JP3366616B2 - 紙葉類搬送方法及び装置 - Google Patents

紙葉類搬送方法及び装置

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JP3366616B2
JP3366616B2 JP2000100559A JP2000100559A JP3366616B2 JP 3366616 B2 JP3366616 B2 JP 3366616B2 JP 2000100559 A JP2000100559 A JP 2000100559A JP 2000100559 A JP2000100559 A JP 2000100559A JP 3366616 B2 JP3366616 B2 JP 3366616B2
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彰 島崎
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、紙葉類搬送方法及
び装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来郵政機関で葉書や封書等を区分け処
理する区分機や宅配サービス機関等で封書類を区分け処
理する区分機に適した紙葉類搬送方法及び装置として近
年、郵政機関や宅配サービス機関等では、郵便葉書や封
書類(以下、これら郵便葉書や封書類を総称して「紙葉
類」という)に付されたバーコードや郵便番号等の宛先
情報を読み取り、その宛先情報から紙葉類を自動で区分
け処理する紙葉類区分機が実用化されている。このよう
な、紙葉類区分機では、省スペース、少人数作業、低コ
スト、高速化等が要求されている。
【0003】上記要求の中で、高速化を実現するには、
サイズ等が異なる多種類にわたる紙葉類を如何に整列さ
せて搬送するかが、搬送性能を決定する上で重要とな
る。例えば、分離供給部の紙葉類下端面の整列が悪い
と、斜めに分離されてスキューが発生し、下流の読取部
で判読不可となってリジェクトされたり、あるいは分離
供給部で後続の紙葉類と分離されずに重送されて、紙葉
類区分け部で異常搬送と検出されてリジェクトされるこ
とがある。この場合、再度、区分け処理をしたり、ある
いは別途作業者が処理しなければならず、無駄な手間を
必要とする。したがって、このリジェクトを低減するた
めには、分離供給部での分離作業の前に十分に整位させ
ておくことが重要である。
【0004】一方、少人数作業、低コストを実現するに
は、できるだけ作業の自動化、すなわち機械の自動化を
図ることが重要である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような従
来の紙葉類区分機では、分離供給部に供給される前での
整位作業の性能が十分でなかった。このため、分離供給
部以降での搬送不良によるイジェクトが多く発生し、無
駄な手間を必要とし、少人数作業を実施する上での障害
となっていた。
【0006】また、従来の紙葉類区分機では、紙葉類を
分離供給部まで搬送する作業のほとんどを人手に頼って
いるのが現状である。そのため、専任作業者を多く配置
しなければならないので、改良が望まれていた。
【0007】本発明はこのような問題を解決するために
なされたもので、その目的はストック部に振動を与えな
がら紙葉類を搬送することにより、紙葉類を短時間で、
かつ確実に整列させて搬送することが可能な紙葉類搬送
方法及び装置を提供するものである。
【0008】また、本発明は自動化を図ることによって
少人数で取り扱え、低コストを実現することができる紙
葉類搬送方法及び装置を提供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の紙葉類搬送方法
は、紙葉類が束にされて立位で収納されているストック
部に振動を加えて整位を行いながら、前記ストック部内
の前記紙葉類を、送りピンを走行方向に略等間隔で設け
ている移送コンベアを有した整位搬送部まで自動的に搬
送し、前記整位搬送部の直前で前記紙葉類の束を分割し
て小分けしながら前記送りピン間に所定の厚み分ずつ供
給するようにしたものである。これによれば、ストック
部内に束にされて収納されている紙葉類は整位搬送部ま
で自動的に送られ、またその整位搬送部では紙葉類を適
正厚み量ずつ自動的に移送コンベアの送りピン間に供給
するので、ストック部から整位搬送部まで送る作業と、
整位搬送部に紙葉類を適正厚み量ずつ供給する作業の自
動化が図れることとなる。さらに、ストック部内の紙葉
類の搬送から整位搬送部への小分け供給に至るまでの
間、ストック部を振動させた状態で搬送するので、紙葉
類の整位と紙葉類間の重なりのほぐしが同時に行われ
る。これにより、整位の効率が向上し、小分け供給部で
の小分け作業等を円滑に行うことができることとなる。
【0010】また、本発明の紙葉類の搬送装置は、紙葉
類が束にされて立位で収納されるストック部と、前記ス
トック部の全体に上下方向の振動を付与する振動付与手
段と、前記ストック部内の前記紙葉類を、送りピンを走
行方向に略等間隔で設けている移送コンベアを有した整
位搬送部まで自動的に搬送する搬送手段と、前記整位搬
送部の直前で前記紙葉類の束を分割して小分けしながら
前記送りピン間に所定の厚み分ずつ供給する分割供給手
段とを備え、前記ストック部内の前記紙葉類の搬送から
前記整位搬送部への小分け供給に至るまでの間、前記振
動付与手段により前記ストック部全体に振動を与えるよ
うに構成したものである。この構成によれば、ストック
部内に束にされて収納されている紙葉類は整位搬送部ま
で自動的に送られ、またその整位搬送部では紙葉類を適
正厚み量ずつ自動的に移送コンベアの送りピン間に供給
するので、ストック部から整位搬送部まで送る作業と、
整位搬送部に紙葉類を適正厚み量ずつ供給する作業の自
動化が図れることとなる。さらに、ストック部内の紙葉
類の搬送から整位搬送部への小分け供給に至るまでの
間、ストック部を振動させた状態で搬送するので、紙葉
類の整位と紙葉類間の重なりのほぐしが同時に行われ
る。これにより、整位の効率が向上し、小分け供給部で
の小分け作業等を円滑に行うことができることとなる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を用いて説明する。図1は本発明の一実施の形
態として示す紙葉類搬送方法及び装置の全体構成を示す
外観斜視図である。図1において、この紙葉類搬送方法
及び装置は、大きくは紙葉類供給部1と、紙葉類区分け
部2と、移載台車3等で構成されている。
【0012】紙葉供給部1は、区分けされる紙葉類10
(図16乃至図22参照)が作業者の手により複数まと
めて立位の姿勢で載せられ、その紙葉類10を紙葉繰り
出し位置4(図2参照)まで搬送し、紙葉類繰り出し位
置4に設けた紙葉類分離供給装置5により1枚ずつに分
離して図示せぬ読取部に向かって繰り出す。また、読取
部では、その繰り出されて来た紙葉類10に付されてい
るバーコードまたは郵便番号等の宛先情報を読み取り、
その宛先情報をコンピュータに送る。
【0013】上記紙葉類区分け部2は、本実施の形態で
は上下方向に3段形成されている。その各紙葉類区分け
部2には、宛先情報により区分け処理されて振り分けら
れた紙葉類10を一時収納しておく区分け集積部2a
が、横一列に並んで複数(本実施の形態では10口)設
けてある。また、図示しないが、紙葉類区分け部2内に
は、読取部で読み取られた宛先情報に応じて、紙葉類1
0を決められた区分け集積部2aに振り分けるための振
り分け部が設けられている。
【0014】移載台車3は、紙葉類区分け部2の区分け
集積部2aから排出された紙葉類10を受け取って収納
し、その紙葉類10を紙葉類供給部1まで再度運んで供
給するもので、紙葉類中継収納部3aが紙葉類区分け部
2の区分け集積部2aと対応して上下3段で、各段2列
ずつ設けられている。
【0015】上記紙葉類供給部1は、本発明に最も関連
している部分である。その構造をさらに説明すると、図
2は紙葉類供給部1の内部構造を移載台車3と共に示し
ている全体斜視図で、図3乃至図5は図2の矢印Fの方
向から見た側面図、図6は図3に示す紙葉供給部1にお
ける前側のパネル等、一部の部材を取り外して内部構造
を示す要部構成配置図である。なお、図2と図3,図6
は共に同じ態様にある時の状態で示し、図4及び図5は
それぞれ図2及び図3とは異なる態様にある時の状態で
示している。図2乃至図6において、紙葉類供給部1
は、大きくは移載部11、ストック部12、整位搬送部
13の3つの部分で構成されており、これらは紙葉類繰
り出し位置4側から整位搬送部13、ストック部12、
移載部11の順に、一列に並べて配置されている。スト
ック部12には紙葉類が束にされて立位で収納され、こ
の紙葉類の束が小分けされて整位搬送部13に供給され
る。整位搬送部13は紙葉類を搬送する送りピンを有す
る移送コンベア85を有している。またストック部12
と整位搬送部13との接続部分には整位搬送部の直前で
前記紙葉類の束を分割して小分けしながら前記送りピン
間に所定の厚み分ずつ供給する分割供給が配設されてい
る。そしてストック部12には、当該ストック部12の
全体に概略上下方向の任意に設定した振動を付与する振
動付与部材が取り付けられており、ストック部12内の
前記紙葉類の搬送から前記整位搬送部13への小分け供
給に至るまでの間、前記振動付与手段により前記ストッ
ク部12全体に振動を与えるようにしている。また、移
載部11とストック部12は、同じリフター14の昇降
テーブル14A上に設置されていて、昇降テーブル14
Aの上下方向の移動により、その位置を上・中・下の3
つの位置に切り換え可能になっている。なお、この振動
付与部材は複数の振動付与部材を組み合わせて、各々任
意に設定した振動でストック部12全体を振動させる構
成としても良い。
【0016】図7及び図8は、リフター14と移載部1
1及びストック部12の構成を示すもので、図7はその
斜視図、図8は移載部側から見た側面図である。図7及
び図8を加えて、リフター14と移載部11、及びスト
ック部12の構成をさらに説明すると、移載部11は、
昇降テーブル14Aの一端に、この昇降テーブル14A
の一端から外側に向かって突き出した状態にして取り付
けられている。なお、その突き出し方向の先端には、移
載台車3の紙葉類中継収納部3aが接近される。その移
載部11は、板状の鉄板をプレス成形してなり、底板部
15aと、その底板部15aから上側に向かって略直角
に折り曲げられた前後一対のガイド用壁部15b,15
bとを一体に有し、左右の両側面と上面がそれぞれ開口
された断面略コ字状のガイド部材として形成されてい
る。そして、移載部11は、その突き出し方向に向かっ
て連続して下るようにして、約25度傾斜して設けられ
ている。すなわち、移載部11の底板部15aは、スト
ック部12に向かって進むに従い、徐々に上る傾斜面と
して形成されていて、他端側はストック部12内に配置
されている。
【0017】昇降テーブル14Aは、四角状の扁平なテ
ーブルとして形成されており、この昇降テーブル14A
に上記ストック部12が組み込まれている。
【0018】昇降テーブル14Aを有するリフター14
は、フレーム16と、フレーム16に支えられて上下方
向に延ばして立設されている左右一対のガイドシャフト
17と、この左右一対のガイドシャフト17の間に配置
されている駆動用ボールネジ18と、駆動用ボールネジ
18を回転させるための正逆2方向に回転駆動可能なリ
フター用モータ19と、昇降テーブル14Aに対して上
下方向に振動を与える昇降テーブル用振動付与手段20
等で構成されている。また、ガイドシャフト17には昇
降テーブル14Aが上下方向にスライド自在に取り付け
られ、図33に示しているように示しているように、駆
動用ボールネジ18に、吸振ゴム材115を介して昇降
テーブル14Aにネジ結合されたL字型部材116の水
平方向張り出し部分116aが配置されている。そし
て、リフター用モータ19が回転されると駆動用ボール
ネジ18が回転し、昇降テーブル14Aが駆動用ボール
ネジ18にネジ送りされるとともに、ガイドシャフト1
7に案内されて、リフター用モータ19の回転方向によ
って、上または下方向に移動する。さらに、昇降テーブ
ル14Aの移動は、移載部11の底板部15aの先端が
移載台車3における紙葉類中継収納部3aの床面ライン
と一致した位置で停止することができ、本実施の形態で
は、下段の紙葉類中継収納部3aの床面ラインと一致し
た下段位置(図2,図3参照)と、中段の紙葉類中継収
納部3aの床面ラインと一致した中段位置(図5参照)
と、上段の紙葉類中継収納部3aの床面ラインと一致し
た上段位置(図4参照)でそれぞれ停止することができ
る。また、下段の紙葉類中継収納部3aの床面ラインと
一致した下段位置のときがホームポジションで、このホ
ームポジションで紙葉類10はストック部12から整位
搬送部13に対して移送される。
【0019】また、昇降テーブル用振動付与手段20
は、図8で詳細に示しているように、フレーム16に固
定しているシリンダ21と、枢軸22を支点として上下
方向に回動自在にしてフレーム16に取り付けた回動部
材23とを有し、回動部材23の一端とシリンダー21
の進退出するロッド21aの先端とが枢軸24を介して
互いにリンク結合されている。さらに、回動部材23の
他端側は昇降テーブル14Aの下側に延ばされており、
昇降テーブル14Aが下段位置に配置されているとき、
回動部材23が上下方向に回動されて他端側が上側に向
かうと、その他端側で昇降テーブル14Aの下面を突き
上げ、続いて他端側が下がるときに昇降テーブル14A
も自重で下がり、この動作を繰り返すことによって昇降
テーブル14Aに上下方向の振動を繰り返し付与するこ
とができる構造になっている。なお、昇降テーブル14
Aの下面と当接する回動部材23の他端側にはローラ2
5が取り付けられていて、回動部材23はローラ25を
介して昇降テーブル14Aの下面と当接する。
【0020】昇降テーブル14A上に移載部11と共に
配設されているストック部12は、図2乃至図8の他
に、図9乃至図10に要部構成を示している。その第2
移送手段12は、後押し板手段26と、後押し板駆動手
段27、前当て板手段28、前当て板先端到着検知セン
サ手段29、第1移送ベルト手段32、第2移送ベルト
手段33、プッシャー34等で構成されている。また、
昇降テーブル14Aの前後の面には、それぞれ紙葉類1
0の搬送路に沿ってガイド板35が配設されている。ガ
イド板35は、紙葉類10が整位搬送部13に向かって
搬送されるときのガイドとなるもので、紙葉類10と接
触された時に生じる摩擦力を小さくするのに、内側表面
には搬送路に沿って延ばされている棒材35a(図7参
照)が3つ、上下に点在して設けられている。
【0021】昇降テーブル14Aには、紙葉類10の搬
送路に沿って延びる前当て板用のガイド孔36a,36
bとが上下に貫通して設けられている。また、昇降テー
ブル14A上には、図9に示しているように、前当て板
用ガイド溝37と後当て板用ガイド溝38が、紙葉類1
0の搬送路に沿って細長く形成されている。
【0022】前当て板手段28は、図11に示している
ように、昇降テーブル14Aの上から前当て板用ガイド
溝37内に一部をスライド係合させて取り付けているス
ライド板39と、スライド板39の中央からガイド孔3
6bを通って昇降テーブル14Aの下側に延びる支柱4
0と、その支柱40に上下方向スライド可能に取り付け
た前当て板41とを有し、前当て板41が引き抜きシリ
ンダ42により上下方向にスライド制御可能になってい
る。なお、引き抜きシリンダ42は、通常、前当て板4
1を上方にスライド変位させて、前当て板41の前板部
41aがガイド孔36a,36bを通って昇降テーブル
14Aの上面から大きく上方に向かって突き出した状態
にある突出位置に保持している。また、引き抜きシリン
ダ42が、スライド板39を下方に移動操作すると、ス
ライド板39は前板部41aの先端が昇降テーブル14
Aの下面よりも下側となる戻し位置まで移動される。そ
して、前当て板手段28は、スライド板39が係合され
ている前当て板用ガイド溝37のガイドにより、移載部
11側に最も接近したホームポジションから整位搬送部
13側に最も接近した終端位置まで連続してスライド可
能になっている。
【0023】さらに、支柱40の一面には引っ張り用定
荷重板ばね43(以下、「定荷重板ばね43」という)
の引き出し端を固定して取り付けているとともに、前当
て板先端到着検知センサ手段29で検出する先端到着確
認用検出板29aを取り付けている。定荷重板ばね43
は巻きばねで、本体部分43aは昇降テーブル14Aの
下面に固定してある。そして、前当て板41は、上記ホ
ームポジションから上記終端位置に向かって移動される
とき、本体部分43aに巻回されている定荷重板ばね4
3を引き出しながら一定荷重を受けた状態で移動し、終
端位置からホームポジションへは定荷重板ばね43の戻
り力で移動復帰する。なお、昇降テーブル14Aの下面
側には、前当て板手段28の支柱40に対応して前当て
板戻り限ストッパ45を取り付けており、前当て板戻り
限ストッパ45に支柱40が当接された位置が上記ホー
ムポジションとなる。また、昇降テーブル14Aの下面
側には、前当て板41が終端位置に到達すると、前当て
板41が一時的にホームポジションに戻らないように保
持しておくための前当て板戻り防止シリンダ46と、前
当て板41が終端位置に到達すると前当て板手段28上
の先端到着確認用検出板29aを検出する前当て板先端
到着検知センサ手段29が取り付けられている。前当て
板戻り防止シリンダ46は、前当て板41が終端位置に
到達する前は、前当て板手段28の通路外にロッド46
aを退避させていて、終端位置に到達すると通路内に進
出させて前当て板手段28が定荷重板ばね43のばね力
でホームポジション側に戻るのを阻止する。
【0024】上記後押し板手段26は、図12に示して
いるように、後当て板用ガイド溝38内に一部をスライ
ド可能に係合させて昇降テーブル14A上に取り付けた
スライド板47と、そのスライド板47上に取り付けた
前後一対の後押し板48と後押し板用検出子49等で構
成されていて、前当て板41と移載部11の間に配設さ
れている。
【0025】さらに詳述すると、後押し板48は、バネ
性を有した金属板材をプレス成形してなり、傾斜面部4
8aと、傾斜面部48aの先端から真っ直ぐ下側に向か
って折り曲げた後当て面部48bを一体に有している。
そして、傾斜面部48の基端側をスライド板47上にブ
ラケット50を介して上下方向に回動可能にして取り付
けている。なお、ブラケット50とスライド板47との
間には巻きばね51を装着しており、その巻きばね51
のばね力により後押し板48は常に上方に回動付勢され
ていて、ブラケット50に取り付けたストッパー52の
下面に後押し板48の上面が当接するまで上側に回動さ
れている。また、ストッパー52の下面に後押し板48
の上面が当接された状態では、傾斜面部48bは前当て
板41側に進むに従って徐々に高くなるように傾斜し、
後当て面部48bは昇降テーブル14Aに対して略直角
で、前板部41aと対向した状態になっている。さら
に、後述するようにして、移載部11側から送られて来
る紙葉類10が前板部41aに向かって傾斜面部48b
上を通過して行くとき、紙葉類10の重みで後押し板4
8の先端側が下がり、傾斜面部48bの傾斜勾配が小さ
くなって紙葉類10の通過をし易くするともに、通過し
終わると巻きばね51の反力で再びホームポジションに
復帰する構造になっている。
【0026】第1移送ベルト手段32は、それぞれプー
リ53a,53bとの間に掛け渡されて、図6において
昇降テーブル14Aの右端から左端の少し手前の位置に
張設されている3本の互いに平行に配置されているエン
ドレス状のベルト54を有している。各ベルト54は、
後押し板48を取り付けたスライド板47と連結されて
いて、モータ56により移動されるスライド板47の移
動に連動して回転する。なお、昇降テーブル14A上に
は、スライド板47がホームポジションに到達されると
後押し板用検出子49を検出する後押し板戻り検知セン
サ手段30aと、スライド板47が先端位置に到達する
と後押し板用検出子49を検出する後押し板先端到着検
知センサ手段30bが配設されている。
【0027】動力伝達機構55は、駆動系55aと非駆
動系55bとで構成されている。駆動系55aは、上記
モータ56と、モータ56の出力軸に固定して取り付け
たプーリ57とで構成されている。一方、被駆動系55
bは、図13に示すように、昇降テーブル14Aに取り
付けた軸受58で回転可能に支持されているシャフト5
9と、そのシャフト59に取り付けたプーリ60及びプ
ーリ61等で構成されている。また、プーリ60は巻き
ばね62を介してシャフト59に摩擦連結されており、
プーリ60とシャフト59との間に上記摩擦力よりも大
きな力が加わったときに、プーリ60とシャフト59の
間が空転する構造になっている。そのプーリ60には、
ベルト64を介して駆動系55a側のプーリ57が動力
結合されている。すなわち、プーリ60はモータ56が
回転されてプーリ57が回転すると、そのモータ56の
動力をプーリ57,ベルト61を介して受けて回転し、
さらにプーリ57から巻きばね62を介してシャフト5
9が回転する構造になっている。加えて、シャフト59
にはエンコーダ63の回転板63aが一体回転可能に取
り付けられている。エンコーダ63は回転板63a上の
スリット63bを検知して信号を出力する図示せぬセン
サを有しており、そのエンコーダ63自体は良く知られ
た構造である。一方、プーリ61は、昇降テーブル14
Aの上面側でシャフト59に一体回転可能に取り付けら
れている。なお、昇降テーブル14上の上面側で、プー
リ61とプーリ66にはエンドレスベルト67が張設さ
れている。そのプーリ66は、昇降テーブル14Aの上
面側で、かつ終端位置側の位置に枢軸65を介して回転
可能に取り付けられている。また、エンドレスベルト6
7は、一部が後押し板手段26のスライド板47に固定
してある。したがって、モータ56の回転でシャフト5
9と一体にプーリ61が回転すると、プーリ61と一体
にエンドレスベルト67及びプーリ66が回転する。さ
らに、エンドレスベルト67が回転するとき、エンドレ
スベルト67と結合しているスライド板47が、そのエ
ンドレスベルト67の回転方向に応じてホームポジショ
ン位置から終端位置、及び終端位置からホームポジショ
ン位置に移動する。また、スライド板47が移動するこ
とにより、そのスライド板47と結合しているベルト5
4がスライド板47と一体に回転する。
【0028】第2移送ベルト手段33は、図14で詳細
に示しているように、整位搬送部13に隣接して昇降テ
ーブル14Aの端部に設けられており、第1移送ベルト
手段32のベルト54と各々隣接して、それぞれが第1
移送ベルト手段32の前方・・(整位搬送部13側)に延
長した状態にして設けられている3つのベルト69を有
している。これら3つのベルト69は、シャフト70に
一体回転可能に取り付けたプーリ71とシャフト72に
回転可能取り付けたプーリ73の外側をそれぞれ回って
張設されている。また、シャフト70は、第1移送ベル
ト手段33の駆動源(モータ56)とは別の正逆転可能
なモータ74(図6参照)に接続されていて、そのモー
タ74の回転により正逆2方向に回転する。すなわち、
シャフト70の回転によりベルト69は正逆2方向に回
転する。なお、第1の移送ベルト手段32のベルト54
は昇降テーブル14Aの上面に水平に配置されているの
に対して、ベルト69は第1ベルト手段32側から整位
搬送部13側へ進むに従って徐々に上るように傾斜して
設けられている。
【0029】上記プッシャー34は、図14で詳細に示
しているように、昇降テーブル14Aの端部で、また第
2移送ベルト手段33の上方で、かつ立位で搬送されて
来る紙葉類10の上端部と当接可能な位置に、紙葉類1
0の通路を横切る状態にして配設したロッド78を有し
ている。そのロッド78には外周に複数の偏心ローラ7
5が一体回転可能に固定して取り付けてあり、また昇降
テーブル14Aに取り付けてあるモータ76により回転
される。
【0030】次に、整位搬送部13の構成を説明する。
図23は紙葉類10を1枚ずつに分離して繰り出す紙葉
類分離供給装置5、及び紙葉類分離供給装置5から繰り
出されて来る紙葉類10を紙葉類区分け部2に向かって
搬送するための紙葉類搬送装置6の一部と共に整位搬送
部13の構成配置を示す上面図で、図24は整位搬送部
13の外観図である。なお、図23に示すように、紙葉
類分離供給装置5には、整位搬送部13により立てた状
態で送られて来る紙葉類10を一枚ずつに分離して紙葉
類搬送装置6に向かって繰り出す分離供給ベルト7を有
し、紙葉類搬送装置6には分離供給装置5から送り出さ
れて来る紙葉類10の長さを検出する透過型光学センサ
である紙葉類長測定センサ9が、紙葉類10が搬送され
て行く通路に沿って設けられている。
【0031】上記整位搬送部13は、ストック部12と
隣接して設けられており、図24に整位手段の配置構成
を示すように、ストック部12側から順に、第1の後端
基準整位手段81と、床側整位手段82と、第2の後端
基準整位手段83と、小分け機構84等で構成されてい
る。また、整位搬送部13とストック部12との間には
高低差が設けてあり、ストック部12の方が整位搬送部
13よりも高い位置にある。したがって、ストック部1
2の第2移送ベルト手段33を通って整位搬送部13に
送られて来る紙葉類10は、ストック部12より整位搬
送部13に向かってばらけた状態で落下して来るように
構成されている。さらに、ストック部12と隣接する位
置から紙葉類分離供給装置5との間には、整位搬送部1
3内に送られて来た紙葉類10を紙葉類分離供給装置5
に向かって送るための上記移送コンベア85が配設され
ている。
【0032】さらに詳述すると、整位搬送部13は、図
23に示しているように、紙葉類10の搬送通路の両側
に沿ってガイド板86a,86bが設けられており、そ
のガイド板86a,86bとの間に上記第1の後端基準
整位手段81、床側整位手段82、第2の後端基準整位
手段83、小分け機構84、移送コンベア85が設けら
れている。
【0033】第1の後端基準整位手段81は、ガイド板
86a,86bの間に3本、それぞれが紙葉類10の搬
送方向に沿って延びる状態にして回転可能に配設されて
いるローラ81aを有し、図26に示すように、各ロー
ラ81aが動力伝達機構87aを介してモータ87の回
転駆動力を受け、常に一方向に回転している。なお、そ
のローラ81aの回転方向は、ストック部12から一枚
ずつ順に排出されて落下して来る紙葉類10がローラ8
1a上に乗った時に、その紙葉類10に対してガイド板
86a側に移動する力が付与できる図25中に矢印88
で示す方向である。したがって、ストック部12からロ
ーラ81a上にばらけた状態で、順次、落下されて後述
する移送コンベア85で順次紙葉繰り出し位置4側へ送
られて行く紙葉類10は、その落下時に、ローラ81a
により基準面となるガイド板86a側に送られ、紙葉類
10の端面(繰り出し後端側)をガイド板86aに合わ
せて整位される。
【0034】床側整位手段82は、移送コンベア85で
紙葉類分離供給装置5に向かって搬送されて行く紙葉類
10に対して下面側から振動を加えるもので、ガイド板
86a,86bとの間に、ガイド板86a側から順に接
触機構89と2本の転がりシャフト90が配設されてい
る。接触機構89は、図27及び図28に示すように、
紙葉類10の搬送方向に沿って延びるベルト91を有し
ている。ベルト91は、整位搬送部13のフレーム92
に固定されたプレート93のアーム93a,93bに跨
って取り付けられており、ベルト91の下側にはチェー
ンベルト94及びローラ95等が配設されている。チェ
ーンベルト94は、3つのスプロケット96a,96
b,96cの外側を回って張設されており、スプロケッ
ト96b,96c間では、ベルト91の下面に沿って略
平行に配置された状態になっている。また、3つのスプ
ロケット96a,96b,96cの中、スプロケット9
6aはモータ97の出力軸97aに一体回転可能に取り
付けられている。したがって、モータ97が回転される
と、スプロケット96aが回転し、これと連動してチェ
ーンベルト94及びスプロケット96b,96cも回転
する。なお、ローラ95は、ブラケット95aを介して
チェーンベルト94の外面に取り付けられていて、チェ
ーンベルト94が回転すると一体に移動し、ベルト91
の下側を通る時に、ベルト91の下面と接触してベルト
91を激しく押し上げ、この押し上げでベルト91の上
面に上下方向の激しい振動を生成する。また、ローラ9
5はチェーンベルト94上に複数設けられており、チェ
ーンベルト94の回転で各ローラ95が次々と当接され
て振動を生成する。
【0035】シャフト90は、周面の一部を切り欠いて
平面90aとした部分を有して概略扁平状に形成されて
いる。この扁平なシャフト90は、動力伝達機構98を
介してモータ99の回転力を受けて回転し、シャフト9
0上を接触しながら移動する紙葉類10に、シャフト9
0側から上下方向の振動を与える。したがって、この床
側整位手段82では、接触機構89から紙葉類10に付
与される上下方向の振動とシャフト90から紙葉類10
に付与される上下方向の振動がそれぞれ異なり、移送ベ
ルト85で送られている紙葉類10に複合的な振動を加
えながら整位を行い、整位効率の向上を図っている。
【0036】第2の後端基準整位手段83は、紙葉類1
0の搬送通路に沿って延びるコーン型のローラ100
と、ローラ100と平行に配置されている2本の回転シ
ャフト101aの外側を覆った状態にして装着されてい
る紙葉類10の下面と面接触するエンドレス状の整位ベ
ルト101を有している。このうち、ローラ100は、
動力伝達機構102を介してモータ103の回転力を受
けて回転する。一方、整位ベルト101は、動力伝達機
構102を介してモータ103の回転力を回転体101
aが受けて回転すると、その回転体101aに連動し
て、回転体101aの外側を周回する。また、その回転
方向は、第1の後端基準整位手段81のローラ81aと
同じであり、ローラ100及び回転体101の上に乗っ
て当接された状態で搬送されて行く紙葉類10に対し
て、ガイド板86a側に移動する力を付与する方向、す
なわち紙葉類10の搬送方向と直角に交差している方向
である。そして、移送コンベア85により紙葉類10が
紙葉類繰り出し位置4に向かって搬送されて、その第2
の後端基準整位手段83の上を通るとき、紙葉類10は
ローラ100及び整位ベルト101に下面を面接触させ
た状態で通る。また、そのとき整位ベルト101との間
の面接触による大きな摩擦力で紙葉類10が位置決め部
材としてのガイド板86a側に移動され、そのガイド板
86aに対し繰り出し後端側が当接位置決めされて揃え
られるので、短時間で確実に整位させることができる。
したがって、ローラ100及び整位ベルト101の上に
乗って面接触しながら移送ベルト85で送られて通る紙
葉類10は、第1の後端基準整位手段81での整位に加
えて、この位置でも再度ガイド板86a側に送られる動
作が付与され、端面(繰り出し後端)をガイド板86a
に合わせて整位することができる構造になっている。ま
た、ここでは整位ベルトのベルト面を紙葉類10の下面
に面接触させて紙葉類10をガイド板86a側に寄せる
力を与えるので、紙葉類10をガイド板86側に大きな
力で移動させることができる。
【0037】小分け機構84は、外周に螺旋溝が刻設さ
れたコーン状の回転体104を有し、動力伝達機構10
5を介してモータ106の回転力を受けて回転する。そ
して、この小分け機構84は、紙葉類10が送られて来
て回転している回転体104上に乗ると、その螺旋溝で
紙葉類間を離し、紙葉類分離供給装置5側の分離供給ベ
ルト7に1枚ずつ紙葉類が供給するように制御する。す
なわち、ここでは重なって運ばれて来た紙葉類10を螺
旋溝に入れて小分けにし、紙葉類間に隙間を設けるの
で、重なり具合が緩くなり、紙葉類供給ベルト7に後続
の紙葉類10が押し付けられるのを防止し、紙葉類分離
供給位置4での紙葉類10の円滑な繰り出しが可能にな
る。
【0038】移送コンベア85は、図29に示すよう
に、2つの搬送通路の両側に配設した2つのチェーンベ
ルト105間に掛け渡された複数のアームユニット10
6を有している。各アームユニット106は、チェーン
ベルト105上に等間隔で配置されており、また両端が
チェーンベルト105にそれぞれ取り付けられているロ
ッド106aと、そのロッド106上に固定して取り付
けられた4本の送りピン106bを有している。各送り
ピン106bは、それぞれ自由に回転可能に取り付けら
れており、紙葉類10が第1後端基準整位手段81及び
第2後端基準整位手段83によりガイド板86a側に移
動される時に、送りピン106bも自由に回転すること
によって紙葉類10の移動を助ける。なお、チェーンベ
ルト105は、複数のスプロケットギア111a〜11
1eを介して回転走行可能に取り付けられている。ま
た、チェーンベルト105の外側で、紙葉類分離供給装
置5と隣接する端部(送りピン106bが下がって行く
側)とストック部12と隣接する端部(送りピン106
bがせり上がって来る側)には、アームユニット106
の姿勢を制御するためのカム手段107,108が配設
されている。さらに、スプロケットギア111a〜11
1eの中、スプロケットギア111eは駆動ギアであっ
て、そのスプロケットギア111eはモータ109の回
転を動力伝達機構110を介して受け回転し、またスプ
ロケットギア111eの回転でチェーンベルト105が
回転する。
【0039】カム手段107は、図31に示しているよ
うに、紙葉類分離供給位置4に近づいて、さらに紙葉類
分離供給位置4から移送コンベア85の下側にアームユ
ニット106が回り込むとき、アームユニット106の
送りピン106bが分離供給ベルト7に対してできるだ
け平行のままの状態で下側に移動するように、チェーン
ベルト105に対してアームユニット106が徐々に後
側に倒れ込むようにアームユニット106の動作を制御
し、紙葉類分離供給位置4では、紙葉類10に対して平
行に下側へ向かって移動するように制御する。一方、カ
ム手段108は、同じく図31に示しているように、移
送コンベア85の下側から上側に向かって移動されて来
るとき、上側に到達する前ではアームユニット106が
寝た状態に置かれていて、上側に移動されるときに送り
ピン106bが略垂直に突き出して来るように、アーム
ユニット106の動作を制御する。そして、移送コンベ
ア85の走行方向におけるアームユニット106間に
は、ストック部12から落下されて来る紙葉類10が順
に収容され、これがチェーンベルト105の走行により
紙葉類分離供給位置4に向かって移送される。また、移
送されるとき、紙葉類10は、第1の後端基準整位手段
81、床側整位手段82、第2の後端基準整位手段8
3、小分け機構84の上を順に通過して紙葉類分離供給
位置4まで搬送され、紙葉類分離供給位置4では、分離
供給ベルト7によって1枚ずつに分離されて、紙葉類搬
送装置6に向かって送り出される。
【0040】図32は、本実施の形態における紙葉類供
給部1の制御系を示すブロック構成図であり、図1乃至
図31に示した符号と同じ符号を付しているものはそれ
ぞれ対応している手段である。図1乃至図31で説明し
ていない部分について説明すると、システム制御部(C
PU)200は紙葉類供給部1の全体を制御する部分
で、記憶部201はシステム制御部200が予め決めら
れた手順に従って動作を処理するためのプログラム等が
組み込まれた部分である。操作パネル部204は、各種
の操作ボタン等を設けた部分で、リフター用スイッチボ
タン203、スタートボタン204等が配設されてい
る。
【0041】次に、このように構成された紙葉類搬送方
法及び装置の動作を説明する。まず、紙葉類10は、複
数まとめて束にされた状態で移載台車3に載せられ、移
載部11まで人手により運ばれて来る。ここで、移載台
車3に載せられている紙葉類10は、一度も区分け処理
されてないもの、あるいは既に何回か区分け処理されて
いるもの等である。また、移載台車3には、紙葉類10
が上・中・下3段の中の何れか(全ての場合を含む)の
紙葉類中継収納部3aに載せられて運ばれて来る。
【0042】移載台車3が紙葉類10を載せて移載部1
1まで運ばれて来ると、作業者は区分け処理をする紙葉
類中継収納部3aを選択し、その選択した紙葉類中継収
納部3aに合わせて昇降テーブル14Aの上下方向の位
置を操作パネル部202上のリフター用スイッチボタン
203で選択する。ここでのリフター用スイッチボタン
203は、上段用のスイッチボタンと中段用のスイッチ
ボタン、及びホームポジション用(下段用)のスイッチ
ボタンとがあり、選択されたスイッチボタンにより、シ
ステム制御部200がリフター用モータ19を駆動制御
する。この場合、上段の紙葉類中継収納部3aに対応す
る上段用のリフター用スイッチボタンが選択された場合
にはリフター用モータ19が駆動されて、移載部11が
上段の紙葉類中継収納部3aと対応する位置まで、昇降
テーブル14Aを上昇させる(図5参照)。中段の紙葉
類中継収納部3aに対応する中段用のスイッチボタンが
選択された場合にはリフター用モータ19が駆動され
て、移載部11が中段の紙葉類中継収納部3aと対応す
る位置まで、昇降テーブル14Aを上昇させる(図4参
照)。なお、昇降テーブル14Aが上段または中段の位
置に移動されている状態で、図示せぬホームポジション
用のスイッチボタンが押されると、システム制御部20
0がリフター用モータ19を駆動して、昇降テーブル1
4Aを下段の位置まで戻す。この下段位置はホームポジ
ションであり、移載部11が下段の紙葉類中継収納部3
aと対応する(図2,図3,図6参照)。何れの場合
も、昇降テーブル14Aが移動を終えた状態では、紙葉
類中継収納部3aの底面と移載部11の移載台車3側に
突き出している底板部15aとの位置は同じ高さ位置に
配置される。したがって、昇降テーブル14Aが各段に
位置決めされている状態で移載台車3を移載部11に近
づけると、区分け処理を行う紙葉類10が載せられてい
る紙葉類中継収納部3aの底面が移載部11の底板部1
5aと一致する。この一致している状態で、紙葉類中継
収納部3a内にある紙葉類を束のまま、昇降テーブル1
4A側に押すと、その紙葉類10を移載部11側に移し
変えることができる。
【0043】このようにして紙葉類中継収納部3a内の
紙葉類10を移載部11側に移し替えたら、そのまま底
板部15a上を滑らせながら人手によりストック部12
に向かって移動させる。このとき、移載部11はストッ
ク部12に向かって上るように傾斜されているので、底
板部15上を滑らせる時に紙葉類10の下端側が隣り同
志で密に詰まり整列される。すなわち、図15に原理図
を示すように、平坦面77上に紙葉類10を載せて滑ら
せた場合では、紙葉類10の隣り同志はさほど詰まらな
いが、傾斜面78を上る方向に滑らせた場合には、紙葉
類10の下端に摩擦によるブレーキ力が良く働き、隣り
同志が密に詰まり整列されることになる。
【0044】そして、底板部15a上を滑りながら移載
部11の終端まで運ばれた紙葉類10は、そのままスト
ック部12内に移され、後押し板48に載せられる。す
ると、紙葉類10の重みで後押し板48が下がり、その
紙葉類10を前当て板41の前板部41aに向かって移
動させることができる。なお、ホームポジションにある
後押し板48と前板部41aとの間の距離よりも多い量
(厚み量)の紙葉類10が運ばれて来ると、後押し板4
8はその位置に置かれたまま、前当て板41だけが定荷
重板ばね43を引き出しながら整位搬送部13側に移動
される。また、所定の紙葉類10の移し替えが終わる
と、前側を前板部41aで押さえ、後側を後押し板48
で押さえた状態になる。図16及び図17は、この状態
を示している。このようにして紙葉類10のストック部
1へ移し替えが終わったら、次に操作パネル部202の
ストック部用スタートボタン204を押す。
【0045】ストック部用スタートボタン204が押さ
れると、昇降テーブル用振動付与手段20のシリンダー
21が一定の周期で駆動されるとともに、後押し板48
用のモータ56が正方向に駆動される。シリンダー21
が一定の周期で駆動されると、その駆動が行われる度に
昇降テーブル14Aの下面を回動部材23が突き上げ、
この突き上げで昇降テーブル14Aの全体に上下方向の
振動を与えて紙葉類10を振動させ、昇降テーブル14
A上での紙葉類10の下面を揃えて整位を行う。
【0046】一方、モータ56が正方向に駆動される
と、このモータ56の回転が動力伝達機構55を介して
シャフト59に伝達され、シャフト59が回転する。シ
ャフト59が回転すると、プーリ61を介してエンドレ
スベルト67が回転し、エンドレスベルト59と固定さ
れている後押し板手段26のスライド板47が後当て板
用ガイド溝38に案内されて整位搬送部13側(終端位
置側)に向かって移動を開始し、その移動に伴って紙葉
類10を後側から前板部41a側に押す。すると、前当
て板41も紙葉類10を介して押され、定荷重板ばね4
3を引き出しながら、紙葉類10及び後押し板48と共
に終端位置側に向かって移動を開始する。また、後押し
板48が移動されると、後押し板48と連結されている
ベルト54が紙葉類10の搬送されて行く方向に同期し
て回転し、紙葉類10はベルト54上に載せられた状態
で終端位置側に向かって移動される。
【0047】さらに、紙葉類10が図18及び図19に
示すようにストック部12の終端位置まで移送される
と、図20乃至図22に示すように、最前にある紙葉類
10の前面上部がプッシャー34のロッド74に偏心ロ
ーラ75を介して当接されるととともに、先端到着確認
用検出板29aが前当て板先端到着検知センサ手段29
により検出される。先端到着確認用検出板29aが検出
されると、前当て板戻り防止シリンダ46が駆動され、
ロッド46aが前当て板手段28の通路内に進出し、前
当て板手段28が定荷重板ばね43のばね力でホームポ
ジション側に戻るのを阻止する。同時に、モータ56が
停止し、後押し板48の移動も停止される。そして、シ
ステム制御部200では、この停止するまでの間にエン
コーダ63より得られたパルス信号の数から、前板部4
1aと後押し板48との間に配置されている紙葉類の量
(厚み)を算出する。続いて、この算出結果から整位搬
送部13側の移送コンベア85の送りピン106b間に
小分けして供給する紙葉類10の厚み量が、各送りピン
106b間で適正な量となるように小分け分割処理を行
う。なお、紙葉類10が終端位置に到達する直前では、
第1移送ベルト手段32のベルト54から第2移送ベル
ト手段33のベルト69上に送り出される。ベルト69
は整位搬送部13側へ進むに従って徐々に上るように傾
斜して設けられているので、図15を用いて移載部11
での搬送を説明したのと同じように、ベルト69を滑っ
て進むときに紙葉類10の下端側が隣り同志で密に詰ま
り整列された状態になる。図20乃至図22はこのとき
の状態を示している。
【0048】ここで、ストック部12から整位搬送部1
3に紙葉類10を小分けして分割供給する場合の動作を
説明すると、まずエンコーダ63で得られたパルス信号
の数から、前板部41aと後押し板48との間に配置さ
れている紙葉類10の束の量(厚み)T1を算出し、ま
た予め経験則から得られる最適な厚み量Ts(通常は7
5mm)を基準として、T1をTsで割り算し、割れた
数がN、余った数がαであった場合に、その紙葉類10
を供給する送りピン106b間の数をNとし、端数αを
さらにNで割り均等分割し、他の送りピン106b間に
振り分ける。その理由は、例えば端数が「5」等、少な
い場合にその少ない量の紙葉類10を1つの送りピン1
06b間に収納して送ると、送りピン106b間内で大
きな隙間ができて紙葉類10が倒れ、整位されないまま
の状態で紙葉類供給位置4に送られるのを防ぐためであ
る。したがって、このようにして、紙葉類10を送りピ
ン106間に小分けして振り分けることにより、N個全
てを適正な紙葉類の量にすることができる。そして、こ
のようにして各送りピン106b間の紙葉類10の厚み
が決定されたら、移送コンベア85の移送速度とストッ
ク部12からの紙葉類10の供給速度とを同期させ、N
個の送りピン106b間にそれぞれ略均等量の紙葉類1
0を順に収納する。ここでは、小分け用の第2移送ベル
ト手段33のベルト69が前進・後進を繰り返して、紙
葉類10の隣同志を離しながら整位搬送部13側に送り
出す。すなわち、第2移送ベルト手段33は、紙葉類1
0をTs+1(端数の振り分け分)だけ送ったら一度後
退し、再び紙葉類Ts+1分を送るという動作を繰り返
すことにより、紙葉類75はストック部12から整位搬
送部13の各送りピン106b間に対して順に移送する
ことができる。また、整位搬送部13側に繰り出すと
き、プッシャー34の回転で紙葉類10の上部を偏心ロ
ーラ75で押し、整位搬送部13側に確実に落下させ
る。
【0049】また、このようにしてベルト69上の紙葉
類10が全て整位搬送部13側に送り出されると、後押
し板48が終端位置に到達し、後押し板用検出子49が
後押し板先端検到着検知センサ手段30bにより検出さ
れる。すると、第2移送ベルト手段33のモータ68
と、プッシャー34のモータ76と昇降テーブル用振動
付与手段20のシリンダー21の各駆動が停止するとと
もに、前当て板戻り防止シリンダ46のロッド46aが
前当て手段28の通路外まで退避してストッパーを解除
する。同時に、引き抜きシリンダ42が駆動されて前当
て板41を初期状態まで上昇復帰させる。続いて、後押
し板用のモータ56が逆方向に回転し、後押し板48が
スライド板47と共にホームポジションに向かって移動
するとともに、前当て板41がスライド板39と共に定
荷重板ばね43に引かれて略定速度でホームポジション
に向かって移動する。そして、後押し板48がホームポ
ジションまで移動復帰されると、後押し板用検出子49
が後押し板戻り検知センサ手段30aにより検出され、
モータ56が停止する。また、前当て板41がホームポ
ジションの位置に復帰すると、支柱40が前当て板戻り
限ストッパー45に当接されてホームポジションで停止
する。これで、移載部11とストック部12の1サイク
ル分の動作が終了し、以後同じ動作が繰り返し行われ
る。
【0050】一方、整位搬送部13において、ストック
部12から移送コンベア85の送りピン106b間に紙
葉類10が落下されて来るとき、その紙葉類10が第1
の後端基準整位手段81のローラ81aに接触すること
により、紙葉類10がガイド板86a側に送られて後端
が整位される。続いて、床側整位手段82を通るときに
上下の振動が紙葉類10に加えられて下面が揃えられて
整位され、さらに第2の後端基準整位手段83を通ると
きに再び紙葉類10がガイド板86a側に寄せられて後
端が整位され、さらに小分け機構84を通ることによっ
て前後の分離が行われる。こうして、繰り出し側後端と
下面の整位並びに分離されながら紙葉類分離供給位置ま
で送られて来た紙葉類10は分離供給ベルト7で送り出
されて行く。また、分離供給ベルト7で送り出された紙
葉類10は、紙葉類搬送装置6内に配置されている紙葉
類厚みセンサ8により紙葉類10の厚みが検出されると
ともに、同じく紙葉類搬送装置6内に配置されている紙
葉類長測定センサ9により紙葉類10の長さが検出され
る。
【0051】紙葉類長測定センサ9により紙葉類10の
長さが検出されると、その長さから紙葉類の種類(例え
ば葉書か封書か等)を類推する。その種類情報と厚み測
定センサ9で得られた厚み情報の妥当性があるかを照合
する。システム制御部200では、厚み測定センサ9か
らの厚み情報に基づき、紙葉類10の整位搬送部13に
よる移送コンベア85が紙葉類繰り出し位置4に向かっ
て連続して送るのに最適な速度を計算してフィードバッ
ク制御する。ここでは、例えば、厚みの大きい紙葉類1
0が分離供給ベルト7により繰り出された場合と薄い紙
葉類10が繰り出された場合とでは、紙葉類繰り出し位
置4では、後続の紙葉類10と分離供給ベルト7の当接
面との間にできる隙間が異なる。すなわち、移送中の紙
葉類の中には、厚みの大きいものや薄いものまで、任意
の厚みの紙葉類が存在する。そこで、繰り出された紙葉
類の厚み分だけ分離供給部に送り込む、移送コンベア8
5の移送速度の制御が必要になる。厚み情報を見ずに移
送コンベア85が紙葉類10を一定速度で送るならば、
押し過ぎを起こさないために、最も薄い紙葉類10の送
り込み速度に統一しなければならない。それでは、厚い
紙葉類が繰り出された場合、その後の数秒間繰り出しに
無駄な時間が発生する。そこで、本実施の形態では、機
械の処理能力の高速化を図るために、繰り出された直後
の紙葉類の厚みを検出し、その厚さ情報を移送コンベア
85の制御に反映するようにしている。
【0052】しかしながらこの方式だと、厚み測定セン
サ8が実際は厚さが薄い紙葉を厚さが厚いと誤測定した
場合、実際は存在しない大きな隙間を埋めようとして、
大きな速度で移送コンベア85を運転させ、紙葉類を分
離供給部に大きな力で押し当ててしまい、二通送りの原
因となる。したがって、本実施の形態の構造では、繰り
出された直後の、紙葉類長測定センサ9より得られる紙
葉類の長さからその種類類推し、その種類情報と厚さ情
報の妥当性を照合し、もし例えば必ず薄い紙葉である葉
書の厚み情報が大きな値の場合、実際は薄いものと判断
し誤測定された厚み情報を無効にし、予め葉書に設定さ
れた値(例えば0.2mm)に厚み情報を書き換え移送
コンベア85の制御に反映するようにしているので、機
械の区分能力の向上を図ることができることとなる。
【0053】したがって、本実施の形態における紙葉類
供給部1では、紙葉類10が束にされて立位で収納され
ているストック部12の全体に昇降テーブル用振動付与
手段20で振動を加えながら、ストック部12内の紙葉
類10を、前当て板手段28と後押し板手段26とで挟
んで整位搬送部13まで自動的に送り、またその整位搬
送部13の部分では紙葉類10を適正厚み量ずつ、自動
的に移送コンベア85の送りピン106b間に供給する
ことができるので、ストック部12から整位搬送部13
まで送る作業と、整位搬送部13に紙葉類10を適正厚
み量ずつ供給する作業の自動化が図れることとなる。さ
らに、ストック部12内の紙葉類10の搬送から整位搬
送部13への小分け供給に至るまでの間、ストック部1
2の全体を上下に振動させた状態で搬送するので、紙葉
類10の下面の整位と紙葉類10間の重なりのほぐしが
同時に行われることにより、整位効率の向上が図れ、小
分け供給部での小分け作業等を円滑に行うことができ
る。
【0054】なお、本実施の構造では、ストック部12
に上下方向の振動を加える場合について説明したが、上
下方向の振動に加えて、前後方向等の振動を加えてもよ
いものである。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように、本発明はストック
部内に束にされて収納されている紙葉類を整位搬送部ま
で自動的に送り、またその整位搬送部では紙葉類を適正
厚み量ずつ自動的に移送コンベアの送りピン間に供給す
ることができるので、ストック部から整位搬送部まで送
る作業と、整位搬送部に紙葉類を適正厚み量ずつ供給す
る作業の自動化が図れることとなる。また、ストック部
内の紙葉類の搬送から整位搬送部への小分け供給に至る
までの間、ストック部を振動させた状態で搬送するの
で、紙葉類の整位と紙葉類間の重なりのほぐしが同時に
行われる。これにより、自動化が図れて、低コスト化が
可能になるとともに、整位の効率が向上し、小分け供給
部での小分け作業等を円滑に行うことができるというす
ぐれた効果を有する紙葉類搬送装置を提供することがで
きるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る紙葉類搬送方法及び
装置の全体構成を示す斜視図
【図2】本実施の形態における紙葉類供給部の内部構造
を移載台車と共に示す全体斜視図
【図3】本実施の形態における紙葉類供給部の内部構造
を移載台車と共に示す側面図
【図4】本実施の形態における紙葉類供給部の内部構造
を移載台車と共に示す側面図
【図5】本実施の形態における紙葉類供給部の内部構造
を移載台車と共に示す側面図
【図6】本実施の形態における紙葉類供給部の内部構造
を移載台車と共に示す側面図
【図7】本実施の形態におけるリフターの内部構造を示
す斜視図
【図8】本実施の形態におけるリフターの側面図
【図9】本実施の形態における昇降テーブル上の要部構
造を示す斜視図
【図10】本実施の形態における昇降テーブル上の要部
構造を示す斜視図
【図11】本実施の形態における前当て板手段の要部構
造を示す斜視図
【図12】本実施の形態における後押し板手段の要部構
造を示す斜視図
【図13】本実施の形態における昇降テーブル上の要部
構造を示す斜視図
【図14】本実施の形態における昇降テーブル上の要部
構造を示す斜視図
【図15】本実施の形態における整位方法の原理説明図
【図16】本実施の形態における昇降テーブル上の要部
構造を示す斜視図
【図17】本実施の形態における昇降テーブル上の要部
構造を示す斜視図
【図18】本実施の形態における昇降テーブル上の要部
構造を示す斜視図
【図19】本実施の形態における昇降テーブル上の要部
構造を示す斜視図
【図20】本実施の形態における昇降テーブル上の要部
構造を示す斜視図
【図21】本実施の形態における昇降テーブル上の要部
構造を示す斜視図
【図22】本実施の形態における昇降テーブル上の要部
構造を示す側面図
【図23】本実施の形態における整位搬送部の上面図
【図24】本実施の形態における整位搬送部の斜視図
【図25】本実施の形態における整位搬送部の要部構造
を示す斜視図
【図26】本実施の形態における整位搬送部の要部構造
を示す斜視図
【図27】本実施の形態における整位搬送部の要部構造
を示す斜視図
【図28】本実施の形態における整位搬送部の要部構造
を示す側面図
【図29】本実施の形態における整位搬送部の要部構造
を示す斜視図
【図30】本実施の形態における整位搬送部の要部構造
を示す斜視図
【図31】本実施の形態における整位搬送部の要部構造
を示す側面図
【図32】本実施の形態における紙葉類供給部全体の回
路構成ブロック図
【図33】本実施の形態におけるリフターの要部構造を
示す斜視図
【符号の説明】
1 紙葉類供給部 2 紙葉類区分け部 3 移載台車 4 紙葉類繰り出し位置 5 紙葉類分離供給装置 6 紙葉類搬送装置 7 分離供給ベルト 9 紙葉類長測定センサ 10 紙葉類 11 移載部 12 ストック部 13 整位搬送部 14 リフター 14A 昇降テーブル 15a 底板部 15b ガイド用壁部 17 ガイドシャフト 18 駆動用ボールネジ 19 リフター用モータ 20 昇降テーブル用振動付与手段 26 後押し板手段 27 後押し板駆動手段 28 前当て板手段 29 前当て板先端到着検知センサ手段 29a 先端到着確認用検出板 30a 後押し板戻り検知センサ手段 30b 後押し板先端到着検知センサ手段 31 前当て行き限検出手段 32 第1移送ベルト手段 33 第2移送ベルト手段 34 プッシャー 37 前当て板用ガイド溝 38 後当て板用ガイド溝 39 スライド板 41 前当て板 42 引き抜きシリンダ 43 引っ張り用定荷重板ばね 45 前当て板戻り限ストッパ 46 前当て板戻り防止シリンダ 48 後押し板 63 エンコーダ 63a 回転板 63b スリット 81 第1の後端基準整位手段 81a ローラ 82 床側整位手段 83 第2の後端基準整位手段 84 小分け機構 85 移送コンベア 89 接触機構 105 チェーンベルト 106 アームユニット 107 カム手段 108 カム手段 200 システム制御部 201 記憶部 202 操作パネル部 203 リフター用スイッチボタン 204 ストック部用スタートボタン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 新山 裕一 神奈川県横浜市港北区綱島東四丁目3番 1号 松下通信工業株式会社内 (72)発明者 柴田 信雄 神奈川県横浜市港北区綱島東四丁目3番 1号 松下通信工業株式会社内 (56)参考文献 実開 昭50−60782(JP,U) 実公 昭51−54212(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65H 1/00 - 3/68 B65H 5/02 B65H 83/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 紙葉類が束にされて立位で収納されてい
    るストック部に振動を加えて整位を行いながら、前記ス
    トック部内の前記紙葉類を、前記紙葉類を搬送する送り
    ピンを走行方向に略等間隔で設けている移送コンベアを
    有した整位搬送部まで自動的に搬送し、前記整位搬送部
    の直前で前記紙葉類の束を分割して小分けしながら前記
    送りピン間に所定の厚み分ずつ供給することを特徴とす
    る紙葉類搬送方法。
  2. 【請求項2】 紙葉類が束にされて立位で収納されるス
    トック部と、 前記ストック部の全体に上下方向の振動を付与する振動
    付与手段と、 前記ストック部内の前記紙葉類を、前記紙葉類を搬送す
    る送りピンを走行方向に略等間隔で設けている移送コン
    ベアを有した整位搬送部まで自動的に搬送する搬送手段
    と、 前記整位搬送部の直前で前記紙葉類の束を分割して小分
    けしながら前記送りピン間に所定の厚み分ずつ供給する
    分割供給手段とを備え、 前記ストック部内の前記紙葉類の搬送から前記整位搬送
    部への小分け供給に至るまでの間、前記振動付与手段に
    より前記ストック部全体に振動を与えるようにしたこと
    を特徴とする紙葉類搬送装置。
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