JP3371008B2 - ムービ/スチル・ビデオ・カメラおよびその制御方法 - Google Patents

ムービ/スチル・ビデオ・カメラおよびその制御方法

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JP3371008B2
JP3371008B2 JP07073293A JP7073293A JP3371008B2 JP 3371008 B2 JP3371008 B2 JP 3371008B2 JP 07073293 A JP07073293 A JP 07073293A JP 7073293 A JP7073293 A JP 7073293A JP 3371008 B2 JP3371008 B2 JP 3371008B2
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strobe
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】この発明は,ムービ撮影とスチル撮影とが
可能なムービ/スチル・ビデオ・カメラおよびその制御
方法に関する。
【0002】
【背景技術】ムービ・ビデオ・カメラを用いてビデオ・
テープに記録された映像信号を再生して,再生映像信号
によって表わされる再生画像をプリントするビデオ・プ
リンタが実用化されつつある。ビデオ・プリンタによっ
て再生画像のハード・コピーが得られる。
【0003】一方ムービ・ビデオ・カメラは通常1/60
秒のシャッタ速度で周期的に被写体を連続撮影する。こ
のようにして記録された映像信号から再生画像をプリン
トするとシャッタ速度が比較的遅いので,被写体がぶれ
てぼけたプリント画像となってしまう。このような問題
点に対処するために,たとえば1/250 秒以上の高速の
シャッタ速度を設定して被写体を撮影し,プリント画像
を得ることが考えられる。
【0004】しかしながら高速シャッタ速度によって低
輝度の被写体を撮影すると,得られるプリント画像が暗
くなってしまう。また被写体が螢光灯照明下にあるとき
には得られたプリント画像が螢光灯のフリッカの影響を
受けてしまっておりそれが無視し得ないものとなる。
【0005】
【発明の開示】この発明は,ぶれのないスチル再生画像
またはプリント再生画像を得,かつ低輝度の被写体であ
っても明るく鮮明な再生画像を得ることを目的とする。
【0006】またこの発明は,ぶれのないスチル再生画
像またはプリント再生画像を得,かつ螢光灯照明下の被
写体であってもフリッカの影響を無視できる再生画像を
得ることを目的とする。
【0007】第1の発明は,設定されたシャッタ速度に
応じて,撮影手段を用いて一定周期で連続的に被写体を
撮影し,得られた撮影映像信号を記録媒体に記録するム
ービ/スチル・ビデオ・カメラにおいて,被写体に投射
するストロボ光を発光するストロボ発光手段,上記スト
ロボ発光手段によるストロボ光発光を設定するストロボ
発光設定手段,被写体輝度が所定輝度よりも低い低輝度
かどうかを判定する輝度値判定手段,スチル撮影モード
が設定されたことおよび上記輝度値判定手段により被写
体輝度値が低輝度であると判定されたことにしたがって
上記ストロボ発光設定手段によるストロボ発光の設定を
判定するストロボ光設定判定手段,上記ストロボ光設定
判定手段によりストロボ発光が設定されていると判定さ
れたことに応じて,上記シャッタ速度を高速にするよう
に上記撮影手段を制御し,かつ撮影周期に同期してスト
ロボ発光するように上記ストロボ発光手段を制御する第
1の制御手段,ならびに上記ストロボ光設定判定手段に
よりストロボ発光が設定されていないと判定されたこと
に応じて,上記高速シャッタ速度よりも遅いシャッタ速
度にするように上記撮影手段を制御する第2の制御手段
を備えていることを特徴とする。
【0008】第1の発明は,上記カメラに適した制御方
