JP3368527B2 - スイッチング装置 - Google Patents

スイッチング装置

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JP3368527B2
JP3368527B2 JP26388097A JP26388097A JP3368527B2 JP 3368527 B2 JP3368527 B2 JP 3368527B2 JP 26388097 A JP26388097 A JP 26388097A JP 26388097 A JP26388097 A JP 26388097A JP 3368527 B2 JP3368527 B2 JP 3368527B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、切換頻度の高いス
イッチング対象に用いて好適の、スイッチング装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】近年、さまざまなスイッチング装置が開
発されている。例えば、実公平4−41632号公報で
は、2個のMOSFETを直列に接続しているスイッチ
回路において、制御電圧VC のパルス状のサージ電圧な
どに起因するノイズ成分からスイッチ回路を保護するこ
とを目的として、各MOSFETのゲート側端子と、各
MOSFETのソース側どうしの間に直列接続された2
つの抵抗の相互間の端子との間にコンデンサを接続して
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、スイッチン
グ対象が切換頻度の高いものであれば、スイッチング動
作に要する電力を極力抑制するようにして、極めて低電
力でスイッチ制御ができるようにしたい。このようなス
イッチング対象の1つとして、蓄電装置の電圧均衡化回
路がある。
【0004】ここで、かかる蓄電装置について説明す
る。すなわち、例えば、現在の電気自動車の電源として
は、多数の蓄電池(以下、バッテリという)を直列接続
したもの(組電池)を使用している。このように多数の
組電池を直列接続した組電池の場合、組電池の出力は、
最も低い電圧の電池に依存するため、各組電池を均等に
使用することができず、各電池の能力を最大限に発揮さ
せることができない。
【0005】ところで、図5に示すように、リチウムイ
オン電池の場合、放電量に依存して出力電圧が決定する
が、このリチウムイオン電池のように、放電量に依存し
て出力電圧が決定されるものでは、各電池の電圧を等し
くすることで、各電池の放電量(逆に言うと、充電量又
は残存容量)を等しくすることができ、各電池の電圧が
等しくなるように調整しながら、充電を行なうようにす
ればよい。
【0006】そこで、蓄電池(バッテリ)の電圧均衡化
回路が従来から提供されており、図6に示すように構成
されている。図6に示す回路は、組電池の電圧均衡化回
路の1セル分(あるいは1モジュール分)を抜粋したも
のであり、各バッテリに同回路が装備される。そして、
このような回路をそなえた状態での充電動作が行なわれ
るが、充電動作の末期に該回路による放電動作が行なわ
れる。
【0007】すなわち、充電の進行によりバッテリ10
1の端子電圧が上昇するが、この状態を電圧監視回路
(電圧検出回路)104が監視しており、セルの両端電
圧VBが設定電圧以上になった場合に放電スイッチ10
2をオン状態(閉状態)に移行させる。これにより、放
電抵抗器103への通電が行なわれ、電気エネルギが熱
に変換されることにより消費される。
【0008】この消費により、セル電圧VBが設定電圧
以下の電圧になれば、放電スイッチ102をオフ状態
(開状態)に移行させることが行なわれる。このような
放電スイッチ102のオン,オフが繰り返されることに
より、バッテリセルの電圧VBは、設定電圧に調整され
る。なお、実際の回路では、放電スイッチ102の代わ
りにパワートランジスタ等の電力素子を使用し、オンオ
フ制御ではなく、リニア制御により電圧を調整する等の
方法が一般的である。
【0009】しかしながら、上述の回路による場合、設
定電圧を超過したエネルギが放電抵抗器103により熱
の形で浪費されてしまい、電力損失が大きくなるととも
に、放熱対策を考慮しなければならないことが大きな問
題となる。また、満充電に近づいた時セル電圧VBが上
昇した場合にだけ均衡化が可能であり、放電時や車両を
使用していない間の空き時間などを利用した電圧均衡化
を行なえず、ハイブリッド電気自動車のように発電走行
時に満充電まで充電しないものには利用できない。
【0010】さらに、放電抵抗器や放熱板およびスイッ
チング用の素子など大容量のものを使用しなければなら
ず、装置が大型化したり、放熱のために冷却装置が必要
になるなど構造が単純にならないという課題もある。こ
れに対して、特開平6−319287号公報には、放電
方式ではない均衡化回路を用いた技術が開示されてい
る。この技術は、直列接続された組電池の両端にコンデ
ンサを接続して、各バッテリセル(充電単電池)を略均
一に充電するものであるが、大容量コンデンサが必要で
あり、各バッテリセルの端子電圧を検出しながら所要の
充電対象となるバッテリセルを選択する制御は制御ロジ
ックが複雑である。
【0011】そこで、直列に接続されたバッテリに対し
て、各バッテリと対応した数のコンデンサを設け、各コ
ンデンサを対応したバッテリとそれぞれ並列接続させる
第1の接続モードと、上記の各コンデンサを対応するバ
ッテリに隣接したバッテリとそれぞれ並列接続させる第
2の接続モードとを交互に切り換えるようにすること
で、各バッテリの電圧の均衡化を図ることが考えられ
る。
【0012】この場合は、コンデンサを介して電荷をバ
ッテリ間で移動させることにより、各バッテリの電圧が
均衡化されるのである。しかしながら、このような構成
では、各バッテリの電圧が均衡化されるまでモード切換
