JP3364215B1 - 複動式増圧シリンダ及びシリンダ内増圧方法 - Google Patents
複動式増圧シリンダ及びシリンダ内増圧方法Info
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Abstract
【要約】
【課題】増圧ストロークを自在とし、より大きな駆動力
を得ることが可能であると共に、小型化も可能であり、
さらに、簡単な構造とし、安価で故障等のトラブルも減
少させることが可能な複動式増圧シリンダ及び該複動式
増圧シリンダを用いたシリンダ内増圧方法を提供する。 【解決手段】複動式増圧シリンダ30は、第1シリンダ
10と第2シリンダ20が作用室14を介して直列に連
結されている。夫々第1油室11と第2油室21、第1
ピストン12と第2ピストン22を備えている。作用室
14にはロッド13が摺動可能に挿入されている。第1
油室11、第2油室21及び作用室14には、夫々第1
給油口1〜第4給油口4又は空気口5が設けられてい
る。作用室14には、第2給油口2よりも第2シリンダ
20側に逆止弁6が設けられている。逆止弁6は、第1
シリンダ10から第2シリンダ20への一方向にのみ、
作動油等の流れを可能としている。
を得ることが可能であると共に、小型化も可能であり、
さらに、簡単な構造とし、安価で故障等のトラブルも減
少させることが可能な複動式増圧シリンダ及び該複動式
増圧シリンダを用いたシリンダ内増圧方法を提供する。 【解決手段】複動式増圧シリンダ30は、第1シリンダ
10と第2シリンダ20が作用室14を介して直列に連
結されている。夫々第1油室11と第2油室21、第1
ピストン12と第2ピストン22を備えている。作用室
14にはロッド13が摺動可能に挿入されている。第1
油室11、第2油室21及び作用室14には、夫々第1
給油口1〜第4給油口4又は空気口5が設けられてい
る。作用室14には、第2給油口2よりも第2シリンダ
20側に逆止弁6が設けられている。逆止弁6は、第1
シリンダ10から第2シリンダ20への一方向にのみ、
作動油等の流れを可能としている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は油圧シリンダに係
り、詳しくは、複数の油圧シリンダを同軸上に直列に連
結した複動式増圧シリンダ及び該複動式増圧シリンダを
用いたシリンダ内増圧方法に関する。
り、詳しくは、複数の油圧シリンダを同軸上に直列に連
結した複動式増圧シリンダ及び該複動式増圧シリンダを
用いたシリンダ内増圧方法に関する。
【0002】
【従来の技術】油圧エネルギーを直接運動に変化させる
アクチュエータとして、代表的なものに油圧シリンダが
ある。油圧シリンダの種類は多く、一般的構造のものか
ら極めて特殊な構造のものまで種々製作されており、夫
々の用途や機器に応じて利用することができる。その中
でもピストン型の複動式シリンダが最も多く利用されて
いる。このピストン型の複動式シリンダにおいても、用
途によっては、ピストンの円滑な運動や動作速度より
も、大きな駆動力が必要とされる場合がある。一般に、
油圧ポンプや油タンク等の油圧発生装置により発生させ
た油圧エネルギーを、配管や弁等の油圧伝達制御装置を
介して油圧シリンダに伝達するわけであるが、油圧シリ
ンダの出力をより向上させるためには、ブースター等の
増圧器を介して油圧エネルギーを油圧シリンダに伝達す
ることが好ましい。
アクチュエータとして、代表的なものに油圧シリンダが
ある。油圧シリンダの種類は多く、一般的構造のものか
ら極めて特殊な構造のものまで種々製作されており、夫
々の用途や機器に応じて利用することができる。その中
でもピストン型の複動式シリンダが最も多く利用されて
いる。このピストン型の複動式シリンダにおいても、用
途によっては、ピストンの円滑な運動や動作速度より
も、大きな駆動力が必要とされる場合がある。一般に、
油圧ポンプや油タンク等の油圧発生装置により発生させ
た油圧エネルギーを、配管や弁等の油圧伝達制御装置を
介して油圧シリンダに伝達するわけであるが、油圧シリ
ンダの出力をより向上させるためには、ブースター等の
増圧器を介して油圧エネルギーを油圧シリンダに伝達す
ることが好ましい。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この増
圧器と油圧シリンダとは別体として構成されるのが一般
的である。そのため、設備が大型化し煩雑となりがちで
ある。別体として増圧器を設置すれば、それだけ費用が
嵩む。煩雑な構造となればなる程、故障等のトラブルが
発生する確率も高くなるし、その際の対応も大変であ
る。また、増圧器を用いずに出力を上げようとしても、
シリンダの内径を大きくする等、結局、設備を大型化す
る必要があり好ましくない。
圧器と油圧シリンダとは別体として構成されるのが一般
的である。そのため、設備が大型化し煩雑となりがちで
ある。別体として増圧器を設置すれば、それだけ費用が
嵩む。煩雑な構造となればなる程、故障等のトラブルが
発生する確率も高くなるし、その際の対応も大変であ
る。また、増圧器を用いずに出力を上げようとしても、
シリンダの内径を大きくする等、結局、設備を大型化す
る必要があり好ましくない。
【0004】そこで、本発明は、より大きな駆動力を得
ることが可能であると共に、増圧ストロークが自在であ
るため、内径を小さくすることもできるコンパクトな複
動式増圧シリンダを提供することを目的とする。また、
該複動式増圧シリンダを簡単な構造で実現し、安価で故
障等のトラブルを減少させることを目的とする。さら
に、該複動式増圧シリンダを用いたシリンダ内増圧方法
を提供することを目的とする。
ることが可能であると共に、増圧ストロークが自在であ
るため、内径を小さくすることもできるコンパクトな複
動式増圧シリンダを提供することを目的とする。また、
該複動式増圧シリンダを簡単な構造で実現し、安価で故
障等のトラブルを減少させることを目的とする。さら
に、該複動式増圧シリンダを用いたシリンダ内増圧方法
を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
第1ピストンを有する第1シリンダと第2ピストンを有
する第2シリンダを内部にある作用室を介して直列に一
体に連結し、前記第1ピストンと第2ピストンとが分離
し、前記第1ピストンのロッドが前記作用室内を摺動す
ることで前記第1シリンダの油室と前記作用室を遮断
し、前記作用室の内径を前記第1シリンダ及び第2シリ
ンダの内径よりも小さく設定し、前記作用室に給油口を
設け、該給油口よりも前記第2シリンダ側であって前記
作用室と前記第2ピストンの間に、前記第1シリンダか
