JPH06280646A - エンジンの空燃比制御装置 - Google Patents
エンジンの空燃比制御装置Info
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- JPH06280646A JPH06280646A JP7271993A JP7271993A JPH06280646A JP H06280646 A JPH06280646 A JP H06280646A JP 7271993 A JP7271993 A JP 7271993A JP 7271993 A JP7271993 A JP 7271993A JP H06280646 A JPH06280646 A JP H06280646A
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- JP
- Japan
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- air
- value
- fuel ratio
- fuel
- learning
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- Pending
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- Supplying Secondary Fuel Or The Like To Fuel, Air Or Fuel-Air Mixtures (AREA)
- Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
- Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 蒸発燃料の供給実行中に得た学習値を、エン
ジン停止後、再始動時に用いることによる空燃比のずれ
発生を防止する。 【構成】 空燃比検出手段1の検出値に基きエンジン2
に供給される混合気の空燃比を目標空燃比とするようフ
ィードバック制御する空燃比制御手段3と、空燃比のフ
ィードバック制御条件成立時に蒸発燃料をエンジンに供
給する蒸発燃料供給手段4を設ける。加えて、蒸発燃料
供給中の空燃比のずれに基いて学習値を演算し、この学
習値の記憶更新を行う一方、空燃比制御手段への出力を
行う学習手段5を備える。そして、空燃比制御手段によ
るフィードバック制御量が予め設定された下限ガード値
を超える時、学習手段での学習値の記憶更新を禁止する
更新禁止手段6を設ける。学習値の記憶更新の禁止時、
蒸発燃料の非供給時に求めた学習値にリセットして記憶
保持してもよい。また、蒸発燃料供給をエンジン水温が
暖機終了状態で開始してもよい。
ジン停止後、再始動時に用いることによる空燃比のずれ
発生を防止する。 【構成】 空燃比検出手段1の検出値に基きエンジン2
に供給される混合気の空燃比を目標空燃比とするようフ
ィードバック制御する空燃比制御手段3と、空燃比のフ
ィードバック制御条件成立時に蒸発燃料をエンジンに供
給する蒸発燃料供給手段4を設ける。加えて、蒸発燃料
供給中の空燃比のずれに基いて学習値を演算し、この学
習値の記憶更新を行う一方、空燃比制御手段への出力を
行う学習手段5を備える。そして、空燃比制御手段によ
るフィードバック制御量が予め設定された下限ガード値
を超える時、学習手段での学習値の記憶更新を禁止する
更新禁止手段6を設ける。学習値の記憶更新の禁止時、
蒸発燃料の非供給時に求めた学習値にリセットして記憶
保持してもよい。また、蒸発燃料供給をエンジン水温が
暖機終了状態で開始してもよい。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、燃料タンクから蒸発し
た蒸発燃料が供給(パージ)されるようになっているエ
ンジンの空燃比制御装置に関する。
た蒸発燃料が供給(パージ)されるようになっているエ
ンジンの空燃比制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、この種のエンジンの空燃比制
御装置として、エンジンの空燃比のフィードバック制御
を行っているときにのみ、蒸発燃料のパージを行うよう
にしたものが知られている(例えば、実公昭60−33
316号公報参照)。このものにおいては、燃料タンク
で発生した蒸発燃料をキャニスタに捕集し、これを空燃
比のフィードバック制御時にのみ吸気系にパージするよ
うにし、この蒸発燃料のパージによる空燃比の変動を上
記フィードバック制御により吸収するようにされてい
る。
御装置として、エンジンの空燃比のフィードバック制御
を行っているときにのみ、蒸発燃料のパージを行うよう
にしたものが知られている(例えば、実公昭60−33
316号公報参照)。このものにおいては、燃料タンク
で発生した蒸発燃料をキャニスタに捕集し、これを空燃
比のフィードバック制御時にのみ吸気系にパージするよ
うにし、この蒸発燃料のパージによる空燃比の変動を上
記フィードバック制御により吸収するようにされてい
る。
【0003】また、空燃比の学習制御自体も従来より知
られており、この学習制御は、一般に、インジェクタな
どの燃料系、および、エアフローセンサなどの吸気系の
経時劣化や温度特性に基くずれなどによる空燃比のずれ
を防止することを目的として行われている。
られており、この学習制御は、一般に、インジェクタな
どの燃料系、および、エアフローセンサなどの吸気系の
経時劣化や温度特性に基くずれなどによる空燃比のずれ
を防止することを目的として行われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
空燃比制御装置において、空燃比の学習制御を行う場
合、蒸発燃料のパージ時の学習制御を記憶保持した状態
で、エンジン停止、すなわち、イグニッションOFF
(Ig OFF)にし、その後、再始動すると、Ig OF
F時に記憶保持された学習値を用いることに起因して、
空燃比のずれを生じることがある。すなわち、前段階の
運転時には蒸発燃料のパージの影響を受けた状態で学習
値の更新が行われ、そのIg OFF時には上記パージ量
分の燃料量を考慮した状態の学習値が記憶保持される。
ところが、Ig OFF後、再始動される場合、蒸発燃料
のパージ量はエンジンの運転状態によって変化するた
め、再始動後のパージ量と上記Ig OFF直前のパージ
量とが異なり、上記Ig OFF時の学習値をそのまま反
映して空燃比のフィードバック制御を行うと、再始動時
のパージ量と上記Ig OFF時の学習値とが対応せず、
逆に空燃比のずれを生じる場合がある。
空燃比制御装置において、空燃比の学習制御を行う場
合、蒸発燃料のパージ時の学習制御を記憶保持した状態
で、エンジン停止、すなわち、イグニッションOFF
(Ig OFF)にし、その後、再始動すると、Ig OF
F時に記憶保持された学習値を用いることに起因して、
空燃比のずれを生じることがある。すなわち、前段階の
運転時には蒸発燃料のパージの影響を受けた状態で学習
値の更新が行われ、そのIg OFF時には上記パージ量
分の燃料量を考慮した状態の学習値が記憶保持される。
ところが、Ig OFF後、再始動される場合、蒸発燃料
のパージ量はエンジンの運転状態によって変化するた
め、再始動後のパージ量と上記Ig OFF直前のパージ
量とが異なり、上記Ig OFF時の学習値をそのまま反
映して空燃比のフィードバック制御を行うと、再始動時