のためのスイッチングを繰り返して長時間駆動させる必
要があるが、このスイッチングに大きな駆動消費電力を
要してしまうと、バッテリの長寿命化という本来の目的
に反してしまう。したがって、このモード切換スイッチ
は出来るだけ駆動消費電力が小さいものが要望されてい
た。
【0013】このように、省電型のスイッチング装置が
要望される現状において、前述の実公平4−41632
号公報の技術は立ち上がりの速いサージパルスが入力さ
れたときのMOSFETの破壊防止を目的としており、
かかる技術では、スイッチの低消費電力化を十分に達成
することができない。本発明は、上述の課題に鑑み創案
されたもので、繰り返し長時間使用しても消費電力を抑
制することができるようにした、スイッチング装置を提
供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の本発明のスイッチング装置では、
1の端子と、第2の端子と、該第1の端子及び該第2の
端子に接続可能な第3の端子とをそなえたスイッチング
装置であって、該第1の端子と該第3の端子との間に、
ゲートに印加される電圧によって該第1の端子と該第3
の端子とを導通状態又は非導通状態に制御可能な第1の
MOSFETと、該第1のMOSFETの該ゲートとソ
ースとの間に接続された第1のコンデンサと、第1のパ
ルス状信号の入力により該第1のコンデンサの充電を行
ない、該第1のMOSFETを導通状態に保持する第1
の充電手段と、第2のパルス状信号の入力により該第1
のコンデンサの放電を行ない、該第1のMOSFETを
非導通状態に保持する第1の放電手段とをそなえ、該第
2の端子と該第3の端子との間に、ゲートに印加される
電圧によって該第2の端子と該第3の端子とを導通状態
又は非導通状態に制御可能な第2のMOSFETと、該
第2のMOSFETの該ゲートとソースとの間に接続さ
れた第2のコンデンサと、該第2のパルス状信号の入力
により該第2のコンデンサの充電を行ない、該第2のM
OSFETを導通状態に保持する第2の充電手段と、該
第1のパルス状信号の入力により該第2のコンデンサの
放電を行ない、該第2のMOSFETを非導通状態に保
持する第2の放電手段とをそなえていることを特徴とし
ている。
【0015】該第1の充電手段は、該第1のコンデンサ
に並列に接続された第1のフォトダイオードと、該第1
のフォトダイオードとともにフォトカプラを構成し、該
第1のパルス状信号により発光するLEDとをそなえ、
該第1の放電手段は、該第1のコンデンサに並列に接続
された第1のフォトトランジスタと、該第1のフォトト
ランジスタとともにフォトカプラを構成し、該第2のパ
ルス状信号により発光するLEDとをそなえ、該第2の
充電手段は、該第2のコンデンサに並列に接続された第
2のフォトダイオードと、該第2のフォトダイオードと
ともにフォトカプラを構成し、該第2のパルス状信号に
より発光するLEDとをそなえ、該第2の放電手段は、
該第2のコンデンサに並列に接続された第2のフォトト
ランジスタと、該第2のフォトトランジスタとともにフ
ォトカプラを構成し、該第1のパルス状信号により発光
するLEDとをそなえていることが好ましい(請求項
2)。
【0016】請求項3記載の本発明のスイッチング装置
では、直列に接続された第1,第2の蓄電池と、該第1
の蓄電池又は該第2の蓄電池に並列に接続可能な蓄電器
とをそなえ、該蓄電器と該第1の蓄電池との接続、及
び、該蓄電器と該第2の蓄電池との接続の何れかに切り
換えるスイッチング装置であって、該第1の蓄電池の正
極に接続された第1の端子と、該第1の蓄電池の負極に
接続された第2の端子と、該蓄電器の一端に接続された
第3の端子と、該第2の蓄電池の正極に接続された第4
の端子と、該第2の蓄電池の負極に接続された第5の端
子と、該蓄電器の他端に接続された第6の端子とをそな
え、該第1の端子と該第3の端子との間に、ゲートに印
加される電圧によって該第1の端子と該第3の端子とを
導通状態又は非導通状態に制御可能な第1のMOSFE
Tと、該第1のMOSFETの該ゲートとソースとの間
に接続された第1のコンデンサと、第1のパルス状信号
の入力により該第1のコンデンサの充電を行ない、該第
1のMOSFETを導通状態に保持する第1の充電手段
と、第2のパルス状信号の入力により該第1のコンデン
サの放電を行ない、該第1のMOSFETを非導通状態
に保持する第1の放電手段とをそなえ、該第2の端子と
該第3の端子との間に、ゲートに印加される電圧によっ
て該第2の端子と該第3の端子とを導通状態又は非導通
状態に制御可能な第2のMOSFETと、該第2のMO
SFETの該ゲートとソースとの間に接続された第2の
コンデンサと、該第2のパルス状信号の入力により該第
2のコンデンサの充電を行ない、該第2のMOSFET
を導通状態に保持する第2の充電手段と、該第1のパル
ス状信号の入力により該第2のコンデンサの放電を行な
い、該第2のMOSFETを非導通状態に保持する第2
の放電手段とをそなえ、該第4の端子と該第6の端子と
の間に、ゲートに印加される電圧によって該第4の端子
と該第6の端子とを導通状態又は非導通状態に制御可能
な第3のMOSFETと、該第3のMOSFETの該ゲ
ートとソースとの間に接続された第3のコンデンサと、
該第1のパルス状信号の入力により該第3のコンデンサ
の充電を行ない、該第3のMOSFETを導通状態に保
持する第3の充電手段と、該第2のパルス状信号の入力
により該第3のコンデンサの放電を行ない、該第3のM
OSFETを非導通状態に保持する第3の放電手段とを
そなえ、該第5の端子と該第6 の端子との間に、ゲート
に印加される電圧によって該第5の端子と該第6の端子
とを導通状態又は非導通状態に制御可能な第4のMOS
FETと、該第4のMOSFETの該ゲートとソースと
の間に接続された第4のコンデンサと、該第2のパルス
