JPS5928591B2 - ジエツト印刷用インク - Google Patents

ジエツト印刷用インク

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JPS5928591B2
JPS5928591B2 JP55165657A JP16565780A JPS5928591B2 JP S5928591 B2 JPS5928591 B2 JP S5928591B2 JP 55165657 A JP55165657 A JP 55165657A JP 16565780 A JP16565780 A JP 16565780A JP S5928591 B2 JPS5928591 B2 JP S5928591B2
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acid
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時郎 松本
利昭 荒川
常彦 豊田
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Dai Nippon Toryo KK
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Dai Nippon Toryo KK
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09DCOATING COMPOSITIONS, e.g. PAINTS, VARNISHES OR LACQUERS; FILLING PASTES; CHEMICAL PAINT OR INK REMOVERS; INKS; CORRECTING FLUIDS; WOODSTAINS; PASTES OR SOLIDS FOR COLOURING OR PRINTING; USE OF MATERIALS THEREFOR
    • C09D11/00Inks
    • C09D11/30Inkjet printing inks
    • C09D11/36Inkjet printing inks based on non-aqueous solvents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はジニット印刷用インクに関する。
更に詳しくは、通常のジニット印刷用インクが付着し難
いようなガラス、セラミツクス、陶器、磁器、プラスチ
ツク等の表面に対し、特に強固な付着性と優れた耐水性
を有するとともに、インク液滴飛翔安定性、インク液滴
発生安定性およびインク保存安定性の優れたジニット印
刷用インクに関する。近年、ジニット印刷用プリンター
は、被印刷面の形状に影響されずに高速でしかも静音性
の優れたノンインパクト方式であるため、数多くの方式
が開発されている。例えば、インク液滴発生方法から分
類すると、電気的パルス信号によつて歪を生ずるピエゾ
素子により、インク室に急激な体積変化を与えて必要な
インク液滴のみをノズルから発生させるインク・オン・
デマンド方式;インクに微圧をかけ、ノズル先端より静
電誘引にてインク液滴を発生させる静電誘引方式;ノズ
ル先端より静電誘引によりインク液滴を発生させる際、
インクに高周波数の超音波を加える方式;インクを圧送
しノズル近傍でインクに高周波数の超音波振動を加える
ことによりインク液滴を発生させる方式等数多くのイン
ク液滴発生方式が開発されている。
次に、上記のようにして通常数ミクロンから数ミリの口
径のノズルから発生したインク液滴の付着方法から分類
すると、(1)該液滴をそのまま空間を飛行せしめ、被
印刷面に付着させる方法、(11)電荷を帯びたインク
液滴が電界中を飛行し、その電界により必要な偏向を受
けて所定の被印刷位置に付着する電界制御方式や、発生
したインク液滴に対しパルス電圧により所定の偏向量に
応じた電荷を付与し、電界中を飛行する帯電インク液滴
を電荷量に応じて偏向せしめ被印刷面の所定位置に付着
させる荷電変調方式等のインク液滴を電気的に制御し付
着させる方法に大別される。
これらのジニット印刷用プリンターに使用されるインク
としては従来水性あるいは油性等種々のものが開発され
ているが、これらの大部分はガラス、陶器、磁器、セラ