のパージ量と上記Ig OFF時の学習値とが対応せず、
逆に空燃比のずれを生じる場合がある。
【0005】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであり、その目的とするところは、蒸発燃料のパ
ージの実行中に得た学習値を、エンジン停止後、再始動
する際に用いることに起因する空燃比のずれの発生を、
防止することにある。
たものであり、その目的とするところは、蒸発燃料のパ
ージの実行中に得た学習値を、エンジン停止後、再始動
する際に用いることに起因する空燃比のずれの発生を、
防止することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、図1に示すように、空燃比
検出手段1からの検出値に基いてエンジン2に供給され
る混合気の空燃比を目標空燃比とするようフィードバッ
ク制御する空燃比制御手段3と、この空燃比制御手段3
による空燃比のフィードバック制御条件成立時に蒸発燃
料をエンジン2に供給する蒸発燃料供給手段4を備え
る。加えて、この蒸発燃料供給手段4による蒸発燃料供
給中の空燃比のずれに基いて学習値を演算し、この学習
値の記憶更新を行う一方、その学習値の上記空燃比制御
手段3への出力を行う学習手段5を備える。そして、上
記空燃比制御手段3によるフィードバック制御量が予め
設定された下限ガード値より小さくなる時、上記学習手
段5での学習値の記憶更新を禁止する更新禁止手段6を
設ける構成とするものである。
に、請求項1記載の発明は、図1に示すように、空燃比
検出手段1からの検出値に基いてエンジン2に供給され
る混合気の空燃比を目標空燃比とするようフィードバッ
ク制御する空燃比制御手段3と、この空燃比制御手段3
による空燃比のフィードバック制御条件成立時に蒸発燃
料をエンジン2に供給する蒸発燃料供給手段4を備え
る。加えて、この蒸発燃料供給手段4による蒸発燃料供
給中の空燃比のずれに基いて学習値を演算し、この学習
値の記憶更新を行う一方、その学習値の上記空燃比制御
手段3への出力を行う学習手段5を備える。そして、上
記空燃比制御手段3によるフィードバック制御量が予め
設定された下限ガード値より小さくなる時、上記学習手
段5での学習値の記憶更新を禁止する更新禁止手段6を
設ける構成とするものである。
【0007】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載の発明において、学習手段5を、蒸発燃料供給手段4
からの蒸発燃料が非供給状態である間も空燃比のずれに
基いて学習値を演算し記憶更新するように構成し、更新
禁止手段6により学習値の記憶更新が禁止される時、上
記蒸発燃料の非供給状態の時に求めた学習値を固定値と
して記憶保持するように構成するものである。
載の発明において、学習手段5を、蒸発燃料供給手段4
からの蒸発燃料が非供給状態である間も空燃比のずれに
基いて学習値を演算し記憶更新するように構成し、更新
禁止手段6により学習値の記憶更新が禁止される時、上
記蒸発燃料の非供給状態の時に求めた学習値を固定値と
して記憶保持するように構成するものである。
【0008】さらに、請求項3記載の発明は、請求項1
記載の発明において、蒸発燃料供給手段4を、エンジン
水温が所定の高温状態になった時、蒸発燃料の供給を開
始する構成とするものである。
記載の発明において、蒸発燃料供給手段4を、エンジン
水温が所定の高温状態になった時、蒸発燃料の供給を開
始する構成とするものである。
【0009】
【作用】上記の構成により、請求項1記載の発明では、
空燃比制御手段3でのフィードバック制御条件成立時に
蒸発燃料供給手段4から蒸発燃料がエンジンに供給さ
れ、この蒸発燃料の供給量に対応する分、フィードバッ
ク制御により空燃比のリーン側補正が行われる一方、学
習手段5により上記蒸発燃料の供給に基くフィードバッ
ク制御量(補正量)に基き学習値が順次低減されて記憶
更新され、この学習値に基いてフィードバック制御量が
順次決定される。そして、この制御量が下限ガード値よ
り小さくなった段階で、更新禁止手段6によって、それ
以後の学習値の記憶更新が禁止される。これにより、そ
れ以後、フィードバック制御に対する学習値の演算更新
は行われても、その学習値による記憶値の更新は行われ
ず、このため、この記憶値に対する蒸発燃料のパージに
よる影響が所定のもの以下に抑えられる。従って、この
状態でエンジンが停止された後、再始動においては、上
記段階で記憶更新の禁止されて記憶保持されている学習
値を用いて空燃比のフィードバック制御が開始される。
このため、学習値の記憶更新を蒸発燃料のパージ後、エ
ンジン停止時までの全期間にわたって継続し、蒸発燃料
のパージの影響をフルに受けた学習値を再始動時に用い
る場合と比べ、実際の蒸発燃料のパージ量と記憶されて
いる学習値とがより対応し、両者間の対応が取れないこ
とに起因する空燃比のずれ発生の防止が図られる。
空燃比制御手段3でのフィードバック制御条件成立時に
蒸発燃料供給手段4から蒸発燃料がエンジンに供給さ
れ、この蒸発燃料の供給量に対応する分、フィードバッ
ク制御により空燃比のリーン側補正が行われる一方、学
習手段5により上記蒸発燃料の供給に基くフィードバッ
ク制御量(補正量)に基き学習値が順次低減されて記憶
更新され、この学習値に基いてフィードバック制御量が
順次決定される。そして、この制御量が下限ガード値よ
り小さくなった段階で、更新禁止手段6によって、それ
以後の学習値の記憶更新が禁止される。これにより、そ
れ以後、フィードバック制御に対する学習値の演算更新
は行われても、その学習値による記憶値の更新は行われ
ず、このため、この記憶値に対する蒸発燃料のパージに
よる影響が所定のもの以下に抑えられる。従って、この
状態でエンジンが停止された後、再始動においては、上
記段階で記憶更新の禁止されて記憶保持されている学習
値を用いて空燃比のフィードバック制御が開始される。
このため、学習値の記憶更新を蒸発燃料のパージ後、エ
ンジン停止時までの全期間にわたって継続し、蒸発燃料
のパージの影響をフルに受けた学習値を再始動時に用い
る場合と比べ、実際の蒸発燃料のパージ量と記憶されて
いる学習値とがより対応し、両者間の対応が取れないこ
とに起因する空燃比のずれ発生の防止が図られる。
【0010】また、請求項2記載の発明では、上記請求
項1記載の発明による作用に加えて、フィードバック制
御量が下限ガード値を超えると、更新禁止手段6によっ
てそれ以後の学習値の記憶更新が禁止されるとともに、
学習手段5において蒸発燃料の非パージ時に求めた学習
値が記憶値として記憶保持される。そして、エンジン停
止後の再始動時には上記蒸発燃料の非パージ時での学習
値を用いた空燃比のフィードバック制御が行われる。こ
のため、蒸発燃料の非パージ時とパージ時との双方で学
習値の演算および記憶の更新が行われるものにおいて、
空燃比のずれ発生の防止がより確実に図られる。
項1記載の発明による作用に加えて、フィードバック制
御量が下限ガード値を超えると、更新禁止手段6によっ
てそれ以後の学習値の記憶更新が禁止されるとともに、
学習手段5において蒸発燃料の非パージ時に求めた学習
値が記憶値として記憶保持される。そして、エンジン停
止後の再始動時には上記蒸発燃料の非パージ時での学習
値を用いた空燃比のフィードバック制御が行われる。こ
のため、蒸発燃料の非パージ時とパージ時との双方で学
習値の演算および記憶の更新が行われるものにおいて、
