JP3376383B2 - 荷揚げ装置 - Google Patents

荷揚げ装置

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JP3376383B2
JP3376383B2 JP28002093A JP28002093A JP3376383B2 JP 3376383 B2 JP3376383 B2 JP 3376383B2 JP 28002093 A JP28002093 A JP 28002093A JP 28002093 A JP28002093 A JP 28002093A JP 3376383 B2 JP3376383 B2 JP 3376383B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、荷揚げ装置に関し、特
に、荷台から建物内に荷物を容易に搬入できる荷揚げ装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】建物の高所に荷物を搬送する荷揚げ装置
として、実開平3−18099号公報記載のものがあ
る。図6は、この荷揚げ装置100の全体側面図であ
る。
【0003】同図において、荷揚げ装置100は、梯子
状のガイドレール110と、このガイドレール110に
回動自在に係合するローラ(図示せず)を有する台車1
20とを含むものである。そして、ガイドレール110
を建物の壁面に立て掛けて、台車120に連結したワイ
ヤ122を巻き取ることで、台車120に積まれた荷物
200を高所に搬送することができる。
【0004】また、台車120は、移動台124と荷台
126とを有し、これら移動台124と荷台126とが
連結部材126にて回動自在に連結されており、ガイド
レール110は、上部において屈曲部112を有してい
る。そして、台車120の上側のローラ(図示せず)が
この屈曲部112に到達すると、荷台126が図中矢印
A方向に持ち上がり、ほぼ水平になるよう形成されてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来例によれば、
台車120がガイドレール110の上部に到達し、荷台
126がほぼ水平になってから、この荷台126に載置
された荷物200を、図中矢印B方向に引き摺り下ろし
て、建物内に搬入していた。
【0006】しかし、特に荷物200が重い場合には、
この荷物200と荷台126との摩擦が大きくなり、荷
物200を図中矢印B方向に引き摺り下ろす作業が、重
労働となる場合があった。
【0007】特に、建物における荷物搬入口から離れた
場所に荷物200を運ぶ場合、ベルトコンベアやローラ
ーコンベアを使用して作業者の負担を軽減することが知
られているが、このベルトコンベア等に荷物を載せると
きの負担を軽減するためには、別の新たな手段が必要で
あった。
【0008】本発明は、前記従来の問題点に鑑みてなさ
れたもので、その目的は、荷台に載置された荷物を滑ら
かに移動させて、荷台から建物内に荷物を容易に搬入す
ることができる荷揚げ装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、建物の壁面に立て掛けられ
るガイドレールと、 該ガイドレールに案内されて移動可
能であり、かつ、前記建物の荷物搬入口で垂直状態から
水平状態に方向を変える荷台を有する荷揚用の台車と、
上端部に搬送ローラを有し、高さ調整手段にて、水平状
態にされた前記荷台の上面よりも上方に突出する高さに
調整可能であり、前記荷台に載置された荷物を前記搬送
ローラにて前記建物内に滑動搬入可能に形成された搬入
装置と、 を含むことを特徴とする。
【0010】
【0011】さらに、請求項記載の発明は、建物の壁
面に立て掛けられるガイドレールと、前記建物の荷物搬
入口で垂直状態から水平状態に方向を変え、かつ、載置
される荷物を滑動可能な荷物ローラを備えた荷台を有
し、前記ガイドレールに案内されて移動可能な荷揚用の
台車と、上端部に搬送ローラを有し、高さ調整手段に
て、水平状態にされた前記荷台の上面よりも上方に突出
する高さに調整可能であり、前記荷台に載置された荷物
を前記搬送ローラにて前記建物内に滑動搬入可能に形成
された搬入装置と、を含み、前記荷物は前記荷台から前
方に突出して載置され、前記荷台が水平状態に方向を変
