JP3364477B2 - 自動車用暖房装置 - Google Patents
自動車用暖房装置Info
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- JP3364477B2 JP3364477B2 JP2000229420A JP2000229420A JP3364477B2 JP 3364477 B2 JP3364477 B2 JP 3364477B2 JP 2000229420 A JP2000229420 A JP 2000229420A JP 2000229420 A JP2000229420 A JP 2000229420A JP 3364477 B2 JP3364477 B2 JP 3364477B2
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エンジン冷却水か
ら得る熱によりキャビン内の暖房を行う暖房装置に関す
る。本発明は、エンジンの運転を停止した後にも冷却水
の余熱を利用してキャビン内の暖房を継続する装置の改
良に関する。本発明は、アイドルストップ制御(バス停
や渋滞路面で一定条件が成立するときに操作によらずに
自動的にエンジンを停止させる制御)によるエンジンの
停止時にも利用できるが、アイドルストップ制御に限ら
ず一般にエンジンを停止した後にキャビン内の暖房を継
続する装置に関する。
ら得る熱によりキャビン内の暖房を行う暖房装置に関す
る。本発明は、エンジンの運転を停止した後にも冷却水
の余熱を利用してキャビン内の暖房を継続する装置の改
良に関する。本発明は、アイドルストップ制御(バス停
や渋滞路面で一定条件が成立するときに操作によらずに
自動的にエンジンを停止させる制御)によるエンジンの
停止時にも利用できるが、アイドルストップ制御に限ら
ず一般にエンジンを停止した後にキャビン内の暖房を継
続する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】運転者のキースイッチの操作によりエン
ジンを停止させると、暖房装置の運転も併せて停止す
る。しかし、エンジン停止後にもキャビンに人が留まる
場合には、キースイッチをアクセサリ位置に入れて、暖
房装置をオンの状態にすることにより、エンジン冷却水
の余熱を利用して引き続き暖房装置を運転することがで
きるように構成された装置が知られている。このような
装置は、貨物自動車に広く利用されている。すなわち、
貨物自動車が荷物の積み卸し場に到着して、荷役作業の
順番待ちになったときに、暖房装置を利用する目的のた
めだけにエンジンの運転を継続すると、騒音発生や空気
汚染の原因になることから、このような装置が装備され
利用されるようになった。
ジンを停止させると、暖房装置の運転も併せて停止す
る。しかし、エンジン停止後にもキャビンに人が留まる
場合には、キースイッチをアクセサリ位置に入れて、暖
房装置をオンの状態にすることにより、エンジン冷却水
の余熱を利用して引き続き暖房装置を運転することがで
きるように構成された装置が知られている。このような
装置は、貨物自動車に広く利用されている。すなわち、
貨物自動車が荷物の積み卸し場に到着して、荷役作業の
順番待ちになったときに、暖房装置を利用する目的のた
めだけにエンジンの運転を継続すると、騒音発生や空気
汚染の原因になることから、このような装置が装備され
利用されるようになった。
【0003】一般に長い時間にわたり運転をつづけてき
た自動車は、エンジン冷却水の水温が80℃ないし90
℃あり、エンジン停止直後の冷却水はキャビン暖房のた
めに利用することができる十分な余熱をもっている。エ
ンジンの運転が停止すると、冷却水を循環させるウォー
タポンプも停止する。したがって、冷却水の循環通路に
配置された暖房装置用熱交換器の上流側(または下流
側)に、電動のウォータポンプを設け、エンジン停止後
に暖房を利用する場合にはこの電動のウォータポンプを
駆動して、エンジン冷却水を熱交換器に循環させるよう
に構成されている。エンジン停止後の暖房装置の利用
は、冷却水の水温が暖房装置に利用できない程度に低下
したとき、あるいは車載バッテリの余裕がなくなったと
きに自動的に停止される。冷却水の余熱が暖房装置に利
用できなくなる水温(この明細書ではt0とする)はた
とえば25℃〜40℃に設定される。
た自動車は、エンジン冷却水の水温が80℃ないし90
℃あり、エンジン停止直後の冷却水はキャビン暖房のた
