JP3380254B2 - 可動部の停止を確認する装置 - Google Patents
可動部の停止を確認する装置Info
- Publication number
- JP3380254B2 JP3380254B2 JP52412196A JP52412196A JP3380254B2 JP 3380254 B2 JP3380254 B2 JP 3380254B2 JP 52412196 A JP52412196 A JP 52412196A JP 52412196 A JP52412196 A JP 52412196A JP 3380254 B2 JP3380254 B2 JP 3380254B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- signal
- circuit
- movable part
- output
- confirmation device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23Q—DETAILS, COMPONENTS, OR ACCESSORIES FOR MACHINE TOOLS, e.g. ARRANGEMENTS FOR COPYING OR CONTROLLING; MACHINE TOOLS IN GENERAL CHARACTERISED BY THE CONSTRUCTION OF PARTICULAR DETAILS OR COMPONENTS; COMBINATIONS OR ASSOCIATIONS OF METAL-WORKING MACHINES, NOT DIRECTED TO A PARTICULAR RESULT
- B23Q11/00—Accessories fitted to machine tools for keeping tools or parts of the machine in good working condition or for cooling work; Safety devices specially combined with or arranged in, or specially adapted for use in connection with, machine tools
- B23Q11/0078—Safety devices protecting the operator, e.g. against accident or noise
- B23Q11/0085—Safety devices protecting the operator, e.g. against accident or noise by determining whether the machine tool is in a dangerous configuration
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23Q—DETAILS, COMPONENTS, OR ACCESSORIES FOR MACHINE TOOLS, e.g. ARRANGEMENTS FOR COPYING OR CONTROLLING; MACHINE TOOLS IN GENERAL CHARACTERISED BY THE CONSTRUCTION OF PARTICULAR DETAILS OR COMPONENTS; COMBINATIONS OR ASSOCIATIONS OF METAL-WORKING MACHINES, NOT DIRECTED TO A PARTICULAR RESULT
- B23Q11/00—Accessories fitted to machine tools for keeping tools or parts of the machine in good working condition or for cooling work; Safety devices specially combined with or arranged in, or specially adapted for use in connection with, machine tools
- B23Q11/08—Protective coverings for parts of machine tools; Splash guards
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16P—SAFETY DEVICES IN GENERAL; SAFETY DEVICES FOR PRESSES
- F16P3/00—Safety devices acting in conjunction with the control or operation of a machine; Control arrangements requiring the simultaneous use of two or more parts of the body
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16P—SAFETY DEVICES IN GENERAL; SAFETY DEVICES FOR PRESSES
- F16P3/00—Safety devices acting in conjunction with the control or operation of a machine; Control arrangements requiring the simultaneous use of two or more parts of the body
- F16P3/08—Safety devices acting in conjunction with the control or operation of a machine; Control arrangements requiring the simultaneous use of two or more parts of the body in connection with the locking of doors, covers, guards, or like members giving access to moving machine parts
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16P—SAFETY DEVICES IN GENERAL; SAFETY DEVICES FOR PRESSES
- F16P3/00—Safety devices acting in conjunction with the control or operation of a machine; Control arrangements requiring the simultaneous use of two or more parts of the body
- F16P3/12—Safety devices acting in conjunction with the control or operation of a machine; Control arrangements requiring the simultaneous use of two or more parts of the body with means, e.g. feelers, which in case of the presence of a body part of a person in or near the danger zone influence the control or operation of the machine
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Indicating Or Recording The Presence, Absence, Or Direction Of Movement (AREA)
- Power-Operated Mechanisms For Wings (AREA)
- Auxiliary Devices For Machine Tools (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
技術分野
本発明は、可動部の停止を確認する装置に関し、更に
詳しくは、可動部の速度がある値以下になったことを検
出し、その検出信号を可動部停止信号として出力する装
置に係る。
詳しくは、可動部の速度がある値以下になったことを検
出し、その検出信号を可動部停止信号として出力する装
置に係る。
背景技術
モータ等によって駆動される可動部を有する装置、例
えばロボット等において、装置に接近する作業者の安全
を確保するために、可動部が完全に動作を停止したこと
が確認された後、作業者が当該装置に接近するのを許容
する安全装置が必要とされる。このような安全装置とし
て、国際公開WO94/23303号公報は、慣性による回転を含
んで、モータの開始が停止したことを確実に検出でき、
しかも、装置が故障した時に安全側に動作する安全性の
高いモータの回転停止確認装置を開示している。しか
し、この先行技術文献に記載された装置は、回転速度を
検出する機能を持っていないため、停止通報に遅れを生
じること、及び、回転センサにブリッジ回路を用いてい
るため、ブリッジ回路の調整が必要であることの2つの
解決すべき問題点を有している。
えばロボット等において、装置に接近する作業者の安全
を確保するために、可動部が完全に動作を停止したこと
が確認された後、作業者が当該装置に接近するのを許容
する安全装置が必要とされる。このような安全装置とし
て、国際公開WO94/23303号公報は、慣性による回転を含
んで、モータの開始が停止したことを確実に検出でき、
しかも、装置が故障した時に安全側に動作する安全性の
高いモータの回転停止確認装置を開示している。しか
し、この先行技術文献に記載された装置は、回転速度を
検出する機能を持っていないため、停止通報に遅れを生
じること、及び、回転センサにブリッジ回路を用いてい
るため、ブリッジ回路の調整が必要であることの2つの
解決すべき問題点を有している。
発明の開示
本発明の課題は、可動部停止通報の遅れを短縮した可
動部停止確認装置を提供することである。
動部停止確認装置を提供することである。
本発明のもう1つの課題は、コイルが、可動部と接触
するかも知れない危険状態を生じることなく、正常に組
み合わされていることを確認した上で、可動部停止通報
を行なうことができる可動部停止確認装置を提供するこ
とである。
するかも知れない危険状態を生じることなく、正常に組
み合わされていることを確認した上で、可動部停止通報
を行なうことができる可動部停止確認装置を提供するこ
とである。
本発明の更にもう一つの課題は、可動部停止通報が、
その直前まで、可動部を監視していたという確認に基づ
いて行なわれる可動部停止確認装置を提供することであ
る。
その直前まで、可動部を監視していたという確認に基づ
いて行なわれる可動部停止確認装置を提供することであ
る。
本発明の更にもう一つの課題は、電源投入時に、起動
スイッチによる確認に基づいて可動部停止を示す信号を
生成し得る可動部停止確認装置を提供することである。
スイッチによる確認に基づいて可動部停止を示す信号を
生成し得る可動部停止確認装置を提供することである。
本発明の更にもう一つの課題は、電源投入時において
も、可動部を監視したことの確認に基づいて可動部停止
通報を行なう可動部停止確認装置を提供することであ
る。
も、可動部を監視したことの確認に基づいて可動部停止
通報を行なう可動部停止確認装置を提供することであ
る。
本発明の更にもう一つの課題は、可動部が回転または
移動を開始したとき、可動部停止信号の消滅の遅れ時間
を短縮し得る可動部停止確認装置を提供することであ
る。
移動を開始したとき、可動部停止信号の消滅の遅れ時間
を短縮し得る可動部停止確認装置を提供することであ
る。
本発明の更にもう一つの課題は、調整の用意な可動部
停止確認装置を提供することである。
停止確認装置を提供することである。
上述した課題を解決するため、本発明に係る可動部停
止確認装置は、検出手段と、速度判定回路と、レベル検
定回路と、論理積回路とを含んでいる。前記検出手段
は、前記可動部の表面に近接して配置されるコイルを含
み、前記可動部の前記表面に設けられた凹凸に応答して
前記コイルに発生するインピーダンスの変化を検出し、
その検出信号を出力する。前記速度判定回路は、前記検
出手段から出力される検出信号が供給され、前記検出信
号が所定の時間以上をおいて変化するとき、高レベルの
出力信号を連続的に発生する。前記レベル検定回路は、
前記検出手段から出力される前記検出信号が供給され、
前記検出信号が所定レベル以上であるとき、高レベルの
出力信号を発生する。前記論理積回路は、前記速度判定
回路及び前記レベル検定回路から、それぞれの前記出力
信号が供給され、両出力信号の論理積演算の出力信号を
生成する。
止確認装置は、検出手段と、速度判定回路と、レベル検
定回路と、論理積回路とを含んでいる。前記検出手段
は、前記可動部の表面に近接して配置されるコイルを含
み、前記可動部の前記表面に設けられた凹凸に応答して
前記コイルに発生するインピーダンスの変化を検出し、
その検出信号を出力する。前記速度判定回路は、前記検
出手段から出力される検出信号が供給され、前記検出信
号が所定の時間以上をおいて変化するとき、高レベルの
出力信号を連続的に発生する。前記レベル検定回路は、
前記検出手段から出力される前記検出信号が供給され、
前記検出信号が所定レベル以上であるとき、高レベルの
出力信号を発生する。前記論理積回路は、前記速度判定
回路及び前記レベル検定回路から、それぞれの前記出力
信号が供給され、両出力信号の論理積演算の出力信号を
生成する。
上述のように、本発明に係る可動部停止確認装置にお
いて、検出手段は、可動部の表面に近接して配置される
コイルを含み、可動部の表面に設けられた凹凸に応答し
てコイルに発生するインピーダンスの変化を検出する。
コイルが可動部の表面に設けられた凹凸と出合う時間間
隔は、可動部が回転体である場合はその回転速度に応じ