えることで水平状態となった前記荷物の前端部を、前記
搬入装置が持ち上げた状態で支持し、前記荷物ローラに
て前記荷物が滑り落ちることを防止可能に形成されたこ
とを特徴とする。
【0012】
【作用】請求項1記載の発明によれば、ガイドレールに
案内されて台車が上昇して行き、建物の荷物搬入口で荷
台が水平方向に回動する。そして、搬入装置を設置して
おき、この搬入装置の上端部に設けられた搬送ローラ上
を滑らせながら荷物を建物内に搬入することができる。
【0013】
【0014】
【0015】この搬送ローラは、高さ調整手段を有して
いるので、ほぼ水平状態の前記荷台の上面よりも上方に
突出する高さに調整し、前記荷物搬入口の付近に設置し
ておけば、搬送ローラ上を荷物を滑らせて建物内に引き
込み、そのままベルトコンベア等に荷物を載置すること
ができ、作業者は極めて軽い労働で荷物を搬入すること
ができる。
【0016】そして、請求項記載の発明によれば、荷
物ローラと搬入装置との両方を有して、さらに荷物の搬
入作業が楽になる。また、搬入装置を、水平状態の荷台
よりも上方に突出するように調整し、荷物をその前端部
が荷台から前方に突出するようにして積載すれば、荷台
が水平状態になるときに、荷物の前端部を搬入装置が持
ち上げて支持するので、荷台の方向転換の勢いで荷物が
滑り落ちることがなくなる。
【0017】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図面を参照
して説明する。
【0018】図1は、本実施例に係る荷揚装置を使用し
て3階の窓から荷物を搬入するときの状態を示す全体概
略側面図である。同図において、荷揚装置1は、梯子状
ガイドレール10と、台車20と、巻上装置30とを有
してなる。また、図2は、台車20が梯子状ガイドレー
ル10の上端部に位置するときの状態を示す拡大側面図
であり、図3は、台車20が梯子状ガイドレール10の
中央部付近に位置するときの状態を示す拡大斜視図であ
る。
【0019】梯子状ガイドレール10は、図3に示すよ
うに、一対のレール部材12、12をほぼ平行に配置し
て複数の固定部材14にて固定したもので、アルミニウ
ム合金等の金属で製作される。このレール部材12は、
図2に示すように、直線レール12aと曲線レール12
bとの2種類のレールから形成されるものであり、これ
ら直線レール12aおよび曲線レール12bは、荷揚装
置1を使用する場所に応じて、適宜組み合わせて最も適
した形状とする。
【0020】例えば、図1においては、曲率半径50c
mの曲線レール12bを最上部に設け、これに3mの直
線レール12aを連続的に設けて上部レール16をな
し、この上部レール16の下部に重複させて別の3mの
直線レール12aを設けてこれが下部レール18をなし
て、これら上部レール16と下部レール18とが組み合
わされて、建物の3階の窓から荷物200を搬入できる
ようになっている。
【0021】また、この梯子状ガイドレール10の下端
には下端支持部材11を設けて滑り止めを図り、上端に
は上端支持部材13を設けて荷物搬入口での安定を図
り、ほぼ中央部には中央支持部材15を設けて梯子状ガ
イドレール10全体を安定した状態で建物に立て掛けら
れるようにしてある。
【0022】レール部材12は、断面コ字状の部材で
(図4参照)、コ字状の凹部17を互いに外側に向けて
固定部材14にて固定されており、このコ字状の凹部1
7にて台車20の種々のローラ40(第1ローラ41、
第2ローラ42等)を案内するようになっている。
【0023】次に、台車20は、移動台50と荷台60
と連結部材70とを有してなる。
【0024】移動台50は、図2に示すように、本体5
2に脚部54が設けられてなるものであり、各脚部54
の端部には第1ローラ41が設けられ、各脚部54にお
ける第1ローラ41よりも中央側に第2ローラ42が設
けられている。これら第1ローラ41および第2ローラ
42は、回動自在に各脚部54にピン結合されており、
レール部材12の断面コ字状の凹部17に係合して案内
されるようになっている。
【0025】このレール部材12の凹部17とローラ4
0との係合状態を、これら以外の部材を省略して図4に
示す。同図において、ローラ40は、小径ローラ40a
と大径ローラ40bとが結合されてなり、小径ローラ4
