JP3377476B2 - 水性インクジェットインク組成物 - Google Patents

水性インクジェットインク組成物

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JP3377476B2 JP31440999A JP31440999A JP3377476B2 JP 3377476 B2 JP3377476 B2 JP 3377476B2 JP 31440999 A JP31440999 A JP 31440999A JP 31440999 A JP31440999 A JP 31440999A JP 3377476 B2 JP3377476 B2 JP 3377476B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はインクジェットプリ
ンタ用の水性インクに関し、さらに詳しくはアルコキシ
シランバインダ添加剤を含む水性インクに関する。
【0002】
【従来の技術】インクジェット印刷は、電子信号に応答
して、たとえば紙または透明フィルムなどの支持体上に
インクの液滴を付着させる非衝撃式の印刷方法である。
安価で印刷の品質が高く、さらに比較的静かに動作する
ため、インクジェットプリンタは、コンピュータととも
に使用する他の種類のプリンタと比べて人気のある選択
肢となっている。
【0003】染料および顔料はともにインクジェットプ
リンタ用のインク着色剤として用いられてきた。染料ベ
ースのインクは、色特性に優れているいっぽう、顔料ベ
ースのインクに比べていくつか不利な点がある。染料は
通例、水溶性であり、支持体上で乾燥した後もそのまま
である。染料は水がかかると容易に再溶解し、またフェ
ルトペンマーカが接触すると像が汚れる。さらに、染料
は顔料に比べて光安定性が劣り、オフィスの照明下にお
いても退色することが知られている。したがって、染料
ベースのインクを、耐湿性および高い光安定性が必要と
される用途に使用することは多くの場合不適切である。
顔料分散液が凝集および沈殿に対して耐性であるなら
ば、顔料は好ましい着色剤である。
【0004】水性顔料分散液は当分野において周知であ
り、塗料などの塗膜を種々の支持体に塗布するために商
業的に用いられてきた。水性分散液は一般に、非イオン
またはイオン技術によって安定化する。非イオン技術を
用いる場合、顔料分散液は、水中に広がってエントロピ
ー的または立体的に安定化をもたらす水溶性の親水性部
分を有するポリマーによって安定化される。この目的に
有用である典型的なポリマーには、ポリビニルアルコー
ル、セルロース化合物、エチレンオキシド変性フェノー
ル、およびエチレンオキシド/プロピレンオキシドポリ
マーが含まれる。この非イオン技術はpHの変化または
イオンの混入に対して鋭敏でないが、最終生成物が水に
敏感である点で、多くの用途に対して重大な不都合があ
る。したがって、インクなどに用いられた場合、そのイ
ンクは水分にさらされると汚れる傾向がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】優れた耐水性および汚
れ抵抗性を有するインクジェットインクが求められてい
る。特に、顔料ベースのインクでは、耐水性および汚れ
抵抗性を向上させながら、安定性を維持することが求め
られている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、(A)
水性ビヒクルと、(B)着色剤と、(C)アルコキシシ
ランバインダ添加剤からなるグループから選択された添
加剤とを含む、水性インクジェットインク組成物が提供
される。
【0007】この組成物は優れた耐水性および汚れ抵抗
性、印刷品質を有し、また分散安定性に優れている。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明のインク組成物は、水性ビ
ヒクル、着色剤(すなわち染料または顔料)、およびア
ルコキシシランバインダ添加剤を含む。このインクはさ
らに当分野で周知の添加剤を含むことができる。
【0009】水性ビヒクル 水性ビヒクルは、水、または水と少なくとも1種の水溶
性有機溶媒との混合物である。通常、脱イオン水が用い
られる。水と水溶性有機溶媒の適切な混合物の選択は、
たとえば所望の表面張力や粘度など特定用途の要求条
件、選択した着色剤、およびインクの乾燥時間によって
決まる。水性有機溶媒は周知で、その代表例は米国特許
第5085698号に開示されており、その開示を参照
により本明細書の一部とする。たとえばジエチレングリ
コールのような少なくとも2つの水酸基を持つ水溶性有
