−ドとの
相対関係を示す相関図であり、図8(b)は走査距離と
走査パルス数との相対関係を示す相関図である。
【0047】なお、本実施例では感光ドラム19,転写
ドラム27の周速は100mm/秒であり、第1ミラ−
34の走査速度を100mm/秒とすると、原稿イメ−
ジは同一の大きさで転写紙63上に記録される。第1ミ
ラ−34を2倍(200mm/秒)とすると、記録イメ
−ジは走査方向に50%のサイズになるし、第1ミラ−
34の走査速度を1/2(50mm/秒)とすると、記
録イメ−ジは走査方向に200%のサイズになる。
【0048】図9,図10は、図1に示したカラ−画像
記録装置における光学系の駆動動作を説明するタイミン
グチャ−トである。図9は1枚載せモ−ド時に対応し、
図10は2枚載せモ−ド時に対応する。
【0049】光学系は、前述のように原稿先端に対して
30mmの助走距離をもった位置からスタ−トする。そ
のため、CPU42は画像の先端を表わす画像先端信号
ITOPに対して助走距離を走査するのにかかる時間p
s分だけ早く光学系のスタ−ト信号SSを出力する。す
なわち、CPU42は、図示されるように、画像の先端
を表わす画像先端信号ITOPaの1つ前の画像先端信
号ITOPbから時間Tだけカウントした後、スタ−ト
信号SSを出力する。ここで、T+PSは、画像先端信
号ITOP周期となる。
【0050】なお、図9,図10では説明のため、画像
先端信号ITOPにa,bの区別を記した。ここで、画
像先端信号ITOPaは、画像記録のための基準信号で
あり、記録用紙が所定の位値にあることを示す。画像先
端信号ITOPbは、画像発生(画像読取り)のための
基準信号である。図中の画像先端信号ITOPan ,
bn (n=1〜N)は互いに対となる。
【0051】2枚載せモ−ド時は、図10に示すように
、各画像先端信号ITOPan ,bn (n=1〜N
)が画像記録のための基準信号であり、画像発生のため
の基準信号でもある。ここでも、画像記録の画像先端信
号ITOPaの1つ前の画像先端信号がITOPbとな
る。画像先端信号がITOPaと画像先端信号がITO
PbのI時間は常に一定であることが望ましいが実際に
は一定であるとは限らない。
【0052】すなわち、コピ−用紙を転写ドラム27に
静電吸着する際の転写ドラム27の速度変動や、転写ド
ラム27と同一のモ−タで駆動される感光ドラム19に
対するクリ−ニングブレ−ドの摩擦計数の変化によるモ
−タの負荷変動により、画像先端信号ITOPの周期(
I時間)は変動する。この場合において、現像色毎のI
時間の相互のずれは記録用紙に対する色毎の画像発生タ
イミングのずれとなり、色を重ねた際に、色ずれとなる
【0053】このI時間の時間の変動、すなわち記録紙
上の色ずれ量に相当するデ−タを補正するためには、何
らかの色ずれデ−タの測定が不可欠となる。そこで、上
記I時間の時間の変動を下記のように測定する。
【0054】図11は本発明に係るカラ−画像記録装置
におけるI時間の時間変動測定処理手順の一例を示すフ
ロ−チャ−トである。なお、(1) 〜(11)は各ス
テップを示す。
【0055】操作部51よりI時間測定開始キ−となる
、色ずれ測定キ−811が押下されると、測定モ−ドに
入り、I/Oポ−ト45からモ−タ駆動信号MDを「1
」にして、感光ドラム19と転写ドラム27を回転させ
る(1) 。これにより、画像先端信号ITOPがフォ
トセンサ463からの出力に基づいて発生されるのを待
機し(2) 、画像先端信号ITOPが出力されたら、
I時間の測定値をRAM44のテ−ブルポインタTPを
「0」にする(3) 。
【0056】次いで、現在のタイマカウンタ56のカウ
ント値TCを読み込み(4) 、次の画像先端信号IT
OPの入力を待機する(5) 。次の画像先端信号IT
OPが入力したら、その時点のタイマカウンタ56のカ
ウンタ値TCを読み込み(6) 、前回のカウンタ値T
Cと今回のカウンタ値TCとの差分値DCを求める(7
) 。
【0057】次いで、差分値DCをRAM44のI時間
測定テ−ブルに書き込む(8) 。その際、I時間測定
テ−ブルの書込みアドレスは、I時間測定テ−ブルのス
タ−トアドレスにテ−ブルポインタ値TPを加算した値
を用いる。
【0058】その後、カウンタ値TCに「1」を加え(
9) 、カウンタ値TCが「9」になったかどうかを判
定し(10)、NOならばステップ(5) に戻り、Y
ES(ITOP周期を9回測定した場合)の場合、モ−
タ駆動信号MDを「0」にして感光ドラム19と転写ド
ラム27を停止させる。
【0059】このようにして、RAM44上に作成され
たI時間測定テ−ブル例を図12に示す。
【0060】図12は本発明に係るカラ−画像記録装置
におけるI時間測定テ−ブル例を示す図である。この図
において、ID0 〜ID8 は、図9に示した画像先
端信号ITOPの周期I1 〜I9 の時間デ−タを示
し、CPU42からの基準クロックCLKのクロック数
がセットされている。
【0061】なお、上記時間デ−タID0 〜ID8 
は、転写ドラム27に記録用紙を吸着させない状態での
画像先端信号ITOPの変動値であるので、転写ドラム
27に記録用紙を吸着させたり、分離させる際の転写ド
ラム27の速度変動は測定されていない。
【0062】しかし、画像先端信号ITOPの周期を変
動させる最も大きな要因となるクリ−ニングブレ−ドと
感光ドラム19の摩擦係数の変化によるモ−タの負荷変
動に起因する画像先端信号ITOPの変動は測定されて
いる。なお、周期I9 以降は、周期I8 の値を用い
る。 なお、この実施例では色ずれ量として画像先端信号IT
OPの周期デ−タをそのまま測定しているが、装置構成
上決まる固定のITOP周期との差のデ−タとしてテ−
ブル化する構成でも良い。 〔第2実施例〕 図13,図14は本発明の第2の実施例を示すカラ−複
写装置におけるIS,IL時間測定テ−ブル例を示す図
である。
【0063】この実施例では、ITOP周期の変動を測
定するにあたり、実際のコピ−シ−ケンス中での画像発
生基準信号と画像記録基準信号との差から画像先端信号
ITOPの周期(I時間)を測定する場合である。
【0064】測定するデ−タの種類は、転写ドラム27
に同時に2枚の用紙を貼り付けることができるサイズの
用紙(スモ−ルサイズ)に対するI時間(IS時間)の
ものと、転写ドラム27に1枚しか貼り付けることがで
きないサイズの用紙(ラ−ジサイズ)に対するI時間(
IL時間)の2種類に分けられる。
【0065】これは、転写ドラム27に貼り付ける用紙
の枚数が2枚の場合では、片方の用紙に画像を記録して
いる時に、もう片方の用紙を転写ドラム27に吸着もし
くは分離するコピ−シ−ケンスとなるため、貼り付け用
紙枚数が1枚の場合と比べて、転写ドラム27の負荷変
動が異なり、そのためI時間に差異が発生する。その結
果、1枚貼り付けの場合と、2枚貼り付けの場合では、
記録画像中の色ずれ量が異なるためである。
【0066】また、第1の実施例同様、転写ドラム27
,感光ドラム19の回転の初期(転写ドラム27の最初
の3,4回転)と、それ以降では感光ドラム19に対す
るクリ−ニングブレ−ドの負荷が異なるため色ずれ量が
異なる。そのため、この実施例では転写ドラム27に用
紙を1枚貼り付ける場合と、2枚貼り付ける場合とで別
々にI時間(上記IS時間,IL時間)を測定し、さら
にそれらの各場合において、回転の初期とそれ以降のI
時間を測定するようにしている。この各条件でのI時間
の測定は、上記第1実施例と同様に、色ずれ量を時間デ
−タとして測定している。
【0067】なお、スモ−ルサイズはB5,A5,A4
,LETTER等のサイズの用紙であり、スモ−ルサイ
ズに対するITOP周期デ−タは、以下の4種類となる
【0068】ITOP周期デ−タIS1は、クリ−ニン
グブレ−ドの摩擦係数の変化の影響を受け、転写ドラム
27に1枚しか用紙を貼り付けない場合で、スモ−ルサ
イズコピ−で1枚のみのコピ−の場合のISデ−タであ
る。なお、ITOP周期デ−タIS1は、時間I1 ,
I3 ,I5 ,I7 の測定値からなる。
【0069】ITOP周期デ−タIS2は、クリ−ニン
グブレ−ドの摩擦係数の変化の影響を受け、転写ドラム
27に2枚の用紙を貼り付ける場合で、スモ−ルサイズ
