JP3369790B2 - シングルレバー式混合水栓に於けるレバーハンドル - Google Patents

シングルレバー式混合水栓に於けるレバーハンドル

Info

Publication number
JP3369790B2
JP3369790B2 JP12642395A JP12642395A JP3369790B2 JP 3369790 B2 JP3369790 B2 JP 3369790B2 JP 12642395 A JP12642395 A JP 12642395A JP 12642395 A JP12642395 A JP 12642395A JP 3369790 B2 JP3369790 B2 JP 3369790B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lever
water
lever handle
handle
operating
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP12642395A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH08320076A (ja
Inventor
仁司 野村
泰仁 佐々木
Original Assignee
株式会社喜多村合金製作所
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社喜多村合金製作所 filed Critical 株式会社喜多村合金製作所
Priority to JP12642395A priority Critical patent/JP3369790B2/ja
Publication of JPH08320076A publication Critical patent/JPH08320076A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3369790B2 publication Critical patent/JP3369790B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】この発明は、レバーハンドルを上
下に操作することで混合水の吐水量を調節し、左右へ回
動することで温度を調節するシングルレバー式混合水栓
に係り、特にレバーハンドルを下に操作することで吐水
をするタイプにも、上に操作することで吐水をするタイ
プにも変更可能なシングルレバー式混合水栓のレバーハ
ンドルに関するものである。 【0002】 【従来の技術】一般にシングルレバー式混合水栓は本体
内部の弁室に介在させたカートリッジケースに内装され
ている可動板が固定板に対してあらゆる方向に摺動でき
るように重ね合わされていて、可動板と連繋したレバー
ハンドルを上下に操作することで吐水、止水を行ない、
左右に回動することで混合水の温度を調節するものであ
るが、レバーハンドルを止水位置から下に操作すること
で吐水を行なうタイプのものと、上に操作することで吐
水を行なうタイプのものがあり、2つの混合水栓は吐
水、止水の操作方向が逆である。従って、たとえば台所
に取付けられた混合水栓と洗面化粧台に取付けられた混
合水栓では吐水、止水の操作方向が異なる場合が生じ、
使用者は操作しづらくなるが、両混合水栓の操作方向を
いづれかに統一するためには一方の混合水栓を新たに購
入し、取替えなければならず、高価な混合水栓の交換は
使用者にとっては大きな負担となるものであった。 【0003】そこで、混合水栓内部に組込まれた一部の
物品を交換するのみでレバーハンドルの吐水、止水位置
への操作方向を変更できるようにしたものとして図5乃
至図10のものがある。この図5乃至図10に就いて簡
単に説明すると、混合水栓1は給水孔3、給湯孔4及び
吐出孔5を備えた固定板2と、該固定板2側に開口した
混合室7を内部に形成した可動板6とを摺り合せ状に向
い合わせた第1板弁ユニット9を別に設けたカートリッ
ジケース10に着脱自在に内装し、該カートリッジケー
ス10を本体11の弁室12に介在させる。前記可動板
6の混合室7には上部からパッキン13を介してガイド
14が嵌合して配置され、該ガイド14の上端面に凹設
した凹部15に把手軸16の下端が嵌入し、該把手軸1
6の上部16aをレバーハンドル17の下部から凹設し
た円柱状の傾斜孔18に嵌合してビス19により結合し
ている。従って前記可動板6と連繋したレバーハンドル
17の上下方向への操作で吐水量を調節し左右方向へ回
動することで温度を調節することができ、レバーハンド
ル17が図5の位置にある場合の固定板2と可動板6の
位置関係は図6に示すように固定板2の給水孔3及び給
湯孔4は可動板6の摺接面8により閉塞されている止水
状態であり、この状態からレバーハンドル17の操作部
17aを下方向へ操作すると図7に示すように可動板6
が移動し、固定板2の給水孔3及び給湯孔4が可動板6
の混合室7と連通することで吐出孔5を経て吐水管20
から混合水の吐水を開始する。次にこのようなレバーハ
ンドル17を止水位置から下に操作することで吐水を行
なうタイプのものから上に操作することで吐水を行なう
タイプに変更するには、固定板の給水孔、給湯孔、吐出
孔及び可動板の混合室の穴形状が異なる第2板弁ユニッ
ト21を第1板弁ユニット9と入れ替えればよく、この
時止水状態でのレバーハンドル17と第2板弁ユニット
21の位置関係は図8に示すようにレバーハンドル17
の操作部17aが図5と比較して下傾した状態となり、
この状態から操作部17aを上へ操作すると固定板2a
と可動板6aの位置関係は図9から図10に示すように
可動板6aが移動し、固定板2aの給水孔3a及び給湯
孔4aが可動板6aの混合室7aと連通することで吐出
孔5aを経て吐水管20からの吐水を開始するものであ
る。 【0004】上記のものにあってはレバーハンドルを下
に操作することで吐水を行なうタイプのものと、上に操
作することで吐水を行なうタイプのものでは図5及び図
8に示すように止水状態でのカートリッジケース内での
板弁ユニットの位置が前後に移動しているため、板弁ユ
ニットと連繋したレバーハンドルの傾斜角度も異なるも
のとなる。通常シングルレバー式混合水栓は吐水、止水
のためレバーハンドルを上下に移動させるが、止水状態
の時に本体とレバーハンドルのバランスが最も良好とな
り操作しやすいようにレバーハンドルの傾斜角度を設定
