JP2569797B2 - アンテナ装置 - Google Patents
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は,レーダに使用する装置に関し,更に詳し
くはレーダの送信系にフエーズドアレイ方式を,受信系
にデジタルビームフオーミング方式を採用したレーダ装
置に関するものである。
くはレーダの送信系にフエーズドアレイ方式を,受信系
にデジタルビームフオーミング方式を採用したレーダ装
置に関するものである。
従来のこの種のアンテナ装置の構成例を第5図に示
す。第5図において,(1)は素子アンテナ,(2)は
小型送受信器,(3)は給電回路,(4)は全体として
受信信号変換器,(5)は分配器,(6)は送受信信号
切換器,(7)は周波数変換器,(8)は帯域制限ろ波
器,(9)はアナログ/デイジタル変換器,(10)は電
気/光変換器,(11)は信号処理装置,(12)は入力端
子である。第6図は第5図に示した小型送受信器(2)
の内部構成例であり,第6図において(13)は移相器,
(14)は送受切換器,(15)は高出力増幅器,(16)は
低雑音増幅器,(17)および(18)は入出力端子であ
る。
す。第5図において,(1)は素子アンテナ,(2)は
小型送受信器,(3)は給電回路,(4)は全体として
受信信号変換器,(5)は分配器,(6)は送受信信号
切換器,(7)は周波数変換器,(8)は帯域制限ろ波
器,(9)はアナログ/デイジタル変換器,(10)は電
気/光変換器,(11)は信号処理装置,(12)は入力端
子である。第6図は第5図に示した小型送受信器(2)
の内部構成例であり,第6図において(13)は移相器,
(14)は送受切換器,(15)は高出力増幅器,(16)は
低雑音増幅器,(17)および(18)は入出力端子であ
る。
第7図は第5図に示した送受信号切換器(6)の内部
構成例であり,第7図において,(19)は切換器,(2
0)は入力端子,(21)は入出力端子,(22)および(2
3)は出力端子である。
構成例であり,第7図において,(19)は切換器,(2
0)は入力端子,(21)は入出力端子,(22)および(2
3)は出力端子である。
第5図から第7図を用いて従来のアンテナ装置の動作
を説明する。
を説明する。
外部装置から送信信号と局発信号が時分割信号となつ
て入力端子(12)に入力された信号は,複数個の受信信
号変換器(4)に信号を分配する分配器(5)を介し
て,受信信号変換器(4)の送受信号切換器(6)に入
力される。送受信号切換器(6)は,第7図に示す構成
となつており,入力端子(20)に入力された上記信号
は,送信時に2個の切換器(19a),(19b)が,送信信
号に同期して,切換られ,送信信号のみ入出力端子(2
1)に出力される。一方,受信時は,局発信号に同期し
て上記切換器(19a),(19b)が切換えられて出力端子
(23)に局発信号のみ出力されると同時に入出力端子
(21)からの受信信号は,切換器(19b)によつて受信
信号を出力端子(22)に出力される。
て入力端子(12)に入力された信号は,複数個の受信信
号変換器(4)に信号を分配する分配器(5)を介し
て,受信信号変換器(4)の送受信号切換器(6)に入
力される。送受信号切換器(6)は,第7図に示す構成
となつており,入力端子(20)に入力された上記信号
は,送信時に2個の切換器(19a),(19b)が,送信信
号に同期して,切換られ,送信信号のみ入出力端子(2
1)に出力される。一方,受信時は,局発信号に同期し
て上記切換器(19a),(19b)が切換えられて出力端子
(23)に局発信号のみ出力されると同時に入出力端子
(21)からの受信信号は,切換器(19b)によつて受信
信号を出力端子(22)に出力される。
送受信号切換器(6)により分離された送信信号は、
小型送受信器(2-1a)に入力される。小型送受信器(2-
1a)は第6図に示す通りに構成されており、入出力端子
(17)に入力された送信信号は、送受切換器(14a)を
経て、移相器(13)に入力され、所要の透過位相となる
ようにディジタル的に制御された後、高出力増幅器(1
5)で増幅し、送受切換器(14b)を経て、入出力端子
(18)に出力される。この入出力端子(18)に接続され
た素子アンテナ(1-1a)を経て送信信号が空間に放射さ
れる。アンテナ装置は複数個の受信信号変換器(4-1a)
