JP3375631B2 - 暗号機能付複写機 - Google Patents

暗号機能付複写機

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JP3375631B2
JP3375631B2 JP50092494A JP50092494A JP3375631B2 JP 3375631 B2 JP3375631 B2 JP 3375631B2 JP 50092494 A JP50092494 A JP 50092494A JP 50092494 A JP50092494 A JP 50092494A JP 3375631 B2 JP3375631 B2 JP 3375631B2
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memory
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Inventor
秀樹 今井
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株式会社パンプキンハウス
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/44Secrecy systems
    • H04N1/448Rendering the image unintelligible, e.g. scrambling
    • H04N1/4486Rendering the image unintelligible, e.g. scrambling using digital data encryption

Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 この発明は、紙等の媒体に印刷または記載された情報
を光学的に読み取り、この読み取った情報を暗号化また
は復号して、再び紙等の媒体に印刷もしくは記載する、
または情報を電気的、磁気的もしく光学的に記憶する媒
体に記憶する暗号機能付複写機に関する。また、この発
明は、情報を電気的、磁気的もしくは光学的に記録する
媒体から情報を読み取り、この読み取った情報を暗号化
または復号して、これを紙等の媒体に印刷または記載す
る暗号伊能付複写機に関する。
背景技術 紙等の媒体に印刷された情報を秘密にする場合に、そ
の紙等を特定の保管場所または鍵の付いた書庫等に収納
することが一般に行われる。しかし、日常頻繁に発生す
る機密書類をいちいち特定の保管場所や鍵の付いた書庫
等に収納するのは不便である。
また、情報を暗号化し、暗号化された情報を紙等に印
刷するものとして特開平1−147750号がある。これによ
れば、印刷された紙等を特定の保管場所等に収納するこ
となく保管することができる。しかし、この文献に記載
されている暗号化は、文書データ(平文データ)をあら
かじめ定められた暗号表にしたがって暗号文データに変
換しているだけであるので、暗号化の規則が第三者に容
易に解明され、暗号文データの解読が容易になされるお
それがある。したがって、この文献の方法によっても情
報の秘密化を図ることは難しい。
発明の開示 この発明の目的は、紙等の媒体に記載された情報の複
写を行うごとに暗号鍵を生成することを可能とし、この
暗号鍵によって暗号化して他の媒体に書き込むことによ
り、暗号化された情報の解読を困難とし、紙等を特定の
保管場所または書庫等に保管せずにその情報を秘密にす
ることができる複写機を提供することにある。
また、この発明は、情報を暗号化するときに用いられ
る暗号鍵を第三者が容易に知得できないようにすること
を目的とする。
さらに、この発明は、暗号鍵を自動的に生成すること
を目的とする。
さらに、この発明は、暗号化情報を復号するときに、
情報の読取りエラーや書き込みエラーによって情報の欠
落等が生じて、その誤りが生じた箇所に続くすべてまた
は広い範囲で正しく復号できない状態を防止し、復号で
きない範囲を最小限に抑えることを目的とする。
この発明による暗号機能付複写機は、情報が印刷もし
くは記載されている第1の媒体から情報を光学的に読み
取り、読み取った情報を第2の媒体の表面に印刷もしく
は記載する、もしくは情報を電気的、磁気的もしくは光
学的に記憶する第3の媒体に記憶する複写機、または情
報を電気的、磁気的もしくは光学的に記憶している第4
の媒体から情報を読み取り、読み取った情報を第5の媒
体の表面に印刷もしくは記載する複写機であり、上記第
1または第4の媒体から情報を読み取るための情報読取
り手段、上記情報読取り手段によって読み取られた情報
を暗号化するための暗号鍵を、暗号化を行うごとに生成
することができる暗号鍵生成手段、上記情報読取り手段
によって読み取られた情報を、上記暗号鍵生成手段によ
って生成された暗号鍵を用いて暗号化するための暗号化
手段、および上記暗号化手段によって暗号化された情報
を上記第2もしくは第5の媒体に印刷もしくは記載し、
または上記第3の媒体に記憶する情報書込み手段を備え
ている。
第1、第2および第5の媒体は、紙、トレーシング・
ペーパ、OHPシート等のようにペンや印刷装置によって
情報が記載または印刷されるものであり、平面的なもの
のほかに曲面を有するものを含む。第3および第4の媒
体には、半導体記憶装置、磁気記憶装置または光記憶装
置等が含まれる。
情報には、文字、図形、記号等が含まれる。
情報の読取りとは、紙等の媒体に記載または印刷され
た情報を光学的に読み取ることのほか、半導体記憶装
置、磁気記憶装置または光記憶装置等に記憶された情報
を参照することも含む。情報の書込みとは、紙等に記載
または印刷することのほか、半導体記憶装置、磁気記憶
装置または光記憶装置等に記憶することも含む。
第1または第4の媒体に書き込まれている情報は、情
報読取り手段によって読み取られ、暗号化手段によって
暗号化される。暗号化手段は、暗号鍵生成手段によって
生成された暗号鍵を用いて暗号化を行う。暗号鍵生成手
段は、暗号化を行うごとに暗号鍵を生成することもでき
るし、しないこともできる。暗号化を行うときに暗号鍵
を生成しない場合には、過去に生成された暗号鍵が用い
られる。そして、暗号化された情報が第2、第3または
第5の媒体に書き込まれる。
この発明によれば、暗号化された情報が紙等の媒体に
書き込まれるので、第三者がこの紙等を見ても情報の意
味内容を理解することはできない。したがって、紙等の
媒体を特定の保管場所等に保管することなく、情報の漏
洩を防止することができる。また、暗号鍵(復号鍵)を
知らなければ復号を行うことができず、しかもこの暗号
鍵(復号鍵)を複写の度に生成することもできるので、
第三者が暗号鍵を容易に知ることはできず、暗号文の解
読を困難とすることができる。さらに、暗号鍵が自動的
に生成されるので、利用者は暗号鍵を決定するという煩
わしさから解放される。
好ましくは、上記暗号鍵は、擬似乱数を暗号化するこ
とによって生成される。これによって、複写を行うごと
に生成される暗号鍵がランダムなものとなり、第三者が
暗号鍵を知得ないしは推測することを困難にすることが
できる。
また、他の好ましい態様においては、上記暗号鍵は、
暗号機能付複写機に入力され、複写の開始および停止、
複写部数ならびに暗号化および復号の指定を含む複数の
指示入力のうちの、2つの指示入力の間の時間間隔を数
値化したデータを暗号化することによって生成される。
2つの指示入力の間の時間間隔は利用者の入力に依存
し、一定しない。したがって、これにより生成される暗
号鍵がランダムなものとなり、第三者が暗号鍵を知得な
いしは推測することを困難にすることができる。
この発明の好ましい実施態様においては、この暗号機
能付複写機は第1のメモリおよび復号手段を備えてい
る。第1のメモリに暗号鍵生成手段によって生成された
暗号鍵が記憶され、復号手段は、第1のメモリに記憶さ
れている暗号鍵を復号鍵として、上記情報読取り手段に
よって読み取られた情報の復号を行う。
第1のメモリには、半導体記憶装置、磁気記憶装置、
光記憶装置等が含まれ、暗号機能付複写機の内部に設置
されるもののほか外部に接続されるものも含まれる。
これにより、第2、第3または第5の媒体に記録され
た暗号化情報を復号することができる。
この発明の一実施態様においては、この暗号機能付複
写機は、上記暗号鍵生成手段によって生成された暗号鍵
を上記第1のメモリに記憶するための記憶場所を、ラン
ダムにかつ既に使用されている記憶場所でない記憶場所
を決定するための決定手段、上記決定手段によって決定
された記憶場所を表示するための第1の表示手段、およ
び上記第1の表示手段によって表示された記憶場所を入
力するための入力手段を備え、上記復号手段は、上記入
