JP3375364B2 - 合わせガラス用中間膜及び合わせガラス - Google Patents

合わせガラス用中間膜及び合わせガラス

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JP3375364B2
JP3375364B2 JP03817693A JP3817693A JP3375364B2 JP 3375364 B2 JP3375364 B2 JP 3375364B2 JP 03817693 A JP03817693 A JP 03817693A JP 3817693 A JP3817693 A JP 3817693A JP 3375364 B2 JP3375364 B2 JP 3375364B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、特に耐貫通性、ガラ
スの飛散防止性及び耐湿性に優れ、熱線反射性等の高機
能を有する合わせガラスに用いる合わせガラス用中間膜
及び合わせガラスに関する。
【0002】
【従来の技術】ガラス板の間に、可塑化ポリビニルアセ
タール樹脂からなる中間膜が接着された合わせガラス
は、透明性、耐候性、耐貫通性及びガラスの飛散防止性
に優れ、自動車、航空機、建築物等のフロント窓ガラス
に広く使用されている。
【0003】この種の合わせガラスには、高度の耐貫通
性とガラスの飛散防止性とが要求されている。これ等の
性能を改善するには、ガラス板と中間膜との接着力を適
度に調整する必要がある。
【0004】すなわち、ガラス板と中間膜との接着力が
小さ過ぎる合わせガラスでは、外部からの衝撃によって
ガラスが膜より剥がれて飛散し、逆にガラス板と中間膜
との接着力が大き過ぎる合わせガラスでは、外部からの
衝撃によってガラスと膜が共に破れて貫通する。
【0005】ガラス板と中間膜との接着力を適度に調整
するには、通常、中間膜に有効量の接着力調整剤(衝撃
強度増加剤と呼ばれることもある)を練り込んで含有さ
せるか、或いは中間膜の表面に有効量の接着力調整剤を
付着させる方法が採用されている。もちろん、中間膜中
の含水量も調節される。
【0006】接着力調整剤としては、一般にカルボン酸
のアルカリ金属塩又はアルカリ土類金属塩、変性シリコ
ンオイル等が使用されている(例えば、特公昭45−3
2071号公報及び特公昭55−29950号公報参
照)。
【0007】ところで、近年、ガラス板の内側面に高機
能を有する層を設け、選択光線透過性や透明電導性等の
高機能を付与した合わせガラスが提案されている。例え
ば、熱線反射ガラスや結露防止導電ガラス等であり、こ
れら特殊な合わせガラスが建築物や自動車等に使用され
はじめている。これらの特性は、主に高機能性の薄膜を
真空蒸着法やスパッタリング法等によりガラス表面に形
成することで得られる。
【0008】高機能を有する層の構成としては、例え
ば、建築物用熱線反射ガラスは、ガラス板の内側面に金
属酸化物層(熱線反射層)を設けて構成されたものが多
い。また、自動車用熱線反射ガラスでは、ガラス板の内
側面に銀などの金属層を金属酸化物で挟みこんだ層(熱
線反射層)を設けて構成されたものが多い。他の高機能
を有する層についても、いずれも金属酸化物層又は金属
層で形成されている場合が多い。
【0009】これら金属酸化物層又は金属層(熱線反射
層)を用いた合わせガラスは、主に、ガラス板/熱線反
射層/中間膜/ガラス板、ガラス板/中間膜/熱線反射
シート/中間膜/ガラス板という構成であり、ガラス板
又はシートに設けられている高機能層は、それを保護す
るために合わせガラスの内側に配置されている。それゆ
え、金属酸化物又は金属層と中間膜とが当接することに
なる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】このような金属酸化物
層又は金属層を有する合わせガラスにおいても、高度の
耐貫通性とガラスの飛散防止性とが要求されており、こ
