JP3011087B2 - インク組成物及び画像記録方法 - Google Patents

インク組成物及び画像記録方法

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JP3011087B2
JP3011087B2 JP4332896A JP4332896A JP3011087B2 JP 3011087 B2 JP3011087 B2 JP 3011087B2 JP 4332896 A JP4332896 A JP 4332896A JP 4332896 A JP4332896 A JP 4332896A JP 3011087 B2 JP3011087 B2 JP 3011087B2
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インク組成物およ
び画像形成方法に関する。さらに詳細には、インクジェ
ットプリンター用に特に好適なインク組成物、およびそ
れを使用した画像形成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】コンピューター等の情報機器の出力装置
として、最近ランニングコストが安く高精細でかつカラ
ー化が容易な方式としてインクジェット方式が注目され
ている。インクジェットプリンタ用のインクとしては、
従来染料水溶液が主に使用されてきた。しかし、ノズル
から吐出・飛翔されたインクが記録紙に付着したとき、
インクが記録紙で滲み、飛翔時に形成したインク液粒よ
りも大きなドットになってしまったり、記録された画像
の濃度が低いという問題があった。また記録された画像
の耐水性にも問題があった。
【0003】従来、このようなインクジェット用水性イ
ンクでは、これらの問題を同時に解決するために、
[A]画像を造膜させるための樹脂微粒子をインクに添
加する技術[特公昭60−32663(ラテックス添
加)、特開平5−239392(カルボキシル基とノニ
オン親水性基を有する水分散性樹脂の添加)、特開平5
−255628(非架橋性のビニル系高分子添加)、特
開平6−340835(イオン性基を有するポリエステ
ル粒子を添加)]あるいは染色した造膜性の樹脂微粒子
をインクに添加する技術[特開平5−255567]が
提案されてきた。また、[B]樹脂微粒子(ポリエステ
ル等の微粒子)と架橋剤とをインクに別に配合し、樹脂
を架橋した画像膜を得る技術[特公平7−47355]
も提案されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述のインク[A]
は、滲みをある程度は低減させるが、記録紙織維への毛
細管現象による滲みを完全に防ぐことは不可能であっ
た。また、画像の高濃度化にもある程度効果があった
が、記録紙内部へのインクの浸透を防ぐことはできず画
像高濃度化に限界があった。耐水性についても同様に限
界があった。更に、常温で造膜性の樹脂微粒子を添加し
たインク[A]の共通の問題点として、常温で樹脂微粒
子を造膜させるために粒子を融着させる必要から、ある
温度以下のガラス転移温度を有する樹脂微粒子を使用す
る必要があり、印字サンプルの周囲の環境温度によって
は、画像部が粘着性をおびるという問題があった。これ
は特に高い環境温度において顕著であった。
【0005】一方、インク[B]の技術は、画像膜が架
橋しているので画像部が粘着性をおびることはない。し
かしながらインクに添加されている架橋剤は、反応性の
物質でありインクの安全性および安定性の点で懸念を抱
えている。
【0006】本発明は、上記課題を解決するためになさ
れたものであり、本発明の目的は、記録紙上でのインク
の滲みをなくすことが可能であり、かつ、極めて高い画
像濃度でしかも耐水性のある画像を得ることが可能なイ
ンク、特にインクジェトプリンタ用に好適なインク組成
物を提供することにある。
【0007】本発明の他の目的は、高い環境温度におい
ても画像部が粘着性をおびず、また、安全性及び安定性
の点でも問題のないインク組成物を提供することにあ
る。
【0008】更に本発明の他の目的は、そのようなイン
ク組成物を利用した画像形成方法を提供することにあ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成可能
な、第1の本発明のインク組成物は、水、着色剤及び樹
脂微粒子を含有してなり、該樹脂微粒子が、アルコキシ
シリル基を含有するアクリルシリコン系樹脂微粒子であ
ることを特徴とする。
【0010】第2の本発明は、液滴をヘッドから吐出さ
せて記録体上に記録を行う画像記録方法において、上記
インク組成物を用いる方法である。
【0011】本発明によれば、記録紙上にインクが付着
した直後から、水が蒸発あるいは記録紙内部に浸透し、
これに伴なってアクリルシリコン樹脂微粒子同士の融着
が始まる。これにより粒子内部のアルコキシシリル基が
粒子外部に現れ、残存する水の影響を受けて加水分解
し、反応性となり、脱水縮合を開始する。その縮合は極
めて速く進行し、着色剤を閉じ込めた強固なシロキサン
