JP3377549B2 - エンジンの空燃比制御装置 - Google Patents
エンジンの空燃比制御装置Info
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- JP3377549B2 JP3377549B2 JP07271393A JP7271393A JP3377549B2 JP 3377549 B2 JP3377549 B2 JP 3377549B2 JP 07271393 A JP07271393 A JP 07271393A JP 7271393 A JP7271393 A JP 7271393A JP 3377549 B2 JP3377549 B2 JP 3377549B2
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02D—CONTROLLING COMBUSTION ENGINES
- F02D41/00—Electrical control of supply of combustible mixture or its constituents
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02D—CONTROLLING COMBUSTION ENGINES
- F02D41/00—Electrical control of supply of combustible mixture or its constituents
- F02D41/0025—Controlling engines characterised by use of non-liquid fuels, pluralities of fuels, or non-fuel substances added to the combustible mixtures
- F02D41/003—Adding fuel vapours, e.g. drawn from engine fuel reservoir
- F02D41/0042—Controlling the combustible mixture as a function of the canister purging, e.g. control of injected fuel to compensate for deviation of air fuel ratio when purging
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02M—SUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
- F02M25/00—Engine-pertinent apparatus for adding non-fuel substances or small quantities of secondary fuel to combustion-air, main fuel or fuel-air mixture
- F02M25/08—Engine-pertinent apparatus for adding non-fuel substances or small quantities of secondary fuel to combustion-air, main fuel or fuel-air mixture adding fuel vapours drawn from engine fuel reservoir
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Supplying Secondary Fuel Or The Like To Fuel, Air Or Fuel-Air Mixtures (AREA)
- Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
- Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、燃料タンクから蒸発し
た蒸発燃料が供給(パージ)されるようになっているエ
ンジンの空燃比制御装置に関するものである。
た蒸発燃料が供給(パージ)されるようになっているエ
ンジンの空燃比制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、この種のエンジンの空燃比制
御装置として、エンジンの空燃比のフィードバック制御
を行っているときにのみ、蒸発燃料のパージを行うよう
にしたものが知られている(例えば、実公昭60−33
316号公報参照)。このものにおいては、燃料タンク
で発生した蒸発燃料をキャニスタに捕集し、これを空燃
比のフィードバック制御時にのみ吸気系にパージするよ
うにし、この蒸発燃料のパージによる空燃比の変動を上
記フィードバック制御により吸収するようにされてい
る。すなわち、蒸発燃料のパージ量に相当する燃料供給
量の低減補正がフィードバック制御により行われる。
御装置として、エンジンの空燃比のフィードバック制御
を行っているときにのみ、蒸発燃料のパージを行うよう
にしたものが知られている(例えば、実公昭60−33
316号公報参照)。このものにおいては、燃料タンク
で発生した蒸発燃料をキャニスタに捕集し、これを空燃
比のフィードバック制御時にのみ吸気系にパージするよ
うにし、この蒸発燃料のパージによる空燃比の変動を上
記フィードバック制御により吸収するようにされてい
る。すなわち、蒸発燃料のパージ量に相当する燃料供給
量の低減補正がフィードバック制御により行われる。
【0003】また、空燃比の学習制御自体も従来より知
られており、この学習制御は、一般に、インジェクタな
どの燃料系、および、エアフローセンサなどの吸気系の
経時劣化や温度特性に基くずれなどによる空燃比のずれ
を防止することを目的として行われている。
られており、この学習制御は、一般に、インジェクタな
どの燃料系、および、エアフローセンサなどの吸気系の
経時劣化や温度特性に基くずれなどによる空燃比のずれ
を防止することを目的として行われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記蒸発燃
料のパージ開始にあたっては、例えばパージバルブをい
きなり全開状態にして要求量の全量をパージするフルパ
ージ状態にすると空燃比のフィードバック制御が追い付
かず、その制御遅れにより空燃比のずれが発生するおそ
れがある。このため、一般に、上記パージバルブの開度
を徐々に大きくしていき、蒸発燃料のパージ量を要求量
まで徐々に漸増させることが行われている。このような
蒸発燃料供給手段を備えたエンジンに対して空燃比学習
制御を行うと、蒸発燃料のパージを開始してフルパージ
状態にし、この状態で学習値の更新を行った後、一旦蒸
発燃料のパージを停止し、再び、蒸発燃料のパージを開
始する際に、上記フルパージ状態で求めた学習値が用い
られることになる。ところが、この場合、上記パージ開
始時には漸増パージが行われてフルパージ状態にはなっ
ていないにも拘らず、フルパージ状態での学習値がフィ
ードバック制御に反映されることになるため、空燃比制
御における燃料供給量の低減補正が過剰となる結果、目
標空燃比よりオーバーリーンとなり空燃比のずれが発生
するおそれがある。
料のパージ開始にあたっては、例えばパージバルブをい
きなり全開状態にして要求量の全量をパージするフルパ
ージ状態にすると空燃比のフィードバック制御が追い付
かず、その制御遅れにより空燃比のずれが発生するおそ
れがある。このため、一般に、上記パージバルブの開度
を徐々に大きくしていき、蒸発燃料のパージ量を要求量
まで徐々に漸増させることが行われている。このような
蒸発燃料供給手段を備えたエンジンに対して空燃比学習
制御を行うと、蒸発燃料のパージを開始してフルパージ
状態にし、この状態で学習値の更新を行った後、一旦蒸
発燃料のパージを停止し、再び、蒸発燃料のパージを開
始する際に、上記フルパージ状態で求めた学習値が用い
られることになる。ところが、この場合、上記パージ開
始時には漸増パージが行われてフルパージ状態にはなっ
ていないにも拘らず、フルパージ状態での学習値がフィ
ードバック制御に反映されることになるため、空燃比制
御における燃料供給量の低減補正が過剰となる結果、目
標空燃比よりオーバーリーンとなり空燃比のずれが発生
するおそれがある。
【0005】また、蒸発燃料を捕集するキャニスタに
は、その上部に高濃度の蒸発燃料が溜まり、蒸発燃料の
パージ開始初期にこの高濃度の蒸発燃料がパージされ、
その後、安定した濃度の蒸発燃料がパージされることに
なる。このため、このような期間にも学習が行われる
と、蒸発燃料濃度の一時的な急変動の影響を受けて空燃
比のずれが発生するおそれがある。
は、その上部に高濃度の蒸発燃料が溜まり、蒸発燃料の
パージ開始初期にこの高濃度の蒸発燃料がパージされ、
その後、安定した濃度の蒸発燃料がパージされることに
なる。このため、このような期間にも学習が行われる
と、蒸発燃料濃度の一時的な急変動の影響を受けて空燃
比のずれが発生するおそれがある。
【0006】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであり、その目的とするところは、蒸発燃料のパ
ージ開始に際し学習による空燃比のずれの発生を防止す
ることにある。このような課題を共通として、具体的な
目的とするところは、第1に蒸発燃料のパージ開始時に
漸増パージが行われるものにおいて、再パージ開始時に
前回のフルパージ時の学習値を用いることに起因する空
燃比のずれ発生を防止することにあり、第2に蒸発燃料
のパージ開始時の蒸発燃料の濃度の変動に起因する空燃
比のずれ発生を防止することにある。
たものであり、その目的とするところは、蒸発燃料のパ
ージ開始に際し学習による空燃比のずれの発生を防止す
ることにある。このような課題を共通として、具体的な
目的とするところは、第1に蒸発燃料のパージ開始時に
漸増パージが行われるものにおいて、再パージ開始時に
前回のフルパージ時の学習値を用いることに起因する空
燃比のずれ発生を防止することにあり、第2に蒸発燃料
