JP3374834B2 - フェーズドアレーレーダのモニタシステム - Google Patents

フェーズドアレーレーダのモニタシステム

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JP3374834B2 JP2000151164A JP2000151164A JP3374834B2 JP 3374834 B2 JP3374834 B2 JP 3374834B2 JP 2000151164 A JP2000151164 A JP 2000151164A JP 2000151164 A JP2000151164 A JP 2000151164A JP 3374834 B2 JP3374834 B2 JP 3374834B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フェーズドアレー
レーダに関し、特に複数の周波数で共用使用可能なアレ
ーアンテナを有するフェーズドアレーレーダのモニタシ
ステムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、複数のアンテナ素子からなるア
レーアンテナを位相制御することにより、任意の方向で
レーダビームを送受信するフェーズドアレーレーダで
は、アレーアンテナで振幅や位相など所望の特性が得ら
れているかをモニタシステムで監視するものとなってい
る。従来、このようなフェーズとアレーレーダのモニタ
システムは、図3に示すような構成となっている。この
フェーズドアレーレーダのモニタシステムには、複数の
アンテナ素子51と、これらアンテナ素子51ごとに接
続される複数の送受信モジュール53と、送信信号を各
送受信モジュール53へ分配するとともに各送受信モジ
ュール53の出力を合成するための垂直面の電力分配合
成器54および水平面の電力分配合成器55とが設けら
れている。
【0003】さらに、モニタ時の送受信動作によりモニ
タ経路を切り替える送受モニタ切替器57と、所定の送
信基準信号を生成する基準信号発生器58と、送信基準
信号から送信信号を生成する送信周波数変換器60と、
モニタ経路を経由した受信信号の周波数変換を行う受信
周波数変換器61と、送信基準信号を複数に分配する電
力分配器59と、送信基準信号と周波数変換された受信
信号とから当該モニタ経路における振幅および位相を測
定し処理する振幅位相測定回路62と、アンテナ素子5
1と送受信モジュール53との間に設けられた方向性結
合器52と、これら方向性結合器52へ送信信号を分配
するとともに各方向性結合器52からの出力を合成し受
信信号として出力するモニタ用電力分配合成器56とが
設けられている。
【0004】このフェーズドアレーレーダのモニタシス
テムでのモニタ動作としては、送受信モジュール53を
含む送信経路をモニタするための送信モニタ動作と、前
記送受信モジュール53を含む受信経路をモニタするた
めの受信モニタ動作との2つの動作に分けられる。これ
らモニタ動作では、モニタする経路を特定するため、い
ずれの場合も、モニタ対象となる1つの送受信モジュー
ル53のみを動作状態とし、他の送受信モジュール53
を全て非動作状態とする。
【0005】まず、送信モニタ動作について説明する。
基準信号発生器58から出力された信号は電力分配器5
9により2分されて送信周波数変換器60と振幅位相測
定回路62に入力される。送信周波数変換器60に入力
された信号は、レーダの送信周波数に変換された後、送
受モニタ切替器57、水平面の電力分配合成器55、お
よび垂直面の電力分配合成器54を介して、送受信モジ
ュール53へ入力される。これにより、動作状態に制御
されているいずれか1つの送受信モジュール53から送
信出力が出力され、アンテナ素子51から空間に電波が
放射される。
【0006】このとき、そのアンテナ素子51に接続さ
れている方向性結合器52により出力信号が取り出され
る。この出力信号は、モニタ用電力分配合成器56およ
び送受モニタ切替器57を介して受信周波数変換器61
で周波数変換される。振幅位相測定回路62では、電力
分配器59により2分された信号を基準として、受信周
波数変換器61で周波数変換された信号と比較すること
により、送信モニタ経路における相対的な振幅および位
相を測定し処理することにより、送信モニタを実施して
いる。
【0007】次に、受信モニタ動作について説明する。
受信モニタ動作は、基本的に上記の送信モニタ動作と同
じである。基準信号発生器58から出力された信号は電
力分配器59により2分されて送信周波数変換器60と
振幅位相測定回路62に入力される。送信周波数変換器
60に入力された信号はレーダの送信周波数に変換され
