JP2005353082A - 精算方法、及び、精算用ソフトウェアを記載した記録媒体、及び、精算装置。 - Google Patents

精算方法、及び、精算用ソフトウェアを記載した記録媒体、及び、精算装置。 Download PDF

Info

Publication number
JP2005353082A
JP2005353082A JP2005190982A JP2005190982A JP2005353082A JP 2005353082 A JP2005353082 A JP 2005353082A JP 2005190982 A JP2005190982 A JP 2005190982A JP 2005190982 A JP2005190982 A JP 2005190982A JP 2005353082 A JP2005353082 A JP 2005353082A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
change
card
customer
point
denomination
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2005190982A
Other languages
English (en)
Inventor
Hirokazu Matsunami
廣和 松波
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mars Engineering Corp
Original Assignee
Mars Engineering Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mars Engineering Corp filed Critical Mars Engineering Corp
Priority to JP2005190982A priority Critical patent/JP2005353082A/ja
Publication of JP2005353082A publication Critical patent/JP2005353082A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Cash Registers Or Receiving Machines (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
  • Financial Or Insurance-Related Operations Such As Payment And Settlement (AREA)

Abstract

【課題】 通常用いるカードか、或は、釣銭を記録できるカードかを選択し、夫々の使用形態に合わせて釣銭を記録するか否かを判断可能とさせる。
【解決手段】 釣銭の内の所定額未満部分をID毎に対応させて釣銭情報として記録し次回以降精算の際に精算代金の一部として充当可能であると共に残りの釣銭を現金で返却する第1の方法か、釣銭全額を現金で返却する第2の方法かを選択するステップを有する。
【選択図】 図6