架橋膜を画像として形成する。これによりインクの滲み
が防止され、高濃度で且つ耐水性のある画像を、紙のよ
うな記録体の上に形成することが可能になる。
【0012】上記のように、本発明のインク組成物は、
架橋を起こすので、高温でも粘着性を呈さない。また、
その架橋は、自己架橋性なので、つまり他の架橋剤を使
用することなく進行するので、安全性上も問題がない。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明を、その実施の形態
によって詳細に説明する。
【0014】本発明のインク組成物は、水、着色剤及び
樹脂微粒子を含有する。その樹脂微粒子は、アルコキシ
シリル基を有するアクリルシリコン系樹脂微粒子であ
る。その樹脂は、より詳しくは、主鎖がアクリルビニル
系のポリマーであり、側鎖にアルコキシシリル基を有す
る自己架橋性の樹脂である。
【0015】アクリルシリコン樹脂微粒子は、個々の粒
子が分散状態であることが好ましい。その平均粒径は、
製造しやすさと、インクジェットのノズルへの適応性等
の観点から、好ましくは、0.01ミクロン以上、3ミ
クロン以下であり、より好ましくは、0.05ミクロン
以上、1ミクロン以下である。
【0016】アルコキシシリル基のアルキル基は、炭素
数が1個〜3個のアルキルが好ましい。これは、−Si
(OR)3 (Rは、炭素数1ないし3のアルキル基であ
る)と表される。炭素数が3より多くなると、自己架橋
の速度が小さくなりやすいからである。当該アルキル基
は、より好ましくは炭素数が1個〜2個である。
【0017】アクリルビニル系ポリマーの主鎖を調製す
るためのアクリル骨格を構成するモノマーとしては、例
えば、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタ
クリル酸n−ブチル、メタクリル酸イソブチル、メタク
リル酸2−エチルヘキシル、アクリロニトリル、アクリ
ル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸n−ブチ
ル、アクリル酸2−エチルヘキシル、メタクリル酸、ア
クリル酸、メタクリル酸2−ヒドロキシエチル、メタク
リル酸ヒドロキシプロピル、アクリル酸2−ヒドロキシ
エチル、アクリルアミド、N−メチロールアクリルアミ
ド、メタクリル酸グリシジルが挙げられる。これらのモ
ノマーを単独、あるいは複数を併用することができる。
また、スチレン、ビニルトルエン、酢酸ビニル等の任意
の共重合可能な成分と共重合してもよい。
【0018】本発明のインク組成物において、アクリル
シリコン樹脂微粒子は、インクの全量に対して通常1〜
50重量%の割合とする。この範囲を逸脱すると、自己
架橋性が期待し難く、また、インクジェットのノズル適
応性が低下する。すなわち、インク全量に対するアクリ
ルシリコン樹脂微粒子の量が1重量%未満であると常温
での乾燥に時間がかかり、記録紙上面でドットが拡がっ
たり、記録紙内部に浸透しやすくなり、アクリルシリコ
ン微粒子の接触の機会が減る。その結果、自己架橋性が
阻害されやすい。インク全量に対するアクリルシリコン
樹脂微粒子の量が50重量%を越えるとインクの粘度が
著しく増大し、インクジェットのノズルからの吐出が困
難となる。
【0019】上記割合は、好ましくは5〜35重量%の
範囲とする。アクリルシリコン樹脂微粒子において、ア
クリルモノマーの全モル数に対するアルコキシシリル基
の全モル数の比(アルコキシシリル基の全モル数/アク
リルモノマーの全モル数)は、0.01〜1.0の範囲
が利用でき、好ましくは、0.1〜1.0の範囲であ
る。
【0020】アクリルシリコン樹脂微粒子は、代表的に
は、アクリルビニル系モノマーに常法によってアルコキ
シシリル基を導入し、そのモノマーを乳化重合すること
により調製される。
【0021】アクリルシリコン樹脂の重量平均分子量
は、通常、2,000から100,000とする。この
範囲であると、架橋したアクリルシリコン樹脂皮膜が好
ましく形成される。重量平均分子量が2000未満であ
ると、柔軟性が小さく、定着性が低下しやすい。一方、
重量平均分子量が100000を越えると樹脂微粒子の
融着が阻害されやすく、皮膜形成能が低くなる。当該重
量平均分子量は、好ましくは、3,000から20,0
00とする。
【0022】本発明のインク組成物中の着色剤として
は、主溶媒である水との親和性がよく分散剤等の併用に
より均一分散が可能であるものであれば使用できる。代
表的には、顔料、水溶性染料、分散染料が用いられる。
【0023】上記顔料としては、有機顔料、無機顔料等
が挙げられ、例えば、白黒用としては、フアーネスブラ
ック、チャンネルブラックなど(カーボンブラック
(C.I.ピグメントッブラック7)類、アニリンブラ
ック(C.I.ピグメントブラック1)等の有機顔料が
挙げられる。更にカラー用としては、C.I.ピグメン
トイエロー1、3、12、13、14、17、24、3
4、35、37、42、53、55、81、83、9
5、97、98、100、101、104、108、1
09、110、117、120、138、153、C.
