JP3379287B2 - 複屈折層ギャップ厚測定方法 - Google Patents

複屈折層ギャップ厚測定方法

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JP3379287B2
JP3379287B2 JP15896795A JP15896795A JP3379287B2 JP 3379287 B2 JP3379287 B2 JP 3379287B2 JP 15896795 A JP15896795 A JP 15896795A JP 15896795 A JP15896795 A JP 15896795A JP 3379287 B2 JP3379287 B2 JP 3379287B2
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    • G01N21/17Systems in which incident light is modified in accordance with the properties of the material investigated
    • G01N21/21Polarisation-affecting properties
    • G01N21/23Bi-refringence
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01BMEASURING LENGTH, THICKNESS OR SIMILAR LINEAR DIMENSIONS; MEASURING ANGLES; MEASURING AREAS; MEASURING IRREGULARITIES OF SURFACES OR CONTOURS
    • G01B11/00Measuring arrangements characterised by the use of optical techniques
    • G01B11/02Measuring arrangements characterised by the use of optical techniques for measuring length, width or thickness
    • G01B11/06Measuring arrangements characterised by the use of optical techniques for measuring length, width or thickness for measuring thickness ; e.g. of sheet material

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  • Testing Of Optical Devices Or Fibers (AREA)
  • Liquid Crystal (AREA)
  • Investigating Or Analysing Materials By Optical Means (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、複屈折層を有する
光学材料、例えば液晶等の被測定対象のギャップ厚を測
定するための複屈折層ギャップ厚測定方法に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】図14は従来の液晶層ギャップ厚測定装
置の模式図であり、図15は偏光板透過軸方向と液晶ラ
ビング方向を示した図である。
【0003】図14において、101は複数の波長を有
する光源であり、102は、光源101から放射された
複数の波長を含む入射光の中で選択した波長を射出する
モノクロメータ、103は偏光板、104は液晶ねじれ
角が略90゜の被測定物の液晶であり、偏光板103の
透過軸107と液晶104の入射側ラビング方向108
は平行である。105は偏光板であり、透過軸110は
偏光板103の透過軸107と平行である。106は光
検出器である。
【0004】以上のように構成された液晶層ギャップ厚
測定方法及び装置について、以下その動作について説明
する。
【0005】モノクロメータ2の射出光の波長をλとす
ると、偏光板3、液晶4、偏光板5を透過する光の透過
率Tは(数1)となる。
【0006】
【数1】
【0007】透過率Tを0とする波長をλsとすると、
(数1)より(数2)が得られる。
【0008】
【数2】
【0009】従って、モノクロメータ2の波長を変化さ
せ、光検出器6での検出される光量が0、つまり、(数
1)の透過率Tが0となる波長λsを求め、(数2)に
代入することにより液晶層ギャップ厚dを求めることが
できる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな構成では、ギャップ厚が測定できる液晶は、そのね
じれ角が90゜の場合に限定される。
【0011】また、液晶ラビング方向を偏光板103、
105の透過方向と一致させる必要があるため、液晶ラ
ビング方向が既知でなければならない。しかし、通常、
液晶ラビング方向を測定することは困難であり、偏光板
の透過軸と液晶ラビング方向を正確に一致させることが
できない。
【0012】また、モノクロメータ2あるいは分光光度
計を用いる必要があるため、測定時間が1分程度必要と
なり、インライン検査等の高速性が要求される用途には
使用することができない。
【0013】また、モノクロメータあるいは分光光度計
を用いているため、装置構成が複雑になり、装置価格が
高くなる。
【0014】本発明は上記問題点に鑑み、液晶のねじれ
角が90゜以外の液晶に関しても、あるいはラビング方
向が未知な液晶に関しても、そのギャップ厚が正確に測
定でき、またインライン検査可能な高速性を有し、低価
格化が可能な複屈折層ギャップ厚測定方法を提供するこ
とを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに本発明の複屈折層ギャップ厚測定方法は、平行ニコ
ル状態あるいは直交ニコル状態に設定された2枚の偏光
板間に複屈折層を有する被測定対象を設置する工程と、
2枚の偏光板間に第1の偏光板の透過方向と光学軸が一
致するように設定された位相板を設置する工程と、位相
板を回転させ2枚目の偏光板を透過する光量が極値とな
る位相板の回転角を測定する工程と、予め被測定対象物
の複屈折層ギャップ厚と位相板の回転角との関係を解析
的に求めた式に前記位相板の回転角の測定値を代入する
ことにより複屈折層ギャップ厚を算出する工程を備えて
いることを特徴とするものである。
【0016】また、平行ニコル状態あるいは直交ニコル
状態に設定された2枚の偏光板間に被測定対象の液晶を
設置する工程と、液晶を回転させ2枚目の偏光板を透過
する光量が極値となるよう液晶を設定する工程と、2枚
の偏光板間に第1の偏光板の透過方向と光学軸が一致す
るように設定されたλ/2板を設置する工程と、λ/2
板を回転させ2枚目の偏光板を透過する光量が極値とな
るλ/2板の回転角を測定する工程と、予め被測定対象
物の複屈折層ギャップ厚とλ/2板の回転角との関係を
解析的に求めた式に前記λ/2板の回転角の測定値を代
入することにより複屈折層ギャップ厚を算出する工程を
備えていることを特徴とするものである。
【0017】
【0018】
【0019】
【作用】本発明は上記した構成によって、平行ニコル状
態あるいは直交ニコル状態に設定された2枚の偏光板間
に複屈折層を有する被測定対象を設置すると共に、2枚
の偏光板間に第1の偏光板の透過方向と光学軸が一致す
るように設定された位相板を設置し、位相板を回転させ
ると2枚目の偏光板を透過する光量が変化するため、透
過光量が極値となる位相板の回転角を測定することによ
り、この位相板の回転角から複屈折層ギャップ厚を計算
することができる。
【0020】
【実施例】図1は本発明の第1の実施例における複屈折
層ギャップ厚測定方法を実現する基本光学構成を示すも
のである。図1において、1は波長λの単波長光源、2
は偏光板、3は被測定物の液晶であり、液晶3の常光屈
折率をno、異常光屈折率をneとする。4は位相差δ
を有する位相板、6は偏光板、7は光検出器を示してい
る。
【0021】以上のように構成された光学系において複
屈折層ギャップ厚測定方法を図2のフローチャートを用
いて説明する。
【0022】まず、偏光板2と偏光板6を平行ニコルあ
るいは直交ニコル状態とする。次に、位相板4の光学軸
を偏光板2の透過軸と一致させる。そして、位相板4を
回転させ、光検出器7の検出強度が極値を取る回転角α
を測定する。
【0023】そして、この回転角αを後述する(数1
1)に代入し、複屈折層(液晶層)ギャップ厚を計算に
より求めるものである。
【0024】さて、この方法により複屈折層(液晶層)
ギャップ厚を測定できることを数式を用いて説明する。
【0025】図3は、図1の光学系の座標を示してい
る。図3において、10は偏光板2の透過軸を示し、x
軸とのなす角をetとする。11は液晶3の入射側ラビ
ング方向を示し、x軸とのなす角をφとする。12は液
晶3の出射側ラビング方向を示し、液晶3のねじれ角を
θとする。13は位相板5の光学軸を示し、x軸とのな
す角をαとする。14は偏光板6の透過軸を示し、x軸
とのなす角をexとする。
【0026】このような座標系を考えると、偏光板2を
透過する光はジョーンズベクトルAで表すと(数3)の
ように書ける。
【0027】
【数3】
【0028】また、液晶3のジョーンズマトリクスBは
(数4)のように、位相板4のジョーンズマトリクスC
は(数5)のように、偏光板6のジョーンズマトリクス
Dは(数6)のように書ける。
【0029】
【数4】
【0030】
【数5】
【0031】
【数6】
【0032】従って、偏光板6を透過する光のジョーン
ズベクトルE(Ex、Ey)は(数7)のように書け、
光検出器7で検出される強度Fは(数8)のように書け
る。
【0033】
【数7】
【0034】
【数8】
【0035】ここで、偏光板2の透過軸方位et=0と
しても一般性は保たれるので、et=0とする。そうす
ると、偏光板6の透過軸方位exは平行ニコルの場合は
ex=0、直交ニコルの場合はex=90゜となる。
【0036】平行ニコルの場合、光検出器7で検出され
る強度F1は(数9)、直交ニコルの場合、光検出器7
で検出される強度F2は(数10)のように書ける。
【0037】
【数9】
【0038】
【数10】
【0039】次に、この検出強度F1、F2のシミュレ
ーションを行う。シミュレーション条件として(表1)
の値を用いた。
【0040】
【表1】
【0041】位相板4の位相差δをλ/8、λ/4、あ
るいはλ/2とし、偏光板2及び偏光板6を平行ニコル
あるいは直交ニコルとした場合に、位相板4の回転角α
と光検出器7で検出される強度との関係を図4〜9に示
す。図番と、偏光板2と偏光板6との偏光状態、位相板
4の位相差との関係を(表2)に示す。
【0042】
【表2】
【0043】図4〜9から分かるように、検出器7で検
出される光の強度は、位相板4の位相差、偏光状態に関
係無く、極値を持つことが分かる。この極値を取る位相
板4の回転角αは、(数9)、(数10)をαで偏微分
することにより求まり、(数11)、(数12)のよう
に書ける。
【0044】
【数11】
【0045】
【数12】
【0046】これら両式から、(数11)、(数12)
は同一の式であることがわかる。この(数11)におい
て、液晶の複屈折度(ne−no)、液晶のねじれ角
(θ)、液晶のラビング方向(φ)、測定波長(λ)、
位相板の位相差(δ)、極値をとる位相板回転角(α)
が既知であると、液晶のギャップ厚(d)だけが未知な
方程式となり、(数11)を解くことにより液晶層ギャ
ップ厚(d)を求めることができる。
【0047】この方法による、液晶層ギャップ厚の測定
精度は位相板3の回転角測定精度により決まり、0.0
5゜の回転角測定精度で、10nmのギャップ厚精度を
得ることができる。また、測定時間は、位相板4を数度
回転させる時間(1秒程度)ですむため、高速な測定が
可能となる。
【0048】以上のように本実施例によれば、位相板3
を設け、位相板4を回転させることにより、光検出器7
で検出される強度が変化するため、この強度変化の極値
をとる回転角αを測定し、(数11)を用いて、液晶層
ギャップ厚dを計算により高精度に求めることができ
る。
【0049】このように、非常に簡単な光学系によりギ
ャップ厚を測定することができるため、安価な測定装置
を実現できる。また、高速に測定が可能なため、従来の
抜き取り検査から、全数検査にすることができるため製
造工程の歩留まり向上にも寄与できる。
【0050】また、本実施例では、従来例と異なり、液
晶のねじれ角が90゜以外の場合にも対応可能なため、
種々の液晶を測定できる。
【0051】なお、この実施例では、単純な位相板をを
用いたが、位相板を組み合わせたバビネソレイユ補償板
を用いても良いことは言うまでもない。
【0052】また、本実施例では、被測定対象として、
液晶を用いたが、これに限定されることはなく、複屈折
を有するものであれば、ギャップ厚を測定できることは
言うまでもない。
【0053】図10は本発明の第2の実施例における複
屈折層ギャップ厚測定方法を実現する基本光学構成を示
すものである。図10において、図1と同一図番のもの
は実質的に同一機能のものを示す。16は位相差λ/2
を有するλ/2板を示している。
【0054】以上のように構成された光学系において、
複屈折層ギャップ厚測定方法を図11のフローチャート
を用いて説明する。
【0055】まず、偏光板2と偏光板6を平行ニコルあ
るいは直交ニコル状態とする。次に、液晶3を回転さ
せ、光検出器7の検出強度が極値を取る位置に設定す
る。
【0056】次に、λ/2板16の光学軸を偏光板2の
透過軸と一致させる。そして、λ/2板16を回転さ
せ、光検出器7の検出強度が極値を取る回転角αを測定
する。
【0057】そして、この回転角αを後述する(数1
8)に代入し、複屈折層(液晶層)ギャップ厚を計算に
より求めるものである。
【0058】さて、この方法により、液晶のラビング方
向φが未知であっても、液晶層ギャップ厚を測定できる
ことを数式を用いて説明する。
【0059】λ/2板16が無い状態で、偏光板6を透
過する光のジョーンズベクトルG(Gx、Gy)は(数
13)のように書け、光検出器7で検出される強度Hは
(数14)の様に書ける。
【0060】
【数13】
【0061】
【数14】
【0062】ここで、第1の実施例と同様に、偏光板2
の透過軸方位et=0としても一般性は保たれるので、
et=0とする。そうすると、偏光板6の透過軸方位e
xは平行ニコルの場合はex=0、直交ニコルの場合は
ex=90゜となる。
【0063】平行ニコルの場合、光検出器7で検出され
る強度H1は(数15)、直交ニコルの場合、光検出器
7で検出される強度H2は(数16)のように書ける。
【0064】
【数15】
【0065】
【数16】
【0066】(数15)、(数16)よりわかるよう
に、液晶3を回転させると、(数15)、(数16)の
第4項目が変化し、検出強度が変化する。
【0067】この検出強度の極値を取るφの値は、(数
15)、(数16)をφで偏微分し0となるφを求める
ことにより求まり、(数17)のようになる。
【0068】
【数17】
【0069】この(数17)を用いると、液晶のラビン
グ方向φに関係する、液晶のジョーンズマトリクスの要
素q、sは(表3)のようになり、液晶のラビング方向
φと無関係となる。
【0070】
【表3】
【0071】この値を(数11)に代入すると、左辺の
第1、第2項目は、q、sの2乗、あるいは、q×sの
項となるため、±の符号が除去される。しかし、第3項
目のps+qrの値に±の符号が残るため、液晶のギャ
ップ厚を一意に求めることができない。
【0072】しかし、本実施例では、λ/2板16を用
いているため、(数11)の第3項目のsin(δ)=
sin(π)=0となるため、±の符号に依存する項が
無くなるため、一意に液晶のギャップ厚を求めることが
できる。
【0073】(数11)の位相差δにπを代入し、(表
3)の関係を用いると、(数18)となる。
【0074】
【数18】
【0075】この(数18)において、液晶の複屈折度
(ne−no)、液晶のねじれ角(θ)、測定波長
(λ)、極値をとる位相板回転角(α)が既知である
と、液晶のギャップ厚(d)だけが未知な方程式とな
り、(数18)を解くことにより液晶層ギャップ厚
(d)を求めることができる。
【0076】以上のように本実施例によれば、第1の実
施例同様の効果が得られるのみならず、液晶3を回転さ
せ、極値をとるように設定することにより、液晶のラビ
ング方向が未知の場合にも、液晶3のギャップ厚を正確
に測定できる。
【0077】図12は本発明の第3の実施例における複
屈折層ギャップ厚測定装置の基本構成図を示すものであ
る。図12において、1は波長λの単波長光源、2は偏
光板、3は被測定物の液晶であり、液晶3の常光屈折率
をno、異常光屈折率をneとする。4は位相差δを有
する位相板、5は位相板4を回転させる位相板回転手
段、6は偏光板、7は光検出器、8は光検出器の信号を
基に位相板回転手段5を制御する制御手段、9は制御手
段8により位相板4の回転角より被測定物体の液晶3の
ギャップ厚dを計算し求める演算手段を示している。
【0078】以上のように構成された光学系において複
屈折層ギャップ厚測定方法を図2のフローチャートを用
いて説明する。
【0079】まず、偏光板2及び偏光板6を平行ニコル
あるいは直交ニコル状態とする。次に、位相板4の光学
軸を偏光板2の透過軸と一致させる。そして、制御手段
8と位相板回転手段5により位相板4を回転させ、光検
出器7の検出強度が極値を取る回転角αを測定する。こ
の回転角αを前述した(数11)を用いて、演算手段9
により解くことにより、第1の実施例で述べたように複
屈折層(液晶層)ギャップ厚を計算により求めることが
できる。
【0080】以上のように本実施例によれば、第1の実
施例と同様の効果が得られる。図13は本発明の第4の
実施例における複屈折層ギャップ厚測定装置の基本構成
図を示すものである。
【0081】図13において、図12と同一図番のもの
は実質的に同一機能のものを示す。15は液晶3を回転
させる液晶回転手段、16は位相差λ/2を有するλ/
2板、17は光検出器7の信号を基に、液晶回転手段1
5及び位相板回転手段5を回転制御する制御手段、18
は制御手段17によりλ/2板16の回転角より被測定
物体の液晶3のギャップ厚dを計算し求める演算手段を
示している。
【0082】以上のように構成された光学系において複
屈折層ギャップ厚測定方法を図11のフローチャートを
用いて説明する。
【0083】まず、偏光板2及び偏光板6を平行ニコル
あるいは直交ニコル状態とする。次に、液晶3を液晶回
転手段15に設置し、液晶3を制御手段17と液晶回転
手段15により回転させ、光検出器7の検出強度が極値
を取る位置に制御手段17を用いて設定する。
【0084】次に、λ/2板16の光学軸を偏光板2の
透過軸と一致させる。そして、λ/2板16を制御手段
17と位相板回転手段5により回転させ、光検出器7の
検出強度が極値を取る回転角αを測定する。
【0085】この回転角αを前述した(数18)を用い
て、演算手段18により解くことにより、第2の実施例
で述べたように複屈折層(液晶層)ギャップ厚を計算に
より求めることができる。
【0086】以上のように本実施例によれば、第2の実
施例と同様の効果が得られる。
【0087】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
平行ニコル状態あるいは直交ニコル状態に設定された2
枚の偏光板間に複屈折層を有する被測定対象を設置する
と共に、2枚の偏光板間に第1の偏光板の透過方向と光
学軸が一致するように設定された位相板を設置し、位相
板を回転させると2枚目の偏光板を透過する光量が変化
するため、透過光量が極値となる位相板の回転角を測定
することにより、この位相板の回転角から複屈折層ギャ
ップ厚を計算することができる。
【0088】このように、非常に簡単な光学系によりギ
ャップ厚を測定することができるため、安価な測定装置
を実現できる。また、高速に測定が可能なため、従来の
抜き取り検査から、全数検査にすることができるため製
造工程の歩留まり向上にも寄与できる。
【0089】また、従来の手法では、液晶のねじれ角が
約90゜でなければ測定不可能であったが、本発明を用
いることによりどのようなねじれ角であっても測定が可
能となる。
【0090】また、本発明によれば、平行ニコル状態あ
るいは直交ニコル状態に設定された2枚の偏光板間に被
測定対象の液晶を設置し、液晶を回転させ2枚目の偏光
板を透過する光量が極値となるよう液晶を設定し、2枚
の偏光板間に第1の偏光板の透過方向と光学軸が一致す
るように設定されたλ/2板を設置し、λ/2板を回転
させると2枚目の偏光板を透過する光量が変化するた
め、透過光量が極値となるλ/2板の回転角を測定する
ことにより、液晶のラビング方向が未知の場合にもλ/
2板の回転角から複屈折層(液晶層)ギャップ厚を計算
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の複屈折層ギャップ厚測定
方法を実現する基本光学構成図
【図2】同実施例における測定方法のフロー図
【図3】同実施例における光学座標説明図
【図4】同実施例におけるシミュレーション結果を示す
【図5】同実施例におけるシミュレーション結果を示す
【図6】同実施例におけるシミュレーション結果を示す
【図7】同実施例におけるシミュレーション結果を示す
【図8】同実施例におけるシミュレーション結果を示す
【図9】同実施例におけるシミュレーション結果を示す
【図10】本発明の第2実施例の複屈折層ギャップ厚測
定方法を実現する基本光学構成図
【図11】同実施例における測定方法のフロー図
【図12】本発明の第3実施例の複屈折層ギャップ厚測
定装置の基本構成図
【図13】本発明の第4実施例の複屈折層ギャップ厚測
定装置の基本構成図
【図14】従来の液晶層ギャップ厚測定方法を実現する
装置構成図
【図15】同従来例における光学座標説明図
【符号の説明】
1 光源 2 偏光板 3 液晶 4 位相板 5 位相板回転手段 6 偏光板 7 光検出器 8 制御手段 9 演算手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 福井 厚司 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (56)参考文献 特開 平4−184207(JP,A) 特開 平6−147987(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01B 11/00 - 11/30 G01M 11/00 - 11/08 G02F 1/13

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平行ニコル状態あるいは直交ニコル状態
    に設定された2枚の偏光板間に複屈折層を有する被測定
    対象を設置する工程と、2枚の偏光板間に第1の偏光板
    の透過方向と光学軸が一致するように設定された位相板
    を設置する工程と、位相板を回転させ2枚目の偏光板を
    透過する光量が極値となる位相板の回転角を測定する工
    程と、予め被測定対象物の複屈折層ギャップ厚と位相板
    の回転角との関係を解析的に求めた式に前記位相板の回
    転角の測定値を代入することにより複屈折層ギャップ厚
    を算出する工程を備えていることを特徴とする複屈折層
    ギャップ厚測定方法。
  2. 【請求項2】 平行ニコル状態あるいは直交ニコル状態
    に設定された2枚の偏光板間に被測定対象の液晶を設置
    する工程と、液晶を回転させ2枚目の偏光板を透過する
    光量が極値となるよう液晶を設定する工程と、2枚の偏
    光板間に第1の偏光板の透過方向と光学軸が一致するよ
    うに設定されたλ/2板を設置する工程と、λ/2板を
    回転させ2枚目の偏光板を透過する光量が極値となるλ
    /2板の回転角を測定する工程と、予め被測定対象物の
    複屈折層ギャップ厚とλ/2板の回転角との関係を解析
    的に求めた式に前記λ/2板の回転角の測定値を代入す
    ることにより複屈折層ギャップ厚を算出する工程を備え
    ていることを特徴とする複屈折層ギャップ厚測定方法。
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