JPH088001A - プリント配線板の回路接続方法 - Google Patents

プリント配線板の回路接続方法

Info

Publication number
JPH088001A
JPH088001A JP6135963A JP13596394A JPH088001A JP H088001 A JPH088001 A JP H088001A JP 6135963 A JP6135963 A JP 6135963A JP 13596394 A JP13596394 A JP 13596394A JP H088001 A JPH088001 A JP H088001A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circuit
wiring board
printed wiring
connector
convex portion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6135963A
Other languages
English (en)
Inventor
Noriyoshi Kaneko
則好 金子
Tomohisa Kobayashi
朋央 小林
Shuji Takiguchi
修司 滝口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yazaki Corp filed Critical Yazaki Corp
Priority to JP6135963A priority Critical patent/JPH088001A/ja
Publication of JPH088001A publication Critical patent/JPH088001A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K1/00Printed circuits
    • H05K1/02Details
    • H05K1/0284Details of three-dimensional rigid printed circuit boards
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K1/00Printed circuits
    • H05K1/02Details
    • H05K1/11Printed elements for providing electric connections to or between printed circuits
    • H05K1/119Details of rigid insulating substrates therefor, e.g. three-dimensional details

Landscapes

  • Multi-Conductor Connections (AREA)
  • Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)
  • Printing Elements For Providing Electric Connections Between Printed Circuits (AREA)
  • Manufacturing Of Printed Wiring (AREA)
  • Combinations Of Printed Boards (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 回路接続部品の数を減らすことができ、電気
接続の信頼性を高めることのできるプリント配線板の回
路接続方法を提供する。 【構成】 プリント配線板の回路を、相手側回路に着脱
自在に接続するプリント配線板の回路接続方法におい
て、導体付着前の回路パターン21を印刷したベース樹
脂板20を用意し、このベース樹脂板20を加熱軟化さ
せた状態で、ベース樹脂板20の一部に凸部22を成形
し、成形後、回路パターン21に導体を付着させて導体
パターン24を形成するとともに、凸部22の一部に孔
を明け、該孔に一部を挿入することにより、ベース樹脂
板20に対して相手側コネクタを係合させ、該コネクタ
に配設した接触端子を、凸部22の外面に位置する導体
パターン24に接触させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プリント配線板と、ワ
イヤーハーネス等の相手側回路とを接続するための接続
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】プリント配線板の回路を、例えば別の回
路に着脱自在に接続する場合、通常コネクタを用いて行
っている。
【0003】図39は、特開平1−140570号公報
に記載された接続方法の説明図である。この図示例にお
いては、プリント配線板1と、相手側回路に設けられた
雄型コネクタ2を接続するに当たり、プリント配線板1
側に雌型コネクタ3をフレキシブル配線板4を介して連
結し、この雌型コネクタ3と雄型コネクタ2を嵌合し
て、雄型コネクタ2の端子2aと雌型コネクタ3の端子
3aとを導通させることで、プリント配線板1の導体パ
ターン1aと雄型コネクタ2側の端子2aを電気的に接
続している。この場合、フレキシブル配線板4の導体4
a、4bの一端をプリント配線板1の導体1aに半田5
により接続し、フレキシブル配線板4の導体4a、4b
の他端を雌型コネクタ3の端子3aに半田により接続す
ることで、雌型コネクタ3をプリント配線板1に連結し
ている。
【0004】また、図40、図41は特開平3−292
80号公報に記載された接続方法の説明図である。この
図示例においては、プリント配線板(この場合、フレキ
シブル配線板14)側の回路と、ワイヤーハーネス側の
回路を接続するに当たり、ワイヤーハーネス側の雄型コ
ネクタ11に嵌合する雌型コネクタ12を、フレキシブ
ル配線板14側に配設している。そして、雌型コネクタ
12の収容孔13内にフレキシブル配線板14の端部を
挿入して、同端部を前記収容孔13の内壁に沿わせ、雄
型コネクタ11を収容孔13に嵌合することで、雄型コ
ネクタ11側の端子11aをフレキシブル配線板14の
導体パターン14aに接触させて、フレキシブル配線板
14と雄型コネクタ11とを電気的に接続している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来の接続方法では、プリント配線板とは別体のコネクタ
をプリント配線板側に必ず設けて、相手コネクタと嵌合
させるようにしているので、接続のための雄雌コネクタ
が一対必要であり、部品点数が増加するうえ、回路接続
部の大型化を招いていた。また、図39の例では、プリ
ント配線板側のコネクタをフレキシブル配線板等を用い
て半田付けしているので、電気接続の信頼性の低下が見
られた。図40、図41の例では半田付けしていない
が、別体の雌型コネクタとフレキシブル配線板を接着剤
等で固定する必要があるので、位置ずれ等により同じく
電気接続の信頼性の低下が見られた。
【0006】本発明は、上記事情を考慮し、回路接続部
品の数を減らすことができ、電気接続の信頼性を高める
ことのできるプリント配線板の回路接続方法を提供する
ことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、プリ
ント配線板の回路を、相手側回路に着脱自在に接続する
プリント配線板の回路接続方法において、前記プリント
配線板の前加工品として、表面に導体付着前の回路パタ
ーンを印刷した平面状のベース樹脂板を用意し、このベ
ース樹脂板を加熱軟化させた状態で、前記接続すべき回
路に対応した回路パターンを含むように、前記ベース樹
脂板の一部に、前記表面外に突出する凸部を成形し、成
形後、前記回路パターンに導体を付着させて導体パター
ンを形成し、前記凸部の外周に、前記相手側回路に連結
したコネクタを嵌合し、該コネクタの接触端子を、前記
凸部の外面に位置する前記導体パターンに接触させるこ
とを特徴とする。
【0008】請求項2の発明は、プリント配線板の回路
を、相手側回路に着脱自在に接続するプリント配線板の
回路接続方法において、前記プリント配線板の前加工品
として、表面に導体付着前の回路パターンを印刷した平