れ等の性能を付与するためには、金属酸化物又は金属層
と中間膜との接着力を適度に調整する必要がある。
【0011】ところが、有効量のカルボン酸金属塩から
なる接着力調整剤を中間膜に練り込むか或いは表面に付
着させたものは、金属酸化物層又は金属層のない通常の
合わせガラスと異なり、屋外暴露や紫外線照射により経
時で両者間の接着力が低下しやすく、衝撃等によりガラ
ス板が中間膜より剥離しやすくなる。
【0012】また、有効量の変性シリコンオイルからな
る接着力調整剤を中間膜に練り込んだものは、屋外暴露
や紫外線照射による経時変化は小さいが、温度により接
着力の経時変化が大きくなり、衝撃などによりガラス板
が中間膜より剥離しやすくなる。
【0013】この接着力低下は、変性シリコンオイルが
液体であり且つ樹脂及び可塑剤と完全に相溶しないた
め、金属酸化物層又は金属層と中間膜との界面に徐々に
ブリードしてくるためと考えられる。
【0014】また、有効量の変性シリコンオイルからな
る接着力調整剤を中間膜の表面に付着させたものは、熱
線反射面側(金属酸化物層又は金属層側)とガラス板側
とで、中間膜とガラス板との接着力に著しい差異が生
じ、耐貫通性が悪くなる。
【0015】さらに、上述のような接着力調整剤、特に
カルボン酸金属塩は吸湿性があり、このような合わせガ
ラスを水分や湿気の多い過酷な環境下で使用すると、合
わせガラスの周縁のガラス板と中間膜との界面から内方
へ大気中の水分や湿気が徐々に侵入し、合わせガラスの
周縁から内方へ白化することがある。
【0016】この発明は、上記の問題を解決するもので
あり、その目的とするところは、屋外暴露や紫外線照射
及び温度により経時で接着力の低下が殆どなく、水分や
湿気により合わせガラスの周縁から内方への白化が起こ
らず、耐貫通性及びガラスの飛散防止性に優れ、熱線反
射性等の高機能性を有する合わせガラスに用いる合わせ
ガラス用中間膜及び合わせガラスを提供することにあ
る。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、この発明は、二つの合わせガラス用中間膜に関する
発明と、二つの合わせガラスに関する発明とから構成さ
れている。請求項1の発明の合わせガラス用中間膜は、
可塑化ポリビニルアセタール樹脂からなる基層と、この
基層の周辺部を残してその一面に設けられた極性変性シ
リコンオイルからなる接着力調整層と、基層の周辺部を
残してその他面に設けられた非極性変性シリコンオイル
からなる接着力調整層とから構成されている。
【0018】請求項2の発明の合わせガラス用中間膜
は、可塑化ポリビニルアセタール樹脂からなる基層と、
この基層の周辺部を残してその両面に設けられた極性変
性シリコンオイルと非極性変性シリコンオイルとの混合
物からなる接着力調整層とから構成されている。
【0019】また、請求項3の発明の合わせガラスは、
ガラス板と、内面側に金属酸化物層又は金属層が形成さ
れたガラス板との間に、上記請求項1の発明の合わせガ
ラス用中間膜が、その極性変性シリコンオイルからなる
接着力調整層がガラス板の金属酸化物層又は金属層に当
接するように接着されている。
【0020】請求項4の発明の合わせガラスは、ガラス
板と、内面側に金属酸化物層又は金属層が形成されたガ
ラス板との間に、上記請求項2の発明の合わせガラス用
中間膜が接着されている。
【0021】この発明に用いる中間膜の基層は、ポリビ
ニルアセタール樹脂に可塑剤を含有させた可塑化ポリビ
ニルアセタール樹脂からなる。このポリビニルアセター
ル樹脂としては、従来合わせガラスの中間膜に用いられ
ている種類の樹脂、例えば、ポリビニルアルコールを炭
素数4〜10のアルデヒドでアセタール化した樹脂が使
用される。
【0022】特に、ブチラール化度60〜70モル%、
重合度1000〜2000のポリビニルブチラール樹脂
を用いた中間膜が好適に使用される。中間膜の厚さは、
一般に0.5〜1.5mmである。
【0023】可塑剤としては、この種の中間膜に用いら
