JP3368042B2 - プリント配線板 - Google Patents
プリント配線板Info
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- H05—ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H05K—PRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
- H05K1/00—Printed circuits
- H05K1/02—Details
- H05K1/0213—Electrical arrangements not otherwise provided for
- H05K1/0216—Reduction of cross-talk, noise or electromagnetic interference
Landscapes
- Structure Of Printed Boards (AREA)
- Shielding Devices Or Components To Electric Or Magnetic Fields (AREA)
Description
ことができるプリント配線板に関するものである。
リント配線板としては、配線を容易にするため、また有
効面積を広く得るために、基板を矩形としたものが広く
使用されている。
て、電源パターンやグラウンドパターンは矩形の基板の
ほぼ全域に渡って形成されていた。
基板において、電源パターンやグラウンドパターンなど
の導体パターンが基板のほぼ全域に渡って形成されてい
た場合には、主に、基板の長辺または短辺方向における
導体パターンの長さの2倍の波長の電流が定在波とな
り、それが強くノイズとして放射されるという問題があ
った。例えば、図8に示すように、矩形のプリント配線
板50の全域に渡って導体パターンが形成されていた場
合、配線板50の長辺方向においては、その導体パター
ンを配線板50の短辺部分にてオープンとなる伝送線路
とみなすことができ、入射波と反射波が合成されて、配
線板50の長さLの2倍の波長の定在波が発生すること
になる。換言すれば、半波長(1/2λ)を配線板50
の長さLとする定在波が発生し、それがノイズとして強
く放射されることになる。
部品を用いた場合には、プリント配線自体の高価格化を
招くことになる。
放射ノイズを低減することができるプリント配線板を簡
易に提供することにある。
は、平行な対の側縁導体部の間に中間導体部が形成され
た導体パターンを有するプリント配線板において、前記
対の側縁導体部のそれぞれからそれらの相互間の長さの
1/4以上離れた前記中間導体部の部位に、前記側縁導
体部の長さの1/4以上に亘って該側縁導体部と略々平
行に延在する非導体部を設けたことを特徴とする。
相互間に中間導体部が形成された導体パターンにおい
て、その中間導体部に非導体部を設け、その非導体部の
位置は、対の側縁導体部のそれぞれから、それらの相互
間の長さの1/4以上離れた位置に設定することによ
り、導体パターンの長さを半波長とする周波数の電流の
定在波の発生を抑制して、その放射ノイズを低減する。
なく、放射ノイズを低減して、プリント配線板の高価格
化を回避する。
体部と略々平行、かつその側縁導体部の長さの1/4以
上の長さとすることにより、より充分に放射ノイズを低
減する。
体部の形成を簡易なものとする。
する。
説明するための図である。
線板であり、本例では、基板1Aの表面と裏面に導体パ
ターンが形成された2層構造となっている。図1は基板
1Aの表面図、図2は、その裏面を表面側から透視した
図である。基板1Aの表面側のグラウンド接続用の配線
パターン(以下、「グラウンドパターン」という)11
は、図1に示すように、矩形の基板1Aの外周に沿う四
角枠状の導体部を成す4辺の側縁導体部11A,11
B,11C,11Dと、互いに対向する左右の側縁導体
部11A,11Bの相互間に図1中の左右方向に沿って
平行に位置する3つの中間導体部11Eとによって形成
されており、それらの中間導体部11Eは、後述する基
板1Aの穴1Bによって分断されている。また、基板1
Aの表面側の電源接続用の配線パターン(以下、「電源
パターン」という)21は、図1に示すように、グラウ
ンドパターン11における中間導体部11Eと図1中下
側の側縁導体部11Dとの相互間に位置して、同図中の
左右方向に沿って平行に延在する3つの導体部21Aに
よって形成されており、それらの導体部21Aは、後述