法も提供している。すなわちこの方法は,設定されたシ
ャッタ速度に応じて,撮影手段を用いて一定周期で連続
的に被写体を撮影し,得られた撮影映像信号を記録媒体
に記録するムービ/スチル・ビデオ・カメラにおいて,
スチル撮影モードが設定されたことおよび被写体輝度値
が低輝度であることにしたがってストロボ発光の設定を
判定し,ストロボ発光が設定されていると判定されたこ
とに応じて,上記シャッタ速度を高速にするように上記
撮影手段を制御し,かつ撮影周期に同期してストロボ発
光し,ストロボ発光が設定されていないと判定されたこ
とに応じて,上記高速シャッタ速度よりも遅いシャッタ
速度にするように上記撮影手段を制御することを特徴と
する。
【0009】
【0010】第1の発明によると,スチル撮影モードが
設定されたことおよび被写体輝度値が低輝度であること
にしたがってストロボ発光の設定が判定される。スチル
撮影モードが設定され,かつ被写体輝度が低輝度である
と判定されると,上記シャッタ速度が高速とされ,かつ
撮影周期に同期してストロボ発光される。低輝度の被写
体であっても輝度が高くなり明るく鮮明なスチル再生画
像またはプリント再生画像が得られる。また高速シャッ
タ速度で撮影しているから,動きのある被写体であって
もぶれのない再生画像が得られる。スチル撮影モードが
設定されているが,被写体輝度が低輝度でないときに
は,上記撮影手段は,高速シャッタ速度よりも遅いシャ
ッタ速度(たとえば,通常シャッタ速度)に設定され
る。シャッタ速度が遅くなるように上記撮影手段が制御
されるので,ストロボ発光までは不要だが被写体が少し
低輝度の場合にストロボ発光しなくとも露光不足を未然
に防止できる。ここで,高速シャッタ速度とは通常のシ
ャッタ速度(1/60秒)よりも速いシャッタ速度(たと
えば,1/125秒,1/250秒,1/500秒など)をい
う。また低輝度とは被写体が日陰または室内にあるとみ
なせる程度の輝度をいう。
【0011】スチル再生画像またはプリント再生画像は
複数駒得られるので,それらの中から撮影者の気に入っ
た駒を選択することができる。
【0012】第2の発明は,設定されたシャッタ速度に
応じて,撮影手段を用いて一定周期で連続的に被写体を
撮影し,得られた撮影映像信号を記録媒体に記録するム
ービ/スチル・ビデオ・カメラにおいて,被写体に投射
するストロボ光を発光するストロボ発光手段,上記スト
ロボ発光手段によるストロボ光発光を設定するストロボ
発光設定手段,被写体が蛍光灯照明下にあるかどうかを
判定する蛍光灯照明判定手段,スチル撮影モードが設定
されたことおよび上記蛍光灯照明判定手段により被写体
が蛍光灯照明下にあると判定されたことにしたがって上
記ストロボ発光設定手段によるストロボ発光の設定を判
定するストロボ光設定判定手段,上記ストロボ光設定判
定手段によりストロボ発光が設定されていると判定され
たことに応じて,上記シャッタ速度を高速にするように
上記撮影手段を制御し,かつ撮影周期に同期してストロ
ボ発光するように上記ストロボ発光手段を制御する第1
の制御手段,ならびに上記ストロボ光設定判定手段によ
りストロボ発光が設定されていないと判定されたことに
応じて,上記高速シャッタ速度よりも遅いシャッタ速度
にするように上記撮影手段を制御する第2の制御手段を
備えていることを特徴とする。
【0013】第2の発明は,上記カメラに適した制御方
法も提供している。すなわち,この方法は,設定された
シャッタ速度に応じて,撮影手段を用いて一定周期で連
続的に被写体を撮影し,得られた撮影映像信号を記録媒
体に記録するムービ/スチル・ビデオ・カメラにおい
て,スチル撮影モードが設定されたことおよび被写体が
蛍光灯照明下にあることにしたがってストロボ発光の設
定を判定し,ストロボ発光が設定されていると判定され
たことに応じて,上記シャッタ速度を高速にするように
