JP3378247B2 - 黄色の再帰反射性道路標識 - Google Patents

黄色の再帰反射性道路標識

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Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は、カドミウム、クロム及び鉛を含む顔料を実
質的に含まない黄色の再帰反射性道路標識(retrorefle
ctive pavement marking)に関する。
発明の背景 黄色及び白色の道路標識が、一般的に、交通レーンを
表示するために、車道上に使用されている。黄色の道路
標識は、典型的には、自動車ドライバーにとって白色の
道路標識と異なる意味をもつであろう。例えば、アメリ
カ合衆国(USA)においては、黄色の道路標識は、その
交通が反対方向に動く場合に交通レーンを隔てるために
車道上に使用され;一方、白色の道路標識は、(i)そ
の路肩において車道の境界を作るため、そして(ii)そ
の交通が同じ方向に動く場合(例えば、1方向の道路)
に交通レーンを隔てるために、使用される。これらの異
なる機能の視点から、黄色と白色の道路標識とが特に視
界が制限される夜間において自動車ドライバーに区別で
きるということが非常に重要である。その他、ドライバ
ーの迷いは、不安全な運転条件を作り出すことができ
る。
黄色の道路標識であって、昼間及び夜間の両方の条件
下で白色の道路標識とはっきりと区別できるものが、作
られている。典型的な黄色の道路標識は、黄色のベース
内に部分的に埋め込まれた透明の無色の再帰反射ビーズ
を含む。このベースは、重金属、例えば、カドミウム、
クロム、又は鉛を含む黄色の顔料の使用により黄色に作
られている(例えば、米国特許第2,574,971号、第2,26
8,537号、第3,337,483号、第4,117,192号、第4,248,932
号、第4,564,556号、第4,931,414号、日本国特許公告第
20424/91及びEP0,305,579 B1を参照のこと。)。昼間の
間は、このベースは、自動車ドライバーに黄色の標識を
表示するために、黄色の光を乱反射する。夜間において
は、このビーズは、それがそこから来る(再帰反射す
る)方向において光を反射する。この再帰反射光は、黄
色である。なぜなら、それがその再帰反射ビーズに隣接
するベース内の重金属顔料に当たるからである。この重
金属顔料は、このビーズ内に黄色の光を乱反射させる。
次に、このビーズは、この乱反射し散乱した黄色の光を
向け直し、そしてその光源の方向にそれを送り返す。
カドミウム、クロム、及び鉛ベースの顔料は、良好な
黄色の再帰反射性道路標識を提供してきた。昼間と夜間
との両方の条件下で、この道路標識は、外観においては
っきりと黄色である。これらの重金属顔料は、強く光を
散乱させる。なぜなら、それらが、高い屈折率及び光の
波長の大きさのオーダーに対する粒子サイズをもってい
るからである。この顔料は、本質的に黄色の光を反射す
るために非黄色成分を吸収することにより明瞭な黄色を
提供する。カドミウム、クロム、及び鉛ベース顔料のこ
の良好な性質は、黄色の道路標識におけるそれらの広範
な使用を促進してきた。クロム・イエロー(鉛クロメー
トとしても知られている)は、道路標識において最も広
く使用された黄色の顔料である。
カドミウム、クロム、及び鉛ベースの顔料が環境的に
安全でないことが長年にわたり知られてきた。カドミウ
ム、クロム、及び鉛は、毒性であることができ、そして
それ故、これらの顔料についての置き換えが求められ
た。米国内の幾つかの州は、それらの道路標識における
鉛のような重金属を廃止する計画を公表した(A.Banou,
Am.Paint & Coatings J.21−22(1991年8月19
日))。しかしながら、そのようにするためには、重金
属顔料についての好適な置き換えが存在することが必要
である。この新たな道路標識は、昼間と夜間との両方の
条件で高く可視性でなければならず、そして他の道路標
識、特に白色の道路標識と混同されないような明瞭な黄
色を提供しなければならない。
重金属含量の代替として有機顔料が知られている(P.
Lewis,Organic Pigments,Fed.Soc.for Coatings Tech.,
Philadelphia,PA(Oct.1988);及びJ.M.Cameron,Issue
s and Opportunities in Heavy Metal Replacement(Ju
ne 1991))。発明者は、道路標識において黄色の重金
属顔料の代わりに黄色の有機顔料を使用することを試み
た(例えば、米国特許第3,891,451号及び第3,998,645号
を参照のこと。)。この試みは、商業的にほとんど成功
しなかった。なぜなら、有機顔料が一般的に強い光散乱
効果を欠いているからである。
道路標識において着色ビーズを使用することが知られ
ている。黄色のビーズがSearight et alに対する米国特
許第3,294,559号中に示されているように、1966年と同
じ程早くに知られている。この公知の長い期間にもかか
わらず、黄色のビーズは、かなりの程度で黄色の道路標
識において使用されてこなかった。むしろ、この道路標
識は、無色のビーズ及びクロム・イエローのような黄色
の重金属含有顔料に頼ってきた。道路標識は、代替物に
ついて長く感じられた必要性にもかかわらず、これらの
顔料を使用し続けてきた。
最も最近、日本国特許公告20424/91(1991年3月19日
発行)において、黄色の車道標識材料であって黄色の透
明のガラス・ビーズを含むが未だ顔料としてクロムを使
用しているものが開示された。このガラス・ビーズは、
黄色の染料を含む熱硬化性樹脂のフィルムによりそれら
をコーティングすることにより黄色に作られている。上
記の特性は、その車道標識材料が黄色の顔料、例えば、
クロム・イエロー、黄色の有機顔料、チタン・イエロ
ー、及び黄色の酸化鉄を含むことを開示している。上記
の特許は、また、着色ガラス・ビーズが金属イオン、例
えば、ニッケル、クロム、コバルト、又は銅をその透明
ガラス中に溶融混合することにより調製されたことを開
示しているが、それらの色及び所定の光の吸収性を調整
するのが難しく、そしてそれらが高価であるので、この
ようなビーズの使用については促進されない。
発明の要約 本発明において、今回、道路標識であってカドミウ
ム、クロム、又は鉛を含まないが、夜間の運転条件下で
見られるときも明瞭な黄色であり且つ非常に明るいもの
が提供される。本発明に係る道路標識は、カドミウム、
クロム、及び鉛を含まないビーズ担持媒体中に少なくと
も部分的に埋め込まれた多数の再帰反射ビーズを含んで
