JP3369602B2 - 刺繍縫いデータ作成装置 - Google Patents

刺繍縫いデータ作成装置

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JP3369602B2
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章嘉 笹野
伸一 深田
一正 原
英親 倉本
晴比古 田中
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】この発明は刺繍縫いデータ作成装
置に関し、特に縮小倍率を選択してミシン縫いした時
に、縫い目の粗さが該縮小倍率に関係なく均一になる縫
い目データを自動的に作成できるようにした刺繍縫いデ
ータ作成装置に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、白紙に描かれた原画パターンをイ
メージスキャナで読取って“0”、“1”の2値データ
に変換し、該2値データを刺繍縫いデータに変換する刺
繍縫いデータ作成装置が提案され、特許出願されている
(特願平2−250101号)。 【0003】その概略の構成を、図10を参照して説明
する。 【0004】図において、20は画像入力装置の1例と
してのイメージスキャナであり、その側面には読み取り
開始ボタン22が設けられている。該イメージスキャナ
20は専用ケーブル21、およびプラグ23により、画
像→縫い目データ変換装置24に電気的及び機械的に接
続されている。 【0005】また、前記画像→縫い目データ変換装置2
4には、表示部25、操作手段の1例としての操作キー
部26、RAMカード18にデータを書き込むカードラ
イタ部27等が設けられている。 【0006】30は原画パターンが書かれた用紙であ
る。この用紙30としては好ましくは白い紙が用いら
れ、この紙上に、黒色のペン等で線幅1ミリメートル以
上の文字、絵等の原画パターンが描かれている。 【0007】次に、前記刺繍縫いデータ作成装置の動作
を説明する。前記イメージスキャナ20が読み取り開始
ボタン22を押された状態でY方向に移動されると、原
画パターンが2値データとして読み取られ、画像→縫い
目データ変換装置24の図示されていないメモリに記憶
される。 【0008】画像→縫い目データ変換装置24は、該メ
モリに記憶された2値データを縫い目データに変換す
る。変換された縫い目データはカードライタ部27を介
してRAMカード18に記憶される。 【0009】 【発明が解決しようとする課題】従来の刺繍縫いデータ
作成装置は、前記イメージスキャナによって読取られた
画像データを、そのまま、すなわち等倍で縫い目データ
に変換する動作をするものであった。このため、当初の
原画パターンよりも大きな複数サイズの模様の刺繍をし
ようとすると、該複数の大きさの原画パターンと、最大
の原画パターンを読取れる大きさのイメージスキャナを
用意することが必要であった。 【0010】例えば、刺繍枠と同程度およびこれの2/
3倍の大きさの刺繍をしようとすると、刺繍枠と同程度
およびこれの2/3倍の大きさの原画パターンと、刺繍
枠が矩形の場合には、その一辺と同程度のサイズのイメ
ージスキャナが必要になり、装置が非常に高価になると
共に、実際上は実行が不可能であるという問題があっ
た。 【0011】また、従来技術として、作成した縫い目デ
ータを拡大又は縮小処理するものがあるが、この処理を
すると、縫い目の粗さが変化してしまうという問題、お
よびこの問題に対処しようとすると、煩雑な演算が必要
になるという問題があった。 【0012】また、前記対処がされていない縮小処理に
より縮小された刺繍縫いデータを用いて刺繍縫いした時
には、刺繍糸どうしが重なり合って縫い上りが見苦しく
なったり、刺繍針がすでに刺繍縫いされている刺繍糸を
傷付けたりする恐れがあるという問題があった。 【0013】本発明の目的は、前記した従来技術の問題
点を除去し、既設のイメージスキャナを用いて、刺繍枠
と同程度およびこれのm/n(n=1,2,3…;m=
1,2,3,…;n>m)倍の大きさの縫い目データ
