JP3380661B2 - プリペイドカード自動販売装置 - Google Patents

プリペイドカード自動販売装置

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JP3380661B2
JP3380661B2 JP28740895A JP28740895A JP3380661B2 JP 3380661 B2 JP3380661 B2 JP 3380661B2 JP 28740895 A JP28740895 A JP 28740895A JP 28740895 A JP28740895 A JP 28740895A JP 3380661 B2 JP3380661 B2 JP 3380661B2
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money
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優雅 有井
浩 矢作
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  • Control Of Vending Devices And Auxiliary Devices For Vending Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリペイドカード
を自動販売するプリペイドカード自動販売装置に係わ
り、特に、一旦発行されて使用中のプリペイドカードの
カード残高に追加の金額を加算できるカード更新機能を
備えたプリペイドカード自動販売装置に関する。
【0002】
【従来の技術】大規模工場や大きな事務所ビル内にはこ
の工場や事務所で働く従業員が利用する食堂が設けられ
ている。このような食堂においては、この食堂を利用す
る客は、一般に、この会社や企業体の従業員や関連企業
の従業員等の一定の限られた人である。
【0003】また、このような食堂においては、昼食時
等の特定の時間帯に利用客が集中する。この特定の時間
帯における食事代金の支払いを効率的に行うために、現
金支払いの代りにプリペイドカードで支払うシステムを
採用する場合が多い。
【0004】このようなプリペイドカードシステムにお
いては、客は予めプリペイドカードを購入しておく必要
がある。
【0005】また、プリペイドカード自動販売装置に対
して、使用中のプリペイドカードのカード残高に追加の
金額を加算できるカード更新機能を付加している場合が
ある。したがって、利用者はカード残高が少なくなる
と、プリペイドカード自動販売装置に使用中のプリペイ
ドカードを挿入し、追加の金額を投入して更新操作を行
うと、記録されたカード残高に追加の金額が加算されて
該当プリペイドカードが排出される。
【0006】したがって、利用者は小額のカード残高が
記憶された多数のプリペイドカードを所持する必要はな
い。かつカード発行会社においても、プリベイドカード
のランニングコストを低減できる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たカード販売機能とカード更新機能とを有したプリベイ
ドカード自動販売装置においても、まだ解消すべき次の
ような課題があった。
【0008】すなわち、会社によっては、従業員に対す
福利厚生事業の一つとして、従業員の食事代負担を軽
減する施策を行っている場合が多い。不特定多数の人が
利用する食堂に対しては、会社が直接食堂に対して資金
援助を行わずに、従業員に対して例えば1ヶ月最大で3
500円等の食事補助を支給するのが一般的である。ま
た、あくまでも食事補助であるので、この補助金は自己
が支払った金額以下であると規定している場合が一般的
である。
【0009】この場合、食事補助が確実に食事代に使用
される必要があるので、現金支給は行わずに、食券等で
支払われる。
【0010】しかし、プリペイドカードシステムの食堂
では食券は使用できない問題があった。
【0011】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
ものであり、新規販売時やカード更新時に補助金額をカ
ード残高に加算することによって、食事補助を確実にか
つ自動的に従業員へ支給でき、かつ従業員も食事代補助