する基板1Aの穴1Bによって分断されている。
延在する長方形状の穴1Bが貫通して形成されている。
その穴1Bは、左右の側縁導体部11A,11Bのそれ
ぞれから、それらの間の長さL1 の1/4以上離れて位
置し、また、その穴1Bの図1中上下方向の長さL3
は、上下の側縁導体部11C,11Dの間の長さL2 の
1/4以上の長さとされている(L3 ≧1/4L2 )。
そして、この穴1Bによって、前述したように中間導体
部11Eと導体部21Aが分断されて、非導体部が形成
されている。
IC(集積回路)3,4が搭載され、またIC3,4の
間にはクロックライン5が形成されている。
2は、図2に示すように、基板1Aの外周に沿う四角枠
状の導体部を成す4辺の側縁導体部22A,22B,2
2C,22Dと、互いに対向する上下の側縁導体部22
C,22Dの相互間に図2中の上下方向に沿って平行に
位置する5つの中間導体部22Eとによって形成されて
いる。また、基板1Aの裏側のグラウンドパターン12
は、電源パターン22における左右の側縁導体部22
A,22Bと中間導体部22Eとの相互間に位置して、
図2中の上下方向に沿って平行に延在する6つの導体部
12Aによって形成されている。
ドパターン11,12同士、および電源パターン21,
22同士は、それぞれ図示しないめっきスルーホールに
よって適宜電気的に接続されている。
1において、基板1としてFR−4規格のものを用い、
L1 =30cm,L2 =17cm,L3 =42.5m
m,L 4 =75mm,W1 =5mmとし、また発振器2
の発振周波数を20MHz、IC3,4をHC240、
クロックライン5の長さを20cmとして、プリント配
線板1上の長手方向(図1中の左右方向)の定在波24
0MHzの放射ノイズを観測した。ここで、L4 は側縁
導体部22Aと穴部1Bとの間の長さ、W1 は穴1Bの
幅である。その観測の結果、放射ノイズは37dBであ
った。その値は、穴1Bを設けなかった場合、つまり穴
1Bによってグラウンドパターン11の中間導体部1E
と、電源パターン21の導体部21Aを分断しなかった
場合には40dBあり、それらの導体部11E,21A
を穴1Bによって分断することにより放射ノイズが3d
B低減できた。
板1Aの長手方向において図3中の点線Aのように長さ
L1 を半波長とする電流の定在波が特にグラウンドパタ
ーン11に発生し、一方、穴1Bを設けて導体部11
E,21Aを分断することにより、その定在波のエネル
ギーが図3中のB1 ,B2 ,B3 のように分散されて、
その定在波による放射ノイズが低減されることになる。
11Bのそれぞれから1/4L1 以上離れていなかった
場合、つまり図1中の長さL4 を1/4L1 未満とした
場合(L4 <1/4L1 )には、低減を目的とする定在
波に近い周波数の定在波が分散されず、それが影響して
放射ノイズを3dB以上低減することができなかった。
また、穴1Bの長さL3 を1/2L2 とした場合(L3
=1/2L2 )には、放射ノイズを6dB低減できた。
ための図である。
リント配線板1において、穴1Bに代えて切欠き部1C
を基板1Aに設けた。その穴1Bは、基板1Aの図4中
下側の側縁から、同図中の上方に向って切欠かれてお
り、この穴1Bによって、側縁導体部11Dと、2つの
中間導体部22Eと、3つの導体部21Aのそれぞれが
分断される。
欠き部1Cの長さL5 を85mm、側縁導体部11Aと
切欠き部1Cとの間の長さL6 を150mm、切欠き部
1Cの幅W2 を5mmとして、基板1Aの長手方向の定
在波である240MHzの放射ノイズを観測した。その
結果、放射ノイズは34dBであり、切欠き部1Cを設
けなかった場合の40dBに比して6dB低減できた。
ための図である。
ける基板1Aの内層に、銅箔31によって成るグラウン
ド層Bと、銅箔32によって成る電源層Cとを形成し
て、4層構造のプリント配線板1とし、そして、前述し
た図1の表面層を1層目の信号線層A、図2の裏面層を
4層目の信号線層Dとして用いる。銅箔31,32は、
側縁導体部11A〜11Dおよび側縁導体部22A〜2
2Dによって成る四角枠状の導体部の内側全域に沿って
位置し、穴1Bの形成部位が欠除されている。本実施例
のプリント配線板1では、穴1Bを設けなかった場合に
比して、長手方向の定在波である240MHzの放射ノ
イズを3dB低減できた。
ための図である。
ける穴1Bの形状を楕円形に変更した。本実施例におい
ても、第1の実施例の場合と同様に、240MHzの放
