JP3369230B2 - ファクシミリ装置 - Google Patents

ファクシミリ装置

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JP3369230B2
JP3369230B2 JP32384592A JP32384592A JP3369230B2 JP 3369230 B2 JP3369230 B2 JP 3369230B2 JP 32384592 A JP32384592 A JP 32384592A JP 32384592 A JP32384592 A JP 32384592A JP 3369230 B2 JP3369230 B2 JP 3369230B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばラインプリンタ
を印字装置として外部接続したファクシミリ装置に関
し、特に印字時間を短縮するように印字装置を制御でき
るファクシミリ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ファクシミリ装置が多用されてい
るが、このファクシミリ装置は一般的に画像印字装置を
内蔵している。この画像印字装置としては、画像データ
をライン印字するラインプリンタが多く用いられてお
り、記録紙を副走査方向に搬送しながら印字ヘッドを主
走査方向に移動して画像印字を行っている。このような
画像印字において、印字時間を短縮するために行われて
いる制御に白ラインスキップと呼ばれるものがある。こ
れは、無為画素いわゆる白データのみの白ラインでの印
字を行わず紙送りのみを行い、有為画素すなわち黒デー
タが存在するラインのみを飛び越し印字するものであ
る。この白ラインスキップにより印字ヘッドの動作に係
る時間を短縮して、印字速度を上げることができる。
【0003】また、白ラインスキップの応用例として白
ライン削除と呼ばれるものがある。従来のこの種のファ
クシミリ装置としては、例えば特開平3−179974
号公報等に記載されたものがあり、白ラインが基準値以
上連続して存在する場合に、基準値を超えた分の白ライ
ンを削除して印字を行う。この白ライン削除により印字
時間の短縮はもちろん、削除部分により記録紙の節約を
も可能とすることができる。ただし、基準値を超えた分
の白ラインを削除して印字すれば、結果的に印字時間を
短縮することが可能であるが、オリジナル画像と印字画
像が異なったものになってしまうという欠点は存在す
る。
【0004】このように、印字時間短縮のための技術は
各種存在するが、近年、印字装置を外部接続して使用さ
れるファクシミリ装置が提案されている。このようなフ
ァクシミリ装置は、例えば既にプリンタを所有している
ユーザを想定し、より安価にファクシミリ装置を提供す
ることを目的にしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のファクシミリ装置にあっては、外部接続され
る印字装置の印字方式がファクシミリで採用しているラ
イン毎のデータ印字と異なるため、前述したような白ラ
インスキップを行うことができず、印字時間の短縮制御
を実現することができない。すなわち、外部接続される
印字装置いわゆるラインプリンタにおいては、キャラク
タ単位でライン印字が行われるが、この1キャラクタは
ファクシミリデータで云う複数ライン分の画像データに
相当する。このため、ファクシミリ装置からラインプリ
ンタにデータを送る際には、複数ライン分の画像データ
を1キャラクタ単位に再構成する必要がある。このよう
な再構成は、予め決められているライン数の全画像デー
タが対象となるため、前述したような白ラインスキップ
は行われていなかった。この結果、印字時間が長くなっ
てしまう。
【0006】そこで、請求項1記載の発明は、1キャラ
クタ分の複数ラインのうち全白ラインが先頭ラインから
連続する場合に、この全白ライン分に相当する距離を外
部の印字装置において空送りさせることにより、複数ラ
イン分の画像データをキャラクタ単位に再構成した際の
白ラインスキップを実現できるファクシミリ装置を提供