0aはレール部材12の凹部17内側で回動可能な大き
さを有し、大径ローラ40bは前記凹部17の開口端1
7aにて側面が摺接する大きさを有している。そして、
小径ローラ40aの外周面が前記凹部17の内側面17
bにて案内され、大径ローラ40bの側面が前記凹部1
7の開口端17aにて案内される。
【0026】また、図2に示すように第1ローラ41は
上部レール16と係合し、図3に示すように第2ローラ
42は下部レール18と係合するようになっている。
【0027】こうして、梯子状ガイドレール10のいず
れの位置においても、第1ローラ41または第2ローラ
42のいずれか一方または両方が係合して案内され、こ
れにより移動台50(図2参照)が案内される。
【0028】次に、荷台60は、図1に示すように荷物
200を積載する台であるが、荷物200は一般にこの
荷台60よりも大きいものであるので、図3に示すよう
に単に枠体60aのみで荷物200を支持するようにな
っている。この枠体60aは、荷台60が水平状態に位
置したときに(図2参照)荷物200を載置支持する水
平載置部64と、荷台60が垂直状態となり上昇すると
きに(図3参照)荷物200を載置支持する垂直載置部
66とを有する。
【0029】そして、図2に示すように、枠体60aの
前部に第1脚部61が設けられ、この第1脚部61の直
ぐ後方に連結部材70との接続用の接続部材68が固着
され、この接続部材68の前部に第2脚部62が設けら
れている。
【0030】第1脚部61の下端部には、揺動台72が
揺動自在にピン結合され、この揺動台72の前後端部に
は、揺動ローラ44が回動自在にピン結合されている。
この揺動ローラ44は、上記第1ローラ41と同様に形
成されて、上部レール16に係合して案内されるように
なっている。また、揺動台72が揺動することで、曲線
レール12bに沿ってこの揺動台72が揺動して、揺動
ローラ44が案内される。
【0031】第2脚部62の下端部には、離脱ローラ4
6が回動自在に取り付けられている。この離脱ローラ4
6は、上記第2ローラ42と同様に形成されて、下部レ
ール18に係合して案内されるようになっている(図3
参照)。また、この離脱ローラ46は、図2に示すよう
に、曲線レール12bを通過するときに、荷台60が水
平方向に回動するにしたがって、曲線レール12bから
離れるように動く。
【0032】本実施例において、最も特徴的なことは、
荷台60における第1脚部61の直ぐ上に、荷物ローラ
48が設けられていることである。この荷物ローラ48
は、荷台60の枠体60aの前部に、この枠体60aの
上面から多少突出するようにして取り付けられている。
また、この荷物ローラ48は、その回転軸が荷台60と
平行かつ搬送方向と直角になるように取り付けられて、
搬送方向に向けて回転するようになっている。そして、
台車20が梯子状ガイドレール10沿いに上昇し、荷物
搬入口となる窓に到達し、荷台60がほぼ水平状態とな
ったときに、荷物200の一部を荷物ローラ48上に載
置し、この荷物ローラ48上を転がせて、この荷物20
0を搬入できるようになっている。
【0033】連結部材70は、図2に示すように、一端
が、荷台60に固着された接続部材68における第2脚
部62よりも後方に回動自在にピン結合され、他端が、
移動台50の前端部と回動自在にピン結合されている。
こうして連結部材70が荷台60と移動台50とを連結
するので、上記揺動ローラ44が曲線レール12bを通
るにしたがって、荷台60が図2中矢印方向に回動す
る。
【0034】次に、巻上装置30は、移動台50の後端
部に一端が連結されたワイヤ32と、複数の案内ローラ
34で案内してこのワイヤ32を巻き取る駆動装置36
とを有してなり、ワイヤ32を巻き取ることで台車20
が梯子状ガイドレール10に沿って上昇し、ワイヤ32
を巻き戻すことで台車20が下降するようになってい
る。そして、駆動装置36は、図示しない制御回路に
て、台車20が水平になる手前で速度を落とし、安全な
速度で台車を水平状態にできるようになっている。
【0035】なお、図1において、実施例に係る荷揚装
置1にて搬送された荷物200を、建物の内部へ取り入
れるために、ローラーコンベア80が設置されている。
このローラーコンベア80は、脚部82に図示しない高
さ調整機構を有して、複数のコンベアローラ84の上端