射ノイズを37dBに低減できた。
ための図である。
ける基板1Aを台形とし、その外周に沿って側縁導体部
11A,11B,11C,11Dを形成した。それらの
側縁導体部11A,11B,11C,11Dの長さ
L11,L12,L13,L14をそれぞれ8.75cm,3
1.8cm,34.0cm,31.0cmとした。ま
た、穴1Bは、互いに平行な側縁導体部11A,11B
の対向範囲内、つまり図7中の2つの2点鎖線の間に位
置し、かつ側縁導体部11,11Bから、それらの間の
長さL31(=30cm)の1/4の長さ以上離れるよう
に、側縁導体部11Aとの間の長さL32(=15cm)
が設定されている。また、穴1Bの長さL33は4.4c
m、その幅W3 は4.4cmとされている。
11Eと導体部21Aの中央部分が分断されるため、定
在波のエネルギーが効率よく分散され、穴1Bを設けな
かった場合に比して、長手方向の定在波である240M
Hzの放射ノイズを6dB低減できた。
配線板は、対の側縁導体部の相互間に中間導体部が形成
された導体パターンにおいて、その中間導体部に非導体
部を設け、その非導体部の位置は、対の側縁導体部のそ
れぞれから、それらの相互間の長さの1/4以上離れた
位置に設定した構成であるから、導体パターンの長さを
半波長とする周波数の電流の定在波の発生を抑制して、
その放射ノイズを低減することができる。
なく、放射ノイズを低減できるため、プリント配線板の
高価格化を招くこともない。
体部と略平行、かつその側縁導体部の長さの1/4以上
の長さとすることにより、より充分に放射ノイズを低減
することができる。
部によって簡易に形成することもできる。
図である。
透視した図である。
作用の説明図である。
図である。
板における各層の平面図である。
図である。
図である。
説明図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 平行な対の側縁導体部の間に中間導体部
が形成された導体パターンを有するプリント配線板にお
いて、 前記対の側縁導体部のそれぞれからそれらの相互間の長
さの1/4以上離れた前記中間導体部の部位に、前記側
縁導体部の長さの1/4以上に亘って該側縁導体部と略
々平行に延在する非導体部を設けたことを特徴とするプ
リント配線板。 - 【請求項2】 前記非導体部は、プリント配線板の基板
に設けた穴によって形成されていることを特徴とする請
求項1に記載のプリント配線板。 - 【請求項3】 前記非導体部は、プリント配線板の基板
の側縁部から切欠かれた切欠き部によって形成されてい
ることを特徴とする請求項1または2に記載のプリント
配線板。
Priority Applications (1)
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Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP09237494A JP3368042B2 (ja) | 1994-04-28 | 1994-04-28 | プリント配線板 |
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JPH07302956A JPH07302956A (ja) | 1995-11-14 |
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Family Applications (1)
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JP09237494A Expired - Fee Related JP3368042B2 (ja) | 1994-04-28 | 1994-04-28 | プリント配線板 |
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JP4739168B2 (ja) * | 2006-11-07 | 2011-08-03 | 株式会社ユーシン | 車両用空調制御装置 |
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1994
- 1994-04-28 JP JP09237494A patent/JP3368042B2/ja not_active Expired - Fee Related
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