状信号の入力により該第4のコンデンサの充電を行な
い、該第4のMOSFETを導通状態に保持する第4の
充電手段と、該第1のパルス状信号の入力により該第4
のコンデンサの放電を行ない、該第4のMOSFETを
非導通状態に保持する第4の放電手段とをそなえている
ことを特徴としている。
【0017】該第1の充電手段は、該第1のコンデンサ
に並列に接続された第1のフォトダイオードと、該第1
のフォトダイオードとともにフォトカプラを構成し、該
第1のパルス状信号により発光するLEDとをそなえ、
該第1の放電手段は、該第1のコンデンサに並列に接続
された第1のフォトトランジスタと、該第1のフォトト
ランジスタとともにフォトカプラを構成し、該第2のパ
ルス状信号により発光するLEDとをそなえ、該第2の
充電手段は、該第2のコンデンサに並列に接続された第
2のフォトダイオードと、該第2のフォトダイオードと
ともにフォトカプラを構成し、該第2のパルス状信号に
より発光するLEDとをそなえ、該第2の放電手段は、
該第2のコンデンサに並列に接続された第2のフォトト
ランジスタと、該第2のフォトトランジスタとともにフ
ォトカプラを構成し、該第1のパルス状信号により発光
するLEDとをそなえ、該第3の充電手段は、該第3の
コンデンサに並列に接続された第3のフォトダイオード
と、該第3のフォトダイオードとともにフォトカプラを
構成し、該第1のパルス状信号により発光するLEDと
をそなえ、該第3の放電手段は、該第3のコンデンサに
並列に接続された第3のフォトトランジスタと、該第3
のフォトトランジスタとともにフォトカプラを構成し、
該第2のパルス状信号により発光するLEDとをそな
え、該第4の充電手段は、該第4のコンデンサに並列に
接続された第4のフォトダイオードと、該第4のフォト
ダイオードとともにフォトカプラを構成し、該第2のパ
ルス状信号により発光するLEDとをそなえ、該第4の
放電手段は、該第4のコンデンサに並列に接続された第
4のフォトトランジスタと、該第4のフォトトランジス
タとともにフォトカプラを構成し、該第1のパルス状信
号により発光するLEDとをそなえていることが好まし
い(請求項4)。
【0018】
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面により、本発明の一実
施形態としてのスイッチング装置を説明すると、図1〜
図3は本発明の一実施形態としてのスイッチング装置を
示すものである。まず、本実施形態のスイッチング装置
が適用される蓄電装置の電圧均衡化装置について説明す
ると、図2はその模式的回路構成図である。
【0020】図2に示すように、本スイッチング装置が
適用される蓄電装置では、複数の蓄電手段としての第1
蓄電池(バッテリセル)B11,第2の蓄電池B12
が直列に接続されており、これにより組電池が構成され
ている。なお、この例では、2個のバッテリを接続した
例を示しているが、勿論、バッテリ数はこれに限定され
るものではない。そして、電圧均衡化装置としては、こ
れらの蓄電池B11,B12に対して蓄電器(コンデン
サ)C11が並列接続されて設けられ、さらに、蓄電器
C11と各蓄電池B11,B12との間には、接続切換
手段としてのスイッチS11,S12が介装された構成
になっている。
【0021】ここで、蓄電池B11,B12の相互間に
は端子(第2の端子)S11B,端子(第4の端子)
12Aが、蓄電池B11の一端側(端子A側)には端子
(第1の端子)S11Aが、蓄電池B12の他端側(端
子B側)には端子(第5の端子)S12Bがそれぞれ接
続されている。また、蓄電器C11の一端側には端子S
11A又は端子S11Bに選択的に接続切り換え可能な
スイッチ(第3の端子)S11が、又、蓄電器C11の
他端側には端子S12A又は端子S12Bに選択的に接
続切り換え可能なスイッチ(第6の端子)S12がそれ
ぞれ設けられている。
【0022】そして、これらのスイッチS11,S12
は連動して切り換えられるように構成され、それぞれが
端子S11A,S12Aに接続した状態(第1の接続モ
ードM1)と、それぞれが端子S11B,S12Bに接
続した状態(第2の接続モードM2)との間で、一斉に
同期して切り換えられるように構成されている。なお、
第1の接続モードM1では、蓄電器C11は蓄電池B1
1と並列接続された状態となり、第2の接続モードM2
では、蓄電器C11は蓄電池B12と並列接続された状
態となる。
【0023】ここで、電圧均衡化原理について説明する
と、まずはじめに、蓄電池B11の電圧がV1、蓄電池
B12の電圧がV2(V1>V2)であったものとす
る。図2に示すように、スイッチS11,S12が上側
へ揺動され、それぞれ端子S11A,S12Aに接続さ
れて、コンデンサC11と蓄電池B11とが並列接続に
なると、蓄電池B11の電圧及びコンデンサC11の電
位差はそれぞれV1′となる。このV1′は、V1より
蓄電池B11からコンデンサC11へ流入した電荷に
応じた分(微小量)v1だけ低い電圧(=V1−v1)で
ある。
【0024】次に、スイッチS11,S12が下側へ揺
動され、端子S11B,S12Bに接続されて、コンデ
ンサC11と蓄電池B12とが並列接続になると、蓄電
池B12の電圧及びコンデンサC11の電位差はそれぞ
れV2′となる。このV2′は、V2よりもコンデンサ
C11から蓄電池B12へ流入した電荷分(微小量)v
2だけ高い電圧(=V2+v2)である。
【0025】このようにして、コンデンサC11を介
し、蓄電池B11から蓄電池B12へ電荷が移送されて
蓄電池B11の電圧はV1から徐々に減少し、蓄電池B
12の電圧はV2から徐々に増加して、やがて蓄電池B
11,蓄電池B12の電圧は等しい値V12(V1>V12
>V2)となるのである。次に、本スイッチング装置の
構成について詳細に説明すると、図1はその回路構成図
であり、ここでは図2におけるスイッチS11に対応し
