JP3374689B2 - 電子楽器 - Google Patents

電子楽器

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JP3374689B2
JP3374689B2 JP00217897A JP217897A JP3374689B2 JP 3374689 B2 JP3374689 B2 JP 3374689B2 JP 00217897 A JP00217897 A JP 00217897A JP 217897 A JP217897 A JP 217897A JP 3374689 B2 JP3374689 B2 JP 3374689B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ROMカートリ
ッジなどの着脱自在の記憶媒体をセットできる電子楽器
に関する。
【0002】
【従来の技術】自動演奏のためのソングデータや音色、
スタイル(伴奏のリズムパターン)などのデータを複数
種類のなかから選択できる電子楽器が実用化されてい
る。このような電子楽器は、通常は内蔵ROMに記憶さ
れているデータのなかから所望のデータを選択するよう
になっていた。しかし、内蔵ROMでは記憶容量に限り
があり多くのデータを記憶することができない、また、
製造以後に発表されたソングデータや新たな音色,スタ
イルを用いることができない、などの欠点がある。この
ような問題点を解決するため、ROMカートリッジなど
の着脱可能な記憶媒体をセットできるようにし、このR
OMカートリッジから内蔵ROMに記憶されていないデ
ータを読み込んで演奏に利用できるようにしたものも実
用化されている。
【0003】ROMカートリッジからデータを読み出す
場合、ソングデータ、スタイルデータなど読み出したい
データの種類を選択したのち、内蔵ROMからROMカ
ートリッジに切り換えてデータを読み出すようになって
いた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ROMカート
リッジからデータを読み出す場合、上記のようにROM
カートリッジをセットする以外に、データの種類の選択
やメモリバンクの切り換えなどの操作が必要になり、操
作が面倒であるという欠点があった。
【0005】また、ROMカートリッジに記憶されてい
るデータ種類を知らないまま、そのカートリッジに入っ
ていないデータ種類を選択してしまうことがあり、この
場合その操作が無駄になってしまっていた。
【0006】この発明は、容易な操作でカートリッジか
らデータを読み出すことができるようにした電子楽器を
提供することを目的とする。
【0007】この出願の請求項1の発明は、複数種類の
データを記憶した内蔵メモリと、複数種類のデータを記
憶した着脱可能な着脱記憶媒体と、内蔵メモリから着脱
記憶媒体にデータを読み出す媒体の切り換え指示をする
ための指示手段と、前記指示に応じて読み出し媒体が内
蔵メモリから着脱記憶媒体に切り換えられたとき、前記
複数種類のデータのうち、予め任意に設定された種類の
データを読み出し対象として選択する優先選択手段と、
前記選択された種類のデータのデータ名を前記着脱記憶
媒体から読み出して表示する手段と、を備えたことを特
徴とする。
【0008】この出願の請求項2の発明は、複数種類の
データを記憶した着脱可能な着脱記憶媒体と、前記着脱
記憶媒体から読み出すべきデータ種類を選択する手段
と、前記着脱記憶媒体がセットされたことを検出する手
段と、前記データ種類の選択から所定期間内に着脱記憶
媒体がセットされたことを検出した場合は、当該選択さ
れた種類のデータのデータ名を前記着脱記憶媒体から読
み出して表示し、前記データ種類の選択から所定期間経
過後に着脱記憶媒体がセットされたことを検出した場合
は、予め任意に設定された種類のデータのデータ名を前
記着脱記憶媒体から読み出して表示する手段と、を備え
たことを特徴とする。
【0009】一般的に電子楽器は内蔵メモリを備えてお
り、通常動作に支障ないように一通りのデータがこの内
蔵メモリに記憶されている。この内蔵メモリには、自動
演奏のためのソングデータ、伴奏パターンであるスタイ
ルデータ、パッド操作子の音色セットを設定するための
パッドデータ、音色や効果などの組合せ設定情報である
