JP3379116B2 - 糸条切替方法 - Google Patents
糸条切替方法Info
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65H—HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
- B65H54/00—Winding, coiling, or depositing filamentary material
- B65H54/02—Winding and traversing material on to reels, bobbins, tubes, or like package cores or formers
- B65H54/28—Traversing devices; Package-shaping arrangements
- B65H54/34—Traversing devices; Package-shaping arrangements for laying subsidiary winding, e.g. transfer tails
- B65H54/343—Traversing devices; Package-shaping arrangements for laying subsidiary winding, e.g. transfer tails when starting winding on an empty bobbin
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
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- B65H54/02—Winding and traversing material on to reels, bobbins, tubes, or like package cores or formers
- B65H54/28—Traversing devices; Package-shaping arrangements
- B65H54/34—Traversing devices; Package-shaping arrangements for laying subsidiary winding, e.g. transfer tails
- B65H54/346—Traversing devices; Package-shaping arrangements for laying subsidiary winding, e.g. transfer tails on or outwardly of the fully wound yarn package
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65H—HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
- B65H57/00—Guides for filamentary materials; Supports therefor
- B65H57/003—Arrangements for threading or unthreading the guide
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65H—HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
- B65H2701/00—Handled material; Storage means
- B65H2701/30—Handled filamentary material
- B65H2701/31—Textiles threads or artificial strands of filaments
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、連続して供給される糸
条を２本のスピンドルに装着されたボビンに順次巻き取
る糸条巻取り方法に係り、特に、供給される糸条を巻き
取るボビンを交互に切替える際の糸条切替方法に関す
る。
条を２本のスピンドルに装着されたボビンに順次巻き取
る糸条巻取り方法に係り、特に、供給される糸条を巻き
取るボビンを交互に切替える際の糸条切替方法に関す
る。
【０００２】
【従来の技術】従来のこの種の糸条巻取りにおける糸条
切替え方法として、例えば、特公昭61-54711号や実開平
3-23158 号公報に開示されているものがある。これらの
方法（装置）は、満巻のパッケージを待機位置に、空ボ
ビンを巻取位置に切り替える際に、３個の糸屈曲支点を
用いて、供給される糸条をパッケージの糸巻幅内に案内
させつつ、空ボビンに設けられた糸捕捉部に糸条を捕捉
させるように案内し、空ボビンの糸捕捉部に糸条を確実
に捕捉させ、糸条の切替えを確実に行なわせるように考
案されている。
切替え方法として、例えば、特公昭61-54711号や実開平
3-23158 号公報に開示されているものがある。これらの
方法（装置）は、満巻のパッケージを待機位置に、空ボ
ビンを巻取位置に切り替える際に、３個の糸屈曲支点を
用いて、供給される糸条をパッケージの糸巻幅内に案内
させつつ、空ボビンに設けられた糸捕捉部に糸条を捕捉
させるように案内し、空ボビンの糸捕捉部に糸条を確実
に捕捉させ、糸条の切替えを確実に行なわせるように考
案されている。
【０００３】なお、パッケージの糸巻幅内に糸条を案内
する糸屈曲点（Ｑ点）で糸道が規制された後、空ボビン
に糸巻動作が切替わる間に、パッケージではＱ点に対応
した一定位置で糸条が巻取られるためにいわゆるバンチ
巻ができる。そして、切替わった後、パッケージに巻か
れた糸条の糸端はこのバンチ巻部に喰込んだ状態にな
る。
する糸屈曲点（Ｑ点）で糸道が規制された後、空ボビン
に糸巻動作が切替わる間に、パッケージではＱ点に対応
した一定位置で糸条が巻取られるためにいわゆるバンチ
巻ができる。そして、切替わった後、パッケージに巻か
れた糸条の糸端はこのバンチ巻部に喰込んだ状態にな
る。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな構成を有する従来例の場合には、次のような問題が
ある。すなわち、一般に、糸が綾振りされず張力等が正
常でない条件で巻かれたバンチ巻部は、その部分をはく
脱して後工程へとパッケージを処理していくが、糸端が
バンチ巻部に喰込んでいるため、取り出すことが難しく
時間を要するという問題がある。
うな構成を有する従来例の場合には、次のような問題が
ある。すなわち、一般に、糸が綾振りされず張力等が正
常でない条件で巻かれたバンチ巻部は、その部分をはく
脱して後工程へとパッケージを処理していくが、糸端が
バンチ巻部に喰込んでいるため、取り出すことが難しく
時間を要するという問題がある。
【０００５】また、特に細物糸（１５０D 以下）が主の
衣料用途糸では、バンチ巻部での喰込みの度合がきつい
ため、複数の糸条の単糸が互いに重なり合い、１本の糸
条としてのまとまりがないので、互いに重なった複数糸
条の単糸をバラバラに取り出さざるをえず、１本の糸条
としてまとめるには非常な労力と時間を要するという問
題もある。しかも、糸端が取り出せない場合もあり、そ
のような場合には別の工程で糸端の取り出し処理をせざ
るを得ず、製造工程の連続化を損ねるという問題もあ
る。
衣料用途糸では、バンチ巻部での喰込みの度合がきつい
ため、複数の糸条の単糸が互いに重なり合い、１本の糸
条としてのまとまりがないので、互いに重なった複数糸
条の単糸をバラバラに取り出さざるをえず、１本の糸条
としてまとめるには非常な労力と時間を要するという問
題もある。しかも、糸端が取り出せない場合もあり、そ
のような場合には別の工程で糸端の取り出し処理をせざ
るを得ず、製造工程の連続化を損ねるという問題もあ
る。
【０００６】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであって、バンチ巻部の糸端の喰込みを防ぎ、糸
端の取り出しの容易化と作業の信頼性の向上を可能にす
る糸条切替方法を提供することを目的とする。
たものであって、バンチ巻部の糸端の喰込みを防ぎ、糸
端の取り出しの容易化と作業の信頼性の向上を可能にす
る糸条切替方法を提供することを目的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような目
的を達成するために、次のような構成をとる。すなわ
ち、請求項１に記載の発明は、回動可能に構成されたレ
ボルビング盤に突設された回動可能な２本のスピンドル
にそれぞれボビンを装着し、巻取位置のスピンドルに装
着されたボビンに、供給される糸条をトラバース装置を
介して綾振りしながら巻き取ったパッケージが満巻にな
ったとき、レボルビング盤を回動させて巻取位置のボビ
ンを待機位置に移動させるとともに、待機位置のスピン
ドルに装着された空ボビンを巻取位置に移動させて、前
記巻取位置に移動された空ボビンに糸条の巻き取りを切
り替える糸条切替方法において、前記供給される糸条を
前記トラバース装置の綾振り幅外に案内する第１ガイド
を、前記巻取位置に移動された空ボビンの上流に設け、
前記第１ガイドにより案内された糸条を、前記空ボビン
に設けられた糸捕捉部に重なるように案内する第２ガイ
ドを、前記巻取位置に移動された空ボビンの下流に設
け、前記レボルビング盤の回動に伴って満巻のパッケー
ジを待機位置に移動したときに、供給される糸条が前記
満巻のパッケージの糸巻幅内からはずれないように糸条
を規制する第３ガイドを、前記第２ガイドの下流に設
け、前記第３ガイドによって規制された糸条を、前記パ
ッケージの糸巻幅の中央側に案内する第４ガイドを、前
記第２ガイドの下流に設け、前記レボルビング盤の回動
に伴って満巻のパッケージを待機位置に移動するとき
に、供給される糸条を前記第３ガイドによって前記満巻
のパッケージの糸巻幅内からはずれないように糸条を規
制した後、前記第１ガイドによって前記供給される糸条
を前記トラバース装置の綾振り幅外に案内し、前記第３
ガイドによって規制されている糸条を、前記第４ガイド
よって前記パッケージの糸巻幅の中央側へ案内していく
間に、前記トラバース装置の綾振り幅外に案内した糸条
を、前記第２ガイドによって前記空ボビンに設けられた
糸捕捉部に重なるように案内し、前記糸捕捉部に糸条が
捕捉されて糸条が切断されることにより、前記空ボビン
に糸条の巻取りを切り替えるものである。
的を達成するために、次のような構成をとる。すなわ
ち、請求項１に記載の発明は、回動可能に構成されたレ
ボルビング盤に突設された回動可能な２本のスピンドル
にそれぞれボビンを装着し、巻取位置のスピンドルに装
着されたボビンに、供給される糸条をトラバース装置を
介して綾振りしながら巻き取ったパッケージが満巻にな
ったとき、レボルビング盤を回動させて巻取位置のボビ
ンを待機位置に移動させるとともに、待機位置のスピン
ドルに装着された空ボビンを巻取位置に移動させて、前
記巻取位置に移動された空ボビンに糸条の巻き取りを切
り替える糸条切替方法において、前記供給される糸条を
前記トラバース装置の綾振り幅外に案内する第１ガイド
を、前記巻取位置に移動された空ボビンの上流に設け、
前記第１ガイドにより案内された糸条を、前記空ボビン
に設けられた糸捕捉部に重なるように案内する第２ガイ
ドを、前記巻取位置に移動された空ボビンの下流に設
け、前記レボルビング盤の回動に伴って満巻のパッケー
ジを待機位置に移動したときに、供給される糸条が前記
満巻のパッケージの糸巻幅内からはずれないように糸条
を規制する第３ガイドを、前記第２ガイドの下流に設
け、前記第３ガイドによって規制された糸条を、前記パ
ッケージの糸巻幅の中央側に案内する第４ガイドを、前
記第２ガイドの下流に設け、前記レボルビング盤の回動
に伴って満巻のパッケージを待機位置に移動するとき
に、供給される糸条を前記第３ガイドによって前記満巻
のパッケージの糸巻幅内からはずれないように糸条を規
制した後、前記第１ガイドによって前記供給される糸条
を前記トラバース装置の綾振り幅外に案内し、前記第３
ガイドによって規制されている糸条を、前記第４ガイド
よって前記パッケージの糸巻幅の中央側へ案内していく
間に、前記トラバース装置の綾振り幅外に案内した糸条
を、前記第２ガイドによって前記空ボビンに設けられた
糸捕捉部に重なるように案内し、前記糸捕捉部に糸条が
捕捉されて糸条が切断されることにより、前記空ボビン
に糸条の巻取りを切り替えるものである。
【０００８】また、請求項２に記載の発明は、回動可能
に構成されたレボルビング盤に突設された回動可能な２
本のスピンドルにそれぞれボビンを装着し、巻取位置の
スピンドルに装着されたボビンに、供給される糸条をト
ラバース装置を介して綾振りしながら巻き取ったパッケ
ージが満巻になったとき、レボルビング盤を回動させて
巻取位置のボビンを待機位置に移動させるとともに、待
機位置のスピンドルに装着された空ボビンを巻取位置に
移動させて、前記巻取位置に移動された空ボビンに糸条
の巻き取りを切り替える糸条切替方法において、前記供
給される糸条を前記トラバース装置の綾振り幅外に案内
する第１ガイドを、前記巻取位置に移動された空ボビン
の上流に設け、前記第１ガイドにより案内された糸条
を、前記空ボビンに設けられた糸捕捉部に重なるように
案内する第２ガイドを、前記巻取位置に移動された空ボ
ビンの下流に設け、前記レボルビング盤の回動に伴って
満巻のパッケージを待機位置に移動したときに、供給さ
れる糸条が前記満巻のパッケージの糸巻幅内からはずれ
ないように糸条を規制する第３ガイドを、前記第２ガイ
ドの下流に設け、前記第３ガイドが規制している糸条
を、前記パッケージの糸巻幅の中央側に案内するため
に、前記第３ガイドを移動させる第３ガイド移動手段を
設け、前記レボルビング盤の回動に伴って満巻のパッケ
ージを待機位置に移動するときに、供給される糸条を前
記第３ガイドによって前記満巻のパッケージの糸巻幅内
からはずれないように糸条を規制した後、前記第１ガイ
ドによって前記供給される糸条を前記トラバース装置の
綾振り幅外に案内し、前記第３ガイド移動手段が前記第
３ガイドを移動させることによって、前記第３ガイドが
規制している糸条を、前記パッケージの糸巻幅の中央側
へ案内していく間に、前記トラバース装置の綾振り幅外
に案内した糸条を、前記第２ガイドによって前記空ボビ
ンに設けられた糸捕捉部に重なるように案内し、前記糸
捕捉部に糸条が捕捉されて糸条が切断されることによ
り、前記空ボビンに糸条の巻取りを切り替えるものであ
る。
に構成されたレボルビング盤に突設された回動可能な２
本のスピンドルにそれぞれボビンを装着し、巻取位置の
スピンドルに装着されたボビンに、供給される糸条をト
ラバース装置を介して綾振りしながら巻き取ったパッケ
ージが満巻になったとき、レボルビング盤を回動させて
巻取位置のボビンを待機位置に移動させるとともに、待
機位置のスピンドルに装着された空ボビンを巻取位置に
移動させて、前記巻取位置に移動された空ボビンに糸条
の巻き取りを切り替える糸条切替方法において、前記供
給される糸条を前記トラバース装置の綾振り幅外に案内
する第１ガイドを、前記巻取位置に移動された空ボビン
の上流に設け、前記第１ガイドにより案内された糸条
を、前記空ボビンに設けられた糸捕捉部に重なるように
案内する第２ガイドを、前記巻取位置に移動された空ボ
ビンの下流に設け、前記レボルビング盤の回動に伴って
満巻のパッケージを待機位置に移動したときに、供給さ
れる糸条が前記満巻のパッケージの糸巻幅内からはずれ
ないように糸条を規制する第３ガイドを、前記第２ガイ
ドの下流に設け、前記第３ガイドが規制している糸条
を、前記パッケージの糸巻幅の中央側に案内するため
に、前記第３ガイドを移動させる第３ガイド移動手段を
設け、前記レボルビング盤の回動に伴って満巻のパッケ
ージを待機位置に移動するときに、供給される糸条を前
記第３ガイドによって前記満巻のパッケージの糸巻幅内
からはずれないように糸条を規制した後、前記第１ガイ
ドによって前記供給される糸条を前記トラバース装置の
綾振り幅外に案内し、前記第３ガイド移動手段が前記第
３ガイドを移動させることによって、前記第３ガイドが
規制している糸条を、前記パッケージの糸巻幅の中央側
へ案内していく間に、前記トラバース装置の綾振り幅外
に案内した糸条を、前記第２ガイドによって前記空ボビ
ンに設けられた糸捕捉部に重なるように案内し、前記糸
捕捉部に糸条が捕捉されて糸条が切断されることによ
り、前記空ボビンに糸条の巻取りを切り替えるものであ
る。
【０００９】
【作用】本発明の作用は次のとおりである。すなわち、
請求項１に記載の発明によれば、待機位置に移動された
満巻のパッケージでは、第３ガイドで規制される位置に
おいてバンチ巻部が形成される。その状態で、第１ガイ
ドで規制されている糸条を第２ガイドが空ボビンの糸補
足部に重なるように案内するより前に、第４ガイドが糸
条をパッケージの中央側へ案内する。これにより、糸条
の切替えよりも前に、パッケージに供給される糸条はパ
ッケージ中央側に移動し、糸切替により切断された糸端
は、バンチ巻部から離れた位置に存在することになり、
糸端がバンチ巻部に喰い込むのが防止される。
請求項１に記載の発明によれば、待機位置に移動された
満巻のパッケージでは、第３ガイドで規制される位置に
おいてバンチ巻部が形成される。その状態で、第１ガイ
ドで規制されている糸条を第２ガイドが空ボビンの糸補
足部に重なるように案内するより前に、第４ガイドが糸
条をパッケージの中央側へ案内する。これにより、糸条
の切替えよりも前に、パッケージに供給される糸条はパ
ッケージ中央側に移動し、糸切替により切断された糸端
は、バンチ巻部から離れた位置に存在することになり、
糸端がバンチ巻部に喰い込むのが防止される。
【００１０】また、請求項２に記載の発明によれば、待
機位置に移動された満巻のパッケージでは、第３ガイド
で規制される位置においてバンチ巻部が形成され、その
状態で、第１ガイドで規制されている糸条を第２ガイド
が空ボビンの糸補足部に重なるように案内するより前
に、第３ガイド移動手段が第３ガイドを移動させて、糸
条をパッケージの中央側へ案内する。これにより、糸条
の切替えよりも前に、パッケージに供給される糸条はパ
ッケージ中央側に移動し、糸切替により切断された糸端
は、バンチ巻部から離れた位置に存在することになり、
糸端がバンチ巻部に喰い込むのが防止される。
機位置に移動された満巻のパッケージでは、第３ガイド
で規制される位置においてバンチ巻部が形成され、その
状態で、第１ガイドで規制されている糸条を第２ガイド
が空ボビンの糸補足部に重なるように案内するより前
に、第３ガイド移動手段が第３ガイドを移動させて、糸
条をパッケージの中央側へ案内する。これにより、糸条
の切替えよりも前に、パッケージに供給される糸条はパ
ッケージ中央側に移動し、糸切替により切断された糸端
は、バンチ巻部から離れた位置に存在することになり、
糸端がバンチ巻部に喰い込むのが防止される。
【００１１】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の一実施例を説
明する。まず、本発明の第一実施例に係る糸条切替方法
を実現する糸条巻取装置の構成を図１ないし図４を参照
して説明する。なお、本実施例では、スピンドルに１個
のボビンが装着される装置について説明する。また、図
１においては、糸掛けバーの図示は省略してある。
明する。まず、本発明の第一実施例に係る糸条切替方法
を実現する糸条巻取装置の構成を図１ないし図４を参照
して説明する。なお、本実施例では、スピンドルに１個
のボビンが装着される装置について説明する。また、図
１においては、糸掛けバーの図示は省略してある。
【００１２】図中、符号１は床面に固定された糸条巻取
装置の本体部を示し、この本体部１の中央部付近には、
２本のスピンドル２ａ、２ｂと、２本の糸道規制ガイド
３ａ、３ｂとを９０°ピッチで交互に突設したレボルビ
ング盤４が、モーター５によって本体部１に対して回動
可能に取り付けられている。スピンドル２ａ、２ｂは、
それぞれモーター６ａ、６ｂによって、レボルビング盤
４に対して回動可能に構成され、そのスピンドル２ａ、
２ｂのレボルビング盤４からの突出部には糸条Ｙを巻き
付けるボビン７ａ、７ｂが、それぞれ糸条Ｙを係止して
補足させる糸補足部８ａ、８ｂを突出側（本体部１と反
対側）に位置付けて装着されている。また、糸道規制ガ
イド３ａ、３ｂの突出部先端付近には、第３ガイド９
ａ、９ｂがレボルビング盤４の円周方向に向かって、糸
道規制ガイド３ａ、３ｂの軸線方向に直角に突設されて
いる。この第３ガイド９ａ、９ｂは、図１に示すよう
に、糸条の切替え時に、待機位置（図の下方のスピンド
ル２ｂのある位置）に移動させられたボビン７ａ（７
ｂ）の糸巻幅内に走行糸条Ｙの糸道を規制するものであ
る。レボルビング盤４は、糸条切替え時に、巻取り位置
（図の上方のスピンドル２ａのある位置）と待機位置と
の間でスピンドル２ａ、２ｂを移動させるために、１８
０°回転するように構成されている。
装置の本体部を示し、この本体部１の中央部付近には、
２本のスピンドル２ａ、２ｂと、２本の糸道規制ガイド
３ａ、３ｂとを９０°ピッチで交互に突設したレボルビ
ング盤４が、モーター５によって本体部１に対して回動
可能に取り付けられている。スピンドル２ａ、２ｂは、
それぞれモーター６ａ、６ｂによって、レボルビング盤
４に対して回動可能に構成され、そのスピンドル２ａ、
２ｂのレボルビング盤４からの突出部には糸条Ｙを巻き
付けるボビン７ａ、７ｂが、それぞれ糸条Ｙを係止して
補足させる糸補足部８ａ、８ｂを突出側（本体部１と反
対側）に位置付けて装着されている。また、糸道規制ガ
イド３ａ、３ｂの突出部先端付近には、第３ガイド９
ａ、９ｂがレボルビング盤４の円周方向に向かって、糸
道規制ガイド３ａ、３ｂの軸線方向に直角に突設されて
いる。この第３ガイド９ａ、９ｂは、図１に示すよう
に、糸条の切替え時に、待機位置（図の下方のスピンド
ル２ｂのある位置）に移動させられたボビン７ａ（７
ｂ）の糸巻幅内に走行糸条Ｙの糸道を規制するものであ
る。レボルビング盤４は、糸条切替え時に、巻取り位置
（図の上方のスピンドル２ａのある位置）と待機位置と
の間でスピンドル２ａ、２ｂを移動させるために、１８
０°回転するように構成されている。
【００１３】本体部１の上方には、トラバース装置１１
が本体部１に対して上下動可能に取り付けられている。
このトラバース装置１１には、糸振り支点ガイド１２を
通過した糸条Ｙを綾振りさせるトラバースガイド１３が
設けられている。このトラバースガイド１３の綾振り運
動はモーター１４の回転によって行なわれる。また、ト
ラバースガイド１３の下流側には、巻取り位置で糸条Ｙ
が巻き取られているパッケージ１０に対して、トラバー
ス装置１１の上下動により、パッケージ１０の巻径に応
じて所定の圧力を加えるためのタッチローラ１５が取り
付けられ、タッチローラ１５の前方には、糸条切替え時
のレボルビング盤４の回転によって糸条Ｙがトラバース
ガイド１３から外れるのを防ぐための糸押さえガイド１
６が設けられている。さらに、トラバースガイド１３の
上流側には、第１ガイド１７が設けられた糸寄せユニッ
ト１８が取り付けられている。この第１ガイド１７は、
トラバースガイド１３の綾振り幅外の退避位置Ｐａと糸
寄せ位置Ｐｂ間をエアーシリンダ１９のロッド１９ａの
伸縮によって移動させられるように構成されている。退
避位置Ｐａは、トラバースガイド１３による綾振り動作
を干渉しない位置であり、一方、糸寄せ位置Ｐｂは、綾
振りしている糸条Ｙをトラバースガイド１３から外し、
外した糸条Ｙを巻取り位置にあるボビン７ａ（７ｂ）の
糸補足部８ａ（８ｂ）を含む平面に糸屈曲点を形成する
位置である。なお、第１ガイド１７は例えば、図１５に
示すように、Ｐｂ側に傾斜１７ａを形成して、その傾斜
１７ａで糸条Ｙをトラバースガイド１３からすくい上げ
ることによりトラバースガイド１３から糸条Ｙを容易に
外すことができる。また、第１ガイド１７をＰｂからＰ
ａに移動させるときは、第１ガイド１７に捕らえられた
（図の二点鎖線に示すような状態）糸条Ｙをトラバース
ガイド１３のＰａ側の突出辺１３ａに捕らえさせ、第１
ガイド１７の傾斜を逆に滑らせてトラバースガイド１３
に糸条Ｙを戻すことができる。
が本体部１に対して上下動可能に取り付けられている。
このトラバース装置１１には、糸振り支点ガイド１２を
通過した糸条Ｙを綾振りさせるトラバースガイド１３が
設けられている。このトラバースガイド１３の綾振り運
動はモーター１４の回転によって行なわれる。また、ト
ラバースガイド１３の下流側には、巻取り位置で糸条Ｙ
が巻き取られているパッケージ１０に対して、トラバー
ス装置１１の上下動により、パッケージ１０の巻径に応
じて所定の圧力を加えるためのタッチローラ１５が取り
付けられ、タッチローラ１５の前方には、糸条切替え時
のレボルビング盤４の回転によって糸条Ｙがトラバース
ガイド１３から外れるのを防ぐための糸押さえガイド１
６が設けられている。さらに、トラバースガイド１３の
上流側には、第１ガイド１７が設けられた糸寄せユニッ
ト１８が取り付けられている。この第１ガイド１７は、
トラバースガイド１３の綾振り幅外の退避位置Ｐａと糸
寄せ位置Ｐｂ間をエアーシリンダ１９のロッド１９ａの
伸縮によって移動させられるように構成されている。退
避位置Ｐａは、トラバースガイド１３による綾振り動作
を干渉しない位置であり、一方、糸寄せ位置Ｐｂは、綾
振りしている糸条Ｙをトラバースガイド１３から外し、
外した糸条Ｙを巻取り位置にあるボビン７ａ（７ｂ）の
糸補足部８ａ（８ｂ）を含む平面に糸屈曲点を形成する
位置である。なお、第１ガイド１７は例えば、図１５に
示すように、Ｐｂ側に傾斜１７ａを形成して、その傾斜
１７ａで糸条Ｙをトラバースガイド１３からすくい上げ
ることによりトラバースガイド１３から糸条Ｙを容易に
外すことができる。また、第１ガイド１７をＰｂからＰ
ａに移動させるときは、第１ガイド１７に捕らえられた
（図の二点鎖線に示すような状態）糸条Ｙをトラバース
ガイド１３のＰａ側の突出辺１３ａに捕らえさせ、第１
ガイド１７の傾斜を逆に滑らせてトラバースガイド１３
に糸条Ｙを戻すことができる。
【００１４】本体部１の下方には、糸条切替え時に、走
行糸条の糸道を所定方向に案内するための糸掛けバー２
０が、レボルビング盤４の回転による満巻のパッケージ
１０の回転を許容する位置（点線で示した軌跡ＫＬの周
外の位置）に待機されて設けられている。この糸掛けバ
ー２０の詳細構成を図３、図４を参照して説明する。
行糸条の糸道を所定方向に案内するための糸掛けバー２
０が、レボルビング盤４の回転による満巻のパッケージ
１０の回転を許容する位置（点線で示した軌跡ＫＬの周
外の位置）に待機されて設けられている。この糸掛けバ
ー２０の詳細構成を図３、図４を参照して説明する。
【００１５】糸掛けバー２０は、本体部１に対して回動
可能に構成された回動軸２１と、その回動軸２１に支持
されたガイド機構２２とによって構成されている。中空
の回動軸２１は、一端側が本体部１に回動可能に挿嵌さ
れ、他端側が軸受２３によって支持され、回動プレート
２４が嵌め付け固定されている。回動プレート２４の上
方には、本体部１に傾斜されて取り付けられたシリンダ
２５のロッド２５ａの先端部がピン結合されており、シ
リンダ２５のロッド２５ａの伸縮により、回動プレート
２４を介して、回動軸２１を回動させて、ガイド機構２
２を前後に揺動させる構成である。また、回動軸２１の
内部にはシリンダ２６が内設されており、そのシリンダ
２６のロッド２６ａには、回動軸２１の上方に長孔２１
ａを介して突出させた第２ガイド軸２７が固設されてい
る。この第２ガイド軸２７にガイド機構２２が支持され
ている。ガイド機構２２は、第２ガイド軸２７の先端部
に取り付けられた第２ガイド２８と、第２ガイド２８の
下方に、第２ガイド軸２７の軸線に対して直角方向にス
ライド可能な第４ガイド２９とによって構成されてい
る。このガイド機構２２は、シリンダ２６のロッド２６
ａの伸縮によって第２ガイド軸２７を介して回動軸２１
の軸線に対して水平方向にスライドさせられる。また、
第２ガイド軸２７には第４ガイド支持プレート３０が取
り付けられ、その第４ガイド支持プレート３０の外側面
（スピンドル２ｂ、糸道規制ガイド３ｂを向いている面
と反対側の面）には、ロッド３１をスライド可能に収納
した支持枠３２が設けられ、そのロッド３１の本体部１
側の一端には連動プレート３３が取り付けられている。
支持枠３２の下方にはシリンダ３４が取り付けられてお
り、そのシリンダ３４のロッド３４ａの先端部は上述し
た連動プレート３３に取り付けられている。また、ロッ
ド３１には、クランク状の第４ガイド２９が、第４ガイ
ド支持プレート３０に形成された長孔３５を介して、第
４ガイド支持プレート３０の内側面（スピンドル２ｂ、
糸道規制ガイド３ｂを向いている面）に突出させてい
る。すなわち、シリンダ３４のロッド３４ａの伸縮によ
り、連動プレート３３、ロッド３１を介して、第４ガイ
ド２９が、第２ガイド２８のスライド方向に平行に、第
２ガイド２８とは独立してスライドさせられる構成であ
る。なお、第２ガイド２８と第４ガイド２９とは、後述
する糸条切替え時に、第１ガイド１７、第３ガイド９ａ
（９ｂ）に規制された走行糸条Ｙを捕捉できる位置に設
けられている。
可能に構成された回動軸２１と、その回動軸２１に支持
されたガイド機構２２とによって構成されている。中空
の回動軸２１は、一端側が本体部１に回動可能に挿嵌さ
れ、他端側が軸受２３によって支持され、回動プレート
２４が嵌め付け固定されている。回動プレート２４の上
方には、本体部１に傾斜されて取り付けられたシリンダ
２５のロッド２５ａの先端部がピン結合されており、シ
リンダ２５のロッド２５ａの伸縮により、回動プレート
２４を介して、回動軸２１を回動させて、ガイド機構２
２を前後に揺動させる構成である。また、回動軸２１の
内部にはシリンダ２６が内設されており、そのシリンダ
２６のロッド２６ａには、回動軸２１の上方に長孔２１
ａを介して突出させた第２ガイド軸２７が固設されてい
る。この第２ガイド軸２７にガイド機構２２が支持され
ている。ガイド機構２２は、第２ガイド軸２７の先端部
に取り付けられた第２ガイド２８と、第２ガイド２８の
下方に、第２ガイド軸２７の軸線に対して直角方向にス
ライド可能な第４ガイド２９とによって構成されてい
る。このガイド機構２２は、シリンダ２６のロッド２６
ａの伸縮によって第２ガイド軸２７を介して回動軸２１
の軸線に対して水平方向にスライドさせられる。また、
第２ガイド軸２７には第４ガイド支持プレート３０が取
り付けられ、その第４ガイド支持プレート３０の外側面
（スピンドル２ｂ、糸道規制ガイド３ｂを向いている面
と反対側の面）には、ロッド３１をスライド可能に収納
した支持枠３２が設けられ、そのロッド３１の本体部１
側の一端には連動プレート３３が取り付けられている。
支持枠３２の下方にはシリンダ３４が取り付けられてお
り、そのシリンダ３４のロッド３４ａの先端部は上述し
た連動プレート３３に取り付けられている。また、ロッ
ド３１には、クランク状の第４ガイド２９が、第４ガイ
ド支持プレート３０に形成された長孔３５を介して、第
４ガイド支持プレート３０の内側面（スピンドル２ｂ、
糸道規制ガイド３ｂを向いている面）に突出させてい
る。すなわち、シリンダ３４のロッド３４ａの伸縮によ
り、連動プレート３３、ロッド３１を介して、第４ガイ
ド２９が、第２ガイド２８のスライド方向に平行に、第
２ガイド２８とは独立してスライドさせられる構成であ
る。なお、第２ガイド２８と第４ガイド２９とは、後述
する糸条切替え時に、第１ガイド１７、第３ガイド９ａ
（９ｂ）に規制された走行糸条Ｙを捕捉できる位置に設
けられている。
【００１６】次に、上述の構成の装置を用いて、糸条切
替時の動作を図５ないし図１０を参照して説明する。図
５は、巻取り位置にあるボビン７ａにトラバースガイド
１３を介して綾振りしながら糸条Ｙを巻き取っている状
態を示している。このように糸条Ｙが巻かれたパッケー
ジ１０が満巻になると、レボルビング盤４を１８０°回
転させて、巻取り位置にある満巻のパッケージ１０を待
機位置に移動させるとともに、待機位置にある空ボビン
７ｂを巻取り位置に移動させる。
替時の動作を図５ないし図１０を参照して説明する。図
５は、巻取り位置にあるボビン７ａにトラバースガイド
１３を介して綾振りしながら糸条Ｙを巻き取っている状
態を示している。このように糸条Ｙが巻かれたパッケー
ジ１０が満巻になると、レボルビング盤４を１８０°回
転させて、巻取り位置にある満巻のパッケージ１０を待
機位置に移動させるとともに、待機位置にある空ボビン
７ｂを巻取り位置に移動させる。
【００１７】この切替え動作において、パッケージ１０
は供給されている糸条Ｙを綾振りしながら巻取り動作を
続けているので、図６に示すように、糸条Ｙは糸道規制
ガイド３ａに掛けられてパッケージ１０に供給されるこ
とになる。そして、レボルビング盤４が１８０°回転し
てスピンドル２ａ、２ｂの巻取り位置と待機位置との切
替え動作が完了すると、図７に示すように、シリンダ１
９のロッド１９ａを伸長させて第１ガイド１７を退避位
置Ｐａから糸寄せ位置Ｐｂに移動させることにより、糸
条Ｙをトラバースガイド１３から外し、外した糸条Ｙを
綾振り幅外の糸寄せ位置Ｐｂに案内する。
は供給されている糸条Ｙを綾振りしながら巻取り動作を
続けているので、図６に示すように、糸条Ｙは糸道規制
ガイド３ａに掛けられてパッケージ１０に供給されるこ
とになる。そして、レボルビング盤４が１８０°回転し
てスピンドル２ａ、２ｂの巻取り位置と待機位置との切
替え動作が完了すると、図７に示すように、シリンダ１
９のロッド１９ａを伸長させて第１ガイド１７を退避位
置Ｐａから糸寄せ位置Ｐｂに移動させることにより、糸
条Ｙをトラバースガイド１３から外し、外した糸条Ｙを
綾振り幅外の糸寄せ位置Ｐｂに案内する。
【００１８】このとき、糸道は第１ガイド１７によっ
て、綾振り時の糸道（図７の実線と点線で示した糸道）
から左寄りに変更されるが、パッケージ１０に供給され
る糸条Ｙは、糸道規制ガイド３ａに設けられた第３ガイ
ド９ａにより、図７の二点鎖線で示すようにパッケージ
１０の糸巻幅から外れるのが防止され、また、第３ガイ
ド９ａにより規制された位置においてパッケージ１０に
は、バンチ巻部ＢＭが形成されることになる。
て、綾振り時の糸道（図７の実線と点線で示した糸道）
から左寄りに変更されるが、パッケージ１０に供給され
る糸条Ｙは、糸道規制ガイド３ａに設けられた第３ガイ
ド９ａにより、図７の二点鎖線で示すようにパッケージ
１０の糸巻幅から外れるのが防止され、また、第３ガイ
ド９ａにより規制された位置においてパッケージ１０に
は、バンチ巻部ＢＭが形成されることになる。
【００１９】次に、図８に示すように、シリンダ２５の
ロッド２５ａを収縮させて、糸掛けバー２０を前方に揺
動させ、第１ガイド１７と第３ガイド９ａによって規制
させている走行糸条Ｙを第２ガイド２８、第４ガイド２
９で捕捉する。これは、図８（ｂ）に示すように、第２
ガイド２８の三角形の切込み内に糸条Ｙを捕捉し、一
方、第４ガイド２９は、糸道に対して本体部１と反対側
から本体部１方向に糸条Ｙを案内できるように捕捉す
る。
ロッド２５ａを収縮させて、糸掛けバー２０を前方に揺
動させ、第１ガイド１７と第３ガイド９ａによって規制
させている走行糸条Ｙを第２ガイド２８、第４ガイド２
９で捕捉する。これは、図８（ｂ）に示すように、第２
ガイド２８の三角形の切込み内に糸条Ｙを捕捉し、一
方、第４ガイド２９は、糸道に対して本体部１と反対側
から本体部１方向に糸条Ｙを案内できるように捕捉す
る。
【００２０】そして、図９に示すように、まず、シリン
ダ３４のロッド３４ａを伸長させることにより、第４ガ
イド２９を本体部１方向に移動させて、捕捉した糸条Ｙ
を本体部１方向に案内する。これにより、パッケージ１
０に巻取られている糸条Ｙは、バンチ巻部ＢＭからパッ
ケージ１０の中央方向に巻かれていくことになる。ま
た、第４ガイド２９の移動と同時かそれより若干遅らせ
て、シリンダ２６のロッド２６ａを収縮させて、第２ガ
イド２８を本体部１と反対方向に移動させて、捕捉した
糸条Ｙを空ボビン７ｂの糸捕捉部８ｂに重なるように案
内する。これは、第１ガイド１７の糸寄せ位置Ｐｂと糸
捕捉部８ｂとを結んだ延長線上に、第２ガイド２８が糸
条Ｙを案内することにより、糸条Ｙの走行方向と糸捕捉
部８の切れ込み方向とを一致させることができ、これに
より、走行糸条Ｙは糸捕捉部８ｂに確実に捕捉させるこ
とができる。
ダ３４のロッド３４ａを伸長させることにより、第４ガ
イド２９を本体部１方向に移動させて、捕捉した糸条Ｙ
を本体部１方向に案内する。これにより、パッケージ１
０に巻取られている糸条Ｙは、バンチ巻部ＢＭからパッ
ケージ１０の中央方向に巻かれていくことになる。ま
た、第４ガイド２９の移動と同時かそれより若干遅らせ
て、シリンダ２６のロッド２６ａを収縮させて、第２ガ
イド２８を本体部１と反対方向に移動させて、捕捉した
糸条Ｙを空ボビン７ｂの糸捕捉部８ｂに重なるように案
内する。これは、第１ガイド１７の糸寄せ位置Ｐｂと糸
捕捉部８ｂとを結んだ延長線上に、第２ガイド２８が糸
条Ｙを案内することにより、糸条Ｙの走行方向と糸捕捉
部８の切れ込み方向とを一致させることができ、これに
より、走行糸条Ｙは糸捕捉部８ｂに確実に捕捉させるこ
とができる。
【００２１】走行糸条Ｙが空ボビン７ｂの糸捕捉部８ｂ
に捕捉されると、パッケージ１０への巻回張力により糸
条Ｙはそこで切断され、満巻のパッケージ１０への糸条
Ｙの巻取りが完了する。次に、糸条Ｙの空ボビン７ｂへ
の巻取りを開始するために、第１ガイド１７を糸寄せ位
置Ｐｂから退避位置Ｐａへ移動させ、走行糸条Ｙをトラ
バースガイド１３に掛ける。そして、図１０に示すよう
に空ボビン７ｂへ綾振りしながら糸条Ｙの巻取りを行な
う。一方、糸条Ｙが切断されると、糸掛けバー２０も第
２ガイド２８と第４ガイド２９とを元の位置に復帰させ
るとともに、後方に揺動させて待機させる。このとき、
図１０に示すように、満巻のパッケージ１０に巻回され
た糸条Ｙの糸端ＹＥは、バンチ巻部ＢＭと離れた位置に
存在することになる。これは、上述したように、糸条Ｙ
が切断されるより早く、パッケージ１０に巻取っている
糸条Ｙをバンチ巻部ＢＭから中央方向へ第４ガイド２９
が案内しているからである。
に捕捉されると、パッケージ１０への巻回張力により糸
条Ｙはそこで切断され、満巻のパッケージ１０への糸条
Ｙの巻取りが完了する。次に、糸条Ｙの空ボビン７ｂへ
の巻取りを開始するために、第１ガイド１７を糸寄せ位
置Ｐｂから退避位置Ｐａへ移動させ、走行糸条Ｙをトラ
バースガイド１３に掛ける。そして、図１０に示すよう
に空ボビン７ｂへ綾振りしながら糸条Ｙの巻取りを行な
う。一方、糸条Ｙが切断されると、糸掛けバー２０も第
２ガイド２８と第４ガイド２９とを元の位置に復帰させ
るとともに、後方に揺動させて待機させる。このとき、
図１０に示すように、満巻のパッケージ１０に巻回され
た糸条Ｙの糸端ＹＥは、バンチ巻部ＢＭと離れた位置に
存在することになる。これは、上述したように、糸条Ｙ
が切断されるより早く、パッケージ１０に巻取っている
糸条Ｙをバンチ巻部ＢＭから中央方向へ第４ガイド２９
が案内しているからである。
【００２２】巻取り位置にあるボビン７ｂに糸条Ｙが巻
取られ、満巻になると、上述と同様に糸条の巻取りを空
ボビン７ａに切り替えていき、以後同様に順次糸条の巻
取りを切り替えていく。
取られ、満巻になると、上述と同様に糸条の巻取りを空
ボビン７ａに切り替えていき、以後同様に順次糸条の巻
取りを切り替えていく。
【００２３】なお、上述の実施例では、スピンドルにそ
れぞれ１個のボビンを装着する装置について説明した
が、２個以上のボビンをそれぞれのスピンドルに装着す
る装置の場合であっても、同様の方法によって複数個の
ボビンの糸条の切替えを同時に行なうことができる。こ
のとき、各ガイドの動作をそれぞれ同時に行なわせる必
要がある。従って、例えば、第１ガイドは、シリンダの
ロッドの伸縮によって各ボビンごとの退避位置Ｐａと糸
寄せ位置Ｐｂとの間の移動を同時に行なえるように、ロ
ッドの所定位置に各第１ガイドを突設すればよく、ま
た、第３ガイドは糸道規制ガイドの所定位置に各ボビン
ごとの第３ガイドを突設すればよい。さらに、第２ガイ
ドと第４ガイドとは、図１１、図１２に示すように、複
数個の第２ガイド２８1 、２８2 と第４ガイド２９1 、
２９2 をそれぞれシリンダ２６のロッド２６ａとシリン
ダ３４のロッド３４ａの伸縮によって実現するように構
成すればよい。なお、図１１、図１２では２個のボビン
７1 、７2 をスピンドル２ｂ、（２ａ）に装着する場合
を示しているが、３個以上のボビンを装着する場合でも
同様に構成することができる。
れぞれ１個のボビンを装着する装置について説明した
が、２個以上のボビンをそれぞれのスピンドルに装着す
る装置の場合であっても、同様の方法によって複数個の
ボビンの糸条の切替えを同時に行なうことができる。こ
のとき、各ガイドの動作をそれぞれ同時に行なわせる必
要がある。従って、例えば、第１ガイドは、シリンダの
ロッドの伸縮によって各ボビンごとの退避位置Ｐａと糸
寄せ位置Ｐｂとの間の移動を同時に行なえるように、ロ
ッドの所定位置に各第１ガイドを突設すればよく、ま
た、第３ガイドは糸道規制ガイドの所定位置に各ボビン
ごとの第３ガイドを突設すればよい。さらに、第２ガイ
ドと第４ガイドとは、図１１、図１２に示すように、複
数個の第２ガイド２８1 、２８2 と第４ガイド２９1 、
２９2 をそれぞれシリンダ２６のロッド２６ａとシリン
ダ３４のロッド３４ａの伸縮によって実現するように構
成すればよい。なお、図１１、図１２では２個のボビン
７1 、７2 をスピンドル２ｂ、（２ａ）に装着する場合
を示しているが、３個以上のボビンを装着する場合でも
同様に構成することができる。
【００２４】次に、本発明の第二実施例を図１３、図１
４を参照して説明する。この実施例では、第一実施例に
おいて糸道規制ガイド３ａ、３ｂに設けた第３ガイド９
ａ、９ｂに、第４ガイド２９と同様の動作を行わせるよ
うに、第３ガイド９ａ、９ｂを移動させる第３ガイド移
動機構を設けたものである。すなわち、第３ガイド９
ａ、９ｂは、満巻のパッケージ１０に供給される糸条Ｙ
が糸巻幅内から外れないように規制するとともに、糸条
Ｙが空ボビンの糸捕捉部に捕捉されて切断される前に、
バンチ巻部からパッケージの中央方向に糸条Ｙを案内さ
せるように第３ガイド９ａ、９ｂが第３ガイド移動機構
によって移動させられるように構成したものである。
４を参照して説明する。この実施例では、第一実施例に
おいて糸道規制ガイド３ａ、３ｂに設けた第３ガイド９
ａ、９ｂに、第４ガイド２９と同様の動作を行わせるよ
うに、第３ガイド９ａ、９ｂを移動させる第３ガイド移
動機構を設けたものである。すなわち、第３ガイド９
ａ、９ｂは、満巻のパッケージ１０に供給される糸条Ｙ
が糸巻幅内から外れないように規制するとともに、糸条
Ｙが空ボビンの糸捕捉部に捕捉されて切断される前に、
バンチ巻部からパッケージの中央方向に糸条Ｙを案内さ
せるように第３ガイド９ａ、９ｂが第３ガイド移動機構
によって移動させられるように構成したものである。
【００２５】具体的には、図１３に示すように、糸道規
制ガイド３ａ（３ｂ）を中空にし、その内部に、第３ガ
イド移動機構の一例であるシリンダ４０を内接し、シリ
ンダ４０のロッド４０ａに第３ガイド９ａ（９ｂ）を取
り付ける。第３ガイド９ａ（９ｂ）は糸道規制ガイド３
ａ（３ｂ）に設けた長孔４２から突出させ、ロッド４０
ａの伸縮によって第３ガイド９ａ（９ｂ）が糸道規制ガ
イド３ａ（３ｂ）の軸線に対して水平方向にスライド可
能に構成する。なお、このスライドは、第一実施例にお
ける第３ガイド９ａ、９ｂが設けられた位置と、パッケ
ージ１０の中央方向の所定位置との間を行なえるよう
に、ストッパー４３によって規制させるように構成され
ている。この第３ガイド移動機構は、本発明における第
３ガイド移動手段に相当する。
制ガイド３ａ（３ｂ）を中空にし、その内部に、第３ガ
イド移動機構の一例であるシリンダ４０を内接し、シリ
ンダ４０のロッド４０ａに第３ガイド９ａ（９ｂ）を取
り付ける。第３ガイド９ａ（９ｂ）は糸道規制ガイド３
ａ（３ｂ）に設けた長孔４２から突出させ、ロッド４０
ａの伸縮によって第３ガイド９ａ（９ｂ）が糸道規制ガ
イド３ａ（３ｂ）の軸線に対して水平方向にスライド可
能に構成する。なお、このスライドは、第一実施例にお
ける第３ガイド９ａ、９ｂが設けられた位置と、パッケ
ージ１０の中央方向の所定位置との間を行なえるよう
に、ストッパー４３によって規制させるように構成され
ている。この第３ガイド移動機構は、本発明における第
３ガイド移動手段に相当する。
【００２６】この実施例による糸条切替えの動作は、第
一実施例と同様に、レボルビング盤４を１８０°回転さ
せて、（第一実施例において第３ガイド９ａが設けられ
た位置にある状態の）第３ガイド９ａによって糸道がパ
ッケージ１０の糸巻幅内から外れるのを防止し、第１ガ
イド１７で糸条Ｙを糸寄せ位置Ｐｂに規制させ、次に、
糸掛けバー２０で走行糸条Ｙを捕捉する。そして、図１
４に示すように、シリンダ４０（第３ガイド移動機構）
のロッド４０ａを収縮させて第３ガイド９ａを本体部１
方向にスライドさせて、規制している糸条Ｙをバンチ巻
部ＢＭからパッケージ１０の中央方向に案内する。一
方、第３ガイド９ａのスライド動作と同時か若干遅れて
シリンダ２６のロッド２６ａを収縮させて第２ガイド２
８を本体部１と反対方向に移動させ、空ボビン７ｂの糸
捕捉部８ｂに走行糸条Ｙを捕捉させるように糸条Ｙを案
内する。このように糸条の切替えを行なっても、第一実
施例と同様に、糸端はバンチ巻部ＢＭから離れた位置に
存在することになる。なお、図１４に示すように、本実
施例では、第４ガイドを糸掛けバー２０に設けなくとも
よいので、糸掛けバー２０を、シリンダ２６のロッド２
６ａに立設された第２ガイド軸２７の先端に第２ガイド
２８を取り付けるだけの簡単な構成にすることができ
る。
一実施例と同様に、レボルビング盤４を１８０°回転さ
せて、（第一実施例において第３ガイド９ａが設けられ
た位置にある状態の）第３ガイド９ａによって糸道がパ
ッケージ１０の糸巻幅内から外れるのを防止し、第１ガ
イド１７で糸条Ｙを糸寄せ位置Ｐｂに規制させ、次に、
糸掛けバー２０で走行糸条Ｙを捕捉する。そして、図１
４に示すように、シリンダ４０（第３ガイド移動機構）
のロッド４０ａを収縮させて第３ガイド９ａを本体部１
方向にスライドさせて、規制している糸条Ｙをバンチ巻
部ＢＭからパッケージ１０の中央方向に案内する。一
方、第３ガイド９ａのスライド動作と同時か若干遅れて
シリンダ２６のロッド２６ａを収縮させて第２ガイド２
８を本体部１と反対方向に移動させ、空ボビン７ｂの糸
捕捉部８ｂに走行糸条Ｙを捕捉させるように糸条Ｙを案
内する。このように糸条の切替えを行なっても、第一実
施例と同様に、糸端はバンチ巻部ＢＭから離れた位置に
存在することになる。なお、図１４に示すように、本実
施例では、第４ガイドを糸掛けバー２０に設けなくとも
よいので、糸掛けバー２０を、シリンダ２６のロッド２
６ａに立設された第２ガイド軸２７の先端に第２ガイド
２８を取り付けるだけの簡単な構成にすることができ
る。
【００２７】なお、上述の各実施例では、第４ガイドを
第３ガイドの上流側（第一実施例）か、同一位置（第二
実施例：但し、第３ガイドに第４ガイドの機能を持たせ
て構成した）に設けたが、本発明はこれに限らず、第３
ガイドの下流側であって満巻のパッケージのバンチ巻部
の上流側に第４ガイドを設けるように構成（上流から第
１、第２、第３、第４ガイドの順で配置）してもよい。
このように構成しても、第３ガイドによって、満巻のパ
ッケージの糸巻幅内へ糸条を規制しつつ、糸端をそのパ
ッケージの中央方向に案内させることが可能だからであ
る。
第３ガイドの上流側（第一実施例）か、同一位置（第二
実施例：但し、第３ガイドに第４ガイドの機能を持たせ
て構成した）に設けたが、本発明はこれに限らず、第３
ガイドの下流側であって満巻のパッケージのバンチ巻部
の上流側に第４ガイドを設けるように構成（上流から第
１、第２、第３、第４ガイドの順で配置）してもよい。
このように構成しても、第３ガイドによって、満巻のパ
ッケージの糸巻幅内へ糸条を規制しつつ、糸端をそのパ
ッケージの中央方向に案内させることが可能だからであ
る。
【００２８】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、請求項
１に記載の発明によれば、第４ガイドを設け、糸条を空
ボビンの糸捕捉部に捕捉させて切断する前に、第４ガイ
ドが糸条をバンチ巻部からパッケージ中央方向に案内す
るので、切断された糸端がバンチ巻部に喰い込むことが
ない。従って、糸端が１本の糸条として簡単に取り出
せ、バンチ巻部のはく脱等、後工程へ続く糸端処理が容
易化でき、その作業時間の短縮を図ることができる。ま
た、糸端位置が常に一定位置に位置付けられるので、糸
端位置を探るという作業が不要となり、後工程での糸出
し作業が容易になるとともに、糸取り出しを自動化する
ことも可能となる。さらに、従来、細物糸等において単
糸間の重なりによる複数糸条のからまりにより糸取り出
し作業が困難になるということが防止でき、全てのパッ
ケージを後工程へ流すことができるので、作業の無駄を
減少させることができる。
１に記載の発明によれば、第４ガイドを設け、糸条を空
ボビンの糸捕捉部に捕捉させて切断する前に、第４ガイ
ドが糸条をバンチ巻部からパッケージ中央方向に案内す
るので、切断された糸端がバンチ巻部に喰い込むことが
ない。従って、糸端が１本の糸条として簡単に取り出
せ、バンチ巻部のはく脱等、後工程へ続く糸端処理が容
易化でき、その作業時間の短縮を図ることができる。ま
た、糸端位置が常に一定位置に位置付けられるので、糸
端位置を探るという作業が不要となり、後工程での糸出
し作業が容易になるとともに、糸取り出しを自動化する
ことも可能となる。さらに、従来、細物糸等において単
糸間の重なりによる複数糸条のからまりにより糸取り出
し作業が困難になるということが防止でき、全てのパッ
ケージを後工程へ流すことができるので、作業の無駄を
減少させることができる。
【００２９】また、請求項２に記載の発明によれば、第
３ガイドを移動させる第３ガイド移動手段を設け、糸条
を空ボビンの糸捕捉部に捕捉させて切断する前に、第３
ガイド移動手段が第３ガイドを移動させて糸条をバンチ
巻部からパッケージ中央方向に案内するので、切断され
た糸端がバンチ巻部に喰い込むことがない。従って、糸
端が１本の糸条として簡単に取り出せ、バンチ巻部のは
く脱等、後工程へ続く糸端処理が容易化でき、その作業
時間の短縮を図ることができる。また、糸端位置が常に
一定位置に位置付けられるので、糸端位置を探るという
作業が不要となり、後工程での糸出し作業が容易になる
とともに、糸取り出しを自動化することも可能となる。
さらに、従来、細物糸等において単糸間の重なりによる
複数糸条のからまりにより糸取り出し作業が困難になる
ということが防止でき、全てのパッケージを後工程へ流
すことができるので、作業の無駄を減少させることがで
きる。
３ガイドを移動させる第３ガイド移動手段を設け、糸条
を空ボビンの糸捕捉部に捕捉させて切断する前に、第３
ガイド移動手段が第３ガイドを移動させて糸条をバンチ
巻部からパッケージ中央方向に案内するので、切断され
た糸端がバンチ巻部に喰い込むことがない。従って、糸
端が１本の糸条として簡単に取り出せ、バンチ巻部のは
く脱等、後工程へ続く糸端処理が容易化でき、その作業
時間の短縮を図ることができる。また、糸端位置が常に
一定位置に位置付けられるので、糸端位置を探るという
作業が不要となり、後工程での糸出し作業が容易になる
とともに、糸取り出しを自動化することも可能となる。
さらに、従来、細物糸等において単糸間の重なりによる
複数糸条のからまりにより糸取り出し作業が困難になる
ということが防止でき、全てのパッケージを後工程へ流
すことができるので、作業の無駄を減少させることがで
きる。
【図１】本発明に係る糸条切替方法を実現する第一実施
例装置の構成を示す側面図である。
例装置の構成を示す側面図である。
【図２】第一実施例装置の構成を示す正面図である。
【図３】糸掛けバーの構成を示す側面図である。
【図４】糸掛けバーの構成を示す一部斜視図である。
【図５】第一実施例装置による糸条切替え動作を示す図
である。
である。
【図６】第一実施例装置による糸条切替え動作を示す図
である。
である。
【図７】第一実施例装置による糸条切替え動作を示す図
である。
である。
【図８】第一実施例装置による糸条切替え動作を示す図
である。
である。
【図９】第一実施例装置による糸条切替え動作を示す図
である。
である。
【図１０】第一実施例装置による糸条切替え動作を示す
図である。
図である。
【図１１】スピンドルに２個のボビンを装着する場合の
糸掛けバーの構成を示す側面図である。
糸掛けバーの構成を示す側面図である。
【図１２】スピンドルに２個のボビンを装着する場合の
糸掛けバーの構成を示す斜視図である。
糸掛けバーの構成を示す斜視図である。
【図１３】本発明の第二実施例装置の要部の構成を示す
断面図である。
断面図である。
【図１４】第二実施例装置による糸条切替え動作を示す
図である。
図である。
【図１５】第１ガイドの一例を示す図である。
１ … 本体部
２ａ、２ｂ … スピンドル
３ａ、３ｂ … 糸道規制ガイド
４ … レボルビング盤
７ａ、７ｂ … ボビン
８ａ、８ｂ … 糸捕捉部
９ａ、９ｂ … 第３ガイド
１０ … パッケージ
１１ … トラバース装置
１３ … トラバースガイド
１７ … 第１ガイド
２０ … 糸掛けバー
２８ … 第２ガイド
２９ … 第４ガイド
４０ … シリンダ（第３ガイド移動機構：第３ガイド
移動手段）
移動手段）
フロントページの続き
(56)参考文献 特開 昭62−255367（ＪＰ，Ａ)
特開 平４−75975（ＪＰ，Ａ)
特開 平３−79564（ＪＰ，Ａ)
(58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名)
B65H 67/048
B65H 54/34
Claims (2)
- 【請求項１】 回動可能に構成されたレボルビング盤に
突設された回動可能な２本のスピンドルにそれぞれボビ
ンを装着し、巻取位置のスピンドルに装着されたボビン
に、供給される糸条をトラバース装置を介して綾振りし
ながら巻き取ったパッケージが満巻になったとき、レボ
ルビング盤を回動させて巻取位置のボビンを待機位置に
移動させるとともに、待機位置のスピンドルに装着され
た空ボビンを巻取位置に移動させて、前記巻取位置に移
動された空ボビンに糸条の巻き取りを切り替える糸条切
替方法において、 前記供給される糸条を前記トラバース装置の綾振り幅外
に案内する第１ガイドを、前記巻取位置に移動された空
ボビンの上流に設け、 前記第１ガイドにより案内された糸条を、前記空ボビン
に設けられた糸捕捉部に重なるように案内する第２ガイ
ドを、前記巻取位置に移動された空ボビンの下流に設
け、 前記レボルビング盤の回動に伴って満巻のパッケージを
待機位置に移動したときに、供給される糸条が前記満巻
のパッケージの糸巻幅内からはずれないように糸条を規
制する第３ガイドを、前記第２ガイドの下流に設け、 前記第３ガイドによって規制された糸条を、前記パッケ
ージの糸巻幅の中央側に案内する第４ガイドを、前記第
２ガイドの下流に設け、 前記レボルビング盤の回動に伴って満巻のパッケージを
待機位置に移動するときに、供給される糸条を前記第３
ガイドによって前記満巻のパッケージの糸巻幅内からは
ずれないように糸条を規制した後、前記第１ガイドによ
って前記供給される糸条を前記トラバース装置の綾振り
幅外に案内し、 前記第３ガイドによって規制されている糸条を、前記第
４ガイドよって前記パッケージの糸巻幅の中央側へ案内
していく間に、前記トラバース装置の綾振り幅外に案内
した糸条を、前記第２ガイドによって前記空ボビンに設
けられた糸捕捉部に重なるように案内し、前記糸捕捉部
に糸条が捕捉されて糸条が切断されることにより、前記
空ボビンに糸条の巻取りを切り替えることを特徴とする
糸条切替方法。 - 【請求項２】 回動可能に構成されたレボルビング盤に
突設された回動可能な２本のスピンドルにそれぞれボビ
ンを装着し、巻取位置のスピンドルに装着されたボビン
に、供給される糸条をトラバース装置を介して綾振りし
ながら巻き取ったパッケージが満巻になったとき、レボ
ルビング盤を回動させて巻取位置のボビンを待機位置に
移動させるとともに、待機位置のスピンドルに装着され
た空ボビンを巻取位置に移動させて、前記巻取位置に移
動された空ボビンに糸条の巻き取りを切り替える糸条切
替方法において、 前記供給される糸条を前記トラバース装置の綾振り幅外
に案内する第１ガイドを、前記巻取位置に移動された空
ボビンの上流に設け、 前記第１ガイドにより案内された糸条を、前記空ボビン
に設けられた糸捕捉部に重なるように案内する第２ガイ
ドを、前記巻取位置に移動された空ボビンの下流に設
け、 前記レボルビング盤の回動に伴って満巻のパッケージを
待機位置に移動したときに、供給される糸条が前記満巻
のパッケージの糸巻幅内からはずれないように糸条を規
制する第３ガイドを、前記第２ガイドの下流に設け、 前記第３ガイドが規制している糸条を、前記パッケージ
の糸巻幅の中央側に案内するために、前記第３ガイドを
移動させる第３ガイド移動手段を設け、 前記レボルビング盤の回動に伴って満巻のパッケージを
待機位置に移動するときに、供給される糸条を前記第３
ガイドによって前記満巻のパッケージの糸巻幅内からは
ずれないように糸条を規制した後、前記第１ガイドによ
って前記供給される糸条を前記トラバース装置の綾振り
幅外に案内し、 前記第３ガイド移動手段が前記第３ガイドを移動させる
ことによって、前記第３ガイドが規制している糸条を、
前記パッケージの糸巻幅の中央側へ案内していく間に、
前記トラバース装置の綾振り幅外に案内した糸条を、前
記第２ガイドによって前記空ボビンに設けられた糸捕捉
部に重なるように案内し、前記糸捕捉部に糸条が捕捉さ
れて糸条が切断されることにより、前記空ボビンに糸条
の巻取りを切り替えることを特徴とする糸条切替方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28062792A JP3379116B2 (ja) | 1992-09-24 | 1992-09-24 | 糸条切替方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28062792A JP3379116B2 (ja) | 1992-09-24 | 1992-09-24 | 糸条切替方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06100241A JPH06100241A (ja) | 1994-04-12 |
| JP3379116B2 true JP3379116B2 (ja) | 2003-02-17 |
Family
ID=17627690
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP28062792A Expired - Fee Related JP3379116B2 (ja) | 1992-09-24 | 1992-09-24 | 糸条切替方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3379116B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN1251951C (zh) * | 1998-09-04 | 2006-04-19 | 东丽株式会社 | 合成纤维的卷绕方法和装置以及纱线卷装的使用方法 |
| CN108251925B (zh) * | 2018-03-20 | 2023-05-02 | 昌吉溢达纺织有限公司 | 纱管留头装置和方法 |
-
1992
- 1992-09-24 JP JP28062792A patent/JP3379116B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH06100241A (ja) | 1994-04-12 |
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