JP3364529B2 - 画像形成方法及び画像形成装置 - Google Patents

画像形成方法及び画像形成装置

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JP3364529B2 JP10380694A JP10380694A JP3364529B2 JP 3364529 B2 JP3364529 B2 JP 3364529B2 JP 10380694 A JP10380694 A JP 10380694A JP 10380694 A JP10380694 A JP 10380694A JP 3364529 B2 JP3364529 B2 JP 3364529B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像形成方法及び画像
形成装置に関し、特に電子写真方式を用いた複写機、プ
リンター及びファクシミリ装置等において複数色の画像
を形成する画像形成装置における、好適な画像形成方法
及び画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】複数の現像剤を用いて複数色の画像を形
成する画像形成装置においては、従来から、帯電、露
光、現像の各工程を繰り返すことにより所定の複数のト
ナー像を感光体上に形成し、その形成されたトナー像を
一回の転写工程によって転写紙上に所望の多色像を得る
ようにした方式のものがある。
【0003】この方式の画像形成装置では、通常、上記
した帯電、露光、現像の各工程を行うべくそれぞれの装
置が異なる色ごとに所定の位置に配設されて構成されて
いる。そこで、このような方式の画像形成装置におい
て、第1色目の画像形成工程と第2色目の画像形成工程
とを分けて2色の画像を形成するように構成した場合、
それらの各段における現像装置としては、その前段を接
触の2成分磁気ブラシ現像方式、その後段を非接触の1
成分現像方式を採用することによってそれぞれの現像方
式の特性を生かして良好な2色画像を得ることができ
る。
【0004】このように2色画像を形成するように構成
した画像形成装置において、例えば、第1色目の画像形
成工程である前段を黒とし、第2色目の画像形成工程で
あるその後段を赤とした場合、後段の赤画像のみの良好
な単一色画像を形成(以下、赤単色モードと称する。)
したい場合、前段の現像工程において現像装置を感光体
から離す方向に移動させるようにして現像を行わないよ
うにする公知の方法を採用することが考えられるが、そ
れでは、装置としての構成が非常に複雑になり、装置全
体が大きくなってしまうだけでなく、そのコストも増大
してしまう。このため、赤単色モード時において良好な
単一色画像をプロセスのごく簡単な制御のみによって得
ることが望まれるが、その場合、例えばその前段の黒画
像形成モード時(黒単色モード)等における帯電、露
光、現像の各工程をどのように制御しておくかが非常に
重要なことと考えられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこで、前段の黒のト
ナー像を感光体上に形成する現像装置に接触型の2成分
磁気ブラシ現像方式を用いた場合、赤単色モードの際
に、例えば、前段の黒画像形成工程における潜像形成工
程としての第1の露光工程のみを行わないようにする方
法が一番簡単な方法ではある。しかし、その場合には、
現像工程において現像器の空回し時には、所定の現像動
作は行われないが、その現像器内ではトナーとキャリア
が常に撹拌されているため、どうしてもそれらの帯電量
が増加し、感光体上の地汚れやキャリア付着が生じやす
くなる。また、地汚れが発生すると現像器内のトナーが
消費され、そのトナー濃度が低下するため、図5に示す
ように、キャリア付着が生じやすくなってしまう。
【0006】例えばネガ像からポジ像を得る反転現像を
考えた場合、黒画像のみを形成する黒単色モード時で
は、感光体ドラム上にキャリアの付着等が生じたとして
も、キャリアは正に帯電されているため、その後の転写
工程においてそれらが転写紙に転写されることはない。
しかし、赤単色モード時あるいは黒赤の2色画像を形成
する2色モード時では、感光体に付着した上記キャリア
が、後段の第2の帯電工程により負極性に帯電されるた
