JP3380407B2 - 乳酸系ポリマー延伸フィルム - Google Patents
乳酸系ポリマー延伸フィルムInfo
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Description
伸フィルムに関する。詳しくは、自然環境下で分解性を
有し、優れた延伸性、機械的強度、耐久性、厚み精度等
を有する乳酸系ポリマー延伸フィルムに関する。
ーズアップされている。包装材料や使い捨てカードのよ
うなプラスチック廃棄物は、使用者が使い終わった後、
廃棄され、焼却処理されるか、または埋め立て等により
処分されていた。しかし、このようなプラスチック廃棄
物は焼却処理した場合、燃焼熱が高く、焼却炉の耐久性
の問題や、ポリ塩化ビニルのようなものでは有害なガス
を発生し、公害問題を引き起こしていた。さらに、埋め
立てた場合には、プラスチック成形物がそのまま分解せ
ずに、原形のままゴミとして半永久的に残り、自然環境
への影響が問題となっていた。
により完全に消費され、自然的副産物である炭酸ガスや
水に分解する種々の生分解性プラスチックが発明され実
用レベルの段階に入っている。特開平6−340753
号公報には、ポリ乳酸または乳酸とその他のヒドロキシ
カルボン酸を主成分とする熱可塑性ポリマーからなる組
成物が、例えば、分解性のカードとして用い得ること、
そしてそれは機械的強度が高く、繰り返し使用にも耐え
うる耐久性を示すことが開示されている。。
ド熱可塑性プラスチックにシリカ、カオリナイトのよう
な無機化合物を添加して、硬度、強度、温度抵抗性の性
質を変えることが記載されている。さらに、特開平5−
508819号公報(WO92/01548)には、ポ
リ乳酸系フィルムを2軸延伸する方法が開示されてい
る。
他のヒドロキシカルボン酸コポリマーに対し、単に無機
質充填剤を添加するだけではフィルムの延伸性、及び得
られる2軸延伸フィルムの機械的強度、平板性等を改善
することが困難であった。すなわち、通常用いられる無
機質充填剤の種類によっては、乳酸系ポリマーフィルム
の延伸性が悪く、破れを生じ、生産性を著しく低下させ
たり、延伸できたとしてフィルムの厚み精度が悪く、引
張強度のような機械的強度及び耐折強さのような繰り返
し強度のバラツキが大きく、工業製品として満足できる
ものが得られなかった。
明の目的は、自然環境下に於ける分解性等については従
来のものと同レベルに維持し、延伸性、機械的強度、耐
久性、厚み精度等が改善された乳酸系ポリマー延伸フィ
ルムを提供することにある。
または乳酸とその他のヒドロキシカルボン酸のコポリマ
ーに対し、特定の種類の無機質充填材を特定量添加する
ことにより、さらに必要に応じて滑剤を併用することに
より、上記課題が解決できることを見出し、本発明に到
達した。
の他のヒドロキシカルボン酸のコポリマー100重量部
に対し、平均粒径が0.1〜0.5μmである酸化チタ
ン、平均粒径が0.3〜6μmである炭酸カルシウム、
平均粒径が0.1〜2μmである硫酸バリウム、平均粒
径が1〜12μmであるシリカ、平均粒径が0.5〜1
0μmであるカオリン及び平均粒径が0.1〜10μm
であるタルクからなる群より選ばれた少なくとも1種の
無機質充填材3〜25重量部を含み、且つ、少なくとも
1軸方向に1.3〜5倍延伸された乳酸系ポリマー延伸
フィルムである。本発明の乳酸系ポリマー延伸フィルム
には、滑剤を0.1〜2重量部併用して含ませることが
好ましい。
種類が厳選された無機質充填材を特定量含む延伸フィル
ムである。そのため、優れた機械的強度、耐久性、厚み
精度等を有する。具体的には、耐折強さが900回以上
という強い耐久性を有する。滑剤を含む場合には、厚み
の変動係数が1.3%以下という高い厚み精度を有す
る。従って、本発明の乳酸系ポリマー延伸フィルムは、
