JP3364198B2 - 商品管理システム、方法、商品管理用ホスト装置及び端末装置、並びに記録媒体 - Google Patents

商品管理システム、方法、商品管理用ホスト装置及び端末装置、並びに記録媒体

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JP3364198B2
JP3364198B2 JP2000239422A JP2000239422A JP3364198B2 JP 3364198 B2 JP3364198 B2 JP 3364198B2 JP 2000239422 A JP2000239422 A JP 2000239422A JP 2000239422 A JP2000239422 A JP 2000239422A JP 3364198 B2 JP3364198 B2 JP 3364198B2
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広樹 谷岡
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、商品の在庫管理等
に適用して好適な商品管理システム、方法等に関する。
【0002】
【従来の技術】商品の在庫管理は、普通、納品書や在庫
チェックリストを現場の担当者が受け取り、その担当者
が、実際にある商品の在庫を受け取った納品書や在庫チ
ェックリストと照らし合わせながらカウントすることに
よって行われている。この際、1人がカウント役、1人
がメモ役といったように作業を分担する場合もあり、流
通業界における人件費の多くが、この作業に費やされて
いる。従って、このカウント作業を如何にして容易にす
るかが、流通業界における課題となっている。
【0003】そこで、例えば、特開平6−162055
号公報にあるように、音声認識を利用した在庫管理シス
テムが提案されている。このような在庫管理システム
は、ホストコンピュータと、これに通信可能に構成さ
れ、音声認識機能を有する小型の携帯端末装置によって
構成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
在庫管理システムでは、携帯端末装置で音声認識機能を
実現するために必要となる単語リストやグラマーを、予
め携帯端末装置内に記憶させておくか、必要となる度に
ホストコンピュータからダウンロードしなければならな
かった。前者の場合は、携帯端末装置内に膨大な記憶容
量を設けていなければならず、携帯端末装置が大型化す
ると共に、音声認識に要する時間が長くなってしまうと
いう問題があった。一方、後者の場合は、データのダウ
ンロードのための作業及び時間的な負担がかかるという
問題があった。
【0005】本発明は、簡易な構成で、しかも作業にか
かる負担を少なくして音声認識を利用した在庫管理、納
品管理等の商品管理を実現し得る商品管理システム、方
法、商品管理用ホスト装置及び端末装置、並びにそのた
めのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な
記録媒体を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の第1の観点にかかる商品管理システムは、
ホスト装置と端末装置とから構成され、前記ホスト装置
は、管理対象となる商品毎に、商品の管理情報と、作業
者が読み上げた音声を認識するために必要となる音声認
識データとを記憶する第1の商品管理データ記憶手段
と、前記第1の商品管理データ記憶手段に記憶された商
品の管理情報及び音声認識データを、商品毎に記録媒体
上に記録する記録手段とを備え、前記端末装置は、前記
記録媒体に記録された商品の管理情報及び音声認識デー
タを読み取る商品管理データ読み取り手段と、前記商品
管理データ読み取り手段が読み取った商品の管理情報及
び音声認識データを記憶する第2の商品管理データ記憶
手段と、管理対象となる商品について作業者が読み上げ
た商品状況を示す音声を入力する音声入力手段と、前記
音声入力手段から入力された音声を、前記第2の商品管
理データ記憶手段に記憶された音声認識データに基づい
て音声認識する音声認識手段と、前記音声認識手段によ
る音声認識の結果と、前記商品管理データ読み取り手段
が読み取った商品の管理情報とに基づいて、商品管理の
