JP3380561B2 - 把持具 - Google Patents
把持具Info
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- JP3380561B2 JP3380561B2 JP09002091A JP9002091A JP3380561B2 JP 3380561 B2 JP3380561 B2 JP 3380561B2 JP 09002091 A JP09002091 A JP 09002091A JP 9002091 A JP9002091 A JP 9002091A JP 3380561 B2 JP3380561 B2 JP 3380561B2
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- JP
- Japan
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- movable
- leaf spring
- leg
- piece
- tightening piece
- Prior art date
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-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65H—HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
- B65H29/00—Delivering or advancing articles from machines; Advancing articles to or into piles
- B65H29/003—Delivering or advancing articles from machines; Advancing articles to or into piles by grippers
- B65H29/005—Delivering or advancing articles from machines; Advancing articles to or into piles by grippers by chains or bands having mechanical grippers engaging the side edges of articles, e.g. newspaper conveyors
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65G—TRANSPORT OR STORAGE DEVICES, e.g. CONVEYORS FOR LOADING OR TIPPING, SHOP CONVEYOR SYSTEMS OR PNEUMATIC TUBE CONVEYORS
- B65G2201/00—Indexing codes relating to handling devices, e.g. conveyors, characterised by the type of product or load being conveyed or handled
- B65G2201/02—Articles
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Feeding Of Articles By Means Other Than Belts Or Rollers (AREA)
- Discharge By Other Means (AREA)
- Supply, Installation And Extraction Of Printed Sheets Or Plates (AREA)
- Structure Of Belt Conveyors (AREA)
- Belt Conveyors (AREA)
- Framework For Endless Conveyors (AREA)
- Chain Conveyers (AREA)
- Escalators And Moving Walkways (AREA)
- Advancing Webs (AREA)
- Delivering By Means Of Belts And Rollers (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、印刷物のような扁平な
製品を搬送するための搬送装置用の走行装置と、この走
行装置(15)と固定式に結合された横腹部(18)及
び可動締付け片(27)とを具備した把持具に関する。
製品を搬送するための搬送装置用の走行装置と、この走
行装置(15)と固定式に結合された横腹部(18)及
び可動締付け片(27)とを具備した把持具に関する。