を何等意識せずにプリペイドカードの購入,更新及び食
堂での利用を行うことができ、食堂の利用者のサービス
を大幅に向上できるプリペイドカード自動販売装置を提
供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解消するため
に本発明は、入力された金額に対応するカード残高を新
規のプリペイドカードに書込んで発行すると共に、カー
ド更新要求に応じて、カ―ド挿入口に挿入された使用中
のプリペイドカ―ドに記録されたカード残高に別途入力
された金額を加算して発行するプリペイドカード自動販
売装置において、プリペイドカードの記憶部内に、一定
期間毎に、期間内で支給される補助金額を累積し、
その累積補助金額を記憶するための補助金額累積領域
形成している。 そして、金額が入力される毎に、この金
額が入力された今回の期間に対する基準補助金額及び今
回の期間より前における金額が入力されなかった期間か
ら今回の期間に持越された基準補助金額に基づいて、今
回の期間で支給可能な補助金額の支給限度額を算出する
支給限度額算出手段と、金額が入力される毎に、入力さ
れた金額以下でかつ入力された金額に対応して予め設定
された補助金額と補助金額累積領域に記憶された累積補
助金額とを加算する加算手段と、加算手段の加算結果が
算出された支給限度額以下のとき、補助金額をカード残
高に加算し、かつ補助金額を補助金額累積領域に累積す
る第1の補助金額処理手段と、加算結果が算出された支
給限度額を越えるとき、支給限度額から累積補助金額を
減算した金額をカード残高に加算し、かつ減算した金額
を補助金額累積領域に累積する第2の補助金額処理手段
とを備えている。
【0013】また、別の発明においては、上述した構成
のプリペイドカード自動販売装置に対して、カード更新
要求に応じて、別途入力された金額、カード残高に加算
された金額及び加算後のカード残高をカ―ド挿入口に挿
入されたプリペイドカ―ドに印字出力するカード印字出
力手段を付加している。
【0014】このように構成されたプリペイドカード自
動販売装置においては、このプリペイドカード自動販売
装置で新規販売又はカード更新されるプリペイドカード
には、カード残高を記憶する領域の他に、例えば1ヵ月
等の一定の期間毎に、期間内で支給される補助金額を
累積し、その累積補助金額を記憶するための補助金額累
積領域が形成されている。
【0015】そして、プリペイドカードを新規販売時又
はカード更新時に客が入力した金額に対応する補助金額
が該当プリペイドカードの補助金額累積領域に累積され
る。同時に、その補助金額と入力金額がカード残高に加
算されてプリペイドカードが排出される。
【0016】この場合、補助金額累積領域に累積された
補助金額が例えば1ヵ月3500円等の基準補助金額を
越えた場合は、その越えた分の金額はカード残高に加算
されることはない。したがって、1ヵ月等の一定期間に
対して3500円等の基準補助金額を越える補助金額が
支給されることはない。なお、前月にカード更新が実施
されなかった場合は、今月の基準補助金額に前月の基準
補助金額を加算した金額が前記補助金額の支給限度金額
となる。
【0017】このように、利用者は何等意識せずに補助
金額を受領して使用することができる。
【0018】また、別の発明においては、プリペイドカ
ードを新規販売又はカード更新した場合に、プリペイド
カードに入力された金額,今回支給された補助金,加算
後のカード残高が印字出力されるので、利用者はその時
点の正確なカード残高及び支給された補助金を確認でき
る。
【0019】
【発明の実施の形態】以下本発明の一実施形態を図面を
用いて説明する。
【0020】図1は実施形態のプリペイドカード自動販
売装置の外観図である。
【0021】このプリペイドカード自動販売装置(以下
カード自動販売装置と略記する)においては、ほぼ箱形
のケ―ス1の扉2の前面に形成された操作パネル2a上
に、各種操作案内や投入金額等を電光表示する液晶表示
器3、複数の操作キー4,紙幣を挿入する紙幣挿入口
5,客が使用中のプリペイドカ―ドを挿入したり新規プ
リペイドカ―ドが排出されるカ―ド挿入口6、販売時の
釣銭を排出する硬貨排出口7aと紙幣排出口7b、及び
利用者(従業員)が所持するIDカードを読取るための
カードリーダ8等が配設されている。
【0022】なお、このカード自動販売装置で新規販売
可能なプリペイドカードの金額種別は1000円,3000円,
5000円、10000 円の4種類の金額であり、紙幣挿入口5
に投入可能な紙幣は千円札,五千円札,一万円札の3種
である。また、このカード自動販売装置で使用中のプリ
ペイドカードに対して加算可能な金額の種類も前記4種
類である。
【0023】図2は扉2を開いてケース1内に収納され
た各部材の配置を示す図である。
【0024】ケース1内の最上段に新規販売するプリペ
イドカードの元となる生カード21を格納するカードス
トッカー9が設けられ、このカードストッカー9の下方
にカード供給機構10が設けられ、このカード供給機構
10の下方にカードR/W(リーダ・ライタ)11が設
けられている。
【0025】さらに、扉2の紙幣挿入口5の対向位置に
紙幣判別機構12が設けられ、紙幣排出口7b及び硬貨
排出口7aの対向位置に紙幣払出機13及びコインホッ
パー14が設けられている。
【0026】また、ケース1内の中央部には、各部の動
作を制御する制御装置17が配設され、販売データを蓄
積するためのFDD等の記憶装置18や、各種のパラメ
ータを設定するためのパーソナルコンピュータ19が設
けられている。
【0027】さらに、ケース1内の下部位置には各部に
駆動電圧を供給する電源装置20が収納されている。
【0028】図3はこのカード自動販売装置で取扱い可
能なプリペイドカード26を示す図である。
【0029】ポリエステル等のカード本体の表面には図
3(a)に示すようにプリペイドカードであることを示
す「ショッピングカード」等の名称と使用可能食堂の名
称が予め印刷されている。また、カード本体の裏面には
図3(b)に示すようにカード残高等の文字をサーマル
印字するための印字面を形成する感熱材料が貼合わされ
ている。そして、内部に磁気ストライプ27が形成され
ている。
【0030】印字面には、図3(b)に示すように、新
規販売又はカード更新時の日付28a,新規販売時又は
カード更新時の入力金額及びメッセージ28b,今回の
補助金額及びメッセージ28c,カード残高及びメッセ
ージ28dが印字される。また、販売店の端末機で日付
と減算後のカード残高28eが印字される。
【0031】前記磁気ストライプ27には、図3(c)
に示すように、領域27a〜27jが形成されており、
領域27a,27b,27c,27dには一連のカード
番号.プリペイドカードであることを示すカード種別、
発行年月日,発行企業コードが記録され、領域27e,
27fには、このプリペイドカード27の所持者を特定
するID(社員コード),暗証番号が記録されている。
また、領域27g,27h,27i,27jには、それ
ぞれカード残高X,最終月の補助累積金額B,補助金支
給最終月C,印字位置D等が記録されている。
【0032】なお、ID及び暗証番号は、紛失等によっ
て、このプリペイドカード26を再発行する場合におけ
る本人確認用に使用される。さらに、発行企業コード及
びIDは、必要に応じて、このプリペイドカード26の
所持者の所属企業や地位等の属性を判断する場合に使用
する。
【0033】なお、補助金支給最終月Cは補助金がこの
プリペイドカード26のカード残高に最後に加算された
月を示し、1月から12月までの月が1〜12の数字の
形式で記録されている。
【0034】すなわち、このカード自動販売装置におい
ては、所属企業から従業員に対して、例えば1ヶ月の一
定期間に対して例えば3500円等の基準補助金額BC
を越えない範囲で、かつ新規販売又はカード更新時に従
業員が支払う(負担する)金額に等しい金額をカード残
高Xに加算することによって支給している。そして、例
えば1ヶ月間カード更新しなかった場合においても、前
月分の補助金を翌月にカード更新した時点で、今月分の
補助金と合算してカード残高に加算可能にするために、
補助金支給最終月Cをプリペイドカード26に記憶保持
している。
【0035】なお、従業員がこのカード自動販売装置で
新規のプリペイドカード26を購入する場合は、IDカ
ードをカードリーダ8に挿入して本人を確認することに
よって、磁気ストライプ27に上述した全ての領域27
c〜27jにIDを含む全ての情報が書込まれる。
【0036】また、前記カードストッカー9に収納され
ている生カード21には、カード番号27a,カード種
別27bのみが予め書込まれている。
【0037】図4はカ―ド自動販売装置の概略構成を示
すブロック図である。
【0038】各種情報処理を実行する例えばマイクロコ
ンピュータから構成された前述した制御装置17に、カ
ードR/W11,プリペイドカード26の裏面の印字面
に図3(b)に示す各種の情報を感熱印字するサーマル
プリンタ24を駆動する印字制御部29,図示しない各
企業のホストコンピュータや前述したパーソナルコンピ
ュータ19との間で各種情報を送受信するための通信イ
ンタフェース30,入出力インタフェース31、RAM
等で形成された記憶部32,操作パネル2aに配設され
た各種機器の操作パネル用インタフェース33,及び現
在日付を計時する時計回路34等が接続されている。
【0039】前記入出力インタフェース31には、ケー
ス1内に据付られた前記紙幣判別機構12や紙幣払出機
13及びコインホッパー14等の金銭処理収納部35,
前記カードストッカー9,カード搬送機構22,前記カ
ードリーダ8等が接続されている。
【0040】さらに、前記操作パネル用インタフェース
33には、図1に示した液晶表示器3、1万円,5千
円,3千円,千円の4種類の金額キー4a,新規キー4
b,更新キー4c,取消キー4d,呼出キー4e等が接
続されている。
【0041】また、前記記憶部32内には、カードR/
W11にてプリペイドカード26の磁気ストライプ27
の各領域27a〜27jから読取った図3(c)に示す
カード番号から印字位置Dまでの各カード情報を一時記
憶するカード情報メモリ32a,一人の客が投入した現
金Yの合計金額Y2 を記憶する現金投入メモリ32bが
形成されている。
【0042】さらに、記憶部32内には、このカード自
動販売装置で新規販売又はカード更新したプリペイドカ
ード26の総売上金額や現金のみの売上金額等を集計す
る売上集計メモリ32c,生カード21を新規プリペイ
ドカード26として発行した新規発行枚数を記憶する新
規発行枚数メモリ32d,挿入された使用中プリペイド
カード26に対して入力金額を加算して再発行した更新
発行枚数を記憶する更新発行枚数メモリ32e,カード
リーダ8から読取ったID等の情報を一時記憶するID
情報メモリ32f,及び補助金額メモリ32g等が形成
されている。
【0043】補助金額メモリ32g内には、例えば1ヶ
月の一定期間に対して例えば3500円等の基準補助金
額BC が記憶されている。この基準補助金額BC は必要
応じて任意の値に変更可能である。
【0044】次に、制御装置17の処理動作を図5及び
図6の流れ図に従って説明する。
【0045】図5の流れ図が開始されるとS(プログラ
ム・ステップ)1にて液晶表示器3に[カ―ド挿入,金
銭投入]の操作案内を表示する。そして、S2にて操作
パネル2a上にて何等かの販売操作が実行されると、そ
の実行された操作種別を調べる。S3にて紙幣挿入口5
から千円,5千円又は1万円の紙幣が投入されると、S
4にて金銭処理収納部35にて判読された投入金銭の投
入金額Yを記憶部32の現金投入メモリ32bの合計金
額Y2 に加算する。なお、当然、最初は合計金額Y2
零である。次に、現金投入メモリ32bの合計金額Y2
を液晶表示器3に表示する(S5)。
【0046】さらに追加の金銭が投入されると(S
6)、S4へ戻り、投入金額Yを記憶部32の現金投入
メモリ32bの合計金額Y2 に加算する。
【0047】そして、S7にて一つの金額キー4aが入
力されると、金額キー4aで指定された金額と合計金額
2 とを比較して釣銭が発生する場合は(S8)、該当
釣銭を紙幣排出口7bへ排出すると共に、合計金額Y2
を指定された金額に変更する(S9)。
【0048】次に、S10にてカ―ド挿入口6に発行済
で使用中のプリペイドカ―ド26が挿入されると、S1
1にてカードR/W11で挿入されたプリペイドカード
26の磁気ストライプ27の図3(c)に示す各領域2
7a〜27jに記録されたカード番号,カード種別,発
行年月日,発行企業コード,ID,暗証番号,カード残
高X,最終月の補助累積金額B,補助金支給最終月C,
印字位置D等からなるカード情報を読取り、カード情報
メモリ32aへ格納する(S11)。そして、読取った
カード情報のうちのカード残高Xを液晶表示器3に表示
する(S12)。そして、S2へ戻り次の操作を待つ。
【0049】S2にて実行された操作がカードリーダ8
に対するIDカード読取操作の場合(S13)、読取っ
た発行企業コード,ID,暗証番号等の個人情報を一旦
ID情報メモリ32fへ書込む(S14)。そして、S
2へ戻り次の操作を待つ。
【0050】S2にて実行された操作が図6におけるS
15の更新キー4cのキー操作であれば、S16へ進
み、カード情報メモリ32aにカード情報が記憶されて
いることを確認する。記憶されていなければ、液晶表示
器3に操作エラーを表示する(S17)。
【0051】カード情報メモリ32aにカード情報が記
憶されていれば、S18へ進み、このカード情報メモリ
32aからカード残高X,最終月の補助累積金額B,補
助金支給最終月C,印字位置Dを読取る。
【0052】次に、S19にて時計回路34から読取っ
た現在時刻が所属する月CRが、カード情報メモリ32
aの最終月Cに等しい場合は、今月は少なくとも1回は
補助金が支給されていると判断する。そして、今回のカ
ード更新において、前月分の持越し分も含めて支給限度
額BM は変更しない(S20)。
【0053】BM =B M なお、S19にて時計回路34から読取った現在時刻が
所属する月CR が、カード情報メモリ32aの最終月C
より後の場合は(CR >C)、今月はまだ一度も補助金
が支給されていないと判断する。
【0054】なお、実際においては、現在時刻が所属す
る月CR が1月であり、カード情報メモリ32aに記憶
された支給最終月Cが12月の場合も考えられるので、
月C.CR の情報は、月の数字に年の数字が付加されて
いる。例えば[95−1],[94−12]と記憶され
ている。
【0055】この場合、補助累積領域27hに記憶され
た最終月の補助累積金額Bは先月以前の月の金額である
ので、先月以前から今月までの持越し分BC (CR
C)と当月分BC とが今回のカード更新における支給限
度額BM となる(S21)。
【0056】BM =BC (CR −C+1) S22にて、挿入中のプリペイドカード26から読取っ
た最終月の補助累積金額Bが支給限度額BM に達してい
ない場合は、今回、補助金額を支給することが可能であ
ると判断する。そして、補助累積金額Bに合計金額Y2
を加算した金額(Y2 +B)が支給限度額BM 以下の場
合は(S23)、今回実際に支給される補助金額BY
合計金額Y2 に設定する(S24)。
【0057】なお、補助累積金額Bに合計金額Y2 を加
算した金額(Y2 +B)が支給限度額BM を越える場合
は(S23)、今回実際に支給される補助金額BY は支
給限度額BM から補助累積金額Bを減算した値(BM
B)に設定する(S25)。
【0058】また、S22にて、挿入中のプリペイドカ
ード26から読取った最終月の補助累積金額Bが支給限
度額BM に達していた場合は、今回実際に支給される補
助金額BY は[0]である(S26)。
【0059】実際に支給される補助金額BY が決定する
と、S27にて、読取ったカード残高Xに合計金額Y2
と実際に支給される補助金額BY とを加算する。
【0060】X=X+Y2 +BY 次に、支給最終月Cを今月CR に更新すると共に、最終
月の補助累積金額Bを更新する(S28)。具体的に
は、読取った支給最終月Cが今月CR の場合は、補助累
積金額Bに実際に支給された補助金額BY を加算する。
また、読取った支給最終月Cが今月CR 以外の場合は、
補助累積金額Bを今回実際に支給された補助金額BY
する。
【0061】そして、サーマルプリンタ24を起動し
て、挿入中のプリペイドカード26の裏面に読取った印
字位置Dの示す位置に、図3(b)に示すように、時計
回路34から読取った今日の日付28a,合計金額Y2
28b,実際に加算すべき補助金額BY 28c,カード
残高X28d及び各数字の意味を示すメッセージを印字
出力する(S29,S30)。そして、印字位置Dを更
新する(S31)。
【0062】次に、S32にて、カードR/W11を起
動して、更新後のカード残高X,最終月の補助累積金額
B,補助金支給最終月C,印字位置Dをプリペイドカー
ド26の各領域27g,27h,27i,27jへ書込
む。そして、該当プリペイドカード26をカード挿入口
6へ排出する(S33)。
【0063】S2にて実行された操作がS34の新規キ
ー4bのキー操作であれば、ID情報メモリ32fに利
用者のIDを含む個人情報が記憶されていることを確認
した後、S35へ進み、カード搬送機構22を起動し
て、カードストッカー9に収納されている1枚の生カー
ド21をカードR/W11へ搬送する。
【0064】そして、合計金額Y2 が基準補助金額BC
以下の場合は、合計金額Y2 を今回実際に支給される補
助金額BM に設定する。また、合計金額Y2 が基準補助
金額BC を越えた場合は、基準補助金額BC を今回実際
に支給される補助金額BM に設定する。そして、カード
残高Xを下式で算出する。
【0065】X=Y2 +BM 次に、搬入された生カード21に、図3(b)に示すよ
うに、今日の日付28a,合計金額Y2 28b,補助金
額BM 28c,カード残高X28d及び各メッセージを
印字出力する(S36,s37)。そして、印字位置D
を次の印字開始位置へ更新する(S38)。
【0066】次に、S39にて、IDカードから読取っ
たID,暗証番号,先に計算したカード残高X.を生カ
ード21の磁気ストライプ27の各領域27e,27
f.27gへ新規に書込む。さらに、領域27hに前記
補助金額BM を最終月の補助累積金額Bとして書込む。
さらに今月の月CR を領域27iに補助金支給最終月C
として書込む。最後に、更新後の印字位置Dを領域27
jに書込む。
【0067】そして、該当生カード21を新規のプリペ
イドカード26としてカード挿入口6へ排出する(S4
0)。
【0068】このように構成されたプリペイドカード自
動販売装置において、食堂を新規に利用する従業員は、
紙幣を紙幣挿入口5へ挿入して、自己が所持するIDカ
ードをカードリータ8で読取らせた後、金額キー4aで
4種類のうちの一つの金額を指定して新規キー4bを押
す。すると、カード挿入口6から選択した金額(合計金
額Y2 )に対して、この合計金額Y2 以下でかつ基準補
助金額BC を越えない範囲の補助金額BM が加算された
カード残高Xが書込まれた新規のプリペイドカード26
が排出される。
【0069】そして、このプリペイドカード26で食事
代を支払って、カード残高Xが減少すると、この使用中
のプリペイドカード26をカード挿入口6へ挿入して、
追加の金額を紙幣挿入口5へ挿入して、金額キー4aで
4種類のうちの一つの金額を指定して最後に更新キー4
cを押す。すると、今回入力した合計金額Y2 とこの合
計金額Y2 に対応する補助金額BM がカード残高Xに加
算されて該当プリペイドカード26が排出される。
【0070】但し、この場合、プリペイドカード26に
記憶された最終月の補助累積金額Bが基準補助金額BC
を越えると、越えた金額に対する補助金額はカード残高
Xに加算されない。
【0071】なお、実施形態装置においては、例えば長
期出張等で当月未使用の補助金額を受ける権利を翌月へ
持越すことを認めている。このために、先月に基準補助
金額BC の全額をカード残高Xに加算しなかった場合
は、カード更新時に基準補助金額BC を越えた補助金額
M をカード残高に加算することができる。
【0072】このように、たとえ長期間に亘ってカード
更新しなかったとしても、各月毎の基準補助金額BC
受ける権利が消滅することはないので、経営者にとって
は、確実に食事補助を自動的に各従業員に支給できる。
【0073】また、プリペイドカード26を新規販売す
るときは、IDカードの確認を実施しているので、一人
の従業員に対して複数枚のプリペイドカード26を発行
することを簡単に防止でき、一人の従業員に対して重複
して食事補助を支給することを未然に防止できる。
【0074】また、プリペイドカード26を利用する各
従業員にとっても何等意識せずに補助金額を受領して使
用することができる。
【0075】また、プリペイドカード26を新規販売又
はカード更新した場合に、プリペイドカード26に、入
力された合計金額Y2 ,今回支給された補助金額M
加算後のカード残高Xが印字出力されるので、利用者は
その時点の正確なカード残高X及び支給された補助金額
M を確認できる。
【0076】なお、実施形態においては、一定期間毎に
与えられる基準補助金額BC を受ける権利を複数期間に
亘って持越すことを可能にしたが、次の期間になるとそ
の権利を消滅させることも可能である。この場合、プリ
ペイドカード26に補助金支給最終月Cを記憶する必要
はない。
【0077】
【発明の効果】以上説明したように本発明のプリペイド
カード自動販売装置においては、カード更新時に入力金