することを目的としている。
【0007】また、請求項2記載の発明は、有為画素を
含むラインが先頭となるように1キャラクタ分の再構成
対象ラインを変更することにより、白ラインが連続する
領域に応じてスキップ幅を調整できるファクシミリ装置
を提供することを目的としている。また、請求項3記載
の発明は、ライン上の有為画素が存在する範囲に印字幅
を限定して印字制御することにより、ライン上で有為画
素が存在しない領域での不要な印字制御を省略し時間短
縮をより一層推し進めるファクシミリ装置を提供するこ
とを目的としている。
【0008】また、請求項4記載の発明は、ライン上で
の有為画素間に連続した無為画素領域が存在する場合
に、この無為画素領域を飛び越し印字することにより、
ライン上で有為画素が存在しない領域での不要な印字制
御を省略し時間短縮をより一層推し進めるファクシミリ
装置を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
上記目的を達成するために、複数ライン分の画像データ
に相当するキャラクタ単位でライン印字を行う外部の印
字装置に対応し、この印字装置の1キャラクタ分に相当
する複数ライン分の画像データをキャラクタデータに再
構成する手段と、このキャラクタデータに再構成された
画像データを前記印字装置に供給するデータ供給手段
と、を備えたファクシミリ装置において、前記1キャラ
クタ分の画像データを再構成する際に1キャラクタ分の
複数ラインのうち無為画素によって構成される全白ライ
ンが先頭ラインから連続する場合に該連続した全白ライ
ン分に相当する前記印字装置の副走査方向の送り量を算
出する副走査方向送り量算出手段と、算出した送り量分
を空送りさせる制御命令を前記全白ライン分の画像デー
タに代えて送出する副走査方向の空送り制御手段と、を
備えたことを特徴とする。
【0010】また、請求項2記載の発明は、上記目的を
達成するために、請求項1記載のファクシミリ装置にお
いて、1キャラクタ分の画像データを再構成する際に有
為画素を含むラインが先頭となるように1キャラクタ分
の対象ラインを変更するライン変更手段を備えたことを
特徴とする。また、請求項3記載の発明は、上記目的を
達成するために、請求項1または2記載のファクシミリ
装置において、1キャラクタ分の画像データを再構成す
る際に複数のラインを通してライン上における有為画素
の両最端位置を検出する両最端位置検出手段と、検出し
た両最端位置間に限定して前記印字装置のライン印字を
制御する印字制御手段と、を備えたことを特徴とする。
【0011】また、請求項4記載の発明は、上記目的を
達成するために、請求項1〜3いずれかに記載のファク
シミリ装置において、1キャラクタ分の画像データを再
構成する際に全てのラインを対象に有為画素間の距離お
よび画素位置を算出する画素間距離算出手段と、有為画
素間の距離が所定値以上であり全てのラインで共通な位
置に無為画素の連続領域が存在する場合に該無為画素の
連続領域に相当する前記印字装置の主走査方向の送り量
を算出する主走査方向送り量算出手段と、算出した送り
量分を空送りさせる制御命令を前記無為画素領域の画像
データに代えて送出する主走査方向の空送り制御手段
と、を備えたことを特徴とする。
【0012】
【作用】上記構成を有する請求項1記載の発明において
は、1キャラクタ分の画像データを再構成する際に、1
キャラクタ分の複数ラインのうち無為画素によって構成
される全白ラインが先頭ラインから連続する場合に、副
走査方向送り量算出手段により、連続した全白ライン分
に相当する印字装置の副走査方向の送り量を算出し、副
走査方向の空送り制御手段が前記算出した送り量分を空
送りさせる制御命令を前記全白ライン分の画像データに
代えて印字装置に送出する。
【0013】また、上記構成を有する請求項2記載の発
明においては、1キャラクタ分の画像データを再構成す
る際に、ライン変更手段により、有為画素を含むライン
が先頭となるように1キャラクタ分の対象ラインを変更
する。また、上記構成を有する請求項3記載の発明にお