面状のベース樹脂板を用意し、このベース樹脂板を加熱
軟化させた状態で、前記接続すべき回路に対応した回路
パターンを含むように、前記ベース樹脂板の一部に、前
記回路パターンを印刷した表面と反対の面外に突出する
凸部を成形し、成形後、前記回路パターンに導体を付着
させて導体パターンを形成し、前記凸部の裏面の凹部
に、前記相手側回路に連結したコネクタを挿入し、該コ
ネクタに配設した接触端子を、前記凹部の内面に位置す
る前記導体パターンに接触させることを特徴とする。
【0009】請求項3の発明は、プリント配線板の回路
を、相手側回路に着脱自在に接続するプリント配線板の
回路接続方法において、前記プリント配線板の前加工品
として、表面または裏面の少なくとも一方に導体付着前
の回路パターンを印刷した平面状のベース樹脂板を用意
し、このベース樹脂板を加熱軟化させた状態で、前記接
続すべき回路に対応した回路パターンを含むように、前
記ベース樹脂板の一部に、該ベース樹脂板の面外に突出
する凸部を成形し、成形後、前記回路パターンに導体を
付着させて導体パターンを形成するとともに、前記凸部
の一部に、前記導体パターンの長さ方向の一部を切り取
ることで導体パターンを分断する孔を明け、該孔に一部
を挿入することにより、前記ベース樹脂板に対して、前
記相手側回路に連結したコネクタを係合させ、該コネク
タに配設した接触端子を、前記凸部の外面または内面の
少なくとも一方に位置する前記導体パターンに接触させ
ることを特徴とする。
【0010】請求項4の発明は、請求項3記載のプリン
ト配線板の回路接続方法であって、前記凸部の頭を切り
取ることで、前記凸部の側壁で囲まれた前記孔を明け、
前記コネクタとして挟持片型の接触端子を2列持つもの
を用意して、このコネクタの各列の接触端子の内側の挟
持片を前記孔内に挿入し、外側の挟持片を前記凸部の側
壁の外面に配置し、それにより、外側の挟持片または内
側の挟持片の少なくとも一方を前記導体パターンに接触
させつつ、前記凸部の側壁を外側と内側の挟持片で挟む
ことを特徴とする。
【0011】請求項5の発明は、請求項4記載のプリン
ト配線板の回路接続方法であって、前記コネクタの各列
の接触端子の内外挟持片の隙間を結ぶ線が前記コネクタ
のハウジングの側壁と交差する位置に、前記凸部の側壁
の入るスリットを形成し、前記コネクタのハウジングの
側壁に、前記孔の内部に挿入されることにより前記凸部
の内面に形成した係合部と係合する係合アームを設けた
ことを特徴とする。
【0012】請求項6の発明は、請求項3記載のプリン
ト配線板の回路接続方法であって、前記凸部の側壁を切
り取ることにより前記孔を明け、前記コネクタの上半部
を前記凸部の頂壁の上側に、また下半部を前記孔から挿
入して前記頂壁の下側に配置することで、前記コネクタ
を前記ベース樹脂板に係合させ、前記頂壁の外面または
内面の少なくとも一方に位置する前記導体パターンに、
前記コネクタの上半部または下半部の少なくとも一方に
配設した接触端子を接触させることを特徴とする。
【0013】請求項7の発明は、請求項6記載のプリン
ト配線板の回路接続方法であって、前記孔を明けた側壁
の両隣の側壁の内面にそれぞれ係合部を形成し、これら
係合部に、前記コネクタの下半部に形成した係合アーム
の係合部を係合させることを特徴とする。
【0014】請求項8の発明は、請求項1記載のプリン
ト配線板の回路接続方法であって、前記凸部の裏面の凹
部を詰め物で埋めた後、前記コネクタを凸部の外周に嵌
合することを特徴とする。
【0015】請求項9の発明は、請求項8記載のプリン
ト配線板の回路接続方法であって、前記詰め物が、前記
凸部を成形する際に用いた成形型に離脱可能に設けられ
た凸型であり、前記凸部の成形後に、前記凸型を前記凹
部内に残留させることを特徴とする。
【0016】請求項10の発明は、請求項1、8、9の
いずれかに記載のプリント配線板の回路接続方法であっ
て、前記凸部に該凸部の頂壁と略平行な嵌合ガイドを設
け、該嵌合ガイドに沿って前記コネクタをスライドさせ
つつ前記凸部にコネクタを嵌合することにより、コネク
タの接触端子を凸部の頂壁の前記導体パターンに接触さ
せることを特徴とする。
【0017】請求項11の発明は、請求項1〜10のい
ずれか記載のプリント配線板の回路接続方法であって、
前記凸部を真空成形法により成形することを特徴とす
る。
【0018】請求項12の発明は、請求項1〜11のい
ずれか記載のプリント配線板の回路接続方法であって、
前記回路パターンを導電性ペーストで形成し、該回路パ
ターンへの導体の付着を電解メッキで行うことを特徴と
する。
【0019】請求項13の発明は、請求項1〜12のい
ずれか記載のプリント配線板の回路接続方法であって、
前記回路パターンを触媒ペーストで形成し、該回路パタ
ーンへの導体の付着を無電解メッキで行うことを特徴と
する。
【0020】
【作用】請求項1の発明では、ベース樹脂板に成形した
凸部を直接雄型コネクタハウジングとして利用し、これ
に相手コネクタ(雌型コネクタ)を嵌合するので、プリ
ント配線板側に、相手コネクタと嵌合するための別体の
コネクタ(雄型コネクタ)を敢えて連結する必要がな
い。また、導体パターンを形成した後で前記凸部を成形
した場合には導体パターンが剥がれる可能性があるが、
この発明では、前記凸部を成形した後で、導体を回路パ
ターンに付着させて、導体パターンを形成するので、加
工時に導体パターンが剥がれるおそれがない。
【0021】請求項2の発明では、請求項1の発明とは
逆に、ベース樹脂板に成形した凸部の裏側の凹部を、直
接雌型コネクタハウジングとして利用し、これに相手側
コネクタ(雄型コネクタ)を嵌合するので、プリント配
線板側に、相手コネクタと嵌合するための別体のコネク
タ(雌型コネクタ)を敢えて連結する必要がない。ま
た、導体パターンを形成した後で前記凸部を成形した場
合には導体パターンが剥がれる可能性があるが、この発
明では、前記凸部を成形した後で、導体を回路パターン
に付着させて導体パターンを形成するので、加工時に導
体パターンが剥がれるおそれがない。
【0022】請求項3の発明では、凸部の一部に形成し
た孔にコネクタの一部を挿入することにより、ベース樹
脂板に相手コネクタを係合するので、相手コネクタとベ
ース樹脂板の係合状態が強固になる。また、導体パター
ンを孔によって分断することにより、独立した導体パタ
ーンの数が倍に増える。したがって、分断された導体パ
ターンの端部を各々端子代わりに利用することが可能に
なり、それぞれに相手コネクタ側の接触端子を接触させ
るように構成すれば、多極化が容易に実現できる。この
とき、ベース樹脂板の凸部の外面側に導体パターンがあ
る場合と、凸部の裏側の凹部の内面側に導体パターンが
ある場合と、凸部の外面と凹部の内面の両方に導体パタ
ーンがある場合とがあるが、いずれの場合も、孔を明け
ることで独立した導体パターンの数が倍になるので、そ
れぞれに相手側コネクタの接触端子を接触させることが
できるようになる。
【0023】請求項4の発明では、凸部の頭を切り取る
ことで孔を形成しているから、プリント配線板に対して
垂直な方向から、相手コネクタを結合することができ
る。また、相手側コネクタに設けた2列の挟持片型の接
触端子が、それぞれ凸部の側壁を挟持しながら各導体パ
ターンと接触するので、相手側コネクタとプリント配線
板の結合状態が強固になる上、接触端子と導体パターン
の接触状態が安定して強固なものとなる。特に接触端子
が2列あることで、バランスのよい結合状態が維持され
る。
【0024】請求項5の発明では、相手コネクタのハウ
ジングに、プリント配線板側の凸部の側壁の入るスリッ
トと、凸部の内面に係合する係合アームを設けたので、
凸部と相手コネクタの結合をより確実かつ正確に行うこ
とができ、接触端子と導体パターンの接触状態を安定さ
せることができる。
【0025】請求項6の発明では、凸部の側壁を切り取
ることで孔を形成しているから、プリント配線板に対し
て平行な方向からコネクタを結合することができる。ま
た、相手側コネクタの上半部と下半部で凸部の頂壁を挟
む形になるので、相手側コネクタとプリント配線板の係
合状態が安定し、機械的な結合強度が増す。
【0026】請求項7の発明では、孔を明けた側壁の両
隣の側壁の内面に、相手コネクタの下半部に設けた係合