しているが、このように下げて吐水する場合と上げて吐
水する場合では止水状態でのレバーハンドルの傾斜角度
が異なり、いづれか一方の状態では本体とレバーハンド
ルのバランスが悪くなりデザイン的に見苦しいものとな
り操作性の点でも問題が生じるものであるため、下げて
吐水するタイプ用のレバーハンドルと上げて吐水するタ
イプ用のレバーハンドルの2つのレバーハンドルを製作
して用意しなければならない不都合があった。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、レバーハンドルの操作方向を変更可能とし
たシングルレバー式混合水栓に於いて、止水位置から下
に操作することで吐水するタイプのものにも、上に操作
することで吐水するタイプのものにも共用できるレバー
ハンドルを提供することである。 【0006】 【課題を解決するための手段】本発明は、固定板と可動
板を摺り合せ状に向い合わせた板弁ユニットをカートリ
ッジケースに内装し、該カートリッジケースを本体の弁
室に介在させると共に前記可動板と把手軸を介して連繋
したレバーハンドルを左右方向へ回動することで温度を
調節し、レバーハンドルを下に操作することで吐水をす
るか又は上に操作することで吐水をするように操作方向
を変更可能としたシングルレバー式混合水栓に於いて、
前記レバーハンドルは下部に一対の傾斜孔を互いに逆方
向に向き合うように凹設し、前記把手軸の上部をいづれ
かの傾斜孔と結合できるようにしたものである。 【0007】 【作用】レバーハンドルを下へ操作することで吐水を行
なうタイプではレバーハンドルの第1傾斜孔に把手軸の
上部を嵌合して結合し、レバーハンドルを上へ操作する
ことで吐水を行なうタイプではレバーハンドルの第2傾
斜孔に把手軸の上部を嵌合して結合する。これにより、
レバーハンドルを下へ操作することで吐水をするタイプ
でも上へ操作することで吐水をするタイプでも止水状態
でのレバーハンドルの傾斜角度を同一にすることができ
る。 【0008】 【実施例】以下、本発明の実施例を図に基づいて詳細に
説明する。なお、従来例と同一部材には同一符号を付し
て説明を省略する。レバーハンドル17は下部に円柱状
の第1傾斜孔18aを凹設し、この第1傾斜孔18aに
把手軸16の上部16aを嵌合してビス19により結合
した構成は従来例と同様であるが、この実施例に示した
レバーハンドル17は前記第1傾斜孔18aと隣設し、
レバーハンドル17の垂直線に対して対称となる角度で
同一形状の第2傾斜孔18bを凹設している。 【0009】このように構成されたレバーハンドル17
は図1及び図2に示すように、レバーハンドル17を止
水位置から下へ操作することで吐水を行なうタイプでは
第1傾斜孔18aに把手軸16の上部16aを嵌合して
ビス19により結合している。即ち図1に示す混合水栓
1の止水状態ではカートリッジケース10内を移動する
第1板弁ユニット9は図面中左方向へ位置しており、ガ
イド14を介して可動板6と連繋した把手軸16は上部
16aが後方側へ傾斜しているため、この把手軸16の
上部16aをレバーハンドル17の第1傾斜孔18aに
嵌合すればレバーハンドル17の操作部17aは水平線
に対して約40度傾斜させることができ、この傾斜角度
はレバーハンドル17と本体11のバランスが最も良好
で操作性も最適である。 【0010】ここで図1及び図2に示す混合水栓1を、
レバーハンドル17を止水位置から上方向へ操作するこ
とで吐水を行なうタイプへ変更するには、カートリッジ
ケース10内部の第1板弁ユニット9を第2板弁ユニッ
ト21と入れ替えればよいが、この時図3に示す止水状
態では第2板弁ユニット21はカートリッジケース10
内の右方向へ位置しており、把手軸16は図1とは逆の
前方側へ傾斜しているため、キャップ22をレバーハン
ドル17から外してビス19をゆるめレバーハンドル1
7を把手軸16から外したのちに、把手軸16の上部1
6aをレバーハンドル17の第2傾斜孔18bに嵌合し
てビス19により結合し、キャップ22をレバーハンド
ル17に嵌合すれば操作部17aは図1と同様に水平線
に対して約40度前傾させることができる。 【0011】 【発明の効果】この発明は上記の構成であるから、次の
利点を有する。 (1)シングルレバー式混合水栓のレバーハンドルは下
部に一対の傾斜孔を互いに逆方向に向き合うように凹設
し、把手軸の上部をいづれかの傾斜孔と結合できるよう
にしたので、混合水栓のレバーハンドルを下げて吐水を
するタイプから上げて吐水をするタイプに変更しても、
把手軸からレバーハンドルを取り外してもう一方の傾斜
孔に結合することで止水状態でのレバーハンドルの姿勢
を変更前と同一にすることができ、いづれのタイプでも
レバーハンドルの見栄えがよく操作性を良好にすること
ができる。 (2)従来のようにレバーハンドルを下げて吐水をする
タイプと上げて吐水をするタイプに合わせて2種類のレ
バーハンドルを用意する必要がなく、1つのレバーハン
ドルで共用することができ、部品点数を削減することが
できる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明のレバーハンドルを下に操作することで
吐水をするシングルレバー式混合水栓の止水時の縦断面
図である。 【図2】図1のシングルレバー式混合水栓の吐水時の縦
断面図である。 【図3】本発明のレバーハンドルを上に操作することで
吐水をするシングルレバー式混合水栓の止水時の縦断面
図である。 【図4】図3のシングルレバー式混合水栓の吐水時の縦
断面図である。 【図5】従来のシングルレバー式混合水栓のレバーハン
ドルを下に操作することで吐水をするタイプの縦断面図
である。 【図6】図5に於ける第1板弁ユニットの弁開閉要領説
明図で、湯水止水時である。 【図7】図5に於ける第1板弁の弁開閉要領説明図で、
湯水全開吐水時である。 【図8】従来のシングルレバー式混合水栓のレバーハン
ドルを上に操作することで吐水をするタイプの縦断面図
である。 【図9】図8に於ける第2板弁ユニットの弁開閉要領説
明図で、湯水止水時である。 【図10】図8に於ける第2板弁ユニットの弁開閉要領
説明図で、湯水全開吐水時である。 【符号の説明】 1 混合水栓 2,2a 固定板 6,6a 可動板 9 第1板弁ユニット 10 カートリッジケース 11 本体 12 弁室 16 把手軸 16a 上部 17 レバーハンドル 18a 第1傾斜孔 18b 第2傾斜孔 21 第2板弁ユニット

