JP3375147B2 - 半導体光検出装置 - Google Patents

半導体光検出装置

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JP3375147B2
JP3375147B2 JP13364292A JP13364292A JP3375147B2 JP 3375147 B2 JP3375147 B2 JP 3375147B2 JP 13364292 A JP13364292 A JP 13364292A JP 13364292 A JP13364292 A JP 13364292A JP 3375147 B2 JP3375147 B2 JP 3375147B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、干渉フィルタを介して
半導体光検出素子に入射する光を検出する半導体光検出
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、光入力位置を時系列信号に変換
する撮像素子にはフォトダイオードアレイが用いられ、
フォトダイオードアレイ型光検出装置を構成している。
特に、半導体を用いた自己走査機能を有する撮像素子
は、イメージセンサとよばれている。
【0003】このイメージセンサは、光電変換、蓄積、
走査の諸機能部から成り立っている。走査にはスイッチ
手段または転送手段が用いられ、この走査によって信号
電荷は共通信号線であるビデオラインまで運ばれる。ま
た、イメージセンサの各フォトダイオードは幾何学的に
固定されているために本質的に図形歪みが小さく、また
小型軽量で振動衝撃など耐環境性に優れており、さらに
低電圧低消費電力などの特徴を持っている。このような
イメージセンサは、フォトダイオードの配列により一次
元イメージセンサと二次元イメージセンサに大別され
る。
【0004】イメージセンサは視覚機能を有するセンサ
として幅広い応用が考えられるが、特に一次元イメージ
センサは、距離測定、色識別、物体認識また分光光度計
用のマルチチャンネル検出器などへの応用分野を持つ。
【0005】図10に、通常のマルチチャンネル分光測
光システムの概略を示す。光源6には、通常タングステ
ンランプが使用される。光源6から出射された光は測定
試料7を通過後に、入射光の波長の反射角度が変化する
グレーティング8によって分光される。分光された光は
一次元イメージセンサ9に入射し、このイメージセンサ
9の出力は信号分析器10に与えられる。一方、測定試
料7を介さない光源6からの出射光をグレーティング8
で分光後、一次元イメージセンサ9に入射してさらに信
号分析器10に与える。したがって、この信号分析器1
0においては、測定試料7を介して得られた前出力と、
測定試料を介さずに得られた後出力との差を検出し、ど
の波長でどのくらいの大きさの光吸収が測定試料7にお
いて生じたのかが判別される。このため、この測定によ
って、測定試料7に含まれる構成物質を特定することが
できる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の分光測光システムではグレーティング等の諸部品を
必要とすることから、システム全体が大型化・重量化
し、実用性に乏しい。しかも各光学部品を経ることによ
って、ノイズ等の影響により波長分解能が著しく低下し
てしまうという問題があった。
【0007】そこで本発明は、上記問題点を解決した半
導体光検出装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係る半導体光検
出装置は、複数のフォトダイオードが表面にモノリシッ
クに配列された半導体イメージセンサと、この半導体イ
メージセンサの上方にこの半導体イメージセンサとほぼ
平行に且つ近接して配置され、光の入射位置によって透
過光の波長が異なる干渉フィルタとを備え、干渉フィル
タは、位置によって厚みの異なる透明誘電体膜を2枚の
半透明の金属膜で挟んだものであり、半導体イメージセ
