JP3366848B2 - 光ファイバコネクタ取付け用の心線保持具及びその設置台 - Google Patents

光ファイバコネクタ取付け用の心線保持具及びその設置台

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、光ファイバコネ
クタを光ファイバ心線に取り付ける際、すなわち、光フ
ァイバコネクタを構成するためのフェルールに光ファイ
バ心線の一次及び二次被覆を除去した裸光ファイバを挿
通固定する際の作業性を向上させることのできる心線保
持具及びその設置台に関するものである。
【0002】
【従来の技術】光ファイバの接続法の一つに、着脱が可
能で、取り付けが比較的簡単な、コネクタによる接続法
がある。このコネクタによる接続をするための光ファイ
バコネクタは、JIS C 5970〜5981等に規定されており、
特に、テープ形光ファイバ心線を接続するための光ファ
イバコネクタとして、MTコネクタが一般に使用されて
いる。
【0003】これらの光ファイバコネクタの光学的な接
続には、ファイバ端面突き合わせ法が多用されている。
このファイバ端面突き合わせ法は、高精度に加工された
フェルールを用いて光ファイバを直接突き合わせて光学
的に接続するものであり、そのために光ファイバコネク
タにおいては、光ファイバの位置決め固定をフェルール
に設けた高精度な微細孔に裸光ファイバを挿通して接着
剤で固定すること等により行い、光ファイバの軸合わせ
を嵌合ピン等によるフェルール同士の位置決めによって
行っている。
【0004】光ファイバ心線の光ファイバコネクタの取
りつけ作業は、一般に、次のようにして行われる。ま
ず、接続しようとする光ファイバ心線端部の一次及び二
次被覆をホットストリッパにより除去して裸光ファイバ
を露出させる。次に、この露出した裸光ファイバをフェ
ルールに、そのフェルールの微細孔を貫通させるように
挿入して接着剤で固着する。次に、裸光ファイバを固着
したフェルールの突き合わせ端面に突出した余分の裸光
ファイバをある程度切除してから、この突き合わせ端面
を研磨してフェルールと裸光ファイバを面一にする。こ
れにより光ファイバコネクタの端面が平坦になり、その
端面を他の光ファイバコネクタの端面と突き合わせ接続
して光ファイバ同士を光学的に接続することが可能とな
る。
【0005】このような光ファイバコネクタの取りつけ
作業においては、光ファイバ心線端部の被覆が除去され
て裸光ファイバが露出した状態にあるときの取り扱いの
良否により、光ファイバ接続の不良発生率が変動するた
め、かかる光ファイバコネクタの取り付け前の光ファイ
バ心線や、フェノールに裸光ファイバを固着することで
コネクタを取り付けた後の光ファイバの取り扱いが、作
業能率を向上させる上で問題となる。
【0006】また、前記MTコネクタなどの光ファイバ
コネクタの取りつけ作業は、主に電柱上やマンホール内
といった作業空間の限られた現場で行われている。した
がって、光ファイバコネクタを取り付ける際の作業性を
向上させることは、こうした現場における作業効率を上
げ、また、品質が良好な光ファイバコネクタを安定して
得るために重要である。特に近年では、光ファイバケー
ブルの高密度化により多心化が進み、一カ所の作業現場
における光ファイバコネクタの作成数も急増しており、
限られた作業空間のなかで、安定して光ファイバコネク
タの取り付け作業ができることが肝要となる。
【0007】従来、この光ファイバコネクタの取り付け
作業に際しては、図4に示すように作業台1の上にビニ
ールテープ2をその粘着面が上方を向くように張りつ
け、このビニールテープ2の粘着面に、フェルール3へ
の固着前、又はフェルール3への固着後の複数本の光フ
ァイバ心線4を約1cm間隔で整列して張りつけることに
より、光ファイバ心線4の保持を行っていた。
【0008】しかしこの保持方法は、簡便に光ファイバ
心線4を保持、固定できるという利点があるものの、光
ファイバ心線4の保持、あるいは作業台へのビニールテ
ープ2の固定が、このビニールテープ2の粘着力に依存
していることから、取り付け作業時にビニールテープ2
から光ファイバ心線4を取り外すときに別の光ファイバ