ミツクス等に対する付着性が劣るとともに、印刷された
文字や模様の耐水性、耐結露性、耐溶剤性等において満
足出来るものはなかつた。
これらの欠点を改良するために、ノボラツク型フエノー
ル樹脂に通常シランカツプリング剤と呼ばれるシラン化
合物を少量添加したインクが知られている。(例えば、
特公開51−127809号公報参照)しかし、シラン
カツプリング剤を併用したインクは化学的安定性に問題
があつた。
例えば、長期間保存後のインクをジニット印刷に併する
とガラス等に対する付着性は著しく減退し、しかも印字
された文字等の耐水性も極端に低下するという欠点があ
つた。本発明は、前記の如き従来のジニット印刷用イン
クの欠点を改良することを目的とするものであり、良好
なインク液滴発生安定性、インク液滴飛翔安定性、イン
ク保存安定性を有するとともに、製造直後は勿論のこと
、長期間保存後もガラス、セラミツクス、陶器、磁器、
シリコンウエハ等に対する付着性や耐水性の非常に優れ
たジニット印刷用インクを提供する。
即ち、本発明は、 (1)(イ)一般式R4−0Si(0H)n〔但し、N
O〜2、Rはアルコキシ基、メトキシエトキシ基または
エトキシエトキシ基〕で小されるアルコキシシランまた
はその初期縮合物、(ロ)溶剤、ヒ0溶剤可溶性酸、(
ニ)溶剤可溶性染料、(ホ)溶剤可溶性シリコーン系界
面活性剤及び(へ)必要により導電性付与剤から成るジ
ニット印刷用インクおよび(2Xイ)一般式R4−NS
l(0H)n〔但し、NO〜2、Rはアルコキシ基、メ
トキシエトキシ基、またはエトキシエトキシ基〕で示さ
れるアルコキシシランまたはその初期縮合物、(ロ)溶
剤、(ハ)溶剤可溶性酸、(ニ)溶剤可溶性染料、(ホ
)溶剤可溶性シリコーン系界面活性剤、(へ)必要によ
り導電性付与剤及び(卜)溶剤可溶性樹脂から成るジニ
ット印刷用インクに関する。
本発明に使用されるアルコキシシランは一般式R4−N
Si(0H)n〔但し、n−0〜2、Rはアルコキシ基
、メトキシエトキシ基、エトキシエトキシ基〕で示され
るアルコキシシランまたはその初期縮合物である。
例えば前記Rは、メトキシ基、エトキシ基、nプロポキ
シ基、IsO−プロポキシ基、n−ブトキシ基、IsO
−ブトキシ基、Sec−ブトキシ基、Tert−ブトキ
シ基、β−メトキシエトキシ基(CH3OC2H4O−
)、β−エトキシエトキシ基(C2H5OC2H4O−
)等であり、好ましくはR中の炭素数は1〜4個のもの
である。
具体的な化合物としては、テトラメトキシシラン、テト
ラエトキシシラン、テトラn−プロポキシシラン、テト
ラIsO−フロポキシシラン、テトラn−ブトキシシラ
ン、テトラIsO−ブトキシシラン、テトラSec−ブ
トキシシラン、テトラTertブトキシシラン、テトラ
(β−メトキシエトキシ)シラン、テトラ(β一エトキ
シエトキシ)シラン、モノIsO−プロポキシトリメト
キシシラン、モノIsO−プロポキシトリエトキシシラ
ン、ジメトキシジIsO−プロポキシシラン、ジエトキ
シジIsO−プロポキシシラン、モノメトキシトリJs
Oプロポキシシラン、モノエトキシトリIsO−プロポ
キシシラン、ジIsO−プロポキシジエトキシシラン、
ジIsO−ブトキシジメトキシシラン、ジSec−ブト
キシジエトキシシラン、ジSec−ブトキシジメトキシ
シラン、ジTert−ブトキシジメトキシシラン、トリ
メトキシシラノール、トリエトキシシラノール、トリn
−プロポキシシラノール、トリIsO−プロポキシシラ
ノール、トリn−ブトキシシラノール、トリIsO−ブ
トキシシラノール、トリSec−ブトキシシラノール、
トリTert−ブトキシシラノール、トリ(β−メトキ
シエトキシ)シラノール、トリ(β−エトキシエトキシ
)シラノール、ジメトキシシランジオール、ジエトキシ
シランジオール、ジn−プロポキシシランジオール、ジ
IsO−プロポキシシランジオール、ジnブトキシシラ
ンジオール、ジIsO−ブトキシシランジオール、ジS
ec−ブトキシシランジオール、ジTert−ブトキシ
シランジオール等が挙げられるこれらは1種もしくは2
種以上の混合物として使用される。
本発明においては前記アルコキシシランのうち、一般式
R4Si〔但し、Rはアルコキシ基、メトキシエトキシ
基またはエトキシエトキシ基〕で示されるアルコキシシ
ランが特に好ましい。
また、本発明においては前記アルコキシシラン単体もし