た後、送受モニタ切替器57、モニタ用電力分配合成器
56、および方向性結合器52を介して送受信モジュー
ル53へ入力される。このとき、動作状態に制御されて
いる1つの送受信モジュール53から受信信号が出力さ
れ、垂直面の電力分配合成器54、水平面の電力分配合
成器55、および送受モニタ切替器57を介して受信周
波数変換器61へ入力され、ここで周波数変換される。
【0008】振幅位相測定回路62では、電力分配器5
9により2分された信号を基準として、受信周波数変換
器61で周波数変換された信号と比較することにより、
受信モニタ経路における相対的な振幅および位相を測定
し処理することにより、受信モニタを実施している。以
上のようなモニタ動作については、例えば、特開平2−
202706号公報、特開平2−112780号公報、
あるいは特開平1−154604号公報に記載された技
術のベースとなっている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】このような従来のフェ
ーズドアレーレーダのモニタシステムでは、送受信器か
ら出力されるモニタ信号の周波数が1つの場合のみを想
定している。したがって、このような従来のモニタシス
テムを、アンテナ素子で複数の周波数を共用動作させる
ような多周波共用のフェーズドアレーレーダに対して適
用した場合には、他の周波数帯でのモニタ動作を確認す
るために、それぞれの周波数を切り替えて再度モニタを
実施する処理などが必要となり、全ての使用周波数帯に
おけるモニタ処理を行うには多大な時間が必要となる問
題点があった。本発明はこのような課題を解決するため
のものであり、複数の周波数帯で動作させる場合であっ
ても、全ての周波数帯でのモニタ処理を同時に実施でき
るフェーズドアレーレーダのモニタシステムを提供する
ことを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明にかかるフェーズドアレーレーダのモ
ニタシステムは、複数のアンテナ素子と、これらアンテ
ナ素子に接続される複数の送受信モジュールと、各アン
テナ素子と送受信モジュールとの間にそれぞれ接続され
た複数の方向性結合器と、基準信号発生器で生成された
送信基準信号を任意のレーダ周波数帯域へ周波数変換し
て得た送信信号を各送受信モジュールへ分配するととも
にこれら送受信モジュールの出力を合成する水平面およ
び垂直面の電力分配合成器と、高周波信号を各方向性結
合器へ分配するとともにこれら方向性結合器の出力を合
成するモニタ用電力分配合成器と、送受信モニタ動作に
応じてモニタ経路を切り替えることにより送信信号を水
平面および垂直面の電力分配合成器またはモニタ用電力
分配合成器のうちの一方へ出力するとともに他方から受
信信号を得る送受モニタ切替器と、この送受モニタ切替
器からの受信信号を周波数変換して得られた抽出信号と
送信基準信号とからモニタ経路における振幅および位相
を測定し処理する振幅位相測定回路とを有するフェーズ
ドアレーレーダのモニタシステムであって、送信基準信
号を異なる複数のレーダ周波数帯域へ変換して合成する
ことにより送信信号を生成し送受モニタ切替器へ出力す
る送信信号処理手段と、送受モニタ切替器からの受信信
号に含まれる各レーダ周波数帯域ごとにその信号成分を
周波数変換することによりそれぞれの抽出信号を生成し
振幅位相測定回路へ出力する受信信号処理手段とを備
え、振幅位相測定回路で、この受信信号処理手段で得ら
れた各抽出信号と送信基準信号とからモニタ経路におけ
る振幅および位相を並列的に測定し処理するようにした
ものである。
【0011】この送信信号処理手段としては、送信基準
信号を複数に分配出力する電力分配器と、この電力分配
器の個々の出力をそれぞれ異なるレーダ周波数へ周波数
変換して出力する複数の送信周波数変換器と、これら送
信周波数変換器からの出力を同一信号経路へ合成し高周
波信号として送受モニタ切替器へ出力する電力合成器と
から構成してもよい。また受信信号処理手段としては、
送受モニタ切替器からの受信信号を複数に分配出力する
電力分配器と、この電力分配器の個々の出力からそれぞ
れ各レーダ周波数の信号成分だけ取り出す複数のフィル
タと、これらフィルタの出力をそれぞれ個別に周波数変
換し各抽出信号として振幅位相測定回路へ出力する複数
の受信周波数変換器とから構成してもよい。
【0012】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。図1は本発明の第1の実施
の形態にかかるフェーズドアレーレーダのモニタシステ
ムを示すブロック図である。このフェーズドアレーレー
ダのモニタシステムには、複数のアンテナ素子1と、こ