た部分を例に説明する。
【0026】図1に示すように、本スイッチング装置で
は、スイッチS11の端子としてパワーMOSFET
(第1のMOSFET)1A,2A、パワーMOSFE
T(第2のMOSFET)1B,2B(以下、各パワー
MOSFETを単にMOSFETという)が用いられて
おり、図2における端子S11AとしてはMOSFET
1A,2Aが、端子S11BとしてはMOSFET1
B,2Bがそれぞれ過電流防止用のヒューズ20A,2
0Bとともに配設されている。そして、それぞれの2つ
のMOSFET1A,2A及びMOSFET1B,2B
はソースを互いに連結されドレイン側を回路に接続され
ている。
【0027】まず、端子S11A、つまりMOSFET
1A,2Aのスイッチングを行なうスイッチング回路S
C11Aについて説明すると、図1に示すように、MO
SFET1A,2Aのソースとゲートの間にはコンデ
ンサ(第1のコンデンサ)3Aが接続されている。この
コンデンサ3Aは、MOSFET1A,2Aのゲートに
電圧を印加するために設けられたものであり、コンデン
サ3Aの充電電圧がMOSFET1A,2Aのソース−
ゲート間の閾値電圧よりも高ければ、MOSFET1
A,2Aは導通状態になり端子S11Aがオンになった
ことになる。なお、MOSFET1Aとコンデンサ3A
との間には抵抗7Aが、MOSFET2Aとコンデンサ
3Aとの間には抵抗8Aが緩衝用に接続されている。
【0028】コンデンサ3Aの充電は、コンデンサ3A
と並列に接続された充電手段4Aにより行なわれるよう
になっている。そして、この充電手段(第1の充電手
段)4Aは直列に接続された複数個のフォトダイオード
(第1のフォトダイオード)40Aと、フォトダイオー
ド40Aの近傍に配設されたLED41Aとで構成され
ている。LED41Aはフォトダイオード40Aに光を
照射できるように位置決めされており、12V電源20
a,20bにトランジスタ6A及び緩衝用の抵抗12A
とともに直列に接続されている。そして、トランジスタ
6Aのベースに駆動信号パルス(第1のパルス状信号)
を印加してトランジスタ6Aを導通状態にすることに
より、LED41Aは電源を供給されて発光するように
なっている。
【0029】そして、LED41Aとフォトダイオード
40Aとは光学的に結合された状態(フォトカプラ)に
なっており、LED41Aが発光した光はフォトダイオ
ード40Aに照射され、フォトダイオード40Aはこの
光を受けて起電力を発生し、この光起電力によりコンデ
ンサ3Aの充電が行なわれるようになっている。なお、
フォトダイオード40Aとコンデンサ3Aとの間には逆
電圧防止用のダイオード10Aと緩衝用の抵抗14Aが
直列に接続されている。
【0030】一方、コンデンサ3Aの放電は、上述の充
電手段4Aとともにコンデンサ3Aと並列に接続された
放電手段(第1の放電手段)5Aにより行なわれるよう
になっている。そして、この放電手段5Aは、コンデン
サ3Aと並列に接続されたフォトトランジスタ(第1の
フォトトランジスタ)50Aと、フォトトランジスタ5
0Aの近傍に配設されたLED51Aとで構成されてい
る。
【0031】LED51Aはフォトトランジスタ50A
に光を照射できるように位置決めされており、LED4
1Aと同様に、12V電源20a,20bにトランジス
タ6B及び緩衝用の抵抗13Aとともに直列に接続され
ている。そして、トランジスタ6Bのベースに駆動信号
パルス(第2のパルス状信号)2を印加してトランジス
タ6Bをオンすることにより、LED51Aは電源を供
給されて発光するようになっている。
【0032】そして、LED51Aとフォトトランジス
タ50Aとは光学的に結合された状態(フォトカプラ)
になっており、LED51Aが発光した光はフォトトラ
ンジスタ50Aに照射され、フォトトランジスタ50A
はこの光を受けて導通状態になり、これによりコンデン
サ3Aの両端が短絡されて放電が行なわれるようになっ
ている。
【0033】また、これらの充電手段4A,放電手段5
Aとともにコンデンサ3Aには抵抗9Aが接続されてい
るが、この抵抗9Aは端子S11Aのオフ時にMOSF
ET1B,2Bの作用によりコンデンサ3Aが充電され
てしまうことを防止するために設けられた抵抗値の大き
い抵抗である。次に、端子S11B、つまりMOSFE
T1B,2Bのスイッチングを行なうスイッチング回路
SC11Bについて説明すると、図2に示すように、ス
イッチング回路SC11Bは上述のスイッチング回路S
C11Aと同構成である。ただし、LED41B,LE
D51BはそれぞれLED51A,LED41Aと並列
に12V電源20a,20bに接続されており、トラン
ジスタ6Aが導通状態になることによりLED41A,
LED51Bへ同時に電源供給が行なわれ、トランジス
タ6Bが導通状態になることによりLED41B,LE
D51Aへ同時に電源供給が行なわれるようになってい
る。
【0034】本発明の一実施形態としてのスイッチング
回路は上述のごとく構成されているので、図3(a)に
示すような駆動信号パルス1,2をトランジスタ6A,
6Bに入力することにより、以下のような動作を行な
う。なお、図3(a)における実線で示すパルスはトラ
ンジスタ6Aに入力するパルス1(充電信号)を示し、
点線で示すパルスはトランジスタ6Bに入力するパルス
2(放電信号)を示している。また、図3(b)は図3
(a)に対応した端子S11A,S11Bのオンオフの
タイミング図であり、実線は端子S11A、点線は端子
S11Bのタイミング図を示す。
【0035】図3(a)に示すように、トランジスタ6
A,トランジスタ6Bには1sec毎に交互に駆動信号
パルス1,2(5V,10msec)が印加される。ま
ず、トランジスタ6Aのベースに駆動信号パルスが印
加されると(時点t1)、トランジスタ6Aはこの駆動
信号パルスが印加されている間はエミッタ−コレクタ
間が導通状態になり、トランジスタ6Aと直列に互いに
並列に接続されたLED41A,LED51Bに電源が
供給され、LED41A,LED51Bは光を発生す
る。
【0036】LED41Aの発光により、フォトダイオ
ード40Aは光を照射されて光起電力を発生し、MOS
FET1A,2Aのゲートに電圧を印加する。また、同
時にMOSFET1A,2Aと並列に接続されているコ
ンデンサ3Aの充電も行なう。この光起電力がMOSF
ET1A,2Aのソース−ゲート間の閾値電圧よりも高
くなったときMOSFET1A,2Aは導通状態とな
り、端子S11Aがオンになるが、トランジスタ6Aの
ベースに駆動信号パルスが入力されてから、フォトダ
イオード40Aの光起電力が閾値電圧を越えるまでには
微小な時間を要し、駆動信号パルスの入力からMOS
FET1A,2Aが導通状態になるまでには若干のタイ
ムラグが発生する(時点t3)。なお、MOSFET1
A,2Aはソースを互いに連結されているので双方のソ
ース−ゲート間の電圧は同一であり光起電力が閾値電圧
を越えたとき同時に導通状態になる。
【0037】そして、フォトダイオード40Aが光起電
力を発生するのは、LED41Aから光を照射されてい
る間、つまりトランジスタ6Aのベースに入力された駆
動信号パルスの幅の時間だけであり、その後はフォトダ
イオード40AによるMOSFET1A,2Aのゲート
への印加電圧は消滅する。ところが、フォトダイオード
40Aが光起電力を発生している間にコンデンサ3Aは
充電が行なわれており、フォトダイオード40Aの光起
電力が消滅した後は、このコンデンサ3Aに充電された
電荷によりMOSFET1A,2Aのソース−ゲート間
の電圧が保持される。したがって、MOSFET1A,
2Aはこのコンデンサ3Aの電圧により導通状態に保持
される。
【0038】一方、LED51Bの発光により、フォト
トランジスタ50Bのエミッタ−コレクタ間が導通状態
になる。これによりコンデンサ(第2のコンデンサ)
Bの両端は短絡状態となり、充電手段(第2の充電手
段)4Bにより充電されて蓄えられていた電荷は急激に
放電される。そして、このコンデンサ3Bの放電により
コンデンサ3Bの両端の電圧、すなわちMOSFET1
B,2Bのソース−ゲート間電圧も急激に下降し、MO
SFET1B,2B(端子S11B)は非導通状態とな
る(時点t2)。なお、このコンデンサ3Bの放電によ
るソース−ゲート間電圧の下降は、前述のフォトダイオ
ード40Aの光起電力の上昇よりも急激であるため、M
OSFET1B,2Bが非導通状態になるタイミング
(時点t2)はMOSFET1A,2Aが導通状態にな
るタイミング(時点t3)よりも若干(約4msec)
早い。
【0039】そして、トランジスタ6Aに駆動信号パル
ス1が入力されてから1sec後には、トランジスタ6
Bに駆動信号パルス2が入力される(時点t4 )。この
駆動信号パルス2によりトランジスタ6Bが導通状態と
なり、放電手段5Aはコンデンサ3Aの放電を行ない、
充電手段4BはMOSFET1B,2Bのゲートへの電
圧の印加とコンデンサ3Bの充電とを行なう。そして、
これにより、まずMOSFET1A,2A(端子S11
A)が非導通状態となり(時点t5 )、遅れてMOSF
ET1B,2B(端子S11B)が導通状態になる(時
点t6 )。
【0040】以上のスイッチS11と同様の動作をスイ
ッチS12についても行なうことにより、蓄電池B1
1,B12と電器C11との接続の切換(第1接続モ
ードと第2接続モードとの切換)が行なわれる。なお、
スイッチS12の接続切換はスイッチS11と同じくト
ランジスタ6A,6Bへの駆動信号パルス1,2の入力
により行なわれ、これによりスイッチS11と同期して
接続切換が行なわれる。
【0041】このように、本発明の一実施形態としての
スイッチング装置によれば、トランジスタ6A,6Bに
交互に駆動信号パルスを入力することにより、MOSF
ET1A,2A,MOSFET1B,2Bを導通状態又
は非導通状態にすることができ、これにより端子S11
A,S11Bのオン又はオフができるので、低消費電力
でスイッチS11を駆動することができる。
【0042】また、MOSFET1A,2AとMOSF
ET1B,2Bとは、同一の駆動信号パルス1,2によ
り導通状態又は非導通状態となり、かつ非導通状態にな
るタイミングが導通状態になるタイミングよりも早いた
め、蓄電池B11,B12や電器C11がショートす
ることがなく安全である。さらに、駆動信号パルス1,
のパルス間隔を変化させることによりスイッチS1
1,S12の切換間隔を調整することができ、また駆動
信号パルス1,2の入力を連続して行なうことにより繰
り返しスイッチS11,S12の接続切換を行なうこと
ができる。これにより、蓄電池B11,B12や電器
C11の性能に応じて効率よく蓄電池B11,B12の
電圧均衡化を行なうことができる。
【0043】なお、図1,図2では2つの蓄電池を直列
接続した場合の回路構成図を示しているが、図4は複数
の(3つ以上)の蓄電池B11,B12,B13を直列
接続した場合の回路構成図であって、これら複数の蓄電
池B11,B12,B13に直列接続された複数の蓄電
器C11,C12,C13を並列に配設し、その間に本
スイッチング装置に係るスイッチS11,S12,S1
3を接続した場合の蓄電装置の回路構成図である。した
がって、図4に示すように、この電圧均衡化装置は図1
に示す構成要素に加えて、端子S12AとスイッチS1
2との間に、第3のMOSFETと、この第3のMOS
FETのゲートとソースとの間に接続された第3のコン
デンサと、トランジスタ6Aへの駆動信号パルス1の入
力により第3のコンデンサの充電を行ない、第3のMO
SFETを導通状態に保持する第3の充電手段4A′
と、トランジスタ6Bへの駆動信号パルス2の入力によ
り第3のコンデンサの放電を行ない、第3のMOSFE
Tを非導通状態に保持する第3の放電手段5A′とをそ
なえて構成されている。また、第3の充電手段4A′
は、第3のコンデンサに並列に接続された第3のフォト
ダイオードと、第3のフォトダイオードとともにフォト
カプラを構成し、トランジスタ6Aへの駆動信号パルス
1により発光するLEDとをそなえて構成され、第3の
放電手段5A′は、第3のコンデンサに並列に接続され
た第3のフォトトランジスタと、この第3のフォトトラ
ンジスタとともにフォトカプラを構成し、トランジスタ
6Bへの駆動信号パルス2により発光するLEDとをそ
なえて構成されている。 また、端子S12Bとスイッチ
S12との間に、第4のMOSFETと、この第4のM
OSFETのゲートとソースとの間に接続された第4の
コンデンサと、トランジスタ6Bへの駆動信号パルス2
の入力により第4のコンデンサの充電を行ない、第4の
MOSFETを導通状態に保持する第4の充電手段4
B′と、トランジスタ6Aへの駆動信号パルス1の入力
により第4のコンデンサの放電を行ない、第4のMOS
FETを非導通状態に保持する第4の放電手段5B′と
をそなえて構成されている。また、第4の充電手段4
B′は、第4のコンデンサに並列に接続された第4のフ
ォトダイオードと、この第4のフォトダイオードととも
にフォトカプラを構成し、トランジスタ6Bへの駆動信
号パルス2により発光するLEDとをそなえて構成さ
れ、第4の放電手段5B′は、第4のコンデンサに並列
に接続された第4のフォトトランジスタと、第4のフォ
トトランジスタとともにフォトカプラを構成し、トラン
ジスタ6Aへの駆動信号パルス1により発光するLED
とをそなえて構成されている。 さらに、端子S13Aと
スイッチS13との間に、第5のMOSFETと、この
第5のMOSFETのゲートとソースとの間に接続され
た第5のコンデンサと、トランジスタ6Aへの駆動信号
パルス1の入力により第5のコンデンサの充電を行な
い、第5のMOSFETを導通状態に保持する第5の充
電手段4A″と、トランジスタ6Bへの駆動信号パルス
2の入力により第5のコンデンサの放電を行ない、第5
のMOSFETを非導通状態に保持する第5の放電手段
5A″とをそなえて構成されている。また、第5の充電
手段4A″は、第5のコンデンサに並列に接続された第
5のフォトダイオードと、この第5のフォトダイオード
とともにフォトカプラを構成し、トランジスタ6Aへの
駆動信号パルス1により発光するLEDとをそなえて構
成され、第5の放電手段5A″は、第5のコンデンサに
並列に接続された第5のフォトトランジスタと、この第
5のフォトトランジスタとともにフォトカプラを構成
し、トランジスタ6Bへの駆動信号パルス2により発光
するLEDとをそなえて構成されている。 また、端子S
13BとスイッチS13との間に、第6のMOSFET
と、この第6のMOSFETのゲートとソースとの間に
接続された第6のコンデンサと、トランジスタ6Bへの
駆動信号パルス2の入力により第6のコンデンサの充電
を行ない、第6のMOSFETを導通状態に保持する第
6の充電手段4B″と、トランジスタ6Aへの駆動信号
パルス1の入力により第6のコンデンサの放電を行な
い、第6のMOSFETを非導通状態に保持する第6の
放電手段5B″とをそなえて構成されている。また、第
6の充電手段4B″は、第6のコンデンサに並列に接続
された第6のフォトダイオードと、この第6のフォトダ
イオードとともにフォトカプラを構成し、トランジスタ
6Bへの駆動信号パルス2により発光するLEDとをそ
なえて構成され、第6の放電手段5B″は、第6のコン
デンサに並列に接続された第6のフォトトランジスタ
と、第6のフォトトランジスタとと もにフォトカプラを
構成し、トランジスタ6Aへの駆動信号パルス1により
発光するLEDとをそなえて構成されている。ただし、
ここでは蓄電池数は3つのみ示しているが、さらに同様
な構成で増設することももちろん可能である。
【0044】この場合、図4に示すように、各スイッチ
S11,S12,S13における第1の充電手段4A,
第3の充電手段4A′,第5の充電手段4A″及び第2
放電手段5B,第4の放電手段5B′,第6の放電手
5B″への駆動信号パルスを一つのトランジスタ6
Aから入力し、第2の充電手段4B第4の充電手段4
B′第6の充電手段4B″及び第1の放電手段5A
第3の放電手段5A′第5の放電手段5A″への駆動
信号パルスを一つのトランジスタ6Bから入力する。
これにより、各スイッチS11,S12,S13を一斉
に作動させることができ、効率よく第1の接続モードと
第2の接続モードとの切換を行なうことができる。ま
た、各スイッチS11,S12,S13が同時に切り換
わることなく連動して切り換わることにより各蓄電池B
11,B12,B13や蓄電器C11,C12,C13
がショートすることがなく安全である。
【0045】以上、本実施形態では、蓄電装置の電圧均
衡化装置に本スイッチング装置を用いる場合を説明した
が、本スイッチング装置の用途は当然ながらこれに限定
されることなく、種々のスイッチング対象に対して適用
可能であり、特に、切換頻度の高いスイッチング対象に
ついて適用することが効果的である。そして、本発明の
スイッチング装置の構成は上述した実施形態に限定され
るものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々
変形して実施することができる。
【0046】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1〜4記載
の本発明のスイッチング装置によれば、第1のパルス状
信号及び第2のパルス状信号を入力することでMOSF
ETを導通状態と非導通状態とに切り換え、コンデンサ
によりその状態を保持することによりスイッチングを行
なうことができるので、スイッチングに必要な駆動電力
は少なくて済み、低消費電力化が可能である。
【0047】特に、請求項3,4記載の本発明のスイッ
チング装置によれば、蓄電装置の電圧均衡化を省電力で
行なうことができる。
【0048】また、第1のパルス状信号及び第2のパル
ス状信号のパルス間隔を変化させることによりスイッチ
ング回路の切換間隔を調整することができ、また第1の
パルス状信号及び第2のパルス状信号の入力を連続して
行なうことにより繰り返しスイッチング回路の接続切換
を行なうことができる。これにより、蓄電や蓄電器の
性能に応じて効率よく複数の蓄電池の電圧均衡化を行な
うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態としてのスイッチング装置
の回路構成図である。
【図2】本発明の一実施形態としてのスイッチング装置
が適用される蓄電装置の模式的な回路構成図である。
【図3】本発明の一実施形態としてのスイッチング装置
のスイッチの切換タイミングを示す図であり、(a)は
駆動信号パルスの入力タイミングを示す図、(b)は
(a)に対応したスイッチの切換タイミングを示す図で
ある。
【図4】本発明の一実施形態としてのスイッチング装置
が適用された蓄電装置の具体的な回路構成図である。
【図5】本発明の課題を説明するための図であって、電
池の特性を示すグラフである。
【図6】本発明の課題を説明するための図であって、従
来の蓄電装置の模式的回路構成図である。
【符号の説明】1 駆動信号パルス(第1のパルス状信号) 2 駆動信号パルス(第2のパルス状信号) 1A,2MOSFET(第1のMOSFET) 1B,2B MOSFET(第2のMOSFET)コンデンサ(第1のコンデンサ) 3B コンデンサ(第2のコンデンサ)充電手段(第1の充電手段) 4B 充電手段(第2の充電手段) 4A′ 充電手段(第3の充電手段) 4B′ 充電手段(第4の充電手段) 4A″ 充電手段(第5の充電手段) 4B″ 充電手段(第6の充電手段)放電手段(第1の放電手段) 5B 放電手段(第2の放電手段) 5A′ 放電手段(第3の放電手段) 5B′ 放電手段(第4の放電手段) 5A″ 放電手段(第5の放電手段) 5B″ 放電手段(第6の放電手段) 6A,6B トランジスタ 40フォトダイオード(第1のフォトダイオード) 40B フォトダイオード(第2のフォトダイオード) 50フォトトランジスタ(第1のフォトトランジス
タ) 50B フォトトランジスタ(第2のフォトトランジス
タ) 41A,41B,51A,51B LED B1蓄電池(第1の蓄電池、蓄電手段)B12 蓄電池(第2の蓄電池、蓄電手段) B13 蓄電池(蓄電手段) C11,C12,C13 蓄電器(コンデンサ) S1スイッチ(第3の端子) S12 スイッチ(第6の端子) S11端子(第1の端子) S11B 端子(第2の端子) S12A 端子(第4の端子) S12B 端子(第5の端子)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−236626(JP,A) 特開 平11−98698(JP,A) 特開 平6−319287(JP,A) 特表2000−511398(JP,A) 米国特許6064178(US,A) 英国特許出願公開2293059(GB,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02J 1/00 H02J 7/00 - 7/02 H03K 17/687 H03K 17/78

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の端子と、第2の端子と、該第1の
    端子及び該第2の端子に接続可能な第3の端子とをそな
    えたスイッチング装置であって、 該第1の端子と該第3の端子との間に、 ゲートに印加される電圧によって該第1の端子と該第3
    の端子とを導通状態又は非導通状態に制御可能な第1の
    MOSFETと、 該第1のMOSFETの該ゲートとソースとの間に接続
    された第1のコンデンサと、 第1のパルス状信号の入力により該第1のコンデンサの
    充電を行ない、該第1のMOSFETを導通状態に保持
    する第1の充電手段と、 第2のパルス状信号の入力により該第1のコンデンサの
    放電を行ない、該第1のMOSFETを非導通状態に保
    持する第1の放電手段とをそなえ、 該第2の端子と該第3の端子との間に、 ゲートに印加される電圧によって該第2の端子と該第3
    の端子とを導通状態又は非導通状態に制御可能な第2の
    MOSFETと、 該第2のMOSFETの該ゲートとソースとの間に接続
    された第2のコンデンサと、 該第2のパルス状信号の入力により該第2のコンデンサ
    の充電を行ない、該第2のMOSFETを導通状態に保
    持する第2の充電手段と、 該第1のパルス状信号の入力により該第2のコンデンサ
    の放電を行ない、該第2のMOSFETを非導通状態に
    保持する第2の放電手段とをそなえていることを特徴と
    する、スイッチング装置。
  2. 【請求項2】 該第1の充電手段は、 該第1のコンデンサに並列に接続された第1のフォトダ
    イオードと、 該第1のフォトダイオードとともにフォトカプラを構成
    し、該第1のパルス状信号により発光するLEDとをそ
    なえ、 該第1の放電手段は、 該第1のコンデンサに並列に接続された第1のフォトト
    ランジスタと、 該第1のフォトトランジスタとともにフォトカプラを構
    成し、該第2のパルス 状信号により発光するLEDとを
    そなえ、 該第2の充電手段は、 該第2のコンデンサに並列に接続された第2のフォトダ
    イオードと、 該第2のフォトダイオードとともにフォトカプラを構成
    し、該第2のパルス状信号により発光するLEDとをそ
    なえ、 該第2の放電手段は、 該第2のコンデンサに並列に接続された第2のフォトト
    ランジスタと、 該第2のフォトトランジスタとともにフォトカプラを構
    成し、該第1のパルス状信号により発光するLEDとを
    そなえていることを特徴とする、請求項1記載のスイッ
    チング装置。
  3. 【請求項3】 直列に接続された第1,第2の蓄電池
    と、該第1の蓄電池又は該第2の蓄電池に並列に接続可
    能な蓄電器とをそなえ、該蓄電器と該第1の蓄電池との
    接続、及び、該蓄電器と該第2の蓄電池との接続の何れ
    かに切り換える スイッチング装置であって、 該第1の蓄電池の正極に接続された第1の端子と、 該第1の蓄電池の負極に接続された第2の端子と、 該蓄電器の一端に接続された第3の端子と、 該第2の蓄電池の正極に接続された第4の端子と、 該第2の蓄電池の負極に接続された第5の端子と、 該蓄電器の他端に接続された第6の端子とをそなえ、 該第1の端子と該第3の端子との間に、 ゲートに印加される電圧によって該第1の端子と該第3
    の端子とを導通状態又は非導通状態に制御可能な第1の
    MOSFETと、 該第1のMOSFETの該ゲートとソースとの間に接続
    された第1のコンデンサと、 第1のパルス状信号の入力により該第1のコンデンサの
    充電を行ない、該第1のMOSFETを導通状態に保持
    する第1の充電手段と、 第2のパルス状信号の入力により該第1のコンデンサの
    放電を行ない、該第1のMOSFETを非導通状態に保
    持する第1の放電手段とをそなえ、 該第2の端子と該第3の端子との間に、 ゲートに印加される電圧によって該第2の端子と該第3
    の端子とを導通状態又は非導通状態に制御可能な第2の
    MOSFETと、 該第2のMOSFETの該ゲートとソースとの間に接続
    された第2のコンデンサと、 該第2のパルス状信号の入力により該第2のコンデンサ
    の充電を行ない、該第2のMOSFETを導通状態に保
    持する第2の充電手段と、 該第1のパルス状信号の入力により該第2のコンデンサ
    の放電を行ない、該第2のMOSFETを非導通状態に
    保持する第2の放電手段とをそなえ、 該第4の端子と該第6の端子との間に、 ゲートに印加される電圧によって該第4の端子と該第6
    の端子とを導通状態又は非導通状態に制御可能な第3の
    MOSFETと、 該第3のMOSFETの該ゲートとソースとの間に接続
    された第3のコンデンサと、 該第1のパルス状信号の入力により該第3のコンデンサ
    の充電を行ない、該第3のMOSFETを導通状態に保
    持する第3の充電手段と、 該第2のパルス状信号の入力により該第3のコンデンサ
    の放電を行ない、該第3のMOSFETを非導通状態に
    保持する第3の放電手段とをそなえ、 該第5の端子と該第6の端子との間に、 ゲートに印加される電圧によって該第5の端子と該第6
    の端子とを導通状態又は非導通状態に制御可能な第4の
    MOSFETと、 該第4のMOSFETの該ゲートとソースとの間に接続
    された第4のコンデンサと、 該第2のパルス状信号の入力により該第4のコンデンサ
    の充電を行ない、該第4のMOSFETを導通状態に保
    持する第4の充電手段と、 該第1のパルス状信号の入力により該第4のコンデンサ
    の放電を行ない、該第4のMOSFETを非導通状態に
    保持する第4の放電手段とをそなえていることを特徴と
    する、スイッチング装置。
  4. 【請求項4】 該第1の充電手段は、 該第1のコンデンサに並列に接続された第1のフォトダ
    イオードと、 該第1のフォトダイオードとともにフォトカプラを構成
    し、該第1のパルス状信号により発光するLEDとをそ
    なえ、 該第1の放電手段は、 該第1のコンデンサに並列に接続された第1のフォトト
    ランジスタと、 該第1のフォトトランジスタとともにフォトカプラを構
    成し、該第2のパルス状信号により発光するLEDとを
    そなえ、 該第2の充電手段は、 該第2のコンデンサに並列に接続された第2のフォトダ
    イオードと、 該第2のフォトダイオードとともにフォトカプラを構成
    し、該第2のパルス状信号により発光するLEDとをそ
    なえ、 該第2の放電手段は、 該第2のコンデンサに並列に接続された第2のフォトト
    ランジスタと、 該第2のフォトトランジスタとともにフォトカプラを構
    成し、該第1のパルス状信号により発光するLEDとを
    そなえ、 該第3の充電手段は、 該第3のコンデンサに並列に接続された第3のフォトダ
    イオードと、 該第3のフォトダイオードとともにフォトカプラを構成
    し、該第1のパルス状信号により発光するLEDとをそ
    なえ、 該第3の放電手段は、 該第3のコンデンサに並列に接続された第3のフォトト
    ランジスタと、 該第3のフォトトランジスタとともにフォトカプラを構
    成し、該第2のパルス状信号により発光するLEDとを
    そなえ、 該第4の充電手段は、 該第4のコンデンサに並列に接続された第4のフォトダ
    イオードと、 該第4のフォトダイオードとともにフォトカプラを構成
    し、該第2のパルス状信号により発光するLEDとをそ
    なえ、 該第4の放電手段は、 該第4のコンデンサに並列に接続された第4のフォトト
    ランジスタと、 該第4のフォトトランジスタとともにフォトカプラを構
    成し、該第1のパルス状信号により発光するLEDとを
    そなえていることを特徴とする、請求項3記載のスイッ
    チング装置。
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