のパージ開始時の蒸発燃料の濃度の変動に起因する空燃
比のずれ発生を防止することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、図1に示すように、空燃比
検出手段1からの検出値に基いてエンジン2に供給され
る混合気の空燃比を目標空燃比とするようフィードバッ
ク制御する空燃比制御手段3と、蒸発燃料をエンジン2
に供給するものであって、蒸発燃料の供給開始時には蒸
発燃料を要求量まで漸増する蒸発燃料供給手段4と、こ
の蒸発燃料供給手段4による蒸発燃料供給中の空燃比の
ずれに基いて学習値を演算更新する一方、その学習値を
上記空燃比制御手段3へ出力する学習手段5とを備え
る。そして、上記蒸発燃料の再供給開始の際、上記蒸発
燃料供給手段4により蒸発燃料の漸増供給が行われる期
間において上記学習手段5における学習値を0から前回
の蒸発燃料供給中に求めた学習値まで、上記蒸発燃料の
漸増供給量に応じて徐々に変化させる学習値設定手段6
を設ける構成とするものである。
に、請求項1記載の発明は、図1に示すように、空燃比
検出手段1からの検出値に基いてエンジン2に供給され
る混合気の空燃比を目標空燃比とするようフィードバッ
ク制御する空燃比制御手段3と、蒸発燃料をエンジン2
に供給するものであって、蒸発燃料の供給開始時には蒸
発燃料を要求量まで漸増する蒸発燃料供給手段4と、こ
の蒸発燃料供給手段4による蒸発燃料供給中の空燃比の
ずれに基いて学習値を演算更新する一方、その学習値を
上記空燃比制御手段3へ出力する学習手段5とを備え
る。そして、上記蒸発燃料の再供給開始の際、上記蒸発
燃料供給手段4により蒸発燃料の漸増供給が行われる期
間において上記学習手段5における学習値を0から前回
の蒸発燃料供給中に求めた学習値まで、上記蒸発燃料の
漸増供給量に応じて徐々に変化させる学習値設定手段6
を設ける構成とするものである。
【0008】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載の発明において、蒸発燃料供給手段4による蒸発燃料
の漸増供給が行われる期間中は学習手段5による学習を
禁止する学習禁止手段7を付設する構成とするものであ
る。
載の発明において、蒸発燃料供給手段4による蒸発燃料
の漸増供給が行われる期間中は学習手段5による学習を
禁止する学習禁止手段7を付設する構成とするものであ
る。
【0009】さらに、請求項3記載の発明は、空燃比検
出手段1からの検出値に基いてエンジン2に供給される
混合気の空燃比を目標空燃比とするようフィードバック
制御する空燃比制御手段3と、蒸発燃料をエンジン2に
供給するものであって、蒸発燃料の供給開始時には蒸発
燃料を要求量まで漸増する蒸発燃料供給手段4と、この
蒸発燃料供給手段4による蒸発燃料供給中の空燃比のず
れに基いて学習値を演算更新する一方、その学習値を上
記空燃比制御手段3へ出力する学習手段5とを備える。
そして、上記蒸発燃料供給手段4による蒸発燃料の供給
開始の際、供給開始初期の所定の設定期間において上記
学習手段5による学習を禁止する学習禁止手段7を設け
る構成とするものである。
出手段1からの検出値に基いてエンジン2に供給される
混合気の空燃比を目標空燃比とするようフィードバック
制御する空燃比制御手段3と、蒸発燃料をエンジン2に
供給するものであって、蒸発燃料の供給開始時には蒸発
燃料を要求量まで漸増する蒸発燃料供給手段4と、この
蒸発燃料供給手段4による蒸発燃料供給中の空燃比のず
れに基いて学習値を演算更新する一方、その学習値を上
記空燃比制御手段3へ出力する学習手段5とを備える。
そして、上記蒸発燃料供給手段4による蒸発燃料の供給
開始の際、供給開始初期の所定の設定期間において上記
学習手段5による学習を禁止する学習禁止手段7を設け
る構成とするものである。
【0010】
【作用】上記の構成により、請求項1記載の発明では、
蒸発燃料供給手段4からの蒸発燃料の供給開始に際し、
この供給量が要求量(フルパージ量)まで徐々に漸増す
るようエンジン2に供給され、フルパージ量に到達後、
この要求量に対応する量の蒸発燃料の供給が継続されて
フルパージ状態となる。これに伴い、フルパージ状態の
蒸発燃料量に対応する分、空燃比制御手段3でのフィー
ドバック制御により空燃比のリーン側補正が行われる一
方、学習手段5により上記蒸発燃料のフルパージ状態で
のフィードバック制御量(補正量)に基き学習値が順次
演算され、この学習値に基いてフィードバック制御量が
順次決定される。そして、上記蒸発燃料の供給が一時停
止された後、再供給開始に際し、学習値設定手段6によ
って、上記蒸発燃料の漸増供給中の学習値として、その
漸増供給期間において0から上記前回のフルパージ状態
で得られた学習値まで上記蒸発燃料の漸増供給量に対応
して徐々に変化するものが設定され、この学習値によっ
て上記空燃比のフィードバック制御が行われる。これに
より、蒸発燃料の再供給開始時の蒸発燃料の漸増供給量
と上記学習値設定手段6による設定学習値とが良く対応
するものとなり、上記再供給開始時の漸増供給期間中も
前回のフルパージ時での学習値を用いる場合における蒸
発燃料の供給量と学習値とが対応しないことに起因する
空燃比のずれの発生が防止される。
蒸発燃料供給手段4からの蒸発燃料の供給開始に際し、
この供給量が要求量(フルパージ量)まで徐々に漸増す
るようエンジン2に供給され、フルパージ量に到達後、
この要求量に対応する量の蒸発燃料の供給が継続されて
フルパージ状態となる。これに伴い、フルパージ状態の
蒸発燃料量に対応する分、空燃比制御手段3でのフィー
ドバック制御により空燃比のリーン側補正が行われる一
方、学習手段5により上記蒸発燃料のフルパージ状態で
のフィードバック制御量(補正量)に基き学習値が順次
演算され、この学習値に基いてフィードバック制御量が
順次決定される。そして、上記蒸発燃料の供給が一時停
止された後、再供給開始に際し、学習値設定手段6によ
って、上記蒸発燃料の漸増供給中の学習値として、その
漸増供給期間において0から上記前回のフルパージ状態
で得られた学習値まで上記蒸発燃料の漸増供給量に対応
して徐々に変化するものが設定され、この学習値によっ
て上記空燃比のフィードバック制御が行われる。これに
より、蒸発燃料の再供給開始時の蒸発燃料の漸増供給量
と上記学習値設定手段6による設定学習値とが良く対応
するものとなり、上記再供給開始時の漸増供給期間中も
前回のフルパージ時での学習値を用いる場合における蒸
発燃料の供給量と学習値とが対応しないことに起因する
空燃比のずれの発生が防止される。
【0011】また、請求項2記載の発明では、上記請求
項1記載の発明による作用に加えて、上記蒸発燃料の漸
増供給期間中、学習禁止手段によって学習手段による学
習が禁止されるため、上記蒸発燃料の漸増供給量と学習
値設定手段による設定学習値との対応がより適合したも
のとなり、空燃比のずれ発生の防止がより的確に図られ
る。
項1記載の発明による作用に加えて、上記蒸発燃料の漸
増供給期間中、学習禁止手段によって学習手段による学
習が禁止されるため、上記蒸発燃料の漸増供給量と学習
値設定手段による設定学習値との対応がより適合したも
のとなり、空燃比のずれ発生の防止がより的確に図られ
る。
【0012】さらに、請求項3記載の発明によれば、蒸
発燃料供給手段からの蒸発燃料の供給開始に際し、供給
開始初期の所定の設定期間中、学習禁止手段によって、
学習手段での学習が禁止される。そして、上記設定期間
の後、蒸発燃料の供給量に対応する分、空燃比制御手段
でのフィードバック制御により空燃比のリーン側補正が
行われる一方、学習手段により上記蒸発燃料の供給時の
フィードバック制御量(補正量)に基き学習値が順次演
算され、この学習値に基いてフィードバック制御量が順
次決定される。
発燃料供給手段からの蒸発燃料の供給開始に際し、供給
開始初期の所定の設定期間中、学習禁止手段によって、
学習手段での学習が禁止される。そして、上記設定期間
の後、蒸発燃料の供給量に対応する分、空燃比制御手段
でのフィードバック制御により空燃比のリーン側補正が
行われる一方、学習手段により上記蒸発燃料の供給時の
フィードバック制御量(補正量)に基き学習値が順次演
算され、この学習値に基いてフィードバック制御量が順
次決定される。
【0013】上記蒸発燃料の供給開始初期において、学
習が禁止されるため、その供給開始初期に一時的に高濃
度の蒸発燃料が供給されても、この蒸発燃料の濃度の一
時的な急変動が学習値に反映されることはなく、蒸発燃
料供給開始時の蒸発燃料の濃度の急変動に起因する空燃
比のずれ発生の防止が図られる。
習が禁止されるため、その供給開始初期に一時的に高濃
度の蒸発燃料が供給されても、この蒸発燃料の濃度の一
時的な急変動が学習値に反映されることはなく、蒸発燃
料供給開始時の蒸発燃料の濃度の急変動に起因する空燃
比のずれ発生の防止が図られる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基いて説明す
る。
る。
【0015】図2は、本発明の実施例に係るエンジンの
空燃比制御装置を適用したエンジンを示し、11はエン
ジン本体であって、内部に形成された各気筒内を往復動
するピストン12を備えている。13は上記各気筒のピ
ストン12の上側に形成された燃焼室、14はこの燃焼
室13に吸気を供給する吸気通路、15は上記燃焼室か
ら排気ガスを排出する排気通路、16はこの排気通路1
5の途中に配設された排気浄化装置である。また、17
は吸気弁、18は排気弁であり、これらは図示を省略し
た動弁機構によってそれぞれ所定のタイミングで開閉さ
れるようになっている。
空燃比制御装置を適用したエンジンを示し、11はエン
ジン本体であって、内部に形成された各気筒内を往復動
するピストン12を備えている。13は上記各気筒のピ
ストン12の上側に形成された燃焼室、14はこの燃焼
室13に吸気を供給する吸気通路、15は上記燃焼室か
ら排気ガスを排出する排気通路、16はこの排気通路1
5の途中に配設された排気浄化装置である。また、17
は吸気弁、18は排気弁であり、これらは図示を省略し
た動弁機構によってそれぞれ所定のタイミングで開閉さ