各種フィルム材料、積層材料、包装材料等に好適に利用
できる。特に、強い耐久性と高い厚み精度が要求される
プリペイドカード等の資材として適している。また、自
然環境下における分解性は従来公知のものと同等である
ので、使用後、自然環境下に廃棄された場合でも比較的
速やかに炭酸ガスと水に分解するので、廃棄物として蓄
積することがない。
ルムは、ポリ乳酸または乳酸とその他のヒドロキシカル
ボン酸のコポリマーに対し、特定の無機質充填材、必要
に応じて特定量の滑剤を添加、混合することにより製造
される組成物を、例えば、押出機等の成形加工機を用い
てフィルム状に成形し、得られた未延伸フィルムを少な
くとも1軸方向に特定の倍率に延伸することにより製造
される。以下、本発明について詳細に説明する。
ロキシカルボン酸コポリマー(以下、乳酸系ポリマーと
略称する)のうち、ポリ乳酸としては、構成単位がL−
乳酸のみからなるポリ(L−乳酸)、D−乳酸のみから
なるポリ(D−乳酸)、及びL−乳酸単位とD−乳酸単
位とが種々の割合で構成されたポリ(DL−乳酸)等が
挙げられる。
ヒドロキシカルボン酸としては、グリコール酸、3−ヒ
ドロキシ酪酸、4−ヒドロキシ酪酸、4−ヒドロキシ吉
草酸、5−ヒドロキシ吉草酸、6−ヒドロキシカプロン
酸等が挙げられる。これらの内で、特にグリコール酸が
好ましい。上記乳酸系ポリマーは、L−乳酸、D−乳酸
及びヒドロキシカルボン酸の中から必要とするものを選
んで原料モノマーまたはコモノマーとし、直接脱水重縮
合することにより得ることができる。また、乳酸の環状
二量体であるラクチド、及びグリコール酸の環状二量体
であるグリコリド、カプロラクトン、プロピオラクト
ン、ブチロラクトン、バレロラクトン等の環状エステル
類を開環重合することによっても得ることができる。し
かし、工業的に生産した場合、コスト面とプロセスの簡
略化等の点を考慮すると、乳酸系ポリマーは脱水重縮合
による方法が好ましい。
酸とその他のヒドロキシカルボン酸を、好ましくは有機
溶媒、特にジフェニルエーテル系溶媒の存在下で、共沸
脱水縮合し、特に好ましくは、共沸により留出した溶媒
から水を除き実質的に無水の状態にした溶媒を反応系に
戻す方法によって重合することにより、本発明に適した
強度を持つ高分子量の乳酸系ポリマーが得られる。
フィルムの加工性、強度及び分解性に影響を及ぼす。分
子量が低いと、得られる延伸フィルムの強度が低下し、
使用する際に張力で破断することがある。また、分解速
度が早くなる。逆に分子量が高いと加工性が低下し、フ
ィルムへの製膜が困難となる。かかる点を考慮すると、
本発明に使用する乳酸系ポリマーの分子量は、10,0
00〜1,000,000程度の範囲が好ましい。さら
に、好ましい範囲は100,000〜300,000で
ある。
ボン酸コポリマーである場合のコポリマー中の乳酸単位
の含有量は、フィルムの分解性に影響を及ぼす。かかる
観点から、40モル%以上の乳酸単位を含有するコポリ
マーが好ましい。さらに好ましい乳酸単位の含有量は、
乳酸−ヒドロキシカルボン酸コポリマーが、乳酸−グリ
コール酸コポリマーである場合は、少なくとも70モル
%の乳酸単位を含有するコポリマーである。また、乳酸
−ヒドロキシカルボン酸コポリマーが乳酸−6−ヒドロ
キシカプロン酸コポリマーである場合は、40〜70モ
ル%の乳酸単位を含有するコポリマーがさらに好まし
い。
される。具体的には、酸化チタン、炭酸カルシウム、硫
酸バリウム、シリカ、カオリン、タルクの6種類の無機
質充填材が挙げられる。これらは単独で使用してもよい
し、また、2種以上を混合して使用してもよい。これら
の内、得られる延伸フィルムの耐折強さ等の機械的特
性、厚みの変動係数等を考慮すると、酸化チタンが最も
好ましい。これらの無機質充填材を乳酸系ポリマーに配
合してなる組成物は、2軸延伸性が良好であり、従っ
て、延伸フィルムに要求される引張強度のような機械的
強度や、耐折強さのような耐久性を向上させることがで
きる。
合量は、乳酸系ポリマー100重量部に対し、3〜25
重量部、好ましくは5〜25重量部である。配合量が3
重量部未満の場合、本発明の目的とする充分な耐久性が
得られず、また、25重量部を超えると、2軸延伸性が
悪くなり、また、機械的強度が低下する。
チタンについては、その結晶形からアナタース型、ルチ
ル型、ブルカイト型に分類されるが、いずれも使用する
ことができその平均粒子径は0.1〜0.5μmである
ことが好ましい。さらに好ましくは0.1〜0.3μm
である。また、乳酸系ポリマーへの分散性を向上させる
ために、表面をアルミナ、シリカ、酸化亜鉛等の酸化物
で被覆したり、脂肪族ポリオール等で表面処理を施した
ものを使用することができる。市販品として、タイペー
ク〔石原産業(株)製、商品名〕、タイトン〔堺化学工
業(株)製、商品名〕等が挙げられる。
イト、アラゴナイト、バテライトのいずれもが使用で
き、平均粒径として0.3〜6μmのものが好ましく用
いられる。市販品として、NCC〔日東粉化工業(株)
製、商品名〕、サンライト〔竹原化学(株)製、商品
名〕等が挙げられる。硫酸バリウムは、重晶石から化学
反応により製造した沈降性硫酸バリウムで、平均粒径が
0.1〜2μmのものを用いることができる。市販品と
しては、沈降降性硫酸バリウムTH、沈降性硫酸バリウ
ムST〔バライト工業(株)製、商品名〕等が挙げられ
る。
酸で、平均粒径1〜12μmのものが好ましく使用でき
る。市販品としては、サイリシア〔富士シリシア化学
(株)製、商品名〕、ヒューズレックスクリスタライト
〔タツモリ(株)製、商品名〕等が挙げられる。カオリ
ンは、天然に産出する含水ケイ酸アルミニウムで、平均
粒径が0.5〜10μmのものを使用することができ
る。また、結晶水を除去した焼成タイプも使用できる。
市販品として、NNカオリンクレー〔土屋カオリン工業
(株)製、商品名〕、ASP、サテントン〔エンゲルハ
ルト(株)製、商品名〕等が挙げられる。タルクは、天
然に産出する含水ケイ酸マグネシウムで、平均粒径が
0.1〜10μmのものを使用することができる。市販
品として、PK、LMS〔富士タルク工業(株)製、商
品名〕が挙げられる。
機械的強度等を考慮した場合、特定量の滑剤を添加する
ことが好ましい。滑剤としては、エルカ酸アマイド、ス
テアリン酸アマイド、オレイン酸アマイド、ラウリン酸
アマイド、パルミチン酸アマイド、ベヘニン酸アマイ
ド、リシノール酸アマイド、オキシステアリン酸アマイ
ド、メチレンビスステアリン酸アマイド、エチレンビス
ステアリン酸アマイド、エチレンビスベヘニン酸アマイ
ド等の脂肪酸アマイド系滑剤、モンタン酸ワックス、モ
ンタン酸部分ケン化エステル、ステアリン酸ブチルエス
テル等の長鎖エステルワックス、グリセリン脂肪酸エス
テル、ヒドロキシステアリン酸トリグリセリド、ソルビ
タン脂肪酸エステル等の脂肪酸エステル系滑剤、ステア
リン酸鉛、ステアリン酸カルシウム、ヒドロキシステア
リン酸カルシウム等の炭素数12〜30の脂肪酸金属塩
である金属石鹸系滑剤、またはこれらを複合した複合滑
剤等が挙げられる。これらの内、エルカ酸アマイド、モ
ンタン酸ワックス、ヒドロキシステアリン酸カルシウム
等が好ましい。
部に対して0.1〜2重量部であることが好ましい。添
加量が0.1重量部未満の場合は、得られる延伸フィル
ムの厚み精度等の改善度合いが低下するので好ましくな
い。2重量部を超えるとフィルムの成形性が低下し、得
られるフィルムの平板性、厚み精度等が低下し、結果と
して機械的強度が低下する。
充填材、滑剤等を添加、混合する方法には特に制限はな
く、公知の混合方法が採用される。例えば、乳酸系ポリ
マーに無機質充填材、必要に応じて滑剤を加え、リボン
ブレンダー、タンブラー、ヘンシェルミキサー等で混合
した後、バンバリーミキサー、1軸または2軸押出機に
より、150〜230℃の温度で混練してペレット状、
棒状、粉末等の形状の組成物を得ることができる。本発
明の乳酸系ポリマー延伸フィルムには必要に応じて、酸
化防止剤、帯電防止剤、紫外線吸収剤等の添加剤を加え
ても良い。
上記のようにして得られた乳酸系ポリマー組成物を、例
えば、Tダイ、円形ダイ等が装着された押出機等を用い
て、先ず未延伸フィルムを成形し、得られた未延伸フィ
ルムをロール延伸とテンター延伸の逐次2軸延伸法、テ
ンター延伸による同時2軸延伸法、チューブラー延伸に
よる2軸延伸法等によって延伸することにより製造でき
る。得られるフィルムの均質性、厚み精度、生産性等を
考慮すると、ロール延伸法とテンター延伸法による逐次
2軸延伸法が好ましい。
合わせた逐次2軸延伸による延伸フィルムは、以下のよ
うに製造される。前述の乳酸系ポリマー組成物を50〜
130℃の温度で熱処理し、乾燥及び結晶化を行う。次
に、Tダイを装着した押出機にて130〜250℃の温
度で溶融押出した後、60℃以下のキャスティングロー
ルにて急冷し、製膜する。この場合、溶融フィルムをロ
ールに密着させて平板性を良くするため、エアナイフ又
は静電印加装置を用いるのが好ましい。次いで、得られ
たフィルムを引取機に通し、縦延伸機にて30〜80℃
の温度で1.3〜5倍、好ましくは2〜4倍に縦延伸し
た後、テンターにて40〜80℃の温度で1.3〜5
倍、好ましくは2〜4倍に横延伸する。延伸フィルムの
耐熱性(耐熱収縮性)が必要な場合には、引き続きテン
ター内にて、緊張下に80〜150℃の温度で3〜12
0秒間熱固定することが好ましい。
は、本発明の目的とする充分な機械的強度や耐久性が得
られず、5倍を超えると、フィルムが破れてしまうので
好ましくない。また、延伸温度が上記範囲外であると、
より低温では延伸されず、フィルムの破断を起こし、よ
り高温では、結晶化が起き、延伸ムラ、及びフィルムの
破断が起きるので好ましくない。
みは、通常0.01〜2mmであり用途により適宜選択
される。
耐久性に優れることに特徴がある。耐久性の指標である
耐折強さは900回以上である。上限は2500回程度
である。また、無機質充填材と共に滑剤を併用すること
により、フィルムの厚み精度が改善され、変動係数が
1.3%以下となる。下限は0.3%程度である。その
ため、耐久性と厚み精度が要求される用途に特に好適に
使用される。代表的用途として、磁気層を有するプリペ
イドカード等が挙げられる。この場合、延伸フィルムの
厚みの変動係数が5%を超えると磁気層の接着性、印刷
適性、機械適性等が悪化する。また、耐折強さは、プリ
ペイドカードの機械適性、耐久性等の実用的な使用条件
を考えると900回以上であることが好ましい。プリペ
イドカード等の資材として用いられる場合、平均厚みは
0.1〜0.5mmであることが好ましい。本発明の乳
酸系ポリマー延伸フィルムは、これらの特性を全て満足
するものである。
の用途として、例えば、クレジットカード、キャッシュ
カード、会員券カード等のカード用資材も挙げられる。
その場合、好ましい厚みは0.5〜2mm程度である。
係数、及び耐折強さは、後述の実施例に記載した方法に
より測定した値を意味する。
詳細に説明する。尚、調製例、実施例等に示した各特性
は下記方法により測定した。 (1)ポリマーの平均分子量(重量平均分子量) ポリスチレンを標準としてゲルパーミエーションクロマ
トグラフィーにより以下の条件で測定する。装置:
(株)島津製作所製、形式:LC−10AD、検出器:
(株)島津製作所製、形式:RID−6A、カラム:日
立化成(株)製、形式:GL−S350DT−5、GL
−S370DT−5、溶媒:クロロホルム、溶液濃度:
1重量%、注入量:20μl、流速:1.0ml/mi
n.
