JP3370031B2 - 温水回路接続用継手 - Google Patents

温水回路接続用継手

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JP3370031B2
JP3370031B2 JP29641699A JP29641699A JP3370031B2 JP 3370031 B2 JP3370031 B2 JP 3370031B2 JP 29641699 A JP29641699 A JP 29641699A JP 29641699 A JP29641699 A JP 29641699A JP 3370031 B2 JP3370031 B2 JP 3370031B2
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重忠 村山
正博 小川
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株式会社藤井合金製作所
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は温水回路接続用継
手、特に、熱源機と端末器具との間の循環回路の途中に
配設させる温水回路接続用継手に関するものである。
【0002】
【従来の技術】室外側の熱源器(20)と、ファンヒータや
床暖房器等としての室内側の放熱器(2) とは、図7に示
すように、往路(11)(21)及び復路(12)(22)からなる温水
循環回路によって接続されており、放熱器(2) の近傍の
壁面(W) には、上記2回路の接続具(3) が設けられる。
【0003】接続具(3) は、壁面(W) に設置される、俗
に温水コンセントと言われる接続具本体(3a)と、これに
取り外し自在に接続されるプラグ(3b)とからなり、前記
接続具本体(3a)と前記熱源器(20)とは往路(11)及び復路
(12)で接続されており、放熱器(2) と前記プラグ(3b)と
は、往路(21)及び復路(22)を介して接続されている。こ
のものでは、前記接続具本体(3a)に対してプラグ(3b)を
接続すると、往路(11)(21)及び、復路(12)(22)を介して
熱源器(1) と放熱器(2) とが接続され、熱源器(20)と放
熱器(2) との間で温水が循環することとなる。
【0004】尚、室外側の往路(11)及び復路(12)として
は一般に鋼管が用いられ、室内側の往路(21)及び復路(2
2)としてはゴム管等の柔軟性のある温水ホース(10a)(10
b)が採用されている。
【0005】このような循環回路を具備する放熱器(2)
の設置場所の変更等に伴って、前記温水ホース(10a)(10
b)が放熱器(2) まで届かなくなった場合、同図の二点鎖
線で示すように、前記温水ホース(10a)(10b)に延長ホー
ス(30a)(30b)を、温水回路接続用継手(31)を介して延長
接続させる。
【0006】この種温水回路接続用継手として、特公昭
62-12434号に開示のものがある。このものは、図8に示
すように、着脱自在に接続可能な雄具(31a) と雌具(31
b) とが、係脱自在に係合可能な雄ケース体(32a) 内及
び雌ケース体(32b) 内にそれぞれ収容された構成となっ
ている。
【0007】雄具(31a) には、一対のプラグ端子(図示
せず)と一対の温水ホース接続口(33a)(33b)とがそれぞ
れ反対方向に突出するように設けられており、雌具(31
b) には、前記プラグ端子が挿入される一対のプラグ接
続用孔(図示せず)とその反対側から突出する一対の温
水ホース接続口(34a)(34b)とが設けられている。そし
て、これら雄具(31a) 及び雌具(31b) をそれぞれ雄ケー
ス体(32a) 内及び雌ケース体(32b) 内に収容させたと
き、雄ケース体(32a) の両端からは前記プラグ端子と温
水ホース接続口(33a)(33b)がそれぞれ突出し、雌ケース
体(32b) の一端から温水ホース接続口(34a)(34b)が突出
する構成となる。
【0008】前記プラグ端子が、前記プラグ接続孔に各
々水密状態に挿入されると、雄具(31a) と雌具(31b) と
が流路接続される。プラグ接続孔に続く流路、及び、プ
ラグ端子内の流路には、これら流路を開閉する為の弁体
(図示せず)が各々内蔵されており、プラグ端子がプラ
グ接続孔内に一定深さ以上深く挿入されると、弁体の各
々が開弁し、雄具(31a) 内の流路と雌具(31b) 内の流路
とが各々連通する。逆に、プラグ接続口からプラグ端子
が引き抜かれると、雄具(31a) 及び雌具(31b) 内に前記
弁体と共に設けられているバネの付勢力によって、前記
弁体の各々が閉弁する。
【0009】前記プラグ端子の前記プラグ接続孔への接
続と同時に、雄ケース体(32a) に設けたロックレバー(3
5)の凹部(36)が、雌ケース体(32b) 内に設けられている
係合軸(37)に、ロックレバー(35)と共に設けられている
反発スプリング(38)の付勢力によりワンウェイ係合する
構成となっている。
【0010】又、雄ケース体(32a) の外部には、解除用