【0002】
【従来の技術】例えばドイツ特許第1206228号又
はドイツ特許出願公開第2629528号に記載された
公知のこの種の搬送装置では、リンクが立体的に移動可
能なリンクチェーンを有し、リンクは立体的に配置され
た金属製案内の中を走行するガイドローラを具備する。
リンクチェーンはエンドレスに連接され、少くとも1個
所で駆動輪に通され、こうしてエンドロスに走行し、立
体的に案内された牽引装置を構成する。
はドイツ特許出願公開第2629528号に記載された
公知のこの種の搬送装置では、リンクが立体的に移動可
能なリンクチェーンを有し、リンクは立体的に配置され
た金属製案内の中を走行するガイドローラを具備する。
リンクチェーンはエンドレスに連接され、少くとも1個
所で駆動輪に通され、こうしてエンドロスに走行し、立
体的に案内された牽引装置を構成する。
【0003】上記の従来装置に於ては、扁平な製品を保
持するために、リンクチェーンに規則的な間隔が把持具
が固着されている。把持具は製品を個別に(スイス特許
第592562号)、又は所定数ずつずり重ねられたシ
ートの流れとして(欧州特許第95602号)把持する
ように形成することができる。
持するために、リンクチェーンに規則的な間隔が把持具
が固着されている。把持具は製品を個別に(スイス特許
第592562号)、又は所定数ずつずり重ねられたシ
ートの流れとして(欧州特許第95602号)把持する
ように形成することができる。
【0004】しかし上述した公知の装置には、次の欠点
がある。すなわち第一にシートを案内する金属製部分は
極めて高精度に製作する必要があるので高価となるこ
と、製造上又は組立上の極めて小さな誤差も、運転時の
高い騒音発生(ころがり騒音)の原因となること、第二
にリンクチェーンとガイドローラから成る牽引装置は、
多数の部品で構成されているので、製造が煩雑となり、
運搬するべき品物と比べて極めて大重量かつ高価とな
る。従ってシートを幾つかの建物を通して搬送する必要
がある場合、上記牽引装置の重量は大きくなり、好まし
くない結果を生ずる。すなわちチェーンのリンクにかか
る荷重は大きくなって、該リンクは急速に摩耗し、その
結果装置の保守及び修理費が高額となること、第三に公
知の把持具を用いたとしてもコストの低下が困難である
こと、である。
がある。すなわち第一にシートを案内する金属製部分は
極めて高精度に製作する必要があるので高価となるこ
と、製造上又は組立上の極めて小さな誤差も、運転時の
高い騒音発生(ころがり騒音)の原因となること、第二
にリンクチェーンとガイドローラから成る牽引装置は、
多数の部品で構成されているので、製造が煩雑となり、
運搬するべき品物と比べて極めて大重量かつ高価とな
る。従ってシートを幾つかの建物を通して搬送する必要
がある場合、上記牽引装置の重量は大きくなり、好まし
くない結果を生ずる。すなわちチェーンのリンクにかか
る荷重は大きくなって、該リンクは急速に摩耗し、その
結果装置の保守及び修理費が高額となること、第三に公
知の把持具を用いたとしてもコストの低下が困難である
こと、である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、産業
上の利用分野に於て記載した種類の搬送装置に生ずる前
述の欠点を除去し、シート搬送用の軌道が安価に作成さ
れ、走行装置のローラから発生する騒音が少ない製品運
搬用の搬送装置及び該装置に用いられる把持具を提供す
ることである。
上の利用分野に於て記載した種類の搬送装置に生ずる前
述の欠点を除去し、シート搬送用の軌道が安価に作成さ
れ、走行装置のローラから発生する騒音が少ない製品運
搬用の搬送装置及び該装置に用いられる把持具を提供す
ることである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の把持具は、横腹部を有し、印刷物のような
扁平な製品を搬送するための搬送装置用の走行装置と、
この走行装置に装着された可動締付け片とを具備し、こ
の可動締付け片は、板ばねによって構成されており、開
閉の最中に、ばね力が最大値を有する死点を克服し、前
記可動締付け片は、前記固定式の横腹部に対して旋回自
在に支承されており、すべての旋回位置において、前記
予め緊張された板ばねにより、前記固定式の横腹部に固
着されたカム面で支えられており、前記板ばねのばね力
により、前記可動締付け片を閉鎖位置及び開放位置に保
つことを特徴とする。
に、本発明の把持具は、横腹部を有し、印刷物のような
扁平な製品を搬送するための搬送装置用の走行装置と、
この走行装置に装着された可動締付け片とを具備し、こ
の可動締付け片は、板ばねによって構成されており、開
閉の最中に、ばね力が最大値を有する死点を克服し、前
記可動締付け片は、前記固定式の横腹部に対して旋回自
在に支承されており、すべての旋回位置において、前記