れている公知の可塑剤、例えば、トリエチレングリコー
ル−ジ−2−エチルヘキソエート、トリエチレングリコ
ール−ジカプリレート、トリエチレングリコール−ジ−
n−ヘプトエート、トリエチレングリコール−ジ−2−
エチルブチレート、テトラエチレングリコール−ジ−n
−ヘプトエート等が好適に用いられる。
【0024】このような可塑剤は、一般に樹脂100重
量部に対して20〜60重量部が混合される。可塑剤の
含有量が20重量部未満であると、合わせガラスの耐貫
通性が低下する。逆に、可塑剤の含有量が60重量部を
越えると、可塑剤が滲み出し、合わせガラスの接着性な
どに悪影響がある。
【0025】なお、中間膜の基層には、紫外線吸収剤、
光安定剤、酸化防止剤、帯電防止剤等の公知の添加剤を
含有させてもよい。また、カルボン酸金属塩や変成シリ
コンオイルからなる接着力調整剤を、ガラス板との接着
力が低下しない程度に少量だけ含有させることも許され
る。
【0026】上記中間膜の基層は、ポリビニルアセター
ル樹脂に所要量の可塑剤を配合し、さらに必要に応じて
その他の添加剤を配合し、これを例えば押出機により混
練溶融しシート状に成形することにより得ることができ
る。また、ロールで混練溶融した後プレスして得ること
もできる。
【0027】請求項1の発明では、上記の可塑化ポリビ
ニルアセタール樹脂からなる基層の一面に、この基層の
周辺部を残して極性変性シリコンオイルからなる接着力
調整層が設けられ、基層の他面にこの基層の周辺部を残
して非極性変性シリコンオイルからなる接着力調整層が
設けられて構成された中間膜を用いる。これ等の接着力
調整層は、一般に基層の周縁から内方へ2〜10cm程度
の周辺部を残して全面に設けられる。また、これ等の接
着力調整層には、必要に応じて他の成分を含有させても
よい。
【0028】極性変性シリコンオイルとしては、例えば
カルボキシル変性シリコンオイル、エポキシ変性シリコ
ンオイル、エステル変性シリコンオイル、アミノ変性シ
リコンオイル、アルコール変性シリコンオイル等が挙げ
られる。また、非極性変性シリコンオイルとしては、例
えばポリエーテル変性シリコンオイル、α−メチルスチ
レン変性シリコンオイル、α−オレフィン変性シリコン
オイル、高級脂肪酸変性シリコンオイル、カルナバ変性
シリコンオイル等が挙げられる。これ等の変性シリコン
オイルは、ポリシロキサンに変性すべき化合物を反応さ
せて得られる粘綢な液体である。
【0029】これ等の変性シリコンオイルは、一般に水
又は適当な溶剤に溶解し、中間膜の基膜の表面に塗工さ
れ、乾燥されて接着力調整層が形成される。極性変性シ
リコンオイルの塗布量は、通常10-7〜10-1g/
2 、好ましくは10-6〜10-2g/m2 である。この
塗布量が10-7g/m2 未満の場合は接着力調整の効果
が得られず、逆に10-1g/m2 を超える場合は接着力
が低下する。また、非極性変性シリコンオイルの塗布量
は、通常10-7〜10-1g/m2 、好ましくは10 -5
10-2g/m2 である。この塗布量が10-7g/m2
満の場合は接着力調整の効果が得られず、逆に10-1
/m2 を超える場合は接着力が低下する。
【0030】請求項2の発明では、前記の可塑化ポリビ
ニルアセタール樹脂からなる基層の両面に、この基層の
周辺部を残して極性変性シリコンオイルと非極性変性シ
リコンオイルとの混合物からなる接着力調整層が設けら
れて構成された中間膜を用いる。この接着力調整層も、
一般に基層の周縁から内方へ2〜10cm程度の周辺部を
残して全面に設けられる。また、極性変性シリコンオイ
ル及び非極性変性シリコンオイルとしては、前記と同様
な変性シリコンオイルが用いられる。この接着力調整層
には、必要に応じて他の成分を含有させてもよい。
【0031】極性変性シリコンオイルと非極性変性シリ
コンオイルとの重量比は、変性度合いによっても異なる
が、一般に5/95〜95/5の範囲が好ましい。両者