ノブ(39)が突出しており、この解除用ノブ(39)にロック
レバー(35)の端部(35a) を係止させることにより、解除
用ノブ(39)はロックレバー(35)と連動する構成となって
いる。よって、解除用ノブ(39)を、雄具(31a) の接続方
向と反対方向(図面では右側)にスライドさせると、ロ
ックレバー(35)は、反発スプリング(38)の付勢力を抗し
て、回動軸(4) を中心に、係合軸(37)から凹部(36)が外
れる方向へ回動し、ロックレバー(35)の係合軸(37)への
係合は解除されることとなる。
【0011】この温水回路接続用継手(31)を介して前記
温水ホース(10a)(10b)に延長ホース(30a)(30b)を延長接
続させるには、まず、雄具(31a) の温水ホース接続口(3
3a)(33b)に、プラグ(3b)からの温水ホース(10a)(10b)を
接続した後、雄具(31a) に雄ケース体(32a) を被覆させ
る。同様に、雌具(31b) の温水ホース接続口(34a)(34b)
に前記延長ホース(30a)(30b)を接続させ、雌具(31b) に
雌ケース体(32b) を被覆させる。延長ホース(30a)(30b)
の他端は放熱器(2) のホース接続口に抜け止め状態に接
続されるものとする。そして、前記プラグ端子を前記プ
ラグ接続孔へ接続させると共に、ロックレバー(35)を係
合軸(37)にワンウェイ係合させることにより、雄ケース
体(32a) と雌ケース体(32b) とを接続させる。これによ
り、温水ホース(10a)(10b)に延長ホース(30a)(30b)を流
路接続状態に延長接続させることができる。又、接続用
継手(31)に設けられている解除用ノブ(39)を操作して、
雄ケース体(32a) と雌ケース体(32b) との係合を解除す
れば、雄具(31a) 及び雌具(31b) は、各々閉弁状態で離
反させることができる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の温水回路接続用継手では、ロックレバー(35)の係合
軸(37)への係合を解除する解除用ノブ(39)が、雄ケース
体(32a) の外方へ突出する状態に設けられているから、
この解除用ノブ(39)に、雄具(31a) の接続方向と反対方
向の外的衝撃が加えられた場合、雄ケース体(32a) と雌
ケース体(32b) との係合が容易に解除されてしまい、こ
れに伴って、雄具(31a) と雌具(31b) との接続が不用意
に解除されてしまうといった不都合がある。
【0013】又、前記外的衝撃が大きいと、前記解除用
ノブ(39)は雄ケース体(32a) から突出しているため、破
壊される等といった損傷を受け易く、解除用ノブ(39)が
壊れてしまうと、雄ケース体(32a) と雌ケース体(32b)
との係合解除を行うことができなくなるといった問題も
ある。
【0014】本発明はかかる点に鑑みてなされたもので
あり、『往路復路からなる一対の温水回路の途中に配設
される温水回路接続用継手であって、前記接続用継手は
一対の継手半体からなり、前記継手半体の一方は、一端
側に温水ホースが接続され且他端側に流路接続の為の一
対の筒状のプラグ端子が突出する雄具と、前記雄具を被
覆する雄ケース体とから構成され、前記継手半体の他方
は、一端側に温水ホースが接続され且他端側に前記プラ
グ端子が各々着脱自在に接続される一対のプラグ接続口
を具備する雌具と、前記雌具を被覆する雌ケース体とか
ら構成され、前記2つの継手半体は、前記プラグ端子が
前記プラグ接続口に接続した状態にて前記雄ケース体と
前記雌ケース体とが抜止め状態に係合することにより連
結される温水回路接続用継手』において、前記一対の継
手半体を確実に係合できるようにすると共に、両者は意
図的な操作によってのみ、その係合を解除することがで
きるようにすることをその課題とする。 <1項>
【0015】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に講じた本発明の技術的手段は、『前記雄ケース体の前
記プラグ端子側の端部、又は前記雌ケース体の前記プラ
グ接続口側の端部のどちらか一方に、他方の前記端部を
包囲する包囲筒部が設けられ、前記他方の端部には、先
端に係合凸部を有し、且つ内方向に揺動可能な弾性係合
片が設けられ、前記他方の端部を前記包囲筒部に最終差
し込み位置にまで差し込んだ時に、前記係合凸部に対応
する前記包囲筒部に、前記係合凸部が係合する係合孔が
前記包囲筒部を貫通するように形成され、前記係合孔に
係合状態にある前記係合凸部は前記包囲筒部の最外面よ
りも凹んで位置するように設定されており、前記弾性係
合片及び前記係合孔は、前記一対のプラグ端子間、又
は、前記一対のプラグ接続口間にそれぞれ対応する各位
置に設けられ、前記係合孔は、外方端縁が内方端縁より
も大きくなるように傾斜側面によって連続する構成とさ
れている』ことである。
【0016】上記技術的手段は次のように作用する。例
えば、壁面に設けられる接続具のプラグに接続されてい
る温水ホースの自由端に前記雄具又は雌具のどちらか一
方が接続し、これと同様に、放熱器に接続されている他
