JP3379725B2 - 三次元回路体の製造方法 - Google Patents

三次元回路体の製造方法

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  • Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複雑な形状の三次元回
路体を成形型を用いて形成し、且つ成形型の谷部に対応
する部位へも回路を簡単確実に形成し得る三次元回路体
の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図19は、一従来例としての自動車用リ
ヤランプを示すものである(実開平1−164606
号)。このリヤランプ75は、樹脂成形された一対の半
球状の反射板76,77と、各反射板76,77の中央
に設けられたバルブ78及びソケット79と、該ソケッ
ト79に接続されたワイヤハーネス80と、反射板7
6,77の前端に設けられたレンズ81とにより構成さ
れる。該一対の半球状反射板76,77は、深絞りされ
た隔壁82で区画されて各バルブ78の光を遮蔽させ
る。
【0003】しかしながら、上記従来の構造にあって
は、バルブ78の数を増加させてコンビネーションラン
プ等として使用する場合において、ワイヤハーネス80
の取り廻しが複雑化し、全体的に肥大化するという問題
があった。
【0004】そこで、反射板76,77の裏側の曲面に
沿って図示しない帯状のフレキシブル回路(FPC)を
配索するという手法もとられている。しかし、この手法
においては、平板状のフレキシブル回路を反射板裏側の
複雑な形状の三次元曲面に沿って接着剤や溶接等で貼り
合わせ配索する作業に多くの手間を必要とした。また、
深絞りされた谷部83を有する隔壁82への回路の配索
は大変手間がかかると共に、回路が折り曲げられて破損
しやすく、またFPCが位置ずれすることもあった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記した点
に鑑み、隔壁を有する反射板等のような複雑な三次元形
状の基板における隔壁に沿う谷部においても回路を破損
なく簡単且つ確実に形成できる三次元回路体の製造方法
を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、熱可塑性の樹脂基板に回路を形成して成
る回路板を加熱しつつ真空成形型に沿わせて吸引成形し
て三次元形状の成形回路板を形成させ、次いで、該成形
回路板に沿う三次元形状に予め形成された射出成形用の
雄・雌両金型を用いて、雌金型内に該成形回路板を吸着
固定させ、雄金型の湯口を経て該成形回路板と該雄金型
との間に溶融樹脂材を射出させて樹脂フレームを形成す
る三次元回路体の製造方法であって、前記真空成形型の
隣り合う突出部の間の谷部を浅く形成し、該真空成形型
を用いて前記回路板に、該谷部に沿う緩やかな湾曲部を
形成させ、次いで前記雄・雌両金型を用いて、該突出部
に対応する前記樹脂フレームの隣り合う凹部の間におい
て該湾曲部の内側に、前記湯口の出口部内で隔壁を延設
させる第一の製造方法を採用する。
【0007】また、回路を形成した熱可塑性の樹脂基板
を加熱しつつ真空成形型で三次元形状に成形する三次元
回路体の製造方法において、一方の樹脂基板にのみ回路
を形成した二枚の熱可塑性の樹脂基板を重ね合わせ、且
つ両樹脂基板の間に形成した一部の非接着部を除いて他
部を接着させ、該非接着部を前記真空成形型の隣り合う
突出部の間の谷部に位置させ、該二枚の樹脂基板を該真
空成形型に沿って加熱成形することにより、他方の樹脂
基板を該谷部に沿って吸着させて成形回路板の隣り合う
凹部間の隔壁を形成させると共に、該一方の樹脂基板
に、該隔壁の基部側における緩やかな湾曲部を形成させ
第二の製造方法を採用する。
【0008】さらに、熱可塑性の樹脂基板に回路を形成
して成る回路板を加熱しつつ真空成形型で三次元形状に
成形する三次元回路体の製造方法において、三次元形状
のフレーム骨格を前記真空成形型上にセットし、該フレ
ーム骨格には、隣り合う突出部の間の谷部に隔壁を形成
すると共に、該隔壁を除いた部分に複数の開口を設けて