の重量比が上記の範囲を外れると、合わせガラスの表裏
面でパンメル値が異なる恐れがある。
【0032】これ等の変性シリコンオイルの混合物は、
一般に水又は適当な溶剤に溶解し、中間膜の基膜の表面
に塗工され、乾燥されて接着力調整層が形成される。変
性シリコンオイル混合物の塗布量は、通常10-6〜10
-1g/m2 、好ましくは10 -5〜5×10-2g/m2
ある。この塗布量が10-6g/m2 未満の場合は接着力
調整の効果が得られず、逆に10-1g/m2 を超える場
合は接着力が低下する。
【0033】請求項1及び2の発明において、中間膜の
基層面に変性シリコンオイルを塗工する方法としては、
例えば、中間膜の基層面に一定の周辺部を残してその全
面に変性シリコンオイル或いはその溶液を、スプレー又
は塗布する方法、ロール表面から転写又は印刷する方法
等が挙げられる。
【0034】脱気性を良くするために、中間膜の押出工
程において、エンボスロールにより膜面にエンボスを付
ける場合は、エンボスロールに変性シリコンオイル或い
はその溶液を付着させることにより、膜面にエンボス加
工処理と同時に変性シリコンオイルを塗工することも可
能である。
【0035】膜面にエンボスが付けられている場合に
は、例えば、表面のエンボスを変形させないために膜面
をあまり溶解しない溶剤を用いるか、又はある程度膜面
に馴染ませるために膜と相溶する溶剤を用いることもあ
る。
【0036】こうして得られるこの発明の中間膜を用い
て、この発明の合わせガラスを製造するには、ガラス板
と、内面側に金属酸化物層又は金属層が形成されたガラ
ス板との間に、上記の中間膜を挟持する。ガラス板とし
ては、いずれも一般に無機又は有機の透明なガラス板が
使用される。
【0037】金属酸化物層又は金属層は、透明電導性や
熱線反射性等の高機能を付与するためのもので、透明電
導性付与のためには、例えば酸化インジウムと酸化錫と
の混合物(ITO)、酸化錫、酸化亜鉛、金、銀、銅等
の被膜が形成される。熱線反射性付与のためには、例え
ば金、銀、銅、錫、アルミニウム、ニッケル、パラジウ
ム及びこれ等の合金或いは混合物の金属被膜が形成され
る。
【0038】これ等の金属酸化物層又は金属層は、ガラ
ス板の内面側に直接形成してもよく、或いは一旦適当な
シートに金属酸化物層又は金属層を形成しておき、この
機能性シートをガラス板の内面側に適当な接着膜(中間
膜)を介して接着させてもよい。なお、金属酸化物層又
は金属層は、ガラス板の内面側のみならず、ガラス板の
内面側と外面側の両面に形成してもよい。
【0039】請求項1の発明のように、基層の周辺部を
残してその一面に設けられた極性変性シリコンオイルか
らなる接着力調整層と、基層の周辺部を残してその他面
に設けられた非極性変性シリコンオイルからなる接着力
調整層とから構成された中間膜を用いる場合は、ガラス
板の金属酸化物層又は金属層に極性変性シリコンオイル
からなる接着力調整層が当接するように挟持する。
【0040】また、請求項2の発明のように、基層の周
辺部を残してその両面に極性変性シリコンオイルと非極
性変性シリコンオイルとの混合物からなる接着力調整層
が設けられた中間膜を用いる場合は、上記請求項1の発
明のような制限はない。
【0041】次いで、常法により、オートクレーブなど
の装置を用いてこの積層体を加熱、加圧する。こうし
て、この発明の合わせガラスが製造される。この場合、
金属酸化物層又は金属層が形成されたガラス板と中間膜
との接着力と、金属酸化物層又は金属層が形成されてい
ないガラス板と中間膜との接着力とは、ほぼ同等である
ことが耐貫通性の点から好ましい。この接着力は、変性
シリコンオイルの種類、量、官能基当量を様々に変える
ことにより調整することができる。
【0042】図1は、この発明の合わせガラス用中間膜
及び合わせガラスの代表的な例を示す分解断面図であ
る。図1(A)において、10はガラス板、11は金属
酸化物層又は金属層、20は合わせガラス用中間膜、2
1は中間膜の基層、22は極性変性シリコンオイル層、