〜(4-Nm)、小型送受信器(2-1a)〜(2-Nm)、素子ア
ンテナ(1-1a)〜(1-Nm)を具備して構成されているた
め、小型送受信器(2-1a)〜(2-Nm)に内蔵された移相
器(13)を制御することにより、送信信号(送信電波)
の位相面揃え、所要する方向に送信信号の電力を集中さ
せることができる。
小型送受信器(2-1a)に入力される。小型送受信器(2-
1a)は第6図に示す通りに構成されており、入出力端子
(17)に入力された送信信号は、送受切換器(14a)を
経て、移相器(13)に入力され、所要の透過位相となる
ようにディジタル的に制御された後、高出力増幅器(1
5)で増幅し、送受切換器(14b)を経て、入出力端子
(18)に出力される。この入出力端子(18)に接続され
た素子アンテナ(1-1a)を経て送信信号が空間に放射さ
れる。アンテナ装置は複数個の受信信号変換器(4-1a)
〜(4-Nm)、小型送受信器(2-1a)〜(2-Nm)、素子ア
ンテナ(1-1a)〜(1-Nm)を具備して構成されているた
め、小型送受信器(2-1a)〜(2-Nm)に内蔵された移相
器(13)を制御することにより、送信信号(送信電波)
の位相面揃え、所要する方向に送信信号の電力を集中さ
せることができる。
一方、素子アンテナ(1-1a)から入力された受信信号
は、小型送受信器(2-1a)に内蔵された送受切換器(14
b)を経て、低雑音増幅器(16)で増幅された後、送受
切換器(14a)を経て、入出力端子(17)に出力され、
受信信号変換器(4-1a)に入力される。受信信号変換器
(4-1a)に内蔵された送受信号切換器(6)の動作によ
り、この受信信号は入力端子(12)から入力され、分配
器(5)で分配された局発信号と同期して、それぞれ周
波数変換器(7)に入力される。この周波数変換器
(7)において、受信信号と局発信号が混合されて、中
間周波数受信信号に変換される。混合によって生じる不
要波を除去する帯域制限ろ波器(8)を経て、この受信
信号はアナログ/ディジタル変換器(9)でディジタル
信号に、さらに電気/光変換器(10)で光ディジタル受
信信号に変換されて、信号処理器(11)に入力される。
アンテナ装置は、これらの機能を持つ回路系が送信側と
同様に複数個具備されており、それぞれの受信信号変換
器(4-1a)〜(4-Nm)からの、それぞれの光ディジタル
受信信号は、信号処理器(11)に入力される。信号処理
器(11)は高速演算により瞬時に各素子アンテナ(1-1
a)〜(1-Nm)からの入力信号を合成し、希望する受信
電波の一方向を形成する。
は、小型送受信器(2-1a)に内蔵された送受切換器(14
b)を経て、低雑音増幅器(16)で増幅された後、送受
切換器(14a)を経て、入出力端子(17)に出力され、
受信信号変換器(4-1a)に入力される。受信信号変換器
(4-1a)に内蔵された送受信号切換器(6)の動作によ
り、この受信信号は入力端子(12)から入力され、分配
器(5)で分配された局発信号と同期して、それぞれ周
波数変換器(7)に入力される。この周波数変換器
(7)において、受信信号と局発信号が混合されて、中
間周波数受信信号に変換される。混合によって生じる不
要波を除去する帯域制限ろ波器(8)を経て、この受信
信号はアナログ/ディジタル変換器(9)でディジタル
信号に、さらに電気/光変換器(10)で光ディジタル受
信信号に変換されて、信号処理器(11)に入力される。
アンテナ装置は、これらの機能を持つ回路系が送信側と
同様に複数個具備されており、それぞれの受信信号変換
器(4-1a)〜(4-Nm)からの、それぞれの光ディジタル
受信信号は、信号処理器(11)に入力される。信号処理
器(11)は高速演算により瞬時に各素子アンテナ(1-1
a)〜(1-Nm)からの入力信号を合成し、希望する受信
電波の一方向を形成する。
このディジタルビームフォーミングレーダは、各アン
テナ素子からの入力信号に容易に重み付けができる。従
って素子アンテナを、例えば航空機の機体表面等、任意
の形状面に配列した場合、その受信信号を合成して得ら
れる受信アンテナパターン特性に発生するサイドローブ
レベルを容易に抑制でき、理想的なアンテナパターンを
形成できる。
テナ素子からの入力信号に容易に重み付けができる。従
って素子アンテナを、例えば航空機の機体表面等、任意
の形状面に配列した場合、その受信信号を合成して得ら