心線もビニールテープ2から外れたり、ビニールテープ
2そのものが作業台1からはがれたりする場合があっ
た。このような場合、ビニールテープ2上に整列して配
置した光ファイバ心線4の先端の裸光ファイバ5に不用
意に周囲の物や作業者が触れてこの裸光ケーブル5が折
損してしまい、光ファイバコネクタの取り付け作業の不
良を招く原因となっていた。また、電柱上やマンホール
内といった限られた作業空間内で多数の光ファイバを取
り付ける作業現場においては、ビニールテープ2を適当
な長さまで展伸して作業台上1に取りつけることが困難
な場合もあった。
【0009】また、上述のようなビニールテープを用い
る保持方法の他に、図3に示すごとき心線挿入工具を活
用する保持方法もあった。この心線挿入工具は、「MT
コネクタ組み立て工具」として、光ファイバ端部の一次
及び二次被覆を除去するためのホットストリッパ、フェ
ルールに光ファイバ心線を挿通した状態でそこに塗布し
た接着剤を促進固化させるための加熱器、フェルールの
突き合わせ端面に突出した余分の裸光ファイバを切除す
るガラス切り、及びフェルール端面の研磨機と共に一組
にして市販され、フェルール3をその心線挿入工具6の
先端に取り付ける一方、光ファイバ心線4をその心線挿
入工具6に設けた溝7に合わせて装着し、この光ファイ
バ心線4を前記溝7に沿ってフェルール3へ向けて滑動
させることでフェルール3の微細孔に光ファイバ心線4
の端部で予め露出させた裸光ファイバを確実に挿通する
ようにしたものであり、かかる心線挿入工具6を用いた
コネクタ取り付け作業においては、心線挿入工具6を用
いて光ファイバ心線4を取り付けたコネクタを、5個を
単位としてその心線挿入工具6と共に上記の加熱器に装
着することで、その加熱器により、光ファイバ心線の保
持が行われていた。
【0010】しかし、このような心線挿入工具を活用す
る心線保持方法は、この心線挿入工具を用いたコネクタ
取付け作業が、手作業によるコネクタ取付け作業に比べ
て確実性が高い反面、操作が煩雑で作業能率が劣るた
め、1カ所の作業現場における光ファイバコネクタの取
り付け数が増大し作業効率の向上が求められている今日
では不利であり、また、前記加熱器は、一度にコネクタ
を5個しか保持できず、それゆえ、一度に5本の光ファ
イバ心線しか保持できないために、コネクタを取り付け
ようとする光ファイバ心線の本数に応じて複数個の加熱
器、心線挿入工具を別途に準備する必要があり、更に、
電柱上やマンホール内といった限られた作業空間内で多
数の光ファイバを取りつける作業現場においては、これ
らの加熱器、心線挿入工具を置く空間が確保できない場
合があるという問題もあった。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、上記の問
題の有利に解決するもので、光ファイバコネクタの取り
付け時において、低コストで安全に、かつ省スペースで
簡単に、しかも大量に光ファイバを保持することによ
り、作業効率を大幅に向上させることのできる心線保持
具を、その設置台と共に提案することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段及びその作用】この発明の
光ファイバコネクタ取付け用の心線保持具は、支持板
と、その表面に固着された弾性体とをそなえてなり、前
記弾性体に、光ファイバ心線を挟持する複数のスリット
がほぼ等間隔かつ互いに平行に形成され、前記弾性体
が、前記スリットの延在方向にある前記支持板の端部か
らそのスリットの延在方向について、前記ファイバ心線
に装着される光ファイバコネクタの長さよりも長い間隔
を空けて配置されていることを特徴とするものである。
【0013】かかる心線保持具にあっては、弾性体の複
数スリットが複数本の光ファイバ心線をそれぞれ挟持
し、その際、弾性体と支持板との間に、その弾性体のス
リットの延在方向にある支持板端部から、前記スリット
の延在方向について、前記ファイバ心線に装着される光
ファイバコネクタの長さよりも長い間隔が空いているの
で、弾性体のスリット延在方向端部から突出した光ファ
イバ心線の端部を、支持板の前記端部で保護することに