23は非極性変性シリコンオイル層、211は中間膜の
基層の周辺部、30は合わせガラスである。
【0043】また、図1(B)において、10はガラス
板、11は金属酸化物層又は金属層、20' は合わせガ
ラス用中間膜、21は中間膜の基層、24は極性変性シ
リコンオイルと非極性変性シリコンオイルとの混合物
層、211は中間膜の基層の周辺部、30' は合わせガ
ラスである。
【0044】
【作用】請求項1記載の中間膜を用いる請求項3記載の
合わせガラスによれば、金属酸化物又は金属層により高
機能性(熱線反射性等)が付与され、極性変性シリコン
オイルからなる接着力調整層を金属酸化物又は金属層側
に配し、非極性変性シリコンオイルからなる接着力調整
層をガラス側に配することにより、中間膜のそれぞれの
面で接着力に大きな差異の生じることがなく適度に調整
される。
【0045】請求項2記載の中間膜を用いる請求項4記
載の合わせガラスによれば、金属酸化物又は金属層によ
り熱線反射性等の高機能性が付与され、極性と非極性の
両方の変性シリコンオイルの混合物からなる接着力調整
層を用いることにより、接着力調整層中の極性変性シリ
コンオイルが金属酸化物又は金属層の表面で効果的に接
着力の調整を行い、接着力調整層中の非極性変性シリコ
ンオイルがガラス面で効果的に接着力の調整を行い、中
間膜のそれぞれの面で接着力に大きな差異がなく適度に
調整される。
【0046】しかも、この発明において、上記の変性シ
リコンオイルは、極性、非極性のいずれもカルボン酸金
属塩に比べて耐湿性が良く、また、これ等の変性シリコ
ンオイルは中間膜の基層に練り込んだものではないの
で、ブリードによる経時変化が起こる余地はなく、常に
一定量が層状に存在し、温度による接着力の経時変化も
防止される。また、練り込みに比べて少量で効果を発揮
する。
【0047】さらに、この発明において、中間膜は、基
層の周辺部を残してその両面に、上記のような変性シリ
コンオイルからなる接着力調整層が形成されており、こ
のような中間膜を用いた合わせガラスの周辺部では、可
塑化ポリビニルアセタール樹脂からなる基層が直接にガ
ラス板及びガラス板の金属酸化物又は金属層と接着する
ので、ガラス板の周辺部におけるガラス板と中間膜との
接着力は強固となり、合わせガラスの周縁から内方への
水分や湿気の侵入が防止される。
【0048】この場合、合わせガラスの周辺部の耐貫通
性及びガラスの飛散防止性は殆ど改善されない。しか
し、耐貫通性及びガラスの飛散防止性は、合わせガラス
の周辺部以外の部分が重要なので、実用上の支障はな
い。
【0049】なお、請求項2記載の合わせガラスにおい
ては、中間膜の両面に同じ組成の変性シリコンオイルの
混合物からなる接着力調整層を設けることが可能で、中
間膜の両面に異なる変性シリコンオイルからなる接着力
調整層を設ける請求項1記載の合わせガラスに比べ、接
着力調整剤の塗工の工数を削減できるという利点があ
る。
【0050】
【実施例】以下、この発明の実施例及び比較例を示す。実施例1 ポリビニルアセタール樹脂として、ブチラール化度65
モル%、アセチル化度1モル%、残存ビニルアルコール
34モル%で重合度1700のポリビニルブチラール樹
脂100重量部に、可塑剤としてトリエチレングリコー
ル−ジ−2−エチルブチレート40重量部、紫外線吸収
剤0.2重量部、酸化防止剤0.2重量部を混合する。
この混合物を80℃に加熱された二本ロールでよく混練
して厚さ0.8mm程度に成形し、これをスペーサーで規
制したプレスで150℃に加熱加圧して厚さ0.76mm
の中間膜の基層を得た。
【0051】この中間膜の基層の一面に、その周辺部3
cmを残して、下記式(1)で表されるポリエーテル変性
シリコンオイル(m=10〜20、n=10〜20、x
=2〜8)のアセトン溶液をガーゼで薄く塗布し乾燥し
た。ポリエーテル変性シリコンオイルの塗布量は約10
-3g/m2 であった。
【0052】また、この中間膜の基層の他面に、その周
辺部3cmを残して、下記式(2)で表されるカルボキシ
ル変性シリコンオイル(m=5〜15、n=10〜2
0、y=2〜8)のアセトン溶液をガーゼで薄く塗布し
乾燥した。カルボキシル変性シリコンオイルの塗布量は
約10-4g/m2 であった。その後、これを恒温恒湿室
で含水率が0.4〜0.5重量%になるように調整し
た。
【0053】
【化1】
【0054】
【化2】
【0055】こうして得られた中間膜を縦305mm×横
305mmに裁断し、そのカルボキシル変性シリコンオイ
ル層が導電性ガラスのITOに当接するように、同じ寸
法のガラス/ITOの構造を持つ導電性ガラス(厚さ
2.5mm)とフロートガラス(厚さ2.5mm)との間に
挟み込み、ロールで予備接着した。次いで、130℃の
オートクレーブで13 kg/cm2 の圧力で圧着して合わ
せガラスを製造した。
【0056】この合わせガラスについて、耐湿試験及び
耐光性試験を行った。これ等の試験方法は下記の通りで
ある。その結果を表2及び表3に示す。
【0057】耐湿試験 製造した合わせガラスを、温度50℃、相対湿度95%
の条件で4週間保管し、その後合わせガラスを取り出
し、その周辺部の白化状態を目視により判定した。
【0058】耐光性試験 JIS R3212の耐光性試験に準じ、750Wの石
英ガラス水銀灯(紫外線)から230mmの距離に合わせ
ガラスを置き、45℃で200時間照射する。照射前及
び照射後の合わせガラスについてパンメル試験を行い、
パンメル値を判定する。
【0059】パンメル試験 上記の合わせガラスを、−18℃±0.6℃の温度に1
6時間調整し、この合わせガラスの中央部(縦150mm
×横150mmの部分)を0.45 kgのヘッドを有する
ハンマーで打って、ガラスの粒径が6mm以下になるまで
粉砕し、ガラスが部分剥離した後の膜の露出度を、表1
によってパンメル値で判定した。
【0060】
【表1】
【0061】この発明においては、パンメル値3〜7の
範囲で、しかも両面で差異の小さい合わせガラスが、耐
貫通性及びガラスの飛散防止性が優れるので好ましい。
パンメル値が3未満では接着力が低くなり、衝撃等によ
るガラスの飛散防止性が低下する。逆に、パンメル値が
7を越えると接着力が高くなり、衝撃等による合わせガ
ラスの耐貫通性が低下する。
【0062】実施例2 ポリビニルアセタール樹脂として、ブチラール化度65
モル%、アセチル化度1モル%、残存ビニルアルコール
34モル%で重合度1700のポリビニルブチラール樹
脂100重量部に、可塑剤としてトリエチレングリコー
ル−ジ−2−エチルブチレート40重量部、紫外線吸収
剤0.2重量部、酸化防止剤0.2重量部及び前記式
(1)で表されるポリエーテル変性シリコンオイル0.
025重量部を混合する。この混合物を80℃に加熱さ
れた二本ロールでよく混練して厚さ0.8mm程度に成形
し、これをスペーサーで規制したプレスで150℃に加
熱加圧して厚さ0.76mmの中間膜の基層を得た。
【0063】この中間膜の基層の一面に、その周辺部3
cmを残して、前記式(1)で表されるポリエーテル変性
シリコンオイルのアセトン溶液をガーゼで薄く塗布し乾
燥した。ポリエーテル変性シリコンオイルの塗布量は約
10-3g/m2 であった。また、この中間膜の基層の他
面に、その周辺部3cmを残して、前記式(2)で表され
るカルボキシル変性シリコンオイルのアセトン溶液をガ
ーゼで薄く塗布し乾燥した。カルボキシル変性シリコン
オイルの塗布量は約10-4g/m2 であった。その後、
これを恒温恒湿室で含水率が0.4〜0.5重量%にな
るように調整した。
【0064】こうして得られた中間膜を縦305mm×横
305mmに裁断し、そのカルボキシル変性シリコンオイ
ル層が導電性ガラスのZnOに当接するように、同じ寸
法のガラス/ZnO/Ag/ZnOの構造を持つ導電性
ガラス(厚さ2.5mm)とフロートガラス(厚さ2.5
mm)との間に挟み込み、ロールで予備接着した。次い