れる受信アンテナパターン特性に発生するサイドローブ
レベルを容易に抑制でき、理想的なアンテナパターンを
形成できる。
なお、上記回路構成において、電気/光変換器(10)
はアナログ/ディジタル変換器(9)により高速ディジ
タル信号化した場合、この信号を歪ませることなく信号
処理器(11)に伝送させるために是非とも必要であると
もに、小型軽量化がはかれる。
はアナログ/ディジタル変換器(9)により高速ディジ
タル信号化した場合、この信号を歪ませることなく信号
処理器(11)に伝送させるために是非とも必要であると
もに、小型軽量化がはかれる。
[発明が解決しようとする課題] 従来のアンテナ装置は、以上のように構成されている
が、回路規模が大きいこと、高速に信号処理を行うため
に必要なアナログ/ディジタル変換器(9)の消費電力
が大きいこと等があり、重量、寸法制限および消費電力
制限が厳しい航空機に搭載することが困難となるという
課題があった。
が、回路規模が大きいこと、高速に信号処理を行うため
に必要なアナログ/ディジタル変換器(9)の消費電力
が大きいこと等があり、重量、寸法制限および消費電力
制限が厳しい航空機に搭載することが困難となるという
課題があった。
[課題を解決するための手段] この発明は、上記のような課題を解決するためになさ
れたものであり、小型送受信器(2)に内蔵された移相
器(13)を送受共用とし、素子アンテナ(1-1a)〜(1-
Nm)をブロック化し、かつこのブロック毎に受信信号を
ディジタルビームフォーミング処理ができるようにする
とともに、受信信号変換器(4)の回路構成の簡素化お
よび受信信号変換器と信号処理装置または外部装置との
伝送方式を改善し、全体として小型・軽量化および低消
費電力化できるようにしたものである。
れたものであり、小型送受信器(2)に内蔵された移相
器(13)を送受共用とし、素子アンテナ(1-1a)〜(1-
Nm)をブロック化し、かつこのブロック毎に受信信号を
ディジタルビームフォーミング処理ができるようにする
とともに、受信信号変換器(4)の回路構成の簡素化お
よび受信信号変換器と信号処理装置または外部装置との
伝送方式を改善し、全体として小型・軽量化および低消
費電力化できるようにしたものである。
[作用] この発明におけるアンテナ装置は、素子アンテナを例
えば縦方向にブロック分けし、そのブロック毎に受信信
号変換器を設けることにより受信信号変換器の台数を大
幅に削減できる。
えば縦方向にブロック分けし、そのブロック毎に受信信
号変換器を設けることにより受信信号変換器の台数を大
幅に削減できる。
またこの発明におけるアンテナ装置は、受信信号変換
器からの出力信号を、中間周波数信号のままアナログ伝
送する方式、または中間周波数信号を直接、電気/光変
換し、光アナログ伝送する方式、さらに外部装置からの
信号であるマイクロ波信号の伝送にマイクロ波光変調方
式を採用することにより、小型軽量化および低消費電力
化を図ることができる。
器からの出力信号を、中間周波数信号のままアナログ伝
送する方式、または中間周波数信号を直接、電気/光変
換し、光アナログ伝送する方式、さらに外部装置からの
信号であるマイクロ波信号の伝送にマイクロ波光変調方
式を採用することにより、小型軽量化および低消費電力
化を図ることができる。
以下にこの発明の一実施例を第1図について説明す
る。
る。
外部装置から送信信号と局発信号が時分割信号となつ
て入力端子(12)に入力された信号は,分配器(5)に
よつて,それぞれの受信信号変換器(4)に入力され,
受信信号変換器(4)において,送信信号および局発信
号に分離され,送信信号は給電回路(3)に,局発信号
は周波数変換器(7)にそれぞれ出力される。
て入力端子(12)に入力された信号は,分配器(5)に
よつて,それぞれの受信信号変換器(4)に入力され,
受信信号変換器(4)において,送信信号および局発信
号に分離され,送信信号は給電回路(3)に,局発信号
は周波数変換器(7)にそれぞれ出力される。
受信信号変換器(4−1)から出力された送信信号は
給電回路(3−1)に入力される。この給電回路(3−
1)は,素子アンテナの配列に従つて,例えば縦方向
(あるいは横方向)に複数個給電できる様にブロツク化
して構成されており,送信信号を分割して給電回路(3
−1)に接続された複数個の小型送受信器(2-1a)〜