額以下でかつ今回の期間の基準補助金額及び持越された
前回以前の期間の基準補助金額に基づいて算出された支
給限度額を越えない範囲で自動的に決定された補助金額
をカード残高に加算している。
【0078】したがって、食事補助を確実にかつ自動的
に各従業員へ支給でき、かつ従業員も食事代補助を何等
意識せずにプリペイドカードの購入,更新及び食堂での
利用を行うことができ、食堂の利用者のサービスを大幅
に向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態に係わるプリペイドカー
ド自動販売装置の外観図
【図2】 同カード自動販売装置の内部構成を示す図
【図3】 同カード自動販売装置で用いられるプリペイ
ドカードの構成を示す図
【図4】 同カード自動販売装置の概略構成を示すブロ
ック図
【図5】 同カード自動販売装置の動作を示す流れ図
【図6】 同じく同カード自動販売装置の動作を示す流
れ図
【符号の説明】
1…ケース、2…扉、2a…操作パネル、3…液晶表示
器、4…操作キー、4a…金額キー、4b…新規キー、
4c…更新キー、4d…取消キー、4e…呼出キー、5
…紙幣挿入口、6…カード挿入口、7a…硬貨排出口、
7b…紙幣排出口、9…カードストッカー、11…カー
ドR/W、17…制御装置、21…生カード、22…カ
ード搬送機構、24…サーマルプリンタ、26…プリペ
イドカード、27…磁気ストライプ、32…記憶部、3
2g…補助金額メモリ、34…時計回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−171283(JP,A) 特開 平6−52406(JP,A) 特開 平7−220141(JP,A) 特開 平4−354092(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G07F 7/08

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力された金額に対応するカード残高を
    新規のプリペイドカードに書込んで発行すると共に、カ
    ード更新要求に応じて、カ―ド挿入口に挿入された使用
    中のプリペイドカ―ドに記録されたカード残高に別途入
    力された金額を加算して発行するプリペイドカード自動
    販売装置において、 前記プリペイドカードの記憶部内に形成され、一定の
    間毎に、期間内で支給される補助金額を累積し、その
    累積補助金額を記憶するための補助金額累積領域(27h)
    と、前記金額が入力される毎に、この金額が入力された今回
    の期間に対する基準補助金額及び今回の期間より前にお
    ける金額が入力されなかった期間から今回の期間に持越
    された基準補助金額に基づいて、今回の期間で支給可能
    な補助金額の支給限度額を算出する支給限度額算出手段
    (S19,S20,S21)と、 前記金額が入力される毎に、前記入力された金額以下で
    かつ前記入力された金額に対応して予め設定された補助
    金額と前記補助金額累積領域に記憶された累積補助金額
    とを加算する加算手段(S23)と、 前記加算手段の加算結果が前記算出された支給限度額
    下のとき、前記補助金額を前記カード残高に加算し、か
    つ前記補助金額を前記補助金額累積領域に累積する第1
    の補助金額処理手段(S24,S28,S32)と、 前記加算結果が前記算出された支給限度額を越えると
    き、前記支給限度額から前記累積補助金額を減算した金
    額を前記カード残高に加算し、かつ前記減算した金額を
    前記補助金額累積領域に累積する第2の補助金額処理手
    段(S25.S28,S32)とを備えたプリペイドカード自動販売
    装置。
  2. 【請求項2】 前記カード更新要求に応じて、前記別途
    入力された金額、前記カード残高に加算された金額及び
    加算後のカード残高を前記カ―ド挿入口に挿入されたプ
    リペイドカ―ドに印字出力するカード印字出力手段(S2
    9) を備えたことを特徴とする請求項1記載のプリペイ
    ドカード自動販売装置。
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