ら前記第2シリンダへの一方向にのみ流体の流れを可能
とする逆止弁を設け、前記第2ピストンを所定又は任意
の位置に停止させ、前記第1ピストンのロッドを前記作
用室内で連続的及び/又は断続的に摺動させ、前記作用
室内の概ね体積分の作動油を前記逆止弁を通過させて前
記第2シリンダ内に供給することにより、前記第1ピス
トンが1回往復摺動する度に、前記第2ピストンに、前
記作用室の概ね体積分の増圧ストロークが得られること
を特徴とする複動式増圧シリンダである。
第1ピストンを有する第1シリンダと第2ピストンを有
する第2シリンダを内部にある作用室を介して直列に一
体に連結し、前記第1ピストンと第2ピストンとが分離
し、前記第1ピストンのロッドが前記作用室内を摺動す
ることで前記第1シリンダの油室と前記作用室を遮断
し、前記作用室の内径を前記第1シリンダ及び第2シリ
ンダの内径よりも小さく設定し、前記作用室に給油口を
設け、該給油口よりも前記第2シリンダ側であって前記
作用室と前記第2ピストンの間に、前記第1シリンダか
ら前記第2シリンダへの一方向にのみ流体の流れを可能
とする逆止弁を設け、前記第2ピストンを所定又は任意
の位置に停止させ、前記第1ピストンのロッドを前記作
用室内で連続的及び/又は断続的に摺動させ、前記作用
室内の概ね体積分の作動油を前記逆止弁を通過させて前
記第2シリンダ内に供給することにより、前記第1ピス
トンが1回往復摺動する度に、前記第2ピストンに、前
記作用室の概ね体積分の増圧ストロークが得られること
を特徴とする複動式増圧シリンダである。
【0006】請求項2記載の発明は、前記第1シリンダ
内の第1油室は第1ピストンによってキャップ側とヘッ
ド側とに分割され、前記第2シリンダ内の第2油室は第
2ピストンによってキャップ側とヘッド側とに分割さ
れ、前記作用室は前記第1ピストンのロッドの摺動領域
であることを特徴とする請求項1記載の複動式増圧シリ
ンダである。
内の第1油室は第1ピストンによってキャップ側とヘッ
ド側とに分割され、前記第2シリンダ内の第2油室は第
2ピストンによってキャップ側とヘッド側とに分割さ
れ、前記作用室は前記第1ピストンのロッドの摺動領域
であることを特徴とする請求項1記載の複動式増圧シリ
ンダである。
【0007】請求項3記載の発明は、前記作用室の給油
口は第2給油口とし、前記第1シリンダのキャップ側に
は第1給油口及びヘッド側には空気口が設けられ、前記
第2シリンダのキャップ側には第3給油口及びヘッド側
には第4給油口が設けられたことを特徴とする請求項1
又は2記載の複動式増圧シリンダである。
口は第2給油口とし、前記第1シリンダのキャップ側に
は第1給油口及びヘッド側には空気口が設けられ、前記
第2シリンダのキャップ側には第3給油口及びヘッド側
には第4給油口が設けられたことを特徴とする請求項1
又は2記載の複動式増圧シリンダである。
【0008】請求項4記載の発明は、前記第1給油口か
ら前記第1油室キャップ側に作動油を給油することによ
り、前記空気口から前記第1油室ヘッド側の空気を排出
し、前記第1ピストンを押し下げ、前記作用室内の作動
油を前記逆止弁を通過させて前記第2油室キャップ側に
供給し、該第2油室キャップ側を増圧することを特徴と
する請求項1乃至3いずれかに記載の複動式増圧シリン
ダである。
ら前記第1油室キャップ側に作動油を給油することによ
り、前記空気口から前記第1油室ヘッド側の空気を排出
し、前記第1ピストンを押し下げ、前記作用室内の作動
油を前記逆止弁を通過させて前記第2油室キャップ側に
供給し、該第2油室キャップ側を増圧することを特徴と
する請求項1乃至3いずれかに記載の複動式増圧シリン
ダである。
【0009】請求項5記載の発明は、前記第2給油口か
ら前記作用室に作動油を給油することにより、前記第1
給油口から前記第1油室キャップ側の作動油を排出する
と共に、前記空気口から前記第1油室ヘッド側に空気を
吸入し、前記第1ピストンを押し上げることを特徴とす
る請求項1乃至4いずれかに記載の複動式増圧シリンダ
である。
ら前記作用室に作動油を給油することにより、前記第1
給油口から前記第1油室キャップ側の作動油を排出する
と共に、前記空気口から前記第1油室ヘッド側に空気を
吸入し、前記第1ピストンを押し上げることを特徴とす
る請求項1乃至4いずれかに記載の複動式増圧シリンダ
である。
【0010】請求項6記載の発明は、前記第2給油口及
び/又は前記第3給油口から前記作用室及び/又は前記
第2油室キャップ側に作動油を給油し、前記作用室から
逆止弁を通過させて前記第2油室キャップ側に作動油を
供給することにより、前記第4給油口から前記第2油室
ヘッド側の作動油を排出し、前記第2ピストンを押し下
げることを特徴とする請求項1乃至5いずれかに記載の
複動式増圧シリンダである。
び/又は前記第3給油口から前記作用室及び/又は前記
第2油室キャップ側に作動油を給油し、前記作用室から
逆止弁を通過させて前記第2油室キャップ側に作動油を
供給することにより、前記第4給油口から前記第2油室
ヘッド側の作動油を排出し、前記第2ピストンを押し下
げることを特徴とする請求項1乃至5いずれかに記載の
複動式増圧シリンダである。
【0011】請求項7記載の発明は、前記第4給油口か
ら前記第2油室ヘッド側に作動油を給油することによ
り、前記第3給油口から前記第2油室キャップ側の作動
油を排出し、前記第2ピストンを押し上げることを特徴
とする請求項1乃至6いずれかに記載の複動式増圧シリ
ンダである。
ら前記第2油室ヘッド側に作動油を給油することによ
り、前記第3給油口から前記第2油室キャップ側の作動
油を排出し、前記第2ピストンを押し上げることを特徴
とする請求項1乃至6いずれかに記載の複動式増圧シリ
ンダである。
【0012】請求項8記載の発明は、前記第1油室ヘッ
ド側に作動油を充填することにより、前記空気口を給油
口に変更したことを特徴とする請求項1乃至7いずれか
に記載の複動式増圧シリンダである。
ド側に作動油を充填することにより、前記空気口を給油
口に変更したことを特徴とする請求項1乃至7いずれか
に記載の複動式増圧シリンダである。
【0013】請求項9記載の発明は、前記第1シリンダ
及び/又は第2シリンダに備えられたピストンを、プラ
ンジャ又はラムに変更したことを特徴とする請求項1乃
至8いずれかに記載の複動式増圧シリンダである。
及び/又は第2シリンダに備えられたピストンを、プラ
ンジャ又はラムに変更したことを特徴とする請求項1乃
至8いずれかに記載の複動式増圧シリンダである。
【0014】請求項10記載の発明は、前記第1シリン
ダと前記第2シリンダの内径が異なることを特徴とする
請求項1乃至9いずれかに記載の複動式増圧シリンダで
ある。