いては、1キャラクタ分の画像データを再構成する際
に、両最端位置検出手段により、複数のラインを通して
ライン上における有為画素の両最端位置を検出し、印字
制御手段により、前記検出した両最端位置間に限定して
印字装置のライン印字を制御する。
【0014】また、上記構成を有する請求項4記載の発
明においては、1キャラクタ分の画像データを再構成す
る際に、画素間距離算出手段により、全てのラインを対
象に有為画素間の距離および画素位置を算出し、有為画
素間の距離が所定値以上であり、全てのラインで共通な
位置に無為画素の連続領域が存在する場合に、主走査方
向送り量算出手段が、該無為画素の連続領域に相当する
前記印字装置の主走査方向の送り量を算出し、主走査方
向の空送り制御手段により、前記算出した送り量分を空
送りさせる制御命令を前記無為画素領域の画像データに
代えて印字装置に送出する。
【0015】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づいて説明する。
図1は請求項1〜4いずれかに記載された発明の一実施
例に係るファクシミリ装置を示すブロック図である。ま
ず、構成を説明する。図において、網制御部11は、電
話回線Lをモデム12側に切り換える回線切り換えリレ
ーや呼出信号検出部などから構成されており、相手端末
との間に呼を接続する。モデム12は、ファクシミリ通
信に係るデータを変復調する。ファクシミリ制御部13
は、CPU14、ROM15、RAM16、画像メモリ
17などによって構成されており、データバス18を介
して装置各部を制御する。操作表示部19は、本ファク
シミリ装置をユーザが操作する各種キーや表示部が備え
られている。画像読取部20は、送信原稿やコピー原稿
の画像を読み取るスキャナ部である。
【0016】ラインプリンタ21は、本ファクシミリ装
置に外部接続された印字装置であり、ファクシミリで通
常扱う複数ライン分の画像データに相当するキャラクタ
単位でライン印字を行う。このために、本ファクシミリ
装置は、ラインプリンタ21の1キャラクタ分に相当す
る複数ライン分の画像データをキャラクタデータに再構
成する手段をファクシミリ制御部13として備え、キャ
ラクタデータに再構成された画像データを前記ラインプ
リンタ21に供給する。このデータ供給手段として、セ
ントロニクスI/F22が備えられている。
【0017】ここで、請求項1記載の発明に係る実施例
の構成を説明する。図1において、前記ラインプリンタ
21の1キャラクタ分の画像データは、ファクシミリ制
御部13において再構成されるが、このとき、1キャラ
クタ分の複数ラインのうち無為画素によって構成される
全白ラインが先頭ラインから連続する場合に、CPU1
4は本実施例の副走査方向送り量算出手段として、連続
した全白ライン分に相当する前記ラインプリンタ21の
副走査方向の送り量を算出する。図2は請求項1記載の
発明に係り1キャラクタに再構成される複数ライン分の
画像データを示す模式図である。図示のように、複数ラ
イン分の画像データによって1つのキャラクタ31が再
構成される。このとき、無為画素(白データ)Wのみで
構成される全白ラインが先頭ラインから3本連続し、そ
の後に有為画素(黒データ)Bを含むラインが2本ある
ものとする。この場合、CPU14は、再構成に際して
3本の全白ライン分に相当する送り量Pを算出する。そ
して、CPU14は本実施例の副走査方向の空送り制御
手段として、算出した送り量P分を空送りさせる制御命
令を前記全白ライン分の画像データWに代えて送出す
る。
【0018】次に、作用を説明する。セントロニクスI
/F22を介して既製のラインプリンタ21を外部接続
することができるファクシミリ装置は、画像印字の際に
予め設定された複数ライン分の画像データをラインプリ
ンタ21に合った1キャラクタ単位に構成し直した後
に、この再構成された画像データをラインプリンタ21
に出力することによって印字させる。このデータ再構成
の際、複数ライン分のうちの最初の数ラインあるいは全
ラインが全白の場合には、そのライン数分に相当するプ
リンタ側のピッチ(送り量)Pを計算して、記録紙の空
送り命令(セントロニクス制御命令)をラインプリンタ
21側に出力することによって白ラインスキップを行
う。なお、先頭ラインのみが全白ラインの場合にも白ラ
インスキップを行って構わない。
【0019】このように、本実施例においては、1つの
キャラクタ31分の複数ラインのうち全白ラインWが先
頭ラインから連続する場合に、この全白ラインW分に相
当する距離Pを外部のラインプリンタ21において空送
りさせるので、複数ライン分の画像データをキャラクタ
単位に再構成した際でも白ラインスキップを実現でき、
印字時間の短縮が可能となる。また、特にハード的な追
加をすることなく、ソフト的な制御により印字全体の時
間が短縮できるので、コストの面でも効果がある。さら
に、画像データを削除することなく時間短縮を図ってい
るので、オリジナルと異なる画像を印字する虞れもな
く、コピーなど複写本来の目的をも達成することができ
る。
【0020】以下、請求項2記載の発明を実施例に基づ
いて説明する。まず、構成を説明する。図1において、
ファクシミリ制御部13によって1キャラクタ分の画像
データを再構成する際に、有為画素を含むラインが先頭
となるように、CPU14は本実施例のライン変更手段
として、1キャラクタ分の対象ラインを変更する。図3
は請求項2記載の発明に係り1キャラクタに再構成され
る複数ライン分の画像データを示す模式図である。図示
のように、複数ライン分の画像データによって1つのキ
ャラクタ31が再構成されるが、このとき、無為画素
(白データ)Wのみで構成される全白ラインが先頭にあ
る場合は、有為画素(黒データ)Bを含むラインが先頭
ラインになるように新たなキャラクタ41枠を設定す
る。このようなキャラクタ枠の設定により、全白ライン
Wの本数に応じて送り量P1 、P2 を算出し、CPU1
4は、算出した送り量分を空送りさせる制御命令を前記
全白ライン分の画像データWに代えて送出する。
【0021】次に、作用を説明する。CPU14は、1
キャラクタ単位への画像データの再構成を行う際に、先
頭ラインが全白ラインであるか否かを判定し、全白ライ
ンである場合は次のラインについて同様の判定を行う。
こうして、次々とライン判定を行い、黒データを含むラ
インを検出する。黒データを含むラインを検出した時点
で再構成対象のライン枠すなわち1つのキャラクタ枠4
1を認識し、同時に全白ラインと判定した分の送り量P
1 、P2 を算出する。CPU14は、送り量P1 、P2
に合った制御命令、およびキャラクタ41として再構成
された画像データをラインプリンタ21に送出する。こ
うして、キャラクタ枠41を変更しながら白ラインスキ
ップを行う。
【0022】このように、本実施例においては、有為画
素を含むラインが先頭となるように1キャラクタ分の再
構成対象ラインを変更するので、白ラインが連続する領
域に応じてスキップ幅を調整でき、またP2 内の上位2
本の全白ラインのように、固定されたキャラクタ枠31
ではスキップ対象とならない全白ラインをも含めて白ラ
インスキップを行うことができる。このため、スキップ
幅およびスキップ頻度を向上でき、印字時間の短縮に一
層の効果を奏する。また、特にハード的な追加をするこ
となく、ソフト的な制御により印字全体の時間が短縮で
きるので、コストの面でも効果がある。
【0023】以下、請求項3記載の発明を実施例に基づ
いて説明する。まず、構成を説明する。図1において、
ファクシミリ制御部13によって1キャラクタ分の画像
データを再構成する際に、CPU14は本実施例の両最
端位置検出手段として、複数のラインを通してライン上
における有為画素の両最端位置を検出する。そして、C
PU14は本実施例の印字制御手段として、前記検出し
た両最端位置間に限定して前記ラインプリンタ21のラ
イン印字を制御する。図4は請求項3記載の発明に係り
1キャラクタに再構成される複数ライン分の画像データ
を示す模式図である。図示のように、複数ライン分の画
像データによって1つのキャラクタ41が再構成される
が、このとき、ライン毎にライン上における有為画素
(黒データ)Bの両最端位置を検出し、全てのラインを