Description

この発明は、商品等の購入、金銭の貸借等の金銭の授受に際して発生する釣銭処理、ポイント処理、入金処理を行う技術に関する。またこの発明はリライト式カードにおける使用限度に達した際の回収する技術に関する。
従来、種々あるPOSレジスタの機能の一つとして、顧客が購入した購入金額に対応し、後日利用可能な割引金或は所定のサービスを受けられるポイントを還元するという機能があった。このポイントの還元は、顧客の来店頻度、及び、購入金額に関わらず一律にポイント付与されていた。
そして、付与するポイントの還元率のみによって各店の差別化が行われていた。その為、他店との差別化を明確にするには還元率を大きくするしかなく、経済的負担が大きかった。
そこで発明者は、特願2002−49090において、『釣銭情報を記録するか否かを判別し、釣銭情報を記録しないと判別した場合に第1のポイントを記録し、釣銭情報を記録すると判別した場合には第2のプレミアポイントを生成し、第2のプレミアポイント及び釣銭情報を記録することを特徴とするポイント及び釣銭情報記録方法。』他を発明した。
特願2002−49090
即ち、顧客は、商品購入時に発生する釣銭の内の所定金種以上の釣銭は現金で返却してもらい所定金種未満の釣銭をカードに記録して次回以降の商品購入時に使用可能とする釣銭カードを発行してもらうか、或は、精算の都度釣銭を全額現金で返却してもらうポイントカードを発行してもらうかするかを予め選択して顧客カードの発行を受ける。そして、顧客カードを使用して商品を購入する際には、ポイントカードを用いて釣銭を全額返却する場合には、商品購入額に対応して第1のポイントを付与する。この第1のポイントは、例えば商品を購入した合計額の3%相当のポイントを付与し、ポイントカード自体に或はポイントカード毎に対応させて他の記録手段に記録しておく。
一方、釣銭カードを使用して商品を購入した際には、所定金種、例えば1000円未満の釣銭は釣銭カード自体に或は釣銭カード毎に対応させて他の記録手段に記録しておく。更には、釣銭カードを使用したことに対して第2のプレミアポイントを付与する。即ち、ポイントカード使用時のポイント還元率3%より還元率の高い例えば購入金額の7%相当のポイントを付与し、釣銭同様釣銭カード自体に或は釣銭カード毎に対応させて他の記録手段に記録しておく。
このように、釣銭カード使用時と、ポイントカード使用時とで、購入金額に対するポイント還元率を異ならせることにより、顧客による釣銭カードの使用率を上昇させることができるようにした。
その結果、顧客にとっては、釣銭カードに記録された釣銭が次回以降に同店舗或は系列店舗で使用可能なので、他店で使用できないこと以外は特に不利はなく、それに引換え第2のプレミアポイントを付与されるので、第1のポイントと第2のプレミアポイントとの差分だけポイント還元が良く有利なので、釣銭カードを使用して買物をするという意欲をもつ。これは店舗にとっては、競合他店より良いという差別化を促進できることとなる。
又、店舗自身は、釣銭カードシステムを導入することで、釣銭として返却するはずであった現金が店舗の手元に預かり金として残ることになり、資金運用面ではこの預かり金を有効に利用できることとなり有利であった。
しかしながら、従来例では、顧客カードを利用して会計を済ませる際、一旦顧客カードをカードリーダライタに挿入して顧客カードの種別が釣銭カードかポイントカードかを判別されてしまうと、釣銭カードであれば必ず所定金種未満の釣銭を釣銭カードに記録して預かり金としてしまうと共に第2のプレミアポイントが付与され、又、ポイントカードであれば釣銭を記録することなく第1のポイントが付与されてしまった。従って、釣銭カードを使用しているが、釣銭を現金で受取りたい場合が生じても、対処できないという問題点を有した。
更に、ポイントカード利用の顧客が、ポイントカードによる決済を選択して商品購入の決済を終了した後に、思い直して釣銭カードとして決済を受けるべく決済種別を選択することができないという問題点を有した。
更に又、釣銭カードに対応して記録された預かり金としての釣銭情報の最高額を、釣銭カードを用いる顧客が自由に設定できるものは無かった。即ち、顧客によっては1000円未満の釣銭の記録を希望したり、100円未満の釣銭の記録を希望したりと種々の希望があるはずであるが、これら希望を叶えるものは無かった。これは、例えば商品の品揃えを変更したために顧客の年齢層が低年齢化した場合などに、100円未満の最高額では預かり金として適当ではないので、預かり金の最高額を100円未満に変更したい場合などに相当する。同様に、顧客によって希望された釣銭カードに対応して記録できる釣銭情報の最高額を変更出来ないという問題点を有した。勿論、これら釣銭情報の最大値の変更が、所定期日或は所定日数毎に行われるものもなかった。
又、全ての釣銭カードの釣銭情報を積算した総預かり金である総釣銭情報は、自家発行型に相当するので700万円を超える場合には、財務省の管轄局へ届出の義務を生ずると共に発行総額の報告を毎年3月31日及び9月30日に行わなければならないが、これら届出及び報告は店舗側にすればできれば省きたい業務である。しかしながら、従来では、全ての釣銭カードの釣銭情報を積算した店舗側の総預かり金となる総釣銭情報額を監視し、予め定める通報を要する額となった場合に通報するものや、総預かり金額が700万円以下となるように調整できるものは無かったので、場合によってはこれら届出及び報告が必要となってしまった。同様に、店を閉店する場合や決算日には、総釣銭情報の額を0にしたい場合が生ずるが、釣銭情報として釣銭カードに対応して記録できる金額を調整できなかったので、総釣銭情報額を0円とすることができなかった。
更に又、ロイコ式、或は、白濁式等のカードは使用限度回数が200回程度であるが、これらカードの使用回数を管理し、耐用限度である所定回数で使用中のカードを回収することができなかっか。
更に又、従来の精算装置では、POSレジスタにおいて複数の商品の代金を手入力、もしくはバーコードリーダによってカウンティングするに際し、合計代金が確定しないと入金を受け付けることができなかった。このため、カウンティングや金銭の授受に多大な時間を要し、次の顧客が待つ時間が多かった。
更に又、従来の代金自動精算システムでは、複数ある代金自動精算装置相互はPOSシステムを構築しているネットワークによって接続され、代金自動精算装置相互間で、POSシステムとは独立して情報の授受は行われていなかった。つまり、通常、POSシステムのソフトウェアが開示されることがなく、商品代金情報等の一部の情報をPOS1台に対し精算機1台を接続するローカル接続で送信する程度の修正は可能であるが、大規模な修正POSシステム側のソフトウェアの修正は高額な開発費を必要とし、またそのような修正をいつも請負うこともなかった。また精算機側の都合によるPOSシステムのデータベース構造、記録容量増加を既に販売したPOSシステムにあとから追加することもできなかった。ところが、精算機で釣銭情報をカードに記録して発行する場合、カードに偽造されるおそれが高く、精算機側でID情報に紐付いて預かった釣銭情報を管理する必要があった。また、複数の精算機を導入したお店においては、例えば、1時間前に買い物したお客がその預かった釣銭情報を他の精算機で使用可能とするにはどうしても預かった釣銭情報を共有する必要があった。また、釣銭情報に代えてポイント情報においても上記したような同様な課題を有する。
この発明では、上記問題点に鑑み、釣銭カード使用時にも、釣銭カードに釣銭を記録するか現金で返却するかを選択可能であり、ポイントカードを選択して決済した決済終了後でも決済種別を変更可能であり、更には、カードリーダライタから顧客カードを引抜くまでは、釣銭カードを選択した決済種別選択をポイントカードを選択する決済種別選択へ変更可能なカードによる決済方法及びカード決済装置、顧客カードに対応して記録される釣銭情報の最高額を顧客カード毎に設定可能であり且つ各顧客カード毎に対応して記録される釣銭情報の総額を管理可能な精算方法及び精算用ソフトウェアを記録した記録媒体並びに精算装置、更に顧客が所望金種による釣銭を受取ることが可能な精算方法及び精算用ソフトウェアを記録した記録媒体並びに精算装置、更にPOSシステムのネットワークとは独立して複数ある精算装置間で顧客カードに関する利用履歴を共有可能な精算装置を提供することを課題とする。
そこでこの発明は、
顧客カードの利用形態を、釣銭をID毎に対応させて釣銭情報として記録し次回以降精算の際に精算代金の一部として充当可能とする第1の形態、及び、釣銭全額を現金で返却する第2の形態のうち、何れか一方から他方の利用形態へ変更可能なステップを有することを特徴とする精算方法、
及び、
顧客カードの利用形態を、釣銭をID毎に対応させて釣銭情報として記録し次回以降精算の際に精算代金の一部として充当可能とする第1の形態、及び、釣銭全額を現金で返却する第2の形態のうち、何れか一方から他方の利用形態へ変更可能であることを特徴とする精算用ソフトウェアを記載した記録媒体、
及び、
顧客カードの利用形態を、釣銭をID毎に対応させて釣銭情報として記録し次回以降精算の際に精算代金の一部として充当可能とする第1の形態、及び、釣銭全額を現金で返却する第2の形態のうち、何れか一方から他方の利用形態へ変更可能であることを特徴とする精算装置、
を提供する。
そして更に、前記精算方法では、前記第1の形態及び第2の形態の少なくとも一方にはポイント情報を含むものを提供し、
同様に、前記精算用ソフトウェアを記載した記録媒体では、前記第1の形態及び第2の形態の少なくとも一方にはポイント情報を含むものを提供し、
更に同様に、前記精算装置では、前記第1の形態及び第2の形態の少なくとも一方にはポイント情報を含むものを提供する。
従って、上記精算方法、及び、精算用ソフトウェア、並びに、精算機によれば、精算時に発生する釣銭を、全額を現金で返却することができることは勿論、精算時に発生する釣銭のうち所定金額以上の釣銭を現金で返却し、所定金額未満部分の釣銭をIDに対応して釣銭情報として記録しておくことで、次回以降精算時に精算代金の一部として利用可能させることができる。
そして、所定額未満部分の言う所定額とは、10000円、5000円、1000円等の金種額でも良く、又、予め定める金額としても良い。金額とした場合は、例えば、所定金額を900円とすれば、900円未満が釣銭情報としての記録対象となる。
又、IDは、カードやメダル等からなる顧客に貸与或は販売した媒体を特定するものや、顧客自身を特定可能な顧客ID等であり、他にカード自体がIDであってもよい。即ち、磁気テープやRFIDに記録されたIDをカードリーダやRFIDリーダで読取り、そのIDで特定されたコンピュータの記録エリアより預かり金やポイントをリードライトする方法とか、手入力する暗証番号とを含むIDによって特定されるコンピュータの記録エリアより預かり金やポイントをリードライトする方法とか、或いはコンピュータに記録エリアを持たず上記のようなIDコードや預り金を記録しない場合、挿入されたカード自体に預かり金を記録する場合、そのカード自体をIDとする方法などがある。売買に際し、個人毎やカード毎、取引毎の預かり金(ポイントを含めてもよい)が識別できれば本発明に含まれる。、預かり金が次回以降精算代金として充当可能に特定できるIDであればよい。
そしてこの発明によれば、例えば顧客カードは、顧客カードの使用形態を、顧客の使用した合計金額によって付与される第1のポイントを現金相当として使用可能なポイントカードとして使用することもできるし、代金の精算時に発生する釣銭を顧客カードのIDナンバに対応させて釣銭情報として記録しておき、次回以降の代金精算時に釣銭情報の金額を現金相当として使用できると共に顧客の使用した合計金額によって付与されるポイントに加えて釣銭を顧客カードのIDナンバに対応させて釣銭を記録して使用したことによる特典としてプレミアポイントを付与させる釣銭カードとして使用することができる。
そして、精算装置は各ポイント情報及び使用形態を顧客カードのIDナンバに対応させて記録可能であり、顧客カードCのIDナンバを読取ることで代金自動精算システムに記録された情報からポイントカードとしての使用か、釣銭カードとしての使用かを判断可能となる。
従って、この発明によれば、顧客カードをポイントカードとして利用するか或は釣銭カードとして利用するかを発券時に選択できるのに加え、顧客がそれぞれの利用形態で顧客カードを利用している時でも、ポイントカードとしての利用から釣銭カードとしての利用へ切り替えることができるので、利用者が顧客カードの利用形態を変更するためにサービスカウンター等へ行って変更のための所定の手続を受ける必要がない。そして、利用者は釣銭を全額現金で返却するか釣銭のうちの所定金種未満部分を顧客カードのIDナンバに対応させて記録するかを選択可能となり、例えば、小銭を釣銭として受取らずに済む。一方、店舗側では、釣銭分の現金を返金せずとも顧客カード毎に対応させ記録して再び来店したときには現金相当額として利用可能となるので、釣銭として記録した額を資金として利用可能となり、店舗経営をより円滑に行える。
又、この発明によれば、少なくとも一方の利用形態に顧客の利用によるポイントを付与することができるので、スーパーマーケットなどの一般的に利用されている顧客カードに直ぐに利用可能である。
以下にこの発明の実施の形態を図面に基づき説明する。
図1はこの発明の実施の形態を表す代金自動精算装置が接続されたPOSシステムの全体を表す説明図であり、図2は顧客カードの説明図で(a)は顧客カードCの表面側を表し(b)は顧客カードCの裏面側を表す説明図であり、図3はこの発明の実施の形態を表すレジスタ装置と接続した状態の説明図であり、図4は他の実施の形態の代金支払機を表す説明図であり、図5は実施の形態を表すフローチャートであり、図6は図5に続くフローチャートであり、図7は図6に続くフローチャートであり、図8は図5の一部を変更したフローチャートであり、図9は中央コンピュータの処理を表すフローチャートであり、図10は他の実施の形態を表す説明図であり、図11は顧客カードC、現金、釣銭の流れを表す模式図で、(a)は顧客カード発行時を、(b)は顧客カード2回目以降使用時を、(c)は顧客カード再発行時を夫々表し、図12は図6の一部詳細を表すフローチャートであり、図13は履歴処理を説明するフローチャートであり、図14は預かり金の総額の報知、変更を説明するフローチャートであり、図15は記録する履歴情報の一覧表である。
図1について説明する。図1は、代金自動精算システム1全体の構成図である。この代金自動精算システム1においては、在庫状況等を管理する中央管理コンピュータ2と、中央管理コンピュータ2と接続され購入代金の会計を行うレジスタ装置であるPOSレジスタ3と、POSレジスタ3と接続され顧客が挿入するカードを受け入れてカードに対し情報の読み書き可能であると共に顧客の挿入する現金の受付け及び顧客への釣銭の返却が可能な精算装置4と、中央管理コンピュータ2と接続され、販売する商品の数等を売り場において管理可能なPOS端末5と、予め顧客に所持させ会計時に付与されるポイント等のサービスをするための顧客カードCとからなる。これら各装置のうち、精算機4以外の装置は、POSシステムを構築してPOSシステム用のネットワークによって相互を接続し、通信可能であり、複数の精算機4はPOSレジスタ3と接続される一方でPOSシステム用のネットワークとは異なる他のネットワークによって夫々接続され、通信可能に構成される。
代金自動精算システム1の、中央管理コンピュータ2は1台のコンピュータで管理するのではなく、実際には複数のコンピュータからなる。即ち、中央管理コンピュータ2は、POS端末4と送受信可能であり商品管理に関するデータ及び制御を行うコンピュータ、POSレジスタ3と送受信可能であり、各POSレジスタ3の入出金を管理するコンピュータ、POSレジスタ3等で使用される顧客カードCの情報を管理するコンピュータ等、複数からなるようにすると夫々の機能を分担して実行できるので処理速度が早くなる。従って、中央管理コンピュータ2は、複数のコンピュータの集合体でも良く、又、単独のコンピュータに全ての機能をさせても良く、特にその構成にはよらない。
顧客カードCは、磁気カード・ICカード等情報を記録可能なカードからなるが、コイン状の形態をなしICを内蔵した記録可能なICコインであっても良い。この実施の形態では、顧客カードCは、テレフォンカード同様な薄板状の磁気カードからなる。顧客カードCは、図2に表すように、裏面に磁気記録部C1を設け、リーダライタにより情報の読取り及び書込みが可能である。又、顧客カードC表面には、表示部C2を設ける。表示部C2は、顧客カードCの表面に視認可能に窓部として設け、窓部は表面と裏面との間に間隙を有す窓状に形成され、間隙には磁性体粉が適宜量内包されてなる。内包される磁性体粉は、背景色とは異なる色からなる。そして、表示部C2への表示は、表示部C2に対向する裏面磁気記録部C1を、表示情報に対応した文字或は模様状に磁気記録し、この状態で顧客カードCを振る等して表示部C2内にある磁性体粉を移動させ、磁気記録部C1の磁化された部分に磁力により付着した状態を保って表示する。又、表示部C2は、窓状開口部の周囲部を表面と裏面との間に間隙を有する状態とすることで、磁化された部分に磁力により付着した以外の余分な磁性体粉が、顧客カードCを手にした時に生じる角度により周囲部に設けた間隙内に収まるので、使用状態では余分な磁性体粉が気にならない。更に、顧客カードCに衝撃が与えられ、磁性体粉が着磁部から脱落して表示が視認できない状態となっても、顧客カードCを振って磁性体を表示部C2内部で動かせば、再び着磁部へ付着して視認可能となる。
この表示部C2に表示する内容としては、例えば、前回の取引日時、釣銭金額、性別、ポイント残高夫々を12桁の連番で表示するものとし、「02X12999F999」の表示であれば、先頭5桁「02X12」が前回の取引日時02X12(02は2002年を、Xは10月を、Yは11月を、Zは12月を、12は12日を夫々表すものとする)即ち「2002年10月12日」を表し、続く3桁が釣銭額「999円」を表し、続く1桁「F」が顧客の性別(Fは女性を、Mは男性を夫々表す。)である「女性」を表し、更に続く3桁「999」がポイント残高である「999ポイント」を表す。このように表示することで顧客の釣銭に対する前回の記憶があいまいとなり販売店が釣銭をだましとったと誤解されるのを防止する。又、表示領域が許されるのであれば更に多くの情報を表示するよう形成してもよく、更には、他の情報を表示可能に形成してもよい。顧客カードCには、カード毎に設定されるIDナンバ、付与されたポイント、釣銭を記録して次回以降使用可能とする釣銭カードとして使用しているか否かの種別情報、カードの使用回数を表す使用回数情報、及び、釣銭金額を表す釣銭情報を記録可能であるが、勿論、これら情報以外の必要な情報、例えば利用している顧客のみが知りうる暗証情報、顧客の名前・住所の情報等も記録可能である。
この実施の形態では、顧客カードCが磁気カードからなり秘密保持特性に問題が有るので顧客カードCにはIDナンバのみを記録することとし、他の情報は顧客カードCのIDナンバに対応させて店舗側の代金自動精算システム1に記録する。但し、金銭に関係のない顧客の住所・氏名や来店時の利用記録である履歴情報等を顧客カードCの磁気記録部C1に記録してもよく、ICカードのような機密保持特性に優れている媒体では更に多くの情報を記録しても良い。
又、顧客カードCは、顧客カードCの使用形態を、顧客の使用した合計金額によって付与される第1のポイントを現金相当として使用可能なポイントカードCPとして使用することもできるし、代金の精算時に端数として発生する釣銭を顧客カードCのIDナンバに対応させて釣銭情報として記録しておき、次回以降の代金精算時に釣銭情報の金額を現金相当として使用できると共に、顧客の使用した合計金額によって付与されるポイントに加えて釣銭を顧客カードCのIDナンバに対応させて釣銭を記録して使用したことによる特典としてプレミアポイントを付与される釣銭カードCCとして使用することができる。そして、各ポイント情報及び使用形態を代金自動精算システム1に顧客カードCのIDナンバに対応させて記録可能であり、顧客カードCのIDナンバを読取ることで代金自動精算システム1に記録された情報からポイントカードCPとしての使用か、釣銭カードCCとしての使用かを判断できる。
磁気カードの代わりにICカードを用いると、ICカードには最大10kビット程度の記憶領域があるので前回購入した物の内容とその買い物毎の代金を購入日時と対応して記録することができる。このため、この買い物毎の代金情報を顧客に確認してもらえるように表示することで、釣銭の預かり金について顧客側の誤解によるトラブルを未然に防止することが可能となる。
POSレジスタ3は、POSシステムに用いられるレジスタ装置からなり、精算カウンタに設置され、中央管理コンピュータ2と通信可能に接続される。そして、POSレジスタ3は、代金入力或はバーコードのコード番号等を入力するキー操作部31と、顧客から受取った購入代金を収納する金庫部32と、購入品の代金や累計代金等を表示可能な代金表示部33と、購入した商品のバーコードをスキャン可能なバーコードリーダ部34と、POSレジスタ3と電気コードで接続され購入商品のバーコードを読取るハンディリーダ部35と、購入した全商品を精算処理したときに店員により押圧される合計終了ボタン38とからなる。そして、店員によって顧客が購入した商品の代金を、バーコードをスキャンする或はキー操作部31による代金及び品目を入力する等の方法により購入代金を累計算出して精算可能であり、積算した代金の合計金額をレシート発行する。勿論、POSレジスタ3内部には、記憶装置(図示せず)を設けてあり、POSレジスタ3によって処理された全てのデータを処理時刻と共に記録可能であり、当日全体の売上集計や商品を売った時刻・接客した店員等を記録可能である。又、POSレジスタ3は、精算する商品の代金を常に精算して合計代金を算出し、精算機4へ送信可能であり、購入した全商品の合計が出た場合には、店員によって合計終了ボタン38が押圧される。そして、終了ボタン38が押圧されたことで全商品代金の合計が完了したことを精算機4へ送信する。
POSレジスタ3のキー操作部31は、POSレジスタ3表面に複数設けられ、商品の種別を入力する種別キー、商品の金額等の数値を入力する数字キー、演算種別を選択する選択キー、小計を計算する小計キー、合計を計算する合計キー、顧客からの預り金額を入力した後に釣銭を計算させる釣銭キー、商品毎に設け押圧することで該当商品の金額及び種別コードが入力される個別キー、顧客カードCに対する情報の読取り或は書込み動作をさせるカード操作キー等、商品に関する種別コード、及び、商品の金額、並びに、預かり金からの精算が可能なキーから成る。又、キー操作部31には、顧客カードCを受付けた際に、顧客カードCに対し読込み書込みさせる指示キーや、顧客カードCを発行させる発行キー等も有して成る。
POSレジスタ3の金庫部32は、POSレジスタ3内部に設けられ、キー操作部31の預かり金から購入代金を差引いて精算したときにPOSレジスタ3前面に引出されて開口可能である。
POSレジスタ3の代金表示部33は、商品の名称と代金を表示すると共に、累計代金を表示可能である。勿論、それ以外の情報を表示しても良く、POSレジスタ3の制御部37(POSレジスタ3内部なので、図示できず)の制御によって表示される。
POSレジスタ3のバーコードリーダ部34は、購入される商品のバーコードをスキャンし、バーコードから得られる商品の名称及び代金等をPOSレジスタ3が読取り可能であり、読取った情報は、精算作業に寄与される。即ち、バーコードリーダ部34がスキャンすると、それまでの購入代金に対し自動的に加算作業が行われ、累計が計算されるようにPOSレジスタ3が制御されている。
ハンディリーダ部35は、POSレジスタ3と電気コードによって接続され、店員が手に持ってバーコードを読取可能であり、バーコードリーダ部34同様の作用を有するよう形成される。
又、POSレジスタ3は、制御部37を有し、この制御部37は上記のように形成されたPOSレジスタ3の各部を制御し、通常のレジスタ装置が有するバーコードリーダ部34等から入力された購入済み商品の代金精算機能を有し、購入済みの商品の同情報を中央管理コンピュータ2に出力可能であり、顧客カードCのIDナンバを読取ることで、顧客に対して購入金額に見合ったポイントを付与しポイントに見合った特典を与えることが可能である。
精算機4は、図3に表すように、顧客から投入された精算代金を受取り金額を認識可能な現金引受部41と、顧客が挿入する顧客カードCを引き受けて顧客カードCの磁気記録部C1に記録されている内容を読取可能であると共に、磁気記録部C1に新たな情報或は書換える情報を書込み可能なカードリーダライタ42と、精算機4の制御を行う制御部43と、顧客に対し現金の払い戻しを自動的に行う釣銭支払部44と、表示部45と、顧客が代金の支払を終了し購入することを指示する購入ボタン46(図1)と、カード履歴記憶手段である履歴記憶部47(図示せず。半導体メモリ、ハードディスク製)と、釣銭カードCCに釣銭を記録させることを指示する釣銭記録ボタン48と、釣銭返却ボタン49とからなる。精算機4は、POSレジスタ3と信号入出力可能に接続され、顧客が購入した個々の代金、POSレジスタ3によって算出した顧客が購入した代金の合計金額等を受信し入力可能であり、顧客カードCに記録されている情報、顧客によって精算機4に支払われた金種・金額、支払われた総額等をPOSレジスタ3へ出力可能である。
又、複数設置する精算機4は、POSシステムが構築しているネットワークLAN1(POSネットワーク)とは別のネットワークLAN2によっても相互を接続してなる。このように、精算機4相互をPOSネットワークLAN1とは別のネットワークLAN2によって精算機4を接続することにより、精算機4相互がPOSシステムを介さずに情報の授受を行うことが可能となる。これによって、例えば、精算機4を既存のPOSシステムのPOSレジスタ3と接続してPOSレジスタ3から購入代金計算過程の情報を含む合計代金の計算情報等の既存のPOSレジスタ3が出力可能な信号を入力し、又、精算機4に対して代金を支払って決済が終了した情報を出力してPOSレジスタ3に入力させることで既存のPOSシステム1に代金自動精算システム1を構築可能となる。しかしながら、新規に代金自動精算システム1を構築する際には、POSネットワークLAN1を介して精算機4相互が情報の授受を行うようにしてもよい。
精算機4の現金引受部41は、POSレジスタ3によって精算された顧客の購入代金を顧客が精算機4に対して支払う場合に使用され、現金投入口から挿入された現金を受取り識別部へ搬送して現金金額を識別し、その金額を一時的に制御部43に記録可能であり、引き受けた現金を貯留可能である。そして、現金の引き受けを順次行うことが可能であり、順次引き受けた現金は金額を識別後、先に一時記録した金額に加算して再度記録可能である。従って、現金引受部41によって、顧客から支払われた代金の金額を認識可能となる。
精算機4のカードリーダライタ42は、制御部43の指示により顧客が挿入する顧客カードCに対し情報の書込み及び読み出しが可能である。又、カードリーダライタ42は、カード発行指示信号を入力することで、挿入された顧客カードCに対し、ポイント情報等だけではなく、挿入された顧客カードCがポイントカードCPであったが、顧客の希望により顧客カードCを釣銭カードCCとして機能するというように、新たな顧客カードCとして機能するのに必要な情報を顧客カードCのIDナンバに対応させて記録し、顧客カードCを発行する機能を有する。カードリーダライタ42は、顧客カードCが挿入されると、顧客カードCに記録されている顧客カードCのIDナンバ等各情報を読取り、精算機4に用意された一時記憶領域へ読取った情報を出力して各情報を記憶させておく。この実施の形態では、カードリーダライタ42は、顧客カードCが挿入されると記録されている情報を読取るように形成したが、制御部43の指示によって必要なときに必要な情報を読取るように形成しても良い。
精算機4の制御部43は、カードリーダライタ42のカード待ち受け及び顧客カードCが挿入された際のカードへの読み書き制御、現金引受部41の投入待ち受け及び現金が投入された際の投入現金の合計計算、釣銭支払部44への釣銭支払指示、表示部45への各種情報の表示制御等、各部への制御信号による指示が可能である。この制御部43は上記のように形成された精算機4の各部を制御し、POSレジスタ3から入力する信号を表示部45へ表示させたり、現金引受部41が引き受ける現金の額として現金引受部41に支払われた金額をPOSレジスタ3へ送信したり、顧客カードCに対して読取り及び書込みすることで、顧客に対して購入金額に見合ったポイントを付与してポイントに見合った特典を与えることが可能である。
精算機4の釣銭支払部44は、顧客に支払うべき額の釣銭を自動的に支払うことが可能であり、その動作及び支払額等は制御部43から受領する金額によって適宜動作して返却可能である。
精算機4の表示部45は、POSレジスタ3の代金表示部33同様であり、商品の名称と代金を表示すると共に、累計代金を表示可能であり、更には顧客の支払うべき代金や支払う釣銭額、顧客にポイントカードCP又は釣銭カードCCの挿入を促す等、種々の情報を表示可能である。勿論、それ以外の情報を表示しても良く、制御部43或はPOSレジスタ3の制御部37の制御によって表示される。この実施の形態では、表示部45は精算機4に設けたが、精算機4と接続されるPOSレジスタ3に設ける代金表示部33を表示部45として用いてもよく、この場合には、表示部33は、先に記載した表示部33の表示に加え表示部45の表示も可能に形成する。
購入ボタン46は、購入した商品の合計代金を現金引受部41に入金された後に顧客によって押圧され、顧客が購入代金の精算をして商品を購入する意志を表示する押しボタンスイッチである。
履歴記憶部47は、記録装置であり、カードリーダライタ42に挿入された顧客カードCを用いての利用履歴を記録可能である。この実施の形態では、履歴記憶部47は、精算機4夫々に設けられる。そして、各精算機4に設けた履歴記憶部47は、ネットワークLAN2で接続された全ての精算機4が、カードリーダライタ42に挿入された顧客カードCに対して釣銭情報やポイント情報の読み取り書き込みが行われる都度、ネットワークLAN2を介してその履歴を記録可能である。履歴情報は具体的には、図15に「名称」の項目で表すような種々の情報からなり、例えば、顧客カードCを識別するための「カードID」、取引の種別を特定する「取引種別フラグ」、行われた取引の期日を表す「取引日時」、取引された際に発生或は消費された後の「取引ポイント」、取引時に増減するポイントの増加率を表す「今回ポイント増加率」、付与するポイントのポイント発生率を調整する「ポイント付与補正要因フラグ」、顧客カードCに対応して記録されている釣銭情報を表す「カード残額」、取引した購入代金を表す「代金総額」、精算の際に入金された「入金額」、釣銭として返却した1万円札の枚数を表す「返却金明細1万円」、同「返却金明細5千円」「返却金明細2千円」、同「返却金明細1千円」、同「返却金明細5百円」、同「返却金明細100円」、同「返却金明細50円」、同「返却金明細10円」、同「返却金明細5円」、同「返却金明細1円」、入金された1万円札の枚数を表す「入金明細1万円」、同「入金明細5千円」、同「入金明細2千円」、同「入金明細1千円」、現金で返却した釣銭額を表す「返却釣銭額」、取引の際に発生したエラーを説明する「エラーコード」等であり、これらの情報が顧客カードCのIDナンバに対応して記録され、これ以外にも顧客カードCに対応して記録されているポイントの有効期限や、ポイントを発生する際の補正要因となるような種々データ等がある。そして、これらの情報が、時系列に記録される。このように全ての精算機4に履歴記録部47を設置することで、精算機4では、顧客カードCを挿入した時点で、POSシステムのネットワークLAN1を介することなく該顧客カードCの履歴情報を参照可能なので、ネットワークLAN1による通信が不能となっても、個々の精算機4が挿入された顧客カードCの情報を記録可能なので、代金自動精算システム1を停止しなくとも運用できる。
尚、この実施の形態では、カード履歴記憶手段である履歴記憶部47は精算機4に設けたが、精算機4とは別にネットワークLAN2に接続して設け、全ての精算機4から顧客カードCの履歴情報を入力して記憶可能であると共に、精算機4からの照会要求によって照会要求された顧客カードCの履歴情報を出力可能にしてもよい。この場合には、精算機4の構成が簡略化されるので、代金自動精算システム1の構築コストがかからなくなる。
又、ネットワークLAN2に接続された精算機4のうち、1台の精算機4に履歴記憶部47を内蔵させて代金自動精算システム1を構築してもよい。このように、履歴記憶部47を精算機4に内蔵することで、別途履歴記憶部47を設置する場所を必要としない。
次いで、全ての精算機4に履歴記憶部47を設けた場合の動作を、図13に基づいて説明する。
図13に表すフローチャートは、精算機4における自身の処理している顧客カードCの履歴及び他の精算機4で処理している顧客カードCの履歴の処理を表す。即ち、履歴更新ステップNN150、データ更新判断ステップNN151、データ受信ステップNN152、及び、データ送信ステップNN153とからなる。そして、履歴更新ステップNN150乃至データ送信ステップNN153は常に繰り返されている。
まず精算機4の制御部43にて記録すべき履歴情報を計算した場合、ワーキングRAMにその履歴情報のポインター(相対アドレス等)と内容を書き込む。このワーキングRAMは、履歴更新ステップNN150によってそのポインターと内容がクリアされるまで、連続したメモリ空間において、既に書き込まれたメモリの隣の空き領域へ記録されるようプログラムされている。
履歴更新ステップNN150では、ワーキングRAMの全てのメモリエリアを検索する。夫々のエリアに新たな履歴情報があった場合、即ちポインタが0XFFFFFFでなければ、その新たな履歴情報を、ポインタによって特定される履歴情報記録部47のメモリエリアに記録するとともに送信スタックメモリへ記録してワーキングRAMをクリアする。