ダと前記第2シリンダの内径が異なることを特徴とする
請求項1乃至9いずれかに記載の複動式増圧シリンダで
ある。
【0015】請求項11記載の発明は、第1ピストンを
有する第1シリンダと第2ピストンを有する第2シリン
ダを内部にある作用室を介して直列に一体に連結し、前
記第1ピストンと第2ピストンとが分離し、前記第1ピ
ストンのロッドが前記作用室内を摺動することで前記第
1シリンダの油室と前記作用室を遮断し、前記作用室の
内径を前記第1シリンダ及び第2シリンダの内径よりも
小さく設定し、前記作用室に給油口を設け、該給油口よ
りも前記第2シリンダ側であって前記作用室と前記第2
ピストンの間に、前記第1シリンダから前記第2シリン
ダへの一方向にのみ流体の流れを可能とする内部にある
逆止弁を設け、前記第2ピストンを所定又は任意の位置
に停止させ、前記第1ピストンのロッドを前記作用室内
で連続的及び/又は断続的に摺動させ、前記作用室内の
概ね体積分の作動油を前記逆止弁を通過させて前記第2
シリンダ内に供給することにより、前記第1ピストンが
1回往復動する度に、前記第2シリンダに、前記作用室
の概ね体積分の増圧ストロークが得られることを特徴と
するシリンダ内増圧方法である。
有する第1シリンダと第2ピストンを有する第2シリン
ダを内部にある作用室を介して直列に一体に連結し、前
記第1ピストンと第2ピストンとが分離し、前記第1ピ
ストンのロッドが前記作用室内を摺動することで前記第
1シリンダの油室と前記作用室を遮断し、前記作用室の
内径を前記第1シリンダ及び第2シリンダの内径よりも
小さく設定し、前記作用室に給油口を設け、該給油口よ
りも前記第2シリンダ側であって前記作用室と前記第2
ピストンの間に、前記第1シリンダから前記第2シリン
ダへの一方向にのみ流体の流れを可能とする内部にある
逆止弁を設け、前記第2ピストンを所定又は任意の位置
に停止させ、前記第1ピストンのロッドを前記作用室内
で連続的及び/又は断続的に摺動させ、前記作用室内の
概ね体積分の作動油を前記逆止弁を通過させて前記第2
シリンダ内に供給することにより、前記第1ピストンが
1回往復動する度に、前記第2シリンダに、前記作用室
の概ね体積分の増圧ストロークが得られることを特徴と
するシリンダ内増圧方法である。
【0016】ここでは、作用室内に逆止弁を設けること
により、第2シリンダから第1シリンダへの流体の流れ
(圧力)を遮断するので、第1シリンダ(第1ピスト
ン)が摺動する際に、作用室から第2シリンダへ送り込
まれた増圧分が減少することもない。これにより、増圧
ストロークが自在となるため、出力を向上させつつ、シ
リンダの内径を小さくすることができ、シリンダの小型
化にも貢献する。また、簡単な構造であるため、安価で
あり、故障等のトラブルの減少にも貢献する。
により、第2シリンダから第1シリンダへの流体の流れ
(圧力)を遮断するので、第1シリンダ(第1ピスト
ン)が摺動する際に、作用室から第2シリンダへ送り込
まれた増圧分が減少することもない。これにより、増圧
ストロークが自在となるため、出力を向上させつつ、シ
リンダの内径を小さくすることができ、シリンダの小型
化にも貢献する。また、簡単な構造であるため、安価で
あり、故障等のトラブルの減少にも貢献する。
【0017】なお、前記複動式増圧シリンダは、出力が
断続的なため、円滑な動作を必要とする用途よりも、断
続的な動作を必要とする用途に用いることが好ましい。
また、前記複動式増圧シリンダ内の油室は、作動油が充
填されている空間と空気が充填されている空間が共存し
ていても良いし、全て作動油で充填されていても良い。
さらに、シリンダ内を往復摺動し、流体を圧縮して圧力
を伝達する部品はピストンと同様の作動をし、且つ効果
をもたらすものであれば良く、プランジャ又はラム等で
も良い。また、第1シリンダと第2シリンダの内径は同
径でなくても良い。
断続的なため、円滑な動作を必要とする用途よりも、断
続的な動作を必要とする用途に用いることが好ましい。
また、前記複動式増圧シリンダ内の油室は、作動油が充
填されている空間と空気が充填されている空間が共存し
ていても良いし、全て作動油で充填されていても良い。
さらに、シリンダ内を往復摺動し、流体を圧縮して圧力
を伝達する部品はピストンと同様の作動をし、且つ効果
をもたらすものであれば良く、プランジャ又はラム等で
も良い。また、第1シリンダと第2シリンダの内径は同
径でなくても良い。
【0018】また、逆止弁を設置したことにより、前記
シリンダ内増圧方法が実行可能となる。具体的には、第
2シリンダ(第2ピストン)を所定又は任意の位置(作
業開始点)に停止させ、第1シリンダ(第1ピストン)
を連続的に摺動させてポンプの役割を果たさせることが
可能となるため、増圧ストロークが自在となり、第2シ
リンダ内を好適に増圧することができる。
シリンダ内増圧方法が実行可能となる。具体的には、第
2シリンダ(第2ピストン)を所定又は任意の位置(作
業開始点)に停止させ、第1シリンダ(第1ピストン)
を連続的に摺動させてポンプの役割を果たさせることが
可能となるため、増圧ストロークが自在となり、第2シ
リンダ内を好適に増圧することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明における複動式増圧
シリンダの好適な実施形態について説明する。図1は複
動式増圧シリンダ30(以下単にシリンダ30)の断面
図である。シリンダ30は、第1シリンダ10と第2シ
リンダ20が直列に連結されている。シリンダ30は、
第1シリンダ10と第2シリンダ20とに夫々第1油室
11と第2油室21を備え、第1油室11には第1ピス
トン12、第2油室21には第2ピストン22を備えて
いる。第1シリンダ10と第2シリンダ20は、作用室
14を介して連結されており、作用室14内には第1ピ
ストン12のロッド13が摺動可能に挿入されている。
また、第1ピストン12と同軸上に配置されている第2
ピストン22のロッド23は、摺動孔24に摺動可能に
挿入され、連結されたクランク軸等の他の機構に動力を
伝達する構成である。
シリンダの好適な実施形態について説明する。図1は複
動式増圧シリンダ30(以下単にシリンダ30)の断面
図である。シリンダ30は、第1シリンダ10と第2シ
リンダ20が直列に連結されている。シリンダ30は、
第1シリンダ10と第2シリンダ20とに夫々第1油室
11と第2油室21を備え、第1油室11には第1ピス
トン12、第2油室21には第2ピストン22を備えて
いる。第1シリンダ10と第2シリンダ20は、作用室
14を介して連結されており、作用室14内には第1ピ
ストン12のロッド13が摺動可能に挿入されている。
また、第1ピストン12と同軸上に配置されている第2