おき、該フレーム骨格上に前記回路板を加熱した状態で
吸引成形させ、該谷部において該回路板の吸引を行わせ
ないようにした第三の製造方法を採用する。
【0009】上記第一から第三の製造方法において、前
記回路を低温乾燥型の導電性樹脂や低温焼成型の導電ペ
ーストを材料として前記熱可塑性の樹脂基板に印刷し、
前記吸引成形ないし射出成形後に該回路に導電性の電解
メッキないし無電解メッキを施すことも可能である。
【0010】
【作用】第一の製造方法において、加熱された回路板は
軟化し、真空成形型上に被さり吸引されて、真空成形型
に沿う三次元形状に成形される。そして射出成形により
樹脂フレームで補強され、且つ回路板の内側に隔壁が形
成される。回路板は該隔壁の基部で緩やかに湾曲する。
【0011】第二の製造方法においては、二枚の樹脂基
板の中の内側の樹脂基板が真空成形型に沿って吸引さ
れ、谷部において深く絞られて隔壁となり、一方、回路
を有する外側の樹脂基板は吸引されないから該隔壁の基
部において緩やかに湾曲する。第三の製造方法において
は、回路板がフレーム骨格を介して真空成形され、該フ
レーム骨格は、成形された回路板を補強する。また、フ
レーム骨格の谷部に開口がないから、谷部において回路
板が吸引されず、回路板はフレーム骨格の隔壁の基部に
おいて緩やかに湾曲する。
【0012】
【実施例】図1〜10は、自動車用リヤランプに適用し
た本発明の三次元回路体の製造方法の第一実施例を工程
順に示すものである。この製造方法は、先ず図1の如
く、一枚のABS等の熱可塑性の樹脂基板1に回路2を
低温乾燥型の導電性樹脂ないしは銀ぺースト等の低温焼
成型導電ぺーストを用いて印刷形成し、この印刷回路板
3を自動車用リヤランプの反射板の形状をした雄型形状
の真空成形型4の上に位置させ、図2の如く遠赤外線ヒ
ータ5で加熱して軟化させ、該真空成形型4に被着させ
ると共に、該成形型4の吸引孔6から真空引きを行っ
て、該印刷回路板3を真空成形型4の表面形状に沿って
成形させる。
【0013】該真空成形型4は、図1の如く反射板の形
状をした複数の略山型の突出部7,8を基壁9上に二列
に突出形成し、各突出部7,8にバルブ装着用の穴部1
0を形成し、一列目の基端方の平坦部11にコネクタ接
続用の突部12を形成して成るものである。二列の突出
部7,8の間の谷部13は浅いなだらかな傾斜面でもっ
て形成されている。なお該谷部13は深くても構わな
い。前記印刷回路板3には、該穴部10ないし突部12
の外縁に対向して位置する環状の面接触用の端子部1
4,15を回路2と一体に形成してあり、複数の端子部
14は凸部12側の端子部15に回路で接続している。
該印刷回路板3は図2の如く端末部に取り付けたクラン
プ16で真空成形型4に固定される。
【0014】三次元形状に成形した回路板3は冷却、硬
化した時点で成形型4から離脱させ、図3,4の如く不
要な端部17を鎖線イの如く切断して所要の形状に仕上
げると共に、穴部10に対応する環状の端子部14の内
側にバルブ接続孔18を打ち抜き形成して成形回路板1
9を完成する。前記突部12に対応する環状の端子部1
5の内側には接続プラグ20が成形時に突出形成され
る。
【0015】上記成形回路板19は図5の如く射出成形
用の雌金型21内に吸着固定され、図6の如く雄金型2
2との間で成形回路板19の内側に樹脂材23が射出さ
れる。該雄・雌両金型21,22は成形回路板19に沿
う三次元形状に予め形成され、雌金型21は成形回路板
19に対する吸着孔24と位置決めピン25とを有し、
雄金型22は成形回路板19のバルブ接続孔18に対す
るマスク用突部26を有する。溶融樹脂材23の射出は
図6の如く雄金型中央の湯口27から行われ、この間に
おいても成形回路板19は吸着孔24からの吸引により
雌金型21に確りと固定されている。そして成形回路板
19の内側面に沿って樹脂材23が固着して樹脂フレー
ム28が形成される。
【0016】樹脂材23の冷却後に図7の如く雌金型2
1を移動させ、樹脂フレーム付きの成形回路体29を取
り出す。接続プラグ20内には樹脂材23が充填され、
樹脂フレーム28から回路板19にかけてはバルブ接続
孔18が貫通している。また湯口27に通じる雄金型2
2の中央出口部30に対応して成形回路体29の中央部
には隔壁31が形成される。該隔壁31は先端方の不要
部32を鎖線ロの如く切り落として完成する。導電性樹
脂や導電ペースト製の回路2及び端子部14,15には
図8の如く導電性の電解メッキや無電解メッキを施して
本回路33を構成させ、三次元回路体34が完成する。
【0017】該三次元回路体34において成形回路板1
9は樹脂フレーム28上に確りと固着している。図9
(図8のA−A断面)に示す如く、隣り合う凹部35,
36すなわち二列に形成された反射板の中央には前記樹
脂材23により樹脂フレーム28と一体の隔壁31が垂
下連成されており、該隔壁31の基部上の浅い谷部37
に成形回路板19が緩やかな湾曲部38で密着してい
る。これにより導電ペースト等の回路2の折れ曲がり角
が小さくなり、谷部における回路形成が容易となり、回
路2の破損も防止される。また、導電ペースト等の回路
2を屈曲させた後に導電メッキの本回路33を形成させ
るから、本回路33の破断は有り得ない。
【0018】なお、真空成形型の深い谷部(13)にお
いても、軟化した回路板3は真空成形型4に吸引されて
谷部の形状に沿って絞り加工される。また回路2におい
てプリント回路等の銅箔回路を形成し、導電メッキ回路
33の付設を省略してもよい。また、真空成形型4に浅
い谷部13を形成しなくとも(深い谷部であっても)、
回路板1における湾曲部38の吸引を行わないように吸
引孔6の位置を設定すれば、緩やかな湾曲部38を得る
ことができる。
【0019】上記三次元回路体34には反射板35,3
6側からバルブ接続孔18に図示しない電球が組み付け
られると共に、図10のように接続プラグ20にワイヤ
ハーネス側のコネクタ39が接続され、樹脂フレーム2
8側にリヤランプ用レンズ40が装着される。なお、本
発明の三次元回路体の製造方法は自動車用リヤランプに
限らず、各種メータや電気接続箱等にも適用可能であ
る。
【0020】図11〜13は本発明に係る三次元回路体
の製造方法の第二実施例を示すものである。この製造方
法は、図11の如く上側の樹脂基板42のみに回路44
を印刷形成した二枚の熱可塑性の樹脂基板42,43を
重ね合わせ、上側と下側の樹脂基板42,43の中央部
すなわち真空成形型45の隣り合う突出部71 ,81
間の深い谷部46に該当する部分47を非接着とし、残
りの部分をホットメルト接着剤や超音波溶着等の手段で
接着して厚手の印刷回路板48を形成する。そして該印
刷回路板48を前例同様に図12(図11のB−B相当
断面)の如く遠赤外線ヒータ5と真空成形型45とを用
いて加熱成形する。
【0021】これにより熱可塑性の樹脂基板42,43
の非接着部47は上下に別離して下側の樹脂基板43の
みが真空成形型45に吸引されて、谷部46に沿う深絞
り部49を形成させ、導電ペースト等の回路44を有す
る上側の樹脂基板42は該深絞り部49上に密閉な隙間
50を存して緩やかに湾曲する。この湾曲部53により
谷部46における回路形成が容易となり、回路44の破
損も防止される。そして図13の如く該深絞り部49で
隣り合う凹部(反射板)51,52の隔壁が構成され、
成形回路板(三次元回路体)54が完成する。該成形回
路板54には前例同様にレンズ40(図10)が装着さ
れる。
【0022】図14〜18は本発明に係る三次元回路体
の製造方法の第三実施例を示すものである。この製造方
法は、図14,15の如く真空成形型55の上にABS
樹脂製のフレーム骨格56を被せ置き、該フレーム骨格
56の上に一枚の印刷回路板57をセットして遠赤外線
ヒータ5(図12)で加熱させつつ、図16の如く真空
成形型55で吸引して、フレーム骨格56上に一体に印
刷回路板57を固着させるものである。
【0023】該フレーム骨格56はリヤランプの形状に
膨出形成され、隣接して二列に配列された突出部58,
59の谷部(内側面)60を除いて外側面や上側面や下
面に複数の開口61を形成してその周囲に枠部62を残
存させたものである。該谷部60は深絞りされた対向す
る内側壁(隔壁)63で構成される。該内側壁63は凹
部(反射板)64,65(図18)の隔壁として作用
し、該開口61は真空成形時の吸引窓として作用する。
該フレーム骨格56上にセットされる印刷回路板57は