て変化し、回転速度が遅くなれば、長くなる。また、可
動部が直線的に移動する場合には、前記時間間隔は、可
動部の移動速度に応じて変化し、移動速度が遅くなれば
なるほど、長くなる。コイルのインピーダンスは、可動
部の回転速度または移動速度の変化に伴う時間間隔の変
化に対応して変化するので、検出信号に変化を生じる時
間間隔は、可動部の回転速度または移動速度が遅くなれ
ばなるほど、長くなる。可動部の動作態様には、回転と
直線的な移動の両態様が含まれ得る。以下、説明の簡単
化のために、直線的な移動を含む回転として説明する。
いて、検出手段は、可動部の表面に近接して配置される
コイルを含み、可動部の表面に設けられた凹凸に応答し
てコイルに発生するインピーダンスの変化を検出する。
コイルが可動部の表面に設けられた凹凸と出合う時間間
隔は、可動部が回転体である場合はその回転速度に応じ
て変化し、回転速度が遅くなれば、長くなる。また、可
動部が直線的に移動する場合には、前記時間間隔は、可
動部の移動速度に応じて変化し、移動速度が遅くなれば
なるほど、長くなる。コイルのインピーダンスは、可動
部の回転速度または移動速度の変化に伴う時間間隔の変
化に対応して変化するので、検出信号に変化を生じる時
間間隔は、可動部の回転速度または移動速度が遅くなれ
ばなるほど、長くなる。可動部の動作態様には、回転と
直線的な移動の両態様が含まれ得る。以下、説明の簡単
化のために、直線的な移動を含む回転として説明する。
速度判定回路は、検出手段から出力される検出信号が
供給され、検出信号が所定の時間以上をおいて変化する
とき、高レベルの出力信号を連続的に発生する。上述し
たように、検出信号に変化を生じる時間間隔は、可動部
の回転速度が遅くなればなるほど、長くなるから、検出
信号が所定の時間以上をおいて変化するとき、可動部停
止とみなし、可動部停止を意味する高レベルの出力信号
を発生する。これにより、可動部が停止したことの通報
の遅れを短縮することができる。可動部停止を意味する
高レベルの出力信号は連続して出力する。これにより、
可動部停止通報のチャッタリングを防止する。
供給され、検出信号が所定の時間以上をおいて変化する
とき、高レベルの出力信号を連続的に発生する。上述し
たように、検出信号に変化を生じる時間間隔は、可動部
の回転速度が遅くなればなるほど、長くなるから、検出
信号が所定の時間以上をおいて変化するとき、可動部停
止とみなし、可動部停止を意味する高レベルの出力信号
を発生する。これにより、可動部が停止したことの通報
の遅れを短縮することができる。可動部停止を意味する
高レベルの出力信号は連続して出力する。これにより、
可動部停止通報のチャッタリングを防止する。
レベル検定回路は、検出手段から出力される検出信号
が供給され、検出信号が所定レベル以上であるとき、高
レベルの出力信号を発生する。レベル検定回路は、検出
手段に含まれるコイルと、可動部との間隔を監視し、間
隔が小さくなって、可動部とコイルとが接触するかも知
れない危険状態を生じたとき、危険信号として、低レベ
ルの出力信号を出力する。これにより、可動部にコイル
が接触する危険を検出できる。
が供給され、検出信号が所定レベル以上であるとき、高
レベルの出力信号を発生する。レベル検定回路は、検出
手段に含まれるコイルと、可動部との間隔を監視し、間
隔が小さくなって、可動部とコイルとが接触するかも知
れない危険状態を生じたとき、危険信号として、低レベ
ルの出力信号を出力する。これにより、可動部にコイル
が接触する危険を検出できる。
論理積回路は、速度判定回路及びレベル検定回路か
ら、それぞれの出力信号が供給され、両出力信号の論理
積演算の出力信号を生成するから、コイルが、可動部と
接触するかも知れない危険状態を生じることなく、正常
に組み合わされていることを確認した上で、可動部停止
通報を行なうことができる。
ら、それぞれの出力信号が供給され、両出力信号の論理
積演算の出力信号を生成するから、コイルが、可動部と
接触するかも知れない危険状態を生じることなく、正常
に組み合わされていることを確認した上で、可動部停止
通報を行なうことができる。
次に、本発明に係る可動部停止確認装置は、自己保持
回路を含むことがある。自己保持回路は、検出手段の出
力信号の変化をトリガ入力信号とし、速度判定回路の出
力信号をリセット入力信号とする。論理積回路は、自己
保持回路及びレベル検定回路からそれぞれの出力信号が
供給され、両出力信号の論理積演算の出力信号を生成す
る。可動部が回転している場合、検出手段の出力信号
は、前述したように、可動部の表面に設けられた凹凸の
変化に追従して変化する。自己保持回路は、検出手段の
出力信号の変化をトリガ入力信号とするから、可動部の
回転を常時監視していることになる。自己保持回路は、
上述のトリガ入力信号の供給を受けた上で、速度判定回
路の出力信号であるリセット入力信号が供給され、リセ
ット入力信号が高レベルとなったとき、高レベルの自己
保持出力を生成する。したがって、この発明の場合、可
動部停止通報が、その直前まで、可動部を監視していた
という確認に基づいて行なわれることになる。
回路を含むことがある。自己保持回路は、検出手段の出
力信号の変化をトリガ入力信号とし、速度判定回路の出
力信号をリセット入力信号とする。論理積回路は、自己
保持回路及びレベル検定回路からそれぞれの出力信号が
供給され、両出力信号の論理積演算の出力信号を生成す
る。可動部が回転している場合、検出手段の出力信号
は、前述したように、可動部の表面に設けられた凹凸の
変化に追従して変化する。自己保持回路は、検出手段の
出力信号の変化をトリガ入力信号とするから、可動部の
回転を常時監視していることになる。自己保持回路は、
上述のトリガ入力信号の供給を受けた上で、速度判定回
路の出力信号であるリセット入力信号が供給され、リセ
ット入力信号が高レベルとなったとき、高レベルの自己
保持出力を生成する。したがって、この発明の場合、可
動部停止通報が、その直前まで、可動部を監視していた
という確認に基づいて行なわれることになる。
論理積回路は、自己保持回路及びレベル検定回路から
それぞれの出力信号が供給され、両出力信号の論理積演
算の出力信号を生成する。したがって、コイルが、可動
部と接触するかも知れない危険状態を生じることなく、
正常に組み合わされていることの確認と共に、可動部停
止通報の直前まで、可動部を監視していたという確認に
基づいて、可動部停止通報を行なうことができる。
それぞれの出力信号が供給され、両出力信号の論理積演
算の出力信号を生成する。したがって、コイルが、可動
部と接触するかも知れない危険状態を生じることなく、
正常に組み合わされていることの確認と共に、可動部停
止通報の直前まで、可動部を監視していたという確認に
基づいて、可動部停止通報を行なうことができる。
上述した自己保持回路を有する場合、外部から操作さ
れる起動スイッチ手段を有することがある。前記起動ス
イッチ手段は、前記自己保持回路にトリガ入力信号を供
給する接点を有する。起動スイッチ手段を持たない場
合、電源投入時に可動部が回転していなければ、自己保
持回路にトリガ入力信号を与えることができないから、
速度判定回路から供給されるリセット入力信号が高レベ
ルとなっても、自己保持回路の出力信号は高レベルにな
らない。この電源投入時の問題を解決するため、起動ス
イッチ手段を備える。この起動スイッチ手段は、自己保
持回路にトリガ入力信号を供給する接点を有しており、
起動スイッチ手段による確認に基づいて可動部停止を示
す信号を生成し得る。
れる起動スイッチ手段を有することがある。前記起動ス
イッチ手段は、前記自己保持回路にトリガ入力信号を供
給する接点を有する。起動スイッチ手段を持たない場
合、電源投入時に可動部が回転していなければ、自己保
持回路にトリガ入力信号を与えることができないから、
速度判定回路から供給されるリセット入力信号が高レベ
ルとなっても、自己保持回路の出力信号は高レベルにな
らない。この電源投入時の問題を解決するため、起動ス
イッチ手段を備える。この起動スイッチ手段は、自己保
持回路にトリガ入力信号を供給する接点を有しており、
起動スイッチ手段による確認に基づいて可動部停止を示
す信号を生成し得る。
前述した起動スイッチ手段は、好ましくは、トリガ入
力信号をオフにした時に構成される別の接点とを有す
る。この場合、更に、別の論理積回路を有する。前記別
の論理積回路は、前記自己保持回路に対する前記トリガ
入力信号をオフにした時に前記起動スイッチ手段の前記
別の接点を通して供給される信号、及び、前記自己保持
回路の出力信号を入力信号とし、その論理積出力を生じ
る。起動スイッチ手段がトリガ入力信号を供給する接点
だけを有する場合、この接点を通して、自己保持回路に
トリガ信号を供給し続けるような誤りを生じると、自己
保持回路が高レベルの信号を出力し続けるような誤りを
生じる。これに対して、起動スイッチ手段が、トリガ入
力信号をオフにした時に構成される別の接点とを有する
と共に、前述した別の論理積回路を有することにより、
前述した誤りを回避し、電源投入時においても、可動部
を監視したことの確認に基づいて可動部停止通報を行な
うことができる。
力信号をオフにした時に構成される別の接点とを有す
る。この場合、更に、別の論理積回路を有する。前記別
の論理積回路は、前記自己保持回路に対する前記トリガ
入力信号をオフにした時に前記起動スイッチ手段の前記
別の接点を通して供給される信号、及び、前記自己保持
回路の出力信号を入力信号とし、その論理積出力を生じ
る。起動スイッチ手段がトリガ入力信号を供給する接点
だけを有する場合、この接点を通して、自己保持回路に
トリガ信号を供給し続けるような誤りを生じると、自己
保持回路が高レベルの信号を出力し続けるような誤りを
生じる。これに対して、起動スイッチ手段が、トリガ入
力信号をオフにした時に構成される別の接点とを有する
と共に、前述した別の論理積回路を有することにより、
前述した誤りを回避し、電源投入時においても、可動部
を監視したことの確認に基づいて可動部停止通報を行な
うことができる。
更に、本発明に係る可動部停止確認装置は、前記速度
判定回路が、2つのオン・ディレー回路と、オフ・ディ
レー回路とを含むことがある。前記2つのオン・ディレ
ー回路のそれぞれは、前記検出手段から出力され、か
つ、検出信号を含むその信号が共通に供給され、位相が
互いに反転する出力信号を生成する。前記オフ・ディレ
ー回路は、前記2つのオン・ディレー回路のそれぞれの
出力信号の論理和信号が供給される。この構成によれ
ば、可動部が回転または移動を開始した時、可動部停止
を示す信号を、速やかに消滅させることができる。
判定回路が、2つのオン・ディレー回路と、オフ・ディ
レー回路とを含むことがある。前記2つのオン・ディレ
ー回路のそれぞれは、前記検出手段から出力され、か
つ、検出信号を含むその信号が共通に供給され、位相が
互いに反転する出力信号を生成する。前記オフ・ディレ
ー回路は、前記2つのオン・ディレー回路のそれぞれの
出力信号の論理和信号が供給される。この構成によれ
ば、可動部が回転または移動を開始した時、可動部停止
を示す信号を、速やかに消滅させることができる。
更に、本発明に係る可動部停止確認装置は、前記コイ
ルが前記可動部を含む共振回路を構成することがある。
可動部は表面に凹凸を有しているから、コイルが凹部を
検出しているか、凸部を検出しているかによって、コイ
ル及び可動部によって構成される共振回路の共振周波数
が変化する。検出すべき共振周波数を、例えばコイルが
凹部を検出している時の周波数に特定した場合、凸部の
共振特性によって得られる検出信号のレベルは、凹部の
共振特性にしたがって得られる検出信号のレベルよりも
小さくなる。更に、コイルが落下した場合には、凹部及
び凸部によって得られる共振特性とは異なったものとな
る。したがって、共振特性の違いから、可動部の回転も
しくは移動のみならず、コイルの落下等の異常を、ブリ
ッジ回路を用いることなく、検出することができる。こ
のため、調整の容易な可動部停止確認装置を得ることが
できる。
ルが前記可動部を含む共振回路を構成することがある。
可動部は表面に凹凸を有しているから、コイルが凹部を
検出しているか、凸部を検出しているかによって、コイ
ル及び可動部によって構成される共振回路の共振周波数
が変化する。検出すべき共振周波数を、例えばコイルが
凹部を検出している時の周波数に特定した場合、凸部の
共振特性によって得られる検出信号のレベルは、凹部の
共振特性にしたがって得られる検出信号のレベルよりも
小さくなる。更に、コイルが落下した場合には、凹部及
び凸部によって得られる共振特性とは異なったものとな
る。したがって、共振特性の違いから、可動部の回転も
しくは移動のみならず、コイルの落下等の異常を、ブリ
ッジ回路を用いることなく、検出することができる。こ
のため、調整の容易な可動部停止確認装置を得ることが
できる。
図面の簡単な説明
本発明の他の利点及び特徴は、添付図面を参照して以
下を更に詳しく説明する。
下を更に詳しく説明する。
図1は本発明に係る可動部停止確認装置のブロック図
である。
である。
図2は図1に示した本発明に係る可動部停止確認装置
の具体例を示す図である。
の具体例を示す図である。
図3は図1及び図2に示した本発明に係る可動部停止
確認装置に含まれるコイルと可動部との関係を示す図で
ある。
確認装置に含まれるコイルと可動部との関係を示す図で
ある。
図4は図3に示したコイルと、可動部との組み合わせ
における周波数−検出信号特性を示す図である。
における周波数−検出信号特性を示す図である。
図5は図2に示した可動部停止確認装置の動作を説明
するタイムチャートである。
するタイムチャートである。
図6は本発明に係る可動部停止確認装置の別の実施例
を示すブロック図である。
を示すブロック図である。
図7は図6に示した本発明に係る可動部停止確認装置
の具体例を示す図である。
の具体例を示す図である。
図8は図7に示した本発明に係る可動部停止確認装置
の別の具体例を示す図である。
の別の具体例を示す図である。
図9は図2に示したコイルと可動部との組み合わせに
おいて、改良された周波数−検出信号特性を示す図であ
る。
おいて、改良された周波数−検出信号特性を示す図であ
る。
図10は本発明に係る可動部停止確認装置に含まれる速