アームの係合部を係合させるので、結合状態がより強固
になる。
【0027】請求項8の発明では、凸部の裏面の凹部を
詰め物で埋めるので、相手コネクタを嵌合させた際に、
凸部が変形しにくくなる。
【0028】請求項9の発明では、成形型の一部をその
まま詰め物として残すので、どのような成形形状であ
れ、確実かつ容易に凹部を埋められる。
【0029】請求項10の発明では、嵌合ガイドの案内
作用により接触端子と導体パターンを摺接させることが
でき、接触状態を良好に保てる。
【0030】請求項11の発明では、真空成形法により
凸部を成形するので、凸部の精度が高まる。
【0031】請求項12の発明では、電解メッキにより
導体パターンが形成される。
【0032】請求項13の発明では、非電解メッキによ
り導体パターンが形成される。
【0033】
【実施例】以下、本発明の各実施例を図面に基づいて説
明する。
【0034】〔第1実施例〕本発明の第1実施例を図1
〜図8を用いて説明する。この実施例では、プリント配
線板の回路と相手側回路の接続を次の手順で行う。
【0035】まず、図1に示すように、プリント配線板
の前加工品として、表面に導体付着前の回路パターン2
1を印刷した平面状のベース樹脂板20を用意する。こ
の場合、後工程での導体付着は電解メッキで行うので、
回路パターン21は、Ag、Cu等を含有した導電性ペ
ーストを印刷することで形成する。回路パターン21
は、平行に複数本形成する。
【0036】なお、ベース樹脂板20としては、ABS
樹脂、塩化ビニール樹脂、未圧延PET等の通常のプリ
ント配線板に用いる絶縁板を用いることができる。
【0037】このベース樹脂板20を、図1に示す真空
成形型100の上に載せる。真空成形型100の上面に
は直方体形の凸型101が突設され、その凸型101の
周囲および凸型101自体には、吸引通路103が多数
設けられている。なお、ここでは、凸型101の長手方
向両端面に、後述する係合部23を形成するための段部
102が形成されている。
【0038】真空成形型100の上にベース樹脂板20
を載せる際には、平行な回路パターン21が凸型101
の真上に位置し、回路パターン21が凸型101と直交
する位置関係となるように載せる。そして、ベース樹脂
板20を真空成形型100の上に載せたら、赤外線ヒー
タでベース樹脂板20を加熱軟化させ、ベース樹脂板2
0が軟化した段階で、ベース樹脂板20と真空成形型1
00との間の空気を、吸気通路103から吸い出し、ベ
ース樹脂板20を、真空成形型100の凸型101の形
状(3次元形状)に成形する(真空成形法)。
【0039】図2は成形品を示す。この真空成形法の実
施により、ベース樹脂板20の中央に、回路パターン2
1を横断する形の凸部22が、ベース樹脂板20の表面
外に突出する形で形成され、凸部22の長手方向端部に
係合部23が形成される。
【0040】ついで、この成形品を真空成形型100か
ら引き離して、これを電解メッキ工程に流す。そして、
電解メッキによりベース樹脂板20上の回路パターン2
1に導体を付着させ、図3に示すような導体パターン2
4を形成する。この段階でプリント配線板が完成する。
【0041】この場合、導体パターン24を形成した後
で、前記凸部22を成形した場合には、導体パターン2
4が剥がれる可能性があるが、この実施例では、凸部2
2を成形した後で、導体を回路パターン21に付着させ
て、導体パターン24を形成するので、加工工程途中で
導体パターン24が剥がれるおそれがない。
【0042】ついで、成形した凸部22の頭部を全周を
巡るカット線25で切り取り、図4に示すような長方形
状の孔31を明ける。この孔31を加工した段階で、凸
部22が雌型コネクタ部30として機能するようにな
る。なお、カットの工程は、電解メッキ工程の前に行っ
てもよい。
【0043】この雌型コネクタ部30の孔31は、凸部
22の側壁で周囲を囲まれ、孔31を設けることによ
り、側壁に位置する導体パターン24が長手方向に分断
され、独立した倍の数の導体パターン24となる。
【0044】一方、このプリント配線板上に形成された
雌型コネクタ部30と結合する対象の雄型コネクタ40
は、図5、図6にに示すように、コネクタハウジング4
1の2列の端子収容孔42にそれぞれ挟持片型の接触端
子43を収容した構造をなしている。2列に配置された
接触端子43の一対の挟持片43aの、外側のものと内
側のものの中点(挟持片間の隙間)の位置の間隔(つま
り第1列と第2列の中点間の間隔)は、ちょうど図4に
示す雌型コネクタ部30の導体パターン24のある側壁
間の距離S2と等しくなるように設定されている。
【0045】コネクタハウジング41は、雌型コネクタ
部30の孔31に対応した大きさの矩形断面に形成さ
れ、その長手方向の側壁には係合アーム44が形成さ
れ、その先端に、雌型コネクタ部30側の係合部23と
係合する係合部45が形成されている。左右の係合アー
ム44の外側間の寸法T1(図6参照)は、雌型コネク
タ部30の孔31の長辺側の長さS1(図4参照)と略
等しく設定されている。このコネクタハウジング41の
先端側は、図6に示すように、フード部46となってお
り、その短辺側の内面幅T2は、雌型コネクタ30の孔
31の幅S2より大きくなっている。また、係合アーム
44の先端は、フード部46の先端46aと同じ位置か
やや引っ込んだ位置にある。
【0046】このコネクタハウジング41には、該コネ
クタハウジング41を孔31の明いた雌型コネクタ部3
0に確実に差し込めるように、フード部46の係合アー
ム44側の側壁に、スリット47が形成されている。こ
のスリット47は、2列に並んだ接触端子43の内外の
挟持片の隙間を結ぶ線と、前記係合アーム44側の側壁
との交差する位置に形成されている。
【0047】なお、図4において、符号47aは、スリ
ット47に雌型コネクタ部30の側壁を挿入した際に、
スリット47が当たる位置を示す線である。
【0048】プリント配線板上に形成した雌型コネクタ
部30と、雄型コネクタ40とを結合する場合は、雄型
コネクタ40の先端を、雌型コネクタ部30の孔31に
挿入する。そして、雄型コネクタ40の各列の接触端子
43の一対の挟持片43aの内側片を孔31内に挿入
し、外側片を凸部22の側壁の外面に配置し、それによ
り、外側片を凸部22の側壁に位置する導体パターン2
4に接触させる。と同時に凸部22の側壁を、接触端子
43の挟持片43aで挟持する。
【0049】この場合、図7に示すように、雄型コネク
タ40のスリット47に対して、雌型コネクタ部30側
の凸部22の側壁を挿入し、係合アーム44の係合部4
5を図8に示すように、雌型コネクタ部30側の係合部
23に係合させる。
【0050】この際、雄型コネクタ40のフード部46
の先端46aが、ベース樹脂板20のフラットな面に当
たって止まるので、係合アーム44の先端は、ベース樹
脂板20の裏面側には突出しない。
【0051】このように、雄型コネクタ40をプリント
配線板の凸部22(雌型コネクタ部30)に嵌合するこ
とにより、プリント配線板側の導体パターン24と、雄
型コネクタ40の接触端子43とを相互に導通させるこ
とができる。
【0052】したがって、プリント配線板側には特別な
雌型コネクタを取り付ける必要がなく、コネクタ部品
(特に単一部品としての雌型コネクタ)を削減できるう
え、回路接続部を小型化できる。また、雌型コネクタ部
30の孔31に、雄型コネクタ40の一部を差し込み、
スリット47に凸部22の側壁を挿入し、係合アーム4
4の係合部45を凸部22の内面の係合部23に係合さ
せるので、雄型コネクタ40を雌型コネクタ部30に強
固に係合できるうえ、位置決めを正確に行うことができ
る。
【0053】また、凸部22の頭に孔31を設けている
から、プリント配線板に対して垂直な方向から、相手の
雄型コネクタ40を結合することができる。また、相手
側の雄型コネクタ40に設けた2列の挟持片型の接触端
子43で凸部22の側壁を挟持し、その状態で接触端子
43を各導体パターン24に接触させるので、雄型コネ
クタ40とプリント配線板の結合状態を強固にできる
上、接触端子43と導体パターン24の接触状態を安定
させることができる。特に接触端子43が2列あるの
で、結合状態のバランスも良くなる。
【0054】また、数が倍になった導体パターン24に