行い分散液を調製する。撹拌下に、ピペットを用いて数
mlの分散液を速やかに採取して粒度分析計のサンプル
チャンバー内に添加して平均粒径を測定する。 <粒度分析計>レーザー回折散乱法粒度分析計、ハネウ
ェル社製、形式:Microtrac HRA−UPA
100(平均粒径5μm未満に適用)、Microtr
ac HRA−X100(平均粒径5μm以上に適用)
に、延伸工程における試料を肉眼で観察し、破れの有無
等を基準として以下のように判定する。○(延伸性良
好):延伸操作中にフィルムに破れ等が発生しない。×
(延伸性不良):延伸操作中にフィルムに破れ等が発生
する。
フィルムの幅方向に50mm間隔で30箇所の厚みを測
定する。同様の測定をフィルムの長さ方向に100mm
間隔で10回繰り返し、合計300箇所の厚みを測定す
る。得られたデータから平均値(X)と標準偏差(σ)
を求め、次式により厚みの変動係数(CV)を算出す
る。 CV(%)=(σ/X)×100 <測定機>デジマチックマイクロメーター〔(株)ミツ
トヨ製、形式:BMS−25DM〕
18に規定される方法により測定する。
に規定される方法により測定する。
スズ0.01重量%とラウリルアルコール0.03重量
%を攪拌機を備えた肉厚の円筒型ステンレス製重合容器
へ封入し、真空で2時間脱気した後窒素ガスで置換し
た。この混合物を窒素雰囲気下で攪拌しつつ200℃で
3時間加熱した。温度をそのまま保ちながら、排気管及
びガラス製受器を介して真空ポンプにより徐々に脱気し
反応容器内を3mmHgまで減圧にした。脱気開始から
1時間後、モノマーや低分子量揮発分の留出がなくなっ
たので、容器内を窒素置換し、容器下部からポリマーを
紐状に抜き出してペレット化してポリL−乳酸を得た。
このポリマーの平均分子量は約10万であった。以下、
調製例1で得られたポリ乳酸を乳酸系ポリマーAとい
う。
ル反応器に、90モル%L−乳酸10kgを150℃/
50mmHgで3時間攪拌しながら水を留出させた後、
錫末6.2gを加え、150℃/30mmHgでさらに
2時間攪拌してオリゴマー化した。このオリゴマーに錫
末28.8gとジフェニルエーテル21.1kgを加
え、150℃/35mmHg共沸脱水反応を行い留出し
た水と溶媒を水分離器で分離して溶媒のみを反応機に戻
した。2時間後、反応機に戻す有機溶媒を4.6kgモ
レキュラーシーブ3Aを充填したカラムに通してから反
応機に戻るようにして、150℃/35mmHgで40
時間反応を行い平均分子量11万のポリ乳酸溶液を得
た。この溶液に脱水したジフェニルエーテル44kgを
加え希釈した後40℃まで冷却して、析出した結晶を濾
過し、10kgのn−ヘキサンで3回洗浄して60℃/
50mmHgで乾燥した。この粉末を0.5N−塩酸1
2kgとエタノール12kgを加え、35℃で1時間攪
拌した後濾過し、60℃/50mmHgで乾燥して、平
均粒径30μmのポリ乳酸粉末6.1kg(収率85
%)を得た。このポリマーの平均分子量は約11万であ
った。以下、調製例2で得られたポリ乳酸を乳酸系ポリ
マーBという。
にしてポリDL−乳酸を得、ペレット化した。このポリ
マーの平均分子量は約10万であった。以下、調製例3
で得られたポリ乳酸を乳酸系ポリマーCという。
ル酸1.0kgに変えた他は、調製例2と同様にして乳
酸とヒドロキシカルボン酸の共重合体を得た。このポリ
マーの平均分子量は約10万であった。以下、調製例4
で得られた共重合体を乳酸系ポリマーDという。
バリウム〔バライト工業(株)製、商品名:沈降性硫酸
バリウムST〕5重量部を加え、リボンブレンダーで混
合後、2軸混練押出機にて170〜210℃のシリンダ