通して最も両端の画素位置a、bを検出する。そして、
CPU14は、ラインプリンタ21の印字ヘッドを前記
a−b間でのみ移動させるよう制御する。
【0024】次に、作用を説明する。CPU14は、1
キャラクタ単位への画像データの再構成を行う際に、1
キャラクタ41に相当する複数ラインの内で黒データの
最左端位置aと最右端の位置bをプリンタ21側のキャ
ラクタ単位で認識し、印字ヘッドの運動量をキャラクタ
単位で制御する。すなわち、a−b外には印字する黒デ
ータが無いので、この部分で印字ヘッドを運動させるこ
とは無駄である。そこで、a−b間に限定して印字ヘッ
ドを往復運動させることにより、1キャラクタ41当り
の印字ヘッドの運動量を低減し、結果的に印字速度を向
上するものである。
【0025】このように、本実施例においては、黒デー
タの存在しないキャラクタ両端部分に印字ヘッドを移動
させないので、印字ヘッドの往復運動量を低減でき、画
像出力時間の短縮を実現することができる。特に、印字
部分が中央に集中しているような原稿のコピーや受信文
書の印字の際に、より一層の効果を奏する。以下、請求
項4記載の発明を実施例に基づいて説明する。
【0026】まず、構成を説明する。図1において、フ
ァクシミリ制御部13によって1キャラクタ分の画像デ
ータを再構成する際に、CPU14は本実施例の画素間
距離算出手段として、全てのラインを対象に有為画素間
の距離および画素位置を算出する。次いで、CPU14
は本実施例の主走査方向送り量算出手段として、前記有
為画素間の距離が所定値以上であり、全てのラインで共
通な位置に無為画素の連続領域が存在する場合に、該無
為画素の連続領域に相当する前記ラインプリンタ21の
主走査方向の送り量を算出する。そして、CPU14は
本実施例の主走査方向の空送り制御手段として、前記算
出した送り量分を空送りさせる制御命令を前記無為画素
領域の画像データに代えてラインプリンタ21に送出す
る。図5は請求項4記載の発明に係り1キャラクタに再
構成される複数ライン分の画像データを示す模式図であ
る。図示のように、複数ライン分の画像データによって
1つのキャラクタ41が再構成されるが、このとき、ラ
イン毎にライン上における有為画素(黒データ)B間の
距離および位置を検出し、全てのラインを通して共通な
無為画素(白データ)の連続領域c−dを算出する。そ
して、CPU14は、前記連続領域c−d間でラインプ
リンタ21の印字ヘッドを空送りさせるよう制御する。
【0027】次に、作用を説明する。CPU14は、1
キャラクタ単位への画像データの再構成を行う際に、1
キャラクタ41に相当する複数ラインの中で主走査方向
の黒データと黒データの間隔が、予め決められている所
定のキャラクタ数分以上になった場合、例えばc−d間
が所定値以上になった場合に、キャラクタ単位のデータ
をプリンタ21側に送出することはせずに、その間隔に
相当するキャラクタ数分の印字ヘッド空送り命令(セン
トロニクス制御命令)をプリンタ21側に出力する。従
って、c−d間で印字ヘッドは所定の印字速度より高速
で空送りされ、この速度差により印字時間の短縮が実現
される。
【0028】このように、本実施例においては、黒デー
タB間の白データ連続領域でラインプリンタ21の印字
ヘッドが空送りされるので、正規に印字した場合の速度
との差に応じて印字速度を向上でき、例えば表などのよ
うに、罫線が両端にそれぞれ1本ずつ配置されているだ
けの原稿を印字する場合に、プリンタ21側に出力する
情報量が低減され、結果的に画像出力時間の短縮がなさ
れる。
【0029】以下、Fax受信時について上記実施例の
動作を説明する。図1において、回線Lから受信し、モ
デム12によって復調された画像データは、一旦、画像
メモリ17に蓄積される。この蓄積(受信)動作と並行
して、画像メモリ17に蓄積された画像データは、ファ
クシミリ制御部13で復号化され、1ライン毎の画像デ
ータに再生される。再生された画像データは、RAM1
6の中にある定められたアドレスに順次入力される。さ
らに、RAM16に記憶された1ライン毎の画像データ
は、画像メモリ17の蓄積(受信)とは異なる領域に1
ライン毎に1バイトずつコピーされる。ここで、画像デ
ータのコピー領域は、データをラインプリンタ21に合
ったキャラクタ単位、すなわち図2〜5に示す符号の3
1または41に再構成するのに必要なライン数分だけ確
保されている。全白ラインかどうかの判定、黒データの
最左・右端位置のサーチ、また主走査方向の黒データと
黒データの間隔の計測は、この画像データのコピーの際
に行われる。
【0030】全白ラインかどうかの判定は、コピー時に
黒データがあるかどうかによって行われ、白ラインと判
定されたライン数を順次カウントアップする。全白ライ
ンの判定およびカウントは、図3に示すように、初めて
黒データがコピーされるまで行われ、それまでカウント
されていた全白ライン数からプリンタ21に合った記録
紙空送り(ラインフィード)量Pを計算し、セントロニ
クス制御命令コードと併せてプリンタ21に出力する。
なお、データコピーが終了したラインが全白ラインと判
定された場合には、次のラインのデータは前のラインと
同じ領域に上書きされる。
【0031】初めて黒データをコピーした場合には、図
4に示すように、そのデータが左から何バイト目のデー
タかということを最左・右端黒データ位置として記憶
し、それ以降は黒データがコピーされる度にそれまでの
最左・右端黒データ位置と比較され、より左・右であれ
ばそれぞれ更新されていく。この動作は、プリンタ21
の1キャラクタに対応するファクシミリの画像データラ
イン数分のデータコピーが終了するまで続けられる。こ
うして、図4に示すように、1キャラクタ内で両最端デ
ータ位置a、bを検出する。
【0032】また、黒データをコピーした場合には、図
5に示すように、黒データから全白データに変わった変
化位置cと、全白データから黒データに変わった変化位
置dとから、黒データ間距離c−dをバイト単位で算出
し、その値が予め設定されたしきい値以上であれば、変
化位置c、dが記憶される。この動作は、各ライン毎に
行われ、1ラインのデータコピーが終了する度に、それ
までの変化位置と比較され、より短いc−d間隔に更新
される。更新された場合にはその都度、c−d間隔とし
きい値が比較され、しきい値以上であればそのまま次の
ラインのデータコピーが開始される。ただし、しきい値
以下となった場合には、黒データ間での空送りが不可能
と判断して、それ以降の間隔計測はスキップされ、デー
タのコピーと最左・右端位置のサーチだけが行われる。
プリンタ21の1キャラクタに対応するファクシミリの
画像データライン数分のデータコピーが終了した時点
で、しきい値以上の黒データ間距離c−dが計測された
どうかが判断され、それに適した印字制御命令がプリン
タ21側へ出力される。
【0033】次に、画像データ再構成終了後の、プリン
タ21の印字制御方法について説明する。まず、しきい
値以上の黒データ間距離c−dが計測されなかった場合
には、プリンタ21の1キャラクタに対応するライン数
の画像データは、以下の、に示す2つのセントロニ
クス制御命令と、再構成された画像データを出力するこ
とによって印字される。すなわち、図4において、デ
ータコピー時にサーチしたバイト単位で示された最左端
位置aからキャラクタ単位の最左端位置bを計算し、印
字ヘッド絶対位置指定命令を出力する。キャラクタ単
位に再構成された画像データすなわちa−b間の画像デ
ータを出力する。印字開始命令を出力する。以上で実
際に印字が開始される。
【0034】次に、しきい値以上の黒データ間距離c−
dが計測された場合には、以下の、〜、の5つ
のセントロニクス制御命令と、再構成された画像データ
を出力することによって印字される。すなわち、図5に
おいて、データコピー時にサーチしたバイト単位で示
された最左端位置aからキャラクタ単位の最左端位置b
を計算し、印字ヘッド絶対位置指定命令を出力する。
キャラクタ単位に再構成された画像データすなわちa−
c間の画像データを出力する。印字開始命令を出力す
る。黒データ間距離c−dをキャラクタ単位に換算
し、印字ヘッドの相対位置指定命令を出力する。バイ
ト単位で示された変化位置dからキャラクタ単位の変化
位置を計算し、印字ヘッド絶対位置指定命令を出力す
る。キャラクタ単位に再構成された画像データすなわ
ちd−b間の画像データを出力する。印字開始命令を
出力する。
【0035】このように、しきい値以上の黒データ間距
離c−dが計測された場合は、計測されなかった場合に
比べて、プリンタ21側へ出力するセントロニクス制御
命令は多くなるが、キャラクタ単位に再構成された画像
データ量(a−c間データ、d−b間データ)が少なく
なり、結果的にはCPU14のパフォーマンスを向上さ
せ、印字全体の時間を短縮することができる。逆に言え
ば、CPU14のパフォーマンスが向上するように、黒
データ間距離c−dのしきい値を設定すれば良いという
ことになる。
【0036】なお、黒データ間距離c−dを実施例では
1キャラクタ内に1ヶ所として説明したが、複数ヶ所あ
る場合は複数ヶ所について全て空送り制御を行っても構
わない。また、上記実施例では受信時の動作を例示した
が、コピー動作についても画像読取部20で読み取った
画像データを1ライン毎にRAM15の中のある定めら
れたアドレスに順次入力した後は、Fax受信の際と全
く同じ動作となる。
【0037】さらに、以上の実施例では印字装置を外部
接続するファクシミリ装置を例示したが、外部の印字装
置に接続される例えばスキャナやワープロ、あるいはコ
ンピュータ機器等に本印字制御方式を実施しても構わな
い。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明に係るファクシミリ装置によれば、1キャラクタ分の
画像データを再構成する際に、1キャラクタ分の複数ラ
インのうち無為画素によって構成される全白ラインが先
頭ラインから連続する場合に、副走査方向送り量算出手
段により、連続した全白ライン分に相当する印字装置の
副走査方向の送り量を算出し、副走査方向の空送り制御
手段が前記算出した送り量分を空送りさせる制御命令を
前記全白ライン分の画像データに代えて印字装置に送出
するので、複数ライン分の画像データをキャラクタ単位
に再構成した際でも白ラインスキップを実現でき、印字
時間の短縮が可能となる。また、特にハード的な追加を
することなく、ソフト的な制御により印字全体の時間が
短縮できるので、コストの面でも効果がある。さらに、
画像データを削除することなく時間短縮を図っているの
で、オリジナルと異なる画像を印字する虞れもなく、コ
ピーなど複写本来の目的をも達成しながら印字時間の短
縮を実現できる。
【0039】また、請求項2記載の発明に係るファクシ
ミリ装置によれば、1キャラクタ分の画像データを再構
成する際に、ライン変更手段により、有為画素を含むラ
インが先頭となるように1キャラクタ分の対象ラインを
変更するので、白ラインが連続する領域に応じてスキッ
プ幅を調整でき、またスキップ対象となる全白ラインを
増やすことができるので、スキップ幅およびスキップ頻
度を向上でき、印字時間の短縮に一層の効果を奏する。
【0040】また、請求項3記載の発明に係るファクシ
ミリ装置によれば、1キャラクタ分の画像データを再構
成する際に、両最端位置検出手段により、複数のライン
を通してライン上における有為画素の両最端位置を検出
し、印字制御手段により、前記検出した両最端位置間に
限定して印字装置のライン印字を制御するので、黒デー
タの存在しないキャラクタ両端部分での印字ヘッドの運
動を省略でき、印字ヘッドの往復運動量を低減でき、画
像出力時間の短縮を実現することができる。特に、印字
部分が中央に集中しているような原稿のコピーや受信文
書の印字の際に、より一層の効果を奏する。
【0041】また、請求項4記載の発明に係るファクシ
ミリ装置によれば、1キャラクタ分の画像データを再構
成する際に、画素間距離算出手段により、全てのライン
を対象に有為画素間の距離および画素位置を算出し、有
為画素間の距離が所定値以上であり、全てのラインで共
通な位置に無為画素の連続領域が存在する場合に、主走
査方向送り量算出手段が、該無為画素の連続領域に相当
する前記印字装置の主走査方向の送り量を算出し、主走
査方向の空送り制御手段により、前記算出した送り量分
を空送りさせる制御命令を前記無為画素領域の画像デー
タに代えて印字装置に送出するので、正規に印字した場
合の速度との差に応じて印字速度を向上でき、例えば表
などのように、罫線が両端にそれぞれ1本ずつ配置され
ているだけの原稿を印字する場合に、印字装置側に出力
する情報量を低減でき、結果的に画像出力時間の短縮が
なされる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1〜4いずれかに記載された発明の一実
施例に係るファクシミリ装置を示すブロック図である。
【図2】請求項1記載の発明に係り1キャラクタに再構
成される複数ライン分の画像データを示す模式図であ
る。
【図3】請求項2記載の発明に係り1キャラクタに再構
成される複数ライン分の画像データを示す模式図であ
る。
【図4】請求項3記載の発明に係り1キャラクタに再構
成される複数ライン分の画像データを示す模式図であ
る。
【図5】請求項4記載の発明に係り1キャラクタに際構
成される複数ライン分の画像データを示す模式図であ
る。
【符号の説明】
13 ファクシミリ制御部 14 CPU 16 RAM 17 画像メモリ 21 ラインプリンタ(印字装置) 22 セントロニクスI/F(データ供給手段)

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数ライン分の画像データに相当するキャ
    ラクタ単位でライン印字を行う外部の印字装置に対応
    し、 この印字装置の1キャラクタ分に相当する複数ライン分
    の画像データをキャラクタデータに再構成する手段と、 このキャラクタデータに再構成された画像データを前記
    印字装置に供給するデータ供給手段と、を備えたファク
    シミリ装置において、 前記1キャラクタ分の画像データを再構成する際に1キ
    ャラクタ分の複数ラインのうち無為画素によって構成さ
    れる全白ラインが先頭ラインから連続する場合に該連続
    した全白ライン分に相当する前記印字装置の副走査方向
    の送り量を算出する副走査方向送り量算出手段と、 算出した送り量分を空送りさせる制御命令を前記全白ラ
    イン分の画像データに代えて送出する副走査方向の空送
    り制御手段と、を備えたことを特徴とするファクシミリ
    装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載のファクシミリ装置におい
    て、 1キャラクタ分の画像データを再構成する際に有為画素
    を含むラインが先頭となるように1キャラクタ分の対象
    ラインを変更するライン変更手段を備えたことを特徴と
    するファクシミリ装置。
  3. 【請求項3】請求項1または2記載のファクシミリ装置
    において、 1キャラクタ分の画像データを再構成する際に複数のラ
    インを通してライン上における有為画素の両最端位置を
    検出する両最端位置検出手段と、 検出した両最端位置間に限定して前記印字装置のライン
    印字を制御する印字制御手段と、を備えたことを特徴と
    するファクシミリ装置。
  4. 【請求項4】請求項1〜3いずれかに記載のファクシミ
    リ装置において、 1キャラクタ分の画像データを再構成する際に全てのラ
    インを対象に有為画素間の距離および画素位置を算出す
    る画素間距離算出手段と、 有為画素間の距離が所定値以上であり全てのラインで共
    通な位置に無為画素の連続領域が存在する場合に該無為
    画素の連続領域に相当する前記印字装置の主走査方向の
    送り量を算出する主走査方向送り量算出手段と、 算出した送り量分を空送りさせる制御命令を前記無為画
    素領域の画像データに代えて送出する主走査方向の空送
    り制御手段と、を備えたことを特徴とするファクシミリ
    装置。
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