レジストデータなどの種類のデータが記憶されている。
しかし、内蔵メモリの記憶容量には限度があるため、各
データ種類のデータ数はそれほど多くない。そこで、他
の多くのデータや新たなデータをこの電子楽器で利用で
きるようにするために、着脱記憶媒体をセット可能にし
た。着脱記憶媒体は、たとえば、ROMカートリッジや
SRAMカートリッジなどである。しかし、データ種類
を選択し、さらに、内蔵メモリから着脱記憶媒体を選択
する動作は煩雑であり、また、着脱利用媒体から読み出
されるデータはある程度決まっている。そこで、請求項
1の発明では、着脱記憶媒体が選択されたときこのある
程度決まっているデータを優先的に選択するようにし
て、利用者の操作性を向上した。
【0010】
【0011】
【0012】
【発明の実施の形態】図1はこの発明の実施形態である
電子楽器のブロック図である。この電子楽器は内蔵RO
M11のほかにカートリッジインタフェース13を介し
てROMカートリッジ20を接続することができ、ソン
グデータやスタイルデータなどをこのROMカートリッ
ジ20から読み出して演奏に活用することができる。
【0013】この電子楽器の動作を制御するCPU10
には、バスを介して、内蔵ROM11、RAM12、カ
ートリッジインタフェース13、鍵盤14、パッド群1
5、スイッチ群16、表示部17、音源18が接続され
ている。
【0014】内蔵ROM11には、この電子楽器の動作
を制御するためのプログラムが記憶されているほか、鍵
盤演奏用の音色データ、前記パッド群15の操作によっ
て発生するパッド音色データ、自動演奏用のソングデー
タ、自動伴奏パターンであるスタイルデータなどが工場
出荷時にプリセットされている。前記パッド音色データ
とは、短いフレーズや一塊の音声であり、たとえば「パ
ンパカパーン」の楽音や「ワン・ツー・スリー・フォ
ー」の音声などがあり、曲頭や曲の途中に挿入して曲を
盛り上げることができるものである。RAM12には演
奏操作時に入力される種々のデータを記憶するレジスタ
が設定される。カートリッジインタフェース13には上
述したようにROMカートリッジ20がセットされる。
ROMカートリッジ20には、ソングデータやスタイル
データなど上記内蔵ROM11と同じ種類で異なる内容
のデータが記憶されている。鍵盤14は61鍵(C1〜
C6)程度の音域の鍵盤である。パッド群15は、直径
2cm程度のボタンスイッチからなるパッドを複数有
し、演奏者がこれを指で押すと上記パッド音色の音が発
音するようにしたものである。パッド群15の各パッド
にはそれぞれ異なるパッド音色が割り当てられる。スイ
ッチ群16は、図2に示すキースイッチを含む。表示部
17は図2に示す液晶マトリクス表示器30を含む。音
源18は、CPU10から入力された発音データに基づ
いて楽音信号を形成する。また、内蔵ROM11やRO
Mカートリッジ20から読み出された音色データやパラ
メータによってその動作態様が設定される。音源18が
形成した楽音信号はサウンドシステム19に入力され
る。サウンドシステム19はこの楽音信号にリバーブな
どの効果を付与するとともに増幅してスピーカから発音
する。
【0015】図2は同電子楽器の操作パネル面を示す図
である。操作パネル面には液晶マトリクスディスプレイ
である表示器30、テンキー31、+スイッチ32、−
スイッチ33、設定スイッチ34、スタート/ストップ
(START/STOP)スイッチ35およびカートリ
ッジスイッチ36が設けられている。表示器30には選
択されているデータの種類やそのデータ名が表示され
る。テンキー31はデータ番号を入力することによって
データを選択するために用いられる。+スイッチ32,
−スイッチ33はデータの種類を選択するために用いら
れる。設定スイッチ34はデータ種類の優先順位を設定
するために用いられる。これらキースイッチの具体的な
機能は後述のフローチャートにおいて詳述する。スター
ト/ストップスイッチ35はソングデータによる自動演
奏をスタート/ストップするためのスイッチである。ま
た、カートリッジスイッチ36はデータを読み出すメモ
リのバンクを内蔵ROM11からROMカートリッジに
切り換えるためのスイッチである。
【0016】前記内蔵ROM11には、自動演奏用のソ
ングデータ、伴奏パターンデータであるスタイルデー