ー温度で溶融混練してペレット化し、乳酸系ポリマー組
成物を得た。これを80℃のオーブン中で乾燥、熱処理
し、ポリマーを結晶化させた後、Tダイを装着した単軸
押出機にて150〜200℃の温度条件で押出し、35
℃のキャスティングロールにて冷却し、平均厚さ1.5
mmの未延伸シートを得た。引き続いて、60℃の熱ロ
ールにて、倍率2.5倍で縦延伸し、次いで、テンター
にて、70℃の温度で倍率2.5倍で横延伸し、更に、
テンター内で緊張下に130℃の温度で、30秒間熱処
理後、冷却し、巻き取り機にて巻き取り、平均厚さ20
0μmの延伸フィルムを得た。得られた延伸フィルムの
厚みの変動係数、引張強度及び耐折強さを上記方法によ
り測定し、その結果を〔表1〕に示す。
部に対し、各無機質充填材を〔表1〕に示す配合量加
え、実施例1と同様の方法にて乳酸系ポリマー組成物を
製造した。用いた無機充填材は、酸化チタン〔石原産業
(株)製、商品名:タイペークCR60−2〕、シリカ
〔富士シリシア化学(株)製、商品名:サイリシア〕、
炭酸カルシウム〔同和カルファイン(株)製、商品名:
ACE−25〕、カオリン〔土屋カオリン工業(株)
製、商品名:NNカオリンクレー〕、タルク〔富士タル
ク工業(株)製、商品名:LMS−200〕である。得
られた乳酸系ポリマー組成物を用いて、実施例1と同様
の方法で〔表1〕に示す延伸倍率で延伸フィルムを得
た。得られた延伸フィルムの引張強度及び耐折強さを上
記方法により測定し、その結果を〔表1〕に示す。
部に対し、各無機質充填材と各滑剤を〔表1〕に示す配
合量加え、実施例1と同様の方法にて乳酸系ポリマー組
成物を製造した。用いた無機充填材は、酸化チタン〔石
原産業(株)製、商品名:タイペークCR58−2〕、
シリカ〔富士シリシア化学(株)製、商品名:サイリシ
ア〕、炭酸カルシウム〔日東粉化工業(株)製、商品
名:NCC45〕、カオリン〔土屋カオリン工業(株)
製、商品名:NNカオリンクレー〕、タルク〔富士タル
ク工業(株)製、商品名:PKP−80〕である。ま
た、用いた滑剤は、モンタン酸ワックス〔ヘキストイン
ダストリー(株)製、商品名:ホスタルブWE−4〕、
エルカ酸アマイド〔日本化成(株)製、商品名:ダイヤ
ミッドL−200〕、または、ヒドロキシステアリン酸
カルシウム〔川研ファインケミカル(株)製、商品名:
CS−6〕である。得られた乳酸系ポリマー組成物を用
いて、実施例1と同様の方法で〔表1〕に示す延伸倍率
で延伸フィルムを得た。得られた延伸フィルムの引張強
度及び耐折強さを上記方法により測定し、その結果を
〔表1〕に示す。
量部に対し、各無機質充填材を〔表2〕に示す配合量加
え、実施例1と同様の方法にて乳酸系ポリマー組成物を
得た。用いた無機充填材は、酸化亜鉛〔三井金属鉱業
(株)製、商品名:EP〕、酸化マグネシウム〔協和化
学工業(株)製、商品名:キョウワマグ150〕、酸化
チタン〔石原産業(株)製、商品名:タイペークCR6
0−2〕である。得られた組成物を用いて、実施例1と
同様の方法で〔表1〕に示す延伸倍率で延伸フィルムを
得た。得られた延伸フィルムの引張強度及び耐折強さを
上記方法により測定し、その結果を〔表2〕に示す。
部に対し、各無機質充填材と各滑剤を〔表2〕に示す配
合量加え、実施例1と同様の方法にて乳酸系ポリマー組
成物を製造した。用いた無機充填材は、酸化チタン〔石
原産業(株)製、商品名:TTO−55、タイペークC
R60−2〕、硫酸バリウム〔堺化学工業(株)製、商
品名:BARIFINE BF−10、沈降性硫酸バリ
ウム特殊品〕、タルク〔富士タルク工業(株)製、商品
名:LMS−300、NK−48〕、シリカ〔富士シリ