の温水ホースの自由端に他方が接続し、これら雄具及び
雌具にそれぞれ雄ケース体及び雌ケース体を被覆させる
ことにより、一方の温水ホースの自由端に継手半体の一
方が取り付けられ、他方の温水ホースの自由端に継手半
体の他方が取り付けられた構成となる。そして、前記雄
具のプラグ端子と前記雌具のプラグ接続口とを接続させ
ると同時に雄ケース体及び雌ケース体を抜止め状態に係
合させることにより、両継手半体は連通接続され、前記
プラグ側の温水ホースと前記放熱器側の温水ホースと
は、前記継手半体を介して流路接続されることとなる。
【0017】雄ケース体及び雌ケース体とは、プラグ端
子がプラグ接続口に接続すると同時に、一方の端部に設
けられている包囲筒部に他方の端部が包囲されるように
差し込まれて、前記他方の端部に形成されている係合凸
部が、前記包囲筒部に設けられている係合孔に係合し、
両者は抜止め状態に連結されることとなる。係合状態の
前記係合凸部は、前記包囲筒部の最外面よりも凹んで位
置するように設定されているから、前記包囲筒部に外的
衝撃が与えられても、係合凸部は直接その影響を受けに
くい。
【0018】又、前記包囲筒部の外側から係合孔内に指
を入れて、係合凸部の頂部を係合孔の内方端縁よりも内
方へ強制的に押し下げれば、係合凸部の係合孔への係合
を解除でき、前記一対の係合凸部を同時に押し下げるこ
とにより、雄ケース体と雌ケース体の係合が解除され、
それに伴って、雄具及び雌具内に内蔵されているスプリ
ングの付勢力によってそれぞれの弁体が相互に押し合う
ことにより、プラグ端子はプラグ接続口から脱出するこ
ととなる。
【0019】また、前記弾性係合片及び前記係合孔は、
前記一対のプラグ端子間、又は、前記一対のプラグ接続
口間にそれぞれ対応する各位置に設けられているので、
プラグ端子及びプラグ接続口は筒状である為、これらの
間には空間が存在するため、前記弾性係合片が曲げられ
る時、この空間内へ入り込むこととなる。さらに、前記
係合孔は、外方端縁が内方端縁よりも大きくなるように
傾斜側面によって連続する構成とされているので、接続
解除の際にはこの係合孔に指を差し入れて操作すること
ができる。
【0020】<2項> 上記1項の発明において、『前記他方の端部には、前記
包囲筒部に挿入される差込筒部が形成され、前記弾性係
合片は、前記差込筒部の開放端縁から切り込まれた一対
のスリットによって囲まれる部材とし、前記係合凸部の
先端側は前記差込筒部の内方に向かって降下する傾斜面
とした』ものでは、差込筒部を包囲筒部に差し込むと、
係合凸部の傾斜面が前記包囲筒部の端縁に押され、それ
に応じて差込筒部の一部である前記弾性係合片が内方に
曲がる。そして、係合凸部が前記係合孔に対応した時点
で、弾性係合片が弾性復帰して係合凸部が前記係合孔に
内方から係合する。又、係合状態にある係合凸部を係合
孔の外方から押すと、前記弾性係合片が再度内方へ曲げ
られて、両者の係合は解除されることとなる。
【0021】<3項> 上記各項の発明において、『前記弾性係合片の基端部
に、前記係合凸部が係合孔に係合した状態で、前記包囲
筒部の開放端縁が当接する環状の段部が設けられ、前記
包囲筒部の開放端縁の肉厚を前記段部の高さに略一致さ
せた』ものでは、一対の継手半体を接続させたとき、雄
ケース体と雌ケース体との接続部分に隙間が生じること
がなく、且、雄ケース体と雌ケース体の外表面相互は面
一に連続する構成となる。
【0022】<4項> 上記各項の発明において、『プラグ端子の外表面には、
前記プラグ端子を前記プラグ接続口に水密状態に接続す
るためのOリングが配設されている』ものでは、前記係
合凸部と係合孔との係合を解除すると、雄具及び雌具と
は前記スプリングの付勢力によって、それぞれ閉弁され
ると同時に離反されるが、プラグ端子の外表面に設けら
れているOリングによって、プラグ端子の外表面とプラ
グ接続口の内表面との間には前記Oリングによる摩擦力
が作用することとなり、プラグ端子はプラグ接続口から
急に抜けることがない。
【0023】
【発明の効果】本発明は、上記構成であるから次の特有
の効果を有する。雄ケース体と雌ケース体の係合を解除
する解除操作部として機能する係合凸部は、包囲筒部の
外表面よりも所定深さ凹んで位置し、外的衝撃を直接受
けにくいから、損傷しにくい。一旦接続させた継手半体
は、係合凸部を内方へ押すという意図的な操作をしない
限り外れることがないため、接続状態にある継手半体は
使用中に不用意に外れることがない。尚、前記包囲筒部
の表裏の対向する位置に、一対の係合孔を形成すると共
に、これに係合する係合凸部も表裏の対向する位置に各
々設ける構成としたものでは、一対の係合孔にそれぞれ
係合している一対の係合凸部を同時に内方へ押し下げる
操作をして初めて接続中の継手半体は離反されることと
なるから、たとえ、係合凸部の一方にそれを内方へ押圧
する力が加えられた場合であっても、継手半体の接続は
解除されることはない。このように、係合凸部及び係合
孔をそれぞれ一対ずつ設ける構成としたものでは、継手
半体の接続状態を、より一層確実に維持することができ
る。
【0024】また、前記弾性係合片及び前記係合孔は、