力手段によって入力された、上記第1のメモリの記憶場
所から暗号鍵を読み出し、この暗号鍵を復号鍵として、
上記情報読取り手段によって読み取られた情報の復号を
行う。
暗号鍵が記憶される第1のメモリの記憶場所が、ラン
ダムに決定され、第1の表示手段に表示される。利用者
は、暗号化情報を復号するときに、入力手段によってこ
の記憶場所を入力する。復号手段は、入力された記憶場
所に基づき復号鍵を取りだし、復号を行う。
利用者は、この記憶場所を、暗号化情報または暗号化
情報が書き込まれている第2、第3もしくは第5の媒体
に対応づけて自己のメモ帳にメモする等することによ
り、暗号鍵を管理できる。これにより、複写をするたび
に暗号鍵が異なっても、利用者は暗号鍵を間違えること
なく管理でき、必要なときに暗号化情報を復号できる。
また、この発明の他の実施態様においては、この暗号
機能付複写機は、上記暗号鍵生成手段によって生成され
た暗号鍵を上記第1のメモリに記憶するための記憶場所
を、ランダムにかつ既に使用されている記憶場所でない
記憶場所を決定するための決定手段、および上記決定手
段によって決定された記憶場所を記憶するための第2の
メモリを備え、上記復号手段は、上記第2のメモリに記
憶された、上記第1のメモリの記憶場所から暗号鍵を読
み出し、この暗号鍵を復号鍵として、上記情報読取り手
段によって読み取られた情報の復号を行う。
第2のメモリには、磁気カード、メモリ・カード、フ
ロッピィ・ディスク等の携帯可能な記憶装置が含まれ
る。
ランダムに決定された、暗号鍵を記憶するための第1
のメモリの記憶場所が、第2のメモリに記憶される。復
号手段は、第2のメモリに記憶された、暗号鍵(復号
鍵)の記憶場所を読み出し復号を行う。この第2のメモ
リを利用者が所持することにより、暗号鍵の記憶場所を
第三者に知得されることを防止できる。また、利用者
は、暗号化情報またはこの情報が書き込まれている第
2、第3もしくは第5の媒体に対応づけて第2のメモリ
を管理することにより、暗号鍵(復号鍵)を容易に管理
することができる。
この発明の他の態様においては、この暗号機能付複写
機は、上記第2、第3または第5の媒体の識別子を決定
する識別子決定手段、および上記識別子決定手段によっ
て決定された識別子と上記暗号鍵生成手段によって生成
された暗号鍵とを対応させて記憶するための第3のメモ
リを備えている。
第3のメモリには、磁気カード、メモリ・カード、フ
ロッピィ・ディスク等の携帯可能な記憶装置が含まれ
る。
また、この実施態様において、この暗号機能付複写機
は、さらに上記第3のメモリに記憶されている上記識別
子を表示するための第2の表示手段、上記第2の表示手
段によって表示された上記識別子を指定するための指定
入力手段、および上記指定入力手段によって入力された
識別子に対応する暗号鍵を上記第3のメモリから読み出
し、この暗号鍵を復号鍵として、上記情報読取り手段に
よって読み取られた情報の復号を行う復号手段を備えて
いる。
暗号化された情報が書き込まれる媒体に、識別子が与
えられる。そして、この識別子と暗号鍵とが対応付けら
れて第3のメモリに記憶される。第3のメモリには、複
数の識別子と暗号鍵とを記憶させることができる。復号
時には、この識別子が第2の表示手段に表示され、利用
者は、この識別子の中から、復号を行う媒体に対応する
識別子を指定し入力する。復号手段は、入力された識別
子に対応する暗号鍵(復号鍵)を第3のメモリから読み
だし、復号を行う。
暗号鍵が、その暗号鍵が用いられた媒体の識別子と対
応づけられて記憶されるので、復号時に復号鍵(暗号
鍵)が不明になることを防止できる。また、第3のメモ
リを利用者が管理することにより、暗号鍵を容易に管理
でき、また第三者に暗号鍵が知得されることを防止でき
る。
この発明の好ましい実施態様では、上記暗号化手段に
よって暗号化された情報に、あらかじめ定められた一定
間隔ごとに同期用符号を付加する同期用符号付加手段が
備えられる。復号時には、上記復号手段は、上記同期用
符号を検出することによって復号処理の開始と完了とを
繰り返すことにより復号を行う。
これによって、情報を書き込むときまたは読み取ると
きに生じた情報の誤り(情報の欠落または余分な情報の
読込み)によって暗号化情報が正しく復号できなくて
も、次の同期用符号の検出によって復号が一旦完了さ
れ、改めて復号が開始されるので、次の同期用符号以降
の情報の復号は正しく行うことができる。すなわち、情
報の誤りにより復号が正しく行えない範囲を、情報の誤
りが生じた箇所とその箇所に続く同期用符号との間に限
定することができ、それ以外の部分にこの悪影響が及ぶ
ことを防止できる。
この発明の他の好ましい実施態様においては、上記第
2または第5の媒体は、上記情報書込み手段が同期をと
るための、少なくとも2つの平行する同期領域を、あら
かじめ定められた一定の間隔をおいて備えたものであ
り、上記情報書込み手段は、上記第2または第5の媒体
の表面に、上記一つの同期領域からそれに隣合う他の一
つの同期領域に向かって、同期領域以外の領域に情報の
印刷または記載を繰り返し行っていくものである。
また、上記第1の媒体は、上記情報読取り手段が同期
をとるための、少なくとも2つの平行する同期領域をあ
らかじめ定められた一定の間隔をおいて備えたものであ
り、上記情報読取り手段は、上記第1の媒体の表面を、
上記一つの同期領域からそれに隣合う他の一つの同期領
域に向かって光学的に情報の読取りを繰り返し行ってい
くものであり、上記復号手段は、上記情報読取り手段が
同期領域から同期領域以外の領域に移ることに同期し
て、同期領域以外の領域から読み取られた情報の復号を
開始し、上記情報読取り手段が同期領域以外の領域から
同期領域に移ることに同期して、情報の復号を完了し、
この復号の開始と完了とを繰り返すものである。
第1、第2または第5の媒体上に、少なくとも2つの
平行する同期領域が設けられる。同期領域として、光の
透過できる領域、光を反射する領域、磁気を帯びた領
域、媒体上に凹凸等の構造的変化を持たせた領域等を用
いることができる。この一つの同期領域からこれに隣合
う他の一つの同期領域に向かって、情報の印刷もしくは
記載または読取りが繰り返し行われる。
情報を復号するときには、上記情報読取り手段が同期
領域から同期領域以外の領域に移ることに同期して、同
期領域以外の領域から読み取られた情報の復号が開始さ
れ、同期領域以外の領域から同期領域に移ることに同期
して、情報の復号が完了(終了)される。この復号の開
始と完了(終了)とが繰り返されて、媒体上の同期領域
以外の領域にある情報が復号される。
情報を書き込むときまたは読み取るときに生じた情報
の誤りによって暗号化情報が正しく復号できない場合に
おいても、情報の誤りが存在する箇所に続く同期領域に
おいて復号が一旦完了される。そして、この同期領域に
続く、同期領域以外の領域から改めて復号が開始され
る。したがって、暗号化情報を正しく復号できない範囲
を情報の誤りが存在する箇所とその箇所に続く同期領域
の間にのみ限定することができ、それ以外の部分にこの
影響が及ぶことを防止できる。
図面の簡単な説明 第1図は、第1実施例における暗号機能付複写機の構
成を示すブロック図である。
第2a図は、平文データから暗号文データに変換する暗
号化処理の一例を示す信号流れ図である。
第2b図は、Sボックスの換字の対応表を示す。
第3a図は、鍵生成回路の構成の一例を示すブロック図
である。
第3b図は、暗号鍵生成処理の流れを示すフローチャー
トである。
第4a図、第4b図および第4c図は、第1実施例における
暗号機能付複写機の処理の流れを示すフローチャートで
ある。
第5図は、外部記憶装置を備えた暗号機能付複写機の
構成を示すブロック図である。
第6図は、データ圧縮および伸張機能を備えた暗号機
能付複写機の構成を示すブロック図である。
第7図は、第2実施例における暗号機能付複写機の構
成を示すブロック図である。
第8a図は、イメージ・スキャナからのデータを暗号化
した暗号文データを1ラインごとに示す。
第8b図は、1ラインごとの暗号文データのそれぞれの
先頭に同期用データj1、末尾に同期用データj2が付加さ
れたデータを示す。
第9a図および第9b図は、同期用データの付加および削
除の処理の流れを示すフローチャートである。
第10図は、第3実施例における暗号機能付複写機の構
成を示すブロック図である。
第11a図は、第3実施例において、暗号文データが印
刷される特殊用紙の構成を示す。
第11b図は、特殊用紙の拡大正面図である。
第11c図は、第11a図のXI−XI線における拡大断面図で
ある。
第12図は、同期データ検出回路の構成を示すブロック
図である。
第13図は、同期データ除去回路の構成を示す論理回路