れらアンテナ素子1に接続される複数の送受信モジュー
ル3と、各アンテナ素子1と送受信モジュール3との間
にそれぞれ接続された複数の方向性結合器2と、基準信
号発生器で生成された送信基準信号30を複数に分配出
力する電力分配器9と、この電力分配器9の個々の出力
をそれぞれ異なるレーダ周波数へ周波数変換して出力す
る複数の送信周波数変換器10A,10Bと、これら送
信周波数変換器からの出力31A,31Bを同一信号経
路へ合成し送信信号32として出力する電力合成器11
とが設けられている。
【0013】また、送信信号32からなる送信信号33
Sを各送受信モジュール3へ分配するとともにこれら送
受信モジュール3の出力を合成する水平面の電力分配合
成器5および垂直面の電力分配合成器4と、送信信号3
2からなる送信信号34Sを各方向性結合器2へ分配す
るとともにこれら方向性結合器2の出力を合成して受信
信号33Rを出力するモニタ用電力分配合成器6と、送
受信モニタ動作に応じてモニタ経路を切り替えることに
より、送信モニタ動作時には電力合成器11からの送信
信号32を水平面の電力分配合成器5への送信信号33
Sとして出力するとともにモニタ用電力分配合成器6か
らの受信信号34Rを受信信号35として出力し、受信
モニタ動作時には送信信号32をモニタ用電力分配合成
器6への送信信号34Sとして出力するとともに水平面
の電力分配合成器5からの受信信号34Rを受信信号3
5として出力する送受モニタ切替器7とが設けられてい
る。
【0014】さらに、送受モニタ切替器7からの受信信
号35を複数に分配出力する電力分配器12と、この電
力分配器12の分配出力からそれぞれ所定のレーダ周波
数の信号成分だけ取り出す複数のフィルタ13A,13
Bと、これらフィルタ13A,13Bの出力をそれぞれ
個別に周波数変換し抽出信号36A,36Bとして出力
する複数の受信周波数変換器14A,14Bと、これら
受信周波数変換器14A,14Bからの抽出信号36
A,36Bと電力分配器9で分配された送信基準信号3
0Aとから、当該モニタ経路における振幅および位相を
測定し処理する振幅位相測定回路15とが設けられてい
る。
【0015】本実施の形態では、電力分配部9、送信周
波数変換器10A,10Bおよび電力合成器11から送
信信号処理手段40が構成されている。また、電力分配
器12、フィルタ13A,13Bおよび受信周波数変換
器14A,14Bから受信信号処理手段41が構成され
ている。
【0016】次に、図1を参照して、第1の実施の形態
の動作について説明する。まず、送信モニタ動作につい
て説明する。基準信号発生器8で生成された送信基準信
号30は、電力分配器9で複数に分配出力され、送信周
波数変換器10A,10Bへ入力される。そして送信周
波数変換器10A,10Bで、それぞれ異なるレーダ周
波数すなわち第1および第2の周波数帯域へ変換され、
各出力31A,31Bが電力合成器11へ出力される。
これにより電力合成器11では、第1の周波数帯域の出
力31Aと第2の周波数帯域の出力31Bが合成され、
送信信号32として出力される。
【0017】送信信号32は、送受モニタ切替器7から
送信信号33Sとして、水平面の電力分配合成器5へ出
力される。そして、水平面の電力分配合成器5および垂
直面の電力分配合成器4を介して送受信モジュール3へ
入力される。ここで、動作状態に制御されている1つの
送受信モジュール3から送信出力が出力され、アンテナ
素子1から空間に電波が放射される。これと同時に、こ
の送信出力が方向性結合器2により出力信号として取り
出され、モニタ用電力分配合成器6から受信信号34R
として出力される。
【0018】受信信号34Rは、送受モニタ切替器7か
ら受信信号35として電力分配器12へ入力される。こ
の受信信号34Rには、送信周波数変換器10A,10
Bで用いたレーダ周波数すなわち第1の周波数帯域およ
び第2の周波数帯域の信号成分が混在している。受信信
号34Rは、電力分配器12で複数に分配出力されて各
フィルタ13A,13Bへ入力され、他の周波数成分が
除去されて第1の周波数帯域の信号成分と第2の周波数
帯域の信号成分とが個別に取り出される。これら信号成
分は、それぞれ受信周波数変換器14A,14Bで周波
数変換され、抽出信号36A,36Bとして出力され
る。振幅位相測定回路15では、これら抽出信号36
A,36Bと送信基準信号30Aとの振幅および位相が
それぞれ個別に参照比較され、複数の周波数帯域につい
て同時に送信モニタが行われる。
【0019】次に、受信モニタ動作について説明する。
受信モニタ動作は、前述した送信モニタ動作とほぼ同じ
であるが、送受モニタ切替器7により、電力合成器11
からの送信信号32は、モニタ用電力分配合成器6へ出