空燃比のずれ発生の防止がより確実に図られる。
【0011】さらに、請求項3記載の発明では、上記請
求項1記載の発明による作用に加えて、エンジン水温が
所定の高温状態になった時、蒸発燃料のパージが開始さ
れる。すなわち、暖機終了前の冷間状態では上記パージ
が行われず、暖機終了後の温間状態で上記パージが行わ
れるため、蒸発燃料のパージ時に得られる学習値とし
て、空燃比のずれに特に大きな影響を与えるおそれのあ
るエアフローセンサの温度特性を考慮したものが得ら
れ、的確な空燃比制御が可能となる上、更新禁止手段で
の下限ガード値に基く学習値の記憶更新の禁止による空
燃比のずれ発生も的確なものとなる。
求項1記載の発明による作用に加えて、エンジン水温が
所定の高温状態になった時、蒸発燃料のパージが開始さ
れる。すなわち、暖機終了前の冷間状態では上記パージ
が行われず、暖機終了後の温間状態で上記パージが行わ
れるため、蒸発燃料のパージ時に得られる学習値とし
て、空燃比のずれに特に大きな影響を与えるおそれのあ
るエアフローセンサの温度特性を考慮したものが得ら
れ、的確な空燃比制御が可能となる上、更新禁止手段で
の下限ガード値に基く学習値の記憶更新の禁止による空
燃比のずれ発生も的確なものとなる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基いて説明す
る。
る。
【0013】図2は、本発明の実施例に係るエンジンの
空燃比制御装置を適用したエンジンを示し、11はエン
ジン本体であって、内部に形成された各気筒内を往復動
するピストン12を備えている。13は上記各気筒のピ
ストン12の上側に形成された燃焼室、14はこの燃焼
室13に吸気を供給する吸気通路、15は上記燃焼室か
ら排気ガスを排出する排気通路、16はこの排気通路1
5の途中に配設された排気浄化装置である。また、17
は吸気弁、18は排気弁であり、これらは図示を省略し
た動弁機構によってそれぞれ所定のタイミングで開閉さ
れるようになっている。
空燃比制御装置を適用したエンジンを示し、11はエン
ジン本体であって、内部に形成された各気筒内を往復動
するピストン12を備えている。13は上記各気筒のピ
ストン12の上側に形成された燃焼室、14はこの燃焼
室13に吸気を供給する吸気通路、15は上記燃焼室か
ら排気ガスを排出する排気通路、16はこの排気通路1
5の途中に配設された排気浄化装置である。また、17
は吸気弁、18は排気弁であり、これらは図示を省略し
た動弁機構によってそれぞれ所定のタイミングで開閉さ
れるようになっている。
【0014】上記吸気通路14の上流端はエアクリーナ
19を介して大気と連通されている。そして、このエア
クリーナ19の下流側位置の吸気通路14には、エアク
リーナ19を介して吸入される吸入空気量Qa を検出す
るホットワイヤ式のエアフローセンサ20が設けられ、
また、このエアフローセンサ20の下流側位置の吸気通
路14にはスロットルバルブ21が設けられ、さらに、
このスロットルバルブ21の下流側位置には吸気脈動の
吸収などを行うサージタンク22が設けられている。そ
して吸気通路14の下流端側の吸気ポート近傍にはイン
ジェクタ23が設けられており、このインジェクタ23
は図示しない燃料供給通路を介して燃料タンク24と接
続される一方、後述のコントロールユニット31に制御
されて所定量の燃料を所定タイミングで噴射供給するよ
うになっている。
19を介して大気と連通されている。そして、このエア
クリーナ19の下流側位置の吸気通路14には、エアク
リーナ19を介して吸入される吸入空気量Qa を検出す
るホットワイヤ式のエアフローセンサ20が設けられ、
また、このエアフローセンサ20の下流側位置の吸気通
路14にはスロットルバルブ21が設けられ、さらに、
このスロットルバルブ21の下流側位置には吸気脈動の
吸収などを行うサージタンク22が設けられている。そ
して吸気通路14の下流端側の吸気ポート近傍にはイン
ジェクタ23が設けられており、このインジェクタ23
は図示しない燃料供給通路を介して燃料タンク24と接
続される一方、後述のコントロールユニット31に制御
されて所定量の燃料を所定タイミングで噴射供給するよ
うになっている。
【0015】また、上記吸気通路14には、上記スロッ
トルバルブ21の上流側位置と下流側位置とに接続され
たバイパス通路25が設けられており、このバイパス通
路25によって上記スロットルバルブ21がバイパスさ
れるようになっている。このバイパス通路25の途中に
はアイドル回転数制御バルブ(ISCバルブ;Idle Spe
ed Control Valve)26が設けられており、このISC
バルブ26は後述のコントロールユニット31に備えら
れた図示しないISC制御手段により開度制御されて、
エアコンディショナ(以下、A/Cという)作動時の負
荷、パワーステアリング負荷もしくはリヤデフォッガー
作動時の電気負荷などによる回転低下を防止してエンジ
ン本体11を所定の目標アイドル回転数に維持するよう
吸気の増量補正が行われるようになっている。
トルバルブ21の上流側位置と下流側位置とに接続され
たバイパス通路25が設けられており、このバイパス通
路25によって上記スロットルバルブ21がバイパスさ
れるようになっている。このバイパス通路25の途中に
はアイドル回転数制御バルブ(ISCバルブ;Idle Spe
ed Control Valve)26が設けられており、このISC
バルブ26は後述のコントロールユニット31に備えら
れた図示しないISC制御手段により開度制御されて、
エアコンディショナ(以下、A/Cという)作動時の負
荷、パワーステアリング負荷もしくはリヤデフォッガー
作動時の電気負荷などによる回転低下を防止してエンジ
ン本体11を所定の目標アイドル回転数に維持するよう
吸気の増量補正が行われるようになっている。
【0016】さらに、上記吸気通路14のサージタンク
22には、上記燃料タンク24内の蒸発燃料(燃料蒸発
ガス)をエンジン本体11に供給するためのパージ通路
27の下流端が接続されており、このパージ通路27の
上流端は上記燃料タンク24に接続されている。上記パ
ージ通路27の途中には蒸発燃料を吸着するキャニスタ
28が介装されており、このキャニスタ28と上記サー
ジタンク22との間には上記パージ通路27を開閉する
パージバルブ29が設けられている。このパージバルブ
29は上記コントロールユニット31に備えられた図示
しないパージ制御手段により開度制御され、エンジンの
暖機終了時、具体的には、後述の水温センサ33からの
検出値が所定の高温状態(例えば80℃)になった時に
開作動されて所定量の蒸発燃料を吸気通路14内の吸気
にパージしてインジェクタ23からの燃料とともに燃焼
室13で燃焼させるようになっている。なお、30はセ
パレータであって、燃料タンク24からの蒸発燃料より
液体燃料を分離して燃料タンク24にリターンさせるよ
うになっている。上記パージ通路27、キャニスタ2
8、パージバルブ29、および、セパレータ30によっ
て蒸発燃料供給手段4が構成されている。
22には、上記燃料タンク24内の蒸発燃料(燃料蒸発
ガス)をエンジン本体11に供給するためのパージ通路
27の下流端が接続されており、このパージ通路27の
上流端は上記燃料タンク24に接続されている。上記パ
ージ通路27の途中には蒸発燃料を吸着するキャニスタ
28が介装されており、このキャニスタ28と上記サー
ジタンク22との間には上記パージ通路27を開閉する
