JP2000088894A - 検査信号のレベルオフ確認回路及びこれを用いた装置 - Google Patents

検査信号のレベルオフ確認回路及びこれを用いた装置

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JP2000088894A
JP2000088894A JP10256628A JP25662898A JP2000088894A JP 2000088894 A JP2000088894 A JP 2000088894A JP 10256628 A JP10256628 A JP 10256628A JP 25662898 A JP25662898 A JP 25662898A JP 2000088894 A JP2000088894 A JP 2000088894A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】安全を確保するための装置の出力状態を検査
し、出力信号が低エネルギ状態に低下できるか否かをフ
ェールセーフな構成で確認するレベルオフ確認回路を提
供することを目的とする。 【解決手段】検査信号VINのレベルが所定の閾値Vth
下に低下して信号SLVを出力するレベル確認回路2
と、レベル確認回路2の信号SLVの入力でレベルオフ
情報を記憶保持する保持回路3とを備え、保持回路3が
レベルオフ情報を記憶保持している時に、外部からの論
理値1の出力タイミング信号Dの入力で、保持回路3か
ら論理値1のレベルオフ確認出力RCSが発生する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、検査対象である検
査信号が所定レベル以下に低下したか否かを確認するた
めのレベルオフ確認回路に関する。また、このレベルオ
フ確認回路を用いてリレー接点のオフ機能正常の検査、
或いは2重系構成装置における監視系の出力誤り検出を
行う装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、機械可動部と人間が協調して作
業するシステム等では、作業者の安全対策が極めて重要
である。このようなシステムでは、機械可動部の動作状
態を監視し、機械可動部が稼働状態にある時を危険状態
としてエネルギ的に低レベルの出力を発生して危険を示
し、機械可動部が停止状態にある時を安全状態としてエ
ネルギ的に高レベルの出力を発生して安全を示すような
防護装置を設けて、人間の安全を確保するようにする。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
防護装置に対しては、その機能が正常に動作するか否
か、即ち、危険状態(防護装置自体の故障時も含む)を
検出した時に出力が確実にエネルギ的に低レベル状態と
なり危険を示せるか否かを常に確認する必要がある。従
って、検査対象の信号のレベルが所定の低レベル以下に
低下したかどうかをフェールセーフな構成で確認できる
レベルオフ確認回路が必要となる。即ち、検査対象の信
号レベルが所定レベル以下に低下したことを検出して論
理値1の出力を発生するようなレベルオフ確認回路が必
要となる。
【0004】例えば、安全状態をリレー接点のON動作
で示し、危険状態を前記リレー接点のOFF動作で示す
ような出力形態では、リレー接点のOFF機能の検査
(正常にOFFできることの検査)が求められ、リレー
接点がOFFしたことを検出して論理値1の出力を発生
する確認回路が必要である。この場合、a接点(使用す
る接点)と相補関係にあるb接点を有する強制操作形リ
レーを用いれば、前記a接点のOFF動作を前記b接点
のON動作により確実に検査でき、論理値1の出力を得
ることができる。しかし、a接点とb接点の相補関係が
保証されないような一般的リレー等の使用まで配慮すれ
ば、リレー接点のOFF動作を直接検査し、リレー接点
がOFFできることの確認を論理値1の出力として示す
必要がある。
【0005】また、安全確保のための装置では、監視機
能喪失が直ちに危険状態とならないように、多重系構成
が多用される。例えば、2重系構成を例にとれば、監視
対象の動作状態が安全であることを、第1と第2の監視
系が共に示した時を安全と判定し、第1の監視系と第2
の監視系のいずれか一方でも安全を示さない時には危険
と判定する構成をとる。両系から異なる監視出力が発生
する場合には、いずれか一方に出力の固定故障があるこ
とが想像されるので、このような故障は速やかに検出す
ることが望ましい。
【0006】本発明は上記の事情に鑑みてなされたもの
で、検査対象の信号のレベル低下をフェールセーフな構
成で確認できる検査信号のレベルオフ確認回路を提供す
ることを目的とする。また、このレベルオフ確認回路を
用いてリレー接点のオフ機能正常確認や、多重系構成装
置の各監視系の監視出力状態を確認できるような装置を
提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】このため、請求項1に記
載の検査信号のレベルオフ確認回路では、検査信号のレ
ベルが所定の閾値以下に低下したことを検出するオフ検
出手段と、該オフ検出手段のオフ検出出力に基づいて前
記検査信号のレベルオフ情報を記憶保持してレベルオフ
確認出力を論理値1として発生する記憶手段とを備えて
構成した。
【0008】かかる構成では、オフ検出手段が、検査信
号のレベルが所定の閾値以下に低下したことを検出し、
このオフ検出出力に基づいて、記憶手段は検査信号のレ
ベルオフ情報を記憶保持してレベルオフ確認出力を論理
値1として発生するようになる。前記記憶手段は、請求
項2に記載のように、論理値1の出力タイミング信号が
入力した時に前記レベルオフ確認出力を論理値1として
発生する構成としてもよい。この場合、レベルオフ確認
出力の出力タイミングが設定できる。
【0009】請求項3に記載のように、前記記憶手段
は、前記レベルオフ確認出力を所定時間出力した後、前
記レベルオフ情報の記憶がリセットされる構成とすれ
ば、記憶手段は、検査信号がレベルオフになる毎に、レ
ベルオフ情報を新たに記憶するようになる。請求項3の
構成において、請求項4のように、記憶手段からのレベ
ルオフ確認出力をトリガ入力と、論理値1の外部信号を
ホールド入力とし、自己保持出力で前記トリガ入力を自
己保持する自己保持回路を設けて構成するとよい。
【0010】かかる構成では、記憶手段のレベルオフ確
認出力を保持できるようになる。請求項3の構成とする
場合、具体的には、請求項5に記載のように、前記オフ
検出手段が、前記検査信号の入力端と接地との間に第1
ツェナーダイオード、第1抵抗及び第2抵抗の直列回路
を接続し、ベースが前記第1抵抗と第2抵抗との間に接
続し、コレクタが第3抵抗を介して電源と接続し、エミ
ッタが接地された第1NPNトランジスタを有する構成
であり、前記記憶手段が、ベースが前記オフ検出手段の
第3抵抗と電源との間に接続し、エミッタが前記電源に
接続し、コレクタが第4抵抗を介して接地された第1P
NPトランジスタと、一端が前記第1PNPトランジス
タのコレクタと第4抵抗との間に接続する第1コンデン
サと、アノード端が前記電源に接続しカソード端が前記
第1コンデンサの他端に接続する第1ダイオードと、該
第1ダイオードと第1コンデンサとの間と前記レベルオ
フ確認出力の出力端との間に介装され、論理値1の前記
出力タイミング信号によりオンする第1スイッチ手段と
を有する構成である。
【0011】かかる構成では、検査信号のレベルが所定
の閾値以下に低下すると、オフ検出手段の第1NPNト
ランジスタがオフし、記憶手段の第1PNPトランジス
タがオフし、第1コンデンサが電源電圧に充電される。
その後、検査信号レベルが所定レベルより大きくなる
と、第1NPNトランジスタがオンし、第1PNPトラ
ンジスタがオンし、第1コンデンサは電源電圧より高い
電圧に充電される。この状態で第1スイッチ手段がオン
すれば、第1コンデンサに充電された電源電圧より高い
電圧が放電して論理値1のレベルオフ確認出力が記憶手
段から発生するようになる。
【0012】また、請求項6に記載のように、前記オフ
検出手段が、前記検査信号の入力端と接地との間に第5
抵抗及び第6抵抗の直列回路を接続し、ベースが前記第
5抵抗と第6抵抗との間に接続し、エミッタが電源と接
続し、コレクタが第7抵抗を介して接地された第2PN
Pトランジスタを有する構成であり、前記記憶手段が、
ベースが前記オフ検出手段の第7抵抗と接地との間に接
続しコレクタが第8抵抗を介して電源に接続し、エミッ
タが接地された第2NPNトランジスタと、一端が前記
第2NPNトランジスタのコレクタと第8抵抗との間に
接続する第2コンデンサと、アノード端が前記電源に接
続しカソード端が前記第2コンデンサの他端に接続する
第2ダイオードと、該第2ダイオードと第2コンデンサ
との間と前記レベルオフ確認信号の出力端との間に介装
され、論理値1の前記出力タイミング信号によりオンす
る第2スイッチ手段とを有する構成としてもよい。