タ、前記パッド群15(複数のパッド)に設定する複数
の音色セットであるパッドデータ、および、鍵盤14の
音色、パッド群15の音色、効果などの設定データであ
るレジストデータが、それぞれ複数ずつ記憶されてお
り、それぞれのデータにはデータ名が付されている。以
下、ソングデータ、スタイルデータ、パッドデータ、レ
ジストデータをデータ種類といい、あるデータ種類中の
各データをデータ名という。
【0017】また、ROMカートリッジ20には、上記
ソングデータ、スタイルデータ、パッドデータ、レジス
トデータのうち、1〜全てのデータ種類が記憶されてい
る。カートリッジインタフェース13に接続されたRO
Mカートリッジ20からデータを読み出す場合には、内
蔵ROM11からROMカートリッジ20にバンクを切
り換える必要があるが、このバンク切り換えには以下の
2種類の方法がある。 ROMカートリッジ20をカートリッジインタフェ
ース13にセットする。 ROMカートリッジ20がセットされている状態
で、前記カートリッジスイッチ36をオンする。
【0018】上記、の操作の前に、前記+スイッチ
32または−スイッチ33の操作によってデータ種類が
選択されている場合、具体的にはこのデータ種類の選択
があったのち5秒以内に上記、の操作が行われた場
合には、ROMカートリッジ20に記憶されている該デ
ータ種類のデータの読み出しがセットされる。上記デー
タ種類の選択がない状態で上記、の操作が行われた
場合、具体的には5秒前以内に上記データ種類の選択が
ないときに上記、の操作が行われた場合には、予め
設定されている優先順位の最優先のデータ種類の読み出
しがセットされる。
【0019】たとえば、ソングデータの読み出しがセッ
トされた場合、スタート/ストップスイッチ35をオン
するとセットされているソングデータの読み出しが行わ
れ、このデータに基づく自動演奏が実行される。そのと
き再度スタート/ストップスイッチ35をオンするとソ
ングデータの読み出しを停止し、自動演奏がストップす
る。
【0020】図3〜図6は同電子楽器の動作を示すフロ
ーチャートである。図3(A)はメインルーチンを示し
ている。電子楽器の電源がオンされると、まず初期設定
を実行する(s1)。初期設定動作は、レジスタのリセ
ットやプリセットされるデータの読み出しなどの動作で
ある。こののち、通常モードの動作が可能となり、デー
タ種類選択処理(s2)、データ名選択処理(s3)、
演奏処理(s4)、その他処理(s5)を繰り返し実行
する。データ種類選択処理は、内蔵ROM11やROM
カートリッジ20に記憶されている複数のデータ種類の
うちどのデータ種類を読み出すかを選択する動作であ
り、図4,図5のフローチャートで詳述する。データ名
選択処理はデータ種類選択処理によって選択されたデー
タ種類に含まれる複数のデータのうちどれを読み出すか
を選択する処理であり、図3(B)のフローチャートで
詳述する。演奏処理動作は、鍵盤14やパッド群15の
操作による楽音の発生を制御する動作である。その他処
理は表示制御や効果制御などの処理である。
【0021】図4,図5はデータ種類選択処理動作を示
すフローチャートである。この動作は、利用者の選択操
作に対応して内蔵ROM11またはROMカートリッジ
20に記憶されているデータを選択する動作である。ま
ず、+スイッチ32,−スイッチ33によりデータ種類
が選択されたか否か(s10)、ROMカートリッジ2
0がカートリッジインタフェース13にセットされたか
否か(s11)、または、カートリッジスイッチ36が
オンされたか否か(s12)を判断する。このいずれの
動作も行われなかった場合にはメインルーチンにリター
ンする。
【0022】データ種類の選択操作が行われた場合には
(s10)、現在ROMカートリッジ20が選択されて
いるか、すなわち、メモリバンクがROMカートリッジ
20側に設定されているかを判断する(s11)。メモ
リバンクがROMカートリッジ20側に設定されている
場合にはs20に進む。一方、内蔵ROM11が選択さ
れている場合には、上記選択操作に対応して選択タイマ
をスタートし(s14)、内蔵ROM11に記憶されて
いるデータのうち、このデータ種類選択動作で選択され
たデータ種類のデータ名を表示器30に表示する(s1
5)。上記選択タイマは、5秒でタイムアップするタイ
マであり、この選択操作がROMカートリッジ20に対
して有効な時間を計時するためのものである。
【0023】また、ROMカートリッジ20がカートリ
ッジインタフェース13にセットされた場合には(s1
1)、このROMカートリッジ20を選択し、すなわち
メモリバンクをROMカートリッジ20側に切り換え
(s20)、選択タイマがタイムアップしているかを判
断する(s21)。タイムアップしている場合には優先
順位レジスタpに1をセットして(s23)、s34に
進む。選択タイマがタイムアップしていない場合には、
ROMカートリッジ20に記憶されているデータのうち
直前のデータ種類選択操作で選択されたデータ種類のデ
ータ名を表示する(s22)。すなわち、前記s10の
データ種類選択操作から5秒以内にROMカートリッジ
20がセットされた場合には、ROMカートリッジ20
に記憶されている該データ種類のデータを読み出す意図
であると判断してこのデータ種類選択操作を有効にす
る。一方、前記s10のデータ種類選択操作から5秒以
上経過したのちにROMカートリッジ20がセットされ
た場合には、前記データ種類選択操作とこのROMカー
トリッジ20のセット操作とは無関係であるとして、予
め設定されている優先順位でROMカートリッジに記憶
されているデータ種類を選択するため、優先順位レジス
タpに1をセットする。
【0024】また、カートリッジスイッチ36がオンさ
れた場合には、現在ROMカートリッジ20がカートリ
ッジインタフェース13にセットされているかを判断す
る(s16)。カートリッジがセットされていない場合
にはこのスイッチオンは無効であるため何もしないでリ
ターンする。カートリッジがセットされている場合には
現在ROMカートリッジ20が選択されているか、すな
わち、メモリバンクがROMカートリッジ20側に設定
されているかを判断する(s17)。現在ROMカート
リッジ20が選択されている場合には、上記カートリッ
ジスイッチ36のオン操作は、ROMカートリッジ20
から内蔵ROM11への切り換え操作であると判断し
て、内蔵ROM11を選択し、すなわちメモリバンクを
内蔵ROM11側に切り換えて(s18)、内蔵ROM
11に記憶されているデータのうち現在選択されている
データ種類のデータ名を表示する(s19)。一方、現
在内蔵ROM11が選択されている場合には、上記カー
トリッジスイッチ36のオン操作は、内蔵ROM11か
らROMカートリッジ20への切り換え操作であると判
断して、ROMカートリッジ20を選択したのち(s2
0)、選択タイマがタイムアップしているかを判断する
(s21)。タイムアップしている場合には優先順位レ
ジスタpに1をセットして(s23)、s34に進む。
選択タイマがタイムアップしていない場合には直前のデ
ータ種類選択操作で選択されたデータ種類のROMカー
トリッジ20に記憶されているデータ名を表示する(s
22)。すなわち、前記s10のデータ種類選択操作か
ら5秒以内にカートリッジスイッチ36のオン操作によ
ってROMカートリッジ20が選択された場合には、R
OMカートリッジ20に記憶されている該データ種類の
データを読み出す意図であると判断してこのデータ種類
選択操作を有効にする。一方、前記s10のデータ種類
選択操作から5秒以上経過したのちにROMカートリッ
ジ20が選択された場合には、前記データ種類選択操作
とこのROMカートリッジ20の選択操作とは無関係で
あるとして、予め設定されている優先順位でROMカー
トリッジに記憶されているデータ種類を選択するため、
優先順位レジスタpに1をセットする。
【0025】図5において、+スイッチ32または−ス
イッチ33の操作によって動作がs30に進んだ場合に
は、オンされたスイッチが+スイッチ32であるか−ス
イッチ33であるかを判断する(s30)。+スイッチ
であった場合には、優先順位レジスタpに1を加える
(s31)。ここで、pは1〜4が有効値であるため、
加算の結果5になった場合には1に戻るものとする。ま
た、−キーが操作されると優先順位レジスタpから1を
減算する(s32)。ここで、pは1〜4が有効値であ
るため、減算の結果0になった場合には4に設定される
ものとする。このpの値でs33に進みpの値に応じて