データ更新判断ステップNN151は、履歴更新ステップNN150に続けて実行され、他の精算機4に新たな履歴情報が発生したか、自身の処理している顧客カードCに新たな履歴情報がある(送信スタックメモリが空でない)かを監視して判断するステップである。他の精算機4から新たなカード履歴情報を受信した場合には続けてデータ受信ステップNN152を実行し、同時に送信されたポインタによって特定される履歴情報記録部47のメモリエリアに記録する。自身の処理している顧客カードCに新たなカード履歴情報があった場合には続けてデータ送信ステップNN153を実行し、全て送信スタックメモリの内容を順次他の精算機4やPOSレジスタ3へ送信した後クリアする。何もない場合には再び履歴更新ステップNN150を実行する。従って、新たなカード履歴情報がない場合には、常に同じ情報が履歴更新ステップNN150によって更新されることとなる。尚、NN150〜NN153のステップは、精算機4の制御部43以外のCPUで駆動するネットワーク制御部を設けて行うようにすると精算機4の処理速度が速くなるので好ましい。
釣銭記録ボタン48は、精算機4が釣銭記録判断ステップS31によって釣銭を顧客カードCのIDナンバに対応させて記録させるか否かを判断するために設けられ、顧客が押圧することで、精算機4は顧客カードCを釣銭カードCCとして使用する旨を履歴記録部47に記録させると共に、釣銭を顧客カードCのIDナンバに対応させて履歴記録部47に記録する指示であると判断する信号を制御部43へ出力する。
釣銭返却ボタン49は、釣銭記録ボタン48同様精算機4が釣銭記録判断ステップS31によって釣銭を顧客カードCのIDナンバに対応させて履歴記録部47に記録させるか否かを判断するために設けられ、顧客が押圧することで精算機4は顧客カードCをポイントカードCPとしての使用する旨を履歴記録部47に記録させると共に、釣銭を顧客カードCのIDナンバに対応させて履歴記録部47に記録させない指示であると判断する信号を制御部43へ出力する。
尚、この実施の形態においては、精算機4にカードリーダライタ42を設置し、精算機4によって顧客による代金の支払が可能に形成したが、カードリーダライタの設置は店舗等利用する環境に応じて設定可能である。例えば、この実施の形態のように、ファーストフード店のような食品を扱う店舗でレジ係員が現金を手に持つことによって不衛生となるような場合では、レジ係員は購入した商品の合計金額を算出すべくバーコードリーダ部34等によって個々の商品の代金をPOSレジスタ3へ入力させて購入合計代金を算出するだけであり、顧客カードCの挿入及び代金の支払は顧客が直接精算機4に行う場合には、POSレジスタ3には金庫部32は必要なく、POSレジスタ3をキー操作部31、代金表示部33、バーコードリーダ部34、ハンディリーダ部35から形成すれば足りる。又例えば、図4に表すように、精算機4には現金引受部41を設けず、カードリーダライタ42、制御部43、釣銭支払部44、及び、表示部45を設ける構成とし(表示部45を設けない構成でも良い)、顧客カードCの挿入のみを顧客が精算機4へ行うようにしても良く、レジ係員は現金を顧客から預り金庫部32へ入金するだけであり、釣銭の受渡しを精算機4によって行い、釣銭の受渡し時に多く発生する釣銭額を間違えて受渡してしまうミスを防止するように構成してもよい。このように、POSレジスタ3及び精算機4夫々の構成はPOSシステム1の利用環境によって変更しても良く、変更して使用することで、より良いPOSシステム1の利用が可能となる。更に又、POSレジスタ3に磁気カードである旧来から使用しているポイントを記録するためだけの顧客カードCに対応したカードリーダライタ36を設け、精算機4のカードリーダライタ42は、新たな顧客カードC、即ち、ポイントを記録されることが可能なポイントカードCP及びポイントを記録させると共に釣銭の情報を記録させることが可能な釣銭カードCCに対応するように形成することで、旧来の顧客カードCと新たな顧客カードCとに対応でき、釣銭を記録可能な顧客カードCの導入時等には、旧来から使用していたPOSレジスタ3を使用可能となり、導入コストをかけずに導入可能となる。
以下に、POSレジスタ3によって精算する際に、顧客に対して提供されるポイント付与についての詳細を、図5に表すフローチャートに基づいて説明する。尚、各ステップで行われる判断に使用される情報は、特にことわりがない場合には、カードリーダライタ42が顧客カードCから読取った情報に基づくものとする。同様に、顧客カードCに記録する場合には特に断らない限りカードリーダライタ42によって新たに(同記録が既にあった場合には上書き記録される)顧客カードCに記録するものとする。
図5〜図7はポイント及び釣銭情報記録処理のフローチャートを表す。Fはポイント及び釣銭情報記録処理であり、POSレジスタ3では、カード確認処理Sが実行される。
即ち、カード確認処理Sは、カードリーダライタ36に顧客カードCの挿入が有るか、又は、所定のスイッチを押すことで顧客がカード発行の要求をしたときから実行が開始される。そして、カード確認処理Sは、カード挿入判断ステップS1と、カード発行ステップS2と、使用回数判断ステップS3と、使用回数加算ステップS4とからなる。
カード挿入判断ステップS1は、顧客から顧客カードCの提示があり、店員によって或は顧客によってカードリーダライタ36へカードが挿入されたか否かを判断するステップであり、カードリーダライタ36から受領する情報によって判断する。カード挿入判断ステップS1では、顧客カードCの挿入があった場合には、使用回数判断ステップS3を実行し、挿入が無かった場合にはカード発行ステップS2を実行する。
尚、カード挿入判断ステップS1は、図8に表すように旧カードの廃止と新カードへの移行を行えるように形成してもよく、この場合には、カード挿入判断ステップS1に続けて、S111乃至S113を設け、夫々のステップを実行する。即ち、S111はカード判別ステップである。カード判別ステップS111は挿入された顧客カードCが旧来のポイントカードであるか否かを判別可能である。そして、カード判別ステップS111では、顧客カードCが旧来のポイントカードである場合には、続けてポイント読込み及び廃棄処理ステップであるS112が実行される。又、カード判別ステップS111は、挿入されている顧客カードCが旧来のポイントカードではないと判別した場合には、続けて使用回数判断ステップS3が実行される。
ポイント読込み及び廃棄処理ステップS112では、挿入されている顧客カードCからポイント情報を読み込むと共に、挿入された旧来のポイントカードを廃止処理可能である。ポイント読込み及び廃棄処理ステップS112に続けて、発行ステップであるS113が実行される。
発行ステップS113は、旧来の顧客カードCに代えて新しい本発明における釣銭とポイントの両方を記録可能な顧客カードCを発行可能である。ここでは顧客の要望を店員が確認し、ポイントのみを記録するポイントカードCPか、ポイントに加えて釣銭を記録可能な釣銭カードCCであるかを選択するそれぞれの選択ボタンを押圧することで、ポイントカードCP或は釣銭カードCCを選択することができる。読み込んだ旧来のポイントカードである顧客カードCに記録されていたポイントは、ここで新しく発行する顧客カードCに記録され、新たな顧客カードCの発行を完了することで新たな装置への対応の引継ぎが完了する。そして発行ステップS113に続けて決済判断ステップS5を実行する。
ここでは、旧来ポイントカードである顧客カードCを新カードである顧客カードCへ移行させる場合を述べたが、旧来ポイントカードと、新しく発行される釣銭とポイントの両方を記録可能な顧客カードCとを利用可能に形成してもよい。この場合には後述するポイント読込ステップS10、ポイント消費ステップS12、プレミアポイント算出ステップS28、ポイント算出ステップS30、プレミアポイント算出ステップS33、ポイント算出ステップS35、記録ステップS37、ポイント読込ステップS45、プレミアポイント算出ステップS61、ポイント記録ステップS62の機能に加えて次の機能を追加する。詳細については後に説明する。
カード発行ステップS2は、カード発行を指示し、カードリーダライタ36が制御部37から所定の情報を受領して新たな顧客カードCを発行する。顧客カードCの発行の詳細は、別途記述する。
使用回数判断ステップS3は、挿入された顧客カードCに記憶されている使用回数情報が使用限度未満か否かを判断し、使用限度以上であると判断した場合には続けてカード発行ステップS2が実行され、使用限度未満であると判断した場合には、続けて使用回数加算ステップS4が実行される。使用限度回数は、ロイコ、白濁式リライトカードの場合には約200回程度のリライト数で使用限度に達する。そこで、これらのカード種を利用している場合には、使用限度回数を予め200と定めておき、使用回数判断ステップS3によって使用限度回数に達したか否かを監視し、顧客カードCが使用不能となる前に新たな顧客カードCを発行できる。
この使用限度回数は、正確にはリライト回数をカウントすればよいが、買い物回数、カードリーダライタへの挿入回数に応じて、リライト回数を予測することもできるので、使用限度回数は、これらの少なくとも一つを用いれば良い。
使用回数加算ステップS4は、顧客カードCから読取った使用回数に1を加算し、加算した新たな使用回数を顧客カードCに記録させる。使用回数加算ステップS4に続けては決済判断ステップS5が実行される。
このようにカード確認処理Sでは、顧客カードCを持たない顧客に対する顧客カードCの発行を指示すると共に、顧客カードCの使用限度を監視し、使用限度内であればそのまま使用させ、使用限度を過ぎていれば顧客カードCを回収すると共に新たな顧客カードCに使用限度となった顧客カードCに記録されていた情報を記録して発行するよう指示する。尚、カードの使用回数の限度は、表示部が感熱ロイコ式や感熱白濁式の場合、上記の使用限度回数とならないようカードを回収することで、カードの破損による客と店のトラブルを未然に防止可能である。使用限度に達した顧客カードCの回収は、カードリーダライタ36内に或はカードリーダライタ36が収納されている装置内にカードを回収可能なカードスタッカを用意しておき回収するか、或は、カードリーダライタ36の顧客側にカード挿入排出口を設けておくと共に顧客側とは反対側の店員側にカード排出口を設けておき、使用限度前の顧客カードCは顧客側のカード挿入排出口から顧客側に排出し、使用限度に達した顧客カードCは店員側に設けたカード排出口から排出して店員が回収するようにしても良い。
決済判断ステップS5は、顧客の決済方法を判断するステップである。決済判断ステップS5で行われる判断は、顧客カードCを使用して買物をした決済を行うか、単に顧客カードCの内容を変更する処理であるかを判断するステップである。決済判断ステップS5で、通常決済(買物時の決済)であると判断した場合には、合計金額入力ステップS7が実行され、通常の顧客カードCから釣銭カードへの変更を希望する等の場合には、カード挿入判断ステップS1で判別した最初の顧客カードCが挿入されたか否かの履歴フラグを見るカード挿入判断ステップS41が実行される。従って、決済判断ステップS5で通常決済と判断した場合には、挿入された或は新たに発行された顧客カードCは、通常のポイントカードCP或は釣銭カードCCとしての使用形態である場合がある。決済判断ステップS5によって行われる判断として、この実施の形態においては、通常決済は「代金支払ボタン」(図示せず)が押圧された場合であり、変更処理は「釣銭カード会員に変更」ボタン(図示せず)が押圧された場合である。ここで液晶画面と、その画面に隣接させたボタンの種類は4種類設け、その4種の機能を、夫々の一番近く液晶画面の一部に表示して4種以上のボタン機能を持たせるように構成してもよい。
釣銭情報判断ステップS7は、顧客カードCのIDナンバに対応して釣銭情報が記憶されているか否かを判断するステップである。そして、釣銭情報判断ステップS7は、釣銭情報がないと判断した場合には、続けて釣銭情報置換えステップS8を実行させ、釣銭情報があると判断した場合には続けて釣銭情報読込ステップS9を実行させる。従って、釣銭情報判断ステップS7では、使用されている顧客カードCによって次に行われるステップが異なり、顧客カードCがポイントカードCPであればS8が、釣銭カードCCであればS9が、夫々続けて実行される。
釣銭情報置換えステップS8は、使用されている顧客カードCが通常のポイントカードCPの場合に行われるステップであり、ポイントカードCPにはIDナンバに対応して記録された釣銭情報が存在しないため、後に演算する際に利用するためのワーキングRAMの釣銭カード残高に釣銭額0円として記憶させるステップである。
釣銭情報読込ステップS9は、釣銭情報があった場合、即ち、使用されている顧客カードCが釣銭カードCCの場合に実行されるステップである。釣銭情報読込ステップS9では、顧客カードCのIDナンバに対応して記録されていた釣銭情報を使用可能な釣銭金額として読込むステップである。
ポイント読込ステップS10は、釣銭情報置換えステップS8、又は、釣銭情報読込ステップS9に続けて実行され、顧客カードCのIDナンバに対応して記録されていたポイント情報を、後ほど演算で利用するためのワーキングRAM「oldpt」に記録するステップである。ポイント読込ステップS10によって読取ったポイントは精算代金の一部として使用可能となる。
ポイント消費希望判断ステップS11は、ポイント読込ステップS10に続けて実行される。ポイント消費希望判断ステップS11は、顧客がポイント利用を望むか否かを判断するステップであり、店員がPOSレジスタ3の所定キーを押圧することで、押圧された情報を保持し、ポイント消費希望判断ステップS11でポイント消費希望であることが判断される。ポイント消費希望判断ステップS11では、ポイント消費希望であると判断した場合には、続けてポイント消費ステップS12を実行させ、ポイント消費希望でないと判断した場合には続けて精算代金算出ステップS13を実行させる。尚、ポイント消費希望判断ステップS11では、店員が顧客から聞き取るか若しくは顧客に対し「ポイント消費を希望?」と表示し、YESかNOのボタンが押されるのを待つようにするのが好ましい。又、顧客カードCがカードリーダライタ36或はカードリーダライタ42に挿入された場合には自動的にポイントを消費するよう形成してもよく、この場合には、釣銭情報判断ステップS7では顧客カードCの挿入があったか否かを判断すればよい。更には、常にポイント消費させるように、ポイント消費希望判断ステップS11を設けずにポイント読込ステップS10に続けてポイント消費ステップS12を実行するよう形成してもよい。
ポイント消費ステップS12は、ポイント読込ステップS10によって読込まれたポイントを代金精算に使用するよう設定するステップである。ポイント消費とは、読込まれたポイントを値引き額に換算する。消費するポイントはこの場合全額としているが、消費するポイントの希望量を入力して一部としてもよい。また、ポイントによる特典は本実施の形態のように値引きしてもよいが、その他の賞品を付与して、その賞品の分のポイントを減じる形態としてもよい。
精算代金表示ステップS16は、未精算金額(s)を表示部45及び代金表示部33へ表示させるステップである。従って、表示部45及び代金表示部33は、精算代金表示ステップS16で算出した金額を表示可能に形成される。
精算代金表示ステップS16が終了されると続けて入金受付ステップS17が実行される。入金受付ステップS17は、顧客から未精算分の代金の入金を待ち受けると共にPOSレジスタ3から賞品を購入した代金の合計金額を入力して更新するステップであり、この実施の形態では、顧客が精算機4の現金引受部41へ代金を順次挿入して支払うと共に、購入した代金がPOSレジスタから順次入力されるので、その都度入金された代金を差引いた残金が表示部45へ表示するよう形成される。又、入金受付ステップS17では、合計金額が常にPOSレジスタ3送信されて更新されるよう処理するので、POSレジスタ3が購入代金を精算していても、顧客による未精算分代金の入金を受付け可能である。
入金受付ステップS17は、現金引受部41によって入金を受付ける入金受付ステップS171、入金後の未精算金額(s)を算出する精算代金算出ステップS172、入金終了判断ステップS173とによって形成する。
入金受付ステップS171は、顧客が別途設ける現金引受部41に直接投入されたお札或は硬貨の金額を入金金額として認識するステップであり、続けて精算代金算出ステップS172が実行される。
精算代金算出ステップS172は、POSレジスタ3から入力する精算されるべき代金である合計代金を、入金された代金及びポイント精算ステップS12で算出されたポイント金額によって精算し、更に未精算分の代金を算出するステップである。即ち、精算代金算出ステップS172は、POSレジスタ3が算出する合計代金を常に入力する。この精算されるべき合計代金は、POSレジスタ3が全ての購入商品の合計額を出す過程における中間精算金も含まれ、POSレジスタ3が商品のバーコードを読みとって計算している途中でも、精算代金算出ステップS172が常に合計代金を入力している。そして、精算代金算出ステップS172では、入金受付ステップS171で入金された金額及びポイント精算ステップS12で算出した値引き額を合計代金から減算し、新たな精算されるべき精算代金として未精算金額(余剰代金)sを算出するステップであり、続けて入金終了判断ステップS173が実行される。尚、精算代金算出ステップS172で算出された新たな精算されるべき精算代金である未精算金額(余剰金額)sは、ポイント精算ステップS12で算出した精算されるべき精算代金を更新記憶するように置換えて一時記憶しても良く、また、それとは別に一時記憶しても良い。
入金終了判断ステップS173は、精算代金算出ステップS172で算出された新たな精算されるべき精算代金があるか否かを判断する。即ち、未精算金額(余剰金額)sが存在しない(精算代金が0以上である)か、POSレジスタ3での精算が終了したか、及び、顧客の入金が完了したかを監視し、未精算金額(余剰金額)sが存在せず(精算代金が0以上であり)、POSレジスタ3での精算が終了し、購入ボタン46が押圧されて顧客の入金が完了した場合に、即ち、POSレジスタ3で合計終了ボタン38が押圧されて全ての商品の処理が終了して合計代金が入力され、顧客により購入ボタン46が押圧されて現金の投入が終了し、精算すべき代金が全て精算された(未精算金額が0以上である)場合には、続けて金種別金額設定ステップS18を実行させ、未精算金額(s)が存在する(精算代金が0以下である)か、POSレジスタ3で合計終了ボタン38が押圧されず精算が終了していないか、購入ボタン46を押圧することで確認される顧客の入金が完了していないかの何れかの場合には、再び精算代金表示ステップS16を実行させる。精算すべき代金が全て精算された(未精算金額が0以上である)場合には、続けて金種別金額設定ステップS18を実行させる。尚、顧客の入金した金額が不足していて入金終了判断ステップS17が再び精算代金表示ステップS16を実行した場合には、表示部45に投入金額が少ないことが解るように表示させる。
このように、入金受付ステップS17によって、POSレジスタ3が全ての商品の合計代金を精算している途中でも顧客から入金を受け付けることが可能である。又、入金受付ステップS17で未精算金額(s)の支払が終了して続けて金種別金額設定ステップS18が実行されるが、この時点では、未精算金額(s)は既になくなっており、未精算金額(s)は余剰代金となり釣銭として返却されるべき金額を表している。尚、精算代金表示ステップS16は、常に最新の未精算金額(s)を表示するように信号出力させる。
尚、この実施の形態では、精算するように指示する確定入力は、合計終了ボタン38の押圧によるPOSレジスタ3の合計終了指示、及び、購入ボタン46の押圧による顧客の現金投入完了の両指示が満足された場合としたが、POSレジスタ3の合計終了ボタン38の押圧、或は、代金支払機4の購入ボタン46の押圧の何れかによっても良い。勿論、確定入力は、POSレジスタ3を操作している店員と顧客との間で行われる会話によって双方の意志を確認し、押ボタンスイッチ等を押圧して行っても良い。
金種別金額設定ステップS18は、所定金種を1万円に設定すると共に、1万円・5千円・2千円・1千円・5百円・1百円・50円・10円・5円・1円の各金種(i)を0、即ち、1万円に設定し、金種(i)毎の返却枚数Nを0に設定するステップであり、続けて所定金種判断ステップS19が実行される。金種(i)は、i=0は1万円を表し、i=1は5千円を表し、i=2は1千円を表し、i=3は5百円を表し、i=4は1百円を表し、i=5は50円を表し、i=6は10円を表し、i=7は5円を表し、i=8は1円を表す。又、Nは枚数を表し、N=0,1,2,3,4・・・・と自然数で表す。従って、返却枚数N[i]は、例えば、i=2、N=3の時である返却枚数3[2]は、1千円が3枚、即ち、3000円であることを表す。尚、所定金種は、顧客が釣銭を受取る際に、釣銭カードCCのIDナンバに対応させて記録し返却する釣銭額をいくら迄とするかを表すものであり、例えば、所定金種が1000円であれば1000円未満、即ち999円までの釣銭が釣銭カードCCのIDナンバに対応されて釣銭情報として記録されるのである。
所定金種判断ステップS19は、上限所定金種と顧客毎所定金種とを比較し、顧客毎所定金種が上限所定金種より大きければ続けて所定金種設定ステップS20を実行させ、それ以外の場合には釣銭支払判断ステップS21を実行させる。ここで言う、顧客毎所定金種とは、顧客が釣銭カードCCのIDナンバに対応して釣銭として記録して良いとする上限を意味し、例えば、顧客毎所定金種が1000円であれば、釣銭として釣銭カードCCのIDナンバに対応させて記憶される最高額は1000円未満となり、それ以上の釣銭額は千の位以上の釣銭は現金で返却し、1000円未満のみが釣銭カードCCのIDナンバに対応されて釣銭情報として記憶される。同様に、上限所定金種とは、店舗側が顧客カードCに釣銭として記録する際の釣銭額の上限を特定する所定金種であり、上限所定金種を調整して釣銭カードCCのIDナンバに対応して記録する釣銭情報の上限を調整することで、全ての釣銭カードCC利用者から店側が釣銭として発行した額、即ち、預かっている金額をある程度調整することが可能である。そして、上限所定金種は各精算機4に共通して設定される金種であり、通常は5千円に設定されているが、全ての釣銭カードCCによって預かっている金額が所定金額以上となる場合等必要に応じ変更可能であり、例えば全ての釣銭カードCCの預かり金合計が、財務省の地方毎に設けられている各管轄局へ通知する義務が生じる700万円以上になってしまう場合には、上限所定金種を500円等所定の金種に下げる。これにより、以後釣銭カードCCのIDナンバに対応させて釣銭情報を記録する場合には、続く所定金種設定ステップS20によって顧客毎所定金種を上限所定金種と置換えて処理することとなるので、所定期間後には全ての釣銭カードCCの預かり金合計を減少させることが可能である。
所定金種設定ステップS20は、所定金種判断ステップS19によって顧客毎所定金種が上限所定金種より大きいと判断されたので、釣銭カードCCのIDナンバに対応して記録されていた顧客毎所定金種を上限所定金種に設定するステップであり、次いで釣銭支払判断ステップS21が実行される。このように所定金種設定ステップS20によって、顧客毎所定金種を店側が設定する上限所定金種より釣銭処理を行うときに大きくならないように設定することで、店舗側の税務署への預かり金の報告義務である釣銭カードCC預かり金の総額が700万円を超える場合等に、上限所定金種の金種を所定額の金種に変更することで、現金で返却する釣銭金額を多くし釣銭カードCCのIDナンバに対応して記録する釣銭情報の額を小さくして預かり金総額が700万円以下になるように調整することが可能となる。この顧客毎所定金種の変更は、カード認識処理S上で有効であり、釣銭カードCCに記録されている顧客毎所定金種を書換えるものではないので、釣銭カードCCを次回利用時には顧客毎所定金種は元のままにカードリーダライタ42によって読取られる。尚、顧客毎所定金種は、釣銭カードCC発行時に顧客の申し出により自由な金種に設定可能であり、更に、顧客が顧客毎所定金種の変更を希望する場合にも書換え可能であるが、書き換えの詳細は一般的なカードへの情報の書込みによるので詳述しない。
所定金種判断ステップS19による上限所定金種は、中央管理コンピュータ2に予め所定期日を指定しておき、この所定期日の所定日前から所定金種判断ステップS19による上限所定金種を予め定める金種によって顧客毎所定金種と比較して判断し、顧客毎所定金種の方が大きかった場合には所定金種設定ステップS20によって、上限所定金種に書き換えるようにしてもよい。即ち、例えば中央管理コンピュータ2に予め3月31日、及び、9月30日を所定期日としておき、所定日前を10日と指定しておき、且つ、上限所定金種を100円と指定しておく。すると、3月31日の設定では、3月31日の10日前、即ち3月21日から所定金種判断ステップS19により比較される上限所定金種が100円として全ての精算機4に設定される。同様に、9月30日の設定でも、9月20日から所定金種判断ステップS19により比較される上限所定金種が100円として全ての精算機4に設定される。これにより、3月21日、或いは、9月20日以降は、これら設定が解除されるまで、所定金種判断ステップS19によって上限所定金種が100円として比較されると共に、顧客毎所定金種の方が大きい場合には、所定金種設定ステップS20によって顧客毎所定金種が100円として記録される。このとき記録されるのは、顧客カードC自身でもよく顧客カード毎に対応させて中央管理コンピュータ2等に予め設ける記録エリアや記録装置でもよい。
このように、所定期日により顧客毎所定金種を変更できることで、所定期日における全顧客カードCに記録された全釣銭高を調整可能となる。
又、所定金種判断ステップS19による判断は、店員が顧客カードCの顧客毎所定金種を見て書き換えるか否かを判断し、キー操作による手入力によって顧客毎所定金種を書き換えるようにしてもよい。即ち、予めカードリーダライタ42によって読取った顧客カードCのIDナンバに対応して記録された顧客毎所定金種を読みとり、精算代金表示ステップS16によりPOSレジスタ3の代金表示部33へ表示させるよう形成する。そして、店員が顧客毎所定金種を見て判断し、顧客毎所定金種を書き換える場合にはキー操作部31に予め設ける書き換え入力ボタン(図示せず)を押し、書き換え入力ボタンが押された場合には、所定金種判断ステップS19がYESと判断して続いて所定金種設定ステップS20を実行し、所定金種設定ステップS20では、同じく店員が入力する書き換えるべき所定金種を顧客毎所定金種として顧客カードCのIDナンバに対応して記録するよう形成してもよい。
このように、店員のキー動作によって顧客毎所定金種を変更できるので、中央管理コンピュータ2を用いなくても顧客毎所定金種を変更でき、中央管理コンピュータ2のプログラム変更を要しない。
又、上限所定金種の変更は、全ての顧客カードCのIDナンバに対応して記録された預かり金である釣銭情報の総額が、予め設定する所定上限預かり金総額より大きくならないようにしても良い。即ち、財務省への届出が必要とされる預かり金総額が700万円を超えないようにコントロールする処理を設ける。更には、預かり金総額が超えてはいけない金額に近付いたことを報知しても良い。
以下に、預かり金総額をコントロールする処理、及び、預かり金総額が超えてはいけない金額に近付いたことを報知する処理を、図14に基づき説明する。
S63は、総額算出ステップであり、全ての顧客カードCに対応して記録された預かり金である釣銭情報の総額を算出する。
S64は、報知判断ステップであり、総額算出ステップS63に続けて実行され、総額算出ステップS63で算出した釣銭情報の総額が予め定める報知金額に達したか否かを判断するステップである。従って、報知判断ステップS64では、総額算出ステップS63によって算出した釣銭情報の総額と比較する報知限度額が予め設定されている。この実施の形態では、報知限度額は650万円とするが、適宜値に変更可能である。
S65は、報知ステップである。報知ステップS65は、報知判断ステップS64で釣銭情報の総額が報知金額を超えたと判断された場合に実行され、精算機4の電源が投入された際に、代金表示部33・表示部45に、
『預かり金の総額が650万円となりました。法律第92号、前払式証票の規制等に関する法律の第2章自家発行型前払式証票の発行の届出等、第4条自家発行型前払式証票の発行の届出に記載された通り、基準日3月31日に預かり金総額が700万円を超えた場合、翌日より2月を経過する日までに次の事項を財務大臣への届出が必要となります。3月31日の1週間前より預かり金を下げるよう制御しますか。「YES」or「NO:届出」ボタンを押して選択してください。
1.氏名、商号または名称及び住所、法人にあっては、その代表者又は
管理人の氏名。
2.発行する自家発行型前払式証票の証票金額等の種類。
3.当該基準日における基準日未使用残高。』
の文を表示させる、或は、音声で知らせる等を行うステップである。
S66は、上限所定金種設定変更判断ステップである。上限所定金種設定変更ステップS66は、報知判断ステップS64で、釣銭情報の総額が報知金額以下の場合か、報知ステップS65に続けて実行され、報知判断ステップS64同様に予め定める変更限度額と総額算出ステップS63によって算出した釣銭情報の総額とを比較するステップである。上限所定金種設定変更ステップS66において総額算出ステップS63で算出した釣銭情報の総額と比較する変更限度額は、この実施の形態では、財務省管轄局への届出義務を生ずる700万円とするが、この設定値は適宜変更可能である。
S67は、上限所定金種を変更する上限所定金種変更ステップであり、上限所定金種設定変更ステップS66において釣銭情報の総額が変更限度額より大きい場合に実行される。上限所定金種変更ステップS67は現在設定されている上限所定金種を一つ小さい金種へと変更するステップである。即ち、当初5千円に設定されてる金種を2千円に変更する。これにより、所定金種判断ステップS19及び所定金種設定ステップS20で行われる際の上限所定金種が変更されるので、預かり金の総額を小さくできる。上限所定金種変更ステップS67が終了すると再び総額算出ステップS63からの各ステップを繰返す。
S68は、上限所定金種戻しステップであり、上限所定金種設定変更ステップS66において釣銭情報の総額が変更限度額以下であった場合に実行される。上限所定金種戻しステップS68は、総額算出ステップS63で算出した釣銭情報の総額と下限額とを比較するステップである。下限額は、各上限金種毎に設定する金額であり、例えば、上限金種が2千円の場合には、『もし上限金種を5千円にした場合を想定される預かり金総額が700万円を超えてはいけないということを考慮した値』であり、『700万円×2千円/5千円=280万円に余裕を持たせて0.7倍した196万円』となる金額である。
S69は、上限金種変更ステップであり、上限所定金種戻しステップS68に続けて実行される。上限金種変更ステップS69は、上限所定金種変更ステップS67とは逆に、上限所定金種を1つ大きな金種へ変更するステップである。従って、上限金種変更ステップS69は、上限所定金種戻しステップS68と共に設けることで、総額算出ステップS63で算出された釣銭情報の総額が変更限度額以下であり、且つ、より変更限度額に近づけることが可能である。
そして、総額算出ステップS63乃至上限金種変更ステップS69のステップは、所定金種判断ステップS19及び所定金種設定ステップS20で行われる上限所定金種との比較の際に変更されているので、総額算出ステップS63乃至上限金種変更ステップS69によって変更された上限所定金種を、所定金種判断ステップS19及び所定金種設定ステップS20が採用することで、顧客毎所定金種を、預かり金である釣銭情報の総額によってコントロールされた上限所定金種に変更することができる。
この総額算出ステップS63乃至上限金種変更ステップS69であるIDに対応して記録されている預かり金の総額の監視の処理は、優先度の高い割り込み処理ではないバック・グラウンド・ジョブ(BGJ)によって行う、或は、所定期間毎に監視を行うようにしてもよい。
釣銭支払判断ステップS21は、全ての代金が精算された0円を含むプラスの未精算金額、即ち余剰代金(s)から、返却枚数N[i]及び金種(i)で表す顧客所定金種額の積を減算した結果、所定金種(例えば、1000円)の方が大きければ、所定金種返却ステップS23を実行させ、そうでなければ返却枚数加算ステップS22を実行させる。釣銭支払判断ステップ21が最初に実行されるときの返却枚数N[i]は、金種別金額設定ステップS18によって、金種(i)及び枚数Nは0に、即ち、金種は1万円であり枚数は0に設定されている。従って、釣銭支払判断ステップS21が最初に実行されるときには、全ての代金が精算された0円を含むプラスの余剰代金(s)は必ず返却枚数加算ステップS22を実行する。
返却枚数加算ステップS22は、釣銭支払判断ステップ21で比較判断される金種の返却枚数N[i]を1枚加算して返却枚数N[i]+1を新たに返却枚数N[i]とするステップであり、続けて再び釣銭支払判断ステップ21を実行させる。
所定金種返却ステップS23は、釣銭支払判断ステップ21で判断された金種(i)を返却枚数N[i]だけ返却するステップである。
顧客毎所定金種判断ステップS24は、釣銭支払判断ステップS21、返却枚数加算ステップS22、及び、所定金種返却ステップS23で処理された金種が、顧客毎所定金種か否かを判断するステップであり、顧客毎所定金種でなければ、即ち、処理された金種が、顧客が釣銭カードCCのIDナンバに対応して釣銭として記録して良いと許可した金額以上の所定金種であれば、金種変更ステップS25を実行させ、それ以外は、続けて釣銭カード有無判断ステップS26を実行させる。
金種変更ステップS25は、金種別金額設定ステップS18で設定された金種(i)を金種(i+1)にする。そして、金種変更ステップS25実行後は、続けて再度釣銭支払判断ステップS21が実行される。即ち、金種変更ステップS25では金種別金額設定ステップS18で設定された金種(i)が、金種(0)即ち金種が1万円なので、金種(i)を金種(i+1)即ち金種5千円に変更する。