くはその初期縮合物が使用可能である。
該初期縮合物として4は前記アルコキシシラン化合物が
平均縮合度2〜5程度に縮合した鎖状、環状、分岐状の
縮合体であり、これらは2種以上の混合物として使用し
てもよい。前記アルコキシシランもしくはその初期縮合
物は、それ自体が加水分解により高分子化すると同時に
ガラス等の被印刷物表面に強力に付着するため、インク
用のバインダーとして有効に作用する。
通常、ジニット印刷用インクは使用時の温度(通常、常
温)で20センチポイズ以下の粘度範囲のものが使用さ
れるが、液滴状インクの吐出性や使用環境温度に対して
巾広い粘度範囲を確保するため、インクの粘度は10セ
ンチポイズ以下が好ましい。従つて、上記の如き観点か
ら本発明におけるアルコキシシランまたはその初期縮合
物の使用量は、インク中2〜60重量%の範囲であるこ
とが好ましい。本発明のインクに使用される溶剤は、ア
ルコキシシランまたはその初期縮合物、あるいはその他
の成分を溶解するものであればいずれも使用可能である
が、特にジニット印刷用インクとしての特性を有効に発
揮させるためには低級脂肪族アルコール及び/または該
アルコールとグリコールエーテル系溶剤が好ましい。
即ち、低級脂肪族アルコールはインク付着後の乾燥性の
向上及びインクの低粘度化に有効であり、グリコールエ
ーテル系溶剤は各成分の溶解性の向上、ジニット印刷用
プリンターのノズルの乾燥防止およびインクの付着性向
上に有効である。前記低級脂肪族アルコールとしては、
例えばメタノール、エタノール、プロパノール等が挙げ
られ、またグリコールエーテル系溶剤としては、エチレ
ングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコール
モノエチルエーテル、エチレングリコールモノプロピル
エーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、ジ
エチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレング
リコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモ
ノプロピルエーテル、ジエチレングリコールモノブチル
エーテル等が挙げられる。
これらの溶剤は1種もしくは2種以上の混合物として使
用される。本発明のインク中における前記溶剤の使用量
は25〜95重量%である。
この範囲はインクの粘性、乾燥性、付着性、および各成
分の溶解性の観点から定められたものである。前記溶剤
として低級脂肪族アルコールとグリコールエーテル系溶
剤との混合物を用いる場合は、低級脂肪族アルコール1
重量部に対してグリコールエーテル系溶剤0.1〜10
重量部の割合で混合して用いることが好ましい。本発明
においては、アルコキシシランまたはその初期縮合物の
安定剤および乾燥時の縮合反応促進剤として酸を使用す
る。
かくしてインクの保存安定性、インク液滴発生の安定性
等を向上せしめると同時に乾燥促進、ガラス等への付着
力向上を図ることができる。即ち、前記酸はアルコキシ
シランまたはその初期縮合物をジニット印刷用インクの
バインダーとして安定かつ有効に使用するために必須の
成分である。前記酸としては、特に前記溶剤に可溶な塩
酸、弗酸、燐酸、硫酸、硼酸、酢酸、蟻酸、ベンゼンス
ルホン酸、パラトルエンスルホン酸が有効である。
これらは1種もしくは2種以上の混合物として使用可能
である。前記酸はインクの安定性、インク液滴発生特性
、インクの付着性、耐水性の観点から、インク中好まし
くは0.001〜5重量%(100%濃度で計算)の範
囲で使用される。
前記範囲に於いて酸の使用量が0.001重量%より少
ないとインクの長期保存安定性が低下し、ひいてはイン
クの安定な液滴発生特性が損われる結果となる。
特にインクのPHが5より大きくなると、インクの安定
性が低下するようになるため酸の使用量が過度に少なく
なることは望ましくない。それ故、酸の使用量を調節し
てインクのPHが5以下となるよう添加することが好ま
しい。方、酸の使用量が5重量%より多くても無益であ
るばかりか、インク及び被印刷物あるいはプリンターと
の接液部において悪影響を及ぼすようになるため好まし
くない。更に、本発明のインクには前記溶剤可溶性の染
料を添加することが必要である。
該染料としてはインク中での溶解性が良好でしかも安定
なものであればいずれも使用可能であるが、特に好まし
い染料としては、オイルブラツクHBB〔オリエント化
学工業(株)製〕、バリフアストレツド1308〔同上
〕、バリフアストオレンジ3209〔同上〕、バリフア
ストブラツク1802〔同上〕、バリフアストブラツク
3820〔同上〕、スピロンブラツクMH〔保土谷化学
工業(株)製〕スピロンブラツクGMH〔同上〕、ビク
トリアピユアブル一BOHcOnc〔同上〕等が挙げら
れる。前記染料は、好ましくはインク中0.1〜8重量
%の範囲で使用される。前記範囲に於いて該染料の使用
量が0.1重量%より少ないと染料としての着色機能が
十分発揮されず、逆に8重量%を越えて使用しても着色
力の向上は見られず、むしろインク中の固形分増加に伴
い、ノズルの目詰り等の原因となるので好ましくない。
また、本発明においてはインクのニジミを防止するため
シリコーン系界面活性剤をインク中0.001〜2重量
%の範囲で使用する。
前記シリコーン系界面活性剤は通常シリコーンオイルと
呼ばれるもので、例えばSH28PA.SF8427、
SH3748、SH37l8、SH2lPAlSH37
7l、SH2OO..SH3746〔以上東レシリコー
ン(株)製商品名]、YF3868OYF3842、T
SF437、TSA42OO〔以上東芝シリコーン(株
)製商品名〕、ペインタツドQ1ペインタツドM〔以上
ダウコーニング社製商品名〕等が挙げられる。これらの
シリコーン系界面活性剤を前記範囲で添加することによ
りインクのニジミを防止出来、従つて、印字品位が著し
く向上する。本発明においては別の態様として、前記成
分の他に溶剤可溶性樹脂を併用するインクを含む。
前記のアルコキシシランまたはその初期縮合物、溶剤、
溶剤可溶性酸、溶剤可溶性染料、溶剤可溶性シリコーン
系界面活性剤から成るインクは、ガラス、セラミツクス
等に対する付着性が極めて優れているが、プラスチツク
ス類に対する付着力が若干劣るため、インクの汎用性を
考慮した場合、これらに対する付着力を向上させること
が望ましい。この要望に対してはアルコキシシランまた
はその初期縮合物と相溶性を有し、かつ前記溶剤に可溶
な樹脂を少量併用することにより、極めて効果的にプラ
スチツクスへの付着力向上が達成される。上記樹脂とし
ては、例えばアクリル樹脂、ポリビニルブチラール樹脂
、ノボラツク型フエノール樹脂、セラツクもしくはその
変性樹脂、ロジンもしくはロジン変性樹脂、セルロース
系樹脂、エポキシ樹脂等が挙げられるが、特にアクリル
樹脂、ポリビニルブチラール樹脂、ノボラツク型フエノ
ール樹脂、エポキシ樹脂が好ましい。
前記溶剤可溶性樹脂はインク中好ましくは5重量%以下
で、しかもアルコキシシランまたはその初期縮合物の量
を越えない範囲で使用される。
溶剤可溶性樹脂が5重量%を越えて使用されると、イン
クの粘性が高くなり、ジニット印刷用インクとして適さ
なくなるばかりでなく、印字、乾燥後の耐水性も低下す
るようになるため好ましくない。また該樹脂がアルコキ
シシランまたはその初期縮合物の量を越えて使用すると
インクの付着力が低下するため好ましくない。本発明の
ジニット印刷用インクには必要により溶剤可溶性導電性
付与剤を併用することができる。
即ち、本発明のジニット印刷用インクを前述した如き電
気的に制御する方式に適用する場合は導電性付与剤を添
加する必要がある。溶剤可溶性導電性付与剤は、インク
の導電性を向上させ、インクの帯電特性を改良し、それ
によりインクを迅速に帯電せしめ、印字をすみやかに、
かつ確実に行なわせるために添加される。前記溶剤可溶
性導電性付与剤を具体的に挙げると、塩化リチウム、塩
化アンモニウム、硝酸リチウム、硝酸アンモニウム、硝
酸アルミニウム、亜硝酸リチウム、亜硝酸アンモニウム
、酢酸リチウム、酢酸アンモニウム、酢酸カリウム、チ
オシアン酸カリウム、チオシアン酸アンモニウム、チオ
シアン酸ナトリウム、ジメチルアミンハイドロクロライ
ド等がある。
特に塩化リチウム、塩化アンモニウム、硝酸リチウム、
硝酸アンモニウム、ジメチルアミンハイドロクロライド
、チオシアン酸アンモニウム、チオシアン酸カリウム、
チオシアン酸ナトリウムの使用が好ましい。これらは1
種もしくは2種以上の混合物として使用される。該導電
性付与剤はインク中3重量%以下、好ましくは0.1〜
3重量%の範囲で使用される。この場合、インクの比抵
抗が2000Ω・?以下となり印字特性の良好なものが
得られる。該導電性付与剤は3重量%を越えて使用する
と、経済上好ましくないばかりかインク中に沈殿を生じ
るので好ましくない。本発明のジニット印刷用インクに
は、その他必要により微粒子顔料、螢光染料、示温染料
、その他添加剤等を添加することが可能である。
前記の如き各成分を常法により攪拌、混合し、均一な組
成物とすることにより本発明のジニット印刷用インクが
得られる。
かくして得られたインクは、前記した如き各種のインク
液滴発生方式やインク液滴制御付着方式に適用可能であ
る。
本発明のジニット印刷用インクは、自然乾燥の他、加温
による強制乾燥も可能である。
更にはスチームを直接印字面に当てて乾燥させるスチー
ムセツトインクとしても使用し得る。かくして本発明の
ジニット印刷用インクは、ノズル部での目詰りを起すこ
とがなく、しかも被印刷面におけるハジキやニジミ現象
を防止し、ガラス、セラミツクス、陶磁器、プラスチツ
ク等への付着力の良好な記録物を与える等の優れた工業
的効果を奏するものである。
以下本発明の詳細を実施例により説明する。
尚、「部]又は[%」は[重量部」または「重量%」を
示す。実施例1〜5 第1表に示した配合を均一に攪拌、混合してインクを調
製した後、ボアーサイズ1.0μテフロン製メンブラン
フイルタ一にてろ過、精製して本発明のジニット印刷用
インクを得た。
ついで静電偏向型イックジェットプリンターにてインク
の噴射状態、インク液滴生成状態、インク液滴の帯電状
態、偏向状態等の印字テストを実 闘施したところ、非
常に良好であつた。
更に、印字乾燥後のガラス、陶器への付着性及び耐水性
プラスチツクスへの付着性試験を行つた。結果を第2※
※表に示す。更に、各インクをポリエチレン製容器に入
れ密閉状態で1ケ月間40℃に保存した後、前記同様の
印字テストを行つたところ、いずれも良好な結果を示し
た。また、保存後のインクを使用して付着性、耐水性の
試験を行つた。結果を第2表に示す。比較例 1 通常のシランカツプリング剤〔γ−グリシドキシプロピ
ルトリメトキシシラン:信越化学(株)製商品名KBM
−403〕を用いて、第1表に示した配合にもとづきイ
ンクを調製した。
ついで前記実施例同様に印字テストを行つたところ、良
好の結果を示した。
更に、製造直後と1ケ月間保存後のインクを用いて付着
性、耐水性試験を行つた。結果を第2表に示す。比較例
2 水溶性アクリル樹脂溶液10部、エタノール18部、エ
チレングリコールモノメチルエーテル5部、水65部、
染料(ダイレクトブラツク19)2部、および塩化リチ
ウム0.2部より成るインクを調製後、前記実施例同様
の付着性、耐水性の試験を行つた。
結果を第2表に示す。以上の結果から明らかな如く、本
発明のジニット印刷用インクは製造直後は勿論のこと、
長期保存後においてもガラス等の被印刷面への付着性は
極めて優れているとともにその耐水性も優れたも)であ
つた。
これに対し比較例のインクは長期保存後の被印1面に対
する付着性や耐水性が著しく低下した。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 (イ)一般式R_4_−_nSi(OH)_n〔但
    し、n=0〜2、Rはアルコキシ基、メトキシエトキシ
    基またはエトキシエトキシ基〕で示されるアルコキシシ
    ランまたはその初期縮合物、(ロ)溶剤、(ハ)溶剤可
    溶性酸、(ニ)溶剤可溶性染料、(ホ)溶剤可溶性シリ
    コーン系界面活性剤及び(ヘ)必要により導電性付与剤
    から成るジェット印刷用インク。 2 (イ)一般式R_4_−_nSi(OH)_n〔但
    し、n=0〜2、Rはアルコキシ基、メトキシエトキシ
    基またはエトキシエトキシ基〕で示されるアルコキシシ
    ランまたはその初期縮合物・・・・・・・・・・・・
    2〜60重量%、(ロ)溶剤・・・・・・・・・・・・
    25〜95重量%、(ハ)溶剤可溶性酸・・・・・・・
    ・・0.001〜5重量%、(ニ)溶剤可溶性染料・・
    ・・・・・・・・・・0.1〜8重量%、(ホ)溶剤可
    溶性シリコーン系界面活性剤・・・・・・・・・0.0