図である。
第14a図および第14b図は、同期データ除去回路の入力
データと出力データとの関係を示すタイム・チャートで
ある。
第15a図および第15c図は、特殊用紙の拡大正面図であ
る。
第15b図および第15d図は、特殊用紙の拡大断面図であ
る。
第16図は、第4実施例における暗号機能付複写機の構
成を示すブロック図である。
発明を実施するための最良の態様 I.第1実施例 (1)暗号機能付複写機の構成 第1図は、第1実施例における暗号機能付複写機の構
成を示すブロック図である。
この暗号機能付複写機は、イメージ・スキャナ1、暗
号/復号処理回路2、印刷装置3(レーザ・プリンタ
等)、鍵生成回路4、メモリ5(RAM等)、セレクタ
6、制御回路7、キーボード8、および表示装置9(CR
T表示装置、液晶表示装置)から構成されている。
イメージ・スキャナ1は、セットされた紙等(一般的
な紙のほかに写真、OHP用紙、トレーシング・ペーパ等
を含む)の媒体(原稿)に記録されている文字や図形等
の情報を光学的に読み取り、その情報をビット・データ
(イメージ・データ)に変換する。情報の読取り開始お
よび終了等の指示は、制御回路7からの制御信号c1によ
って与えられる。紙等の媒体に記載されている情報に
は、平文および暗号文がある。
読み取った情報を輝度情報を含めずに変換する場合に
は、イメージ・スキャナ1の解像度による1ドットが1
ビットのデータに変換される。この1ドットに文字また
は図形等の情報があれば(明るさがあらかじめ定められ
たしきい値より小さい、すなわち暗い場合)、この1ド
ットに対応するビット・データの値は1に、文字または
図形等の情報がなければ(明るさがあらかじめ定められ
たしきい値以上、すなわち明るい場合)、このビット・
データの値は0に、それぞれ変換される。輝度情報を含
めて変換する場合には、この1ドットが4ビットまたは
8ビット等の複数のビットからなるデータに変換され
る。変換されたビット・データd1は、暗号/復号処理回
路2に入力される。
暗号/復号処理回路2は、イメージ・スキャナ1から
入力されたビット・データd1に、暗号化もしくは復号の
処理を施し、またはこれらの処理を施さずにデータd2を
印刷装置3へ出力する。
利用者がキーボード8を用いて暗号化を指定している
場合には、制御回路7から暗号化の処理命令が制御信号
c5によって暗号/復号処理回路2に与えられる。暗号/
復号処理回路2はイメージ・スキャナ1から入力された
データd1(平文データ)に暗号化処理を施し、暗号文デ
ータd2に変換する。利用者が復号を指定している場合に
は、制御回路7から復号の処理命令が制御信号c5によっ
て暗号/復号処理回路2に与えられる。暗号/復号処理
回路2はイメージ・スキャナ1からの入力データd1(暗
号文データ)に復号処理を施し、平文データd2に変換す
る。利用者が暗号化および復号おにずれも指定していな
い場合には、制御回路7から無処理命令が制御信号c5に
よって暗号/復号処理回路2に与えられ、入力データd1
(平文データまたは暗号文データ)はそのまま印刷装置
3に出力される。これは通常の複写機の機能である。
第2a図は、暗号/復号処理回路2の暗号化処理の一例
を示す信号流れ図である。
暗号化の対象である平文データとして8ビットのデー
タM(=01001101)が、暗号鍵として12ビットのデータ
K(=001010000110)がそれぞれ入力されている。平文
データは、上述したようにイメージ・スキャナ1から与
えられる。暗号鍵は、後述する鍵生成回路4から与えら
れる。
Sボックス21から24は、入力データの値が1(10進
数)の場合に出力データとして14(10進数)を出力する
といったように入力データと出力データとの換字(変
換)を行う。第2b図は、Sボックス21から24の換字の対
応表を示している。
8ビットの平文データは、上位(左半分)の4ビット
・データL1(=0100)と下位(右半分)の4ビット・デ
ータR1(=1101)とに分割される。左半分L1は排他的論
理和素子25に入力され、右半分R1は排他的論理和素子29
および26に入力される。
12ビットの暗号鍵K3ビットずつの4つのデータに分け
られる。最上位(最も左側)の3ビット(=001)およ
び第3位(左から3番目)の3ビット(=000)には、
1ビット・データの1が最上位ビットとして加えられ
る。第2位(左から2番目)の3ビット(=010)およ
び最下位(最も右側)の3ビット(=110)には、1ビ
ット・データの0が最上位ビットとして加えられる。そ
の結果、暗号鍵は4ビット・データK1(=1001)、K2
(=0010)、K3(=1000)およびK4(=0110)となる。
データK1、K2、K3およびK4は排他的論理和素子29、30、
31および32にそれぞれ入力される。
データR1およびK1は、排他的論理和素子29において排
他的論理和が求められ、その結果のデータ(=0100)が
Sボックス21に入力され、第2b図の表にしたがって変換
(換字)される。Sボックス21によって変換されたデー
タ(=1001)およびデータL1は排他的論理和素子25にお
いて排他的論理和が求められ、その結果のデータR2(=
1101)は排他的論理和素子30および27に入力される。同
様にして、排他的論理和素子30においてデータR2および
K2の排他的論理和が求められ,この結果のデータがSボ
ックス22において変換(換字)され、排他的論理和素子
26において、データL2(=R1)との排他的論理和が求め
られ、データR3(=0111)が算出される。同様にして、
Sボックス23および24において変換(換字)が行われ、
排他的論理和素子27、28、31および32において排他的論
理和が求められ、上位(左側)の4ビット・データCL
(=0111)および下位(右側)の4ビット・データCR
(=1001)からなる8ビットの暗号文データ01111001が
作成される。
復号においては、この暗号化処理とは逆の操作が暗号
文データに施され、もとの平文データに戻される。
暗号および復号に用いられるアルゴリズムには、64ビ
ットの平文または暗号文データを56ビットの暗号鍵また
は復号鍵で暗号化または復号する、一般的なDES(Data
Encryption Standard)を用いてもよく、またFEAL(Fas
t Encyption Algorithm)等を用いてもよい。さらに、
アルゴリズムとして対称暗号系と非対称暗号系(べき乗
剰余型、ナップザック型等)の別、およびブロック暗号
とストリーム暗号(バーナム暗号、NFSR等)の別を問わ
ない。
印刷装置3は、暗号/復号処理回路2からの入力デー
タd2を再び紙等の媒体に印刷する装置である。入力デー
タには、上述したように暗号文データまたは平文データ
がある。印刷の開始、終了および印刷する紙の部数等の
制御は、制御回路7からの制御信号c6にしたがって行な
われる。また、印刷装置3は、一般の複写機と同様に、
ソートまたはスタック等の機能および装備を備えること
もできる。
鍵生成回路4は、制御回路7から鍵生成信号c2を受け
ると、暗号/復号処理回路2が暗号化処理に用いるため
の暗号鍵k1(復号時には復号鍵)を生成する。生成され
た暗号鍵k1は、メモリ5およびセレクタ6へ出力され
る。
暗号鍵は、複写を行うごとに生成することもできる
し、複写を行うごとに生成せずにメモリ5に既に記憶さ
れた暗号鍵を再使用することもできる。
第3a図は、鍵生成回路4の構成の一例を示すブロック
図である。この鍵生成回路4は、擬似乱数発生回路40、
シフト・レジスタ48および暗号回路49から構成されてい
る。擬似乱数発生回路40は4ビット・カウンタ41から4
4、および排他的論理和素子45から47によって構成され
ている。4ビット・カウンタをシリアルに接続すること
により、原始多項式F(x)=xp+xq+1(p,qは整
数)による擬似乱数を発生させることができる。
この擬似乱数発生回路40には、立上げ似(電源投入時
またはリセット時)に、カウンタ41から44の全ての出力
値が0となるのを防止するために、立上げ時に初期値1
が排他的論理和素子47に与えられる。電源投入後、複写
機が動作している間は、カウンタ41から44にクロック信
号(図示略)が常に供給され、カウンタ44の出力から1
ビットの出力データ(擬似乱数)がシフト・レジスタ48
に供給される。
シフト・レジスタ48は、暗号鍵の長さに応じて任意の
ビット長から構成される。例えば、暗号鍵がnビット
(nは正の整数)ならば、シフト・レジスタ48はnビッ
トまたはそれ以上のビットによって構成される。
暗号回路49は、上述した暗号/復号処理回路2と同様
に入力データを暗号化し暗号文データを出力する。暗号
アルゴリズムには上述したDES等を用いることができ