で、130℃のオートクレーブで13 kg/cm2 の圧力
で圧着して合わせガラスを製造した。この合わせガラス
について、実施例1と同様にして耐湿試験及び耐光性試
験を行った。その結果を表2及び表3に示す。
【0065】実施例3 ポリビニルアセタール樹脂として、ブチラール化度65
モル%、アセチル化度1モル%、残存ビニルアルコール
34モル%で重合度1700のポリビニルブチラール樹
脂100重量部に、可塑剤としてトリエチレングリコー
ル−ジ−2−エチルブチレート40重量部、紫外線吸収
剤0.2重量部、酸化防止剤0.2重量部を混合する。
この混合物を80℃に加熱された二本ロールでよく混練
して厚さ0.8mm程度に成形し、これをスペーサーで規
制したプレスで150℃に加熱加圧して厚さ0.76mm
の中間膜の基層を得た。
【0066】この中間膜の基層の両面に、その周辺部3
cmを残して、前記式(1)で表されるポリエーテル変性
シリコンオイルと前記式(2)で表されるカルボキシル
変性シリコンオイルとの混合物(重量比で前者9/後者
1)のアセトン溶液をガーゼで薄く塗布し乾燥した。塗
布量は両面とも約10-3g/m2 であった。その後、こ
れを恒温恒湿室で含水率が0.4〜0.5重量%になる
ように調整した。
【0067】こうして得られた中間膜を縦305mm×横
305mmに裁断し、同じ寸法のガラス/ITOの構造を
持つ導電性ガラス(厚さ2.5mm)とフロートガラス
(厚さ2.5mm)との間に挟み込み、ロールで予備接着
した。次いで、130℃のオートクレーブで13 kg/
cm2 の圧力で圧着して合わせガラスを製造した。この合
わせガラスについて、実施例1と同様にして耐湿試験及
び耐光性試験を行った。その結果を表2及び表3に示
す。
【0068】比較例1 実施例1において、得られた中間膜の基層の両面の全面
に、前記式(2)で表されるカルボキシル変性シリコン
オイルのアセトン溶液をガーゼで薄く塗布し乾燥した。
塗布量は両面とも約10-4g/m2 であった。その後、
これを恒温恒湿室で含水率が0.4〜0.5重量%にな
るように調整して中間膜を得た。
【0069】この中間膜を用いること以外は、実施例1
と同様に行って合わせガラスを製造した。この合わせガ
ラスについて、実施例1と同様にして耐湿試験及び耐光
試験性を行った。その結果を表2及び表3に示す。
【0070】比較例2 実施例1において、得られた中間膜の基層の両面の全面
に、前記式(1)で表されるポリエーテル変性シリコン
オイルのアセトン溶液をガーゼで薄く塗布し乾燥した。
塗布量は両面とも約10-3g/m2 であった。その後、
これを恒温恒湿室で含水率が0.4〜0.5重量%にな
るように調整して中間膜を得た。
【0071】この中間膜を用いること以外は、実施例1
と同様に行って合わせガラスを製造した。この合わせガ
ラスについて、実施例1と同様にして耐湿試験及び耐光
性試験を行った。その結果を表2及び表3に示す。
【0072】比較例3 実施例1において、得られた中間膜を縦305mm×横3
05mmに裁断し、そのカルボキシル変性シリコンオイル
層がフロートガラスと当接するように、同じ寸法のフロ
ートガラス(厚さ2.5mm)と、ガラス/ITOの構造
を持つ導電性ガラス(厚さ2.5mm)との間に挟み込
み、ロールで予備接着した。次いで、130℃のオート
クレーブで13 kg/cm2 の圧力で圧着して合わせガラ
スを製造した。この合わせガラスについて、実施例1と
同様にして耐湿試験及び耐光性試験を行った。その結果
を表2及び表3に示す。
【0073】比較例4 ポリビニルアセタール樹脂として、ブチラール化度65
モル%、アセチル化度1モル%、残存ビニルアルコール
34モル%で重合度1700のポリビニルブチラール樹
脂100重量部に、可塑剤としてトリエチレングリコー
ル−ジ−2−エチルブチレート40重量部、紫外線吸収
剤0.2重量部、酸化防止剤0.2重量部、前記式
(1)で表されるポリエーテル変性シリコンオイル0.
025重量部及び酢酸マグネシウム0.2重量部を混合
する。この混合物を80℃に加熱された二本ロールでよ
く混練して厚さ0.8mm程度に成形し、これをスペーサ
ーで規制したプレスで150℃に加熱加圧して厚さ0.
76mmの中間膜を得た。
【0074】この中間膜の両面には変性シリコンオイル
を全く塗布ぜずに、この中間膜を縦305mm×横305
mmに裁断し、同じ寸法のフロートガラス(厚さ2.5m
m)と、ガラス/ITOの構造を持つ導電性ガラス(厚
さ2.5mm)との間に挟み込み、ロールで予備接着し
た。次いで、130℃のオートクレーブで13 kg/cm
2の圧力で圧着して合わせガラスを製造した。この合わ
せガラスについて実施例1と同様にして耐湿試験及び耐
光性試験を行った。その結果を表2及び表3に示す。
【0075】
【表2】
【0076】
【表3】
【0077】
【発明の効果】この発明の合わせガラス用中間膜及び合
わせガラスは、上述のように構成されており、この発明
の中間膜を用いて得られる合わせガラスは、金属酸化物
又は金属層により熱線反射性等の高機能性が付与され、
特に極性変性シリコンオイルが金属酸化物又は金属層の
表面で適度の接着性を示し、非極性変性シリコンオイル
がガラス面で適度の接着性を示し、中間膜のそれぞれの
面で接着力に大きな差異の生じることがなく適度に調整
され、しかも屋外暴露や紫外線照射及び温度による経時
での接着力の低下が防止される。
【0078】さらに、中間膜の基層の周辺部を残してそ
の両面に上記のような変性シリコンオイルからなる接着
力調整層に接着されており、このような中間膜を用いた
合わせガラスの周辺部では、可塑化ポリビニルアセター
ル樹脂からなる基層が直接ガラス板及びガラス板の金属
酸化物又は金属層と接着し、ガラス板の周辺部における
ガラス板と中間膜との接着力は強固となり、合わせガラ
スの周縁から内方への水分や湿気の侵入が防止され、水
分や湿気の多い過酷な環境下でも問題なく使用すること
ができる。
【0079】したがって、この発明によれば、長期にわ
たって耐貫通性及びガラスの飛散防止性に優れ、熱線反
射性等の高機能を有する合わせガラスを得ることがで
き、この合わせガラスは、自動車、航空機、建築物など
の窓ガラスに好適に使用される。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の合わせガラス用中間膜及び合わせガ
ラスの代表的な二つの例を示す分解断面図である。
【符号の説明】
10 ガラス板 11 金属酸化物層又は金属層 20 中間膜 20' 中間膜 21 中間膜の基層 211 中間膜の基層の周辺部 22 極性変性シリコンオイルからなる接着力調整層 23 非極性変性シリコンオイルからなる接着力調整
層 24 極性変性シリコンオイルと非極性変性シリコン
オイルとの混合物からなる接着力調整層 30 合わせガラス 30' 合わせガラス

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可塑化ポリビニルアセタール樹脂からな
    る基層と、この基層の周辺部を残してその一面に設けら
    れた極性変性シリコンオイルからなる接着力調整層と、
    基層の周辺部を残してその他面に設けられた非極性変性
    シリコンオイルからなる接着力調整層とから構成されて
    いることを特徴とする合わせガラス用中間膜。
  2. 【請求項2】 可塑化ポリビニルアセタール樹脂からな
    る基層と、この基層の周辺部を残してその両面に設けら
    れた極性変性シリコンオイルと非極性変性シリコンオイ
    ルとの混合物からなる接着力調整層とから構成されてい
    ることを特徴とする合わせガラス用中間膜。
  3. 【請求項3】 ガラス板と、内面側に金属酸化物層又は
    金属層が形成されたガラス板との間に、請求項1記載の
    合わせガラス用中間膜が、その極性変性シリコンオイル
    からなる接着力調整層がガラス板の金属酸化物層又は金
    属層に当接するように接着されていることを特徴とする
    合わせガラス。
  4. 【請求項4】 ガラス板と、内面側に金属酸化物層又は
    金属層が形成されたガラス板との間に、請求項2記載の
    合わせガラス用中間膜が接着されていることを特徴とす
    る合わせガラス。
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