度判定回路の更に別の例を示す電気回路図である。
度判定回路の更に別の例を示す電気回路図である。
図11は図10に示す速度判定回路を用いた場合のタイム
チャートである。
チャートである。
図12は図10に示した速度判定回路の変形例を示す電気
回路図である。
回路図である。
発明を実施するための最良の形態
図1において、本発明に係る可動部停止確認装置は、
検出手段1と、速度判定回路2と、レベル検定回路3
と、論理積回路4とを含んでいる。Rotはモータ等の出
力で矢印Cnの方向に回転する金属性可動部、Py1、Py2は
可動部Rotに設けられた凹部または穴である。図示の可
動部Rotは、凹部または穴Py1、Py2のない表面が凸部を
構成する。
検出手段1と、速度判定回路2と、レベル検定回路3
と、論理積回路4とを含んでいる。Rotはモータ等の出
力で矢印Cnの方向に回転する金属性可動部、Py1、Py2は
可動部Rotに設けられた凹部または穴である。図示の可
動部Rotは、凹部または穴Py1、Py2のない表面が凸部を
構成する。
検出手段1は、可動部Rotの表面に、距離Lを隔て
て、近接して配置されるコイルTCを含む。検出手段1
は、可動部Rotの表面に設けられた凹部または穴Py1、Py
2(以下凹部Py1、Py2と称する)に応答してコイルTCに
発生するインピーダンスの変化を検出し、その検出信号
を出力する。検出手段1は、センサ回路Rseを含み、こ
のセンサ回路Rseは、可動部Rotから距離Lだけ離れたコ
イルTCに可動部Rotの凹部Py1、Py2の有無によって生じ
るインピーダンス変化を検出する。
て、近接して配置されるコイルTCを含む。検出手段1
は、可動部Rotの表面に設けられた凹部または穴Py1、Py
2(以下凹部Py1、Py2と称する)に応答してコイルTCに
発生するインピーダンスの変化を検出し、その検出信号
を出力する。検出手段1は、センサ回路Rseを含み、こ
のセンサ回路Rseは、可動部Rotから距離Lだけ離れたコ
イルTCに可動部Rotの凹部Py1、Py2の有無によって生じ
るインピーダンス変化を検出する。
速度判定回路2は、検出手段1から出力される検出信
号eが供給され、この信号eが所定速度以下を示すと
き、高出力レベルの出力信号A2iを論理値1として出力
する。回転信号を示す信号は金属性可動部Rotの表面の
凹部Py1、Py2によってコイルTCのインピーダンスが変化
し、その結果として、センサ回路Rseの出力信号eの変
化として生成されている。
号eが供給され、この信号eが所定速度以下を示すと
き、高出力レベルの出力信号A2iを論理値1として出力
する。回転信号を示す信号は金属性可動部Rotの表面の
凹部Py1、Py2によってコイルTCのインピーダンスが変化
し、その結果として、センサ回路Rseの出力信号eの変
化として生成されている。
レベル検定回路3は、検出手段1から出力される検出
信号eが供給され、検出信号eが所定レベル以上である
とき、高レベル(論理値1)の出力信号A1iを発生す
る。レベル検定回路3は、コイルTCと可動部Rotの間隔
Lを監視するために設けられている。
信号eが供給され、検出信号eが所定レベル以上である
とき、高レベル(論理値1)の出力信号A1iを発生す
る。レベル検定回路3は、コイルTCと可動部Rotの間隔
Lを監視するために設けられている。
論理積回路4は、速度判定回路2及びレベル検定回路
3から、それぞれの出力信号A1i、A2iが供給され、両出
力信号A1i、A2iの論理積演算の出力信号Zを生成する。
コイルTCが、可動部Rotの表面に対して正常な間隔Lを
保って取り付けられている場合、論理積回路4はレベル
検定回路3の出力信号A1iが高レベル(論理値1)であ
って、速度判定回路2の出力信号A2iが論理値1である
とき、出力信号Zは可動部停止を示す高レベル(論理値
1)の出力信号となる。そして、いずれかの入力信号が
論理値0の時、出力信号Zは低レベル(論理値0)の出
力信号となる。
3から、それぞれの出力信号A1i、A2iが供給され、両出
力信号A1i、A2iの論理積演算の出力信号Zを生成する。
コイルTCが、可動部Rotの表面に対して正常な間隔Lを
保って取り付けられている場合、論理積回路4はレベル
検定回路3の出力信号A1iが高レベル(論理値1)であ
って、速度判定回路2の出力信号A2iが論理値1である
とき、出力信号Zは可動部停止を示す高レベル(論理値
1)の出力信号となる。そして、いずれかの入力信号が
論理値0の時、出力信号Zは低レベル(論理値0)の出
力信号となる。
上述のように、本発明に係る可動部停止確認装置にお
いて、検出手段1は、可動部Rotの表面に近接して配置
されるコイルTCを含み、可動部Rotの表面に設けられた
凹部Py1、Py2に応答してコイルTCに発生するインピーダ
ンスの変化を検出する。コイルTCが可動部Rotの表面に
設けられた凹部Py1、Py2と出合う時間間隔は、可動部Ro
tが回転体である場合はその回転速度に応じて変化し、
回転速度が遅くなれば、長くなる。また、可動部Rotが
直線的に移動する場合には、時間間隔は、可動部Rotの
移動速度に応じて変化し、移動速度が遅くなればなるほ
ど、長くなる。コイルTCのインピーダンスは、可動部Ro
tの回転速度または移動速度の変化に伴う時間間隔の変
化に対応して変化するので、検出信号eに変化を生じる
時間間隔は、可動部Rotの回転速度または移動速度が遅
くなればなるほど、長くなる。
いて、検出手段1は、可動部Rotの表面に近接して配置
されるコイルTCを含み、可動部Rotの表面に設けられた
凹部Py1、Py2に応答してコイルTCに発生するインピーダ
ンスの変化を検出する。コイルTCが可動部Rotの表面に
設けられた凹部Py1、Py2と出合う時間間隔は、可動部Ro
tが回転体である場合はその回転速度に応じて変化し、
回転速度が遅くなれば、長くなる。また、可動部Rotが
直線的に移動する場合には、時間間隔は、可動部Rotの
移動速度に応じて変化し、移動速度が遅くなればなるほ
ど、長くなる。コイルTCのインピーダンスは、可動部Ro
tの回転速度または移動速度の変化に伴う時間間隔の変
化に対応して変化するので、検出信号eに変化を生じる
時間間隔は、可動部Rotの回転速度または移動速度が遅
くなればなるほど、長くなる。
速度判定回路2は、検出手段1から出力される検出信
号eが供給され、検出信号eが所定の時間以上をおいて
変化するとき、高レベル(論理値1)の出力信号A2iを
連続的に発生する。検出信号eに変化を生じる時間間隔
は、可動部Rotの回転速度または移動速度が遅くなれば
なるほど、長くなるから、検出信号eが所定の時間以上
をおいて変化するとき、可動部停止とみなし、可動部停
止を意味する高レベル(論理値1)の出力信号A2iを発
生する。これにより、可動部Rotが停止したことの通報
の遅れを短縮することができる。可動部停止を意味する
高レベル(論理値1)の出力信号A2iは連続して出力す
る。これにより、可動部停止通報のチャッタリングを防
止する。
号eが供給され、検出信号eが所定の時間以上をおいて
変化するとき、高レベル(論理値1)の出力信号A2iを
連続的に発生する。検出信号eに変化を生じる時間間隔
は、可動部Rotの回転速度または移動速度が遅くなれば
なるほど、長くなるから、検出信号eが所定の時間以上
をおいて変化するとき、可動部停止とみなし、可動部停
止を意味する高レベル(論理値1)の出力信号A2iを発
生する。これにより、可動部Rotが停止したことの通報
の遅れを短縮することができる。可動部停止を意味する
高レベル(論理値1)の出力信号A2iは連続して出力す
る。これにより、可動部停止通報のチャッタリングを防
止する。
レベル検定回路3は、検出手段1から出力される検出
信号eが供給され、検出信号eが所定レベル以上である
とき、高レベル(論理値1)の出力信号A1iを発生す
る。これにより、間隔Lが小さくなって、可動部Rotに
コイルTCが接触するような状態を生じたとき、危険信号
として、低レベル(論理値0)の出力信号A1iを出力す
る。
信号eが供給され、検出信号eが所定レベル以上である
とき、高レベル(論理値1)の出力信号A1iを発生す
る。これにより、間隔Lが小さくなって、可動部Rotに
コイルTCが接触するような状態を生じたとき、危険信号
として、低レベル(論理値0)の出力信号A1iを出力す
る。
論理積回路4は、速度判定回路2及びレベル検定回路
3から、それぞれの出力信号A1i、A2iが供給され、両出
力信号A1i、A2iの論理積演算の出力信号Zを生成するか
ら、可動部RotにコイルTCが接触するような危険状態を
生じていないことを確認した上で、可動部停止通報を行
なうことができる。
3から、それぞれの出力信号A1i、A2iが供給され、両出
力信号A1i、A2iの論理積演算の出力信号Zを生成するか
ら、可動部RotにコイルTCが接触するような危険状態を
生じていないことを確認した上で、可動部停止通報を行
なうことができる。
センサ回路の出力信号に、回転を示す信号が含まれ、
出力信号が所定レベル範囲内にあることを、レベル検定
回路で監視し、出力信号に含まれる回転信号が消滅した
とき(回転停止を意味する)、高レベルの出力信号を、
論理値1として生成する回転停止検出回路を備え、レベ
ル検定回路の出力信号と、回転停止検出回路の出力信号
の論理積演算出力信号を、回転停止の出力信号として用
いる点は、国際公開WO94/2303号に開示されている。し
かし、この先行技術には、可動部速度判定回路が含まれ
ていない。可動部速度判定には、その実現に当たって、
特別な工夫が必要である。その具体例を以下に説明す
る。
出力信号が所定レベル範囲内にあることを、レベル検定
回路で監視し、出力信号に含まれる回転信号が消滅した
とき(回転停止を意味する)、高レベルの出力信号を、
論理値1として生成する回転停止検出回路を備え、レベ
ル検定回路の出力信号と、回転停止検出回路の出力信号
の論理積演算出力信号を、回転停止の出力信号として用
いる点は、国際公開WO94/2303号に開示されている。し
かし、この先行技術には、可動部速度判定回路が含まれ
ていない。可動部速度判定には、その実現に当たって、
特別な工夫が必要である。その具体例を以下に説明す
る。
図2は図1に示した可動部停止確認装置の具体的な回
路構成を示す図である。図2において、検出手段1は、
コイルTCと、センサ回路Rseとを含んでいる。信号発生
器SG1から出力される交流信号は、減流抵抗R1を介して
コイルTCの第1巻線N1に供給される。第2の巻線N2に誘
導された交流信号は、増幅器A1で増幅され、増幅器A1の
出力信号は整流回路RC1により整流平滑され、直流出力
信号eとなる。コイルTCには、信号発生器SG1から供給
される交流信号の使用周波数で共振するような共振コン
デンサCrが備えられている。
路構成を示す図である。図2において、検出手段1は、
コイルTCと、センサ回路Rseとを含んでいる。信号発生
器SG1から出力される交流信号は、減流抵抗R1を介して
コイルTCの第1巻線N1に供給される。第2の巻線N2に誘
導された交流信号は、増幅器A1で増幅され、増幅器A1の
出力信号は整流回路RC1により整流平滑され、直流出力
信号eとなる。コイルTCには、信号発生器SG1から供給
される交流信号の使用周波数で共振するような共振コン
デンサCrが備えられている。
可動部Rot(図1参照)の表面の凹部Py1、Py2に伴う
コイルTCのインピーダンス変化は、整流回路RC1の出力
信号eの変化として生じる。なお、コイルTCの構成は、
必ずしも、図示の構成に限定されるものではない。例え
ば、巻線を1個だけ有する場合もあり得る。その他、電
磁誘導センサにおける多様なコイル構成を適用できる。
コイルTCのインピーダンス変化は、整流回路RC1の出力
信号eの変化として生じる。なお、コイルTCの構成は、
必ずしも、図示の構成に限定されるものではない。例え
ば、巻線を1個だけ有する場合もあり得る。その他、電
磁誘導センサにおける多様なコイル構成を適用できる。
図3はコイルTCの前方に、例えば鉄板でなる可動部Ro
tをおいた場合の構造を拡大して示す図である。図4は
図3に示すコイルTCと可動部Rotとの配置における整流
出力信号eの変化を示している。可動部Rotが存在しな
い場合、整流出力信号eはL=∞の曲線に相当する。近
似的には、図1及び図2の凹部Py1、Py2が底部を有する
大きな穴状になっていて、コイルTCがこの凹部Py1、Py2
と向きあっている場合に相当する。コイルTCの励振周波
数fが共振周波数frであるとき、L=∞では、出力電圧
eはe=e0である。コイルTCが可動部Rotの凸部を構成
する表面と向き合うとき、間隔L=L1では、出力信号e
はe=e1に低下し、L=L2(L2<L1)ではe=e2(e1>
e2)に低下する。したがって、可動部RotとコイルTCと
の間隔Lが間隔L1に設定されている場合、出力信号e
は、可動部Rotの回転に伴って、出力電圧e0と出力電圧e
1との間で変化することになる。
tをおいた場合の構造を拡大して示す図である。図4は
図3に示すコイルTCと可動部Rotとの配置における整流
出力信号eの変化を示している。可動部Rotが存在しな
い場合、整流出力信号eはL=∞の曲線に相当する。近
似的には、図1及び図2の凹部Py1、Py2が底部を有する
大きな穴状になっていて、コイルTCがこの凹部Py1、Py2
と向きあっている場合に相当する。コイルTCの励振周波
数fが共振周波数frであるとき、L=∞では、出力電圧
eはe=e0である。コイルTCが可動部Rotの凸部を構成
する表面と向き合うとき、間隔L=L1では、出力信号e
はe=e1に低下し、L=L2(L2<L1)ではe=e2(e1>
e2)に低下する。したがって、可動部RotとコイルTCと
の間隔Lが間隔L1に設定されている場合、出力信号e
は、可動部Rotの回転に伴って、出力電圧e0と出力電圧e
1との間で変化することになる。
図4において、電圧etのレベルはレベル検定回路3の
しきい値であって、整流出力信号eがしきい値et以下に
なれば、レベル検定回路3の出力信号A1iは論理値0の
低レベルの出力信号となり、整流出力信号eがしきい値
etよりも高レベルにある時、レベル検定回路3の出力信
号A1iは論理値1の高レベルの出力信号を生成する。よ
って、コイルTCが可動部Rotの表面に接近し過ぎ、間隔
L=L2のようになると、レベル検定回路3の出力信号は
論理値0となる。したがって、間隔Lが小さくなって、
可動部RotにコイルTCが接触するような状態を生じたと
き、危険信号として、低レベル(論理値0)の出力信号
A1iを出力し、可動部RotにコイルTCが接触するかも知れ
ない危険を回避できる。
しきい値であって、整流出力信号eがしきい値et以下に
なれば、レベル検定回路3の出力信号A1iは論理値0の
低レベルの出力信号となり、整流出力信号eがしきい値
etよりも高レベルにある時、レベル検定回路3の出力信
号A1iは論理値1の高レベルの出力信号を生成する。よ
って、コイルTCが可動部Rotの表面に接近し過ぎ、間隔
L=L2のようになると、レベル検定回路3の出力信号は
論理値0となる。したがって、間隔Lが小さくなって、
可動部RotにコイルTCが接触するような状態を生じたと
き、危険信号として、低レベル(論理値0)の出力信号
A1iを出力し、可動部RotにコイルTCが接触するかも知れ
ない危険を回避できる。
次に、速度判定回路2の構成及び動作について説明す
る。図2の一点鎖線で囲まれた速度判定回路2は、検出
手段1の整流回路RC1から出力される出力信号eの変化
を増幅する増幅器A2と、増幅器A2の出力信号の包絡線検
波出力を生成するための整流回路RC2と、レベル検定回
路LV1と、回転の速度を判定するためのオン・ディレー
回路ONDと、可動部Rotが低速回転になってから停止し
て、再び、可動部Rotが拘束回転に入るまでを、論理値
1の高出力レベルの出力信号を生成するためのオフ・デ
ィレー回路OFDを含んでいる。オフ・ディレー回路OFDの
出力信号は、速度判定回路2の出力信号A2iとして、レ
ベル検定回路3の出力信号A1iと共に、論理積回路4の
入力信号となる。
る。図2の一点鎖線で囲まれた速度判定回路2は、検出
手段1の整流回路RC1から出力される出力信号eの変化
を増幅する増幅器A2と、増幅器A2の出力信号の包絡線検
波出力を生成するための整流回路RC2と、レベル検定回
路LV1と、回転の速度を判定するためのオン・ディレー
回路ONDと、可動部Rotが低速回転になってから停止し
て、再び、可動部Rotが拘束回転に入るまでを、論理値
1の高出力レベルの出力信号を生成するためのオフ・デ
ィレー回路OFDを含んでいる。オフ・ディレー回路OFDの
出力信号は、速度判定回路2の出力信号A2iとして、レ
ベル検定回路3の出力信号A1iと共に、論理積回路4の
入力信号となる。
レベル検定回路3、LV1と、論理積回路4とをフェー
ルセーフ要素として構成する場合は、米国特許第5,345,
138号明細書、同第4,661,880号明細書、同第5,027,114
号明細書に開示されているフェールセーフ・ウインドウ
・コンパレータ/ANDゲートを用いることができる。後述
するレベル検定回路LV1とLV2及び論理積回路8も同様で
ある。
ルセーフ要素として構成する場合は、米国特許第5,345,
138号明細書、同第4,661,880号明細書、同第5,027,114
号明細書に開示されているフェールセーフ・ウインドウ
・コンパレータ/ANDゲートを用いることができる。後述
するレベル検定回路LV1とLV2及び論理積回路8も同様で
ある。
整流回路RC1の出力信号eの変化は、結合コンデンサC
1を介して、増幅器A2に入力される。この場合、万一、
コンデンサC1に断線故障が生じた場合、増幅器A2には整
流回路RC1で起こる回転信号(整流出力信号eの変化)
が伝達されないことになり、可動部Rotが回転中であっ
ても、速度判定回路2は回転停止の状態を示してしまう
恐れがある。このような問題点が生じないようにするた
め、この実施例では、信号発生器SG2を有する。信号発
生器SG2の高周波出力信号wが、低レベル(論理値0)
で、抵抗R3を介して整流回路RC1の出力信号に重畳され
る。信号発生器SG2の出力周波数は整流回路RC1に含まれ
る平滑コンデンサの静電容量が負荷インピーダンスとし
て作用しないような高い周波数である。このため、信号
発生器SG2の出力信号wは、抵抗R3と抵抗R2とで分圧さ
れた信号レベルとして、増幅器A2に入力されることにな
る。このように、結合コンデンサC1の断線故障を配慮し
て回転信号を監視する技術は、前述した国際公開公報WO
94/23303号で公知である。
1を介して、増幅器A2に入力される。この場合、万一、
コンデンサC1に断線故障が生じた場合、増幅器A2には整
流回路RC1で起こる回転信号(整流出力信号eの変化)
が伝達されないことになり、可動部Rotが回転中であっ
ても、速度判定回路2は回転停止の状態を示してしまう
恐れがある。このような問題点が生じないようにするた
め、この実施例では、信号発生器SG2を有する。信号発
生器SG2の高周波出力信号wが、低レベル(論理値0)
で、抵抗R3を介して整流回路RC1の出力信号に重畳され
る。信号発生器SG2の出力周波数は整流回路RC1に含まれ
る平滑コンデンサの静電容量が負荷インピーダンスとし
て作用しないような高い周波数である。このため、信号
発生器SG2の出力信号wは、抵抗R3と抵抗R2とで分圧さ
れた信号レベルとして、増幅器A2に入力されることにな
る。このように、結合コンデンサC1の断線故障を配慮し
て回転信号を監視する技術は、前述した国際公開公報WO
94/23303号で公知である。
また、可動部Rotの回転に伴って生じる整流回路RC1の
出力信号変化に直流成分が含まれる場合、結合コンデン
サC1と増幅器A1とで構成される交流増幅回路には、ダイ
オードによるクランプ増幅回路を用いることもある。可
動部Rotの回転に伴って生じる整流回路RC1の出力信号変
化に直流成分が含まれる場合は、出力信号が例えばe=
e0の高レベル(論理値1)の状態となる時間幅と、例え
ばe=e1の低レベル(論理値0)の状態となる時間幅が
異なる場合に起こり得る。このように、高レベル(論理
値1)の継続時間と低レベル(論理値0)の継続時間が
異なる入力信号に対して、クランプ増幅回路を用いる技
術は、特公昭55−4320号公報や特公昭50−34396号公報
等で公知である。
出力信号変化に直流成分が含まれる場合、結合コンデン
サC1と増幅器A1とで構成される交流増幅回路には、ダイ
オードによるクランプ増幅回路を用いることもある。可
動部Rotの回転に伴って生じる整流回路RC1の出力信号変
化に直流成分が含まれる場合は、出力信号が例えばe=
e0の高レベル(論理値1)の状態となる時間幅と、例え
ばe=e1の低レベル(論理値0)の状態となる時間幅が
異なる場合に起こり得る。このように、高レベル(論理
値1)の継続時間と低レベル(論理値0)の継続時間が
異なる入力信号に対して、クランプ増幅回路を用いる技
術は、特公昭55−4320号公報や特公昭50−34396号公報
等で公知である。
次に、図2に示した速度判定回路2の構成原理と動作
を、図5に示したタイムチャートを参照して説明する。
を、図5に示したタイムチャートを参照して説明する。
図5において、時間軸t上の区間t1は、可動部Rotが
回転し始める以前の停止状態の区間、区間t2は回転状態
の可動部Rotが停止状態に至る過度的状態を示す区間
で、区間t3は停止状態に至ったと考えられる区間であ
る。タイムチャート(a)は整流回路RC1の出力信号e
を表示している。出力信号eにおいて、区間t1では可動
部Rotが停止状態にあるから、出力信号eは、可動部Rot
の回転に伴って起きる振幅変化の最大値e0と最小値e1の
間のあるレベルで、一定値を示す。区間t2は、可動部Ro
tの回転が低速になるにつれて、出力信号eの振幅変化
の周期が大きくなる区間である。区間t3は、可動部Rot
が静止状態に入った区間で、この停止は、例えば図1の
可動部Rotでは凹部Py1、Py2の間として示されている。
回転し始める以前の停止状態の区間、区間t2は回転状態
の可動部Rotが停止状態に至る過度的状態を示す区間
で、区間t3は停止状態に至ったと考えられる区間であ
る。タイムチャート(a)は整流回路RC1の出力信号e
を表示している。出力信号eにおいて、区間t1では可動
部Rotが停止状態にあるから、出力信号eは、可動部Rot
の回転に伴って起きる振幅変化の最大値e0と最小値e1の
間のあるレベルで、一定値を示す。区間t2は、可動部Ro
tの回転が低速になるにつれて、出力信号eの振幅変化
の周期が大きくなる区間である。区間t3は、可動部Rot
が静止状態に入った区間で、この停止は、例えば図1の
可動部Rotでは凹部Py1、Py2の間として示されている。
タイムチャート(b)は、信号発生器SG2の出力信号
wが信号eに重畳されている状態を示している。
wが信号eに重畳されている状態を示している。
タイムチャート(c)は、信号wがコンデンサC1を介
して増幅器A2に入力され、増幅された結果の出力信号を
表示している。信号eの変化の頂点付近では、入力レベ
ルが大きいために、増幅器A2が飽和し、信号wの成分が
消滅し、信号eの平均値となるレベルの付近に対応する
零点付近だけ、増幅された信号wの成分が発生する。
して増幅器A2に入力され、増幅された結果の出力信号を
表示している。信号eの変化の頂点付近では、入力レベ
ルが大きいために、増幅器A2が飽和し、信号wの成分が
消滅し、信号eの平均値となるレベルの付近に対応する
零点付近だけ、増幅された信号wの成分が発生する。
増幅器A2の出力側の整流回路RC2は、結合コンデンサC
2の静電容量が充分に大きいので、回転に伴う信号eの
変化が、直接に、平滑コンデンサC3の端子電圧となって
現れる。平滑コンデンサC3は高周波の信号wだけを平滑
するように、その静電容量が定められる。このため、平
滑コンデンサC3の端子電圧は、タイムチャート(d)で
示すように、高周波信号wだけが整流平滑され、増幅回
路A2の出力信号の中の信号eの変化分は直接、コンデン
サC3の端子間に出力されることになる。
2の静電容量が充分に大きいので、回転に伴う信号eの
変化が、直接に、平滑コンデンサC3の端子電圧となって
現れる。平滑コンデンサC3は高周波の信号wだけを平滑
するように、その静電容量が定められる。このため、平
滑コンデンサC3の端子電圧は、タイムチャート(d)で
示すように、高周波信号wだけが整流平滑され、増幅回
路A2の出力信号の中の信号eの変化分は直接、コンデン
サC3の端子間に出力されることになる。
レベル検定回路LV1の出力信号も、タイムチャート
(d)とほぼ同様になる。即ち、整流回路RC2とレベル
検定回路LV1は、高周波入力信号に対して高レベル(論
理値1)の出力信号を発生し、低周波の入力信号に対し
て出力信号が応答するような低域通過フィルタを構成し
ている。
(d)とほぼ同様になる。即ち、整流回路RC2とレベル
検定回路LV1は、高周波入力信号に対して高レベル(論
理値1)の出力信号を発生し、低周波の入力信号に対し
て出力信号が応答するような低域通過フィルタを構成し
ている。
区画t1では、可動部Rotが停止しているので、高周波
信号wだけが増幅器A2で増幅され、整流回路RC2から、
高レベル(論理値1)の出力信号k2として出力される。
信号wだけが増幅器A2で増幅され、整流回路RC2から、
高レベル(論理値1)の出力信号k2として出力される。
区画t3では、信号eの変化P1が終わったのち、可動部
Rotが停止した状態を示しているが、凹部Py1、Py2を通
過し終った状態で、次に到達する凹部Py1、Py2に至るま
でには実は少し動いているかもしれない。増幅器A2はこ
の変化を増幅しており、結合コンデンサC1には、この変
化によって蓄積された電荷が放電されるまでの間は信号
wの成分は発生しない。タイムチャート(c)とタイム
チャート(d)の区間t4における信号の立ち上がりは、
これを意味している。タイムチャート(d)に描かれた
レベルTh2はレベル検定回路LV1のしきい値を意味してい
る。
Rotが停止した状態を示しているが、凹部Py1、Py2を通
過し終った状態で、次に到達する凹部Py1、Py2に至るま
でには実は少し動いているかもしれない。増幅器A2はこ
の変化を増幅しており、結合コンデンサC1には、この変
化によって蓄積された電荷が放電されるまでの間は信号
wの成分は発生しない。タイムチャート(c)とタイム
チャート(d)の区間t4における信号の立ち上がりは、
これを意味している。タイムチャート(d)に描かれた
レベルTh2はレベル検定回路LV1のしきい値を意味してい
る。
オン・ディレー回路ONDは、レベル検定回路LV1の高レ
ベル状態の継続時間を計測している。直流の高レベル状
態であって、最大出力レベル状態を論理値1で表し、低
レベル状態を論理値0で表す。オン・ディレー回路OND
は、高レベル(論理値1)の入力信号k4が入力されてか
ら、所定の遅れ時間Ton後に高レベル(論理値1)の出
力信号k5(タイムチャート(g)参照)を発生する。こ
の論理値1の信号k5は可動部Rotが所定速度以下になっ
たことを意味する。そして、もし、遅れ時間Tonまで、
入力信号k4(タイムチャート(f)参照)の高レベル
(論理値1)の状態が継続しないで、短い時間t<Ton
で論理値0になれば、次に高レベル(論理値1)の入力
信号が発生した時、改めて継続時間を計測し、所定時間
Ton後に高レベル(論理値1)の出力信号k5を発生する
回路である。このような機能を持つ回路は、前述した国
際公開WO94/23303号公報や特公平1−23006号公報で既
に公知である。
ベル状態の継続時間を計測している。直流の高レベル状
態であって、最大出力レベル状態を論理値1で表し、低
レベル状態を論理値0で表す。オン・ディレー回路OND
は、高レベル(論理値1)の入力信号k4が入力されてか
ら、所定の遅れ時間Ton後に高レベル(論理値1)の出
力信号k5(タイムチャート(g)参照)を発生する。こ
の論理値1の信号k5は可動部Rotが所定速度以下になっ
たことを意味する。そして、もし、遅れ時間Tonまで、
入力信号k4(タイムチャート(f)参照)の高レベル
(論理値1)の状態が継続しないで、短い時間t<Ton
で論理値0になれば、次に高レベル(論理値1)の入力
信号が発生した時、改めて継続時間を計測し、所定時間
Ton後に高レベル(論理値1)の出力信号k5を発生する
回路である。このような機能を持つ回路は、前述した国
際公開WO94/23303号公報や特公平1−23006号公報で既