パージバルブ29が設けられている。このパージバルブ
29は上記コントロールユニット31に備えられた図示
しないパージ制御手段により開度制御され、エンジンの
暖機終了時、具体的には、後述の水温センサ33からの
検出値が所定の高温状態(例えば80℃)になった時に
開作動されて所定量の蒸発燃料を吸気通路14内の吸気
にパージしてインジェクタ23からの燃料とともに燃焼
室13で燃焼させるようになっている。なお、30はセ
パレータであって、燃料タンク24からの蒸発燃料より
液体燃料を分離して燃料タンク24にリターンさせるよ
うになっている。上記パージ通路27、キャニスタ2
8、パージバルブ29、および、セパレータ30によっ
て蒸発燃料供給手段4が構成されている。
【0017】上記コントロールユニット31は、上記エ
アフローセンサ20と、上記スロットルバルブ21の開
度(スロットル開度)を検出するスロットルセンサ32
と、上記エンジン本体11に設けられて冷却水の温度を
検出する水温センサ33と、エンジンの回転数を検出す
る回転数センサ34と、排気浄化装置16の上流側位置
の排気通路15に設けられた空燃比検出手段1としての
O2 センサ35とが接続されており、加えて、A/C、
パワーステアリング、もしくは、リヤデフォッガなどの
ON・OFF作動を検出するためのスイッチ(図示せ
ず)、および、上記スロットルセンサ32に付設されて
スロットル開度が零となった時にON信号を出力するア
イドルスイッチなどがそれぞれ接続されている。
アフローセンサ20と、上記スロットルバルブ21の開
度(スロットル開度)を検出するスロットルセンサ32
と、上記エンジン本体11に設けられて冷却水の温度を
検出する水温センサ33と、エンジンの回転数を検出す
る回転数センサ34と、排気浄化装置16の上流側位置
の排気通路15に設けられた空燃比検出手段1としての
O2 センサ35とが接続されており、加えて、A/C、
パワーステアリング、もしくは、リヤデフォッガなどの
ON・OFF作動を検出するためのスイッチ(図示せ
ず)、および、上記スロットルセンサ32に付設されて
スロットル開度が零となった時にON信号を出力するア
イドルスイッチなどがそれぞれ接続されている。
【0018】そして、上記コントロールユニット31
は、上記各センサからの出力に基いて燃焼室13に供給
される混合気の空燃比が所定の目標空燃比となるようイ
ンジェクタ23からの燃料噴射量をフィードバック制御
する空燃比制御手段36と、この空燃比制御手段36に
おけるフィードバック制御定数Cfbに基いて学習値を演
算し、この学習値の上記空燃比制御手段36への出力を
行う一方、上記学習値の記憶更新を行う学習手段37
と、この学習手段37における学習値の記憶更新を予め
設定した条件成立により更新禁止手段38とを備えてい
る。
は、上記各センサからの出力に基いて燃焼室13に供給
される混合気の空燃比が所定の目標空燃比となるようイ
ンジェクタ23からの燃料噴射量をフィードバック制御
する空燃比制御手段36と、この空燃比制御手段36に
おけるフィードバック制御定数Cfbに基いて学習値を演
算し、この学習値の上記空燃比制御手段36への出力を
行う一方、上記学習値の記憶更新を行う学習手段37
と、この学習手段37における学習値の記憶更新を予め
設定した条件成立により更新禁止手段38とを備えてい
る。
【0019】上記学習手段37は、暖機終了時点(例え
ば、エンジン水温80℃の時点)を境にして、冷間始動
から暖機終了前までの運転領域で用いる冷間学習値Cfb
3 と、暖機終了後の安定状態での運転領域で用いる温間
学習値Cfb4 との2種類の学習値を有している。加え
て、上記冷間学習値Cfb3 および温間学習値Cfb4 は、
図3に示すように、吸入空気量Qa の大小に応じて区分
された各部分負荷領域(以下、パーシャル学習領域とい
う)(0),(1),…,(6),(7),…毎にそれ
ぞれ学習値を保有するようになっている。つまり、冷間
と温間との2種類の学習値Cfb3,Cfb4 を有し、かつ、
それらCfb3,Cfb4 は吸入空気量で表されるエンジンの
運転状態に応じて区分された複数個のものがメモリ部に
設定されている。加えて、パージ制御手段によるパージ
の実行は上記暖機終了後の運転領域で行われるようにな
っており、本学習制御では蒸発燃料のパージ時にも学習
が行われる。換言すると、上記蒸発燃料のパージの実行
は温間学習値Cfb4 に基くフィードバック制御条件成立
時(上記エンジン水温が80℃に到達時)に行われる。
なお、上記パーシャル学習領域(0)はアイドル回転領
域であり、この領域(0)の学習値は上記アイドルスイ
ッチからのON信号が出力された時に適用されるように
なっている。
ば、エンジン水温80℃の時点)を境にして、冷間始動
から暖機終了前までの運転領域で用いる冷間学習値Cfb
3 と、暖機終了後の安定状態での運転領域で用いる温間
学習値Cfb4 との2種類の学習値を有している。加え
て、上記冷間学習値Cfb3 および温間学習値Cfb4 は、
図3に示すように、吸入空気量Qa の大小に応じて区分
された各部分負荷領域(以下、パーシャル学習領域とい
う)(0),(1),…,(6),(7),…毎にそれ
ぞれ学習値を保有するようになっている。つまり、冷間
と温間との2種類の学習値Cfb3,Cfb4 を有し、かつ、
それらCfb3,Cfb4 は吸入空気量で表されるエンジンの
運転状態に応じて区分された複数個のものがメモリ部に
設定されている。加えて、パージ制御手段によるパージ
の実行は上記暖機終了後の運転領域で行われるようにな
っており、本学習制御では蒸発燃料のパージ時にも学習
が行われる。換言すると、上記蒸発燃料のパージの実行
は温間学習値Cfb4 に基くフィードバック制御条件成立
時(上記エンジン水温が80℃に到達時)に行われる。
なお、上記パーシャル学習領域(0)はアイドル回転領
域であり、この領域(0)の学習値は上記アイドルスイ
ッチからのON信号が出力された時に適用されるように
なっている。
【0020】そして、上記学習手段37において、上記
各学習値Cfb3 ,Cfb4 は、上記空燃比制御手段36に
おける空燃比を目標空燃比にフィードバック制御するた
めのフィードバック制御定数Cfbを所定時間範囲毎に積
算、平均化処理することにより、順次演算されて更新さ
れるようになっており、この更新された各学習値Cfb3
,Cfb4 が上記空燃比制御手段36に順次出力される
とともに、上記メモリ部の各学習値Cfb3 ,Cfb4 と順
次更新されて記憶(メモリバックアップ)されるように
なっている。加えて、上記更新禁止手段38により記憶
の更新禁止された時、温間学習値学習値Cfb4 に対応す
るメモリ部内のメモリバックアップ値を冷間学習値Cfb
3 にリセットして、以後、この値Cfb3 を固定値として
メモリバックアップするようになっている。
各学習値Cfb3 ,Cfb4 は、上記空燃比制御手段36に
おける空燃比を目標空燃比にフィードバック制御するた
めのフィードバック制御定数Cfbを所定時間範囲毎に積
算、平均化処理することにより、順次演算されて更新さ
れるようになっており、この更新された各学習値Cfb3
,Cfb4 が上記空燃比制御手段36に順次出力される
とともに、上記メモリ部の各学習値Cfb3 ,Cfb4 と順
次更新されて記憶(メモリバックアップ)されるように
なっている。加えて、上記更新禁止手段38により記憶
の更新禁止された時、温間学習値学習値Cfb4 に対応す
るメモリ部内のメモリバックアップ値を冷間学習値Cfb
3 にリセットして、以後、この値Cfb3 を固定値として
メモリバックアップするようになっている。
【0021】また、上記更新禁止手段38には、上記温
間学習値Cfb4 に対する下限ガード値が予め設定されて
おり、上記学習手段37で演算更新される温間学習値C
fb4が上記下限ガード値より小さいものとなる時、メモ
リ部にメモリバックアップされている温間学習値Cfb4
の記憶値の更新を禁止するようになっている。上記下限
ガード値は、インジェクタ23などの燃料系やエアフロ
ーセンサ20などの吸気系のシステム全体の作動公差に
基いて定められたものであり、例えば、上記エアフロー
センサ20の場合を図4に示すように温度によって検出
値と真値との間にずれが生じるという温度特性があり、
このような温度特性に起因する公差を考慮して定められ
ている。そして、上記下限ガード値より温間学習値Cfb
4 が小さくなる時、蒸発燃料のパージの影響を受けてリ
ーン側補正をしているためであり、この時点で蒸発燃料
のフルパージ状態であると判断し上記温間学習値Cfb4
のメモリ部への記憶更新の禁止を行う一方、フルパージ
状態以外のパージ状態では順次演算更新される温間学習
値Cfb4 の更新値をメモリ部に順次記憶するものであ
る。
間学習値Cfb4 に対する下限ガード値が予め設定されて
おり、上記学習手段37で演算更新される温間学習値C
fb4が上記下限ガード値より小さいものとなる時、メモ
リ部にメモリバックアップされている温間学習値Cfb4
の記憶値の更新を禁止するようになっている。上記下限
ガード値は、インジェクタ23などの燃料系やエアフロ
ーセンサ20などの吸気系のシステム全体の作動公差に
基いて定められたものであり、例えば、上記エアフロー
センサ20の場合を図4に示すように温度によって検出
値と真値との間にずれが生じるという温度特性があり、
このような温度特性に起因する公差を考慮して定められ
ている。そして、上記下限ガード値より温間学習値Cfb
4 が小さくなる時、蒸発燃料のパージの影響を受けてリ
ーン側補正をしているためであり、この時点で蒸発燃料
のフルパージ状態であると判断し上記温間学習値Cfb4
のメモリ部への記憶更新の禁止を行う一方、フルパージ
状態以外のパージ状態では順次演算更新される温間学習
値Cfb4 の更新値をメモリ部に順次記憶するものであ
る。
【0022】そして、上記空燃比制御手段36は、フィ
ードバック定数Cfbに、上記冷間学習値Cfb3 および温
間学習値Cfb4 を加えたトータル制御値によって、イン
ジェクタ23の燃料噴射量の制御を行うようになってい
る。
ードバック定数Cfbに、上記冷間学習値Cfb3 および温
間学習値Cfb4 を加えたトータル制御値によって、イン
ジェクタ23の燃料噴射量の制御を行うようになってい
る。
【0023】以下、上記学習手段37での冷間学習値C
fb3 に対する処理を図5に基いて、また、上記学習手段
37および更新禁止手段38での温間学習値Cfb4 対す
る処理を図6に基いてそれぞれ説明する。
fb3 に対する処理を図5に基いて、また、上記学習手段
37および更新禁止手段38での温間学習値Cfb4 対す
る処理を図6に基いてそれぞれ説明する。
【0024】まず、冷間学習値Cfb3 に対する処理を説
明すると、ステップS1でエンジン回転数NE、エンジ
ン水温THWなどの検出値を読み込み、ステップS2で
上記エンジン水温THWが80℃以上であるか否か、す
なわち、暖機終了して蒸発燃料のパージ実行に切換わる
か否かについて判別する。パージ実行前の段階であれば
ステップS3〜S5を経てリターンし、パージ実行後の
段階であればステップS6を経てリターンする。
明すると、ステップS1でエンジン回転数NE、エンジ
ン水温THWなどの検出値を読み込み、ステップS2で
上記エンジン水温THWが80℃以上であるか否か、す
なわち、暖機終了して蒸発燃料のパージ実行に切換わる
か否かについて判別する。パージ実行前の段階であれば
ステップS3〜S5を経てリターンし、パージ実行後の
段階であればステップS6を経てリターンする。
【0025】上記パージ実行前の段階である場合、ステ
ップS3で学習条件の成立を判別し、不成立であれば上
記ステップ6に進み、成立していれば、ステップS4で
前回の学習条件成立から今回までの間のフィードバック
制御定数Cfbを積算し、平均化処理して今回の冷間学習
値Cfb3 を演算する。そして、ステップS5で前回の冷
間学習値の値を今回値に入れ替えて冷間学習値Cfb3 の
更新を行い、この更新値を空燃比制御手段36に出力す
るとともに、メモリ部のこれまでのメモリバックアップ
値(前回の学習値)と入れ替えて上記更新値をメモリバ
ックアップ値とする(記憶の更新)。
ップS3で学習条件の成立を判別し、不成立であれば上
記ステップ6に進み、成立していれば、ステップS4で
前回の学習条件成立から今回までの間のフィードバック
制御定数Cfbを積算し、平均化処理して今回の冷間学習
値Cfb3 を演算する。そして、ステップS5で前回の冷
間学習値の値を今回値に入れ替えて冷間学習値Cfb3 の
更新を行い、この更新値を空燃比制御手段36に出力す
るとともに、メモリ部のこれまでのメモリバックアップ
値(前回の学習値)と入れ替えて上記更新値をメモリバ
ックアップ値とする(記憶の更新)。
【0026】一方、上記パージ実行後の段階である場
合、上記ステップS6で前回の冷間学習値Cfb3 を今回
とする。つまり、パージ実行直前の冷間学習値Cfb3 の
値を継続する。
合、上記ステップS6で前回の冷間学習値Cfb3 を今回
とする。つまり、パージ実行直前の冷間学習値Cfb3 の
値を継続する。
【0027】次に、温間学習値Cfb4 に対する処理を説
明すると、ステップS7で上記ステップS1と同様に各
検出値NE,THWなどの読み込みを行い、ステップS
8で上記ステップS2と同様に、エンジン水温THWが
80℃を超えたか否かで蒸発燃料のパージ実行前の段階
であるか否かを判別する。パージ実行前の状態であれば
ステップS9に進み、このステップS9で温間学習値C
fb4 として0を設定するとともに、温間学習値Cfb4 に
ついてのメモリバックアップ値Cfb4mとして前回値を今
回値としてメモリバックアップの継続を行い、リターン
する。
明すると、ステップS7で上記ステップS1と同様に各
検出値NE,THWなどの読み込みを行い、ステップS
8で上記ステップS2と同様に、エンジン水温THWが
80℃を超えたか否かで蒸発燃料のパージ実行前の段階
であるか否かを判別する。パージ実行前の状態であれば
ステップS9に進み、このステップS9で温間学習値C
fb4 として0を設定するとともに、温間学習値Cfb4 に
ついてのメモリバックアップ値Cfb4mとして前回値を今
回値としてメモリバックアップの継続を行い、リターン
する。
【0028】上記ステップS8でパージ実行後の状態と
判別された場合、ステップS10で学習条件の成立を判
別し、不成立であれば後述のステップS14を経てステ
ップS13に進み、成立であればステップS11,S1
2で学習値の演算の更新を行い、ステップS13に進
む。すなわち、上記ステップS11で前回の学習条件成
立から今回までの間のフィードバック制御定数Cfbを積
算し、平均化処理して今回の演算値Cfb4oを演算する。
そして、ステップS12で前回の温間学習値の演算値を
今回の演算値Cfb4oに入れ替えて演算値Cfb4oの更新を