(2-1m)に入力される。小型送受信器(2)において,
送信信号は第1図(b)に示すように構成された小型送
受信器(2)の移相器(13)により、送信信号の透過位
相を所要の透過位相となるようにディジタル的に制御さ
れ、送受切換器(14a)を介して高出力増幅器(15)で
増幅された後、送受切換器(14b)を経て小型送受信器
(2)から出力され,素子アンテナ(1-1a)〜(1-1m)
を経て空間に放射される。
給電回路(3−1)に入力される。この給電回路(3−
1)は,素子アンテナの配列に従つて,例えば縦方向
(あるいは横方向)に複数個給電できる様にブロツク化
して構成されており,送信信号を分割して給電回路(3
−1)に接続された複数個の小型送受信器(2-1a)〜
(2-1m)に入力される。小型送受信器(2)において,
送信信号は第1図(b)に示すように構成された小型送
受信器(2)の移相器(13)により、送信信号の透過位
相を所要の透過位相となるようにディジタル的に制御さ
れ、送受切換器(14a)を介して高出力増幅器(15)で
増幅された後、送受切換器(14b)を経て小型送受信器
(2)から出力され,素子アンテナ(1-1a)〜(1-1m)
を経て空間に放射される。
一方,素子アンテナから入射された受信信号はそれぞ
れ素子アンテナ(1-1a)〜(1-Nm)に接続された小型送
受信器(2-1a)〜(2-Nm)の送受切換器(14b)に入力
される。この送受切換器(14b)により,受信タイミン
グに同期させて,低雑音増幅器(16)に入力され,低雑
音増幅された後,送受切換器(14a)を経て,移相器(1
3)に入力される。この移相器(13)により,受信信号
の透過位相を制御した後給電回路(3−1)〜(3−
N)に入力される。この給電回路(3−1)〜(3−
N)は送信系と同様,素子アンテナ(1-1a)〜(1-Nm)
の配列に従つて,列ごとにブロツク分けされており,例
えば給電回路(3−1)には,素子アンテナ(1-1a)〜
(1-Na)に入射された受信信号が,小型送受信器(2-1
a)〜(2-Na)に内蔵された移相器(13)により,所要
する方向の受信信号を素子アンテナ(1-1a)〜(1-Na)
の配列方向に従つて合成でき,受信信号の一次元フエー
ズドアレイレーダが構成できる。給電回路(3−1)〜
(3−N)で合成された受信信号は各ブロツクに対応す
る受信信号変換器(4−1)〜(4−N)に入力され,
送受信号切換器(6)により受信信号を周波数変換器
(7)に入力するとともに,入力端子(12)からの局発
信号を周波数変換器(7)に入力する。この周波数変換
器(7)において受信信号と局発信号が混合されて中間
周波数受信信号に変換される。この混合によつて生じる
不要波を除去する帯域制限ろ波器(8)を経て同軸線,
またはツイストペア電線あるいはフレキシブルプリント
基板等を介して信号処理装置(11)に出力され,従来例
で説明したデジタルビームフオーミング処理が行われ
る。
れ素子アンテナ(1-1a)〜(1-Nm)に接続された小型送
受信器(2-1a)〜(2-Nm)の送受切換器(14b)に入力
される。この送受切換器(14b)により,受信タイミン
グに同期させて,低雑音増幅器(16)に入力され,低雑
音増幅された後,送受切換器(14a)を経て,移相器(1
3)に入力される。この移相器(13)により,受信信号
の透過位相を制御した後給電回路(3−1)〜(3−
N)に入力される。この給電回路(3−1)〜(3−
N)は送信系と同様,素子アンテナ(1-1a)〜(1-Nm)
の配列に従つて,列ごとにブロツク分けされており,例
えば給電回路(3−1)には,素子アンテナ(1-1a)〜
(1-Na)に入射された受信信号が,小型送受信器(2-1
a)〜(2-Na)に内蔵された移相器(13)により,所要
する方向の受信信号を素子アンテナ(1-1a)〜(1-Na)
の配列方向に従つて合成でき,受信信号の一次元フエー
ズドアレイレーダが構成できる。給電回路(3−1)〜
(3−N)で合成された受信信号は各ブロツクに対応す
る受信信号変換器(4−1)〜(4−N)に入力され,
送受信号切換器(6)により受信信号を周波数変換器
(7)に入力するとともに,入力端子(12)からの局発
信号を周波数変換器(7)に入力する。この周波数変換
器(7)において受信信号と局発信号が混合されて中間
周波数受信信号に変換される。この混合によつて生じる