成る。このビーズ担持媒体は、白色光を散乱し、そして
約1.6よりも大きな屈折率を有する少なくとも0.5体積パ
ーセントの光散乱剤を含む。光散乱剤の体積パーセント
は、ビーズ及び滑り防止粒子を除く、ビーズ担持媒体の
固形分を基準とする。この再帰反射ビーズは、ASTM E 8
11−87に従ってテストされるとき0.95よりも大きな色度
座標(Chromaticity coordinates)x及びyの合計をも
つ明瞭な黄色の夜間色をもつ再帰反射性道路標識を提供
する黄色の色合い(tint)を有する。また、この道路標
識は、ASTM D 4061−89に従ってテストされるときルク
ス(lux(lx))当たり平方メーター(m2)当たり150ミ
リカンデラ(mcd)よりも大きな比輝度(specific lumi
nance)を示す。
本発明は、また、再帰反射性道路標識の新たな製造方
法を提供する。本方法は:ビーズ担持媒体がカドミウ
ム、クロム、又は鉛を含む顔料を含まない、白色光を散
乱する少なくとも0.5体積パーセントの光散乱剤を含む
ビーズ担持媒体を提供すること、;光が黄色の色合いの
再帰反射ビーズに当たったときその道路標識が明瞭な黄
色の夜間光を再帰反射するような黄色の色合いを有する
再帰反射ビーズをビーズ担持媒体中に埋め込むこと、を
含んで成る。
本発明において、黄色の色合いの再帰反射ビーズの使
用により、明瞭な黄色の夜間色が、その光散乱剤が白色
光だけを散乱するときにその道路標識により、示される
ことができるということが、見つかった。カドミウム、
クロム、又は鉛を含まない多くの白色光散乱剤が在る。
これらの金属は、一般的に、鉛クロメート、鉛クロメー
ト・モリブデート、及びカドミウム・スルフィドのよう
な黄色顔料中で使用される。黄色の色合いの光散乱剤と
ビーズ担持媒体であって白色光散乱剤を含むものとの組
み合わせは、夜において明瞭な黄色であり、そしてまた
強い輝度をもつ道路標識を提供する。明瞭な黄色の夜間
色及び良好な輝度を、カドミウム、クロム、又は鉛を含
む顔料を使用することなく、提供する。
黄色の昼間色を示す道路標識を提供するために、この
ビーズ担持媒体は、また、黄色の光を反射する着色剤を
含むことができる。この着色剤は、有機の黄色顔料であ
ることができる。
本発明は、潜在的に毒性の顔料の使用を回避すること
においてだけではなく、明瞭な黄色がその製造工程にお
ける変化に対し敏感でない方法により得られることがで
きるということにおいても、有益である。従来技術の方
法においては、ビーズ担持媒体中の顔料分散の程度及び
ビーズの埋め込みの程度が明瞭な黄色の夜間色を一貫し
て得るために注意して監視されなければならなかった。
これは、黄色の色合いのビーズ及び白色光散乱剤を使用
することによりかなりの程度弱められた。さらに、本発
明は、様々な着色剤を黄色の昼間の色を得るためにその
道路標識中に使用することができるということにおいて
有利である。従来技術の道路標識は、明瞭な黄色の夜間
及び昼間の色を反射すると共に強い光散乱能力をもつ顔
料を使用した。本発明においては、この着色剤は、強い
光散乱能力をもつ必要はない。また、この着色剤は、明
瞭な黄色の夜間色を反射する必要もない。したがって、
比較的多数の着色剤を、適当な昼間の色を得るために用
いることができる。それ故、黄色の交通標識の内容にお
いて、本発明は実質的により広いプロセスウィンドー
(プロセス条件の変動)および組成物ウィンドー(組成
物の変動)を有する。
色度座標x及びyの合計が0.95より大きく、比輝度が
150より大きい道路標識は白色と区別される夜間色を提
供し、夜間の運転条件で容易に識別されるほど明るい。
色度座標x及びyの合計色度ダイアグラム(図1参照)
上に点を描く。色度ダイアグラムは人間の目に見える全
ての色のプロットである。色度ダイアグラムの外郭の周
囲は最も純粋な色であり、即ち、1種の光の波長のみか
らなる色である。ダイアグラムの中心付近は、白のよう
な中間色である。道路標識を夜間に見る場合、0.95より
大きいx及びy色度座標の合計は白とはっきり区別され
る色であることを示す。ここに用いられる用語で、「区
別されうる黄色の夜間色」とは色度座標x及びyの合計
がASTM E 811−87により試験されたときに0.95より大き
い黄色の再帰反射性光を示すことを意味する。好ましく
は、x及びy座標は色度ダイアグラム上のボックス内に
当たり、このボックスは、図1にそれぞれN020〜23によ
り記載された、(x,y)座標(0.458,0.492)、(0.480,
0.520)、(0.610,0.390)、及び(0.560,0.390)によ
り限定される。
ASTM E 811−87は夜間条件での再帰反射性の色彩特性
を測定するための標準試験である。試験はプロジェクタ
ー光源及びテレスペクトロラジオメーターを用いて実験
室光度範囲で行われる。一般手順は最初に道路標識に当
たる入射光のスペクトルを測定することを含む。その
後、再帰反射した光のスペクトルを適切な測定配置で測
定する。反射したスペクトルは波長/波長で入射光スペ
クトルにより除算される。このスペクトル比の結果は夜
間色度の色度座標(x,y)で達するように、標準発光体
A(自動車のタングステンフィラメントヘッドランプに
対応する。)及び1931・2度標準観測者(1931 two deg
ree standard observer)を用いてCIE公報15.2色度によ
り分析される。この試験を再現するために、次のパラメ
ーターを定義する。
(1)手順Bを用いる。
(2)観測角度α=0.7゜ (3)入射角β=89゜ (4)回転角ε=0゜ (5)観測距離=20フィート(6・1m) (6)試験試料寸法及び形状;少なくとも0.1m2(測定
に小さなプロジェクト面積を提供するように、通常の試
験試料サイズは4インチ(102mm)幅及び5フィート
(1.52m)長さである。) (7)受光体角度開口部:15分の弧 (8)源角度開口部:15分の弧 (9)反射体の参照中心:試験試料の幾何中心 (10)反射体の参照軸:試験試料に垂直 これらのパラメーターを知って、当業者はこの試験の
再現をすることができる。「ASTM E 811−87」はここ
で、上記のパラメーターが上記のように提供されたASTM
E 811−87を意味するように用いられるであろう。これ
らのパラメーターは、典型的な自動車の運転手の見る条
件、120フィート(36.6m)の距離を見た、水平の道路標
識を近似する。
ASTM D 4061−89は道路標識の再帰反射性の測定用の
標準試験である。この試験は試験表面上で入射光に対す
る試験表面での再帰反射した光の比を決定することを含
む。これらの測定から、光度量、比輝度は計算される
(「比輝度」も「再帰反射した光の計数」として国際的
に知られる。)。この量は人間の観測者により見られた
ときに試験試料の目で見た「輝き」に対応する。この標
準試験の再現性の目的で、観測角αは1゜に指定し、そ
して入射角βは86.5゜に指定する。α及びβを知って、
ASTM D 4061−89は当業者により再現されうる。「ASTM
D 4061−89」はここで、1゜のα及び86.5゜のβでのAS
TM D 4061−89試験を意味するように用いられる。便利
には、この試験は、ASTM D 4061−89により測定された
適切な対照標準で検量された、提供された短い光路を有
するポータブル再帰反射計(α=1゜及びβ=86.5゜)
を用いて疑似されうる。
図面の簡単な説明 図1は色度ダイアグラムの一部分である。
図2は予備形成された道路標識の例である。
好ましい態様の詳細な説明 本発明の好ましい態様の記載で、特定の用語を明瞭化
のために用いるであろう。しかし、本発明はこのように
選択された特定の用語に制限されることを意図せず、こ
のように選択された用語の各々は同様に扱われる全ての
技術等価物を含むと解釈されるべきである。
本発明に用いる再帰反射性ビーズは、夜間に充分な発
光を提供するように、光を再帰反射する黄色の色合いの
透明ビーズである。ビーズはビーズの反射表面で反射性
材料の使用なしに低屈折を達成するが、このビーズは
「再帰反射性」と呼ばれる。というのは、反射した光を
再配向させ、そしてそれが来た方向に送り返すからであ
る。この反射性材料は光散乱顔料でありうる。反射性材
料により光散乱された一部分はビーズにより回収され、
そして再帰反射する。この再帰反射性ビーズは平均で直
径約25〜2000μmであり、好ましくは1000μmより小さ
く、より好ましくは200〜800μmである。再帰反射性ビ
ーズは、通常、約1.5〜2.2、好ましくは少なくとも1.7
の屈折率を有する。最も良好な再帰反射のためには、ビ
ーズは約1.9の屈折率を有するであろう。
道路標識に用いられるビーズのサイズ及び屈折率は、
コスト及び性能の要求により広く変化する。約1.9の屈
折率を有するガラスビーズは非常に高い輝度を提供する
が、一般に、1.5の屈折率のビーズよりも高価であり、
耐久性が低い。1.7〜2の屈折率を有するセラミックビ
ーズは開発されており、それは非常に耐久性であるが、
高価である。
有効な再帰反射のために、ビーズはビーズ担持媒体中
にその直径の約40〜60%が埋め込まれるべきである。こ
のように、ビーズサイズとビーズ担持媒体最小厚さとの
間の関係が存在する。湿潤状態での良好な輝度を得るた
めには、非常に大きな1,000〜2,000μmのビーズが用い
られてきた。より大きなビーズは標識上で水の表面より
上に突き出しそうである。湿潤反射性を提供するための
別の方法は、ビーズ担持媒体中で浮き上がったパターン
を形成させ、浮き上がったパターンの突起中に再帰反射
性ビーズを埋め込むことである。
再帰性反射の間に、入射光は再帰反射性ビーズを通過
し、入射光がビーズに入ったのと反対側に隣接する領域
でビーズに焦点される。この領域で、光は、通常、拡散
するように光散乱剤により散乱される。散乱された光の
一部分は、その後、ビーズにより回収され、その入射光
路に沿って戻っていくように再焦点される。再帰性反射
を実現しようとするならば、入射光がビーズに入ってく
るのと反対側の領域で光は充分な光散乱性でなければな
らない。
再帰反射性ビーズはガラスから製造され、または、そ
れらは非ガラス性セラミック組成物から製造されうる。
ガラスの再帰反射性ビーズは従来の方法により公知の組
成物から製造されうる。ガラスビーズは次の米国特許:
第1,175,224号、第2,461,011号、第2,726,161号、第2,8
42,446号、第2,853,393号、第2,870,030号、第2,939,79
7号、第2,965,921号、第2,992,122号、第3,468,681号、
第3,946,130号、第4,192,576号及び第4,367,919号に記
載され、それらの開示を引用によりここに取り入れる。
非ガラス性セラミック再帰反射性ビーズは米国特許第4,
564,556号、第4,758,469号、第4,772,511号及び第4,93
1,414号に記載のような公知の方法により製造されるこ
とができ、それらの開示を引用によりここに取り入れ
る。
再帰反射性ビーズは、例えば、黄色の色味剤を再帰反
射性ビーズ中に取り入れることにより黄色の色合いを備
えることができる。「取り入れる」という用語は色味剤
が再帰反射性ビーズの内部組成の一部分であることを意
味するようにここで用いられる。例えば、単一ガラス相
の一体部分はガラスビーズ色味剤を含みうる。色味剤
は、白色光がビーズに通過するときに再帰反射性ビーズ
に黄色を示させる物質である。色味剤は、好ましくは光
を散乱せず、即ち、それは再帰反射性ビーズを通過する
光を実質的に直線光路から逸らさない。再帰反射性ビー
ズに加えられうる色味剤の例は、金属、例えば、セリウ
ム、銅、マンガン、鉄およびそれらの酸化物並びに組み
合わせを含む。
再帰反射性ビーズ中に色味剤を取り入れることに加え
て、再帰反射性ビーズは、色味剤をビーズの表面に適用
することにより黄色の色合いを備えることができる。例
えば、日本特許公告第20424/91号において、再帰反射性
ビーズは、ビーズの外側表面に黄色の染料を含む染料を
適用することにより黄色に着色される。
色味剤の量は再帰反射性ビーズの組成、ビーズサイ
ズ、屈折率、光散乱剤の量及びその散乱能並びに所望の
再帰反射の色により変化しうる。再帰反射性ビーズの組
成はビーズの屈折率を制御する。それ故、色味剤は、そ
れが屈折率に悪影響を及ぼす範囲では通常用いられな
い。この色味剤は、道路標識が有効でない程度にまで発
光が減じられるような多量でも用いられない。再帰反射
性ビーズの発光は、再帰反射性ビーズの透明度及び散乱
剤の光散乱能の関数である。ビーズ担持媒体中で非常に
強い光散乱剤が用いられるときに(例えば、約2.4より
大きい屈折率を有するもの)、より多量の色味剤は再帰
反射性ビーズを着色するために用いられうる。色味剤
は、通常、再帰反射性ビーズ中に、再帰反射性ビーズの
重量基準で0.5〜10重量%(特定の態様においては1%
より多く)で取り込まれる。
黄色に着色されたガラス再帰反射性ビーズの例は次の
組成を有する。
二酸化チタン20〜50重量%; 酸化バリウム25〜50重量%; 色味剤0.5〜15重量%(例えば、セリウム、銅、マンガ
ンおよび鉄並びにその酸化物); シリカ0〜25重量%; 酸化亜鉛0〜16重量%; アルカリ酸化物0〜15重量%; 酸化カルシウム0〜6重量%; ボリア(B2O3)0〜5重量%; 酸化セリウムが色味剤として用いられ、好ましくは1.
25〜10重量%の酸化セリウムが用いられるときに、好ま
しいガラスビーズは1%より多量の色味剤を含む。
着色された非ガラス性セラミックビーズの例は次の組
成を有する。
SiO215〜35重量%; ZrO250〜80重量%; Al2O30〜15重量%; TiO20〜15重量%;及び 色味剤0.5〜15重量%(好ましくは1.25〜10%) ビーズ担持媒体は再帰反射性ビーズを支持しうる材料
の層である。ビーズ担持媒体は結合剤および光散乱剤並
びに任意に充填剤、増量剤、安定剤及び着色剤を含む。
結合剤は、例えば、ポリマーマトリックス、塗料、また
は凝固したポリマーメルトであることができる。ビーズ
担持媒体の組成は道路標識の特定の用途に依存するであ
ろう。
光散乱剤はビーズ担持媒体への添加剤であり、それは
多くの方向に光を反射する。光散乱剤は、望ましくは、
それにぶつかる光の一部分を逆散乱し、光が来た(即
ち、ビーズから)方向に光を反射させる。逆散乱した光
の一部分はビーズに再び入り、再焦点されて、そして元
の光源に向かって進められる。光散乱剤は、充分な量の
光散乱剤を再帰反射性ビーズに隣接させるような量でビ
ーズ担持媒体に加えられる。一般に、光散乱剤は、再帰
反射性ビーズ及び滑り防止粒子を除いた、ビーズ担持媒
体の固形分基準で、ビーズ担持媒体中、約0.5〜15体積
%で、好ましくは10体積%未満で用いられる。高い体積
%の光散乱剤の使用は、道路標識に、より鮮明な再帰反
射性をもたらすが、黄色の昼間色を達成することが、よ
り困難になる。好ましい光散乱剤は2より大きい屈折率
を有し、より好ましくは2.4より大きい、更により好ま
しくは2.6よりも大きい屈折率を有する。好ましい光散
乱剤は約0.1〜2μmの粒子サイズを有し、好ましくは
0.2〜0.8の粒子サイズを有する。用いられうる光散乱剤
の例は白色光を乱反射する顔料を含み、(制限するわけ
ではないが、)亜鉛ベースの顔料、例えば、酸化亜鉛、
硫化亜鉛及びリトポン;ジルコニウムシリケート及びジ
ルコニウムオキシド;天然及び合成バリウムスルフェー
ト;二酸化チタン;並びにそれらの組み合わせを含む。
これらの顔料は、カドミウム、クロム及び鉛以外の金属
を含む。二酸化チタンは好ましい光散乱剤である。白色
顔料は、色度指数系(Colour Index System)で“PW"で
ピグメントホワイトと指定される。
ASTM E 811−87は自動車ヘッドランプからの光にさら
された道路標識の夜間外観を測定するために用いられう
る標準試験である。この試験を用いて、色度座標(x,
y)が得られる。これらの座標は色度ダイアグラム上の
点を表す。異なる点は異なる色を表す。図1において、
色度ダイアグラムの一部分が示される。0.95より大きい
x及びy色度座標の合計を有する図1上の点は、線20−
23の右である。線20−23の右の点は白色と区別される色
を表す。線20−23の左に位置する点は白色を示し、より
白色の道路標識と間違えやすいであろう。好ましい道路
標識は0.97より大きな色度座標(x,y)の合計を有す
る。これらの道路標識は線24−25の右の色度点を示す。
好ましい態様において、道路標識は点20〜23により限定
されるボックス内に当たる色度座標(x,y)の合計を示
す。道路標識がボックス20〜23内に当たる黄色を示すと
き、示されたこの色は緑及び赤と区別される。より好ま
しくは、色度座標は点21、22、24及び25により限定され
るボックス内に当たる。より好ましい態様において、色
度座標は点26〜29により限定されたボックス内に当た
る。最も区別されうる黄色はボックス26〜29に当たる。
図1に示された点を次のように要約する。
色度座標 点 X Y 20 0.458 0.492 21 0.480 0.520 22 0.610 0.390 23 0.560 0.390 24 0.467 0.503 25 0.580 0.390 26 0.498 0.472 27 0.512 0.488 28 0.570 0.430 29 0.550 0.420 本発明の道路標識は、カドミウム、クロムまたは鉛を
含む顔料を使用することなく、明確な黄色及び強い発光
を示す。この明確な黄色はビーズ担持媒体中にいかなる
黄色の顔料を使用することなく、夜間条件で示された。
この道路標識は、ASTM D 4061−89により試験したとき
に、150mcd/m2/lxより高い比輝度をも示した。350mcd/m
2/lxより高い比輝度も本発明の道路標識で得られうる。
2450mcd/m2/lxまでの比輝度は本発明の道路標識で示さ
れた。
本発明の黄色の道路標識は同等の白色の道路標識の比
輝度の少なくとも40%である比輝度を示すことができ
る。同等の白色の道路標識とは、同一のビーズの屈折
率、ビーズサイン、ビーズ埋め込み、ビーズ被覆および
製造構造体を有するが、無色の、即ち、着色されていな
い再帰反射性ビーズを有する白色の道路標識を意味す
る。
本発明の道路標識が白色光を戻す光散乱剤を含むとき
に、黄色の昼間色が望ましいならば、ビーズ担持媒体に
黄色の着色剤を加える必要がある。「黄色の着色剤」と
いう用語は道路標識に黄色の昼間色を提供する着色剤を
意味するようにここで用いられる。黄色の着色剤は、カ
ドミウム、クロムまたは鉛を含まない。黄色の着色剤は
強い光散乱剤である必要はない。というのは、光散乱は
白色光散乱剤により提供されるからである。このよう
に、黄色の着色剤は約1.6より低い屈折率を有し、着色
剤は黄色の有機顔料のような染料または顔料であること
ができる。有機黄色顔料の例は、 (1)C.I.ピグメントイエロー55(ジアリーリドイエロ
ーAAPT)、例えば、Ciba−GeigyからのIRGALITEブラン
ドのイエローBAF、ジアリーリド−p−トルイジド; (2)C.I.ピグメントイエロー65(アリーリドイエロー
RNまたは3RA)、例えば、HeubachのDALAMARブランドの
イエローYT−820−D、モノアゾ; (3)C.I.ピグメントイエロー74(アリーリドイエロー
YGまたはブリリアントイエロー5GX)、例えば、Heubach
のDALAMARブランドのイエローYT−808−D、モノアゾ; (4)C.I.ピグメントイエロー83(アリーリドイエロー
HR)、例えば、HoechstのDIAZO HRブランド; (5)C.I.ピグメントイエロー110(テトラクロロイソ
インドーリノンイエローR)、例えば、Ciba−GeigyのI
RGAZINEブランドイエロー3RLTN; (6)C.I.ピグメントイエロー120(ベンゾイミダゾロ
ンイエローH2G); (7)C.I.ピグメントイエロー139(イソインドリンイ
エロー); (8)C.I.ピグメントイエロー183(パリオトールイエ
ロー); を含む。
黄色の着色剤は適切な昼間色を得るために充分な量で
ビーズ媒体中に用いられる。この量は着色剤の特性及び
所望の昼間黄色により変化しうる。着色剤は、通常、道
路標識が満足されようとする特定の政府規制の昼間色仕
様の範囲内に色度座標を提供するために充分な量で用い
られる。例えば、米国(USA)では、ASTM E 1164−91,
標準昼間色試験により試験して、Federal Highway admi
nistration(FHWA)イエローカラーボックス内に色度座
標を提供するように用いられる。一般に、有機黄色着色
剤は、ビーズ担持媒体の重量基準で約5〜40重量%でビ
ーズ担持媒体中に加えられうる。
本発明の道路標識は種々の形になりうる。例えば、道
路標識は予備形成されたテープ、液体適用標識、または
ホットメルト適用熱可塑性プラスティック標識であるう
る。ビーズ担持媒体はこれらの道路標識の各々で異なり
うる。
予備形成されたテープは道路標識技術で広く知られ
る。予備形成されたテープの例は米国特許第4,117,192
号、第4,248,932号及び第4,299,874号並びに米国特許出
願番号第07/632,976号に開示され、その開示をここに引
用により取り入れる。液体適用標識のように現場で製造
されないことから、このテープは「予備形成された」と
言われる。予備形成された道路標識の例は図2中NO10と
して示される。
図2において、予備形成された道路標識テープ10は、
ビーズ担持媒体として、再帰反射性ビーズ14および任意
の滑り防止粒子16を含む上部層12を有する。接着剤層18
は予備形成されたテープ10の底面上に任意に提供され
る。示したように、テープ10は上部層12と接着剤層18の
間に配置される適合層17及び補強ウェブ19をも有する。
適合層17及び補強ウェブ19は任意である。
上部層12は、例えば、ポリマーマトリックス、例え
ば、ポリビニルクロリド(PVC)、ポリビニルアセテー
ト(PVA)、PVC/PVAブレンド、ポリエチレン−コ−アク
リル酸(EAA)、ポリエチレン−コ−メタクリル酸(EMA
A)及びEAA/EMAAブレンド、ポリウエレタン、エポキシ
樹脂、メラミン樹脂及びポリアミドから製造されうる。
上部層12は光散乱剤および任意に、所望の昼間色をそ
れに付与するために着色剤を含む。光散乱剤はビーズ14
に充分な光散乱剤を隣接させるような量で上部層12中に
存在する。これはビーズ14を通過する光を散乱させるこ
とを可能にする。光散乱剤が所望の昼間色を反射しない
とき、着色剤は一般に用いられるであろう。特定の顔料
の選択及び使用される相対量の調整により、例えば、適
用されうる政府の仕様を満足するように、道路標識は所
望の昼間黄色を有して製造されうる。
再帰反射性ビーズ14は、通常、上部層12を通してラン
ダムに散乱され、それは上部層12中に部分的に埋め込ま
れ、その上部表面から突出している。少量のビーズ(ま
たは全てのビーズ)は上部表面中に完全に埋め込まれて
いてよく、上部層が使用時に徐々に侵食されて露出する
ようになる。上部層12は、また、標識材料上のタイヤの
静止摩擦を向上させるように、滑り防止粒子16を含みう
る。
通常、予備形成された道路標識テープは上部層12と接
着剤層18の間に位置する適合層17を有するであろう。典
型的な適合層は高度に充填されたアクリロニトリルブタ
ジエンゴムもしくはニトリルから製造され、適切な引張
強度、伸び及び適合性のような所望の物理特性を付与す
るように適切に(例えば、無機充填剤により)充填され
る。
テープを道路表面(示していない)に付着する接着剤
層18は所望の接着特性を提供するように選択される。例
えば、テープ10は長期用途を意図され、このように、高
耐久性を提供するべきである。
特定の態様において、道路標識テープ10は任意の補強
ウェブ19を有する。このようなウェブはテープ構造中に
取り入れられ、テープの引張強度及び耐引裂性を増加す
る。このようなウェブは、道路上でのその一時使用に後
に除去されることを意図される場合に好ましい。
図2に例示した道路標識は平滑であるが、パターン化
表面を有する道路標識も用いられうる。パターン化され
た道路標識は、例えば、米国特許第4,388,359号、第4,7
58,469号、第4,988,541号及び第4,988,555号に開示さ
れ、その開示をここに引用により取り入れる。
本発明の道路標識は液体適用コーティング型も取りう
る。液体適用コーティングは長年にわたって道路標識技
術で知られる。米国特許第2,043,414号、第2,440,584
号、第4,203,878号及び第4,856,9931号は液体適用コー
ティングの例を開示する。これらの特許の開示をここに
引用により取り入れる。液体適用コーティングにおい
て、ビーズ担持媒体は塗料(paint)でありうる。塗料
は道路表面に適用されることができ、塗料が乾燥する前
に再帰反射性ビーズはその上に散りばめられ、部分的に
その中に埋め込まれることによりビーズを固定させう
る。別には、再帰反射性ビーズは道路表面に適用される
前に塗料中に加えられることができ、それにより、再帰
反射性ビーズは塗料中に完全に埋め込まれる。自動車交
通により塗料が磨耗した後、再帰反射性ビーズは露出
し、それにより、その再帰反射性の目的を達成しうる。
滑り防止粒子も塗料が道路に適用される前または後に塗
料に加えられうる。
塗料は光散乱剤及び任意に着色剤を含むであろう。光
散乱剤及び黄色の着色剤は上記に議論したいずれであっ
てもよい。黄色の着色剤の量は、着色剤の濃度、光散乱
剤及び標識の意図された色により変化しうる。
ホットメルト適用熱可塑性プラスティック標識は当業
界で知られ、本発明はこのような標識での使用に適切で
ある。ホットメルト適用熱可塑性プラスティック標識
は、例えば、米国特許第3,891,451号、第3,935,158号及
び第3,998,645号に開示された。
本発明のホットメルト適用熱可塑性プラスティック標
識は、結合剤として熱可塑性樹脂を含みうる、光散乱剤
が加えられたビーズ担持媒体を有しうる。ビーズ担持媒
体は可塑剤、安定剤、酸化防止剤及び充填剤をも含みう
る。ホットメルト適用熱可塑性プラスティック標識は、
150〜250℃の温度に標識組成物を加熱すること、道路に
溶融組成物を適用すること、及びこの適用された組成物
を冷却させることにより道路上に付けられうる。再帰反
射性ビーズは、溶融組成物が道路に適用される前または
後にビーズ担持媒体に加えられうる。再帰反射性ビーズ
が道路表面に適用される前に加えられるときには、ビー
ズの殆どは完全に道路標識中に埋め込まれるであろう
が、標識が乗物交通にさらされたとき露出されるであろ
う。
本発明の特徴及び利点は次の実施例で更に例示される
であろう。しかし、実施例がこの目的を提供する一方、
使用される特定の成分及び量、並びに他の条件及び詳細
は本発明の範囲を過度に制限すると解釈されるべきでな
いことは明らかに理解されるべきである。
実施例 次の例示の実施例において、道路標識は製造され、そ
して再帰反射色度及びスペクトル発光を試験した。試験
結果を表1に示す。
指示がないかぎり、次の実施例において使用された着
色されたガラス再帰反射性ビームはベースガラス組成物
を形成することにより製造され、このガラスベース組成
物は43.5%TiO2、29.3%BaO、14.3%SiO2、8.4%NaO2
3.1%B2O3、及び1.4%K2Oを重量基準で含んだ。これ
に、セリウムオキシドを96重量%セリウムオキシド濃厚
液(White Plains,New YorkのMolycorp,Inc.からMolyco
rp 5310として入手可能である。)の形で加えた。実施
例30において、銅は銅金属の形でベースガラスビーズ組
成物に加えられた。無色の1.9の屈折率のガラスビーズ
用いられる場合の実施例において、これらのビーズはFl
ex−O−Lite,Inc.,St.Louis,Missouriから得られた。
実施例36において、黄色の非ガラス性セラミック微小
球は、12.6重量%のSiO2、77.7重量%のZrO2及び9.7重
量%のAl2O3のベース組成物に着色剤を加えることによ
り製造された。鉄は、1.5%のFe2O3を含む非ガラス性セ
ラミックビーズを生じるような量で、鉄の塩の溶液の形
でセラミックゾルプリカーサーに加えられた。
平滑面道路標識 実施例1 ビーズ担持媒体を次のように製造した。E.I.Du Pont
de Nemours,Wilmingon,Delwareから入手可能なEMMAコポ
リマーNucrel 699、第一の顔料濃厚物(Dow Chemical,M
idland,Michiganのエチレンアクリル酸コポリマーPrima
cor 3150中30wt%Cal Lake Yellow,Coulor Index PY18
3、Spectrum Colors,Minneapolis,Minnesotaの濃厚物10
42276EUVAO)および第二の顔料濃厚物(USI Division Q
uantum Chemical Company Cliniton,MassachusettsのEA
AコポリマーSpectratech IM 88947中50wt%の二酸化チ
タン)のペレットをバケット振盪機中で振盪し、8.7wt
%含有率の黄色顔料、5.8wt%含有率の二酸化チタン、2
6.2wt%含有率のEAAおよび59.3wt%含有率のEMAAとの均
一に分散したペレット混合物を提供した。一軸スクリュ
ー押出機を用いて、この混合物をフィルムダイを通して
ポリエステル支持体上に押出し、顔料入り上部層、また
は適合標識シート用ビーズ担持媒体を約220〜230μmの
厚さで提供した。
支持体ウェブ上の上部層は210℃の温度に加熱された
ホットカンの表面上に保持された(例えば、顔料入り上
部層材料を軟化した溶融に近い状態にするのに充分に熱
いが、ポリエステル支持体ウェブを溶融するほど熱くな
い。)。高温でのホットカンとの接触の間に、無色のガ
ラス再帰反射性ビーズ(200〜600μmサイズ、1.9の屈
折率、γ−アミノプロピルトリエトキシシランにより表
面処理された。)及びアルミニウムオキシドグリットの
小粒子(600μmの公称粒子サイズ)を上部層の熱い表
面上に散りばめた。粒子コーティングは約210g/m2の再
帰反射性ガラスビーズ及び滑り防止粒子として40g/m2
アルミニウムオキシド含有率であった。表面に粒子を有
する顔料入り上部層はホットカンとの接触により高温に
維持され、ウェブは4フィート/秒(0.02m/秒)の速度
で移動していた。
この粒子はポリマー表面中に部分的に沈んでおり、ま
たは埋め込まれており、ポリマーはこの間に幾分、粒子
の側面を這い上がって濡らしているようであった。その
後、ウェブは冷却ロール上を通過し、反射性要素及び滑
り防止粒子を含むフィルムを再凝固した。
ポリエステル支持体ウェブは、再帰反射性ビーズ及び
滑り防止粒子を含むポリマーフィルムの底面から剥がさ
れた。約125μm厚さのゴム樹脂感圧接着剤層を、ポリ
エステル支持体ウェブと接触していたフィルムの底面に
積層し、粘着性の反射性標識シートを提供した。
実施例2 実施例1と同一であるが、ビーズ担持媒体は次の組成
を有した。20wt%TiO2(5.54体積%)、20wt%EAA、60w
t%EMMA。
実施例3 実施例1と同一であるが、ビーズ担持媒体は約115μ
m厚さであり、適合層上に押出しされた。適合層は、Do
wlex 4001超低密度ポリエチレン(Dow Chemicalから入
手可能)のペレット及びHubercurb Q3T炭酸カルシウム
粉末(J.M.Huber Corporationから入手可能)を乾燥粉
末スクリューコンベアーの手段によりBaker−Perkin二
軸スクリュー配合機のスロートにフィードすることによ
り製造された。フィード速度は得られる材料の混合物が
70:30の体積比になるようにした。二軸スクリュー配合
機はポリマーを溶融させ、混合し、及びポリマー中への
固体の分散を可能にする加熱能力を備えた。この混合物
をストランドダイを通して水浴中に押出し、冷却した。
冷却されたストランドをJetro Pelletizerを用いて切断
した。ペレットを乾燥し、Kilion一軸押出機を用いてフ
ィルムダイを通してポリエステル支持体ウェブ上に押出
し、支持体ウェブ上に250μm厚さの適合層材料を形成
した。ビーズ担持媒体(適合層上)を再帰反射性ビーズ
及び滑り防止粒子により実施例1に記載のようにコート
した。
実施例4 実施例1と同一であるが、ビーズ担持媒体は2.4wt%
のTiO2(0.61体積%);29.5wt%のEEA;56.5wt%のEMMA;
及び11.6wt%のPY183を含んだ。
実施例5 実施例4と同一であるが、再帰反射性ビーズは1.25wt
%のCeO2により着色され、滑り防止粒子は省かれた。
実施例6 実施例5と同一であるが、ビーズは2.5wt%のCeO2
含んだ。
実施例7 実施例6と同一であるが、ビーズは3.75wt%のCeO2
含んだ。
実施例8 実施例1と同一であるが、ビーズ担持媒体は2.3wt%
のTiO2(0.58体積%);12.2wt%のPY183;30.5wt%のEA
A;及び55wt%のEMMAを含んだ。
実施例9〜11 実施例8と同一であるが、再帰反射性ビーズは1.0、
1.8及び2.5wt%のCeO2を色味剤として、それぞれ含ん
だ。
実施例12〜14 実施例2と同一であるが、再帰反射性ビーズは1.0、
1.8及び2.5wt%のCeO2を色味剤として、それぞれ含ん
だ。
実施例15 実施例3と同一であるが、ビーズ担持媒体は2.3wt%
の光散乱剤及び12.2wt%の着色剤を含み、そして再帰反
射性ビーズは1.8wt%のCeO2を色味剤として含んだ。
実施例16 実施例1と同一であるが、道路標識は2.3wt%の光散
乱剤及び12.2wt%の着色剤を含み、そして再帰反射性ビ
ーズは1.8wt%のCeO2を色味剤として含んだ。
実施例17 実施例8と同一であるが、道路標識上には滑り防止粒
子を含まず、そして再帰反射性ビーズは200〜350μmの
サイズ範囲であった。
実施例18〜20 実施例17と同一であるが、再帰反射性ビーズの組成は
次のようであった。wt% 成分 34.5 TiO2 47 BaO 4 CaO 0.5 Na2O 11.5 SiO2 2 B2O3 0.5 ZnO このベースガラスにCeO2を0.5、1.0及び2.5wt%で、そ
れぞれ加えた。
実施例21〜23 実施例18〜20と同一であるが、ベースガラス組成は次
のようであった。wt% 成分 35 TiO2 44 BaO 2 CaO 0.5 Na2O 11.5 SiO2 1 B2O3 0.5 ZnO このベースガラスにCeO2を0.5、1.0及び2.5wt%で、そ
れぞれ加えた。
実施例24〜26 実施例18〜20と、それぞれ同一であるが、ベースガラ
ス組成は次のようであった。wt% 成分 37 TiO2 30.5 BaO 5 CaO 1.5 Na2O 11 SiO2 15 ZnO このベースガラスにCeO2を0.5、1.0及び2.5wt%で、そ
れぞれ加えた。
実施例27〜29 実施例18〜20と、それぞれ同一であるが、ベースガラ
ス組成は次のようであった。wt% 成分 39 TiO2 28 BaO 6 CaO 1 Na2O 9 SiO2 1 B2O3 16 ZnO このベースガラスにCeO2を0.5、1.0及び2.5wt%で、そ
れぞれ加えた。
実施例30 実施例17と同一であるが、再帰反射性ビーズは2wt%
の銅を色味剤として含んだ。
実施例31 白色3MブランドGREENLITE Powder 2110火災適用道路
標識、微細分割された粒質物の形の二酸化チタン顔料入
り熱可塑性ポリアミドの熱可塑性プラスティック粉末成
分(重合した脂肪酸とアルキレンジアミンのポリアミド
反応生成物はSherex Chemical Company,dublin,Ohio,US
Aにより製造されたEurelon 930であったことを除いて、
米国特許第3,849,351号の実施例1の顔料入り熱可塑性
プラスティックベースの粒子と同一である)を1.8wt%
のCeO2を色味剤として有するガラス微小球と混合した。
この混合物を、米国特許第3,410,185号のHarringtonの
方法によりプロパンガスフレームを通して吸引し、そし
て平滑なアルミニウム試験パネル表面上に付着させ、ア
ルミニウム試験パネル上に再帰反射性道路標識を製造し
た。
実施例32 実施例31と同一であるが、3MブランドGREENLITE powd
er 2110を全ての成分として受けたまま用いた。
パターン化道路標識 実施例33 道路標識はビーズ担持媒体としてウレタン樹脂を用い
て製造された。このウレタン樹脂は米国特許第4,988,55
5号、コラム4、37行〜45行により製造され、同特許、
コラム4、45行〜50行に記載のようにPbCrO4(27wt%)
で顔料着色された。浮き彫りされたパターン化ベースシ
ートを米国特許第4,988,555号、コラム2、62行〜コラ
ム3、52行に記載のように提供された。このウレタンを
米国特許第4,988,555号、コラム3、53行〜66行及び図4
aに記載のように選択された部分に適用した。米国特許
第4,772,511号に記載のように、非ガラス性セラミック
組成を有する無色の再帰反射性ビーズ(150〜280μm)
をウレタン樹脂上にその硬化前に落とし、そして硬化後
に過剰のビーズを除去した。
実施例34〜35 道路標識を実施例33に記載のように製造したが、1.8w
t%及び2.5wt%のCeO2を、それぞれ色味剤として含む再
帰反射性ビーズを用いた。
実施例36 実施例33と同一であるが、ウレタン樹脂はクロム酸鉛
の代わりにTiO2により顔料着色され、そして再帰反射性
ビーズ(175〜210μm)は1.5wt%のFe2O3を色味剤とし
て含んだ。
実施例37及び38 実施例36と同一であるが、再帰反射性ビーズはガラス
であり、そして、それぞれ、1.8wt%及び2.5wt%%のCe
O2を色味剤として含んだ。
市販の道路標識 実施例39〜50 これらの実施例は、特定の市販の道路標識の夜間色及
び発光を示す。
表1のデータは、白色光散乱剤及び黄色の色味の再帰
反射性ビーズを用いる道路標識から良好な夜間の黄色及
び良好な発光が得られることを示す。
本発明の種々の改良及び変更は本発明の範囲及び有効
成分を逸脱することなく当業者に明らかであろう。それ
故、本発明は上記の例示の態様に過度に制限されなず、
請求項に示した制限及びその等価物に制限されることが
理解されるべきである。本発明はここに詳細に開示して
いないいかなる要素も存在せずに適切に実施されうるこ
とも理解されるべきである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ラスク,ジェームズ イー. アメリカ合衆国,ミネソタ 55133― 3427,セント ポール,ポスト オフィ ス ボックス 33427(番地なし) (72)発明者 ヘドブロム,トーマス ピー. アメリカ合衆国,ミネソタ 55133― 3427,セント ポール,ポスト オフィ ス ボックス 33427(番地なし) (72)発明者 スタンプ,ラリー ケー. アメリカ合衆国,ミネソタ 55133― 3427,セント ポール,ポスト オフィ ス ボックス 33427(番地なし) (56)参考文献 特開 昭50−75394(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02B 5/12 - 5/136

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a)カドミウム、クロム及び鉛を含ま
    ず、黄色の着色剤を含み、且つ、白色光を散乱しかつ1.
    6より大きい屈折率を有する光散乱剤を少なくとも0.5体
    積%含むビーズ担持媒体、但し、前記光散乱剤の体積パ
    ーセントはビーズ及び滑り防止粒子以外のビーズ担持媒
    体の固形分を基準とする、及び (b)前記ビーズ担持媒体中に少なくとも部分的に埋め
    込まれた、黄色の色合いに着色された複数の再帰反射性
    ビーズ、 を含む再帰反射性道路標識。
  2. 【請求項2】前記複数の再帰反射性ビーズは黄色の色合
    いを有し、ASTM E 811−87により試験したときにx及び
    yの色度座標の合計が0.95より大きい、明瞭な黄色の夜
    間色を有する再帰反射性道路標識を提供し、前記道路標
    識は、ASTM D 4061−89により試験したときに150ミリカ
    ンデラ/m2/ルクスより大きい比輝度をも示す、請求項1
    記載の再帰反射性道路標識。
  3. 【請求項3】前記光散乱剤が2より大きい屈折率を有
    し、ビーズ担持媒体中に0.5〜15体積%で存在し、且
    つ、0.1〜2μmの範囲の平均サイズを有する顔料粒子
    を含む、請求項1または2記載の再帰反射性道路標識。
  4. 【請求項4】前記再帰反射性ビーズが、その中に取り込
    まれた1重量%より多量の色味剤を有する、請求項1〜
    3のいずれか1項記載の再帰反射性道路標識。
  5. 【請求項5】点(0.458,0.492)、(0.480,0.520)、
    (0.610,0.390)及び(0.560,0.390)により限定される
    ボックス中に入る色度座標を有する、請求項2記載の再
    帰反射性道路標識。
  6. 【請求項6】(a)黄色の着色剤を含み、かつ、白色光
    を散乱する光散乱剤を少なくとも0.5体積%含み、カド
    ミウム、クロムまたは鉛を含む顔料を含まないビーズ担
    持媒体を提供すること、 (b)黄色の色合いを有し、そのため、光が黄色の色合
    いの再帰反射ビーズに当たるときに、道路標識が明瞭な
    黄色を再帰反射する、再帰反射性ビーズを前記ビーズ担
    持媒体中に埋め込むこと、 を含む、再帰反射性道路標識の製造方法。
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