機溶媒と脱イオン水との混合物が水性ビヒクルとして好
ましい。水と有機溶媒の混合物を水性ビヒクルとして用
いる場合、水性ビヒクルの総重量に対して、水は水性媒
体の重量%で25%から99%、好ましくは45%から
95%である。
【0010】着色剤 本発明に有用な着色剤は、顔料または染料でよい。顔料
は印刷の全工程を通じて結晶または微粒子の状態にとど
まっている着色剤である。染料は、たとえ室温で水性ビ
ヒクルに不溶性であっても、印刷工程のある時点で可溶
性となる着色剤である。顔料を着色剤として用いること
が好ましいが、この場合さらに分散媒、好ましくはポリ
マー分散媒を用いる。
【0011】顔料 この分散液に有用な顔料は、単独または組合せで用いら
れる、種々の有機顔料および無機顔料を含む。顔料粒子
は、インクジェット印刷装置、特に射出ノズルを通って
インクが自由に流動できるのに十分なほど小さい。分散
安定性のため、および色強度を最大にするためにも小さ
い粒子が望ましい。有用な粒子の大きさの範囲は、約
0.005ミクロンから15ミクロンである。好ましく
は、顔料粒子の大きさは0.005から5ミクロン、最
も好ましくは0.01から0.3ミクロンの範囲でなけ
ればならない。金属および金属酸化物を含む、本発明の
実施に用いることのできる代表的な市販の乾燥顔料およ
びプレスケーキ顔料は、前述の米国特許第508569
8号に開示されており、その開示を参照により本明細書
の一部とする。
【0012】有機顔料の場合、大部分のサーマルインク
ジェット印刷用途において、インクにはインク組成物全
重量の約30重量%まで顔料を含むことができ、一般的
には約0.1から15%、好ましくは約0.1から8%
の範囲である。無機顔料を選択した場合には、無機顔料
は一般的に有機顔料より比重が大きいので、有機顔料を
用いたインクに比べて高い重量%の顔料を含む傾向があ
り、場合によっては約75%という高い含量でもよい。
【0013】ポリマー分散媒は顔料にとって好ましい分
散媒である。本発明の実施に適したポリマー分散媒に
は、ランダムポリマー、ブロックポリマー、グラフトポ
リマーが含まれる。ランダムポリマーは顔料分散の安定
化においてブロックポリマーほど有効でないので、ラン
ダムポリマーは好ましくない。適切なブロックポリマー
分散媒およびそれらの合成については、前述の米国特許
第5085698号および米国特許第5519085号
に開示されており、その開示を参照により本明細書の一
部とする。
【0014】さらに、またはポリマー分散媒化合物の代
わりに、当分野で周知のとおり界面活性剤化合物を分散
媒として用いることもできる。
【0015】染料 本発明で有用な染料には、アニオン染料、カチオン染
料、両性染料、非イオン染料が含まれる。このような染
料は当業者に周知である。アニオン染料は水溶液中で着
色アニオンを生じる染料であり、カチオン染料は水溶液
中で着色カチオンを生じる染料である。
【0016】通常アニオン染料はイオン性部分としてカ
ルボン酸基またはスルホン酸基を含む。本発明に最も有
用な種類のアニオン染料は、たとえば酸性染料、直接染
料、食品染料、媒染染料、反応性染料である。アニオン
染料は、ニトロソ化合物、ニトロ化合物、アゾ化合物、
スチルベン化合物、トリアリールメタン化合物、キサン
テン化合物、キノリン化合物、チアゾール化合物、アジ
ン化合物、オキサジン化合物、チアジン化合物、アミノ
ケトン化合物、アントラキノン化合物、インジゴイド化
合物、およびフタロシアニン化合物からなるグループか
ら選択される。
【0017】カチオン染料は通常、第四級窒素基を含
む。本発明に最も有用な種類のカチオン染料には主とし
て、たとえば繊維のような支持体の酸性部位に結合する
ように設計された塩基性染料およびいくつかの媒染染料
が含まれる。そのような有用な種類の染料には特に、ア
ゾ化合物、ジフェニルメタン化合物、トリアリールメタ
ン類、キサンテン化合物、アクリジン化合物、キノリン
化合物、メチンまたはポリメチン化合物、チアゾール化
合物、インダミンまたはインドフェニル化合物、アジン
化合物、オキサジン化合物、およびチアジン化合物が含
まれ、これらはすべて当業者に周知である。
【0018】インク組成物に用いる染料の色および量は
主として選択により、そのインクを用いて得られる印刷
物の所望の色、染料の純度、およびその濃さに主として
依存する。染料は通常、インクの総重量に対して0.0
1から20重量%、好ましくは0.05から8重量%、
より好ましくは1から5重量%存在する。
【0019】アルコキシシランバインダ添加剤 本発明に有用なアルコキシシランバインダ添加剤は、数
平均分子量が500から25000、好ましくは200
0から12000、最も好ましくは4000から100
00である。バインダ添加剤の調整に有用な適したアル
コキシシランは次の化学式で表わされる。
【0020】
【化2】
【0021】上式で、RはH、メチル、またはエチルで
あり、R1はアルキレン、アリーレン、アルキルアリー
レン、好ましくは3個の炭素原子を含む脂肪族基であ
り、R2はアルキル、アリール、アルキルアリールで、
好ましくは最大5個の炭素原子を含む脂肪族基である。
【0022】アルコキシシランポリマーバインダ添加剤
は、たとえばさらにアクリルおよびメタクリルモノマ
ー、ビニルモノマー、スチレンモノマーなどの他のモノ
マーを含む、ランダムポリマー、ブロックポリマー、グ
ラフトポリマー、または枝分れポリマーでよい。バイン
ダ添加剤はさらに酸、アミン、無水物、または他の官能
基を含むことができる。
【0023】いくつかの有用なアルコキシシランバイン
ダ添加剤には、メタクリル酸3−(トリメトキシ)シリ
ルプロピル/メタクリル酸ベンジル/メタクリル酸ジメ
チルアミノエチル(5/10/5)、メタクリル酸3−
(トリメトキシ)シリルプロピル/メタクリル酸ベンジ
ル/メタクリル酸ジメチルアミノエチル(10/10/
10)、メタクリル酸3−(トリメトキシ)シリルプロ
ピル/メタクリル酸ベンジル/メタクリル酸ジメチルア
ミノエチル(10/10/5)、メタクリル酸3−(ト
リメトキシ)シリルプロピル/メタクリル酸ベンジル/
メタクリル酸(10/10/5)、およびメタクリル酸
3−(トリメトキシ)シリルプロピル/メタクリル酸ベ
ンジル/メタクリル酸(5/10/5)がある。
【0024】アルコキシシランバインダ添加剤は、イン
ク組成物の総重量に対して、0.1から25.0重量
%、好ましくは0.5から5.0重量%存在する。
【0025】他の成分 インクは他の成分を含んでもよい。たとえば、界面活性
剤は浸透を最大にするだけでなく、表面張力を変えるた
めに用いることができる。しかしながら、界面活性剤は
また着色インクの顔料分散を不安定にすることがある。
界面活性剤の選択は、印刷する記録材料支持体の種類に
よって大いに左右される。印刷に用いる特定の支持体に
適した界面活性剤は、当業者が選択可能であると考えら
れる。水性インクでは、インクの総重量に対して、界面
活性剤が0.01から5%、好ましくは0.2から2%
存在する。
【0026】インク組成物には微生物の増殖を防ぐため
に殺生物剤を用いてよい。Dowicides(登録商
標)(Dow Chemical、Midland、M
I)、Nuosept(登録商標)(Huls Ame
rica、Inc.、Piscataway、NJ)、
Omidines(登録商標)(Olin Cor
p.、Cheshire、CT)、Nopcocide
s(登録商標)(Henkel Corp.、Ambl
er、PA)、Troysans(登録商標)(Tro
y Chemical Corp.、Newark、N
J)、および安息香酸ナトリウムがそのような殺生物剤
の例である。
【0027】さらに、重金属不純物の有害作用を除去す
るために、EDTAのような金属イオン封鎖剤を含んで
もよい。
【0028】インク組成物のさまざまな性質を改善する
ために、湿潤剤、粘度調整剤、および他のアクリルポリ
マーまたは非アクリルポリマーなど、周知の添加剤を加
えてもよい。
【0029】インクの製造 本発明のインク組成物は、他のインクジェットインク組
成物と同じ方法で製造する。顔料分散液を着色剤として
用いる場合、選択した1つまたは複数の顔料と分散媒と
を水中で予備混合することによって分散液を製造する。
分散工程は、水平ミニミル、ボールミル、摩砕機で行う
か、または水性ビヒクル中に顔料粒子の均質な分散液を
生成するために、液体ジェット相互作用室内で少なくと
も1000psi(約70.3kg/cm2)の液圧で
多数のノズルに混合物を通すことによって行うことがで
きる。分散工程中、補助溶媒が存在してもよい。
【0030】着色剤として染料を用いる場合、分散媒は
存在せず、また顔料の解凝集の必要もない。染料ベース
のインクは、分散装置ではなく十分に攪拌した容器で製
造される。
【0031】一般にインクジェットインクは濃縮された
状態で作成し、その後、インクジェット印刷システムで
使用するのに適した濃度に適切な液体で希釈することが
望ましい。インクは特定の用途に所望の粘度、色、色
相、飽和濃度、印刷面積範囲になるよう希釈して調節す
る。
【0032】噴射速度、液滴の分離長、液滴の大きさ、
流動安定性は、インクの表面張力および粘度に大いに影
響される。インクジェット印刷システムでの使用に適す
るインクジェットインクは、20℃で表面張力が約20
dyne/cmから約70dyne/cmの範囲、より
好ましくは、30dyne/cmから約70dyne/
cmの範囲でなければならない。許容される粘度は、2
0℃で20cP未満、好ましくは約1.0cPから約1
0.0cPの範囲である。インクは広範囲にわたる射出
条件、すなわちサーマルインクジェット印刷装置の駆動
電圧およびパルス幅、ドロップオンデマンド装置または
連続装置のピエゾ素子の駆動振動数、ノズルの形状およ
び大きさに適合する物理的性質を持つ。インクは、たと
えば連続、ピエゾ式ドロップオンデマンド、サーマルま
たはバブルジェットドロップオンデマンドなどの多様な
インクジェットプリンタに使用でき、特にサーマルイン
クジェットプリンタでの使用に適している。このインク
は長期間にわたる優れた貯蔵安定性を有し、インクジェ
ット装置内で詰まらない。たとえば紙、繊維、フィルム
などの記録材料支持体へのインクの定着が迅速かつ正確
に行われる。
【0033】印刷されたインクの像は、鮮明な色調、高
密度、優れた耐水性および耐光性を有する。さらに、イ
ンクは接触するインクジェット印刷装置の部品を腐食せ
ず、本質的に無臭である。
【0034】
【実施例】以下の実施例で本発明をさらに詳しく例示す
る。別段の注記がないかぎり、部および%は重量によ
る。
【0035】バインダ添加剤を以下の方法で調製する。
【0036】バインダ添加剤1 ここでは、ポリマー、メタクリル酸3−(トリメトキ
シ)シリルプロピルとメタクリル酸ベンジルとメタクリ
ル酸ジメチルアミノエチル(10/10/10)を含む
アルコキシシランの製法を示す。
【0037】3リットルのフラスコに、機械式攪拌装
置、温度計、N2導入孔、乾燥管出口、および添加ロー
トを取付けた。テトラヒドロフランTHF914gm、
メシチレン5.0gmをフラスコに加えた。次に、触媒
のm−クロロ安息香酸テトラブチルアンモニウムをアセ
トニトリル中1.0M溶液で0.8ml添加した。開始
剤の1−メトキシ−トリメチルシロキシプロペン26.
0gm(0.15M)を注入した。フィードI(m−ク
ロロ安息香酸テトラブチルアンモニウム、アセトニトリ
ル中1.0M溶液で0.8ml)を開始し、150分間
かけて添加した。フィードIIは、メタクリル酸3−
(トリメトキシ)シリルプロピル(DowCornin
g製Z−6030)371.0gm(1.50M)、メ
タクリル酸ベンジル265.5gm(1.50M)、お
よびメタクリル酸ジメチルアミノエチル236.1gm
(1.50M)からなる。これを0.0分で開始し、3
0分間かけて添加した。フィードIが完了してから50
分後に、上記溶液に乾燥メタノール160.7gmを加
え、蒸留を開始した。蒸留の第1段階中に、138.4
gmの物質がフラスコから除去された。乾燥メタノール
200.0gmを加え、さらに溶媒156.0gmが除
去されるまで、蒸留を続けた。合計で338.4gmの
溶媒を除去した。これにより、Mn=5800、固形分
46.2%で、Z−6030/BZMA/DMAEMA
10/10/10(重量%では43/30/27)のポ
リマーを得た。
【0038】このポリマーの水溶液を、ポリマー10
8.0gm、リン酸8.5gm、および水383.0g
mを混合して製造した。これにより、10%ポリマー溶
液を得た。
【0039】バインダ添加剤2 以下の点を除いて、上述の手順を繰り返した。フィード
IIに、メタクリル酸ジメチルアミノエチル117.7
gmを用いた。これにより、Mn=5000、固形分4
0.6%で、Z−6030/BZMA/DMAEMA1
0/10/5(重量%では50/35/15)のポリマ
ーを得た。
【0040】このポリマーの水溶液を、ポリマー12
3.0gm、リン酸4.9gm、および水372.0g
mを混合して製造した。これにより、10%ポリマー溶
液を得た。
【0041】バインダ添加剤3 以下の点を除いて、上述の手順を繰り返した。フィード
IIに、メタクリル酸ジメチルアミノエチル118.0
gmおよびメタクリル酸3−(トリメトキシ)シリルプ
ロピル186.6gmを用いた。これにより、Mn=3
800、固形分40.4%で、Z−6030/BZMA
/DMAEMA5/10/5(重量%では33/47/
20)のポリマーを得た。
【0042】このポリマーの水溶液を、ポリマー12
4.0gm、リン酸6.4gm、および水370.0g
mを混合して製造した。これにより、10%ポリマー溶
液を得た。
【0043】バインダ添加剤4 ここでは、ポリマー、Z−6030/BZMA/MAA
10/10/10を含むアルコキシシランの製法を示
す。
【0044】3リットルのフラスコに、機械式攪拌装
置、温度計、N2導入孔、乾燥管出口、および添加ロー
トを取付けた。テトラヒドロフランTHF947gm、
メシチレン5.0gmをフラスコに加えた。次に、触媒
のm−クロロ安息香酸テトラブチルアンモニウムをアセ
トニトリル中1.0M溶液で0.8ml添加した。開始
剤の1,1−ビス(トリメチルシロキシ)−2−メチル
プロペン34.6gm(0.15M)を注入した。フィ
ードI(m−クロロ安息香酸テトラブチルアンモニウ
ム、アセトニトリル中1.0M溶液で0.8ml)を開
始し、210分間かけて添加した。フィードIIは、メ
タクリル酸3−(トリメトキシ)シリルプロピル(Do
w Corning製Z−6030)370.0gm
(1.50M)、メタクリル酸ベンジル262.2gm
(1.50M)、およびメタクリル酸トリメチルシリル
235.8gm(1.50M)からなる。これを0.0
分で開始し、30分間かけて添加した。フィードIが完
了してから50分後に、上記溶液に乾燥メタノール16
3.2gmを加え、蒸留を開始した。蒸留の第1段階中
に、252.9gmの物質がフラスコから除去された。
乾燥メタノール202.0gmを加え、さらに溶媒26
9.0gmが除去されるまで、蒸留を続けた。合計で5
21.8gmの溶媒を除去した。これにより、Mn=5
100、固形分44.7%で、Z−6030/BZMA
/MAA10/10/10(重量%では49/34/1
7)のポリマーを得た。
【0045】このポリマーの水溶液を、ポリマー11
2.0gm、45%水酸化カリウム11.9gm、およ
び水376.0gmを混合して製造した。これにより、
10%ポリマー溶液を得た。
【0046】バインダ添加剤5 以下の点を除いて、バインダ添加剤4の手順を繰り返し
た。フィードIIに、メタクリル酸トリメチルシリル1
17.7gmを使用した。これにより、Mn=470
0、固形分44.2%で、Z−6030/BZMA/M
AA10/10/5(重量%では53/38/9)のポ
リマーを得た。
【0047】このポリマーの水溶液を、ポリマー11
3.0gm、45%水酸化カリウム7.1gm、および
水389.0gmを混合して製造した。これにより、1
0%ポリマー溶液を得た。
【0048】バインダ添加剤6 以下の点を除いて、バインダ添加剤4の手順を繰り返し
た。フィードIIに、メタクリル酸トリメチルシリル1
16.1gmおよびメタクリル酸3−(トリメトキシ)
シリルプロピル182.4gmを使用した。これによ
り、Mn=3400、固形分36.7%で、Z−603
0/BZMA/MAA5/10/5(重量%では36/
51/13)のポリマーを得た。
【0049】このポリマーの水溶液を、ポリマー13
6.0gm、45%水酸化カリウム10.1gm、およ
び水354.0gmを混合して製造した。これにより、
10%ポリマー溶液を得た。
【0050】バインダ添加剤7 ここでは、ポリマーZ−6030/BZMA/DMAE
MA10/10/10を含むアルコキシシランの製法を
示す。
【0051】3リットルのフラスコに、機械式攪拌装
置、温度計、N2導入孔、乾燥管出口、および添加ロー
トを取付けた。酢酸ブチル560gm、メシチレン5.
0gmをフラスコに加えた。この溶媒を還流するため加
熱した。アゾビスイソブチロニトリルVazo(登録商
標)−64、30.5gm、および酢酸ブチル270g
mからなるフィードIを開始し、330分間かけて添加
した。フィードIIは、メタクリル酸3−(トリメトキ
シ)シリルプロピル(Dow Corning製Z−6
030)371.0gm、メタクリル酸ベンジル26
5.5gm、およびメタクリル酸ジメチルアミノエチル
236.1gmからなる。これを0.0分で開始し、3
00分間かけて添加した。この反応の間、還流を維持し
た。フィードIが完了してから50分後に反応を停止
し、乾燥メタノール160.7gmを上記溶液に加え、
蒸留を開始した。これにより、Mn=6000、固形分
46.2%で、Z−6030/BZMA/DMAEMA
10/10/10(重量%では43/30/27)のポ
リマーを得た。
【0052】このポリマーの水溶液を、ポリマー10
8.0gm、リン酸8.5gm、および水383.0g
mを混合して製造した。これにより、10%ポリマー溶
液を得た。
【0053】以下の方法を用いてポリマー分散媒を調整
した。
【0054】分散媒ポリマー1 ここでは、メタクリル酸ブチル−b−メタクリル酸(1
0//10)ジブロックポリマーである、アニオンポリ
マーの製法を示す。
【0055】12リットルのフラスコに、機械式攪拌装
置、温度計、N2導入孔、乾燥管出口、および添加ロー
トを取付けた。テトラヒドロフランTHF3750g
m、およびp−キシレン7.4gmをフラスコに加え
た。次に、触媒のm−クロロ安息香酸テトラブチルアン
モニウムをアセトニトリル中1.0M溶液で3.0ml
添加した。開始剤の1,1−ビス(トリメチルシロキ
シ)−2−メチルプロペン291.1gm(1.25
M)を注入した。フィードI(m−クロロ安息香酸テト
ラブチルアンモニウム、アセトニトリル中1.0M溶液
で3.0ml)を開始し、150分間かけて添加した。
フィードII(メタクリル酸トリメチルシリル1976
gm(12.5M))を0.0分で開始し、35分間か
けて添加した。フィードIIが完了(99%を超えるモ
ノマーが反応)してから180分後に、フィードIII
(メタクリル酸ブチル1772gm(12.5M))を
開始し、30分かけて添加した。
【0056】400分の時点で、上記溶液に乾燥メタノ
ール780gmを加え、蒸留を開始した。蒸留の第1段
階中に、1300.0gmの物質がフラスコから除去さ
れた。第2段階の間、蒸留は続けられ、沸点は76℃に
上昇した。蒸留の第2段階中に、合わせて5100gm
のi−プロパノールを加えた。合計で8007gmの溶
媒を除去し、Mn=2400、固形分52.1%の、メ
タクリル酸ブチル//メタクリル酸ブロックポリマーを
得た。
【0057】分散媒ポリマー2 メタクリル酸ベンジル−b−メタクリル酸ジメチルアミ
ノエチル(10//20)ジブロックポリマーである、
カチオンポリマーの製法を示す。
【0058】12リットルのフラスコに、機械式攪拌装
置、温度計、N2導入孔、乾燥管出口、および添加ロー
トを取付けた。テトラヒドロフランTHF4002g
m、およびp−キシレン7.7gmをフラスコに加え
た。次に、触媒のm−クロロ安息香酸テトラブチルアン
モニウムをアセトニトリル中1.0M溶液で2.0ml
添加した。開始剤の1−メトキシ−1−トリメチルシロ
キシ−2−メチルプロペン155.1gm(0.891
M)を注入した。フィードI(メタクリル酸2−ジメチ
ルアミノエチルDMAEMA2801gm(17.8
M))を0.0分で開始し、45分間かけて添加した。
フィードIが完了(99%を超えるモノマーが反応)し
て100分後、フィードII(メタクリル酸ベンジル1
568gm(8.91M))を開始し、30分間かけて
添加した。
【0059】400分の時点で、上記溶液に乾燥メタノ
ール310gmを加え、蒸留を開始した。総量で172
5gmの溶媒を除去した。蒸留が完了した後、i−プロ
パノール1783gmを加えた。これにより、Mn=5
000、固形分49.6%で、BZMA//DMAEM
A10//20ジブロックポリマーを得た。
【0060】以下の方法で顔料分散液を製造した。
【0061】マゼンタ顔料分散液1 以下の成分を混合した。
【0062】
【表1】 成分 量(gm) 分散媒ポリマー2(固形分49.2%) 203.2 キナクリドンマゼンタ顔料 150.0 (Sun Chemical Corp.、 Cincinnati、OH製 R−122) i−プロパノール 450.0 この混合物を次に2本ロールミルに装填し、45分間処
理した。これにより、顔料60%およびポリマー40%
(P顔料/D分散液=1.5/1)を含む顔料分散液を
得た。次にこの2本ロールミルチップを、中和剤として
リン酸を用いて溶解し、水性顔料濃縮物を製造した。
【0063】以下の成分を十分に攪拌しながら混合する
ことによって、水性顔料分散液濃縮物を調製した。
【0064】
【表2】 成分 量(gm) マゼンタ顔料分散液1 33.3 リン酸(86.0%) 5.47 脱イオン水 161.23 これにより、顔料を10%含み、リン酸で中和したポリ
マーからのアミン類が90モル%である水性顔料濃縮物
を得た。
【0065】マゼンタ顔料分散液2ここでは、BMA/
/MAA10//10ジブロックポリマーおよび2本ロ
ールミルを用いたアニオンマゼンタ顔料分散液の製法を
示す。
【0066】以下の成分を混合した。
【0067】
【表3】 成分 量(gm) 分散媒ポリマー1(固形分52.1%) 191.9 キナクリドンマゼンタ顔料 150.0 ジエチレングリコール 50.0 この混合物を次に2本ロールミルに装填し、45分間処
理した。これにより、顔料50%、ジエチレングリコー
ル17%、ポリマー33%を含む顔料分散液を得た。P
/D=1.5/1であった。次にこの2本ロールミルチ
ップを、中和剤として水酸化カリウムを用いて溶解し、
水性顔料濃縮物を製造した。