一枚の熱可塑性樹脂基板66に導電ペースト等の回路6
7を印刷したものである。
【0024】図16の如く真空成形に際して軟化した印
刷回路板57は谷部60を除くフレーム骨格56に吸着
され、印刷回路板57の裏面に塗布されているホットメ
ルト系の接着剤で接着する。該谷部60上に被さる印刷
回路板57は真空成形による吸引を受けないから、谷部
60上に密閉された隙間68を介して緩やかな湾曲部6
9を構成する。そして冷却後に真空成形型55より取り
外し、回路67上に電解ないし無電解の導電メッキ70
を施して、図17,18のように凹部(反射板)64,
65間の隔壁63の基部上になだらかな湾曲回路701
を有する三次元回路体71が完成する。該三次元回路体
71には前例同様にレンズが装着される。
【0025】
【発明の効果】以上の如くに、請求項1記載の発明によ
れば、回路板を真空成形型に沿って加熱成形して、複雑
且つコンパクトな三次元形状の成形回路板を簡単確実に
得ることができる。特に深絞りされた谷部においても、
軟化した回路板が吸引成形されて真空成形型に沿って湾
曲するから、簡単確実に回路を形成できる。また、射出
成形の樹脂フレームで回路板の接着固定及び補強並びに
隔壁の形成を同時に行え、複雑且つ強固な三次元回路体
を生産性良く低コストで製造できる。
【0026】また、樹脂フレームで隔壁を形成し、回路
板を該隔壁の基部に緩やかな湾曲で沿わせることによ
り、例えば自動車用リヤランプにおける反射板の隔壁部
分への回路の形成を簡単確実に行え、且つ回路板の屈曲
度合を小さくでき、谷部における回路形成が容易とな
り、回路の破損も防止される。
【0027】また、請求項2記載の発明の如く二枚の樹
脂基板を用いることにより回路板の強度が確保され、回
路板のみにより三次元回路体を形成でき、経済的であ
る。すなわち二枚の樹脂基板の中の一枚は真空成形型に
吸引されて隔壁となり、同時に回路を有する他の一枚が
谷部において緩やかな湾曲部を形成するから、請求項
記載の発明に較べて射出成形しない分だけ迅速且つ低コ
ストに三次元回路を形成でき、且つ緩やかな湾曲部によ
り谷部における回路形成が容易となり、回路の破損も防
止される。
【0028】さらに、請求項3記載の発明の如くフレー
ム骨格を用いることにより、樹脂フレームの射出成形を
行うことなく強固な三次元回路体を得ることができ、製
造工数が削減される。また、フレーム骨格に隔壁を形成
することで、回路板の過大な湾曲がなくなり、谷部にお
ける回路形成が容易となり、回路の破損も防止される。
また、請求項4記載の発明の如く上記回路を導電性樹脂
や導電ペーストで形成することにより、回路板の湾曲性
が向上し、且つ湾曲後に導電メッキを施すことにより、
確実な導通が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る三次元回路体の第一実施例におけ
る回路板と真空成形型を示す分解斜視図である。
【図2】同じく加熱及び真空成形時の状態を示す縦断面
図である。
【図3】同じく真空成形された成形回路板を示す縦断面
図である。
【図4】同じく成形回路板を示す斜視図である。
【図5】成形回路板を射出成形型にセットした状態を示
す縦断面図である。
【図6】同じく射出成形時の状態を示す縦断面図であ
る。
【図7】同じく射出成形後の状態を示す縦断面図であ
る。
【図8】第一実施例における完成した三次元回路体を示
す斜視図である。
【図9】図8のA−A断面図である。
【図10】三次元回路体にレンズを装着する状態の分解
斜視図である。
【図11】本発明に係る三次元回路体の第二実施例を示
す分解斜視図である。
【図12】同じく真空成形時の状態を示す縦断面図であ
る。
【図13】第二実施例における完成した三次元回路体を
示す縦断面図(図11のB−B相当断面図)である。
【図14】本発明に係る三次元回路体の第三実施例にお
ける真空成形型とフレーム骨格を示す分解斜視図であ
る。
【図15】同じくフレーム骨格へ回路板をセットする状
態を示す分解斜視図である。
【図16】同じく回路板を真空成形する状態を示す縦断
面図である。
【図17】第三実施例における完成した三次元回路体を
示す斜視図である。