シア化学(株)製、商品名:サイリシア470〕、炭酸
カルシウム〔日東粉化工業(株)製、商品名:SS3
0〕、カオリン〔土屋カオリン工業(株)製、商品名:
NNカオリンクレー〕である。得られた乳酸系ポリマー
組成物を用いて、実施例1と同様の方法で〔表2〕に示
す延伸倍率で延伸フィルムを得た。得られた延伸フィル
ムの引張強度及び耐折強さを上記方法により測定し、そ
の結果を〔表2〕に示す。
タン〔石原産業(株)製、商品名:タイペークCR60
−2〕を〔表2〕に示す配合量加え、2軸混練押出機に
て170〜210℃のシリンダー温度にて溶融押出し、
ペレット化した。これをオーブン中で、乾燥、熱処理
し、ポリマーを結晶化させた後、Tダイを装着した単軸
押出機にて150〜200℃の温度条件にて押出し、3
5℃のキャスティングロールにて冷却し、平均厚み20
0μmの未延伸フィルムを得た。得られた未延伸フィル
ムの引張強度及び耐折強さを上記方法により測定し、そ
の結果を〔表2〕に示す。
は、自然環境下で分解するだけでなく、優れた機械的強
度、耐久性等を有する。無機質充填材と共に滑剤を併用
することにより、それらの特性が一段と優れ、更に、厚
み精度も優れたものとなる。従って、本発明の乳酸系ポ
リマー延伸フィルムは、プリペイドカード等の各種フィ
ルム材料、積層材料、包装材料等に等に幅広く利用でき
る。また、使用後、自然環境下に廃棄された場合でも比
較的速やかに炭酸ガスと水に分解するので、廃棄物とし
て蓄積することがない。
Claims (10)
- 【請求項1】 ポリ乳酸または乳酸とその他のヒドロキ
シカルボン酸のコポリマー100重量部に対し、平均粒
径が0.1〜0.5μmである酸化チタン、平均粒径が
0.3〜6μmである炭酸カルシウム、平均粒径が0.
1〜2μmである硫酸バリウム、平均粒径が1〜12μ
mであるシリカ、平均粒径が0.5〜10μmであるカ
オリン及び平均粒径が0.1〜10μmであるタルクか
らなる群より選ばれた少なくとも1種の無機質充填材3
〜25重量部を含み、且つ、少なくとも1軸方向に1.
3〜5倍延伸された乳酸系ポリマー延伸フィルム。 - 【請求項2】 平均厚みが0.01〜2mmである請求
項1記載の乳酸系ポリマー延伸フィルム。 - 【請求項3】 無機質充填材が平均粒径0.1〜0.5
μmの酸化チタンである請求項1記載の乳酸系ポリマー
延伸フィルム。 - 【請求項4】 耐折強さが900回以上である請求項1
記載の乳酸系ポリマー延伸フィルム。 - 【請求項5】 ポリ乳酸または乳酸とその他のヒドロキ
シカルボン酸のコポリマー100重量部に対し、滑剤
0.1〜2重量部を含む請求項1記載の乳酸系ポリマー
延伸フィルム。 - 【請求項6】 無機質充填材が平均粒径0.1〜0.5
μmの酸化チタンである請求項5記載の乳酸系ポリマー
延伸フィルム。 - 【請求項7】 滑剤が脂肪酸アマイド系滑剤、脂肪酸エ
ステル系滑剤及び金属石鹸系滑剤からなる群から選ばれ
た少なくとも1種の化合物である請求項5記載の乳酸系
ポリマー延伸フィルム。 - 【請求項8】 平均厚みが0.01〜2mm、厚みの変
動係数が1.3%以下、耐折強さが900回以上である
請求項5記載の乳酸系ポリマー延伸フィルム。 - 【請求項9】 無機質充填材が平均粒径0.1〜0.5
μmの酸化チタンである請求項8記載の乳酸系ポリマー
延伸フィルム。 - 【請求項10】 平均厚みが0.1〜0.5mmである
請求項1、3〜9のいずれか1項に記載の乳酸系ポリマ
ー延伸フィルムのプリペイドカード用資材としての使
用。
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