ために必要な所定の処理を行う処理手段とを備えること
を特徴とする。
【0007】上記商品管理システムでは、音声認識を利
用して商品管理を行うために、端末装置内に予め音声認
識データを記憶させておく必要がなく、ホスト装置の記
録手段によって記録媒体上に記録されたものを、必要と
なる度に商品管理データ読み取り手段によって読み取れ
ばよい。このため、端末装置内に膨大な記憶容量を確保
しておく必要はなく、端末装置を小さく構成することが
できる。また、音声認識データの取得のための作業負担
等も少なくて済む。
【0008】上記商品管理システムにおいて、前記ホス
ト装置は、前記端末装置から送信された、前記処理手段
による処理結果を受信する受信手段と、前記受信手段が
受信した処理結果を、前記第1の商品管理データ記憶手
段が記憶する商品の管理情報に反映させる商品管理デー
タ修正手段とをさらに備えるものとすることができ、一
方、前記端末装置は、前記処理手段の処理結果を、前記
ホスト装置の前記受信手段に送信する送信手段をさらに
備えるものとすることができる。
【0009】上記目的を達成するため、本発明の第2の
観点にかかる商品管理方法は、管理対象となる商品毎
に、商品の管理情報と、作業者が読み上げた音声を認識
するために必要となる音声認識データとを記録媒体上に
記録するステップと、前記記録媒体上に記録された商品
の管理情報及び音声認識データを読み取るステップと、
読み取った商品の管理情報及び音声認識データを端末装
置内に記憶するステップと、管理対象となる商品につい
て作業者が読み上げた商品状況を示す音声を、前記端末
装置に入力するステップと、端末装置において、入力さ
れた音声を、記憶された音声認識データに基づいて音声
認識するステップと、音声認識の結果と、記憶された商
品の管理情報とに基づいて、商品管理のために必要な所
定の処理を行うステップとを含むことを特徴とする。
【0010】上記目的を達成するため、本発明の第3の
観点にかかる商品管理用ホスト装置は、管理対象となる
商品毎に、商品の管理情報と、作業者が読み上げた音声
を認識するために必要となる音声認識データとを記憶す
る商品管理データ記憶手段と、前記商品管理データ記憶
手段に記憶された商品の管理情報及び音声認識データ
を、商品毎に記録媒体上に記録する記録手段とを備える
ことを特徴とする。
【0011】上記商品管理用ホスト装置において、前記
記録手段は、商品の管理情報及び音声認識データを、記
録媒体としての用紙上に記号(例えば、バーコード)で
印刷することによって記録するものであることを好適と
する。
【0012】上記目的を達成するため、本発明の第4の
観点にかかる商品管理用端末装置は、管理対象となる商
品毎に記録媒体に記録された商品の管理情報及び音声認
識データを読み取る商品管理データ読み取り手段と、前
記商品管理データ読み取り手段が読み取った商品の管理
情報及び音声認識データを記憶する商品管理データ記憶
手段と、管理対象となる商品について作業者が読み上げ
た商品状況を示す音声を入力する音声入力手段と、前記
音声入力手段から入力された音声を、前記商品管理デー
タ記憶手段に記憶された音声認識データに基づいて音声
認識する音声認識手段と、前記音声認識手段による音声
認識の結果と、前記商品管理データ読み取り手段が読み
取った商品の管理情報とに基づいて、商品管理のために
必要な所定の処理を行う処理手段とを備えることを特徴
とする。
【0013】上記商品管理用端末装置において、前記記
録媒体は、商品の管理情報及び音声認識データを、記号
(例えば、バーコード)で記録した用紙によって構成さ
れたものであることを好適とする。この場合、前記商品
管理データ読み取り手段は、前記記録媒体に記録された
記号を読み取る手段を含むものとすることができる。
【0014】上記商品管理用端末装置において、前記商
品の管理情報は、該商品の在庫管理情報であってもよ
い。この場合には、前記音声入力手段は、当該商品の在
庫状況を示す音声を入力するものとでき、前記処理手段
は、当該商品の在庫量に過不足があるかどうかをチェッ
クするものとすることができる。
【0015】上記商品管理用端末装置において、前記商
品の管理情報は、また、納品された商品と共に送られる
当該商品の納品管理情報であってもよい。この場合に
は、前記音声入力手段は、納品された商品の状況を示す