れるようになっている。
【0016】上記吸気通路14の上流端はエアクリーナ
19を介して大気と連通されている。そして、このエア
クリーナ19の下流側位置の吸気通路14には、エアク
リーナ19を介して吸入される吸入空気量Qa を検出す
るホットワイヤ式のエアフローセンサ20が設けられ、
また、このエアフローセンサ20の下流側位置の吸気通
路14にはスロットルバルブ21が設けられ、さらに、
このスロットルバルブ21の下流側位置には吸気脈動の
吸収などを行うサージタンク22が設けられている。そ
して吸気通路14の下流端側の吸気ポート近傍にはイン
ジェクタ23が設けられており、このインジェクタ23
は図示しない燃料供給通路を介して燃料タンク24と接
続される一方、後述のコントロールユニット31により
制御されて所定量の燃料を所定タイミングで噴射供給す
るようになっている。
19を介して大気と連通されている。そして、このエア
クリーナ19の下流側位置の吸気通路14には、エアク
リーナ19を介して吸入される吸入空気量Qa を検出す
るホットワイヤ式のエアフローセンサ20が設けられ、
また、このエアフローセンサ20の下流側位置の吸気通
路14にはスロットルバルブ21が設けられ、さらに、
このスロットルバルブ21の下流側位置には吸気脈動の
吸収などを行うサージタンク22が設けられている。そ
して吸気通路14の下流端側の吸気ポート近傍にはイン
ジェクタ23が設けられており、このインジェクタ23
は図示しない燃料供給通路を介して燃料タンク24と接
続される一方、後述のコントロールユニット31により
制御されて所定量の燃料を所定タイミングで噴射供給す
るようになっている。
【0017】また、上記吸気通路14には、上記スロッ
トルバルブ21の上流側位置と下流側位置とに接続され
たバイパス通路25が設けられており、このバイパス通
路25によって上記スロットルバルブ21がバイパスさ
れるようになっている。このバイパス通路25の途中に
はアイドル回転数制御バルブ(ISCバルブ;Idle Spe
ed Control Valve)26が設けられており、このISC
バルブ26は後述のコントロールユニット31に備えら
れた図示しないISC制御手段により開度制御されて、
エアコンディショナ(以下、A/Cという)作動時の負
荷、パワーステアリング負荷もしくはリヤデフォッガー
作動時の電気負荷などによる回転低下を防止してエンジ
ン本体11を所定の目標アイドル回転数に維持するよう
吸気の増量補正が行われるようになっている。
トルバルブ21の上流側位置と下流側位置とに接続され
たバイパス通路25が設けられており、このバイパス通
路25によって上記スロットルバルブ21がバイパスさ
れるようになっている。このバイパス通路25の途中に
はアイドル回転数制御バルブ(ISCバルブ;Idle Spe
ed Control Valve)26が設けられており、このISC
バルブ26は後述のコントロールユニット31に備えら
れた図示しないISC制御手段により開度制御されて、
エアコンディショナ(以下、A/Cという)作動時の負
荷、パワーステアリング負荷もしくはリヤデフォッガー
作動時の電気負荷などによる回転低下を防止してエンジ
ン本体11を所定の目標アイドル回転数に維持するよう
吸気の増量補正が行われるようになっている。
【0018】さらに、上記吸気通路14のサージタンク
22には、上記燃料タンク24内の蒸発燃料(燃料蒸発
ガス)をエンジン本体11に供給するためのパージ通路
27の下流端が接続されており、このパージ通路27の
上流端は上記燃料タンク24に接続されている。上記パ
ージ通路27の途中には蒸発燃料を吸着するキャニスタ
28が介装されており、このキャニスタ28と上記サー
ジタンク22との間には上記パージ通路27を開閉する
パージバルブ29が設けられている。このパージバルブ
29は上記コントロールユニット31に備えられたパー
ジ制御手段36により開度制御され、エンジンの暖機終
了時、具体的には、後述の水温センサ33からの検出値
が所定の高温状態(例えば80℃)になった時に開作動
されて所定量の蒸発燃料を吸気通路14内の吸気にパー
ジしてインジェクタ23からの燃料とともに燃焼室13
で燃焼させるようになっている。なお、30はセパレー
タであって、燃料タンク24からの蒸発燃料より液体燃
料を分離して燃料タンク24にリターンさせるようにな
っている。上記パージ通路27、キャニスタ28、パー
ジバルブ29、セパレータ30、および、上記パージ制
御手段36によって蒸発燃料供給手段4が構成されてい
る。
22には、上記燃料タンク24内の蒸発燃料(燃料蒸発
ガス)をエンジン本体11に供給するためのパージ通路
27の下流端が接続されており、このパージ通路27の
上流端は上記燃料タンク24に接続されている。上記パ
ージ通路27の途中には蒸発燃料を吸着するキャニスタ
28が介装されており、このキャニスタ28と上記サー
ジタンク22との間には上記パージ通路27を開閉する
パージバルブ29が設けられている。このパージバルブ
29は上記コントロールユニット31に備えられたパー
ジ制御手段36により開度制御され、エンジンの暖機終
了時、具体的には、後述の水温センサ33からの検出値
が所定の高温状態(例えば80℃)になった時に開作動
されて所定量の蒸発燃料を吸気通路14内の吸気にパー
ジしてインジェクタ23からの燃料とともに燃焼室13
で燃焼させるようになっている。なお、30はセパレー
タであって、燃料タンク24からの蒸発燃料より液体燃
料を分離して燃料タンク24にリターンさせるようにな
っている。上記パージ通路27、キャニスタ28、パー
ジバルブ29、セパレータ30、および、上記パージ制
御手段36によって蒸発燃料供給手段4が構成されてい
る。
【0019】上記コントロールユニット31は、上記エ
アフローセンサ20と、上記スロットルバルブ21の開
度(スロットル開度)を検出するスロットルセンサ32
と、上記エンジン本体11に設けられて冷却水の温度を
検出する水温センサ33と、エンジンの回転数を検出す
る回転数センサ34と、排気浄化装置16の上流側位置
の排気通路15に設けられた空燃比検出手段1としての
O2 センサ35とが接続されており、加えて、A/C、
パワーステアリング、もしくは、リヤデフォッガなどの
ON・OFF作動を検出するためのスイッチ(図示せ
ず)、および、上記スロットルセンサ32に付設されて
スロットル開度が零となった時にON信号を出力するア
イドルスイッチなどがそれぞれ接続されている。
アフローセンサ20と、上記スロットルバルブ21の開
度(スロットル開度)を検出するスロットルセンサ32
と、上記エンジン本体11に設けられて冷却水の温度を
検出する水温センサ33と、エンジンの回転数を検出す
る回転数センサ34と、排気浄化装置16の上流側位置
の排気通路15に設けられた空燃比検出手段1としての
O2 センサ35とが接続されており、加えて、A/C、
パワーステアリング、もしくは、リヤデフォッガなどの
ON・OFF作動を検出するためのスイッチ(図示せ
ず)、および、上記スロットルセンサ32に付設されて
スロットル開度が零となった時にON信号を出力するア
イドルスイッチなどがそれぞれ接続されている。
【0020】そして、上記コントロールユニット31
は、上記水温センサ33からの出力に基いて上記パージ
バルブ29の開度制御を行うパージ制御手段36と、上
記各センサからの出力に基いて燃焼室13に供給される
混合気の空燃比が所定の目標空燃比となるようインジェ
クタ23からの燃料噴射量をフィードバック制御する空
燃比制御手段37と、この空燃比制御手段37における
フィードバック制御定数Cfbに基いて学習値を演算し、
この学習値の上記空燃比制御手段37への出力を行う一
方、上記学習値の記憶更新を行う学習手段38と、上記
パージ制御手段36でのパージ開始時の所定期間におけ
る学習値を設定する学習値設定手段39と、同パージ開
始時の所定期間における学習手段38での学習を禁止す
る学習禁止手段40とを備えている。
は、上記水温センサ33からの出力に基いて上記パージ
バルブ29の開度制御を行うパージ制御手段36と、上
記各センサからの出力に基いて燃焼室13に供給される
混合気の空燃比が所定の目標空燃比となるようインジェ
クタ23からの燃料噴射量をフィードバック制御する空
燃比制御手段37と、この空燃比制御手段37における
フィードバック制御定数Cfbに基いて学習値を演算し、
この学習値の上記空燃比制御手段37への出力を行う一
方、上記学習値の記憶更新を行う学習手段38と、上記
パージ制御手段36でのパージ開始時の所定期間におけ
る学習値を設定する学習値設定手段39と、同パージ開
始時の所定期間における学習手段38での学習を禁止す
る学習禁止手段40とを備えている。
【0021】上記パージ制御手段36は、始動後暖機の
終了時点、すなわち、上記水温センサ33による検出値
が例えば80℃に到達した時点で、図3のタイムチャー
トに示すように、パージ実行フラグXpgを1とし、パー
ジバルブ29を開作動させるようになっており、この
際、パージバルブ29の開度を同図に示すパージ漸増率
Pgrecに基いて徐々に大きくするようになっている。こ
のパージ漸増率Pgrecは、蒸発燃料のフルパージ量に対
応する値を1.0とし、パージバルブ29の全閉状態で
パージ量0に対応する値を0とし、パージ開始からある
時間だけ微小値を継続し、その後、徐々に漸増して1.
0に至るように、時間との関数として定められており、
このパージ漸増率Pgrecが0から1.0になるまでの時
間がパージ漸増期間とされる。
終了時点、すなわち、上記水温センサ33による検出値
が例えば80℃に到達した時点で、図3のタイムチャー
トに示すように、パージ実行フラグXpgを1とし、パー
ジバルブ29を開作動させるようになっており、この
際、パージバルブ29の開度を同図に示すパージ漸増率
Pgrecに基いて徐々に大きくするようになっている。こ
のパージ漸増率Pgrecは、蒸発燃料のフルパージ量に対
応する値を1.0とし、パージバルブ29の全閉状態で
パージ量0に対応する値を0とし、パージ開始からある
時間だけ微小値を継続し、その後、徐々に漸増して1.
0に至るように、時間との関数として定められており、
このパージ漸増率Pgrecが0から1.0になるまでの時
間がパージ漸増期間とされる。
【0022】上記学習手段38は、暖機終了時点(例え
ば、エンジン水温80℃の時点)を境にして、冷間始動
から暖機終了前までの運転領域で用いる冷間学習値Cfb
3 と、暖機終了後の安定状態での運転領域で用いる温間
学習値Cfb4 との2種類の学習値を有している。加え
て、上記冷間学習値Cfb3 および温間学習値Cfb4 は、
図4に示すように、吸入空気量Qa の大小に応じて区分
された各部分負荷領域(以下、パーシャル学習領域とい
う)(0),(1),…,(6),(7),…毎にそれ
ぞれ学習値を保有するようになっている。つまり、冷間
と温間との2種類の学習値Cfb3,Cfb4 を有し、かつ、
それらCfb3,Cfb4 は吸入空気量で表されるエンジンの
運転状態に応じて区分された複数個のものがメモリ部に
設定されている。加えて、パージ制御手段36によるパ
ージの実行は上記暖機終了後の運転領域で行われるよう
になっており、本学習制御では蒸発燃料のパージ時にも
学習が行われる。換言すると、上記蒸発燃料のパージの
実行が温間学習値Cfb4 に基くフィードバック制御条件
成立時(上記エンジン水温が80℃に到達時)に行われ
る。なお、上記パーシャル学習領域(0)はアイドル回
転領域であり、この領域(0)の学習値は上記アイドル
スイッチからのON信号が出力された時に適用されるよ
うになっている。
ば、エンジン水温80℃の時点)を境にして、冷間始動
から暖機終了前までの運転領域で用いる冷間学習値Cfb
3 と、暖機終了後の安定状態での運転領域で用いる温間
学習値Cfb4 との2種類の学習値を有している。加え
て、上記冷間学習値Cfb3 および温間学習値Cfb4 は、
図4に示すように、吸入空気量Qa の大小に応じて区分
された各部分負荷領域(以下、パーシャル学習領域とい
う)(0),(1),…,(6),(7),…毎にそれ
ぞれ学習値を保有するようになっている。つまり、冷間
と温間との2種類の学習値Cfb3,Cfb4 を有し、かつ、
それらCfb3,Cfb4 は吸入空気量で表されるエンジンの
運転状態に応じて区分された複数個のものがメモリ部に
設定されている。加えて、パージ制御手段36によるパ
ージの実行は上記暖機終了後の運転領域で行われるよう
になっており、本学習制御では蒸発燃料のパージ時にも
学習が行われる。換言すると、上記蒸発燃料のパージの
実行が温間学習値Cfb4 に基くフィードバック制御条件
成立時(上記エンジン水温が80℃に到達時)に行われ
る。なお、上記パーシャル学習領域(0)はアイドル回
転領域であり、この領域(0)の学習値は上記アイドル
スイッチからのON信号が出力された時に適用されるよ
うになっている。
【0023】そして、上記学習手段38において、上記
各学習値Cfb3 ,Cfb4 は、上記空燃比制御手段37に
おける空燃比を目標空燃比にフィードバック制御するた
めのフィードバック制御定数Cfbを所定時間範囲毎に積
算、平均化処理することにより、順次演算されて更新さ
れるようになっており、この更新された各学習値Cfb3
,Cfb4 が上記空燃比制御手段36に順次出力される
とともに、上記メモリ部の各学習値Cfb3 ,Cfb4 と順
次更新されて記憶(メモリバックアップ)されるように
なっている。
各学習値Cfb3 ,Cfb4 は、上記空燃比制御手段37に
おける空燃比を目標空燃比にフィードバック制御するた
めのフィードバック制御定数Cfbを所定時間範囲毎に積
算、平均化処理することにより、順次演算されて更新さ
れるようになっており、この更新された各学習値Cfb3
,Cfb4 が上記空燃比制御手段36に順次出力される
とともに、上記メモリ部の各学習値Cfb3 ,Cfb4 と順
次更新されて記憶(メモリバックアップ)されるように
なっている。
【0024】また、上記学習手段38には、上記温間学
習値Cfb4 に対する下限ガード値が予め設定されてお
り、上記演算更新される温間学習値Cfb4 が上記下限ガ
ード値より小さいものとなる時、メモリ部にメモリバッ
クアップされている温間学習値Cfb4 の記憶値の更新を
禁止し、温間学習値学習値Cfb4 に対応するメモリ部内
のメモリバックアップ値を冷間学習値Cfb3 にリセット
して、以後、この値Cfb3 を固定値としてメモリバック
アップするようになっている。上記下限ガード値は、イ
ンジェクタ23などの燃料系やエアフローセンサ20な
どの吸気系のシステム全体の作動公差に基いて定められ
たものであり、例えば、上記エアフローセンサ20の場
合を図5に示すように温度によって検出値と真値との間
にずれが生じるという温度特性があり、このような温度
特性に起因する公差を考慮して定められている。そし
て、上記下限ガード値より温間学習値Cfb4 が小さくな
る時、蒸発燃料のパージの影響を受けてリーン側補正を
しているためであり、この時点で蒸発燃料のフルパージ
状態であると判断し(図3のフルパージ判定参照)、上
記温間学習値Cfb4 のメモリ部への記憶更新の禁止を行
う一方、フルパージ状態以外のパージ状態では順次演算
更新される温間学習値Cfb4 の更新値をメモリ部に順次
記憶するものである。
習値Cfb4 に対する下限ガード値が予め設定されてお
り、上記演算更新される温間学習値Cfb4 が上記下限ガ
ード値より小さいものとなる時、メモリ部にメモリバッ
クアップされている温間学習値Cfb4 の記憶値の更新を
禁止し、温間学習値学習値Cfb4 に対応するメモリ部内
のメモリバックアップ値を冷間学習値Cfb3 にリセット
して、以後、この値Cfb3 を固定値としてメモリバック
アップするようになっている。上記下限ガード値は、イ
ンジェクタ23などの燃料系やエアフローセンサ20な
どの吸気系のシステム全体の作動公差に基いて定められ
たものであり、例えば、上記エアフローセンサ20の場
合を図5に示すように温度によって検出値と真値との間
にずれが生じるという温度特性があり、このような温度
特性に起因する公差を考慮して定められている。そし
て、上記下限ガード値より温間学習値Cfb4 が小さくな
る時、蒸発燃料のパージの影響を受けてリーン側補正を
しているためであり、この時点で蒸発燃料のフルパージ
状態であると判断し(図3のフルパージ判定参照)、上
記温間学習値Cfb4 のメモリ部への記憶更新の禁止を行
う一方、フルパージ状態以外のパージ状態では順次演算
更新される温間学習値Cfb4 の更新値をメモリ部に順次
記憶するものである。
【0025】そして、上記空燃比制御手段36は、フィ
ードバック定数Cfbに、上記冷間学習値Cfb3 および温
間学習値Cfb4 を加えたトータル制御値によって、イン
ジェクタ23の燃料噴射量の制御を行うようになってい
る。
ードバック定数Cfbに、上記冷間学習値Cfb3 および温
間学習値Cfb4 を加えたトータル制御値によって、イン
ジェクタ23の燃料噴射量の制御を行うようになってい
る。
【0026】また、上記学習値設定手段39は、上記パ
ージ制御手段36によるパージの実行が一時停止された
後の再実行時、すなわち、再パージ開始時からパージ漸
増期間の学習値Cfb4 として、パージ漸増率に基いて0
から前回のフルパージ状態のパージ停止直前に求めた学
習値Cfb4 (図3における−15%)までリーン側に漸
増するような値Cfb4recを設定して学習手段38に出力
するようになっている。つまり、パージ漸増特性と同特
性で変化する設定学習値Cfb4recを設定するようになっ
ている。
ージ制御手段36によるパージの実行が一時停止された
後の再実行時、すなわち、再パージ開始時からパージ漸
増期間の学習値Cfb4 として、パージ漸増率に基いて0
から前回のフルパージ状態のパージ停止直前に求めた学
習値Cfb4 (図3における−15%)までリーン側に漸
増するような値Cfb4recを設定して学習手段38に出力
するようになっている。つまり、パージ漸増特性と同特
性で変化する設定学習値Cfb4recを設定するようになっ
ている。
【0027】さらに、学習禁止手段40は、上記パージ
漸増期間について学習実行条件成立フラグ(図3参照)
を0として学習手段38における学習を禁止するように
なっている。
漸増期間について学習実行条件成立フラグ(図3参照)
を0として学習手段38における学習を禁止するように
なっている。
【0028】以下、上記学習手段38での冷間学習値C
fb3 に対する処理を図6に基いて、また、上記学習手段
38、学習値設定手段39、および、学習禁止手段40
での温間学習値Cfb4 対する処理を図7に基いてそれぞ
れ説明する。
fb3 に対する処理を図6に基いて、また、上記学習手段
38、学習値設定手段39、および、学習禁止手段40
での温間学習値Cfb4 対する処理を図7に基いてそれぞ
れ説明する。
【0029】まず、冷間学習値Cfb3 に対する処理を説
明すると、ステップS1でエンジン回転数NE、エンジ
ン水温THWなどの検出値を読み込み、ステップS2で
上記エンジン水温THWが80℃以上であるか否か、す
なわち、暖機終了して蒸発燃料のパージ実行に切換わる
か否かについて判別する。パージ実行前の段階であれば
ステップS3〜S5を経てリターンし、パージ実行後の
段階であればステップS6を経てリターンする。
明すると、ステップS1でエンジン回転数NE、エンジ
ン水温THWなどの検出値を読み込み、ステップS2で
上記エンジン水温THWが80℃以上であるか否か、す
なわち、暖機終了して蒸発燃料のパージ実行に切換わる
か否かについて判別する。パージ実行前の段階であれば
ステップS3〜S5を経てリターンし、パージ実行後の
段階であればステップS6を経てリターンする。
【0030】上記パージ実行前の段階である場合、ステ
ップS3で学習条件の成立を判別し、不成立であれば上
記ステップ6に進み、成立していれば、ステップS4で
前回の学習条件成立から今回までの間のフィードバック
制御定数Cfbを積算し、平均化処理して今回の冷間学習
値Cfb3 を演算する。そして、ステップS5で前回の冷
間学習値の値を今回値に入れ替えて冷間学習値Cfb3 の
更新を行い、この更新値を空燃比制御手段37に出力す
るとともに、メモリ部のこれまでのメモリバックアップ
値(前回の学習値)と入れ替えて上記更新値をメモリバ
ックアップ値とする(記憶の更新)。
ップS3で学習条件の成立を判別し、不成立であれば上
記ステップ6に進み、成立していれば、ステップS4で
前回の学習条件成立から今回までの間のフィードバック
制御定数Cfbを積算し、平均化処理して今回の冷間学習
値Cfb3 を演算する。そして、ステップS5で前回の冷
間学習値の値を今回値に入れ替えて冷間学習値Cfb3 の
更新を行い、この更新値を空燃比制御手段37に出力す
るとともに、メモリ部のこれまでのメモリバックアップ
値(前回の学習値)と入れ替えて上記更新値をメモリバ
ックアップ値とする(記憶の更新)。
【0031】一方、上記パージ実行後の段階である場
合、上記ステップS6で前回の冷間学習値Cfb3 を今回
とする。つまり、パージ実行直前の冷間学習値Cfb3 の
値を継続する。
合、上記ステップS6で前回の冷間学習値Cfb3 を今回
とする。つまり、パージ実行直前の冷間学習値Cfb3 の
値を継続する。
【0032】次に、温間学習値Cfb4 に対する処理を説
明する。これはパージ開始後からスタートし、まず、ス
テップS7で上記ステップS1と同様に各検出値NE,
THWなどの読み込みを行い、ステップS8で上記ステ
ップS2と同様に、エンジン水温THWが80℃を超え
たか否かで蒸発燃料のパージ実行前の段階であるか否か
を判別する。パージ実行前の状態であればステップS9
に進み、このステップS9で温間学習値Cfb4 として0
を設定するとともに、温間学習値Cfb4 についてのメモ
リバックアップ値Cfb4mとして前回値を今回値としてメ
モリバックアップの継続を行い、リターンする。
明する。これはパージ開始後からスタートし、まず、ス
テップS7で上記ステップS1と同様に各検出値NE,
THWなどの読み込みを行い、ステップS8で上記ステ
ップS2と同様に、エンジン水温THWが80℃を超え
たか否かで蒸発燃料のパージ実行前の段階であるか否か
を判別する。パージ実行前の状態であればステップS9
に進み、このステップS9で温間学習値Cfb4 として0
を設定するとともに、温間学習値Cfb4 についてのメモ
リバックアップ値Cfb4mとして前回値を今回値としてメ
モリバックアップの継続を行い、リターンする。
【0033】上記ステップS8でパージ実行後の状態と
判別された場合、ステップS10で学習条件の成立を判
別する。この学習条件の成否は、パージ停止中、およ
び、パージ漸増期間中である場合、不成立とし、それ以
外のパージ状態である場合、成立と判定する。このステ
ップS10で学習条件が不成立であれば後述のステップ
S14を経てステップS13に進み、成立であればステ
ップS11,S12で学習値の演算の更新を行い、ステ
ップS13に進む。すなわち、上記ステップS11で前
回の学習条件成立から今回までの間のフィードバック制
御定数Cfbを積算し、平均化処理して今回の演算値Cfb
4oを演算し、ステップS12で前回の温間学習値の演算
値を今回の演算値Cfb4oに入れ替えて演算値Cfb4oの更
新を行う。一方、学習条件不成立の場合、上記ステップ
S14で前回の温間学習値の演算値Cfb4o(i-1) を今回
の演算値Cfb4o(i) とする。
判別された場合、ステップS10で学習条件の成立を判
別する。この学習条件の成否は、パージ停止中、およ
び、パージ漸増期間中である場合、不成立とし、それ以
外のパージ状態である場合、成立と判定する。このステ
ップS10で学習条件が不成立であれば後述のステップ
S14を経てステップS13に進み、成立であればステ
ップS11,S12で学習値の演算の更新を行い、ステ
ップS13に進む。すなわち、上記ステップS11で前
回の学習条件成立から今回までの間のフィードバック制
御定数Cfbを積算し、平均化処理して今回の演算値Cfb
4oを演算し、ステップS12で前回の温間学習値の演算
値を今回の演算値Cfb4oに入れ替えて演算値Cfb4oの更
新を行う。一方、学習条件不成立の場合、上記ステップ
S14で前回の温間学習値の演算値Cfb4o(i-1) を今回
の演算値Cfb4o(i) とする。
【0034】次に、上記ステップS13で、上記今回の
演算値Cfb4oが下限ガード値としての−7%より小さい
か否かを判別し、下限ガード値以内であればステップS
15で上記今回の演算値Cfb4oをメモリバックアップ値
Cfb4mとしてメモリバックアップし、ステップS16で
上記演算値Cfb4oを今回の制御値Cfb4 として設定しこ
れを空燃比制御手段37に出力して、リターンする。逆
に、今回の演算値Cfb4oが下限ガード値より小さい場
合、ステップS17に進み、このステップS17でパー
ジ実行直前に求められた冷間学習値Cfb3 をメモリバッ
クアップ値Cfb4mとしてメモリバックアップしてステッ
プS18に進む。
演算値Cfb4oが下限ガード値としての−7%より小さい
か否かを判別し、下限ガード値以内であればステップS
15で上記今回の演算値Cfb4oをメモリバックアップ値
Cfb4mとしてメモリバックアップし、ステップS16で
上記演算値Cfb4oを今回の制御値Cfb4 として設定しこ
れを空燃比制御手段37に出力して、リターンする。逆
に、今回の演算値Cfb4oが下限ガード値より小さい場
合、ステップS17に進み、このステップS17でパー
ジ実行直前に求められた冷間学習値Cfb3 をメモリバッ
クアップ値Cfb4mとしてメモリバックアップしてステッ
プS18に進む。
【0035】ステップS18では、パージ実行フラグX
pgが0から1に変わったか、1で継続しているか、すな
わち、フルパージ状態を経て一時的にパージ停止し、そ
の後、再びパージが開始されたか、もしくは、上記フル
パージ状態が継続しているかを判定する。そして、フル
パージ状態が継続している場合、上記演算値Cfb4oを制
御値Cfb4 として設定して、これを空燃比制御手段37
に出力して、リターンする。つまり、フルパージ状態が
継続している場合、上記下限ガード値より小さいか否か
に拘らず、学習制御に用いる温間学習値、すなわち、制
御値Cfb4 としてはフィードバック制御定数Cfbに基く
演算値Cfb4oを用いるのに対して、メモリ部に記憶する
メモリバックアップ値Cfb4mとしては記憶の更新を禁止
し、代わりに、非パージ時の学習値である冷間学習値C
fb3 を固定値として記憶保持して次回の再始動時に用い
るようになっている。なお、上記制御値Cfb4 としてシ
ステム全体からの変動要因から定まる下限値(例えば−
15%;図3参照)が予め設定されており、上記演算値
Cfb4oを制御値Cfb4 として用いる際、フローチャート
には図示していないが、制御値Cfb4 が上記下限値より
小さくはならないようにされている一方、上記ステップ
S18でパージ停止後、再度パージが開始されたことが
判定された場合、ステップS20に進み、このステップ
S20で上記演算値Cfb4oにパージ漸増率Pgrecを乗じ
た値Cfb4recを今回の制御値Cfb4 とし、これを空燃比
制御手段37に出力する。つまり、蒸発燃料のパージ開
始時におけるパージ漸増特性と同特性で変化する学習値
Cfb4recを設定するようになっている。
pgが0から1に変わったか、1で継続しているか、すな
わち、フルパージ状態を経て一時的にパージ停止し、そ
の後、再びパージが開始されたか、もしくは、上記フル
パージ状態が継続しているかを判定する。そして、フル
パージ状態が継続している場合、上記演算値Cfb4oを制
御値Cfb4 として設定して、これを空燃比制御手段37
に出力して、リターンする。つまり、フルパージ状態が
継続している場合、上記下限ガード値より小さいか否か
に拘らず、学習制御に用いる温間学習値、すなわち、制
御値Cfb4 としてはフィードバック制御定数Cfbに基く
演算値Cfb4oを用いるのに対して、メモリ部に記憶する
メモリバックアップ値Cfb4mとしては記憶の更新を禁止
し、代わりに、非パージ時の学習値である冷間学習値C
fb3 を固定値として記憶保持して次回の再始動時に用い
るようになっている。なお、上記制御値Cfb4 としてシ
ステム全体からの変動要因から定まる下限値(例えば−
15%;図3参照)が予め設定されており、上記演算値
Cfb4oを制御値Cfb4 として用いる際、フローチャート
には図示していないが、制御値Cfb4 が上記下限値より
小さくはならないようにされている一方、上記ステップ
S18でパージ停止後、再度パージが開始されたことが
判定された場合、ステップS20に進み、このステップ
S20で上記演算値Cfb4oにパージ漸増率Pgrecを乗じ
た値Cfb4recを今回の制御値Cfb4 とし、これを空燃比
制御手段37に出力する。つまり、蒸発燃料のパージ開
始時におけるパージ漸増特性と同特性で変化する学習値
Cfb4recを設定するようになっている。
【0036】上記ステップS1〜S6およびステップS
7〜S20の内、ステップS10,S14およびステッ
プS18,S20を除く各ステップによって学習手段3
8が構成され、上記ステップS10およびS14によっ
て学習禁止手段40が構成され、また、上記ステップS
18およびS20によって学習値設定手段39が構成さ
れている。
7〜S20の内、ステップS10,S14およびステッ
プS18,S20を除く各ステップによって学習手段3
8が構成され、上記ステップS10およびS14によっ
て学習禁止手段40が構成され、また、上記ステップS
18およびS20によって学習値設定手段39が構成さ
れている。
【0037】次に、上記実施例の作用・効果を、図3に
示すタイムチャートに基いて説明する。
示すタイムチャートに基いて説明する。
【0038】エンジンの暖機終了前までは、蒸発燃料の
パージは実行されず、非パージ状態での冷間学習値Cfb
3 を用いたフィードバック制御により空燃比の制御が行