不要波を除去する帯域制限ろ波器(8)を経て同軸線,
またはツイストペア電線あるいはフレキシブルプリント
基板等を介して信号処理装置(11)に出力され,従来例
で説明したデジタルビームフオーミング処理が行われ
る。
上述の通り,本発明による受信信号変換器(4)は従
来例に示した消費電力の多いアナログ/デイジタル変換
器,電気/光変換器(とくにパラレル/シリアルデイジ
タル変換部)を省略でき,小型・軽量化とともに低消費
電力化が達成できる。
来例に示した消費電力の多いアナログ/デイジタル変換
器,電気/光変換器(とくにパラレル/シリアルデイジ
タル変換部)を省略でき,小型・軽量化とともに低消費
電力化が達成できる。
第2図は本発明の応用例を示したものであり,(24)
は第2周波数変換器,(25)は第2帯域制限ろ波器,
(26)は第2局発信号入力端子および(27)は第2分配
器である。
は第2周波数変換器,(25)は第2帯域制限ろ波器,
(26)は第2局発信号入力端子および(27)は第2分配
器である。
第2図は,受信信号切換器(4)の周波数変換方式を
第1図に示したシングルコンバージヨン方式からダブル
コンバージヨン方式にしたものであり,周波数変換器
(7)および帯域制限ろ波器(8)により生成された中
間周波数受信信号を,さらに第2周波数変換器(24)に
おいて,第2局発信号入力端子(26)から入力され,第
2分配器(27)で,それぞれの受信信号変換器(4)に
出力された第2局発信号と混合され第2中間周波数受信
信号に変換され,この第2周波数変換器(24)によつて
生じる不要波を除去する第2帯域制限ろ波器(25)を経
て,信号処理装置に出力される。この方式は,第2帯域
制限ろ波器(25)の通過帯域幅を帯域制限ろ波器(8)
より狭帯域にすることができ,通過帯域内の信号対雑音
電力比を改善することができるため,より高感度の受信
系を構成することができる。
第1図に示したシングルコンバージヨン方式からダブル
コンバージヨン方式にしたものであり,周波数変換器
(7)および帯域制限ろ波器(8)により生成された中
間周波数受信信号を,さらに第2周波数変換器(24)に
おいて,第2局発信号入力端子(26)から入力され,第
2分配器(27)で,それぞれの受信信号変換器(4)に
出力された第2局発信号と混合され第2中間周波数受信
信号に変換され,この第2周波数変換器(24)によつて
生じる不要波を除去する第2帯域制限ろ波器(25)を経
て,信号処理装置に出力される。この方式は,第2帯域
制限ろ波器(25)の通過帯域幅を帯域制限ろ波器(8)
より狭帯域にすることができ,通過帯域内の信号対雑音
電力比を改善することができるため,より高感度の受信
系を構成することができる。
第3図は本発明による他の実施例を示すものであり,
(28)は中間周波数受信信号を直接電気/光変換する電
気/光変換器である。
(28)は中間周波数受信信号を直接電気/光変換する電
気/光変換器である。
第3図の動作は,受信信号変換器(4)の構成を除い
て第1図の構成と同一の動作をするものであり周波数変
換器(7)で生成された中間周波数受信信号を帯域制限
ろ波器(8)で不要波を除去した後,電気/光変換器
(28)に入力する。この電気/光変換器(28)は,中間
周波数受信信号であるアナログ信号を光伝送系の変調信
号として使用し,光信号のアナログ伝送をするものであ
り,従来例に示したアナログ/デイジタル変換器(9)
およびこの変換器(9)の出力信号であるパラレルデイ
ジタル信号を電気/光変換器(10)に内蔵されるパラレ
ル/シリアルデイジタル変換部を削除することができ,
消費電力の大幅削減と簡素化ができる。
て第1図の構成と同一の動作をするものであり周波数変
換器(7)で生成された中間周波数受信信号を帯域制限
ろ波器(8)で不要波を除去した後,電気/光変換器
(28)に入力する。この電気/光変換器(28)は,中間
周波数受信信号であるアナログ信号を光伝送系の変調信
号として使用し,光信号のアナログ伝送をするものであ
り,従来例に示したアナログ/デイジタル変換器(9)
およびこの変換器(9)の出力信号であるパラレルデイ
ジタル信号を電気/光変換器(10)に内蔵されるパラレ
ル/シリアルデイジタル変換部を削除することができ,
消費電力の大幅削減と簡素化ができる。
第4図は本発明による他の実施例を示すものであり,
(29)は光/マイクロ波変換器である。
(29)は光/マイクロ波変換器である。
第4図の動作は,外部装置からの入力信号伝送系を除
いて第1図の構成と同一の動作をするものであり,外部
装置からの送信信号と局発信号が時分割の光アナログ信
号となつて入力端子(12)に入力された信号は,光/マ
イクロ波変換器(29)に入力される。この光/マイクロ
波変換器(29)において,光伝送の変調波であるマイク
ロ波信号を復調し,送信マイクロ波信号および局発マイ
クロ波信号を時分割で出力し,分配器(5)に入力し、
それぞれの受信信号変換器(4)に,上記マイクロ波信
号を分配出力するものである。
いて第1図の構成と同一の動作をするものであり,外部
装置からの送信信号と局発信号が時分割の光アナログ信
号となつて入力端子(12)に入力された信号は,光/マ
イクロ波変換器(29)に入力される。この光/マイクロ
波変換器(29)において,光伝送の変調波であるマイク
ロ波信号を復調し,送信マイクロ波信号および局発マイ
クロ波信号を時分割で出力し,分配器(5)に入力し、
それぞれの受信信号変換器(4)に,上記マイクロ波信
号を分配出力するものである。
本発明により,従来例で示した外部装置と入力端子
(12)間に使用している導波管あるいは同軸線路を細径
・軽量な光フアイバに置換することができる。
(12)間に使用している導波管あるいは同軸線路を細径
・軽量な光フアイバに置換することができる。
なお,分配器(5)を光分配器に置換し,分配器
(5)の光出力信号を,それぞれの受信信号変換器
(4)の入力端で,光/マイクロ波変換しても本発明の
機能をそこなうものではない。
(5)の光出力信号を,それぞれの受信信号変換器
(4)の入力端で,光/マイクロ波変換しても本発明の
機能をそこなうものではない。
以上のようにこの発明によるアンテナ装置は,受信信
号の処理を、それぞれ一次元フェーズドアレイレーダお
よび一次元ディジタルビームフォーミング処理すること
で所要するレーダ性能を落すことなく、ディジタルビー
ムフォーミング処理するための受信信号変換器を大幅に
減らすことができる。
号の処理を、それぞれ一次元フェーズドアレイレーダお
よび一次元ディジタルビームフォーミング処理すること
で所要するレーダ性能を落すことなく、ディジタルビー
ムフォーミング処理するための受信信号変換器を大幅に
減らすことができる。
また、この発明によるアンテナ装置は、受信信号変換
器の構成を簡素化でき、さらに消費電力の大きいアナロ
グ/ディジタル変換器および電気/光変換器に内蔵され
るシリアル/パラレルディジタル変換部を削除でき、低
消費電化および小型軽量化することができる。また、送
信信号および局発信号の伝送系に光伝送系を使用するこ
とができ全体として軽量化を図ることができる効果があ
る。
器の構成を簡素化でき、さらに消費電力の大きいアナロ
グ/ディジタル変換器および電気/光変換器に内蔵され
るシリアル/パラレルディジタル変換部を削除でき、低
消費電化および小型軽量化することができる。また、送
信信号および局発信号の伝送系に光伝送系を使用するこ
とができ全体として軽量化を図ることができる効果があ
る。
第1図は本発明の一実施例を示す図,第2図は第1図に
示す発明の応用を示す図,第3図および第4図は本発明
の他の実施例を示す図,第5図は従来のアンテナ装置を
説明する図,第6図および第7図はアンテナ装置に使用
する小型送受信器および送受信号切換器をそれぞれ説明
する図である。 図において(1)は素子アンテナ,(2)は小型送受信
器,(3)は給電回路,(4)は受信信号変換器,
(5)は分配器,(6)は送受信号切換器,(7)は周
波数変換器,(8)は帯域制限ろ波器,(9)アナログ
/デイジタル変換器,(10)は電気/光変換器,(11)
は信号処理器,(12)は入力端子,(13)は移相器,
(14)は送受切換器,(15)は高出力増幅器,(16)は
低雑音増幅器,(17)および(18)は入出力端子,(1
9)は切換器,(20)は入力端子,(21)は入出力端
子,(22)および(23)は出力端子,(24)は第2周波
数変換器,(25)は第2帯域制限ろ波器,(26)は第2
局発信号入力端子,(27)は第2分配器,(28)はアナ
ログ信号を変換する電気/光変換器,(29)は光/マイ
クロ波変換器である。 なお図中,同一符号は同一または相当部分を示す。
示す発明の応用を示す図,第3図および第4図は本発明
の他の実施例を示す図,第5図は従来のアンテナ装置を
説明する図,第6図および第7図はアンテナ装置に使用
する小型送受信器および送受信号切換器をそれぞれ説明
する図である。 図において(1)は素子アンテナ,(2)は小型送受信
器,(3)は給電回路,(4)は受信信号変換器,
(5)は分配器,(6)は送受信号切換器,(7)は周
波数変換器,(8)は帯域制限ろ波器,(9)アナログ
/デイジタル変換器,(10)は電気/光変換器,(11)
は信号処理器,(12)は入力端子,(13)は移相器,
(14)は送受切換器,(15)は高出力増幅器,(16)は
低雑音増幅器,(17)および(18)は入出力端子,(1
9)は切換器,(20)は入力端子,(21)は入出力端
子,(22)および(23)は出力端子,(24)は第2周波
数変換器,(25)は第2帯域制限ろ波器,(26)は第2
局発信号入力端子,(27)は第2分配器,(28)はアナ
ログ信号を変換する電気/光変換器,(29)は光/マイ
クロ波変換器である。 なお図中,同一符号は同一または相当部分を示す。
Claims (3)
- 【請求項1】任意形状の面上に配列された複数個の送受
信共用の素子アンテナと、上記複数個の素子アンテナに
それぞれ接続され、外部装置から受信信号変換器の送受
切換器、給電回路を順に介して送受信器に送り込まれる
送信信号と上記素子アンテナの受信信号とを移相制御す
る送受共用の移相器および上記送信信号を上記移相器を
介して上記素子アンテナに出力し、かつ上記素子アンテ
ナの受信信号を上記移相器を介して給電回路に出力する
ように動作する送受切換器とを有する複数個の送受信器
と、上記複数個の素子アンテナおよび上記送受信器を複
数個のブロックに分割し、その分割されたブロック毎の
送受信器の送受切換器に接続される複数個の給電回路
と、上記複数個の給電回路にそれぞれ接続され、上記外
部装置からの送信信号を上記給電回路へ出力し、上記給
電回路からの受信信号を周波数変換器に出力するように
動作する送受切換器、上記給電回路からの受信信号を中
間周波数に変換する周波数変換器とを有し、上記周波数
変換器の中間周波数信号をアナログのまま出力する複数
個の受信信号変換器と、上記複数個の受信信号変換器か
ら出力されるアナログ信号を処理して所要の受信ビーム
を形成する信号処理器とを具備したことを特徴とするア
ンテナ装置。 - 【請求項2】任意形状の面上に配列された複数個の送受
信共用の素子アンテナと、上記複数個の素子アンテナに
それぞれ接続され、外部装置から受信信号変換器の送受
切換器、給電回路を順に介して送受信器に送り込まれる
送信信号と上記素子アンテナの受信信号とを移相制御す
る送受共用の移相器および上記送信信号を上記移相器を
介して上記素子アンテナに出力し、かつ上記素子アンテ
ナの受信信号を上記移相器を介して給電回路に出力する
ように動作する送受切換器とを有する複数個の送受信器
と、上記複数個の素子アンテナおよび上記送受信器を複
数個のブロックに分割し、その分割されたブロック毎の
送受信器の送受切換器に接続される複数個の給電回路
と、上記複数個の給電回路にそれぞれ接続され、上記外
部装置からの送信信号を上記給電回路へ出力し、上記給
電回路からの受信信号を周波数変換器に出力するように
動作する送受切換器、上記給電回路からの受信信号を中
間周波数に変換する周波数変換器、上記周波数変換器か
らのアナログの中間周波数信号を光信号に変換する電気
/光変換器とを有し、上記電気/光変換器の光信号をア
ナログのまま出力する複数個の受信信号変換器と、上記
複数個の受信信号変換器から出力される光信号を処理し
て所要の受信ビームを形成する信号処理器とを具備した
ことを特徴とするアンテナ装置。 - 【請求項3】任意形状の面上に配列された複数個の送受
信共用の素子アンテナと、外部装置からの光アナログ信
号の送信信号をマイクロ波信号に変換する光/マイクロ
波変換器と、上記複数個の素子アンテナにそれぞれ接続
され、上記外部装置から上記光/マイクロ波変換器、受
信信号変換器の送受切換器、給電回路を順に介して送受
信器に送り込まれる送信信号と上記素子アンテナの受信
信号とを移相制御する送受共用の移相器および上記送信
信号を上記移相器を介して上記素子アンテナに出力し、
かつ上記素子アンテナの受信信号を上記移相器を介して
給電回路に出力するように動作する送受切換器とを有す
る複数個の送受信器と、上記複数個の素子アンテナおよ