を、縫い目ピッチを一定として自動的に作成することが
できる刺繍縫いデータ作成装置を提供することにある。 【0014】 【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明は、刺繍枠の大きさを入力するための刺繍枠
サイズ入力手段と、前記刺繍枠サイズ入力手段により入
力された刺繍枠サイズに対応して有効枠サイズデータを
読み出して、前記有効枠サイズデータを基に画像データ
のX,Y方向それぞれの最大拡大率を算出し、小さい方
の拡大率を該画像データの拡大率と決定して、前記画像
データを拡大する拡大処理手段と、前記拡大処理手段か
ら出力された拡大画像データを自動的に縫い目データに
生成する縫い目データ生成手段と、模様の大きさ調節時
縫いサイズに関わらず縫い目ピッチを一定にするため
に、個々の縫い目データに大きさ調節に関連して縫い目
形成を有効とするためのキーコードを付与するキーコー
ド付与手段と、該キーコードが付与された縫い目データ
を記憶する外部記憶手段とを具備した点を特徴とする。 【0015】 【作用】本発明によれば、読み込まれた原画パターンの
画像データは、前記刺繍枠サイズ入力手段により入力さ
れた刺繍枠サイズに対応する有効枠サイズデータを基に
拡大処理され、前記縫い目データ生成手段により自動的
に縫い目データに生成される。次いで、該縫い目データ
は前記キーコード付与手段により、縮小倍率にかかわら
ず縫い目ピッチを一定にするためのキーコードが付与さ
れ、外部記憶手段に格納される。 【0016】よって、従来の小さいサイズのイメージス
キャナを用いても、用意された刺繍枠と同程度の大きさ
の縫い目データとこれのm/n(n=1,2,3…;m
=1,2,3,…;n>m)倍の大きさの縫い目データ
とを、縫い目ピッチを一定として自動的に得ることがで
きる。この結果、ミシン縫いした時の縫い目の粗さを前
記縮小倍率に関係なく均一に形成できる。 【0017】 【実施例】以下に、図面を参照して、本発明を詳細に説
明する。本発明は、画像入力装置の解像度が一般の縫い
目データの間隔より精細であることに着目したものであ
って、以下に、本発明の構成を説明する。 【0018】図2は、本発明の刺繍縫いデータ作成装置
のハード構成を示すブロック図であり、20は原画30
を読み取る画像読取装置、40は該刺繍縫いデータ作成
装置の動作を制御する中央演算装置(以下、CPU)、
41は前記画像読取装置20から読み取られた画像デー
タを記憶する画像データ記憶手段、42は刺繍縫いデー
タ作成装置の動作プログラム(本発明の拡縮処理プログ
ラムおよびキーコード付与プログラムを含む)を記憶す
るプログラム記憶手段、43は縫い目データ記憶手段、
44は外部記憶手段である。該外部記憶手段44は、例
えばRAMカードから構成されている。 【0019】また、45は表示部制御手段、25は液晶
表示部である。該液晶表示部25には、操作者に指示す
るための操作順序や、画像読取装置20で読み取られた
原画パターン等が表示される。 【0020】次に、本発明の一実施例の刺繍縫いデータ
作成装置の機能を、図1の機能ブロック図により説明す
る。 【0021】図1において、50は刺繍枠サイズを入力
する刺繍枠サイズ入力手段、51は有効枠サイズデータ
を保持する有効枠サイズデータ保持手段である。該有効
枠サイズデータ保持手段51としては、例えばROMを
用いることができる。該ROMには、前記刺繍枠サイズ
入力手段50から入力される各々の刺繍枠の大きさ(サ
イズ)、刺繍枠をX,Y方向に駆動する装置の移動範
囲、または刺繍縫いミシンの仕様等に対応した有効枠サ
イズデータが保持されている。 【0022】また、52は画像データを最大有効枠範囲
のデータへ拡大処理する拡大処理手段、53は画像デー
タを拡大処理するプログラムを記憶している拡大処理プ
ログラム記憶手段、54は縫い目データ生成手段であ
る。43は前記縫い目データ生成手段54が生成した縫
い目データを記憶する縫い目データ記憶手段である。5
6は前記縫い目データ記憶手段43に記憶された縫い目
データにキーコードを付与するキーコード付与手段であ
る。57は生成されたデータを基にキーコード付与処理
