JP3366187B2 - 床面洗浄機用スキージ - Google Patents
床面洗浄機用スキージInfo
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- Japan
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- squeegee
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- flexible
- floor
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- Prior art date
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-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A47—FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
- A47L—DOMESTIC WASHING OR CLEANING; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
- A47L11/00—Machines for cleaning floors, carpets, furniture, walls, or wall coverings
- A47L11/40—Parts or details of machines not provided for in groups A47L11/02 - A47L11/38, or not restricted to one of these groups, e.g. handles, arrangements of switches, skirts, buffers, levers
- A47L11/4036—Parts or details of the surface treating tools
- A47L11/4044—Vacuuming or pick-up tools; Squeegees
Landscapes
- Nozzles For Electric Vacuum Cleaners (AREA)
- Cleaning Implements For Floors, Carpets, Furniture, Walls, And The Like (AREA)
- Cleaning In General (AREA)
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、走行しながら床面
をブラシ洗浄する床面洗浄機（スクラバー）の技術分野
で利用されるものであって、具体的には、洗浄後の汚水
を床面より吸引して汚水タンクに回収する床面洗浄機用
スキージの改良に関するものである。
をブラシ洗浄する床面洗浄機（スクラバー）の技術分野
で利用されるものであって、具体的には、洗浄後の汚水
を床面より吸引して汚水タンクに回収する床面洗浄機用
スキージの改良に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】床面洗浄機に使用するスキージには、例
えば、実開昭６３−１８９６６号公報とか特開平２−１
７０１９号公報等に開示されている如く、スキージの底
面に前後に離間させて内外の可撓性ブレード（ゴムブレ
ード）を取付け、これ等両ブレードの間隔内にパイプ及
びホースを通してブロアーの吸引作用を及ぼすことによ
って、床面上の汚水を汚水タンクに吸い取る仕組に成っ
ているが、この可撓性ブレードとして接地面を平面状に
したものを使用した場合には、腰が強くて座屈性に欠け
るため、床面が平坦な場合はブレードの底縁が床面に密
接してエアーが流入せず、また、床面に凹凸があるとブ
レードがめくれてエアー洩れが生じ、スキージ内の静圧
が低下して充分な吸込作用が発揮できなくなる問題があ
った。
えば、実開昭６３−１８９６６号公報とか特開平２−１
７０１９号公報等に開示されている如く、スキージの底
面に前後に離間させて内外の可撓性ブレード（ゴムブレ
ード）を取付け、これ等両ブレードの間隔内にパイプ及
びホースを通してブロアーの吸引作用を及ぼすことによ
って、床面上の汚水を汚水タンクに吸い取る仕組に成っ
ているが、この可撓性ブレードとして接地面を平面状に
したものを使用した場合には、腰が強くて座屈性に欠け
るため、床面が平坦な場合はブレードの底縁が床面に密
接してエアーが流入せず、また、床面に凹凸があるとブ
レードがめくれてエアー洩れが生じ、スキージ内の静圧
が低下して充分な吸込作用が発揮できなくなる問題があ
った。
【０００３】そこで従来は、上記の各公報に示すよう
に、スキージの進行方向に対して前側の可撓性ブレード
の接地縁に逆Ｕ字状の切欠溝（ノッチ）を設けることに
よって、上述した諸問題を解決していた。
に、スキージの進行方向に対して前側の可撓性ブレード
の接地縁に逆Ｕ字状の切欠溝（ノッチ）を設けることに
よって、上述した諸問題を解決していた。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した構造
のスキージには、進行方向に対して前側の可撓性ブレー
ドが、スキージの進行に従って各種のダストや綿埃（以
下単に綿埃と云う）を掻き集めながら練り固めてこれを
次第に成長させ、この成長した綿埃が可撓性ブレードの
切欠溝を塞いだり、或は、可撓性ブレードと底面との間
に挟まったり吸引通路を塞いだりして、汚水の吸込力を
低下させてしまう問題があり、更に、成長した綿埃の固
まりは吸引されにくいため、そのまま可撓性ブレードに
引きずられて床面に汚水痕を残してしまう問題もあっ
た。
のスキージには、進行方向に対して前側の可撓性ブレー
ドが、スキージの進行に従って各種のダストや綿埃（以
下単に綿埃と云う）を掻き集めながら練り固めてこれを
次第に成長させ、この成長した綿埃が可撓性ブレードの
切欠溝を塞いだり、或は、可撓性ブレードと底面との間
に挟まったり吸引通路を塞いだりして、汚水の吸込力を
低下させてしまう問題があり、更に、成長した綿埃の固
まりは吸引されにくいため、そのまま可撓性ブレードに
引きずられて床面に汚水痕を残してしまう問題もあっ
た。
【０００５】また、上述した切欠溝の数を増したり大き
く切欠したりしてその全体面積を広くすることによっ
て、成長した綿埃の固まりを吸引し易くすることも考え
られたが、切欠溝の面積を広くしすぎるとエアーの流通
量が増えてスキージ内の静圧が下がり、汚水の吸引力を
低下させてしまう問題があった。
く切欠したりしてその全体面積を広くすることによっ
て、成長した綿埃の固まりを吸引し易くすることも考え
られたが、切欠溝の面積を広くしすぎるとエアーの流通
量が増えてスキージ内の静圧が下がり、汚水の吸引力を
低下させてしまう問題があった。
【０００６】従って本発明の技術的課題は、床面上の汚
水をスキージで吸い取るに当って、前側の可撓性ブレー
ドに綿埃が堆積して固まる前にこれを逐次吸引して、綿
埃の固まりが大きく成長しないようにする一方、スキー
ジ内の静圧を低下させずに汚水を確実に吸引することで
ある。
水をスキージで吸い取るに当って、前側の可撓性ブレー
ドに綿埃が堆積して固まる前にこれを逐次吸引して、綿
埃の固まりが大きく成長しないようにする一方、スキー
ジ内の静圧を低下させずに汚水を確実に吸引することで
ある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】上記の技術的課題を解決
するために本発明で講じた手段は以下の如くである。
するために本発明で講じた手段は以下の如くである。
【０００８】細長く形成したカバー体の前後に２枚の可
撓性ブレードを間隔をあけて並設し、これ等２枚の可撓
性ブレードの間にブロアーの吸引力を及ぼすことによっ
て、可撓性ブレードが掻き集めた汚水を床面から吸い取
るように構成した床面洗浄機用スキージであって、
撓性ブレードを間隔をあけて並設し、これ等２枚の可撓
性ブレードの間にブロアーの吸引力を及ぼすことによっ
て、可撓性ブレードが掻き集めた汚水を床面から吸い取
るように構成した床面洗浄機用スキージであって、
【０００９】（１） 上記２枚の可撓性ブレードのう
ち、進行方向に対して前側の可撓性ブレードの接地面形
状を、略三角形状のブレード面を長手方向に連続形成し
た鋸歯状に構成すること。
ち、進行方向に対して前側の可撓性ブレードの接地面形
状を、略三角形状のブレード面を長手方向に連続形成し
た鋸歯状に構成すること。
【００１０】（２） 鋸歯状に連続形成した各ブレード
面の境界線部分に、スリット又は溝状のノッチを形成す
ること。
面の境界線部分に、スリット又は溝状のノッチを形成す
ること。
【００１１】（３） 進行方向に対して前側の可撓性ブ
レードの接地面形状を、中央部を中心にして左右方向に
略三角形状のブレード面を対称的に連続形成した鋸歯状
に構成すること。
レードの接地面形状を、中央部を中心にして左右方向に
略三角形状のブレード面を対称的に連続形成した鋸歯状
に構成すること。
【００１２】上記（１）で述べた手段によれば、可撓性
ブレードを床面に接地させてスキージを前進させると、
床面との接触によって前側の可撓性ブレードの略三角形
状に形成した鋸歯の各歯の部分、即ち、各歯の頂点側が
スキージの内側に曲がり込んで、全体とすれば、夫々の
接地線は進行方向に対して斜めに傾斜した角度で床面に
接地することになるため、これ等各接地線の段差部分
（境界線部分）に空気と汚水の取入口が斜めに形成され
て、これ等各斜めの取入口から綿埃を空気及び汚水と一
緒にスキージの内部に逐次吸引できるから、綿埃の固ま
りが成長する前にこれを汚水タンク側に回収できると共
に、鋸歯状に形成した各ブレード面はその接地面を全て
床面側に接地させた状態で前進するため、スキージ内の
静圧が保たれて優れた吸引作用を発揮することを可能に
する。
ブレードを床面に接地させてスキージを前進させると、
床面との接触によって前側の可撓性ブレードの略三角形
状に形成した鋸歯の各歯の部分、即ち、各歯の頂点側が
スキージの内側に曲がり込んで、全体とすれば、夫々の
接地線は進行方向に対して斜めに傾斜した角度で床面に
接地することになるため、これ等各接地線の段差部分
（境界線部分）に空気と汚水の取入口が斜めに形成され
て、これ等各斜めの取入口から綿埃を空気及び汚水と一
緒にスキージの内部に逐次吸引できるから、綿埃の固ま
りが成長する前にこれを汚水タンク側に回収できると共
に、鋸歯状に形成した各ブレード面はその接地面を全て
床面側に接地させた状態で前進するため、スキージ内の
静圧が保たれて優れた吸引作用を発揮することを可能に
する。
【００１３】上記（２）で述べた手段によれば、前側の
可撓性ブレードを床面に接地させてスキージを前進させ
ると、各ノッチの形成部分が斜めに傾斜した各接地線間
の取入口になるため、スキージの前進に従って斜めの接
地線に案内されて各取入口から空気及び汚水を容易に取
り入れることができ、合せて、綿埃も成長前に確実に吸
い取ることを可能にする。
可撓性ブレードを床面に接地させてスキージを前進させ
ると、各ノッチの形成部分が斜めに傾斜した各接地線間
の取入口になるため、スキージの前進に従って斜めの接
地線に案内されて各取入口から空気及び汚水を容易に取
り入れることができ、合せて、綿埃も成長前に確実に吸
い取ることを可能にする。
【００１４】上記（３）で述べた手段によれば、鋸歯状
に形成した前側可撓性ブレードの接地面形状を、スキー
ジの中央部を中心にして鋸歯の歯がいずれも中心又は外
側に向くように左右対称に形成することによって、空気
と汚水及び綿埃をスキージの両側から中央部に向けて集
中的に吸引させたり、反対にスキージの中央部から両側
に向けて左右に分散させて吸引させることができるか
ら、汚水と綿埃を効率良くスキージ内部に吸い込んで回
収することを可能にする。
に形成した前側可撓性ブレードの接地面形状を、スキー
ジの中央部を中心にして鋸歯の歯がいずれも中心又は外
側に向くように左右対称に形成することによって、空気
と汚水及び綿埃をスキージの両側から中央部に向けて集
中的に吸引させたり、反対にスキージの中央部から両側
に向けて左右に分散させて吸引させることができるか
ら、汚水と綿埃を効率良くスキージ内部に吸い込んで回
収することを可能にする。
【００１５】以上の如くであるから、上記（１）〜
（３）で述べた手段によって上述した技術的課題を解決
して、前記従来の技術の問題点を解消することができ
る。
（３）で述べた手段によって上述した技術的課題を解決
して、前記従来の技術の問題点を解消することができ
る。
【００１６】
【発明の実施の形態】以下に、本発明に係る床面洗浄機
用スキージの実施の形態を、添付した図面と共に詳細に
説明する。
用スキージの実施の形態を、添付した図面と共に詳細に
説明する。
【００１７】図１は本発明に係るスキージが実施されて
いる床面洗浄機の内部構造を説明した斜視図であって、
図中、１は洗浄機の機体で、１ａは運転用のハンドル、
１ｂと１ｃは駆動輪と前輪、２はモータ２Ｍによって回
転して床面を洗浄する回転ブラシ、３と４は機体１内に
搭載した清液又は洗剤液ＣＷ用のタンクと汚水ＤＷ用の
タンク、５はポンプ５Ｔの作用によって取入口５ａから
取入れた清液又は洗剤液ＣＷを上記の回転ブラシ２に供
給する給液パイプを示す。
いる床面洗浄機の内部構造を説明した斜視図であって、
図中、１は洗浄機の機体で、１ａは運転用のハンドル、
１ｂと１ｃは駆動輪と前輪、２はモータ２Ｍによって回
転して床面を洗浄する回転ブラシ、３と４は機体１内に
搭載した清液又は洗剤液ＣＷ用のタンクと汚水ＤＷ用の
タンク、５はポンプ５Ｔの作用によって取入口５ａから
取入れた清液又は洗剤液ＣＷを上記の回転ブラシ２に供
給する給液パイプを示す。
【００１８】また、符号６で全体的に示したのは本発明
に係るスキージであって、機体１の後部に連結されたこ
のスキージ６の内部には、吸引パイプ１０を通して汚水
タンク４内に作用するブロアー１０Ｔの吸引力が、先端
口９ａよりバキュームホース９を通して及んでいて、こ
の吸引力で回転ブラシ２の洗浄回転によって床面上に残
った汚水を、上記バキュームホース９を通して汚水タン
ク４内に吸引回収するように構成されており、更に、上
述した吸引パイプ１０の上端にはフロート弁付きの吸引
口１０ａが設けられている。
に係るスキージであって、機体１の後部に連結されたこ
のスキージ６の内部には、吸引パイプ１０を通して汚水
タンク４内に作用するブロアー１０Ｔの吸引力が、先端
口９ａよりバキュームホース９を通して及んでいて、こ
の吸引力で回転ブラシ２の洗浄回転によって床面上に残
った汚水を、上記バキュームホース９を通して汚水タン
ク４内に吸引回収するように構成されており、更に、上
述した吸引パイプ１０の上端にはフロート弁付きの吸引
口１０ａが設けられている。
【００１９】更に図中、７はスキージ６を機体１の後部
に連結する連結板を示し、また、６Ｔはスキージ６を構
成する細長いカバー体、６Ｘ，６Ｙはこのカバー体６Ｔ
内の前後に間隔をあけて並設した前後２枚の可撓性ブレ
ード（ゴムブレード）であって、上記カバー体６Ｔの上
面中央に突設した通気口８に上記バキュームホース９の
下端口が接続されていて、ブロアー１０Ｔの吸引力をこ
のカバー体６Ｔの内部を通して前後の可撓性ブレード６
Ｘ，６Ｙ間に及ぼす仕組に成っている。
に連結する連結板を示し、また、６Ｔはスキージ６を構
成する細長いカバー体、６Ｘ，６Ｙはこのカバー体６Ｔ
内の前後に間隔をあけて並設した前後２枚の可撓性ブレ
ード（ゴムブレード）であって、上記カバー体６Ｔの上
面中央に突設した通気口８に上記バキュームホース９の
下端口が接続されていて、ブロアー１０Ｔの吸引力をこ
のカバー体６Ｔの内部を通して前後の可撓性ブレード６
Ｘ，６Ｙ間に及ぼす仕組に成っている。
【００２０】図２は、上述した前側可撓性ブレード６Ｘ
の一部破断正面図であって、この前側可撓性ブレード６
Ｘの接地面形状は、図示した如く略三角形状のブレード
面６ａ…を長手方向に連続形成した鋸歯状に形成され、
且つ、これ等各ブレード面６ａ…の境界部分の夫々には
スリット状又は切欠溝状のノッチ６ｂ…が形成されてい
る。
の一部破断正面図であって、この前側可撓性ブレード６
Ｘの接地面形状は、図示した如く略三角形状のブレード
面６ａ…を長手方向に連続形成した鋸歯状に形成され、
且つ、これ等各ブレード面６ａ…の境界部分の夫々には
スリット状又は切欠溝状のノッチ６ｂ…が形成されてい
る。
【００２１】また、上述した略三角形状に形成した各ブ
レード面６ａ…は、いずれもノッチ６ｂを形成した境界
線の部分を垂直な辺とする略直角三角形状に形成されて
おり、而かも、可撓性ブレード６Ｘの中央部に形成した
ノッチ６Ｖを中心にして、左右の各鋸歯が図示の如く内
向き、又は、反対の外向きに成るように夫々左右対称に
連続形成されている。
レード面６ａ…は、いずれもノッチ６ｂを形成した境界
線の部分を垂直な辺とする略直角三角形状に形成されて
おり、而かも、可撓性ブレード６Ｘの中央部に形成した
ノッチ６Ｖを中心にして、左右の各鋸歯が図示の如く内
向き、又は、反対の外向きに成るように夫々左右対称に
連続形成されている。
【００２２】図３に於いてＥ…は、上記の前側可撓性ブ
レード６Ｘを床面に接地させた時の各ブレード面６ａ…
の接地線を示したものであって、略直角三角形状に形成
した各ブレード面６ａ…を床面に接地させてスキージ６
を前進させると、床面との接触圧によって鋸歯状に形成
した各ブレード面６ａ…の最も下方に突出している三角
形の頂点部分が後方、即ち、スキージ６の内側方向に引
きずられて屈曲され、三角形の最も低い面側が床面側に
軽く面接触する状態に成るため、その結果、各ブレード
面６ａ…の接地線Ｅ…はいずれも図示の如く傾斜線と成
り、且つ、各接地線Ｅ…の境界線に形成した各ノッチ６
ｂ…の部分が大きく斜めに開いて、板圧方向に隙間ＥＡ
…をあけるように構成されている。
レード６Ｘを床面に接地させた時の各ブレード面６ａ…
の接地線を示したものであって、略直角三角形状に形成
した各ブレード面６ａ…を床面に接地させてスキージ６
を前進させると、床面との接触圧によって鋸歯状に形成
した各ブレード面６ａ…の最も下方に突出している三角
形の頂点部分が後方、即ち、スキージ６の内側方向に引
きずられて屈曲され、三角形の最も低い面側が床面側に
軽く面接触する状態に成るため、その結果、各ブレード
面６ａ…の接地線Ｅ…はいずれも図示の如く傾斜線と成
り、且つ、各接地線Ｅ…の境界線に形成した各ノッチ６
ｂ…の部分が大きく斜めに開いて、板圧方向に隙間ＥＡ
…をあけるように構成されている。
【００２３】図４は、スキージ６を図面上方に前進させ
た場合に於ける綿埃ＤＳ…の堆積状態とその吸引状態を
示したものであって、前側可撓性ブレード６Ｘの各ブレ
ード面６ａ…の接地線Ｅ…はいずれも図示の如く傾斜し
ており、而かも、各境界線部分には大きく隙間ＥＡ…が
開いているため、各ブレード面６ａ…の前面に堆積した
綿埃ＤＳ…は固まりに成長する前に、空気及び汚水と一
緒に矢印ＥＸ…の如く傾斜に沿ってスキージ６の内側に
速やかに吸い込まれる仕組に成っている。
た場合に於ける綿埃ＤＳ…の堆積状態とその吸引状態を
示したものであって、前側可撓性ブレード６Ｘの各ブレ
ード面６ａ…の接地線Ｅ…はいずれも図示の如く傾斜し
ており、而かも、各境界線部分には大きく隙間ＥＡ…が
開いているため、各ブレード面６ａ…の前面に堆積した
綿埃ＤＳ…は固まりに成長する前に、空気及び汚水と一
緒に矢印ＥＸ…の如く傾斜に沿ってスキージ６の内側に
速やかに吸い込まれる仕組に成っている。
【００２４】従って、上記各接地線Ｅ…の傾斜がいずれ
も可撓性ブレード６Ｘの中心に向くように、略直角三角
形状に形成した各ブレード面６ａ…の鋸歯を図２に示し
た中央のノッチ６Ｖを中心に夫々内側に向けて左右対称
に形成すれば、綿埃ＤＳを空気及び汚水と一緒にスキー
ジ６の中央部に接続したバキュームホース９側に効率良
く集中的に吸引させることができ、反対に各鋸歯の向き
を中央のノッチ６Ｖを中心にして夫々外側に向くように
左右対称に形成した場合には、空気と汚水及び綿埃ＤＳ
をスキージ６の左右両側に分散した状態で吸い込むこと
を可能にする。
も可撓性ブレード６Ｘの中心に向くように、略直角三角
形状に形成した各ブレード面６ａ…の鋸歯を図２に示し
た中央のノッチ６Ｖを中心に夫々内側に向けて左右対称
に形成すれば、綿埃ＤＳを空気及び汚水と一緒にスキー
ジ６の中央部に接続したバキュームホース９側に効率良
く集中的に吸引させることができ、反対に各鋸歯の向き
を中央のノッチ６Ｖを中心にして夫々外側に向くように
左右対称に形成した場合には、空気と汚水及び綿埃ＤＳ
をスキージ６の左右両側に分散した状態で吸い込むこと
を可能にする。
【００２５】尚、図１に於いて６Ｗはスキージ６の後部
に取付けた車輪カバーで、この車輪カバー６Ｗにはガイ
ド用車輪６Ｚが回転自在に取付けられている。
に取付けた車輪カバーで、この車輪カバー６Ｗにはガイ
ド用車輪６Ｚが回転自在に取付けられている。
【００２６】本発明に係るスキージ６は以上述べた如き
構成であるから、このスキージ６を図１に示すように床
面洗浄機の機体１に連結して床面上を走行させると、回
転ブラシ２によって洗浄した後の汚水ＤＷをスキージ６
が床面から吸い取って、汚水用タンク４に回収すること
ができる。
構成であるから、このスキージ６を図１に示すように床
面洗浄機の機体１に連結して床面上を走行させると、回
転ブラシ２によって洗浄した後の汚水ＤＷをスキージ６
が床面から吸い取って、汚水用タンク４に回収すること
ができる。
【００２７】また、機体１の走行に従って床面上の汚水
ＤＷを掻き寄せるスキージ６の前側可撓性ブレード６Ｘ
は、その接地面形状を、略三角形状に形成したブレード
面６ａ…を長手方向に連続形成した鋸歯状に形成してい
るため、床面に対する各ブレード面６ａ…の接地線Ｅ…
を図３及び図４の如く斜めに傾斜させると共に、各接地
線Ｅ…の境界線部分には板圧方向に隙間ＥＡ…をあける
から、各ブレード面６ａ…の前面に堆積した綿埃ＤＳが
固まって大きく成長する前に、空気と汚水ＤＷと一緒に
スキージ６の内側に吸い込んで回収することができる。
ＤＷを掻き寄せるスキージ６の前側可撓性ブレード６Ｘ
は、その接地面形状を、略三角形状に形成したブレード
面６ａ…を長手方向に連続形成した鋸歯状に形成してい
るため、床面に対する各ブレード面６ａ…の接地線Ｅ…
を図３及び図４の如く斜めに傾斜させると共に、各接地
線Ｅ…の境界線部分には板圧方向に隙間ＥＡ…をあける
から、各ブレード面６ａ…の前面に堆積した綿埃ＤＳが
固まって大きく成長する前に、空気と汚水ＤＷと一緒に
スキージ６の内側に吸い込んで回収することができる。
【００２８】
【発明の効果】以上述べた次第で、本発明に係る床面洗
浄機用スキージによれば、可撓性ブレードに綿埃が堆積
して固まる前に、各ブレード面の傾斜に従ってこの綿埃
を空気及び汚水と一緒に逐次吸い込んで回収するため、
綿埃の固まりが可撓性ブレードに切欠形成したノッチを
塞いだり、可撓性ブレードと床面との間に挟まったりし
て、汚水の吸引力を低下させる問題を解消できると共
に、鋸歯状に形成した可撓性ブレードの接地面は確実に
床面に接地してスキージ内部の静圧の低下を防止するた
め、ブロアーによる汚水の吸引力を充分に保持できるも
のであって、汚水痕を残すことなく床面をきれいに洗浄
できる点と相俟って、床面洗浄機に使用してその効果は
極めて高い。
浄機用スキージによれば、可撓性ブレードに綿埃が堆積
して固まる前に、各ブレード面の傾斜に従ってこの綿埃
を空気及び汚水と一緒に逐次吸い込んで回収するため、
綿埃の固まりが可撓性ブレードに切欠形成したノッチを
塞いだり、可撓性ブレードと床面との間に挟まったりし
て、汚水の吸引力を低下させる問題を解消できると共
に、鋸歯状に形成した可撓性ブレードの接地面は確実に
床面に接地してスキージ内部の静圧の低下を防止するた
め、ブロアーによる汚水の吸引力を充分に保持できるも
のであって、汚水痕を残すことなく床面をきれいに洗浄
できる点と相俟って、床面洗浄機に使用してその効果は
極めて高い。
【図１】本発明に係るスキージを連結した床面洗浄機の
内部構造を説明した斜視図である。
内部構造を説明した斜視図である。
【図２】本発明に係るスキージに用いる可撓性ブレード
の一部破断正面図である。
の一部破断正面図である。
【図３】可撓性ブレードを床面に接地させた時の接地線
を示した説明図である。
を示した説明図である。
【図４】可撓性ブレードに対する綿埃の堆積状態とその
吸引の状態を示した説明図である。
吸引の状態を示した説明図である。
【符号の説明】
１ 床面洗浄機の機体
２ 回転ブラシ
６ スキージ
６Ｔ カバー体
６Ｘ 前側可撓性ブレード
６Ｙ 後側可撓性ブレード
６ａ 鋸歯状に形成したブレード面
６ｂ ノッチ
６Ｖ 中央のノッチ
Ｅ 接地線
ＥＡ 隙間
ＤＳ 綿埃
ＤＷ 汚水
Claims (3)
- 【請求項１】 細長く形成したカバー体の前後に２枚の
可撓性ブレードを間隔をあけて並設し、これ等２枚の可
撓性ブレードの間にブロアーの吸引力を及ぼすことによ
って、可撓性ブレードが掻き集めた汚水を床面から吸い
取るように構成した床面洗浄機用スキージであって、 上記２枚の可撓性ブレードのうち、進行方向に対して前
側の可撓性ブレードの接地面形状を、略三角形状のブレ
ード面を長手方向に連続形成した鋸歯状に構成したこと
を特徴とする床面洗浄機用スキージ。 - 【請求項２】 鋸歯状に連続形成した各ブレード面の境
界線部分に、スリット又は溝状のノッチを形成したこと
を特徴とする請求項１記載の床面洗浄機用スキージ。 - 【請求項３】 進行方向に対して前側の可撓性ブレード
の接地面形状を、中央部を中心にして左右方向に略三角
形状のブレード面を対称的に連続形成した鋸歯状に構成
したことを特徴とする請求項１記載の床面洗浄機用スキ
ージ。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14821896A JP3366187B2 (ja) | 1996-05-17 | 1996-05-17 | 床面洗浄機用スキージ |
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