る。シフト・レジスタ48に格納されているデータの全部
または一部が、入力データ(平文データ)として入力さ
れる。そして、入力データを暗号化した暗号文データ
(暗号回路49の出力データ)が、暗号鍵k1として暗号/
復号処理回路2に与えられる。
入力データを暗号回路49で暗号化するための暗号鍵と
して、この入力データと同一のデータを用いることもで
きるし、他のデータを用いることもできる。例えば、シ
フト・レジスタ48が12ビットの場合に入力データおよび
暗号鍵にこの12ビット・データを用いることもできる
し、シフト・レジスタが24ビットの場合に入力データに
上位12ビットを、暗号鍵に下位12ビットをそれぞれ用い
ることもできる。また、シフト・レジスタが18ビットの
場合に、入力データに上位からの12ビットを、暗号鍵に
下位からの12ビットをそれぞれ用いることもできる。入
力データと暗号鍵とのビット長を異ならせることもでき
る。
第3b図は、ソフトウェア(プログラム)によって暗号
鍵を生成する場合の暗号鍵生成処理の流れを示すフロー
チャートである。
キーボード8に利用者からキー入力(例えば、複写部
数セットや暗号化指示等のキー入力)が行われると、制
御回路7からの制御信号c2によって、鍵生成回路4の内
部にあるカウンタの値が0に初期化される(ステップ10
1)。そして、次のキー入力(例えば、複写開始のキー
入力)が行われるまで、カウンタの値は1増加(インク
リメント)させられていく(ステップ102,103)。
次のキー入力があると(ステップ103でYES)、その時
のカウンタの値が平文データ(暗号化の対象データ)お
よび暗号鍵として用いられて暗号化が行われる(ステッ
プ104)。この暗号化による暗号文データが、暗号鍵k1
として暗号/復号処理回路2に与えられる。
このように、擬似乱数等をさらに暗号化したデータを
暗号鍵として用いることにより、第三者が暗号鍵(復号
鍵)を知得することを困難とすることができる。
メモリ5は、鍵生成回路4によって生成された暗号鍵
を記憶する。メモリ5に記憶された暗号鍵は、暗号文デ
ータの復号を行うときに復号鍵として使用される。また
再度、暗号鍵として使用することもできる。
セレクタ6は、制御回路7の制御の下、鍵生成回路4
によって生成された暗号鍵k1またはメモリ5に記憶され
ている暗号鍵(復号鍵)k2のいずれか一方を選択的に暗
号/復号処理回路2に出力する。制御回路7は、暗号/
復号処理回路2が暗号化を行う場合には鍵生成回路4か
らの暗号鍵k1またはメモリ5からの暗号鍵k2が暗号/復
号処理回路2に与えられるように、暗号/復号処理回路
2が復号を行う場合にはメモリ5からの復号鍵k2が暗号
/復号処理回路2に与えられるように、セレクタ6を制
御信号c4によって制御する。
制御回路7は、上述したように、イメージ・スキャナ
1、暗号/復号処理回路2、印刷装置3、鍵生成回路
4、メモリ5、およびセレクタ6を制御する。また、キ
ーボード8からの入力データを受け付け、必要なデータ
を表示装置9に表示する。
キーボード8は、利用者がこの暗号機能付複写機に複
写の開始もしくは停止、複写部数、拡大、縮小、ソート
もしくはスタックのセット、または暗号化もしくは復号
の指示等を入力するための装置である。
表示装置9は、キーボード8から入力されたデータお
よび利用者への必要な案内データ等を表示するための装
置である。後述するように、暗号鍵が格納されるメモリ
5のアドレスが表示される場合もある。
(2)暗号機能付複写機の複写処理 第4a図は、第4b図および第4c図は、第1実施例におけ
る暗号機能付複写機の処理の流れを示すフローチャート
である。
キーボード8を通じて、利用者から複写の部数、ソー
ト、またはスタックのセット等が入力される(ステップ
201)。入力されたデータは、制御回路7の内部にある
メモリ(RAM等)に記憶される。制御回路7は、これら
の入力データに基づいてイメージ・スキャナ1、印刷装
置3等を制御して、必要な部数を複写し、ソートまたは
スタック等の制御を行う。
続いて、暗号化または復号のいずれかを行うかがキー
ボード8を通じて利用者から入力される(ステップ20
2)。「暗号用キー」および「復号用キー」がキーボー
ド8に設けられている場合には、これらのキーによって
暗号化または復号の指定が入力される。復号を行う場合
には、詳細については供述するが、復号鍵(暗号鍵)が
格納されているメモリ5のアドレスもキーボード8から
入力されることがある。暗号化および復号のいずれも行
わない場合には、これらの入力は行われない。この入力
データも制御回路7の内部メモリに記憶され、制御回路
7は、このデータに基づいて暗号/復号処理回路2、鍵
生成回路4、メモリ5、およびセレクタ6を制御する。
次に、複写開始の指示が、利用者からキーボード8を
通して入力される(ステップ203)。この入力によっ
て、制御回路7はイメージ・スキャナ1に読取り開始信
号c1を与え、イメージ・スキャナ1はセットされた紙通
の媒体(原稿)に記載されている情報を読み取る。
ステップ202において暗号化が指定されている場合に
は(ステップ205でYES)、制御回路7は鍵生成回路4に
暗号鍵生成信号c2を、暗号/復号処理回路2に暗号化信
号c5をそれぞれ与える。鍵生成回路4は、制御回路7か
らの暗号鍵生成信号c2によって上述したように暗号鍵k1
を生成する(ステップ208)。生成された暗号鍵k1は、
セレクタ6を通して暗号/復号処理回路2に与えられる
とともに、メモリ5に記憶される。暗号鍵を新たに生成
せずに、メモリ5に既に記憶されている暗号鍵を暗号/
復号処理回路2に与えることもできる。暗号/復号処理
回路2は、与えられた暗号鍵に基づいてイメージ・スキ
ャナ1からの入力データd1を暗号化する(ステップ20
9)。
印刷装置3は、制御回路7からの制御信号c6にしたが
って暗号/復号処理回路2から与えられる暗号文データ
d2を紙等の媒体に印刷する(ステップ207)。
ステップ202において復号が指定されている場合には
(ステップ205でNO、ステップ206でYES)、制御回路7
は、復号鍵が格納されているアドレスと読出し信号とを
制御信号c3としてメモリ5に与える。これにより、メモ
リ5から復号鍵k2が読み出され(ステップ210)、セレ
クタ6を通して暗号/復号処理回路2に与えられる。こ
の復号鍵は、復号が行われようとしている暗号文データ
を暗号化したときに用いられた暗号鍵と同じ鍵である。
メモリ5に暗号鍵をどのように記憶させるか、また復
号時に、暗号時に使用した鍵と同一の鍵をどのようにし
て取り出すかについては後に詳述する。
制御回路7は暗号/復号処理回路2に復号信号c5を与
え、暗号/復号処理回路2は与えられた復号鍵に基づい
てイメージ・スキャナ1からの入力データd1復号する
(ステップ211)。
ステップ202において暗号化および復号のいずれも指
定されていない場合には(ステップ205でNO、ステップ2
06でNO)、制御回路7は、制御信号c5によって暗号/復
号処理回路2に暗号および復号処理のいずれも行わない
ように指示し、暗号/復号処理回路2は、イメージ・ス
キャナ1からの入力データd1をそのまま印刷装置3に出
力する。
印刷装置3は、制御回路7からの制御信号c6にしたが
って暗号/復号処理回路2から与えられるデータd2を紙
等の媒体に印刷する(ステップ207)。そして、処理は
終了する。
このように複写する文書や図面の内容を暗号化して印
刷することにより、印刷文書等を特定の保管場所や鍵の
付いた書庫等に保管することなく、情報の漏洩を防止す
ることができる。また、再度複写するときに、復号を行
うことにより、必要なときに暗号化された文書や図面の
内容を知ることができる。
暗号/復号処理回路2は、暗号化した暗号文データに
誤り訂正符号(パリティ符号、CRC等を含む)を付加
し、この誤り訂正符号付き暗号文データを印刷装置3に
与えることもできる。印刷装置3は、暗号文データおよ
び誤り訂正符号を紙等に印刷する。復号時には、イメー
ジ・スキャナ1は暗号文データおよび誤り訂正符号を読
み取り、暗号/復号処理回路2は、この誤り訂正符号に
よって暗号文データの誤り訂正を行った後に復号を行
う。
これにより、印刷装置3による印刷時におけるデータ
の誤り(データの欠落等)およびイメージ・スキャナ1
による情報の読取り時におけるデータの誤りによって復
号できない事態を減少させることができる。
(3)暗号鍵の管理方法 暗号文を復号するときには暗号化のときに用いた暗号
鍵と同じ鍵を復号鍵として用いる必要がある。したがっ
て、暗号化のときに用いられた暗号鍵とその暗号文デー
タが印刷された紙等とを1対1に対応させて、かつ第三
者に暗号鍵が知られないようにして、暗号鍵を管理する
必要がある。この暗号鍵の管理の実施例としては以下の
ものがある。
データの暗号化を行う場合に、制御回路7は、メモリ
5において暗号鍵を記憶するためのアドレス(物理アド
レスまたは論理アドレス)をランダムに、かつ既に使用
さているアドレスと同一でないアドレスを決定する。そ
して、制御回路7は、このアドレスで指定されたメモリ
・セルに鍵生成回路4で生成された暗号鍵を格納する。
また、制御回路7は、このアドレスを表示装置9に表
示する。利用者は、表示装置9に表示されたアドレスを
見て、このアドレスを、暗号文または暗号文が印刷され
た紙等に対応させて記憶、メモ等をする。例えば、暗号
文の印刷されている紙等に識別子を付け、この識別子と
アドレスとを対応させてメモすること等が考えられる。
暗号文を復号して印刷するときには、利用者は、その
暗号文に対応する暗号鍵(復号鍵)が格納されているア
ドレスをメモ等により調べて、キーボード8を用いて入
力する。入力されたアドレスに基づいて、メモリ5から
復号鍵(暗号鍵)が取り出され、暗号/復号処理回路2
に与えられ、復号が行われる。
利用者は、アドレスのみを、暗号文の印刷された紙等
に対応させてメモまたは記憶しておけばよく、暗号鍵の
内容を知らなくてもよい。
利用者は、キーボード8を用いて、不要となった暗号
鍵をメモリ5から消去することもできる。これにより、
メモリ5のメモリ・セルが解放され、他の暗号鍵を記憶
するために使用することができる。
この変形例として、上記のように制御回路7が決定し
たメモリ5のアドレスを、カード(磁気ストライプ付カ
ード、メモリ・カード等)またはフロッピィ・ディスク
(FD)に記憶させるものがある。この変形例では、制御
回路7にインタフェース回路を介してカード・リーダ/
ライタまたはFD装置が接続される(いずれも図示略)。
利用者はこのカード・リーダ/ライタまたはFD装置にそ
れぞれカードまたはFDをセットする。制御回路7は、上
記と同様にして決定したアドレスをカードまたはFDに書
き込む。利用者は、暗号文が印刷された紙等の識別子を
そのカードまたはFDに記載(メモ)する。
復号時には、そのカードまたはFDをセットすることに
より、制御回路7がカードまたはFDに記録されているア
ドレスを読み取り、メモリ5か復号鍵が読み出される。
カードまたはFDには、複数のアドレスを記憶させるこ
とができ、またそれぞれのアドレスに対応する紙等の識
別子を記載(メモ)することもできる。この場合には、
復号時に、カード等に記憶されている複数のアドレスの
うちのいずれを使用するかを示すデータが、利用者から
制御回路7に入力される。
他の変形例として、制御回路7が暗号文または暗号文
が印刷された紙等の媒体を特定する識別子を決定し、こ
の識別子および暗号鍵を対応づけて(識別子と暗号鍵と
を組にして)カードまたはFDに記憶させるものがある。
複数の識別子およびそれぞれの識別子に対応する暗号鍵
を、1つのカードまたはFDに記憶させることができる。
復号時には、制御回路7は、カードまたはFDに記憶さ
れている識別子を読み出し、この一覧を表示装置9に表
示する。利用者が表示された識別子の一つを選択する
と、選択された識別子に対応する暗号鍵(復号鍵)がカ
ード等から読み出され、復号が行われる。
(4)変形例 この暗号機能付複写機の変形例として、第5図に示す
ように外部記憶装置10(フロッピィ・ディスク記憶装
置、ハード・ディスク記憶装置等)およびインタフェー
ス回路11を備え、この外部記憶装置10に暗号鍵(復号時
は復号鍵)を記憶させるものがある。第1図と同じ符号
が付された回路や装置等は、第1図と同じものである。
この暗号機能付複写機では、鍵生成回路4によって生
成された暗号鍵は、セレクタ6を通じて暗号/復号処理
回路2に与えられるとともに、制御回路7にも与えられ
る。制御回路7は、鍵生成回路4から与えられた暗号鍵
をインタフェース回路11を通じて外部記憶装置10に記憶
する。
他の変形例として、データ圧縮および伸張機能を備え
たものがある。第6図は、データ圧縮および伸張機能を
備えた暗号機能付複写機の構成を示すブロック図であ
る。イメージ・スキャナ1と暗号/復号処理回路2との
間、および暗号/復号処理回路2と印刷装置3との間に
圧縮/伸張回路12および13がそれぞれ備えられている。
第1図と同じ符号が付されている回路や装置等は、第1
図と同じものである。
この変形例においては、利用者は、イメージ・スキ
ャナ1からのデータを圧縮した後に暗号化して印刷す
る、またはイメージ・スキャナ1からのデータを復号
した後に伸張し印刷する、の2つの処理が選択できる。
選択された処理は、キーボード8を用いて入力される。
処理が選択された場合には、制御回路7は圧縮/伸
張回路12に圧縮信号c7を、圧縮/伸張回路13には無処理
信号c8をそれぞれ与える。これらの信号によって、圧縮
/伸張回路12はイメージ・スキャナ1からのデータd1を
圧縮し、圧縮データd3を暗号/復号処理回路2に与え
る。圧縮/伸張回路13は暗号/復号処理回路2からのデ
ータd2を処理せずにそのまま印刷装置3に与える。これ
によって、イメージ・スキャナ1にセットされた原稿の
データを圧縮した後に暗号化して複写することが可能と
なる。
処理が選択された場合には、制御回路7は圧縮/伸
張回路12に無処理信号c7を、圧縮/伸張回路13には伸張
信号c8をそれぞれ与える。これらの信号によって、圧縮
/伸張回路12はイメージ・スキャナ1からのデータd1を
処理せずにそのまま暗号/復号処理回路2に与える。圧
縮/伸張回路13は暗号/復号処理回路2からのデータd2
を伸張し、伸張データを印刷装置3に与える。これによ
って、イメージ・スキャナ1にセットされた原稿のデー
タを復号した後に伸張して複写することが可能となる。
イメージ・スキャナ1によって読み取られたデータを
暗号化または復号することなく、単にデータの圧縮また
は伸張を行って印刷装置3に印刷させることもできる。
また、イメージ・スキャナ1からのデータを暗号/復
号処理回路2によって暗号化した後に圧縮/伸張回路13
によって圧縮し印刷する、またはイメージ・スキャナ1
からのデータを圧縮/伸張回路12によって伸張した後に
暗号/復号処理回路2によって復号し印刷することもで
きる。データ圧縮/伸張回路12および13は、一つの回路
であってもよい。
このデータ圧縮/伸張機能を備えた暗号機能付複写機
に、第5図のように外部記憶装置を付加することもでき
る。またイーメジ・スキャナ1、圧縮/伸張回路12また
は13が、誤り訂正符号をデータに付加するようにしても
よい。
さらに他の変形例として、磁気記憶装置(フロッピィ
・ディスクまたはハード・ディスク記憶装置)、光記憶
装置、半導体記憶装置等に記憶されたデータ(平文デー
タまたは暗号文データ)を暗号/復号処理回路2に入力
して暗号化または復号し、印刷装置3によって紙等に印
刷することもできる。イメージ・スキャナ1からのデー
タを暗号化または復号し、このデータを磁気記憶装置、
光記憶装置、半導体記憶装置等に記憶することもでき
る。
II.第2実施例 第7図は、第2実施例における暗号機能付複写機の構
成を示すブロック図である。
この第2実施例の暗号機能付複写機では、イメージ・
スキャナ1が1ライン(紙等の原稿の一方の端から他方
の端まで)をスキャンすることにより得られるデータを
暗号化した後に、この1ライン文の暗号文データの先頭
および末尾に同期用データが付加される。
第8a図は、イメージ・スキャナ1から読み取られ、暗
号/復号処理回路2によって暗号化された暗号文データ
を1ラインごとに示している。暗号文データM1からMn
それぞれ、イメージ・スキャナ1が1ラインをスキャン
して得られたデータを暗号化した暗号文データである。
第8b図は、この1ラインごとの暗号文データのそれぞれ
の先頭に同期用データj1、末尾に同期用データj2が付加
されたデータを示している。
同期用データには、暗号化すると一般に生じないビッ
ト列が用いられる。例えば、32ビット・データFFFFFFFF
(16進数)またはE5E5E5E5(16進数)等が用いられる。
第8b図では、先頭の同期用データとして32ビット・デー
タFFFFFFFF(16進数)が、末尾の同期用データとして32
ビット・データE5E5E5E5(16進数)が用いられている。
第9a図および第9b図は、同期用データの付加および削
除の処理の流れを示すフローチャートである。
まず、制御回路7は、イメージ・スキャナ1からのデ
ータd5の待ち状態となる(ステップ301)。イメージ・
スキャナ1からのデータd5が制御回路7に入力されると
(ステップ301でYES)、制御回路7はデータの暗号化を
行うかどうかを判定する(ステップ302)。