するためのプログラムを記憶しているキーコード付与プ
ログラム記憶手段である。 【0023】まず、画像読取装置20によって原画パタ
ーンが読み込まれると、読み込まれた画像データは画像
データ記憶手段41に記憶される。 【0024】次に、拡大処理手段52は、前記有効枠サ
イズデータ保持手段51に保持されている有効枠サイズ
データに基づいて、前記画像データ記憶手段41に記憶
されている画像データを、最大有効枠範囲に拡大処理
し、拡大画像データ(最大データ)を生成する。 【0025】該拡大処理手段52によって最大有効枠範
囲に拡大処理された拡大画像データは、縫い目データ生
成手段54に入力される。該縫い目データ生成手段54
は、前記画像データから、縫い目データを生成する。こ
の画像データから縫い目データへ変換する方法として、
例えば、特開平4−109990号公報、又は特開平4
−114692号公報に開示されている方法を用いるこ
とができる。 【0026】生成された縫い目データは、縫い目データ
記憶手段43に記憶される。該縫い目データ記憶手段4
3に記憶された縫い目データは、前記キーコード付与手
段56に出力される。 【0027】該キーコード付与手段56は、同一模様を
拡大又は縮小してミシン縫いした時に、該拡大又は縮小
に関係なく一定の縫い目間隔(ピッチ)を、少量の縫い
目データで得られるようにするためのキーコードを付与
する動作を行う。そして、外部記憶手段44には、該キ
ーコードを付与された縫い目データが格納される。 【0028】前記キーコードは、例えば特開平4−11
7990号公報の第1表のB15,B14およびB13
に相当する。すなわち、該キーコードは、模様の倍率の
程度を表すものであり、前記公報においては、B15
は、原寸大(3/3倍)、B14はその2/3倍、B1
3はその1/3倍を表している。 【0029】次に、本発明のキーコード付与手段56で
前記縫い目データにキーコードを付与し、前記外部記憶
手段44に記憶される一連の動作を図3〜図5を参照し
て説明する。 【0030】図3は、縫い目データにキーコードを付与
するプログラムのフローチャートである。図4は、縫い
目データにキーコードを付与する過程を示す概念図であ
る。図4中の(X0, Y0)、(X1, Y1)、(X2, Y2)、
(X3, Y3)、…は、それぞれの縫い目データのX,Yデ
ータを示し、1,2,3,4,…は、後述する走査回数
Siを示している。また、Pnは原寸大(3/3)の走
査折り返しピッチ、Psは走査折り返しピッチを示して
いる。 【0031】また、図5は、図3のプログラムの進行に
よって形成されるキーコード等を含む模様の縫い目デー
タ構成図である。図中のSiは前記走査回数、B15,
B14,B13はキーコード、X,Yデータは縫い目デ
ータ、又は走査開始点、走査終了点を表している。 【0032】まず、図3において、ステップS21で
は、走査折返しピッチPsを原寸大(3/3)の走査折
返しピッチ、すなわち指定ピッチPnの1/2に設定す
る。 【0033】ステップS22では走査回数Siが1に初
期設定される。ステップS23では、走査開始点(X0,
Y0)を開始アドレス0とし、終了点(X1, Y1)を次アド
レス1として、両方の走査点の倍率コードB15,B1
4,B13に1を付与する。また、走査回数Siを記憶
する(図5参照)。 【0034】ステップS24では、Si(B15),S
i(B14),Si(B13)がそれぞれ1に設定され
る。 【0035】ステップS25では、走査回数Siを1カ
ウントアップする。続いて、ステップS26では、前記
走査回数Siと倍率コードB15の走査回数Si(B1
5)との差が2の倍数(以下、2n)になるか否か判断
される。前記の差が2nになる時は(ステップS26が
肯定)、ステップS29へ進む。前記の差が2nになら
ない時は(ステップS26が否定)、ステップS27へ
進む。 【0036】次に、ステップS27では、前記走査回数
Siと倍率コードB14の走査回数Si(B14)との
差が3の倍数(以下、3n)になるか否か判断される。
前記の差が3nの時は、ステップS28へ進む。前記の
差が3nにならない時は、ステップS34へ進む。 【0037】ステップS28は、走査終了点を次アドレ
スとし、走査開始点をその次のアドレスとして両方の走
査点の倍率コードB14に1を付与して記憶して、ステ
ップS34へ進む。 【0038】ステップS29は、走査開始点を次アドレ
スとし、走査終了点をその次のアドレスとして両方の走
査点の倍率コードB15に1を付与して記憶して、ステ
ップS30へ進む。 【0039】ステップS30では、前記走査回数Siと
倍率コードB14の走査回数Si(B14)との差が3
nになるか否か判断される。前記の差が3nの時は、ス
テップS31へ進む。前記の差が3nにならない時は、
ステップS34へ進む。 【0040】ステップS31は、走査開始点、走査終了
点の倍率コードB14に1を付与し記憶して、ステップ
S32へ進む。 【0041】ステップS32では、前記走査回数Siと
倍率コードB13の走査回数Si(B13)との差が6
の倍数(以下、6n)になるか否か判断される。前記の
差が6nの時は、ステップS33へ進む。前記の差が6
nにならない時は、ステップS34へ進む。 【0042】ステップS33は、走査開始点、終了点の
倍率コードB13に1を付与し記憶して、ステップS3
4へ進む。 【0043】ステップS34では、キーコードの付与が
終了したか否か判断される。終了ならば一連の動作を終
了する(ステップS34が肯定)。終了でないならばス
テップS25にもどり前記の動作が繰り返される。 【0044】次に、前記図3の動作を、図4,図5を参
照して、具体的に説明する。 【0045】ステップS21では、走査折り返しピッチ
Psの設定がなされ、ステップS22では走査回数Si
が1に初期設定される。Si=1は図5のSi登録欄に
記憶される。次いで、ステップS23では、操作開始点
(X0, Y0)を開始アドレス(=1)とし、走査終了点
(X1, Y1)を次アドレス(=1)として、両走査点の倍
率コードB15,B14,B13に1が付与される。ス
テップS24に進むと、Si(B15),Si(B1
4),Si(B13)に1が設定される。 【0046】ステップS25では、Si=2となり、図
5のSi登録欄に記憶される。ステップS24で設定し
たように、Si(B15)=1,Si(B14)=1で
あるから、前記ステップS26,S27の判断は共に否
定となり、ステップS34へ進む。 【0047】ステップS34では、キーコード付与の動
作が終了か否かの判断がなされ、この判断が否定である
と、ステップS25に戻って、Si=3とされる。ここ
で、走査回数Si=2の時は、ステップS26,27の
判断がいずれも否定である。そのため、アドレスおよび
キーコードは付与されず、ステップS25に戻って、S
i=3とされる。このSi=3は、図5のSi登録欄に
記憶される。 【0048】Si=3になった後、ステップS26の処
理が行われると、Si−Si(B15)=2となって、
ステップS26の判断は肯定となり、ステップS29へ
進む。 【0049】ステップS29では、走査の開始点(X2,
Y2)を次アドレス(=2)とし、終了点(X3, Y3)をそ
の次のアドレス(=3)として、両方の走査点の倍率コ
ードB15に1を付与して記憶する。次いでステップS
30の判断が行われるが、この判断は否定となり、ステ
ップS34へ進む。ステップS34の判断は否定とな
り、ステップS25に戻って、Si=4とされる。この
Si=4は、図5のSi登録欄に記憶される。 【0050】Si=4になった後、ステップS26の処
理が行われると、Si−Si(B15)=2となって、
ステップS26の判断は否定となり、ステップS27へ
進む。 【0051】ステップS27では、Si−Si(B1
4)=3となるのでこの判定は肯定となり、ステップS
28へ進む。ステップS28では、走査終了点(X4, Y
4)(図4参照)を次アドレス(=4)とし、走査開始
点(X5, Y5)を次のアドレス(=5)とし、両方の走査
点の倍率コードB14に1を付与して記憶され、ステッ
プS34へ進む。ステップS34の判断は否定となり、
ステップS25に戻って、Si=5とされる。このSi
=5は、図5のSi登録欄に記憶される。 【0052】Si=5になった後、ステップS26の処
理が行われると、Si−Si(B15)=4となる。つ
まり、2の倍数(=2n)であるので、ステップS26
の判断は肯定となり、ステップS29へ進む。 【0053】ステップS29では、走査開始点(X6, Y
6)を次アドレス(=6)とし、走査終了点(X7, Y7)
をその次のアドレス(=7)として、両方の走査点の倍
率コードB15に1を付与して記憶する。次いで、ステ
ップS30の判断が行われるが、この判断は否定とな
り、ステップS34へ進む。ステップS34の判断は否
定となり、ステップS25に戻って、Si=6とされ
る。このSi=6は、図5の登録欄に記憶される。 【0054】走査回数Si=6の時は、ステップS2
6,27の判断はいずれも否定になる。そのため、前記
Si=2の時と同様に、アドレスおよびキーコードは付
与されず、ステップS25に戻って、Si=7とされ
る。このSi=7は、図5のSi登録欄に記憶される。 【0055】Si=7になった後、ステップS26の処
理が行われると、Si−Si(B15)=6となる。つ
まり、2の倍数(=2n)であるので、ステップS26
の判断は肯定となり、ステップS29へ進む。ステップ
S29では、走査の開始点(X8, Y8)を次アドレス(=
8)とし、終了点(X9, Y9)をその次のアドレス(=
9)として、両方の走査点の倍率コードB15に1を付
与して記憶して、ステップS30へ進む。 【0056】次いでステップS30の処理が行われる
と、Si−Si(B14)=6となる。つまり、3の倍
数(=3n)であるので、ステップS30の判断は肯定
となり、ステップS31へ進む。ステップS31では、
走査の開始点(X8, Y8)、終了点(X9, Y9)の両方の倍
率コードB14に1を付与して記憶して、ステップS3
2へ進む。 【0057】ステップS32の処理はSi−Si(B1
3)=6となって、ステップS32の判断は肯定とな
り、ステップS31へ進む。ステップS33では、走査
の開始点(X8, Y8)、終了点(X9, Y9)の両方の倍率コ
ードB13に1を付与して記憶して、ステップS34へ
進む。 【0058】ステップS34では、キーコードの付与の
動作が終了か否かの判断がなされ、この判断が否定であ
ると、ステップS25に戻り、前記と同様な処理が繰り
返される。 【0059】以上の動作により、図5のB15,B1
4,B13に、キーコードを付与することができる。 【0060】次に、本発明の画像データを前記拡大処理
手段52で拡大処理する動作を、図6〜図8を参照して
詳細に説明する。図6は、本発明の画像データを、刺繍
枠の最大有効枠範囲である拡大画像データに生成する一
連の動作を説明するためのフローチャートを示す。図7
は画像データ10aのX,Y方向の幅を示すXd値,Y
d値、および有効枠サイズデータXu,Yuの説明図で
ある。図8は画像データ10aを有効枠サイズ一杯に拡
大した拡大画像データ10bの説明図である。 【0061】まず、ステップS1では、画像データが入
力されたか否かが判断される。画像データが入力された
と判断されたときには(ステップS1が肯定)、ステッ
プS2に進み、入力されていないときには(ステップS
1が否定)、入力されるまで待機する。 【0062】次に、ステップS2では刺繍枠のサイズデ
ータが入力されてきたか否かが判断される。前記刺繍枠
のサイズデータが刺繍枠サイズ入力手段50から入力さ
れる(ステップS2が肯定)と、ステップS3へ進む。 【0063】該ステップS3では、画像データの最大X
データと最小Xデータから、画像データのX方向の幅を
示すXd値を算出する。次いで、ステップS4では、画
像データの最大Yデータと最小Yデータから、画像デー
タのY方向の幅を示すYd値を算出し、続いてステップ
S5へ進む。なお、画像データ10aのXd値,Yd値
については、図7にその一例が示されている。 【0064】前記ステップS5では、刺繍枠の大きさに
対応する有効枠サイズXu,Yuを、前記有効枠サイズ
データ保持手段51から読み出す。ここに、有効枠サイ
ズXu,Yuは、図7に示されているように、刺繍枠1