それぞれ2列の接触端子43を接触させるから、多極同
時接続ができる。
【0055】なお、上記実施例では、凸部22の外面側
に導体パターン24を形成した場合を示したが、凸部2
2の裏面側に導体パターンを形成してもよい。また、両
面に導体パターンを形成してもよく、表面側の導体パタ
ーンと裏面側の導体パターンをずらして形成してもよ
い。
【0056】〔第2実施例〕次に、本発明の第2実施例
を図9〜図16を用いて説明する。この第2実施例で
は、プリント配線板の回路と相手側回路の接続を次の手
順で行う。
【0057】まず、図9に示すように、プリント配線板
の前加工品として、表面に導体付着前の回路パターン2
1を印刷した平面状のベース樹脂板20を用意し、この
ベース樹脂板20を、図9に示す真空成形型100の上
に載せる。ここまでは第1実施例と同じである。異なる
のは、真空成形型100の形状である。
【0058】この場合の真空成形型100の上面には、
平坦な高さの低い長方形の凸型111が突設され、その
凸型111の周囲および凸型111自体には吸気通路1
03が多数設けられている。なお、ここでは、凸型11
1の短辺側の側面に、後述する係合部33を形成するた
めの突起112が形成されている。
【0059】真空成形型100の上にベース樹脂板20
を載せる際には、平行な回路パターン21が凸型111
の真上に位置し、回路パターン21が凸型111の長辺
と直交する位置関係となるように載せる。そして、ベー
ス樹脂板20を真空成形型100の上に載せたら、赤外
線ヒータでベース樹脂板20を加熱軟化させ、ベース樹
脂板20が軟化した段階で、ベース樹脂板20と真空成
形型100との間の空気を、吸気通路103から吸い出
し、ベース樹脂板20を、真空成形型100の凸型11
1の形状(3次元形状)に成形する(真空成形法)。
【0060】図10は成形品を示す。この真空成形法の
実施により、ベース樹脂板20の中央に、回路パターン
21を横断する形の、頂壁32aと側壁32b、32c
からなるフラットな長方形の凸部32が、ベース樹脂板
20の表面外に突出する形で形成され、凸部32の短辺
側の側壁32bに係合部33が形成される。
【0061】ついで、この成形品を真空成形型100か
ら引き離して、これを電解メッキ工程に流す。そして、
電解メッキによりベース樹脂板20上の回路パターン2
1に導体を付着させ、図11に示すような導体パターン
24を形成する。この段階でプリント配線板が完成す
る。この場合、凸部32を成形した後で導体パターン2
4を形成するので、加工途中で導体パターン24が剥が
れるおそれがない。
【0062】ついで、成形した凸部32の長辺側の一方
の側壁32cを中心にして、その下側から頂壁32aに
かけての範囲を、図11に示すカット線35で切り取
り、図12に示すような孔51を明ける。この孔51を
加工した段階で、凸部32が雌型コネクタ部50として
機能するようになる。なお、カットの工程は、電解メッ
キ工程の前に行ってもよい。
【0063】この雌型コネクタ部50の孔51は、凸部
32の外面に設けた導体パターン24を長手方向に分断
し、独立した倍の数の導体パターン24を構成する。
【0064】一方、このプリント配線板上に形成された
雌型コネクタ部50と結合する対象の雄型コネクタ60
は、図13、図14に示すように、コネクタハウジング
が上半部61と下半部64から構成されている。上半部
61には端子収容孔62が設けられ、そこには接触端子
63が挿入されている。上半部61と下半部64との間
には、雌型コネクタ部50側の凸部32の頂壁32aが
挿入される間隙65が確保されている。
【0065】上半部61は凸部32の頂壁32aの上側
に配置される部分、下半部64は凸部32の頂壁32a
の下側に挿入される部分であり、下半部64の高さは凸
部32の高さと略等しく設定されている。また、下半部
64の左右側壁には係合アーム66が形成されている。
この係合アーム66には、凸部32の係合部33と係合
する係合部67が突設され、そのさらに自由端側には操
作突部68が形成されている。
【0066】プリント配線板上に形成した雌型コネクタ
部50と、雄型コネクタ60とを結合する場合は、雄型
コネクタ60の下半部64の先端を、雌型コネクタ部5
0の孔51に挿入しながら、雄型コネクタ60をプリン
ト配線板と平行に移動する。そして、図15に示すよう
に、上半部61と下半部64の間隙65に凸部32の頂
壁32aを受け入れることで、雄型コネクタ60の上半
部61を、雌型コネクタ部50の凸部32の頂壁32a
の上側に移動し、下半部64を同下側に移動する。こう
することにより、雄型コネクタ60の接触端子63の接
触片63aが、凸部32の頂壁32aに位置する導体パ
ターン24に摺接し、プリント配線板の回路と雄型コネ
クタ60側の回路が電気的に接続される。同時に、下半
部64に設けた係合アーム66の係合突起67が、凸部
32の裏面側の係合部33と係合する。このように結合
した際、下半部64は凸部32の裏側の凹部にちょうど
入るので、プリント配線板の下面がフラットになる。
【0067】以上のように、プリント配線板の一部に設
けた凸部32を雌型コネクタハウジングとして利用する
ので、プリント配線板側には特別な雌型コネクタを取り
付ける必要がなく、コネクタ部品(特に単一部品として
の雌型コネクタ)を削減できるうえ、回路接続部を小型
化でき、特にフラット化することができる。また、雌型
コネクタ部50の孔51に、雄型コネクタ60の下半部
64を差し込み、係合アーム66の係合部67を凸部3
2の内面の係合部33に係合させるので、雄型コネクタ
60を雌型コネクタ部50に強固に係合できるうえ、位
置決めを正確に行うことができる。
【0068】また、凸部32の側壁部に孔51を設けて
いるから、プリント配線板に対して平行な方向から、相
手の雄型コネクタ60を結合することができる。
【0069】なお、上記実施例では、凸部32の外面側
に導体パターン24を形成した場合を示したが、凸部3
2の裏面側に導体パターンを形成してもよい。裏面側に
導体パターンを設けた場合は、下半部64に接触端子を
配備することになるので、上半部の高さをより小さくで
きる。また、両面に導体パターンを形成してもよく、表
面側の導体パターンと裏面側の導体パターンをずらして
形成してもよい。
【0070】〔第3実施例〕次に、本発明の第3実施例
を図17〜図24を用いて説明する。この第3実施例で
は、プリント配線板の回路と相手側回路の接続を次の手
順で行う。
【0071】まず、図17に示すように、プリント配線
板の前加工品として、表面に導体付着前の回路パターン
21を印刷した平面状のベース樹脂板20を用意し、こ
のベース樹脂板20を、図17に示す真空成形型100
の上に載せる。ここまでは第1、第2実施例と同じであ
る。異なるのは、真空成形型100の形状とその後の工
程である。
【0072】この場合の真空成形型100は、平坦なベ
ース板120と、それに対して離脱可能な凸型130と
からなる。ベース板120には浅い矩形凹所121が形
成され、そこに凸型130が嵌まるようになっている。
凸型130は高さのある立型の直方体をなし、図18に
示すように下面に吸引室134を有している。また、幅
狭の側面131の下部には、後述する係合凹部73を形
成するための凹部132が設けられている。また、真空
引きができるように、凸型130とベース板120の適
当箇所には吸気通路122、133が形成されている。
【0073】真空成形型100の上にベース樹脂板20
を載せる際には、平行な回路パターン21が凸型130
の真上に位置し、回路パターン21が凸型130の長辺
と直交する位置関係となるように載せる。そして、ベー
ス樹脂板20を真空成形型100の上に載せたら、赤外
線ヒータでベース樹脂板20を加熱軟化させ、ベース樹
脂板20が軟化した段階で、ベース樹脂板20と真空成
形型100との間の空気を、吸気通路122、133か
ら吸い出し、ベース樹脂板20を、図19に示すよう
に、真空成形型100の凸型130の形状(3次元形
状)に成形する(真空成形法)。
【0074】図20は成形品を真空成形型100のベー
ス板120から、凸型130とともに引き離した状態を
示す。この真空成形法の実施により、ベース樹脂板20
の中央に、回路パターン21を横断する形の直方体形の
凸部72が、ベース樹脂板20の表面外に突出する形で
形成され、凸部72の長手方向端部に係合凹部73が形
成される。そして、凸部72の裏側の凹部の中に、図2
1に示すように、凸型130が詰め物として残留した形
の中間製品が得られる。この場合、係合凹部73が凸型
130の凹部132に嵌合しているので、凸型130は
脱落しない。
【0075】ついで、この凸型130を一体に有した成
形品を真空成形型100のベース板120から引き離し
て、これを電解メッキ工程に流す。そして、電解メッキ
によりベース樹脂板20上の回路パターン21に導体を
付着させ、図22に示すような導体パターン24を形成
する。この段階でプリント配線板が完成し、凸部70が
雄型コネクタ70の機能を果たすようになる。この場
合、凸部72を成形した後で導体パターン24を形成す
るので、加工途中で導体パターン24が剥がれるおそれ
がない。
【0076】一方、図23(a)に示すように、このプ
リント配線板上に形成された雄型コネクタ部70と結合
する対象の雌型コネクタ80は、コネクタハウジング8
1の内部に、同図(b)に示す接触片83a付きの接触
端子83を収容した構造をなしている。また、側面に
は、雄型コネクタ部70の係合凹部73に係合する係合
部84を有している。
【0077】コネクタハウジング81は、雄型コネクタ
部70の外周にちょうど嵌まる大きさの断面矩形のもの
で、図24に示すように、接触端子83は、その内部の
一方の側壁に寄せて配置されている。
【0078】プリント配線板上に形成した雄型コネクタ
部70と、雌型コネクタ80とを結合する場合は、図2
4に示すように、雌型コネクタ80を雄型コネクタ部7
0の外周に嵌合する。そして、雌型コネクタ80の接触
端子83の接触片83aを、凸部72の側面の導体パタ
ーン24(図22参照)に接触させる。
【0079】このように、雌型コネクタ80をプリント
配線板の凸部72(雄型コネクタ部70)に嵌合するこ
とにより、プリント配線板側の導体パターン24と、雌
型コネクタ80の接触端子83とを相互に導通させるこ
とができる。
【0080】したがって、プリント配線板側には特別な
雄型コネクタを取り付ける必要がなく、コネクタ部品
(特に単一部品としての雄型コネクタ)を削減できるう
え、回路接続部を小型化できる。また、凸部72を上向
きに設けているので、プリント配線板に対して垂直な方
向から、相手の雌型コネクタ80を結合することができ
る。特に、この雄型コネクタ部70の凸部72の内部に
は、凸型130が詰まっているので、雌型コネクタ80
を嵌合した場合にも、凸部72が変形しない。真空成形
時に凸部72は薄くなる可能性があるが、この実施例で
は凸部72が変形しなくなることにより、嵌合強度の向
上と、導体パターン24と接触端子83の接触圧を適正
に保持できる。
【0081】なお、上記第3実施例では、雄型コネクタ
部70に係合凹部73を設けたが、係合凹部73の代わ
りに係合凸部を設けてもよい。図25は係合凸部を設け
る場合の凸型130の例であり、側面に係合凸部を形成
するための凸部137を設けている。図26は係合凸部
77を有した成形品である。また、図27はその場合の
雌型コネクタ80であり、側面に係合凹部77と係合す
る係合部87を有している。
【0082】〔第4実施例〕次に、本発明の第4実施例
を図28〜図32を用いて説明する。この第4実施例で
は、上記第3実施例と凸型の形状が異なる。
【0083】図28はこの実施例で用いる凸型140の
構成を示す。この凸型140は図2(a)に示すように
高さの低い直方体形をなしており、図(b)に示すよう
に下面に吸引室144を有している。また、左右側面1
40aの上部には、後述する嵌合ガイド91を形成する
突部141が設けられ、上面には係合凹部92(図29
参照)を形成する凹部が設けられている。また、真空引
きができるように、凸型140の適当箇所には吸気通路
143が形成されている。
【0084】真空成形の要領は上記実施例と同じであ
り、この真空成形により、図29に示すような形の凸部
90が得られる。この凸部90の裏側の凹部には、第3
実施例と同様に凸型140が残留させられている。この
凸部90はそれ自体がスライド式の雄型コネクタ90
(凸部90と同符号)として機能し、導体パターン24
がスライド方向(図中矢印)に延び、嵌合ガイド91が
ベース樹脂板20に平行に延びている。
【0085】一方、図30、31、32に示すように、
このプリント配線板上に形成された雄型コネクタ部90
と結合する対象の雌型コネクタのハウジング95(雌型
コネクタも同符号とする)は、断面コ字状をなし、その
内部に図23(b)に示したものと同じ接触片83a付
きの接触端子83を収容した構造をなしている。接触端
子83は、図31(b)に示すランス99により係止さ
れている。また、両側壁の内面下部には、雄型コネクタ
部90側の嵌合ガイド91に係合して、安定した姿勢で
雌型コネクタ95をスライドできるようにする嵌合突部
96が設けられている。また、上面には、係合凹部92
に係合する係合アーム97が設けられている。
【0086】プリント配線板上に形成した雄型コネクタ
部90と、雌型コネクタ95とを結合する場合は、図3
2に示すように、雌型コネクタ95を雄型コネクタ部9
0の側方から嵌合する。そして、嵌合ガイド91と嵌合
突部96を相互に係合させた状態で、雌型コネクタ95
を雄型コネクタ部90に対してスライドさせ、接触端子
83の接触片83a(図23参照)を、導体パターン2
4(図29参照)に摺接させる。
【0087】このように、雌型コネクタ95をプリント
配線板に形成した雄型コネクタ部90に嵌合することに
より、プリント配線板側の導体パターン24と、雌型コ
ネクタ95の接触端子83とを相互に導通させることが
できる。
【0088】したがって、プリント配線板側には特別な
雄型コネクタを取り付ける必要がなく、コネクタ部品
(特に単一部品としての雄型コネクタ)を削減できるう
え、回路接続部を小型化できる。また、嵌合ガイド91
を設けているので、プリント配線板に対して平行な方向
から安定した姿勢で、雌型コネクタ95を結合すること
ができる。また、この雄型コネクタ部90の内部には、
凸型140が詰まっているので、雌型コネクタ95を嵌
合した場合にも、雌型コネクタ部90が変形しない。よ
って、嵌合強度の向上と、導体パターン24と接触端子
83の接触圧を適正に保持できる。
【0089】なお、上記実施例のように、詰め物として
凸型130、140を雄型コネクタ部70、90の内部
に残留させた場合は、詰め物と凸部が隙間なく埋まる
上、特別な工程を経ずに詰め物で埋めることができる
が、凸型130、140の代わりに、別のものを後から
詰めても勿論よい。
【0090】また、上記第1、第2実施例では凸部2
2、32に孔31、51を明け、また第3、第4実施例
では凸部の裏側の凹部内に詰め物を残しているが、孔を
明けたり、詰め物を入れたりしないでも、回路の接続を
行うことができる。その場合、凸部の真空成形後に導体
パターンを形成することは共通である。なお、詰め物を
入れない場合は、導体パターンを凸部の裏側に設けても
よい。その場合は、凸部の裏側の凹部に相手コネクタを
挿入することで、導体パターンとコネクタ側の接触端子
とを接触させることになる。
【0091】また、上記各実施例では、真空成形法によ
り凸部を形成したが、真空成形法以外の方法で凸部を成
形することもできる。
【0092】また、上記実施例においては、電解メッキ
により導体パターン24を形成したが、無電界メッキに
より導体パターンを形成してもよい。その場合は、導電
ペーストの代わりに、触媒ペーストで回路パターンを印
刷しておく。
【0093】以上説明した本発明の実施例は、例えば自
動車のドア内のプリント配線板とワイヤーハーネスとを
接続する際に適用することができる。
【0094】図33は、自動車のドアの構造を示す。ド
アフレーム本体201と内装部材であるドアトリム20
2との間には、インナーパネル210が挟まれている。
ドアフレーム本体201とインナーパネル210は分離
して構成され、インナーパネル210は、インナーパネ
ル本体220とプリント配線板230とからなる。そし
て、プリント配線板230に形成された導体回路231
の一部に、本発明の接続方法が実施されている。この例
では、第3実施例の雄型コネクタ部232が設けられて