【0013】かかる構成では、検査信号のレベル変化
で、オフ検出手段の第2PNPトランジスタがオン/オ
フし、これに伴い記憶手段の第2NPNトランジスタが
オン/オフし、第2コンデンサが電源電圧より高い電圧
に充電され、第2スイッチ手段のオン動作で論理値1の
レベルオフ確認出力が記憶手段から発生するようにな
る。
【0014】更には、請求項7に記載のように、前記オ
フ検出手段が、前記検査信号の入力端と接地との間に第
2ツェナーダイオード、第9抵抗及び第10抵抗の直列
回路を接続し、ベースが前記第9抵抗と第10抵抗との
間に接続し、コレクタが第11抵抗を介して電源と接続
し、エミッタが接地された第3NPNトランジスタを有
し、該第3NPNトランジスタと第3抵抗との間に前記
オフ検出出力の出力端を有し、該出力端からの出力信号
を第3NPNトランジスタのオン時に発光する発光ダイ
オードで光信号に変換して出力する構成であり、前記記
憶手段が、前記オフ検出手段の発光ダイオードと第1フ
ォトカプラを形成するフォトトランジスと、ベースが前
記フォトトランジスのコレクタと電源との間に接続し、
エミッタが前記電源に接続し、コレクタが第12抵抗を
介して接地された第3PNPトランジスタと、一端が前
記第3PNPトランジスタのコレクタと第12抵抗との
間に接続する第3コンデンサと、アノード端が前記電源
に接続しカソード端が前記第3コンデンサの他端に接続
する第3ダイオードと、前記フォトトランジスのエミッ
タと接地との間に接続されたフォトサイリスタ及び論理
値1の前記出力タイミング信号により発光して前記フォ
トサイリスタをオンする発光ダイオードからなる第2フ
ォトカプラとを有する構成とすることもできる。
【0015】かかる構成では、検査信号のレベルが所定
の閾値以下に低下すると、第3NPNトランジスタがオ
フし、第1フォトカプラの発光ダイオード及びフォトト
ランジスがオフし、記憶手段の第3PNPトランジスタ
とフォトサイリスタがオフし、第3コンデンサが電源電
圧に充電される。その後、検査信号レベルが所定レベル
より大きくなると、第3NPNトランジスタがオンし、
第1フォトカプラの発光ダイオード及びフォトトランジ
スがオンするが、フォトサイリスタがオフしているの
で、第3PNPトランジスタとオフのままである。論理
値1の出力タイミング信号が第2フォトカプラの発光ダ
イオードに入力すると、フォトサイリスタがオンし、第
3PNPトランジスタがオンして、第3コンデンサは電
源電圧より高い電圧に充電されると同時に放電して論理
値1のレベルオフ確認出力が記憶手段から発生するよう
になる。
【0016】請求項7の構成において、請求項8に記載
のように、前記オフ検出手段が、前記出力端からの出力
に基づいて前記検査信号のレベルが所定の閾値以下に立
ち下がったことを検出して所定時間出力を発生する立下
がり検出回路を有し、該検出回路の出力を前記発光ダイ
オードで光信号に変換して前記記憶手段のフォトトラン
ジスに出力する構成としてもよい。
【0017】かかる構成では、検査信号のレベルが所定
の閾値以下に一旦低下すると、その後、検査信号のレベ
ルの立上がりに関係なく、論理値1の出力タイミング信
号が記憶手段に入力すれば論理値1のレベルオフ確認出
力が記憶手段から発生するようになる。請求項9に記載
の発明では、リレーの接点がオフ可能であることを確認
する装置であって、前記リレー接点のオン/オフ動作に
基づいた出力信号を前記検査信号として入力する請求項
1〜8のいずれか1つに記載のレベルオフ確認回路と、
該レベルオフ確認回路の出力をトリガ入力とし、前記リ
レーの駆動信号をホールド入力とし、前記トリガ入力側
を自己保持する自己保持回路と、該自己保持回路の出力
の立下がりを前記リレーのオフ期間より長い時間遅延さ
せるオフ・ディレー回路とを備えて構成した。
【0018】かかる構成では、リレー接点がオフする
と、このオフ情報がレベルオフ確認回路に記憶されレベ
ルオフ確認回路からレベルオフ確認出力が発生し、自己
保持回路で自己保持される。この自己保持回路の出力は
リレー接点の次のオフ動作でリセットされるが、リレー
の駆動信号によりリレー接点が正常にオン/オフ動作し
ていれば、オフ・ディレー回路の出力は論理値1に保持
され、リレー接点が正常にオフしていることを知らせる
ことができるようになる。
【0019】前記レベルオフ確認回路は、請求項10に
記載のように、リレーの駆動信号を出力タイミング信号
として入力し、論理値1の前記出力タイミング信号が入
力した時に論理値1のレベルオフ確認出力を発生する構
成としてもよい。かかる構成では、リレー接点がオフし
た後、リレー接点がオンした時にその駆動信号でレベル
オフ確認出力が発生するようになる。
【0020】請求項11に記載の発明では、監視対象の
動作状態を監視し、その動作状態が安全状態の時に論理
値1の、危険状態の時に論理値0の監視出力をそれぞれ
発生する複数の監視系を有し、各監視系が共に論理値1
の監視出力を発生した時に安全を示す論理値1の判定出
力を発生する判定回路を備えた多重系構成の装置におい
て、各監視系の監視出力を論理和演算する論理和回路
と、該論理和回路の出力を前記検査信号として入力する
請求項1〜8のいずれか1つに記載のレベルオフ確認回
路とを備え、該レベルオフ確認回路から論理値1のレベ
ルオフ確認出力が発生していることを条件として、前記
判定回路が論理値1の出力を発生可能とする構成とし
た。
【0021】かかる構成では、各監視系の出力が共に論
理値0の時のみ、レベルオフ確認回路にオフ情報が記憶
されて論理値1のレベルオフ確認出力が発生し、判定回
路から論理値1の安全を示す判定出力が発生するように
なる。前記レベルオフ確認回路は、請求項12に記載の
ように、両監視系の監視出力の論理積演算出力を出力タ
イミング信号として入力し、論理値1の前記出力タイミ
ング信号が入力した時に論理値1のレベルオフ確認出力
を発生する構成としてもよい。
【0022】かかる構成では、両監視系の監視出力が共
に論理値1になった時に、レベルオフ確認信号が出力す
るようになる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。図1は、本発明に係る検査信号のレ
ベルオフ確認回路の実施形態の構成図である。図1にお
いて、本実施形態のレベルオフ確認回路1は、閾値Vth
を有し、入力する検査信号VINのレベルと前記閾値Vth
とを比較し検査信号VINが閾値Vth以下に低下したこと
(検査信号VINがオフしたこと)を検出するオフ検出手
段であるレベル確認回路2と、レベル確認回路2の出力
信号SLVに基づいて検査信号VINのレベルオフ情報を
記憶保持し、このレベルオフ情報を記憶保持している時
に、外部から論理値1の出力タイミング信号Dが入力す
るとレベルオフ確認出力RCSを論理値1として所定期
間発生した後、レベルオフ情報の記憶がリセットされ保
持回路3とを備える。VCCはレベルオフ確認回路1の電
源電圧を示す。
【0024】かかるレベルオフ確認回路1の動作を図2
のタイムチャートに基づいて説明する。図2中、tは時
間を示す。例えば、検査信号VINは、論理値1と0をと
るものとすると、閾値Vthは論理値1レべルと0レベル
の間に設定される。レベル確認回路2は、検査信号VIN
のレベルがVIN>Vthの時はNoレべル、VIN≦Vth
時はOKレべルの信号SLVを出力する。保持回路3
は、OKレベルの信号SLVが入力すると、検査信号V
INのレベルオフ情報を記憶保持する。そして、保持回路
3は、レベルオフ情報を記憶保持している状態で、論理
値1の出力タイミング信号Dが入力した時に、論理値1
のレベルオフ確認出力RCSを所定期間Tの間出力す
る。保持回路3内のレベルオフ情報の記憶は、レベルオ
フ確認手出力RCS=1が一度生成された後には自動的
に消滅してリセットされる。従って、レベルオフ確認出
力RCSは所定期間T後には論理値0になる。再度、検
査信号VINが閾値Vth以下にならなければ、レベル確認
回路2の出力SLVがOKレベルになることはなく、保
持回路3にレベルオフ情報が記憶保持されず、出力タイ
ミング信号Dが論理値1になってもレベルオフ確認出力
RCSは論理値0のままである。
【0025】尚、図1に破線で示すように、レベルオフ
確認出力RCSをトリガ信号として入力し、外部からの
信号Hをホールド信号として入力し、自己保持出力SH
Sでトリガ信号を自己保持する自己保持回路4を設ける
構成としてもよい。かかる構成では、外部信号H=l
(外部信号Hが論理値1であることを示す。以下各信号
について同様とする)の入力でレベルオフ確認出力RC
S=1の消滅後も外部信号H=1の間は、RCS=1を
自己保持出力SHS=1として延長できる。この場合の
外部信号Hと自己保持回路4の出力SHSのタイムチャ
ートを図2に一点鎖線で示す。
【0026】尚、外部信号Hとして、出力タイミング信
号Dや検査信号VINを用いることが可能であり、その場
合には、自己保持出力SHS=1は、出力タイミング信
