JP3364704B2 - 孔版印刷装置 - Google Patents

孔版印刷装置

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JP3364704B2 JP33716394A JP33716394A JP3364704B2 JP 3364704 B2 JP3364704 B2 JP 3364704B2 JP 33716394 A JP33716394 A JP 33716394A JP 33716394 A JP33716394 A JP 33716394A JP 3364704 B2 JP3364704 B2 JP 3364704B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は閃光あるいはサーマルヘ
ッドなどで穿孔することにより製版し、これを印刷版と
して用いる簡易な孔版印刷装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の簡易な孔版印刷装置は、通常、
べース板上に印刷用紙と少なくともメッシュ状スクリー
ンとバックプレート(あるいはバックシート)からなる
孔版を載置させ、前記スクリーンと前記バックプレート
との間にインクを盛りつけ、前記バックプレート側から
加圧板で加圧する構成からなる。
【0003】しかしながら、かかる構成の従来装置で
は、インクを盛りつけ、これをバックプレート側から加
圧板で印刷用紙側に押しつけてインクを転写させるた
め、インクの盛りつけ量が多いと加圧力が一定であって
もインク量オーバとなり、細かい文字や図形などは解像
できずにツブレてしまう。逆にインク量が少ないときは
インク量不足となりしろ抜けが発生してしまい、安定し
た良好な転写を行なうには経験と勘を必要とする。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記事情に鑑
みてなされたもので、第一にインクの供給が勘に依存し
ない孔版印刷装置を得る、第二に第一に関連して転写の
均一性が得られる孔版印刷装置を得る、第三にカラー画
像作成時の位置合わせが簡単に行なえる孔版印刷装置を
得ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、以下の
発明が提供される。 (1) ベース板上に印刷用紙と少なくともメッシュ状
スクリーンとバックプレートからなる孔版を載置させ、
前記スクリーンと前記バックプレートとの間にインクを
盛りつけ、前記バックプレート側から加圧板で加圧する
ことにより孔版印刷を行う孔版印刷装置において、前記
スクリーンと前記バックプレートとの間にスポンジ構造
のインク含浸層を介在させ、前記ベース板が透明な材料
で形成される透明ベース上に直接前記孔版を載置する
か、あるいは透明弾性材料を介して前記孔版を載置する
構成とし、透明ベース板に接し、之とは別体に少なくと
も対向する二辺を軟質材料による固定部材を設けること
を特徴とする孔版印刷装置。 (2) 前記透明ベース板の下にバックライトを設けた
構成としたことを特徴とする前記(1)に記載の孔版印
刷装置。
【0006】
【作用】本発明によれば、ベース板上に印刷用紙と少な
くともメッシュ状スクリーンとバックプレートからなる
孔版を載置させ、前記スクリーンと前記バックプレート
との間にインクを盛りつけ、前記バックプレート側から
加圧板で加圧することにより孔版印刷を行う孔版印刷装
置に関し、インク含浸層にインクを含浸させ、これをバ
ックプレート側から加圧することにより、スポンジ構造
のインク含浸層からインクを均一にしみださせることが
でき、従って製版部に均一なインクを供給し透過させる
ことができ、インク含浸容量は、スポンジの気泡量およ
び全体容積で決定することができ、カラー製版された各
版の位置合わせを容易に行なえるようにできるもので、
ベース板を透明ベース板とし、透明ベース板に接し、之
とは別体に少なくとも対向する二辺を軟質材料による固
定部材を設ける構成とし、ピンどめなどにより位置合わ
せ時の孔版の固定を容易にできるものである。また、こ
の際に透明ベース板の下にバックライトを設けたことに
より位置合わせの一層の便を図ることができる。
【0007】
【実施例】以下実施例によリ本発明をさらに具体的に示
す。図1は本発明の孔版印刷装置を、インクの保持形態
とインク保持体(インク含浸層)のセット方法により示
す。図において、1は加圧板、2はインク含浸層、3は
製版後のメッシュ状スクリーン(版)、4は印刷用紙、
5はベース板、6は補強体、7はインク裏板(バックプ
レート)、8はガイドである。
【0008】図1では、製版されたスクリーン3、イン
クの含浸されたインク含浸層2、バックプレート7をあ
らかじめ一体処理をした後、加圧板1にセットされたも
ので、ガイド8によりバックプレート7を緩く止め、補
強体6により加圧板1との位置決め、固定を行なう。補
強体6はそれとともに版(スクリーン)3の剛性の確保
も行なう。インク含浸層2には、例えば、ブリヂストン
社製のBSエバーライトを用い、これとバックプレート
7を両面テープなどを用いて接着しておき、その後BS
エバーライトにインクを含浸させる。
【0009】図2は、参考例であるが、図1の装置にお
いて、版3とインク含浸層2との間にさらにインク均一
化層9を設けたものである。これは加圧転写時に、スポ
ンジ構造のインク含浸層2を圧縮変形させると比較的多
量のインクがしみだし版を通過するため解像性が低下す
る。そこでこれを防止し均一な転写をさせるため版3と
インク含浸層2との間にインク均一化層9を設けたもの
である。インク均一化層9には例えばカネボウサヴィー
ナミニマックスMX(ポリエステルとナイロンの超極微
細繊維からなるクロス)を好ましく用いることができ
る。
【0010】図3〜図5は、参考例であるが、いずれも
インク含浸層2と対向する相対的加圧手段を加圧板1ま
たはベース板5に設けた装置を示す。
【0011】図3は、手動により加圧板1の矢印位置を
押圧してインク転写を行なうもので、ベース板5の二辺
または四辺をバネ18で支持するとともにガイド軸17
でスライドさせる構成とし、それとともに、加圧板1に
孔版(スクリーン、インク含浸層およびバックプレート
を合わせたもの。以下孔版Sという。)を装着させたも
のである。これにより矢印方向に加圧板1を押圧すると
スクリーン3が印刷用紙4に接触し、次いでインク含浸
層2が圧縮されてインクがしみだし、印刷用紙4にイン
クが転写する。インク転写の際の加圧により、バネ18
による弾性とガイド軸17のスライドによりベース板5
に適度な抵抗が加わり均一なインク転写が行なわれる。
【0012】図4は、加圧板1に転動ローラ19の移動
装置を設け、それとともに図3の装置と同様、加圧板1
に孔版Sを装着させたものである。転動ローラ19をツ
マミ21を持ちながら矢印方向に移動させると、転動ロ
ーラ19がカム溝20に沿って移動する過程でバックプ
レート7に線加重が加わリ、インク含浸層2の均一な圧
縮とそれによるインクの安定した転移を行なわせること
ができる。
【0013】図5は、加圧板1に回転偏心カム22がモ
ータ23からギア列を介して回転する装置を設けるとと
もに前記孔版のバックプレート7を支持する軸24を設
け、かつ、該バックプレート7とスクリーン3との間に
スライド用支持軸と弾性部材を設けて、前記偏心カム2
2の回転によリ孔版Sを上下に移動させるとともに加圧
する構成としたものである。すなわち、図5は回転偏心
カム22をモータ23からギア列を介して矢印方向に回
転させ、偏心最大の時にバックプレート7を加圧する状
態を示している。インク含浸層2はこれにより均一に圧
縮され、インクの転移が安定して行なわれる。
【0014】図6は、べ一ス板5aが透明な材料で形成
され、該透明ベース板5a上に直接孔版Sを載置する
か、あるいは透明弾性材料11、例えばシリコーンなど
を介して孔版Sを載置するものである。3は重ねて位置
合わせ中の版(スクリーン)、10は仮止めの接着テー
プである。このベース板5aはカラー製版された3色版
または4色版の位置合わせ機能、すなわち、版を重ねて
位置合わせをした後、仮止めするまでの投光板と仮止め
板を併用できるように図ったものである。従って剛性を
有することと光の透過性が得られる材料とした。また、
薄い印刷用紙はベース板の平面性の良悪により印刷時に
加圧の不均一性を受けて画質が劣化するため弾性的に変
形する面材料をこの上に設けるようにした。
【0015】図7は、図6と同様、各版位置の仮固定状
態を示す。すなわち、前述した版重ねを行なって位置出
しをするときの仮止め時に版の一部に虫ピン13を刺し
込むことができるように透明ベース板5aに接し、之と
は別体に少なくとも対向する二辺を軟質材料による固定
部材を設ける構成したものである。虫ピン13を各所に
刺した後、接着テープ10等を使い相対的な位置ずれが
発生しないように固定し、次いでパンチ穴を開けて位置
決め穴の加工を行なう。
【0016】図8は、前記透明べース板5aの下にバッ
クライト(ここでは蛍光灯14)を設けた構成としたも
ので、図9はバックライトにランプ15を使用したもの
である。両図において16は光拡散処理を施した状態を
示している。このように重ね合わせた版3に光照射する
ことにより版ずれなく精度が出せるようにすることがで
きる。
【0017】図9は、孔版全体を覆うプラスチック等の
キャップ25を加圧板1に装着したものである。大気中
にインクが放置されると乾燥して粘度が変化する。その
ため印刷装置にセットされた版材やインク含浸層を印刷
の途中で放置すると乾燥して同品質の転写が行なえなく
なる。本例のキャップ25によれば不使用時にインクの
乾燥を防止することができる。
【0018】図10は、インク補給袋27を示すもので
ある。本発明においてインク含浸層2は、ユニットとし
て交換使用するものであるが、大量の連続印刷を行な
い、インク含浸量が減少し、濃度低下を起こした場合な
どに対応できるようにインク含浸層2にインクの補給が
行なえるようにしておくことも重要である。図10にお
けるインク補給袋27は、インク含浸層2に向けて多数
の穴を設けたものである。インクの注入は注入口28よ
り圧力をかけて流入させる。
【0019】
【発明の効果】以上図1、6から8において具体的に説
明したように、本発明の孔版印刷装置による効果をまと
めると以下の通りである。スポンジ構造のインク含浸層
を用いることにより均一なインクのしみだしが得られ、
そのためインクの転写を均一に行なうことができ、透明
ベース板、あるいは透明ベース板の外周をさらに軟質材
料で、また、透明ベース板の下にバックライトを設ける
ことによりカラー製版された3色版または4色版の位置
合わせを容易に行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の孔版印刷装置の構成部分を示す説明図
である。
【図2】本発明の参考例であり、孔版印刷装置の追加的
構成部分を示す説明図である。
【図3】本発明の参考例であり、追加的構成を有する孔
版印刷装置の説明図である。
【図4】本発明の参考例であり、追加的構成を有する孔
版印刷装置の説明図である。
【図5】本発明の参考例であり、追加的構成を有する孔
版印刷装置の説明図である。
【図6】本発明の孔版印刷装置の構成部分を示す説明図
である。
【図7】本発明の孔版印刷装置の構成部分を示す説明図
である。
【図8】本発明の孔版印刷装置の構成部分を示す説明図
である。
【図9】本発明の孔版印刷装置に関わる保護用具の説明
図である。
【図10】本発明の孔版印刷装置に関わる補給用具の説
明図である。
【符号の説明】
1…加圧板、2…インク含有層(インク保持体)、3…
スクリーン(版)、4…印刷用紙、5…ベース板、6…
補強体、7…バックプレート(インク裏板)、8…ガイ
ド、9…インク均一化層、10…仮止め接着テープ、1
1…透明弾性材料、12…軟質材料、13…虫ピン、1
4…蛍光灯、15…ランプ、16…光拡散板処理、17
…ガイド軸、18…バネ、19…転動ローラ、20…カ
ム溝、21…つまみ、22…回転偏心カム、23…モー
タ、24…スライド用支持軸、25…キャップ、26…
キャップ取付けガイド、27…インク補給体、28…イ
ンク注入口、30…バネ受け
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41L 13/02 B41L 13/18

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベース板上に印刷用紙と少なくともメッ
    シュ状スクリーンとバックプレートからなる孔版を載置
    させ、前記スクリーンと前記バックプレートとの間にイ
    ンクを盛りつけ、前記バックプレート側から加圧板で加
    圧することにより孔版印刷を行う孔版印刷装置におい
    て、前記スクリーンと前記バックプレートとの間にスポ
    ンジ構造のインク含浸層を介在させ、前記ベース板が透
    明な材料で形成される透明ベース上に直接前記孔版を載
    置するか、あるいは透明弾性材料を介して前記孔版を載
    置する構成とし、透明ベース板に接し、之とは別体に少
    なくとも対向する二辺を軟質材料による固定部材を設け
    ることを特徴とする孔版印刷装置。
  2. 【請求項2】 前記透明ベース板の下にバックライトを
    設けた構成としたことを特徴とする請求項に記載の孔
    版印刷装置。
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