いる。なお、203はドアガラス、207はドアスイッ
チ、233はコネクタ、205はブラケット、206は
スピーカーである。
【0095】プリント配線板230は、インナーパネル
本体220の形状に沿って3次元形状に形成され、一体
成形により貼着されている。プリント配線板230に
は、前加工品として、ベース樹脂板20に導電性ペース
トを用いて回路パターンを施したものが利用されてい
る。
【0096】インナーパネル210の製造に際しては、
図34に示す真空成形機を用いる。真空成形機のベース
250の上には、真空成形型251が設けられている。
製造に際しては、まず、真空成形型251の上面にイン
ナーパネル本体220をセットする。真空成形型251
の上面には、インナーパネル本体220に一致した凹凸
面が形成されている。この中に第3実施例の真空形成型
130が組み込まれている。インナーパネル本体220
の図示しない穴に対応した真空成形型251の上面に
は、吸気通路253が開口し、吸気通路253は吸引室
252を介して真空ポンプに通じている。真空成形型2
51の上方には赤外線ヒータ254が配置され、ベース
樹脂板20を加熱するようになっている。
【0097】成形に際しては、図35に示すように、真
空成形型251の上にインナーパネル本体220を載置
し、その上にベース樹脂板20を載置して、ヒータ25
4で加熱軟化させる。そして、ベース樹脂板20が軟化
したら、ベース樹脂板20とインナーパネル本体220
との間の空気を吸気通路253から抜いて、ベース樹脂
板20を、図36に示すように、3次元形状に真空形成
する。この際、ベース樹脂板20の裏面には予めホット
メルト系接着剤を塗布しておくことで、インナーパネル
本体220とベース樹脂板20とを一体化できる。
【0098】ついで、ベース樹脂板20を一体化したイ
ンナーパネル210を、図37に示すように、真空成形
型251から離脱させた後、その成形品を電解メッキ工
程に流し、図38に示すように回路パターンに導体を付
着させる。このようにして、第3実施例相当の雄型コネ
クタ部232を形成することができる。よって、プリン
ト配線板の中央部であっても、簡単に回路接続部を形成
することができる。
【0099】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、プリント配線板の一部に凸部を成形して、それ
を直接コネクタ(雄型コネクタ)化するので、プリント
配線板側に相手コネクタ(雌型コネクタ)と嵌合する別
体のコネクタ(雄型コネクタ)を敢えて半田等で連結す
る必要がない。したがって、相互に結合する一対のコネ
クタのうち、コネクタの一方(雄型コネクタ)が省略で
きることで、部品点数の削減を図ることができ、また回
路接続部の小型化を図ることができる。さらに、半田等
でコネクタをプリント配線板に連結する必要がないう
え、工程途中での導体パターンの剥がれの可能性を無く
すことができることから、接続信頼性の向上を図ること
ができる。また、ベース樹脂板の一部を成形してできる
凸部をコネクタハウジング化しているので、大きなプリ
ント配線板の真ん中の部分に対してコネクタを接続する
場合にも容易に適用できる。
【0100】請求項2の発明によれば、プリント配線板
の一部に凸部を成形し、その裏面の凹部を直接コネクタ
(雌型コネクタ)化するので、プリント配線板側に相手
コネクタ(雄型コネクタ)と嵌合する別体のコネクタ
(雌型コネクタ)を敢えて半田等で連結する必要がな
い。したがって、相互に結合する一対のコネクタのう
ち、コネクタの一方(雌型コネクタ)が省略できること
から、部品点数の削減を図ることができ、また回路接続
部の小型化を図ることができる。さらに、半田等でコネ
クタをプリント配線板に連結する必要がないうえ、工程
途中での導体パターンの剥がれの可能性を無くすことが
できることから、接続信頼性の向上を図ることができ
る。また、ベース樹脂板の一部を成形してできる凸部の
裏面の凹部をコネクタハウジング化しているので、大き
なプリント配線板の真ん中の部分に対してコネクタを接
続する場合にも容易に適用できる。
【0101】請求項3の発明によれば、請求項1または
2の発明と同様に、プリント配線板の一部を直接コネク
タ化することができ、プリント配線板側に相手コネクタ
と嵌合するコネクタを敢えて半田等で連結する必要がな
い。したがって、相互に結合する一対のコネクタのう
ち、コネクタの一方が省略できることから、部品点数の
削減と、回路接続部の小型化を図ることができる。ま
た、半田等でコネクタをプリント配線板に連結する必要
がないうえ、工程途中での導体パターンの剥がれの可能
性を無くすことができることから、接続信頼性の向上を
図ることができる。また、ベース樹脂板の一部を成形し
てできる凸部をコネクタハウジング化しているので、大
きなプリント配線板の真ん中の部分に対してコネクタを
接続する場合にも容易に適用できる。さらに、この発明
によれば、特に、相手コネクタの一部をベース樹脂板に
形成した孔に挿入することにより、ベース樹脂板に対し
て相手側コネクタを係合するので、プリント配線板とコ
ネクタの結合一体性を高めることができる。また、孔を
明けることで独立した導体パターンの数が倍になるの
で、各導体パターンにそれぞれ相手コネクタの接触端子
を接触させることにより、多極同時接続を実現すること
ができる等の効果が得られる。
【0102】請求項4の発明によれば、プリント配線板
に対して垂直な方向からの相手コネクタの結合が可能と
なる。また、2列の接触端子が、それぞれ凸部の側壁を
挟持しながら導体パターンに接触するので、プリント配
線板と相手コネクタの結合を強固かつバランス良く行う
ことができるうえ、安定した信頼性の高い電気接続状態
を維持することができる。
【0103】請求項5の発明によれば、相手コネクタ側
のハウジングにスリットと係合アームを設けたので、凸
部と相手コネクタの結合を確実かつ正確に行うことがで
き、電気接続の信頼性をより高めることができる。
【0104】請求項6の発明によれば、プリント配線板
に対して平行な方向からの相手コネクタの結合が可能と
なる。したがって、回路接続部のフラット化が実現でき
る。また、相手コネクタとプリント配線板の係合状態を
安定させることができ、接触端子と導体パターンの接触
状態を安定させて、接続信頼性を高めることが可能とな
る。また、頂壁の内面側にのみ導体パターンがある場合
には、下半部に接触端子を集中配置すればよくなるの
で、上半部を小型化でき、相手コネクタを含めた回路接
続部の全体形状をより小型化できる。
【0105】請求項7の発明によれば、相手コネクタの
下半部に設けた係合アームの係合部を、ベース樹脂板の
凸部の側壁内面の係合部に係合するので、プリント配線
板と相手コネクタとの結合状態をより強固なものにする
ことができ、接続信頼性の向上を図ることができる。
【0106】請求項8の発明によれば、成形によって肉
厚が薄くなりがちな凸部の裏面の凹部を詰め物で埋めた
ので、凸部の変形を防止することができ、相手コネクタ
との結合状態、および導体パターンと接触端子との接触
状態を安定化することができて、接続信頼性をより高め
ることができる。
【0107】請求項9の発明によれば、成形型の一部を
そのまま詰め物として残すので、凹部の形状がどのよう
な形であっても、確実かつ容易に凹部を埋めることがで
き、工程が簡略化する。
【0108】請求項10の発明によれば、嵌合ガイドを
設けたので、相手コネクタの嵌合操作が楽に正確に行え
る。また、接触端子と導体パターンを摺接させるので、
接触状態を良好に保つことができ、接続信頼性を高める
ことができる。
【0109】請求項11の発明によれば、真空成形法に
より凸部を成形するので、複雑な形状であっても、精度
良く安定して成形することができ、品質を高めることが
できる。
【0110】請求項12の発明によれば、電解メッキに
より品質の安定した導体パターンを形成することができ
る。
【0111】請求項13の発明によれば、非電解メッキ
により品質の安定した導体パターンを形成することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の第1工程の説明図であ
る。
【図2】本発明の第1実施例の第2工程の説明図であ
る。
【図3】本発明の第1実施例の第3工程の説明図であ
る。
【図4】本発明の第1実施例の第4工程の説明図であ
る。
【図5】本発明の第1実施例で用いる相手コネクタの斜
視図である。
【図6】本発明の第1実施例で用いる相手コネクタの断
面図である。
【図7】本発明の第1実施例の接続完了状態を示す斜視
図である。
【図8】図7の一部拡大断面図である。
【図9】本発明の第2実施例の第1工程の説明図であ
る。
【図10】本発明の第2実施例の第2工程の説明図であ
る。
【図11】本発明の第2実施例の第3工程の説明図であ
る。
【図12】本発明の第2実施例の第4工程の説明図であ
る。
【図13】本発明の第2実施例で用いる相手コネクタの
上から見た斜視図である。
【図14】本発明の第2実施例で用いる相手コネクタの
下〜見た斜視図である。
【図15】本発明の第2実施例の接続操作途中の状態を
示す断面図である。
【図16】本発明の第2実施例の接続完了後の状態を示
す断面図である。
【図17】本発明の第3実施例の第1工程の説明図であ
る。
【図18】本発明の第3実施例に用いる離脱式凸型の断
面図である。
【図19】本発明の第3実施例の第2工程の説明図であ
る。
【図20】本発明の第3実施例の第3工程の説明図であ
る。
【図21】図20のベース樹脂板の成形品の断面図であ
る。
【図22】本発明の第3実施例の第4工程の説明図であ
る。
【図23】本発明の第3実施例に用いる相手コネクタの
斜視図(a)と、接触端子の斜視図(b)である。
【図24】本発明の第3実施例の接続完了状態を示す断
面図である。
【図25】本発明の第3実施例の変形例に用いる離脱式
凸型の断面図である。
【図26】本発明の第3実施例の変形例の説明図であ
る。
【図27】本発明の第3実施例の変形例に用いる相手コ
ネクタの斜視図である。
【図28】(a)は本発明の第4実施例に用いる離脱式
凸型の斜視図、(b)は要部断面図である。
【図29】本発明の第4実施例の成形品の斜視図であ
る。
【図30】本発明の第4実施例に用いる相手コネクタの
斜視図である。
【図31】(a)は図30のXXXIa−XXXIa矢
視断面図、(b)は図30のXXXIb−XXXIb矢
視断面図である。
【図32】本発明の第4実施例の接続完了状態の断面図
である。
【図33】本発明が適用される対象の自動車のドアの分
解斜視図である。
【図34】図33のインナーパネル210の製造に用い
る真空成形機の断面図である。
【図35】図33のインナーパネル210の製造工程の
説明図である。
【図36】図35の次工程の説明図である。
【図37】図36の次工程の説明図である。
【図38】製造品の斜視図である。
【図39】従来のプリント配線板の回路接続方法の一例
を示す説明図である。
【図40】従来のプリント配線板の回路接続方法の他の
例を示す説明図である。
【図41】図40の方法による接続完了状態の断面図で
ある。
【符号の説明】
20 ベース樹脂板 21 回路パターン 22,32,72,90 凸部 24 導体パターン 32a 頂壁 32c 側壁 31,51 孔 40,60 雄型コネクタ(相手側コネクタ) 43,63,83 接触端子 44,66 係合アーム 45,67 係合部 47 スリット 61 上半部 64 下半部 65 間隙 80,95 雌型コネクタ(相手側コネクタ) 100 真空成形型 101,111,130,140 凸型 141 嵌合ガイド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // H05K 3/18 E 7511−4E

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プリント配線板の回路を、相手側回路に
    着脱自在に接続するプリント配線板の回路接続方法にお
    いて、 前記プリント配線板の前加工品として、表面に導体付着
    前の回路パターンを印刷した平面状のベース樹脂板を用
    意し、 このベース樹脂板を加熱軟化させた状態で、前記接続す
    べき回路に対応した回路パターンを含むように、前記ベ
    ース樹脂板の一部に、前記表面外に突出する凸部を成形
    し、 成形後、前記回路パターンに導体を付着させて導体パタ
    ーンを形成し、 前記凸部の外周に、前記相手側回路に連結したコネクタ
    を嵌合し、 該コネクタの接触端子を、前記凸部の外面に位置する前
    記導体パターンに接触させることを特徴とするプリント
    配線板の回路接続方法。
  2. 【請求項2】 プリント配線板の回路を、相手側回路に
    着脱自在に接続するプリント配線板の回路接続方法にお
    いて、 前記プリント配線板の前加工品として、表面に導体付着
    前の回路パターンを印刷した平面状のベース樹脂板を用
    意し、 このベース樹脂板を加熱軟化させた状態で、前記接続す
    べき回路に対応した回路パターンを含むように、前記ベ
    ース樹脂板の一部に、前記回路パターンを印刷した表面
    と反対の面外に突出する凸部を成形し、 成形後、前記回路パターンに導体を付着させて導体パタ
    ーンを形成し、 前記凸部の裏面の凹部に、前記相手側回路に連結したコ
    ネクタを挿入し、 該コネクタに配設した接触端子を、前記凹部の内面に位
    置する前記導体パターンに接触させることを特徴とする
    プリント配線板の回路接続方法。
  3. 【請求項3】 プリント配線板の回路を、相手側回路に
    着脱自在に接続するプリント配線板の回路接続方法にお
    いて、 前記プリント配線板の前加工品として、表面または裏面
    の少なくとも一方に導体付着前の回路パターンを印刷し
    た平面状のベース樹脂板を用意し、 このベース樹脂板を加熱軟化させた状態で、前記接続す
    べき回路に対応した回路パターンを含むように、前記ベ
    ース樹脂板の一部に、該ベース樹脂板の面外に突出する
    凸部を成形し、 成形後、前記回路パターンに導体を付着させて導体パタ
    ーンを形成するとともに、前記凸部の一部に、前記導体
    パターンの長さ方向の一部を切り取ることで導体パター
    ンを分断する孔を明け、 該孔に一部を挿入することにより、前記ベース樹脂板に
    対して、前記相手側回路に連結したコネクタを係合さ
    せ、 該コネクタに配設した接触端子を、前記凸部の外面また
    は内面の少なくとも一方に位置する前記導体パターンに
    接触させることを特徴とするプリント配線板の回路接続
    方法。
  4. 【請求項4】 請求項3記載のプリント配線板の回路接
    続方法であって、 前記凸部の頭を切り取ることで、前記凸部の側壁で囲ま
    れた前記孔を明け、 前記コネクタとして挟持片型の接触端子を2列持つもの
    を用意して、 このコネクタの各列の接触端子の内側の挟持片を前記孔
    内に挿入し、外側の挟持片を前記凸部の側壁の外面に配
    置し、それにより、外側の挟持片または内側の挟持片の
    少なくとも一方を前記導体パターンに接触させつつ、前
    記凸部の側壁を外側と内側の挟持片で挟むことを特徴と
    するプリント配線板の回路接続方法。
  5. 【請求項5】 請求項4記載のプリント配線板の回路接
    続方法であって、 前記コネクタの各列の接触端子の内外挟持片の隙間を結
    ぶ線が前記コネクタのハウジングの側壁と交差する位置
    に、前記凸部の側壁の入るスリットを形成し、 前記コネクタのハウジングの側壁に、前記孔の内部に挿
    入されることにより前記凸部の内面に形成した係合部と
    係合する係合アームを設けたことを特徴とするプリント
    配線板の回路接続方法。
  6. 【請求項6】 請求項3記載のプリント配線板の回路接
    続方法であって、 前記凸部の側壁を切り取ることにより前記孔を明け、 前記コネクタの上半部を前記凸部の頂壁の上側に、また
    下半部を前記孔から挿入して前記頂壁の下側に配置する
    ことで、前記コネクタを前記ベース樹脂板に係合させ、 前記頂壁の外面または内面の少なくとも一方に位置する
    前記導体パターンに、前記コネクタの上半部または下半
    部の少なくとも一方に配設した接触端子を接触させるこ
    とを特徴とするプリント配線板の回路接続方法。
  7. 【請求項7】 請求項6記載のプリント配線板の回路接