ピストン22のロッド23は、摺動孔24に摺動可能に
挿入され、連結されたクランク軸等の他の機構に動力を
伝達する構成である。
【0020】第1油室11と第2油室21は、第1ピス
トン12又は第2ピストン22により、キャップ側11
a,21aとヘッド側11b,21bとに分けられてい
る。第1油室11、第2油室21及び作用室14には夫
々作動油又は空気の流路が接続されている。例えば、第
1油室11のキャップ側11aには第1給油口1、ヘッ
ド側11bには空気口5、作用室14には第2給油口
2、第2油室21のキャップ側21aには第3給油口3
及びヘッド側21bには第4給油口4が設けられてい
る。なお、本実施形態のシリンダ30においては、第1
油室11のヘッド側11bには空気口5を設けたが、こ
れは空気に限らず、給油口としても構わない。
トン12又は第2ピストン22により、キャップ側11
a,21aとヘッド側11b,21bとに分けられてい
る。第1油室11、第2油室21及び作用室14には夫
々作動油又は空気の流路が接続されている。例えば、第
1油室11のキャップ側11aには第1給油口1、ヘッ
ド側11bには空気口5、作用室14には第2給油口
2、第2油室21のキャップ側21aには第3給油口3
及びヘッド側21bには第4給油口4が設けられてい
る。なお、本実施形態のシリンダ30においては、第1
油室11のヘッド側11bには空気口5を設けたが、こ
れは空気に限らず、給油口としても構わない。
【0021】作用室14には、第2給油口2よりも第2
シリンダ20側に逆止弁6が設けられている。逆止弁6
は、第1シリンダ10側から第2シリンダ20側への一
方向にのみ、作動油等の流体の流れを可能としている。
従って、逆止弁6により、作用室14内には第2油室2
1からの作動油の流入が阻止される構成である。
シリンダ20側に逆止弁6が設けられている。逆止弁6
は、第1シリンダ10側から第2シリンダ20側への一
方向にのみ、作動油等の流体の流れを可能としている。
従って、逆止弁6により、作用室14内には第2油室2
1からの作動油の流入が阻止される構成である。
【0022】また、第1給油口1〜第4給油口4は開閉
式であり、開閉はコントローラー等に電気的に接続され
た方向切換弁等の電磁弁(図示略)で行うことが好まし
い。第1給油口1〜第4給油口4は、油圧ポンプや油タ
ンク等の油圧発生装置に接続されている。空気口5は大
気に開放されていることが好ましいが、電磁弁等で開閉
式としても良い。また、第1ピストン12、ロッド13
と第1シリンダ10、及び第2ピストン22、ロッド2
3と第2シリンダ20との摺動箇所等には、作動油の漏
れを防ぐため、適宜シール部材7が設けられている。
式であり、開閉はコントローラー等に電気的に接続され
た方向切換弁等の電磁弁(図示略)で行うことが好まし
い。第1給油口1〜第4給油口4は、油圧ポンプや油タ
ンク等の油圧発生装置に接続されている。空気口5は大
気に開放されていることが好ましいが、電磁弁等で開閉
式としても良い。また、第1ピストン12、ロッド13
と第1シリンダ10、及び第2ピストン22、ロッド2
3と第2シリンダ20との摺動箇所等には、作動油の漏
れを防ぐため、適宜シール部材7が設けられている。
【0023】次に、図2〜図8の断面図を参照し、シリ
ンダ30の作動例について説明する。なお、図中の実線
矢印は作動油の流れ、点線矢印は空気の流れ、中抜矢印
は第1ピストン12又は第2ピストン22の摺動方向を
示している。また、X印は閉鎖中の第1給油口1〜第4
給油口4を示している。また、ここでは、ピストン30
の各所に設置された各シール部材7の図示は図1と同様
なので省略する。
ンダ30の作動例について説明する。なお、図中の実線
矢印は作動油の流れ、点線矢印は空気の流れ、中抜矢印
は第1ピストン12又は第2ピストン22の摺動方向を
示している。また、X印は閉鎖中の第1給油口1〜第4
給油口4を示している。また、ここでは、ピストン30
の各所に設置された各シール部材7の図示は図1と同様
なので省略する。
【0024】(1)第1工程
まず、図2に示す通り、第1給油口1〜第4給油口4及
び空気口5を開放した状態で、第2給油口2及び第3給
油口3から作動油(高圧が好ましい)を作用室14及び
第2油室21(キャップ側21a)に給油する。これに
より、第2ピストン22は第2油室21内(キャップ側
21a)に給油された作動油により、所定又は任意の位
置まで押し下げられる。このとき、第4給油口4からは
第2油室21内(ヘッド側21b)の作動油が排出され
る。
び空気口5を開放した状態で、第2給油口2及び第3給
油口3から作動油(高圧が好ましい)を作用室14及び
第2油室21(キャップ側21a)に給油する。これに
より、第2ピストン22は第2油室21内(キャップ側
21a)に給油された作動油により、所定又は任意の位
置まで押し下げられる。このとき、第4給油口4からは
第2油室21内(ヘッド側21b)の作動油が排出され
る。
【0025】なお、本実施例においては、図2に示す通
り、第1ピストン12及び第2ピストン22は共に押し
上げられている状態を基本状態とし、該基本状態からピ
ストン30が始動することが好ましいが、第1ピストン
12が予め下がっている状態(充分に上がりきっていな
い状態)から始動する場合では、第2給油口2から給油
された作動油により、ロッド13は作用室14内を上方
へ摺動し、第1ピストン12が押し上げられる。このと
き、第1給油口1からは第1油室11内(キャップ側1
1a)の作動油が排出され、空気口5からは空気が第1
油室11内(ヘッド側11b)に吸入される(図示
略)。
り、第1ピストン12及び第2ピストン22は共に押し
上げられている状態を基本状態とし、該基本状態からピ
ストン30が始動することが好ましいが、第1ピストン
12が予め下がっている状態(充分に上がりきっていな
い状態)から始動する場合では、第2給油口2から給油
された作動油により、ロッド13は作用室14内を上方
へ摺動し、第1ピストン12が押し上げられる。このと
き、第1給油口1からは第1油室11内(キャップ側1
1a)の作動油が排出され、空気口5からは空気が第1
油室11内(ヘッド側11b)に吸入される(図示
略)。
【0026】(2)第2工程
第1工程により、第2ピストン22を所定又は任意の位
置(作業開始点)まで降下させたら、第2ピストン22
を停止させ、図3に示す通り、第2給油口2及び第3給
油口3を閉鎖し、第1給油口1から作動油を第1油室1
1(キャップ側11a)に給油すると同時に第4給油口
を開放する。これにより、第1ピストン12は押し下げ
られ、ロッド13が作用室14内を下方へ摺動する。こ
のとき、空気口5からは第1油室11内(ヘッド側11