行う。なお、学習条件不成立の場合、上記ステップS1
4で前回の温間学習値の演算値Cfb4o(i-1) を今回の演
算値Cfb4o(i) とする。
判別された場合、ステップS10で学習条件の成立を判
別し、不成立であれば後述のステップS14を経てステ
ップS13に進み、成立であればステップS11,S1
2で学習値の演算の更新を行い、ステップS13に進
む。すなわち、上記ステップS11で前回の学習条件成
立から今回までの間のフィードバック制御定数Cfbを積
算し、平均化処理して今回の演算値Cfb4oを演算する。
そして、ステップS12で前回の温間学習値の演算値を
今回の演算値Cfb4oに入れ替えて演算値Cfb4oの更新を
行う。なお、学習条件不成立の場合、上記ステップS1
4で前回の温間学習値の演算値Cfb4o(i-1) を今回の演
算値Cfb4o(i) とする。
【0029】そして、上記ステップS13で、上記今回
の演算値Cfb4oが下限ガード値としての−7%より小さ
いか否かを判別し、下限ガード値以内であればステップ
S14で上記今回の演算値Cfb4oをメモリバックアップ
値Cfb4mとしてメモリバックアップするとともに、上記
演算値Cfb4oを今回の制御値Cfb4 として設定しこれを
空燃比制御手段36に出力して、リターンする。逆に、
今回の演算値Cfb4oが下限ガード値より小さい場合、ス
テップS15に進み、このステップS15でパージ実行
直前に求められた冷間学習値Cfb3 をメモリバックアッ
プ値Cfb4mとしてメモリバックアップするとともに、上
記演算値Cfb4oを今回の制御値Cfb4 として設定しこれ
を空燃比制御手段36に出力して、リターンする。つま
り、上記下限ガード値より小さいか否かに拘らず、学習
制御に用いる温間学習値、すなわち、制御値Cfb4 とし
てはフィードバック制御定数Cfbに基く演算値Cfb4oを
用いるのに対して、メモリ部に記憶するメモリバックア
ップ値Cfb4mとしては記憶の更新を禁止し、代わりに、
非パージ時の学習値である冷間学習値Cfb3 を固定値と
して記憶保持して次回の再始動時に用いるようになって
いる。
の演算値Cfb4oが下限ガード値としての−7%より小さ
いか否かを判別し、下限ガード値以内であればステップ
S14で上記今回の演算値Cfb4oをメモリバックアップ
値Cfb4mとしてメモリバックアップするとともに、上記
演算値Cfb4oを今回の制御値Cfb4 として設定しこれを
空燃比制御手段36に出力して、リターンする。逆に、
今回の演算値Cfb4oが下限ガード値より小さい場合、ス
テップS15に進み、このステップS15でパージ実行
直前に求められた冷間学習値Cfb3 をメモリバックアッ
プ値Cfb4mとしてメモリバックアップするとともに、上
記演算値Cfb4oを今回の制御値Cfb4 として設定しこれ
を空燃比制御手段36に出力して、リターンする。つま
り、上記下限ガード値より小さいか否かに拘らず、学習
制御に用いる温間学習値、すなわち、制御値Cfb4 とし
てはフィードバック制御定数Cfbに基く演算値Cfb4oを
用いるのに対して、メモリ部に記憶するメモリバックア
ップ値Cfb4mとしては記憶の更新を禁止し、代わりに、
非パージ時の学習値である冷間学習値Cfb3 を固定値と
して記憶保持して次回の再始動時に用いるようになって
いる。
【0030】なお、上記制御値Cfb4 としてシステム全
体からの変動要因から定まる下限値(例えば−15%)
が予め設定されており、上記演算値Cfb4oを制御値Cfb
4 として用いる際、フローチャートには図示していない
が、制御値Cfb4 が上記下限値より小さくはならないよ
うにされている 上記ステップS1〜S6、ステップS7〜S12、およ
びステップS14によって学習手段37が、また、上記
ステップS13およびS15によって更新禁止手段38
がそれぞれ構成されている。
体からの変動要因から定まる下限値(例えば−15%)
が予め設定されており、上記演算値Cfb4oを制御値Cfb
4 として用いる際、フローチャートには図示していない
が、制御値Cfb4 が上記下限値より小さくはならないよ
うにされている 上記ステップS1〜S6、ステップS7〜S12、およ
びステップS14によって学習手段37が、また、上記
ステップS13およびS15によって更新禁止手段38
がそれぞれ構成されている。
【0031】つぎに、上記実施例の作用・効果を、図7
に示すタイムチャートに基いて説明する。
に示すタイムチャートに基いて説明する。
【0032】エンジンの暖機終了前までは、蒸発燃料の
パージは実行されず、非パージ状態での冷間学習値Cfb
3 を用いたフィードバック制御により空燃比の制御が行
われる。そして、暖機終了時点(エンジン水温80℃に
到達時点)でパージバルブ29が開作動されて蒸発燃料
のパージが開始されるとともに、上記冷間学習値Cfb3
が温間学習値Cfb4 に切り替えられ、以後、この温間学
習値Cfb4 を制御値としてパージ時の空燃比のフィード
バック制御が行われる。
パージは実行されず、非パージ状態での冷間学習値Cfb
3 を用いたフィードバック制御により空燃比の制御が行
われる。そして、暖機終了時点(エンジン水温80℃に
到達時点)でパージバルブ29が開作動されて蒸発燃料
のパージが開始されるとともに、上記冷間学習値Cfb3
が温間学習値Cfb4 に切り替えられ、以後、この温間学
習値Cfb4 を制御値としてパージ時の空燃比のフィード
バック制御が行われる。
【0033】この場合、インジェクタ23からの噴射燃
料の他に蒸発燃料のパージ分が追加されるため、上記フ
ィードバック制御において上記噴射燃料を減らす側、す
なわち、リーン側補正が行われてフィードバック定数C
fbが小さくなり、これに伴い、上記温間学習値Cfb4 の
値も徐々に小さくなる。そして、その順次低減側に演算
更新される温間学習値の演算値Cfb4oが下限ガード値で
ある−7%まで小さくなると、メモリバックアップ値C
fb4mの更新が禁止されてメモリバックアップ値Cfb4mに
はパージ実行直前に求められて保持されている冷間学習
値Cfb3 の値、すなわち、蒸発燃料の非パージ時の学習
値が固定値として記憶保持される。すなわち、蒸発燃料
のフルパージ状態になったものと判断された時点(−7
%到達時点)で温間学習値のメモリバックアップ値Cfb
4mの値が上記冷間学習値Cfb3 の値にリセットされて、
蒸発燃料のパージの影響を受けていない学習値がIg O
FF後の再始動時のためにメモリバックアップされる。
料の他に蒸発燃料のパージ分が追加されるため、上記フ
ィードバック制御において上記噴射燃料を減らす側、す
なわち、リーン側補正が行われてフィードバック定数C
fbが小さくなり、これに伴い、上記温間学習値Cfb4 の
値も徐々に小さくなる。そして、その順次低減側に演算
更新される温間学習値の演算値Cfb4oが下限ガード値で
ある−7%まで小さくなると、メモリバックアップ値C
fb4mの更新が禁止されてメモリバックアップ値Cfb4mに
はパージ実行直前に求められて保持されている冷間学習
値Cfb3 の値、すなわち、蒸発燃料の非パージ時の学習
値が固定値として記憶保持される。すなわち、蒸発燃料
のフルパージ状態になったものと判断された時点(−7
%到達時点)で温間学習値のメモリバックアップ値Cfb
4mの値が上記冷間学習値Cfb3 の値にリセットされて、
蒸発燃料のパージの影響を受けていない学習値がIg O