コピ−で連続2枚以上のコピ−をとる場合の最初の2枚
のコピ−時のISデ−タである。なお、ITOP周期デ
−タIS2は、時間I1 ,I2 ,I3 ,I4 ,
I5 ,I6 ,I7 ,I8 の測定値からなる。
【0070】ITOP周期デ−タIS3は、クリ−ニン
グブレ−ドの摩擦係数の変化の影響を受けずに、転写ド
ラム27に1枚しか用紙を貼り付けない場合で、スモ−
ルサイズコピ−で連続3枚以上のコピ−をとる場合の奇
数枚コピ−時の最後の1枚のコピ−時のISデ−タであ
る。なお、ITOP周期デ−タIS3は、時間I9 ,
I11,I13,I15の測定値からなる。
【0071】ITOP周期デ−タIS4は、クリ−ニン
グブレ−ドの摩擦係数の変化の影響を受けずに、転写ド
ラム27に2枚用紙を貼り付ける場合で、これは連続4
枚以上のコピ−で3枚目以降のコピ−時のISデ−タで
ある。なお、ITOP周期デ−タIS4は、時間I9 
,I10,I11,I12,I13,I14,I15,
I16の測定値からなる。
【0072】一方、ラ−ジサイズはB4,A3等の用紙
であり、これらに対応するITOP周期のデ−タ(IL
デ−タ)は以下の2種類となる。
【0073】ITOP周期デ−タIL1は、クリ−ニン
グブレ−ドの摩擦係数の変化の影響を受け、連続コピ−
の最初の1枚目のコピ−時のILデ−タである。なお、
ITOP周期デ−タIL1は、時間I1 ,I3 ,I
5 ,I7 の測定値からなる。
【0074】ITOP周期デ−タIL2は、クリ−ニン
グブレ−ドの摩擦係数の変化の影響を受け、連続コピ−
の最初の2枚目以降のコピ−時のILデ−タである。な
お、ITOP周期デ−タIL2は時間I9 ,I11,
I13,I15の測定値からなる。
【0075】この実施例では、ITOP時間の測定は、
実際のコピ−シ−ケンス中に行われる。例えばコピ−シ
−ケンスのコピ−モ−ドがスモ−ルサイズの用紙を3枚
コピ−するものだったとする。この場合図13からIT
OP周期デ−タIS2,IS3が測定される。
【0076】図15は本発明に係るカラ−画像記録装置
における複写処理手順の一例を示すフロ−チャ−トであ
る。なお、(1) 〜(5) は各ステップを示す。ま
た、この実施例では画像先端信号ITOPはCPU42
への割込み信号として入力される。そこで、コピ−動作
の開始に先立ち、割込み信号として入力される画像先端
信号ITOPの周期を測定する基準としてITOP割込
みを許可する(1) 。次いで、画像先端信号ITOP
の入力回数をソフト的にカウントするITOPカウンタ
をクリアする(2) 。次いで、割込み処理部に対して
、現在のコピ−モ−ドを報知させるデ−タをRAM44
上のデ−タエリアにセットする(3) 。続いて、コピ
−動作を行うと(4) 、画像先端信号ITOPが入力
され、図16に示す割込み処理ル−チンの実行により画
像先端信号ITOPの周期が測定される。コピ−動作が
終了すると、画像先端信号ITOPの割込みを禁止し(
5) 、処理を終了する。
【0077】図16は本発明に係るカラ−画像記録装置
における割込み処理ル−チンの一例を示すフロ−チャ−
トである。なお、(1) 〜(13)は各ステップを示
す。
【0078】画像先端信号ITOPに基づく割込みが入
ると処理ル−チンが開始され、タイマカウンタ56のカ
ウント値TCを読み込む(1) 。次いで、最初のIT
OP割込みかどうかを(IP=0)判断し(2) 、Y
ESの場合(測定カウントパラメ−タIP=0)は、I
時間を測定できないので、ステップ(13)以降に進み
、NOの場合は、前回の画像先端信号ITOPのカウン
ト値TCと今回のカウント値TCより差を求めて差分値
DCを求める(3)。
【0079】次に、図13に示したステップ(3) で
設定したコピ−モ−ドよりラ−ジサイズコピ−かスモ−
ルサイズコピ−の何れであるかを判別し(4) 、スモ
−ルサイズコピ−の場合、スモ−ルテ−ブルの決定を行
い(5) 、コピ−枚数が1枚の場合は、IS1テ−ブ
ルに測定したITOP周期デ−タIS1を書き込む(6
) 。また、コピ−枚数が2枚以上で測定カウントパラ
メ−タIPが「1〜8」の場合(時間I1 〜I8 )