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 固定板と可動板を摺り合せ状に向い合わ
    せた板弁ユニットをカートリッジケースに内装し、該カ
    ートリッジケースを本体の弁室に介在させると共に前記
    可動板と把手軸を介して連繋したレバーハンドルを左右
    方向へ回動することで温度を調節し、レバーハンドルを
    下に操作することで吐水をするか又は上に操作すること
    で吐水をするように操作方向を変更可能としたシングル
    レバー式混合水栓に於いて、前記レバーハンドルは下部
    に一対の傾斜孔を互いに逆方向に向き合うように凹設
    し、前記把手軸の上部をいづれかの傾斜孔と結合できる
    ようにしたことを特徴とするシングルレバー式混合水栓
    のレバーハンドル。
JP12642395A 1995-05-25 1995-05-25 シングルレバー式混合水栓に於けるレバーハンドル Expired - Fee Related JP3369790B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12642395A JP3369790B2 (ja) 1995-05-25 1995-05-25 シングルレバー式混合水栓に於けるレバーハンドル

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12642395A JP3369790B2 (ja) 1995-05-25 1995-05-25 シングルレバー式混合水栓に於けるレバーハンドル

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08320076A JPH08320076A (ja) 1996-12-03
JP3369790B2 true JP3369790B2 (ja) 2003-01-20

Family

ID=14934816

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12642395A Expired - Fee Related JP3369790B2 (ja) 1995-05-25 1995-05-25 シングルレバー式混合水栓に於けるレバーハンドル

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3369790B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7111657B2 (ja) * 2019-06-19 2022-08-02 Sanei株式会社 水栓

Also Published As

Publication number Publication date
JPH08320076A (ja) 1996-12-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5832958A (en) Faucet
US5839129A (en) Cleaning water supply device for a toilet
JP3369790B2 (ja) シングルレバー式混合水栓に於けるレバーハンドル
US5810050A (en) Ball valve faucet with improved flow characteristics and handle operation
WO2004081432A1 (en) A mixing faucet
JPH08151668A (ja) 浄水器付き湯水混合水栓
JP4976664B2 (ja) 混合水栓
JPH09178008A (ja) シングルレバー式混合水栓に於ける安全装置
JP4657502B2 (ja) シングルレバー式混合水栓
JPH1122837A (ja) シングルレバー式混合水栓
JP2004232691A (ja) プッシュ式水栓
JP4315309B2 (ja) シングルレバー式混合水栓のクリック機構
JP2000096643A (ja) 止水機能付シャワーヘッドを備えたシングルレバー式混合水栓
JPH11280126A (ja) シングルレバー水栓
JP2600927Y2 (ja) シングルレバー式混合水栓に於けるカートリッジケース
KR960008199Y1 (ko) 수전금구의 급수전 급수전환장치
JP2713423B2 (ja) 洗髪台
JP3063552B2 (ja) 浄水器付き湯水混合水栓
KR20090021924A (ko) 샤워기 겸용 수도꼭지
KR20060109532A (ko) 수도꼭지
JP4242714B2 (ja) 水栓
JP2022087918A (ja) シングルレバー水栓
JPH0115745B2 (ja)
KR200292464Y1 (ko) 수도밸브
KR200283508Y1 (ko) 싱글레버 냉온수 혼합 수도꼭지

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees