JP3944641B2 - ギャップ厚測定装置、ギャップ厚測定方法および液晶装置の製造方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、リターデーションの非常に小さい電気光学パネルのギャップを適切に測定できるギャップ厚測定装置およびギャップ厚測定方法および液晶装置の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
液晶表示パネルのムラの原因として、セルギャップの不均一を挙げることができ、従来から液晶表示パネルのギャップ測定を容易に行える装置が要望されている。このようなギャップ厚測定装置としては、次のような技術が知られている(例えば、特許文献1、特許文献2参照)。図9は、従来の液晶表示パネルのギャップ厚測定装置の一例を示す構成図である。このギャップ厚測定装置500は、光源1と、第一偏光板2と、測定対象の液晶表示パネル3を挟んで配置した第二偏光板5と、分光測定器6の光検出器7とを直線上に配置し、光検出器7に測定器8が接続される。測定器8の測定結果は、パーソナルコンピュータ501に送られる。
【0003】
第一偏光板2はその偏光角が45度であり、第二偏光板5の偏光角は、第一偏光板2の偏光角に対して90度で直交したものとなる。第一偏光板2を通過した直線偏光光は、更に液晶表示パネル3を通過することで、楕円偏光になり、第二偏光板5に入射する。第二偏光板5は、楕円偏光光の当該偏光角成分のみを透過させる。ここで、液晶表示パネル3の光の透過は、図10に示すように、時間軸Tに対してxy方向(偏光角が第一偏向板2と第二偏向板5で直交しこれをxy軸とした場合)の成分の一方がθだけ遅れ、これが直線偏向を楕円偏向に変換させる。
【0004】
ここで、光源の光線の波長をλ、液晶表示パネルの厚さをd、正常屈折率をno、異常屈折率をneとすると、これらの関係は、次式
θ=2π・Δn・d/λ・・・(1)
で表される。Δn=no−neである。Δn・dは常光線と異常光線との複屈折位相差(リターデーションR)である。
【0005】
前記波長λは光源1により一定範囲となり、Δnは液晶表示パネル3により既知である。液晶表示パネル3のギャップdが求める値であり、上式(1)において、所定範囲の波長の光を照射する光源により、透過率がピークを示す波長λp、即ちθが2π遅れることで液晶表示パネル3を通過した光が第二偏光板5の偏光方向と直交する偏光光となる波長λpが、λ=Δn・dとなる場合である。
【0006】
このため、第二偏光板5を通過した偏光光を分光測定器6で測定した場合に、透過率が最低ピークを示す波長λpをΔn・dとみればよい。ここで、λpは分光測定器6の最低ピーク値により特定でき、Δnが既知であるから、液晶表示パネル3のギャップdを導くことができる。例えば、分光測定器6による測定結果が図11に示すようなものであり、波長λp=550nmのとき、Δn・d=550であり、このため、液晶表示パネル3のギャップdは550/Δnとなる。
【0007】
図12は、上式(1)による波長λとリターデーションΔn・dの関係例を示す表図である。例えば、波長λを0.3,0.6,0.9とし、リターデーションΔn・dを0.3,0.6,0.9とした場合を考える。まず波長λが0.3のとき、リターデーションΔn・dが0.3であれば、上記同様にλ=Δn・dとなるので、θ=2πとなりピークが出る。また、波長λが0.6のとき、リターデーションΔn・dが0.3であっても4π遅れることになるので、ピークが得られる。同様に、波長λが0.9であっても同様である。
【0008】
次に、波長λが0.6のとき、リダデーションΔn・dが0.3のときはπしか遅れないのでピークが出ない。同じく、リダデーションΔn・dが0.9のときは3π遅れるのでピークが出ない。しかし、リダデーションΔn・dが0.6のときは、λ=Δn・dとなるので、2π遅れてピークが出る。更に、波長λが0.9のとき、リダデーションΔn・dが0.3のときは2/3π、0.6のときは4/3πしか遅れないのでピークが出ない。しかし、リダデーションΔn・dが0.9のときは、λ=Δn・dとなるので、2π遅れてピークが出る。以上から、リターデーションΔn・dによっては、ピークのλpは複数現れることもあり、そのような場合は設計値に近い波長λを採用し、リターデーションΔn・dを決定する。
【0009】
【特許文献1】
特開平4−307312号公報(第3頁、図1)
【特許文献2】
特開平4−80641号公報(第3頁―第4頁、第1図―第7図)
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来のギャップ厚測定装置500は、TFD(薄膜ダイオード)を含めた透過型LCD(=TNモード)はリターデーションが大きいため、これらの測定に適しているが、最近の反射型や半透過型のLCD(=内面反射モード)はリターデーションが小さい設計になっているため、これらの液晶表示パネル等のギャップ測定には適していないという問題点があった。即ち、図9に示したように、通常の分光測定器6は測定できる波長λの実用的な範囲が380nm〜780nmであり、リターデーションの大きい液晶表示パネル501の場合のピークは当該範囲に現れるのに対し、リターデーションの小さい液晶表示パネルのピークは当該範囲を外れて190nm〜320nmの範囲で現れることが判っている。このため、リターデーションの小さい液晶表示パネルのギャップは通常の分光測定器6によっては測定することができない。一方、係る範囲の測定器は非常に高価である。
【0011】
そこで、この発明は、上記に鑑みてなされたものであって、リターデーションの非常に小さい電気光学パネルのギャップを適切に測定できるギャップ厚測定装置およびギャップ厚測定方法を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するために、この発明によるギャップ厚測定装置は、光源と、光源から出射された光の直線偏光成分を透過させる第一偏光子と、前記第一偏光子と直交する方向の直線偏光成分を透過させる第二偏光子と、第二偏光子を透過した透過光の強度を測定する測定器とを光路上に配置し、測定された透過光強度の分光スペクトルを、ギャップ厚ごとの分光スペクトルテンプレートとマッチングし、特定のリターデーションΔn・dを選択し、既知である測定対象物の複屈折位相差Δnから、測定対象物のギャップ厚dを求める測定手段を有することを特徴とする。
【0013】
つぎの発明によるギャップ厚測定装置は、上記構成において、光源と、光源から出射された光の直線偏光成分を透過させる第一偏光子と、第一偏光子との間にリターデーションΔn1・d1(d1は求めるギャップ厚)の測定対象物が位置し、そのリターデーションΔn2・d2が既知である光学異方体と、前記第一偏光子と直交する方向の直線偏光成分を透過させる第二偏光子と、第二偏光子を透過した透過光の強度を測定する測定器とを光路上に配置し、測定された透過光強度の分光スペクトルを、ギャップ厚ごとの分光スペクトルテンプレートとマッチングし、特定のリターデーションΔn・dを選択し、このリターデーションΔn・dと、光学異方体のリターデーションΔn2・d2と、既知である測定対象物の複屈折位相差Δn1から測定対象物のギャップ厚d1を求める測定手段を有することを特徴とする。
【0014】
つぎの発明によるギャップ厚測定装置は、上記構成において、更に、前記測定手段は、前記第一偏光子若しくは第二偏光子または前記光学異方体を回転させ、所定角度ごとの分光スペクトルを取得し、この分光スペクトルを、同じく所定角度ごとに用意した分光スペクトルテンプレートとマッチングすることを特徴とする。
【0015】
つぎの発明によるギャップ厚測定方法は、光源と、光源から出射された光の直線偏光成分を透過させる第一偏光子と、前記第一偏光子と直交する方向の直線偏光成分を透過させる第二偏光子と、第二偏光子を透過した透過光の強度を測定する測定器とを光路上に配置し、前記第一偏光子と第二偏光子との間に、リターデーションΔn・d(dは求めるギャップ厚)の測定対象物を入れて、第二偏光子を透過してきた光を測定器で測定し、測定された透過光強度の分光スペクトルを、ギャップ厚ごとの分光スペクトルテンプレートとマッチングし、特定のリターデーションΔn・dを選択し、既知である測定対象物の複屈折位相差Δnから、測定対象物のギャップ厚dを求めることを特徴とする。
【0016】
つぎの発明によるギャップ厚測定方法は、光源と、光源から出射された光の直線偏光成分を透過させる第一偏光子と、リターデーションΔn2・d2が既知である光学異方体と、前記第一偏光子と直交する方向の直線偏光成分を透過させる第二偏光子と、第二偏光子を透過した透過光の強度を測定する測定器とを光路上に配置し、前記第一偏光子と第二偏光子との間に、リターデーションΔn1・d1(d1は求めるギャップ厚)の測定対象物を入れて、第二偏光子を透過してきた光を測定器で測定し、測定された透過光強度の分光スペクトルを、ギャップ厚ごとの分光スペクトルテンプレートとマッチングし、特定のリターデーションΔn・dを選択し、このリターデーションΔn・dと、光学異方体のリターデーションΔn2・d2と、既知である測定対象物の複屈折位相差Δn1から測定対象物のギャップ厚d1を求めることを特徴とする。
【0017】
つぎの発明によるギャップ厚測定方法は、更に、前記第一偏光子若しくは第二偏光子または前記光学異方体を回転させ、所定角度ごとの分光スペクトルを取得し、この分光スペクトルを、同じく所定角度ごとに用意した分光スペクトルテンプレートとマッチングすることを特徴とする。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、この発明につき図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。また、この実施の形態の構成要素には、所謂当業者により置換可能かつ容易なもの、或いは実質的に同一なものが含まれる。
【0019】
(実施の形態1)
図1は、この発明の実施の形態1に係るギャップ測定装置の構成図である。このギャップ厚測定装置100は、光源1と、第一偏光板2と、リターデーションの小さい測定対象のTFD液晶表示パネル3を挟んで配置した第二偏光板5と、分光測定器6の光検出器7とを直線上に配置し、光検出器7に測定器8が接続される。測定器8の測定結果は、コンピュータ9に送られる。第一偏光板2はその偏光角が45度であり、第二偏光板5の偏光角は、第一偏光板2の偏光角に対して90度で直交したものとなる。
【0020】
また、上記したように、光源1の光線の波長をλ、液晶表示パネル3の厚さをd、正常屈折率をno、異常屈折率をneとする。これらの関係は、上式
θ=2π・Δn・d/λ・・・(1)
で表される。上記波長λは光源1により一定範囲となり、Δn1は液晶表示パネル3により既知である。液晶表示パネル3のギャップd1が求める値である。ここで、透過率を左右するのは位相遅れθであり、その位相遅れθは、リターデーションΔn・dおよび波長λにより決定される。
【0021】
コンピュータ9は、各リターデーションΔn・d1 〜 nの分光スペクトルテンプレートを波長λごとに記憶している分光スペクトルテンプレート記憶部10と、分光測定器6で測定した光強度をパターンマッチングに適した画像にする画像処理部11と、得られた分光スペクトルと記憶している分光スペクトルとを比較してパターンマッチングを行うパターンマッチング部12とを備えている。これらは、コンピュータ9のハードウエアおよび所定のソフトウエアから構成されている。
【0022】
分光スペクトルテンプレート記憶部10は、図2に示すように、リターデーションΔn・d1〜Δn・dnが所定角度(例えば45度,90度,135度)ごとに、予め実験的に求めた各波長λに対応する透過率Tがテーブル化されて記憶されている。
【0023】
図3は、ギャップ厚測定装置の動作を示すフローチャートである。このギャップ厚測定装置100では、図示しないモータにより第二偏光板5を所定角度で回転させる(ステップS1)、そして、分光測定器6により、光源1から照射され、第一偏光板2、液晶表示パネル3および第二偏光板5を透過した光の光強度を取得する(ステップS2)。この手順を所定回数繰り返し(ステップS3)、各回転角度における各波長λの分光スペクトルを取得する(ステップS4)。
【0024】
次に、画像処理部11は、取得した多数の分光スペクトルをパターンマッチングに適した画像に画像処理する(ステップS5)。続いて、パターンマッチング部12は、画像処理した分光スペクトルと分光スペクトルテンプレートとを比較してパターンマッチングを行う(ステップS6)。このパターンマッチング処理は、図4(a)に示すように、各分光スペクトルの分光スペクトルテンプレートが分光スペクトルテンプレート記憶部10に記憶されており、この分光スペクトルテンプレート10と測定した分光スペクトルとを所定のルールに基づいてマッチングする。例えば、第二偏光板5のギャップ厚ごとに、図中▲1▼から▲3▼のような分光スペクトルが得られており、これを分光スペクトルテンプレートとして記憶しておく。そして、同図(b)に示すような、分光スペクトルが得られた場合(分光スペクトルは便宜的に一つのみ図示)、▲1▼の分光スペクトルテンプレートが最も近いため当該分光スペクトルテンプレートを選択する。なお、マッチング法には、ユークリッド距離や街区画距離を用いるもの、相互相関を用いるものなどを挙げることができる。
【0025】
続いて、選択した分光スペクトルのリターデーションΔn・dxを選択する(ステップS7)。そして、Δnが既知であることから、このリターデーションΔn・dxから液晶表示パネル3のギャップdxを導き出す(ステップS8)。なお、複数の角度で第二偏光板を回転させてマッチングを行うと、それぞれの角度においてマッチングを相互検証できるので、よりマッチング精度が向上する。なお、第二偏光板5の回転角度は一つ(例えば45度のみ)として測定を行うようにしても良い。その場合、ステップS1,S3は不要である。なお、第二偏光板5ではなく第一偏光板2を回転させるようにしても良い。
【0026】
以上、このギャップ厚測定装置100では、リターデーションが非常に小さい電気光学パネル(例えばTFDやTFTの反射型LCDや半透過型LCD)であっても、予め用意した分光スペクトルテンプレートとパターンマッチングすることで、液晶表示パネル3のセルギャップを適切に測定できる。
【0027】
(実施の形態2)
図5は、この発明の実施の形態2に係るギャップ測定装置の構成図である。このギャップ厚測定装置150は、光源1と、第一偏光板2と、測定対象のTFD液晶表示パネル3を挟んで配置した光学異方体板4と、第二偏光板5と、分光測定器6の光検出器7とを直線上に配置し、光検出器7に測定器8が接続される。測定器8の測定結果は、コンピュータ9に送られる。第一偏光板2はその偏光角が45度であり、第二偏光板5の偏光角は、第一偏光板2の偏光角に対して90度で直交したものとなる。
【0028】
コンピュータ9は、各リターデーションΔn・d1 〜 nの分光スペクトルテンプレートを波長λごとに記憶している分光スペクトルテンプレート記憶部10と、分光測定器6で測定した光強度をパターンマッチングに適した画像にする画像処理部11と、得られた分光スペクトルと記憶している分光スペクトルとを比較してパターンマッチングを行うパターンマッチング部12とを備えている。これらは、コンピュータ9のハードウエアおよび所定のソフトウエアから構成されている。分光スペクトルテンプレート記憶部10は、図2で示したように、リターデーションΔn・d1〜Δn・dnが所定角度(例えば45度,90度,135度)ごとに、各波長λに対応する透過率Tがテーブル化されて記憶されている。これらは、予め実験的に求めたものである。
【0029】
光学異方体板4は、リターデーションΔn・dが既知である、測定対象であるTFD液晶表示パネル等のリターデーションの非常に小さいものと同じものを用いるようにしても良いし、専用の光学異方体板4を用いても良い。測定対象であるTFD液晶表示パネル3のリターデーションΔn1・d1と、光学異方体板4のリターデーションΔn2・d2とは加算することで、第一偏光板2と第二偏光板5との間に存在する一つの光学異方体として考えることができる。
【0030】
即ち、第一偏光板2と第二偏光板5との間のリターデーションΔn・dは、
Δn・d=Δn1・d1+Δn2・d2・・・(2)
により表される。なお、以下はTFD液晶表示パネル3が0度ツイストの場合の説明である。
【0031】
また、上記したように、光源1の光線の波長をλ、液晶表示パネル3の厚さをd、正常屈折率をno、異常屈折率をneとする。これらの関係は、上式
θ=2π・Δn・d/λ・・・(3)
で表される。従って、式(2)および式(3)から
θ=2π・(Δn1・d1+Δn2・d2)/λ・・・(4)
と表せる。
【0032】
上記波長λは光源1により一定範囲となり、Δn1は液晶表示パネル3により既知である。また、光学異方体板4のΔn2・d2も既知である。液晶表示パネル3のギャップd1が求める値である。液晶表示パネル3のギャップd1が求める値である。ここで、透過率を左右するのは位相遅れθであり、その位相遅れθは、リターデーションΔn・dおよび波長λにより決定される。
【0033】
この光学異方体4の挿入により、分光スペクトルの波形が複雑になる。このため、分光スペクトルテンプレートもそれぞれが複雑になり、このため分光スペクトルテンプレートと分光スペクトルとのパターンマッチングが容易になる。また、光学異方体4を所定角度回転させることで、更にパターンマッチングの精度を向上できる。
【0034】
このギャップ厚測定装置150の場合も、上記図3のフローチャートと同様の処理により、リターデーションΔn・dを選択する。このため、ギャップ厚d1は、
d1=(Δn・d−Δn2・d2)/Δn1・・・(5)
の式から導かれる。
【0035】
また、光学異方体4を挿入することで、分光測定器6の実用範囲にリターデーションのピークを持ってくることができる。即ち、図6の(a)に示すように、TFD液晶表示パネル3のようなリターデーションが非常に小さいものは、分光スペクトルが平坦なものになるので、複数の分光スペクトルからマッチングするものを選択するのが困難である。これに対して、同図(b)に示すように、光学異方体4を挿入することで、分光スペクトルが複雑または特徴的になるので、マッチングし易くなる。
【0036】
【実施例】
図7は、光学異方体を入れた場合と入れない場合の光強度の比較結果を示すグラフ図である。図8は、測定条件を示す表図である。このように、液晶表示パネルを用いて測定した結果、光学異方体を入れることにより、凹凸のある特徴的な光強度を測定することができた。これに対して、光学異方体をいれていない場合は、単純な光強度変化しか得られなかった。これは、透過率の積をとる場合、差をとる場合のいずれでも同じである(図7の(a)に積、(b)に差を示す)。
なお、透過率の積および差を採用したのは、セル厚(たとえば同図では5.0μm,5.1μm)波長ごとの微妙な差異を強調するためである。
【0037】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明のギャップ厚測定装置およびギャップ厚測定方法および液晶装置の製造方法では、リターデーションが非常に小さい測定対象物であっても、分光スペクトルをパターンマッチングすることでセルギャップを適切に測定できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1に係るギャップ測定装置の構成図である。
【図2】 波長シフトの説明のためのグラフ図である。
【図3】 ギャップ厚測定装置の動作を示すフローチャートである。
【図4】 パターンマッチングの方法を示す説明図である。
【図5】 この発明の実施の形態2に係るギャップ測定装置の構成図である。
【図6】 光学異方体による分光スペクトルを特長付けるときの説明図である。
【図7】 光学異方体を入れた場合と入れない場合の光強度の比較結果を示すグラフ図である。
【図8】 測定条件を示す表図である。
【図9】 従来の液晶表示パネルのギャップ厚測定装置の一例を示す構成図である。
【図10】 θの遅れを示す説明図である。
【図11】 透過率と波長の関係を示すグラフ図である。
【図12】 波長λとリターデーションΔn・dの関係例を示す図表である。
【符号の説明】
100 ギャップ厚測定装置
1 光源
2 第一偏光板
3 液晶表示パネル
4 光学異方体板
5 第二偏光板
6 分光測定装置
10 分光スペクトルテンプレート記憶部
11 画像処理部
12 パターンマッチング部
Δn・d リターデーション
Claims (7)
- 光源と、
光源から出射された光の直線偏光成分を透過させる第一偏光子と、
前記第一偏光子と直交する方向の直線偏光成分を透過させる第二偏光子と、
第二偏光子を透過した透過光の強度を測定する測定器と、
を光路上に配置し、
測定された透過光強度の分光スペクトルを、ギャップ厚ごとの分光スペクトルテンプレートとマッチングし、特定のリターデーションΔn・dを選択し、既知である測定対象物の複屈折位相差Δnから、測定対象物のギャップ厚dを求める測定手段を有することを特徴とするギャップ厚測定装置。 - 光源と、
光源から出射された光の直線偏光成分を透過させる第一偏光子と、
第一偏光子との間にリターデーションΔn1・d1(d1は求めるギャップ厚)の測定対象物が位置し、そのリターデーションΔn2・d2が既知である光学異方体と、
前記第一偏光子と直交する方向の直線偏光成分を透過させる第二偏光子と、
第二偏光子を透過した透過光の強度を測定する測定器と、
を光路上に配置し、
測定された透過光強度の分光スペクトルを、ギャップ厚ごとの分光スペクトルテンプレートとマッチングし、特定のリターデーションΔn・dを選択し、このリターデーションΔn・dと、光学異方体のリターデーションΔn2・d2と、既知である測定対象物の複屈折位相差Δn1から測定対象物のギャップ厚d1を求める測定手段を有することを特徴とするギャップ厚測定装置。 - 更に、前記測定手段は、前記第一偏光子若しくは第二偏光子または前記光学異方体を回転させ、所定角度ごとの分光スペクトルを取得し、この分光スペクトルを、同じく所定角度ごとに用意した分光スペクトルテンプレートとマッチングすることを特徴とする請求項1または2に記載のギャップ厚測定装置。
- 光源と、光源から出射された光の直線偏光成分を透過させる第一偏光子と、前記第一偏光子と直交する方向の直線偏光成分を透過させる第二偏光子と、第二偏光子を透過した透過光の強度を測定する測定器とを光路上に配置し、
前記第一偏光子と第二偏光子との間に、リターデーションΔn・d(dは求めるギャップ厚)の測定対象物を入れて、
第二偏光子を透過してきた光を測定器で測定し、測定された透過光強度の分光スペクトルを、ギャップ厚ごとの分光スペクトルテンプレートとマッチングし、特定のリターデーションΔn・dを選択し、既知である測定対象物の複屈折位相差Δnから、測定対象物のギャップ厚dを求める
ことを特徴とするギャップ厚測定方法。 - 光源と、光源から出射された光の直線偏光成分を透過させる第一偏光子と、リターデーションΔn2・d2が既知である光学異方体と、前記第一偏光子と直交する方向の直線偏光成分を透過させる第二偏光子と、第二偏光子を透過した透過光の強度を測定する測定器とを光路上に配置し、
前記第一偏光子と第二偏光子との間に、リターデーションΔn1・d1(d1は求めるギャップ厚)の測定対象物を入れて、
第二偏光子を透過してきた光を測定器で測定し、測定された透過光強度の分光スペクトルを、ギャップ厚ごとの分光スペクトルテンプレートとマッチングし、特定のリターデーションΔn・dを選択し、このリターデーションΔn・dと、光学異方体のリターデーションΔn2・d2と、既知である測定対象物の複屈折位相差Δn1から測定対象物のギャップ厚d1を求める
ことを特徴とするギャップ厚測定方法。 - 更に、前記第一偏光子若しくは第二偏光子または前記光学異方体を回転させ、所定角度ごとの分光スペクトルを取得し、この分光スペクトルを、同じく所定角度ごとに用意した分光スペクトルテンプレートとマッチングすることを特徴とする請求項4または5に記載のギャップ厚測定方法。
- 一対の基板間に液晶層を有する液晶装置において、請求項4乃至6のいずれか1項に記載のギャップ厚測定方法を用いて液晶層の厚さを測定する工程を備えることを特徴とする液晶装置の製造方法。
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