なる。したがって、この心線保持具によれば、光ファイ
バ心線の先端の裸光ファイバに不用意に周囲の物や作業
者が触れてこの裸光ケーブルが折損して光ファイバコネ
クタの取り付け作業の不良を招くことがなくなる。
【0014】また、この発明の心線保持具にあっては、
光ファイバ心線がテープ形光ファイバ心線である場合や
光ファイバコネクタが、MT形コネクタである場合のよ
うに多心化されている光ファイバから多数のコネクタを
取り付ける場合に、その利点が発揮される。また、光フ
ァイバ心線がテープ形であること、光ファイバコネクタ
がMT形コネクタであることは、コネクタを取り付ける
際に保持する心線の先端の裸光ファイバが複数本である
ことを意味し、裸光ケーブルが折損する事故を回避する
要請が単心光ファイバを取り付ける場合よりも強いた
め、この発明の心線保持具を使用する優位性が現れる。
【0015】また、この発明の心線保持具にあっては、
弾性体が、スポンジであることにより、光ファイバ心線
が確実に保持されるとともに、容易に心線がスポンジへ
取り付け、取り外しができるために、作業効率を一層向
上させることができる。また、この発明の心線保持具に
あっては、支持板の端部に、作業場所への掛止手段を設
けてなることにより、クレモナなどと掛合して、電柱上
やマンホール内といった作業台を平らに設置できない場
合などの限られた空間での多数の心線を保持することが
可能となり、作業性が向上する。この発明の心線保持具
の設置台は、この発明の心線保持具と係合し、この心線
保持具を立てて保持可能としたことにより、作業台上の
限られた領域で多数の心線保持具を立てて保持すること
ができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を実
施例について図面を用いてより具体的に説明する。図1
に、この発明の心線保持具の一実施例を斜視図で示す。
図1において符号11は心線保持具、12は支持板、13は弾
性体、14は弾性体13に形成したスリットである。また、
符号4は心線保持具に挟持させる光ファイバ心線、3は
この光ファイバ心線4の先端部を挿通固定されたフェル
ール、5はこのフェルール3の微細孔に挿通させた上記
光ファイバ心線先端部の裸光ファイバであり、同図では
光ファイバ心線が素線4本のテープ形光ファイバ心線で
あり、フェルールが4MTフェルールの場合を示してい
る。
【0017】この図1に示した心線保持具11は、支持板
12と、この支持板11の表面に両面テープによって固着さ
れた角柱状の弾性体13とを有し、この弾性体13には、複
数のスリット14が弾性体を横切るように等間隔かつ互い
に平行に形成されている。また、この弾性体13は、支持
板12上において、スリット14の延在方向(図1では左右
方向)にある支持板12の端部(図1では支持板12の左側
の長辺)からそのスリット14の延在方向について光ファ
イバコネクタの長さよりも長い間隔を空けて配置され
る。
【0018】図1のような構成をそなえるこの実施例の
心線保持具11は、光ファイバコネクタを光ファイバ心線
4に取り付ける作業において、作業者によりコネクタの
取り付け前の光ファイバ心線4や取り付け後の光ファイ
バ心線4を弾性体13に設けたスリット14に挿入される
と、その弾性体13のスリット14内の弾性力によりそれら
の光ファイバ心線4を挟持する。かかる構成によれば、
従来技術のビニールテープの粘着力で保持する方法に比
べて高い保持力が確実に得られる。しかも、かかる弾性
体13のスリット14による光ファイバ心線4の挟持によれ
ば、心線4の着脱の際に隣接する他の光ファイバが外れ
ることもない。
【0019】また、この実施例の心線保持具11は、弾性
体13が、前記スリット14の延在方向について前記支持板
12の前記スリット延在方向にある端部(図1では支持板
12の左側の長辺)から前記ファイバ心線4に装着される
光ファイバコネクタの長さよりも長い間隔を空けて配置
されていることにより、支持板12の端部から弾性体13ま
での間に、光ファイバ心線先端部の保護空間を形成して
いる。この保護空間の存在により、光ファイバ心線4を
保持しているときに光ファイバ心線4先端の裸光ファイ
バ5が作業者又は周囲の物に不用意に触れてその裸光フ
ァイバ5に微小なクラックが生じたり折損したりするこ
とが、ほとんど又は全くなくなり、光ファイバ接続の不
良が大幅に軽減される。
【0020】更に、この実施例では、作業場所への掛止
手段として、図1の支持板12の長手方向端部の一部に鉤
状のくり抜き部15が形成されている。このことにより、
図2に示すようにクレモナ16に心線保持具11のくり抜き
部15を掛合させてこの心線保持具11を掛止することがで
き、電柱上やマンホール内といった限られた作業空間で
多数の光ファイバ心線4を保持することが可能となり、
作業性が向上する。
【0021】ところで、この実施例の光ファイバ心線保
持具11において、弾性体13は、軽量でかつ適度な挟持力
を有することが必要である。その一方で、光ファイバは
ごく細いガラスコアで光を伝送するものであるから、一
次被覆や二次被覆により保護されているとはいえ、取扱
い時にそこに余計な力が加わることは極力避けなければ
ならない。したがって、心線保持具11の弾性体13には、
光ファイバ心線4を挟持するときには確実に挟持し、一
方、光ファイバ心線4をこの心線保持具11に取り付け、
取り外すときは、この光ファイバ心線4に過度の応力が
加わらないことが求められる。また、光ファイバコネク
タの取り付け作業がマンホール内のような湿度の高い環
境で行われることもあるので、弾性体13が湿度に強いこ
とも必要である。かかる要求を満たす弾性体13として、
この実施例ではスポンジを使用する。これにより、光フ
ァイバ心線4が確実に保持されるとともに、その光ファ
イバ心線4の弾性体13へ取り付け、取り外しが容易にで
き、作業効率を一層向上させることができる。弾性体13
には、この他、バルサ材などが適合する。弾性体13の形
状は、図1に示した角柱状に限らず、例えばかまぼこ
状、三角柱状など光ファイバ心線を挟持することのでき
る形状であれば良い。
【0022】弾性体13に形成するスリット14は、ほぼ平
行かつ等間隔(例えば手の指の太さに適合した約12mm間
隔)で25本を形成する。この約12mmという間隔により、
光ファイバ心線4を手作業でスリット14に装着、取り外
しする際に隣接する光ケーブル心線4と手との干渉が防
止できる。また、スリット14の数を25本とすれことで、
通常五種類あるテープ心線4の整理が簡単に行え、それ
らのスリット13に番号順に保持すれば、コネクタ相互の
接続時もスムースにその接続を行うことができる。更
に、スリット数を25本とすることで、4心のテープ心線
25本を一度に保持し得るので、100 心ケーブルの場合は
1個の心線保持具で足り、それ以上の場合でも現場での
作業時に当該心線保持具が何個必要なのかが容易に判断
できる。
【0023】支持板12は、軽量でかつ光ファイバ心線4
が不用意に接触したときに過度の応力が光ファイバ心線
4に加わらないような可撓性材であることが有利であ
る。また、軽量で可撓性があることは、電柱上で光ファ
イバコネクタの取り付け作業を行う場合に、誤って心線
保持具を落下させたときに事故になるのを回避するのに
有利である。かかる特性を考慮して、この実施例では支
持板12を軽量プラスチックス製のものとする。この軽量
プラスチックスとしては、例えば、塩化ビニルの発泡材
(商品名:ソフロン)などが好適である。なお、支持板
12と弾性体13との固着手段は両面テープに限定されるも
のではなく、必要な固着強度が確保できれば、例えば接
着剤でも良い。なお、両面テープのように必要に応じて
弾性体13を支持板12から取り外すことができる手段であ
ることは、弾性体13の挟持力が低下したときにこの弾性
体13を交換できる点で有利である。
【0024】支持板12の端部に設ける作業場所への掛止
手段は、この実施例では図1に示したように支持板12に
鉤状のくり抜き部15を形成することで構成しているが、
支持板12にフックを取り付けることなどで構成すること
も可能である。また、心線保持具のどちら向きでも使用
し得るようにするためには、掛止手段は支持板12の両端
に設けることが望ましい。
【0025】更に、この実施例では、図3に示すよう
に、心線保持具11の支持板12の、スリット14の延在方向