b)の空気が排出される。第2ピストン22も押し下げ
られ、第4給油口4から第2油室内(ヘッド側21b)
の作動油が排出される。
置(作業開始点)まで降下させたら、第2ピストン22
を停止させ、図3に示す通り、第2給油口2及び第3給
油口3を閉鎖し、第1給油口1から作動油を第1油室1
1(キャップ側11a)に給油すると同時に第4給油口
を開放する。これにより、第1ピストン12は押し下げ
られ、ロッド13が作用室14内を下方へ摺動する。こ
のとき、空気口5からは第1油室11内(ヘッド側11
b)の空気が排出される。第2ピストン22も押し下げ
られ、第4給油口4から第2油室内(ヘッド側21b)
の作動油が排出される。
【0027】ここでは、作用室14及び第2油室21
(キャップ側21a)には作動油が充填されているた
め、図4に示す通り、作用室14内の作動油がロッド1
3によって押出され、逆止弁6を通過して第2油室21
(キャップ側21a)に供給されると、第2油室21内
(キャップ側21a)の作動油は増圧される。つまり、
作用室14の概ね体積分だけ増圧ストロークが発生す
る。
(キャップ側21a)には作動油が充填されているた
め、図4に示す通り、作用室14内の作動油がロッド1
3によって押出され、逆止弁6を通過して第2油室21
(キャップ側21a)に供給されると、第2油室21内
(キャップ側21a)の作動油は増圧される。つまり、
作用室14の概ね体積分だけ増圧ストロークが発生す
る。
【0028】(3)第3工程
続いて、図5に示す通り、第2給油口2を開放し、第2
給油口2から作動油を作用室14に給油する。これによ
り、ロッド13は作用室14内を上方へ摺動し、第1ピ
ストン12が押し上げられる。このとき、第1給油口1
からは第1油室11内(キャップ側11a)の作動油が
排出され、空気口5からは空気が第1油室11内(ヘッ
ド側11b)に吸入される。ここでは、逆止弁6によ
り、第2油室21(キャップ側21a)から作用室14
へは作動油が流入しないので、第2給油口2を開放して
も、増圧された第2油室21(キャップ側21a)内の
作動油圧力は減圧されることがない。なお、第3給油口
3は閉鎖状態のままである。第4給油口4は開放状態の
ままである。この時点では、ロッド23は負荷がかかっ
ているので、下方には摺動しない。
給油口2から作動油を作用室14に給油する。これによ
り、ロッド13は作用室14内を上方へ摺動し、第1ピ
ストン12が押し上げられる。このとき、第1給油口1
からは第1油室11内(キャップ側11a)の作動油が
排出され、空気口5からは空気が第1油室11内(ヘッ
ド側11b)に吸入される。ここでは、逆止弁6によ
り、第2油室21(キャップ側21a)から作用室14
へは作動油が流入しないので、第2給油口2を開放して
も、増圧された第2油室21(キャップ側21a)内の
作動油圧力は減圧されることがない。なお、第3給油口
3は閉鎖状態のままである。第4給油口4は開放状態の
ままである。この時点では、ロッド23は負荷がかかっ
ているので、下方には摺動しない。
【0029】(4)第4工程
上記第2工程及び第3工程の動作を必要な増圧ストロー
クが発生するまで繰り返す。つまり、図5に示す通り、
第1ピストン12を押し上げたら(好ましくは最大限ま
で)、図3に示す通り、第3給油口3は閉鎖した状態を
維持したまま、第4給油口は開放状態を維持したまま、
第2給油口2を閉鎖し、再び、第1給油口1から作動油
を第1油室11(キャップ側11a)に給油する。これ
により、第1ピストン12は押し下げられ、ロッド13
が作用室14内を下方へ摺動する。これにより、作用室
14内の作動油は再びロッド13によって押出され、逆
止弁6を通過して第2油室21(キャップ側21a)に
供給されるので、図4に示す通り、第2油室21(キャ
ップ側21a)内の作動油は、さらに作用室14の概ね
体積分だけ増圧ストロークが発生する。続いて、図5に
示す通り、第2給油口2を開放し、第2給油口2から作
動油を再び作用室14に給油する。これにより、再び、
ロッド13は作用室14内を上方へ摺動し、第1ピスト
ン12が押し上げられる。このように、該工程を繰り返
すことにより、必要な増圧ストロークを任意に得ること
ができる。
クが発生するまで繰り返す。つまり、図5に示す通り、
第1ピストン12を押し上げたら(好ましくは最大限ま
で)、図3に示す通り、第3給油口3は閉鎖した状態を
維持したまま、第4給油口は開放状態を維持したまま、
第2給油口2を閉鎖し、再び、第1給油口1から作動油
を第1油室11(キャップ側11a)に給油する。これ
により、第1ピストン12は押し下げられ、ロッド13
が作用室14内を下方へ摺動する。これにより、作用室
14内の作動油は再びロッド13によって押出され、逆
止弁6を通過して第2油室21(キャップ側21a)に
供給されるので、図4に示す通り、第2油室21(キャ
ップ側21a)内の作動油は、さらに作用室14の概ね
体積分だけ増圧ストロークが発生する。続いて、図5に
示す通り、第2給油口2を開放し、第2給油口2から作
動油を再び作用室14に給油する。これにより、再び、
ロッド13は作用室14内を上方へ摺動し、第1ピスト
ン12が押し上げられる。このように、該工程を繰り返
すことにより、必要な増圧ストロークを任意に得ること
ができる。
【0030】要するに、第1ピストン12を連続的に上
下摺動させることにより、第1ピストン12がポンプの
役割を果たし、第2シリンダ20の第2油室21(キャ
ップ側21a)内の作動油圧力を増圧することができ
る。ここでは、第1ピストン12が1回往復摺動する度
に、作用室14内に充填している作動油の概ね体積分だ
け増圧される。
下摺動させることにより、第1ピストン12がポンプの
役割を果たし、第2シリンダ20の第2油室21(キャ
ップ側21a)内の作動油圧力を増圧することができ
る。ここでは、第1ピストン12が1回往復摺動する度
に、作用室14内に充填している作動油の概ね体積分だ
け増圧される。
【0031】(5)第5工程
上記繰り返しにより、必要な増圧ストロークが得られた
ら、図5に示す通り、第2給油口2から作動油を作用室
14に給油し、第1ピストン12を押し上げ(好ましく
は最大限まで)、作用室14内を作動油で充填させる。
そして、図6及び図7に示す通り、第2給油口2を閉鎖
し、第1給油口1から作動油を第1油室11(キャップ
側11a)に給油することにより、第1ピストン12は
押し下げられ、ロッド13が作用室14内を下方へ摺動
する。このとき、空気口5からは第1油室11内(ヘッ
ド側11b)の空気が排出される。同時に、第4給油口
4も開放されているので、第2ピストン22は、第2油
室21(キャップ側21a)内の増圧された作動油圧力
と作用室14内の作動油圧力によって押し下げられる。
これにより、ロッド23は摺動孔24を下方へ摺動し、
連結されたクランク軸等の他の機構(図示略)に動力を
伝達する。なお、第3給油口3は閉鎖状態のままであ
る。
ら、図5に示す通り、第2給油口2から作動油を作用室
14に給油し、第1ピストン12を押し上げ(好ましく
は最大限まで)、作用室14内を作動油で充填させる。
そして、図6及び図7に示す通り、第2給油口2を閉鎖
し、第1給油口1から作動油を第1油室11(キャップ
側11a)に給油することにより、第1ピストン12は
押し下げられ、ロッド13が作用室14内を下方へ摺動
する。このとき、空気口5からは第1油室11内(ヘッ
ド側11b)の空気が排出される。同時に、第4給油口
4も開放されているので、第2ピストン22は、第2油
室21(キャップ側21a)内の増圧された作動油圧力
と作用室14内の作動油圧力によって押し下げられる。
これにより、ロッド23は摺動孔24を下方へ摺動し、
連結されたクランク軸等の他の機構(図示略)に動力を
伝達する。なお、第3給油口3は閉鎖状態のままであ
る。
【0032】(6)第6工程
クランク軸等に動力を伝達後、図8に示す通り、第2給
油口2及び第3給油口3を開放し、第2給油口2と第4
給油口4から作動油を作用室14及び第2油室21(ヘ
ッド側21b)に給油することにより、第1ピストン1
2及び第2ピストン22を押し上げ、基本状態(図2参
照)に戻る。このとき、第1給油口1からは第1油室1
1(キャップ側11a)内の作動油が、また、第3給油
口3からは第2油室12(キャップ側21a)内の作動
油が排出される。また、空気口5からは第1油室11
(ヘッド側11b)に空気が吸入される。
油口2及び第3給油口3を開放し、第2給油口2と第4
給油口4から作動油を作用室14及び第2油室21(ヘ
ッド側21b)に給油することにより、第1ピストン1
2及び第2ピストン22を押し上げ、基本状態(図2参
照)に戻る。このとき、第1給油口1からは第1油室1
1(キャップ側11a)内の作動油が、また、第3給油
口3からは第2油室12(キャップ側21a)内の作動
油が排出される。また、空気口5からは第1油室11
(ヘッド側11b)に空気が吸入される。
【0033】具体的には、例えば、図1に示す通り、シ
リンダ30の内径(第1シリンダ10の内径DA、第2
シリンダ20の内径DB)が20cm、作用室14の内
径D 0が10cm、油圧ポンプの圧力PAが200kg
/cm2とすると、作用室14内の増圧量P0は、 P0=(DA/D0)2×PAより、 P0=(20/10)2×200 P0=800kg/cm2となる。
リンダ30の内径(第1シリンダ10の内径DA、第2
シリンダ20の内径DB)が20cm、作用室14の内
径D 0が10cm、油圧ポンプの圧力PAが200kg
/cm2とすると、作用室14内の増圧量P0は、 P0=(DA/D0)2×PAより、 P0=(20/10)2×200 P0=800kg/cm2となる。
【0034】従って、第2ピストン22(ロッド23)
の圧力Qは、 Q=π/4×DB 2×P0より、 Q=0.785×400×800 Q=251,200kg/cm2となる。
の圧力Qは、 Q=π/4×DB 2×P0より、 Q=0.785×400×800 Q=251,200kg/cm2となる。
【0035】また、第2ピストン22(ロッド23)の
圧力Qは、 Q=π/4(DA×DB/D0)2×PAより、 Q=0.785×(20×20/10)×200 Q=251,200kg/cm2となる。
圧力Qは、 Q=π/4(DA×DB/D0)2×PAより、 Q=0.785×(20×20/10)×200 Q=251,200kg/cm2となる。
【0036】また、第1ピストン12のロッド13の作
用室14内での摺動範囲LAを5cmとすると、第1ピ
ストン12が1回往復した際の第2ピストン22の移動
量Sは、 S=(D0/DB)2×LAより、 S=(10/20)2×5 S=1.25cmとなる。
用室14内での摺動範囲LAを5cmとすると、第1ピ
ストン12が1回往復した際の第2ピストン22の移動
量Sは、 S=(D0/DB)2×LAより、 S=(10/20)2×5 S=1.25cmとなる。
【0037】また、本実施形態におけるシリンダ30の
比較例として、図9を参照して、シリンダ130につい
て説明する。シリンダ130は、油圧シリンダと増圧器
を一体化したものであり、第1シリンダ110と第2シ
リンダ120を作用室114を介して直列に連結されて
いる。
比較例として、図9を参照して、シリンダ130につい
て説明する。シリンダ130は、油圧シリンダと増圧器
を一体化したものであり、第1シリンダ110と第2シ
リンダ120を作用室114を介して直列に連結されて
いる。
【0038】増圧シリンダ130は、第1油室111と
第2油室121を備え、第1油室111には第1ピスト
ン112、第2油室121には第2ピストン122を備
える。第1ピストン112のロッド113は作用室11
4に、第2ピストン122のロッド123は摺動孔12
4に摺動可能に挿入されている。第1油室111と第2
油室121は、第1ピストン112又は第2ピストン1
22により、キャップ側111a,121aとヘッド側
111b,121bとに分けられている。第1油室11
1のキャップ側111aには給油口101、ヘッド側1
11bには空気口105、第2油室121のキャップ側
121aには給油口103及びヘッド側121bには給
油口104が設けられている。また、第1ピストン11
2、ロッド113と第1シリンダ110、及び第2ピス
トン122、ロッド123と第2シリンダ120との摺
動箇所等には、作動油の漏れを防ぐため、適宜シール部
材107が設けられている。
第2油室121を備え、第1油室111には第1ピスト
ン112、第2油室121には第2ピストン122を備
える。第1ピストン112のロッド113は作用室11
4に、第2ピストン122のロッド123は摺動孔12
4に摺動可能に挿入されている。第1油室111と第2
油室121は、第1ピストン112又は第2ピストン1
22により、キャップ側111a,121aとヘッド側
111b,121bとに分けられている。第1油室11
1のキャップ側111aには給油口101、ヘッド側1
11bには空気口105、第2油室121のキャップ側
121aには給油口103及びヘッド側121bには給
油口104が設けられている。また、第1ピストン11
2、ロッド113と第1シリンダ110、及び第2ピス
トン122、ロッド123と第2シリンダ120との摺
動箇所等には、作動油の漏れを防ぐため、適宜シール部
材107が設けられている。
【0039】この増圧シリンダ130の作動は、まず、
作動油を給油口103から第2油室121のキャップ側
121a及び作用室114に供給し、第1ピストン11
2を押し上げる。このとき、給油口104は閉鎖してお
くことにより、第2ピストン122は静止状態で維持さ
れる。次に、給油口103を閉鎖し、給油口101から
第1油室111のキャップ側111aに作動油を供給す
ると共に給油口104を開放し、第1ピストン112及
び第2ピストン122を押し下げ、第2ピストン122
のロッド123に連結されたクランク軸や他の機構に動
力を伝達する。このとき、作用室114に供給された作
動油Aが増圧分となるため、通常の油圧シリンダよりも
出力が向上する。
作動油を給油口103から第2油室121のキャップ側
121a及び作用室114に供給し、第1ピストン11
2を押し上げる。このとき、給油口104は閉鎖してお
くことにより、第2ピストン122は静止状態で維持さ
れる。次に、給油口103を閉鎖し、給油口101から
第1油室111のキャップ側111aに作動油を供給す
ると共に給油口104を開放し、第1ピストン112及
び第2ピストン122を押し下げ、第2ピストン122
のロッド123に連結されたクランク軸や他の機構に動
力を伝達する。このとき、作用室114に供給された作
動油Aが増圧分となるため、通常の油圧シリンダよりも
出力が向上する。
【0040】しかしながら、シリンダ130において
は、増圧されるといっても、作用室114に供給された
作動油Aの概ね体積分しか増圧ストロークが出ない。こ
のため、それ以上に増圧したい場合には、増圧シリンダ
130の内径を大きくする等、設備を大型化する必要が
あり、その効果は、本実施例におけるシリンダ30には
到底及ばない。
は、増圧されるといっても、作用室114に供給された
作動油Aの概ね体積分しか増圧ストロークが出ない。こ
のため、それ以上に増圧したい場合には、増圧シリンダ
130の内径を大きくする等、設備を大型化する必要が
あり、その効果は、本実施例におけるシリンダ30には
到底及ばない。
【0041】なお、本実施形態におけるシリンダ30
は、出力が断続的なため、円滑な動作を必要とする用途
よりも、断続的な動作を必要とする用途に用いることが
好ましい。特に、大きな駆動力を必要とする用途に用い
ることが好ましい。例えば、金属くず又は金属粉等(例
えば鉄くず又は鉄粉等)の圧縮に用いることが好まし
い。また、パイプベンダ等の管や鉄を曲げる工具等に用
いることが好ましい。
は、出力が断続的なため、円滑な動作を必要とする用途
よりも、断続的な動作を必要とする用途に用いることが
好ましい。特に、大きな駆動力を必要とする用途に用い
ることが好ましい。例えば、金属くず又は金属粉等(例
えば鉄くず又は鉄粉等)の圧縮に用いることが好まし
い。また、パイプベンダ等の管や鉄を曲げる工具等に用
いることが好ましい。
【0042】
【発明の効果】請求項1〜10に記載された複動式増圧
シリンダによれば、以下の効果を有する。作用室内に逆
止弁を設けたことにより、第2シリンダから第1シリン
ダへの圧力を遮断するので、第1シリンダが摺動する際
に、作用室から第2シリンダへ送り込まれた増圧分が減
少しない。従って、第1シリンダを連続摺動させてポン
プの役割を果たさせることも可能となるため、増圧スト
ロークが自在となり、第2シリンダ内を増圧することが
できる。また、増圧ストロークが自在となるため、シリ
ンダの内径を小さくしても大きな駆動力を得ることがで
き、シリンダの小型化が可能である。さらに、簡単な構
造であるため、安価であり、故障等のトラブルも減少す
る。特に、ロッドを長くする必要がないので、ロッドの
強度、撓み、ロッドの支持方法を考慮する上でも好まし
い。
シリンダによれば、以下の効果を有する。作用室内に逆
止弁を設けたことにより、第2シリンダから第1シリン
ダへの圧力を遮断するので、第1シリンダが摺動する際
に、作用室から第2シリンダへ送り込まれた増圧分が減
少しない。従って、第1シリンダを連続摺動させてポン
プの役割を果たさせることも可能となるため、増圧スト
ロークが自在となり、第2シリンダ内を増圧することが
できる。また、増圧ストロークが自在となるため、シリ
ンダの内径を小さくしても大きな駆動力を得ることがで
き、シリンダの小型化が可能である。さらに、簡単な構
造であるため、安価であり、故障等のトラブルも減少す
る。特に、ロッドを長くする必要がないので、ロッドの
強度、撓み、ロッドの支持方法を考慮する上でも好まし
い。
【0043】請求項11に記載されたシリンダ内増圧方
法によれば、以下の効果を有する。第2シリンダを任意
の位置(作業開始点)に停止させ、第1シリンダを連続
的に摺動させてポンプの役割を果たさせることにより、
増圧ストロークが自在となり、第2シリンダ内を好適に
増圧することができる。また、増圧ストロークが自在と
なるため、シリンダの内径を小さくしても大きな駆動力
を得ることができ、シリンダの小型化が可能である。
法によれば、以下の効果を有する。第2シリンダを任意
の位置(作業開始点)に停止させ、第1シリンダを連続
的に摺動させてポンプの役割を果たさせることにより、
増圧ストロークが自在となり、第2シリンダ内を好適に
増圧することができる。また、増圧ストロークが自在と
なるため、シリンダの内径を小さくしても大きな駆動力
を得ることができ、シリンダの小型化が可能である。
【0044】なお、本発明における増圧シリンダの実施
の形態は、上記に限定されるものではなく、本発明の技
術的範囲に属する限り種々の形態を採り得るものであ
る。また、本発明の技術的思想を逸脱しない範囲におい
て、改変等を加えることができるものであり、それらの
改変、均等物等も本発明の技術的範囲に含まれることと
なる。
の形態は、上記に限定されるものではなく、本発明の技
術的範囲に属する限り種々の形態を採り得るものであ
る。また、本発明の技術的思想を逸脱しない範囲におい
て、改変等を加えることができるものであり、それらの
改変、均等物等も本発明の技術的範囲に含まれることと
なる。
【0045】例えば、本実施形態においては、シリンダ
内を往復摺動し、流体を圧縮して圧力を伝達する部品と
してピストンを用いたが、ピストンに替えて、プランジ
ャやラム等でも構わない。また、第1シリンダと第2シ
リンダの内径は同径でなくても良い。例えば、第1シリ
ンダ又は第2シリンダのどちらかの内径を大きくする又
は小さくする等、任意に設定可能である。
内を往復摺動し、流体を圧縮して圧力を伝達する部品と
してピストンを用いたが、ピストンに替えて、プランジ
ャやラム等でも構わない。また、第1シリンダと第2シ
リンダの内径は同径でなくても良い。例えば、第1シリ