s34〜s37に進んで対応する優先順位のデータを表
示する。
【0026】s34以下の動作において、まず、各優先
順位のデータ種類が現在セットされているROMカート
リッジ20に記憶されているかを判断する(s34〜s
37)。p=1(たとえばソング)が記憶されている場
合にはpに1をセットし(s38)、このデータ種類に
含まれる複数のデータの番号を指し示すポインタnに1
をセットして(s43)、(p,n)で識別されるデー
タ名を表示する(s44)。たとえば、ソングデータの
1番のデータが「イエスタディ」の場合には「YEST
ERDAY」などの態様で表示する。また、p=2(た
とえばスタイル)が記憶されている場合にはpに2をセ
ットし(s39)、この種類の複数のデータの番号を指
し示すポインタnに1をセットして(s43)、(p,
n)で識別されるデータ名を表示する(s44)。スタ
イルデータの1番のデータが「ロック」のリズムの伴奏
スタイルデータの場合には「ROCK」などの態様で表
示する。また、p=3(たとえばパッド)が記憶されて
いる場合にはpに3をセットし(s40)、この種類の
複数のデータの番号を指し示すポインタnに1をセット
して(s43)、(p,n)で識別されるデータ名を表
示する(s44)。パッドデータの1番のデータが「ウ
ェスタン」の音色セットの場合には「WEST」などの
態様で表示する。また、p=4(たとえばレジスト)が
記憶されている場合にはpに4をセットし(s41)、
この種類の複数のデータの番号を指し示すポインタnに
1をセットして(s43)、(p,n)で識別されるデ
ータ名を表示する(s44)。レジストデータの1番の
データが「教会オルガン用設定」の場合には「CHUR
CH」などの態様で表示する。これらのうちいずれのデ
ータも記憶されていない場合にはこのカートリッジは空
のカートリッジであると判断して内蔵ROM11を選択
して、すなわち、メモリバンクを内蔵ROM11側に切
り換えて(s42)、s15に進む。
【0027】図3(B)はデータ名選択動作を示すフロ
ーチャートである。この動作は上記動作で選択されたデ
ータ種類(たとえばソングデータ)の複数のデータのう
ちいずれか1つを選択する動作である。まずテンキーが
操作されたか否かを判断する(s50)。このテンキー
の操作にはテンキーボード内に含まれる+キー,−キー
の操作も含まれるものとする。テンキーから数値が入力
された場合には、その数値をデータ番号としてnにセッ
トし(s51)、このnで示されるデータ名を現在選択
されているROMを検索して読み出して(s52)、こ
れを表示器30に表示する(s53)。なお、上記+キ
ー,−キーがオンされた場合にはそのときnにセットさ
れている値に1を加算または1を減算するものとする。
【0028】図6はカートリッジ優先順位設定処理動作
を示すフローチャートである。この動作は所定のモード
切換操作によって上記図3(A)の通常の演奏モードか
らカートリッジ優先順位設定モードになったとき実行さ
れる動作である。
【0029】まず、優先順位1のデータ種類を選択する
ため、優先順位を示すレジスタpに1をセットする(s
60)。そして、この電子楽器のデフォルト順にデータ
種類を表示する。この電子楽器ではsong→styl
e→pad→registの順序がデフォルト設定され
ており、この動作の最初に「song」のデータ種類を
表示する。ここで、+スイッチがオンされると(s6
2)、上記デフォルト設定の順序で次のデータを表示す
る(s66)。ここで、「regist」の表示時に+
スイッチがオンされると「song」の表示にもどるも
のとする。また、−スイッチがオンされると(s6
3)、上記デフォルト設定の順序で手前のデータを表示
する(s67)。ここで、「song」の表示時に−ス
イッチがオンされると「regist」の表示に移行す
るものとする。また、設定スイッチがオンされると(s
64)、そのとき表示中のデータ種類を優先順位pのデ
ータ種類として設定する(s68)。すなわち、優先デ
ータ種類レジスタs(p)にこのデータ種類を記憶す
る。そしてpが4であれば(s69)全てのデータ種類
について優先順位を設定したため動作を終了し、pが4
以下であればpに1を加えてs62に戻る。なお、s6
2→s66の動作およびs63→s67の動作で、既に