前記一対のプラグ端子間、又は、前記一対のプラグ接続
口間にそれぞれ対応する各位置に設けられているので、
前記弾性係合片が曲げられる際に支承となるものは何ら
存在しないから、弾性係合片は差込筒部の内方へ揺動さ
せ易く、係合凸部の係合孔への係合及びその解除がやり
易いという効果がある。さらに、前記係合孔は、外方端
縁が内方端縁よりも大きくなるように傾斜側面によって
連続する構成とされているので、接続解除の際にはこの
係合孔に指を差し入れて簡易に解除操作することができ
る。
【0025】2項のものは、係合凸部の傾斜面とそれが
形成されている弾性係合片の弾性を利用することによ
り、差込筒部を包囲筒部に挿入し易いという効果があ
る。3項のものは、一対の継手半体を接続させた状態の
温水回路接続用継手の美観が良いという効果がある。4
項のものは、係合凸部の係合孔への係合が解除されて
も、プラグ端子はプラグ接続口から急激に抜けることが
ないから、プラグ端子やプラグ接続口に溜っている流体
が不用意に周囲に飛び散るといった不都合がない。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面に基づいて説明する。この実施の形態のものは、従来
のものと同様に、図7に示すように、熱源器(20)は、壁
面(W) に設けられた接続具本体(3a)と鋼管製の往路(11)
と復路(12)によって接続されるとともに、室内の放熱器
(2) は、往路(21)及び復路(22)としてのゴム管製の2本
の温水ホース(10a)(10b)によって、前記接続具本体(3a)
に取り外し自在に接続されるプラグ(3b)に接続される構
成とする。
【0027】この放熱器(2) の設置場所を前記壁面(W)
から前記温水ホース(10a)(10b)の長さ以上に離れた場所
に移動させる際には、前記温水ホース(10a)(10b)に、回
路接続用継手を介して延長ホース(30a)(30b)を継ぎ足す
ことができる。
【0028】前記回路接続用継手は、図1に示すよう
に、一対の継手半体(13)(23)からなり、一端が前記プラ
グ(3b)に接続されている温水ホース(10a)(10b)の他端に
は、内部に雄具(1a)を具備する一方の継手半体(13)が、
一端が放熱器(2) に接続される延長ホース(30a)(30b)の
他端には、内部に雌具(1b)を具備する他方の継手半体(2
3)が装着される構成とする。
【0029】前記温水ホース(10a)(10b)及び延長ホース
(30a)(30b)は、それぞれ一つに束ねられると共に柔軟性
のある被覆管(40)内にまとめて収容される。被覆管(40)
は、横に並べた2本の温水ホース(10a)(10b)及び延長ホ
ース(30a)(30b)をそれぞれまとめて被覆可能な断面長円
形の弾性合成樹脂製の蛇腹管からなり、プラグ(3b)の近
傍から継手半体(13)までの間の温水ホース(10a)(10b)、
及び、放熱器(2) における温水ホース接続部の近傍から
継手半体(23)までの間の延長ホース(30a)(30b)に、それ
ぞれ遊嵌状態に装着されるものとする。
【0030】まず、図2及び図3に基づいて、一方の継
手半体(13)について説明する。継手半体(13)は、流路接
続の為の一対の筒状のプラグ端子(15a)(15b)とこのプラ
グ端子(15a)(15b)と反対方向に突出するとともにこれに
それぞれ連通している一対の温水ホース接続口(16a)(16
b)とを備えた雄具(1a)と、前記雄具(1a)全体を包囲する
ように収容する雄ケース体(17)とから構成されている。
【0031】プラグ端子(15a)(15b)内の流路には、各流
路を開閉する為の弁体(5) が各々内蔵されており、各弁
体(5) は、スプリング(51)によって、常時閉弁方向に付
勢されている。又、プラグ端子(15a)(15b)の外周には、
Oリング(52)が配設されている。
【0032】雄ケース体(17)は、合成樹脂製の一対のケ
ース半体(17a)(17b)に分割可能に構成されており、ケー
ス半体(17a)(17b)を組み付けることにより、一端側の開
放部に前記被覆管(40)の一端の山部と山部との間に食い
込んで被覆管(40)を抜け止め状態に係止する係止舌片(4
1)が形成されているケース本体部分(54)と、前記ケース
本体部分(54)の他端側の端縁から段部(50)を介して延長
し且前記ケース本体部分(54)よりも小径な差込筒部(24)
とからなる扁平な楕円筒状の雄ケース体(17)が構成され
ることとなる。尚、差込筒部(24)はプラグ端子(15a)(15
b)を全体的に包囲するように形成されているものとす
る。
【0033】前記差込筒部(24)の表裏各々の中央部分で
あって、内蔵している雄具(1a)の一対のプラグ端子(15
a)(15b)の間の空間に対応する位置には、一対のスリッ
ト(S)が軸線方向に沿って前記段部(50)に至るまで形成
されており、前記スリットの間に位置する部分が、差込
筒部(24)の内方向に揺動可能な揺動片(19)となる。
【0034】揺動片(19)の上面の先端側には、前記揺動
片(19)の両側の差込筒部(24)の構成壁の外表面よりも外
方に突出する係合凸部(14)が形成されており、前記係合
凸部(14)の先端側は、前記先端に向かって前記差込筒部
(24)の構成壁の外表面よりも内方へ降下する傾斜面とな
っている。
【0035】尚、ケース半体(17a)(17b)の各々の内周面
には、前記雄具(1a)の外表面に設けた凸条(P1)や隆起部
(P2)が嵌め込まれる凹溝(G1)や凹部(G2)が形成されてお
り、これら凸条(P1)や隆起部(P2)を凹溝(G1)や凹部(G2)
に嵌め込むようにして、雄ケース体(17)内に雄具(1a)を
収容させることにより、雄具(1a)は雄ケース体(17)内で
位置決めされた状態となり、がたつくことがない。
【0036】又、雄ケース体(17)の全長は、雄具(1a)の
全長よりも長く設定されており、雄ケース体(17)内に収
容時の雄具(1a)におけるプラグ端子(15a)(15b)の先端
や、温水ホース接続口(16a)(16b)の先端は、雄ケース体
(17)の両端開放部から露出することはない。
【0037】さらに、雄ケース体(17)内のうち、前記係
止舌片(41)側であって温水ホース接続口(16a)(16b)が収
容される側には比較的広い空間が設けられて、止め具収
容室(18)となっている。
【0038】この継手半体(13)を一対の温水ホース(10
a)(10b)の一端に取り付けるには、まず、前記温水ホー
ス(10a)(10b)の自由端を雄具(1a)の温水ホース接続口(1
6a)(16b)にそれぞれ外嵌接続させるとともにその接続部
分における温水ホース(10a)(10b)に外嵌するようにゴム
管止め(53)を取り付ける。
【0039】ゴム管止め(53)は、温水ホース(10a)(10b)
の前記接続部に外嵌して締め付ける締め付けバンド(53
a) とこれの脱着を操作する板状の一対のつまみ部(53b)
とからなる通常のゴム管止めが採用可能であり、締め
付けバンド(53a) よりも外方に突出している前記つまみ
部(53b) も、雄ケース体(17)の前記止め具収容室(18)内
に収容可能となっている。
【0040】温水ホース(10a)(10b)を温水ホース接続口
(16a)(16b)に接続させた雄具(1a)を、一方のケース半体
(17b) に収容させる。このとき、雄具(1a)の凸条(P1)や
隆起部(P2)をケース半体(17b) の凹溝(G1)や凹部(G2)に
嵌め込むと共に、温水ホース(10a)(10b)に装着されてい
る被覆管(40)の一端の山部(43)をケース半体(17b) 内に
位置させる。そして、その状態で、他方のケース半体(1
7a) をケース半体(17b) に被冠させて両者を連結させ
る。これにより、雄具(1a)は雄ケース体(17)内に全体的
に包囲された状態に収容されると共に、係止舌片(41)
が、被覆管(40)の前記先端の山部(43)に続く谷部(45)に
食い込むこととなり、被覆管(40)は継手半体(13)に一体
的に連結されることとなる。
【0041】次に、図4及び図5に基づいて、他方の継
手半体(23)について説明する。継手半体(23)は、放熱器
(2) に接続される延長ホース(30a)(30b)の自由端に装着
させるもので、延長ホース(30a)(30b)が接続する一対の
温水ホース接続口(26a)(26b)と、温水ホース接続口(26
a)(26b)と反対方向に突出し且前記雄具(1a)のプラグ端
子(15a)(15b)が流路接続する一対のプラグ接続口(25a)
(25b)とから雌具(1b)が構成されているとともに、前記
雌具(1b)全体を包囲するように収容する雌ケース体(27)
が設けられている。
【0042】プラグ接続口(25a)(25b)内には、各流路を
開閉する為の弁体(55)が各々内蔵されており、各弁体(5
5)は、雄具(1a)の場合と同様なスプリング(51)によっ
て、常時閉弁方向に付勢されている。
【0043】雌ケース体(27)は、合成樹脂製の一対のケ
ース半体(27a)(27b)に分割可能に構成されており、ケー
ス半体(27a)(27b)を組み合わせることにより、一端側の
開放部に前記被覆管(40)の一端の山部と山部との間に食
い込んで被覆管(40)を抜け止め状態に係止する係止舌片
(42)が形成されているケース本体部分(45)と、ケース本
体部分(45)の他端側の端縁から延長する包囲筒部(44)と
からなる扁平な楕円筒状の雌ケース体(27)が構成される
こととなる。前記包囲筒部(44)はプラグ接続口(25a)(25
b)を全体的に包囲するように形成されている。
【0044】尚、ケース本体部分(45)の外表面と前記包
囲筒部(44)の外表面とは連続する同一平面を構成すると
共に、包囲筒部(44)の先端部の外周形状及びその大きさ
は、雄ケース体(17)のケース本体部分(54)の差込筒部(2
4)側の端縁である段部(50)のそれに一致するように形成
されている。
【0045】ケース半体(27a)(27b)の各々の内周面に
は、前記雄具(1a)の場合と同様に、雌具(1b)の外表面に
設けられた凸条(P1)や隆起部(P2)が嵌め込まれる凹溝(G
1)や凹部(G2)が形成されており、これら凸条(P1)や隆起
部(P2)を凹溝(G1)や凹部(G2)に嵌め込むと共に、延長ホ
ース(30a)(30b)に装着させている被覆管(40)の一端の山
部(43)をケース半体(27b) 内に位置させる。そして、そ
の状態で、他方のケース半体(27a) をケース半体(27b)
に被冠させて両者を連結させる。これにより、雌具(1b)
は雌ケース体(27)内で位置決めされると共に全体的に包
囲された状態に収容され、係止舌片(42)が、被覆管(40)
の前記先端の山部(43)に続く谷部(45)に食い込むことに
より、被覆管(40)は継手半体(23)に一体的に連結される
こととなる。
【0046】雌ケース体(27)の全長は、雌具(1b)の全長
よりも長く設定されており、雌ケース体(27)内に収容時
の雌具(1b)におけるプラグ接続口(25a)(25b)の先端や、
温水ホース接続口(26a)(26b)の先端は、雌ケース体(27)
の両端開放部から露出することはない。
【0047】又、雌ケース体(27)内のうち、温水ホース
接続口(26a)(26b)側の一端側には、前記雄ケース体(17)
と同様に、止め具収容室(28)が設けられている。
【0048】前記包囲筒部(44)は、雄ケース体(17)の差
込筒部(24)が略密嵌状態に挿入可能な大きさに形成され
ており、差込筒部(24)を込終位置にまで包囲筒部(44)内
に差し込むと、前記包囲筒部(44)の端面が差込筒部(24)
の基端部に形成されている段部(50)に当接すると共に、
この状態において、差込筒部(24)の先端に設けた前記係
合凸部(14)が対応する包囲筒部(44)の表裏中央の各位置
には、係合凸部(14)が内方からワンウェイ係合する係合
孔(29)がそれぞれ開口されている。
【0049】この係合孔(29)は包囲筒部(44)の構成壁を
貫通する長方形状の孔であって、包囲筒部(44)の内面側
に開放する内方端縁(29a) が構成する長方形よりも、外
面側に開放する外方端縁(29b) が構成する長方形の方が
大きく設定されており、前記内方端縁(29a) が構成する
長方形の各辺と、前記外方端縁(29b) が構成する長方形
の各辺とは4つの傾斜側面によってそれぞれ連続する構
成となっている。
【0050】そして、前記係合凸部(14)は前記内方端縁
(29a) にのみ係合すると共に、係合時における係合凸部
(14)の頂部は前記外方端縁(29b) よりも所定深さ凹んで
位置するように係合凸部(14)の隆起高さが設定されてい
るものとする。
【0051】この継手半体(23)を、放熱器(2) の接続口
に接続されている一対の延長ホース(30a)(30b)の自由端
に取り付けるには、まず、前記延長ホース(30a)(30b)の
自由端を雌具(1b)の温水ホース接続口(26a)(26b)にそれ
ぞれ外嵌接続するとともにその接続部分に、前記雄具(1
a)の場合と同様に、ゴム管止め(53)を取り付ける。
【0052】この雌具(1b)を、前記した雄具(1a)の場合
と同様に、凸条(P1)や隆起部(P2)をケース半体(27b) の
凹溝(G1)や凹部(G2)に嵌め込むと共に、延長ホース(30
a)(30b)に装着されている被覆管(40)の一端の山部(43)
をケース半体(27b) 内に位置させる。そして、その状態
で、他方のケース半体(27a) をケース半体(27b) に被冠
させて両者を連結させる。これにより、雌具(1b)は雌ケ
ース体(27)内に全体的に包囲された状態に収容されると
共に、係止舌片(42)が、被覆管(40)の前記先端の山部(4
3)に続く谷部(45)に食い込むこととなり、被覆管(40)は
継手半体(13)に一体的に連結されることとなる。
【0053】プラグ(3b)から延びる温水ホース(10a)(10
b)の自由端に装着させた一方の継手半体(13)と、放熱器
(2) から延びる延長ホース(30a)(30b)の自由端に装着さ
せた他方の継手半体(23)とを接続するには、図6に示す
ように、雄ケース体(17)の差込筒部(24)を、雌ケース体
(27)の包囲筒部(44)内に挿入すると、これと同時に、プ
ラグ端子(15a)(15b)がプラグ接続口(25a)(25b)にそれぞ
れ挿入されることとなる。
【0054】差込筒部(24)が包囲筒部(44)に挿入される
に伴って、包囲筒部(44)の開放端部が係合凸部(14)の先
端部分を構成している傾斜面上を滑ることとなり、それ
によって、係合凸部(14)が内方へ押され、揺動片(19)が
内方に揺動する。揺動片(19)は、雄ケース体(17)に内蔵
されている雄具(1a)の一対のプラグ端子(15a)(15b)の間
の空間に入り込むように揺動されることとなり、差込筒
部(24)の他の構成壁よりも外方に突出している係合凸部
(14)も、雌ケース体(27)の包囲筒部(44)を通過すること
ができる。そして、係合凸部(14)が、雌ケース体(27)の
係合孔(29)に到達した時点で、揺動片(19)が弾性復帰
し、係合凸部(14)が係合孔(29)内に内側からワンウェイ
係合することとなり、雄ケース体(17)と雌ケース体(27)
とは抜止め状態に接続されることとなる。
【0055】これと同時に、包囲筒部(44)の開放端が差
込筒部(24)の基端部に形成されている段部(50)に当接す
ると共に、プラグ端子(15a)(15b)が温水ホース接続口(1
6a)(16b)内に所定深さ挿入されることとなり、雄具(1a)
内の弁体(5) と、雌具(1b)内の弁体(55)とがそれぞれを
内方側へ押し合って、弁体(5)(55) の各々が開弁し、継
手半体(13)内の流路と継手半体(23)内の流路とが各々連
通する。
【0056】これにより、温水ホース(10a)(10b)と延長
ホース(30a)(30b)とが連通することとなり、壁面(W) に
取り付けられている接続具本体(3a)に取り外し自在に接
続されるプラグ(3b)と、放熱器(2) とは、温水ホース(1
0a)(10b)、継手半体(13)(23)からなる回路接続具継手、
及び、延長ホース(30a)(30b)を介して接続されることと
なる。
【0057】継手半体(13)と継手半体(23)とが接続され
た状態において、雄ケース体(17)と雌ケース体(27)とは
隙間なく連結されると共に雄ケース体(17)の外表面と雌
ケース体(27)の外表面とは全体的に面一となり、これに
より、継手半体(13)と継手半体(23)を接続させてなる回
路接続用継手は、美観の良い1つの筒体に構成されるこ
ととなり、継手半体(23)側の表裏にのみ、係合孔(29)を
構成する4つの傾斜側面と、その奥底に係合している係
合凸部(14)の頂部がそれぞれ確認できることとなる。
【0058】この継手半体(13)と継手半体(23)との接続
を解除するには、前記表裏にある係合孔(29)各々に指を
差し入れて、一対の係合凸部(14)を同時に内方へ押す。
このとき、例えば、親指と中指を表裏の係合孔(29)各々
に差し入れて操作することができるから、継手半体(13)
と継手半体(23)との解除操作は片手で行うことができ
る。
【0059】これに伴って、各揺動片(19)は雄具(1a)の
内方へ同時に揺動することとなり、係合凸部(14)と係合
孔(29)との係合は外れる。係合凸部(14)と係合孔(29)と
の係合が外れると、雄具(1a)及び雌具(1b)内に内蔵され
ているスプリング(51)が弾性復帰し、その付勢力によっ
てそれぞれの弁体(5)(55) が閉弁方向に押されて、プラ
グ端子(15a)(15b)はプラグ接続口(25a)(25b)から脱出す
ることとなる。
【0060】このとき、プラグ端子(15a)(15b)の外周に
は、プラグ接続口(25a)(25b)との間をシールするための
Oリング(52)が配設されているから、これの摩擦力が作
用することとなり、プラグ端子(15a)(15b)は、プラグ接
続口(25a)(25b)から勢いよく抜け出ることがなく、ゆっ
くりと抜けることとなる。よって、プラグ端子(15a)(15
b) がプラグ接続口(25a)(25b)から抜ける際に、雄具(1
a)及び雌具(1b)内に溜っていた温水等の液体が周囲に飛
び散ったりする不都合がない。
【0061】又、一対の継手半体の接続を解除する為の
解除レバーとしても機能する係合凸部(14)は、継手の外
表面から奥まった位置に位置するように設定されている
から、接続中の継手において、係合凸部(14)が直接外的
衝撃を受けることがない。
【0062】又、継手半体の接続を解除するには、前記
一対の係合凸部(14)を同時に内方へ押し下げる操作をし
なければならず、万一、係合凸部(14)の一方のみが内方
へ押し下げられても前記接続は解除されないから、継手
半体(13)(23)は意図的な操作をしない限り不用意に外れ
ることがない。
【0063】このように、温水ホース(10a)(10b)及び延
長ホース(30a)(30b)の自由端に、それぞれ回路接続用の
継手半体(13)(23)をそれぞれ装着させることにより、プ
ラグ(3b)に接続されている温水ホース(10a)(10b)の長さ
を延長させることが可能となり、放熱器(2) の設置場所
の変更が可能となる。
【0064】又、雄具(1a)及び雌具(1b)は、継手半体(1
3)(23)の接続状態においても、非接続状態においても、
雄ケース体(17)及び雌ケース体(27)によって、全体的に
包囲された状態に収容されていると共に、温水ホース(1
0a)(10b)及び延長ホース(30a)(30b)も、前記雄ケース体
(17)及び雌ケース体(27)とこれに抜止め状態となるよう
に一体的に連結された被覆管(40)とによって全域的に包
囲された態様となっているから、雄具(1a)及び雌具(1
b)、温水ホース(10a)(10b)及び延長ホース(30a)(30b)、
さらには、これらの接続部分は外的衝撃から確実に保護
される上に、高温の温水ホース(10a)(10b)及び延長ホー
ス(30a)(30b)が外部に露出する危険性もない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の実施の形態の温水回路接続用継手の
使用状態を示す概略図。
【図2】本願発明の実施の形態における温水回路接続用
継手の継手半体の一方の断面図であるが、雄ケース体(1
7)は中心線に沿った断面図であり、雄具(1a)は一方のプ
ラグ端子(15a) 及び温水ホース接続口(16a) の軸線に沿
った断面図である。
【図3】本願発明の実施の形態における温水回路接続用
継手の継手半体の一方を示す分解斜視図。
【図4】本願発明の実施の形態における温水回路接続用
継手の継手半体の他方の断面図であるが、雌ケース体(2
7)は中心線に沿った断面図であり、雌具(1b)は一方のプ
ラグ接続口(25a) 及び温水ホース接続口(26a) の軸線に
沿った断面図である。
【図5】本願発明の実施の形態における温水回路接続用
継手の継手半体の他方を示す分解斜視図。
【図6】本願発明の実施の形態の温水回路接続用継手の
接続状態を示す断面図であるが、雄ケース体(17)及び雌
ケース体(27)はそれらの中心線に沿った断面図であり、
雄具(1a)及び雌具(1b)は一方のプラグ端子(15a) 及びプ
ラグ接続口(25a) の軸線に沿った断面図である。
【図7】従来の往路及び復路の配設状態を示す説明図。
【図8】従来のプラグ体の温水回路接続用継手の説明
図。
【符号の説明】
(1a)・・・・・・雄具 (1b)・・・・・・雌具 (11)(12)・・・・往路復路 (13)(23)・・・・継手半体 (15a)(15b)・・・プラグ端子 (16a)(16b)・・・温水ホース接続口 (17)・・・・・・雄ケース体 (25a)(25b)・・・プラグ接続口 (26a)(26b)・・・温水ホース接続口 (27)・・・・・・雌ケース体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−326975(JP,A) 特開 平11−257565(JP,A) 特開 昭60−18690(JP,A) 実開 昭62−181789(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16L 39/02

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 往路復路からなる一対の温水回路の途中
    に配設される温水回路接続用継手であって、 前記接続用継手は一対の継手半体からなり、 前記継手半体の一方は、一端側に温水ホースが接続され
    且他端側に流路接続の為の一対の筒状のプラグ端子が突
    出する雄具と、前記雄具を被覆する雄ケース体とから構
    成され、 前記継手半体の他方は、一端側に温水ホースが接続され
    且他端側に前記プラグ端子が各々着脱自在に接続される
    一対のプラグ接続口を具備する雌具と、前記雌具を被覆
    する雌ケース体とから構成され、 前記2つの継手半体は、前記プラグ端子が前記プラグ接
    続口に接続した状態にて前記雄ケース体と前記雌ケース
    体とが抜止め状態に係合することにより連結される温水
    回路接続用継手において、 前記雄ケース体の前記プラグ端子側の端部、又は前記雌
    ケース体の前記プラグ接続口側の端部のどちらか一方
    に、他方の前記端部を包囲する包囲筒部が設けられ、 前記他方の端部には、先端に係合凸部を有し、且つ内方
    向に揺動可能な弾性係合片が設けられ、 前記他方の端部を前記包囲筒部に最終差し込み位置にま
    で差し込んだ時に、前記係合凸部に対応する前記包囲筒
    部に、前記係合凸部が係合する係合孔が前記包囲筒部を
    貫通するように形成され、 前記係合孔に係合状態にある前記係合凸部は前記包囲筒
    部の最外面よりも凹んで位置するように設定されてお
    り、 前記弾性係合片及び前記係合孔は、前記一対のプラグ端
    子間、又は、前記一対のプラグ接続口間にそれぞれ対応
    する各位置に設けられ、 前記係合孔は、外方端縁が内方端縁よりも大きくなるよ
    うに傾斜側面によって連続する構成とされていることを
    特徴とする温水回路接続用継手。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の温水回路接続用継手に
    おいて、 前記他方の端部には、前記包囲筒部に挿入される差込筒
    部が形成され、前記弾性係合片は、前記差込筒部の開放
    端縁から切り込まれた一対のスリットによって囲まれる
    部材とし、前記係合凸部の先端側は前記差込筒部の内方
    に向かって降下する傾斜面とした温水回路接続用継手。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の温水回路接続具
    において、 前記弾性係合片の基端部に、前記係合凸部が係合孔に係
    合した状態で、前記包囲筒部の開放端縁が当接する環状
    の段部が設けられ、前記包囲筒部の開放端縁の肉厚を前
    記段部の高さに略一致させた温水回路接続用継手。
  4. 【請求項4】 請求項1、2、又は3に記載の温水回路
    接続具において、 プラグ端子の外表面には、前記プラグ端子を前記プラグ
    接続口に水密状態に接続するためのOリングが配設され
    ている温水回路接続用継手。
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