われる。そして、暖機終了時点でパージバルブ29が開
作動されて蒸発燃料のパージが開始されるとともに、上
記冷間学習値Cfb3 が温間学習値Cfb4 に切り替えら
れ、以後、この温間学習値Cfb4 を制御値としてパージ
時の空燃比のフィードバック制御が行われる。
パージは実行されず、非パージ状態での冷間学習値Cfb
3 を用いたフィードバック制御により空燃比の制御が行
われる。そして、暖機終了時点でパージバルブ29が開
作動されて蒸発燃料のパージが開始されるとともに、上
記冷間学習値Cfb3 が温間学習値Cfb4 に切り替えら
れ、以後、この温間学習値Cfb4 を制御値としてパージ
時の空燃比のフィードバック制御が行われる。
【0039】この際、上記蒸発燃料のパージ開始時には
パージ漸増率Pgrecに基き蒸発燃料の漸増パージが行わ
れ、このパージ漸増期間中、学習禁止手段40によって
学習が禁止される。これにより、キャニスタ28の上部
に溜まっていた高濃度の蒸発燃料がパージ開始初期に一
時的にパージされても、この蒸発燃料の濃度の一時的な
変動が学習値に反映されることを防止することができ、
上記一時的な濃度の大変動が学習値に反映されることに
起因する空燃比のずれ発生を防止することができる。
パージ漸増率Pgrecに基き蒸発燃料の漸増パージが行わ
れ、このパージ漸増期間中、学習禁止手段40によって
学習が禁止される。これにより、キャニスタ28の上部
に溜まっていた高濃度の蒸発燃料がパージ開始初期に一
時的にパージされても、この蒸発燃料の濃度の一時的な
変動が学習値に反映されることを防止することができ、
上記一時的な濃度の大変動が学習値に反映されることに
起因する空燃比のずれ発生を防止することができる。
【0040】そして、上記パージ漸増期間の経過後、フ
ルパージ状態となり、これにより、インジェクタ23か
らの噴射燃料の他に蒸発燃料のパージ分が追加され、こ
のため、上記フィードバック制御において上記噴射燃料
を減らす側、すなわち、リーン側補正が行われてフィー
ドバック定数Cfbが小さくなり、これに伴い、上記温間
学習値Cfb4 の値も徐々に小さくなる。そして、その順
次低減側に演算更新される温間学習値の演算値Cfb4oが
下限ガード値である−7%まで小さくなると、フルパー
ジ判定が行われて温間学習値のメモリバックアップ値C
fb4mの値が上記冷間学習値Cfb3 の値にリセットされ
て、蒸発燃料のパージの影響を受けていない学習値がI
g OFF後の再始動時のためにメモリバックアップされ
る。一方、上記空燃比のフィードバック制御に用いられ
る温間学習値の制御値Cfb4 としては、その演算値Cfb
4oが上記下限ガード値より小さくなっても、順次低減側
に演算更新される演算値Cfb4oが用いられ、その演算値
Cfb4oが下限値である−15%まで小さくなると、上記
制御値Cfb4 はこの下限値の−15%とされる。
ルパージ状態となり、これにより、インジェクタ23か
らの噴射燃料の他に蒸発燃料のパージ分が追加され、こ
のため、上記フィードバック制御において上記噴射燃料
を減らす側、すなわち、リーン側補正が行われてフィー
ドバック定数Cfbが小さくなり、これに伴い、上記温間
学習値Cfb4 の値も徐々に小さくなる。そして、その順
次低減側に演算更新される温間学習値の演算値Cfb4oが
下限ガード値である−7%まで小さくなると、フルパー
ジ判定が行われて温間学習値のメモリバックアップ値C
fb4mの値が上記冷間学習値Cfb3 の値にリセットされ
て、蒸発燃料のパージの影響を受けていない学習値がI
g OFF後の再始動時のためにメモリバックアップされ
る。一方、上記空燃比のフィードバック制御に用いられ
る温間学習値の制御値Cfb4 としては、その演算値Cfb
4oが上記下限ガード値より小さくなっても、順次低減側
に演算更新される演算値Cfb4oが用いられ、その演算値
Cfb4oが下限値である−15%まで小さくなると、上記
制御値Cfb4 はこの下限値の−15%とされる。
【0041】そして、上記パージの実行が一時停止され
ると、学習値は冷間学習値Cfb3 に切り替えられ、再
度、パージが開始されると、その冷間学習値Cfb3 から
学習値設定手段39により設定される設定学習値Cfb4r
ecに切り替えられる。この設定学習値Cfb4recはパージ
開始時のパージ漸増特性と合致して変化するようになっ
ているため、その再パージ開始時の漸増する蒸発燃料の
パージ量と、学習値(上記設定学習値Cfb4rec)とを良
く対応させることができ、パージ漸増期間の当初から前
回のフルパージ時の学習値Cfb4 を適用する場合(図3
に二点鎖線で示す場合)における過度の低減補正による
オーバーリーン状態の発生を確実に防止することがで
き、これに起因する空燃比のずれの発生を確実に防止す
ることができる。
ると、学習値は冷間学習値Cfb3 に切り替えられ、再
度、パージが開始されると、その冷間学習値Cfb3 から
学習値設定手段39により設定される設定学習値Cfb4r
ecに切り替えられる。この設定学習値Cfb4recはパージ
開始時のパージ漸増特性と合致して変化するようになっ
ているため、その再パージ開始時の漸増する蒸発燃料の
パージ量と、学習値(上記設定学習値Cfb4rec)とを良
く対応させることができ、パージ漸増期間の当初から前
回のフルパージ時の学習値Cfb4 を適用する場合(図3
に二点鎖線で示す場合)における過度の低減補正による
オーバーリーン状態の発生を確実に防止することがで
き、これに起因する空燃比のずれの発生を確実に防止す
ることができる。
【0042】図8は本発明の第2実施例を示す。同図に
おいて、41はコントロールユニットであり、このコン
トロールユニット41は、パージ制御手段36と、空燃
比制御手段37と、学習手段38と、学習禁止手段40
とを備えている。つまり、第1実施例における学習値設
定手段39を除いたもので構成されている。
おいて、41はコントロールユニットであり、このコン
トロールユニット41は、パージ制御手段36と、空燃
比制御手段37と、学習手段38と、学習禁止手段40
とを備えている。つまり、第1実施例における学習値設
定手段39を除いたもので構成されている。
【0043】この場合の学習手段38および学習禁止手
段40による温間学習値Cfb4 に対する処理を図9に基
いて説明すると、まず、ステップS21での各検出値N
E,THWなどの読み込みと、ステップS21でのエン
ジン水温THWに基く蒸発燃料のパージ実行前であるか
否かを判別を、第1実施例のステップS7およびS8と
同様に行い、パージ実行前の状態であればステップS2
3で温間学習値Cfb4として0の設定と、温間学習値Cf
b4 についてのメモリバックアップ値Cfb4mとして前回
値を今回値とするメモリバックアップの継続とを、第1
実施例のステップS9と同様に行い、リターンする。
段40による温間学習値Cfb4 に対する処理を図9に基
いて説明すると、まず、ステップS21での各検出値N
E,THWなどの読み込みと、ステップS21でのエン
ジン水温THWに基く蒸発燃料のパージ実行前であるか
否かを判別を、第1実施例のステップS7およびS8と
同様に行い、パージ実行前の状態であればステップS2
3で温間学習値Cfb4として0の設定と、温間学習値Cf
b4 についてのメモリバックアップ値Cfb4mとして前回
値を今回値とするメモリバックアップの継続とを、第1
実施例のステップS9と同様に行い、リターンする。
【0044】上記ステップS22でパージ実行後の状態
と判別された場合、ステップS24で学習条件の成立を
判別する。この学習条件の成否は、パージ停止中、およ
び、パージ漸増期間中である場合、不成立とし、それ以
外のパージ状態である場合、成立と判定する。つまり、
冷間学習値Cfb3 のの学習が行われるパージ停止中に加
えて、パージ開始初期に学習を禁止する設定期間として
上記パージ漸増期間が予め設定されている。このステッ
プS24で学習条件が不成立であれば後述のステップS
28を経てステップS27に進み、成立であればステッ
プS25,S26で学習値Cfb4oの演算と更新とを、第
1実施例のステップS11,S12と同様に行い、ステ
ップS27に進む。学習条件不成立の場合、上記ステッ
プS28で前回の温間学習値の演算値Cfb4o(i-1) を今
回の演算値Cfb4o(i) とする。
と判別された場合、ステップS24で学習条件の成立を
判別する。この学習条件の成否は、パージ停止中、およ
び、パージ漸増期間中である場合、不成立とし、それ以
外のパージ状態である場合、成立と判定する。つまり、
冷間学習値Cfb3 のの学習が行われるパージ停止中に加
えて、パージ開始初期に学習を禁止する設定期間として
上記パージ漸増期間が予め設定されている。このステッ
プS24で学習条件が不成立であれば後述のステップS
28を経てステップS27に進み、成立であればステッ
プS25,S26で学習値Cfb4oの演算と更新とを、第
1実施例のステップS11,S12と同様に行い、ステ
ップS27に進む。学習条件不成立の場合、上記ステッ
プS28で前回の温間学習値の演算値Cfb4o(i-1) を今
回の演算値Cfb4o(i) とする。
【0045】そして、上記ステップS27で、上記今回
の演算値Cfb4oが下限ガード値としての−7%より小さ
いか否かを判別し、下限ガード値以内であればステップ
S29で上記今回の演算値Cfb4oをメモリバックアップ
値Cfb4mとしてメモリバックアップし、併せて、上記演
算値Cfb4oを今回の制御値Cfb4 として設定しこれを空
燃比制御手段36に出力して、リターンする。逆に、今
回の演算値Cfb4oが下限ガード値より小さい場合、ステ
ップS30に進み、このステップS30でパージ実行直
前に求められた冷間学習値Cfb3 をメモリバックアップ
値Cfb4mとしてメモリバックアップし、併せて、上記演
算値Cfb4oを今回の制御値Cfb4 として設定しこれを空
燃比制御手段36に出力して、リターンする。
の演算値Cfb4oが下限ガード値としての−7%より小さ
いか否かを判別し、下限ガード値以内であればステップ
S29で上記今回の演算値Cfb4oをメモリバックアップ
値Cfb4mとしてメモリバックアップし、併せて、上記演
算値Cfb4oを今回の制御値Cfb4 として設定しこれを空
燃比制御手段36に出力して、リターンする。逆に、今
回の演算値Cfb4oが下限ガード値より小さい場合、ステ
ップS30に進み、このステップS30でパージ実行直
前に求められた冷間学習値Cfb3 をメモリバックアップ
値Cfb4mとしてメモリバックアップし、併せて、上記演
算値Cfb4oを今回の制御値Cfb4 として設定しこれを空
燃比制御手段36に出力して、リターンする。
【0046】なお、上記制御値Cfb4 としてシステム全
体からの変動要因から定まる下限値(例えば−15%)
が第1実施例と同様に予め設定されている。
体からの変動要因から定まる下限値(例えば−15%)
が第1実施例と同様に予め設定されている。
【0047】上記ステップS21〜S23、ステップS
25〜S27、およびステップS29,S30によって
温間学習における学習手段38が、また、上記ステップ
S24およびS28によって学習禁止手段40がそれぞ
れ構成されている。
25〜S27、およびステップS29,S30によって
温間学習における学習手段38が、また、上記ステップ
S24およびS28によって学習禁止手段40がそれぞ
れ構成されている。
【0048】なお、本第2実施例のエンジンの空燃比制
御装置の他の構成は第1実施例と同じであるため、同一
構成要素について同一符号を付してその説明を省略す
る。
御装置の他の構成は第1実施例と同じであるため、同一
構成要素について同一符号を付してその説明を省略す
る。
【0049】そして、上記第2実施例の場合、暖機終了
時点でパージバルブ29が開作動されて蒸発燃料のパー
ジが開始されるとともに、上記冷間学習値Cfb3 が温間
学習値Cfb4 に切り替えられ、以後、この温間学習値C
fb4 を制御値としてパージ時の空燃比のフィードバック
制御が行われる。
時点でパージバルブ29が開作動されて蒸発燃料のパー
ジが開始されるとともに、上記冷間学習値Cfb3 が温間
学習値Cfb4 に切り替えられ、以後、この温間学習値C
fb4 を制御値としてパージ時の空燃比のフィードバック
制御が行われる。
【0050】この際、上記蒸発燃料のパージ開始時には
パージ漸増率Pgrecに基き蒸発燃料の漸増パージが行わ
れ、このパージ漸増期間中、学習禁止手段40によって
学習が禁止される。これにより、キャニスタ28の上部
に溜まっていた高濃度の蒸発燃料がパージ開始初期に一
時的にパージされても、この蒸発燃料の濃度の一時的な
変動が学習値に反映されることを防止することができ、
上記一時的な濃度の大変動が学習値に反映されることに
起因する空燃比のずれ発生を防止することができる。
パージ漸増率Pgrecに基き蒸発燃料の漸増パージが行わ
れ、このパージ漸増期間中、学習禁止手段40によって
学習が禁止される。これにより、キャニスタ28の上部
に溜まっていた高濃度の蒸発燃料がパージ開始初期に一
時的にパージされても、この蒸発燃料の濃度の一時的な
変動が学習値に反映されることを防止することができ、
上記一時的な濃度の大変動が学習値に反映されることに
起因する空燃比のずれ発生を防止することができる。
【0051】なお、本発明は上記第1および第2実施例
に限定されるものではなく、その他種々の変形例を包含
するものである。すなわち、上記第1実施例では、学習
手段38に学習値設定手段39の他に学習禁止手段40
を付設しているが、これに限らず、例えば学習禁止手段
40を除いてもよい。この場合においても、設定学習値
は演算値にパージ漸増率を乗じた値とされ、パージ漸増
によるパージ量とほぼ対応したものとなるため、上記パ
ージ漸増期間初期から前回のフルパージ状態の学習値を
用いることに起因する空燃比のずれ発生の防止を図るこ
とができる。
に限定されるものではなく、その他種々の変形例を包含
するものである。すなわち、上記第1実施例では、学習
手段38に学習値設定手段39の他に学習禁止手段40
を付設しているが、これに限らず、例えば学習禁止手段
40を除いてもよい。この場合においても、設定学習値
は演算値にパージ漸増率を乗じた値とされ、パージ漸増
によるパージ量とほぼ対応したものとなるため、上記パ
ージ漸増期間初期から前回のフルパージ状態の学習値を
用いることに起因する空燃比のずれ発生の防止を図るこ
とができる。
【0052】また、上記第2実施例では、学習を禁止す
る設定期間としてパージ漸増期間を設定しているが、こ
れに限らず、例えば蒸発燃料のパージ開始初期に高濃度
の蒸発燃料がパージされる期間を上記設定期間に設定し
てもよい。さらに、この第2実施例の場合、パージ開始
時に漸増パージ制御を行う蒸発燃料供給手段に学習禁止
手段を適用しているが、これに限らず、漸増パージ制御
ではなく、他のパージ開始制御が行われる蒸発燃料供給
手段にも適用することができる。
る設定期間としてパージ漸増期間を設定しているが、こ
れに限らず、例えば蒸発燃料のパージ開始初期に高濃度
の蒸発燃料がパージされる期間を上記設定期間に設定し
てもよい。さらに、この第2実施例の場合、パージ開始
時に漸増パージ制御を行う蒸発燃料供給手段に学習禁止
手段を適用しているが、これに限らず、漸増パージ制御
ではなく、他のパージ開始制御が行われる蒸発燃料供給
手段にも適用することができる。
【0053】さらに、上記第1,第2実施例では、学習
値を冷間学習値Cfb3 と温間学習値Cfb4 との2種類に
分けて、温間学習値Cfb4 が下限ガード値より小さくな
る時、メモリバックアップ値を冷間学習値にリセットし
てこれをメモリバックアップさせるようにしているが、
これに限らず、例えば、学習値として上記のごとく2種
類に分けずに1種類のもので学習制御を行う場合、その
学習値がパージ実行により下限ガート値より小さくなる
時、そのメモリバックアップ値に0を設定するようにし
てもよい。すなわち、図7のステップS17もしくは図
9のステップS30において、メモリバックアップ値C
fb4mにメモリバックアップする値をCfb3 ではなく0と
してもよい。
値を冷間学習値Cfb3 と温間学習値Cfb4 との2種類に
分けて、温間学習値Cfb4 が下限ガード値より小さくな
る時、メモリバックアップ値を冷間学習値にリセットし
てこれをメモリバックアップさせるようにしているが、
これに限らず、例えば、学習値として上記のごとく2種
類に分けずに1種類のもので学習制御を行う場合、その
学習値がパージ実行により下限ガート値より小さくなる
時、そのメモリバックアップ値に0を設定するようにし
てもよい。すなわち、図7のステップS17もしくは図
9のステップS30において、メモリバックアップ値C
fb4mにメモリバックアップする値をCfb3 ではなく0と
してもよい。
【0054】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明におけるエンジンの空燃比制御装置によれば、蒸発燃
料の供給が一時停止された後、再供給開始に際し、学習
値設定手段によって、上記蒸発燃料の供給開始のための
漸増供給期間の学習値として、その漸増供給期間におい
て0から前回のフル供給状態で得られた学習値まで上記
蒸発燃料の漸増供給量に対応して徐々に変化するものが
設定されて、この学習値によって空燃比のフィードバッ
ク制御が行われるため、蒸発燃料の再供給開始時の蒸発
燃料の漸増供給量と上記学習値設定手段による設定学習
値とを良く対応させることができる。このため、上記再
供給開始時の漸増供給期間中も前回のフル供給時での学
習値を用いる場合と比べ、蒸発燃料の供給量が要求量に
達していないにも拘らず要求量の全量を供給している時
の学習値を用いることに起因する空燃比のずれ発生を確
実に防止することができ、空燃比の制御を的確に行うこ
とができる。
明におけるエンジンの空燃比制御装置によれば、蒸発燃
料の供給が一時停止された後、再供給開始に際し、学習
値設定手段によって、上記蒸発燃料の供給開始のための
漸増供給期間の学習値として、その漸増供給期間におい
て0から前回のフル供給状態で得られた学習値まで上記
蒸発燃料の漸増供給量に対応して徐々に変化するものが
設定されて、この学習値によって空燃比のフィードバッ
ク制御が行われるため、蒸発燃料の再供給開始時の蒸発
燃料の漸増供給量と上記学習値設定手段による設定学習
値とを良く対応させることができる。このため、上記再
供給開始時の漸増供給期間中も前回のフル供給時での学
習値を用いる場合と比べ、蒸発燃料の供給量が要求量に
達していないにも拘らず要求量の全量を供給している時
の学習値を用いることに起因する空燃比のずれ発生を確
実に防止することができ、空燃比の制御を的確に行うこ
とができる。
【0055】また、請求項2記載の発明によれば、上記
請求項1記載の発明による効果に加えて、上記蒸発燃料
の漸増供給期間中、学習禁止手段によって学習手段によ
る学習が禁止されるため、上記蒸発燃料の漸増供給量と
学習値設定手段による設定学習値との対応がより適合し
たものとなり、空燃比のずれ発生の防止をより的確に図
ることができる。
請求項1記載の発明による効果に加えて、上記蒸発燃料
の漸増供給期間中、学習禁止手段によって学習手段によ
る学習が禁止されるため、上記蒸発燃料の漸増供給量と
学習値設定手段による設定学習値との対応がより適合し
たものとなり、空燃比のずれ発生の防止をより的確に図
ることができる。
【0056】さらに、請求項3記載の発明によれば、蒸
発燃料供給手段による蒸発燃料供給開始に際し、その開
始初期における設定期間において、学習禁止手段によっ
て学習手段における学習が禁止されるため、上記供給開
始初期に一時的に高濃度の蒸発燃料が供給されても、こ
の蒸発燃料の濃度の一時的な変動が学習値に反映される
ことを防止することができ、蒸発燃料供給開始時の蒸発
燃料の濃度の急変動に起因する空燃比のずれ発生を防止
することができる。
発燃料供給手段による蒸発燃料供給開始に際し、その開
始初期における設定期間において、学習禁止手段によっ
て学習手段における学習が禁止されるため、上記供給開
始初期に一時的に高濃度の蒸発燃料が供給されても、こ
の蒸発燃料の濃度の一時的な変動が学習値に反映される
ことを防止することができ、蒸発燃料供給開始時の蒸発
燃料の濃度の急変動に起因する空燃比のずれ発生を防止
することができる。
【図1】本発明を示すブロック構成図である。
【図2】本発明の第1実施例を適用したエンジンの概略
構成図である。
構成図である。
【図3】パージ実行と学習値などとの関係を示すタイム
チャートである。
チャートである。
【図4】各吸入空気量毎に区分されたパーシャル学習領
域を示す図である。
域を示す図である。
【図5】エアフローセンサの検出値と温度との関係図で
ある。
ある。
【図6】学習手段での冷間学習値の演算などの処理を示
すフローチャートである。
すフローチャートである。
【図7】学習手段、学習値設定手段および学習禁止手段
での処理を示すフローチャートである。
での処理を示すフローチャートである。
【図8】第2実施例の図2相当図である。
【図9】第2実施例の温間学習における学習手段および
学習禁止手段での処理を示すフローチャートである。
学習禁止手段での処理を示すフローチャートである。
1 空燃比検出手段
2 エンジン
3,37 空燃比制御手段
4,8 蒸発燃料供給手段
5,38 学習手段
6,39 学習値設定手段
7,40 学習禁止手段
11 エンジン本体
35 O2 センサ(空燃比検出手段)
36 パージ制御手段(パージ供給手段)
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(56)参考文献 特開 平4−279745(JP,A)
特開 昭63−255559(JP,A)
特開 平5−52134(JP,A)
特開 平6−10736(JP,A)
特開 平6−229277(JP,A)
特開 平6−200804(JP,A)
実開 昭63−152(JP,U)
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
F02D 41/00 - 45/00
F02M 25/08
Claims (3)
- 【請求項1】 空燃比検出手段からの検出値に基いてエ
ンジンに供給される混合気の空燃比を目標空燃比とする
ようフィードバック制御する空燃比制御手段と、 蒸発燃料をエンジンに供給するものであって、蒸発燃料
の供給開始時には蒸発燃料を要求量まで漸増する蒸発燃
料供給手段と、 この蒸発燃料供給手段による蒸発燃料供給中の空燃比の
ずれに基いて学習値を演算更新する一方、その学習値を
上記空燃比制御手段へ出力する学習手段とを備えたエン
ジンの空燃比制御装置であって、 上記蒸発燃料の再供給開始の際、上記蒸発燃料供給手段
により蒸発燃料の漸増供給が行われる期間において上記
学習手段における学習値を0から前回の蒸発燃料供給中
に求めた学習値まで、上記蒸発燃料の漸増供給量に応じ
て徐々に変化させる学習値設定手段が設けられているこ
とを特徴とするエンジンの空燃比制御装置。 - 【請求項2】 請求項1において、蒸発燃料供給手段に
よる蒸発燃料の漸増供給が行われる期間中は学習手段に
よる学習を禁止する学習禁止手段が設けられているエン
ジンの空燃比制御装置。 - 【請求項3】 空燃比検出手段からの検出値に基いてエ
ンジンに供給される混合気の空燃比を目標空燃比とする
ようフィードバック制御する空燃比制御手段と、 蒸発燃料をエンジンに供給するものであって、蒸発燃料
の供給開始時には蒸発燃料を要求量まで漸増する蒸発燃
料供給手段と、 この蒸発燃料供給手段による蒸発燃料供給中の空燃比の
ずれに基いて学習値を演算更新する一方、その学習値を
上記空燃比制御手段へ出力する学習手段とを備えたエン
ジンの空燃比制御装置であって、 上記蒸発燃料供給手段による蒸発燃料の供給開始の際、
供給開始初期の所定の設定期間において上記学習手段に
よる学習を禁止する学習禁止手段が設けられていること
を特徴とするエンジンの空燃比制御装置。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP07271393A JP3377549B2 (ja) | 1993-03-31 | 1993-03-31 | エンジンの空燃比制御装置 |
US08/219,793 US5501206A (en) | 1993-03-31 | 1994-03-29 | Air-fuel ratio control system for engine |
KR1019940006477A KR100286495B1 (ko) | 1993-03-31 | 1994-03-30 | 엔진의 공연비 제어장치 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP07271393A JP3377549B2 (ja) | 1993-03-31 | 1993-03-31 | エンジンの空燃比制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06280645A JPH06280645A (ja) | 1994-10-04 |
JP3377549B2 true JP3377549B2 (ja) | 2003-02-17 |
Family
ID=13497277
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP07271393A Expired - Fee Related JP3377549B2 (ja) | 1993-03-31 | 1993-03-31 | エンジンの空燃比制御装置 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5501206A (ja) |
JP (1) | JP3377549B2 (ja) |
KR (1) | KR100286495B1 (ja) |
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---|---|---|---|---|
JP3123383B2 (ja) * | 1995-02-09 | 2001-01-09 | トヨタ自動車株式会社 | 内燃機関の供給燃料制御装置 |
JP3438386B2 (ja) * | 1995-03-16 | 2003-08-18 | 日産自動車株式会社 | エンジンの燃料蒸気処理装置 |
JPH0988659A (ja) * | 1995-09-26 | 1997-03-31 | Mazda Motor Corp | エンジンの制御装置 |
JP3510021B2 (ja) * | 1995-09-29 | 2004-03-22 | 松下電器産業株式会社 | 内燃機関の空燃比制御装置 |
AUPO095196A0 (en) * | 1996-07-10 | 1996-08-01 | Orbital Engine Company (Australia) Proprietary Limited | Fuel purge control |
US5706776A (en) * | 1997-02-20 | 1998-01-13 | Luehring; Elmer L. | Fuel tank backfilling system for vehicles |
KR100471206B1 (ko) * | 2001-11-20 | 2005-03-08 | 현대자동차주식회사 | 연료 증발가스의 퍼지 농도 산출 제어방법 |
KR100765636B1 (ko) * | 2006-09-28 | 2007-10-10 | 현대자동차주식회사 | 하이브리드 차량의 공연비 제어시 연료량 학습금지시점결정방법 |
JP6906856B2 (ja) * | 2017-08-31 | 2021-07-21 | ダイハツ工業株式会社 | 内燃機関の制御装置 |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6033316A (ja) * | 1983-08-02 | 1985-02-20 | Sumitomo Metal Ind Ltd | 浸炭性の優れた低炭素熱延鋼板の製造方法 |
JPH0826805B2 (ja) * | 1989-11-01 | 1996-03-21 | 株式会社ユニシアジェックス | 内燃機関の空燃比学習制御装置 |
JPH0526085A (ja) * | 1991-07-17 | 1993-02-02 | Toyota Motor Corp | 内燃機関の空燃比制御装置 |
US5245978A (en) * | 1992-08-20 | 1993-09-21 | Ford Motor Company | Control system for internal combustion engines |
-
1993
- 1993-03-31 JP JP07271393A patent/JP3377549B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1994
- 1994-03-29 US US08/219,793 patent/US5501206A/en not_active Expired - Fee Related
- 1994-03-30 KR KR1019940006477A patent/KR100286495B1/ko not_active IP Right Cessation
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US5501206A (en) | 1996-03-26 |
KR940021908A (ko) | 1994-10-19 |
JPH06280645A (ja) | 1994-10-04 |
KR100286495B1 (ko) | 2001-05-02 |
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