暗号化を行う場合には(ステップ302でYES)、制御回
路7は、同期用データj1を印刷装置3へ出力し(ステッ
プ303)、入力データd5を暗号/復号処理回路2に与え
る。暗号/復号処理回路2は、制御回路7から与えられ
たデータd6を暗号化し(ステップ304)、暗号文データd
7を制御回路7に返す。制御回路7は、この暗号文デー
タを印刷装置3へ出力する(ステップ305)。
制御回路7は、イメージ・スキャナ1から与えられる
制御信号c1によって、1ライン文のデータが終了したか
どうかを知ることができる。この信号によって、制御回
路7が1ライン分のデータについて暗号化が終了したと
判定すると(ステップ306でYES)、制御回路7は同期用
データj2を印刷装置3へ出力する(ステップ307)。
暗号化を行う場合には、ステップ303から307の処理が
全ラインについて行われる(ステップ308)。イメージ
・スキャナ1が全ラインについてスキャンすると、スキ
ャン終了が制御信号c1によって制御回路7に与えられ、
制御回路7は処理を終了する(ステップ308でYES)。
印刷装置3では、制御回路7から与えられるデータd8
(暗号文データおよび同期用データj1,j2)が紙等の媒
体に印刷される。
暗号文データの復号を行う場合には(ステップ302でN
O、ステップ309でYES)、制御回路7は、イメージ・ス
キャナ1からのデータd5が同期用データj1かどうかを判
定し、同期用データj1の場合にはこのデータをスキップ
する(ステップ310でYES)。スキップした後、制御回路
7は、暗号/復号処理回路2に入力データd5(暗号文デ
ータ)を与え復号を行わせる(ステップ311)。制御回
路7は、復号データd7(平文データ)を受け取り、この
データを印刷装置3に出力する(ステップ312)。同期
用データj2がイメージ・スキャナ1から制御回路7に与
えられると、復号処理が完了され(ステップ313でYE
S)、次のラインの処理について同様の処理が繰り返さ
れる(ステップ308)。このように同期用データj1とj2
との間にあるデータ(ここでは1ラインのデータ)ごと
に復号の開始と完了とが行われる。
平文データd8は、印刷装置3に与えられ、紙等の媒体
に印刷される。
イメージ・スキャナ1からのデータd5について暗号化
および復号のいずれも行わない場合には(ステップ302
でNO、ステップ309でNO)、制御回路7は入力データd5
をそのまま印刷装置3へ出力する(ステップ314)。
その他の第1図と同じ符号の装置や回路等は、第1図
と同じものである。
このように1ラインの暗号文データごとに同期用デー
タを付加することにより、あるラインの暗号文データが
ビットの欠落等により正しく復号できない場合であって
も、この影響が他のラインに及ぶことを防止できる。例
えば、1ラインのデータが1280ビットで、これを64ビッ
ト単位復号するときに、暗号文データの印刷時または読
取り時に生じたデータの欠落によって1ラインのデータ
1280ビットが1270ビット(または余分にデータを読みす
ぎて1290ビット)になり、データが正しく復号できなく
ても、次のラインの10ビットがこの1270ビットに付加さ
れて(または次のラインに余分な10ビットが付加され
て)復号されるわけではなく、このラインは1270ビット
(または1290ビット)のデータを復号することで処理が
完了される。次のラインからは改めて復号が開始され
る。したがって、あるラインのデータの誤りによる影響
が次のラインには及ばない。
この第2実施例の変形例として、第1実施例の変形例
と同様に、外部記憶装置を備えたもの、データ圧縮およ
び伸張機能を備えたもの、ならびにデータに誤り訂正符
号を付加したものがある。また、イメージ・スキャナ1
の代わりに磁気記憶装置等からデータを読み取ることも
できるし、印刷装置3の代わりに磁気記憶装置等にデー
タを書き込むこともできる。
III.第3実施例 第11a図は、第3実施例において、暗号文データが印
刷される特殊用紙の構成を示している。第11b図は、こ
の特殊用紙の拡大正面図であり、第11c図は、第11a図の
XI−XI線における拡大断面図である。
この特殊用紙60は、データ領域61ならびに同期用領域
62aおよび62bから構成されている。データ領域61は通常
の紙であり、この領域に暗号文データが印刷される。同
期用領域62aおよび62bは、拡大断面図(第11c図)に示
すように紙が切りとられた状態となっている。そして、
光が透過できる透明シート64aおよび64bがこの同期用領
域の上を覆っている。したがって、この同期用領域62a
および62bでは、紙の一方の面から他方の面に向かって
光が通過できる。
同期用領域62aおよび62bの幅w3は、後述する同期デー
タ検出回路が検出できる程度の幅であればよい。また、
同期用領域62aおよび62bとデータ領域61とは、あらかじ
め定められた一定の間隔w1,w2が開けられていてもよい
し、間隔が全くなくてもよい。
第10図は、第3実施例における暗号機能付複写機の構
成を示すブロック図である。第1実施例における第1図
と同じ符号が付された装置や回路等は、第1図と同じも
のである。
同期データ検出回路14および16はそれぞれ、イメージ
・スキャナ1および印刷装置3にセットされた紙等に同
期用領域62aおよび62bがあるかどうかを検出するための
回路である。
イメージ・スキャナ1と同期データ検出回路14とは、
同期信号s1によって同期して動作する。すなわち、同期
データ検出回路14は、イメージ・スキャナ1がデータを
読み取る箇所と同一の箇所について、同期用領域がある
かどうかを検査する。また、印刷装置3と同期データ検
出回路16とは、同期信号s2によって同期して動作する。
すなわち、同期データ検出回路16は、印刷装置3がデー
タを印刷する箇所と同一の箇所について、同期用領域が
あるかどうかを検査する。
第12図は、同期データ検出回路14および16の構成を示
すブロック図である。同期データ検出回路14および16
は、センサ回路141、発光素子142および受光素子143か
ら構成されている。発光素子142から発せられた光が透
明シート64aまたは64bおよび同期用領域62aまたは62b
(切り込み)を通過し、受光素子143がこの光を受ける
と、センサ回路141の出力信号u1またはu2はロー・レベ
ル(2進数の0)となる。発光素子142からの光がデー
タ領域61によって遮られ受光素子に届かなかった場合に
は、センサ回路141の出力信号u1またはu2はハイ・レベ
ル(2進数の1)となる。通常の紙では光は透過できな
いので、センサ回路141の出力はハイ・レベル状態とな
る。
イメージ・スキャナ1からのデータd1および同期デー
タ検出回路14からの信号u1は、同期データ除去回路15に
入力される。同期データ除去回路15は、イメージ・スキ
ャナ1にセットされた紙が特殊用紙の場合に、同期用領
域62aおよび62bの部分をスキップし、データ領域61の部
分から読み取られたデータのみを暗号/復号処理回路2
に与えられるための回路である。
第13図は、同期データ除去回路15の構成を示す論理回
路図である。暗号文データを復号して印刷する場合に
は、制御回路7からハイ・レベルの信号が、制御信号c5
としてD−FF144(D−フリップフロップ)に与えら
れ、D−FF144の出力信号c50はハイ・レベルとなる。平
文データを暗号化して印刷する場合には、制御回路7か
らロー・レベルの信号がD−FF144に与えられ、出力信
号c50はロー・レベルとなる。
第14a図及び第14b図は、この同期データ除去回路15の
入力データc50(c5)、d1およびu1、ならびに出力デー
タd5の関係を示すタイム・チャートである。
通常の紙等に記載された情報を読み取って暗号化し、
この特殊用紙60に印刷する場合には、制御回路7によっ
て信号c50はロー・レベルにされる。特殊用紙でない通
常の紙等では発光素子142の光が透過できないので、同
期データ検出回路14の出力信号u1は常にハイ・レベルと
なる。したがって、イメージ・スキャナ1からのデータ
d1がそのまま同期データ除去回路15の出力データd5とし
て出力される(第14a図)。
特殊用紙に印刷されている暗号文データを復号して印
刷する場合には、制御回路7によって信号c50はハイ・
レベルにされる。同期データ検出回路14の出力信号u1
は、特殊用紙の同期用領域62aおよび62bの部分ではロー
・レベルとなり、データ領域61ではハイ・レベルとな
る。したがって、イメージ・スキャナ1が同期用領域62
aおよび62bの部分から読み取ったデータは削除され、デ
ータ領域61から読み取ったデータのみが同期データ除去
回路15の出力データd5として暗号/復号処理回路2に与
えられる(第14b図)。
同期データ検出回路14の出力信号u1は、暗号/復号処
理回路2にも与えられる。暗号/復号処理回路2は、信
号u1がハイ・レベルになることに同期して入力信号d5の
復号を開始し、ロー・レベルになることに同期して復号
を完了する。すなわち、イメージ・スキャナ1から読み
込まれる1ラインのデータごとに復号を新たに開始し完
了することを繰り返す。
このように用紙の両端に同期用領域を持つ特殊用紙を
用いることにより、上述した第2実施例と同様に、ある
ラインのデータに欠落等の誤りが生じ正しく復号できな
い場合であっても、次のラインからは改めて復号が開始
されるので、前のラインの悪影響が次のラインに及ぶこ
とはない。また、紙に同期用領域を設けることにより、
暗号文データに同期用データを付加する必要はなくな
る。
印刷装置3は、同期データ検出回路16からの信号u2が
ハイ・レベルの場合にのみ入力データd2の印刷を行う。
これにより、同期用領域62aおよび62bをスキップしてデ
ータの印刷を行うことができる。
この特殊用紙の変形例として、第15a図から第15d図に
示すものがある。第15a図は拡大正面図であり、その断
面図が第15b図である。第15c図も拡大正面図であり、そ
の断面図が第15d図である。
第15a図および第15b図では、同期用領域が透明シート
によって覆われており、第15c図および第15d図では、透
明シートによって覆われていない。
この変形例では、同期用領域62aおよび62bが複数のス
リットから構成されている。このスリットの部分では光
は透過できる。スリット65aと65bとの間(破線上)に、
1ライン分の暗号文データが印刷される。スリットの縦
の長さw4は、イメージ・スキャナ1の解像度の1ドット
より小さくてもよい。
また、同期用領域の紙を切りとったり、スリットを設
けたりせずにバー・コード状に同期符号(例えば、16進
数のE5E5E5E5)が印刷等されてもよいし、透明シート64
aおよび64bにバー・コード状に同期符号が印刷等されて
いてもよい。さらに、同期用領域に、磁気を帯びた材質
または反射する材質のものを用いる、または塗布するこ
ともでき、この磁気または反射光を検知して同期用領域
を検出することもできる。また、同期用領域に凹凸等の
構造的な変化を持たせて、同期用領域とすることもでき
る。
この第3実施例の変形例として、第1実施例の変形例
と同様に、外部記憶装置を備えたもの、ならびにデータ
圧縮および伸張機能を備えたものがある。また、データ
に誤り訂正符号を付加するものもある。
IV.第4実施例 第16図は、第4実施例における暗号機能付複写機の構
成を示すブロック図である。この第4実施例において
は、暗号機能付複写機にファクシミリ機能が付加されて
いる。利用者は、この暗号機能付複写機を複写機または
ファクシミリ装置として利用することができる。
上述した第6図と同じ符号が付された装置、回路等は
第6図と同じものである。
この暗号機能付複写機を複写機として使用する場合に
は、イメージ・スキャナ1が読み取ったデータは、セレ
クタ17およびデマルチプレクサ18を介する以外は上述し
た第6図と同様に処理され、印刷装置3に印刷される。
この暗号機能付複写機がファクシミリ通信の送受信装
置として機能する場合には、受信回路19および送信回路
20が用いられる。これらの受信回路19および送信回路20
はそれぞれ、通信回線を通じて他の送信装置(ファクシ
ミリ装置)および受信装置(ファクシミリ装置)と接続
されている。
他の送信装置からのデータが受信回路19に入力される
場合に、データ入力に先立ち制御用データが上記の他の
通信装置から受信回路19に入力される。この制御用デー
タには、受信データの圧縮の有無および暗号化の有無を
示すデータが含まれている。制御用データは、制御信号
c9として受信回路19から制御回路7に与えられる。
制御信号c9が与えられた制御回路7は、受信回路19か
らのデータが圧縮/伸張回路12に与えられるようにセレ
クタ17に制御信号c11を、受信データが暗号化されてい
るならば暗号/復号処理回路2に復号を行うように制御
信号c5を、受信データが圧縮されているならば圧縮/伸
張回路12または13に伸張処理を施すように制御信号c7ま
たはc8を、それぞれ与える。また、制御回路7は、圧縮
/伸張回路13からのデータが印刷装置3に与えられるよ
うにデマルチプレクサ18に制御信号12を与える。
これによって、受信データが圧縮された後に暗号化さ
れている場合には、受信データは、暗号/復号処理回路
2によって復号された後に、圧縮/伸張処理回路13によ
って伸張され、印刷装置3によって紙等に印刷される。
また、受信データが圧縮のみされたものならば、圧縮
/伸張回路12または13によって伸張され、印刷装置3に
よって印刷される。
イメージ・スキャナ1が読み取ったデータを他の受信
装置(ファクシミリ装置)に送信する場合には、制御回
路7は、イメージ・スキャナ1からのデータが圧縮/伸
張回路12に与えられるようにセレクタ17に制御信号c11
を、圧縮/伸張回路13からのデータが送信回路20に与え
られるようにデマルチプレクサ18に制御信号c12を、そ
れぞれ与える。
また、データを圧縮した後に暗号化して送信する場合
には、制御回路7は、圧縮/伸張回路12に圧縮信号c7
を、暗号/復号処理回路2に暗号化信号c5をそれぞれ与
える。そして、制御回路7は、送信データが圧縮された
後に暗号化されていることを示すデータを、制御信号c1
0によって送信回路20に与える。送信回路20は、データ
の送信に先立ちこの制御信号c10によって与えられたデ
ータを、制御用データとして送信する。その後、送信回
路20は、デマルチプレクサ18からのデータ(暗号文デー
タ)d4を送信する。これによって、イメージ・スキャナ
1からのデータを圧縮した後に暗号化し、送信すること
ができる。
イメージ・スキャナ1からのデータを、圧縮/伸張回
路12または13によって圧縮のみ行って送信することもで
きるし、圧縮せずに暗号化のみ行って送信することもで
きる。また、送信データに誤り訂正符号を付加すること
もできる。さらに、圧縮/伸張回路12および13は、1つ
の回路であってもよい。
この第4実施例の変形例として、第1実施例の変形例
と同様に、外部記憶装置を備えたものがある。
フロントページの続き (31)優先権主張番号 特願平4−327144 (32)優先日 平成4年10月26日(1992.10.26) (33)優先権主張国 日本(JP) (31)優先権主張番号 特願平4−329813 (32)優先日 平成4年10月28日(1992.10.28) (33)優先権主張国 日本(JP) (31)優先権主張番号 特願平4−333411 (32)優先日 平成4年11月2日(1992.11.2) (33)優先権主張国 日本(JP) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 1/32 H04N 1/44 G03G 15/36 G03G 21/00

Claims (25)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】情報が印刷もしくは表わされている第1の
    媒体から情報を光学的に読み取り,読み取った情報を,
    第2の媒体の表面に印刷するもしくは表わす,または情
    報が電気的,磁気的もしくは光学的に記憶可能な第3の
    媒体に記憶する複写機,または情報を電気的,磁気的も
    しくは光学的に記憶している第4の媒体から情報を読み
    取り,読み取った情報を第5の媒体の表面に印刷もしく
    は表わす複写機であり, 上記第1または第4の媒体から情報を読み取るための情
    報読取り手段, 上記情報読取り手段によって読み取られた情報を暗号化
    するための暗号鍵を,暗号化を行うごとに生成すること
    ができる暗号鍵生成手段, 上記暗号鍵生成手段によって生成された暗号鍵に関する
    情報の出力指令を与える出力指令手段, 上記出力指令手段によって与えられた出力指令に応答し
    て上記暗号鍵生成手段によって生成された暗号鍵に関す
    る情報を出力する出力手段, 上記情報読取り手段によって読み取られた情報を,上記
    暗号鍵生成手段によって生成された暗号鍵を用いて暗号
    化するための暗号化手段,および 上記暗号化手段によって暗号化された情報を上記第2も
    しくは第5の媒体に印刷もしくは表わし,または上記第
    3の媒体に記憶する情報書込み手段を備えている, 暗号機能付複写機。
  2. 【請求項2】上記暗号鍵生成手段は,擬似乱数を暗号化
    することにより暗号鍵を生成するものである, 請求項1に記載の暗号機能付複写機。