力されて各方向性結合器2へ分配される。ここで、動作
状態に制御されている1つの送受信モジュール3で、方
向性結合器2からの出力が受信され、垂直面の電力分配
合成器4および水平面の電力分配合成器5を介して受信
信号33Rとして出力される。この受信信号33Rは送
受モニタ切替器7から受信信号35として電力分配器1
2へ出力され、前述と同様にして、振幅位相測定回路1
5で複数の周波数帯域について同時に受信モニタが行わ
れる。
【0020】このように、送信信号処理手段で、送信基
準信号を異なる複数のレーダ周波数帯域へ変換して合成
することにより送信信号を生成し送受モニタ切替器へ出
力するとともに、受信信号処理手段で、送受モニタ切替
器からの受信信号に含まれる各レーダ周波数帯域ごとに
その信号成分を周波数変換することによりそれぞれの抽
出信号を生成し振幅位相測定回路へ出力し、振幅位相測
定回路で、受信信号処理手段で得られた各抽出信号と送
信基準信号とからモニタ経路における振幅および位相を
並列的に測定し処理するようにしたので、アンテナ素子
で複数の周波数を共用動作させるような多周波共用のフ
ェーズドアレーレーダであっても、全ての周波数帯での
モニタ処理を同時に実施することができる。
【0021】また、電力分配器9、送信周波数変換器1
0A,10Bおよび電力合成器11から送信信号処理手
段40を構成し、あるいは、電力分配器12、フィルタ
13A,13Bおよび受信周波数変換器14A,14B
から受信信号処理手段41を構成したので、複雑な構成
を要することなくフェーズドアレイレーダのモニタシス
テムを実現することができる。
【0022】以上で説明した送信モニタ動作および受信
モニタ動作では、簡素化を図るため第1および第2の周
波数帯域の2つの周波数を共用動作させる場合を例とし
て説明したがこれに限定されるものではない。必要に応
じて送信周波数変換器10、フィルタ13および受信周
波数変換器14をそれぞれ増やすことにより、3以上の
周波数帯域を共用動作させる場合でも、本実施の形態を
適用することができ、前述と同様の作用効果が得られ
る。
【0023】次に、図2を参照して、本発明の第2の実
施の形態について説明する。図2は第2の実施の形態に
かかるフェーズドアレーレーダのモニタシステムを示す
ブロック図である。基本的構成は図1と同じであるが、
送信周波数変換器10A、10Bの代わりに入力信号周
波数を逓倍して出力する逓倍器16A、16Bを用い、
受信周波数変換器14A、14Bの代わりに入力信号周
波数を分周して出力する逓降器17A、17Bを用いて
いる。動作については、図1と同様であるのでここでの
説明は省略する。フェーズドアレーレーダの構成の容易
さ、保守性、価格等の観点から、複数の周波数信号を生
成し変換する構成について種々考えられ、他の公知の構
成についても同様にして適用できる。
【0024】以上の各実施の形態において、振幅位相測
定回路15では高周波帯域の処理を直接行っているわけ
ではなく、送信周波数変換器10A、10B、電力分配
器9、基準信号発生器8,電力分配器12,フィルタ1
3A、13B、受信周波数変換器14A、14Bを設け
ることにより、高周波帯域の処理を直接行うことなく高
周波帯域でのモニタ動作を可能としたと考えることもで
きる。電力合成器11の出力に見られる、同時に複数の
周波数を合成する構成に関しては、時間的に同時に合成
する構成や、1つの送信信号内に複数の周波数を時間的
にずらせて合成する構成が考えられるが、基本的な動作
については前述と同様であり、前述した各実施の形態に
これら構成を用いることもできる。なお、本発明が上記
各実施の形態に限定されるものではなく、本発明の技術
思想の範囲内において、各実施の形態は適宜変更され得
ることは明らかである。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、送信信
号処理手段で、送信基準信号を異なる複数のレーダ周波
数帯域へ変換して合成することにより送信信号を生成し
送受モニタ切替器へ出力するとともに、受信信号処理手
段で、送受モニタ切替器からの受信信号に含まれる各レ
ーダ周波数帯域ごとにその信号成分を周波数変換するこ
とによりそれぞれの抽出信号を生成し振幅位相測定回路
へ出力し、振幅位相測定回路で、受信信号処理手段で得
られた各抽出信号と送信基準信号とからモニタ経路にお
ける振幅および位相を並列的に測定し処理するようにし
たので、アンテナ素子で複数の周波数を共用動作させる
ような多周波共用のフェーズドアレーレーダであって
も、全ての周波数帯でのモニタ処理を同時に実施するこ
とができ、モニタ処理時間を高速化できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態にかかるフェーズ
ドアレイレーダのモニタシステムを示すブロック図であ
る。
【図2】 本発明の第2の実施の形態にかかるフェーズ
ドアレイレーダのモニタシステムを示すブロック図であ
る。
【図3】 従来のフェーズドアレイレーダのモニタシス
テムを示すブロック図である。
【符号の説明】
1…アンテナ素子、2…方向性結合器、3…送受信モジ
ュール、4…垂直面の電力分配合成器、5…水平面の電
力分配合成器、6…モニタ用電力分配合成器、7…送受
モニタ切替器、8…基準信号発生器、9…電力分配器、
10A,10B…送信周波数変換器、11…電力合成
器、12…電力分配器、13A、13B…フィルタ、1
4A、14B…受信周波数変換器、15…振幅位相測定
回路、16A、16B…逓倍器、17A、17B…逓降
器、32,33S,34S…送信信号、33R,34
R,35…受信信号。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01S 7/00 - 7/42 G01S 13/00 - 13/96 H01Q 3/00 - 3/46

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のアンテナ素子と、これらアンテナ
    素子に接続される複数の送受信モジュールと、前記各ア
    ンテナ素子と送受信モジュールとの間にそれぞれ接続さ
    れた複数の方向性結合器と、基準信号発生器で生成され
    た送信基準信号を任意のレーダ周波数帯域へ周波数変換
    して得た送信信号を前記各送受信モジュールへ分配する
    とともにこれら送受信モジュールの出力を合成する水平
    面および垂直面の電力分配合成器と、前記高周波信号を
    前記各方向性結合器へ分配するとともにこれら方向性結
    合器の出力を合成するモニタ用電力分配合成器と、送受
    信モニタ動作に応じてモニタ経路を切り替えることによ
    り前記送信信号を前記水平面および垂直面の電力分配合
    成器またはモニタ用電力分配合成器のうちの一方へ出力
    するとともに他方から受信信号を得る送受モニタ切替器
    と、この送受モニタ切替器からの受信信号を周波数変換
    して得られた抽出信号と前記送信基準信号とからモニタ
    経路における振幅および位相を測定し処理する振幅位相
    測定回路とを有するフェーズドアレーレーダのモニタシ
    ステムであって、 前記送信基準信号を異なる複数のレーダ周波数帯域へ変
    換して合成することにより送信信号を生成し前記送受モ
    ニタ切替器へ出力する送信信号処理手段と、 前記送受モニタ切替器からの受信信号に含まれる前記各
    レーダ周波数帯域ごとにその信号成分を周波数変換する
    ことによりそれぞれの抽出信号を生成し前記振幅位相測
    定回路へ出力する受信信号処理手段とを備え、 前記振幅位相測定回路は、この受信信号処理手段で得ら
    れた前記各抽出信号と前記送信基準信号とからモニタ経
    路における振幅および位相を並列的に測定し処理するこ
    とを特徴とするフェーズドアレーレーダのモニタシステ
    ム。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のフェーズドアレーレーダ
    のモニタシステムにおいて、 前記送信信号処理手段は、 前記送信基準信号を複数に分配出力する電力分配器と、 この電力分配器の個々の出力をそれぞれ異なるレーダ周
    波数へ周波数変換して出力する複数の送信周波数変換器
    と、 これら送信周波数変換器からの出力を同一信号経路へ合
    成し前記高周波信号として前記送受モニタ切替器へ出力
    する電力合成器とを有することを特徴とするフェーズド
    アレーレーダのモニタシステム。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のフェーズドアレーレーダ
    のモニタシステムにおいて、 前記受信信号処理手段は、 前記送受モニタ切替器からの受信信号を複数に分配出力
    する電力分配器と、 この電力分配器の個々の出力からそれぞれ前記各レーダ
    周波数の信号成分だけ取り出す複数のフィルタと、 これらフィルタの出力をそれぞれ個別に周波数変換し前
    記各抽出信号として前記振幅位相測定回路へ出力する複
    数の受信周波数変換器とを有することを特徴とするフェ
    ーズドアレーレーダのモニタシステム。
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