ンサの複数のフォトダイオードの表面はその表面が絶縁
保護膜を介して透明導電膜で覆われており、透明導電膜
は、インピーダンスが低く電位が安定した電源に接続さ
れていることを特徴とする。
【0009】上述の装置において、透明導電膜を接地さ
せ、あるいは前述のフォトダイオードが一次元に配列さ
れ、干渉フィルタの厚みがこの配列方向について単調に
変化しているものとすることが可能である。
【0010】さらに、本発明に係る半導体光検出装置
は、複数のフォトダイオードが表面にモノリシックに配
列された半導体イメージセンサと、この半導体イメージ
センサの上方にこの半導体イメージセンサとほぼ平行に
且つ近接して配置され、光の入射位置によって透過光の
波長が異なる干渉フィルタとを備え、干渉フィルタは、
位置によって厚みの異なる透明誘電体膜を2枚の半透明
の金属膜で挟んだものであり、この2枚の半透明金属膜
のうちの半導体イメージセンサ側の半透明金属膜は、イ
ンピーダンスが低く電位が安定した電源に接続されてい
ることを特徴とする。
【0011】上述の装置において、透明導電膜を接地さ
せ、あるいはフォトダイオードが一次元に配列され、干
渉フィルタの厚みがこの配列方向について単調に変化し
ているものとすることが可能である。さらに、干渉フィ
ルタと半導体イメージセンサとは導電性の材料からなる
バンプで接続され、そのバンプは、上面が半導体イメー
ジセンサ側の半透明金属膜に接触し、下面がインピーダ
ンスが低く電位が安定した電源に接続されている導電膜
に接触した構造とすることが可能である。
【0012】
【作用】本発明によれば、干渉フィルタに対向して配設
されている半導体イメージセンサの表面は、絶縁保護膜
を介して透明導電膜で覆われており、その透明導電膜
は、インピーダンスが低く電位が安定した電源に接続さ
れている。このため、電磁波等の影響で電位変化が生
じ、干渉フィルタが有する金属膜にノイズが発生した場
合でも、その透明導電膜が電磁シールドとして機能す
る。したがって、半導体イメージセンサに設けられてい
るフォトダイオードに、前述の電位変化が伝達されるの
を防止することができる。
【0013】一方、本発明による他の構造では、上述の
ように透明導電膜を設けずに、干渉フィルタが有する2
枚の半透明金属膜のうちの半導体イメージセンサ側の半
透明金属膜が、インピーダンスが低く電位が安定した電
源に接続された構造とする。このため、干渉フィルタを
構成する半透明金属膜自身に電磁シールド効果を持たせ
ることができ、上述の構造同様、フォトダイオードの電
位の安定性を高めることができる。この構造において、
干渉フィルタと半導体イメージセンサとの間に導電性の
バンプを設け、そのバンプの上面が、干渉フィルタの中
にある2枚の半透明金属膜のうち基板側の膜に接触さ
れ、しかもその下面が、インピーダンスが低く電位が安
定した電源に接続されて基板上に設けられている導電膜
に接触された構造としても、同じ様にフォトダイオード
の電位の安定性を高めることができる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例について図を用いて説
明する。
【0015】図1は、本発明に係る半導体光検出装置の
第1の実施例を示す概略図である。同図(a)がその断
面図、同図(b)がその側面図、同図(c)がその上面
図である。これらの図に示すように、半導体光検出素子
が配列された半導体光検出基板であって、その表面に透
明導電膜26が形成された一次元イメージセンサチップ
13はパッケージ12に載置され、そのイメージセンサ
チップ13とパッケージリード18とはボンディングワ
イヤ17によって電気的導通がとられている。この透明
導電膜26は、パッケージリード18のいずれかを介し
てグラウンド(図示せず)に接地される。干渉フィルタ
として用いられる透過波長可変フィルタ14は、イメー
ジセンサチップ13の透明導電膜26上に近接して取り
付けられており、これらは接着剤15によって固定され
ている。この接着剤15は、パッケージ12の内部を気
密的に封止する役目も負っている。ここで、透過波長可
変フィルタ14の透過光可変方向の長さL1は、イメー
ジセンサチップ14の受光領域の長さL2よりも短くな
っている。また、透過波長可変フィルタ14の周囲の接
着剤15上には遮光性の樹脂16が形成されており、そ
のフィルタ14以外からイメージセンサチップ13へ光
が入射するのを防止している。なお同図(c)では、本
実施例の構造をより理解しやすくするために接着剤15
及び遮光用樹脂16の記載を省いている。
【0016】図2は、上述の半導体光検出装置に用いら
れる透過波長可変フィルタ14の一例を示す図である。
このフィルタは、入射する白色光の短波長側から長波長
側までの透過波長域が、フィルタ上の位置によって連続
的または段階的に変化する干渉フィルタの一種である。
この構造を有するフィルタは既に種々の光学素子に用い
られている。例えば図2(a)に示す透過波長可変フィ
ルタ14に白色光が入射すると、この白色光は紫から赤
までの各波長を持つ成分に分光される。図2(b)は、
透過波長可変方向の断面構造である。同図に示すように
この透過波長可変フィルタ14は、表面が階段状、傾斜
状またはスロープ状に形成され、かつ裏面が平坦状に形
成された二酸化シリコン(SiO2 )層1、SiO2
1の表裏両面に蒸着された銀(Ag)層2、3、そして
Ag層2の表面とAg層3の裏面にそれぞれ蒸着された
SiO2 の保護膜4、5からなる。この透過波長可変フ
ィルタ14は非常に薄いものであるが、機械的強度を増
すためにミリメートルオーダーの厚い基材の上に積層さ
せることにより、用途に応じた組立てが可能になる。
【0017】以下に、上記第1の実施例に係る半導体光
検出装置の組立てプロセスの一例を前述の図1を用いて
簡単に示す。
【0018】最初に、通常の方法にしたがって表面に半
導体光検出素子がモノリシックに配列されたイメージセ
ンサチップ13を作製し、その表面に導電材料を蒸着し
て透明導電膜26を形成する。さらにパッケージ12に
そのイメージセンサチップ13を載置する。このイメー
ジセンサチップ13とパッケージリード18をボンディ
ングワイヤ17によって接続し、さらに、透明導電膜2
6をパッケージリード18を介して接地する。この後、
イメージセンサチップ13に形成された透明導電膜26
上に透過波長可変フィルタ14を載せ、接着剤15で固
定する。最後にフィルタ14以外からの入射光を遮蔽す
るための遮光樹脂16をつける。
【0019】このようにして構成された図1に示すイメ
ージセンサ11は、イメージセンサチップ13とフィル
タ14が近接して設けられている。これらが互いに離れ
た位置にある場合には、フィルタによって分光された異
なる波長の光どうしがイメージセンサチップに到達する
までに干渉し合うなどの影響により、波長分解能が低下
してしまうといった現象が生じ易い。しかし、同図に示
す構成によってその影響を減少させ、波長分解能の低下
を防ぐことができる。
【0020】図3は、上記第1の実施例における電気的
接続を示す図である。実際のイメージセンサチップ13
は、半導体光検出素子としてのフォトダイオードを多数
有するが、同図ではその一部のみを示すこととする。同
図において、符号1〜5は透過波長可変フィルタ14を
構成する各要素を示している。ここで、誘電体であるS
iO2 層1は表面が階段状に、裏面が平坦状に形成され
ており、その表面および裏面にはAg層2、3が蒸着さ
れている。さらにその外側には、Ag層2、3の保護膜
としてSiO2 膜4、5が設けられている。符号19〜
21はイメージセンサチップ13の受光部を形成するフ
ォトダイオードの各構成要素を示し、符号21はシリコ
ン基板、符号20はシリコン基板21とは逆の導電型の
拡散層、符号19が酸化膜である。シリコン基板21と
拡散層20はいわゆるPN接合を形成しており、C3
いう値の接合容量24を持つ。#n 、#n+1
n+2 、#n+3 は、イメージセンサ11のスキャン方向
に沿って連続して設けられているフォトダイオードの配
列を表している。
【0021】透過波長可変フィルタ14の構成要素であ
るAg層2、3は導電性の金属であり、近くにenとい
う雑音源25があるとC2 という値の静電容量23を介
して雑音源25と結合され、電位が変動する。静電容量
が発生する場所は他にも考えられるが,簡単のためC2
で代表させる。ここで、雑音源とは総じて言えば“電流
や電圧が急激に変化するところである”が、具体的には
イメージセンサ11の駆動読みだし回路であったり、シ
ャッタの開閉スイッチであったり、電灯線であったりす
る。
【0022】本実施例では、イメージセンサチップ13
と透過波長可変フィルタ14との間に接地された透明導
電膜26が存在することから、透過波長可変フィルタ1
4のAg層3と透明導電膜26の間には新たにC4 とい
う値の静電容量27が発生し、C5 という値の静電容量
28が導電膜26とフォトダイオード拡散層20の間に
発生する。また、透過波長可変フィルタ14のAg層3
とフォトダイオード拡散層20の間にもC6 という値の
静電容量29が直接的に存在すると考えられる。 ここ
で、接地された上述の導電膜26の存在の意義を,図4
を用いて説明する。図4において、図3に示す構成要素
と同一のものについては同一の符号を付して説明を省略
する。図4は、透過波長可変フィルタ14とイメージセ
ンサチップ13との間に、接地された透明導電膜26を
介していない構造を示している。C1 は、透過波長可変
フィルタ14のAg層3とフォトダイオード拡散層20
の間の静電容量であり、符号22で示す。透過波長可変
フィルタ14とフォトダイオードの間には、図3に示す
ような透明導電膜26は形成されていないので、透過波
長可変フィルタ14のAg層3とフォトダイオードの拡
散層20との間に、静電容量22が存在する。したがっ
て、前述した透過波長可変フィルタ14の電位変動は静
電容量22を介してフォトダイオードの拡散層20にも
伝達され、フォトダイオードの電位をも不安定にする。
これは、フォトダイオードアレイやイメージセンサにお
いて、信号読みだし時にランダムなノイズを増大した
り、入射露光量と信号出力量の関係が直線からずれる等
を意味する。
【0023】図5は、図4に示すイメージセンサ11の
等価回路図である。ポイント“A”はフォトダイオード
の拡散層20を表す。ここで、“en”という雑音源2
5があったとき、どのくらいフォトダイオードの電位が
変動するかを導いてみる。なお、図5に示す構成要素に
は、図4と同一のものについては同一の符号を付してい
る。
【0024】まず、図5に示す“A”での電位変動をV
aとすれば、 Va =en×(C1 ・C2 )/(C1 ・C2 +C2 ・C3 +C3 ・C1 ) …数式(1) と表される。C2 は他の成分に比較して小さいので上式
を簡略化すると、 Va =en×C2 /C3 …数式(2) となる。
【0025】次に、図6に示す第1の実施例の等価回路
を用いて、透過波長可変フィルタ14とイメージセンサ
チップ13との間に接地された透明導電膜26が存在す
る場合のフォトダイオードの電位変動を同様にして導
く。同図に示すように、静電容量27と28の間には、
接地された透明導電膜26が存在する。雑音源25にお
いて雑音電圧“en”が生じたとすると、フォトダイオ
ード拡散層を示すポイント“A”は、静電容量23→静
電容量27→導電膜26→静電容量28の経路及び静電
容量23→静電容量29の経路の二つの経路で雑音電圧
を供給される。しかし、導電膜26は十分低いインピー
ダンスで接地されているので、静電容量23、27を経
由しての雑音は無視できる値になり、結局静電容量29
を経由してくる成分だけになる。したがって、ポイント
“A”で生じる雑音電圧は、 Va =en×C2 ・C6 /{C2 ・C6 +C6 (C3 +C5 )+C2 (C3 +C5 )} …数式(3) と表される。ここでC2 は他の成分より小さいので、上
式を簡略化すると、 Va =en×C2 /(C3 +C5 )…数式(4) となる。
【0026】ここで例えば、代表的な値として、C3
単位面積当たり、2.5×10-9[F]、C5 は単位面
積当たり、10×10-9[F]とし、透明導電膜を介さ
ない場合の雑音電圧を示す数式(2)と透明導電膜を介
した場合の雑音電圧を示す数式(3)を比較すると、同
じen、同じC2 の値で、フォトダイオードの上に接地
された透明導電膜26があることによって、約1/5に
フォトダイオードの電位変動を減少させることが可能で
あることがわかる。さらに数式(4)において明らかな
ように、フォトダイオードの電位変動をさらに小さくす
るには、フォトダイオードの容量が大きいほどよい。
【0027】フォトダイオードの拡散層20上には透明
電極26があり接地されているので、フォトダイオード
容量成分としては、拡散層20が基板材料との間で形成
する接合容量と、拡散層20が透明電極26との間で形
成する酸化膜容量がある。したがって、フォトダイオー
ドの電位変動を小さくするためには、基板材料の比抵抗
を小さくし、接合容量を大きくするか、酸化膜を薄くし
て酸化膜容量を大きくすることが考えられるが、先に例
を示した通り、同一面積では酸化膜容量が支配的であ
り、したがって、酸化膜を薄くした方がフォトダイオー
ド電位の安定のためには有効である。
【0028】以上説明してきたように、透過波長可変フ
ィルタ14を構成するAg層3に雑音源が発生する電磁
波等の影響で電位変化が生じても、受光部を形成するフ
ォトダイオードとの間には低インピーダンスで接地され
た透明導電膜26が存在するため、この透明導電膜26
が電磁シールドとして働き、フォトダイオードにはその
電位変化が伝達されない。
【0029】なお、フォトダイオードの受光部にカラー
フィルタを設けたカラー撮像素子が知られている。これ
は、カラーフィルタとフォトダイオードとの間に、カラ
ー撮像素子の接地端子に接続された透明導電膜を介在さ
せ、フォトダイオードの受光面の表面を静電気シールド
することによって、フォトダイオードの受光面の表面に
ほこり等を吸着しにくくするものである。その技術につ
いては特開昭64−67960号公報に開示されてい
る。しかし、このカラー撮像素子に用いられているフィ
ルタは、高分子材料からなるカラーフィルタであって静
電シールドによりフォトダイオードの受光面にほこり等
を吸着しにくくすることを目的とするものである一方、
本実施例では、交流ノイズの影響を受けやすい誘電体の
膜を金属膜で挟持した構造を有するフィルタを用いてお
り、フォトダイオードとの間に接地された透明導電膜を
介することによって、フィルタに生じる電荷を電気的に
シールドすることを目的とする。この点で、本実施例に
示す技術は、既に上記開示されている技術と明らかに異
なるものである。
【0030】図7は、上記第1の実施例の半導体光検出
装置を用いて構成されたマルチチャンネル分光測光シス
テムの概略図である。光源6から出射された光は、測定
試料7を通過した後、光入射面に直接透過波長可変フィ
ルタが取り付けられた一次元イメージセンサ11に入射
する。透過波長可変フィルタは、ある単色光だけを通過
するフィルタが連続的に一次元状に配列されたものと等
価であり、このため、グレーティング同様、種々の波長
が混ざり合った光を波長ごとに分解し、位置付ける機能
を持つ。したがって一次元イメージセンサ11の出力を
信号分析器10によって解析することにより、測定試料
7に含まれる物質を特定することができる。この透過波
長可変フィルタを用いて本システムを構成すると、グレ
ーティングが不要になるため、システム構成は小形化お
よび軽量化され、実用上のメリットが大きい。
【0031】図8は、本発明に係る半導体光検出装置の
第2の実施例を示す図である。本実施例では第1の実施
例と異なり、透明導電膜を用いていない。図8に示すよ
うに、符号30は半田、インジウム、金などを用いた金
属バンプであり、金属バンプ30の上面は、透過波長可
変フィルタ14の銀層3に接触している。また、金属バ
ンプ30の底は、アルミニウム(Al)電極31を介し
て接地されている。
【0032】ここで、この構造の製造例を示す。
【0033】まず初めに、通常の方法にしたがって表面
に半導体光検出素子がモノリシックに配列されたイメー
ジセンサチップ13を作製する。その後、イメージセン
サチップ13上に、アルミニウム電極31を介して金属
バンプ30を設置する。この金属バンプ30を設置する
位置は、イメ−ジセンサチップ13上のシフトレジスタ
や受光部等の機能領域を避けたところであって、透過波
長可変フィルタ14がイメージセンサチップ13を覆う
領域内に限る。形成される金属バンプ30の高さは数十
ミクロンが望ましい。さらに、パッケージ12(図1図
示)内にそのイメージセンサチップ13を載置する。次
に、アウミニウム電極31の接地を行った後、イメージ
センサチップ13上に金属バンプ30を介して連続透過
波長可変フィルタ14を載せ、固定のため接着剤15
(図1図示)をつける。最後にフィルタ14以外からの
入射光を遮蔽するための遮光樹脂16(図1図示)をつ
ける。 ここで、金属バンプ30の一例として、半田バ
ンプの形成方法を示す。
【0034】まず、図9を用いて、超音波を発生させな
がら半田バンプ付けを行う装置の概略を説明する。半田
槽36内を満たす半田34は、所定の位置に設置されて
いる撹拌子35によって噴流されている。この半田槽3
6の上部には、噴流している半田の中に、Al電極が既
に形成されているイメージセンサチップ32が垂直に配
置され、半田槽36の外部からそのイメージセンサチッ
プ13の垂直面に対向するように、超音波振動子33が
置かれている。この装置では、超音波振動子33に対向
するイメージセンサチップ13の面に常に新鮮な半田が
送られており、また、半田槽36にN2 を流入させるこ
とによって半田の酸化を防いでいる。次に、上記装置を
用いた超音波半田付けのメカニズムを説明する。
【0035】まず、超音波の作用で、半田34中にキャ
ビティが生じ、このキャビティがイメージセンサチップ
32の表面で圧損すると、そのチップ32に設けられて
いるAl電極31の表面に生じた酸化膜が破壊される。
この酸化膜が取り除かれると、Al電極31と半田34
の間で共晶反応が起こり、半田バンプ30が形成され
る。パッシベーション膜など金属でない部分には共晶反
応が起こらないため、半田の付着はない。前述したよう
に、バンプの位置は、シフトレジスタや受光領域などの
機能領域ではないところで、しかも透過波長可変フィル
タ14によって覆われる領域内であることが望ましい。
したがって、その部分に予め写真食刻法やマスク蒸着法
によって、四角や丸等のアルミニウムパターンを形成
し、他の表面に露出している金属はパッシベーション膜
等で一時的に覆ってからバンプ形成プロセスにはいるこ
とにより、希望の位置に正確にバンプを形成することが
できる。なお、バンプ形成用アルミニウムパターンは接
地端子に延長されている。
【0036】前述したように図8においては、符号31
がバンプ形成のためのAl電極、符号30が形成された
バンプを示す。上述の超音波法では、100ミクロン平
方のアルミニウムパターンに対して、数十ミクロンの高
さのバンプが形成されるが、下地のアルミニウムの膜厚
が厚いほど形成されるバンプの高さも高く形成できるの
で、その調整が可能である。また、この他にも、バンプ
の形成法として蒸着法やメッキ法もあり、それによって
も形成されるバンプの高さを調整することができる。
【0037】一方、透過波長可変フィルタ14は前述し
たように、二酸化シリコン層等による保護膜5が付いて
いる。したがって、前述した工程で形成した金属バンプ
30が接触する部分の保護膜5を、予め一部分だけまた
は全部除去しておく必要がある。除去する方法として
は、保護膜5が二酸化シリコンならば、フッ化水素酸に
よるウェットエッチング、あるいはCF4 ガスによるプ
ラズマエッチングが可能である。同図では、一部分の保
護膜だけを除去したところを表している。
【0038】最後に、前述のイメージセンサチップ13
に、金属バンプ30を介して保護膜5の一部を除去した
上記透過波長可変フィルタ14を接続すればよい。
【0039】上述の方法により形成された図8に示す構
造では、透過波長可変フィルタ14の銀層3自身を、金
属バンプ30を介して接地させることにより、イメージ
センサ11に対してシールド効果を持たせ、ノイズ源の
影響を減少させることができる。即ち、透過波長可変フ
ィルタ14のAg層3の役割は、干渉膜であると同時
に、シールド膜でもあることになる。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、干
渉フィルタと半導体光検出基板の表面の間には、インピ
ーダンスが低く電位が安定した電源に接続されている透
明導電膜が存在する。このため、電磁波等の影響で電位
変化が生じ、干渉フィルタが有する金属膜にノイズが発
生した場合でも、その透明導電膜が電磁シールドとして
機能する。したがって、半導体光検出基板に設けられて
いる半導体光検出素子に、前述の電位変化が伝達される
のを防止することができる。
【0041】一方、本発明による他の構造では、上述の
ように透明導電膜を設けずに、干渉フィルタが有する2
枚の半透明金属膜のうちの半導体光検出基板側の半透明
金属膜が、インピーダンスが低く電位が安定した電源に
接続された構造とする。このため、干渉フィルタを構成
する半透明金属膜自身に電磁シールド効果を持たせるこ
とができ、上述の構造同様、半導体光検出素子の電位の
安定性を高めることができる。この構造において、干渉
フィルタと半導体光検出素子の周辺部との間に導電性の
バンプを設け、そのバンプの上面が半導体光検出基板側
の半透明金属膜に接触されてインピーダンスが低く電位
が安定した電源に接続されている構造としても、同じ様
に半導体光検出素子の電位の安定性を高めることができ
る。
【0042】このように、本発明の半導体光検出装置を
用いることによって、小形化・軽量化した分光測光シス
テムを構成することができ、しかもその測定精度を高度
に維持することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る半導体光検出装置の外観
を示す図である。
【図2】本発明に用いられる、通常の干渉フィルタの構
造を示す図である。
【図3】第1の実施例に係る半導体光検出装置の接続を
示す図である。
【図4】半導体光検出装置の他の構造の接続を示す図で
ある。
【図5】半導体光検出装置の他の構造の接続等価回路を
示す図である。
【図6】第1の実施例の等価回路図である。
【図7】本発明の実施例を用いた分光測光システムを示
す図である。
【図8】第2の実施例に係る半導体光検出装置の接続を
示す図である。
【図9】超音波半田付け装置の概略図である。
【図10】従来の半導体光検出装置を用いた分光測光シ
ステムを示す図である。
【符号の説明】
1、4、5…SiO2 層、2、3…Ag層、6…光源、
7…測定試料、8…グレーティング、10…信号分析装
置、11…透過波長可変フィルタ付きイメージセンサ、
12…セラミックパッケージ、13…イメージセンサチ
ップ、14…透過波長可変フィルタ、15…接着剤、1
6…遮光用樹脂、17…ボンディングワイヤ、18…パ
ッケージリード、19…酸化膜、20…フォトダイオー
ド拡散層、21…シリコン基板、22〜24、27〜2
9…静電容量、25…雑音源、26…透明導電膜、30
…金属バンプ、31…Al電極、33…超音波振動子、
34…半田、35…撹拌子、36…半田槽。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01J 1/02 - 1/04 G01J 5/02 G01J 3/00 - 3/36 H01L 27/14 H01L 31/00 - 31/02 H01L 31/08 H04N 5/30 - 5/335

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のフォトダイオードが表面にモノリ
    シックに配列された半導体イメージセンサと、 この半導体イメージセンサの上方にこの半導体イメージ
    センサとほぼ平行に且つ近接して配置され、光の入射位
    置によって透過光の波長が異なる干渉フィルタとを備
    え、 前記干渉フィルタは、位置によって厚みの異なる透明誘
    電体膜を2枚の半透明の金属膜で挟んだものであり、 前記半導体イメージセンサの前記複数のフォトダイオー
    ドの表面は絶縁保護膜を介して透明導電膜で覆われてお
    り、 前記透明導電膜は、インピーダンスが低く電位が安定し
    た電源に接続されていることを特徴とする半導体光検出
    装置。
  2. 【請求項2】 複数のフォトダイオードが表面にモノリ
    シックに配列された半導体イメージセンサと、 この半導体イメージセンサの上方にこの半導体イメージ
    センサとほぼ平行に且つ近接して配置され、光の入射位
    置によって透過光の波長が異なる干渉フィルタとを備
    え、 前記干渉フィルタは、位置によって厚みの異なる透明誘
    電体膜を2枚の半透明の金属膜で挟んだものであり、 前記半導体イメージセンサの前記複数のフォトダイオー
    ドの表面は絶縁保護膜を介して透明導電膜で覆われてお
    り、 前記透明導電膜は、接地されていることを特徴とする半
    導体光検出装置。
  3. 【請求項3】 前記フォトダイオードが一次元に配列さ
    れ、前記干渉フィルタの厚みがこの配列方向について単
    調に変化していることを特徴とする請求項1または2に
    記載の半導体光検出装置。
  4. 【請求項4】 複数のフォトダイオードが表面にモノリ
    シックに配列された半導体イメージセンサと、 この半導体イメージセンサの上方にこの半導体イメージ
    センサとほぼ平行に且つ近接して配置され、光の入射位
    置によって透過光の波長が異なる干渉フィルタとを備
    え、 前記干渉フィルタは、位置によって厚みの異なる透明誘
    電体膜を2枚の半透明の金属膜で挟んだものであり、 この2枚の半透明の金属膜のうちの前記半導体イメージ
    センサ側の前記半透明の金属膜は、インピーダンスが低
    く電位が安定した電源に接続されていることを特徴とす
    る半導体光検出装置。
  5. 【請求項5】 複数のフォトダイオードが表面にモノリ
    シックに配列された半導体イメージセンサと、 この半導体イメージセンサの上方にこの半導体イメージ
    センサとほぼ平行にかつ近接して配置され、光の入射位
    置によって透過光の波長が異なる干渉フィルタとを備
    え、 前記干渉フィルタは、位置によって厚みの異なる透明誘
    電体膜を2枚の半透明の金属膜で挟んだものであり、 この2枚の半透明の金属膜のうちの前記半導体イメージ
    センサ側の前記半透明の金属膜は、接地されていること
    を特徴とする半導体光検出装置。
  6. 【請求項6】 前記フォトダイオードが一次元に配列さ
    れ、前記干渉フィルタの厚みがこの配列方向について単
    調に変化していることを特徴とする請求項4または5に
    記載の半導体光検出装置。
  7. 【請求項7】 前記干渉フィルタと前記半導体イメージ
    センサは、導電性の材料からなるバンプで接続され、 前記バンプの上面は、前記干渉フィルタが有する2枚の
    半透明の金属膜のうち前記半導体イメージセンサ側にあ
    る半透明導電膜に接触し、前記バンプの下面は前記半導
    体イメージセンサ上に設けられた導電膜に接触し、その
    導電膜はインピーダンスが低く電位が安定した電源に接
    続されていることを特徴とする請求項4または6に記載
    の半導体光検出装置。
  8. 【請求項8】 前記干渉フィルタと前記半導体イメージ
    センサは、導電性の材料からなるバンプで接続され、 前記バンプの上面は、前記干渉フィルタが有する2枚の
    半透明の金属膜のうち前記半導体イメージセンサ側にあ
    る半透明導電膜に接触し、前記バンプの下面は前記半導
    体イメージセンサ上に設けられた導電膜に接触し、その
    導電膜は接地されていることを特徴とする請求項5また
    は6に記載の半導体光検出装置。
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