予め緊張された板ばねにより、前記固定式の横腹部に固
着されたカム面で支えられており、前記板ばねのばね力
により、前記可動締付け片を閉鎖位置及び開放位置に保
つことを特徴とする。
【0007】
【作用及び効果】上記解決手段を採用すれば、走行装置
のローラのための走行面は、プラスチックで形成されて
いるので、走行面は勿面これを支持する構造、及び走行
装置に用いられる牽引装置、及び搬送する製品を把持す
る把持具も軽量に製造することができ、装置の組立、点
検、修理、運搬等は容易となり、運転中に発生する騒音
も低下する。
のローラのための走行面は、プラスチックで形成されて
いるので、走行面は勿面これを支持する構造、及び走行
装置に用いられる牽引装置、及び搬送する製品を把持す
る把持具も軽量に製造することができ、装置の組立、点
検、修理、運搬等は容易となり、運転中に発生する騒音
も低下する。
【0008】
【実施例】以下図面に基づいて本発明の実施例を説明す
る。
る。
【0009】図示の搬送装置は、印刷済みのシートから
なる印刷製品を1つずつ順次又は順次にずれ重なった状
態で受領し、運搬し、また次工程の装置に向けて送出す
る装置である。上記の流れを形成する印刷製品は個々の
シート及び所定の枚数で形成される書籍その他これと類
似の印刷製品である。この搬送装置は、長方形断面を有
し、通常鉄材で製作されて形状変化が少ない支持材2
と、該支持材2に比べて変形しやすく、上記支持材2と
ともに軌道1を形成するプラスチック棒3,4を有す
る。支持材2は、複数個積層板を結合して形成してもよ
く、該支持材2及びプラスチック棒3,4は上記軌道1
に沿って互いに向かい合わせの位置に間隔をおいて配置
される。上記プラスチック棒3は図1の横方向に左方に
延びる脚部6,7と該脚部6,7を結合する比較的厚い
腹部5から形成され、プラスチック棒4は図1の横方向
右方に延びる脚部8,9と該脚部8,9を結合する比較
的厚い腹部5から成る。上記腹部5の中央にはそれぞれ
脚部6,7又は8,9と反対の側に開放する縦溝10及
び11が図1の横方向に向けて設けられている。溝1
0,11には、支持材2の両端部が固く嵌込まれてい
る。通常さねはぎ継手式と呼ばれるこのような摩擦力を
利用する結合方式、すなわち、力結合方式は更に互に係
合する凹凸を設けて組合わせる結合方式すなわち形状結
合方式を加味して強化することができるし、又単に凹凸
を利用する上記結合方式に変更することもできる。
なる印刷製品を1つずつ順次又は順次にずれ重なった状
態で受領し、運搬し、また次工程の装置に向けて送出す
る装置である。上記の流れを形成する印刷製品は個々の
シート及び所定の枚数で形成される書籍その他これと類
似の印刷製品である。この搬送装置は、長方形断面を有
し、通常鉄材で製作されて形状変化が少ない支持材2
と、該支持材2に比べて変形しやすく、上記支持材2と
ともに軌道1を形成するプラスチック棒3,4を有す
る。支持材2は、複数個積層板を結合して形成してもよ
く、該支持材2及びプラスチック棒3,4は上記軌道1
に沿って互いに向かい合わせの位置に間隔をおいて配置
される。上記プラスチック棒3は図1の横方向に左方に
延びる脚部6,7と該脚部6,7を結合する比較的厚い
腹部5から形成され、プラスチック棒4は図1の横方向
右方に延びる脚部8,9と該脚部8,9を結合する比較
的厚い腹部5から成る。上記腹部5の中央にはそれぞれ
脚部6,7又は8,9と反対の側に開放する縦溝10及
び11が図1の横方向に向けて設けられている。溝1
0,11には、支持材2の両端部が固く嵌込まれてい
る。通常さねはぎ継手式と呼ばれるこのような摩擦力を
利用する結合方式、すなわち、力結合方式は更に互に係
合する凹凸を設けて組合わせる結合方式すなわち形状結
合方式を加味して強化することができるし、又単に凹凸
を利用する上記結合方式に変更することもできる。
【0010】プラスチック棒材3,4の互いに対向する
腹部側面12,13は、搬送装置の移動部のため走行面
又は案内面を形成する。軌道1の空間位置に応じて腹部
5の側面は、走行面又は案内面として、また双方の機能
を有する面として用いられるが、以下の説明では単に走
行面という名称を用いる。この事は脚部6と7又は8と
9の互いに向き合う側面に対しても当てはまるので以下
上記側面も単に走行面と記す。
腹部側面12,13は、搬送装置の移動部のため走行面
又は案内面を形成する。軌道1の空間位置に応じて腹部
5の側面は、走行面又は案内面として、また双方の機能
を有する面として用いられるが、以下の説明では単に走
行面という名称を用いる。この事は脚部6と7又は8と
9の互いに向き合う側面に対しても当てはまるので以下
上記側面も単に走行面と記す。
【0011】上記構成を有することにより、軌道1の組
立は極めて簡単となる。すなわち、扁平に製作された部
片を軌道に沿って順次配置し、簡単に所望の垂直面と水
平面とを有する支持材2を形成することができる。支持
材2をその縦軸の周りに湾曲させるのも同様に簡単であ
る。このようにして支持材2を組立てて固定した後、プ
ラスチック棒材3,4の溝10,11に、支持材2の両
端をそれぞれ押し込んで固定する。その際プラスチック
棒3,4は、接合部区域で支持材2の前記部材と連結す
るよう固く締め付ける役割をする。上記締め付けを確実
にするために、プラスチック棒3,4は支持材2を形成
する部片より長く製作される。
立は極めて簡単となる。すなわち、扁平に製作された部
片を軌道に沿って順次配置し、簡単に所望の垂直面と水
平面とを有する支持材2を形成することができる。支持
材2をその縦軸の周りに湾曲させるのも同様に簡単であ
る。このようにして支持材2を組立てて固定した後、プ
ラスチック棒材3,4の溝10,11に、支持材2の両
端をそれぞれ押し込んで固定する。その際プラスチック
棒3,4は、接合部区域で支持材2の前記部材と連結す
るよう固く締め付ける役割をする。上記締め付けを確実
にするために、プラスチック棒3,4は支持材2を形成
する部片より長く製作される。
【0012】もちろん金属で形成された支持材2は扁平
な形状のみでなく、たとえば断面がU形、十字形又はひ
れ状の縦縁を有するものであってもよい。この縦縁に
は、プラスチック棒を取付けられる。この取付けはさね
はぎ式の差し込みによってもよい。しかしその場合であ
っても、プラスチック棒材3,4の形状は所望の1対の
走行面を形成するように選定されなければならない。
な形状のみでなく、たとえば断面がU形、十字形又はひ
れ状の縦縁を有するものであってもよい。この縦縁に
は、プラスチック棒を取付けられる。この取付けはさね
はぎ式の差し込みによってもよい。しかしその場合であ
っても、プラスチック棒材3,4の形状は所望の1対の
走行面を形成するように選定されなければならない。
【0013】軌道1に沿ってロープの形の牽引部材1
4、たとえばベルト又はその他の条材が用いられる。上
記条材として通常用いられるコンベヤベルトに対して
は、補強繊維芯を有する市販のプラスチックベルト又は
ゴムベルトが特に適当である。いずれにしても、上記条
材にとって重要な性質は、発生する張力のもとで、ベル
ト14が過度に伸びたり破損したりしないこと、及び容
易にたわみ、縦軸を中心に少くとも角度にして約±90
°のわん曲が可能なことである。
4、たとえばベルト又はその他の条材が用いられる。上
記条材として通常用いられるコンベヤベルトに対して
は、補強繊維芯を有する市販のプラスチックベルト又は
ゴムベルトが特に適当である。いずれにしても、上記条
材にとって重要な性質は、発生する張力のもとで、ベル
ト14が過度に伸びたり破損したりしないこと、及び容
易にたわみ、縦軸を中心に少くとも角度にして約±90
°のわん曲が可能なことである。
【0014】牽引部材14には規則的な間隔で、走行装
置15が固定されている。走行装置15にはU形のわん
曲片が用いられ、該わん曲片は2個の脚部16,17
と、ホルダー或いは固定締付け片とも呼ばれる横腹部1
8とを有し、脚部16,17は横腹部18よりも幅広く
形成され、軌道1との間の間隔をおいて、図1に示すよ
うに、下方に張り出している。各脚部16,17には各
々2個のローラ19が互に向かい合って回転自在に取付
けられ、プラスチック棒3,4の脚部6,7又は8,9
の間を走行する。横腹部18はリベットによりベルト1
4と連結され、図2に符号19で示した4個のローラと
は別の第5のローラ20支承する役割をなし、ローラ2
0はプラスチック棒3,4の側面12,13の間を走行
する。ローラ19,20は軌道1が形成する走行路の形
に従って運動する走行ローラ又はガイドローラの働きを
する。
置15が固定されている。走行装置15にはU形のわん
曲片が用いられ、該わん曲片は2個の脚部16,17
と、ホルダー或いは固定締付け片とも呼ばれる横腹部1
8とを有し、脚部16,17は横腹部18よりも幅広く
形成され、軌道1との間の間隔をおいて、図1に示すよ
うに、下方に張り出している。各脚部16,17には各
々2個のローラ19が互に向かい合って回転自在に取付
けられ、プラスチック棒3,4の脚部6,7又は8,9
の間を走行する。横腹部18はリベットによりベルト1
4と連結され、図2に符号19で示した4個のローラと
は別の第5のローラ20支承する役割をなし、ローラ2
0はプラスチック棒3,4の側面12,13の間を走行
する。ローラ19,20は軌道1が形成する走行路の形
に従って運動する走行ローラ又はガイドローラの働きを
する。
【0015】前記脚部17は、横腹部18から図1で上
方に張り出した延長部21を有し、脚部17の図1に沿
って延びた下端部には、該下端部のほぼ中央部から図1
で右方に突出するストッパ22が設けられている。前記
脚部17は、2つの支枠25を有する支承体23と、こ
れら支枠間の丸ピン24とを支持している。この丸ピン
は、円筒状の外周面26を有する。この丸ピン24の外
周面26は、旋回軸28を中心として可動締付け片27
を回動させるように、可動締付け片にばね力を作用させ
るカム面の役割をする。上記旋回軸28は支枠25を貫
通し、支枠25を超えて突出した上記旋回軸28の端部
には、スリットが夫々形成されている。脚部が交差する
ように折り曲げられた板ばねは、可動締付け片27の働
きをなす。この可動締付け片27は、幅が狭くなった端
部29と、二又状の端部30と、円弧部31とにより構
成されている。上記端部30は旋回軸28の端部のスリ
ットの中に摩擦力を利用して固く保持され、幅が狭い端
部29は、ピン24が形成する案内面(カム面)26
を、予め押圧するようになっている。この結果、可動締
付け片27は実線で描いた末端位置と鎖線で描いた末端
位置のいずれかに、ばね力に基づく、トッグル作用によ
って保持される。図1に於て実線で描いた位置は、可動
締付け片27の閉鎖位置であり、鎖線では開放位置が示
されている。可動締付け片27が上記両位置の一方から
他方に旋回されると、旋回軸28が回転し、前記板ばね
は、ばね力が最大となる途中点を通過する。図1で明ら
かなように、上記ばね力が最大の点では、旋回軸28の
端部と、可動締付け片27が接する、丸ピン24の外周
面すなわち前記案内面26の一部との距離は、最大とな
る。第1の位置では、可動締付け片27と、固定締付け
片としての走行装置15の横腹部18とは、相互に強く
押し合うようになる。図1に符号32で示された部材
は、可動締付け片27の円弧部31に嵌め込まれた弾性
スリーブである。印刷製品33は搬送されている際、隣
接配置された2っの締付け片27の間で確実に挟持され
る(図2参照)。搬送装置が所定の経路を巡って、印刷
製品の排出点から、受領点に戻ったとき、可動締付け片
27は開放位置にある。受領点に於ては、印刷製品33
と走行装置15の横腹部18とは相互に接する状態を保
って走行する。印刷製品33が横腹部18に当接する
と、直ちに可動締付け片27の円弧部31が固定カム
(図示せず)に向かって移動し、固定カムは可動締付け
片27が最大の弾性力を得る点を越えて旋回するように
導く。こうして可動締付け片27は、当該横腹部18に
向かって急速に移動し、その上にある単数又は複数の印
刷製品を締付ける。これに対して排出点では、固定カム
は閉鎖位置にある可動締付け片27の下に張り出し、該
可動締付け片27を弾性力が最大の点を越えて急速に移
動させる。従って可動締付け片27は自動的に開放位置
に旋回し、可動締付け片27の自由端がストッパ22に
当接する位置まで移動する。
方に張り出した延長部21を有し、脚部17の図1に沿
って延びた下端部には、該下端部のほぼ中央部から図1
で右方に突出するストッパ22が設けられている。前記
脚部17は、2つの支枠25を有する支承体23と、こ
れら支枠間の丸ピン24とを支持している。この丸ピン
は、円筒状の外周面26を有する。この丸ピン24の外
周面26は、旋回軸28を中心として可動締付け片27
を回動させるように、可動締付け片にばね力を作用させ
るカム面の役割をする。上記旋回軸28は支枠25を貫
通し、支枠25を超えて突出した上記旋回軸28の端部
には、スリットが夫々形成されている。脚部が交差する
ように折り曲げられた板ばねは、可動締付け片27の働
きをなす。この可動締付け片27は、幅が狭くなった端
部29と、二又状の端部30と、円弧部31とにより構
成されている。上記端部30は旋回軸28の端部のスリ
ットの中に摩擦力を利用して固く保持され、幅が狭い端
部29は、ピン24が形成する案内面(カム面)26
を、予め押圧するようになっている。この結果、可動締
付け片27は実線で描いた末端位置と鎖線で描いた末端
位置のいずれかに、ばね力に基づく、トッグル作用によ
って保持される。図1に於て実線で描いた位置は、可動
締付け片27の閉鎖位置であり、鎖線では開放位置が示
されている。可動締付け片27が上記両位置の一方から
他方に旋回されると、旋回軸28が回転し、前記板ばね
は、ばね力が最大となる途中点を通過する。図1で明ら
かなように、上記ばね力が最大の点では、旋回軸28の
端部と、可動締付け片27が接する、丸ピン24の外周
面すなわち前記案内面26の一部との距離は、最大とな
る。第1の位置では、可動締付け片27と、固定締付け
片としての走行装置15の横腹部18とは、相互に強く
押し合うようになる。図1に符号32で示された部材
は、可動締付け片27の円弧部31に嵌め込まれた弾性
スリーブである。印刷製品33は搬送されている際、隣
接配置された2っの締付け片27の間で確実に挟持され
る(図2参照)。搬送装置が所定の経路を巡って、印刷
製品の排出点から、受領点に戻ったとき、可動締付け片
27は開放位置にある。受領点に於ては、印刷製品33
と走行装置15の横腹部18とは相互に接する状態を保
って走行する。印刷製品33が横腹部18に当接する
と、直ちに可動締付け片27の円弧部31が固定カム
(図示せず)に向かって移動し、固定カムは可動締付け
片27が最大の弾性力を得る点を越えて旋回するように
導く。こうして可動締付け片27は、当該横腹部18に
向かって急速に移動し、その上にある単数又は複数の印
刷製品を締付ける。これに対して排出点では、固定カム
は閉鎖位置にある可動締付け片27の下に張り出し、該
可動締付け片27を弾性力が最大の点を越えて急速に移
動させる。従って可動締付け片27は自動的に開放位置
に旋回し、可動締付け片27の自由端がストッパ22に
当接する位置まで移動する。
【0016】走行装置15の横腹部18は把持具の固定
締付け片を成し、可動締付け片27が開放位置で、完全
に搬送位置の横脇にあるように形成されているので、印
刷物33の受領及び排出の際、供給及び排出のためのコ
ンベヤ搬送装置に引き込み又はそこから導き出すことが
でき、作業上極めて有利である。
締付け片を成し、可動締付け片27が開放位置で、完全
に搬送位置の横脇にあるように形成されているので、印
刷物33の受領及び排出の際、供給及び排出のためのコ
ンベヤ搬送装置に引き込み又はそこから導き出すことが
でき、作業上極めて有利である。
【図1】図1はこの発明の搬送装置の横断面図。
【図2】図2は図1の装置を矢印II方向に見た図であ
る。
る。
1…軌道、 2…支持材、
3,4…プラスチック棒材、 5…腹部、
6,7,8,9,12,13…走行面、14…牽引部
材、 15…走行装置、 18…固定締
付け片横腹部、 19,20…ローラ、 26…カム
面、 27…可動締付け片、 29,30,
31…予圧板ばね。
材、 15…走行装置、 18…固定締
付け片横腹部、 19,20…ローラ、 26…カム
面、 27…可動締付け片、 29,30,
31…予圧板ばね。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(51)Int.Cl.7 識別記号 FI
B65H 5/14 B65H 5/14 A
(56)参考文献 特開 昭57−166208(JP,A)
特開 昭62−111824(JP,A)
実開 昭61−130514(JP,U)
実開 昭62−34514(JP,U)
実開 昭57−199219(JP,U)
特公 昭59−50397(JP,B1)
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
B65G 17/46
B65G 17/12
B65G 21/22
B41F 21/04
B41F 21/05
B41F 21/08
B41F 21/10
B65H 5/08 - 5/14
B65H 29/02 - 29/10
B65G 15/58
B65G 15/62
Claims (4)
- 【請求項1】 横腹部(18)を有し、印刷物のような
扁平な製品を搬送するための搬送装置用の走行装置(1
5)と、この走行装置(15)に装着された可動締付け
片(27)とを具備し、この可動締付け片は、板ばね
(29,30,31)によって構成されており、開閉の
最中に、ばね力が最大値を有する死点を克服し、前記可
動締付け片(27)は、前記固定式の横腹部(18)に
対して旋回自在に支承されており、すべての旋回位置に
おいて、前記予め緊張された板ばね(29,30,3
1)により、前記固定式の横腹部(18)に固着された
カム面(26)で支えられており、前記板ばね(29,
30,31)のばね力により、前記可動締付け片(2
7)を閉鎖位置及び開放位置に保つことを特徴とする把
持具。 - 【請求項2】 前記可動締付け片(27)は、板ばね材
料から一体的に形成されており、前記板ばね(29,3
0,31)を形成すること、を特徴とする請求項1に記
載の把持具。 - 【請求項3】 前記可動締付け片(27)は、脚部(2
9,30)が交差する湾曲した板ばね材料の条片からな
ること、更に、一方の脚部(29)が狭くなっており、
他方の脚部(30)が二又を形成しており、前記狭い脚
部(29)は二又の間を貫通していること、及び、前記
脚部(30)の二又の端部は前記固定式の横腹部(1
8)に対して旋回自在に支承され、前記狭い脚部(2
9)はカム面(26)に支えられていること、を特徴と
する請求項2に記載の把持具。 - 【請求項4】 前記可動締付け片(27)は、開放位置
で前記走行装置(15)の側方にあること、を特徴とす
る請求項1乃至3のいずれか1に記載の把持具。
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