1のサイズよりやや小さ目であり、針が該刺繍枠11に
接触して破損しないことを保証するサイズである。 【0065】ステップS6では、前記ステップS3、4
で算出した画像データXd,Ydと、前記ステップS5
で読み出した有効枠サイズXu,YuからX,Y方向の
拡大率を算出する。ここで、該X,Y方向の拡大率は、
それぞれ次のようになる。 【0066】X拡大率=Xu/Xd Y拡大率=Yu/Yd ステップS7では、前記ステップS6で算出したX拡大
率とY拡大率との大小を比較する。X拡大率の方が大き
い時(ステップS7が肯定)、ステップS8に進み、Y
拡大率の方が大きい時(ステップS7が否定)、ステッ
プS9へ進む。 【0067】ステップS8,9では、基準拡大率を設定
する処理が行われる。すなわち、ステップS8では、Y
拡大率が基準拡大率され、ステップS9では、X拡大率
が基準拡大率とされる。 【0068】基準拡大率の設定が終わると、ステップS
10に進み画像データを前記ステップS8またはS9で
設定した基準拡大率で拡大する処理が行われる。 【0069】以上の画像データの拡大処理により、画像
データはX,Y拡大率の小さい方の拡大率で拡大される
ことになることは明らかであろう。例えば、図7の画像
データ10aの場合は、X拡大率>Y拡大率であるの
で、Y拡大率で拡大され、図8の10bに示されている
ように、Y方向の有効枠サイズ一杯の画像データが得ら
れる。 【0070】本実施例により刺繍縫いされる縫い目形成
点について、図5,図9を用いて説明する。 【0071】図9は、図5のデータを用いてミシン縫い
した時の刺繍模様の針落ち点を示す図であり、同図
(a)は原寸大(3/3)、同図(b)はその2/3の
大きさ、同図(c)は1/3の大きさを選択した時を示
している。 【0072】ミシン縫いする時、ミシンにおいて、原寸
大が選択されると、図5のキーコードB15=1に対応
するXデータ、Yデータが針落ち点のデータとして、ア
ドレス順に読み出され、例えば、図示されていないステ
ッピングモータ駆動回路に出力される。この結果、図9
(a)に示されるようにアドレス0,1,2,3,6,
7,8,9,…のX,Y座標に針落ち点が形成されるこ
とになる。この時、縫い目ピッチはPa=Pn(原寸大
の折り返しピッチ)となる。 【0073】また、ミシンにおいて、2/3の大きさが
選択されると、今度は、B14=1に対応するXデー
タ、Yデータが針落ち点のデータとして、アドレス順に
読み出され、図9(b)に示されるようなアドレス0,
1,4,5,8,9,…のX,Y座標に針落ち点が形成
されることになる。この時、縫い目ピッチはPb=Pn
となる。 【0074】さらに、ミシンにおいて、1/3の大きさ
が選択されると、B13=1に対応するXデータ、Yデ
ータが針落ち点のデータとして、アドレス順に読み出さ
れ、図9(c)に示されるようなアドレス0,1,8,
9,…のX,Y座標に針落ち点が形成されることにな
る。この時、縫い目ピッチはPc=Pnとなる。 【0075】以上のことから、本実施例のキーコードを
利用すると、それぞれの縫い目ピッチはPa=Pb=P
cとなり、縫い目ピッチが刺繍模様のサイズに関係なく
一定間隔になることは明らかである。 【0076】上記の説明から明らかなように、本実施例
によれば、従来の小さなサイズの画像読取装置20で原
画パターンを読み込むことにより、縫い目ピッチが一定
なほぼ刺繍枠一杯に拡大された縫い目データと、複数の
縮小された縫い目データを自動的に得ることができる。 【0077】なお、図3〜図5および図9で説明した処
理は一実施例に過ぎず、種々の変形が可能である。例え
ば、図4の例では走査を1,2,3,4,…というよう
に一走査毎に逆方向にしたが、各走査を一律に右から左
へ行うようにしてもよい。又、上記の例は2/3,1/
3の縮小データを作成する例であったが、これをm/n
(n=1,2,3…;m=1,2,3,…;n>m)の
縮小データの作成にも拡張することができる。 【0078】 【発明の効果】以上の説明からも明らかなように、本発
明によれば、用意された刺繍枠より小さい原画パターン