めに利用することができる十分な余熱をもっている。エ
ンジンの運転が停止すると、冷却水を循環させるウォー
タポンプも停止する。したがって、冷却水の循環通路に
配置された暖房装置用熱交換器の上流側(または下流
側)に、電動のウォータポンプを設け、エンジン停止後
に暖房を利用する場合にはこの電動のウォータポンプを
駆動して、エンジン冷却水を熱交換器に循環させるよう
に構成されている。エンジン停止後の暖房装置の利用
は、冷却水の水温が暖房装置に利用できない程度に低下
したとき、あるいは車載バッテリの余裕がなくなったと
きに自動的に停止される。冷却水の余熱が暖房装置に利
用できなくなる水温(この明細書ではt0とする)はた
とえば25℃〜40℃に設定される。
【0004】エンジンの冷却水余熱を利用する暖房装置
については、特願平11−220014、特願平11−
334475(本願出願時においていずれも未公開)そ
の他に詳しい開示がある。
については、特願平11−220014、特願平11−
334475(本願出願時においていずれも未公開)そ
の他に詳しい開示がある。
【0005】エンジン冷却水の流路にはラジエタが設け
られていて、エンジンのウォータジャケットから流出す
る水温が高温になり所定値(t1)を越えると、冷却水
はラジエタを経由するように循環する。水温がこの所定
値(t1)以下のときには、冷却水はラジエタをバイパ
スして、ただちにエンジンのウォータジャケットに還流
するようにして循環する。一般にこの所定値(t1)は
80℃前後の値に設定される。そして、ラジエタを経由
するかパイパスを経由するかの分別は、ウォータジャケ
ットの冷却水出口に設けられ水流にさらされているサー
モスタットにより、自動的かつ機械的に水流通路が切り
換えられるように構成されている。
られていて、エンジンのウォータジャケットから流出す
る水温が高温になり所定値(t1)を越えると、冷却水
はラジエタを経由するように循環する。水温がこの所定
値(t1)以下のときには、冷却水はラジエタをバイパ
スして、ただちにエンジンのウォータジャケットに還流
するようにして循環する。一般にこの所定値(t1)は
80℃前後の値に設定される。そして、ラジエタを経由
するかパイパスを経由するかの分別は、ウォータジャケ
ットの冷却水出口に設けられ水流にさらされているサー
モスタットにより、自動的かつ機械的に水流通路が切り
換えられるように構成されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】新しい暖房装置を設計
するために、上記のような暖房装置を試験している過程
で、本願発明者は次のようなことに気づいた。上述のよ
うにエンジンが停止した後にひきつづき冷却水の余熱を
利用して暖房装置を作動させる場合には、冷却水の水温
が所定値(t1、約80℃)になると、サーモスタット
が作動してラジエタが冷却水の循環路から自動的に切り
離される。サーモスタットは一般に機械的な構造になっ
ていて、エンジンを停止して電源が供給されていないと
きにも作動する。
するために、上記のような暖房装置を試験している過程
で、本願発明者は次のようなことに気づいた。上述のよ
うにエンジンが停止した後にひきつづき冷却水の余熱を
利用して暖房装置を作動させる場合には、冷却水の水温
が所定値(t1、約80℃)になると、サーモスタット
が作動してラジエタが冷却水の循環路から自動的に切り
離される。サーモスタットは一般に機械的な構造になっ
ていて、エンジンを停止して電源が供給されていないと
きにも作動する。
【0007】サーモスタットが作動すると、ラジエタに
は相当に高温な冷却水がそのまま残留することになる。
これはエンジン停止後の暖房装置には利用されない。ラ
ジエタに蓄積されている冷却水の水量は多いものでは全
冷却水の水量の50%前後であり、サーモスタットが作
動した時点で、暖房装置に利用できる冷却水の余熱の約
50%を失うことになる。これによりエンジン停止後に
暖房装置を利用できる時間がそれだけ制約されることに
なる。
は相当に高温な冷却水がそのまま残留することになる。
これはエンジン停止後の暖房装置には利用されない。ラ
ジエタに蓄積されている冷却水の水量は多いものでは全
冷却水の水量の50%前後であり、サーモスタットが作
動した時点で、暖房装置に利用できる冷却水の余熱の約
50%を失うことになる。これによりエンジン停止後に
暖房装置を利用できる時間がそれだけ制約されることに
なる。
【0008】本発明はこのような背景に行われたもので
あって、エンジン停止後の暖房装置利用のために、サー
モスタットの作動後にもラジエタに残留する冷却水の余
熱を利用することができる暖房装置を提供することを目
的とする。本発明は、エンジン停止後の暖房装置の利用
可能時間を延長することを目的とする。
あって、エンジン停止後の暖房装置利用のために、サー
モスタットの作動後にもラジエタに残留する冷却水の余
熱を利用することができる暖房装置を提供することを目
的とする。本発明は、エンジン停止後の暖房装置の利用
可能時間を延長することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、エンジン冷却
水の循環通路(1)に設けられこのエンジン冷却水によ
りキャビンへの送風を加温する熱交換器(2)を備えた
自動車用暖房装置において、この循環通路(1)に設け
られた電動のウォータポンプ(3)と、ラジエタ(4)
の冷却水通路を前記循環通路の前記熱交換器(2)の上
流側に連結する側路(5)と、この側路(5)を開閉す
る電磁弁(6)と、エンジンが停止状態でキャビン暖房
を利用するときには前記電磁弁(6)を開通状態に制御
するとともに前記電動のウォータポンプ(3)を駆動さ
せる制御手段(7)とを備えたことを特徴とする。電動
のウォータポンプ(3)は熱交換器(2)の上流側に設
けても下流側に設けてもよい。また、制御手段(7)は
単独の制御装置とすることも、オートエアコンなどの制
御装置に組み込むことも可能である。
水の循環通路(1)に設けられこのエンジン冷却水によ
りキャビンへの送風を加温する熱交換器(2)を備えた
自動車用暖房装置において、この循環通路(1)に設け
られた電動のウォータポンプ(3)と、ラジエタ(4)
の冷却水通路を前記循環通路の前記熱交換器(2)の上
流側に連結する側路(5)と、この側路(5)を開閉す
る電磁弁(6)と、エンジンが停止状態でキャビン暖房
を利用するときには前記電磁弁(6)を開通状態に制御
するとともに前記電動のウォータポンプ(3)を駆動さ
せる制御手段(7)とを備えたことを特徴とする。電動
のウォータポンプ(3)は熱交換器(2)の上流側に設
けても下流側に設けてもよい。また、制御手段(7)は
単独の制御装置とすることも、オートエアコンなどの制
御装置に組み込むことも可能である。
【0010】上記括弧内の数字は後から説明する実施例
図面の参照数字である。これは発明の構成を理解しやす
いように付記するものであって、発明の技術的な範囲を
実施例に限定して理解するためのものではない(以下同
じ)。
図面の参照数字である。これは発明の構成を理解しやす
いように付記するものであって、発明の技術的な範囲を
実施例に限定して理解するためのものではない(以下同
じ)。
【0011】前記制御手段(7)は、エンジンが始動さ
れたときまたはキャビン暖房の利用が停止されたときに
前記電磁弁を閉塞状態に制御する手段を含む構成とする
ことが望ましい。すなわち、エンジン停止後に暖房装置
を利用している状態で、エンジンを再始動させたときに
は、この側路(5)が導通していることは適当ではな
い。また、キャビン暖房を利用しなくなったときにもこ
の側路(5)が導通していることは適当ではない。
れたときまたはキャビン暖房の利用が停止されたときに
前記電磁弁を閉塞状態に制御する手段を含む構成とする
ことが望ましい。すなわち、エンジン停止後に暖房装置
を利用している状態で、エンジンを再始動させたときに
は、この側路(5)が導通していることは適当ではな
い。また、キャビン暖房を利用しなくなったときにもこ
の側路(5)が導通していることは適当ではない。
【0012】前記制御手段(7)は、ラジエタの水温が
所定値(t2)以下になったときに前記電磁弁を閉塞状
態に制御する手段を含む構成とすることができる。この
所定値(t2)は、ラジエタに残留する冷却水を暖房装
置の熱源として利用できなくなる水温であり、上記(t
0)と同一の値に設定することもできる。この所定値
(t2)はたとえば20℃から30℃の間に設定され
る。
所定値(t2)以下になったときに前記電磁弁を閉塞状
態に制御する手段を含む構成とすることができる。この
所定値(t2)は、ラジエタに残留する冷却水を暖房装
置の熱源として利用できなくなる水温であり、上記(t
0)と同一の値に設定することもできる。この所定値
(t2)はたとえば20℃から30℃の間に設定され
る。
【0013】この構成により、サーモスタットが切り換
わり冷却水の循環路からラジエタが切り離された後に
も、ラジエタに残留する冷却水の水温が暖房装置に利用
できる温度であるかぎりこれを利用して、エンジン停止
後の暖房装置の利用時間を長くすることができる。
わり冷却水の循環路からラジエタが切り離された後に
も、ラジエタに残留する冷却水の水温が暖房装置に利用
できる温度であるかぎりこれを利用して、エンジン停止
後の暖房装置の利用時間を長くすることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】図1は本発明実施例装置のブロッ
ク構成図である。エンジン11の冷却水はサーモスタッ
ト12からラジエタ4に供給され、ウォータポンプ13
からエンジン11のウォータジャケットに還流するよう
に構成されている。このウォータポンプ13はエンジン
の回転力により駆動される。エンジン冷却水は、サーモ
スタット12の自動的な切換制御により、水温が設定値
(t1、約80℃)より低いときにはラジエタ4を経由
することなく、バイパス14からエンジン11のウォー
タジャケットに還流する。
ク構成図である。エンジン11の冷却水はサーモスタッ
ト12からラジエタ4に供給され、ウォータポンプ13
からエンジン11のウォータジャケットに還流するよう
に構成されている。このウォータポンプ13はエンジン
の回転力により駆動される。エンジン冷却水は、サーモ
スタット12の自動的な切換制御により、水温が設定値
(t1、約80℃)より低いときにはラジエタ4を経由
することなく、バイパス14からエンジン11のウォー
タジャケットに還流する。
【0015】またこのエンジン冷却水は、キャビンの暖
房に利用するために分流され、循環通路1から熱交換器
2に供給され、前記ウォータポンプ13に戻るように構
成されている。循環通路1に示す矢印は冷却水の流れを
示す。熱交換器2の熱は送風機15によりキャビン内に
温風として供給される。この暖房装置は暖房制御回路7
により制御される。
房に利用するために分流され、循環通路1から熱交換器
2に供給され、前記ウォータポンプ13に戻るように構
成されている。循環通路1に示す矢印は冷却水の流れを
示す。熱交換器2の熱は送風機15によりキャビン内に
温風として供給される。この暖房装置は暖房制御回路7
により制御される。
【0016】ここで本発明の特徴とするところは、ラジ
エタ4の流路入口と前記循環通路1とを連結するように
側路5を設け、この側路5を電磁弁6により開閉制御す
る構成するところにある。この電磁弁6の開閉制御は暖
房用の制御回路7により行う。電磁弁6はその駆動電流
がオンの状態で開通状態となり、オフの状態で閉塞状態
になるように設定する。
エタ4の流路入口と前記循環通路1とを連結するように
側路5を設け、この側路5を電磁弁6により開閉制御す
る構成するところにある。この電磁弁6の開閉制御は暖
房用の制御回路7により行う。電磁弁6はその駆動電流
がオンの状態で開通状態となり、オフの状態で閉塞状態
になるように設定する。
【0017】すなわち、エンジン11が停止状態でキャ
ビン暖房を利用するときには、前記電動のウォータポン
プ3を駆動させるとともに、この電磁弁6を開通状態
(駆動電流オン)に制御する。このとき、エンジン側の
ウォータポンプ13は停止しているから、電動のウォー
タポンプ3の作用により、ラジエタ4に残留する冷却水
は図1に破線で示す矢印のように、この側路5を流れて
循環通路1に流入し熱交換器2を経由するようになる。
これにより、サーモスタット12が作動しても、ラジエ
タ4に残留する十分に温度の高い冷却水は、キャビンの
暖房のために有効に利用することができる。
ビン暖房を利用するときには、前記電動のウォータポン
プ3を駆動させるとともに、この電磁弁6を開通状態
(駆動電流オン)に制御する。このとき、エンジン側の
ウォータポンプ13は停止しているから、電動のウォー
タポンプ3の作用により、ラジエタ4に残留する冷却水
は図1に破線で示す矢印のように、この側路5を流れて
循環通路1に流入し熱交換器2を経由するようになる。
これにより、サーモスタット12が作動しても、ラジエ
タ4に残留する十分に温度の高い冷却水は、キャビンの
暖房のために有効に利用することができる。
【0018】この状態ではエンジンが運転を停止してい
るから、ラジエタ4を冷却するための冷却ファン(図
外)も回転を停止している。したがって、ラジエタ4に
残留する冷却水はエンジン停止時の温度からラジエタの
放熱作用により急速に冷却されてしまうことはない。
るから、ラジエタ4を冷却するための冷却ファン(図
外)も回転を停止している。したがって、ラジエタ4に
残留する冷却水はエンジン停止時の温度からラジエタの
放熱作用により急速に冷却されてしまうことはない。
【0019】図2はこの暖房用制御回路7の制御論理を
説明する本発明に係る要部フローチャートである。この
例は、エンジンのウォータジャケットにある冷却水の水
温およびラジエタ4の冷却水水温を検出しながら、エン
ジン停止時の暖房装置の制御を行うものである。すなわ
ち、ウォータジャケットの冷却水水温の検出出力を取込
み、設定値(t0、例25℃)以上あれば暖房用に利用
できるものとして、電動のウォータポンプ13および送
風機15を起動する。さらに、ラジエタの水温を温度セ
ンサ16の出力から取込み、ラジエタの水温が所定値
(t2、例30℃)を越えていれば、ラジエタに残留す
る冷却水を併せて利用するように、電磁弁6を開通状態
とする。この所定値(t2)は上記水温(t0)以上に設
定することがよい。ラジエタの水温がこの所定値
(t2)以下になったときには、電磁弁6を閉塞状態に
制御して、ラジエタ4の中に残留する冷却水の利用を停
止する。これはラジエタの水温が所定値(t2)以下に
なったときには、ラジエタの余熱を併せて利用すること
が意味がなくなるとともに、ラジエタ4はラジエタを冷
却するためのファンが停止しているとはいえ、ラジエタ
4を通過する冷却水を外気により冷却することになるか
らである。
説明する本発明に係る要部フローチャートである。この
例は、エンジンのウォータジャケットにある冷却水の水
温およびラジエタ4の冷却水水温を検出しながら、エン
ジン停止時の暖房装置の制御を行うものである。すなわ
ち、ウォータジャケットの冷却水水温の検出出力を取込
み、設定値(t0、例25℃)以上あれば暖房用に利用
できるものとして、電動のウォータポンプ13および送
風機15を起動する。さらに、ラジエタの水温を温度セ
ンサ16の出力から取込み、ラジエタの水温が所定値
(t2、例30℃)を越えていれば、ラジエタに残留す
る冷却水を併せて利用するように、電磁弁6を開通状態
とする。この所定値(t2)は上記水温(t0)以上に設
定することがよい。ラジエタの水温がこの所定値
(t2)以下になったときには、電磁弁6を閉塞状態に
制御して、ラジエタ4の中に残留する冷却水の利用を停
止する。これはラジエタの水温が所定値(t2)以下に
なったときには、ラジエタの余熱を併せて利用すること
が意味がなくなるとともに、ラジエタ4はラジエタを冷
却するためのファンが停止しているとはいえ、ラジエタ
4を通過する冷却水を外気により冷却することになるか
らである。
【0020】この装置は、エンジンが再始動されたとき
には、暖房装置のスイッチがオン状態であるときもオフ
になっているときも、この電磁弁6は暖房制御回路7に
より自動的に閉塞状態(電磁弁の駆動電流オフ)に制御
される。エンジンの運転中にはこの電磁弁6が導通状態
になることはない。さらにエンジン停止中の暖房装置の
利用を操作により停止するとき、あるいは冷却水の温度
が低下するなど利用できなくなることにより暖房装置の
運転が自動的に停止されるときにも、暖房装置のスイッ
チをオフにするとともにこの電磁弁6は自動的に閉塞状
態に制御される。これにより、エンジン冷却水を冷却す
るためのラジエタの放熱作用と、冷却水の熱を利用する
キャビン暖房装置との動作とが矛盾することはない。
には、暖房装置のスイッチがオン状態であるときもオフ
になっているときも、この電磁弁6は暖房制御回路7に
より自動的に閉塞状態(電磁弁の駆動電流オフ)に制御
される。エンジンの運転中にはこの電磁弁6が導通状態
になることはない。さらにエンジン停止中の暖房装置の
利用を操作により停止するとき、あるいは冷却水の温度
が低下するなど利用できなくなることにより暖房装置の
運転が自動的に停止されるときにも、暖房装置のスイッ
チをオフにするとともにこの電磁弁6は自動的に閉塞状
態に制御される。これにより、エンジン冷却水を冷却す
るためのラジエタの放熱作用と、冷却水の熱を利用する
キャビン暖房装置との動作とが矛盾することはない。
【0021】
【発明の効果】このような構成により、エンジン停止中
にエンジン冷却水の余熱を利用してキャビン暖房を行う
装置では、サーモスタットの作動によりラジエタの中に
残留するまだ十分に暖房用として利用できる冷却水の余
熱を利用することができるようになる。本発明により、
エンジン停止後に暖房装置を利用することができる時間
を長くすることができる。
にエンジン冷却水の余熱を利用してキャビン暖房を行う
装置では、サーモスタットの作動によりラジエタの中に
残留するまだ十分に暖房用として利用できる冷却水の余
熱を利用することができるようになる。本発明により、
エンジン停止後に暖房装置を利用することができる時間
を長くすることができる。
【図1】本発明実施例装置のブロック構成図。
【図2】本発明実施例装置の暖房制御回路に実装される
本発明に係る制御論理要部を説明するフローチャート。
本発明に係る制御論理要部を説明するフローチャート。
【符号の説明】
1 冷却水の循環通路
2 熱交換器
3 電動のウォータポンプ
4 ラジエタ
5 側路
6 電磁弁
7 暖房制御回路
11 エンジン
12 サーモスタット
13 ウォータポンプ(エンジンにより駆動される)
14 バイパス
15 送風機
16 ラジエタ用温度センサ
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
B60H 1/08 621
B60H 1/00 101
Claims (2)
- 【請求項1】エンジン冷却水の循環通路に設けられこの
エンジン冷却水によりキャビンへの送風を加温する熱交
換器を備えた自動車暖房装置において、 前記循環通路に設けられた電動のウォータポンプと、ラ
ジエタの冷却水通路を前記循環通路の前記熱交換器の上
流側に連結する側路と、この側路を開閉する電磁弁と、
エンジンが停止状態でキャビン暖房を利用するときには
前記電磁弁を開通状態に制御するとともに前記電動のウ
ォータポンプを駆動させる制御手段とを備えたことを特
徴とする自動車用暖房装置。 - 【請求項2】前記制御手段は、エンジンが始動されたと
きまたはキャビン暖房の利用が停止されたときに前記電
磁弁を閉塞状態に制御する手段を含む請求項1記載の自
動車用暖房装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000229420A JP3364477B2 (ja) | 2000-07-28 | 2000-07-28 | 自動車用暖房装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000229420A JP3364477B2 (ja) | 2000-07-28 | 2000-07-28 | 自動車用暖房装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002036858A JP2002036858A (ja) | 2002-02-06 |
| JP3364477B2 true JP3364477B2 (ja) | 2003-01-08 |
Family
ID=18722542
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000229420A Expired - Fee Related JP3364477B2 (ja) | 2000-07-28 | 2000-07-28 | 自動車用暖房装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3364477B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4923859B2 (ja) * | 2006-08-25 | 2012-04-25 | トヨタ自動車株式会社 | 車両用空調装置及びプログラム |
Family Cites Families (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3119281B2 (ja) * | 1991-10-14 | 2000-12-18 | 株式会社デンソー | 車両用空調装置 |
| JPH0593923U (ja) * | 1992-05-27 | 1993-12-21 | 株式会社日本クライメイトシステムズ | ヒータコアの熱媒循環装置 |
| JP3552398B2 (ja) * | 1996-04-03 | 2004-08-11 | 株式会社デンソー | 車両用暖房装置 |
| JPH09277818A (ja) * | 1996-04-17 | 1997-10-28 | Denso Corp | 車両用暖房装置および車両暖房用電動ポンプ装置 |
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