号D=1や検査信号VIN=1で保持されることになる。
図3に、図1に示すレベルオフ確認回路1の具体的回路
の第1実施形態を示す。尚、図3では、フェールセーフ
信号処理として、論理値0を略電源電圧VCC、論理値1
を電源電圧VCCより高レべルとする電源枠外を用いた信
号処理を適用したレベルオフ確認回路の構成例を示す。
【0027】図3において、レベル確認回路2は、検査
信号VINの入力端aとGND(接地)との間に第1ツェ
ナーダイオードとしてのツェナーダイオードZD、第1
抵抗及び第2抵抗である抵抗R1,R2の直列回路を接
続し、ベースが抵抗R1とR2の間に接続し、コレクタ
が第3抵抗である抵抗R3介して電源VCCラインと接続
し、エミッタがGNDに接続された第1NPNトランジ
スタであるトランジスタT1を有し、抵抗R3とトラン
ジスタT1の間を出力端bとして信号SLVを発生する
構成である。
【0028】保持回路3は、ベースがレベル確認回路2
の出力端bに接続し、エミッタが前記電源VCCラインに
接続し、コレクタが第4抵抗である抵抗R4を介してG
NDに接続された第1PNPトランジスタであるトラン
ジスタT2と、一端がトランジスタT2のコレクタと抵
抗R4との間に接続する第1コンデンサであるコンデン
サC1と、アノード端が電源VCCラインに接続しカソー
ド端がコンデンサCの他端に接続する第1ダイオードで
あるダイオードD1と、ダイオードD1とコンデンサC
1との間と保持回路3の出力端cとの間に介装され、論
理値1の出力タイミング信号Dによりオンする第1スイ
ッチ手段であるスイッチSWTとを有する構成である。
【0029】レベル確認回路2の閾値Vthは、ツェナー
ダイオードZDのツェナー電圧をV zd、トランジスタT
lのONに要するべース−エミッタ間電圧をVbe1 とす
ると、Vth=Vzd+(1+rl/r2)×Vbe1 で与え
られ、閾値Vthは例えばツェナー電圧Vzdによって自由
に設定できる。尚、rl、r2は抵抗R1、R2の各抵
抗値である。
【0030】図3の回路の動作を、図4のタイミングチ
ャートに基づいて説明する。検査信号VINは、論理値0
の時に電源電圧VCC、論理値1の時に電源電圧VCCより
高いものとする。従って、レベル確認回路2の閾値Vth
は電源電圧VCCより高い値に設定される。検査信号VIN
が閾値Vthより大きいレベルである時は、図中のV1点
の電位が高レベルにありトランジスタT1がONとな
り、保持回路3のトランジスタT2には抵抗R3を介し
てべ−ス電流が流れるので、トランジスタT2もONし
ている(トランジスタT2のON時のベース−エミッタ
間電圧をVbe2 とおくと、信号SLV=VCC−Vbe2
なり、これがレベル確認回路2の出力のNoレべルに相
当する)。トランジスタT2がONであるから、図中の
V2点レベルは略電源電圧VCCである。
【0031】この状態で、検査信号VINがVth以下にな
ると、トランジスタTlはOFFし、トランジスタT2
のベース電位は略電源電圧VCCとなり、トランジスタT
2はOFFする(信号SLV=VCCがレベル確認回路2
の出力のOKレベルに相当する)。トランジスタT2の
OFFにより、V2レベルが略GNDレベルに低下して
コンデンサC1は、電源VCCラインに接続されたダイオ
ードDと抵抗R4により略VCCで充電される。即ち、レ
ベルオフ情報は、コンデンサC1に電荷(電気エネルギ
ー)の形で蓄えられる。検査信号VINが再び閾値Vth
り大きくなり、トランジスタTlがON、トランジスタ
T2がONすると、V2レベルは再び略VCCに上昇し、
保持回路3のV3点レベルはVCCより高レべルの論理値
1となる。しかし、信号D=1の入力がなければ、スイ
ッチSWTがOFFしておりV3点の高レベルが、レベ
ルオフ確認出力RCS=1として出力されない。そし
て、ダイオードD1が逆方向であるので、スイッチSW
TがOFFしている間は、コンデンサC1に蓄えられた
電荷は放電せず、V3点レベルは低下しない。その後、
信号D=1の入力によりスイッチSWTがONすると、
出力端cからRCS=1が出力される。尚、RCS=1
のレベルは、RCS受信側の閾値より高いものとする。
そして、コンデンサC1に蓄えられた電荷はRCS受信
側入力抵抗とコンデンサC1で定まる時定数で放電し、
V3点レベルは徐々に低下してVCCレベルとなり、レベ
ルオフ確認出力RCS=0(論理値0)になる。
【0032】図5は、図1のオフ確認回路の具体的回路
の第2実施形態を示す。図5において、レベル確認回路
2は、図3のレベル確認回路からツェナーダイオードZ
Dを除き、トランジスタT1としてPNPトランジスタ
を用いている。即ち、検査信号VINの入力端aとGND
との間に抵抗R1、R2の直列回路を接続し、トランジ
スタT1のベースを抵抗R1とR2き間に接続し、トラ
ンジスタT1のエミッタを電源VCCラインに接続し、コ
レクタを抵抗R3を介してGNDに接続する構成であ
る。ここで、抵抗R1〜R3が第5〜7抵抗に相当し、
トランジスタT1が第2PNPトランジスタに相当して
いる。
【0033】また、保持回路3は、図3の保持回路のト
ランジスタT2としてNPNトランジスタを用いてい
る。即ち、トランジスタT2のベースを、レベル確認回
路2の抵抗R3と別の抵抗との間の出力端bに接続し、
トランジスタT2のコレクタを抵抗R4を介して電源V
CCラインに接続し、エミッタがGNDに接続している。
また、トランジスタT2のコレクタと抵抗R4との間に
コンデンサC1の一端を接続している。コンデンサC
1、ダイオードD1、スイッチSWTの接続は図3と同
様である。ここで、抵抗R4が第8抵抗に相当し、トラ
ンジスタT2が第2NPNトランジスタに相当してい
る。
【0034】本回路のレベル確認回路2の閾値Vthは、
トランジスタTlがONするために要するベース−エミ
ッタ間電圧をVbeとおくと、閾値Vth=(1+rl/r
2)×(VCC−Vbe)で与えられ、rl/r2を変える
ことで閾値Vthを自由に設定できる。次に、図5の回路
の動作を説明する。
【0035】回路動作は、図3と略同様でありここでは
簡単に説明する。VIN>Vthのとき、図中のV1点の電
位が高レベルにありトランジスタT1がOFFし、レベ
ル確認回路2の信号SLVが低レベルで保持回路3のト
ランジスタT2がOFFとなり、図中のV2点レベルは
略電源電圧VCCとなる。この状態で、VIN≦Vthになる
と、V1点レベルが低レベルとなり、トランジスタT1
がONし、信号SLVが高レベルとなりトランジスタT
2がONし、コンデンサC1が充電される。その後、V
IN>Vthとなると、トランジスタT1、T2がOFF
し、V2点レベルが電源電圧VCCとなってV3点が電源
電圧VCCより高レベルの論理値1になる。そして、外部
からの出力タイミング信号D=1の入力で、出力端cか
らレベルオフ確認出力RCS=1が出力される。
【0036】図3及び図5の回路は、回路に故障が生じ
ても、検査信号VINが閾値Vth以下にならなかったにも
拘わらずレベルオフ確認出力RCS=1が誤って出力さ
れることはないという、フェールセーフ特性を有する。
例えば、レベル確認回路2に故障が生じると、信号SL
VはOKレベル又はNoレベルに固定される。例えば、
図3の回路において、ツェナーダイオードZDや抵抗R
lに断線故障が生じると、トランジスタTlのベース電
位はGNDレベルになるのでトランジスタTlはOFF
になり、信号SLVはVCCレべル(OKレベル)に固定
され、トランジスタT2がOFF固定となるので、V2
点レベルはGNDレべルに固定される。トランジスタT
lのコレクタ断線故障や抵抗R3断線故障でも、同様で
ある。また、トランジスタTlのコレクタ−エミッタ間
短絡故障等では、信号SLVは逆にNoレベルに固定さ
れ、V3=1(論理値1で電源電圧VCCより高レベル)
は生成されない。図3及び図5の回路においては、RC
S=1はV3=1が生成されない限り出力され得ない。
V3=1を生成するには、V2点レベルが一度GNDレ
ベルになった後に電源電圧VCCレべルに立ち上がること
を必要とするが、V2点レベルは前述のような故障では
CCレべルに固定されるのでV3=1は生成されない。
更に、保持回路3においても、トランジスタT2の故障
や抵抗R4断線故障ではV2点レベルは固定されてしま
うので、V3=lは生成されない。また、コンデンサC
1やダイオードD1に故障が生じても、V2点レべルの
変化がない限りV3=1は生成されない。
【0037】図6に、レベルオフ確認回路の具体的回路
の第3実施形態を示す。本実施形態は、基本構成は図3
と同様であり、レべル確認回路2の信号SLVの伝達に
発光ダイオードとフォトトランジスからなるフォトカプ
ラを用い、保持回路3のスイッチとして発光ダイオード
とフォトサイリスタからなるフォトカプラを用いている
点で異なる。
【0038】即ち、図6において、レベル確認回路2側
の第3NPNトランジスタに相当するトランジスタT1