に公知である。
オン・ディレー回路ONDから出力される論理値1の出
力信号k5は、タイムチャート(g)に示すように、入力
信号k4が高レベル(論理値1)である時だけ発生するの
で、可動部Rotが所定速度以下になった後も、信号k4が
高レベル(論理値1)の状態にある時だけ論理1の出力
信号が生成されることになり、間欠的である。オフ・デ
ィレー回路OFDはこの間欠的に発生するオン・ディレー
回路ONDの出力信号K5を保持する機能を持つ。図1に示
したように、可動部Rotの回転を、コイルTCが凹部Py1及
びPy2と向き合うタイミングで間欠的に検出する構成で
は、コイルTCが例えば凹部Py1を検出したことによって
生じる一つの信号を受信して、次に凹部Py2を検出した
ことを示す信号を受信するまでの間、凹部Py1の検出信
号を保持する必要がある。オフ・ディレー回路OFDはそ
のような保持機能を確保するために備えられている。図
2に示す実施例において、オン・ディレー回路ONDから
高レベル(論理値1)で出力される信号k5は、ダイオー
ドD3とコンデンサC4とで積分されて、レベル検定回路LV
2によってレベル検定される。コンデンサC4に蓄積され
る電荷の放電はレベル検定回路LV2の入力抵抗を通して
行なわれる。これにより、オン・ディレー回路ONDの間
欠的な出力信号k5は連続的高レベル(論理値1)の出力
信号k6(タイムチャート(h)参照)に変換される。
力信号k5は、タイムチャート(g)に示すように、入力
信号k4が高レベル(論理値1)である時だけ発生するの
で、可動部Rotが所定速度以下になった後も、信号k4が
高レベル(論理値1)の状態にある時だけ論理1の出力
信号が生成されることになり、間欠的である。オフ・デ
ィレー回路OFDはこの間欠的に発生するオン・ディレー
回路ONDの出力信号K5を保持する機能を持つ。図1に示
したように、可動部Rotの回転を、コイルTCが凹部Py1及
びPy2と向き合うタイミングで間欠的に検出する構成で
は、コイルTCが例えば凹部Py1を検出したことによって
生じる一つの信号を受信して、次に凹部Py2を検出した
ことを示す信号を受信するまでの間、凹部Py1の検出信
号を保持する必要がある。オフ・ディレー回路OFDはそ
のような保持機能を確保するために備えられている。図
2に示す実施例において、オン・ディレー回路ONDから
高レベル(論理値1)で出力される信号k5は、ダイオー
ドD3とコンデンサC4とで積分されて、レベル検定回路LV
2によってレベル検定される。コンデンサC4に蓄積され
る電荷の放電はレベル検定回路LV2の入力抵抗を通して
行なわれる。これにより、オン・ディレー回路ONDの間
欠的な出力信号k5は連続的高レベル(論理値1)の出力
信号k6(タイムチャート(h)参照)に変換される。
図2において、整流回路の出力信号は、電源電位Vcc
にクランプされるような回路構成として示してある。こ
れは、増幅器A1、A2の出力信号や、レベル検定回路及び
オン・ディレー回路で処理される信号が交流信号であっ
て、更にレベル検定回路及びオン・ディレー回路の入力
信号が電源電位より高いレベルの入力信号を必要として
いることによる。
にクランプされるような回路構成として示してある。こ
れは、増幅器A1、A2の出力信号や、レベル検定回路及び
オン・ディレー回路で処理される信号が交流信号であっ
て、更にレベル検定回路及びオン・ディレー回路の入力
信号が電源電位より高いレベルの入力信号を必要として
いることによる。
次に、図6〜図12を参照し、本発明に係る可動部停止
確認装置の他の実施例について説明する。これらの図に
おいて、図1〜図5と同一の参照符号は、同一性のある
構成部分を示している。
確認装置の他の実施例について説明する。これらの図に
おいて、図1〜図5と同一の参照符号は、同一性のある
構成部分を示している。
まず、図6において、可動部停止確認装置は、自己保
持回路5を含んでいる。自己保持回路5は、検出手段1
の出力信号の変化をトリガ入力信号とし、速度判定回路
2の出力信号k6のリセット入力信号とする。論理積回路
4は、自己保持回路5及びレベル検定回路3からそれぞ
れの出力信号A2i及びA1iが供給され、両出力信号A2i及
びA1iの論理積演算の出力信号Zを生成する。可動部Rot
が回転または移動している場合、検出手段1の出力信号
eは、前述したように、可動部Rotの表面に設けられた
凹凸の変化に追従して変化する。
持回路5を含んでいる。自己保持回路5は、検出手段1
の出力信号の変化をトリガ入力信号とし、速度判定回路
2の出力信号k6のリセット入力信号とする。論理積回路
4は、自己保持回路5及びレベル検定回路3からそれぞ
れの出力信号A2i及びA1iが供給され、両出力信号A2i及
びA1iの論理積演算の出力信号Zを生成する。可動部Rot
が回転または移動している場合、検出手段1の出力信号
eは、前述したように、可動部Rotの表面に設けられた
凹凸の変化に追従して変化する。
図6の実施例の動作は、図5に示したタイムチャート
を参照して説明される。自己保持回路5は、検出手段1
の出力信号eの変化をトリガ入力信号とするから、可動
部Rotの回転または移動を常時監視していることにな
る。自己保持回路5は、上述のトリガ入力信号の供給を
受けた上で、速度判定回路2の出力信号であるリセット
入力信号k6(図5のタイムチャート(h)参照)が供給
され、リセット入力信号が高レベル(論理値1)となっ
た時とき、高レベル(論理値1)の自己保持出力k8(図
5のタイムチャート(i)参照)を生成する。したがっ
て、この実施例の場合、可動部停止通報が、その直前ま
で可動部Rotを監視していた、という確認に基づいて行
なわれることになる。
を参照して説明される。自己保持回路5は、検出手段1
の出力信号eの変化をトリガ入力信号とするから、可動
部Rotの回転または移動を常時監視していることにな
る。自己保持回路5は、上述のトリガ入力信号の供給を
受けた上で、速度判定回路2の出力信号であるリセット
入力信号k6(図5のタイムチャート(h)参照)が供給
され、リセット入力信号が高レベル(論理値1)となっ
た時とき、高レベル(論理値1)の自己保持出力k8(図
5のタイムチャート(i)参照)を生成する。したがっ
て、この実施例の場合、可動部停止通報が、その直前ま
で可動部Rotを監視していた、という確認に基づいて行
なわれることになる。
論理積回路4は、自己保持回路5及びレベル検定回路
3からそれぞれの出力信号A2i及びA1iが供給され、両出
力信号A2i及びA1iの論理積演算の出力信号Zを生成す
る。したがって、検出手段1が、落下等の異常を生じる
ことなく、可動部Rotに対して正常に組み合わされてい
ることの確認と共に、可動部停止通報の直前まで、可動
部Rotを監視していたという確認に基づいて、可動部停
止の通報を行なうことができる。
3からそれぞれの出力信号A2i及びA1iが供給され、両出
力信号A2i及びA1iの論理積演算の出力信号Zを生成す
る。したがって、検出手段1が、落下等の異常を生じる
ことなく、可動部Rotに対して正常に組み合わされてい
ることの確認と共に、可動部停止通報の直前まで、可動
部Rotを監視していたという確認に基づいて、可動部停
止の通報を行なうことができる。
図示の実施例においては、回転検出手段6を備える。
回転検出手段6は回転有りを検出する回路である。この
回転検出手段6により、速度判定回路2の中から回転を
示す信号の抽出を行ない、その出力信号k7を、自己保持
回路5のトリガ入力信号とし、速度判定回路2の出力信
号k6をリセット信号とし、自己保持回路5の出力信号k8
を論理積回路4の入力信号としている。
回転検出手段6は回転有りを検出する回路である。この
回転検出手段6により、速度判定回路2の中から回転を
示す信号の抽出を行ない、その出力信号k7を、自己保持
回路5のトリガ入力信号とし、速度判定回路2の出力信
号k6をリセット信号とし、自己保持回路5の出力信号k8
を論理積回路4の入力信号としている。
図7は図6に示した回転停止確認装置の更に具体的な
回路構成を示す図である。図において、図2と同一の参
照符号は同一性のある構成部分を示している。図7にお
いて、速度判定回路2を構成する増幅器A2の出力信号k1
が回転検出手段6に入力され、この回転検出手段6の出
力信号k7は、自己保持回路5のトリガ入力信号となる。
回転検出手段6は減流抵抗R4と、4端子コンデンサC5
と、結合コンデンサC6と、放電抵抗R5とを含んでいる。
コンデンサC6と抵抗R5は微分回路を構成するが、この時
定数が大きい場合は、コンデンサC5の端子間電圧の変化
が直接に自己保持回路5のトリガ入力信号となる。
回路構成を示す図である。図において、図2と同一の参
照符号は同一性のある構成部分を示している。図7にお
いて、速度判定回路2を構成する増幅器A2の出力信号k1
が回転検出手段6に入力され、この回転検出手段6の出
力信号k7は、自己保持回路5のトリガ入力信号となる。
回転検出手段6は減流抵抗R4と、4端子コンデンサC5
と、結合コンデンサC6と、放電抵抗R5とを含んでいる。
コンデンサC6と抵抗R5は微分回路を構成するが、この時
定数が大きい場合は、コンデンサC5の端子間電圧の変化
が直接に自己保持回路5のトリガ入力信号となる。
図5のタイムチャート(c)で示される信号k1は、抵
抗R4を介してコンデンサC5に入力される。抵抗R4はコン
デンサC5が増幅器A2の出力側に影響を与えないように挿
入されている。コンデンサC5の静電容量はコンデンサC3
と同様に、高周波信号wに対して低いインピーダンスを
持つので、コンデンサC5の端子電圧信号k3はタイムチャ
ート(d)と同様の信号となる。信号k3の立ち上がり信
号は、コンデンサC6を介して自己保持回路5のトリガ信
号となる。
抗R4を介してコンデンサC5に入力される。抵抗R4はコン
デンサC5が増幅器A2の出力側に影響を与えないように挿
入されている。コンデンサC5の静電容量はコンデンサC3
と同様に、高周波信号wに対して低いインピーダンスを
持つので、コンデンサC5の端子電圧信号k3はタイムチャ
ート(d)と同様の信号となる。信号k3の立ち上がり信
号は、コンデンサC6を介して自己保持回路5のトリガ信
号となる。
自己保持回路5は、速度判定回路2のオフ・ディレー
回路OFDの出力信号k6がリセット信号となる。その出力
信号k8はオフ・ディレー回路OFDの出力信号k6が立ち上
がった後、図5のタイムチャート(i)で示すように、
結合コンデンサC6の静電容量が大きい場合は、出力信号
k6の立ち上がりと同時に時刻t5で発生し、結合コンデン
サC6の静電容量が小さい場合は、トリガ入力信号が微分
信号となるので、次にコンデンサC5の端子電圧が立ち上
がった時点(時刻t6)で発生する。
回路OFDの出力信号k6がリセット信号となる。その出力
信号k8はオフ・ディレー回路OFDの出力信号k6が立ち上
がった後、図5のタイムチャート(i)で示すように、
結合コンデンサC6の静電容量が大きい場合は、出力信号
k6の立ち上がりと同時に時刻t5で発生し、結合コンデン
サC6の静電容量が小さい場合は、トリガ入力信号が微分
信号となるので、次にコンデンサC5の端子電圧が立ち上
がった時点(時刻t6)で発生する。
このような構成にすれば、可動部Rotの回転中に、コ
イルTCが落下しても、誤りの回転停止を示す出力信号が
発生しないことになる。即ち、図7に示す可動部停止確
認装置は、可動部Rotを、論理値1の停止信号k8が発生
する直前まで監視していたことを意味する。自己保持回
路は国際公開WO94/23303号公報や国際公開WO94/23496号
公報等で公知のものを用いることができる。
イルTCが落下しても、誤りの回転停止を示す出力信号が
発生しないことになる。即ち、図7に示す可動部停止確
認装置は、可動部Rotを、論理値1の停止信号k8が発生
する直前まで監視していたことを意味する。自己保持回
路は国際公開WO94/23303号公報や国際公開WO94/23496号
公報等で公知のものを用いることができる。
次に、図8は本発明に係る可動部停止確認装置の更に
別の実施例を示している。
別の実施例を示している。
図6及び図7に示した実施例の場合、電源電圧Vccの
投入時に可動部Rotが回転していなければ、自己保持回
路5の出力信号は、回転停止を意味する論理値1の高レ
ベル状態とならない。図8に示す実施例ではこの点を解
消できるようにしてある。その手段として、図8では、
スイッチ7を備える。電源投入時、可動部Rotが停止し
ていれば、オフ・ディレー回路OFDの出力信号k6は論理
値1となる。この状態で、スイッチ7を接点Bon側に接
続し、オン状態にし、高レベル(論理値1)の直流入力
信号Vaを、強制的に、自己保持回路5のトリガ入力信号
として与える。これにより、自己保持回路5の出力信号
k8は、回転停止を意味する論理値1の高レベル状態とな
るから、電源投入時にも、自己保持回路5の出力信号k8
を、可動部の回転停止に対応する高レベル状態に設定す
ることができる。
投入時に可動部Rotが回転していなければ、自己保持回
路5の出力信号は、回転停止を意味する論理値1の高レ
ベル状態とならない。図8に示す実施例ではこの点を解
消できるようにしてある。その手段として、図8では、
スイッチ7を備える。電源投入時、可動部Rotが停止し
ていれば、オフ・ディレー回路OFDの出力信号k6は論理
値1となる。この状態で、スイッチ7を接点Bon側に接
続し、オン状態にし、高レベル(論理値1)の直流入力
信号Vaを、強制的に、自己保持回路5のトリガ入力信号
として与える。これにより、自己保持回路5の出力信号
k8は、回転停止を意味する論理値1の高レベル状態とな
るから、電源投入時にも、自己保持回路5の出力信号k8
を、可動部の回転停止に対応する高レベル状態に設定す
ることができる。
次に、外部から与えられる入力信号Vaが、万一、接点
Bon側で閉じている状態のままになって、常に入力され
るような誤りが生じると、自己保持回路5は、常に論理
値1の出力を生じてしまう。このような状態を回避する
手段として、論理積回路8を備える。論理積回路8は、
スイッチ7を接点Bonから接点Bofに転極することによっ
て、接点Bofを通して、高レベルの入力信号Vaが与えら
れ、この入力信号Vaと、自己保持回路5の出力信号k8と