    01〜2重量%、及び(ヘ)必要により導電性付与剤・
    ・・・・・0〜3重量%から成る特許請求の範囲第1項
    記載のジェット印刷用インク。 3 前記アルコキシシランまたはその初期縮合物は、一
    般式R_4Si〔但し、Rはアルコキシ基、メトキシエ
    トキシ基、またはエトキシエトキシ基〕で示されるアル
    コキシシランまたはその初期縮合物である特許請求の範
    囲第1項または2項記載のジェット印刷用インク。 4 前記溶剤は低級脂肪族アルコール及び/またはグリ
    コールモノエーテル系溶剤である特許請求の範囲第1項
    または2項記載のジェット印刷用インク。 5 前記溶剤可溶性酸は、塩酸、弗酸、硫酸、硼酸、燐
    酸、酢酸、蟻酸、ベンゼンスルホン酸、及びパラトルエ
    ンスルホン酸からなる群から選ばれた1種もしくは2種
    以上の混合物である特許請求の範囲第1項または2項記
    載のジェット印刷用インク。 6 前記導電性付与剤は塩化リチウム、塩化アンモニウ
    ム、硝酸リチウム、硝酸アンモニウム、ジメチルアミン
    ハイドロクロライド、チオシアン酸カリウム、チオシア
    ン酸アンモニウム、及びチオシアン酸ナトリウムからな
    る群から選ばれた1種もしくは2種以上の混合物である
    特許請求の範囲第1項または2項記載のジェット印刷用
    インク。 7 (イ)一般式R_4_−_nSi(OH)_n〔但
    し、n=0〜2、Rはアルコキシ基、メトキシエトキシ
    基、またはエトキシエトキシ基〕で示されるアルコキシ
    シランまたはその初期縮合物、(ロ)溶剤、(ハ)溶剤
    可溶性酸、(ニ)溶剤可溶性染料、(ホ)溶剤可溶性シ
    リコーン系界面活性剤、(ヘ)必要により導電性付与剤
    、及び(ト)溶剤可溶性樹脂から成るジェット印刷用イ
    ンク。 8 (イ)一般式R_4_−_nSi(OH)_n〔但
    し、n=0〜2、Rはアルコキシ基、メトキシエトキシ
    基またはエトキシエトキシ基〕で示されるアルコキシシ
    ランまたはその初期縮合物・・・・・・・・・・・・2
    〜60重量%、(ロ)溶剤・・・・・・・・・・・・2
    5〜95重量%、(ハ)溶剤可溶性酸・・・・・・・・
    ・0.001〜5重量%、(ニ)溶剤可溶性染料・・・
    ・・・・・・・・・0.1〜8重量%、(ホ)溶剤可溶
    性シリコーン系界面活性剤・・・・・・・・・0.00
    1〜2重量%、(ヘ)必要により導電性付与剤・・・0
    〜3重量%及び(ト)溶剤可溶性樹脂・・・・・・・・
    ・・・・5重量%以下から成る特許請求の範囲第7項記
    載のジェット印刷用インク。 9 前記アルコキシシランまたはその初期縮合物は、一
    般式R_4Si〔但し、Rはアルコキシ基、メトキシエ
    トキシ基、またはエトキシエトキシ基〕で示されるアル
    コキシシランまたはその初期縮合物である特許請求の範
    囲第7項または8項記載のジェット印刷用インク。 10 前記溶剤は低級脂肪族アルコール及び/またはグ
    リコールモノエーテル系溶剤である特許請求の範囲第7
    項または8項記載のジェット印刷用インク。 11 前記溶剤可溶性酸は、塩酸、弗酸、硫酸、硼酸、
    燐酸、酢酸、蟻酸、ベンゼンスルホン酸、及びパラトル
    エンスルホン酸からなる群から選ばれた1種もしくは2
    種以上の混合物である特許請求の範囲第7項または8項
    記載のジェット印刷用インク。 12 前記導電性付与剤は塩化リチウム、塩化アンモニ
    ウム、硝酸リチウム、硝酸アンモニウム、ジメチルアミ
    ンハイドロクロライド、チオシアン酸カリウム、チオシ
    アン酸アンモニウム、及びチオシアン酸ナトリウムから
    なる群から選ばれた1種もしくは2種以上の混合物であ
    る特許請求の範囲第7項または8項記載のジェット印刷
    用インク。 13 前記溶剤可溶性樹脂は、アクリル樹脂、ポリビニ
    ルブチラール樹脂、ノボラック型フェノール樹脂、また
    はエポキシ樹脂である特許請求の範囲第7項または8項
    記載のジェット印刷用インク。
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