上記撮影手段を制御し,かつ撮影周期に同期してストロ
ボ発光し,ストロボ発光が設定されていないと判定され
たことに応じて,上記高速シャッタ速度よりも遅いシャ
ッタ速度にするように上記撮影手段を制御することを特
徴とする。
【0014】第2の発明によると,スチル撮影モードが
設定されたことおよび被写体が蛍光灯照明下にあること
にしたがってストロボ発光の設定が判定される。スチル
撮影モードが設定され,かつ被写体が低輝度照明下であ
ると判定されると,上記シャッタ速度が高速とされ,か
つ撮影周期に同期してストロボ発光される。被写体は,
蛍光灯照明の影響よりもストロボ光の影響の方を大きく
受ける。したがって蛍光灯のフリッカの影響をほぼ無視
できるプリント再生画像またはスチル再生画像を得るこ
とができる。スチル撮影モードが設定されているが,被
写体が蛍光灯照明下にないときには,上記撮影手段は,
高速シャッタ速度よりも遅いシャッタ速度(たとえば,
通常シャッタ速度)に設定される。またシャッタ速度が
遅くなるように上記撮影手段が制御されるので,露光不
足となることを未然に防止できる。
【0015】螢光灯照明下にあるかどうかの判定はたと
えば,上記撮影手段による撮影周期と螢光灯の電源周期
との不一致にもとづいて行なうことができる。
【0016】ストロボは撮影周期に同期して連続発光す
るため,ストロボ充電量を考慮してフル発光でなく蓄積
された電荷の一部を放電して発光する分割発光が繰返し
て行なわれる。このために発光回数が増えるほどストロ
ボ発光量レベルが低下し,撮影映像信号の輝度レベルも
低下する。
【0017】したがって上記撮影によって得られる撮影
映像信号を,ストロボ発光下の連続撮影回数が多くなる
ほど増幅率を高くして増幅することが好ましい。
【0018】これによりストロボ発光量レベルが低下し
ても映像信号の輝度レベルは常にほぼ一定のレベルを保
ち続ける。スチル再生画像,プリント再生画像も一定の
明るさを保つことなる。
【0019】
【実施例の説明】図1はこの発明の実施例を示すもので
ムービ再生用の撮影とスチル再生用の撮影とが可能なム
ービ/スチル・ビデオ・カメラの電気的構成を示すブロ
ック図である。
【0020】ムービ/スチル・ビデオ・カメラの全体の
動作はCPU30によって統括される。
【0021】被写体像は絞り11を介して図示しない撮像
レンズによってCCD12上に結像される。
【0022】絞り11はCPU30によって,CCD12の露
光量が適正となるようにその開閉が制御される。絞り11
の開閉の程度はホール素子18によって検出される。ホー
ル素子18の出力信号は増幅回路19によって増幅されてC
PU30内のAE演算部24に与えられる。絞り11の開閉状
態がCPU30内のAE演算部24によって認識され,絞り
11の開閉状態にもとづいて被写体が低輝度か否かが判断
される。もっとも測光素子を設けて,被写体輝度を検出
してもよい。
【0023】CCD12においてはCCD駆動回路21の制
御のもとに電荷の蓄積および読出しを制御するいわゆる
電子シャッタ動作が行なわれる。CCD駆動回路21はS
SG(同期信号発生回路)20によってその動作が駆動さ
れ,SSG20はCPU30によって制御される。
【0024】ムービ/スチル・ビデオ・カメラはムービ
撮影とスチル撮影とが可能であり,ムービ撮影の設定の
ためにムービ撮影設定ボタン31が,スチル撮影の設定の
ためにスチル撮影設定ボタン32がそれぞれ設けられてい
る。
【0025】ムービ撮影設定ボタン31によりムービ撮影
が設定されると設定信号はCPU30に与えられ,1/60
秒の通常のシャッタ速度で被写体の連続撮影が行なわれ
るように,CCD駆動回路21およびSSG22によってC
CD12が制御される。スチル撮影設定ボタン32によりス
チル撮影が設定されると設定信号はCPU30に与えら
れ,1/250 秒の高速シャッタ速度で被写体の連続撮影
が行なわれるようにCCD駆動回路21およびSSG22に
よってCCD12が制御される。
【0026】高速シャッタ速度で被写体を撮影したと
き,とくに低輝度の被写体を撮影したときは露光量不足
となることがある。このためムービ/スチル・ビデオ・
カメラにはストロボ発光許可スイッチ35が含まれてい
る。ストロボ発光許可スイッチ33の設定によってストロ
ボ発光が許可されるとストロボ装置50によるストロボ発
光が可能となる。ストロボ発光の処理手順について詳し
くは後述する。
【0027】CCD12ではインターレース撮影が行なわ
れ,AフィールドとBフィールドの映像信号(GRGB
の色順次信号)が1フィールド期間ごとに交互に生成さ
れて順次読出される。CCD12から出力されるAフィー
ルドおよびBフィールドの映像信号は,相関二重サンプ
リング回路(CDS)13を通してAGC(自動利得調整
回路)14に与えられる。
【0028】AGC14において映像信号レベルの調整が
行なわれて撮像信号処理回路15およびアナログ/ディジ
タル変換回路22にそれぞれ与えられる。
【0029】AGC14から出力される映像信号は,撮像
信号処理回路15において色バランス調整,ガンマ補正お
よび色差信号の生成等の信号処理が施された後,記録信
号処理回路16に与えられ,ここでプリエンファシス(高
域強調),FM変調等の記録処理が施され,磁気ヘッド
17によりビデオ・テープ(図示略)に記録される。
【0030】ムービ/スチル・ビデオ・カメラにおい
て,螢光灯照明下の被写体を撮影すると,とくにスチル
撮影設定ボタン32によってスチル撮影が設定されて高速
シャッタ速度で被写体を撮影すると再生画像が螢光灯の
フリッカの影響を強く受け見苦しいものとなる。
【0031】このためムービ/スチル・ビデオ・カメラ
では被写体が螢光灯照明下にあるかどうかを検出し,被
写体が螢光灯照明下にあるときにはストロボ装置50によ
りストロボ発光させストロボ光により螢光灯光の影響を
排除している。被写体が螢光灯照明下にあることを判別
するために積算ゲート・アレイ23が設けられ,かつCP
U30内にAE演算部24が設けられている。被写体が螢光
灯照明下にあるかどうかの検出処理についても後述す
る。
【0032】ストロボ装置50の具体的な電気的構成の一
例が図2に示されている。図3はストロボ発光のタイム
・チャートである。
【0033】ストロボ装置50は放電管51のほかDC/D
Cコンバータ52,定電圧回路53,主コンデンサ54,発光
トリガ回路55,停止回路58および単安定マルチバイブレ
ータ59を含んでいる。停止回路58にはトランジスタ56お
よび57が含まれている。
【0034】DC/DCコンバータ52には電圧が与えら
れ,昇圧されて主コンデンサ54が充電される。主コンデ
ンサ54の充電電圧は適当な減圧回路または電圧検知回路
(図示略)を経てCPU30のA/Dポートに与えられる
ことにより検出される。これによりCPU30は主コンデ
ンサ54への充電完了を知ることができる。
【0035】ストロボ発光は発光トリガ回路55にストロ
ボ発光指令信号Xオンが与えられることにより開始され
る。ストロボ発光指令信号XオンはCCD12に与えられ
るシャッタ制御パルスに同期してCPU30から与えられ
る。発光トリガ回路55はストロボ発光指令信号Xオンが
与えられたときに放電管51における放電をトリガする。
主コンデンサ54に蓄えられた電荷が放電管51を通して放
電し,ストロボ発光が始まる。
【0036】DC/DCコンバータ52によって昇圧され
た電圧は定電圧回路53にも与えられている。定電圧回路
53の出力電圧は停止回路58のトランジスタ57のベースに
与えられる。一方単安定マルチバイブレータ59の出力は
トランジスタ56のベースに与えられ,単安定マルチバイ
ブレータ59の出力によってトランジスタ56のオン,オフ
が制御される。トランジスタ56がオンとなることによ
り,トランジスタ57がオフとなり放電管51に流れていた
電流が遮断される。したがって単安定マルチバイブレー
タ59の出力に応じて放電管51の発光時間が制御される。
【0037】放電管51の発光は撮影周期に同期して複数
フィールド連続して発光され,1回の発光で主コンデン
サ54に蓄積された電荷がすべて放出されずに少しずつ放
出されることになる(分割発光)。このような分割発光
が行なわれるとストロボ発光量の最大レベルが低下して
くるため,最初にストロボ発光したときの発光量よりも
複数回ストロボ発光したあとの発光量の方が少なくなっ
てしまう。このため同じストロボ発光下であっても映像
信号の輝度レベルが変化し,再生画像間で明るさが異な
ってくる。図1に示すムービ/スチル・ビデオ・カメラ
ではストロボ発光回数が多くなるにつれてAGC14の増
幅率を上昇させ映像信号の輝度レベルが常にほぼ一定と
なるようにしている。これにより再生画像間において明
るさが異なることが防止される。
【0038】次に螢光灯照明下にある撮影かどうかを判
別する処理について述べる。
【0039】図4は商用周波数50Hz の電源により発光
する螢光灯の発光波形を示している。図5はAE演算部
24の電気的構成の一部を示している。
【0040】螢光灯は右から左への放電と左から右への
放電とが交互に1/50秒の周期で繰返されている。一
方,ムービ/スチル・ビデオ・カメラを用いて通常のシ
ャッタ・スピードで撮影すると1/60秒(1フィール
ド)の周期になる。このため3フィールドごとに螢光灯
により被写体に及ぼす影響が同じとなり再生画像のフリ
ッカとなる。したがって螢光灯のフリッカがあるときは
3フィールドごとに映像信号レベルがほぼ等しくなり隣
接するフィールドでは映像信号レベルが異なる。
【0041】AE演算部24では隣接するフィールドの映
像信号の積算値データを比較するために1フィールド遅
延部41および比較部43が設けられている。積算ゲート・
アレイ23によって1フィールド分の映像信号の積算デー
タが得られ比較部43および1フィールド遅延部41に与え
られる。1フィールド遅延部41において1フィールド遅
延された積算データは比較部43および2フィールド遅延
部42に与えられる。比較部43において隣接するフィール
ドの映像信号の積算データが比較され比較結果がフリッ
カ検出部45に与えられる。
【0042】またAE演算部24では3フィールドごとの
映像信号の積算するために1フィールド遅延部41,2フ
ィールド遅延部42および比較部44が利用される。比較部
44は積算ゲート・アレイ23から出力される1フィールド
の映像信号の積算データとこの映像信号よりも3フィー
ルド遅延した映像信号の積算データとが与えられる。比
較部44において3フィールドごとの映像信号の積算デー
タが比較され比較結果がフリッカ検出部45に与えられ
る。
【0043】フリッカ検出部45は比較部43および44から
それぞれ与えられる出力信号にもとづいて螢光灯のフリ
ッカを検出するものである。フリッカ検出部45は,比較
部43から出力される信号が,隣接するフィールドの映像
信号の積算データのレベルが等しくないことを示し,か
つ比較部44から出力される信号が,3フィールドごとの
フィールドの映像信号の積算データのレベルがほぼ等し
いことを示しているときに螢光灯のフリッカがあると判
別する。これにより螢光灯照明下の撮影であることが認
識される。
【0044】図6はムービ/スチル・ビデオ・カメラに
おける撮影時のシャッタ制御およびストロボ発光制御の
処理手順を示すフロー・チャートである。
【0045】ムービ/スチル・ビデオ・カメラの電源が
入れられるとムービ撮影設定スイッチ31によりムービ撮
影の設定が行なわれたかどうかが判断される(ステップ
61)。ムービ撮影が設定されていれば(ステップ61でYE
S ),スチル撮影設定スイッチ32によりスチル撮影の設
定が行なわれたかどうかが判断される(ステップ62)。
【0046】スチル撮影が設定されていなければ(ステ
ップ62でNO),シャッタ速度は1/60秒に設定され通常
のムービ撮影が行われる(ステップ63)。
【0047】スチル撮影が設定されていると(ステップ
64でYES),ホール素子18の出力信号にもとづいて被写体
輝度が低い(たとえばEV10以下である場合)かどう
か,またはAE演算部24におけるフリッカ検出にもとづ
いて螢光灯照明下の撮影がどうかが判断される(ステッ
プ64)。
【0048】被写体が低輝度でもなくかつ螢光灯照明下
での撮影でもなければシャッタ速度は1/250 秒の高速
に設定されて被写体の撮影が行なわれる(ステップ6
5)。
【0049】被写体が低輝度であるかまたは螢光灯照明
下での撮影であれば(ステップ64),ストロボ発光許可
スイッチ33がオンとされているかどうかが判断される
(ステップ66)。
【0050】ストロボ発光許可スイッチ33がオンでなけ
れば(ステップ66でNO),シャッタ速度は通常の1/60
秒に設定されて撮影が行なわれる(ステップ67)。もっ
ともこの場合,1/250 秒の高速シャッタ速度での撮影
となるように設定してもよい。これにより,たとえば多
少は暗くなってもぶれのない再生画像が得られる。
【0051】ストロボ発光許可スイッチ33がオンとなっ
ていれば(ステップ66でYES ),シャッタ速度は高速の
1/250 秒に設定され(ステップ68),かつストロボ装
置50によるストロボ発光が行なわれる(ステップ69)。
これによりぶれのないスチル再生画像,プリント再生画
像が得られる。ストロボ発光しているので,被写体が低
輝度であっても,また螢光灯照明下の被写体であっても
明るくフリッカの影響を無視できるスチル再生画像,プ
リント再生画像が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ムービ/スチル・ビデオ・カメラの電気的構成
を示すブロック図である。
【図2】ストロボ装置の電気的構成の一例を示してい
る。
【図3】ストロボ発光のタイミングを示すタイム・チャ
ートである。
【図4】螢光灯の発光周期を示している。
【図5】AE演算部の電気的構成の一部を示している。
【図6】シャッタ速度およびストロボ発光を定める処理
手順を示している。
【符号の説明】
12 CCD 21 CCD駆動回路 24 AE演算部 30 CPU 32 スチル撮影設定スイッチ 50 ストロボ装置

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 設定されたシャッタ速度に応じて,撮影
    手段を用いて一定周期で連続的に被写体を撮影し,得ら
    れた撮影映像信号を記録媒体に記録するムービ/スチル
    ・ビデオ・カメラにおいて, 被写体に投射するストロボ光を発光するストロボ発光手
    段,上記ストロボ発光手段によるストロボ光発光を設定する
    ストロボ発光設定手段, 被写体輝度が所定輝度よりも低い低輝度かどうかを判定
    する輝度値判定手段,スチル撮影モードが設定されたことおよび上記輝度値判
    定手段により被写体輝度値が低輝度であると判定された
    ことにしたがって上記ストロボ発光設定手段によるスト
    ロボ発光の設定を判定するストロボ光設定判定手段, 上記ストロボ光設定判定手段によりストロボ発光が設定
    されていると判定されたことに応じて,上記シャッタ速
    度を高速にするように上記撮影手段を制御し,かつ撮影
    周期に同期してストロボ発光するように上記ストロボ発
    光手段を制御する第1の制御手段,ならびに 上記ストロ
    ボ光設定判定手段によりストロボ発光が設定されていな
    いと判定されたことに応じて,上記高速シャッタ速度よ
    りも遅いシャッタ速度にするように上記撮影手段を制御
    する第2の制御手段, を備えたムービ/スチル・ビデオ・カメラ。
  2. 【請求項2】 設定されたシャッタ速度に応じて,撮影
    手段を用いて一定周期で連続的に被写体を撮影し,得ら
    れた撮影映像信号を記録媒体に記録するムービ/スチル
    ・ビデオ・カメラにおいて, 被写体に投射するストロボ光を発光するストロボ発光手
    段,上記ストロボ発光手段によるストロボ光発光を設定する
    ストロボ発光設定手段, 被写体が蛍光灯照明下にあるかどうかを判定する蛍光灯
    照明判定手段,スチル撮影モードが設定されたことおよび上記蛍光灯照
    明判定手段により被写体が蛍光灯照明下にあると判定さ
    れたことにしたがって上記ストロボ発光設定手段による
    ストロボ発光の設定を判定するストロボ光設定判定手
    段, 上記ストロボ光設定判定手段によりストロボ発光が設定
    されていると判定されたことに応じて,上記シャッタ速
    度を高速にするように上記撮影手段を制御し,かつ撮影
    周期に同期してストロボ発光するように上記ストロボ発
    光手段を制御する第1の制御手段,ならびに 上記ストロ
    ボ光設定判定手段によりストロボ発光が設定されていな
    いと判定されたことに応じて,上記高速シャッタ速度よ
    りも遅いシャッタ速度にするように上記撮影手段を制御
    する第2の制御手段, を備えたムービ/スチル・ビデオ・カメラ。
  3. 【請求項3】 上記蛍光灯照明判定手段が, 上記撮影手段による撮影周期と蛍光灯の電源周期との不
    一致にもとづいて被写体が蛍光灯照明下にあることを判
    定するものである, 請求項2に記載のムービ/スチル・ビデオ・カメラ。
  4. 【請求項4】 上記撮影手段から出力する撮影映像信号
    を, 上記ストロボ発光制御手段によるストロボ発光制御下の
    連続撮影回数が多くなるほど増幅率を高くして増幅する
    増幅手段, をさらに備えた請求項1または2に記載のムービ/スチ
    ル・ビデオ・カメラ。
  5. 【請求項5】 設定されたシャッタ速度に応じて,撮影
    手段を用いて一定周期で連続的に被写体を撮影し,得ら
    れた撮影映像信号を記録媒体に記録するムービ/スチル
    ・ビデオ・カメラにおいて, スチル撮影モードが設定されたことおよび被写体輝度値
    が低輝度であることにしたがってストロボ発光の設定を
    判定し, ストロボ発光が設定されていると判定されたことに応じ
    て,上記シャッタ速度を高速にするように上記撮影手段
    を制御し,かつ撮影周期に同期してストロボ発光し, ストロボ発光が設定されていないと判定されたことに応
    じて,上記高速シャッタ速度よりも遅いシャッタ速度に
    するように上記撮影手段を制御する, ムービ/スチル・ビデオ・カメラの制御方法。
  6. 【請求項6】 設定されたシャッタ速度に応じて,撮影
    手段を用いて一定周期で連続的に被写体を撮影し,得ら
    れた撮影映像信号を記録媒体に記録するムービ /スチル
    ・ビデオ・カメラにおいて, スチル撮影モードが設定されたことおよび被写体が蛍光
    灯照明下にあることにしたがってストロボ発光の設定を
    判定し, ストロボ発光が設定されていると判定されたことに応じ
    て,上記シャッタ速度を高速にするように上記撮影手段
    を制御し,かつ撮影周期に同期してストロボ発光し, ストロボ発光が設定されていないと判定されたことに応
    じて,上記高速シャッタ速度よりも遅いシャッタ速度に
    するように上記撮影手段を制御する, ムービ/スチル・ビデオ・カメラの制御方法。
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