は、IS2テ−ブルに測定したITOP周期デ−タIS
2を書き込む(7) 。コピ−枚数が3枚以上の奇数枚
で最終目のコピ−の場合は、IS3テ−ブルに測定した
ITOP周期デ−タIS3のを書込みを行うが(8) 
、これは設定枚数が3以上の奇数(2N−1)であるこ
とと、((2N−1)−1)×4<IPであることより
判断される。
【0080】そして、それ以外の場合はすべてIS4テ
−ブルに測定したITOP周期デ−タIS4のを書込み
を行う(9) 。
【0081】一方、ステップ(4) の判断でラ−ジサ
イズと判定された場合は、ラ−ジテ−ブルの決定を行い
(10)、1枚目のコピ−の場合(測定カウントパラメ
−タIP=1〜8)は、IL1テ−ブルに測定したIT
OP周期デ−タIL1の書込みを行い(11)、2枚目
以降のコピ−の場合(測定カウントパラメ−タIP≧9
)は、IL2テ−ブルに測定したITOP周期デ−タI
L2の書込みを行い(12)、測定カウントパラメ−タ
IPを「1」インクリメントして(13)、ITOP割
込み処理を終了する。
【0082】このように一連のコピ−シ−ケンスが終了
すると、色ずれデ−タテ−ブルとなる各IL1テ−ブル
,IL2テ−ブル,IS1テ−ブル,IS2テ−ブル,
IS3テ−ブル,IS4テ−ブルが形成(更新)されて
行く。
【0083】図17,図18は本発明に係るカラ−画像
記録装置におけるITOP周期デ−タテ−ブル構成を説
明する模式図であり、図17はスモ−ルサイズコピ−時
の測定テ−ブルに対応し、図18はラ−ジサイズコピ−
時の測定テ−ブルに対応する。
【0084】スモ−ルサイズコピ−時は、図16に示し
たステップ(6) でITOP周期デ−タIS1を書き
込む場合は、図9,図10に示すように、測定カウント
パラメ−タIPが1,3,5,7の場合、差分値DCが
画像発生基準信号bと画像記録基準信号aの差の時間(
I時間)となる。そこで、図9の周期I1 の時間をI
Sテ−ブルのIS11(図17参照)に書き込み、周期
I3 の時間をISテ−ブルのIS13(図17参照)
に書き込み、周期I5の時間をISテ−ブル1のIS1
5(図17参照)に書き込み、周期I7の時間をISテ
−ブルのIS17(図17参照)に書き込む。また、図
16に示したステップ(7) でITOP周期デ−タI
S2を書き込む場合は、図9に示すように、測定カウン
トパラメ−タIPが「1〜8」の各I時間となる。その
ため、周期I1 〜I8 の各差分値DCをそれぞれI
Sテ−ブル2のIS21〜28(図17参照)の各テ−
ブル位置に書き込む。
【0085】更に、図16に示したステップ(8) で
ITOP周期デ−タIS3を書き込む場合、奇数枚コピ
−(2N−1)の最後の1枚であるので、測定カウント
パラメ−タIPが「8N−7,8N−5,8N−3,8
N−1」となる。各測定カウントパラメ−タIPに対応
した差分値DCをI時間としてISテ−ブルIS3のI
S31,IS33,IS35,IS37の各テ−ブル位
置に書き込む。
【0086】また、図16に示したステップ(9) で
ITOP周期デ−タIS4を書き込む場合、4枚目以上
のコピ−枚数での差分値DCがすべてIS4テ−ブルの
書込み対象となる(ITOP周期デ−タIS3の場合を
除く)。この場合、図15に示すように、測定カウント
パラメ−タIPが「9」以上の場合の差分値を、ISテ
−ブルIS4のIS41〜IS48の各テ−ブル位置に
書き込む。
【0087】一方、ラ−ジサイズコピ−時は、図16に
示したステップ(11)でITOP周期デ−タIL1を
書込む場合は、図9に示されるように、測定カウントパ
ラメ−タIPが「1,3,5,7」の場合の差分値DC
が画像発生基準信号bと画像記録基準信号aの差として
色ずれ量の時間デ−タとなる。この場合、測定カウント
パラメ−タIPに対応した差分値DCをILテ−ブルI
L1のIL11,IL13,IL15,IL17(図1
8参照)に書き込む。
【0088】また、ラ−ジサイズコピ−時は、図16に
示したステップ(12)でITOP周期デ−タIL2を
書込む場合は、コピ−枚数がN枚目(N≧2)の時の各
測定カウントパラメ−タIPでの差分値DC値をILテ
−ブルIL2のIL21〜IL27(図18参照)に書
き込む。 〔第3実施例〕 図19は本発明の第3実施例を示すカラ−画像記録装置
の構成を説明する断面図であり、複数の感光ドラムが所
定間隔で並置されるレ−ザビ−ム走査型の4ドラムカラ
−画像記録装置の場合に対応する。
【0089】図において、1701は〜1704はマゼ
ンタ,シアン,イエロ−,ブラック用の各感光ドラムで
、等間隔長bで並置される。1705〜1708はマゼ
ンタ,シアン,イエロ−,ブラック用の各現像器、17
09〜1712はマゼンタ,シアン,イエロ−,ブラッ
ク用の各記録画像が記憶されているペ−ジメモリ、17
13〜1716はマゼンタ,シアン,イエロ−,ブラッ
ク用の各レ−ザスキャナで、ペ−ジメモリ1709〜1
712からのマゼンタ,シアン,イエロ−,ブラック用
の各画像信号によりレ−ザ光を変調して各感光ドラム1
701〜1704の軸方向に走査する。1717は記録
用紙を静電吸着により張り付けてマゼンタ,シアン,イ
エロ−,ブラック用の各感光ドラム1701〜1704
に対して搬送する搬送ベルト、1718,1719は前
記搬送ベルト1717の駆動用ロ−ラ、1720は記録
用紙、1721は記録用紙1720のピックアップロ−
ラ、1722は前記ピッアップロ−ラ1721を搬送ベ
ルト1717に静電吸着させる帯電器、1723はフォ
トセンサであり、紙の通過を検知する。1728〜17
31はフォトセンサで、順次搬送される記録用紙172
0の通過時間を検出して、CPU1732に通知する。 CPU1732はフォトセンサ1728〜1731から
の出力をモニタして色ずれ量を認知し、マゼンタ,シア
ン,イエロ−,ブラック用の各感光ドラム1701〜1
704のレ−ザスキャナの走査タイミングを調整する。
【0090】マゼンタ,シアン,イエロ−,ブラック用
の各感光ドラム1701〜1704と搬送ベルト171
7の周速は略等しい速度Vで駆動されている。フォトセ
ンサ1723と感光ドラム1701の転写点までの距離
はcであり、各レ−ザスキャナ1713〜1716から
各感光ドラム1701〜1704の転写点までの距離は
aである。
【0091】用紙先端がフォトセンサ1723を通過し
た後、遅延回路1724にて(c−a)分の距離に相当
する時間(c−a)/Vだけ遅延をかけて、ペ−ジメモ
リ1709から読み出される画像情報に基づいて変調さ
れたレ−ザビ−ムを感光ドラム1701に走査露光して
静電潜像を形成し、現像器1705により可視化する。
【0092】また、遅延回路1725は、フォトセンサ
1723からの検出信号に基づいて(b+c−a)/V
だけ遅延をかけて、ペ−ジメモリ1710から読み出さ
れる画像情報に基づいて変調されたレ−ザビ−ムを感光
ドラム1702に走査露光して静電潜像を形成し、現像
器1706により可視化する。
【0093】同様に、遅延回路1726は、フォトセン
サ1723からの検出信号に基づいて(2b+c−a)
/Vだけ遅延をかけて、ペ−ジメモリ1711から読み
出される画像情報に基づいて変調されたレ−ザビ−ムを
感光ドラム1703に走査露光して静電潜像を形成し、
現像器1707により可視化する。
【0094】同様に、遅延回路1723は、フォトセン
サ1725からの検出信号に基づいて(3b+c−a)
/Vだけ遅延をかけて、ペ−ジメモリ1712から読み
出される画像情報に基づいて変調されたレ−ザビ−ムを
感光ドラム1704に走査露光して静電潜像を形成し、
現像器1708により可視化する。
【0095】これにより、搬送ベルト1717上の記録
用紙1720の同一位置に重なる。しかし、搬送ベルト
1717に吸着された記録用紙1720が各感光ドラム
1701〜1704を通過する際の負荷変動による転写
ベルト1717の周速の変動により、実際の紙端がフォ
トセンサ1723を通過してから、各感光ドラム170
1〜1704の転写点に到達する時間は上述の遅延時間
から若干ばらつく。そして、このばらつきが記録用紙1
720上の色ずれとなる。
【0096】そこで、この実施例ではコピ−シ−ケンス
中で記録用紙がフォトセンサ1723から各感光ドラム
1701〜1704の転写点に到達する時間のばらつき
、すなわち色ずれ量を測定するため、フォトセンサ17
28〜1731が所定位置に配設されている。
【0097】これらのフォトセンサ1728〜1731
は各感光ドラム1701〜1704の転写点からdだけ
搬送方向に先行する位置に配設されている。なお、dは
上記b,cに比べて極めて短く、距離dのばらつきは無
視できる。
【0098】そして、実際のコピ−シ−ケンス中に、各
フォトセンサ1728〜1731を記録用紙1720が
通過したタイミング信号がCPU1732に入力される
。CPU1732には第1の実施例と同様にクリスタル
(発振器)55とタイマカウンタ56を有しており、各
フォトセンサ1728〜1731からの信号入力の間隔
を測定する。フォトセンサ1723からCPU42の入
力gに入力があった時のカウント値をタイマカウント値
TC=TCg とし、各フォトセンサ1728〜173
1からCPU42の入力h〜k(マゼンタ,シアン,イ
エロ−,ブラックからのセンサ出力用入力ポ−ト)があ
った時のカウント値を各々TCm ,TCc ,TCy
 ,TCk とすると、CPU42はマゼンタ,シアン
,イエロ−,ブラックの各色情報の転写紙63上での色
ずれ量CSm ,CSc ,CSy ,CSk を下記
(1)〜(4)式により算出する。 CSm =(c−a)−V×TCm         
……(1)CSc =(b+c−a)−V×TCc  
     ……(2)CSy =(2b+c−a)−V
 ×TCy     ……(3)CSk =(3b+c
−a)−V ×TCk     ……(4)また、これ
らの値、すなわち色ずれ量CSm ,CSc ,CSy
 ,CSk をVで割ると、色ずれの時間デ−タとなる
【0099】さらに、この実施例ではフォトセンサ17
23が画像発生基準信号であり、フォトセンサ1728
〜1731が各マゼンタ,シアン,イエロ−,ブラック
の各色の画像記録基準信号として機能する。
【0100】そして、上記各色ずれ量CSm ,CSc
 ,CSy ,CSk が画像発生基準信号と画像記録
基準信号より求められる。
【0101】なお、上記各実施例では、色ずれ測定処理
を装置内部に設けられる検出手段の出力に基づいて算出
する場合について説明したが、図3に示す操作部51の
テンキ−801から色ずれ量をオペレ−タが入力できる
ように構成しても良い。
【0102】さらに、上記実施例では画像情報を電気信
号として処理するカラ−画像記録装置を例にして説明し
たが、上記画像情報を光情報として取り扱うカラ−画像
記録装置にも本発明を適用することができる。
【0103】また、リ−ダからのカラ−画像情報に限ら
ず、ホストコンピュ−タ等他の上位装置からのカラ−画
像情報をプリントする場合にも適用可能である。
【0104】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は発生手段
の色分解発生の基準タイミング信号を生成する画像発生
基準信号生成手段と、記録手段による色分解情報記録の
基準タイミング信号を生成する画像記録基準信号生成手
段と、この画像記録基準信号生成手段から生成される基
準タイミング信号と画像発生基準信号生成手段から生成
される基準タイミング信号との生成出力タイミングをモ
ニタして記録媒体に対する各色画像の色ずれ量を決定す
る決定手段とを設けたので、経時的な機械的変位等に起
因した色ずれ量を精度良く測定可能となり、色ずれのな
い画像記録処理に必要な制御情報を自動的に把握するこ
とができる。
【0105】また、決定手段は、搬送される記録媒体の
サイズ毎に各色画像の色ずれ量を決定するように構成し
たので、画像記録シ−ケンス実行に伴って色ずれ量が変
動しても、記録媒体のサイズ毎に変動する現状の色ずれ
量を正確に測定することができる。
【0106】更に、決定手段は、搬送される記録媒体の
数に応じて各色画像の色ずれ量を決定すように構成した
ので、画像記録シ−ケンス実行に伴って色ずれ量が変動
しても、記録媒体の記録数に応じて変動する現状の色ず
れ量を正確に測定することができる。
【0107】従って、装置毎,紙サイズ毎,コピ−枚数
毎にダイナミックに変動する色ずれ量を測定可能となり
、常に色ずれのない鮮明なカラ−画像記録に必要な制御
情報を得ることができ、変動する色ずれの補正を行うこ
とができる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示すカラ−複写装置の構
成を説明する断面図である。
【図2】図1に示したコントロ−ラ部の構成を説明する
ブロック図である。
【図3】図2に示した操作部の構成例を示す要部平面図
である。
【図4】図1に示した転写ドラムと感光ドラムとの構造
を説明する断面図である。
【図5】図1に示した転写ドラムと感光ドラムとの構造
を説明する断面図である。
【図6】本発明に係るカラ−画像記録装置における給紙
現像処理動作を説明するタイミングチャ−トである。
【図7】本発明に係るカラ−画像記録装置における給紙
現像処理動作を説明するタイミングチャ−トである。
【図8】走査倍率と走査スピ−ドとの相対関係を示す相
関図である。
【図9】図1示したカラ−画像記録装置における光学系
の駆動動作を説明するタイミングチャ−トである。
【図10】図1示したカラ−画像記録装置における光学
系の駆動動作を説明するタイミングチャ−トである。
【図11】本発明に係るカラ−画像記録装置におけるI
時間の時間変動測定処理手順の一例を示すフロ−チャ−
トである。
【図12】本発明に係るカラ−画像記録装置におけるI
時間測定テ−ブル例を示す図である。
【図13】本発明の第2の実施例を示すカラ−複写装置
におけるIS時間測定テ−ブル例を示す図である。
【図14】本発明の第2の実施例を示すカラ−複写装置
におけるIL間測定テ−ブル例を示す図である。
【図15】本発明に係るカラ−画像記録装置における複
写処理手順の一例を示すフロ−チャ−トである。
【図16】本発明に係るカラ−画像記録装置における割
込み処理ル−チンの一例を示すフロ−チャ−トである。
【図17】本発明に係るカラ−画像記録装置におけるI
TOP周期デ−タテ−ブル構成を説明する模式図である
【図18】本発明に係るカラ−画像記録装置におけるI
TOP周期デ−タテ−ブル構成を説明する模式図である
【図19】本発明の第3実施例を示すカラ−画像記録装
置の構成を説明する断面図である。
【符号の説明】
1  リ−ダ部 2  原稿給紙部 3  画像形成部 4  画像転写部 5  現像部 5a 〜5d   現像器 16  コントロ−ラ部 19  感光ドラム 27  転写ドラム 28  吸着ロ−ラ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】各色の色分解情報を発生する発生手段と、
    この発生手段から出力される色分解情報に基づいて記録
    媒体に順次各色画像重ね記録する記録手段とを備えたカ
    ラ−画像記録装置において、前記発生手段の色分解発生
    の基準タイミング信号を生成する画像発生基準信号生成
    手段と、前記記録手段による色分解情報記録の基準タイ
    ミング信号を生成する画像記録基準信号生成手段と、こ
    の画像記録基準信号生成手段から生成される基準タイミ
    ング信号と前記画像発生基準信号生成手段から生成され
    る基準タイミング信号との生成出力タイミングをモニタ
    して前記記録媒体に対する各色画像の色ずれ量を決定す
    る決定手段とを具備したことを特徴とするカラ−画像記
    録装置。
  2. 【請求項2】決定手段は、搬送される記録媒体のサイズ
    毎に各色画像の色ずれ量を決定することを特徴とする請
    求項1記載のカラ−画像記録装置。
  3. 【請求項3】決定手段は、搬送される記録媒体の数に応
    じて各色画像の色ずれ量を決定することを特徴とする請
    求項1記載のカラ−画像記録装置。
JP3029141A 1991-01-31 1991-01-31 カラ−画像記録装置 Pending JPH04245856A (ja)

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