のコレクタと抵抗R3との間にトランジスタT1のオン
時に発光する発光ダイオードPD1を設ける。一方、保
持回路3では、電源VCCラインとGNDの間に前記発光
ダイオードPD1と第1フォトカプラPC1を形成する
フォトトランジスPT1を設け、このフォトトランジス
PT1のコレクタと電源VCCラインとの間に第3PNP
トランジスタに相当するトランジスタT2のベースを接
続する。また、前記フォトトランジスPT1のエミッタ
とGNDとの間にフォトサイリスタPthを設け、出力
タイミング信号Dの入力端dと電源電圧VCCラインとの
間に、前記フォトサイリスタPthと第2フォトカプラ
PC2を形成する発光ダイオードPdhを設ける構成で
ある。ここで、本実施形態回路において、ツェナーダイ
オードZDは第2ツェナーダイオードに相当し、抵抗R
1〜R4が第9〜12抵抗に相当し、コンデンサC1が
第3コンデンサに、ダイオードD1が第3ダイオードに
相当している。
【0039】次に、回路動作を図7のタイムチャートを
参照しながら説明する。VIN>Vthの時、トランジスタ
TlがONであるので、抵抗R3を介してフォトカプラ
PClの発光ダイオードPDlに電流が流れて発光し、
フォトトランジスPTlでその光信号が受信されてフォ
トトランジスPTlはONする。この光信号が信号SL
Vに相当し、光信号有りが信号SLVのNoレベルに相
当する。ここで、フォトサイリスタPthがONしてい
たとすると、トランジスタT2はONしてV2点レベル
は略VCCになる。
【0040】VIN≦Vthになると、トランジスタTlが
OFFになり、発光ダイオードPDlに電流が流れなく
なって光信号無しになる。この光信号無しが信号SLV
のOKレベルに相当する。これにより、フォトトランジ
スPTlはOFFするので、フォトサイリスタPthへ
電流は流れなくなり、フォトサイリスタPthはOFF
し、トランジスタT2のベース電位はVCCレベルにな
り、トランジスタT2がOFFになり、V2点レベルが
GNDレベルに低下してダイオードD1と抵抗R4を介
してコンデンサC1は充電される。
【0041】再度、VIN>Vthになると、トランジスタ
TlがON、発光ダイオードPTlがONとなる。ここ
で、出力タイミング信号D=0であるとすると、発光ダ
イオードPdhには電流が流れておらず発光していな
い。フォトトランジスPTlのONでフォトサイリスタ
Pthのアノード電位は略VCCになるが、発光ダイオー
ドPdhからの光信号がないので、フォトサイリスタP
thはOFF状態のままである。従って、トランジスタ
T2のベース電位はVCCのままであり、トランジスタT
2がOFFであるので、V2点レベルはGNDレベルの
ままである。
【0042】この状態で、出力タイミング信号D=1が
入力されると、発光ダイオードPdhに抵抗を介して電
流が流れて発光しフォトサイリスタPthはONする。
これにより、トランジスタT2がONになり、V2点レ
ベルは略VCCレベルに上昇してレベルオフ確認出力RC
S=1が生成される。コンデンサC1の電荷は、図3の
回路と同様に徐々に放電し、レベルオフ確認出力RCS
のレベルはVCCに徐々に低下する。ここで、フォトサイ
リスタPthは、一度ONした後は信号D=0になって
も保持電流が流れている間はOFFせずにON状態を継
続する。保持電流を無くさない限り、即ち、フォトトラ
ンジスPTlをOFFしない限りフォトサイリスタPt
hはOFFしないので、再度、検査信号VINが閾値Vth
以下に低下しない限りレベルオフ情報が保持回路3に記
憶保持されなることはない。
【0043】尚、図5の回路構成を用いて図6のような
構成を実現することも可能であることは言うまでもな
い。この回路の場合も、レベル確認回路2に故障が生じ
ると、信号SLVはOK又はNoレベルに固定される。
即ち、発光無しが発光有りに固定されることになる。従
って、レベル確認回路2の故障で、VIN≦Vthがなかっ
たにも拘わらずRCS=1が誤って出力されることはな
い。また、保持回路3に故障が生じても、V2点レベル
は固定されてしまうので、RCS=1が誤って生成され
ることはない。このように、図6の回路も、回路に故障
が生じても、検査信号VINが閾値Vth以下にならなかっ
たにも拘わらずレベルオフ確認出力RCS=1が誤って
出力されることはないという、フェールセーフ特性を有
する。
【0044】ところで、図3、図5及び図6のオフ確認
回路1では、信号D=1でレベルオフ確認出力RCSの
出力タイミングを定めているが、実際にはVIN>Vth
RCS=1の出力条件になっている。即ち、図3及び図
5の回路では、VIN≦Vthでレベルオフ情報が記憶保持
された後にVIN>Vthになることによって初めて、V3
点レベルが電源電圧VCCより高レべルの論理値1信号に
なる。もし、VIN≦V thのままだと、V2点レベルはG
NDレベルのままでV3点レベルは略電源電圧VCC(論
理値0)である。また、図6の回路でも、VIN≦Vth
レベルオフ情報が記憶保持された後に、発光ダイオード
PDlの光信号有り(VIN>Vthで生じる)でフォトト
ランジスPTlがONしていない限り、信号D=1でフ
ォトサイリスタPthがONしてもトランジスタT2は
ONせず、V2点レベルはGNDレベルのままでV3点
レベルは略電源電圧VCCでありレベルオフ確認出力RC
S=1は生じない。
【0045】図8は、VIN≦Vthでレベルオフ情報が記
憶保持された後は、VINレベルに関係なくレベルオフ確
認出力RCS=1を出力可能とした構成のレベルオフ確
認回路を示す。図8に示す第4実施形態のレベルオフ確
認回路1では、基本構成は図6と同様であり、レベル確
認回路2に検査信号VINの立ち下がり検出回路5を付加
したことが異なる。
【0046】図8において、レベル確認回路2に設けた
立下がり検出回路5は、抵抗R5,R6と、コンデンサ
Cxと、PNPトランジスタT3を備えて構成される。
コンデンサCxは、一端が抵抗R3とトランジスタT1
との中間点に接続し、他端が抵抗R5を介してPNPト
ランジスタT3のベースに接続する。トランジスタTの
コレクタは電源電圧VCCラインに接続し、エミッタがフ
ォトカプラPC1の発光ダイオードPD1と抵抗を介し
てGNDに接続する。抵抗R6は、抵抗R5とトランジ
スタT3のベースとの中間点とGNDとの間に設ける。
従って、本実施形態では、立下がり検出回路5から信号
SLVを出力するようになる。
【0047】次に動作を図9のタイムチャートを参照し
て説明する。VIN>Vthの状態では、トランジスタT1
がONで、図中のV4レベルがGNDレベルであり、ト
ランジスタT3がONで発光ダイオードPD1が発光し
て高信号有りの状態となり、図6の回路と同様にV2点
レベルが電源電圧VCCレベルにある。検査信号VINが立
下がりVIN≦Vthになると、V4点レベルはGNDレべ
ルから電源電圧VCCレベルへ変化する。その変化はコン
デンサCxにより立上がり微分されて、V5点レベルが
電源電圧VCCより高レベルとなる。
【0048】 ところで、V4点がGNDレベルの時に、
V5点はトランジスタT3のON時のベース−エミッタ
間電圧をVbeとしてVCC−Vbeである。V4点レベルが
電源電圧VCCに立上がると、V5点は電源電圧VCCより
高レベルになり、コンデンサCxと抵抗R5、R6で定
まる時定数でレべルは低下し再びVCC−Vbeになる。V
IN≦Vthになってから再びVCC−Vbeになるまでの時
間をΔTとおくと、その間、トランジスタT3はOFF
するので発光ダイオードPDlは発光せず(信号SLV
はOKレベルになる)、フォトトランジスPTlはOF
Fし、フォトサイリスタPthはOFFする。そして、
時間ΔT経過後は例えVIN≦VthでもトランジスタT3
は再びONする。これにより、出力タイミング信号D=
lが入力され次第フォトサイリスタPthがONになり
レベルオフ確認出力RCS=lを出力する。尚、保持回
路3側の動作は、図6と同様であり図9のタイムチャー
トでは省略してある。
【0049】このように、図8の回路では、検査信号V
INが立ち下がった後は、VINのレベルに関係なく、所定
時間ΔT経過後には信号D=1の入力でレベルオフ確認
出力RCS=1が出力できるようになる。尚、図3及び
図5の回路においても、立下がり検出回路を付加するこ
とで、同様に、検査信号VINの立上がり変化と無関係に
信号D=1でレベルオフ確認出力RCS=1を出力でき
る。また、出力タイミング信号を省いた構成も可能であ
ることは明らかである。例えば、図3においてスイッチ
SWTを短絡する構成もできる。
【0050】次に、上述した本発明のレベルオフ確認回
路1の適用例について説明する。図10は、レベルオフ
確認回路1を適用した本発明のリレー接点OFF確認装
置の実施形態の構成図であり、監視対象であるリレー接
点がOFFできることを確認することを目的とするもの
である。図10において、監視対象のリレー11の励磁
コイル11Aは、例えば周期的にオン/オフする信号S
drによって励磁される。リレー接点11Bの一端は、
電源電圧VCCより高レベルの信号Vaラインに接続さ
れ、他端はレベルオフ確認回路1の入力端a接続されて
いる。従って、リレー接点11BのON/OFFに基づ
くリレー11の出力信号が検査信号VINとしてレベルオ
フ確認回路1に入力する。信号Sdrは、レベルオフ確
認回路1の信号Dの入力端dに入力すると共に、ダイオ
ードD2を介して自己保持回路12のホールド入力端に
入力する。自己保持回路12のトリガ入力端には、レベ
ルオフ確認回路1のレベルオフ確認出力RCSが入力す
る。自己保持回路12の出力信号SHSは、オフ・ディ
レー回路13に入力する。オフ・ディレー回路13は、
ダイオードD3、コンデンサC2及びレベル検定回路1
3Aを備えて構成され、自己保持回路12の出力信号S
HSの立下がりを所定時間遅延させた信号CSを出力す
る。前記レベル検定回路13Aは、閾値VL を有し、入
力信号SHVレベルがSHV≦VL でCS=0(論理値
0)となる。ここで、信号Sdrは論理値1が電源電圧
CCより高いVbレベル、論理値0がGND(0V)と
する。尚、レベルオフ確認回路1としては、図3、図
5、図6及び図8のいずれを適用してもよい。
【0051】次に、図11のタイムチャートを参照しな
がら動作を説明する。信号Sdrは周期T1毎に時間T
2だけ論理値0となり、これに従って、リレー接点11
Bは周期T1で時間T2だけOFFされる。信号Sdr
=1でリレー11の励磁コイル11Aが励磁されるとリ
レー接点11Bがオンとなり、レベルオフ確認回路1に
入力する検査信号VIN>Vthとなる。信号Sdr=0
になると、励磁コイル11Aが非励磁となりリレー接点
11Bがオフとなり、レベルオフ確認回路1に入力する
検査信号VIN≦Vthとなる。これにより、レベルオフ
確認回路1の保持回路3にはレベルオフ情報が記憶保持
される。
【0052】そして、信号Sdr=lで、信号D=1が
レベルオフ確認回路1に入力し、レベルオフ確認出力R
CS=1が所定期間生じる。後段の自己保持回路12の
トリガ入力端にレベルオフ確認出力RCS=1が入力す
る時には、ホールド入力端には信号Sdr=1が入力し
ており、自己保持回路12の出力信号SHS=1が生成
される。信号SHS=1はオフ・ディレー回路13に入
力し、ダイオードD3を介して信号SHVとしてレベル
検定回路13Aへ入力されると共にコンデンサC2に蓄
えられる。信号SHS=1の入力と同時にレベル検定回
路13Aから信号CS=1が出力される。その後、信号
Sdr=0となると、自己保持回路12の出力信号SH
S=0になるが、コンデンサC2の放電によってレベル
検定回路13Aの入力信号SHVレベルがSHV≦VL
となるまでの所定時間(オフ・ディレー時間)、信号C
S=1を維持する。前記オフ・ディレー時間は、コンデ
ンサC2とレベル検定回路13Aの入力抵抗とレべル検
定回路13Aの閾値VL で定まる。ここで、SHS=0
となると、SHSレベル<SHVレベルとなるが、ダイ
オードD3によりコンデンサC2から自己保持回路12
へは電流は流れず、自己保持回路12の出力レベルが低
下しても信号SHVレベルは影響されない。
【0053】そして、オフ・ディレー回路13のオフ・
ディレー時間を、信号Sdrの論理値0の期間より長く
設定しておくことで、リレー接点11BのOFF機能が
正常であれば、信号Sdrが論理値0から論理値1にな
る毎に自己保持回路12からSHS=1が生成されるの
で信号CS=1が継続し、リレー接点11Bが正常にO
FFしていることを確認できる。もし、図11に破線で
示すように、リレー接点11BがON故障すると、信号
Sdr=0で自己保持回路12がリセットされて信号S
HS=0になった後は、その後、信号Sdr=1になっ
てもレベルオフ確認回路1からレベルオフ確認出力RC
S=1が生成されない。従って、自己保持回路12へト
リガ信号が入力されず出力SHS=0のままとなり、オ
フ・ディレー回路13のオフ・ディレー時間経過後に、
オフ・ディレー回路13の出力CS=0になって、リレ
ー接点11BのOFF機能が喪失したことが通報でき
る。
【0054】かかる構成によれば、リレー接点が正常に
OFFしていれば、論理値1の出力が継続して発生する
ことになり、リレー接点がOFFできることを、フェー
ルセーフな構成で確認することができる。次に、2重系
構成装置にレベルオフ確認回路1を適用して、いずれか
一方の監視系の出力が安全を示す論理値1に固定される
異常を検出する構成について説明する。
【0055】図12は、本出願人により先に提案された
国際公開WO96/31755で開示された変化完了検
出回路にレベルオフ確認回路1を適用した構成例であ
る。ここで、前記変化完了検出回路について簡単に説明
する。検出対象物が第1の状態から第2の状態に移行す
る動作特性を有するものであるとすると、変化完了検出
回路の基本的な構成は、検出手段、第1状態検出回路、
第2状態検出回路及び状態判定回路とを備えて構成され
る。
【0056】その動作は、検出対象物の動作状態に対応
した検出手段からの出力信号elに基づいて、第1状態
検出回路は第1の状態に対応した出力信号SAを生成
し、第2状態検出回路は第2の状態に対応した出力信号
SBを生成する。そして、第1の状態から第2の状態に
変化が完了したことを検出するには、検出対象物が第1
の状態から第2の状態に正常に移行した時には両状態検
出回路の出力信号SAとSBが同時に重なり合う期間が
存在することから、状態判定回路は、出力信号SAとS
Bが同時に重なり合う期間が存在することを条件とし
て、第2状態検出回路の第2の状態に対応する出力信号
SB=1の入力で変化完了を示す判定出力信号Z=1を
出力するようになっている。
【0057】しかし、かかる構成では、検出手段の故障
等で、信号elで示される状態が第2の状態に固定して
しまうような場合、第1の状態(危険を意味する)にな
ったにも拘わらず第2の状態(安全を意味する)を通報
する危険があり、かかる誤りを防止する方法として、論
理値1の時に第2の状態を示し、論理値0の時に第1の
状態を示すような外部信号OPを、別途状態判定回路に
入力し、外部信号OPが論理値1の時のみZ=1が生成
されるような構成が開示されている。外部信号OPとし
ては、運転命令信号や検出対象物に供給される電流の有
/無の信号等が用いられる。このように、第2状態検出
回路からの信号SB=1と外部信号OP=1とで判定出
力信号Z=1を保持する構成は、2重系構成を用いてい
ると言える。
【0058】従って、図12は、変化完了検出回路にお
ける信号SBとOP(2重系構成装置の第1と第2の各
監視系出力に相当する)の異常検出を行う回路構成例を
示している。図12において、検出手段21、第1状態
検出回路22、第2状態検出回路23及び状態判定回路
24は、国際公開WO96/31755で開示されたも
のと同様である。
【0059】即ち、検出手段21は、被検出物体(図示
せず)の状態の応じた信号e1を出力する。第1状態検
出回路22は、信号e1が状態Aを示す時にSA=1を
出力し、状態Aを示さない時にSA=0を出力する。第
2状態検出回路23は、信号e1が状態Bを示す時にS
B=1を出力し、状態Bを示さない時にSB=0を出力
する。状態判定回路24は、SB=SA=1の期間があ
ることを確認して、SB=1且つ外部信号OP=1の
間、判定出力信号Z=lを生成する。換言すれば、信号
SB及び外部信号OPの少なくとも一方が論理値0にな
るとZ=0になる。また、各監視系の出力に相当する外
部信号OPと信号SBの論理和演算を行う論理和回路2
5を設け、この論理和回路25の出力を、レベルオフ確
認回路1の検査信号VINとする。更に、外部信号OPと
信号SBの論理積演算を行う論理積回路26を設け、こ
の論理積回路26の出力を、レベルオフ確認回路1の出
力タイミング信号Dとする。レベルオフ確認回路1のレ
ベルオフ確認出力RCSを状態判定回路24に入力す
る。
【0060】図13に、図12の回路の動作タイムチャ
ートを示す。検出手段21の出力信号elは、図13に
示すように、検出対象物の状態に応じて変化する。そし
て、第1状態検出回路22は、状態A(時刻t3以前と
時刻t4以降)で出力信号SA=1(論理値1)を出力
する。第2状態検出回路23は、状態B(時刻t1〜時
刻t5)で出力信号SB=1(論理値1)を出力する。
尚、第2状態検出回路23の出力信号SB=1は、信号
e1が状態Bを示してから遅れ時間τ経過後に生成され
てもよく、本実施形態では図13に示すように、時刻t
1から遅れ時間τ経過後にSB=1となるようになって
いる。
【0061】レベルオフ確認回路1は、信号SBとOP
が共に論理値0になる期間が存在することを論理和回路
25の出力により確認してレベルオフ情報を記憶保持す
る。そして、時刻t2で外部信号OPが論理値1になる
と、論理積回路26からの出力タイミング信号D=1の
入力により、記憶保持した確認情報をRCS=1として
状態判定回路24へ入力する。状態判定回路24は、S
B=SA=1の期間があり、且つ、信号SBと外部信号
OPが共に論理値0になる期間が存在していたこと(即
ち、RCS=1)を確認して、信号SB=1且つ外部信
号OP=1の間(時刻t3〜t4)、判定出力信号Z=
1を生成する。
【0062】レベルオフ確認回路1の検査信号VINは、
信号SBと外部信号OPが共に論理値0になった時のみ
論理値0になればいいので、論理和回路25の出力信号
を検査信号VINとして入力している。尚、図12では、
レベルオフ確認出力RCS=1の出力のタイミングをS
B=OP=1になった時点として、信号SBと外部信号
OPの論理積信号を信号Dとして入力しているが、信号
Dの生成構成はこれに限定されない。例えば、信号SB
と外部信号OPのいずれか一方が論理値1になった時点
でレベルオフ確認出力RCSを出力させる場合には、信
号SBと外部信号OPの論理和信号とすればよい等、目
的のタイミングに応じて信号Dを生成するようにすれば
よい。
【0063】かかる構成によれば、信号SB及び外部信
号OPのいずれか一方或いは両方に論理値1が継続する
誤りが生じると、レベルオフ確認回路1の出力RCS=
1が生成されないので、状態判定回路24の出力Zは論
理値1にならない。従って、信号SB及び外部信号OP
のいずれか一方或いは両方に論理値1が継続する誤りを
検出できる。
【0064】図14に、図12の具体例を示す。図14
は、図12の信号elを回転体回転数に比例した周波数
の信号として回転体の停止を検出するための具体的回路
構成例を示す。図15には図14の回路の動作タイムチ
ャートを示す。図14において、31は第2状態検出回
路として機能する回転低速検出回路、32は第1状態検
出回路として機能する回転有り検出回路、33は状態判
定回路として機能する回転停止判定回路である。信号O
Pは、例えば回転体の運転スイッチのバック接点信号
や、回転体を駆動するモータに流れる電流がないことを
示す電流無し信号で与えられる。尚、図14の回路で
は、信号線J2の断線故障を考慮して、信号発生器35
から高周波信号wを信号e1に重畳する回路を付加して
いる。
【0065】図14において、回転体の回転状態に応じ
て検出手段1(図12参照)から出力される信号e1
は、信号wが重畳されて回転低速検出回路31に入力
し、コンデンサを介して増幅器31Aに入力して増幅さ
れ信号k1となる(図15(a)〜(c)参照)。増幅
信号k1は、整流回路31Bと、回転有り検出回路32
に供給される。
【0066】信号e1に重畳した信号wは、信号e1が
回転に応じて変化している時には、略抑圧され信号e1
が増幅され出力される。整流回路31Bの前段の結合コ
ンデンサは大容量であり、後段の平滑コンデンサは高周
波信号wに対して低いインピーダンスとなる小容量であ
り、よって、整流回路31Bは、信号k1の波形を略維
持したままで、直流レベルを電源電圧VCCの分だけシフ
トした信号k2を出力する(図15(d)参照)。
【0067】信号k2は、閾値Vth1 を有するレベル検
定回路31Cに入力し、閾値Vth1以上であれば、レベ
ル検定回路31Cからの出力に基づいて整流回路31D
から高レベルの信号k4が生成する(図15(f)参
照)。オン・ディレー回路31Eは、回転体の回転速度
が所定速度より高い時は、信号k4の高レベル継続時間
が設定時間Tonより短く、信号e1と略同程度であり
信号k5を生成しないが、回転速度が所定速度以下にな
り、信号k4の高レベル継続時間が設定時間Ton以上
になると信号k5を生成する(図15(g)参照)。
【0068】信号k5は、ダイオードとコンデンサとレ
ベル検定回路で構成されるオフ・ディレー回路31Fに
入力される。オフ・ディレー回路31Fは、高レベルの
信号k5が生じた時、信号k5が再び低レベルになって
も所定時間Tof1は出力SBとして論理値1に相当す
る交流信号を生成し、整流回路31Gで整流される。
尚、オフ・ディレー回路31Fは、信号k5の入力がな
い時は出力SBとして論理値0に相当する直流信号を生
成する。
【0069】整流回路31Gは、オフ・ディレー回路3
1Fの出力SBと信号OPを整流加算する構成である。
従って、整流回路31Gの出力信号SB′(k6)は
(OPレベル+|SB|)レベルになる。ここで、|S
B|はS信号Bが交流信号の時の振幅(peak to
peak)を意味し、略VCCであるとする。また、信
号OP=1(論理値1)は例えば略2VCCレベル,OP
=0(論理値0)は略V CCレベルであるとする。図15
のタイムチャートにおいて、時刻t1でオン・ディレー
回路31Eが高レベルの論理値1の信号k5を出力する
と、後段のオフ・ディレー回路31Fは、信号k5=1
を所定期間Tof1延長して論理値1の出力信号SB
(交流出力)を生成する。この時、信号OP=0であれ
ば、整流回路31Gの出力信号SB′(k6)=(OP
レベル+|SB|)は、信号OP=0が略VCC、|SB
|が論理値1でVCCとなるため、略2VCCレべル(論理
値1とおく)になる。その後、時刻t2で信号OP=1
(略2VCC)になると、信号SB′(k6)は略3VCC
(論理値2とおく)になる(図15(h),(i)参
照)。この出力信号SB′は回転停止判定回路33のレ
べル検定回路33Aとレベルオフ確認回路1へ入力され
る。ここで、レベル検定回路33Aの閾値Vth2 は、信
号SB′が論理値2の時にのみ高レベルの論理値1が出
力されるように設定される。信号SB′が論理値2と
は、信号OPと信号SBが共に論理値1であることを意
味し、レベル検定回路33Aの出力は、実質的に信号O
Pと信号SBの論理積出力に相当する。一方、レベルオ
フ確認回路1の入力信号VINに対する閾値Vthは、信号
SB′の論理値1レベル(略2VCC)と論理値0レべル
(略VCC)の間に設定される。つまり、信号SB′が論
理値0になる時は信号OPと信号SBが共に論理値0の
時のみであって、いずれか一方でも論理値1の時は信号
SB′は略2VCCレベルで論理値1になる(尚、信号O
Pと信号SBが共に論理値1の時は、信号SB′は略3
CCで論理値2である)。従って、レベルオフ確認回路
1の入力端aには、実質的に信号OPと信号SBの論理
和出力が入力されていることになる。
【0070】一方、回転有り検出回路32に入力された
信号k1は、信号wの成分が、抵抗と4端子コンデンサ
で構成される低域通過フィルタにより減衰されて信号k
3となる(図15(e)参照)。この信号k3は、コン
デンサと抵抗で構成される立上がり微分回路を介して電
源電圧VCCより高レベルのトリガ入力信号として回転停
止判定回路33に入力される。このトリガ入力信号が、
図12の信号SAに相当する。
【0071】回転停止判定回路33の自己保持回路33
Cは、信号SA=lをトリガ信号とし、信号OPと信号
SBの論理積演算の結果である整流回路33Bの整流出
力k7=1をホールド信号として自己保持して信号k8
=1を出力する(図15(j),(k)参照)。自己保
持回路33Dは、レベルオフ確認回路1のRCS=1を
トリガ信号とし、同じく信号OPと信号SBの論理積演
算の結果である整流回路33Bの整流出力k7=1をホ
ールド信号として自己保持して信号k9=1を出力する
(図15(j),(l),(m)参照)。信号k8と信
号k9は論理積回路33Eへ入力されて論理積演算結果
として回転停止を示す判定信号Z=1が出力される(図
15(n)参照)。
【0072】この判定信号Z=1は、信号SA=1と信
号SB=1が同時に存在することを自己保持回路33C
で確認し、信号OPと信号SBが共に論理値0になる期
間が存在することを自己保持回路33Dで確認し、それ
ぞれ信号OP=SB=1で保持した結果である。信号O
Pと信号SBの少なくとも一方が論理値0になれば、自
己保持回路33C,33Dはリセットされて信号k8,
k9は共に論理値0になるので、判定信号Zも論理値0
になる。
【0073】図16は、同一構成の第1監視系と第2監
視系を有する2重系構成の回転停止回路へのレベルオフ
確認回路の適用例を示す。図16において、第1検出手
段41Aと第2検出手段41Bは、同一の回転体(図示
せず)を監視し、それぞれ回転体の回転数に比例した周
波数の信号e1,e2を出力する(同一時刻に信号e1
と信号e2が同一周波数とは限らない。各々独立に回転
数と周波数は比例関係にある)。第1停止検出回路42
A及び第2停止検出回路42Bは、各々信号e1、信号
e2を受信してその周波数検定を行い、周波数が予め定
められた所定周波数以下である時に信号S1、S2とし
て論理値1を出力し、所定周波数より高い時には信号S
1、S2として論理値0を出力する。第1検出手段41
A及び第1停止検出回路42Aが第1監視系を構成し、
第2検出手段41B及び第2停止検出回路42Bが第2
監視系を構成する。
【0074】信号S1と信号S2は論理和回路43へ入
力されて、その論理和演算出力が検査信号VINとして前
述の本発明のレベルオフ確認回路1へ入力される。更
に、信号S1とS2は論理積回路44へも入力されてそ
の論理積演算結果が出力タイミング信号Dとしてレベル
オフ確認回路1へ入力される。そして、判定回路へは、
信号S1、S2とオフ確認回路出力RCSが入力され
る。判定回路45は、信号S1とS2が共に論理値1で
ある時にレベルオフ確認回路1のレベルオフ確認出力R
CS=1が入力されると、信号S1とS2が共に論理値
1である間、判定信号Z=1を出力し、信号S1及び信
号S2のうち少なくとも一方が論理値0になると判定信
号Z=0を出力する。例え、信号S1,S2が共に論理
値1であっても、信号RCS=1が入力されない限り、
判定信号Z=1は出力されない。
【0075】図17の動作タイムチャートを参照して動
作を説明する。回転体が、回転→停止→回転→停止の動
作を行ったとする。正常時、回転中には各検出手段41
A,41Bからの信号e1,e2の周波数はそれぞれ所
定周波数より高く信号S1,S2は共に論理値0であ
る。回転体が減速してくると信号e1,e2の周波数も
低下してきて、所定周波数以下になるとS1=1,S2
=1がそれぞれの各停止検出回路42A,42Bから出
力される。図17では分かり易くするために、信号S1
=1と信号S2=1は略同時に出力されるとして、それ
までを回転期間、それ以降論理値1出力期間を停止期間
として説明する。回転期間において、正常時、信号S1
と信号S2は共に論理値0になる。従って、レベルオフ
確認回路1の入力信号VINも論理値0になってレベルオ
フ確認回路1で確認されて記憶保持される。次に、信号
S1=S2=1になると、入力信号V INが論理値1にな
ると共に信号Dも論理値1になり、所定期間レベルオフ
確認出力RCS=1が生成されて、判定回路45へ伝達
される。判定回路45は、信号S1=S2=1の下でレ
ベルオフ確認出力RCS=1が入力されたことで判定信
号Z=1を出力する。判定信号Z=1は回転体停止を通
報している。回転体が再度回転し始めると、信号S1,
S2が共に論理値0になり判定信号Z=0になる。判定
信号Z=0は回転体回転を通報している。
【0076】図17に破線で示すように、例えば故障等
で回転体が回転し始めたにも拘わらず信号S2=1に固
定される誤りが発生した場合、信号S1は正常時と同様
に回転開始で論理値0になるので、判定回路45の判定
信号Zは論理値0になる。一方、信号S2が論理値1に
固定されているので、レベルオフ確認回路1の入力信号
INは論理値1に固定される。従って、レベルオフ確認
回路1にはレベルオフ情報は記憶されないないので、回
転体停止で信号S1=1になり信号Dも論理値1になっ
ても、入力信号VINが論理値0にならなかったためにレ
ベルオフ確認出力RCS=1は出力されず、判定回路4
5の判定信号Zは論理値0のままで論理値1にはならな
い。即ち、実際には回転体停止であるが、回転体回転を
通報することになる。
【0077】図18及び図19は、図16の各停止検出
回路と判定回路の具体的構成例を示す。尚、論理値0レ
べルを略回路電源電圧VCC、論理値1を回路電源電圧V
CCより高レベルとして構成されている。第1停止検出回
路と第2停止検出回路は、同一の構成であるので、図1
8では第1停止検出回路を示しこれについて説明する。
【0078】図18において、第1停止検出回路42A
は、信号発生器51、増幅器52、整流回路53、レベ
ル検定回路54、整流回路55及びオン・ディレー回路
56を備えて構成される。この第1停止検出回路42A
の構成は、図14の回転低速検出回路31からオフ・デ
ィレー回路31F及び整流回路31Gを除き、高周波信
号wを信号e1に重畳する回路を含めている以外は、回
転低速検出回路31と同様の構成である。
【0079】第1停止検出回路42Aの動作は、前記回
転低速検出回路31の信号k5が出力されるまでの動作
と同じであり、ここでは説明を省略する。そして、前記
回転低速検出回路31の信号k5が、第1停止検出回路
42Aの信号S1に相当する。図19は、判定回路45
の構成を示す。
【0080】図19において、判定回路45は、論理積
回路61及び自己保持回路62を備えて構成される。論
理積回路61は、信号Slと信号S2を受信し、信号S
lと信号S2が共に論理値1の時に論理値1を出力し、
いずれか一方でも論理値0の時には出力は論理値0にな
る。自己保持回路62は、論理積回路61の論理積出力
をホールド信号とし、レベルオフ確認回路1のレベルオ
フ確認出力RCSをトリガ信号としている。ホールド信
号が論理値1の時に論理1のトリガ信号が入力される
と、ホールド信号が論理値1の間、論理値1の判定信号
Zを出力する。ホールド信号が論理値0になると出力信
号Zは論理値0になり、再度ホールド信号が論理値1に
なっても論理値1のトリガ信号が入力されない限り出力
信号Zは論理値1にならない。尚、論理和回路43は、
ダイオードを用いたワイヤードORで構成し、信号S
l,S2のいずれか一方でも論理値1になれば、ダイオ
ードを介して論理値1の信号VINを出力する。例えば、
信号Sl=1、信号S2=0であるとすると、信号Sl
=1はダイオードを介して信号VIN=1として伝達され
る。また、信号S2の信号線から見て信号VIN=1の信
号はダイオードが逆方向となるので、信号VIN=1は阻
止されて信号S2の信号線側へは伝達されない。
【0081】尚、図16の実施形態において、各検出手
段には、光センサや電磁誘導センサ等の多様なトランス
デューサを用いることが出来る。電磁誘導センサの具体
的な例は、例えば国際公開WO96/24852、国際
公開WO96/31755等で開示されている。また、
光センサの具体的な例は、国際公開WO96/3175
5、国際公開WO97/22OO8等で開示されてい
る。両検出手段は同種のトランスデューサを用いる場合
と、異種のトランスデューサを用いる場合とがあり得
る。同種とは例えば両者とも光センサとする場合を指
し、異種とは例えば一方を光センサとし他方を電磁誘導
センサとするような場合を指す。同種として高センサを
用いた場合には、例えば回転板の汚れ等で両検出手段の
出力に同様の誤りが生じる場合がある。異種とした場合
には、例えば回転板の汚れで光センサの出力に誤りが生
じても電磁誘導センサはその汚れの影響を受けずに正常
の出力が生じることが期待でき、監視系を2重系とした
場合の両系同時誤りの防止能力を向上できる。
【0082】尚、以上述べた実施形態において、整流回
路を加算構成としてその出力信号に対する判定閾値を適
切に設定することで論理積演算や論理和演算機能を実現
する手法は、「安全性を考慮したプログラマブル多値論
理デバイスの一構成法」(多値論理研究ノート,第16
巻,第18号)等で既に公知である。また、図10、図
14、図18、図19等で用いたレベル検定回路、論理
積回路等をフェールセーフ要素として構成する場合は、
米国特許第5,345,138号明細書、同第4,66
1,880号明細書、同第5,027,114号明細書
に開示されているフェールセーフ・ウィンドウ・コンパ
レータ/ANDゲートを用いることが出来る。また、オ
ン・ディレ一回路は、前述した国際公開WO94/23
303号公報、特公平7−316934号公報等の公知
のフェールセーフ要素を用いることが出来る。また、自
己保持回路は、国際公開WO94/23303号公報、
国際公開WO94/23496号公報等で公知のフェー
ルセーフ要素を用いることができる。
【0083】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、安全を確保するための装置の、危険を示す機
能、即ち、危険の時に低エネルギ状態の信号を生成でき
る機能が正常か否かを、フェールセーフな構成で確認で
きるようになる。請求項2の発明によれば、レベルオフ
確認出力の出力タイミングを設定できる。
【0084】請求項3〜8の発明によれば、請求項1の
効果に加えて、検査信号がオフする毎に最新のオフ情報
を記憶できるので、オフ確認の信頼性をより向上でき
る。請求項9、10の発明によれば、リレー接点のオフ
機能をフェールセーフに確認することができる。請求項
11、12の発明によれば、複数の監視系の故障により
誤り出力を検出することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のレベルオフ確認回路の第1実施形態を
示す構成図
【図2】図1の回路の動作タイムチャート
【図3】本発明の具体的回路構成例を示す図
【図4】図3の回路の動作タイムチャート
【図5】本発明の具体的回路構成の別の例を示す図
【図6】本発明の具体的回路構成の更に別の例を示す図
【図7】図6の回路の動作タイムチャート
【図8】本発明の具体的回路構成の更に別の例を示す図
【図9】図8回路の要部の動作タイムチャート
【図10】本発明のレベルオフ確認回路を適用したリレ
ーOFF機能確認装置の実施形態を示す回路図
【図11】図10の回路の動作タイムチャート
【図12】本発明のレベルオフ確認回路を適用した多重
系構成装置の実施形態を示す回路図
【図13】図12の回路の動作タイムチャート
【図14】多重系構成装置の具体的構成例を示す回路図
【図15】図14の回路の動作タイムチャート
【図16】本発明のレベルオフ確認回路を適用した2重
系構成の回転停止確認装置の実施形態を示す回路図
【図17】図16の回路の動作タイムチャート
【図18】図16の停止検出回路の具体的構成例を示す
回路図
【図19】図16の判定回路のの具体的構成例を示す回
路図
【符号の説明】
1 レベルオフ確認回路 2 レベル確認回路 3 保持回路 4,12 自己保持回路 11 リレー 11B リレー接点 13 オフ・ディレー回路 41A,41B 検出手段 42A,42B 停止検出回路 45 判定回路 T1,T2 トランジスタ SWT スイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 安斉 博次 栃木県宇都宮市平出工業団地11−2 日本 信号株式会社宇都宮事業所内 Fターム(参考) 2G035 AA00 AB01 AC01 AC15 AD00 AD02 AD04 AD08 AD09 AD10 AD11 AD14 AD16 AD17 AD19 AD23 AD25 AD27 AD39 AD43 AD44 AD47 AD58

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】検査信号のレベルが所定の閾値以下に低下
    したことを検出するオフ検出手段と、 該オフ検出手段のオフ検出出力に基づいて前記検査信号
    のレベルオフ情報を記憶保持してレベルオフ確認出力を
    論理値1として発生する記憶手段と、 を備えて構成したことを特徴とする検査信号のレベルオ
    フ確認回路。
  2. 【請求項2】前記記憶手段は、論理値1の出力タイミン
    グ信号が入力した時に前記レベルオフ確認出力を論理値
    1として発生する構成である請求項1に記載の検査信号
    のレベルオフ確認回路。
  3. 【請求項3】前記記憶手段は、前記レベルオフ確認出力
    を所定時間出力した後、前記レベルオフ情報の記憶がリ
    セットされる構成である請求項1又は2に記載の検査信
    号のレベルオフ確認回路。
  4. 【請求項4】記憶手段からのレベルオフ確認出力をトリ
    ガ入力と、論理値1の外部信号をホールド入力とし、自
    己保持出力で前記トリガ入力を自己保持する自己保持回
    路を設けて構成した請求項3に記載の検査信号のレベル
    オフ確認回路。
  5. 【請求項5】前記オフ検出手段が、前記検査信号の入力
    端と接地との間に第1ツェナーダイオード、第1抵抗及
    び第2抵抗の直列回路を接続し、ベースが前記第1抵抗
    と第2抵抗との間に接続し、コレクタが第3抵抗を介し
    て電源と接続し、エミッタが接地された第1NPNトラ
    ンジスタを有する構成であり、 前記記憶手段が、ベースが前記オフ検出手段の第3抵抗
    と電源との間に接続し、エミッタが前記電源に接続し、
    コレクタが第4抵抗を介して接地された第1PNPトラ
    ンジスタと、一端が前記第1PNPトランジスタのコレ
    クタと第4抵抗との間に接続する第1コンデンサと、ア
    ノード端が前記電源に接続しカソード端が前記第1コン
    デンサの他端に接続する第1ダイオードと、該第1ダイ
    オードと第1コンデンサとの間と前記レベルオフ確認出
    力の出力端との間に介装され、論理値1の前記出力タイ
    ミング信号によりオンする第1スイッチ手段とを有する
    構成である請求項3又は4に記載の検査信号のレベルオ
    フ確認回路。
  6. 【請求項6】前記オフ検出手段が、前記検査信号の入力
    端と接地との間に第5抵抗及び第6抵抗の直列回路を接
    続し、ベースが前記第5抵抗と第6抵抗との間に接続
    し、エミッタが電源と接続し、コレクタが第7抵抗を介
    して接地された第2PNPトランジスタを有する構成で
    あり、 前記記憶手段が、ベースが前記オフ検出手段の第7抵抗
    と接地との間に接続しコレクタが第8抵抗を介して電源
    に接続し、エミッタが接地された第2NPNトランジス
    タと、一端が前記第2NPNトランジスタのコレクタと
    第8抵抗との間に接続する第2コンデンサと、アノード
    端が前記電源に接続しカソード端が前記第2コンデンサ
    の他端に接続する第2ダイオードと、該第2ダイオード
    と第2コンデンサとの間と前記レベルオフ確認信号の出
    力端との間に介装され、論理値1の前記出力タイミング
    信号によりオンする第2スイッチ手段とを有する構成で
    ある請求項3又は4に記載の検査信号のレベルオフ確認
    回路。
  7. 【請求項7】前記オフ検出手段が、前記検査信号の入力
    端と接地との間に第2ツェナーダイオード、第9抵抗及
    び第10抵抗の直列回路を接続し、ベースが前記第9抵
    抗と第10抵抗との間に接続し、コレクタが第11抵抗
    を介して電源と接続し、エミッタが接地された第3NP
    Nトランジスタを有し、該第3NPNトランジスタと第
    3抵抗との間に前記オフ検出出力の出力端を有し、該出
    力端からの出力信号を第3NPNトランジスタのオン時
    に発光する発光ダイオードで光信号に変換して出力する
    構成であり、 前記記憶手段が、前記オフ検出手段の発光ダイオードと
    第1フォトカプラを形成するフォトトランジスと、ベー
    スが前記フォトトランジスのコレクタと電源との間に接
    続し、エミッタが前記電源に接続し、コレクタが第12
    抵抗を介して接地された第3PNPトランジスタと、一
    端が前記第3PNPトランジスタのコレクタと第12抵
    抗との間に接続する第3コンデンサと、アノード端が前
    記電源に接続しカソード端が前記第3コンデンサの他端
    に接続する第3ダイオードと、前記フォトトランジスの
    エミッタと接地との間に接続されたフォトサイリスタ及
    び論理値1の前記出力タイミング信号により発光して前
    記フォトサイリスタをオンする発光ダイオードからなる
    第2フォトカプラとを有する構成である請求項3又は4
    に記載の検査信号のレベルオフ確認回路。
  8. 【請求項8】前記オフ検出手段が、前記出力端からの出
    力に基づいて前記検査信号のレベルが所定の閾値以下に
    立ち下がったことを検出して所定時間出力を発生する立
    下がり検出回路を有し、該検出回路の出力を前記発光ダ
    イオードで光信号に変換して前記記憶手段のフォトトラ
    ンジスに出力する構成とした請求項7に記載の検査信号
    のレベルオフ確認回路。
  9. 【請求項9】リレーの接点がオフ可能であることを確認
    する装置であって、 前記リレー接点のオン/オフ動作に基づいた出力信号を
    前記検査信号として入力する請求項1〜8のいずれか1
    つに記載のレベルオフ確認回路と、 該レベルオフ確認回路の出力をトリガ入力とし、前記リ
    レーの駆動信号をホールド入力とし、前記トリガ入力側
    を自己保持する自己保持回路と、 該自己保持回路の出力の立下がりを前記リレーのオフ期
    間より長い時間遅延させるオフ・ディレー回路と、を備
    えて構成したことを特徴とする装置。
  10. 【請求項10】前記レベルオフ確認回路は、リレーの駆
    動信号を出力タイミング信号として入力し、論理値1の
    前記出力タイミング信号が入力した時に論理値1のレベ
    ルオフ確認出力を発生する構成である請求項9に記載の
    装置。
  11. 【請求項11】監視対象の動作状態を監視し、その動作
    状態が安全状態の時に論理値1の、危険状態の時に論理
    値0の監視出力をそれぞれ発生する複数の監視系を有
    し、各監視系が共に論理値1の監視出力を発生した時に
    安全を示す論理値1の判定出力を発生する判定回路を備
    えた多重系構成の装置において、 各監視系の監視出力を論理和演算する論理和回路と、 該論理和回路の出力を前記検査信号として入力する請求
    項1〜8のいずれか1つに記載のレベルオフ確認回路と
    を備え、 該レベルオフ確認回路から論理値1のレベルオフ確認出
    力が発生していることを条件として、前記判定回路が論
    理値1の出力を発生可能とする構成としたことを特徴と
    する装置。
  12. 【請求項12】前記レベルオフ確認回路は、両監視系の
    監視出力の論理積演算出力を出力タイミング信号として
    入力し、論理値1の前記出力タイミング信号が入力した
    時に論理値1のレベルオフ確認出力を発生する構成であ
    る請求項11に記載の装置。
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