の論理積出力信号を、論理積回路4に対する入力信号A2
iとしている。したがって、自己保持回路5から出力さ
れる出力信号k8は、回転検出回路6から可動部Rotの回
転停止による正常なトリガ入力信号が供給された時の
み、高レベルとなるから、上述した誤りを生じることが
ない。
Bon側で閉じている状態のままになって、常に入力され
るような誤りが生じると、自己保持回路5は、常に論理
値1の出力を生じてしまう。このような状態を回避する
手段として、論理積回路8を備える。論理積回路8は、
スイッチ7を接点Bonから接点Bofに転極することによっ
て、接点Bofを通して、高レベルの入力信号Vaが与えら
れ、この入力信号Vaと、自己保持回路5の出力信号k8と
の論理積出力信号を、論理積回路4に対する入力信号A2
iとしている。したがって、自己保持回路5から出力さ
れる出力信号k8は、回転検出回路6から可動部Rotの回
転停止による正常なトリガ入力信号が供給された時の
み、高レベルとなるから、上述した誤りを生じることが
ない。
次に、図9を参照して、更に別の実施例について言及
する。図6及び図7の実施例において、電源投入時にコ
イルTCが落下してしまっている場合は、誤った停止確認
信号Zが発生してしまう。前述した国際公開WO94/2303
号公報では、コイルの落下を考慮して、ブリッジ回路の
一辺にコイルを配置し、金属可動部とコイルの間隔を、
限定された範囲でのみ、停止確認の出力信号が生成され
るようにしている。その手段として、レベル検定回路
は、上限と下限のしきい値を持つウインドウ・コンパレ
ータと称される回路によって構成してある。しかし、ブ
リッジ回路を用いることは、複雑な調整を必要とされ
る。このような問題点を解決する手段として、本発明に
おいては、コイルTCは、可動部Rotを含む共振回路を構
成する。次に、図9を参照して、この発明について説明
する。
する。図6及び図7の実施例において、電源投入時にコ
イルTCが落下してしまっている場合は、誤った停止確認
信号Zが発生してしまう。前述した国際公開WO94/2303
号公報では、コイルの落下を考慮して、ブリッジ回路の
一辺にコイルを配置し、金属可動部とコイルの間隔を、
限定された範囲でのみ、停止確認の出力信号が生成され
るようにしている。その手段として、レベル検定回路
は、上限と下限のしきい値を持つウインドウ・コンパレ
ータと称される回路によって構成してある。しかし、ブ
リッジ回路を用いることは、複雑な調整を必要とされ
る。このような問題点を解決する手段として、本発明に
おいては、コイルTCは、可動部Rotを含む共振回路を構
成する。次に、図9を参照して、この発明について説明
する。
図9において、可動体Rotを例えば銅、アルミニウム
等の良導体によって構成し、この可動体Rotに充分に接
近した状態L=L1において、コイルTCと、共振コンデン
サCrと、可動体Rotとにより、使用周波数frに共振する
共振回路を構成した場合の特性を示している。可動体Ro
tがコイルTCから充分離れてしまう(L=∞)と、可動
体RotとコイルTCとの間のQファクタが上昇すると共
に、コイルTCの自己インダクタンスが上昇するので、共
振周波数が使用周波数frよりも低い周波数f1に移行す
る。
等の良導体によって構成し、この可動体Rotに充分に接
近した状態L=L1において、コイルTCと、共振コンデン
サCrと、可動体Rotとにより、使用周波数frに共振する
共振回路を構成した場合の特性を示している。可動体Ro
tがコイルTCから充分離れてしまう(L=∞)と、可動
体RotとコイルTCとの間のQファクタが上昇すると共
に、コイルTCの自己インダクタンスが上昇するので、共
振周波数が使用周波数frよりも低い周波数f1に移行す
る。
コイルTCが可動体Rotに更に接近し、距離L2<L1のよ
うになると、コイルTCのQファクタが更に低下すると共
に、インダクタンスが低下するので、共振周波数は使用
周波数frよりも高い周波数f2に移行する。したがって、
一定の使用周波数frにおいて、可動体RotからコイルTC
が離れて落下すれば、回転センサの出力レベルeはe0
(<e1)となり、コイルTCが接近しすぎると、この出力
レベルeはe2<e1となり、いずれの場合も低下する。そ
こで、レベル検定回路3のしきい値etを、距離L=L1の
出力レベルe1と、コイルTCの落下時のレベルe0または接
近しすぎた時のレベルe2のうち、何れか高い方のレベル
との間に設定すれば、上述した誤りを防止することがで
きる。
うになると、コイルTCのQファクタが更に低下すると共
に、インダクタンスが低下するので、共振周波数は使用
周波数frよりも高い周波数f2に移行する。したがって、
一定の使用周波数frにおいて、可動体RotからコイルTC
が離れて落下すれば、回転センサの出力レベルeはe0
(<e1)となり、コイルTCが接近しすぎると、この出力
レベルeはe2<e1となり、いずれの場合も低下する。そ
こで、レベル検定回路3のしきい値etを、距離L=L1の
出力レベルe1と、コイルTCの落下時のレベルe0または接
近しすぎた時のレベルe2のうち、何れか高い方のレベル
との間に設定すれば、上述した誤りを防止することがで
きる。
図10は本発明に係る可動部停止確認装置の更に別の実
施例を示す図である。図10において、整流回路RC3と、
整流回路RC4と、オン・ディレー回路OND1と、整流回路R
C5と、交流結合用のコンデンサC7と、クランプダイオー
ドD5と、オン・ディレー回路OND2と、整流回路RC6と、
オフ・ディレー回路OFDとを含んでいる。
施例を示す図である。図10において、整流回路RC3と、
整流回路RC4と、オン・ディレー回路OND1と、整流回路R
C5と、交流結合用のコンデンサC7と、クランプダイオー
ドD5と、オン・ディレー回路OND2と、整流回路RC6と、
オフ・ディレー回路OFDとを含んでいる。
整流回路RC3は、レベル検定回路LV1(図2参照)の交
流出力信号k40を正電圧信号に整流する。整流回路RC4
は、レベル検定回路LV1の交流出力信号k40を負電圧信号
に整流する。オン・ディレー回路OND1は、整流回路RC3
の出力信号k41の出力信号の立ち上がりに対して所定の
遅れ時間をもって動作する。整流回路RC5は、オン・デ
ィレー回路OND1の交流出力信号を整流して出力信号k51
を生成する。交流結合用のコンデンサC7は、整流回路RC
4の出力信号k42の交流分を伝達する。伝達される交流信
号k43はクランプダイオードD5によって電源電位Vccにク
ランプされ、オン・ディレー回路OND2に入力される。オ
ン・ディレー回路OND2は、コンデンサC7を介して伝達さ
れる信号k43を入力信号とする。整流回路RC6は、オン・
ディレー回路OND2の交流出力信号を整流して出力信号k5
2を生成する。オフ・ディレー回路OFDは、整流回路RC5
の出力信号k51と、整流回路RC6の出力信号k52の論理和
(ワイヤード・オア)信号が入力される。
流出力信号k40を正電圧信号に整流する。整流回路RC4
は、レベル検定回路LV1の交流出力信号k40を負電圧信号
に整流する。オン・ディレー回路OND1は、整流回路RC3
の出力信号k41の出力信号の立ち上がりに対して所定の
遅れ時間をもって動作する。整流回路RC5は、オン・デ
ィレー回路OND1の交流出力信号を整流して出力信号k51
を生成する。交流結合用のコンデンサC7は、整流回路RC
4の出力信号k42の交流分を伝達する。伝達される交流信
号k43はクランプダイオードD5によって電源電位Vccにク
ランプされ、オン・ディレー回路OND2に入力される。オ
ン・ディレー回路OND2は、コンデンサC7を介して伝達さ
れる信号k43を入力信号とする。整流回路RC6は、オン・
ディレー回路OND2の交流出力信号を整流して出力信号k5
2を生成する。オフ・ディレー回路OFDは、整流回路RC5
の出力信号k51と、整流回路RC6の出力信号k52の論理和
(ワイヤード・オア)信号が入力される。
レベル検定回路LV1の交流出力信号k40が、整流回路RC
3の直流出力信号k41に変換され、更に、オン・ディレー
回路OND1を介して、整流回路RC5の出力信号k51として伝
達されるルート、及び、レベル検定回路LV1の交流出力
信号k40が整流回路RC4の出力信号k42に変換され、更
に、オン・ディレー回路OND2を介して、整流回路RC6の
直流出力信号k52として伝達されるルートは、整流回路R
C3及びRC4の回路構成、コンデンサC7及びダイオードD5
による信号伝達経路を除けば、図2及び図7において、
レベル検定回路LV1からオン・ディレー回路ONDを介して
伝達されるルートと、回路構成上、同一機能を有するよ
うに構成される。
3の直流出力信号k41に変換され、更に、オン・ディレー
回路OND1を介して、整流回路RC5の出力信号k51として伝
達されるルート、及び、レベル検定回路LV1の交流出力
信号k40が整流回路RC4の出力信号k42に変換され、更
に、オン・ディレー回路OND2を介して、整流回路RC6の
直流出力信号k52として伝達されるルートは、整流回路R
C3及びRC4の回路構成、コンデンサC7及びダイオードD5
による信号伝達経路を除けば、図2及び図7において、
レベル検定回路LV1からオン・ディレー回路ONDを介して
伝達されるルートと、回路構成上、同一機能を有するよ
うに構成される。
次に、図11に示すタイムチャートを参照して、図10に
示す回路の動作を説明する。レベル検定回路LV1の出力
信号k40は整流回路RC3で整流されて正の整流出力信号k4
1として生成される。この整流出力信号k41は、図11のタ
イムチャート(a)で示すように、可動部Rotの凹部Py
1、Py2にしたがって、電源電位Vcc(論理値0)と、電
源電位Vccより高いレベルの正出力電圧(論理値1)と
の間で変化する。斜線部分は整流された直流出力信号k4
0の発生区間を示している。
示す回路の動作を説明する。レベル検定回路LV1の出力
信号k40は整流回路RC3で整流されて正の整流出力信号k4
1として生成される。この整流出力信号k41は、図11のタ
イムチャート(a)で示すように、可動部Rotの凹部Py
1、Py2にしたがって、電源電位Vcc(論理値0)と、電
源電位Vccより高いレベルの正出力電圧(論理値1)と
の間で変化する。斜線部分は整流された直流出力信号k4
0の発生区間を示している。
オン・ディレー回路OND1の出力信号k51は、タイムチ
ャート(d)に示すように、この整流出力信号k41が発
生した後、オン・ディレー回路OND1のもつ立ち上がり遅
れ時間Ton1だけ遅れて発生し、その後、図5で示したよ
うに、時間Tof1の出力消滅時間を持つ。
ャート(d)に示すように、この整流出力信号k41が発
生した後、オン・ディレー回路OND1のもつ立ち上がり遅
れ時間Ton1だけ遅れて発生し、その後、図5で示したよ
うに、時間Tof1の出力消滅時間を持つ。
一方、レベル検定回路LV1の出力信号k40を負に整流す
る整流回路RC4の出力信号k42は、タイムチャート(b)
に示すように、可動部Rotの凹部Py1、Py2にしたがっ
て、電源電位Vcc(論理値1で示す)と、電源電位Vccよ
りも低いレベルの負の出力電圧(論理値0で示す)の間
で変化する信号となる。斜線部分は整流された直流出力
信号K42の発生区間を示している。この出力信号k42は、
コンデンサC7及びクランプダイオードD5を介して、信号
k43(図11のタイムチャート(c)参照)として、オン
・ディレー回路OND2に入力される。信号k43はダイオー
ドD5によって電源電位Vccにクランプされるから、タイ
ムチャート(c)に示すように、論理値0のレベルが電
源電位Vccとなる。オン・ディレー回路OND2及び整流回
路RC6を通して得られる出力信号k52(タイムチャート
(e)参照)は、信号k43が発生した後、オン・ディレ
ー回路OND2の持つ立ち上がり遅れ時間Ton2だけ遅れて生
じ、その後、信号k43が消滅してから、タイムチャート
(e)で示すように、時間Tof2の出力消滅時間を持つ。
る整流回路RC4の出力信号k42は、タイムチャート(b)
に示すように、可動部Rotの凹部Py1、Py2にしたがっ
て、電源電位Vcc(論理値1で示す)と、電源電位Vccよ
りも低いレベルの負の出力電圧(論理値0で示す)の間
で変化する信号となる。斜線部分は整流された直流出力
信号K42の発生区間を示している。この出力信号k42は、
コンデンサC7及びクランプダイオードD5を介して、信号
k43(図11のタイムチャート(c)参照)として、オン
・ディレー回路OND2に入力される。信号k43はダイオー
ドD5によって電源電位Vccにクランプされるから、タイ
ムチャート(c)に示すように、論理値0のレベルが電
源電位Vccとなる。オン・ディレー回路OND2及び整流回
路RC6を通して得られる出力信号k52(タイムチャート
(e)参照)は、信号k43が発生した後、オン・ディレ
ー回路OND2の持つ立ち上がり遅れ時間Ton2だけ遅れて生
じ、その後、信号k43が消滅してから、タイムチャート
(e)で示すように、時間Tof2の出力消滅時間を持つ。
オフ・ディレー回路OFDは、整流回路RC5の出力信号k5
1と、整流回路RC6の出力信号k52との論理和信号k50を入
力信号としている。論理和信号k50では、タイムチャー
ト(f)で示すように、論理値0の区間(低レベル区
間)が、2つのオン・ディレー回路OND1、OND2の立ち上
がり遅れ時間によって生じており、図5におけるオン・
ディレー回路の出力消滅時間よりも、連続して消滅して
いる時間が短くなる。
1と、整流回路RC6の出力信号k52との論理和信号k50を入
力信号としている。論理和信号k50では、タイムチャー
ト(f)で示すように、論理値0の区間(低レベル区
間)が、2つのオン・ディレー回路OND1、OND2の立ち上
がり遅れ時間によって生じており、図5におけるオン・
ディレー回路の出力消滅時間よりも、連続して消滅して
いる時間が短くなる。
この出力消滅の継続時間は、安全上、重要の意味を持
つ。即ち、可動部Rotが一旦停止した後、再び高速で回
転し始めた場合、これに伴う回転信号によって直ちにオ
ン・ディレー回路の出力信号は消滅する。しかし、オフ
・ディレー回路の出力信号は、すぐには消滅しないで、
オフ・ディレー回路の立ち下がり遅延時間だけ遅れるこ
とになる。よって、オフ・ディレー回路の遅延時間は短
い方が、安全上、好ましい。図10に示す実施例の場合
は、図2及び図7におけるオン・ディレー回路OND1に、
レベル検定回路LV1の出力信号の逆位相信号による低速
判定の機能を加えて、オン・ディレー回路OND1とOND2の
出力信号k51及びk52の論理和出力信号k50に、オフ・デ
ィレー回路OFDの機能を合わせてある。これにより、オ
フ・ディレー回路OFDによる遅延時間を短縮することが
できる。
つ。即ち、可動部Rotが一旦停止した後、再び高速で回
転し始めた場合、これに伴う回転信号によって直ちにオ
ン・ディレー回路の出力信号は消滅する。しかし、オフ
・ディレー回路の出力信号は、すぐには消滅しないで、
オフ・ディレー回路の立ち下がり遅延時間だけ遅れるこ
とになる。よって、オフ・ディレー回路の遅延時間は短
い方が、安全上、好ましい。図10に示す実施例の場合
は、図2及び図7におけるオン・ディレー回路OND1に、
レベル検定回路LV1の出力信号の逆位相信号による低速
判定の機能を加えて、オン・ディレー回路OND1とOND2の
出力信号k51及びk52の論理和出力信号k50に、オフ・デ
ィレー回路OFDの機能を合わせてある。これにより、オ
フ・ディレー回路OFDによる遅延時間を短縮することが
できる。
図12は、図10に示した負の整流回路RC4の代わりに、
光結合回路PCを用いている。光結合回路PCは、発光素子
PT1と受光素子PD1で構成された光結合素子PC1と、減流
抵抗R6及び受光素子PD1の負荷抵抗R7とを含む。なお、
図10と同一の参照符号は同一性のある構成部分を示して
いる。
光結合回路PCを用いている。光結合回路PCは、発光素子
PT1と受光素子PD1で構成された光結合素子PC1と、減流
抵抗R6及び受光素子PD1の負荷抵抗R7とを含む。なお、
図10と同一の参照符号は同一性のある構成部分を示して
いる。
レベル検定回路LV1の出力電流信号k40は、抵抗R6を介
して発光素子PT1に供給される。発光素子PT1の光出力信
号は、受光素子PD1で受光され、それに伴って、負荷抵
抗R7の端子電圧が変化し、信号k42を生じる。信号k42は
発光素子PT1の光信号に対して、位相が反転されて出力
される。また、高い周波数成分は光結合素子では伝達さ
れないので、この信号k42は図11のタイムチャート
(b)と同一の波形となる。
して発光素子PT1に供給される。発光素子PT1の光出力信
号は、受光素子PD1で受光され、それに伴って、負荷抵
抗R7の端子電圧が変化し、信号k42を生じる。信号k42は
発光素子PT1の光信号に対して、位相が反転されて出力
される。また、高い周波数成分は光結合素子では伝達さ
れないので、この信号k42は図11のタイムチャート
(b)と同一の波形となる。
なお、図1、図6では可動体の凹凸を形状的変形とし
て示したが、磁気的変形は必ずしも幾何学的でなくても
よいことは自明である。即ち、穴の代わりに絶縁物を用
いたり、また、穴部分を良導体、穴ない部分を鉄にした
り、穴部にフェライトなど磁性材料を用いても同様の効
果が得られることは明らかである。
て示したが、磁気的変形は必ずしも幾何学的でなくても
よいことは自明である。即ち、穴の代わりに絶縁物を用
いたり、また、穴部分を良導体、穴ない部分を鉄にした
り、穴部にフェライトなど磁性材料を用いても同様の効
果が得られることは明らかである。
以上、好ましい実施例を参照して、本発明を詳細に説
明したが、本発明は、かかる実施例に限定されることな
く、本発明の教示及び精神に基づき、種々の変形を取り
得ることは、当業者に自明である。
明したが、本発明は、かかる実施例に限定されることな
く、本発明の教示及び精神に基づき、種々の変形を取り
得ることは、当業者に自明である。
産業上の利用可能性
本発明は、次のような産業上の利用可能性を有する。
(a)可動部停止通報の遅れを短縮した可動部停止確認
装置を提供できる。
装置を提供できる。
(b)コイルが、可動部と接触するかも知れない危険状
態を生じることなく、正常に組み合わされていることを
確認した上で、可動部停止通報を行なう可動部停止確認
装置を提供できる。
態を生じることなく、正常に組み合わされていることを
確認した上で、可動部停止通報を行なう可動部停止確認
装置を提供できる。
(c)可動部停止通報が、その直前まで、可動部を監視
していたという確認に基づいて行なわれる可動部停止確
認装置を提供できる。
していたという確認に基づいて行なわれる可動部停止確
認装置を提供できる。
(d)電源投入時に、起動スイッチによる確認に基づい
て可動部停止を示す信号を生成し得る可動部停止確認装
置を提供できる。
て可動部停止を示す信号を生成し得る可動部停止確認装
置を提供できる。
(e)電源投入時においても、可動部を監視したことの
確認に基づいて可動部停止通報を行なう可動部停止確認
装置を提供できる。
確認に基づいて可動部停止通報を行なう可動部停止確認
装置を提供できる。
(f)可動部が回転または移動を開始したとき、可動部
停止信号の消滅の遅れ時間を短縮し得る可動部停止確認
装置を提供できる。
停止信号の消滅の遅れ時間を短縮し得る可動部停止確認
装置を提供できる。
(g)調整の容易な可動部停止確認装置を提供できる。
フロントページの続き
(56)参考文献 特開 昭53−91764(JP,A)
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
G01P 13/00
Claims (17)
- 【請求項1】金属性可動部の停止を確認する装置であっ
て、検出手段と、速度判定回路と、レベル検定回路と、
論理積回路とを含んでおり、 前記検出手段は、前記可動部の表面に近接して配置され
るコイルを含み、前記可動部の前記表面に設けられた凹
凸に応答して前記コイルに発生するインピーダンスの変
化を検出し、その検出信号を出力するものであり、 前記速度判定回路は、前記検出手段から出力される検出
信号が供給され、前記検出信号が所定の時間以上をおい
て変化するとき、高レベルの出力信号を連続的に発生
し、 前記レベル検定回路は、前記検出手段から出力される前
記検出信号が供給され、前記検出信号が所定レベル以上
であるとき、高レベルの出力信号を発生し、 前記論理積回路は、前記速度判定回路及び前記レベル検
定回路から、それぞれの前記出力信号が供給され、両出
力信号の論理積演算の出力信号を生成する 可動部停止確認装置。 - 【請求項2】請求項1に記載された可動部停止確認装置
であって、 前記速度判定回路は、オン・ディレー回路と、オフ・デ
ィレー回路とを含み、 前記オン・ディレー回路は、前記検出手段から出力され
る前記検出信号の成分を含む信号が供給され、この信号
の立ち下がりには即時に応答し、立ち上がりには所定の
遅延時間で立ち遅れる出力信号を生じ、 前記オフ・ディレー回路は、前記オン・ディレー回路か
ら出力される信号にの立ち上りには即時に応答し、立ち
下がりを所定時間遅延させ、その出力信号を前記論理積
回路に供給する 可動部停止確認装置。 - 【請求項3】請求項2に記載された可動部停止確認装置
であって、 高周波信号発生手段を含み、その高周波信号を前記検出
手段から出力される前記検出信号に重畳し、前記重畳信
号が前記速度判定回路に供給される 可動部停止確認装置。 - 【請求項4】請求項3に記載された可動部停止確認装置
であって、 前記速度判定回路は、低域通過フィルタを含み、 前記低減通過フィルタは、前記オン・ディレー回路の前
段に備えられ、前記重畳信号が高周波成分を含むとき高
レベルの直流信号を生じ、前記検出信号に基づく低周波
成分に応答する信号を出力する 可動部停止確認装置。 - 【請求項5】請求項4に記載された可動部停止確認装置
であって、 前記低周波通過フィルタは、大容量の結合コンデンサ
と、小容量の平滑コンデンサとを含む倍電圧整流回路で
構成されている 可動部停止確認装置。 - 【請求項6】請求項1に記載された可動部停止確認装置
であって、 自己保持回路を含み、前記自己保持回路は、前記検出手
段の出力信号の変化をトリガ入力信号とし、前記速度判
定回路の出力信号をリセット入力信号とし、 前記論理積回路は、前記自己保持回路及び前記レベル検
定回路からそれぞれの前記出力信号が供給され、両出力
信号の論理積演算の出力信号を生成する 可動部停止確認装置。 - 【請求項7】請求項6に記載された可動部停止確認装置
であって、 外部から操作される起動スイッチ手段を有し、前記起動
スイッチ手段は、前記自己保持回路にトリガ入力信号を
供給する接点を有する 可動部停止確認装置。 - 【請求項8】請求項7に記載された可動部停止確認装置
であって、 前記起動スイッチ手段は、前記トリガ入力信号をオフに
した時に構成される別の接点を有しており、 更に、別の論理積回路を有し、前記別の論理積回路は、
前記自己保持回路に対する前記トリガ入力信号をオフに
した時に前記起動スイッチ手段の前記別の接点を通して
供給される信号、及び、前記自己保持回路の出力信号を
入力信号とし、その論理積出力を生じる 可動部停止確認装置。 - 【請求項9】請求項6乃至8の何れかに記載された可動
部停止確認装置であって、 前記速度判定回路は、オン・ディレー回路と、オフ・デ
ィレー回路とを含み、 前記オン・ディレー回路は、前記検出手段から出力され
る前記検出信号の成分を含む信号が供給され、この信号
の立ち下がりには即時に応答し、立ち上がりには所定の
遅延時間で立ち遅れる出力信号を生じ、 前記オフ・ディレー回路は、前記オン・ディレー回路か
ら出力される信号の立ち上りには即時に応答し、立ち下
がりを所定時間遅延させ、その出力信号を前記論理積回
路に供給する 可動部停止確認装置。 - 【請求項10】請求項9に記載された可動部停止確認装
置であって、 高周波信号発生手段を含み、その高周波信号を前記検出
手段から出力される前記検出信号に重畳し、前記重畳信
号が前記速度判定回路に供給される 可動部停止確認装置。 - 【請求項11】請求項10に記載された可動部停止確認装
置であって、 前記速度判定回路は、低域通過フィルタを含み、 前記低域通過フィルタは、前記オン・ディレー回路の前
段に備えられ、前記重畳信号が高周波成分を含むとき高
レベルの直流信号を生じ、前記検出信号に基づく低周波
成分に応答する信号を出力する 可動部停止確認装置。 - 【請求項12】請求項11に記載された可動部停止確認装
置であって、 前記低周波通過フィルタは、大容量の結合コンデンサ
と、小容量の平滑コンデンサとを含む倍電圧整流回路で
構成されている 可動部停止確認装置。 - 【請求項13】請求項1に記載された可動部停止確認装
置であって、 前記速度判定回路は、2つのオン・ディレー回路と、オ
フ・ディレー回路とを含み、 前記2つのオン・ディレー回路のそれぞれは、前記検出
手段から出力される検出信号を含む信号が共通に供給さ
れ、位相が互いに反転する出力信号を生成し、 前記オフ・ディレー回路は、前記2つのオン・ディレー
回路のそれぞれの出力信号の論理和信号が供給される 可動部停止確認装置。 - 【請求項14】請求項13に記載された可動部停止確認装
置であって、 高周波信号発生手段を含み、その高周波信号を前記検出
手段から出力される前記検出信号に重畳し、前記重畳信
号が前記速度判定回路に供給される 可動部停止確認装置。 - 【請求項15】請求項14に記載された可動部停止確認装
置であって、 前記速度判定回路は、低域通過フィルタを含み、 前記低域通過フィルタは、前記オン・ディレー回路の前
段に備えられ、前記重畳信号が高周波成分を含むとき高
レベルの直流信号を生じ、前記検出信号に基づく低周波
成分に応答する信号を出力する 可動部停止確認装置。 - 【請求項16】請求項15に記載された可動部停止確認装
置であって、 前記低周波通過フィルタは、大容量の結合コンデンサ
と、小容量の平滑コンデンサとを含む倍電圧整流回路で
構成されている 可動部停止確認装置。 - 【請求項17】請求項1乃至16に記載された可動部停止
確認装置であって、 前記コイルは、前記可動部を含む共振回路を構成する可
動部停止確認装置。
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
PCT/JP1995/000165 WO1996024852A1 (fr) | 1995-02-07 | 1995-02-07 | Appareil destine a confirmer l'arret d'une piece mobile |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3380254B2 true JP3380254B2 (ja) | 2003-02-24 |
Family
ID=14125608
Family Applications (2)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP52412196A Expired - Fee Related JP3380254B2 (ja) | 1995-02-07 | 1995-02-07 | 可動部の停止を確認する装置 |
JP52412296A Expired - Fee Related JP3602538B2 (ja) | 1995-02-07 | 1995-02-20 | 安全確保装置 |
Family Applications After (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP52412296A Expired - Fee Related JP3602538B2 (ja) | 1995-02-07 | 1995-02-20 | 安全確保装置 |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
US (2) | US5793197A (ja) |
EP (2) | EP0787991B1 (ja) |
JP (2) | JP3380254B2 (ja) |
DE (1) | DE69524117T2 (ja) |
WO (2) | WO1996024852A1 (ja) |
Families Citing this family (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE69936852T2 (de) | 1998-05-21 | 2008-05-15 | Smiths Aerospace, Inc. | Schutzvorrichtung gegen fehlerzustände für das brennstoffmessystem eines flugzeugs |
EP1283409A1 (fr) * | 2001-08-08 | 2003-02-12 | Université de Liège | Dispositif de détection |
JP2004048818A (ja) * | 2002-07-08 | 2004-02-12 | Rohm Co Ltd | モータ駆動装置 |
US20060173649A1 (en) * | 2005-01-31 | 2006-08-03 | Shih-Hsiung Wu | Active speed detecting device for vehicle |
US8405384B1 (en) * | 2007-02-20 | 2013-03-26 | Zulia Technologies Inc. | Non-contact tachometer and sensor |
DE102009028582A1 (de) * | 2009-08-17 | 2011-02-24 | Robert Bosch Gmbh | Elektronisch kommutierter Elektromotor mit einer Rotorpositions-Prädiktion und einer Interpolation und Verfahren |
DE102010020750A1 (de) * | 2010-05-17 | 2011-11-17 | Kuka Laboratories Gmbh | Steuereinrichtung und Verfahren zur Sicherheitsüberwachung von Manipulatoren |
JP5851882B2 (ja) | 2012-02-27 | 2016-02-03 | 株式会社ミツトヨ | デジタル式変位測定器 |
US9050726B2 (en) * | 2012-05-16 | 2015-06-09 | Gi 2 Technologies, Llc | Activation control device for robotic auxiliary devices |
DE102012010607B4 (de) * | 2012-05-30 | 2014-03-06 | Carl Freudenberg Kg | Anordnung eines Encoderrings |
US8907600B2 (en) * | 2012-11-19 | 2014-12-09 | Nidec Motor Corporation | Systems, methods, and assemblies for detecting stoppage of electric motors |
CN107791088B (zh) * | 2016-09-07 | 2019-05-24 | 远瞻生活科技有限公司 | 工作机械防夹伺服自动门装置 |
JP7491807B2 (ja) * | 2020-10-20 | 2024-05-28 | オークマ株式会社 | エンコーダ異常診断装置 |
Family Cites Families (18)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB1243376A (en) * | 1968-10-31 | 1971-08-18 | Fisher Bendix Ltd | Improvements in or relating to locking means for the doors of cabinets or casings housing electrically driven machinery |
DE2310756A1 (de) * | 1973-03-03 | 1974-09-12 | Miele & Cie | Wasch- und schleudermaschine |
US4028686A (en) * | 1973-05-11 | 1977-06-07 | Electro Corporation | Digital detector |
US4017044A (en) * | 1975-08-06 | 1977-04-12 | Westinghouse Electric Corporation | Train vehicle control apparatus |
JPS5391764A (en) * | 1977-01-21 | 1978-08-11 | Mitsubishi Electric Corp | Moving direction detector |
US4275342A (en) * | 1979-11-16 | 1981-06-23 | Fujitsu Fanuc Limited | Abnormality detecting system for DC motor control apparatus |
DD160244A3 (de) * | 1980-12-29 | 1983-05-18 | Schultze Karl Heinz | Stillstandsueberwachung |
DE3124398A1 (de) * | 1981-06-22 | 1982-12-30 | Wabco Westinghouse Fahrzeugbremsen GmbH, 3000 Hannover | Elektropneumatische tuersteuerung |
JPS60227326A (ja) * | 1984-04-25 | 1985-11-12 | 日本信号株式会社 | 負荷駆動用スイツチ回路の監視装置 |
JPH0698527B2 (ja) * | 1988-02-01 | 1994-12-07 | 日立精機株式会社 | タレット工具台の割出制御装置とその運転方法 |
JPH0378947U (ja) * | 1989-12-01 | 1991-08-12 | ||
US5218282A (en) * | 1990-03-22 | 1993-06-08 | Stanley Home Automation | Automatic door operator including electronic travel detection |
JPH0428936U (ja) * | 1990-06-22 | 1992-03-09 | ||
JP2610542B2 (ja) * | 1990-07-16 | 1997-05-14 | 日本信号株式会社 | 作業の安全システム構成方法 |
DE4106009C1 (ja) * | 1991-02-26 | 1992-08-13 | Elge Elektronik-Geraetewerk Gmbh & Co, 8819 Schopfloch, De | |
DE4309007A1 (de) * | 1993-03-20 | 1994-09-22 | Elektronik Geraetewerk Gmbh | Sicherheitsüberwachungsverfahren bei Schutzeinrichtungen von Maschinen und Vorrichtung zur Durchführung des Verfahrens |
EP0646797B1 (en) * | 1993-03-31 | 1998-05-27 | The Nippon Signal Co. Ltd. | Circuit for judging motor rotation and apparatus for confirming motor stop using said circuit |
EP0665405B1 (en) * | 1993-06-04 | 1999-04-07 | Kao Corporation | Safety securing device |
-
1995
- 1995-02-07 EP EP95907852A patent/EP0787991B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1995-02-07 WO PCT/JP1995/000165 patent/WO1996024852A1/ja active IP Right Grant
- 1995-02-07 JP JP52412196A patent/JP3380254B2/ja not_active Expired - Fee Related
- 1995-02-07 US US08/718,475 patent/US5793197A/en not_active Expired - Fee Related
- 1995-02-07 DE DE69524117T patent/DE69524117T2/de not_active Expired - Fee Related
- 1995-02-20 WO PCT/JP1995/000243 patent/WO1996024463A1/ja not_active Application Discontinuation
- 1995-02-20 US US08/718,474 patent/US5861813A/en not_active Expired - Fee Related
- 1995-02-20 JP JP52412296A patent/JP3602538B2/ja not_active Expired - Fee Related
- 1995-02-20 EP EP95909121A patent/EP0754521A4/en not_active Withdrawn
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
EP0787991A4 (en) | 1998-12-30 |
EP0754521A1 (en) | 1997-01-22 |
EP0787991B1 (en) | 2001-11-21 |
US5793197A (en) | 1998-08-11 |
DE69524117D1 (de) | 2002-01-03 |
JP3602538B2 (ja) | 2004-12-15 |
DE69524117T2 (de) | 2002-06-20 |
WO1996024852A1 (fr) | 1996-08-15 |
US5861813A (en) | 1999-01-19 |
EP0787991A1 (en) | 1997-08-06 |
WO1996024463A1 (fr) | 1996-08-15 |
EP0754521A4 (en) | 1998-05-20 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3380254B2 (ja) | 可動部の停止を確認する装置 | |
JP4103280B2 (ja) | 力学量センサ装置 | |
JPS58194428A (ja) | スイツチ装置と故障表示器を備えた回路装置 | |
CN108799373A (zh) | 用于检测电磁制动器的制动片磨损的检测装置及电梯 | |
JP2001520361A (ja) | 火炎を監視する方法及び装置 | |
US6628123B2 (en) | Method for controlling a transducer device in level sensors and device for carrying out such a method | |
JP3491899B2 (ja) | モータの回転停止確認装置 | |
US5734269A (en) | Bridge circuit fault monitoring apparatus using an output signal level from a bridge circuit and a power source current level to determine faults | |
JP3621421B2 (ja) | 安全確保装置 | |
US20070183413A1 (en) | Sealed control device with magnetically adjustable control parameter | |
JP3411582B2 (ja) | 変化完了検出回路 | |
JPH05240898A (ja) | センサにおける欠陥識別装置 | |
JP6632736B2 (ja) | 通電状態判定装置 | |
CN202068655U (zh) | 静电导出系统及侦测其连接是否正常的侦测装置 | |
JP2001141836A (ja) | 人体検出装置 | |
JP6136590B2 (ja) | 振動運搬装置の制御装置及び振動運搬装置 | |
JP2915158B2 (ja) | 検出装置の故障判別装置 | |
JPH0636009B2 (ja) | センサの断線検出装置 | |
JPS63293479A (ja) | 静電気検出装置 | |
JPS63196356A (ja) | 工具接触検出装置における故障診断装置 | |
JP3371057B2 (ja) | 圧力センサ監視装置 | |
JP2000088894A (ja) | 検査信号のレベルオフ確認回路及びこれを用いた装置 | |
JPH0716758A (ja) | 抵抗溶接監視装置 | |
JP3256710B2 (ja) | 感震装置 | |
JPH0726995B2 (ja) | センサの断線検出回路 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20060428 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071213 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081213 Year of fee payment: 6 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |