JP3378491B2 - 異形長尺品用の鍛造プレス - Google Patents

異形長尺品用の鍛造プレス

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JP3378491B2 JP03422598A JP3422598A JP3378491B2 JP 3378491 B2 JP3378491 B2 JP 3378491B2 JP 03422598 A JP03422598 A JP 03422598A JP 3422598 A JP3422598 A JP 3422598A JP 3378491 B2 JP3378491 B2 JP 3378491B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は異形長尺品用の鍛造
プレスに関する。さらに詳しくは、図6に示すように、
長尺軸部Sの一端にフランジ状の径大部Fを有する異形
長尺品Pを成形する鍛造プレスに関する。
【0002】上記の異形長尺品Pの代表例には、例え
ば、自動車のリヤアクスルシャフトがあるが、これに限
らず長尺軸部Sの一端に径大部Fを有するものであれ
ば、どのような用途の物品にも本発明を適用して成形す
ることができる。
【0003】
【従来の技術】上記の異形長尺品Pは、長尺軸部Sを鍛
造プレス内で縦に保持し、径大部Fを金型内に入れて型
打ちするので、縦打長尺品とも呼ばれるが、一般的にこ
れらの長尺品は全長が800 〜900 mmで、1000mm以上のも
のもある。そして、このような長尺品を多工程自動鍛造
しようとすれば、各工程毎に長尺品をリフトさせて次工
程金型へ搬送する必要がある。しかるに、汎用のクラン
クプレスは、ストローク長が300 〜500 mm位であるの
で、上記のように800 mm以上の長尺品をリフトして搬送
することはできない。
【0004】そこで、従来は、まずストローク長さを比
較的容易に大きくとれるスクリュープレスの使用が検討
された。しかし、この場合でも、ストローク長大化によ
る設備費の高騰、スクリュープレスの構造的特徴からく
る自動化の困難性、生産性が劣る等の問題があり、実用
性に乏しいものであった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の事情に
鑑み、異形長尺品を汎用のプレスを用いて縦打ちして、
製造工程や製造設備を極力少なくし、生産性を向上さ
せ、生産費を低減できる鍛造プレスを提供することを目
的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の鍛造プレス
は、長尺軸部の一端に径大部を有する異形長尺品を荒打
ち工程、仕上げ工程、ばり抜き工程の順で成形する鍛造
プレスであって、プレスベッド上に設置された下ハード
プレートと、該下ハードプレート上に設され、中央にワ
ークの軸部を次工程方向に通す搬送空間が形成された下
ダイプレートと、該下ダイプレート上に設置された下型
ホルダーと、該下型ホルダーに取り付けられた各工程用
の下金型と、プレススライドに取り付けられた上ダイプ
レートと、該上ダイプレートに取り付けられた上型移動
ガイドと、該上型移動ガイドに移動自在に取り付けられ
た上型ホルダーと、該上型ホルダーに取り付けられた各
工程用の上金型と、前記上型ホルダーを下型ホルダー上
方のプレス位置と、そこから前後方向に退避させた退避
位置との間で移動させる移動手段とからなることを特徴
とする。請求項2の鍛造プレスは、前記上ダイプレート
の下面と前記上型ホルダーの上面との間に、キー溝とキ
ーによる移動軌跡位置決め手段が設けられていることを
特徴とする。請求項3の鍛造プレスは、前記移動手段が
油圧シリンダであって、該油圧シリンダの伸長時のスト
ロークエンドで前記上型ホルダーがプレス位置に位置す
るように設定されていることを特徴とする。
【0007】請求項1の発明によれば、型打ち後、プレ
ススライドを上昇させ、移動手段で上型ホルダーを前方
または後方へ移動させると、下金型の上方には大きな空
間ができる。このため、下金型から長尺品の素材を上方
へ大きくリフトさせ次工程の下金型へ搬送できる。よっ
て、型打ちと上型ホルダーの退避動作を繰り返すことに
より、自動多工程の鍛造が汎用プレスを用いて行うこと
ができ、かつ、製造工程や製造設備は極小ですみ、生産
費を低減し省力化することができる。請求項2の発明に
よれば、上型ホルダーはキー溝とキーによって移動軌跡
が規制されているので、プレス位置における移動方向に
直交する方向での上下金型の位置決めが正確に行える。
請求項3の発明によれば、移動用の油圧シリンダのスト
ロークエンドがプレス位置となるので、移動方向におけ
る上下金型の位置決めが正確に行える。
【0008】
【発明の実施の形態】つぎに、本発明の実施の形態を図
面に基づき説明する。図1は本発明の一実施形態に係る
鍛造プレスの要部縦断側面図であって図3のI−I線断
面図、図2は同鍛造プレスの要部正面図であって図3の
II−II線矢視図、図3は同鍛造プレスにおける図1のII
I −III 線矢視図、図4は上型ホルダーの退避状態の説
明図、図5は素材Pの搬送動作の説明図である。
【0009】図1〜3において、10はプレスフレーム
であり、このプレスフレーム10で囲まれた底面にプレ
スベッド1が設けられている。プレスベッド1の上に下
ハードプレート2が設置されており、下ハードプレート
2の上には下ダイプレート3が設置されている。この下
ダイプレート3には、中央にワークPの軸部Sを次工程
方向に通す搬送空間4が形成されている。この搬送空間
4の下方の下ハードプレート2中には油圧シリンダで構
成したノックピン5が設置されている。なお、このノッ
クピン5は加工後のワークをリフトするために設けら
れ、1工程用下金型11と2工程用下金型12に対応付
けて設けられている。3工程用下金型13の下方には加
工済みワークWを下降させて取り出すため、ノックピン
5は設けられていない。
【0010】前記下ダイプレート3の上面には下型ホル
ダー6が設置されている。この下型ホルダー6には、3
個の下金型11、12、13が取り付けられている。下
金型11は1工程用(荒打ち用)、同12は2工程用
(仕上打ち用)、同13は3工程用(バリ抜き用)であ
る。
【0011】7は上ダイプレートで、図示しないプレス
ラムにより昇降するようになっている。この上ダイプレ
ート7の下面の両サイドには上型移動ガイド8が設けら
れており、この上型移動ガイド8で保持案内されて、上
型ホルダー9が前後方向移動自在に支持されている。そ
して、この上型ホルダー9に、3個の上金型15、1
6、17が取り付けられている。上金型15は下金型1
1と共に2工程用(荒打ち用)、上金型17は下金型1
3と共に3工程用(バリ抜き用)である。
【0012】前記上ダイプレート7の下面と前記上型ホ
ルダー9の上面には、キー溝21が形成され、このキー
溝21に1本の共通のキー22が挿入されて、移動軌跡
位置決め手段20が構成されている。
【0013】前記上ダイプレート7の後面からは取付フ
レーム23が延びており、この取付フレーム23に油圧
シリンダ24がトラニオン25で取り付けられている。
この油圧シリンダ24は上型ホルダー9の前後方向移動
用であり、そのピストンロッド26は前記上型ホルダー
9に連結されている。
【0014】前記油圧シリンダ24の伸長時のストロー
クエンドにおいて、上金型15、16、17が下金型1
1、12、13と同心となるプレス位置に設定されてお
り、この油圧シリンダ24によりプレス位置の前後方向
の位置決めが正確に行われ、前記キー22とキー溝21
による移動軌跡位置決め手段20により、プレス位置の
前後方向に直交する方向の位置決めが正確に行われる。
【0015】つぎに、上記実施形態の鍛造プレスによる
成形作業を説明する。図1〜2は上ダイプレート7が下
降し、上金型15〜17と下金型11〜13により型打
ちしている状態である。この状態で、1工程では素材の
つぶし、すなわち荒打ちが行われ、2工程では仕上げが
行われ、3工程ではバリ抜きが行われる。
【0016】つぎに、図4〜5に示すように、上ダイプ
レート7が上昇すると、上金型15〜17が下金型11
〜13より離れ上昇する。さらに、油圧シリンダ24を
収縮させると上型ホルダー9は後方へ退避する。この状
態では、下金型11〜13の上方には大きな空間があく
ので、各工程のワークPを下金型11〜13から大きく
リフトさせて次工程金型へ搬送することが可能である。
すなわち、矢印a、b、cに示すように、公知のトラン
スフィーダを用いて大きくリフトさせて、0工程のワー
クPを1工程へ、1工程のワークPを2工程へ、2工程
のワークPを3工程へそれぞれ搬送できる。なお、3工
程のワークPは下方へ搬出される。
【0017】上記の搬送、搬出を終えると、油圧シリン
ダ24を伸長させ、上金型15〜17を前進させる。こ
のときのプレス位置への位置決めは、既述のごとく油圧
シリンダ24がストロークエンドで停止することと、移
動軌跡位置決め手段20によって正確に行われるので、
上下金型の間に位置ズレが生ずることはない。この状態
で、再度プレス動作させると、図1〜2に示すように型
打ちできる。よって、上記の動作を繰り返すことによ
り、異形長尺品の鍛造が連続して行える。
【0018】なお、上記実施形態では、上型ホルダー9
を後方(図4中の左側)へ移動させたが、前方(図4中
右側)へ移動させてもよい。
【0019】上記の各実施形態の鍛造プレスは、上型ホ
ルダー9を移動させる油圧シリンダ24や移動ガイド8
等を汎用プレスに付加するだけで構成できるので、異形
長尺品の製造工程や製造設備は極小ですみ、生産費を低
減し省力化することができる。
【0020】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、型打ちと上型
ホルダーの退避動作を繰り返すことにより、自動多工程
の鍛造が汎用プレスを用いて行うことができ、しかも異
形長尺品の製造工程や製造設備は極小ですみ、生産費を
低減し省力化することができる。請求項2の発明によれ
ば、上型ホルダーはキー溝とキーによって移動軌跡が規
制されているので、プレス位置における移動方向に直交
する方向での上下金型の位置決めが正確に行える。請求
項3の発明によれば、移動用の油圧シリンダのストロー
クエンドがプレス位置となるので、移動方向における上
下金型の位置決めが正確に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る鍛造プレスの要部縦
断側面図であって図3のI−I線断面図である。
【図2】同鍛造プレスの要部正面図であって図3のII−
II線矢視図である。
【図3】同鍛造プレスにおける図1のIII −III 線矢視
図である。
【図4】上型ホルダーの退避状態の説明図である。
【図5】素材Pの搬送動作の説明図である。
【図6】異形長尺品Pの一例の斜視図である。
【符号の説明】
2 下ハードプレート 3 下ダイプレート 6 下型ホルダー 7 上ダイプレート 8 上型移動ガイド 9 上型ホルダー 21 キー溝 22 キー 24 油圧シリンダ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平11−188450(JP,A) 特開 平6−39481(JP,A) 特開 平5−7972(JP,A) 特開 平4−4308(JP,A) 特開 平2−290641(JP,A) 特開 昭57−32840(JP,A) 特開 平6−198377(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B21J 1/00 - 13/14 B21J 17/00 - 19/04 B21K 1/00 - 31/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】長尺軸部の一端に径大部を有する異形長尺
    品を荒打ち工程、仕上げ工程、ばり抜き工程の順で成形
    する鍛造プレスであって、プレスベッド上に設置された
    下ハードプレートと、該下ハードプレート上に設置さ
    れ、中央にワークの軸部を次工程方向に通す搬送空間が
    形成された下ダイプレートと、該下ダイプレート上に設
    置された下型ホルダーと、該下型ホルダーに取り付けら
    れた各工程用の下金型と、プレススライドに取り付けら
    れた上ダイプレートと、該上ダイプレートに取り付けら
    れた上型移動ガイドと、該上型移動ガイドに移動自在に
    取り付けられた上型ホルダーと、該上型ホルダーに取り
    付けられた各工程用の上金型と、前記上型ホルダーを下
    型ホルダー上方のプレス位置と、そこから前後方向に退
    避させた退避位置との間で移動させる移動手段とからな
    ることを特徴とする異形長尺品用の鍛造プレス。
  2. 【請求項2】前記上ダイプレートの下面と前記上型ホル
    ダーの上面との間に、キー溝とキーによる移動軌跡位置
    決め手段が設けられていることを特徴とする請求項1記
    載の異形長尺品用の鍛造プレス。
  3. 【請求項3】前記移動手段が油圧シリンダであって、該
    油圧シリンダの伸長時のストロークエンドで前記上型ホ
    ルダーがプレス位置に位置するように設定されているこ
    とを特徴とする請求項1記載の異形長尺品用の鍛造プレ
    ス。
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