  3. 【請求項3】上記暗号鍵生成手段は,暗号機能付複写機
    に入力される,複写の開始および停止,複写部数ならび
    に暗号化および復号の指定を含む複数の指示入力のうち
    の,2つの指示入力の間の時間間隔を数値化することによ
    り得られたデータを暗号化することによって暗号鍵を生
    成するものである, 請求項1に記載の暗号機能付複写機。
  4. 【請求項4】上記暗号鍵生成手段によって生成された暗
    号鍵を記憶するための第1のメモリ,および 上記第1のメモリに記憶されている暗号鍵を復号鍵とし
    て,上記情報読取り手段によって読み取られた情報を復
    号する復号手段をさらに備えている, 請求項1から3のいずれか一項に記載の暗号機能付複写
    機。
  5. 【請求項5】上記暗号鍵生成手段によって生成された暗
    号鍵を記憶するための上記第1のメモリにおける記憶場
    所を,ランダムにかつ既に使用されている記憶場所でな
    い記憶場所として決定するための決定手段, 上記決定手段によって決定された記憶場所を表示するた
    めの上記出力手段としての第1の表示手段,および 上記第1の表示手段によって表示された記憶場所を入力
    するための入力手段を備え, 上記復号手段は,上記入力手段によって入力された上記
    第1のメモリに記憶場所から暗号鍵を読み出し,この暗
    号鍵を復号鍵として,上記情報読取り手段によって読み
    取られた情報を復号するものである, 請求項4に記載の暗号機能付複写機。
  6. 【請求項6】上記暗号鍵生成手段によって生成された暗
    号鍵を記憶するための上記第1のメモリにおける記憶場
    所を,ランダムにかつ既に使用されている記憶場所でな
    い記憶場所として決定するための決定手段,および 上記決定手段によって決定された記憶場所を記憶するた
    めの第2のメモリを備え, 上記復号手段は,上記第2のメモリに記憶された記憶場
    所にしたがって上記第1のメモリの当該記憶場所から暗
    号鍵を読み出し,この暗号鍵を復号鍵として,上記情報
    読取り手段によって読み取られた情報を復号するもので
    ある, 請求項4に記載の暗号機能付複写機。
  7. 【請求項7】上記第2,第3または第5の媒体の識別子を
    決定する識別子決定手段,および 上記識別子決定手段によって決定された識別子と上記暗
    号鍵生成手段によって生成された暗号鍵とを対応させて
    記憶するための第3のメモリを備えている, 請求項1から3のいずれか一項に記載の暗号機能付複写
    機。
  8. 【請求項8】上記第3のメモリに記憶されている上記識
    別子を表示するための上記出力手段としての第2の表示
    手段, 上記第2の表示手段によって表示された上記識別子を指
    定するための指定入力手段,および 上記指定入力手段によって入力された識別子に対応する
    暗号鍵を上記第3のメモリから読み出し,この暗号鍵を
    復号鍵として,上記情報読取り手段によって読み取られ
    た情報を復号する復号手段を備えている, 請求項7に記載の暗号機能付複写機。
  9. 【請求項9】上記暗号化手段によって暗号化された情報
    に,あらかじめ定められた一定間隔ごとに同期用符号を
    付加する同期用符号付加手段を備えている, 請求項1から8のいずれか一項に記載の暗号機能付複写
    機。
  10. 【請求項10】上記情報読取り手段によって読み取られ
    た情報が,あらかじめ定められた一定間隔ごとに同期用
    符号を含むものであり, 上記復号手段は,上記同期用符号を検出することに応答
    して復号処理の開始と完了とを繰り返し,これによって
    復号を行うものである, 請求項4,5,6または8に記載の暗号機能付複写機。
  11. 【請求項11】上記第2または第5の媒体には,上記情
    報書込み手段が同期をとるための少なくとも2つの平行
    な同期領域が,あらかじめ定められた一定の間隔をおい
    て設けられており, 上記情報書込み手段は,上記第2または第5の媒体に,
    上記一つの同期領域からそれに隣合う他の同期領域に向
    かって,同期領域以外の領域に情報の印刷または表記を
    繰り返し行っていくものである, 請求項1から10のいずれか一項に記載の暗号機能付複写
    機。
  12. 【請求項12】上記第2または第5の媒体には,上記情
    報読取り手段が同期をとるための少なくとも2つの平行
    な同期領域があらかじめ定められた一定の間隔をおいて
    設けられており, 上記情報読取り手段は,上記第1の媒体の表面を,上記
    一つの同期領域からそれに隣合う他の同期領域に向かっ
    て光学的な情報の読取りを繰り返し行っていくものであ
    り, 上記復号手段は,上記情報読取り手段による読取りが同
    期領域から同期領域以外の領域に移ることに同期して,
    同期領域以外の領域から読み取られた情報の復号を開始
    し,上記情報読取り手段による読取りが同期領域以外の
    領域から同期領域に移ることに同期して,情報の復号を
    終了し,この復号の開始と終了とを繰り返すものであ
    る, 請求項4,5,6または8に記載の暗号機能付複写機。
  13. 【請求項13】上記出力指令手段が,キーボードまたは
    記録媒体に記録されている情報を読取る読取り手段であ
    る,請求項1に記載の暗号機能付複写機。
  14. 【請求項14】上記出力指令手段が,上記暗号鍵生成手
    段による暗号鍵の生成に応答して出力指令を発生する制
    御手段である,請求項1に記載の暗号機能付複写機。
  15. 【請求項15】上記出力手段が,生成した暗号鍵に関す
    る情報を記録媒体に記録する記録手段である,請求項1
    に記載の暗号機能付複写機。
  16. 【請求項16】上記記録媒体が,複写機内に設けられた
    メモリである,請求項15に記載の暗号機能付複写機。
  17. 【請求項17】上記記録媒体が,可搬型記録媒体であ
    る,請求項15に記載の暗号機能付複写機。
  18. 【請求項18】上記可搬型記録媒体が,磁気カード,メ
    モリ・カード,またはフロッピィ・ディスクである,請
    求項17に記載の暗号機能付複写機。
  19. 【請求項19】上記出力手段が,暗号鍵に関する情報を
    表示する表示手段である,請求項1に記載の暗号機能付
    複写機。
  20. 【請求項20】上記出力手段が,生成した暗号鍵を記録
    媒体に記録し,記録したアドレスに関する情報を表示す
    る手段である,請求項1に記載の暗号機能付複写機。
  21. 【請求項21】上記出力手段が,生成した暗号鍵を複写
    機内に設けられたメモリに記録し,記録したアドレスに
    関する情報を表示する手段である,請求項1に記載の暗
    号機能付複写機。
  22. 【請求項22】上記暗号化手段によって暗号化された情
    報に,その範囲を示す同期用符号を付加する同期用符号
    付加手段をさらに備えている, 請求項1に記載の暗号機能付複写機。
  23. 【請求項23】上記情報読取り手段によって読み取られ
    た情報が暗号化された部分の先頭と末尾を表わす同期用
    符号を含んでおり, 上記復号手段は,先頭を表わす同期用符号の検出に応答
    して復号処理を開始し,末尾を表わす同期用符号の検出
    に応答して復号処理を終了するものである, 請求項4に記載の暗号機能付複写機。
  24. 【請求項24】上記第2または第5の媒体には上記情報
    書込み手段が同期をとるための同期用符号が設けられて
    おり, 上記情報書込み手段は,上記第2または第5の媒体に設
    けられた同期用符号を検出し,この検出に応答して上記
    第2または第5の媒体に,上記の暗号化された情報の印
    刷または表記を行うものである, 請求項1に記載の暗号機能付複写機。
  25. 【請求項25】上記第1の媒体には暗号化すべき範囲の
    先頭位置と末尾位置とを表わす同期用符号が設けられて
    おり, 上記情報読取り手段は上記同期用符号を検出する手段を
    含み, 上記暗号化手段は,上記情報読取り手段が先頭位置を示
    す同期用符号を検出することに応答して暗号化処理を開
    始し,末尾位置を示す同期用符号を検出することに応答
    して暗号化処理を終了するものである, 請求項1に記載の暗号機能付複写機。
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