更に金種変更ステップS25は、顧客カードC毎に予め設定された釣銭禁止金種を飛ばして次の金種を処理する機能を備える。即ち、例えば500円玉が釣銭禁止金種として設定されていた場合、釣銭支払判断ステップS21乃至顧客毎所定金種判断ステップS24の各ステップによる1000円札の金種における処理終了後には、金種変更ステップS25は次の金種である500円玉が釣銭禁止金種なので500円玉の次の金種である100円玉の金種を金種(i+1)に設定する。このように、500円玉の金種を飛ばして処理を行うことが可能であり、予め定める釣銭禁止金種を釣銭支払判断ステップS21乃至顧客毎所定金種判断ステップS24で処理させないので、500円玉の金種に相当する500円の釣銭は全て100円玉によって返却されることとなる。尚、顧客カードC毎に予め定める釣銭禁止金種は、金種変更ステップS25がカードリーダライタ42によって新たな金種を設定する都度、その金種が釣銭禁止金種であるかどうかを顧客カードCに対応して記録された情報へ参照に行くよう形成してもよく、或いは、釣銭禁止金種の情報が釣銭カードCCに記録されている場合にはカード挿入判断ステップS1ですでに釣銭禁止金種を読み込んで一時記憶領域に記憶しておいてもよい。又、顧客カードCが新規に発行される場合には、カード発行ステップS2において、新規カードへの書き込み情報として或は新規カードのIDナンバに対応させて釣銭禁止金種を設け予め記録する。
従って、顧客毎所定金種判断ステップS24及び金種変更ステップS25では、釣銭支払判断ステップS21、返却枚数加算ステップS22、及び、所定金種返却ステップS23により処理される金種(i)が顧客毎所定金種になるまで、釣銭支払判断ステップS21、返却枚数加算ステップS22、及び、所定金種返却ステップS23を繰り返し実行させる。
例えば、顧客毎所定金種が1000円であり、精算代金算出ステップS172で算出された余剰代金(釣銭額)が4100円の場合には、釣銭支払判断ステップS21では、先ず金種(i)=0即ち金種が1万円に設定(金種別金額設定ステップS18にて設定)されておりN(0)が枚数なので、比較式「s−10000×0」は所定金種「10000」より小さいので、続けて所定金種返却ステップS23が実行される。しかしながら、返却する枚数が0のため10000円札の返却は行われず、続けて金種変更ステップS25が実行され、次に処理する金種を金種「5000」とする。そして再び釣銭支払判断ステップS21が実行される。金種「5000」の処理でも、比較式「s−5000×0」は4100であり、金種「5000」より「s−5000×0」の方が小さいので、金種「10000」同様、5000円の返却は行われず、所定金種返却ステップS23乃至金種変更ステップS25が実行される。この時、金種変更ステップS25によって金種が「1000」円に設定されている。
従って、次いで実行される釣銭支払判断ステップS21では、金種「1000」との比較が行われることとなり、続けて、金種変更ステップS25によって金種(i)を1000円として、再び釣銭支払判断ステップS21乃至所定金種返却ステップS23を繰り返す。
金種1000円では、比較式「s−1000×0」は4100であり、金種「1000」より「s−1000×0」である4100の方が大きいので、釣銭支払判断ステップS21では続けて返却枚数加算ステップS22を実行し、金種1000円の枚数N[i]が4となる迄釣銭支払判断ステップS21及び返却枚数加算ステップS22を繰返し実行する。N[i]が4になると、釣銭支払判断ステップS21では比較式が「s−1000×4」即ち、演算結果は「4100−4000=100」となり、処理している金種「1000」より比較式「s−1000×4」が小さくなるので、続けて所定金種返却ステップS23を実行する。そこで、所定金種返却ステップS23では、N[i]が4なので4枚の1000円札を返却する。所定金種返却ステップS23に続けて顧客毎所定金種判断ステップS24及び金種変更ステップS25が再び実行される。そして、同様に、新たな金種を処理する。しかしながら、例えば、使用されている顧客カードCが釣銭カードCCであり、所定金種の下限が1000円、即ち、999円までを釣銭として記録する場合には、顧客毎所定金種判断ステップS24では、処理された金種が、顧客が釣銭カードCCのIDナンバに対応させ釣銭として記録して良いと許可した金額以下なので、続けて釣銭カード有無判断ステップS26を実行させる。
従って、釣銭支払判断ステップS21、返却枚数加算ステップS22、所定金種返却ステップS23、顧客毎所定金種判断ステップS24、及び、金種変更ステップS25によれば、夫々の金種を返却する釣銭額に見合った金額の枚数だけ返却することが可能となる。
釣銭カード判断ステップS26は、カードリーダライタ42に挿入されている顧客カードCが釣銭カードCCであるか否かを判断するステップであり、釣銭カードCCであれば続けて釣銭金額設定ステップS27が実行され、釣銭カードCCでなければ、続けて釣銭返済ステップS29が実行される。
釣銭金額設定ステップS27は、釣銭支払判断ステップS21乃至金種変更ステップS25によって既に現金で返却された釣銭の残りを釣銭額(T)として設定するステップであり、続けてプレミアポイント算出ステップS28が実行される。
プレミアポイント算出ステップS28は、顧客が利用した合計金額に対応したポイントを発生するステップであり、合計金額に対応する第1のポイントpt1を算出するための第1レートに、釣銭カードCCを利用することに対して付与する第2のポイントであるプレミアポイントpt2を算出するための第2レートを加算し、加算されたレートを合計金額と積算してポイントptを算出し、算出したポイントptと、既に釣銭カードCCのIDナンバに対応させ記録されていたポイントptとを加算して新たなポイントptを算出し、ポイントptに置換える。従って、プレミアポイント算出ステップS28で加算されたポイントptは、第1のポイントptと第2のポイントptとが合わさったものとなり、釣銭カードCCを利用した場合には第2のポイントであるプレミアポイントが加味されることとなる。プレミアポイント算出ステップS28に続けては、釣銭記録判断ステップS31が実行される。尚、この実施の形態では、ポイントを算出する際に用いる合計金額を顧客が買物をした合計金額としたが、ポイント消費希望判断ステップS11において顧客が顧客カードCのIDナンバに対応して記録されていたポイントの消費を希望した場合には、ポイント消費ステップS12において算出されたポイント消費後の合計金額としても良い。同様に、釣銭カードCCのIDナンバに対応して記憶されている釣銭を消費した場合にはこの釣銭額を更に消費するポイント共に差引いた合計金額としてもよい。
釣銭返済ステップS29は、返済する釣銭全額を返済すると共に釣銭額(T)をnullに置換えるステップであり、カードリーダライタ36に挿入されているカードが釣銭カードCCではないので釣銭の記録ができないために返却するステップである。釣銭返済ステップS29に続けては、ポイント算出ステップS30が実行される。
ポイント算出ステップS30は、ポイントptを算出するステップであり、合計金額に対応する第1のポイントpt1を算出するための第1レートを合計金額と積算してポイントptを算出し、算出したポイントと、既にポイントカードCPのIDナンバに対応して記録されていたポイントptとを加算して新たなポイントptを算出し、ポイントptに置換える。ポイント算出ステップS30に続けて、釣銭記録判断ステップS31が実行される。
このように、釣り銭カード判断ステップS26により、釣り銭カードCCであるか否かを判断して、釣り銭カードCCの場合に釣り銭金額設定ステップS27及びプレミアポイント算出ステップS28によってプレミアポイントを算出できるので、顧客挿入した顧客カードCが釣り銭カードCCであれば続けて釣り銭カードCCとして処理可能となる。同様に、ポイントカードCPの場合に釣り銭返却ステップS29及びポイント算出ステップS30によって顧客カードCのIDナンバに対応して記憶させる釣り銭の情報をnullとして設定すると共に第1のポイントを算出できるので、顧客挿入した顧客カードCがポイントカードCPであれば続けてポイントカードCPとして処理可能となる。
釣銭記録判断ステップS31は、釣銭カードCCのIDナンバに対応して釣銭を記録するか否かを判断するステップであり、顧客の指示する希望によって判断される。釣銭記録判断ステップS31では、精算機4の釣銭記録ボタン48が押圧されて釣銭カードCCのIDナンバに対応させた記録を希望された場合には、続けてポイントカードCPによる釣銭の返却が終了しているか否かを判断する余剰返却確認ステップNN14が実行され、希望されなかった場合には釣銭返済ステップS34が実行され、回答が無い場合には追記判断ステップS36が実行される。ここで、回答が無い場合には、カード引抜き確認ステップS40においてカードが引抜かれたと判断されるまで、釣銭記録判断ステップS31乃至記録報知ステップS39を繰返し行い、顧客が考えている間に待つことが可能であり、顧客カードCが抜かれるまでは、記載内容の変更等が可能とするステップである。釣銭記録判断ステップS31では、顧客が自ら精算機4に設けた釣銭返却希望ボタン或は釣銭記録希望ボタンの何れかを押圧して指示することで前記判断を行うが、POSレジスタ3を操作している店員が顧客の希望を聞き、その希望に基づいてPOSレジスタ3に設けた所定キーを押すことで指示されるように構成してもよい。釣銭記録判断ステップS31は、顧客が顧客カードCのIDナンバに対応して釣銭を記録するよう希望するか否かの判断は、精算機4にも受けた釣銭記録ボタン48又は釣銭返却ボタン49が押圧されたことで判断するが、例えば釣銭を記録する場合に押圧するボタンのみを設けておき、予め定める所定時間内にボタンの押圧がない場合には、ポイントカードCPとしての使用であると判断して、続けて釣銭返済ステップS34以下を実行するように形成しても良い。
余剰返却確認ステップNN14は、図6及び図12に表すように、釣銭返却の履歴を照会し釣銭返却履歴があるか否かを判断する釣銭返却履歴判断ステップNN140、顧客毎所定金種設定ステップNN141、釣銭禁止金種設定ステップNN142、余剰に返却された釣銭の返却を促す返却表示ステップNN143、余剰返却された釣銭の入金があったか否かを判断する返却判断ステップNN144からなる。そして、余剰返却確認ステップNN14は、釣銭カード判断ステップS26によってポイントカードCPであると判断され釣銭返済ステップS29によって釣銭全額が返済されたにも拘わらず、釣銭記録判断ステップS31によって釣銭を記録すると判断された場合、即ち、釣銭カード判断ステップS26でポイントカードCPとしての使用を希望したにも拘わらず、思い直して釣銭記録判断ステップS31によって釣銭を記録したいと希望したときに有効な手段である。
釣銭返却履歴判断ステップNN140は、釣銭返済ステップS29によって釣銭全額が返却されたか否かを判断するステップであり、詳細には、実行対象となっている顧客カードCの履歴情報を参照し、釣銭返済ステップS29で上限所定金種未満の釣銭の返却がされた釣銭返却履歴があるか否かを判断する。そして、該釣銭返却履歴があった場合には、続けて顧客毎所定金種設定ステップNN141が実行され、該釣銭返却履歴がなかった場合には、続けて釣銭金額設定ステップS32が実行される。釣銭返却履歴判断ステップNN140では、ポイントカードCPの顧客毎所定金種が所定金種設定ステップS20で上限所定金種に設定されるので、設定された上限所定金種の釣銭返却履歴を参照することで、釣銭返却履歴判断ステップNN140による判断前の使用形態がポイントカードCPとしての使用であったか否かが判断可能となる。
顧客毎所定金種設定ステップNN141は、釣銭返却履歴判断ステップNN140に続けて実行され、処理対象であるポイントカードCPに所持する顧客所望の顧客毎所定金種を設定し、ポイントカードCPとしての使用から釣銭カードCCとしての使用へ変更する。顧客毎所定金種設定ステップNN141では、特に希望金種がない場合にはデフォルトである1000円が設定される。
釣銭禁止金種設定ステップNN142は、顧客毎所定金種設定ステップNN141に続けて実行され、釣銭禁止金種を設定するステップである。釣銭禁止金種設定ステップNN142では、特に希望金種がない場合には設定されない。
返却表示ステップNN143は、釣銭禁止金種設定ステップNN142に続けて実行され、釣銭返済ステップS29によって既に返却された釣銭のうち、顧客毎所定金種設定ステップNN141で設定された金種未満の釣銭を返却するよう精算機4の表示部45に表示させるステップであり、顧客毎所定金種未満の釣銭返却を促すステップである。
返却判断ステップNN144は、返却表示ステップNN143に続けて実行され、顧客毎所定金種未満の釣銭の返却があった場合(返却が完了した場合)には続けて、釣銭金額設定ステップS32を実行させ、それ以外の場合には、再び返却表示ステップNN143を実行させる。従って、返却判断ステップNN144によって顧客毎所定金種未満の釣銭の返却があるまで返却表示ステップNN143によって顧客毎所定金種未満の釣銭の返却を促すステップである。尚、返却されたと判断した返却金額が顧客毎所定金種以上である場合には、当然ながら余剰分を顧客に返却する。
余剰返却確認ステップNN14に続いては釣銭金額設定ステップS32が実行される。
釣銭金額設定ステップS32は、釣銭支払判断ステップS21乃至金種変更ステップS25によって既に現金で返却された釣銭の残りを釣銭額(T)として設定するステップであり、続けてプレミアポイント算出ステップS33が実行される。
プレミアポイント算出ステップS33は、顧客が利用した合計金額に対応したポイントを発生するステップであり、合計金額に対応する第1のポイントpt1を算出するための第1レートに、釣銭カードCCを利用することに対して付与する第2のポイントであるプレミアポイントpt2を算出するための第2レートを加算し、加算されたレートを合計金額と積算してポイントptを算出し、算出したポイントptと、既に釣銭カードCCのIDナンバに対応して記録されていたポイントptとを加算して新たなポイントptを算出し、ポイントptに置換える。従って、プレミアポイント算出ステップS28で加算されたポイントptは、第1のポイントptと第2のポイントptとが合わさったものとなり、釣銭カードCCを利用した場合には第2のポイントであるプレミアポイントが加味されることとなる。プレミアポイント算出ステップS28に続けては、追記判断ステップS36が実行される。
釣銭返済ステップS34は、返済する釣銭全額を返済すると共に釣銭額(T)を0に置換えるステップであり、釣銭カードCCのIDナンバに対応させた釣銭の記録を希望しないので、釣銭全額を返却するステップである。釣銭返済ステップS34に続けては、ポイント算出ステップS35が実行される。
ポイント算出ステップS35は、ポイントptを算出するステップであり、合計金額に対応する第1のポイントpt1を算出するための第1レートを合計金額と積算してポイントptを算出し、算出したポイントと、既にポイントカードCPに記録されていたポイントptとを加算して新たなポイントptを算出し、ポイントptに置換える。ポイント算出ステップS35に続けて、追記判断ステップS36が実行される。
このように、釣り銭記録判断ステップS31を設け、釣銭金額設定ステップS32、プレミアポイント算出ステップS33、釣銭返済ステップS34、ポイント算出ステップS35を設けることで、顧客は顧客カードCを釣り銭カードCCとして利用し釣銭をカードのIDナンバに対応させて記録するか、ポイントカードCPとして利用し釣銭全額の返却を希望するかを選択可能となる。
又、釣り銭記録判断ステップS31を設け、釣銭金額設定ステップS32、プレミアポイント算出ステップS33を設けることに加え、カード引き抜き確認ステップS40を設けることで、ポイントカードCPを利用していた顧客が、代金支払い後にポイントカードCPを釣り銭カードCCとして利用したいと思い直した場合でも、カード引き抜き確認ステップS40でカードが引き抜かれたと判断するまでは、釣り銭記録判断ステップS31によって釣り銭カードCCとしての利用を選択することで、釣り銭カードCCとして所定の釣銭をカードのIDナンバに対応させて記録できると共に釣り銭カードCC利用時の得点であるプレミアポイントを記録できる。同様に、釣り銭記録判断ステップS31を設け、釣銭返済ステップS34、ポイント算出ステップS35を設けることに加え、カード引き抜き確認ステップS40を設けることで、釣り銭カードCCを利用していた顧客が、代金支払い後に釣り銭カードCCをポイントカードCPとして利用したいと思い直した場合でも、カード引き抜き確認ステップS40でカードが引き抜かれたと判断するまでは、釣り銭記録判断ステップS31によってポイントカードCPとしての利用を選択することで、釣り銭返却ステップS34によって釣銭の返却がうけられ、ポイント算出ステップS35によって第1のポイントを記録できる。
追記判断ステップS36は、釣銭カードCCのIDナンバに対応させた記録を行うか否かを判断するステップであり、顧客カードCのIDナンバに対応させて記録する内容が既に記録されている内容と同じ場合には、再び記録しないようにするステップである。従って、追記判断ステップS36によって、顧客カードCのIDに対応させた無駄な記録及び表示部C2への無駄な記載を避けることが可能となる。追記判断ステップS36に続けては、記録ステップS37が実行される。
記録ステップS37は、これまでのステップによって設定されたポイントpt、記録した日時、購入した合計額、支払われた現金金額、顧客情報としての性別、見た目の年齢、顧客毎返金金種、顧客毎返金拒否金種を記録するステップである。記録ステップS37によって記録される内容は、顧客カードCの種別に拘らず記録すべき内容であって、カードリーダライタ36に挿入されているカードがポイントカードCPであっても釣銭カードCCであっても記録され、記録に際してはカードリーダライタ36によって顧客カードCの磁気記録部C1に記録すると共に表示部C2にも予め設定された情報、例えば、記録した日時(最終利用日として顧客が認識可能となる)を表示記載させる。記録ステップS37に続けては、釣銭記録ステップS38が実行される。尚、顧客カードCの表示部C2へ表示させる項目は、表示部C2の表示容量及び表示させるべき情報の必要性に応じ、適宜選択表示可能である。
従って、顧客カードCのIDナンバに対応して記憶されていたポイントptに購入したことによって発生したポイントptを加算した新たなポイントptが、ポイントカードCPを利用して釣銭を現金で受取る場合にはポイント算出ステップS30によって第1のポイントpt1として算出され、又、釣銭カードCCを利用して釣銭を釣銭カードCCのIDナンバに対応して記録して使用する場合にはプレミアポイント算出ステップS28によって第2のポイントであるプレミアポイントpt2を加味して算出され、記録ステップS37によって夫々ポイントカードCP或は釣銭カードCCのIDナンバに対応され記録されることとなる。
釣銭記録ステップS38は、釣銭金額設定ステップS27によって算出した記録すべき釣銭額を釣銭カードCCのIDナンバに対応させて記録すると共に、表示部C2にも記録した釣銭額、即ち、次回利用可能である釣銭額を表示記載させるステップである。釣銭記録ステップS38では、カードリーダライタ36に挿入されている顧客カードCが釣銭カードCCの場合にのみ、カードリーダライタ36が挿入されている釣銭カードCCのIDナンバに対応させて釣銭を記録可能である。
記録報知ステップS39は、釣銭記録ステップS38に続けて実行され、顧客カードCのIDナンバに対応させた記録及び表示部C2への表示が終了したことを通知するステップである。
カード引抜き確認ステップS40は、記録報知ステップS39に続けて実行され、カードリーダライタ36から顧客カードCが引抜かれたか否かを判断するステップである。そして、カード引抜き確認ステップS40で、顧客カードCが引抜かれたと判断した場合には、一連の処理を終了し、引抜かれていない場合には、釣銭記録判断ステップS31に戻り、続けて再び釣銭記録判断ステップS31が実行される。この実施の形態では、カード引抜き確認ステップS40によって判断されるカードの引抜きの動作は精算の完了に関連する操作であり、カード引抜き確認ステップS40では、カードの引抜きを確認するのではなく、POSレジスタ3によって精算すべき全ての商品のカウンティングが終了したことを通知する信号の受領を確認しても良く、カウンティングの終了を通知する信号の受領に加えて購入ボタン46が押され入金が完了したことを通知する信号を受領したことを確認しても良く、或は、次の顧客の商品のカウンティングの開始を通知する信号をPOSレジスタ3から受領したことを確認しても良い。
従って、顧客カードCがカードリーダライタ36から引抜かれるまでは、常に釣銭記録判断ステップS31乃至カード引抜き確認ステップS40のステップが繰返されることとなる。
カード挿入判断ステップS41は、決済判断ステップS5によって買物時の通常決済ではなく、顧客カードCから釣銭カードCCへの変更を希望する等の場合であると判断されたときに実行され、ポイントカードCPの挿入があったか否かを判断し、カード挿入が無かった場合(即ち、カード挿入判断ステップS1で最初に顧客カードCが挿入されていない履歴情報により判別)には入力ステップS42が実行され、カード挿入があった場合には続けて経過時間判断ステップS43が実行される。
入力ステップS42は、最初にポイントカードCPの挿入がなかったので、即ち、単なるポイントカードCPから釣銭カードCCへの変更ではなく、新たなカードの発行を必要とするので、顧客の持参しているレシートから前回の取引合計金額、前回の釣銭額を手入力して入手するステップであり、続けて経過時間判断ステップS43が実行される。
経過時間判断ステップS43は、前回の取引からの経過時間を判断するステップであり、続けて前回情報読込ステップS44が実行される。経過時間判断ステップS43では、前回の取引日から、予め定める期間、例えば3ヶ月とか販売店の決済日をまたぐ期間か否か等の期間を経過していなければ続けて前回情報読込ステップS44が実行され、予め定める期間経過していればカード確認処理Sを終了する。
前回情報読込ステップS44は、前回取引が所定期間以内なので、前回取引きした時の情報である前回合計金額、前回釣銭額、及び、記録されているポイントptを読取る。この時、ポイントカードCPが無い場合には、入力ステップS42で手入力された情報となる。
ポイント読込ステップS45は、前回情報読込ステップS44に続けて実行され、挿入されているポイントカードCPからポイントカードCPのIDナンバに対応して記録されている第1のポイントpt1を読取り、前回までのポイントとして置換える。
前回釣銭額置換えステップS46は、ポイント読込ステップS45に続けて実行され、前回情報読込ステップS44でポイントカードCPのIDナンバに対応して記録されている前回の釣銭情報、或は、入力ステップS42で入力された釣銭情報を新たな釣銭情報に置換え設定し、続けて金種別金額設定ステップS47が実行される。
金種別金額設定ステップS47は、金種別金額設定ステップS18同様であり、上限所定金種を1万円に設定すると共に、1万円・5千円・1千円・5百円・1百円・50円・10円・5円・1円の各金種(i)を0に設定し、金種(i)毎の返却枚数Nを0に設定するステップであり、続けて所定金種判断ステップS48が実行される。
所定金種判断ステップS48は、所定金種判断ステップS19同様であり、上限所定金種と顧客毎所定金種とを比較し、顧客毎所定金種が上限所定金種より大きければ続けて所定金種設定ステップS49を実行させ、それ以外の場合には釣銭支払判断ステップS50を実行させる。
所定金種設定ステップS49は、所定金種設定ステップS20同様であり、所定金種判断ステップS48によって顧客毎所定金種が上限所定金種より大きいと判断されたので、釣銭カードCCのIDナンバに対応して記録可能な上限額を上限所定金種に設定するステップであり、次いで釣銭支払判断ステップS50が実行される。
釣銭支払判断ステップS50は、釣銭支払判断ステップS21同様であり、全ての代金が精算された0円を含むプラスの未精算金額、即ち余剰代金(s)から、返却枚数N[i]及び金種(i)で表す顧客所定金種額の積を減算した結果、所定金種(例えば、1000円)の方が大きければ、所定金種返却ステップS52を実行させ、そうでなければ返却枚数加算ステップS51を実行させる。釣銭支払判断ステップ50が最初に実行されるときの返却枚数N[i]は、金種別金額設定ステップS47によって、金種(i)及び枚数Nは0に、即ち、金種は1万円であり枚数は0に設定されている。従って、釣銭支払判断ステップS50が最初に実行されるときには、全ての代金が精算された0円を含むプラスの余剰代金(s)は必ず返却枚数加算ステップS51を実行する。
返却枚数加算ステップS51は、返却枚数加算ステップS22同様であり、釣銭支払判断ステップ21で比較判断される金種の返却枚数N[i]を1枚加算して返却枚数N[i]+1を新たに返却枚数N[i]とするステップであり、続けて再び釣銭支払判断ステップ50を実行させる。
所定金種返却ステップS52は、所定金種返却ステップS23同様であり、釣銭支払判断ステップ50で判断された金種(i)を返却枚数N[i]だけ返却するステップである。
顧客毎所定金種判断ステップS54は、顧客毎所定金種判断ステップS24同様であり、釣銭支払判断ステップS50、返却枚数加算ステップS51、及び、所定金種返却ステップS52で処理された金種が、顧客毎所定金種か否かを判断するステップであり、顧客毎所定金種でなければ、即ち、処理された金種が、顧客が釣銭カードCCのIDナンバに対応させ釣銭として記録して良いと許可した金額以上の所定金種であれば、金種変更ステップS55を実行させ、それ以外は、続けて釣銭金額設定ステップS56を実行させる。
金種変更ステップS55は、金種変更ステップS25同様であり、金種別金額設定ステップS47で設定された金種(i)を金種(i+1)にする。そして、金種変更ステップS55実行後は、続けて再度釣銭支払判断ステップS50が実行される。即ち、金種変更ステップS55では金種別金額設定ステップS47で設定された金種(i)が、金種(0)即ち金種が1万円なので、金種(i)を金種(i+1)即ち金種5千円に変更する。
従って、顧客毎所定金種判断ステップS54及び金種変更ステップS55では、先に説明した釣銭支払判断ステップS21乃至所定金種返却ステップS23同様に釣銭支払判断ステップS50乃至所定金種返却ステップS52によって処理される金種(i)が顧客毎所定金種になるまで、釣銭支払判断ステップS50乃至所定金種返却ステップS52を繰り返し実行させるので、釣銭支払判断ステップS50乃至金種変更ステップS55によれば、夫々の金種を返却する釣銭額に見合った金額の枚数だけ返却することが可能となる。ここで、釣銭支払判断ステップS50乃至金種変更ステップS55では、前回の情報に基づいて処理されるため、新たに顧客カードCを発行する場合には、前回顧客カードCがないときに行われた精算に遡ってポイントの付与が成されることとなる。
釣銭金額設定ステップS56は、釣銭支払判断ステップS50乃至金種変更ステップS55によって前回の情報として既に現金で返却された釣銭の残りを釣銭額(T)として設定するステップであり、続けて表示ステップS57が実行される。
表示ステップS57は、前回払出した釣銭額(T)を代金表示部33へ表示させるステップである。従って、代金表示部33は、釣銭金額設定ステップS56で算出した金額を表示可能であり、釣銭戻し判断ステップS59に続けて実行される場合には、釣銭戻し受付ステップS58で受付けた額を差引いた釣銭金額である不足額を表示可能に形成される。
釣銭戻し受付ステップS58は、表示ステップS57が終了されると続けて実行され、前回の釣銭額(T)を顧客が支払うのを受付るステップであり、支払われた金額が、新たに発行される或はポイントカードCPから変更される釣銭カードCCへ、釣銭情報として記憶される金額となる。更に、釣銭戻し受付ステップS58では、受付けた額を前回釣銭(T)から差引いて不足額を算出可能である。
釣銭戻し判断ステップS59は、釣銭戻し受付ステップS58に続けて実行され、受付けた額が前回釣銭額(T)に達したか否かを監視し、前回釣銭額(T)に達した場合には続けて釣銭置換えステップS60を実行させ、達しない場合には、再び表示ステップS57を実行させる。
従って、表示ステップS57乃至釣銭戻し判断ステップS59によって、前回釣銭額(T)が支払われるまでは常に顧客からの入金を待つ状態にでき、金額に達した場合には次のステップを実行可能となる。尚、釣銭戻し受付ステップS58は、店員が顧客から前回釣銭額(T)相当の金額を受取ることで完了し、続けて所定のボタン(図示せず)を押圧することで釣銭戻し判断ステップS59を終了することで完了し、店員による所定のボタン(図示せず)の押圧が無い場合には表示ステップS57乃至釣銭戻し判断ステップS59を繰返しても良い。
釣銭置換えステップS60は、顧客から支払われた前回の釣銭額(T)を、釣銭カードCCのIDナンバに対応させて記憶させるため、釣銭情報として精算機4の制御部43の記憶領域(図示せず)に一時的に置換え記憶させておくステップである。釣銭置換えステップS60に続けてプレミアポイント算出ステップS61が実行される。
プレミアポイント算出ステップS61は、顧客が利用した合計金額に対応したポイントを発生するステップであり、釣銭カードCCを利用することに対して付与する第2のポイントであるプレミアポイントpt2を算出するための第2レートを前回の合計金額と掛算してポイントptを算出し、算出したポイントptと、既に顧客カードCのIDナンバに対応して記録されていたポイントptとを加算して新たなポイントptを算出し、ポイントptに置換える。従って、プレミアポイント算出ステップS61で加算されたポイントptは、第1のポイントpt1が既に前回の買物時に発生しているので、釣銭カードCCを使用して釣銭を釣銭カードCCのIDナンバに対応して記録したことによって発生する第2のポイントであるプレミアポイントpt2のみを算出し、前回までに発生したポイントptに加算することで、釣銭カードCCを利用した場合の第1のポイントpt1及び第2のポイントであるプレミアポイントpt2が加味されたこととなる。プレミアポイント算出ステップS61に続けては、ポイント記録ステップS62が実行される。
ポイント記録ステップS62は、プレミアポイント算出ステップS61で算出した新たなポイントptを、釣銭カードCCのIDナンバに対応させて記録すると共に、表示部C2にも記録したポイントptを表示記載させる。勿論、表示部C2へポイントptを記録して顧客に示す必要が無い場合には、表示部C2へ表示させなくとも良く、店舗等利用する環境に応じて設定可能である。
ポイント記録ステップS62が終了すると、続けて釣銭記録ステップS38が実行される。
従って、カード挿入判断ステップS41乃至ポイント記録ステップS62は、顧客がそれまで使用していたポイントカードCPを釣銭カードCCに変更する場合に行われるステップである。
尚、上記説明では、旧来のポイントカードである顧客カードCを廃止して、新たなポイントカードCP又は釣銭カードCCの発行する場合は説明したが、旧来のポイントカードである顧客カードCを廃止することなく新たに発行する顧客カードCと共に使用可能に形成することも考えられる。
そこで以下に、旧来のポイントカードである顧客カードCと新たに発行するポイントカードCP又は釣銭カードCCである顧客カードCとを使用可能とする場合について説明する。
この場合には、使用可能な顧客カードCが、旧来の顧客カードCと新たな顧客カードCとの2種類となるため、夫々異なるリーダライタによって夫々の顧客カードCと読み書きしなければならないので、上記のステップ中、ポイント読込ステップS10、ポイント消費ステップS12、プレミアポイント算出ステップS28、ポイント算出ステップS30、プレミアポイント算出ステップS33、ポイント算出ステップS35、記録ステップS37、ポイント読込ステップS45、プレミアポイント算出ステップS61、ポイント記録ステップS62の機能に次の機能を追加することで、旧来の顧客カードCと新たな顧客カードCとの2種類を使用可能となる。
即ち、旧来のポイントカードである顧客カードCを利用する場合には、旧来のポイントカードCPである顧客カードCに対して読み書き可能なカードリーダライタを別途設ける。そして、旧来のポイントカードである顧客カードCを使用する場合にはこのカードリーダライタによって読み書きを行い、新たに発行するポイントカードCP及び釣銭カードCCである顧客カードCを使用する場合には、カードリーダライタ36にて読み書きを行うようにする。
そして、ポイント読込ステップS10では、顧客カードCのIDナンバに基づいて読み取るポイント情報を代金の精算に使用可能な使用可能ポイント情報に置換える際に、使用されている対象としている顧客カードCが挿入されているカードリーダライタからIDナンバを受領してポイント情報を読取るよう形成する。
ポイント消費ステップS12では、ポイントを消費した結果、顧客カードCのIDナンバに対応して更新記録されるべきポイントを0に置換える際には、利用されている顧客カードCのIDナンバに対応して記録するよう形成する。
プレミアポイント算出ステップS28及びプレミアポイント算出ステップS33では、このステップが実行されるときに顧客が利用する顧客カードCは釣銭カードCCなので、新たな顧客カードCのカードリーダライタ36によって処理するように形成する。
ポイント読込ステップS45では、挿入されているポイントカードCPからポイントカードCPのIDナンバに対応して記録されている第1のポイントpt1を読取る際に、利用されているポイントカードCPが旧来の顧客カードCである場合には、旧来のポイントカードである顧客カードC用のカードリーダライタからIDナンバを読み取り、ポイントカードCPが新たな顧客カードCの場合には新たな顧客カードC用のカードリーダライタ36からIDナンバを読み取るよう形成する。勿論、新・旧カード共に、ポイント及び釣銭をカードに記録する場合には、既にカードに対応されているので、直接カードリーダライタから書込めば足りる。
プレミアポイント算出ステップS61においても、前回利用時のポイントカードCPが旧来の顧客カードCの場合には、既に前回の買物時に発生している第1のポイントpt1が旧来のポイントカードである顧客カードCのIDナンバに対応して記録されているため、旧来のポイントカードである顧客カードC用のカードリーダライタ36からIDナンバを読取るよう形成する。勿論、新たな前回利用時のポイントカードCPが新たな顧客カードCであれば、そのまま新たな顧客カードC用のカードリーダライタ36から読取る。
又、ポイント記録ステップS62では、プレミアポイント算出ステップS61で算出した新たなポイントptを、釣銭カードCCのIDナンバに対応して記録すると共に、表示部C2にも記録したポイントptを表示記載させるが、その際にも、書込み対象である顧客カードCが、旧来のものであれば旧来の顧客カードC用のカードリーダライタ36によって、新たなものであれば新たな顧客カードC用のカードリーダライタ36によって、夫々情報の書込みを行う。尚、旧来の顧客カードCが表示部2を有さないカードである場合には、旧来の顧客カードC用のカードリーダライタ36も表示部2への表示機能を有さなくてよい。
そして、旧来のポイントカードである顧客カードCに対し、ポイント算出ステップS30及びポイント算出ステップS35においては、算出したポイントptを既にポイントカードCPのIDナンバに対応して記録されていたポイントptとを加算する際、使用されているポイントカードCPが旧来の顧客カードCの場合には、旧来の顧客カードC用のカードリーダライタ36からIDナンバを読取り、このIDナンバに対応して記録されていたポイントptを読取るよう形成する。
そして更に、記録ステップS37にて当該カードに記録する際にも、使用されているポイントカードCPが旧来のものであれば、旧来の顧客カードC用のカードリーダライタ36によって、新たな顧客カードCの場合には新たな顧客カードC用のカードリーダライタ36によって、夫々対応する顧客カードCのIDナンバに対応して記録するよう形成する。
このようにすることで、旧来のポイントカード導入店に新たに発行する釣銭カードCC及び新たに発行するポイントカードCPを追加導入可能となり、導入設備が無駄にならない。又、ここでカードリーダライタを2種類存在させたが、1種類のカードリーダライタに、旧来のポイントカードである顧客カードCと新たに発行する釣銭カードCC及び新たに発行するポイントカードCPとをリードライトするようにしてもよい。この場合、旧来のポイントカードである顧客カードC用を無駄にしなくてもよいので好ましい。
そして、続けて使用回数判断ステップS3を実行するように形成する。
以下に、この発明の作用を説明する。以下の説明では、顧客カードCは顧客によって精算機4に設けられたカードリーダライタ42へ挿入され、顧客の支払う現金及び顧客へ返却する釣銭も精算機4によって行われ、POSレジスタ3は顧客の購入した精算代金の算出を行うものとする。又、釣銭カードCCのIDナンバに対応して記録できる金額を決定する顧客毎所定金種は1000円とし、999円が釣銭カードCCのIDナンバに対応して記録できる金額の上限とする。又、上限所定金種は予め5千円に設定されているものとする。又、使用するカードリーダライタ42に挿入されるカードは使用回数が使用限度前であり、且つ、使用可能な釣銭金額を表す釣銭情報は300円である釣銭カードCCとする。更に、釣銭カードCCのIDナンバに対応しての記録は、ポイント情報が100円相当である100ポイント記録されているものとする。更に又、第1のポイントpt1を算出するための第1レートは3%であり、第2のポイントであるプレミアポイントpt2を算出するための第2レートは5%として説明する。
顧客が商品を購入して精算する場合には、顧客はPOSレジスタ3に商品を持ってゆく。
顧客は顧客カードCを利用して決済する場合には顧客カードCをカードリーダライタ42へ挿入する。すると、カード挿入判断ステップS1によってカードの挿入ありと判断され、続けて使用回数判断ステップS3が実行される。尚、カード挿入判断ステップS1では、カードの挿入があるか、顧客がカードによる決済を望まない(顧客カードCを持っていない)ときに押圧する精算機4に設ける所定ボタン(図示せず)が押圧されると判断を行い、どちらかのアクションがあるまでは待機する。
POSレジスタ3では、店員がPOSレジスタ3のバーコードリーダ部34、ハンディリーダ部35、及び、キー操作部31を操作し、POSレジスタ3に合計金額を算出させる。この時、制御部37では、POSレジスタ3全体の制御を行い、バーコードリーダ部34等による商品の名称及び代金の読取り制御や、代金表示部33に対しては、個々の商品の代金が入力される都度バーコード等によって記録されているその商品の名称と代金を表示すると共にそれまでの商品の合計額を表示するよう制御する。同時に、精算機4へもこれら情報或は代金だけの情報を出力する。この時精算機4へ出力する情報は、設定してある情報のみを出力するよう適宜設定可能としても良い。そして、精算機4でも、これら情報を入力し、POSレジスタ3の代金表示部33同様に表示するよう制御部43が制御して表示部45が表示する。以下、この実施の形態の説明では、顧客が購入した商品の合計額を4100円として説明する。
そして、全ての購入商品の入力が終了すると、POSレジスタ3では商品の合計金額を算出する。POSレジスタ3では、顧客が購入した合計金額を精算機4へ出力する。
一方、精算機4では、ポイント及び釣銭情報記録処理Fが実行され、合計金額をPOSレジスタ3から入力するまでの間にポイントカードCP或は釣銭カードCCがカードリーダライタ42に挿入された場合には、カード挿入判断ステップS1がカードの挿入があったと判断し、続けて使用回数判断ステップS3が実行される。カードリーダライタ42へポイントカードCP或は釣銭カードCCの挿入がなければ続けてカード発行ステップS2が実行される。この実施の形態では、釣銭カードCCをカードリーダライタ42へ顧客が挿入した場合を説明するが、顧客カードCの挿入がなかった場合に行われるカード発行ステップS2では、詳述しないが顧客の生年月日や電話番号等の顧客に関するデータ、カードを識別するためのID等のデータ、商品を購入した金額と日付、釣銭カードCCにおいては、プールされている釣銭額と釣銭が発生した日付、顧客毎所定金種等必要なデータをカードのIDナンバは磁気記録部C1に記録しその他の情報は履歴記憶部47に記録して発行する。履歴記録部47に記録する際には、顧客カードCのIDナンバに対応して記録する。カードの使用限度回数等紛失時に大きな被害とならない情報は顧客カードCの磁気記録部C1に記録させてもよく、適宜設定可能である。尚、カード発行ステップS2による新規発行では、釣銭額等発生していない情報を0或はnullとしておく。更には、仮の顧客カードCを発行しておき、改めてサービスカウンタ等他の部署で正規のポイントカードCP或は釣銭カードCC或は釣銭カードCCである顧客カードCを発行するようにしても良い。
顧客によって釣銭カードCCがカードリーダライタ42へ挿入されているので、カード挿入判断ステップS1に続けて使用回数判断ステップS3が実行され、カードリーダライタ42によって読取られた挿入されている釣銭カードCCの使用回数をチェックし、使用回数が使用限度以上である場合には、カードの使用限度なので、挿入された顧客カードCはカードリーダライタ42内に回収すると共に、カード発行ステップS2において新たに釣銭カードCCを発行する。その際発行される釣銭カードCCは、使用回数以外は元の釣銭カードCC同様のデータとなるように発行する。使用限度に達したカードの回収は、カードリーダライタ42内或はカードリーダライタ42が取付けられた装置内にストックするカードスタッカを設けておきカードスタッカに回収するように設けても良い。又、カードリーダライタ42へのカード挿入排出口を顧客側に設けておき、且つ、店員であるレジ係員側にもカード排出口を設けておき、使用限度に達していない顧客カードCは顧客側に設けた挿入排出口側に排出し、顧客カードCが使用限度に達して回収する場合には、レジ係員側に設けたカード排出口から排出してレジ係員が回収するようにしても良い。又、挿入されている顧客カードCがポイントカードCPの場合も同様である。
挿入された釣銭カードCCは、その使用回数が使用限度に満たないので、使用限度以下と判断され、続けて使用回数加算ステップS4が実行され、使用回数を1回多くして再びカードリーダライタ42によって釣銭カードCCに上書きする。勿論挿入されているカードがポイントカードCPの場合も同様である。
続けて決済判断ステップS5が実行される。この実施の形態では、釣銭カードCCによる買物した際の精算なので通常決済と判断され、続けて釣銭情報判断ステップS7が実行される。尚、カードリーダライタ42に挿入されたカードがポイントカードCPであり、ポイントカードCPから釣銭カードCCへカード種を変更する場合には通常決済ではないと判断されて続けてカード挿入判断ステップS41が実行される。決済判断ステップS5で行われる判断は、顧客が通常決済であるか、カード種の変更であるかを選択ボタン(図示せず)等によって選択することで行うが、レジ係員が顧客に聞きPOSレジスタ3の所定キー(図示せず)を押圧し、押圧されたキーによって判断するよう構成してもよい。カード挿入判断ステップS41へ分岐した時の処理は後に説明する。
次いで、釣銭情報判断ステップS7が実行され、顧客カードCのIDナンバに対応して釣銭情報が記憶されているか否かを判断する。そして、釣銭情報判断ステップS7は、カードリーダライタ42に挿入されているカードが釣銭カードCCなので釣銭情報があると判断し、続けて釣銭情報読込ステップS9を実行させる。尚、カードリーダライタ42に挿入されているカードがポイントカードCPの場合には釣銭情報がないので、続けて釣銭情報置換えステップS8を実行させ、釣銭情報置換えステップS8では、釣銭情報を釣銭額0円として生成して置換え擬似的に釣銭情報が0円とあったものと見なして処理を続ける(続けてポイント読込ステップS10を実行する)。
次いで釣銭情報読込ステップS9では、カードリーダライタ42に挿入された釣銭カードCCから300円という使用可能な釣銭情報を読込む。
続けて、ポイント読込ステップS10が実行され、カードリーダライタ42に挿入された釣銭カードCCのIDナンバから100ポイントであるポイント情報ptを取得する読取る。そして、この読取られたポイントは、精算代金の一部として利用可能となる。
続けてポイント消費希望判断ステップS11が実行される。ポイント消費希望判断ステップS11では、顧客がポイント利用を望むか否かを判断する。この実施の形態では、レジ係員がPOSレジスタ3の所定キーを押圧することで、押圧された情報を保持し、ポイント消費希望判断ステップS11でポイント消費希望であることが判断される。ここではポイント消費希望であるとして説明するので、続けてポイント消費ステップS12を実行させる。尚、ポイント消費を希望しない場合には、精算代金表示ステップS16を実行させる。
ポイント消費希望判断ステップS11でポイント消費希望と判断したので、続けてポイント消費ステップS12が実行され、ポイント読込ステップS10によって読込まれたポイントptである100ポイント、即ち、100円を支払代金の一部として使用するよう設定し、、且つ、ポイントを消費したので、顧客カードCの情報として更新記録されるべきポイントを0に置換える。尚、ポイント消費ステップS12では、ポイント読込ステップS10で置換えられた使用可能ポイント情報の方が合計代金より大きい場合には、合計代金差引き後の残ったポイントを顧客カードCの情報として更新記録されるべきポイントとし、又、算出された新たな合計代金は0となる。更に又、ポイント消費ステップS12で消費するポイントを、顧客の申し出額相当分として処理するよう形成する場合には、店員或は顧客が利用ポイント設定ボタン(図示せず)を操作して、例えば合計金額の端数部分のみをポイントにて充当する。
次いで精算代金表示ステップS16では、未精算金額(s)3700円を代金表示部33及び表示部45へ表示させる。従って、代金表示部33及び表示部45では、精算代金表示ステップS16で算出した金額を表示し、顧客及びレジ係員に認識させる。
続けて入金受付ステップS17が実行され、精算代金表示ステップS16に表示された代金の入金を待ち受ける。尚、精算機4を設けずにPOSレジスタ3のみによって精算を行う実施の形態では、レジ係員が顧客から精算代金相当額以上の現金を受取ってその金額を入力して所定キーを押圧するまで待ち受ける。
即ち、先ず入金受付ステップS171が実行され、顧客が現金引受部41に直接現金を投入するのを待ち受け、投入された場合には投入されたお札或は硬貨の金額を入金金額として認識する。そして続けて精算代金算出ステップS172が実行される。
精算代金算出ステップS172では、入金受付ステップS171で入金された金額及びポイント消費ステップS12で算出したポイント金額を合計代金から減算し、新たな精算されるべき精算代金として未精算金額(余剰代金)sを算出する。即ち、精算代金算出ステップS172では、ポイント消費ステップS12でポイント及び釣銭情報読込ステップS9で読込んだ釣銭情報による支払代金充当分と合計代金とを勘案して算出した未精算金額(s)を、入金受付ステップS171で入金された金額から減算し、新たな精算されるべき精算代金として未精算金額(s)を算出し、続けて入金終了判断ステップS173が実行される。尚、精算代金算出ステップS172で算出された新たな精算されるべき精算代金である未精算金額(s)は、更新記憶するように置換えて一時記憶しても良く、また、それとは別に一時記憶しても良い。又、この実施の形態では釣銭カードCCによる精算を説明しているが、ポイントカードCPによる場合も同様である。
次いで入金終了判断ステップS173が実行され、精算代金算出ステップS172で算出された新たな精算されるべき精算代金があるか否かを判断し、未精算金額(s)が存在する(精算代金が0未満である)ので、再び精算代金表示ステップS16を実行させて未精算の代金金額を表示する。
そして、顧客が精算機4の現金引受部41に5千円札を挿入すると、入金受付ステップS171では5千円札を受け入れ、精算代金算出ステップS172が入金受付ステップS171で受け入れた5000円を減算して新たな精算されるべき精算代金として未精算金額(s)である+1300を算出する。新たな未精算金額(s)が+1300なので、続けて実行される入金終了判断ステップS173では、新たな未精算金額(s)がプラスとなったので、続けて金種別金額設定ステップS18が実行される。尚、顧客が例えば千円札を4枚投入する場合では、顧客が精算機4の現金引受部41に千円札を挿入すると、入金受付ステップS171では、千円札を受け入れ精算代金算出ステップS172が入金受付ステップS171で受け入れた1000円を減算して新たな精算されるべき精算代金として未精算金額(s)である−2700を算出する。そして続けて入金終了判断ステップS173では新たに算出した未精算金額(s)が0以下即ち未だ存在する状態なので、再び精算代金表示ステップS16を実行させて表示部45に新たな未精算金額(s)である2700円を表示する。
顧客は、精算代金表示ステップS16によって順次表示される金額を確認しながら、次々と現金を現金引受部41へ投入して行く。この実施の形態では、千円札を4枚投入したものとするので、精算代金表示ステップS16乃至入金終了判断ステップS173のステップを繰返し、顧客が千円札を4枚投入したときには、精算代金算出ステップS172では新たな未精算金額(s)が+300となる。すると、続けて実行される入金終了判断ステップS173では、新たな未精算金額(s)がプラスとなったので、続けて金種別金額設定ステップS18が実行される。尚、金種別金額設定ステップS18を実行する前に、もう一度精算代金表示ステップS16と同等のステップを設けて、既に支払われた代金が購入代金を上回っている、即ち、購入代金(支払うべき代金)3700円と支払われた金額4000円とを表示させても良い。このように表示ステップを設けることで、顧客は幾らの釣銭となるかを目視にて確認可能となる。尚、精算代金算出ステップS172で算出された未精算金額(s)を別途一時記憶しておく場合には、精算代金表示ステップS16は、表示部45には常に最新の未精算金額(s)を表示させる。
続いて実行される金種別金額設定ステップS18では、所定金種を1万円に設定すると共に、1万円・5千円・1千円・5百円・1百円・50円・10円・5円・1円の各金種(i)を0、即ち、1万円に設定し、金種(i)毎の返却枚数Nを0に設定する。この時設定される金種(i)は、i=0は1万円を表し、i=1は5千円を表し、i=2は1千円を表し、i=3は5百円を表し、i=4は1百円を表し、i=5は50円を表し、i=6は10円を表し、i=7は5円を表し、i=8は1円を表す。又、Nは枚数を表し、N=0,1,2,3,4・・・・と自然数で表す。従って、返却枚数N[i]は、例えば、i=2、N=3の時である返却枚数3[2]は、1千円が3枚、即ち、3000円であることを表す。尚、所定金種は、顧客が釣銭を受取る際に、釣銭カードCCのIDナンバに対応して記録し返却を希望する釣銭額をいくら迄とするかを表すものであり、例えば、所定金種が1000円であれば1000円未満、即ち、999円までの釣銭が釣銭カードCCのIDナンバに対応して釣銭情報として記録されるのである。
次いで実行される所定金種判断ステップS19では、上限所定金種と顧客毎所定金種とを比較し、顧客毎所定金種が上限所定金種より大きければ続けて所定金種設定ステップS20を実行させ、それ以外の場合には釣銭支払判断ステップS21を実行させるので、顧客毎所定金種が1000円であり上限所定金種が5000円なので、続けて釣銭支払判断ステップS21が実行される。尚、上限所定金種が例えば500円である場合には、続けて所定金種設定ステップS20が実行される。この実施の形態では実行されないが敢て上限所定金種が500円の場合を以下に説明する。所定金種設定ステップS20では、釣銭カードCCのIDナンバに対応して記録されていた顧客毎所定金種を上限所定金種に設定する。従って、顧客毎所定金種は、ポイント及び釣銭情報記録処理Fが実行されている間上限所定金種である500円として扱われることとなる。そして、このように顧客毎所定金種を上限所定金種に置換えることにより、店舗側の財務省管轄局への預かり金の報告義務である釣銭カードCC預かり金総額が700万円を超える場合等に、上限所定金種の金種を所定額の金種に変更することで、現金で返却する釣銭金額を多くし釣銭カードCCのIDナンバに対応して記録する釣銭情報の額を小さくして預かり金総額が700万円以下になるように調整することが可能となる。
続けて釣銭支払判断ステップS21が実行される。釣銭支払判断ステップS21では、0円を含むプラスの未精算金額(s)(余剰代金)である1300円から返却枚数N[i]及び金種(i)で表す顧客所定金種額の積を引いた比較式「s−所定金種×N[i]」と、所定金種の額とを比較する。即ち、返却枚数N=0、金種(i)=10000である0を余剰代金(s)=1300から減算した比較式「1300−10000×0」である1300と所定金種「10000円」の10000とを比較した結果、比較式「1300−10000×0」の方が所定金種の額10000より小さいので、続けて所定金種返却ステップS23が実行される。所定金種返却ステップS23では、所定金種の返却枚数が0なので、顧客への所定金種の返却は行われない。
所定金種返却ステップS23に続けて顧客毎所定金種判断ステップS24が実行され、釣銭支払判断ステップS21乃至所定金種返却ステップS23で処理された金種(i)=1万円が顧客毎所定金種か否かを判断した結果、顧客毎所定金種である1000円ではないので、金種変更ステップS25を実行させる。
金種変更ステップS25では、現在処理されている金種(i)=10000を次の金種である金種(i)=5000とし、続けて再び釣銭支払判断ステップS21を実行させる。
釣銭支払判断ステップS21では、金種(i)が5千円に変更となったので、金種別金額設定ステップS18で設定した金種(i)が5千円であるときの返却枚数N=0、金種(i)=5000である0なので、返却枚数N=0、金種(i)=5000である0を余剰代金(s)=1300から減算した比較式「1300−5000×0」である1300と所定金種「5000円」の5000とを比較した結果、比較式「1300−10000×0」の方が所定金種の額5000より小さいので、続けて所定金種返却ステップS23が実行される。
所定金種返却ステップS23では、所定金種「5000円」の返却すべき枚数が0なので、顧客には返却しない。
所定金種返却ステップS23に続けて再び顧客毎所定金種判断ステップS24が実行され、釣銭支払判断ステップS21乃至所定金種返却ステップS23で処理された金種(i)=5千円が顧客毎所定金種か否かを判断した結果、顧客毎所定金種である1000円ではないので、金種変更ステップS25を実行させる。
金種変更ステップS25では、現在処理されている金種(i)=5000を次の金種である金種(i)=1000とし、続けて再び釣銭支払判断ステップS21を実行させる。尚、金種変更ステップS25で新たに設定する金種が釣銭禁止金種に該当する場合には、金種変更ステップS25は当該金種を飛ばして次の金種を設定する。
釣銭支払判断ステップS21では、金種(i)が千円に変更されたので、金種別金額設定ステップS18で設定した金種(i)が1千円であるときの返却枚数N=0、金種(i)=1000である0とによって比較式「1300−1000×0」である1300と所定金種の額である1000とを比較する。そして、比較した結果、比較式「1300−1000×0」である1300の方が所定金種の額である1000より大きいので、続けて返却枚数加算ステップS22が実行される。
返却枚数加算ステップS22では、返却枚数Nを1枚加算して返却枚数N=1とし、続けて再び釣銭支払判断ステップS21を実行する。
釣銭支払判断ステップS21では、所定金種の枚数N=0の場合同様、返却枚数N=1、同金種(i)=1000、余剰代金(s)=1300なので比較式「1300−1000×1」である300と所定金種の額である1000とを再び比較する。そして、比較した結果、比較式「1300−1000×1」である300の方が1000より小さいので、続けて所定金種返却ステップS23が実行されることとなる。
所定金種返却ステップS23では、現在処理されている返却枚数N=1枚の金種(i)=1千円を釣銭支払部44から顧客に対し返却する。
従って、ここまでの段階で顧客は1000円の返却を受けたこととなり、残りの金額は300円となる。
次いで再び顧客毎所定金種判断ステップS24が実行され、釣銭支払判断ステップS21乃至所定金種返却ステップS23で処理された金種(i)=1千円が顧客毎所定金種か否かを判断した結果、顧客毎所定金種である1000円なので、続けて釣銭カード判断ステップS26が実行される。
釣銭カード判断ステップS26では、カードリーダライタ36に挿入されている顧客カードCが釣銭カードCCであるか否かを判断し、釣銭カードCCなので続けて釣銭金額設定ステップS27が実行される。尚、挿入されている顧客カードCが釣銭カードCCでなければ、続けて釣銭返済ステップS29が実行されることとなる。
釣銭カード判断ステップS26での判断が釣銭カードCCであったので、釣銭カード判断ステップS26に続けて釣銭金額設定ステップS27が実行される。釣銭金額設定ステップS27では、釣銭支払判断ステップS21乃至金種変更ステップS25によって既に現金で返却された釣銭の残りである300円を釣銭額(T)として設定するステップであり、続けてプレミアポイント算出ステップS28が実行される。
プレミアポイント算出ステップS28では、顧客が利用した合計金額が4100円であったので、4100円に対応したポイントを発生するステップであり、合計金額4100円に対応する第1のポイントpt1を算出するための第1レートである3%に、釣銭カードCCを利用することに対して付与する第2のポイントであるプレミアポイントpt2を算出するための第2レートである5%を加算し、加算されたレート8%を合計金額4100円と積算してポイントpt=328を算出し、算出したポイントpt=328と、既に釣銭カードCCのIDナンバに対応して記録されていたポイントpt=100とを加算して新たなポイントpt=428を算出し、ポイントptに置換える。従って、プレミアポイント算出ステップS28で加算されたポイントpt=428は、第1のポイントptと第2のポイントptとが合わさったもの(第1レート×合計金額+第2レート×合計金額と同等)となり、釣銭カードCCを利用した場合には第2のポイントであるプレミアポイントが加味されることとなる。プレミアポイント算出ステップS28に続けては、釣銭記録判断ステップS31が実行される。尚、この実施の形態では、ポイントを算出する際に用いる合計金額を顧客が買物をした合計金額である4100円としたが、ポイント消費希望判断ステップS11において顧客が顧客カードCのIDナンバに対応して記録されていたポイントの消費を希望した場合には、ポイント消費ステップS12において算出されたポイント消費後の合計金額である4000円としても良く、同様に、釣銭カードCCのIDナンバに対応して記憶されている釣銭である300円を消費した場合にはこの釣銭額である300円を更に消費するポイント共に差引いた合計金額である3700円としてもよい。
プレミアポイント算出ステップS28に続けては釣銭記録判断ステップS31が実行される。
しかしながら、釣銭カード判断ステップS26で釣銭返済ステップS29へ分岐する場合が存在するので、ここで、釣銭カード判断ステップS26で顧客カードCが釣銭カードCCでないと判断された場合を説明しておく。この場合には、釣銭カード判断ステップS26に続けて釣銭返済ステップS29が実行される。釣銭返済ステップS29では、返済する釣銭全額である300円を返済すると共に本来釣銭カードCCのIDナンバに対応して記録されるべき釣銭額(T)をnullに置換える。釣銭返済ステップS29に続けては、ポイント算出ステップS30が実行される。
ポイント算出ステップS30では、合計金額4100円に対応する第1のポイントpt1を算出するための第1レートである3%を合計金額である4100円と積算してポイントpt=123を算出し、算出したポイントと、既にポイントカードCPのIDナンバに対応して記録されていたポイントpt=100とを加算して新たなポイントpt=223を算出し、ポイントptに置換える。従って、ポイントカードCPを利用した場合には、第2のポイントであるプレミアポイントpt2は加味されない。ポイント算出ステップS30に続けては、プレミアポイント算出ステップS28に続けてと同様釣銭記録判断ステップS31が実行されることとなる。以上がポイントカードCP使用時の実行された状態を表す。
釣銭記録判断ステップS31では、顧客が釣銭カードCCのIDナンバに対応させた釣銭の記録を希望するか否かを判断するが、カードリーダライタ42に挿入されている顧客カードCがポイントカードCPの場合、及び、顧客が自ら精算機4に同じく設ける現金返却ボタン(図示せず)を押圧したときには釣銭を現金返却希望すると判断して続けて釣銭返済ステップS34が実行され、又、カードリーダライタ42に挿入されている顧客カードCが釣銭カードCCであって顧客が釣銭カードCCのIDナンバに対応させた釣銭記録を希望して所定時間内に精算機4に設置された釣銭記録希望ボタン(図示せず)を押圧したときには釣銭を釣銭カードCCのIDナンバに対応して記録すると判断して余剰返却確認ステップNN14が実行され続けて釣銭金額設定ステップS32が実行され、続けて追記判断ステップS36が実行される。そこで、この説明では顧客は釣銭カードCCのIDナンバに対応させた釣銭記録を希望して精算機4に設置された釣銭記録希望ボタン(図示せず)を押圧したので、釣銭記録判断ステップS31では、続けて余剰返却確認ステップNN14及び釣銭金額設定ステップS32が実行されることとなる。尚、顧客が釣銭を現金で受取りたい場合には精算機4に同じく設ける現金返却ボタン(図示せず)を押圧する。すると、続けて釣銭返済ステップS34及びポイント算出ステップS35が実行され、釣銭が全額現金で返却されると共に購入金額に対して発生するポイントも第1のポイントのみとなる。
又、釣銭記録希望ボタン(図示せず)或は現金返却ボタン(図示せず)の押圧がなければ、自動的に無回答として続けて追記判断ステップS36を実行する。この場合には、追記判断ステップS36によって追記事項なしと判断されるので、続けてカード引抜き確認ステップS40が実行され、カードの引き抜きがあるまでは続けて釣銭記録判断ステップS31が実行されることとなり釣銭記録希望ボタン(図示せず)或は現金返却ボタン(図示せず)の押圧があるか、顧客カードCが引抜かれるまで繰返す。従って、この繰返しループによって顧客カードCの使用形態を、顧客カードCが抜かれるまでは変更可能とできる。
続けて、余剰返却確認ステップNN14が実行される。余剰返却確認ステップNN14では、先ず釣銭返却履歴判断ステップNN140が実行される。釣銭返却履歴判断ステップNN140では、現在使用されている顧客カードCが釣銭カードCCであり、釣銭返済ステップS29によって釣銭の全額が返却されていないので、続けて釣銭金額設定ステップS32が実行される。
尚、現在使用されている顧客カードCがポイントカードCPであり、釣銭返済ステップS29によって釣銭が全額返却されており、且つ、顧客が釣銭を顧客カードCのIDナンバに対応して記録するよう希望した場合、即ち、顧客カードCをポイントカードCPとしての使用から釣銭カードCCとしての使用へ変更する場合には、釣銭返済ステップS29によって上限所定金種未満の釣銭が返却された釣銭返却履歴が記録されているので、釣銭返却履歴判断ステップNN140では続けて顧客毎所定金種設定ステップNN141を実行し、顧客カードCを釣銭カードCCとした使用する場合の顧客毎所定金種を、顧客によってキー操作による入力されることで設定する。次いで、釣銭禁止金種設定ステップNN142が実行され、顧客毎所定金種設定ステップNN141同様に顧客毎禁止金種が設定される。次いで、返却表示ステップNN143が実行され、既に返却してしまった釣銭のうちの顧客毎所定金種未満の釣銭を現金引受部41へ支払うよう表示部45へ表示させる。続けて返却判断ステップNN144が実行され、既に返却してしまった釣銭のうちの顧客毎所定金種未満の釣銭の支払が完了したか否かを監視し、同釣銭金額以上の入金があった場合には続けて釣銭金額設定ステップS32が実行され、同釣銭金額に満たないときには、再び返却表示ステップNN143を実行し、支払が完了していない金額を表示して支払を促す。
現在処理している顧客カードCをポイントカードCPから釣銭カードCCへの使用変更したいとを希望された場合には、顧客毎所定金種設定ステップNN141乃返却判断ステップNN144によって使用形態が釣銭カードCCへ変更されることとなる。尚、顧客毎所定金種設定ステップNN141又は釣銭禁止金種設定ステップNN142では、顧客カードCに使用形態を表す情報を顧客カードC或はポイント及び釣銭情報記録装置6に持たせる場合には合わせて記録するよう形成しても良い。
釣銭金額設定ステップS32は、釣銭支払判断ステップS21乃至金種変更ステップS25によって既に現金で返却された釣銭の残りである300円を釣銭額(T)=300として設定する。
すると、次いでプレミアポイント算出ステップS33が実行され、第1のポイントpt1を算出するための第1レート=3%と、第2のポイントであるプレミアポイントpt2を算出するための第2レート=5%を加算し、加算されたレート=8%を合計金額である4100円と掛算してポイントpt=328を算出し、既に釣銭カードCCのIDナンバに対応して記録されていたポイントpt=0(ポイント消費希望判断ステップS11にてポイント消費希望したので、ポイント消費ステップS12において既に0ポイントとなっている)とを加算して328を算出してポイントptとしてポイントpt=328と設定する。この説明では、ポイント消費希望判断ステップS11及びポイント消費ステップS12によって、釣銭カードCCのIDナンバに対応して記録されていたポイントptは消費されており0であるが、ポイント消費希望判断ステップS11において消費を希望しなかった場合には、釣銭カードCCのIDナンバに対応して記録されていたポイントptは消費されないので、プレミアポイント算出ステップS33では、新たに発生したポイントpt=328と既に釣銭カードCCのIDナンバに対応して記録させていたポイントpt=100とを加算したポイントpt=428を新たなポイントptとして置換えることとなる。そして、続けて追記判断ステップS36が実行される。
尚、釣銭記録判断ステップS31において釣銭をポイントカードCP或は釣銭カードCCのIDナンバに対応して記録しないと判断した場合には、釣銭返済ステップS34及びポイント算出ステップS35が実行され、返済する釣銭全額である300円を返却すると共に釣銭額(T)を0に設定し、続けてポイント算出ステップS35では、pt1を算出するための第1レート=3%と合計金額=4100円とを掛算してポイントpt=123を算出し、そのポイントpt=123と既にポイントカードCPのIDナンバに対応して記録されていたポイントpt=0(ポイント消費希望判断ステップS11にてポイント消費希望したので、ポイント消費ステップS12において既に0ポイントとなっている)とを加算して123を算出してポイントptとしてポイントpt=123と設定する。そして、続けて追記判断ステップS36が実行される。この時、現在使用している処理対象の顧客カードCが釣銭カードCCであった場合でも、釣銭カードCCの使用形態をポイントカードCPに変更しないが、釣銭返済ステップS29の前から追記判断ステップS36の前までの間に顧客毎所定金種設定ステップNN141及び釣銭禁止金種設定ステップNN142を設けて釣銭カードCCをポイントカードCPとして使用するよう使用形態を変更可能に形成しても良い。
プレミアポイント算出ステップS33に続けて追記判断ステップS36が実行されると、釣銭カードCCのIDナンバへ対応させた記録を行うか否かを判断が行われ、顧客カードCのIDナンバに対応させて記録する内容が既に記録されている内容と同じ場合には、再び記録しないで続けてカード引抜き確認ステップS40が実行され、書込みを行わなければならない新たな情報がある場合には続けて記録ステップS37が実行されるので、ここでは釣銭カードCCのIDナンバに対応して記録しなければならない新たなポイントpt及び釣銭額(T)が存在するので、続けて記録ステップS37が実行されることとなる。
記録ステップS37では、新たに発生したポイントpt=328、記録した日時、購入した合計額、支払われた現金金額が変更されているので、これらを釣銭カードCCに更新して釣銭カードCCのIDナンバに対応させて履歴記録部47へ記録する。更に、記録ステップS37では、釣銭カードCCの表示部C2に表示させるべき項目である釣銭額等が変更となったので、表示部C2の表示も変更して記載表示させる。この実施の形態では、表示部C2への記載は、最終取引日付と使用可能な釣銭額とを表示させるものとする。尚、既に釣銭カードCCのIDナンバに対応して記録されていた顧客情報としての性別、見た目の年齢、顧客毎返金金種、顧客毎返金拒否金種等は変更されていないので、更新記録されない。
そしてこの時、釣り銭カードCCのIDナンバに対応して記録した内容は、精算機4相互を接続するネットワークLAN2を介して各履歴記憶部47に送信され、各履歴記憶部47が記録する。
次いで、釣銭記録ステップS38が実行され、釣銭金額設定ステップS27によって算出した記録すべき釣銭額である300円を釣銭カードCCのIDナンバに対応させて履歴記録部47へ記録すると共に、表示部C2にも記録した釣銭額300円、即ち、次回利用可能である釣銭額300円を表示記載させる。
そして前記同様にここでも釣銭カードCCのIDナンバに対応して記録した内容を同ネットワークLAN2を介して各履歴記憶部47に送信して各履歴記憶部47ではこの情報を記録する。
次いで、記録報知ステップS39が実行され、釣銭カードCCのIDナンバに対応させた記録及び表示部C2への表示が終了した旨を精算機4の表示部45及びPOSレジスタ3の代金表示部33へ表示して通知する。
次いで、カード引抜き確認ステップS40が実行され、カードリーダライタ36から釣銭カードCCが引抜かれたか否かを判断し、引抜かれたと判断した場合には一連の処理を終了し、引抜かれていない場合には、釣銭記録判断ステップS31に戻り、続けて再び釣銭記録判断ステップS31が実行される。
従って、顧客カードCがカードリーダライタ36から引抜かれるまでは、常に釣銭記録判断ステップS31乃至カード引抜き確認ステップS40のステップが繰返され、顧客が釣銭カードCCをカードリーダライタ42から抜取るとポイント及び釣銭情報記録処理Fを終了する。
以上が、顧客が釣銭カードCCを利用して、購入した商品の精算時に釣銭カードCCのIDナンバに対応して記録されていたポイントptを支払金の一部として使用した場合であるが、釣銭カードCCのIDナンバに対応して記録されているポイントpt=100を支払代金の一部として使用しない場合には、ポイント消費希望判断ステップS11では消費希望無しと判断されて続けて精算代金表示ステップS16が実行されるので、ポイントptは釣銭カードCCのIDナンバに対応して記録されていたポイントpt=100のまま処理されることとなり、プレミアポイント算出ステップS28では新たに発生したポイントpt=328と合わせてポイントpt=428と設定され、記録ステップS37にて新たにポイントpt=428が記録される。
次いで、カードリーダライタ42に挿入されたカードがポイントカードCPであり、顧客がポイントカードCPから釣銭カードCCへカード種を変更した場合を説明する。尚、挿入されるポイントカードCPのIDナンバに対応しては、釣銭として300円が記録されており、且つ、ポイントptが100ポイント記録されていて、且つ、使用可能な回数には余裕があるものとする。
顧客が、現在使用しているポイントカードCPを釣銭カードCCに変更するために、カードリーダライタ42へポイントカードCPを挿入する。
カード挿入判断ステップS1では、ポイントカードCPの挿入があったので、挿入ありと判断して続けて使用回数判断ステップS3を実行する。
使用回数判断ステップS3では、ポイントカードCPの使用回数を確認し、使用限度未満であるので、続けて使用回数加算ステップS4が実行されて使用回数を1回増やして再びカードリーダライタ42によって使用回数をポイントカードCPへ記録する。
続けて決済判断ステップS5が実行され、顧客により精算機4に設ける釣銭カード会員変更ボタン(図示せず)が押圧されたので、ポイントカードCPを釣銭カードCCに変更する処理と判断して、続けてカード挿入判断ステップS41を実行する。
カード挿入判断ステップS41では、ポイントカードCPの挿入があったので、続けて経過時間判断ステップS43が実行される。尚、カード挿入判断ステップS41では、カードの挿入がなければ(即ち、カード挿入判断ステップS1で最初に顧客カードCが挿入されていない履歴情報により判別)続けて入力ステップS42が実行され、顧客の持参しているレシートから前回の取引合計金額、前回の釣銭額を手入力して入手する。そして、入力ステップS42に続けて経過時間判断ステップS43が実行される。
経過時間判断ステップS43では、前回の取引からの経過時間を判断し、前回の取引日から、予め定める期間、例えば3ヶ月とか販売店の決済日をまたぐ等の期間を経過していなければ続けて前回情報読込ステップS44が実行されるので、続けて前回情報読込ステップS44が実行される。尚、この実施の説明では予め定める所定期間経過していないので、続けて前回情報読込ステップS44を実行したが、予め定める所定期間経過していればポイント及び釣銭情報記録処理Fを終了する。
前回情報読込ステップS44では、ポイントカードCPからカードリーダライタ42が読取った前回合計金額である2000円、前回釣銭額である300円及び記録されているポイントptである100ポイントを読取る。
前回情報読込ステップS44に続けてポイント読込ステップS45が実行され、挿入されているポイントカードCPのIDナンバに対応して記録されている第1のポイントpt1である100ポイントを読取り、前回までのポイントptをポイントpt=100に設定する。
続けて前回釣銭額置換えステップS46が実行され、前回情報読込ステップS44でポイントカードCPのIDナンバに基づいて読取った前回の釣銭情報である300円を新たな釣銭情報(s)=300に置換え設定し、続けて金種別金額設定ステップS47が実行される。
続いて実行される金種別金額設定ステップS47では、所定金種を1万円に設定すると共に、1万円・5千円・1千円・5百円・1百円・50円・10円・5円・1円の各金種(i)を0、即ち、1万円に設定し、金種(i)毎の返却枚数Nを0に設定する。この時設定される金種(i)は、i=0は1万円を表し、i=1は5千円を表し、i=2は1千円を表し、i=3は5百円を表し、i=4は1百円を表し、i=5は50円を表し、i=6は10円を表し、i=7は5円を表し、i=8は1円を表す。又、Nは枚数を表し、N=0,1,2,3,4・・・・と自然数で表す。従って、返却枚数N[i]は、例えば、i=2、N=3の時である返却枚数3[2]は、1千円が3枚、即ち、3000円であることを表す。尚、所定金種は、顧客が釣銭を受取る際に、ポイントカードCPのIDナンバに対応して記録して返却を希望する釣銭額をいくら迄とするかを表すものであり、例えば、所定金種が1000円であれば1000円未満、即ち、999円までの釣銭がポイントカードCPのIDナンバに対応して釣銭情報として記録されるのである。従って、この時点では、カード種別はポイントカードCPであるものの、実質上釣銭情報が記録されるので、釣銭カードCCと見なされる。
次いで実行される所定金種判断ステップS48では、上限所定金種と顧客毎所定金種とを比較し、顧客毎所定金種が上限所定金種より大きければ続けて所定金種設定ステップS49を実行させ、それ以外の場合には釣銭支払判断ステップS50を実行させるので、顧客毎所定金種が1000円であり上限所定金種が5000円なので、続けて釣銭支払判断ステップS50が実行される。尚、上限所定金種が例えば500円である場合には、続けて所定金種設定ステップS49が実行される。この実施の形態では実行されないが敢て上限所定金種が500円の場合を以下に説明する。所定金種設定ステップS49では、釣銭カードCCのIDナンバに対応して記録されていた顧客毎所定金種を上限所定金種に設定する。従って、顧客毎所定金種は、ポイント及び釣銭情報記録処理Fが実行されている間上限所定金種である500円として扱われることとなる。そして、このように顧客毎所定金種を上限所定金種に置換えることにより、店舗側の税務署への預かり金の報告義務である釣銭カードCC預かり金総額が700万円を超える場合等に、上限所定金種の金種を所定額の金種に変更することで、現金で返却する釣銭金額を多くし釣銭カードCCのIDナンバに対応して記録する釣銭情報の額を小さくして預かり金総額が700万円以下になるように調整することが可能となる。
続けて釣銭支払判断ステップS50が実行される。釣銭支払判断ステップS50では、0円を含むプラスの未精算金額(s)(余剰代金)である2000円から返却枚数N[i]及び金種(i)で表す顧客所定金種額の積を減算した比較式と所定金種の額とを比較する。即ち、返却枚数N=0、金種(i)=10000である0を余剰代金(s)=2000から減算した比較式「2000−10000×0」である2000と所定金種の額である10000とを比較した結果、所定金種の額の方が大きいので、続けて所定金種返却ステップS52を実行することとなる。所定金種返却ステップS52では、現在処理されている返却枚数N=0枚の金種(i)1万円を返却する(即ち、この場合には0枚なので実質返却されない)。
所定金種返却ステップS52に続けて顧客毎所定金種判断ステップS54が実行され、釣銭支払判断ステップS50乃至所定金種返却ステップS52で処理された金種(i)=1万円が顧客毎所定金種か否かを判断した結果、顧客毎所定金種である1000円ではないので、金種変更ステップS55を実行させる。
金種変更ステップS55では、現在処理されている金種(i)=10000を次の金種である金種(i)=5000とし、続けて再び釣銭支払判断ステップS50を実行させる。
釣銭支払判断ステップS50では、金種(i)=10000円の時同様、金種(i)が5千円に変更となったので、金種別金額設定ステップS47で設定した金種(i)が5千円であるときの返却枚数N=0、金種(i)=5000、余剰代金(s)=2000から求める比較式「2000−5000×0」である2000と所定金種の額である5000とを比較する。その結果、所定金種の額の方が大きいので、続けて所定金種返却ステップS52を実行することとなる。
所定金種返却ステップS52では、現在処理されている返却枚数N=枚の金種(i)5千円を返却する(この場合には0枚なので実質返却されない)。
所定金種返却ステップS52に続けて再び顧客毎所定金種判断ステップS54が実行され、釣銭支払判断ステップS50乃至所定金種返却ステップS52で処理された金種(i)=5千円が顧客毎所定金種か否かを判断した結果、顧客毎所定金種である1000円ではないので、金種変更ステップS55を実行させる。
金種変更ステップS55では、現在処理されている金種(i)=5000を次の金種である金種(i)=1000とし、続けて再び釣銭支払判断ステップS50を実行させる。
釣銭支払判断ステップS50では、金種(i)が千円に変更となったので、金種別金額設定ステップS47で設定した金種(i)が1千円であるときの返却枚数N=0、金種(i)=1000、余剰代金(s)=2000とから比較式「2000−1000×0」を求め、比較式「2000−1000×0」と所定金種の額である1000とを比較する。そして、比較した結果、比較式の方が大きいので、続けて返却枚数加算ステップS51が実行され、返却枚数Nを1枚加算して返却枚数N=1とし、続けて再び釣銭支払判断ステップS50を実行する。
釣銭支払判断ステップS50では、返却枚数N=1となったので、比較式「2000−1000×1」である1000と所定金種の額である1000とを再び比較し、比較した結果、比較式「2000−1000×1」である1000と所定金種の額である1000とが同じなので、再び返却枚数加算ステップS51が実行され、返却枚数Nを1枚加算して返却枚数N=2とし、続けて再び釣銭支払判断ステップS50を実行する。
釣銭支払判断ステップS50では、返却枚数N=2となったので、比較式「2000−1000×2」である0と所定金種の額である1000とを再び比較し、比較した結果、比較式「2000−1000×1」の方が小さいので、続けて所定金種返却ステップS52が実行されることとなる。
所定金種返却ステップS52では、現在処理されている返却枚数N=2枚の金種(i)2千円を釣銭支払部44から返却する。
従って、ここまでの段階で顧客は2000円の返却を受けたこととなり、残りの金額は0円となる。
次いで再び顧客毎所定金種判断ステップS54が実行され、釣銭支払判断ステップS50乃至所定金種返却ステップS52で処理された金種(i)=1千円が顧客毎所定金種か否かを判断した結果、顧客毎所定金種である1000円なので、続けて釣銭カード判断ステップS56が実行される。
釣銭カード判断ステップS56では、釣銭支払判断ステップS50乃至金種変更ステップS55によって前回の情報として既に現金で返却された釣銭の残りである釣銭額を釣銭額(T)=0として設定し、続けて表示ステップS57が実行される。
表示ステップS57では、前回払出した釣銭額(T)、即ち、金種別金額設定ステップS47乃至釣銭金額設定ステップS56で算出した釣銭額(T)=0を代金表示部33及び表示部45へ表示させる。従って、代金表示部33及び表示部45では、釣銭金額設定ステップS56で算出した金額を表示する。尚、表示ステップS57が釣銭戻し判断ステップS59に続けて実行される場合には、釣銭戻し受付ステップS58で受付けた額を差引いた釣銭金額である不足額を表示する。
次いで釣銭戻し受付ステップS58が実行される。釣銭戻し受付ステップS58では、前回の釣銭額(T)=0を顧客が支払うのを受付るステップであり、支払われた金額が、新たに発行される或はポイントカードCPから変更される釣銭カードCCへ、釣銭情報として記憶される金額となる。この例では、釣銭額(T)=0なので、釣銭戻し受付ステップS58では入金を待ち受けずに次のステップが実行される。尚、釣銭戻し受付ステップS58では、入金を待ち受ける場合には、受付けた額を前回釣銭(T)から差引いて不足額を算出する。
釣銭戻し判断ステップS59では、受付けた額が前回釣銭額(T)に達したか否かを監視するが、既に釣銭額(T)=0なので、前回釣銭額(T)に達しており直ちに釣銭置換えステップS60を実行させる。尚、釣銭戻し判断ステップS59では、前回釣銭額(T)に達しない場合には、再び表示ステップS57を実行させる。
従って、表示ステップS57乃至釣銭戻し判断ステップS59によって、前回釣銭額(T)が支払われるまでは常に顧客からの入金を待つ状態にでき、金額に達した場合には次のステップを実行可能となる。
次いで、釣銭置換えステップS60が実行される。釣銭置換えステップS60では、顧客から支払われた前回の釣銭額(T)=0を、釣銭カードCCのIDナンバに対応して記憶させるため、釣銭情報としてPOSレジスタ3制御部(図示せず)の記憶領域(図示せず)に一時的に釣銭額(T)を0として設定して記憶させておく。
釣銭置換えステップS60に続けてはプレミアポイント算出ステップS61が実行され、顧客が前回利用した合計金額=2000に対応したポイントを発生するので、釣銭カードCCを利用することに対して付与する第2のポイントであるプレミアポイントpt2を算出するための第2レートを前回の合計金額=2000と掛算してポイントpt=100を算出し、算出したポイントpt=100と、既に既にポイントカードCPのIDナンバに対応して記録されていたポイントpt=100とを加算して新たなポイントpt=200を算出し、ポイントptに200として置換える。従って、プレミアポイント算出ステップS61で加算されたポイントptは、第1のポイントpt1が既に前回の買物時に発生しているので、釣銭カードCCを使用して釣銭を釣銭カードCCのIDナンバに対応して記録したことによって発生する第2のポイントであるプレミアポイントpt2のみを算出し、前回までに発生したポイントptに加算することで、釣銭カードCCを利用した場合の第1のポイントpt1及び第2のポイントであるプレミアポイントpt2が加味されたこととなる。プレミアポイント算出ステップS61に続けては、ポイント記録ステップS62が実行される。
ポイント記録ステップS62では、プレミアポイント算出ステップS61で算出した新たなポイントpt=200を、釣銭カードCCのIDナンバに対応させて履歴記録部47へ記録すると共に、表示部C2にも記録したポイントpt=200を表示記載させる。勿論、表示部C2へポイントpt=200を記録して顧客に示す必要が無い場合には、表示部C2へ表示させなくとも良く、店舗等利用する環境に応じて設定可能である。
そして、ポイント記録ステップS62で釣銭カードCCのIDナンバに対応して記録された情報は、精算機4相互を接続するネットワークLAN2を介して全ての履歴記憶部47に送信され、各履歴記憶部47では、同情報を記録する。このネットワークLAN2は、精算機4相互を接続しており、全ての精算機4には履歴記録部47が設けられている。そして、顧客カードCを受付けた(POSレジスタ3のカードリーダライタ36が顧客カードCを受付け、受付けた情報を精算機4が受信した場合も含める)精算機4が顧客カードCのIDナンバに対応してポイント情報、釣銭情報、『 エクセルのDB項目参照してください 』等の記録する全ての情報である履歴情報はネットワークLAN2を介して他の全ての精算機4に送信され、他の精算機4では、受付けた履歴情報を顧客カードCのIDナンバに対応して履歴記録部47へ記録する。そして、各、精算機4では、次回自身が顧客カードCを受付けたときには、その顧客カードCが前回他の精算機4によって処理されていたとしても、他の精算機4に受付けている顧客カードCの履歴情報を問い合わせることなく処理可能となる。即ち、
全ての履歴記録部47が顧客カードCに対する同じ履歴の情報を共有可能となる。又、履歴記録部47が全ての精算機4に設けられてはおらず、1台の精算機4のみに設けられている場合には、履歴記録部47が設けられていない精算機4は、顧客カードCを受付けると、受付けた顧客カードCのIDナンバに対応して記録された履歴情報を履歴記録部47に問い合わせ、釣銭情報、ポイント情報等の処理に必要な情報をネットワークLAN2を経由して取得し処理する。更に、数台の精算機4で形成するグループの中の1台の精算機4に設けられている場合には、やはり顧客カードCの履歴情報は設置された全ての履歴記録部47が共有するように精算機4で受付けていた顧客カードCの情報が記録される。そして、履歴記録部47を設けない精算機4で顧客カードCを受付けた場合には、自身が所属するグループの履歴記録部47へ問い合わせるように形成する。
ポイント記録ステップS62が終了すると、続けて釣銭記録ステップS38が実行される。釣銭記録ステップS38以下の作用は、先に記述した通りである。
従って、カード挿入判断ステップS41乃至ポイント記録ステップS62は、顧客がそれまで使用していたポイントカードCPを釣銭カードCCに変更する場合に行われるステップである。
次いで、ポイント及び釣銭情報記録装置6について説明する。以下、ポイント及び釣銭情報記録装置6は、記録装置6という。
記録装置6は、図10に表すように、通常使用されている従来型のPOSレジスタ装置100と接続して使用し、POSレジスタ装置100から顧客が購入した合計代金の信号を受領可能である。記録装置6は、カードリーダライタ61、現金引受部62、釣銭返却口63、制御部64、貨幣投入口65、紙幣投入口66、表示部67とからなる。
カードリーダライタ61は、カードリーダライタ36同様であり、カード挿入口が開口され、顧客カードCが挿入されてリードライト部によって読み書き可能である。
現金引受部62は、紙幣引受部62a及び貨幣引受部62bとからなる。そして、現金引受部62は、紙幣投入口66から紙幣引受部62aへ、及び、貨幣投入口65から貨幣引受部62bへ、夫々入金があるとその都度入金された金額を入金された金額の情報として認識して制御部64へ出力する。紙幣引受部62aは入金した金額を貯留しておくことが可能であり、現金返却の指示があると、挿入口から紙幣をその種別毎に指定された枚数返却可能である。同様に、貨幣引受部62bは、入金された貨幣を貨幣の種類毎に貯留しておくことが可能であり、貨幣の返却指示があるとその種別毎に指定された枚数を返却可能である。
釣銭返却口63は、顧客に対し貨幣を返却する返却口であり、貨幣引受部62bから返却する貨幣が送られて返却可能である。
表示部67は、表示部2同様であり、各種情報を制御部64の制御によって表示可能である。
制御部64は、上記したPOSレジスタ3同様、カードリーダライタ61による顧客カードCに対する読み書き、従来型のPOSレジスタ装置100との信号の送受信、投入された現金及び返却する現金の計算等を制御可能である。
以下に、制御部64の制御を説明する。尚、記録装置6では、POSレジスタ3が行っていた顧客が購入した購入代金の計算処理は接続される従来型のPOSレジスタ装置100が行い。その他、顧客カードCへの情報の読み書き、購入代金の支払引き受け、釣銭の払い戻し等を、POSレジスタ装置100と信号授受することで、POSレジスタ3同様の機能を果たすものであり、この記録装置6を従来型のPOSレジスタ装置100と接続することで、従来型のPOSレジスタ装置100を導入している店舗でも、容易に本発明による顧客カードCの導入が可能となる。
以下、記録装置6とPOSレジスタ装置100との信号授受をもとに、ポイント及び釣銭情報記録処理Fを説明する。但し、説明に際しては、先に記載したPOSレジスタ3のポイント及び釣銭情報記録処理Fと重複する部分の説明は省略する。
顧客は、購入代金の精算のためにPOSレジスタ3同様POSレジスタ装置100によって代金の精算を行う。POSレジスタ装置100では、店員が顧客の購入した商品の精算を行うためにPOSレジスタ装置100に購入代金の合計を算出させる。この時、顧客は顧客カードCを記録装置6のカードリーダライタ61へ挿入する。
記録装置6では、制御部64がポイント及び釣銭情報記録処理Fをスタートしており、カード挿入判断ステップS1によって顧客カードCを判断する。そして決済判断ステップS5までの一連のステップが実行処理される。
以下、通常決済時を説明する。
決済判断ステップS5に次いで、顧客カードCに対する釣銭情報判断ステップS7乃至ポイント読込ステップS10の処理が成される。
次いで、ポイント消費希望判断ステップS11が実行される。このポイント消費希望判断ステップS11は、記録装置6に設ける選択ボタン(図示せず)を顧客が押すことで判断するように形成してもよく、又、顧客の意志を店員が聞きPOSレジスタ装置100に設ける選択ボタン(図示せず)を押圧し、記録装置6がPOSレジスタ装置100から消費希望するか否かの信号を受領して判断してもよい。
次いで、実行されるポイント消費ステップS12では、カードリーダライタ61が釣銭情報読込ステップS9及びポイント読込ステップS10で読取った情報とによりポイント及びカード毎に記録された釣銭を消費することで支払代金の一部として精算するように処理する。
そして、次いで実行される精算代金表示ステップS16乃至所定金種設定ステップS20は、POSレジスタ3の処理同様に処理されるが、精算代金表示ステップS16では、その表示を表示部67に表示する。
釣銭支払判断ステップS21乃至金種変更ステップS25も、POSレジスタ3の場合同様に処理されるが、所定金種返却ステップS23が釣銭を返却する際は、制御部64が返却する貨幣の種類及び枚数を現金引受部62に指示して紙幣にあっては紙幣引受部62aから所定種を所定枚数紙幣投入口66から返却させ、硬貨にあっては貨幣引受部62bから所定種を所定枚数返却部63から返却させることで行う。
釣銭カード判断ステップS26乃至ポイント算出ステップS35でも、POSレジスタ3による処理同様行われるが、プレミアポイント算出ステップS28、ポイント算出ステップS30、プレミアポイント算出ステップS33,ポイント算出ステップS35の各ステップで行われるポイントの算出に際しては、第1のポイントpt1の情報はPOSレジスタ装置100によって計算されたポイント情報を記録装置6が入力して使用してもよく、又は、POSレジスタ装置100から入力した購入代金である合計金額から算出してもよい。即ち、記録装置6を新規に導入するに際して、その店舗で従来使用していたPOSレジスタ装置100がポイント付与機能を有していたものであれば、計算されたそのポイント情報を利用可能であり、又、従来使用していたPOSレジスタ装置100がポイント付与機能を有していないものであれば、記録装置6が入力した購入代金の合計金額から算出すればよい。そして、従来から使用していたPOSレジスタ装置100からポイント情報を直接受領するのではなく、第1のポイントpt1を算出するための第1レート(例えば、3%)を受領して第1のポイントpt1を算出するよう形成してもよい。
以下同様に、所定金種返却ステップS36乃至ポイント記録ステップS62の各ステップも、POSレジスタ3による処理同様行われる。
そして、各ステップにおいて、例えば、購入代金の合計額のように処理に必要な情報が記録装置6で入手できない情報の場合には、必要な情報はPOSレジスタ装置100から受領して処理するよう形成する。
従って、この記録装置6は、POSレジスタ3の一部機能を独立させて記録装置6としたものであり、接続されるPOSレジスタ装置100と記録装置6とによってPOSレジスタ3の機能が満足されるものである。
尚、図10に表す記録装置6は、カードリーダライタ61、現金引受部62、釣銭返却口63、制御部64、貨幣投入口65、紙幣投入口66、及び、表示部67とから形成したが、図4に表す精算機4同様に現金引受部62を設けずに形成し、代金の引受けを旧来のPOSレジスタ装置100によって行うように形成してもよく、この場合には、ポイント及び釣銭に関するデータの読み書きを顧客カードCに対して行い、支払われる現金の受け入れ、種々情報の表示は旧来のPOSレジスタ装置100及び店員によって行えば足りる。同様に、記録装置6に表示部67を設けて、表示機能を追加してもよく、又、現金引受部62を付加して現金の引き受けは行うものの現金による釣銭の返却は店員との間で授受するように形成してもよく、記録装置6には少なくもカードリーダライタ61及び制御部64を設ければ足り、他の必要な機能のみを選択的に付加して使用してもよい。
次いで、全ての釣銭カードCCに記録のIDナンバに対応して記録された釣銭額の積算額である総釣銭額が上限額以上となった場合に報知する場合を図9に基づき説明する。
中央管理コンピュータ2には、釣銭カードCCのIDナンバに対応して記録された釣銭額を釣銭カードCC毎に記録する釣銭額記憶手段である記録装置(図示せず)を設ける。そして、中央管理コンピュータ2では、釣銭記録ステップS38によって記録される釣銭額をその都度記録するように形成する。
そして、中央管理コンピュータ2において、図9(a)に表すように、このように記録された釣銭カードCC毎の釣銭情報が、集計手段である総釣銭額集計ステップNN120によって集計される。即ち、総釣銭額集計ステップNN120は、釣銭額記憶手段である記録装置から各釣り銭カードCC毎の釣銭額を読み込んで加算集計するステップであり、総釣銭額集計ステップNN120によって店舗の発行している釣り銭カードCCのIDナンバに対応して記憶されている総釣銭額が算出される。
次いで、通知判断ステップNN121が実行される。通知判断ステップNN121は、予め総釣銭額と比較する上限額が設定されると共に、総釣銭額集計ステップNN120で集計された総釣銭額と設定された上限額とを比較し、総釣銭額の方が大きければ、続けてアラームを鳴らす或は代金表示部33及び/又は表示部45へ表示する等して報知するよう指示すると共に上限所定金額を予め定める上限所定金種に変更し、先に述べた所定金種判断ステップS19によって判断する場合の上限所定金種として用いる。このように、上限所定金種を定め所定金種判断ステップS19以下を実行することで、顧客カードCCのIDナンバに対応して記録する釣銭額の全釣銭額を低くすることができる。この上限額は、釣銭として全顧客カードから預かる預かり金額の上限額であり、店舗側がそれ以上の金額は預かり金としない額である。
更に、図9(b)に表すように、総釣銭額集計ステップNN120の後に総額判断ステップNN130を設けると共に、総額表示ステップNN131を設ける。総額判断ステップNN130は、総釣銭額集計ステップNN120で集計した総釣銭額を表示するか否かを判断するステップであり、予め中央コンピュータ2に設ける表示指定スイッチ(図示せず)が押圧されると続けて総額表示ステップNN131を実行し、相でない場合には、総額表示ステップNN131を実行せずリターンする。
総額表示ステップNN131は、総釣銭額集計ステップNN120で集計した総釣銭額を中央コンピュータ2に設けるディスプレイ(図示せず)に表示させるステップである。
従って、中央コンピュータ2から総額表示させる表示指定スイッチ(図示せず)を押圧すると、総額判断ステップNN130が表示指定スイッチが押圧されたので、続けた総額表示ステップNN131が実行され、総釣銭額集計ステップNN120で集計した総釣銭額を中央コンピュータ2のディスプレイに表示させる。勿論、表示させるのみでなく印字出力しても良い。
これにより、店舗側では、発行している釣銭カードCCのIDナンバに対応して記録された総釣銭額を見ることが可能となり、適切な指示が出せる。
又、総額判断ステップNN130及び総額表示ステップNN131を図9(a)に表す総釣銭額集計ステップNN120と通知判断ステップNN112との間に設けても良い。
POSレジスタ装置が接続されるPOSシステムの全体説明図 (a)は顧客カードCの表面側を表す説明図、(b)は顧客カードCの裏面側を表す説明図 この発明の実施の形態を表す表す説明図 他の実施の形態の代金支払機を表す説明図 実施の形態を表すフローチャート 図5に続くフローチャート 図6に続くフローチャート 図5の一部を変更したフローチャート 中央コンピュータの処理を表す説明図 他の実施の形態を表す説明図 顧客カードC、現金、釣銭の流れを表す模式図であり、(a)は顧客カード発行時を、(b)は顧客カード2回目以降使用時を、(c)は顧客カード再発行時を、夫々表す 図6の一部詳細を表すフローチャート 履歴処理を説明するフローチャート 預かり金の総額の報知、変更を説明するフローチャート 履歴情報一覧表
符号の説明
C 顧客カード
C1 磁気記録部
C2 表示部
CP ポイントカード
CC 釣銭カード
LAN1 POSネットワーク
LAN2 代金自動精算システムのネットワーク
1 POSシステム
2 中央管理コンピュータ
3 POSレジスタ
31 キー操作部
32 金庫部
33 代金表示部
34 バーコードリーダ部
35 ハンディリーダ部
36 カードリーダライタ
37 制御部
38 合計終了ボタン
4 代金支払機
41 現金引受部
42 カードリーダライタ
43 制御部
44 釣銭支払部
45 表示部
46 購入ボタン
47 履歴記憶部
48 釣銭記録ボタン
49 釣銭返却ボタン
5 POS端末
6 ポイント及び釣銭情報記録装置
61 カードリーダライタ
62 現金引受部
62a 紙幣引受部
62b 貨幣引受部
63 釣銭返却口
64 制御部
65 貨幣投入口
66 紙幣投入口
67 表示部
100 従来型のPOSレジスタ装置
s 未精算金額(余剰代金)
F ポイント及び釣銭情報記録処理
S カード確認処理
S1 カード挿入判断ステップ
S2 カード発行ステップ
S3 使用回数判断ステップ
S4 使用回数加算ステップ
S5 決済判断ステップ
S7 釣銭情報判断ステップ
S8 釣銭情報置換えステップ
S9 釣銭情報読込ステップ
S10 ポイント読込ステップ
S11 ポイント消費希望判断ステップ
S12 ポイント消費ステップ
S16 精算代金表示ステップ
S17 入金受付ステップ
S171 入金受付ステップ
S172 精算代金算出ステップ
S173 入金終了判断ステップ
S18 金種別金額設定ステップ
S19 所定金種判断ステップ
S20 所定金種設定ステップ
S21 釣銭支払判断ステップ
S22 返却枚数加算ステップ
S23 所定金種返却ステップ
S24 顧客毎所定金種判断ステップ
S25 金種変更ステップ
S26 釣銭カード判断ステップ
S27 釣銭金額設定ステップ
S28 プレミアポイント算出ステップ
S29 釣銭返済ステップ
S30 ポイント算出ステップ
S31 釣銭記録判断ステップ
NN14 余剰返却確認ステップ
NN140 釣銭返却履歴判断ステップ
NN141 顧客毎所定金種設定ステップ
NN142 釣銭禁止金種設定ステップ
NN143 返却表示ステップ
NN150 履歴更新ステップ
NN151 データ更新判断ステップ
NN152 データ受信ステップ
NN153 データ送信ステップ
S32 釣銭金額設定ステップ
S33 プレミアポイント算出ステップ
S34 釣銭返済ステップ
S35 ポイント算出ステップ
S36 追記判断ステップ
S37 記録ステップ
S38 釣銭記録ステップ
S39 記録報知ステップ
S40 カード引抜き確認ステップ
S41 カード挿入判断ステップ
S42 入力ステップ
S43 経過時間半段ステップ
S44 前回情報読込ステップ
S45 ポイント読込ステップ
S46 前回釣銭額置換えステップ
S47 金種別金額設定ステップ
S48 所定金種判断ステップ
S49 所定金種設定ステップ
S50 釣銭支払判断ステップ
S51 返却枚数加算ステップ
S52 所定金種返却ステップ
S53 余剰代金減算ステップ
S54 顧客毎所定金種判断ステップ
S55 金種変更ステップ
S56 釣銭金額設定ステップ
S57 表示ステップ
S58 釣銭戻し受付ステップ
S59 釣銭戻し判断ステップ
S60 釣銭置換えステップ
S61 プレミアポイント算出ステップ
S62 ポイント記録ステップ
S63 総額算出ステップ
S64 報知判断ステップ
S65 報知ステップ
S66 上限所定金種設定変更ステップ
S67 上限所定金種変更ステップ
S68 上限所定金種戻しステップ
S69 上限金種変更ステップ

Claims (6)

  1. 顧客カードの利用形態を、釣銭をID毎に対応させて釣銭情報として記録し次回以降精算の際に精算代金の一部として充当可能とする第1の形態、及び、釣銭全額を現金で返却する第2の形態のうち、何れか一方から他方の利用形態へ変更可能なステップを有することを特徴とする精算方法。
  2. 顧客カードの利用形態を、釣銭をID毎に対応させて釣銭情報として記録し次回以降精算の際に精算代金の一部として充当可能とする第1の形態、及び、釣銭全額を現金で返却する第2の形態のうち、何れか一方から他方の利用形態へ変更可能であることを特徴とする精算用ソフトウェアを記載した記録媒体。
  3. 顧客カードの利用形態を、釣銭をID毎に対応させて釣銭情報として記録し次回以降精算の際に精算代金の一部として充当可能とする第1の形態、及び、釣銭全額を現金で返却する第2の形態のうち、何れか一方から他方の利用形態へ変更可能であることを特徴とする精算装置。
  4. 前記第1の形態及び第2の形態の少なくとも一方にはポイント情報を含む請求項1に記載の精算方法。
  5. 前記第1の形態及び第2の形態の少なくとも一方にはポイント情報を含む請求項2に記載の精算用ソフトウェアを記載した記録媒体。
  6. 前記第1の形態及び第2の形態の少なくとも一方にはポイント情報を含む請求項3に記載の精算装置。
JP2005190982A 2005-06-30 2005-06-30 精算方法、及び、精算用ソフトウェアを記載した記録媒体、及び、精算装置。 Pending JP2005353082A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005190982A JP2005353082A (ja) 2005-06-30 2005-06-30 精算方法、及び、精算用ソフトウェアを記載した記録媒体、及び、精算装置。

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005190982A JP2005353082A (ja) 2005-06-30 2005-06-30 精算方法、及び、精算用ソフトウェアを記載した記録媒体、及び、精算装置。

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002196798A Division JP2004038710A (ja) 2002-07-05 2002-07-05 精算方法、及び、精算用ソフトウェアを記載した記録媒体、及び、精算装置、並びに、リライトカード処理方法、及び、リライトカード処理用ソフトウェアを記録した記録媒体、及び、リライトカード処理装置。

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005353082A true JP2005353082A (ja) 2005-12-22

Family

ID=35587457

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005190982A Pending JP2005353082A (ja) 2005-06-30 2005-06-30 精算方法、及び、精算用ソフトウェアを記載した記録媒体、及び、精算装置。

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2005353082A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009128960A (ja) * 2007-11-20 2009-06-11 Liquor Mountain Co Ltd サービスポイントシステムにおける端数金額値引き精算システム

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08329340A (ja) * 1995-05-31 1996-12-13 Motohide Arayama 小売店舗における釣り銭運用システム
JPH10340387A (ja) * 1997-06-06 1998-12-22 Shuichi Owada 釣銭管理方法、釣銭管理システム、釣銭管理機能を備えたホストコンピュータ、釣銭管理機能を備えたキャッシュレジスター、並びに釣銭カード
JP2004038710A (ja) * 2002-07-05 2004-02-05 Mars Engineering Corp 精算方法、及び、精算用ソフトウェアを記載した記録媒体、及び、精算装置、並びに、リライトカード処理方法、及び、リライトカード処理用ソフトウェアを記録した記録媒体、及び、リライトカード処理装置。

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08329340A (ja) * 1995-05-31 1996-12-13 Motohide Arayama 小売店舗における釣り銭運用システム
JPH10340387A (ja) * 1997-06-06 1998-12-22 Shuichi Owada 釣銭管理方法、釣銭管理システム、釣銭管理機能を備えたホストコンピュータ、釣銭管理機能を備えたキャッシュレジスター、並びに釣銭カード
JP2004038710A (ja) * 2002-07-05 2004-02-05 Mars Engineering Corp 精算方法、及び、精算用ソフトウェアを記載した記録媒体、及び、精算装置、並びに、リライトカード処理方法、及び、リライトカード処理用ソフトウェアを記録した記録媒体、及び、リライトカード処理装置。

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009128960A (ja) * 2007-11-20 2009-06-11 Liquor Mountain Co Ltd サービスポイントシステムにおける端数金額値引き精算システム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2001195657A (ja) 自動精算システム
JP7115840B2 (ja) 貨幣払出管理装置、貨幣払出管理システム、貨幣払出管理方法及び貨幣払出管理プログラム
WO2021200081A1 (ja) チャージ装置及びチャージ方法
JP4903442B2 (ja) 取引処理装置、自動両替機及び手数料徴収システム
JP2004038710A (ja) 精算方法、及び、精算用ソフトウェアを記載した記録媒体、及び、精算装置、並びに、リライトカード処理方法、及び、リライトカード処理用ソフトウェアを記録した記録媒体、及び、リライトカード処理装置。
JP2021168210A (ja) 商品販売データ処理システム、精算装置およびプログラム
JP2005353082A (ja) 精算方法、及び、精算用ソフトウェアを記載した記録媒体、及び、精算装置。
JP2005302064A (ja) 精算方法、及び、精算用ソフトウェアを記載した記録媒体、及び、精算装置。
JP2005353081A (ja) 精算装置
JP7058439B2 (ja) 商品販売データ処理装置、プログラム及び商品販売データ処理システム
JP2021189801A (ja) 精算装置、プログラム、サーバ装置用プログラム、及び精算方法
JP3819737B2 (ja) 記録媒体処理装置
JP2005302065A (ja) 精算方法、及び、精算用ソフトウェアを記載した記録媒体、及び、精算装置。
JP2005302063A (ja) 精算方法、及び、精算用ソフトウェアを記載した記録媒体、及び、精算装置。
JP2005346729A (ja) 精算方法、及び、精算用ソフトウェアを記載した記録媒体、及び、精算装置。
JP2003132400A (ja) プリペイドシステム
JP4681263B2 (ja) 記録媒体精算システム
JP3955920B2 (ja) 遊技システム
JP7333111B2 (ja) 装置、プログラム及びシステム
WO2021200976A1 (ja) 貨幣処理装置
JP2003248867A (ja) ポイント及び釣銭情報記録方法、ポイント及び釣銭情報記録方法を記録した記録媒体、ポイント及び釣銭情報記録装置、ポイント及び釣銭情報記録可能なレジスタ装置の処理方法、ポイント及び釣銭情報記録可能なレジスタ装置の処理方法を記録した記録媒体、及び、ポイント及び釣銭情報記録可能なレジスタ装置、並びに、ポイント及び釣銭情報記録装置及びポイント及び釣銭情報記録可能なレジスタ装置によって読み書きされる記録媒体
JP5193688B2 (ja) 両替機システム
JP2003208550A (ja) 記録媒体処理装置
JP2005010911A (ja) 現金管理システム
JP2022187660A (ja) 商品販売データ処理装置およびプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090414

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20090811