    続方法であって、 前記孔を明けた側壁の両隣の側壁の内面にそれぞれ係合
    部を形成し、 これら係合部に、前記コネクタの下半部に形成した係合
    アームの係合部を係合させることを特徴とするプリント
    配線板の回路接続方法。
  8. 【請求項8】 請求項1記載のプリント配線板の回路接
    続方法であって、 前記凸部の裏面の凹部を詰め物で埋めた後、前記コネク
    タを凸部の外周に嵌合することを特徴とするプリント配
    線板の回路接続方法。
  9. 【請求項9】 請求項8記載のプリント配線板の回路接
    続方法であって、 前記詰め物が、前記凸部を成形する際に用いた成形型に
    離脱可能に設けられた凸型であり、前記凸部の成形後
    に、前記凸型を前記凹部内に残留させることを特徴とす
    るプリント配線板の回路接続方法。
  10. 【請求項10】 請求項1、8、9のいずれかに記載の
    プリント配線板の回路接続方法であって、 前記凸部に該凸部の頂壁と略平行な嵌合ガイドを設け、
    該嵌合ガイドに沿って前記コネクタをスライドさせつつ
    前記凸部にコネクタを嵌合することにより、コネクタの
    接触端子を凸部の頂壁の前記導体パターンに接触させる
    ことを特徴とするプリント配線板の回路接続方法。
  11. 【請求項11】 請求項1〜10のいずれか記載のプリ
    ント配線板の回路接続方法であって、 前記凸部を真空成形法により成形することを特徴とする
    プリント配線板の回路接続方法。
  12. 【請求項12】 請求項1〜11のいずれか記載のプリ
    ント配線板の回路接続方法であって、 前記回路パターンを導電性ペーストで形成し、該回路パ
    ターンへの導体の付着を電解メッキで行うことを特徴と
    するプリント配線板の回路接続方法。
  13. 【請求項13】 請求項1〜12のいずれか記載のプリ
    ント配線板の回路接続方法であって、 前記回路パターンを触媒ペーストで形成し、該回路パタ
    ーンへの導体の付着を無電解メッキで行うことを特徴と
    するプリント配線板の回路接続方法。
JP6135963A 1994-06-17 1994-06-17 プリント配線板の回路接続方法 Pending JPH088001A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6135963A JPH088001A (ja) 1994-06-17 1994-06-17 プリント配線板の回路接続方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6135963A JPH088001A (ja) 1994-06-17 1994-06-17 プリント配線板の回路接続方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH088001A true JPH088001A (ja) 1996-01-12

Family

ID=15163951

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6135963A Pending JPH088001A (ja) 1994-06-17 1994-06-17 プリント配線板の回路接続方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH088001A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1093975A2 (en) * 1999-10-22 2001-04-25 Harness System Technologies Research, Ltd. Electric connection box
JP2005051169A (ja) * 2003-07-31 2005-02-24 Denso Corp コネクタ付き多層基板
US7482541B2 (en) 2004-03-17 2009-01-27 Seiko Epson Corporation Panel for electro-optical apparatus, method of manufacture thereof, electro-optical apparatus and electronic apparatus
WO2012140949A1 (ja) * 2011-04-11 2012-10-18 アルプス電気株式会社 コネクタ

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1093975A2 (en) * 1999-10-22 2001-04-25 Harness System Technologies Research, Ltd. Electric connection box
EP1093975A3 (en) * 1999-10-22 2003-05-28 Autonetworks Technologies, Ltd. Electric connection box
JP2005051169A (ja) * 2003-07-31 2005-02-24 Denso Corp コネクタ付き多層基板
US7482541B2 (en) 2004-03-17 2009-01-27 Seiko Epson Corporation Panel for electro-optical apparatus, method of manufacture thereof, electro-optical apparatus and electronic apparatus
WO2012140949A1 (ja) * 2011-04-11 2012-10-18 アルプス電気株式会社 コネクタ

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20030009880A1 (en) Electronic packaging device with insertable leads and method of manufacturing
JP2000077125A (ja) 雌雄嵌合型コネクタ
JPH08250223A (ja) フィルタ挿入体及びその製造方法
JPH0997641A (ja) 電気コネクタ、電気コネクタ組立体及び電気コネクタ組立体の製造方法
JP2830529B2 (ja) 可撓性平型導体ケーブルの接続コネクタ
JP3505997B2 (ja) 電子制御ユニット
US6304455B1 (en) System, to be used especially in an electronic controller, and manufacture of same
JPH088001A (ja) プリント配線板の回路接続方法
JPH01184885A (ja) 半導体装置
US6663400B1 (en) Wiring board having connector and method of manufacturing the same
US6793533B2 (en) Electrical connector assembly
CN115882257A (zh) 电连接器及其制造方法
JPH0511679B2 (ja)
JPH11345675A (ja) 電気コネクタの製造方法
JP3265843B2 (ja) コネクタピン接続装置及びその組立方法
JP2004192916A (ja) 雄側端子金具の製造方法
JP4097187B2 (ja) コネクターおよびその実装構造
JP7425022B2 (ja) コネクタ付き基板の製造方法、及び、電子ユニット
JP3966745B2 (ja) コネクター
JP3075459B2 (ja) 回路部品の固定方法
JP2814222B2 (ja) コネクター及びその製造方法
JP2002324644A (ja) Icソケット及びそれに用いる吸着用シート
KR100737135B1 (ko) 차량의 모터 구동 전자제어유닛
US11469562B2 (en) Electrical connector with center conductor
JPH0612830B2 (ja) 光送受信モジュール用リードフレーム