JP3364595B2 - 組立式暗渠ブロック及び組立式暗渠ブロックの構築工法 - Google Patents

組立式暗渠ブロック及び組立式暗渠ブロックの構築工法

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JP3364595B2 JP02031099A JP2031099A JP3364595B2 JP 3364595 B2 JP3364595 B2 JP 3364595B2 JP 02031099 A JP02031099 A JP 02031099A JP 2031099 A JP2031099 A JP 2031099A JP 3364595 B2 JP3364595 B2 JP 3364595B2
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武雄 田口
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株式会社カイエーテクノ
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、分割して製造し施
工現場で組立てる組立式暗渠ブロックとこの組立式暗渠
ブロックの構築工法に関する。
【0002】
【従来の技術】通常の暗渠ブロックは、中空断面の幅×
高さ(深さ)がそれぞれ03m乃至数m程度までは一
体構造物として中子(中空部を形成する伸縮可能な型)
を内設した型枠により製造しているが、前記寸法より大
型の製品(中空断面の幅がそれぞれ3m乃至10m程度
×高さ(深さ)が3m乃至5m程度)では型枠及び関連
する設備(コンクリート締固め用の振動機・クレーン
等)が大型化して高価になると共に、ストックヤードの
有効利用に難があり、施工時に狭隘地への搬入困難と大
型重機を要する等の欠点があるため、簡単な型枠により
分割して製造し、搬入した施工現場で連結器の締結によ
り一体化する組立式暗渠ブロックが要望されていた。
【0003】しかし、連結の公知技術として製品端部に
インサート等を埋設し、両製品間に跨がる接続プレート
をボルトで締付けて連結することが多用されているが、
連結強度が単一構造物に遥かに及ばず、分割して製造し
た製品の連結する当接面に押圧力を付勢して単一構造物
に劣らぬ連結強度を期待できるものは、見当たらなかっ
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、従来
技術の欠点を排除して、単一構造物に劣らぬ強度を発揮
できる組立式暗渠ブロック及びその構築工法を提供する
ことにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明の組立式暗渠ブロックは、請求項1に記載の
ように、底部の両側に立脚部を有する略U字状の底版ブ
ロックと、底版ブロックの各立脚部上に載置された平板
状の側壁ブロックと、頂版部の両側に垂下脚部を有し各
垂下脚部を各側壁ブロック上に載置された略逆U字状の
頂版ブロックと、隣接するブロック相互を連結する連結
手段とを備えた組立式暗渠ブロックにおいて、前記底版
ブロックは、各立脚部の上部外側及び上部内側の少なく
とも一方に 設けられた複数の凹陥部と、連結用螺刻部が
凹陥部内それぞれで露出するようにブロック内部に埋設
された複数のアンカーボルトとを有し、前記側壁ブロッ
クは、底版ブロックの凹陥部に対応するように下部外側
及び下部内側の少なくとも一方に設けられた複数の下側
凹陥部と、下側凹陥部に対応するように上部外側及び上
部内側の少なくとも一方に設けられた複数の上側凹陥部
と、上端側の連結用螺刻部が上側凹陥部内それぞれで露
出し、且つ、下端側の連結用螺刻部が下側凹陥部内それ
ぞれで露出するようにブロック内部に埋設され複数のア
ンカーボルトとを有し、前記頂版ブロックは、側壁ブロ
ックの上側凹陥部に対応するように各垂下脚部の下部外
側及び下部内側の少なくとも一方に設けられた複数の凹
陥部と、連結用螺刻部が凹陥部内それぞれで露出するよ
うにブロック内部に埋設された複数のアンカーボルトと
を有し、前記連結手段は、外面に雄ねじ部を有すると共
にアンカーボルトの連結用螺刻部に螺合可能な雌ねじ穴
を一端に有する雄ねじ部材と、雄ねじ部材の外面雄ねじ
部に螺合可能な雌ねじ部を内面に有すると共にアンカー
ボルトの連結用螺刻部を遊挿可能な遊挿孔を一端に有し
雌ねじ部と遊挿孔との間に顎部を有する雌ねじ部材と、
この雌ねじ部材を遊挿孔を通じてアンカーボルトの連結
用螺刻部に外嵌した後に連結用螺刻部に螺合されて雌ね
じ部材を内側から係止するための係止用ナットとから成
り、この連結手段の雄ねじ部材は隣接するブロックの一
方の凹陥部内の連結用螺刻部に雌ねじ穴を螺合すること
により取り付けられ、雌ねじ部材は隣接するブロックの
他方の凹陥部内の連結用螺刻部に遊挿孔を通じて外嵌し
外嵌後に連結用螺刻部に係止用ナットを螺合することに
よって取り付けられていて、隣接するブロックの下側ブ
ロック上に上側ブロックを載置してから雌ねじ部材と雄
ねじ部材とを螺合することによって隣接するブロックの
当接面に押圧力を付与してブロック相互を連結してい
る、ことをその特徴とする。
【0006】また、本発明の組立式暗渠ブロックは、請
求項3に記載のように、底部の両側に立脚部を有する略
U字状の底版ブロックと、底版ブロックの各立脚部上に
載置された平板状の側壁ブロックと、頂版部の両側に垂
下脚部を有し各垂下脚部を各側壁ブロック上に載置され
た略逆U字状の頂版ブロックと、隣接するブロック相
を連結する連結手段とを備えた組立式暗渠ブロックにお
いて、前記底版ブロックは、各立脚部の上部外側及び上
部内側の少なくとも一方に設けられた複数の凹陥部と、
連結用螺刻部が凹陥部内それぞれで露出するようにブロ
ック内部に埋設された複数のアンカーボルトとを有し、
前記側壁ブロックは、底版ブロックの凹陥部に対応する
ように下部外側及び下部内側の少なくとも一方に設けら
れた複数の下側凹陥部と、下側凹陥部に対応するように
上部外側及び上部内側の少なくとも一方に設けられた複
数の上側凹陥部と、上端側の連結用螺刻部が上側凹陥部
内それぞれで露出し、且つ、下端側の連結用螺刻部が下
側凹陥部内それぞれで露出するようにブロック内部に埋
設され複数のアンカーボルトとを有し、前記頂版ブロッ
クは、側壁ブロックの上側凹陥部に対応するように各垂
下脚部の下部外側及び下部内側の少なくとも一方に設け
られた複数の凹陥部と、連結用螺刻部が凹陥部内それぞ
れで露出するようにブロック内部に埋設された複数のア
ンカーボルトとを有し、前記連結手段は、外面に雄ねじ
部を有すると共にアンカーボルトの連結用螺刻部を遊挿
可能な遊挿孔を一端に有し中空部を他端に有し遊挿孔と
中空部との間に顎部を有する雄ねじ部材と、この雄ねじ
部材を遊挿孔を通じてアンカーボルトの連結用螺刻部に
外嵌した後に連結用螺刻部に螺合されて雄ねじ部材を内
側から係止するための係止用ナットと、雄ねじ部材の外
面雄ねじ部に螺合可能な雌ねじ部を内面に有すると共に
アンカーボルトの連結用螺刻部を遊挿可能な遊挿孔を一
端に有し雌ねじ部と遊挿孔との間に顎部を有する雌ねじ
部材と、この雌ねじ部材を遊挿孔を通じてアンカーボル
トの連結用螺刻部に外嵌した後に連結用螺刻部に螺合さ
れて雌ねじ部材を内側から係止するための係止用ナット
とから成り、この連結手段の雄ねじ部材は隣接するブロ
ックの一方の凹陥部内の連結用螺刻部に遊挿孔を通じて
外嵌し外嵌後に連結用螺刻部に係止用ナットを螺合する
ことによって取り付けられ、雌ねじ部材は隣接するブロ
ックの他方の凹陥部内の連結用螺刻部に遊挿孔を通じて
外嵌し外嵌後に連結用螺刻部に係止用ナットを螺合する
ことによって取り付けられていて、隣接するブロックの
下側ブロック上に上側ブロックを載置してから雌ねじ部
材と雄ねじ部材とを螺合することによって隣接するブロ
ックの当接面に押圧力を付与してブロック相互を連結し
ている、ことをその特徴とする。
【0007】これら組立式暗渠ブロックによれば、底版
ブロックの各立脚部上に平板状の側壁ブロックをそれぞ
れ載置し、載置後に雌ねじ部材と雄ねじ部材を螺合する
ことによってブロック相互の当接面に押圧力を付与して
底版ブロックの各立脚部と各側壁ブロックとを連結する
ことができ、また、各側壁ブロック上に頂版ブロックの
各垂下脚部を載置し、載置後に雌ねじ部材と雄ねじ部材
を螺合することによってブロック相互の当接面に押圧力
を付与して各側壁ブロックと底版ブロックの各垂下脚部
とを連結することができる。
【0008】一方、本発明の組立式暗渠ブロックの構築
工法は、請求項2に記載のように、底部と、底部の両側
に設けられた立脚部と、各立脚部の上部外側及び上部内
側の少なくとも一方に設けられた複数の凹陥部と、連結
用螺刻部が凹陥部内それぞれで露出するようにブロック
内部に埋設された複数のアンカーボルトとを有する底版
ブロックと、底版ブロックの凹陥部に対応するように下
部外側及び下部内側の少なくとも一方に設けられた複数
の下側凹陥部と、下側凹陥部に対応するように上部外側
及び上部内側の少なくとも一方に設けられた複数の上側
凹陥部と、上端側の連結用螺刻部が上側凹陥部内それぞ
れで露出し、且つ、下端側の連結用螺刻部が下側凹陥部
内それぞれで露出するようにブロック内部に埋設され複
数のアンカーボルトとを有する側壁ブロックと、頂版部
と、頂版部の両側に設けられた垂下脚部と、側壁ブロッ
クの上側凹陥部に対応するように各垂下脚部の下部外側
及び下部内側の少なくとも一方に設けられた複数の凹陥
部と、連結用螺刻部が凹陥部内それぞれで露出するよう
にブロック内部に埋設された複数のアンカーボルトとを
有する頂版ブロックと、外面に雄ねじ部を有すると共に
アンカーボルトの連結用螺刻部に螺合可能な雌ねじ穴を
一端に有する雄ねじ部材と、雄ねじ部材の外面雄ねじ部
に螺合可能な雌ねじ部を内面に有すると共にアンカーボ
ルトの連結用螺刻部を遊挿可能な遊挿孔を一端に有し雌
ねじ部と遊挿孔との間に顎部を有する雌ねじ部材と、雌
ねじ部材を遊挿孔を通じてアンカーボルトの連結用螺刻
部に外嵌した後に連結用螺刻部に螺合されて雌ねじ部材
を内側から係止するための係止用ナットとから成る連結
手段とを用意し、底版ブロックを基礎工上の所定位置に
載置する第1工程と、側壁ブロックを底版ブロックの各
立脚部上に接着剤を介してそれぞれ載置してから、側壁
ブロックと底版ブロックの一方の凹陥部内の連結用螺刻
部に雌ねじ穴を螺合することにより取り付けられた雄ね
じ部材と他方の凹陥部内の連結用螺刻部に遊挿孔を通じ
て外嵌し外嵌後に連結用螺刻部に係止用ナットを螺合す
ることによって取り付けられた雌ねじ部材とを螺合して
側壁ブロックと底版ブロックの当接面に押圧力を付与し
てブロック相互を連結する第2工程と、頂版ブロックを
その各垂下脚部を各側壁ブロック上に接着剤を介して載
置してから、側壁ブロックと頂版ブロックの一方の凹陥
部内の連結用螺刻部に雌ねじ穴を螺合することにより取
り付けられた雄ねじ部材と他方の凹陥部内の連結用螺刻
部に遊挿孔を通じて外嵌し外嵌後に連結用螺刻部に係止
用ナットを螺合することによって取り付けられた雌ねじ
部材とを螺合して側壁ブロックと頂版ブロックの当接面
に押圧力を付与してブロック相互を連結する第3工程と
により、第1スパンの組立式暗渠ブロックを構築してこ
の第1スパンの組立式暗渠ブロックの開口部周辺に止水
パッキンを装着し、次に、第2スパン用の底版ブロック
を第1スパンの組立式暗渠ブロックの底版ブロックにほ
ぼ密接するように基礎工上の所定位置に載置し、この第
2スパン用の底版ブロックの各立脚部に前記第2工程と
同じ方法によって第2スパン用の側壁ブロックをそれぞ
れ連結し、この第2スパン用の各側壁ブロックに前記第
3工程と同じ方法によって第2スパン用の頂版ブロック
の垂下脚部をそれぞれ連結して第2スパンの組立式暗渠
ブロックを構築し、第1スパンの組立式暗渠ブロックと
第2スパンの組立式暗渠ブロックとを接続金具により緊
締し密接させてこの第2スパンの組立式暗渠ブロックの
開口部周辺に止水パッキンを装着し、以後、第2スパン
の組立式暗渠ブロックを構築する作業とこれを第1スパ
ンの組立式暗渠ブロックに密接させる作業と止水パッキ
ンを装着する作業と同じ作業を反復して組立式暗渠ブロ
ックを連設する、ことをその特徴とする。
【0009】また、本発明の組立式暗渠ブロックの構築
工法は、請求項4に記載のように、底部と、底部の両側
に設けられた立脚部と、各立脚部の上部外側及び上部内
側の少なくとも一方に設けられた複数の凹陥部と、連結
用螺刻部が凹陥部内それぞれ で露出するようにブロック
内部に埋設された複数のアンカーボルトとを有する底版
ブロックと、底版ブロックの凹陥部に対応するように下
部外側及び下部内側の少なくとも一方に設けられた複数
の下側凹陥部と、下側凹陥部に対応するように上部外側
及び上部内側の少なくとも一方に設けられた複数の上側
凹陥部と、上端側の連結用螺刻部が上側凹陥部内それぞ
れで露出し、且つ、下端側の連結用螺刻部が下側凹陥部
内それぞれで露出するようにブロック内部に埋設され複
数のアンカーボルトとを有する側壁ブロックと、頂版部
と、頂版部の両側に設けられた垂下脚部と、側壁ブロッ
クの上側凹陥部に対応するように各垂下脚部の下部外側
及び下部内側の少なくとも一方に設けられた複数の凹陥
部と、連結用螺刻部が凹陥部内それぞれで露出するよう
にブロック内部に埋設された複数のアンカーボルトとを
有する頂版ブロックと、外面に雄ねじ部を有すると共に
アンカーボルトの連結用螺刻部を遊挿可能な遊挿孔を一
端に有し中空部を他端に有し遊挿孔と中空部との間に顎
部を有する雄ねじ部材と、この雄ねじ部材を遊挿孔を通
じてアンカーボルトの連結用螺刻部に外嵌した後に連結
用螺刻部に螺合されて雄ねじ部材を内側から係止するた
めの係止用ナットと、雄ねじ部材の外面雄ねじ部に螺合
可能な雌ねじ部を内面に有すると共にアンカーボルトの
連結用螺刻部を遊挿可能な遊挿孔を一端に有し雌ねじ部
と遊挿孔との間に顎部を有する雌ねじ部材と、この雌ね
じ部材を遊挿孔を通じてアンカーボルトの連結用螺刻部
に外嵌した後に連結用螺刻部に螺合されて雌ねじ部材を
内側から係止するための係止用ナットとから成る連結手
段とを用意し、底版ブロックを基礎工上の所定位置に載
置する第1工程と、側壁ブロックを底版ブロックの各立
脚部上に接着剤を介してそれぞれ載置してから、側壁ブ
ロックと底版ブロックの一方の凹陥部内の連結用螺刻部
に遊挿孔を通じて外嵌し外嵌後に連結用螺刻部に係止用
ナットを螺合することによって取り付けられた雄ねじ部
材と他方の凹陥部内の連結用螺刻部に遊挿孔を通じて外
嵌し外嵌後に連結用螺刻部に係止用ナットを螺合するこ
とによって取り付けられた雌ねじ部材とを螺合して側壁
ブロックと底版ブロックの当接面に押圧力を付与してブ
ロック相互を連結する第2工程と、頂版ブロックをその
各垂下脚部を各側壁ブロック上に接着剤を介して載置し
てから、側壁ブロックと頂版ブロックの一方の凹陥部内
の連結用螺刻部に遊挿孔を通じて外嵌し外嵌後に連結用
螺刻部に係止用 ナットを螺合することによって取り付け
られた雄ねじ部材と他方の凹陥部内の連結用螺刻部に遊
挿孔を通じて外嵌し外嵌後に連結用螺刻部に係止用ナッ
トを螺合することによって取り付けられた雌ねじ部材と
を螺合して側壁ブロックと頂版ブロックの当接面に押圧
力を付与してブロック相互を連結する第3工程とによ
り、第1スパンの組立式暗渠ブロックを構築してこの第
1スパンの組立式暗渠ブロックの開口部周辺に止水パッ
キンを装着し、次に、第2スパン用の底版ブロックを第
1スパンの組立式暗渠ブロックの底版ブロックにほぼ密
接するように基礎工上の所定位置に載置し、この第2ス
パン用の底版ブロックの各立脚部に前記第2工程と同じ
方法によって第2スパン用の側壁ブロックをそれぞれ連
結し、この第2スパン用の各側壁ブロックに前記第3工
程と同じ方法によって第2スパン用の頂版ブロックの垂
下脚部をそれぞれ連結して第2スパンの組立式暗渠ブロ
ックを構築し、第1スパンの組立式暗渠ブロックと第2
スパンの組立式暗渠ブロックとを接続金具により緊締し
密接させてこの第2スパンの組立式暗渠ブロックの開口
部周辺に止水パッキンを装着し、以後、第2スパンの組
立式暗渠ブロックを構築する作業とこれを第1スパンの
組立式暗渠ブロックに密接させる作業と止水パッキンを
装着する作業と同じ作業を反復して組立式暗渠ブロック
を連設する、ことをその特徴とする。
【0010】これら組立式暗渠ブロックの構築工法によ
れば、第1工程と第2工程と第3工程により第1スパン
の組立式暗渠ブロックを構築して止水パッキンを装着
し、次に前記の第1工程,第2工程及び第3工程と同じ
方法によって第2スパンの組立式暗渠ブロックを構築し
て第1スパンの組立式暗渠ブロックと第2スパンの組立
式暗渠ブロックとを接続金具により緊締し密接させて止
水パッキンを装着し、以後は第2スパンの組立式暗渠ブ
ロックを構築する作業とこれを第1スパンの組立式暗渠
ブロックに密接させる作業と止水パッキンを装着する作
業と同じ作業を反復して組立式暗渠ブロックを連設する
ことができる。
【0011】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の組立式暗渠ブロ
ックの分解斜視図、図2は、図1の右側面図で、図中最
下部に底版ブロック50,中間部に左右の側壁ブロック
60,最上部に頂版ブロック70を図示し何れにも連結
器(後述する)200を螺着または係止した状態で略示
している。
【0012】底版ブロック50は、底部上面51uまた
は隅部53の前後F,Rに穿設した凹陥部52内にアン
カーボルトANの連設用螺刻部Jsを前後方向へ露出さ
せ、連設側の連設用螺刻部Jsに連通可能に接続金具1
00を挿着し隣接する合体した組立式暗渠ブロックBX
を引き寄せて緊締可能にすると共に、底部上面51uに
吊り用金具hを埋設して底部51両端に立脚部54を形
成し、立脚部54上部の外側と内側または何れか一側
(図示の製品では外側3箇所内側1箇所)の凹陥部55
内に、アンカーボルトANの連結用螺刻部Asを垂直方
向へ露出させ、連結用螺刻部Asに連結器200の雄ね
じ部材240(または雌ねじ部材)を螺着または係止可
能(後に詳記する)にし、右立脚部54r上面には耐剪
断キーとして作用する隆条部k1を突出させ左立脚部5
4l上面には凹溝k2を穿設して、断面略U字形に形成
している。なお、前記底部上面51uまたは隅部53前
後方向に埋設するアンカーボルトANは両端に連設用螺
刻部Jsを螺刻したものを用いてもよい。符号59は、
止水用パッキンpのパッキン溝である。
【0013】また、前記底版ブロック50の底部上面5
1uの横断方向中心線上の左右に、左右の側壁ブロック
60を垂直に連結するための支保工S取付用のインサー
ト56を埋設し、立脚部54の外側面には、側壁ブロッ
ク60吊降し時のガイドプレートgの取付兼連設時の引
き寄せ金具(商品名レバーブロック及びワイヤ等とを含
む)取付用のインサート58を埋設している。
【0014】左右の側壁ブロック60は、上下部64
t,64bの外側と内側または何れか一側に穿設した凹
陥部65内に連結器200を螺着または係止可能なアン
カーボルトANの連結用螺刻部Asを露出させ、連結用
螺刻部Asに連結器200の雌ねじ部材(または雄ねじ
部材)を係止可能にした平板状に構成し、その内外側面
の上下部近傍には、側壁ブロック60吊降し用の吊り金
具の取付兼作業用の足場sc取付用のインサート68を
埋設し、内側面中央の上部近傍には側壁ブロック60を
垂直に連結するための支保工S取付用のインサート66
を埋設し、下面には前記右立脚部54rの隆条部k1に
対応する耐剪断用の凹溝k2を穿設し、上面には前記同
様の隆条部k1を突設しているので左立脚部54l上に
連結する場合は天地逆に使用する。なお、埋設するアン
カーボルトANは上下両端に連結用螺刻部Asを螺刻し
たものを用いてもよい。符号69は、止水用パッキンp
のパッキン溝である。
【0015】また、頂版ブロック70は、頂版部上面7
1uまたは隅部73の前後F,Rに穿設した凹陥部72
内にアンカーボルトANの連設用螺刻部Jsを露出さ
せ、連設側の連設用螺刻部Jsに連通可能に接続金具1
00を挿着し隣接する合体した組立式暗渠ブロックBX
を引き寄せて緊締可能にすると共に、頂版部上面71u
に吊り用金具hを埋設し頂版部71両端に垂下脚部74
を形成し、垂下脚部74下部の外側と内側または何れか
一側に穿設した凹陥部75内にアンカーボルトANの連
結用螺刻部Asを垂直方向へ露出させて連結器200を
螺着または係止可能にし、左垂下脚部74l下面には耐
剪断キーとして作用する隆条部k1を突出させ右垂下脚
部74r下面には凹溝k2を穿設し、垂下脚部74の外
側面には、連設時の引き寄せ金具(商品名レバーブロッ
ク及びワイヤー等とを含む)取付用のインサート78を
埋設して断面略逆U字形に形成している。なお、頂版部
上面71uまたは隅部73に埋設するアンカーボルトA
Nは両端に連設用螺刻部Jsを螺刻したものを用いても
よい。符号79は、止水用パッキンpのパッキン溝であ
る。また、前述した耐剪断キーとなる隆条部k1と凹溝
k2は各ブロックに穿設したテーパ孔とそれらに嵌合す
る硬質素材のテーパピン(後述する)に置き換え構成し
てもよい。
【0016】また、図2に示した連結器200の装着位
置は、トルクレンチによる緊締時(立位での)の作業性
を考慮し、立脚部54に雄ねじ部材240を装着し、左
右の側壁ブロック60の上下部に雌ねじ部材220を装
着し、垂下脚部74に雄ねじ部材220を装着している
が、雌ねじ部材220と雄ねじ部材240の装着位置を
拘束するものではない。なお、前図で示した底部上面5
1uと頂版部上面71uの接続金具100は隅部53,
73に配設してもよい。
【0017】また、合体した組立式暗渠ブロックBXの
中空部高さ寸法(水路使用時は水路深さ)Hの調整は、
別に開発した専用の側壁用型枠により左右の側壁ブロッ
ク60の高さhを変更可能にして対応し、底版ブロック
50と頂版ブロック70は別に開発した幅員及び厚さ自
在の同一型枠で製造可能にし型枠投資の軽減を図ってい
る。
【0018】図3は、図1及び図2に示した連結器の説
明図で、左側の図は連結前を示し右側の図は連結後を示
している。この連結器200は、一方の連結用螺刻部A
sに螺合可能な雌ねじ穴244を一端から刻設して外側
に締結用の工具係合部248を形成すると共に、他端へ
向けて雄ねじ部242を螺刻した雄ねじ部材240と、
他方の連結用螺刻部Asに遊挿可能な遊挿孔224を一
端から貫設し、遊挿孔224終端部に大径の顎部226
を形成し、該顎部226から他端へ向けて前記雄ねじ部
材240の雄ねじ部242と螺合可能な雌ねじ部222
を螺刻し、前記一端部外側に締結用の工具係合部228
を形成した雌ねじ部材220と、該雌ねじ部材220を
内側から係止する係止用ナットNから構成している。
【0019】上記のように構成した連結器200は、連
結前に雄ねじ部材240を一方の凹陥部55(60)内
の連結用螺刻部Asに予め所定位置まで螺入しておき、
雌ねじ部材220は他方の凹陥部65(75)内の連結
用螺刻部Asに外嵌して係止用ナットNを予め所定位置
まで螺入しておく両連結用螺刻部Asには螺入位置を
示すマーキングを施し、係止用ナットNにはねじ用の嫌
気性接着材等を塗付して螺入したり螺入後溶着または連
結用螺刻部Asのねじ山を潰せばより好ましい。なお、
締結後の連結器200の緩み防止と伸びを抑制するため
のロックナットLNを予め最奥部まで螺入しておいても
よい。符号Cl,C2は両連結用刻部Asの軸線であ
る。
【0020】図3の右図は締結時を示す図で、例えば底
版ブロック50上に側壁ブロック60を吊り降ろして、
雌ねじ部材220を旋回させれば連結用螺刻部Asの軸
線C1,C2誤差は遊挿孔224の遊動範囲で相殺さ
れ、相互のねじピッチの位相差に干渉されることなく容
易に螺入でき、締め付けトルクを管理可能なトルクレン
チ等で雌ねじ部材220を雄ねじ部材240に緊締すれ
ば、両連結用螺刻部Asに軸力P1が発生し両ブロック
50,60の当接面に押圧力P2を付勢して強固に連結
することができる。なお、前記両ロックナットLNを緊
締すれば連結器200の緩み防止と伸びを抑制すること
ができる。
【0021】つまり、対向する2つの連結用螺刻部As
に軸線誤差(製造時に型枠へのアンカーボルトANのセ
ッティングにより数ミリ以内の軸線誤差が発生すること
がある)と位相差(ねじピッチ)に関係なく雄ねじ部材
240と雌ねじ部材220を螺合して締結することがで
き、雄ねじ部材240と雌ねじ部材220の締結により
ブロック相互の当接面に押圧力(軸力発生による)を付
与して隣接するブロック相互を連結することができる。
【0022】前記の雌ねじ部材220と雄ねじ部材24
0に生じる緩みと変位を防止し、併せて雌ねじ部材22
0と雄ねじ部材240の耐剪断力の強化と防錆防食を図
り連結部の耐久性を向上するために、雌ねじ部材220
と雄ねじ部材240、または、その何れか一方の任意位
置に任意数の硬化材の充填孔と排出孔、または、充填孔
を穿設し、両ねじ部材の締付後に前記充填孔からエポキ
シ樹脂系・ポリエステル樹脂系・または樹脂モルタル系
等の硬化材を圧入充填してもよい。
【0023】図4は、図3とは構造が異なる連結器の説
明図で、左側の図は連結前を示し右側の図は連結後を示
している。この連結器210は、一方の連結用螺刻部A
sに遊挿可能な遊挿孔254を一端から貫設し、遊挿孔
254終端部に大径の顎部256を形成し、該顎部25
6から他端へ向けて中空部を穿設し、前記遊挿孔254
外側に締結用の工具係合部258を形成し、他端へ向け
て雄ねじ部252を螺刻した雄ねじ部材250と、他方
の連結用螺刻部Asに遊挿可能な遊挿孔224を一端か
ら貫設し、遊挿孔224終端部に大径の顎部226を形
成し、該顎部226から他端へ向けて前記雄ねじ部材2
50の雄ねじ部252と螺合可能な雌ねじ部222を螺
刻し、前記一端部外側に締結用の工具係合部258を形
成した雌ねじ部材220と、該雌ねじ部材220と雄ね
じ部材250を内側から前記顎部226を介して係止す
る2個の係止用ナットNから構成している。
【0024】上記のように構成した連結器210は、連
結前に雄ねじ部材250を一方の凹陥部55(65)内
の連結用螺刻部Asに予め外嵌して係止用ナットNを所
定位置まで螺入しておき、雌ねじ部材220は他方の凹
陥部65(75)内の連結用螺刻部Asに外嵌して係止
用ナットNを所定位置まで螺入しておく両連結用螺刻
部Asには螺入位置を示すマーキングを施し、係止用ナ
ットNにはねじ用の嫌気性接着材等を塗付して螺入した
り螺入後ねじ山を潰せばより好ましい。なお、締結後の
連結器210の緩み防止と伸びを抑制するためのロック
ナットLNを予め最奥部まで螺入しておいてもよい。符
号C1,C2は両連結用螺刻部Asの軸線である。
【0025】図4の右図は締結時を示す図で、例えば底
版ブロック50上に側壁ブロック60を吊り降ろして、
雌ねじ部材220(雄ねじ部材250)を旋回させれば
連結用螺刻部の軸線C1,C2の軸線誤差は双方の遊挿
孔224,254の遊動範囲で相殺され、相互のねじピ
ッチの位相差に干渉されることなく容易に螺入でき、締
め付けトルクを管理可能なトルクレンチで雌ねじ部材2
20を雄ねじ部材250に緊締すれば、両連結用螺刻部
Asに軸力P1が発生し両ブロック50,60の当接面
に押圧力P2を付勢して強固に連結することができる。
なお、前記両ロックナットLNを緊締すれば連結器20
0の緩み防止と伸びを抑制することができる。
【0026】つまり、対向する2つの連結用螺刻部As
に軸線誤差(製造時に型枠へのアンカーボルトのセッテ
ィングにより数ミリ以内の軸線誤差が発生することがあ
る)と位相差(ねじピッチ)に関係なく雄ねじ部材25
0と雌ねじ部材220を螺合 して締結することができ、
雄ねじ部材250と雌ねじ部材220の締結によりブロ
ック相互の当接面に押圧力(軸力発生による)を付与し
て隣接するブロック相互を連結することができる。
【0027】前記の雌ねじ部材220と雄ねじ部材25
0に生じる緩みと変位を防止し、併せて雌ねじ部材22
0と雄ねじ部材250の耐剪断力の強化と防錆防食を図
り連結部の耐久性を向上するために、雌ねじ部材220
と雄ねじ部材250、または、その何れか一方の任意位
置に任意数の硬化材の充填孔と排出孔、または、充填孔
を穿設し、両ねじ部材の締付後に前記充填孔からエポキ
シ樹脂系・ポリエステル樹脂系・または樹脂モルタル系
等の硬化材を圧入充填してもよい。
【0028】図5は、図1及び図2に示した接続金具と
耐剪断キーの説明図で、図5(a)に示す組立式暗渠ブ
ロックBXの接続に使用する接続金具100は、底版ブ
ロック50と頂版ブロック70の連設用螺刻部Jsに遊
挿可能な貫通孔110を両端部に貫設した四角枠状の接
続金具にして、合体した側BX1の組立式暗渠ブロック
の底版ブロック50の底部上面51u,頂版部上面71
uまたはそれらの隅部53,73に穿設した凹陥部5
2,72内の連設用螺刻部Jsに鎖線で示す最奥部まで
接続金具100を挿通しておき、連設時には連設する側
BX2の連設用螺刻部Jsに移動させて挿通し、締付ナ
ットJNの螺入により引き寄せ止水パッキンpを押圧し
隣接ブロック間を密着させて接続する。なお、大型製品
の場合はクレーンによる僅かな吊上げ(全重量を軽減す
る)を併用すれば引き寄せ作業が容易に行える。
【0029】図5(b)に示すのは、底版ブロック、左
右の側壁ブロック、頂版ブロックの当接面に形成する耐
剪断キーとなる前記隆条部k1と凹溝k2であるが、ス
トック時の左右の高低差と運搬時の隆条部の損傷及び型
枠構造の簡略化等を考慮して、図右に示すよう一側を垂
直にしたテーパ穴khまたは上下対称のテーパ穴を両方
の当接部に穿設し、両方のテーパ穴khまたはテーパ穴
間に嵌合させるため棒鋼ksを内設し一側を垂直に形成
した上下対称のテーパピンkpまたは棒鋼ksを内設し
た上下対称のテーパピンに置き換え構成してもよい。
【0030】図6は、組立式暗渠ブロックの構築工法を
各工程別に示す説明図で、図6(a)示す第1工程で
は、底部51両端に側壁の一部となる立脚部54を形成
し、立脚部54上部の外側と内側または何れか一側に穿
設した任意数の凹陥部55内に、アンカーボルトANの
連結用螺刻部Asを露出させると共に、底部上面51u
または隅部53の前後F,Rに穿設した任意数の凹陥部
52内に、連設時に接続金具100を遊挿可能なアンカ
ーボルトANの連設用螺刻部Jsを露出させて接続金具
100を挿通しおき、各連結用螺刻部Asに前記連結
器200(210)を装着した断面略U字形の底版ブロ
ック50を、所定厚さに転圧した基礎砕石4上に水平且
つ均平に付設した基礎コンクリート6上に吊り降ろして
所定位置に載置し、立脚部54上部の当接面に接着剤を
所定厚さ塗付し、インサート58にガイドプレートgを
螺着して左右の側壁ブロック60の組付準備をする。な
お、符号8は基礎コンクリート6上に敷き均したドライ
モルタルである。
【0031】図6(b)に示す第2工程では、上下部6
4t,64bの外側と内側または何れか一側に穿設した
任意数の凹陥部65内に、連結器200(210)を取
付可能なアンカーボルトANの連結用螺刻部Asを露出
させ、各連結用螺刻部Asに連結器200(210)を
装着して平板状に形成した左右の側壁ブロック60を、
前記立脚部54上に吊り金具haを使用して吊り降ろ
し、前記隆条部k1と凹溝k2(またはテーパピンkp
とテーパ穴kh)を嵌合させ連結器200(210)を
数山螺入して仮止めし、底版ブロック50の底部51内
面のインサート56と左右の側壁ブロック60の内面の
インサート66の間に斜めに装着した着脱可能な支保工
Sのターンバックルtbの調整により側壁ブロック60
の垂直状態を維持し、立脚部54上部の連結器と側壁ブ
ロック下部の連結器200(210)を締結してガイド
プレートgを取り外し、左右の側壁ブロック上部64t
の当接面に接着剤を所定厚さ塗布する。なお、左の側壁
ブロック60は下部のインサート68を用いて天地逆に
吊り降ろして連結する。
【0032】前記の第2工程では、図8に示すように、
前記立脚部54上に側壁ブロック60を吊り金具haを
使用して吊り降ろし吊ったまま、前記隆条部k1と凹溝
k2(またはテーパピンとテーパ穴)を嵌合させ連結器
200(210)を数山螺入して仮止めして転倒を予防
し、底版ブロック50の底部51内面のインサート56
と左右の側壁ブロック60の内面のインサート66の間
に取付板spを介して斜めに装着した着脱可能な支保工
Sをターンバックルtbの調整により側壁ブロック60
を垂直状態に維持する。
【0033】図6(c)に示す第3工程では、頂版部7
1両端に側壁の一部となる垂下脚部74を形成し、垂下
脚部74下部の外側と内側または何れか一側に穿設した
任意数の凹陥部75内に、連結器200(210)を取
付可能なアンカーボルトANの連結用螺刻部Asを露出
させると共に、頂版部上面71uまたは隅部73の前後
に穿設した任意数の凹陥部72内に、連設時に接続金具
100を挿着可能なアンカーボルトANの連設用螺刻部
Jsを露出させて接続金具100を挿通しおき、各連結
用螺刻部Asに連結器200(210)を装着した断面
略逆U字形の頂版ブロック70を、左右の側壁ブロック
60上に吊り降ろし、前記隆条部k1と凹溝k2(また
はテーパピンkpと双方のテーパ穴kh)を嵌合させ連
結器200(210)を数山螺入して仮止めし、側壁ブ
ロック60上部64tの連結器200(210)と垂下
脚74下部の連結器200(219)を締結して第1ス
パンの組立形暗渠ブロックBXを合体し、開口部周辺の
所定位置に止水パッキンpを装着して、前記支保工Sを
取り外し図7に示すよう第1スパンの第3工程を終了す
る。
【0034】次に、第2スパンの底版ブロック50を前
記基礎コンクリート6上の第1スパンの底版ブロック5
0に略密接する位置に吊り降ろし、第1スパン側に挿着
していた接続金具100を第2スパンの底版ブロック5
0側に挿通し、立脚部54上面の当接面に接着剤を塗付
する第2スパンの第1工程と、次に、前記第2工程と同
様に左右の側壁ブロック60を吊り降ろして連結器20
0(210)を締結する第2スパンの第2工程と、前記
第3工程と同様に左右の側壁ブロック60上に頂版ブロ
ック70を吊り降ろし連結器を締結して第2スパンを合
体し、第1スパン側に挿着していた接続金具100を第
2スパンの頂版ブロック70側に挿通し、開口部周辺の
所定位置に止水パッキンpを装着して、第1スパンに密
接するよう底版ブロック50と頂版ブロック70の接続
金具100を緊締する第2スパンの第3工程と、以降、
第2スパンの第1乃至第3工程を反復して組立式暗渠ブ
ロックBXを合体して連設し、各凹陥部内に無収縮性の
モルタル、レジンモルタル等の硬化剤を充填して連結器
200(210)の緩み防止と長期の防錆防食を図る。
なお、合体した第2スパンの組立式暗渠ブロックBXを
密接させる引き寄せ作業は、クレーンによる僅かな吊上
げで前記接続金具100の緊締により容易に行え、前記
立脚部54のインサート58および垂下脚部74のイン
サート78等に係合した商品名レバーブロックとワイヤ
等を使用または併用して行うこともできる。
【0035】なお、底版ブロック50の立脚部54上部
の当接面への接着剤の塗布と、左右の側壁ブロック60
の上部64tの当接面への接着剤の塗布は、接着剤塗布
作業の繁雑さを避けるため(可使時間を考慮し)各スパ
ンの第1工程の前に行うようにしてもよい。
【0036】図3に示した連結器200を用いた場合
底版ブロック50、左右の側壁ブロック60、頂版ブロ
ック70の連結時に、対向する一方の連結用螺刻部As
に、螺合可能な雌ねじ穴244を一端から刻設して外側
に締結用の工具係合部248を形成すると共に、他端へ
向けて雄ねじ部242を螺刻した雄ねじ部材240を直
接螺着し、他方の連結用螺刻部Asには、該連結用螺刻
部Asに遊挿可能な遊挿孔224を一端から貫設し、遊
挿孔224終端部に大径の顎部226を形成して他端へ
向けて前記雄ねじ部材240の雄ねじ部242と螺合可
能な雌ねじ部222を螺刻し、前記一端部外側に締結用
の工具係合部228を形成した雌ねじ部材220を、前
記顎部226を介して係止用ナットNにより内側から係
止し、雄ねじ部材240と雌ねじ部材220の締結によ
り連結する双方の連結用螺刻部Asに軸力P1を発生さ
せ各ブロックの当接面に押圧力P2を付勢して、単一構
造物に劣らぬ強度を発揮する組立式暗渠ブロック構築
できる
【0037】図4に示した連結器210を用いた場合
底版ブロック50、左右の側壁ブロック60、頂版ブロ
ック70の連結時に、対向する一方の連結用螺刻部As
には、該連結用螺刻部Asに遊挿可能な遊挿孔254を
一端から貫設し、遊挿孔254終端部に大径の顎部25
6を形成し、該顎部256から他端へ向けて中空部を穿
設し、前記遊挿孔254外側に締結用の工具係合部25
8を形成し、他端へ向けて雄ねじ部252を螺刻した雄
ねじ部材250を、前記顎部256を介して係止用ナッ
トNにより内側から係止し、他方の連結用螺刻部Asに
は、該連結用螺刻部Asに遊挿可能な遊挿孔224を一
端から貫設し、遊挿孔224終端部に大径の顎部226
を形成して他端へ向けて前記雄ねじ部材250の雄ねじ
部252と螺合可能な雌ねじ部222を螺刻し、前記一
端部外側に締結用の工具係合部228を形成した雌ねじ
部材220を、前記顎部226を介して係止用ナットN
により内側から係止し、雄ねじ部材250と雌ねじ部材
220の締結により連結する双方の連結用螺刻部Asに
軸力P1を発生させ各ブロックの当接面に押圧力P2を
付勢して、単一構造物に劣らぬ強度を発揮する組立式暗
渠ブロック構築できる
【0038】
【発明の効果】本発明の組立式暗渠ブロック及び組立式
暗渠ブロックの構築工法によれば、中空部を形成する伸
縮可能な中子を要しない簡単な型枠で、分割して製造す
るため型枠及び関連設備の投資が軽減できると共に、ス
トックヤードの有効利用が図れ、狭隘地への搬入も容易
で使用重機の小型化により製造から施工現場に至るコス
ト縮減が可能になる。また、連結部に装着した連結器は
締結により連結用螺刻部に軸力を発生させ、アンカーボ
ルトの付着力(コンクリートに対する)を介して各ブロ
ックの当接面に押圧力を付勢して連結し単一構造物に劣
らぬ強度を発揮することができ、連結用螺刻部の軸線誤
差を吸収し位相差に関係なく締結可能な雄ねじ部材と雌
ねじ部材による組立は単純作業のため熟練を要せず省力
化が図れ、組立式暗渠ブロックを短時間で合体し連設し
て構築することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る組立式暗渠ブロックの分解斜視図
【図2】図1に示した組立式暗渠ブロックの連結器の配
設を示す右側面図
【図3】図1及び図2に示した連結器の説明図
【図4】図3とは構造が異なる連結器の説明図
【図5】図1及び図2に示した接続金具と耐剪断キーの
説明図
【図6】組立式暗渠ブロックの構築工法の第1乃至第3
工程を示す説明図
【図7】組立式暗渠ブロックの構築工法の第3工程の終
了時を示す説明図
【図8】組立式暗渠ブロックの構築工法の側壁ブロック
の組付説明図
【符号の説明】
AN−アンカーボルト、As−連結用螺刻部、C1,C
2−連結用螺刻部の軸線、F−前部、g−ガイドプレー
ト、h−吊り用金具、Js−連設用螺刻部、R−後部、
50−底版ブロック、51u−底部上面、52−接続金
具用の凹陥部、54−立脚部、55−連結器用の凹陥
部、58−ガイドプレート取付用のインサート、60−
左右の側壁ブロック、64b−下面、64t−上面、6
5−連結器用の凹陥部、66−支保工の取付用インサー
ト、68−吊り金具兼足場取付用のインサート、70−
頂版ブロック、71u−頂版部上面、72−接続金具用
凹陥部、74−垂下脚部、75−連結器用の凹陥部、
100−接続金具、200−連結器、210−別の連結
器、220−雌ねじ部材、222−雄ねじ部、224−
遊挿孔、226−顎部、228−工具係合部、240−
雄ねじ部材、242−雄ねじ部、244−雌ねじ穴、2
48−工具係合部、250−雄ねじ部材、252−雄ね
じ部、254−遊挿孔、256−顎部、258−工具係
合部。

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 底部の両側に立脚部を有する略U字状の
    底版ブロックと、底版ブロックの各立脚部上に載置され
    た平板状の側壁ブロックと、頂版部の両側に垂下脚部を
    有し各垂下脚部を各側壁ブロック上に載置された略逆U
    字状の頂版ブロックと、隣接するブロック相互を連結す
    る連結手段とを備えた組立式暗渠ブロックにおいて、 前記底版ブロックは、各立脚部の上部外側及び上部内側
    の少なくとも一方に設けられた複数の凹陥部と、連結用
    螺刻部が凹陥部内それぞれで露出するようにブロック内
    部に埋設された複数のアンカーボルトとを有し、 前記側壁ブロックは、底版ブロックの凹陥部に対応する
    ように下部外側及び下部内側の少なくとも一方に設けら
    れた複数の下側凹陥部と、下側凹陥部に対応するように
    上部外側及び上部内側の少なくとも一方に設けられた複
    数の上側凹陥部と、上端側の連結用螺刻部が上側凹陥部
    内それぞれで露出し、且つ、下端側の連結用螺刻部が下
    側凹陥部内それぞれで露出するようにブロック内部に埋
    設され複数のアンカーボルトとを有し、 前記頂版ブロックは、側壁ブロックの上側凹陥部に対応
    するように各垂下脚部の下部外側及び下部内側の少なく
    とも一方に設けられた複数の凹陥部と、連結用螺刻部が
    凹陥部内それぞれで露出するようにブロック内部に埋設
    された複数のアンカーボルトとを有し、 前記連結手段は、外面に雄ねじ部を有すると共にアンカ
    ーボルトの連結用螺刻部に螺合可能な雌ねじ穴を一端に
    有する雄ねじ部材と、雄ねじ部材の外面雄ねじ部に螺合
    可能な雌ねじ部を内面に有すると共にアンカーボルトの
    連結用螺刻部を遊挿可能な遊挿孔を一端に有し雌ねじ部
    と遊挿孔との間に顎部を有する雌ねじ部材と、この雌ね
    じ部材を遊挿孔を通じてアンカーボルトの連結用螺刻部
    に外嵌した後に連結用螺刻部に螺合されて雌ねじ部材を
    内側から係止するための係止用ナットとから成り、 この連結手段の雄ねじ部材は隣接するブロックの一方の
    凹陥部内の連結用螺刻 部に雌ねじ穴を螺合することによ
    り取り付けられ、雌ねじ部材は隣接するブロックの他方
    の凹陥部内の連結用螺刻部に遊挿孔を通じて外嵌し外嵌
    後に連結用螺刻部に係止用ナットを螺合することによっ
    て取り付けられていて、隣接するブロックの下側ブロッ
    ク上に上側ブロックを載置してから雌ねじ部材と雄ねじ
    部材とを螺合することによって隣接するブロックの当接
    面に押圧力を付与してブロック相互を連結している、 ことを特徴とする組立式暗渠ブロック。
  2. 【請求項2】 底部と、底部の両側に設けられた立脚部
    と、各立脚部の上部外側及び上部内側の少なくとも一方
    に設けられた複数の凹陥部と、連結用螺刻部が凹陥部内
    それぞれで露出するようにブロック内部に埋設された複
    数のアンカーボルトとを有する底版ブロックと、 底版ブロックの凹陥部に対応するように下部外側及び下
    部内側の少なくとも一方に設けられた複数の下側凹陥部
    と、下側凹陥部に対応するように上部外側及び上部内側
    の少なくとも一方に設けられた複数の上側凹陥部と、上
    端側の連結用螺刻部が上側凹陥部内それぞれで露出し、
    且つ、下端側の連結用螺刻部が下側凹陥部内それぞれで
    露出するようにブロック内部に埋設され複数のアンカー
    ボルトとを有する側壁ブロックと、 頂版部と、頂版部の両側に設けられた垂下脚部と、側壁
    ブロックの上側凹陥部に対応するように各垂下脚部の下
    部外側及び下部内側の少なくとも一方に設けられた複数
    の凹陥部と、連結用螺刻部が凹陥部内それぞれで露出す
    るようにブロック内部に埋設された複数のアンカーボル
    トとを有する頂版ブロックと、 外面に雄ねじ部を有すると共にアンカーボルトの連結用
    螺刻部に螺合可能な雌ねじ穴を一端に有する雄ねじ部材
    と、雄ねじ部材の外面雄ねじ部に螺合可能な雌ねじ部を
    内面に有すると共にアンカーボルトの連結用螺刻部を遊
    挿可能な遊挿孔を一端に有し雌ねじ部と遊挿孔との間に
    顎部を有する雌ねじ部材と、雌ねじ部材を遊挿孔を通じ
    てアンカーボルトの連結用螺刻部に外嵌した後に連結用
    螺刻部に螺合されて雌ねじ部材を内側から係止するため
    の係止用ナットとから成る連結手段とを用意し、 底版ブロックを基礎工上の所定位置に載置する第1工程
    と、側壁ブロックを底 版ブロックの各立脚部上に接着剤
    を介してそれぞれ載置してから、側壁ブロックと底版ブ
    ロックの一方の凹陥部内の連結用螺刻部に雌ねじ穴を螺
    合することにより取り付けられた雄ねじ部材と他方の凹
    陥部内の連結用螺刻部に遊挿孔を通じて外嵌し外嵌後に
    連結用螺刻部に係止用ナットを螺合することによって取
    り付けられた雌ねじ部材とを螺合して側壁ブロックと底
    版ブロックの当接面に押圧力を付与してブロック相互を
    連結する第2工程と、頂版ブロックをその各垂下脚部を
    各側壁ブロック上に接着剤を介して載置してから、側壁
    ブロックと頂版ブロックの一方の凹陥部内の連結用螺刻
    部に雌ねじ穴を螺合することにより取り付けられた雄ね
    じ部材と他方の凹陥部内の連結用螺刻部に遊挿孔を通じ
    て外嵌し外嵌後に連結用螺刻部に係止用ナットを螺合す
    ることによって取り付けられた雌ねじ部材とを螺合して
    側壁ブロックと頂版ブロックの当接面に押圧力を付与し
    てブロック相互を連結する第3工程とにより、第1スパ
    ンの組立式暗渠ブロックを構築してこの第1スパンの組
    立式暗渠ブロックの開口部周辺に止水パッキンを装着
    し、 次に、第2スパン用の底版ブロックを第1スパンの組立
    式暗渠ブロックの底版ブロックにほぼ密接するように基
    礎工上の所定位置に載置し、この第2スパン用の底版ブ
    ロックの各立脚部に前記第2工程と同じ方法によって第
    2スパン用の側壁ブロックをそれぞれ連結し、この第2
    スパン用の各側壁ブロックに前記第3工程と同じ方法に
    よって第2スパン用の頂版ブロックの垂下脚部をそれぞ
    れ連結して第2スパンの組立式暗渠ブロックを構築し、
    第1スパンの組立式暗渠ブロックと第2スパンの組立式
    暗渠ブロックとを接続金具により緊締し密接させてこの
    第2スパンの組立式暗渠ブロックの開口部周辺に止水パ
    ッキンを装着し、 以後、第2スパンの組立式暗渠ブロックを構築する作業
    とこれを第1スパンの組立式暗渠ブロックに密接させる
    作業と止水パッキンを装着する作業と同じ作業を反復し
    て組立式暗渠ブロックを連設する、 ことを特徴とする組立式暗渠ブロックの構築工法
  3. 【請求項3】 底部の両側に立脚部を有する略U字状の
    底版ブロックと、底版ブロックの各立脚部上に載置され
    た平板状の側壁ブロックと、頂版部の両側に垂下脚部を
    有し各垂下脚部を各側壁ブロック上に載置された略逆U
    字状の頂版ブロックと、隣接するブロック相互を連結す
    る連結手段とを備えた組立式暗渠ブロッ クにおいて、 前記底版ブロックは、各立脚部の上部外側及び上部内側
    の少なくとも一方に設けられた複数の凹陥部と、連結用
    螺刻部が凹陥部内それぞれで露出するようにブロック内
    部に埋設された複数のアンカーボルトとを有し、 前記側壁ブロックは、底版ブロックの凹陥部に対応する
    ように下部外側及び下部内側の少なくとも一方に設けら
    れた複数の下側凹陥部と、下側凹陥部に対応するように
    上部外側及び上部内側の少なくとも一方に設けられた複
    数の上側凹陥部と、上端側の連結用螺刻部が上側凹陥部
    内それぞれで露出し、且つ、下端側の連結用螺刻部が下
    側凹陥部内それぞれで露出するようにブロック内部に埋
    設され複数のアンカーボルトとを有し、 前記頂版ブロックは、側壁ブロックの上側凹陥部に対応
    するように各垂下脚部の下部外側及び下部内側の少なく
    とも一方に設けられた複数の凹陥部と、連結用螺刻部が
    凹陥部内それぞれで露出するようにブロック内部に埋設
    された複数のアンカーボルトとを有し、 前記連結手段は、外面に雄ねじ部を有すると共にアンカ
    ーボルトの連結用螺刻部を遊挿可能な遊挿孔を一端に有
    し中空部を他端に有し遊挿孔と中空部との間に顎部を有
    する雄ねじ部材と、この雄ねじ部材を遊挿孔を通じてア
    ンカーボルトの連結用螺刻部に外嵌した後に連結用螺刻
    部に螺合されて雄ねじ部材を内側から係止するための係
    止用ナットと、雄ねじ部材の外面雄ねじ部に螺合可能な
    雌ねじ部を内面に有すると共にアンカーボルトの連結用
    螺刻部を遊挿可能な遊挿孔を一端に有し雌ねじ部と遊挿
    孔との間に顎部を有する雌ねじ部材と、この雌ねじ部材
    を遊挿孔を通じてアンカーボルトの連結用螺刻部に外嵌
    した後に連結用螺刻部に螺合されて雌ねじ部材を内側か
    ら係止するための係止用ナットとから成り、 この連結手段の雄ねじ部材は隣接するブロックの一方の
    凹陥部内の連結用螺刻部に遊挿孔を通じて外嵌し外嵌後
    に連結用螺刻部に係止用ナットを螺合することによって
    取り付けられ、雌ねじ部材は隣接するブロックの他方の
    凹陥部内の連結用螺刻部に遊挿孔を通じて外嵌し外嵌後
    に連結用螺刻部に係止用ナットを螺合することによって
    取り付けられていて、隣接するブロックの下側ブロック
    上に上側ブロックを載置してから雌ねじ部材と雄ねじ部
    材とを螺合することによって隣接 するブロックの当接面
    に押圧力を付与してブロック相互を連結している、 ことを特徴とする組立式暗渠ブロック。
  4. 【請求項4】 底部と、底部の両側に設けられた立脚部
    と、各立脚部の上部外側及び上部内側の少なくとも一方
    に設けられた複数の凹陥部と、連結用螺刻部が凹陥部内
    それぞれで露出するようにブロック内部に埋設された複
    数のアンカーボルトとを有する底版ブロックと、 底版ブロックの凹陥部に対応するように下部外側及び下
    部内側の少なくとも一方に設けられた複数の下側凹陥部
    と、下側凹陥部に対応するように上部外側及び上部内側
    の少なくとも一方に設けられた複数の上側凹陥部と、上
    端側の連結用螺刻部が上側凹陥部内それぞれで露出し、
    且つ、下端側の連結用螺刻部が下側凹陥部内それぞれで
    露出するようにブロック内部に埋設され複数のアンカー
    ボルトとを有する側壁ブロックと、 頂版部と、頂版部の両側に設けられた垂下脚部と、側壁
    ブロックの上側凹陥部に対応するように各垂下脚部の下
    部外側及び下部内側の少なくとも一方に設けられた複数
    の凹陥部と、連結用螺刻部が凹陥部内それぞれで露出す
    るようにブロック内部に埋設された複数のアンカーボル
    トとを有する頂版ブロックと、 外面に雄ねじ部を有すると共にアンカーボルトの連結用
    螺刻部を遊挿可能な遊挿孔を一端に有し中空部を他端に
    有し遊挿孔と中空部との間に顎部を有する雄ねじ部材
    と、この雄ねじ部材を遊挿孔を通じてアンカーボルトの
    連結用螺刻部に外嵌した後に連結用螺刻部に螺合されて
    雄ねじ部材を内側から係止するための係止用ナットと、
    雄ねじ部材の外面雄ねじ部に螺合可能な雌ねじ部を内面
    に有すると共にアンカーボルトの連結用螺刻部を遊挿可
    能な遊挿孔を一端に有し雌ねじ部と遊挿孔との間に顎部
    を有する雌ねじ部材と、この雌ねじ部材を遊挿孔を通じ
    てアンカーボルトの連結用螺刻部に外嵌した後に連結用
    螺刻部に螺合されて雌ねじ部材を内側から係止するため
    の係止用ナットとから成る連結手段とを用意し、 底版ブロックを基礎工上の所定位置に載置する第1工程
    と、側壁ブロックを底版ブロックの各立脚部上に接着剤
    を介してそれぞれ載置してから、側壁ブロックと底版ブ
    ロックの一方の凹陥部内の連結用螺刻部に遊挿孔を通じ
    て外嵌し外嵌後に連結用螺刻部に係止用ナットを螺合す
    ることによって取り付けられた雄ねじ部 材と他方の凹陥
    部内の連結用螺刻部に遊挿孔を通じて外嵌し外嵌後に連
    結用螺刻部に係止用ナットを螺合することによって取り
    付けられた雌ねじ部材とを螺合して側壁ブロックと底版
    ブロックの当接面に押圧力を付与してブロック相互を連
    結する第2工程と、頂版ブロックをその各垂下脚部を各
    側壁ブロック上に接着剤を介して載置してから、側壁ブ
    ロックと頂版ブロックの一方の凹陥部内の連結用螺刻部
    に遊挿孔を通じて外嵌し外嵌後に連結用螺刻部に係止用
    ナットを螺合することによって取り付けられた雄ねじ部
    材と他方の凹陥部内の連結用螺刻部に遊挿孔を通じて外
    嵌し外嵌後に連結用螺刻部に係止用ナットを螺合するこ
    とによって取り付けられた雌ねじ部材とを螺合して側壁
    ブロックと頂版ブロックの当接面に押圧力を付与してブ
    ロック相互を連結する第3工程とにより、第1スパンの
    組立式暗渠ブロックを構築してこの第1スパンの組立式
    暗渠ブロックの開口部周辺に止水パッキンを装着し、 次に、第2スパン用の底版ブロックを第1スパンの組立
    式暗渠ブロックの底版ブロックにほぼ密接するように基
    礎工上の所定位置に載置し、この第2スパン用の底版ブ
    ロックの各立脚部に前記第2工程と同じ方法によって第
    2スパン用の側壁ブロックをそれぞれ連結し、この第2
    スパン用の各側壁ブロックに前記第3工程と同じ方法に
    よって第2スパン用の頂版ブロックの垂下脚部をそれぞ
    れ連結して第2スパンの組立式暗渠ブロックを構築し、
    第1スパンの組立式暗渠ブロックと第2スパンの組立式
    暗渠ブロックとを接続金具により緊締し密接させてこの
    第2スパンの組立式暗渠ブロックの開口部周辺に止水パ
    ッキンを装着し、 以後、第2スパンの組立式暗渠ブロックを構築する作業
    とこれを第1スパンの組立式暗渠ブロックに密接させる
    作業と止水パッキンを装着する作業と同じ作業を反復し
    て組立式暗渠ブロックを連設する、 ことを特徴とする組立式暗渠ブロックの構築工法。
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