にて形成される搬送面を水平状態の荷台60よりも多少
低い位置に設定してある。
【0036】本実施例は上記のように構成されており、
以下その作用について説明する。本実施例の荷揚装置1
にて荷揚げを行うには、まず、図1に示すように、梯子
状ガイドレール10を建物の壁面に立て掛けて、上端支
持部材13、下端支持部材11および中央支持部材15
にて安定を図る。
【0037】そして、台車20を梯子状ガイドレール1
0の下部に位置させて、荷台60に荷物200を積載
し、駆動装置36の電源スイッチ(図示せず)をいれ
て、ワイヤ32を巻き上げて台車20を引き上げる。そ
うすると、台車20は梯子状ガイドレール10に案内さ
れて上昇する。
【0038】詳しくは、台車20が梯子状ガイドレール
10の下部に位置するときは、移動台50の第2ローラ
42および荷台60の離脱ローラ46(図2参照)が、
下部レール18に係合して案内される。
【0039】そして、台車20が上昇し、上部レール1
6と下部レール18との重複部に達すると、図3に示す
ように、第2ローラ42および離脱ローラ46が下部レ
ール18に係合し、第1ローラ41および揺動ローラ4
4が上部レール16に係合して案内される。
【0040】さらに台車20が上昇し、上部レール16
と下部レール18との重複部を通過すると、第1ローラ
41および揺動ローラ44が上部レール16に係合して
案内され、第2ローラ42および離脱ローラ46は上部
レール16に単に接触するようになる。
【0041】そして、さらに台車20が上昇し、図2に
示すように、揺動ローラ44が曲線レール12bに差し
掛かると、この曲線レール12bに沿って揺動ローラ4
4が進行する。すなわち、揺動ローラ44の進行方向
が、後続する第1ローラ41と交差する方向へと向きを
変える。そして、揺動ローラ44がこのように進行する
ことにより、荷台60が徐々に水平方向に回動し始め、
離脱ローラ46は上部レール16から離れて行く。
【0042】さらに、台車20を引き上げると、揺動ロ
ーラ44はストッパ86に突き当たって進行を停止す
る。そして、なおもワイヤ32を巻き上げると、揺動ロ
ーラ44は停止したまま移動台50が引き上げられるの
で、この移動台50と連結された連結部材70にて荷台
60が押し上げられ、荷台60が水平方向へ回動する。
そして、荷台60がほぼ水平状態となったときに、これ
以上移動台50が進行しないように移動台ストッパ(図
示せず)を設けておいて、この荷台60を水平状態で維
持できるようにする。こうして、荷揚装置1による荷揚
げ作業が完了し、次に、この荷揚装置1の荷台60から
建物内へ荷物200を搬入する作業を行う。
【0043】この搬入作業において、図1に示すように
ローラーコンベア80が用いられる。そして、荷物20
0を荷台60からローラーコンベア80に移動させると
きに、荷台60に荷物ローラ48が設けられているの
で、作業者は簡単に荷物200の移動を行うことができ
る。
【0044】すなわち、図2に示すように、荷物ローラ
48は荷台60の上面から突出しているので、この荷台
60に積載された荷物200は、一部が荷物ローラ48
上に載置接触し、後端だけが荷台60に載置されてい
る。したがって、荷物200と荷台60との接触面積が
極めて小さいので、この荷物200を荷台60から引き
摺りながらローラーコンベア80方向に移動させるとき
に、荷物200と荷台60との摩擦が小さくなって、重
い荷物200であっても簡単に移動させることができ
る。
【0045】または、荷物200の前端を下方向に押し
下げると、荷物ローラ48を支点として、荷物200の
後端が持ち上がり、結局、この荷物200は荷物ローラ
48のみと接触することとなって、荷物ローラ48上を
転がして荷物200を移動させることができる。
【0046】こうして、簡単な軽作業によって、荷台6
0からローラーコンベア80へと荷物200を移動させ
ることがき、その後、この荷物200をローラーコンベ
ア80上を転がして滑らせるようにして建物内に搬送す
れば、この荷物200の搬入作業が完了する。
【0047】次に、図5は、本発明の他の実施例を示す
全体概略側面図である。この実施例においては、前述し
た実施例における荷物ローラ48の代わりに、搬入装置
2を設けてある。その他の構成は図1の実施例と同様で