優先順位が設定されたデータ種類は表示しないようにし
てもよい。
【0030】また、終了スイッチ45がオンされると
(s65)、その時点で動作を終了する(s65)。す
なわち、一部のデータ種類のみに優先順位を設定し、他
のデータ種類に優先順位を設定しないまま動作を終了す
ることができる。この場合、優先順位が設定されていな
いデータ種類については優先順位が設定されたデータ種
類の下位にデフォルトの順番で優先順位を設定するよう
にしてもよく、これらのデータ種類については優先順位
を設定しないで、図5の動作では表示されないようにし
てもよい。
【0031】この実施形態では、読み込むデータ種類は
4種類であったが、データ種類の数およびその内容は上
記実施形態のものに限定されない。また、上記実施形態
ではROMカートリッジ20を選択してデータ種類を選
択すると必ず優先順位順に表示されるようになっている
が、通常の(デフォルト設定の)順番で表示されるモー
ドを設けてもよい。
【0032】また、上記実施形態では着脱可能な記憶媒
体をROMカートリッジで構成したが、この発明はこれ
に限定されるものではなく、リードライト可能な媒体で
構成してもよい。
【0033】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、読み出し媒体
が着脱記憶媒体に切り換えられたとき、予め設定されて
いる優先データが読み出し対象として選択されるため、
利用頻度の高いデータを優先データとして設定しておく
ことにより、データの選択操作を省略することができ操
作性を向上することができる。
【0034】
【0035】
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態である電子楽器のブロック
【図2】同電子楽器の操作パネルを示す図
【図3】同電子楽器の動作を示すフローチャート
【図4】同電子楽器の動作を示すフローチャート
【図5】同電子楽器の動作を示すフローチャート
【図6】同電子楽器の動作を示すフローチャート
【符号の説明】
30…表示器、31…テンキー、32…+スイッチ、3
3…−スイッチ、34…設定スイッチ、35…STAR
T/STOPスイッチ、36…カートリッジスイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石井 茂樹 静岡県浜松市中沢町10番1号 ヤマハ株 式会社内 (56)参考文献 特開 平5−165468(JP,A) 特開 平7−36462(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G10H 1/18 G10H 1/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数種類のデータを記憶した内蔵メモリ
    と、複数種類のデータを記憶した着脱可能な着脱記憶媒
    体と、 内蔵メモリから着脱記憶媒体にデータを読み出す媒体の
    切り換え指示をするための指示手段と、 前記指示に応じて読み出し媒体が内蔵メモリから着脱記
    憶媒体に切り換えられたとき、前記複数種類のデータの
    うち、予め任意に設定された種類のデータを読み出し対
    象として選択する優先選択手段と、 前記選択された種類のデータのデータ名を前記着脱記憶
    媒体から読み出して表示する手段と、 を備えたことを特徴とする電子楽器。
  2. 【請求項2】複数種類のデータを記憶した着脱可能な着
    脱記憶媒体と、 前記着脱記憶媒体から読み出すべきデータ種類を選択す
    る手段と、 前記着脱記憶媒体がセットされたことを検出する手段
    と、 前記データ種類の選択から所定期間内に着脱記憶媒体が
    セットされたことを検出した場合は、当該選択された種
    類のデータのデータ名を前記着脱記憶媒体から読み出し
    表示し、前記データ種類の選択から所定期間経過後に
    着脱記憶媒体がセットされたことを検出した場合は、予
    め任意に設定された種類のデータのデータ名を前記着脱
    記憶媒体から読み出して表示する手段と、 を備えたことを特徴とする電子楽器。
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