FF後の再始動時のためにメモリバックアップされる。
【0034】一方、上記空燃比のフィードバック制御に
用いられる温間学習値の制御値Cfb4 としては、その演
算値Cfb4oが上記下限ガード値より小さくなっても、順
次低減側に演算更新される演算値Cfb4oが用いられ、学
習が継続される。すなわち、蒸発燃料のフルパージ状態
の判定に基き、制御値Cfb4 とメモリバックアップ値C
fb4mとが別々に制御される。そして、その演算値Cfb4o
が下限値である−15%まで小さくなると、上記制御値
Cfb4 はこの下限値に規制される。
用いられる温間学習値の制御値Cfb4 としては、その演
算値Cfb4oが上記下限ガード値より小さくなっても、順
次低減側に演算更新される演算値Cfb4oが用いられ、学
習が継続される。すなわち、蒸発燃料のフルパージ状態
の判定に基き、制御値Cfb4 とメモリバックアップ値C
fb4mとが別々に制御される。そして、その演算値Cfb4o
が下限値である−15%まで小さくなると、上記制御値
Cfb4 はこの下限値に規制される。
【0035】そして、Ig OFFされた場合、学習手段
37のメモリ部には温間学習値のメモリバックアップ値
として上記冷間学習値Cfb3 の値がメモリバックアップ
されているため、エンジン冷却後、再始動して空燃比の
制御が空燃比制御手段36で行われる際、上記冷間学習
値Cfb3 の値が用いられる。このため、学習値の記憶更
新を蒸発燃料のパージ開始からIg OFF時までの全期
間にわたって継続し、蒸発燃料のパージの影響をフルに
受けた学習値を再始動時である冷間時に用いる場合と比
べ、実際の運転状態と学習値との対応が制御開始当初か
らより適合し、始動時において両者間の対応が取れない
ことに起因する空燃比のずれ発生を確実に防止すること
ができる。また、上記Ig OFFの後、短時間の間に
(エンジンが冷却する前に)、再始動された場合におい
ても、上記メモリバックアップ値Cfb4mにメモリバック
アップされている値は、パージ実行直前、すなわち、暖
機終了直前の学習値Cfb3 であるため、上記再始動時か
ら蒸発燃料のパージが開始されてもそのような運転状態
と記憶されている学習値とが合致し、上記冷間状態での
再始動の場合と同様に、両者間の対応が取れないことに
起因する空燃比のずれ発生を確実に防止することができ
る。
37のメモリ部には温間学習値のメモリバックアップ値
として上記冷間学習値Cfb3 の値がメモリバックアップ
されているため、エンジン冷却後、再始動して空燃比の
制御が空燃比制御手段36で行われる際、上記冷間学習
値Cfb3 の値が用いられる。このため、学習値の記憶更
新を蒸発燃料のパージ開始からIg OFF時までの全期
間にわたって継続し、蒸発燃料のパージの影響をフルに
受けた学習値を再始動時である冷間時に用いる場合と比
べ、実際の運転状態と学習値との対応が制御開始当初か
らより適合し、始動時において両者間の対応が取れない
ことに起因する空燃比のずれ発生を確実に防止すること
ができる。また、上記Ig OFFの後、短時間の間に
(エンジンが冷却する前に)、再始動された場合におい
ても、上記メモリバックアップ値Cfb4mにメモリバック
アップされている値は、パージ実行直前、すなわち、暖
機終了直前の学習値Cfb3 であるため、上記再始動時か
ら蒸発燃料のパージが開始されてもそのような運転状態
と記憶されている学習値とが合致し、上記冷間状態での
再始動の場合と同様に、両者間の対応が取れないことに
起因する空燃比のずれ発生を確実に防止することができ
る。
【0036】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではなく、その他種々の変形例を包含するものであ
る。すなわち、上記実施例では、学習値を冷間学習値C
fb3 と温間学習値Cfb4 との2種類に分けて、温間学習
値Cfb4 が下限ガード値より小さくなる時、メモリバッ
クアップ値の更新を禁止してそのメモリバックアップ値
に冷間学習値をメモリバックアップさせるようにしてい
るが、これに限らず、例えば、学習値として上記のごと
く2種類に分けずに1種類のもので学習制御を行う場
合、その学習値がパージ実行により下限ガート値より小
さくなる時、そのメモリバックアップ値の更新を禁止し
てそのメモリバックアップ値に0を設定するようにして
もよい。この場合においても、Ig OFF時直前の蒸発
燃料のパージの影響をフルに受けた学習値を再始動時に
用いる場合と比べ、実際の運転状態と学習値との対応を
より適合させることができ、始動時において両者間の対
応が取れないことに起因する空燃比のずれ発生を確実に
防止することができる。
のではなく、その他種々の変形例を包含するものであ
る。すなわち、上記実施例では、学習値を冷間学習値C
fb3 と温間学習値Cfb4 との2種類に分けて、温間学習
値Cfb4 が下限ガード値より小さくなる時、メモリバッ
クアップ値の更新を禁止してそのメモリバックアップ値
に冷間学習値をメモリバックアップさせるようにしてい
るが、これに限らず、例えば、学習値として上記のごと
く2種類に分けずに1種類のもので学習制御を行う場
合、その学習値がパージ実行により下限ガート値より小
さくなる時、そのメモリバックアップ値の更新を禁止し
てそのメモリバックアップ値に0を設定するようにして
もよい。この場合においても、Ig OFF時直前の蒸発
燃料のパージの影響をフルに受けた学習値を再始動時に
用いる場合と比べ、実際の運転状態と学習値との対応を
より適合させることができ、始動時において両者間の対
応が取れないことに起因する空燃比のずれ発生を確実に
防止することができる。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明におけるエンジンの空燃比制御装置によれば、蒸発燃
料のパージの実行によりフィードバック制御量が予め設
定した下限ガード値を超える段階で、更新禁止手段によ
って、それ以後の学習値の記憶更新を禁止するようにし
ているため、それ以後蒸発燃料のパージが行われてフィ
ードバック制御に対する学習値の演算更新が行われて
も、その記憶値の更新は行われず、このため、この記憶
値に対する蒸発燃料のパージによる影響が所定のもの以
下に抑えることができる。従って、この状態でエンジン
が停止された後、再始動されても、上記段階で記憶更新
が禁止された状態での学習値を用いて空燃比のフィード
バック制御が開始されるため、学習値の記憶更新を蒸発
燃料のパージ後、エンジン停止時までの全期間にわたっ
て継続し、蒸発燃料のパージの影響をフルに受けた学習
値を再始動時に用いる場合と比べ、実際の運転状態と記
憶されている学習値との対応関係をより適合させること
ができ、始動時において両者間の対応が取れないことに
起因する空燃比のずれ発生を確実に防止することができ
る。
明におけるエンジンの空燃比制御装置によれば、蒸発燃
料のパージの実行によりフィードバック制御量が予め設
定した下限ガード値を超える段階で、更新禁止手段によ
って、それ以後の学習値の記憶更新を禁止するようにし
ているため、それ以後蒸発燃料のパージが行われてフィ
ードバック制御に対する学習値の演算更新が行われて
も、その記憶値の更新は行われず、このため、この記憶
値に対する蒸発燃料のパージによる影響が所定のもの以
下に抑えることができる。従って、この状態でエンジン
が停止された後、再始動されても、上記段階で記憶更新
が禁止された状態での学習値を用いて空燃比のフィード