ある。
【0048】搬入装置2は、高さ調整機構(図示せず)
を有する本体3の上端部に搬送ローラ4を有してなる。
そして、この搬送ローラ4の上端が、ほぼ水平状態の荷
台60の上面よりも多少突出するように高さが調整され
ている。したがって、荷台60に積載された荷物200
の一部を搬送ローラ4に載置すると、この荷物200の
後端のみが荷台60と接触し、この荷台60との摩擦が
減少して、この荷物200を引っぱり込むことを容易に
行うことができる。または、荷物200の前端を下方向
に押し下げると、搬送ローラ4を支点として、荷物20
0の後端が持ち上がり、結局、この荷物200は搬送ロ
ーラ4のみと接触することとなって、搬送ローラ4上を
転がして荷物200を移動させることができる。
【0049】なお、本発明は、上記実施例に限定される
ものではなく、発明の要旨の範囲内で種々の変形が可能
である。例えば、上記実施例では、移動台50と荷台6
0とを連結部材70にて回動自在に結合して荷台60が
水平方向に回動するよう構成したが、これに限定される
ものではなく、荷台60の前後に脚部を設けて、この脚
部に設けられたガイドローラがガイドレールに案内され
て、曲線レール12bを通過するにしたがって荷台60
が水平方向に回動するように構成しても良い。
【0050】また、図1の実施例によれば、荷台60の
方向転換の勢いで荷物200が滑り落ちることが想定さ
れる。そこで、図1の荷揚装置1と図5の搬入装置2と
を組み合わせて用いれば、荷台60が水平状態になると
きに、荷物200の前端部を搬入装置2が持ち上げて支
持するので、荷台60の方向転換の勢いで荷物が滑り落
ちないようになり、搬入装置2がストッパの役割を果た
す。
【0051】次に、図2に示す荷物ローラ48の変形例
を、図7および図8に基づいて説明する。図7は、この
変形例としての荷物ローラ90が備えられた荷台91を
示す斜視図である。荷台91には、荷物載置面の側端部
を形成する荷物載置材92間にスリット93が形成され
ており、このスリット93に荷物ローラ90が嵌め込ま
れている。
【0052】図8は、荷物ローラ90をスリット93に
嵌め込むときの状態を示す斜視図である。同図におい
て、荷物ローラ90は、ローラ90aがローラ支持材9
0bにて支持され、このローラ支持材90bには、上記
荷物載置材92を嵌入して挟持する挟持部90cが設け
られている。また、ローラ支持材90bは挟持部90c
とともに弾性力を有する金属等にて形成されており、挟
持部90cの端部には上記嵌入を行いやすくするための
屈曲ガイド部90dが形成されている。
【0053】そして、荷物ローラ90は、上記荷物載置
材92a間のスリット91にローラ90aの上端部を突
出させて嵌め込まれ、挟持部90cにて荷物載置材92
を挟持して、しっかりと嵌め込まれる。
【0054】こうして、図7に示すように、荷物ローラ
90が荷物載置部92に取り付けられる。図7において
は、4つの荷物ローラ90が取り付けられた荷台91が
示されているが、この荷物ローラ90は上記のように構
成されて脱着が容易であるので、搬送する荷物の大きさ
や重さに応じて必要な個数を適宜取り付けることができ
る。
【0055】次に、図9は、図1に示すローラーコンベ
ア80の変形例を示す側面図である。図9において、建
物の周囲に足場としてパイプ部材300が組まれ、梯子
状ガイドレール10の上端支持部材13が、水平方向に
配されたパイプ部材300を挟んで固定されている。
【0056】そして、この上端支持部材13の上部に
は、接続ローラーコンベア130が取り付けられてい
る。この接続ローラーコンベア130は、上面からコン
ベアローラ84が突出して、一方の端部が上記上端支持
部材13にて支持され、他方の端部は脚部132にて支
持されている。この脚部132は、高さ調節部134を
有してコンベアローラ84の高さを調節できるようにな
っている。
【0057】この接続ローラーコンベア130と同じ高
さで接近して、ローラーコンベア140が設置されてい
る。このローラーコンベア140は、上面からコンベア
ローラ84が突出して設けられる点では、図1のローラ
ーコンベア80と共通するが、高さ調整をパンタグラフ
機構にて行う点で相違する。すなわち、ローラーコンベ
ア140は、パンタグラフ部142にてコンベアローラ
84を備えるコンベアローラ部144が支持され、この
パンタグラフ部142にて、コンベアローラ84の高さ
を調整できるようになっている。具体的には、パンタグ
ラフ部142の上端部が、コンベアローラ部144に設
けられた係止爪146に引っ掛けられるようになってお
り、この係止爪146が複数設けられ、そのうちのいず
れかに引っ掛けることで、パンタグラフ部142の上下
方向の長さが変わって、高さ調整を行うことができる。
なお、この高さ調整を行うために、パンタグラフ部14
2の下端部は横方向に摺動するようになっている。
【0058】こうして、接続ローラーコンベア130お
よびローラーコンベア140の高さを調整して、種々の
現場において簡単に荷物の上げ下ろしを行うことができ
る。
【0059】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明によれば、荷物ローラによって荷物と荷台との摩擦を
少なくして、この荷物を荷台上から他の位置に容易に移
動できるという効果がある。
【0060】また、請求項2記載の発明によれば、搬送
ローラにて荷物の一部を支持させ、荷物と荷台との摩擦
を少なくして、この荷物を荷台から他の位置に容易に移
動できるという効果がある。
【0061】これらの効果に加えて、請求項3記載の発
明によれば、荷台から前方に突出した荷台の前端部を搬
入装置が支持して、荷台の方向転換の勢いで荷物が滑り
落ちるのを防止できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例に係る荷揚装置を使用して3階の窓か
ら荷物を搬入するときの状態を示す全体概略側面図であ
る。
【図2】台車が梯子状ガイドレールの上端部に位置する
ときの状態を示す拡大側面図である。
【図3】台車が梯子状ガイドレールの中央部付近に位置
するときの状態を示す拡大斜視図である。
【図4】レール部材の凹部と第1ローラまたは第2ロー
ラとの係合状態を、これら以外の部材を省略して示した
斜視図である。
【図5】本発明の他の実施例を示す全体概略側面図であ
る。
【図6】従来の荷揚げ装置の全体概略側面図である。
【図7】実施例の変形例としての荷物ローラを有する荷
台を示す斜視図である。
【図8】実施例の変形例としての荷物ローラを取り付け
るときの状態を示す斜視図である。
【図9】実施例のローラーコンベアの変形例を示す側面
図である。
【符号の説明】
1 荷揚装置 2 搬入装置 10 梯子状ガイドレール 20 台車 30 巻上装置 48 荷物ローラ 50 移動台 60 荷台 70 連結部材

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建物の壁面に立て掛けられるガイドレー
    ルと、 該ガイドレールに案内されて移動可能であり、かつ、前
    記建物の荷物搬入口で垂直状態から水平状態に方向を変
    える荷台を有する荷揚用の台車と、 上端部に搬送ローラを有し、高さ調整手段にて、水平状
    態にされた前記荷台の上面よりも上方に突出する高さに
    調整可能であり、前記荷台に載置された荷物を前記搬送
    ローラにて前記建物内に滑動搬入可能に形成された搬入
    装置と、 を含むことを特徴とする荷揚げ装置。
  2. 【請求項2】 建物の壁面に立て掛けられるガイドレー
    ルと、 前記建物の荷物搬入口で垂直状態から水平状態に方向を
    変え、かつ、載置される荷物を滑動可能な荷物ローラを
    備えた荷台を有し、前記ガイドレールに案内されて移動
    可能な荷揚用の台車と、 上端部に搬送ローラを有し、高さ調整手段にて、水平状
    態にされた前記荷台の上面よりも上方に突出する高さに
    調整可能であり、前記荷台に載置された荷物を前記搬送
    ローラにて前記建物内に滑動搬入可能に形成された搬入
    装置と、 を含み、 前記荷物は前記荷台から前方に突出して載置され、前記
    荷台が水平状態に方向を変えることで水平状態となった
    前記荷物の前端部を、前記搬入装置が持ち上げた状態で
    支持し、前記荷物ローラにて前記荷物が滑り落ちること
    を防止可能に形成されたことを特徴とする荷揚げ装置。
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