【0068】以下の成分を十分に攪拌しながら混合する
ことによって、水性顔料分散液濃縮物を調製した。
【0069】
【表4】 成分 量(gm) マゼンタ顔料分散液2 40.0 水酸化カリウム(45.0%) 5.21 脱イオン水 154.79 これにより、顔料を10%含み、水酸化カリウムで中和
したポリマーからの酸類が90モル%である水性顔料濃
縮物を得た。
【0070】対照1 次の成分を十分に攪拌しながら混合することによって、
インクを製造した。マゼンタ顔料分散液1、5.0g
m、水20.0gm、および1.0Mフッ化テトラブチ
ルアンモニウム(TBAF)10μl。
【0071】対照2 次の成分を十分に攪拌しながら混合することによって、
インクを製造した。マゼンタ顔料分散液2、5.0g
m、水20.0gm、および1.0Mフッ化テトラブチ
ルアンモニウム(TBAF)10μl。
【0072】実施例1〜12 次の成分を十分に攪拌しながら混合することによってイ
ンクを製造した。
【0073】
【表5】
【0074】これらのインクは顔料2.0%、およびポ
リマーを含む異なる種類のアルコキシシランを含む。こ
れらのインクをサーマルインクジェットペンに充填し、
Hewlett Packardインクジェットプリン
タでGilbertボンド紙(綿25%、Mead C
o.Dayton、OH)上に印刷した。これらのイン
クの印刷はなめらかであり、さらに試験を行った。
【0075】対照3 次の成分を十分に攪拌しながら混合することによってイ
ンクを製造した。
【0076】
【表6】 成分 量(gm) マゼンタ顔料分散液1 20.00 2−エチル−3−ヒドロキシメチル−1, 10.00 3−プロパンジオール 2,2−ジメチルプロパノール 2.00 1.0M TBAF 0.20 脱イオン水 67.80 これにより顔料2.0%を含むインクを得た。このイン
クをサーマルインクジェットペンに充填し、Hewle
tt PackardインクジェットプリンタでGil
bertボンド紙(綿25%、Mead Co.Day
ton、OH)上に印刷した。インクの印刷はなめらか
であり、さらに試験を行った。
【0077】実施例13 次の成分を十分に攪拌しながら混合することによってイ
ンクを製造した。
【0078】
【表7】 成分 量(gm) マゼンタ顔料分散液1 20.00 バインダ添加剤3 40.0 2−エチル−3−ヒドロキシメチル−1, 10.00 3−プロパンジオール 2,2−ジメチルプロパノール 2.00 1.0M TBAF 0.20 脱イオン水 27.80 これにより顔料2.0%、およびポリマー、Z−603
0/BZMA/DMAEMA5/10/5(重量%では
33/47/20)4.0%を含むインクを得た。この
インクをサーマルインクジェットペンに充填し、Hew
lett PackardインクジェットプリンタでG
ilbertボンド紙(綿25%、Mead Co.D
ayton、OH)上に印刷した。インクの印刷はなめ
らかであり、さらに試験を行った。
【0079】実施例14 次の成分を十分に攪拌しながら混合することによってイ
ンクを製造した。
【0080】
【表8】 成分 量(gm) マゼンタ顔料分散液1 20.00 バインダ添加剤2 40.0 2−エチル−3−ヒドロキシメチル−1, 10.00 3−プロパンジオール 2,2−ジメチルプロパノール 2.00 1.0M TBAF 0.20 脱イオン水 27.80 これにより顔料2.0%、およびポリマー、Z−603
0/BZMA/DMAEMA10/10/5(重量%で
は50/35/15)4.0%を含むインクを得た。こ
のインクをサーマルインクジェットペンに充填し、He
wlett Packardインクジェットプリンタで
Gilbertボンド紙(綿25%、Mead Co.
Dayton、OH)上に印刷した。インクの印刷はな
めらかであり、さらに試験を行った。
【0081】実施例15 次の成分を十分に攪拌しながら混合することによってイ
ンクを製造した。
【0082】
【表9】 成分 量(gm) マゼンタ顔料分散液1 20.00 バインダ添加剤1 40.0 2−エチル−3−ヒドロキシメチル−1, 10.00 3−プロパンジオール 2,2−ジメチルプロパノール 2.00 1.0M TBAF 0.20 脱イオン水 27.80 これにより顔料2.0%、およびポリマー、Z−603
0/BZMA/DMAEMA10/10/10(重量%
では43/30/27)4.0%を含むインクを得た。
このインクをサーマルインクジェットペンに充填し、H
ewlettPackardインクジェットプリンタで
Gilbertボンド紙(綿25%、Mead Co.
