JP3376732B2 - 枠組み棚 - Google Patents

枠組み棚

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JP3376732B2
JP3376732B2 JP31542294A JP31542294A JP3376732B2 JP 3376732 B2 JP3376732 B2 JP 3376732B2 JP 31542294 A JP31542294 A JP 31542294A JP 31542294 A JP31542294 A JP 31542294A JP 3376732 B2 JP3376732 B2 JP 3376732B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主としてパレットを介
して荷の格納を行う枠組み棚に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の枠組み棚としては、たと
えば特開平5年178425号公報の構成が提供されている。
すなわち、この従来構成は、前後ならびに左右にそれぞ
れ複数の支柱が配設され、これら支柱の左右間を連結す
るビームが連結用部材などを介して配設されている。そ
して前記ビームには、平行した2本を一組とした切り欠
きが所定ピッチ置きに複数組形成されている。
【0003】前後で対向したビーム間に配設されるサブ
ビームは下面開放のチャンネル状であって、その側板部
の両端に形成された係止片が前記切り欠きに上方から差
し込まれ(落とし込まれ)たのち、その両端に形成され
た載置部をビームの上面に載置させることで組み立てら
れる。
【0004】その際に、通常、落とし込まれるサブビー
ムは下からの力が作用しないという見解から、さらには
サブビームの製作によるバラツキやビームの配設による
バラツキがあっても容易に落とし込みを行えるようにし
たことから、切り欠きに対して係止片がゆとりを持って
係合されるように設定されている。したがって落とし込
み形式のサブビームは抜け易い構造になっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来構成によ
ると、ビームやサブビームの上面間に亘ってパレットを
載置させることで、荷の格納を行える。その際にパレッ
トが、その底面に滑り止めゴムが取り付けられているパ
レットや、荷の安定性を得るためにシュリンク材により
パレットごとシュリンクされているパレットの場合など
は、外気温度が高くなったとき、滑り止めゴムやシュリ
ンク材が粘着性を持ってサブビームの上面に接着するこ
とがある。このような場合、荷の取出しのためにパレッ
トをリフティングしたとき、切り欠きに対して係止片を
上方へ引き抜きながらサブビームが持ち上げられ、この
サブビームが抜け落ちる恐れがある。
【0006】これに対しては、たとえば特公昭63年2052
4 号公報に見られるように、クロスバーの端部一側にタ
ブを形成し、このタブを、ビームに形成された孔を通し
てビームの縁に下方から係止させる形式が提供されてい
るが、この形式も一側のみの係止であることから、同様
に上方へ持ち上げられ易く、クロスバーが抜け落ちる恐
れがある。
【0007】本発明の目的とするところは、サブビーム
の着脱は簡単な構成で容易に迅速に行え得るものであり
ながら、上方への持ち上げ力には充分に対向し得る枠組
み棚を提供する点にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく本
第1発明は、支柱間に複数のメインビームを並行して配
設するとともに、並行したメインビーム間にサブビーム
を配設した枠組み棚であって、メインビームには、上面
開放の被係止部を形成し、サブビームの端部に、前記メ
インビームの被係止部に対して上方から係合自在な係止
部を形成し、前記サブビームに係脱自在でかつ係合時に
メインビームの外面に当接自在な抜け止め部材を設け、
この抜け止め部材を通してメインビームに係脱自在な抜
け止めピンを設け、サブビームは、下面の全長にスリッ
トを有するとともに、このスリットの両側に係止板部を
有せしめて四角筒状に形成し、抜け止め部材は、その部
材厚さをスリット幅よりも薄くしかつ部材幅をスリット
幅よりも大きくした板状からなり、その上下方向の中間
に、幅方向の両側から内方への切り込み部を形成して、
両切り込み部間の残部幅をスリット幅よりも小さく形成
し、切り込み部よりも上方部分を係止板部に対する係止