I.ピグメントバイオレット1、3、5:1、16、1
9、23、38、C.I.ピグメントッブルー1、2、
15、15:1、15:2、15:3、15:4、1
5:6、16、等の顔料がある。インク全量に対する顔
料の添加量は、着色剤としての機能を発揮させる上で、
好ましくは1〜30重量%、特に好ましくは1.5〜1
2重量%である。これらの顔料を均一に分散するために
は、必要により分散剤を顔料に対して0.01〜1重量
%添加することができ、さらにボールミル等で分散処理
することが望ましい。
【0024】一方、着色剤として用いることのできる水
溶性染料としては、直接染料、酸性染料等が挙げられ
る。例えば、C.I.ダイレクトブラック9、17、1
9、22、32、51、56、62、69、77、8
0、91、94、97、108、112、113、11
4、117、118、121、122、125、13
2、146、154、166、168、173、19
9、C.I.ダイレクトバイオレット7、9、47、4
8、51、66、90、93、94、95、98、10
0、101、C.I.ダイレクトイエロー8、9、1
1、12、27、28、29、33、35、39、4
1、44、50、53、58、59、68、86、8
7、93、95、96、98、100、106、10
8、109、110、130、132、144、16
1、163、C.I.ダイレクトブルー1、10、1
5、22、25、55、67、68、71、76、7
7、78、80、84、86、87、90、98、10
6、201、202、244、251、280、C.
I.アシッドブラック7、24、29、48、C.I.
アシッドバイオレット5、34、43、47、48、9
0、103、C.I.アシッドイエロー17、19、2
3、25、39、40、44、49、50、61、11
0、174、218、C.I.アシッドブルー9、2
5、40、41、62、72、76、80、106、1
12、120、205、230、271、280、等が
用いられるが、これらに限定されるものではない。これ
らの染料の添加量は、染料の種類、溶媒成分の種類、イ
ンクに対して要求されている特性等に依存して決定され
るが、着色剤としての機能を発揮させる上で、インク全
量に対して一般には0.2〜10wt%、好ましくは
0.5〜5重量%の範囲である。
【0025】その他必要に応じて、リン酸二水素カリウ
ム、リン酸二水素ナトリウム等のpH調節剤、防カビ、
防腐、防錆等の目的で安息香酸、ジクロフエン、ヘキサ
クロロフエン、ソルビン酸等をインク組成物に添加する
ことが出来る。
【0026】さらにノズル目詰り防止を目的にエチレン
グリコール、グリセリン、各種多価アルコール類をイン
クに添加しても良い。
【0027】インクの製造は、具体的には、以下の手順
で行うことができるが、これに限定されるものではな
い。着色剤と分散剤からなる水分散液をボールミルで分
散し、着色剤粒子が単分散状態になったことを顕微鏡観
察により確認し、そこへ水に分散してなる樹脂微粒子を
添加し、撹拌して均一に混合させる。その後、防腐剤等
の添加物を加え完全溶解を確認した後、この分散液を、
例えば、孔径10μmのメンブランフイルターにてろ過
して、ゴミおよび粗大粒子を除去し、記録用インクを得
る。
【0028】
【発明の効果】以上の本発明のインキ組成物は、記録紙
上でのインクの滲みをなくすことが可能であり、かつ、
極めて高い画像濃度でしかも耐水性のある画像を得るこ
とが可能である。また、高い環境温度においても画像部
が粘着性をおびず、更に、安全性の点でも問題がない。
従って、このインク組成物、及びそれを利用した画像記
録方法は、特にインクジェットプリンタに好適である。
【0029】
【実施例】以下、本発明の構成、効果を実施例を用いて
より具体的に説明する。 実施例1 着色剤として水系の銅フタロシアニン系顔料分散物と、
水に分散してなる加水分解性メトキシシリル基を有する
アクリルビニル系モノマーの乳化重合により調製された
アクリルシリコン樹脂微粒子とからなるインク組成物を
次のようにして作製した。 ・水系銅フタロシアニン系顔料分散物(固形分=35
%):9重量部 ・アクリルシリコン樹脂微粒子(固形分=35%、 重量平均分子量=15,000、粒子サイズが0.1〜
0.2ミクロン、メトキシシリル基の全モル数/アクリ
ルモノマーの全モル数=0.9):104重量部 顔料(着色剤)濃度=顔料×100/(顔料+樹脂)=
8重量% このようにして作製したインク組成物をバーコーターを
用いて、複写機用普通紙上に塗布し、室温にて乾燥させ
ることにより、普通紙上に塗布乾膜からなるベタ画像を
得た。その際、バーコーターの塗布バーの種類(塗布目
の粗さ)を変えることにより、塗布乾膜の膜厚(画像厚
さ)が異なる複数のベタ画像を得た。得られた画像の光
学濃度(Optical Density)を画像表面
側から測定したところ、画像厚さ2μmにおいて1.
5、また画像厚さ4μmにおいて2.0(通常の印刷に
相当する値)と、普通紙上で高光学濃度を得た。
【0030】さらにまた、得られた普通紙上の画像の光
学濃度を普通紙の裏側(画像表面と反対側)から測定し
たところ、光学濃度は0.14であり、普通紙のみの光
学濃度とほぼ同じであり、このことからインク組成物の
普通紙中への浸透のほとんどないことが確認できた。
【0031】さらにまた、この普通紙上のベタ画像の縦
断面を光学顕微鏡により観察したところ、画像は普通紙
の上に形成されていて、インク組成物の普通紙中への浸
透は認められないものであった。
【0032】次に、市販のインクジェットプリンターを
用いて、このインク組成物の普通紙上への印字テストを
実施した。その際、該インクジェットプリンターにおい
て、インクの飛翔可能となるように、インク組成物を水
で希釈し粘度の調整を実施した。このようにして印字さ
れたサンプルの印字ドットを拡大ルーペおよび光学顕微
鏡により観察したところ、ドット周辺部へのインクの滲
みのない、また画像濃度の高い鮮明なドットが形成され
ていた。
【0033】ひき続いて、上記バーコーターによるベタ
画像および、プリンターによる印字サンプルに対して、
故意に水をこぼし、耐水性を評価した。その結果、水に
よる画像の滲み、着色剤の広がりは認められず、耐水性
の高いものであった。
【0034】次に印字サンプル画像部の高い架橋温度に
おける粘着性を調べるために、印字サンプルを表と裏と
が接するように2枚重ね、10g/cm2 の荷重を加えな
がら、加熱し、印字サンプルの表と裏とが接着する時の
温度、すなわちブロッキング温度を求めた。その結果、
60℃でブロッキングが発生することがわかった。実施
例2着色剤としてフタロシアニン系染料[アシッドブル
ー9]水溶液と、および水に分散してなる加水分解性メ
トキシシリル基を有するアクリルビニル系モノマーの乳
化重合により調製されたアクリルシリコン樹脂微粒子と
からなるインク組成物を次のようにして作製した。 ・フタロシアニン系染料[アシッドブルー9]水溶液系
(固形分=10%):30重量部 ・アクリルシリコン樹脂微粒子(固形分=35%、実施
例1と同一物):99重量部 染料(着色剤)濃度=染料×100/(染料+樹脂)=
8重量% このようにして作製したインク組成物をバーコーターを
用いて、複写機用普通紙上に塗布し、室温にて乾燥させ
ることにより、普通紙上に塗布乾膜からなるベタ画像を
得た。その際、バーコーターの塗布バーの種類(塗布目
の粗さ)を変えることにより、膜厚(画像厚さ)の異な
る複数のベタ画像を得た。得られた画像の光学濃度(O
ptical Density)を画像表面側から測定
したところ、画像厚さ3.3μmにおいて1.8、また
画像厚さ6μmにおいて2.0と普通紙上で高光学濃度
を得た。
【0035】さらにまた、得られた普通紙上の画像の光
学濃度を普通紙の裏側(画像表面と反対側)から測定し
たところ、光学濃度は0.14であり、普通紙のみの光
学濃度とほぼ同じであった。このことから、顔料よりも
普通紙に浸透しやすい染料を着色剤として利用しても、
インク組成物の普通紙中への浸透のほとんどないことが
確認できた。
【0036】さらにまた、この普通紙上のベタ画像の縦
断面を光学顕微鏡により観察したところ、画像は普通紙
の上に形成されていて、インク組成物の普通紙中への浸
透は認められなかった。
【0037】次に、市販のインクジェットプリンターを
用いて、このインク組成物の普通紙上への印字テストを
実施した。その際、該インクジェットプリンターにおい
て、インクの飛翔可能となるように、インク組成物を水
で希釈し粘度の調整を実施した。このようにして印字さ
れたサンプルの印字ドットを拡大ルーペおよび光学顕微
鏡により観察したところ、ドット周辺部へのインクの滲
みのない、また画像濃度の高い鮮明なドットが形成され
ていた。
【0038】ひき続いて、上記バーコーターによるベタ
画像および、プリンターによる印字サンプルに対して、
故意に水をこぼし、耐水性を評価した。その結果、水に
よる画像の滲み、着色剤の広かりは認められず、耐水性
の高いものであった。
【0039】次に実施例1と同様にして印字サンプル画
像部のブロッキング発生温度を測定したところ、55℃
でブロッキングが発生することがわかった。 比較例1 着色剤としてフタロシアニン系染料[アシッドブルー
9]水溶液系と純水(蒸留水)とを混合し、インク組成
物を作成した。このときの染料濃度は10重量%とし
た。また塗布時普通紙上での染料の凝集を避けるたる、
0.2重量%の界面活性剤を添加した。
【0040】このようにして作製したインク組成物を実
施例1および2と同様にバーコーターを用いて、複写機
用普通紙上に塗布し、室温にて乾燥させることにより、
普通紙上にベタ画像を得た。その際、バーコーターの塗
布バーの種類(塗布目の粗さ)を変えることにより、塗
布時の膜厚(つまり、水分を含んだウェット膜厚)の異
なる複数のベタ画像を得た。得られた画像の光学濃度
(Optical Density)を画像表面側から
測定したところ、塗布時の膜厚(ウェット膜厚)11.
4μmにおいて1.4と低いものであり、また塗布時の
膜厚(ウェット膜厚)を21μmに増加させても光学濃
度は1.4と低いままであった。
【0041】また、得られた普通紙上の画像を普通紙の
裏側(画像表面と反対側)から目視で観察したところ、
着色剤の色が濃く認められインク組成物の普通紙中への
顕著な浸透が確認できた。得られた普通紙上の画像の光
学濃度を普通紙の裏側(画像表面と反対側)から測定し
たところ、塗布時の膜厚(ウェット膜厚)11.4μm
のもの(測定時には、画像が普通紙内に浸透し、画像厚
さは、極めて小さい)は、1.0であり、また塗布時の
膜厚(ウェット膜厚)21μmのものは、1.1であ
り、普通紙の表裏において、ほぼ同等の光学濃度を示し
た。このことからもインク組成物の普通紙中への顕著な
浸透が確認できた。
【0042】さらにまた、この普通紙上のベタ画像の縦
断面を光学顕微鏡により観察したところ、画像は普通紙
の中に形成されていて、インク組成物の普通紙中への浸
透が重ねて確認できた。
【0043】次に、実施例1および2と同様の市販のイ
ンクジェットプリンターを用いて、このインク組成物の
普通紙上への印字テストを実施した。このようにして印
字されたサンプルの印字ドットを拡大ルーペおよび光学
顕微鏡により観察したところ、ドット周辺部への顕著な
インクの滲みが認められ、また画像濃度の低い不鮮明な
ドットが形成されていた。ひき続いて、上記バーコータ
ーによるベタ画像および、プリンターによる印字サンプ
ルに対して、故意に水をこぼし、耐水性を評価した。そ
の結果、水による画像の滲み、着色剤の一層広がりが認
められ、耐水性の低いものであった。 比較例2 アクリルシリコン樹脂微粒子に代替して、非架橋性ポリ
エステル樹脂微粒子(固形分=30%、粒子サイズが
0.1〜0.2ミクロン)を使用した以外は、実施例1
と全く同様にして顔料濃度が8重量%のベタ画像を得
た。得られた画像の光学濃度を測定したところ、画像厚
さ2μmにおいて1.4、また画像厚さ4μmにおいて
1.9と普通紙上で高光学濃度を得た。実施例1と同様
にして、表にベタ画像を有する普通紙の裏側の光学濃度
測定、ベタ画像の横断面の光学顕微鏡観察、印字ドット
の光学顕微鏡観察からインク組成物の普通紙中への浸
透、ドット周辺部への滲みがないことを確認した。また
実施例1と同様にして、耐水性を評価したところ、水に
よる画像の滲み、着色剤の広がりは認められず、ベタ画
像は耐水性の高いものであった。次に、印字サンプル画
像部の高い環境温度における粘着性を調べるために、印
字サンプルを表と裏が接するように2枚重ね、10g/
cm2 の荷重を加えながら、加熱し、印字サンプルの表
と裏とが接着するときの温度、すなわちブロッキングが
発生する温度を求めた。その結果、40℃でブロッキン
グが発生することがわかった。 比較例3 アクリルシリコン樹脂微粒子に代替して、非架橋性ポリ
エステル樹脂微粒子(固形分=30%、粒子サイズが
0.1〜0.2ミクロン)を使用した以外は、実施例2
と全く同様にして顔料濃度が8重量%のベタ画像を得
た。得られた画像の光学濃度を測定したところ、画像厚
さ3.3μmにおいて1.6、また画像厚さ6μmにお
いて2.0と普通紙上で高光学濃度を得た。実施例2と
同様にして、表にベタ画像を有する普通紙の裏側の光学
濃度測定、ベタ画像の横断面の光学顕微鏡観察、印字ド
ットの光学顕微鏡観察からインク組成物の普通紙中への
浸透、ドット周辺部への滲みがないことを確認した。ま
た実施例2と同様にして、耐水性を評価したところ、水
による画像の滲み、着色剤の広がりは認められず、ベタ
画像は耐水性の高いものであった。次に、印字サンプル
画像部の高い環境温度における粘着性を調べるために、
印字サンプルを表と裏が接するように2枚重ね、10g
/cm2 の荷重を加えながら、加熱し、印字サンプルの
表と裏とが接着するときの温度、すなわちブロッキング
が発生する温度を求めた。その結果、40℃でブロッキ
ングが発生することがわかった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C09D 11/00 - 11/20

Claims (13)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水、着色剤及び樹脂微粒子を含有してな
    り、該樹脂微粒子が、アルコキシシリル基を含有するア
    クリルシリコン系樹脂微粒子であることを特徴とするイ
    ンク組成物。
  2. 【請求項2】 アルコキシシリル基のアルコキシ基が炭
    素数1ないし3であることを特徴とする請求項1に記載
    のインク組成物。
  3. 【請求項3】 アルコキシシリル基のアルコキシ基が、
    メトキシ基またはエトキシ基であることを特徴とする請
    求項2に記載のインク組成物。
  4. 【請求項4】 樹脂微粒子の平均粒子径が、0.01μ
    mないし3μmであることを特徴とする請求項1に記載
    のインク組成物。
  5. 【請求項5】 樹脂微粒子の含有量が、1ないし50重
    量%であることを特徴とする請求項1に記載のインク組
    成物。
  6. 【請求項6】 樹脂微粒子の樹脂の重量平均分子量が、
    2000ないし100,000であることを特徴とする
    請求項1に記載のインク組成物。
  7. 【請求項7】 着色剤が顔料分散物であることを特徴と
    する請求項1に記載のインク組成物。
  8. 【請求項8】 顔料分散物の含有量が1ないし30重量
    %であることを特徴とする請求項7に記載のインク組成
    物。
  9. 【請求項9】 着色剤が水性染料であることを特徴とす
    る請求項1に記載のインク組成物。
  10. 【請求項10】 水性染料の含有量がインク全量に対し
    0.2ないし10重量%であることを特徴とする請求項
    1に記載のインク組成物。
  11. 【請求項11】 インクジェット用である請求項1〜1
    0いずれかに記載のインク組成物。
  12. 【請求項12】 インク組成物の液滴をヘッドから吐出
    させて記録体上に記録を行う画像記録方法において、該
    インク組成物として、水、着色剤及び樹脂微粒子を含有
    してなり、該樹脂微粒子が、アルコキシシリル基を含有
    するアクリルシリコン系樹脂微粒子であるインク組成物
    を用いることを特徴とする画像記録方法。
  13. 【請求項13】 インク組成物の液滴をヘッドから吐出
    させて記録体上に記録を行う画像記録方法において、該
    インク組成物として、水、着色剤及び樹脂微粒子を含有
    してなり、該樹脂微粒子が、アルコキシシリル基を含有
    するアクリルシリコン系樹脂微粒子であるインク組成物
    を用い、該記録体が普通紙であることを特徴とする画像
    記録方法。
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