音声を入力するものとでき、前記処理手段は、当該商品
が正しく納品されているかどうかをチェックするものと
することができる。
【0016】上記商品管理用端末装置は、前記処理手段
による処理結果を示す音声を合成する音声合成手段と、
前記音声合成手段が合成した音声を出力する音声出力手
段とをさらに備えるものとすることができる。
【0017】上記目的を達成するため、本発明の第5の
観点にかかるコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、
管理対象となる商品毎に記録媒体に記録された商品の管
理情報及び音声認識データを読み取る商品管理データ読
み取り手段と、前記商品管理データ読み取り手段が読み
取った商品の管理情報及び音声認識データを記憶する商
品管理データ記憶手段と、管理対象となる商品について
作業者が読み上げた商品状況を示す音声を入力する音声
入力手段と、前記音声入力手段から入力された音声を、
前記商品管理データ記憶手段に記憶された音声認識デー
タに基づいて音声認識する音声認識手段と、前記音声認
識手段による音声認識の結果と、前記商品管理データ読
み取り手段が読み取った商品の管理情報とに基づいて、
商品管理のために必要な所定の処理を行う処理手段とを
コンピュータ上で実現するためのプログラムを記録した
ことを特徴とする。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、本発
明の実施の形態について説明する。
【0019】[第1の実施の形態]図1は、この実施の
形態にかかる在庫管理システムの構成を示すブロック図
である。図示するように、この在庫管理システムは、ホ
ストコンピュータ1と、ホストコンピュータ1に無線ま
たは有線で通信可能に結合された複数の携帯型POS
(Point Of Sales)端末装置2(図では、1つのみ示
す)とから構成されている。
【0020】ホストコンピュータ1は、処理部11と、
在庫管理データファイル13を含む記憶部12と、入力
部14と、表示部15と、印刷部16と、通信制御部1
7とを備える。
【0021】処理部11は、CPU(Central Processi
ng Unit)と、これが実行するプログラムを記憶したメ
モリのプログラム領域によって構成され、例えば、入力
部14からの入力に基づいて、商品の種類や区分に応じ
た商品コードとその数量等を在庫管理情報として編集す
る。
【0022】記憶部12は、メモリのデータ領域によっ
て構成され、処理部11の処理のために必要なデータを
記憶すると共に、処理部11の作業領域として使用され
る。記憶部12に含まれる在庫管理データファイル13
は、処理部11が編集した在庫管理情報と対応付けて、
入力部14から入力された音声認識のために必要なデー
タ(単語リスト及びグラマー。以下、音声認識データと
いう)と共に、記憶する。在庫管理データファイル13
中の商品管理情報は、携帯型POS端末装置2における
処理結果に従って修正される。在庫管理データファイル
13内のデータの詳細については、後述する。
【0023】入力部14は、管理者の操作によって、必
要なデータの入力や、処理のために必要な指示の入力を
行うものである。表示部15は、処理状況を管理者が参
照するためのものである。印刷部16は、処理部11に
よる処理に基づき、在庫管理データファイル13に記憶
された在庫管理情報及び音声認識データを、商品毎に用
紙上に印刷して、後述する在庫チェックリストを作成す
る。通信制御部17は、携帯型POS端末装置2との間
のデータの送受信を制御する。
【0024】図2は、在庫管理データファイル13内の
データ内容を示す図である。図2(a)に示すように、
在庫管理データファイル13内のデータは、例えば、ノ
ート、鉛筆、ペンなどの商品毎に、1レコードのデータ
として記憶されている。各レコードのデータは、図2
(b)に示すように、在庫管理情報としてのチェック項
目と、音声認識データとしての単語リスト及びグラマー
とからなる。
【0025】図2(c)は、図2(b)に示したチェッ
ク項目、単語リスト及びグラマーの詳細を示す。チェッ
ク項目は、作業者が商品の在庫確認の際にチェックしな
ければならない項目を示すもので、商品名、商品コー
ド、単価及び数量の項目からなる。単語リストは、各商