【図18】図17のC−C断面図である。
【図19】従来例を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1,42,43,66 樹脂基板 2,44,67 印刷回路 3,48,57 回路板 4,45,55 真空成形型 7,8 突出部 13,46,60 谷部 19,54 成形回路板 28 樹脂フレーム 31,49,63 隔壁 35,36,51,52,64,65 凹部 38,53,69 湾曲部 47 非接着部 56 フレーム骨格 61 開口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI H05K 3/24 H05K 3/24 A // B29L 31:34 B29L 31:34 (56)参考文献 特開 昭63−164394(JP,A) 特開 昭63−244800(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B29C 45/14 B29C 51/10 B29C 51/14 B29C 45/26

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱可塑性の樹脂基板に回路を形成して成
    る回路板を加熱しつつ真空成形型に沿わせて吸引成形し
    て三次元形状の成形回路板を形成させ、次いで、該成形
    回路板に沿う三次元形状に予め形成された射出成形用の
    雄・雌両金型を用いて、雌金型内に該成形回路板を吸着
    固定させ、雄金型の湯口を経て該成形回路板と該雄金型
    との間に溶融樹脂材を射出させて樹脂フレームを形成す
    る三次元回路体の製造方法であって、 前記真空成形型の隣り合う突出部の間の谷部を浅く形成
    し、該真空成形型を用いて前記回路板に、該谷部に沿う
    緩やかな湾曲部を形成させ、次いで前記雄・雌両金型を
    用いて、該突出部に対応する前記樹脂フレームの隣り合
    う凹部の間において該湾曲部の内側に、前記湯口の出口
    部内で隔壁を延設させる ことを特徴とする三次元回路体
    の製造方法。
  2. 【請求項2】 回路を形成した熱可塑性の樹脂基板を加
    熱しつつ真空成形型で三次元形状に成形する三次元回路
    体の製造方法において、一方の樹脂基板にのみ回路を形
    成した二枚の熱可塑性の樹脂基板を重ね合わせ、且つ両
    樹脂基板の間に形成した一部の非接着部を除いて他部を
    接着させ、該非接着部を前記真空成形型の隣り合う突出
    部の間の谷部に位置させ、該二枚の樹脂基板を該真空成
    形型に沿って加熱成形することにより、他方の樹脂基板
    を該谷部に沿って吸着させて成形回路板の隣り合う凹部
    間の隔壁を形成させると共に、該一方の樹脂基板に、該
    隔壁の基部側における緩やかな湾曲部を形成させること
    を特徴とする三次元回路体の製造方法。
  3. 【請求項3】 熱可塑性の樹脂基板に回路を形成して成
    る回路板を加熱しつつ真空成形型で三次元形状に成形す
    る三次元回路体の製造方法において、三次元形状のフレ
    ーム骨格を前記真空成形型上にセットし、該フレーム骨
    格には、隣り合う突出部の間の谷部に隔壁を形成すると
    共に、該隔壁を除いた部分に複数の開口を設けておき、
    該フレーム骨格上に前記回路板を加熱した状態で吸引成
    形させ、該谷部において該回路板の吸引を行わせないよ
    うにしたことを特徴とする三次元回路体の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記回路を低温乾燥型の導電性樹脂や低
    温焼成型の導電ペー ストを材料として前記熱可塑性の樹
    脂基板に印刷し、前記吸引成形ないし射出成形後に該回
    路に導電性の電解メッキないし無電解メッキを施すこと
    を特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の三次元
    回路体の製造方法。
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