バック制御が開始されるため、学習値の記憶更新を蒸発
燃料のパージ後、エンジン停止時までの全期間にわたっ
て継続し、蒸発燃料のパージの影響をフルに受けた学習
値を再始動時に用いる場合と比べ、実際の運転状態と記
憶されている学習値との対応関係をより適合させること
ができ、始動時において両者間の対応が取れないことに
起因する空燃比のずれ発生を確実に防止することができ
る。
【0038】また、請求項2記載の発明によれば、上記
請求項1記載の発明による効果に加えて、フィードバッ
ク制御量が下限ガード値を超えると、更新禁止手段によ
ってそれ以後の学習値の記憶更新を禁止するとともに、
学習手段において蒸発燃料の非パージ時に求めた学習値
を記憶値として記憶保持するようにしているため、エン
ジン停止後の再始動時には上記蒸発燃料の非パージ時で
の学習値を用いた空燃比のフィードバック制御を行うこ
とができ、蒸発燃料の非パージ時とパージ時との双方で
学習値の演算および記憶の更新が行われるものにおい
て、空燃比のずれ発生の防止をより確実に図ることがで
きる。
請求項1記載の発明による効果に加えて、フィードバッ
ク制御量が下限ガード値を超えると、更新禁止手段によ
ってそれ以後の学習値の記憶更新を禁止するとともに、
学習手段において蒸発燃料の非パージ時に求めた学習値
を記憶値として記憶保持するようにしているため、エン
ジン停止後の再始動時には上記蒸発燃料の非パージ時で
の学習値を用いた空燃比のフィードバック制御を行うこ
とができ、蒸発燃料の非パージ時とパージ時との双方で
学習値の演算および記憶の更新が行われるものにおい
て、空燃比のずれ発生の防止をより確実に図ることがで
きる。
【0039】さらに、請求項3記載の発明によれば、上
記請求項1記載の発明による効果に加えて、蒸発燃料の
パージをエンジン水温が暖機終了状態である高温状態で
開始するようにしているため、蒸発燃料のパージ時に得
られる学習値として、空燃比のずれに特に大きな影響を
与えるおそれのあるエアフローセンサの温度特性などを
考慮したものを得ることができ、的確な空燃比制御が可
能となる上、更新禁止手段での下限ガード値に基く学習
値の記憶更新の禁止による空燃比のずれ発生防止もより
的確に図ることができる。
記請求項1記載の発明による効果に加えて、蒸発燃料の
パージをエンジン水温が暖機終了状態である高温状態で
開始するようにしているため、蒸発燃料のパージ時に得
られる学習値として、空燃比のずれに特に大きな影響を
与えるおそれのあるエアフローセンサの温度特性などを
考慮したものを得ることができ、的確な空燃比制御が可
能となる上、更新禁止手段での下限ガード値に基く学習
値の記憶更新の禁止による空燃比のずれ発生防止もより
的確に図ることができる。
【図1】本発明を示すブロック構成図である。
【図2】本発明の実施例を適用したエンジンの概略構成
図である。
図である。
【図3】各吸入空気量毎に区分されたパーシャル学習領
域を示す図である。
域を示す図である。
【図4】エアフローセンサの検出値と温度との関係図で
ある。
ある。
【図5】学習手段での冷間学習値の演算などの処理を示
すフローチャートである。
すフローチャートである。
【図6】学習手段および更新禁止手段での処理を示すフ
ローチャートである。
ローチャートである。
【図7】パージ実行とフィードバック制御量との関係を
示すタイムチャートである。
示すタイムチャートである。
1 空燃比検出手段 2 エンジン 3,36 空燃比制御手段 4 蒸発燃料供給手段 5,37 学習手段 6,38 更新禁止手段 11 エンジン本体 35 O2 センサ(空燃比検出手段)
Claims (3)
- 【請求項1】 空燃比検出手段からの検出値に基いてエ
ンジンに供給される混合気の空燃比を目標空燃比とする
ようフィードバック制御する空燃比制御手段と、 この空燃比制御手段による空燃比のフィードバック制御
条件成立時に蒸発燃料をエンジンに供給する蒸発燃料供
給手段と、 この蒸発燃料供給手段による蒸発燃料供給中の空燃比の
ずれに基いて学習値を演算し、この学習値の記憶更新を
行う一方、その学習値の上記空燃比制御手段への出力を
行う学習手段とを備えたエンジンの空燃比制御装置であ
って、 上記空燃比制御手段によるフィードバック制御量が予め
設定された下限ガード値より小さくなる時、上記学習手
段での学習値の記憶更新を禁止する更新禁止手段が設け
られていることを特徴とするエンジンの空燃比制御装
置。 - 【請求項2】 請求項1において、学習手段は、蒸発燃
料供給手段からの蒸発燃料が非供給状態である間も空燃
比のずれに基いて学習値を演算し記憶更新するように構
成されており、更新禁止手段により学習値の記憶更新が
禁止される時、上記蒸発燃料の非供給状態の時に求めた
学習値を固定値として記憶保持するように構成されてい
るエンジンの空燃比制御装置。 - 【請求項3】 請求項1において、蒸発燃料供給手段
は、エンジン水温が所定の高温状態になった時、蒸発燃
料の供給を開始するように構成されているエンジンの空
燃比制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7271993A JPH06280646A (ja) | 1993-03-31 | 1993-03-31 | エンジンの空燃比制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7271993A JPH06280646A (ja) | 1993-03-31 | 1993-03-31 | エンジンの空燃比制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06280646A true JPH06280646A (ja) | 1994-10-04 |
Family
ID=13497450
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7271993A Pending JPH06280646A (ja) | 1993-03-31 | 1993-03-31 | エンジンの空燃比制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06280646A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100380463B1 (ko) * | 2000-12-06 | 2003-04-26 | 현대자동차주식회사 | 자동차의 엔진제어방법 |
JP2007239482A (ja) * | 2006-03-06 | 2007-09-20 | Nissan Motor Co Ltd | 内燃機関の制御装置 |
-
1993
- 1993-03-31 JP JP7271993A patent/JPH06280646A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100380463B1 (ko) * | 2000-12-06 | 2003-04-26 | 현대자동차주식회사 | 자동차의 엔진제어방법 |
JP2007239482A (ja) * | 2006-03-06 | 2007-09-20 | Nissan Motor Co Ltd | 内燃機関の制御装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20030408 |