品のチェック項目毎に実際の在庫商品に対して、作業者
がどのように読み上げを行うかを示すものである。例え
ば、商品名「A4サイズノート」に対して、ノート、A
4ノート、A4、A4サイズノートという読み上げ候補
があり、音声認識部22は、作業者がマイクロフォン2
6から入力した音声が、いずれかの読み上げ候補に一致
するかどうか音声認識をする。ここで、数量は、本来在
庫としてあるべき数量を示している。グラマーは、作業
者が読み上げを行うであろう文章形態を示している。
【0026】図1に戻って説明を続けると、携帯型PO
S端末装置2は、音声認識部22を含む処理部21と、
在庫管理データファイル24を含む記憶部23と、バー
コード(BC:Bar Code)リーダ25と、マイクロフォ
ン(マイク)26と、通信制御部27とを備える。
【0027】処理部21は、CPUと、これが実行する
プログラムを記憶したメモリのプログラム領域によって
構成され、このプログラムに従って商品の在庫管理のた
めに必要な処理を行う。処理部21に含まれる音声認識
部22は、在庫データ管理ファイル24に記憶された音
声認識データに基づいて、音声認識を行う。
【0028】記憶部23は、メモリのデータ領域によっ
て構成され、処理部21の処理のために必要なデータを
記憶すると共に、処理部21の作業領域として使用され
る。記憶部23に含まれる在庫管理データファイル24
は、バーコードリーダ25が後述する在庫チェックリス
ト上のバーコードから読み取った在庫管理情報と音声認
識データを記憶する。
【0029】バーコードリーダ25は、後述する在庫チ
ェックリスト上のバーコードを読み取る。このバーコー
ドは、各商品についての音声認識データを示すものであ
り、ホストコンピュータ1の印刷部16によって印刷さ
れている。マイクロフォン26は、作業者が読み上げた
商品コードや数量などの音声データを入力する。通信制
御部27は、ホストコンピュータ1との間のデータの送
受信を制御する。
【0030】以下、この実施の形態にかかる在庫管理シ
ステムにおける処理について、説明する。図3は、この
在庫管理システムにおける処理を説明する図である。
【0031】まず、ホストコンピュータ1の管理者は、
入力部14を操作し、管理対象となる商品毎に在庫情報
と、該商品について作業者が読み上げた商品コード、数
量等を音声認識するために必要となる音声認識データ
(単語リスト及びグラマー)とを入力する。そして、処
理部11が所定の処理を行うことにより、入力されたこ
れらのデータに基づいて、在庫管理データファイル13
が作成される()。
【0032】次に、ホストコンピュータ1では、管理者
による入力部14の操作に従って、印刷部16は、在庫
管理データファイル13の各レコード毎に、すなわち在
庫管理の対象となる商品毎に、文字で記載したチェック
項目33と、音声認識データを加工したバーコード32
とを用紙上に印刷して、在庫チェックリスト31を作成
する()。この在庫チェックリスト31は、在庫管理
の対象となる商品34を収納している商品ケース35な
どに、商品毎に貼り付けられる()。
【0033】次に、作業者が、携帯型POS端末装置2
を持って、在庫管理の対象となる商品の保管場所(例え
ば、倉庫)に向かう。作業者が商品ケース35の前に到
着すると、携帯型POS端末装置2のバーコードリーダ
25により、在庫チェックリスト31上のバーコード3
2を読み取る()。これにより、商品ケース35内の
商品34についての音声認識データが、在庫管理データ
ファイル24に記憶される。
【0034】次に、作業者は、商品ケース35内の商品
34の在庫数量等をチェックし、在庫チェックリスト3
1上に付されているチェック項目33に従って読み上げ
を行い、この音声をマイクロフォン26から入力する
()。音声認識部22は、入力された音声を音声認識
し、入力された音声、特に数量が単語リストに含まれる
ものに一致するかどうかを判断する。一致すれば、これ
で商品34について、在庫数量に過不足はないので、在
庫数量のチェックが終わりとなる。
【0035】一方、一致しなかった場合には、商品34
の在庫数量に過不足があったこととなる。この場合、処
理部21は、マイクロフォン26から入力された音声デ
ータを、チェックを行った商品34を示す識別情報(例
えば、商品コードなど)と対応付けて、記憶部23の所
定領域に蓄積する。そして、蓄積した音声データを、通
信制御部27、17の制御に従って、ホストコンピュー
タ1に送信する。そして、ホストコンピュータ1の管理
者は、携帯型POS端末装置2から送られてきた音声デ
ータに基づいて、入力部14を操作することにより、在
庫管理データファイル13の内容を修正する()。
【0036】以上説明したように、この実施の形態にか
かる在庫管理システムでは、音声認識を利用して在庫管
理を行うために、携帯型POS端末装置2内に、予め単
語リストやグラマーを記憶させておく必要がなく、必要
となる度に在庫チェックリスト31上のバーコード32
を、バーコードリーダ25で読み取るだけでよい。この
ため、携帯型POS端末装置2内に膨大な記憶容量を確
保しておく必要はなく、また、単語リストやグラマーを
取得するために、膨大な作業負担或いは時間的な負担が
かかることもない。
【0037】[第2の実施の形態]図4は、この実施の
形態にかかる納品管理システムの構成を示すブロック図
である。図示するように、この納品管理システムは、ホ
ストコンピュータ4と、複数の携帯型POS端末装置5
(図では、1つのみ示す)とから構成されている。ホス
トコンピュータ4は、商品の発送側が有するもので、携
帯型POS端末装置5は、商品の受領側が有するもので
ある。
【0038】ホストコンピュータ4は、処理部41と、
納品管理データファイル43を含む記憶部42と、入力
部44と、表示部45と、印刷部46とを備える。ここ
で、処理部41、納品管理データファイル43を除く記
憶部42、入力部44及び表示部45は、それぞれ第1
の実施の形態の対応するものとほぼ同じものである。
【0039】納品管理データファイル43は、1回に納
品する商品毎に、納品書に記載すべき情報(以下、納品
情報という)と、これに対応付けて、当該商品について
の音声認識データを記憶する。納品情報は、第1の実施
の形態で説明したチェック項目に対応する。音声認識デ
ータの内容は、第1の実施の形態の在庫管理システムに
おいて、在庫管理データファイル13内に記憶されてい
るものとほぼ同じである。印刷部46は、納品管理デー
タファイル43中の納品情報に従って作成された納品書
に、在庫管理データファイル43内の音声認識データに
対応するバーコードを付して印刷する。
【0040】携帯型POS端末装置5は、音声認識部5
2及び音声合成部53を含む処理部51と、納品管理デ
ータファイル55及びチェックデータファイル56を含
む記憶部54と、バーコード(BC:Bar Code)リーダ
57と、マイクロフォン(マイク)58と、スピーカ5
9とを備える。ここで、音声合成部53を除く処理部5
1、納品管理データファイル55及びチェックデータフ
ァイル56を除く記憶部55、バーコードリーダ57及
びマイクロフォン58は、それぞれ第1の実施の形態の
対応するものとほぼ同じである。
【0041】音声合成部53は、処理部51によって納
品された商品が正しくないと判断されてチェックデータ
ファイル56に記憶された納品チェックデータに基づい
て、商品が正しく納品されなかったことを示す旨の音声
を合成する。納品管理データファイル55は、バーコー
ドリーダ57が納品書上のバーコードから読み取った納
品情報と音声認識データを記憶する。チェックデータフ
ァイル56は、処理部51によって納品された商品が正
しくないと判断された場合に、そのチェック結果を記憶
するものである。スピーカ59は、音声合成部53によ
って合成された音声を出力する。
【0042】以下、この実施の形態にかかる納品管理シ
ステムにおける処理について、説明する。図5は、この
納品管理システムにおける処理を説明する図である。
【0043】まず、発送側において、ホストコンピュー
タ4の管理者が入力部44を操作し、納品すべき商品に
関する情報(納品情報)と、該商品について作業者が読
み上げた商品コード、数量等を音声認識するための音声
認識データを入力する。そして、処理部41が所定の処
理を行うことにより、入力されたこれらのデータに基づ
いて、納品管理データファイル43が作成される
()。
【0044】次に、ホストコンピュータ4では、管理者
による入力部44の操作に従って、印刷部46が、納品
管理データファイル43の各レコード毎に、すなわち1
回に納品すべき商品毎に、文字で記載した納品情報(チ
ェック項目)63と、音声認識データを加工したバーコ
ード62とを用紙上に印刷して、納品書61を作成する
()。この納品書61は、商品64と共に、受領側に
搬送される()。
【0045】受領側では、商品64及び納品書61が届
けられると、作業者が携帯型POS端末装置5のバーコ
ードリーダ57により、納品書61上のバーコード62
を読み取らせる()。これにより、納品された商品6
4についての音声認識データが、納品管理データファイ
ル55に記憶される。
【0046】次に、作業者は、納品された商品64の数
量等をチェックし、納品書61に付されているチェック
項目63に従って読み上げを行い、この音声をマイクロ
フォン58から入力する()。音声認識部52は、入
力された音声を音声認識し、入力された音声、特に数量
が単語リストに含まれるものに一致するかどうかを判断
する。一致すれば、これで商品64について、正しく納
品されているので、納品のチェックが終わりとなる。
【0047】一方、一致しなかった場合には、納品され
た商品64に何らかの誤りがあったこととなる。この場
合、処理部51は、納品の誤りと判断し、そのチェック
結果をチェックデータファイル56に記憶する。そし
て、音声合成部53を起動し、チェックデータファイル
56の記憶内容に基づいて、納品された商品64に誤り
があったことを示すメッセージを、音声としてスピーカ
59から出力させる()。これで、納品のチェックが
終わりとなる。
【0048】以上説明したように、この実施の形態にか
かる納品管理システムによれば、音声認識を利用して納
品管理を行う場合においても、第1の実施の形態の在庫
管理システムと同様に、携帯型POS端末装置5内に膨
大な記憶容量を確保しておく必要はなく、また、単語リ
ストやグラマーを取得するために、膨大な作業負担或い
は時間的な負担がかかることもない。また、納品された
商品64に誤りがあった場合には、その旨を示すメッセ
ージが音声としてスピーカ59から出力されるので、納
品書61との比較検討を作業者が行う必要がなく、作業
効率が向上する。
【0049】[実施の形態の変形]本発明は、上記の第
1、第2の実施の形態に限られず、種々の変形、応用が
可能である。以下、本発明に適用可能な上記の実施の形
態の変形態様について説明する。
【0050】上記の第1、第2の実施の形態では、音声
認識データは、在庫チェックリスト31または納品書6
1上に、バーコードの形態で印刷記録されるものとして
いたが、数字によるコードなどの他の記号形態で印刷記
録されるものとしてもよい。この場合、バーコードリー
ダ25、57の代わりに光学式スキャナを設け、処理部
21、51がパターンマッチングを行うことにより、音
声認識データを取得して在庫管理データファイル24ま
たは納品管理データファイル55に記憶することができ
る。また、在庫チェックリスト31または納品書61に
磁気ストライプを設け、ここに音声認識データを磁気記
録しておいてもよい。この場合、バーコードリーダ2
5、57の代わりに磁気読み取り装置を設けるものとす
ればよい。
【0051】上記の第1の実施の形態では、商品の在庫
管理に本発明を適用した場合を説明した。上記の第2の
実施の形態では、商品の納品管理に本発明を適用した場
合を説明した。しかしながら、本発明は、これに限られ
ず、例えば、商品の発送管理、受注管理など、商品管理
全般に適用することができる。
【0052】上記の第1、第2の実施の形態では、ホス
トコンピュータ1、4、及び携帯型POS端末装置2、
5の各部は、それぞれの装置内に予め実現されているも
のとして説明した。これに対して、上記したホストコン
ピュータ1、4、及び携帯型POS端末装置2、5の機
能を汎用コンピュータ上で実現するためのプログラム
を、CD−ROMなどのコンピュータ読み取り可能な記
録媒体に格納し、配布するものとしてもよい。また、こ
のようなプログラムは、例えば、インターネット上のW
ebサーバに蓄積しておき、インターネットを介して汎
用コンピュータにダウンロードするものとしてもよい。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
端末装置内に膨大な記憶容量を確保しておく必要はな
く、端末装置を小さく構成することができると共に、音
声認識データの取得のための作業負担等も少なくて済
む。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態にかかる在庫管理シ
ステムの構成を示すブロック図である。
【図2】(a)〜(c)は、ホストコンピュータ中の在
庫管理データファイルに記憶されるデータを示す図であ
る。
【図3】本発明の第1の実施の形態にかかる在庫管理シ
ステムにおける処理を説明する図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態にかかる納品管理シ
ステムの構成を示すブロック図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態にかかる納品管理シ
ステムにおける処理を説明する図である。
【符号の説明】
1、4 ホストコンピュータ 2、5 携帯型POS端末装置 11、41 処理部 12、42 記憶部 13 在庫管理データファイル 43 納品管理データファイル 14、44 入力部 15、45 表示部 16、46 印刷部 17 通信制御部 21、51 処理部 22 音声認識部 52 音声合成部 23、54 記憶部 24 在庫管理データファイル 55 納品管理データファイル 56 チェックデータファイル 25、57 バーコードリーダ 26、58 マイクロフォン 27 通信制御部 59 スピーカ 31 在庫チェックリスト 61 納品書 32、62 バーコード 33、63 チェック項目
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI G10L 15/00 G10L 3/00 M 551K (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G07G 1/12 B65G 1/137 G06F 17/60

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ホスト装置と端末装置とから構成され、 前記ホスト装置は、 管理対象となる商品毎に、商品の管理情報と、作業者が
    読み上げた音声を認識するために必要となる音声認識デ
    ータとを記憶する第1の商品管理データ記憶手段と、 前記第1の商品管理データ記憶手段に記憶された商品の
    管理情報及び音声認識データを、商品毎に記録媒体上に
    記録する記録手段とを備え、 前記端末装置は、 前記記録媒体に記録された商品の管理情報及び音声認識
    データを読み取る商品管理データ読み取り手段と、 前記商品管理データ読み取り手段が読み取った商品の管
    理情報及び音声認識データを記憶する第2の商品管理デ
    ータ記憶手段と、 管理対象となる商品について作業者が読み上げた商品状
    況を示す音声を入力する音声入力手段と、 前記音声入力手段から入力された音声を、前記第2の商
    品管理データ記憶手段に記憶された音声認識データに基
    づいて音声認識する音声認識手段と、 前記音声認識手段による音声認識の結果と、前記商品管
    理データ読み取り手段が読み取った商品の管理情報とに
    基づいて、商品管理のために必要な所定の処理を行う処
    理手段とを備えることを特徴とする商品管理システム。
  2. 【請求項2】前記ホスト装置は、 前記端末装置から送信された、前記処理手段による処理
    結果を受信する受信手段と、 前記受信手段が受信した処理結果を、前記第1の商品管
    理データ記憶手段が記憶する商品の管理情報に反映させ
    る商品管理データ修正手段とをさらに備え、 前記端末装置は、 前記処理手段の処理結果を、前記ホスト装置の前記受信
    手段に送信する送信手段をさらに備えることを特徴とす
    る請求項1に記載の商品管理システム。
  3. 【請求項3】管理対象となる商品毎に、商品の管理情報
    と、作業者が読み上げた音声を認識するために必要とな
    る音声認識データとを記録媒体上に記録するステップ
    と、 前記記録媒体上に記録された商品の管理情報及び音声認
    識データを読み取るステップと、 読み取った商品の管理情報及び音声認識データを端末装
    置内に記憶するステップと、 管理対象となる商品について作業者が読み上げた商品状
    況を示す音声を、前記端末装置に入力するステップと、 端末装置において、入力された音声を、記憶された音声
    認識データに基づいて音声認識するステップと、 音声認識の結果と、記憶された商品の管理情報とに基づ
    いて、商品管理のために必要な所定の処理を行うステッ
    プとを含むことを特徴とする商品管理方法。
  4. 【請求項4】管理対象となる商品毎に、商品の管理情報
    と、作業者が読み上げた音声を認識するために必要とな
    る音声認識データとを記憶する商品管理データ記憶手段
    と、 前記商品管理データ記憶手段に記憶された商品の管理情
    報及び音声認識データを、商品毎に記録媒体上に記録す
    る記録手段とを備えることを特徴とする商品管理用ホス
    ト装置。
  5. 【請求項5】前記記録手段は、商品の管理情報及び音声
    認識データを、記録媒体としての用紙上に記号で印刷す
    ることによって記録することを特徴とする請求項4に記
    載の商品管理用ホスト装置。
  6. 【請求項6】管理対象となる商品毎に記録媒体に記録さ
    れた商品の管理情報及び音声認識データを読み取る商品
    管理データ読み取り手段と、 前記商品管理データ読み取り手段が読み取った商品の管
    理情報及び音声認識データを記憶する商品管理データ記
    憶手段と、 管理対象となる商品について作業者が読み上げた商品状
    況を示す音声を入力する音声入力手段と、 前記音声入力手段から入力された音声を、前記商品管理
    データ記憶手段に記憶された音声認識データに基づいて
    音声認識する音声認識手段と、 前記音声認識手段による音声認識の結果と、前記商品管
    理データ読み取り手段が読み取った商品の管理情報とに
    基づいて、商品管理のために必要な所定の処理を行う処
    理手段とを備えることを特徴とする商品管理用端末装
    置。
  7. 【請求項7】前記記録媒体は、商品の管理情報及び音声
    認識データを、記号で記録した用紙によって構成され、 前記商品管理データ読み取り手段は、前記記録媒体に記
    録された記号を読み取る手段を含むことを特徴とする請
    求項6に記載の商品管理用端末装置。
  8. 【請求項8】前記商品の管理情報は、該商品の在庫管理
    情報であり、 前記音声入力手段は、当該商品の在庫状況を示す音声を
    入力するものであり、 前記処理手段は、当該商品の在庫量に過不足があるかど
    うかをチェックするものであることを特徴とする請求項
    6または7に記載の商品管理用端末装置。
  9. 【請求項9】前記商品の管理情報は、納品された商品と
    共に送られる当該商品の納品管理情報であり、 前記音声入力手段は、納品された商品の状況を示す音声
    を入力するものであり、 前記処理手段は、当該商品が正しく納品されているかど
    うかをチェックするものであることを特徴とする請求項
    6または7に記載の商品管理用端末装置。
  10. 【請求項10】前記処理手段による処理結果を示す音声
    を合成する音声合成手段と、 前記音声合成手段が合成した音声を出力する音声出力手
    段とをさらに備えることを特徴とする請求項6乃至9の
    いずれか1項に記載の商品管理用端末装置。
  11. 【請求項11】管理対象となる商品毎に記録媒体に記録
    された商品の管理情報及び音声認識データを読み取る商
    品管理データ読み取り手段と、 前記商品管理データ読み取り手段が読み取った商品の管
    理情報及び音声認識データを記憶する商品管理データ記
    憶手段と、 管理対象となる商品について作業者が読み上げた商品状
    況を示す音声を入力する音声入力手段と、 前記音声入力手段から入力された音声を、前記商品管理
    データ記憶手段に記憶された音声認識データに基づいて
    音声認識する音声認識手段と、 前記音声認識手段による音声認識の結果と、前記商品管
    理データ読み取り手段が読み取った商品の管理情報とに
    基づいて、商品管理のために必要な所定の処理を行う処
    理手段とをコンピュータ上で実現するためのプログラム
    を記録したことを特徴とするコンピュータ読み取り可能
    な記録媒体。
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