JP3373241B2 - 低粘度のペースト状物質のために用いられる調量ポンプ - Google Patents

低粘度のペースト状物質のために用いられる調量ポンプ

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JP3373241B2
JP3373241B2 JP03974593A JP3974593A JP3373241B2 JP 3373241 B2 JP3373241 B2 JP 3373241B2 JP 03974593 A JP03974593 A JP 03974593A JP 3974593 A JP3974593 A JP 3974593A JP 3373241 B2 JP3373241 B2 JP 3373241B2
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    • F04B19/00—Machines or pumps having pertinent characteristics not provided for in, or of interest apart from, groups F04B1/00 - F04B17/00
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    • B05B11/1028—Pumps having a pumping chamber with a deformable wall
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    • B05B11/02—Membranes or pistons acting on the contents inside the container, e.g. follower pistons
    • B05B11/028—Pistons separating the content remaining in the container from the atmospheric air to compensate underpressure inside the container

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、ペースト容器から低粘
度のペースト状物質を調量された量だけ取り出すための
調量ポンプであって、テレスコープ式に相対運動可能で
かつ形状安定的なプラスチックから成る同軸的な２つの
ケーシング部分の間に、ポンプ部材として働くベローズ
がシール作用をもって配置されており、該ベローズの両
端部に、逆止弁として構成されていて軸方向可動の弁閉
鎖部材を備えている吸込み弁と流出弁とが配置されてお
り、一方のケーシング部分の吸込み側における半径方向
壁に、吸込み弁に対して同軸的にかつペースト容器に向
かって延びている接続管片が配置されており、ベローズ
の吸込み側端部と結合されたケーシング部分が、ペース
ト容器の取出し管片のための同軸的な受容部を備えてい
る形式のものに関する。
【０００２】
【従来の技術】ドイツ連邦共和国特許出願公開第３５０
９１７８号明細書に基づいて公知の、ベローズを備えた
調量ポンプでは、吸込み弁を備えたケーシング部分が、
雌ねじ山を備えた円筒形のキャップを有しており、この
キャップは、びん、缶又はこれに類したもののねじ山付
頸部に螺合できるようになっている。吸込み弁の軸方向
可動の閉鎖部材を内部において案内している中央の円筒
形の案内管片には、吸込み管のための接続管片が一体成
形されており、この吸込み管を通して液状媒体がびんか
ら吸い出されるようになっている。
【０００３】この公知の調量ポンプは、適合するねじ山
が頸部に設けられているようなびんにしか螺合すること
ができないのみならず、このびんはまた、調量ポンプの
ねじ込みの前に外されて通常ごみバケツに投げ込まれる
ようなねじ山付閉鎖蓋を備えていなくてはならない。
【０００４】同様なことは、手によって操作される別の
公知の調量ポンプ（ドイツ連邦共和国特許出願公開第２
８２４０７３号明細書）に対しても言える。この公知の
調量ポンプはさらに極めて複雑化された構造を有してい
て、細い頸部を備えたびんに装着され得るよりも著しく
大きな直径を有している。
【０００５】このような構造形式の調量ポンプは、液状
媒体を取り出すためにしか適しておらず、そして通気装
置を備えていなくてはならない。この通気装置を通して
外気がびんの内部に進入することができ、これによっ
て、ポンプ機構もしくはポンプ作動を損なうおそれのあ
る真空がびんの中に生じることが回避される。通常追従
ピストンを備えたペースト容器内に収容されているペー
スト状物質のために、上に述べた公知の調量容器を使用
することは不可能である。すなわち上に述べた公知の調
量容器は、上述のようなペースト状物質のために設けら
れたものではない。
【０００６】ヨーロッパ特許出願公開第３０４５６７号
明細書に基づいて、液状及び／又は低粘度の、つまりペ
ースト状物質のための別の調量ポンプが公知であり、こ
の公知の調量ポンプでは、吸込み弁を備えたケーシング
部分に、追従ピストンを備えていて円筒形の横断面形状
をもつ物質容器が一体成形されており、また別の実施例
は、ねじ式キャップを用いてびんのねじ山付頸部に螺合
できるようになっている。
【０００７】一体成形された物質容器を備えている実施
例では、物質の補充は行われない。なぜならばこの実施
例において補充を可能にするためには、極めて面倒な作
業を必要とするからである。すなわちこのためには、上
端位置に移動せしめられた追従ピストンが破壊されて、
容器から除去されねばならないからである。従ってこの
ような公知のペースト容器は１回だけ使用され、その後
で調量ポンプと共にごみとして捨てられる。
【０００８】
【発明が解決しようとする課題】ゆえに本発明の課題
は、冒頭に述べた形式の調量ポンプを改良して、びん頸
部に螺合可能でかつ液状媒体を取り出すために適してい
る調量ポンプのように、何回も使用することができるの
みならず、さらに、追従ピストンと一体に成形された閉
鎖部とを備えている適切なペースト容器を、吸込み弁を
備えたケーシング部分に直接一体成形されている物質容
器と同様な簡単な形式で空にすることもできるような調
量ポンプを提供することである。さらにまた取扱いが可
能な限り簡単かつ確実であることが望ましい。
【０００９】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明の構成では、ベローズの吸込み側端部と結合さ
れたケーシング部分が一体的に構成されており、該ケー
シング部分が、追従ピストンを備えていてペースト状物
質を満たされているペースト容器を被覆するように受容
する、端面の開放された被覆体と、吸込み弁の吸込み側
において軸方向に突出しているオープナ突き棒とを有し
ており、ペースト容器が端壁に、端面側において吸込み
弁に向かって突出しているカラーを有しており、該カラ
ーが、吸込み管片をシール作用をもって取り囲んでい
て、円板状又はポット状の切離し閉鎖部を有しており、
該切離し閉鎖部が、肉薄のリング状の切離しウェブを介
してカラーと一体に結合されていて、オープナ突き棒に
よってカラーから切離し可能である。
【００１０】
【発明の効果】本発明による調量ポンプを、交換可能な
ペースト容器との組合わせでペーストスペンダとして何
回も使用することができるという基本的な可能性の他
に、本発明による調量ポンプは、公知の調量ポンプに比
べて次のような種々の利点を有している。
【００１１】例えば本発明による調量ポンプでは、ペー
スト容器がねじ式の閉鎖部を有する必要がない。
【００１２】ペースト容器は、それが空になった場合
に、簡単に新たなペースト容器と交換することが可能で
あり、この場合交換作業は極めて容易に実施することが
できる。
【００１３】ペースト容器は、調量ポンプとの機能確実
な結合部が生ぜしめられるまで、閉鎖されたままであ
る。
【００１４】ペースト状物質を満たされたペースト容器
の開放と同時に、調量ポンプの吸込み弁との漏れのない
結合部が生ぜしめられる。
【００１５】請求項２に記載の構成によって、次に述べ
るような付加的な利点が得られる。すなわちこのように
構成されていると、ペースト状物質を満たされたペース
ト容器は、該ペースト容器が被覆体の中に位置している
場合、つまり機能適正に被覆体に挿入されている場合に
は、半径方向の押込みに対して保護されており、この構
成においてさらに、被覆体の横断面で見た内部輪郭がペ
ースト容器の横断面で見た外部輪郭に合わせられている
と、被覆体とペースト容器とを極めて僅かな半径方向遊
びをもって互いに差し嵌めることができるので、有利で
ある。被覆体が引き受けるこのような保護機能によって
さらに、ペースト容器を比較的肉薄の、つまりあまり形
状安定的ではない安価なプラスチックから製造すること
が可能になる。この構成においてさらにまた、ペースト
容器に対する保護機能が損なわれることがないようなス
ロットを被覆体に設けることも可能である。
【００１６】請求項３、請求項４及び請求項５に記載の
構成は、切離し閉鎖部もしくは切離しウェブの形状及び
ペースト容器の製造材料の特性に応じて、該構成が、切
離し閉鎖部の比較的容易な切離し、つまりオープナ突き
棒によるペースト容器の開放を確実に可能にする限りに
おいては、取扱いを容易にするために貢献する。請求項
３に記載の構成では、切離し閉鎖部の簡単な裂断が行わ
れるのに対して、請求項４又は請求項５に記載の構成で
は、少なくとも部分的な切断動作による切離し閉鎖部の
切離しが促進される。
【００１７】請求項６に記載のように構成されている
と、特に、調量ポンプの吸込み弁の吸込み管片が円錐形
の外形を有している場合には、ペースト容器のカラーと
調量ポンプの吸込み弁との間における漏れのない結合部
を、簡単に生ぜしめることができる。
【００１８】請求項７に記載のように構成されている
と、ペースト容器と被覆体との間における十分にしっか
りとしたかつ容易に解離可能な結合部を得ることができ
る。これに対して、請求項８に記載の構成では、この解
離可能な係止手段を極めて簡単に実現できるのみなら
ず、ペースト容器の下縁部を、取扱いに有利なように形
状安定的に補強することができる。このような補強は、
被覆体へのペースト容器の挿入時にペースト容器がこの
環状つばにおいて把持されねばならず、かつこの環状つ
ばを介してペースト容器へのすべての力の伝達が行われ
る場合に、重要である。従って、この環状つばが比較的
高い形状安定性を有していることは重要である。
【００１９】請求項９に記載のように環状つばが構成さ
れていると、縁部が掴みやすくなるので、特に、空にな
ったペースト容器を被覆体から除去する場合に有利であ
る。
【００２０】
【実施例】次に図面につき本発明の実施例を説明する。
【００２１】図面に示された調量ポンプは、主として、
２つの円筒形のケーシング部分１，２と１つのベローズ
３と１つの吸込み弁４と１つの流出弁５とから成ってい
る。両ケーシング部分１，２が形状安定的な硬いプラス
チックから製造されているのに対して、ベローズ３は、
形状弾性的な軟らかいプラスチックから製造されてお
り、同時に、ポンプ動作のために必要な、ケーシング部
分２に対するケーシング部分１のための戻り力を生ぜし
めることができる。
【００２２】ケーシング部分１は、円筒形のケーシング
下側部分６と、該ケーシング下側部分に形状接続的及び
力接続的に結合されていて流出開口８を備えているケー
シング上側部分７とから成っている。ケーシング上側部
分７には、上側にリブを備えた斜めのカバー壁７′が設
けられており、このカバー壁には、ケーシング下側部分
の中間壁１３にシール作用をもって載着している室壁
８′が一体成形されている。この室壁８′は、流出開口
８と接続している流出室１３′を取り囲んでいる。ケー
シング下側部分６は円筒形の下側の案内区分９で、ケー
シング部分２の案内シリンダ１０に突入しており、この
結果ケーシング下側部分６の案内区分９は、案内シリン
ダ１０の内側の環状リブ１１とケーシング部分２の半径
方向壁１２との間において、軸方向行程Ｈだけ運動する
ことができる。中間壁１３の中央には、円錐形の弁座環
状面１４が配置されており、この弁座環状面には、円筒
形の管片１５が下方に向かって方向付けられて接続して
いる。この管片１５は、適当な半径方向間隔をおいて、
下部が開放した環状壁１６によって取り囲まれており、
この環状壁には、ベローズ３の上側の環状の端壁１７が
支持されている。そしてこの端壁はその中央に、管片１
５をシール作用をもって取り囲むカラー１８を有してい
る。軸方向可動の閉鎖部材として、流出弁５は、中空体
として構成された閉鎖円錐体１９を有しており、この閉
鎖円錐体は、軸方向のクロスリブ２０を用いて円筒形の
管片１５内を案内されていて、上端部に、軸方向弾性的
な環状つば２１を有している。この環状つば２１は、ケ
ーシング上側部分７の半径方向の複数のリブ２３の平ら
な下縁部２２にばね弾性的に接触していて、閉鎖円錐体
１９の下側の制限縁２４を弁座環状面１４にシール作用
をもって押し付けている。
【００２３】ベローズ３の下端部は環状壁２５を有して
おり、この環状壁は、流出方向に突出している同軸的な
ポット形の受容管片２７の円筒形の壁２６を、シール作
用をもって取り囲んでいる。この受容管片２７は環状の
端壁２８を有しており、この端壁には、下方に向かって
方向付けられた吸込み管片２９が一体成形されている。
この吸込み管片２９は、円筒形の内面３０と、下方に向
かって先細の外周面３１とを有している。この吸込み管
片２９内には、吸込み弁４の軸方向可動の閉鎖部材３２
が配置されており、この閉鎖部材は、皿形の円錐形の閉
鎖部分３３で、同様に円錐形の弁座面３４に接触してい
る。閉鎖部材３２は、閉鎖部分３３の下面にクロスリブ
３５を備えており、このクロスリブによって閉鎖部材３
２は、吸込み管片２９の円筒形の内面３０に沿って案内
されている。受容管片２７の環状の端壁２８には、全部
で３つの保持フィンガ３６が配置されており、これらの
保持フィンガは閉鎖部材３２の脱落防止のために働く。
【００２４】半径方向壁１２の下においてケーシング部
分２には、有利には円筒形の、又は横断面楕円形の被覆
体４０が一体成形されており、この被覆体は、等しい横
断面を備えたペースト容器４１を完全に受容するために
働き、その下端部に、肉厚の環状の縁隆起部４２を有し
ている。相対的に壁厚が薄く構成されたペースト容器
は、開放したその下端部４３に導入された追従ピストン
４４を備えており、その下端部４３に、被覆壁４６のほ
ぼ円錐形に拡大した端部区分４５と共に環状溝４７を形
成する環状つば４８を有しており、この環状つばは、内
方に向かって延びている上縁部４９を備えている。
【００２５】これによって被覆体４０の肉厚の縁隆起部
４２は、ペースト容器４１を下から被覆体４０に導入す
る際に、環状溝４７を係止するように導入されることが
できる。この場合、特に、被覆体４０から空になったペ
ースト容器を再び除去する際の取扱いを容易にするため
に、環状つば４８はその外周部にグリップ刻み目５０を
備えている。縁隆起部４２と環状つば４８とによって、
被覆体及びペースト容器４１の下端部はそれぞれ高めら
れた形状安定性を得ることになり、このことによって、
被覆体４０に対するペースト容器４１の導入及び取出し
時に、不都合な変形の回避に特に注意する必要がない場
合には、取扱いが容易になる。
【００２６】ペースト容器４１はその上端部において端
壁５１に、調量ポンプの吸込み弁４に向かって突出して
いるカラー５２を有している。このカラー５２は、内方
に向かって延びていて端壁リング５３に一体成形されて
いるシールリング５４を備えており、このシールリング
には環状の薄い切離しウェブ５５（図４）を介して、ポ
ット状に成形された切離し閉鎖部５６が一体に注型され
ている。
【００２７】この切離し閉鎖部５６を、調量ポンプの被
覆体４０の中へのペースト容器４１の完全な挿入時に、
シールリング５４から自動的に切り離して、ペースト容
器４１の内部に押し込み、これによってペースト容器４
１内におけるペーストのための流出開口を得るために、
ケーシング部分２の吸込み管片２９の下端面には、分配
配置された複数の軸方向支持５７を介して、オープナ突
き棒５８が一体成形されており、このオープナ突き棒に
よって、切離し閉鎖部がシールリング５４から引き裂か
れるか又は切り離される。図１及び図３に示された実施
例では、このオープナ突き棒５８は円板形の押圧部材５
９として構成されていて、単数又は複数の押圧フィンガ
６０を備えており、この又はこれらの押圧フィンガは、
ケーシング部分２の受容管片２７内へのペースト容器４
１のカラー５２の導入時に、切離し閉鎖部５６をシール
リング５４から引き裂き、この切離し閉鎖部５６を、ペ
ースト容器４１の内部に押し込む。
【００２８】図５には、オープナ突き棒５８の別の実施
例が示されている。この実施例では押圧部材５８は、下
方に向かって延びた環状切刃６１を備えており、この環
状切刃によって、薄い切離しウェブ５５を完全に切断す
ることが可能であり、これによって、あまり力を加える
ことなしに、切離し閉鎖部５６を切り離すことが可能で
ある。
【００２９】図６に示された実施例では、皿形の押圧部
材５８は、下方に向かって突出している三角形の複数の
鋭い突き刺し歯６２を備えており、これらの突き刺し歯
は、切離しウェブ５５を少なくとも部分的に切断して、
押圧部材５８もしくは押圧フィンガ６０によって生ぜし
められる残りの引き裂き動作を容易にすることができ
る。
【００３０】オープナ突き棒５８もしくは皿状の押圧部
材５９が軸方向ウェブ５７によって吸込み管片２９と結
合されていることによって、ペースト容器４１内におけ
るペーストはほぼ妨げれることなく吸込み管片２９内に
流入することができ、また、ケーシング部分１が下方へ
の行程運動後に再び上方に向かって運動する際には、ペ
ーストは吸込み管片２９を通ってベローズ３の内部に吸
い込まれる。
【００３１】追従ピストン４４がペースト容器の上側の
端壁に到達した時に、ペースト容器４１の中には、可能
な限り僅かなペースト残留料しか残らないようにするた
めに、追従ピストン４４の半径方向壁６３には中央に凹
設部６４が設けられており、そしてこの凹設部には、オ
ープナ突き棒５８及び場合によっては切離し閉鎖部５６
が進入することができるようになっている。
【００３２】図１に示されているように、調量ポンプに
は、ケーシング部分２の案内シリンダ１０に上から差し
嵌められたカバーキャップ６５が設けられており、この
カバーキャップは、調量ポンプの使用前にその都度取り
外される。
【００３３】ペーストを満たされたペースト容器４１
が、図１に示されているように、被覆体４０に導入さ
れ、これによって下側の縁隆起部４２が係合しながら環
状溝４７に導入されると、調量ポンプを公知の形式で、
ペースト容器４１の内容物を調量された量だけ取り出す
ために使用することが可能であり、この場合２つの部分
から成る上側のケーシング部分１のその都度の下降運動
時にベローズ３が圧縮され、このベローズの中にあった
ペーストが、流出弁５と流出開口８とを通して取り出さ
れる。ケーシング部分１はその解放後に、次いで、ベロ
ーズ３の推進力によって再び上方に向かって、図１及び
図３に示された上方の終端ポジションに運動させられ、
この際に吸込み弁４を通して、取り出されるペースト量
が再びペースト容器４１から吸い出される。
【図面の簡単な説明】
【図１】ペースト容器を取り囲む被覆体を備えた本発明
による調量ポンプを示す断面図である。
【図２】追従ポンプを備えた閉鎖されたペースト容器を
示す断面図である。
【図３】ペースト容器の上側部分と共に調量ポンプ上側
部分を拡大して示す断面図である。
【図４】ペースト容器の切離し閉鎖部とオープナ突き棒
との協働関係を示す断面図である。
【図５】オープナ突き棒の１実施例を示す図である。
【図６】オープナ突き棒の別の実施例を示す図である。
【符号の説明】
１，２ ケーシング部分、 ３ ベローズ、 ４ 吸込
み弁、 ５ 流出弁、６ ケーシング下側部分、 ７
ケーシング上側部分、 ７′ カバー壁、８ 流出開
口、 ８′ 室壁、 ９ 案内区分、 １０ 案内シリ
ンダ、 １１環状リブ、 １２ 半径方向壁、 １３
中間壁、 １３′ 流出室、 １４弁座環状面、 １５
管片、 １６ 環状壁、 １７ 端壁、 １８ カラ
ー、 １９ 閉鎖円錐体、 ２０ クロスリブ、 ２１
環状つば、 ２２ 下縁部、 ２３ リブ、 ２４
制限縁、 ２５ 環状壁、 ２６ 壁、 ２７ 受容管
片、 ２８ 端壁、 ２９ 吸込み管片、 ３０ 内
面、 ３１ 周面、３２ 閉鎖部材、 ３３ 閉鎖部
分、 ３４ 弁座面、 ３５ スロスリブ、３６ 保持
フィンガ、 ４０ 被覆体、 ４１ ペースト容器、
４２ 縁隆起部、 ４３ 下端部、 ４４ 追従ピスト
ン、 ４５ 端部区分、 ４６ 被覆壁、 ４８ 環状
つば、 ４９ 上縁部、 ５０ グリップ刻み目、 ５
１ 端壁、 ５２ カラー、 ５３ 端壁リング、 ５
４ シールリング、 ５５ 切離しウェブ、 ５６ 切
離し閉鎖部、 ５７ 軸方向管片、 ５８ オープナ突
き棒、 ５９ 押圧部材、 ６０ 押圧フィンガ、 ６
１ 環状切刃、 ６２突き刺し歯、 ６３ 半径方向
壁、 ６４ 凹設部、 ６５ カバーキャップ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 エルンスト ヴェアグ ドイツ連邦共和国 フィリンゲン−シュ ヴェニンゲン 22 ユーラシュトラーセ 18 (56)参考文献 特開 平４−349954（ＪＰ，Ａ) 実開 平２−83273（ＪＰ，Ｕ) 実開 平３−60685（ＪＰ，Ｕ) 実開 平１−137873（ＪＰ，Ｕ) 実開 平１−158489（ＪＰ，Ｕ) 実開 平４−53663（ＪＰ，Ｕ) 実開 平２−144581（ＪＰ，Ｕ) 特公 昭63−30224（ＪＰ，Ｂ２) 実公 平３−8626（ＪＰ，Ｙ２) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) F04B 9/00 - 15/08 F04B 43/00 - 47/14 F04B 53/00 - 53/22 B65D 47/34 B65D 35/30 B65D 83/00 - 83/76

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 ペースト容器（４１）から低粘度のペー
    スト状物質を調量された量だけ取り出すための調量ポン
    プであって、テレスコープ式に相対運動可能でかつ形状
    安定的なプラスチックから成る同軸的な２つのケーシン
    グ部分（１，２）の間に、ポンプ部材として働くベロー
    ズ（３）がシール作用をもって配置されており、該ベロ
    ーズの両端部に、逆止弁として構成されていて軸方向可
    動の弁閉鎖部材（１９，３２）を備えている吸込み弁
    （４）と流出弁（５）とが配置されており、一方のケー
    シング部分（２）の吸込み側における半径方向壁（１
    ２）に、吸込み弁（４）に対して同軸的にかつペースト
    容器（４１）に向かって延びている接続管片（２９）が
    配置されており、ベローズ（３）の吸込み側端部と結合
    されたケーシング部分（２）が、ペースト容器の取出し
    管片のための同軸的な受容部を備えている形式のものに
    おいて、ベローズ（３）の吸込み側端部と結合されたケ
    ーシング部分（２）が一体的に構成されており、該ケー
    シング部分が、追従ピストン（４４）を備えていてペー
    スト状物質を満たされているペースト容器（４１）を被
    覆するように受容する、端面の開放された被覆体（４
    ０）と、吸込み弁（４）の吸込み側において軸方向に突
    出しているオープナ突き棒（５８）とを有しており、ペ
    ースト容器（４１）が端壁（５１）に、端面側において
    吸込み弁（４）に向かって突出しているカラー（５２）
    を有しており、該カラーが、吸込み管片（２９）をシー
    ル作用をもって取り囲んでいて、円板状又はポット状の
    切離し閉鎖部（５６）を有しており、該切離し閉鎖部
    が、肉薄のリング状の切離しウェブ（５５）を介してカ
    ラー（５２）と一体に結合されていて、オープナ突き棒
    （５８）によってカラー（５２）から切離し可能である
    ことを特徴とする、低粘度のペースト状物質のために用
    いられる調量ポンプ。
  2. 【請求項２】 閉鎖された被覆壁（４６）を備えた被覆
    体（４０）が、ペースト容器（４１）の全軸方向長さを
    越えて延びている、請求項１記載の調量ポンプ。
  3. 【請求項３】 オープナ突き棒（５８）が、ほぼ円板状
    の押圧部材（５９）から成っており、該押圧部材が、複
    数の軸方向管片（５７）を介して吸込み管片（２９）と
    一体に結合されていて、該吸込み管片に対して軸方向に
    配置されている、請求項１又は２記載の調量ポンプ。
  4. 【請求項４】 オープナ突き棒（５８）が、切離し閉鎖
    部（５６）を切り離すために、環状切刃（６１）又は突
    き刺し歯（６２）を備えている、請求項１記載の調量ポ
    ンプ。
  5. 【請求項５】 吸込み弁（４）を備えたケーシング部分
    （２）の半径方向壁（１２）が、ペースト容器（４１）
    のカラー（５２）をルーズにセンタリングして受容する
    ために、取出し方向に突出しているポット状の同軸的な
    受容管片（２７）を有しており、該受容管片の端壁（２
    ８）に吸込み管片（２９）が一体に注型されている、請
    求項１記載の調量ポンプ。
  6. 【請求項６】 ペースト容器（４１）のカラー（５２）
    が、端壁リング（５３）に一体成形されていて内方に向
    かって張り出したシールリング（５４）を有しており、
    該シールリングに切離し閉鎖部（５６）が一体に注型さ
    れている、請求項１から５までのいずれか１項記載の調
    量ポンプ。
  7. 【請求項７】 ペースト容器（４１）が、解離可能な係
    止手段（４２，４８，４９）によって被覆体（４０）と
    結合されているかもしくは結合可能である、請求項１か
    ら６までのいずれか１項記載の調量ポンプ。
  8. 【請求項８】 ペースト容器（４１）がその下端部に、
    被覆壁（４６）の端部区分（４３）と共に環状溝（４
    ７）を形成する環状つば（４８）を有していて、該環状
    つばが内方に向かって張り出した縁部（４９）を備えて
    おり、被覆体（４０）がその下端部に、係合しながら環
    状溝（４７）に導入可能な肉厚の縁隆起部（４２）を備
    えている、請求項７記載の調量ポンプ。
  9. 【請求項９】 環状つば（４８）が、グリップ刻み目
    （５０）を備えている、請求項８記載の調量ポンプ。
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