ンダ又は第2シリンダのどちらかの内径を大きくする又
は小さくする等、任意に設定可能である。
【図1】本実施形態における複動式増圧シリンダ30の
断面図である。
断面図である。
【図2】同複動式増圧シリンダ30の第1工程における
作動状態を示す断面図である。
作動状態を示す断面図である。
【図3】同複動式増圧シリンダ30の第2工程における
作動状態を示す断面図である。
作動状態を示す断面図である。
【図4】同複動式増圧シリンダ30の第2工程における
他の作動状態を示す断面図である。
他の作動状態を示す断面図である。
【図5】同複動式増圧シリンダ30の第3工程における
作動状態を示す断面図である。
作動状態を示す断面図である。
【図6】同複動式増圧シリンダ30の第5工程における
作動状態を示す断面図である。
作動状態を示す断面図である。
【図7】同複動式増圧シリンダ30の第5工程における
他の作動状態を示す断面図である。
他の作動状態を示す断面図である。
【図8】同複動式増圧シリンダ30の第6工程における
作動状態を示す断面図である。
作動状態を示す断面図である。
【図9】比較例の複動式増圧シリンダ130の断面図で
ある。
ある。
1 第1給油口 2 第2給油口
3 第3給油口 4 第4給油口
5 空気口 6 逆止弁
10 第1シリンダ 11 第1油室
11a キャップ側 11b ヘッド側
12 第1ピストン 13 ロッド
14 作用室 20 第2シリンダ
21 第2油室 21a キャップ側
21b ヘッド側 22 第2ピストン
23 ロッド 24 摺動孔
30 複動式増圧シリンダ
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
F15B 15/00
Claims (11)
- 【請求項1】第1ピストンを有する第1シリンダと第2
ピストンを有する第2シリンダを内部にある作用室を介
して直列に一体に連結し、 前記第1ピストンと第2ピストンとが分離し、 前記第1ピストンのロッドが前記作用室内を摺動するこ
とで前記第1シリンダの油室と前記作用室を遮断し、 前記作用室の内径を前記第1シリンダ及び第2シリンダ
の内径よりも小さく設定し、 前記作用室に給油口を設け、 該給油口よりも前記第2シリンダ側であって前記作用室
と前記第2ピストンの間に、前記第1シリンダから前記
第2シリンダへの一方向にのみ流体の流れを可能とする
逆止弁を設け、 前記第2ピストンを所定又は任意の位置に停止させ、 前記第1ピストンのロッドを前記作用室内で連続的及び
/又は断続的に摺動させ、前記作用室内の概ね体積分の
作動油を前記逆止弁を通過させて前記第2シリンダ内に
供給することにより、 前記第1ピストンが1回往復摺動する度に、前記第2ピ
ストンに、前記作用室の概ね体積分の増圧ストロークが
得られる ことを特徴とする複動式増圧シリンダ。 - 【請求項2】前記第1シリンダ内の第1油室は第1ピス
トンによってキャップ側とヘッド側とに分割され、 前記第2シリンダ内の第2油室は第2ピストンによって
キャップ側とヘッド側とに分割され、 前記作用室は前記第1ピストンのロッドの摺動領域であ
ることを特徴とする請求項1記載の複動式増圧シリン
ダ。 - 【請求項3】前記作用室の給油口は第2給油口とし、 前記第1シリンダのキャップ側には第1給油口及びヘッ
ド側には空気口が設けられ、 前記第2シリンダのキャップ側には第3給油口及びヘッ
ド側には第4給油口が設けられたことを特徴とする請求
項1又は2記載の複動式増圧シリンダ。 - 【請求項4】前記第1給油口から前記第1油室キャップ
側に作動油を給油することにより、 前記空気口から前記第1油室ヘッド側の空気を排出し、
前記第1ピストンを押し下げ、 前記作用室内の作動油を前記逆止弁を通過させて前記第
2油室キャップ側に供給し、 該第2油室キャップ側を増圧することを特徴とする請求
項1乃至3いずれかに記載の複動式増圧シリンダ。 - 【請求項5】前記第2給油口から前記作用室に作動油を
給油することにより、 前記第1給油口から前記第1油室キャップ側の作動油を
排出すると共に、前記空気口から前記第1油室ヘッド側
に空気を吸入し、前記第1ピストンを押し上げることを
特徴とする請求項1乃至4いずれかに記載の複動式増圧
シリンダ。 - 【請求項6】前記第2給油口及び/又は前記第3給油口
から前記作用室及び/又は前記第2油室キャップ側に作
動油を給油し、前記作用室から逆止弁を通過させて前記
第2油室キャップ側に作動油を供給することにより、 前記第4給油口から前記第2油室ヘッド側の作動油を排
出し、前記第2ピストンを押し下げることを特徴とする
請求項1乃至5いずれかに記載の複動式増圧シリンダ。 - 【請求項7】前記第4給油口から前記第2油室ヘッド側
に作動油を給油することにより、 前記第3給油口から前記第2油室キャップ側の作動油を
排出し、前記第2ピストンを押し上げることを特徴とす
る請求項1乃至6いずれかに記載の複動式増圧シリン
ダ。 - 【請求項8】前記第1油室ヘッド側に作動油を充填する
ことにより、前記空気口を給油口に変更したことを特徴
とする請求項1乃至7いずれかに記載の複動式増圧シリ
ンダ。 - 【請求項9】前記第1シリンダ及び/又は第2シリンダ
に備えられたピストンを、プランジャ又はラムに変更し
たことを特徴とする請求項1乃至8いずれかに記載の複
動式増圧シリンダ。 - 【請求項10】前記第1シリンダと前記第2シリンダの
内径が異なることを特徴とする請求項1乃至9いずれか
に記載の複動式増圧シリンダ。 - 【請求項11】第1ピストンを有する第1シリンダと第
2ピストンを有する第2シリンダを内部にある作用室を
介して直列に一体に連結し、前記第1ピストンと第2ピストンとが分離し、 前記第1ピストンのロッドが前記作用室内を摺動するこ
とで前記第1シリンダの油室と前記作用室を遮断し、 前記作用室の内径を前記第1シリンダ及び第2シリンダ
の内径よりも小さく設定し、 前記 作用室に給油口を設け、 該給油口よりも前記第2シリンダ側であって前記作用室
と前記第2ピストンの間に、前記第1シリンダから前記
第2シリンダへの一方向にのみ流体の流れを可能とする
内部にある逆止弁を設け、 前記第2ピストンを所定又は任意の位置に停止させ、 前記第1ピストンのロッドを前記作用室内で連続的及び
/又は断続的に摺動させ、前記作用室内の概ね体積分の
作動油を前記逆止弁を通過させて前記第2シリンダ内に
供給することにより、 前記第1ピストンが1回往復動する度に、前記第2シリ
ンダに、前記作用室の概ね体積分の増圧ストロークが得
られるこ とを特徴とするシリンダ内増圧方法。
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