め、転写工程において転写紙に転写されてしまうことに
なる。特に、キャリアが転写紙に転写されると、異常な
画像が発生するだけではなく、その後の定着工程におい
て定着ローラー等に傷等の機械的ダメージを与えてしま
う。
【0007】また、赤単色モード時に、黒画像形成工程
における現像器の作動を停止させる方法も考えられる
が、その場合、感光体に対向して設けられた上記現像器
における現像ローラー上に残っているトナーが、その感
光体の回転に伴って掻き落され、それが感光体上に地汚
れとして残ってしまう。通常では、現像器における現像
ローラーは回転しているため、いわゆるスキャベンジ力
が働き、そのような地汚れは発生しないが、現像器の作
動停止により現像ローラーの回転が停止している場合に
は、上記したような地汚れがどうしても発生しやすくな
ってしまう。
【0008】そこで、本発明の目的は、複数色の画像を
形成する画像形成装置において、転写紙に対するキャリ
ア付着や地汚れ等による悪影響を防止して、常に安定し
た良好な画像を形成できる画像形成方法及び画像形成装
置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ため、請求項1記載の発明は、画像形成方法において、
第1のトナー像を像担持体に形成するに際し、像担持体
を帯電する第1の帯電工程と、前記第1のトナー像に対
応する所定の画像情報に応じた潜像を前記像担持体に形
成する第1の潜像形成工程と、この第1の潜像形成工程
において形成した前記潜像を顕像化すべくトナーとキャ
リアとを含む現像剤を用いて所定の現像を行う第1の現
像工程とを備えた第1のトナー像形成工程と;前記第1
のトナー像を前記像担持体に形成した後第2のトナー像
を前記像担持体に形成するに際し、前記像担持体を帯電
する第2の帯電工程と、前記第2のトナー像に対応する
所定の画像情報に応じた潜像を前記像担持体に形成する
第2の潜像形成工程と、この第2の潜像形成工程におい
て形成した前記潜像を顕像化すべく所定の現像剤を用い
て現像を行う第2の現像工程とを備えた第2のトナー像
形成工程と;を有する画像形成方法において、前記第2
のトナー像のみを前記像担持体に形成するに際しては、
前記第2の帯電工程を行わないようにしたものである。
【0010】請求項2記載の発明は、請求項1記載の画
像形成方法において、前記第2のトナー像のみを前記像
担持体に形成するに際し、前記第1の現像工程において
所定のトナー補給を行うようにしたものである。
【0011】請求項3記載の発明は、第1のトナー像を
像担持体に形成するに際し、像担持体を帯電する第1の
帯電工程と、前記第1のトナー像に対応する所定の画像
情報に応じた潜像を前記像担持体に形成する第1の潜像
形成工程と、この第1の潜像形成工程において形成した
前記潜像を顕像化すべくトナーとキャリアとを含む現像
剤を用いて所定の現像を行う第1の現像工程とを備えた
第1のトナー像形成工程と;前記第1のトナー像を前記
像担持体に形成した後第2のトナー像を前記像担持体に
形成するに際し、前記像担持体を帯電する第2の帯電工
程と、前記第2のトナー像に対応する所定の画像情報に
応じた潜像を前記像担持体に形成する第2の潜像形成工
程と、この第2の潜像形成工程において形成した前記潜
像を顕像化すべく所定の現像剤を用いて現像を行う第2
の現像工程とを備えた第2のトナー像形成工程と;を有
する画像形成方法において、前記第2のトナー像のみを
前記像担持体に形成するに際しては、前記第1の現像工
程を行わないようにすると共に、前記第2のトナー像を
前記像担持体に形成する以前に所定のトナー消費を行う
ようにしたものである。
【0012】請求項記載4の発明は、第1のトナー像を
像担持体に形成するに際し、像担持体を帯電する第1の
帯電工程と、前記第1のトナー像に対応する所定の画像
情報に応じた潜像を前記像担持体に形成する第1の潜像
形成工程と、この第1の潜像形成工程において形成した
前記潜像を顕像化すべくトナーとキャリアとを含む現像
剤を用いて所定の現像を行う第1の現像工程とを備えた
第1のトナー像形成工程と;前記第1のトナー像を前記
像担持体に形成した後第2のトナー像を前記像担持体に
形成するに際し、前記像担持体を帯電する第2の帯電工
程と、前記第2のトナー像に対応する所定の画像情報に
応じた潜像を前記像担持体に形成する第2の潜像形成工