を、従来使用されている大きさのイメージスキャナで読
み取ることにより、縫い目ピッチを一定にするキーコー
ドが付与されたほぼ刺繍枠一杯のサイズの縫い目データ
と、刺繍枠のm/n(n=1,2,3…;m=1,2,
3,…;n>m)倍の大きさの縫い目データとを自動的
に得ることができる効果がある。 【0079】また、本発明によれば、前記縫い目データ
の量を少なくできるので、該縫い目データを格納するメ
モリを有効利用できる効果がある。
【図面の簡単な説明】 【図1】 本発明の一実施例の刺繍縫いデータ作成装置
の機能を示す機能ブロック図である。 【図2】 本発明の刺繍縫いデータ作成装置のハード構
成を示すブロック図である。 【図3】 縫い目データにキーコードを付与する一連の
動作を説明するためのフローチャートである。 【図4】 キーコードを付与する手順を具体的に示す説
明図である。 【図5】 本実施例により形成されるキーコード等を含
む模様の縫い目データ構成図である。 【図6】 画像データを拡大処理する一連の動作を説明
するためのフローチャートである。 【図7】 画像データのX,Y方向の幅と、刺繍枠の有
効サイズの説明図である。 【図8】 有効枠サイズ一杯に拡大された画像データの
絵図である。 【図9】 3/3〜1/3倍処理したミシン縫い模様の
説明図である。 【図10】 従来の刺繍縫いデータ作成装置の外観斜視
図である。 【符号の説明】 10a…画像データ、10b…拡大画像データ、11…
刺繍枠、20…画像読取装置、26…操作手段、41…
画像データ記憶手段、43…縫い目データ記憶手段、4
4…外部記憶手段、50…刺繍枠サイズ入力手段、51
…有効枠サイズデータ保持手段、52…拡大処理手段、
53…拡大処理プログラム記憶手段、54…縫い目デー
タ生成手段、56…キーコード付与手段、57…キーコ
ード付与プログラム記憶手段
フロントページの続き (72)発明者 倉本 英親 東京都八王子市狭間町1463番地 蛇の目 ミシン工業株式会社内 (72)発明者 田中 晴比古 東京都八王子市狭間町1463番地 蛇の目 ミシン工業株式会社内 (56)参考文献 特開 平4−117990(JP,A) 特開 平4−129585(JP,A) 特開 昭63−267387(JP,A) 特開 平2−45086(JP,A) 特開 平4−51990(JP,A) 特開 平4−114692(JP,A) 特開 平4−109990(JP,A) 特開 平4−266789(JP,A) 特開 平3−295589(JP,A) 特開 平3−121093(JP,A) 特開 平5−124550(JP,A) 特開 平3−184588(JP,A) 特開 平3−146758(JP,A) 実開 昭63−196668(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) D05B 19/00 - 21/00

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】入力された画像データを刺繍縫いデータに
    変換する刺繍縫いデータ作成装置において、 刺繍枠の大きさを入力するための刺繍枠サイズ入力手段
    と、 前記刺繍枠サイズ入力手段により入力された刺繍枠サイ
    ズに対応して有効枠サイズデータを読み出して、前記有
    効枠サイズデータを基に画像データのX,Y方向それぞ
    れの最大拡大率を算出し、小さい方の拡大率を該画像デ
    ータの拡大率と決定して、前記画像データを拡大する拡
    大処理手段と、 前記拡大処理手段から出力された拡大画像データを自動
    的に縫い目データに生成する縫い目データ生成手段と、 模様の大きさ調節時の縫いサイズに関わらず縫い目ピッ
    チを一定にするために、個々の縫い目データに大きさ調
    節に関連して縫い目形成を有効とするためのキーコード
    を付与するキーコード付与手段と、 該キーコードが付与された縫い目データを記憶する外部
    記憶手段とを、 具備したことを特徴とする刺繍縫いデータ作成装置。
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