の両端部(図1では支持板12の左右両側の長辺)と嵌合
する複数対の溝17を互いに平行に形成した設置台18を使
用する。この設置台18により、作業台上の限られた領域
で多数の心線保持具11を立てて保持することが可能とな
る。
【0026】設置台18は、心線保持具11を10個以上、よ
り好ましくは13個以上を立てて保持することができるよ
うにするのが好適である。というのは、作業現場におい
て1000心の光ファイバケーブルから取り出した光ファイ
バ心線に4MTの光ファイバコネクタを取り付ける作業
の場合があり、10個以上の心線保持具11を一つの設置台
18で立てて保持できれば、1000心の光ファイバケーブル
にそのまま対応可能だからである。この設置台18は、溝
17の加工を施したアクリル板などから加工して組み立て
ることができる。また、図3に示すような箱型の設置台
18において、設置台18のサイズを、その設置台18の内部
空間に心線保持具11が収容できるサイズにすれば、心線
保持具と設置台とを容易に一緒に携行することができる
ので取扱い上有利である。なお、発明者らが上記実施例
に則して当該品を用いてコネクタ取り付け作業を行った
結果、従来のビニールテープを用いる方法と比較して、
15%以上の効果向上が確認できた。
【0027】
【発明の効果】この発明の心線保持具は、光ファイバー
心線を弾性体の形状維持力を利用して保持するので、心
線に傷をつけることなく簡単にテープ心線の取り付け、
取り外しを行うことができる。また、心線保持具に取り
付けた光ファイバー心線に必要以上の張力が加わった場
合には、光学的に断線する前に弾性体から光ファイバー
心線が外れるので、光ファイバ心線の損傷を未然に防ぐ
ことができる。また、心線保持具の弾性体は支持板に、
光ファイバ心線先端部を保護するようなスペースを空け
るように固着されているので、裸光ファイバに作業者や
周囲の物が不用意に接触して損傷を与えるのを回避する
ことができる。この心線保持具を用いることにより、従
来技術のビニールテープを用いる方法に比べて、大幅な
作業効率の向上が図られた。
【図面の簡単な説明】
【図1】心線保持具の一実施例を示す斜視図である。
【図2】心線保持具をクレモナに掛止した状況の説明図
である。
【図3】心線保持具の設置台の説明である。
【図4】従来のビニールテープによる光ファイバの保持
を説明する図である。
【図5】従来の心線挿入工具による光ファイバの保持を
説明する図である。
【符号の説明】
11 心線保持具 12 支持板 13 弾性体 14 スリット 15 鉤状のくり抜き部 16 クレモナ 17 溝 18 設置台

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持板と、その表面に固着された弾性体
    とをそなえてなり、 前記弾性体に、光ファイバ心線を挟持する複数のスリッ
    トがほぼ等間隔かつ互いに平行に形成され、 前記弾性体が、前記スリットの延在方向にある前記支持
    板の端部からそのスリットの延在方向について、前記フ
    ァイバ心線に装着される光ファイバコネクタの長さより
    も長い間隔を空けて配置されていることを特徴とする光
    ファイバコネクタ取付け用の心線保持具。
  2. 【請求項2】 前記光ファイバ心線が、テープ形光ファ
    イバ心線である請求項1記載の光ファイバコネクタ取付
    け用の心線保持具。
  3. 【請求項3】 前記光ファイバコネクタが、MT形コネ
    クタである請求項1記載の光ファイバ取付け用の心線保
    持具。
  4. 【請求項4】 前記弾性体が、スポンジである請求項1
    記載の光ファイバコネクタ取付け用の心線保持具。
  5. 【請求項5】 前記支持板の端部に、作業場所への掛止
    手段を設けてなる請求項1記載の光ファイバコネクタ取
    付け用の心線保持具。
  6. 【請求項6】 請求項1〜4のいずれか1項に記載の心
    線保持具と係合し、この心線保持具を立てて保持可能と
    した心線保持具の設置台。
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