程と、この第2の潜像形成工程において形成した前記潜
像を顕像化すべく所定の現像剤を用いて現像を行う第2
の現像工程とを備えた第2のトナー像形成工程と;によ
り画像形成を行う画像形成装置において、前記第2のト
ナー像のみを前記像担持体に形成するに際しては、前記
第2の帯電工程を行わないようにしたものである。
【0013】請求項5記載の発明は、第1のトナー像を
像担持体に形成するに際し、像担持体を帯電する第1の
帯電工程と、前記第1のトナー像に対応する所定の画像
情報に応じた潜像を前記像担持体に形成する第1の潜像
形成工程と、この第1の潜像形成工程において形成した
前記潜像を顕像化すべくトナーとキャリアとを含む現像
剤を用いて所定の現像を行う第1の現像工程とを備えた
第1のトナー像形成工程と;前記第1のトナー像を前記
像担持体に形成した後第2のトナー像を前記像担持体に
形成するに際し、前記像担持体を帯電する第2の帯電工
程と、前記第2のトナー像に対応する所定の画像情報に
応じた潜像を前記像担持体に形成する第2の潜像形成工
程と、この第2の潜像形成工程において形成した前記潜
像を顕像化すべく所定の現像剤を用いて現像を行う第2
の現像工程とを備えた第2のトナー像形成工程と;によ
り画像形成を行う画像形成装置において、前記第2のト
ナー像のみを前記像担持体に形成するに際しては、前記
第1の現像工程を行わないようにすると共に、前記第2
のトナー像を前記像担持体に形成する以前に所定のトナ
ー消費を行うようにしたものである。
【0014】
【0015】
【0016】
【作用】請求項1又は4記載の発明では、第2のトナー
像のみを像担持体に形成するに際しては、第2のトナー
像を形成するための第2の帯電工程を行わないようにし
たので、像担持体上に付着したキャリアが逆極性に帯電
されない。
【0017】請求項2記載の発明では、第2のトナー像
のみを像担持体に形成するに際し、第1のトナー像を形
成するための第1の現像工程において所定のトナー補給
を行うようにしたので、その第1の現像工程において地
汚れ等によって消費されたトナーが補給される。
【0018】請求項3又は5記載の発明では、第2のト
ナー像のみを像担持体に形成するに際しては、前記第1
の現像工程を行わないようにすると共に、前記第2のト
ナー像を前記像担持体に形成する以前に所定のトナー消
費を行うようにしたので、第2のトナー像を像担持体に
形成する以前に発生する地汚れが防止される。
【0019】
【0020】
【実施例】以下、本発明の具体的な例を図面を参照しな
がら説明する。図1は、本発明の画像形成方法が用いら
れた黒、赤の2色画像を形成する画像形成装置の主要概
略構成図であって、図2は、2色画像を形成する際の感
光体のプロセスを示す、感光体表面電位を示す模式図で
ある。図1に示すように、感光体12の周囲には、図中
に矢印で示した感光体12の回転方向に沿って、スコロ
トロンチャージャとして構成された電流制御用グリッド
を有する第1の帯電器1、第1の露光器2及び小径のト
ナー粒子用に2段で構成された接触型の2成分磁気ブラ
シ現像方式の第1の黒現像器3が設けられていて、それ
らの後段には、スコロトロンチャージャとして構成され
る第2の帯電器4、第2の露光器5及び非磁性1成分非
接触現像方式を用いた第2の赤現像器6がそれぞれ設け
られている。それらの後段には、転写ベルトを用いた転
写装置7及びPセンサ8がそれぞれ設けられていて、さ
らに、クリーニングブレード、ブラシからなるクリーニ
ング装置9及び除電器10がそれぞれ設けられている。
【0021】上記した画像形成装置において、反転現像
にて黒、赤の2色画像を形成する動作を図1及び図2を
用いて説明すると、まず、第1の帯電器1において−の
コロナ放電をグリッドにより制御されて、図2(a)に
示すように、感光体ドラムが−900Vに均一帯電され
る。次に、レーザーダイオードからなる第1露光器2に
よって、均一帯電された感光体12上における所定の黒
画像部に対応した領域(黒画像形成領域)が、図2
(b)に示すように、−100Vに減衰される。その
後、その黒画像部に、第1の黒現像器3によって第1の
現像バイアス−550Vにて、図2(c)に示すよう
に、−に帯電された黒トナーが付着させられて所定の黒
トナー像が感光体12上に形成される。ここで、図2
(c)に示すように、いわゆる現像ポテンシャルは45
0V、逆ポテンシャル(感光体の表面電位と現像バイア
ス電位との差)は350Vであり、通常、この逆ポテン
シャルが小さくなると地汚れが生じやすくなり、逆に大
きくなるとキャリアの付着が発生しやすくなる。
【0022】次いで、第2の帯電器4によって、−のコ
ロナ放電が発生させられ、前段の黒トナー像形成により
減衰した感光体12の表面電位が、図2(d)に示すよ
うに、−900Vに再帯電され、その後LEDからなる
第2露光器5によって、感光体12上の所定の赤画像部
に対応した領域(赤画像形成領域)が、図2(e)に示
すように、−100Vに減衰させられる。その後、その
赤画像形成領域に、第2の赤現像器6によって第2の現
像バイアス−700Vにて、図2(f)に示すように、
−に帯電された赤トナーが付着させられ、赤画像部が顕
像化されて所定の赤トナー像が感光体12上に形成され
る。ここで、赤現像器6には、上述したように、非磁性
1成分非接触現像方式を採用しているため、先に形成さ
れている黒トナー像を乱すことなく、赤画像部に−に帯
電した赤トナーを付着させることができる。
【0023】以上のようにして所望の2色画像が感光体
12上に形成された後は、転写器7における転写ベルト
に+バイアスが印加され、−に帯電された黒と赤のトナ
ー像が転写紙に転写される。その後、感光体12上に残
ったトナーがクリーニング装置9によってクリーニング
回収され、更に、感光体12上の残留電荷が、除電器1
0のLEDによる全面露光が行われることによって除電
されて次の画像形成に備えられる。
【0024】ここで、上記した画像形成装置に本発明の
請求項1記載の画像形成方法を適用した第1の実施例に
ついて図3に基づいて以下に説明する。赤のみの単一色
画像を得ようとする場合、第1の帯電器1においてその
グリッド電圧が−800Vに低下させられることによっ
て感光体の表面電位が、図3(a)に示すように、−8
00Vに帯電され、その後、第1の露光器2では、図3
(b)に示すように、黒画像形成のための第1の露光工
程が行われない。その後、第1の黒現像器3において、
図3(c)に示すように、第1の現像バイアス−550
Vが与えられた後、第2の帯電機4により感光体の表面
電位が、図3(d)に示すように、−900Vに再帯電
される。そして、第2の露光器5により、図3(e)に
示すように、赤画像形成領域が露光されて−100Vに
減衰された後、第2の赤現像器6において、第2の現像
バイアス−700Vにて、その赤画像形成領域に−に帯
電された赤トナーが付着されることによって所定の赤ト
ナー像が形成される。
【0025】以上説明したように、本実施例による画像
形成方法及び画像形成装置によれば、赤単色モードに際
して、第1の帯電器1におけるグリッド電圧を−800
Vに制御して感光体表面電位を−800Vにすることに
よって、図3(c)に示すように、感光体の表面電位と
現像バイアス電位との差電位であるいわゆる逆ポテンシ
ャルを250Vと低く設定できるので(図5参照)、感
光体12上へのキャリアの付着を防止できる。従って、
転写工程において転写紙にキャリアが転写されることが
なく、常に安定した良好な画像が形成できる。また、こ
こでは、地汚れの余裕度は多少低下するが、実質的に問
題になるレベルではなく、その地汚れの余裕度との関係
を見ながら、グリッド電圧を制御することにより感光体
12の表面電位を−800V程度と適切に設定できる
(図6参照)。
【0026】次に、上記した画像形成装置に本発明の請
求項2記載の画像形成方法を適用した第2の実施例につ
いて図4を用いて以下に説明する。即ち、赤のみの単一
色画像を得ようとする場合、第1の帯電器1においてそ
のグリッド電圧が−900Vに制御さられることによっ
て感光体の表面電位が、図4(a)に示すように、−9
00Vに帯電され、その後、第1の露光器2では、図4
(b)に示すように、黒画像形成のための第1の露光工
程が行われない。そして、第1の黒現像器3において、
図4(c)に示すように、第1の現像バイアス−550
Vが与えられた後、第2の帯電器4による感光体12の
再帯電は行われない。そして、第2の露光器5により、
図4(e)に示すように、赤画像形成領域が露光されて
−100Vに減衰された後、第2の赤現像器6におい
て、第2の現像バイアス−700Vにて、その赤画像形
成領域に−に帯電された赤トナーが付着されて所定の赤
トナー像が形成される。
【0027】以上説明したように、本例による画像形成
方法及び画像形成装置によれば、赤単色モード時におい
て、第2帯電器4による帯電工程を行わないように制御
しているので、前段で付着したキャリアを負極性に帯電
させることはない。従って、その後の転写工程において
転写紙にキャリアが転写されることはない。また、ここ
で、例えば、第1の帯電器1における第1帯電電位と第
2の帯電器4における第2帯電電位が異なる場合には、
第2の帯電器4における帯電工程を行わないだけではな
くて、第1帯電器における第1帯電電位を可変するか或
いは場合によっては第1の現像器における第1現像バイ
アスを可変するように制御してもよい。また、感光体の
暗減衰等が大きい場合には、第2の帯電器における所定
の帯電位置で、2色画像形成モード時の第2帯電電位と
同じになるように第1帯電電位或いは第1現像バイアス
を可変するように制御してもよい。
【0028】上記した画像形成装置おいて本発明の請求
項3記載の画像形成方法を適用した第3の実施例を説明
すると、まず、図1に示す画像形成装置における黒トナ
ーの補給制御は、通常、第1の黒現像器1内の公知のト
ナー濃度センサー(図示せず)の出力値と、第1露光器
2によって露光される画像面積率により、関係式(トナ
ー補給クラッチのON時間)=α×(画像面積率)×
{(トナー濃度センサーの出力値)−(制御基準値)}
に基づいて行われる。ここで、αはトナー補給クラッチ
のON時間と実際のトナー補給量に依存する定数であ
る。
【0029】そこで、本来、赤単色モード時における黒
画像の面積率は0であるので、上式によりトナー補給が
なされないが、本実施例では、その黒画像の面積率の最
小値として0以外の所定の定数を与えるように制御して
いる。このように制御することにより、赤単色モード時
においても所定のトナー補給がなされる。その画像面積
率の最小値としては、これがあまり大きいとわずかなト
ナー濃度の低下に対して過大なトナー補給がなされてし
まうため、1〜10%の範囲内が好ましい。
【0030】以上説明したように、本実施例による画像
形成方法によれば、赤単色モード時においても前段の黒
画像形成工程におけるトナーの補給制御を行っているの
で、その前段の黒画像形成工程において地汚れによって
消費されたトナーを補給できる。従って、第1の黒現像
器3におけるトナー濃度の低下を防止でき、そのトナー
濃度の低下によるキャリア付着の発生を防止できる。
【0031】上記した画像形成装置において本発明の請
求項4記載の画像形成方法を適用した第4の実施例につ
いて説明すると、図1において、第1の黒現像器3の現
像ローラーの駆動が停止され、しかも、赤トナー像を形
成する以前に、赤トナー像の形成領域以外の感光体上の
所定の領域において第1の露光器2によって所定の潜像
が形成されるように制御される。このようにすることに
よって、その潜像が形成された領域にて黒トナーが消費
されるため、地汚れが防止できる。
【0032】その消費された黒トナーは、転写装置7に
よって転写紙に転写されずにクリーニング装置9によっ
てクリーニングされるが、その黒トナーがクリーニング
されやすいように、トナー付着量の少ない、例えば、ハ
ーフトーンパターン或いは斜めのライン格子状のパター
ンに上記潜像を形成することが好ましい。また、トナー
のクリーニング性は、その画像パターンだけでなく、そ
のトナーの帯電量にも依存し、トナーの帯電量が高い場
合には、通常、その感光体に対する吸着力が高まるた
め、そのクリーニング性が低下する。このため、少なく
とも、黒トナーを消費する潜像形成領域には、第2の帯
電器4による再帯電が行われないようにすることによっ
てそのクリーニング性の向上が可能となる。
【0033】以上、本発明を例示したが、本発明は上述
した実施例に限定されるものではなく、本発明の技術思
想に基づいていろいろな変形が可能である。例えば、第
1の実施例においては、感光体の表面電位の設定を、第
1の帯電器1におけるグリッド電圧の制御によって行っ
たが、その他にも、例えば第1の露光器2によって弱露
光を行うことによって感光体の表面電位を設定してもよ
く、その他適宜の設定方法が採用できる。また、上記の
ように第1の露光器2の他に感光体の表面電位の設定の
ための露光器等の手段を別に設けてもよい。
【0034】第3の実施例に示したトナー濃度補給制御
の方法以外にも、例えば、(トナー補給クラッチのON
時間)=α×(画像面積率)×{(トナー濃度センサー
の出力値)−(制御基準値)}+βとしてβに一定値を
与える方法を用いることもできる。
【0035】第4の実施例では、黒トナーを消費する潜
像を露光によって形成したが、その他にも、例えば、帯
電器におけるグリッド電圧を適切に制御することにより
その潜像を形成することも可能である。なお、2色以外
にも、複数色の画像形成装置において本発明を適用でき
ることは勿論のこと、それ例外にも、例えば、第1色目
と第2色目が同一である画像形成装置においても適用可
能である。
【0036】
【発明の効果】請求項1記載の画像形成方法、請求項4
記載の画像形成装置によれば、第2のトナー像のみを像
担持体に形成するに際しては、第2のトナー像を形成す
るための第2の帯電工程を行わないようにしたので、像
担持体上に付着したキャリアが逆極性に帯電しないた
め、転写工程におけるキャリアの転写紙への転写を防止
できる。従って、像担持体上へのキャリア付着による画
像の劣化等の悪影響を防止でき、常に安定した良好な画
像形成が行える。
【0037】請求項2記載の画像形成方法によれば、第
2のトナー像のみを像担持体に形成するに際し、第1の
トナー像を形成するための第1の現像工程において所定
のトナー補給を行うようにしたので、第1の現像工程に
おける地汚れによるトナーの消費を防止できるため、像
担持体上へのキャリア付着による画像の劣化等の悪影響
を防止でき、常に安定した良好な画像形成が行える。
【0038】請求項3記載の画像形成方法、請求項5記
載の画像形成装置によれば、第2のトナー像のみを像担
持体に形成するに際しては、第1の現像工程を行わない
ようにすると共に、前記第2のトナー像を前記像担持体
に形成する以前に所定のトナー消費を行うようにしたの
で、第2のトナー像を像担持体に形成する以前に発生す
る地汚れが防止でき、常に安定した良好な画像形成が行
える。
【0039】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像形成方法を適用した画像形成装置
の要部概略図である。
【図2】図1の画像形成装置において2色画像を形成す
る感光体のプロセスを示す図である。
【図3】本発明の第1の実施例を示す画像形成方法及び
画像形成装置における感光体のプロセスを示す図であ
る。
【図4】本発明の第2の実施例を示す画像形成方法及び
画像形成装置における感光体のプロセスを示す図であ
る。
【図5】キャリア付着量と逆ポテンシャルの関係を示す
グラフである。
【図6】トナー付着量と現像ポテンシャルを示すグラフ
である。
【符号の説明】
1 第1の帯電器 2 第1の露光器 3 第1の黒現像器 4 第2の帯電器 5 第2の露光器 6 第2の赤現像器 7 転写装置 8 Pセンサ 9 クリーニング装置 10 除電器 12 感光体

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1のトナー像を像担持体に形成するに際
    し、像担持体を帯電する第1の帯電工程と、前記第1の
    トナー像に対応する所定の画像情報に応じた潜像を前記
    像担持体に形成する第1の潜像形成工程と、この第1の
    潜像形成工程において形成した前記潜像を顕像化すべく
    トナーとキャリアとを含む現像剤を用いて所定の現像を
    行う第1の現像工程とを備えた第1のトナー像形成工程
    と;前記第1のトナー像を前記像担持体に形成した後第
    2のトナー像を前記像担持体に形成するに際し、前記像
    担持体を帯電する第2の帯電工程と、前記第2のトナー
    像に対応する所定の画像情報に応じた潜像を前記像担持
    体に形成する第2の潜像形成工程と、この第2の潜像形
    成工程において形成した前記潜像を顕像化すべく所定の
    現像剤を用いて現像を行う第2の現像工程とを備えた第
    2のトナー像形成工程と;を有する画像形成方法におい
    て、前記第2のトナー像のみを前記像担持体に形成する
    に際しては、前記第2の帯電工程を行わないようにした
    ことを特徴とする画像形成方法。
  2. 【請求項2】請求項1記載の画像形成方法において、前
    記第2のトナー像のみを前記像担持体に形成するに際
    し、前記第1の現像工程において所定のトナー補給を行
    うようにしたことを特徴とする画像形成方法。
  3. 【請求項3】第1のトナー像を像担持体に形成するに際
    し、像担持体を帯電する第1の帯電工程と、前記第1の
    トナー像に対応する所定の画像情報に応じた潜像を前記
    像担持体に形成する第1の潜像形成工程と、この第1の
    潜像形成工程において形成した前記潜像を顕像化すべく
    トナーとキャリアとを含む現像剤を用いて所定の現像を
    行う第1の現像工程とを備えた第1のトナー像形成工程
    と;前記第1のトナー像を前記像担持体に形成した後第
    2のトナー像を前記像担持体に形成するに際し、前記像
    担持体を帯電する第2の帯電工程と、前記第2のトナー
    像に対応する所定の画像情報に応じた潜像を前記像担持
    体に形成する第2の潜像形成工程と、この第2の潜像形
    成工程において形成した前記潜像を顕像化すべく所定の
    現像剤を 用いて現像を行う第2の現像工程とを備えた第
    2のトナー像形成工程と;を有する画像形成方法におい
    て、前記第2のトナー像のみを前記像担持体に形成する
    に際しては、前記第1の現像工程を行わないようにする
    と共に、前記第2のトナー像を前記像担持体に形成する
    以前に所定のトナー消費を行うようにしたことを特徴と
    する画像形成方法。
  4. 【請求項4】第1のトナー像を像担持体に形成するに際
    し、像担持体を帯電する第1の帯電工程と、前記第1の
    トナー像に対応する所定の画像情報に応じた潜像を前記
    像担持体に形成する第1の潜像形成工程と、この第1の
    潜像形成工程において形成した前記潜像を顕像化すべく
    トナーとキャリアとを含む現像剤を用いて所定の現像を
    行う第1の現像工程とを備えた第1のトナー像形成工程
    と;前記第1のトナー像を前記像担持体に形成した後第
    2のトナー像を前記像担持体に形成するに際し、前記像
    担持体を帯電する第2の帯電工程と、前記第2のトナー
    像に対応する所定の画像情報に応じた潜像を前記像担持
    体に形成する第2の潜像形成工程と、この第2の潜像形
    成工程において形成した前記潜像を顕像化すべく所定の
    現像剤を用いて現像を行う第2の現像工程とを備えた第
    2のトナー像形成工程と;により画像形成を行う画像形
    成装置において、前記第2のトナー像のみを前記像担持
    体に形成するに際しては、前記第2の帯電工程を行わな
    いようにしたことを特徴とする画像形成装置。
  5. 【請求項5】第1のトナー像を像担持体に形成するに際
    し、像担持体を帯電する第1の帯電工程と、前記第1の
    トナー像に対応する所定の画像情報に応じた潜像を前記
    像担持体に形成する第1の潜像形成工程と、この第1の
    潜像形成工程において形成した前記潜像を顕像化すべく
    トナーとキャリアとを含む現像剤を用いて所定の現像を
    行う第1の現像工程とを備えた第1のトナー像形成工程
    と;前記第1のトナー像を前記像担持体に形成した後第
    2のトナー像を前記像担持体に形成するに際し、前記像
    担持体を帯電する第2の帯電工程と、前記第2のトナー
    像に対応する所定の画像情報に応じた潜像を前記像担持
    体に形成する第2の潜像形成工程と、この第2の潜像形
    成工程において形成した前記潜像を顕像化すべく所定の
    現像剤を 用いて現像を行う第2の現像工程とを備えた第
    2のトナー像形成工程と;により画像形成を行う画像形
    成装置において、前記第2のトナー像のみを前記像担持
    体に形成するに際しては、前記第1の現像工程を行わな
    いようにすると共に、前記第2のトナー像を前記像担持
    体に形成する以前に所定のトナー消費を行うようにした
    ことを特徴とする画像形成装置。
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