Dayton、OH)上に印刷した。インクの印刷はな
めらかであり、さらに試験を行った。
【0083】試験 対照および実施例のインクを、水またはハイライトペン
のどちらかによる汚れまたは流出抵抗性に関して試験を
行った。
【0084】1番目の試験群では、インクを印刷し、1
時間後および24時間後に、水およびハイライトペンの
汚れに対する抵抗性を評価した。いくつかのサンプルは
印刷後、60℃に加熱した。ドリップと呼ぶ、水への抵
抗性は、印刷した行またはページを横切るように水を流
し、ページを流れるインクの量を観察することによって
判定した。汚れと呼ぶ、ハイライトペンへの抵抗性は、
印刷した行またはページを横切るように酸性ハイライト
ペンまたは塩基性ハイライトペンのどちらかでこすり、
ハイライトペンによって汚れるインクの量を観察するこ
とによって判定した。印刷したサンプルは0を最もよい
等級として、0から5等級で評価した。0等級は、水ま
たはハイライトペンによるドリップまたは汚れがないこ
とを示す。2より高い等級は商業的に許容できない。
【0085】
【表10】
【0086】2番目の試験群では、インクを印刷し、
0、1、4、24時間後に、水での洗い流し抵抗性を評
価した。いくつかのサンプルは加熱装置を持たないプリ
ンタで印刷した。その他のサンプルは加熱装置を持つプ
リンタで印刷した。水の洗い流し抵抗性は、印刷した行
またはページを横切るように水を流し、光学濃度単位
(OD)として記録される、ページを流れるインクの量
を測定することによって求めた。光学濃度はより低い値
が望ましい。
【0087】
【表11】
【0088】これらの結果は、ポリマーを含有するアル
コキシシランをバインダ添加剤として添加したサーマル
インクジェットインクによって得られた、水によるドリ
ップ抵抗性およびハイライトペンによる汚れ抵抗性が向
上していることを示している。
【0089】
【発明の効果】本発明の水性インクジェットインク組成
物は、優れた耐水性および汚れ抵抗性、優れた印刷品質
を有し、さらにまた優れた分散安定性を有する。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−278480(JP,A) 特開 平10−88056(JP,A) 特開 平10−88045(JP,A) 特開 平9−286939(JP,A) 特開 平8−103721(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C09D 11/00 - 11/20

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)水性ビヒクル、 (B)着色剤 および (C)下記の構造を有するアルコキシシラン 【化1】 (式中、RはH、メチル、またはエチルであり、R1
    アルキレン、アリーレン、またはアルキルアリーレンで
    あり、R2はアルキル、アリール、またはアルキルアリ
    ールである)と、アクリル、メタクリル、ビニルおよび
    スチレンモノマーのうちの他のモノマーとのポリマーで
    あるアルコキシシランバインダ添加剤の水溶液を含むこ
    とを特徴とする、水性インクジェットインク組成物。
  2. 【請求項2】 前記着色剤が顔料であり、インクがさら
    に顔料分散媒を含む、請求項1に記載のインク組成物。
  3. 【請求項3】 分散媒がブロックコポリマーを含み、前
    記インク組成物がインク組成物の全重量に対して0.1
    〜8%の顔料、0.1〜10%のブロックコポリマー、
    57〜99.3%の水性ビヒクル、および0.5〜25
    %のアルコキシシランバインダ添加剤を含む、請求項2
    に記載のインク組成物。
  4. 【請求項4】 前記着色剤が染料であり、前記インク組
    成物がインク組成物の全重量に対して0.2〜20%の
    染料、55〜99.3%の水性ビヒクル、および0.5
    〜25%のアルコキシシランバインダ添加剤を含む、請
    求項1に記載のインク組成物。
  5. 【請求項5】 前記バインダ添加剤が4000〜100
    00の数平均分子量を有する、請求項1に記載のインク
    組成物。
  6. 【請求項6】 前記バインダ添加剤が数平均分子量51
    00の、メタクリル酸3−(トリメトキシ)シリルプロ
    ピルとメタクリル酸ベンジルとメタクリル酸の共重合体
    である、請求項1に記載のインク組成物。
  7. 【請求項7】 前記バインダ添加剤が数平均分子量58
    00の、メタクリル酸3−(トリメトキシ)シリルプロ
    ピルとメタクリル酸ベンジルとメタクリル酸ジメチルア
    ミノエチルの共重合体である、請求項1に記載のインク
    組成物。
  8. 【請求項8】 前記バインダ添加剤がインク組成物の全
    重量に対して0.5〜5重量%の量で存在する、請求項
    1に記載のインク組成物。
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