作用部に形成するとともに、切り込み部よりも下方部分
を抜け止めピン作用部に形成している。
【0009】
【0010】そして本第発明は、支柱間に複数のメイ
ンビームを並行して配設するとともに、並行したメイン
ビーム間にサブビームを配設した枠組み棚であって、
メインビームには、上面開放の被係止部を形成し、サブ
ビームの端部に、前記メインビームの被係止部に対して
上方から係合自在な係止部を形成し、前記サブビームに
係脱自在でかつ係合時にメインビームの外面に当接自在
な抜け止め部材を設け、この抜け止め部材を通してメイ
ンビームに係脱自在な抜け止めピンを設け、メインビー
ムの被係止部は、メインビームの並行方向を厚さ方向と
した板状部により形成し、サブビームの係止部は、下面
開放でかつ被係止部に上方から嵌合自在な凹部と、この
凹部に対して端部側に位置しかつ被係止部の内面に対向
自在な爪部とにより形成し、一方側の凹部形成外向き面
を被係止部の外面に当接させたとき、他方側の凹部形成
外向き面と被係止部の外面との間に生じる隙間に対して
抜け止め部材の部材厚さを厚く形成している。
【0011】
【作用】上記した本第1、第2発明の構成によると、メ
インビーム間へのサブビームの配設は、まずメインビー
ムの係止部をサブビームの被係止部に上方から対向した
状態でサブビームを下降して、その係止部を被係止部に
上方から係合させ、次いでサブビームに係合させた抜け
止め部材をサブビームに対してスライドさせて、その一
面をメインビームの外面に当接させたのち、この抜け止
め部材を通してメインビームに抜け止めピンを係合させ
ることで行える。このように、メインビーム間へのサブ
ビームの配設は、簡単な構成で容易に迅速に行え、また
逆の操作により、メインビームからのサブビームの取り
外しも、容易に迅速に行える。
【0012】枠組み棚から出庫作業を行うべくパレット
を上昇(リフティング)させたときで、たとえばパレッ
トの底面が、外気温度などで粘着性を持ってサブビーム
上に接着しているような場合、パレットの上昇力により
サブビームが持ち上げられようとする。このときサブビ
ームの持ち上げ力は、抜け止め部材を介して抜け止めピ
ンに作用するが、この抜け止めピンはメインビームに係
合していることで、上方への持ち上げ力には充分に対向
し得、以てサブビームの上昇を阻止し得る。これにより
サブビーム上との接着が剥がれてパレットのみ上昇する
ことになり、被係止部に対して係止部が上方へ引き抜か
れることがなくて、このサブビームは抜け落ちない。
【0013】また本第1発明の構成によると、サブビー
ムの係止部を被係止部に上方から係合させたのち、抜け
止め部材を、その幅方向をサブビームの長さ方向にして
スリットに下方から対向させ上昇させることで、係止作
用部をサブビーム内に突入させ得る。その際に突入は、
部材厚さがスリット幅よりも薄いことから、何ら支障な
く容易に行える。
【0014】これにより切り込み部を係止板部に対向さ
せた状態で、抜け止め部材を90度回転することで、切り
込み部を係止板部に嵌合させ得る。その際に回転は、残
部幅がスリット幅よりも小さいことから、何ら支障なく
容易に行える。そして切り込み部を係止板部に嵌合させ
た状態においては、係止作用部の部材幅がスリット幅よ
りも大きいことから、係止作用部が両係止板部間で係止
されて、抜け止め部材の脱落は生じない。次いでサブビ
ームに対し抜け止め部材をスライドさせることで、その
一面をメインビームの外面に当接させ得る。
【0015】そして本第2発明の構成によると、メイン
ビーム間へのサブビームの配設は、サブビームの凹部形
成外向き面と被係止部の外面との間にゆとりを持たせる
ことで、軽く容易に行える。このゆとりのため、サブビ
ームは長さ方向に移動し易く、その一方側の凹部形成外
向き面を被係止部の外面に当接させたとき、他方側の凹
部形成外向き面と被係止部の外面との間に最も大きい隙
間が生じることになる。しかし、この隙間に対して、抜
け止め部材の部材厚さが厚いことから、サブビームに上
昇力が作用したとき、抜け止め部材の係止作用部からサ
ブビームの係止板部が外れることはなく、その係合姿勢
は常に好適に維持し得る。
【0016】
【実施例】以下に本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図7において1は枠組み棚で、前後ならびに左
右にそれぞれ複数(実施例では前後2本でかつ左右3本
で示す。)配設された支柱10と、これら支柱10の前後間
に配設されたラチス20と、前記支柱10の左右間に並行し
て配設されたメインビーム30と、前後で対向した(並行
した)メインビーム30間に配設されたサブビーム60と、
前記支柱10の下端に取り付けられた脚装置5などから構
成される。
【0017】図5、図6に示すように前記支柱10は、外
板部11と、この外板部11の外端から直角状で内方に延ば
された左右一対の側板部12と、これら側板部12の後端か
ら相対向する方向に接近された左右一対の内板部13と、
これら内板部13の内端から直角状で内方に延ばされた左
右一対の連結板部14などからなり、両連結板部14間に挿
入用スリット15を有する状態で型材状に一体形成され
る。
【0018】前記外板部11の幅方向の中央部には内方へ
の凹入部16が上下方向で全長に形成され、そして前記外
板部11における凹入部16の両側と前記内板部13にはコネ
クターピン(後述する)用のピン孔17が、上下方向で所
定ピッチ置きに複数形成されている。また両連結板部14
の上下方向の所定の位置には連結孔18が形成されてい
る。
【0019】前記ラチス20はC型レール状であって、両
端の相対向板間に亘って連結孔21が形成されている。そ
して前記支柱10を、その挿入用スリット15を前後方向に
おいて相対向させた状態で、水平状または傾斜状とした
前記ラチス20の両端が前記挿入用スリット15に差し込ま
れ、前記連結孔21,18に亘ってリベット22を作用させる
ことで、前後の支柱10と複数のラチス20とが一体化され
る。
【0020】図1〜図6に示すように前記メインビーム
30は、帯板を方形筒状に折り曲げ成形することで得られ
る。すなわちメインビーム30は、上板部31と、この上板
部31の前後端から直角状で下方に延ばされた前板部32な
らびに後板部33と、前板部32の下端から直角状で後方に
延ばされた前位下板部34と、後板部33の下端から直角状
で前方に延ばされた後位下板部35と、この後位下板部35
の前端から直角状で上方に延ばされた立ち上がり板部36
と、前位下板部34の後端から直角状で上方に延ばされた
のち下方へ湾曲したフック状に形成されかつ前記立ち上
がり板部36に対して上方から係合自在な湾曲板部37など
により、方形筒状に一体形成される。
【0021】前記上板部31は、その前半分を上位の支持
部31aとし、後半分を下位の受け部31bとした段状に形
成されている。前記支持部31aはパレット2を介して荷
の支持を行うものであり、また前記受け部31bは前記サ
ブビーム60を受け止めるものである。そして前記メイン
ビーム30には、その前板部32ならびに後板部33の上下方
向の中央部に取付用孔38が形成され、この取付用孔38は
長さ方向において所定ピッチ置きで複数形成される。
【0022】さらに前記受け部31bから後板部33の上位
に亘っては、平行した2本を一組とした切り欠き39が所
定ピッチ置きに複数組形成されている。そして、この切
り欠き39に対応した部分で、メインビーム30の並行方向
を厚さ方向とした前板部(板状部)32の部分により、上
面開放の被係止部40が形成される。
【0023】前記メインビーム30の両端部には、それぞ
れ連結用部材42が一体化されている。すなわち連結用部
材42は、外板部11に当て付け自在な前板43と、側板部12
に当て付け自在な外側板44と、凹入部16内に嵌入自在な
内側板45などにより型材状に形成され、前板43の上下二
箇所に係止用切欠き46が形成されるとともに、これら係
止用切欠き46間にピン孔47が形成されている。さらに外
側板42の後端縁には上下方向の係止板48が上下二箇所に
形成されている。そして外側板44の外面に前記メインビ
ーム30の端部が溶接により連結されている。
【0024】前記支柱10に連結用部材42を固定させるた
めのコネクターピン50は、両ピン孔17間に亘って後方か
ら差込み自在な上下一対の差込みピン部51と、両差込み
ピン部51の内端から左右方向に折曲した係止ピン部52
と、両係止ピン部52の遊端間を連結する上下方向の連結
ピン部53と、両差込みピン部51の内端で相対向する面間
を連結する上下方向の補強ピン部54などにより形成され
る。
【0025】そして支柱10に対する連結用部材42の固定
は、係止用切欠き46を差込みピン部51の前方突出端に外
嵌させたのち、係止用切欠き46の上下方向のゆとりを利
用して連結用部材42を下降させる。これにより係止板48
を係止ピン部52に上方から係合させたのち、合致したピ
ン孔17,47間に亘って抜け止めピン55を差込むことで行
える。
【0026】図1〜図3に示すように前記サブビーム60
は、帯板を四角筒状に折り曲げ成形することで得られ
る。すなわちサブビーム60は、天板部61と、この天板部
61の左右端から直角状で下方に延ばされた側板部62と、
両側板部62の下端から直角状で相対向側に延ばされた係
止板部63などにより、下面の全長にスリット64を有する
とともに、このスリット64の両側に前記係止板部63を有
せしめた状態で四角筒状に一体形成される。
【0027】そしてサブビーム60の端部には、前記メイ
ンビーム30の被係止部40に対して上方から係合自在な係
止部65が形成される。すなわち係止部65は、係止板部63
の全てと両側板部62の一部とを欠徐することで形成され
た下面開放でかつ被係止部40に上方から嵌合自在な凹部
65Aと、両側板部62の残部により前記凹部65Aに対して
端部側に形成されかつ被係止部40の内面40aに対向自在
な爪部65Bなどにより形成される。その際に天板部61の
両端は前記受け部31bに対する載置部61Aに形成され
る。
【0028】前記サブビーム60に係脱自在でかつ係合時
にメインビーム30の外面30aに当接自在な抜け止め部材
70が設けられる。すなわち抜け止め部材70は、その部材
厚さW1 がスリット幅Sよりも薄くかつ部材幅W2 がス
リット幅Sよりも大きい板状からなり、その上下方向の
中間に、幅方向の両側から内方への切り込み部71が形成
されている。
【0029】その際に、両切り込み部71間の残部幅W3
はスリット幅Sよりも小さく形成され、そして切り込み
部71よりも上方部分が係止板部63に対する係止作用部72
に形成されるとともに、切り込み部71よりも下方部分が
抜け止めピン作用部73に形成されている。なお抜け止め
ピン作用部73には、前記取付用孔38に連通自在な抜け止
めピン用孔74が形成されている。
【0030】前記サブビーム60の係止部65をメインビー
ム30の被係止部40に上方から係合させることで、メイン
ビーム30間にサブビーム60を配設した状態で、このサブ
ビーム60を長さ方向に移動させて一方側の凹部形成外向
き面60aを被係止部40の外面40bに当接させたとき、他
方側の凹部形成外向き面60aと被係止部40の外面40bと
の間に生じる隙間W4 に対して、抜け止め部材70の部材
厚さW1 は厚く形成されている。
【0031】前記抜け止め部材70を通してメインビーム
30に係脱自在な抜け止めピン80が設けられる。すなわち
抜け止めピン80は、頭部81と、この頭部81から連設され
た首部82と、この首部82に対して直角状の胴部83とによ
り、L字状に一体形成されている。ここで首部82や胴部
83はピン状であって、前記抜け止めピン用孔74から取付
用孔38に亘って外側から挿抜自在に形成されている。
【0032】前記メインビーム30間へのサブビーム60の
配設は次のようにして行われる。すなわち、まずメイン
ビーム30の上方間へサブビーム60を位置させて、各係止
部65を被係止部40に上方から対向させる。次いでサブビ
ーム60を下降させ、その係止部65を被係止部40に上方か
ら係合させる。そして抜け止め部材70を、図3の実線に
示すように、その幅方向をサブビーム60の長さ方向にし
た状態で、係止作用部72をスリット64に下方から対向さ
せる。
【0033】この状態で抜け止め部材70を上昇させ、図
2ならびに図3の仮想線に示すように、その係止作用部
72をサブビーム60内に突入させる。その際に突入は、部
材厚さW1 がスリット幅Sよりも薄いことから、何ら支
障なく容易に行える。
【0034】これにより切り込み部71を係止板部63に対
向させた状態で、抜け止め部材70を90度に回転させ、図
4に示すように、切り込み部71を係止板部63に係合させ
る。その際に回転は、残部幅W3 がスリット幅Sよりも
小さいことから、何ら支障なく容易に行える。そして切
り込み部71を係止板部63に係合させた状態においては、
係止作用部72の部材幅W2 がスリット幅Sよりも大きい
ことから、係止作用部72が両係止板部63間で係止される
ことになって、抜け止め部材70の脱落は生じないことに
なる。
【0035】次いでサブビーム60に対して抜け止め部材
70をスライドさせ、図2の実線に示すように、その一面
をメインビーム30の外面30aに当接させることにより、
取付用孔38に抜け止めピン用孔74を連通させる。そして
両孔74,38に対して、抜け止めピン80の胴部83を差し込
むと、この胴部83側の偏荷重などによって抜け止めピン
80が自動的に90度変位し、図1、図2、図4に示すよう
に、両孔74,38の部分に首部82を位置させる。これによ
り、抜け止め部材70を通してメインビーム30に抜け止め
ピン80を容易に係合させ得る。
【0036】以上により、メインビーム30間へのサブビ
ーム60の配設は、簡単な構成で容易に迅速に行え、また
逆の操作により、メインビーム30からのサブビーム60の
取り外しも、容易に迅速に行えることになる。
【0037】枠組み棚に対するフォークリフトによる入
庫作業は、サブビーム60における天板部61上とメインビ
ーム30における支持部31a上とに亘ってパレット2を載
置させることで行える。またフォークリフトによる出庫
作業を行うべくパレット2を上昇(リフティング)させ
たときで、たとえばパレット2の底面が、外気温度など
で粘着性を持ってサブビーム60の天板部61に接着してい
るような場合、パレット2の上昇力によりサブビーム60
が持ち上げられようとする。
【0038】このときサブビーム60の持ち上げ力は、抜
け止め部材70を介して抜け止めピン80に作用するが、こ
の抜け止めピン80はメインビーム30に係合されているこ
とから、上方への持ち上げ力には充分に対向し得ること
になり、以てサブビーム60の上昇が阻止される。これに
より、天板部61との接着が剥がされることになってパレ
ット2のみ上昇させることになり、被係止部40に対して
係止部65が上方へ引き抜かれることがなくて、このサブ
ビーム60が抜け落ちることもない。
【0039】前述したメインビーム30間へのサブビーム
60の配設は、サブビーム60の凹部形成外向き面60aと被
係止部40の外面40bとの間に隙間が生じるようにして、
すなわち、ゆとりを持たせて軽く容易に行える。このゆ
とりのため、サブビーム60は長さ方向に移動し易く、そ
の一方側の凹部形成外向き面60aを被係止部40の外面40
bに当接させたとき、他方側の凹部形成外向き面60aと
被係止部40の外面40bとの間に最も大きい隙間W4 が生
じることになる。
【0040】しかし、この隙間W4 に対して、抜け止め
部材70の部材厚さW1 が厚く形成されていることから、
サブビーム60に上昇力が作用したとき、抜け止め部材70
の係止作用部72からサブビーム60の係止板部63が外れる
ことはなく、その係合姿勢は常に好適に維持し得る。
【0041】上記実施例においては、抜け止め部材70を
サブビーム60内に突入させたのち回転させることで、切
り込み部71を係止板部63に嵌合させ、その後に、サブビ
ーム60に対して抜け止め部材70をスライドさせている
が、本第1発明においては、部材厚さをスリット幅Sよ
りも厚くした抜け止め部材70を使用し、この抜け止め部
材70をサブビーム60に予め係合させた状態で、配設時に
スライドのみさせる形式であってもよい。
【0042】
【発明の効果】上記構成の本第1、第2発明によると、
メインビーム間へのサブビームの配設は、まずメインビ
ームの係止部をサブビームの被係止部に上方から係合さ
せ、次いでサブビームに係合させた抜け止め部材をサブ
ビームに対してスライドさせたのち、この抜け止め部材
を通してメインビームに抜け止めピンを係合させればよ
く、簡単な構成で容易に迅速に行うことができ、また取
り外しも、逆の操作により容易に迅速に行うことができ
る。
【0043】枠組み棚から出庫作業を行うべくパレット
を上昇(リフティング)したときで、サブビームを持ち
上げようとしたとき、サブビームの持ち上げ力を、抜け
止め部材と抜け止めピンとを介してメインビームで受け
止めることができて、上方への持ち上げ力に充分に対向
でき、以てサブビームの上昇を阻止できて、被係止部に
対して係止部が上方へ引き抜かれることを防止でき、サ
ブビームは抜け落ちないものにできる。
【0044】また上記構成の本第1発明によると、部材
厚さがスリット幅よりも薄いことから、抜け止め部材の
係止作用部をサブビーム内に突入させることを、何ら支
障なく容易に行うことができる。そして残部幅がスリッ
ト幅よりも小さいことから、抜け止め部材を90度回転し
て、切り込み部を係止板部に係合させることを、何ら支
障なく容易に行うことができる。しかも切り込み部を係
止板部に嵌合させた状態においては、係止作用部の部材
幅がスリット幅よりも大きいことから、係止作用部を両
係止板部間で係止できて、抜け止め部材の脱落を防止で
きる。
【0045】さらに上記構成の本第2発明によると、メ
インビーム間へのサブビームの配設は、サブビームの凹
部形成外向き面と被係止部の外面との間にゆとりを持た
せることで、軽く容易に行うことができる。このゆとり
のため、サブビームが長さ方向に移動して、凹部形成外
向き面と被係止部の外面との間に最も大きい隙間が生じ
たとしても、この隙間に対して抜け止め部材の部材厚さ
が厚いことから、抜け止め部材の係止作用部からサブビ
ームの係止板部が外れることはなく、その係合姿勢は常
に好適に維持できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示し、枠組み棚におけるビ
ーム連結部分の一部切り欠き斜視図である。
【図2】同枠組み棚におけるビーム連結部分の縦断側面
図である。
【図3】同枠組み棚におけるビーム連結部分の抜け止め
部材装着前の縦断背面図である。
【図4】同枠組み棚におけるビーム連結部分の抜け止め
部材装着後の縦断背面図である。
【図5】同枠組み棚におけるビーム連結部分の一部切り
欠き正面図である。
【図6】同枠組み棚におけるビーム連結部分の一部切り
欠き平面図である。
【図7】同枠組み棚の斜視図である。
【符号の説明】
1 枠組み棚 2 パレット 10 支柱 20 ラチス 30 メインビーム 30a 外面 38 取付用孔 39 切り欠き 40 被係止部 40a 内面 40b 外面 42 連結用部材 50 コネクターピン 60 サブビーム 60a 凹部形成外向き面 63 係止板部 64 スリット 65 係止部 65A 凹部 65B 爪部 70 抜け止め部材 71 切り込み部 72 係止作用部 73 抜け止めピン作用部 74 抜け止めピン用孔 80 抜け止めピン W1 部材厚さ W2 部材幅 W3 残部幅 W4 隙間 S スリット幅
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65G 1/14 A47B 47/02

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支柱間に複数のメインビームを並行して
    配設するとともに、並行したメインビーム間にサブビー
    ムを配設した枠組み棚であって、 メインビームには、上面開放の被係止部を形成し、サブ
    ビームの端部に、前記メインビームの被係止部に対して
    上方から係合自在な係止部を形成し、前記サブビームに
    係脱自在でかつ係合時にメインビームの外面に当接自在
    な抜け止め部材を設け、この抜け止め部材を通してメイ
    ンビームに係脱自在な抜け止めピンを設け、サブビーム
    は、下面の全長にスリットを有するとともに、このスリ
    ットの両側に係止板部を有せしめて四角筒状に形成し、
    抜け止め部材は、その部材厚さをスリット幅よりも薄く
    しかつ部材幅をスリット幅よりも大きくした板状からな
    り、その上下方向の中間に、幅方向の両側から内方への
    切り込み部を形成して、両切り込み部間の残部幅をスリ
    ット幅よりも小さく形成し、切り込み部よりも上方部分
    を係止板部に対する係止作用部に形成するとともに、切
    り込み部よりも下方部分を抜け止めピン作用部に形成し
    たことを特徴とする枠組み棚。
  2. 【請求項2】 支柱間に複数のメインビームを並行して
    配設するとともに、並行したメインビーム間にサブビー
    ムを配設した枠組み棚であって、 メインビームには、上面開放の被係止部を形成し、サブ
    ビームの端部に、前記メインビームの被係止部に対して
    上方から係合自在な係止部を形成し、前記サブビームに
    係脱自在でかつ係合時にメインビームの外面に当接自在
    な抜け止め部材を設け、この抜け止め部材を通してメイ
    ンビームに係脱自在な抜け止めピンを設け、メインビー
    ムの被係止部は、メインビームの並行方向を厚さ方向と
    した板状部により形成し、サブビームの係止部は、下面
    開放でかつ被係止部に上方から嵌合自在な凹部と、この
    凹部に対して端部側に位置しかつ被係止部の内面に対向
    自在な爪部とにより形成し、一方側の凹部形成外向き面
    を被係止部の外面に当接させたとき、他方側の凹部形成
    外向き面と被係止部の外面との間に生じる隙間に対して
    抜け止め部材の部材厚さを厚く 形成したことを特徴とす
    る枠組み棚。
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