び上記送受信器を複数個のブロックに分割し、その分割
されたブロック毎の送受信器の送受切換器に接続される
複数個の給電回路と、上記複数個の給電回路にそれぞれ
接続され、上記光/マイクロ波変換器からのマイクロ波
信号の送信信号を上記給電回路へ出力し、上記給電回路
からの受信信号を周波数変換器に出力するように動作す
る送受切換器、上記給電回路からの受信信号を中間周波
数に変換する周波数変換器、上記周波数変換器の出力信
号を光アナログ信号に変換する電気/光変換器とを有
し、上記電気/光変換器の光信号をアナログのまま出力
する複数個の受信信号変換器と、上記複数個の受信信号
変換器から出力される光信号を処理して所要の受信ビー
ムを形成する信号処理器とを具備したことを特徴とする
アンテナ装置。
Priority Applications (7)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1091438A JP2569797B2 (ja) | 1989-04-11 | 1989-04-11 | アンテナ装置 |
DE69008551T DE69008551T2 (de) | 1989-01-09 | 1990-01-04 | Antennensystem. |
EP90100165A EP0380914B1 (en) | 1989-01-09 | 1990-01-04 | Antenna system |
DE69033198T DE69033198T2 (de) | 1989-01-09 | 1990-01-04 | Mikrowellenschaltungselemente enthaltende integrierte Schaltungsanordnung |
EP91100859A EP0441180B1 (en) | 1989-01-09 | 1990-01-04 | Integrated circuits containing microwave circuits |
US07/461,641 US5023634A (en) | 1989-01-09 | 1990-01-05 | Antenna system |
US07/674,619 US5136271A (en) | 1989-01-09 | 1991-03-25 | Microwave integrated circuit mountings |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1091438A JP2569797B2 (ja) | 1989-04-11 | 1989-04-11 | アンテナ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02268504A JPH02268504A (ja) | 1990-11-02 |
JP2569797B2 true JP2569797B2 (ja) | 1997-01-08 |
Family
ID=14026375
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1091438A Expired - Fee Related JP2569797B2 (ja) | 1989-01-09 | 1989-04-11 | アンテナ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2569797B2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6215905A (ja) * | 1985-07-12 | 1987-01-24 | Matsushita Electric Works Ltd | フラツトアンテナ |
JPH07112129B2 (ja) * | 1989-01-09 | 1995-11-29 | 三菱電機株式会社 | アンテナ装置 |
-
1989
- 1989-04-11 JP JP1091438A patent/JP2569797B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02268504A (ja) | 1990-11-02 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |