JP3363876B2 - レンズアレイの検査方法及び検査システム - Google Patents

レンズアレイの検査方法及び検査システム

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JP3363876B2
JP3363876B2 JP2000212824A JP2000212824A JP3363876B2 JP 3363876 B2 JP3363876 B2 JP 3363876B2 JP 2000212824 A JP2000212824 A JP 2000212824A JP 2000212824 A JP2000212824 A JP 2000212824A JP 3363876 B2 JP3363876 B2 JP 3363876B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の発光素子を
発光させ、その素子像を記録媒体としての感光体面上に
高精度に結像する、例えばLCD(液晶表示素子)やL
ED(発光ダイオード)等を用いたプリンターヘッドや
光プリンター等の画像形成装置において、結像素子とし
て用いられるレンズアレイの検査方法及び検査システム
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、液晶プリンターやLEDプリンタ
ーに使用されている正立等倍の長尺の結像素子アレイと
しては、レンズアレイが知られている。このようなレン
ズアレイの内、特にロッドレンズアレイが広く用いられ
ている。ここで、ロッドレンズアレイとは、半径方向に
屈折率分布を有するロッドレンズを複数個、所定方向に
周期的に配列したものである。
【0003】図11は、上記のような従来のロッドレン
ズアレイを示す、ロッドレンズの光軸と垂直方向の概略
断面図である。図11において、符号30はロッドレン
ズアレイを、符号31はロッドレンズを示す。ロッドレ
ンズ31は、通常、ロッド状のガラスにイオン交換を施
して、屈折率分布を持たせることによって形成される。
このような複数のロッドレンズ31が、図の上下方向
(以下、副走査方向と記す)に対して2段、図の左右方
向(以下、主走査方向と記す)に稠密に配列されてい
る。これらのロッドレンズ31は各々、物体の正立等倍
像を所定距離離れた位置に結像する機能を有する。
【0004】上記の複数のロッドレンズ31は、稠密に
配列されたのち、一対の側板32によって概略位置決め
が施されている。そして、その後、これらのロッドレン
ズ31の間に不透明の樹脂33が充填され、ロッドレン
ズ31が固定されている。
【0005】一方、従来のロッドレンズアレイにおいて
は、多数のロッドレンズを配列させているので、製造過
程の中で、しばしば図11のようにレンズ配列が乱れる
といった問題も発生していた。
【0006】図12は、上記ロッドレンズアレイを光プ
リンターに用いた場合の理想的な結像状態を示した要部
断面図である。図12において、図11と同一の部材に
は、同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。
【0007】図12において、複数の発光素子から成る
発光手段(発光素子アレイ)45の各々の発光素子から
画像信号に応じて発光された複数の光束が出射する。こ
れらの光束は、複数のロッドレンズ31をアレイ状に配
列したロッドレンズアレイ30により、該発光手段45
の反対側に配置された記録媒体としての感光ドラム46
の表面上の同じポイント(結像スポット)44上に正立
等倍で結像される。そして、このことにより、例えば光
プリンターの感光ドラムの表面上に潜像を形成すること
ができる。なお、ここで、発光素子アレイ45とロッド
レンズアレイ30が、光プリンターヘッドを構成する。
このようなロッドレンズアレイにおいて、配列が多少乱
れても、正立等倍結像であるため、感光体46上の結像
点はほとんど乱れる事はないとされていた。
【0008】一方、近年、プリンターの高精細化が進
み、600dpiや1200dpiといった高解像の光プリン
ターも発売されるようになってきている。また、これま
で2値データの高精細化が中心であったプリンターも、
ピクトリアルなカラー画像を取り扱うものが市場に現わ
れ始め、それに伴って、中間調における画像も重要視さ
れてきている。このようなプリンターの高画質化、特に
中間調のさらなる高画質化を図るために、光プリンター
のムラ成分、特に発光ドットの光量バラツキを電気的に
補正する手段などが導入され始めている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような光プリンターにおいて、精度よく光量補正を行っ
ているにもかかわらず、中間調の画像上に原因不明の筋
ムラがしばしば発生し、品質上おおきな問題を招く事が
あった。本発明者は、検討の結果、この筋ムラの原因
が、発光量のムラ問題ではなく、光プリンターに使用さ
れているロッドレンズアレイのロッドレンズの配列誤差
に起因する結像性能のムラである事を突き止める事がで
きた。
【0010】例えば、図13のようにロッドレンズ51
の配列に、倒れ成分や、部分的に倍率関係が崩れるよう
な歪曲収差などが存在すると、光束は感光ドラム面上で
一点に集光しなくなり、ドット割れやドット太りという
現象を発生させる。そして、これらの現象が、現像時に
筋状のムラを発生させるのである。ここで、図13は、
倒れ成分を持つロッドレンズ51を含むロッドレンズア
レイを光プリンターに用いた場合の結像状態を示した要
部断面図である。図13において、符号50はロッドレ
ンズアレイ、52は側板、55は発光素子アレイ、54
は結像スポットをそれぞれ示す。
【0011】従来のロッドレンズアレイは、要求される
解像力も低かったため、このような多少のドット割れが
発生しても、その影響はあまり深刻ではなかった。とこ
ろが、600dpi以上の高解像のプリンターヘッドにお
いては、ドットの再現性の周期的変化は、中間調画像で
筋状の画像濃度ムラの原因となり、大きな問題となって
しまうのである。
【0012】上記のような画質の低下を防ぐには、製造
されたレンズアレイを検査する必要があり、このためレ
ンズアレイの結像性能の良否を正しく判定できる方法の
確立が望まれていた。
【0013】本発明の目的は、上記従来技術の問題点を
解決し、出荷時にレンズアレイを検査及び選別するのに
好適な検査方法及び検査システムを提供することにあ
る。
【0014】本発明の方法によって選別されたレンズア
レイのみを用いることにより、光プリンターが市場にお
いて品質問題を発生しないようにすることができる。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は、第
1の方向にアレイ状に配列された複数のレンズを、前記
第1の方向と直交する第2の方向に少なくとも2段に配
したレンズアレイの検査方法において、前記レンズアレ
イの第2の方向の結像性能を測定する測定工程と、前記
測定された結像性能のデータ列を周波数分解の手法を用
いて変換する変換工程と、変換されたデータを用いてレ
ンズアレイの結像性能の良否を判定する判定工程とから
成り、 前記変換工程においては、前記結像性能のデータ
列に対して、互いに異なる周波数帯域で平均化処理され
た複数のデータ列を算出し、前記判定工程においては、
これら平均化処理された複数のデータ列を用いてレンズ
アレイの結像性能の良否を判定しており、 前記変換工程
においては、自己データを中心としてa(mm)幅分の
移動平均のデータ列Daと、自己データを中心としてb
(mm)幅分の移動平均のデータ列Dbとを算出し、判
定工程においては、|Da−Db|の大小によりレンズ
アレイの結像性能の良否を判定し、且つ、a及びbは以
下の条件式、 0.3(mm)<b−a 0.3(mm)<a<2.0(mm) を満足する 検査方法によって達成される。又は、第1の
方向にアレイ状に配列された複数のレンズを、前記第1
の方向と直交する第2の方向に少なくとも2段に配した
レンズアレイの検査方法において、前記レンズアレイの
第2の方向の結像性能を測定する測定工程と、前記測定
された結像性能のデータ列を周波数分解の手法を用いて
変換する変換工程と、変換されたデータを用いてレンズ
アレイの結像性能の良否を判定する判定工程とから成
り、 前記変換工程においては、前記結像性能のデータ列
に対して、互いに異なる周波数帯域で平均化処理された
複数のデータ列を算出し、前記判定工程においては、こ
れら平均化処理された複数のデータ列を用いてレンズア
レイの結像性能の良否を判定しており、 前記変換工程に
おいては、自己データを中心としてa(mm)幅分の移
動平均のデータ列Daと、自己データからc(mm)離
れたところにおけるb(mm)幅分の移動平均のデータ
列Dbとを算出し、判定工程においては、|Da−Db
|の大小によりレンズアレイの結像性能の良否を判定
し、且つ、a、b及びcは以下の条件式、 0.3(mm)<a<2.0(mm) 0.3(mm)<b<2.0(mm) 0.3(mm)<c<2.0(mm) を満足する検査方法によって達成される。
【0016】また、上記の検査方法を実行する本発明の
レンズアレイの検査システムは、レンズアレイの第2の
方向の結像性能を測定する測定手段と、測定された結像
性能のデータ列を周波数分解の手法を用いて変換する変
換手段と、変換されたデータを用いてレンズアレイの結
像性能の良否を判定する判定手段とから構成される。
【0017】上記の変換工程または変換手段において
は、例えば高速フーリエ変換が用いられる。
【0018】
【0019】
【0020】更に、上記のように変換工程または変換手
段に平均化処理を用いた場合の判定工程または判定手段
においては、|Da−Db|の値に積算処理を施し、そ
の積算処理の結果の大小によってレンズアレイの結像性
能の良否を判定することが望ましい。
【0021】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の方法で検査され
るロッドレンズアレイの一例を示す、ロッドレンズの光
軸と垂直方向の概略断面図である。
【0022】図1において、符号10は結像素子として
のロッドレンズアレイを示す。このロッドレンズアレイ
10は、光プリンターに用いられ、発光素子アレイの各
発光素子の正立等倍像を感光体等の像面に形成する。本
例におけるロッドレンズアレイ10は、図1に示すよう
に複数のロッドレンズ1が稠密に配列されている。そし
て、これらのロッドレンズ1のアレイ方向(主走査方
向)の側面を一対の側板2によって抑えることにより、
ロッドレンズ1の概略位置決めが施されている。そし
て、その後、これらのロッドレンズ1の間に不透明の樹
脂3が充填され、ロッドレンズ1が固定されている。側
板2の材質としては、繊維強化プラスチック(FRP)
が多く用いられている。このようなFRPの表面には、
繊維の編み込みに基づく周期的な凹凸が存在している。
そのため、ロッドレンズアレイの結像性能は、ロッドレ
ンズの配列周期と、側板の周期的構造の周期との重なり
によって発生する低周期のビート現象に大きな影響を受
ける。
【0023】図2は、図1に示したロッドレンズアレイ
10を用いた光プリンターにおける結像状態を示す要部
断面図である。図2において、図1と同一の部材には、
同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。
【0024】図2において、複数の発光素子から成る発
光手段(発光素子アレイ)5の各々の発光素子から画像
信号に応じて発光された複数の光束が出射する。これら
の光束は、複数のロッドレンズ1をアレイ状に配列した
ロッドレンズアレイ(結像素子)10により、該発光素
子アレイ5の反対側に配置された記録媒体としての感光
ドラム6の表面上に結像スポット4として正立等倍で結
像される。ここで、発光素子アレイ5と感光ドラム6の
表面は光学的に共役関係にある。このように、発光素子
アレイ5から発した光束を感光ドラム6の表面上に結像
することにより、この感光ドラム面上に潜像を形成する
ことができる。なお、ここで、発光素子アレイ5とロッ
ドレンズアレイ10が、光プリンターヘッドを構成す
る。
【0025】本発明は、前述の如くドット割れやドット
太りという現象が、光プリンターヘッドや光プリンター
等の副走査方向に複数段、配列したレンズ列間の配列誤
差が支配的であることを突き止め、配列誤差が発生した
際に結像性能の検査データ列に含まれるムラの情報を的
確に抽出し、該ムラを発生させる結像素子(レンズアレ
イ)に予め選別をかけることで、プリンター本体投入後
に画質における品質問題が発生しないようにしている。
そのために副走査方向の結像性能を含んだ特性値のデー
タ列に対して、周波数分解を施すことで良否を判定する
ものである。
【0026】[実施形態1]次に、上記のようなロッド
レンズアレイを検査する、本発明の方法及びシステムの
実施形態1を説明する。
【0027】図3は、本実施形態に用いられるレンズア
レイの検査システムの概略構成を示すブロック図であ
る。図3において、符号60は、測定装置を示す。この
測定装置60においては、ロッドレンズアレイの副走査
方向(2段に積み重ねられている方向)の結像性能を測
定する。測定された結像性能のデータ列Diは、データ
変換装置61に送られる。データ変換装置61において
は、入力されたデータ列Diを周波数分解の手法を用い
てデータDoに変換する。変換されたデータDoは、判
定装置62に送られる。判定装置62においては、入力
されたデータDoを用いてレンズアレイの結像性能の良
否を判定する。
【0028】本実施形態においては、データ変換装置6
1において、2のn乗のデータ列を周波数空間に変換す
るFFT(高速フーリエ変換)が行われる。そして、こ
れにより、レンズの配列周期以外の周波数帯に配列誤差
を伴う成分が発生する。
【0029】図4は、図3に示した測定装置60の一例
を示す概略斜視図である。図4において、符号10は、
図1及び図2で説明したロッドレンズアレイを示す。こ
のロッドレンズアレイ10は、発光素子アレイ5から所
定距離離れて配置されている。発光素子アレイ5から発
した複数の光束は、ロッドレンズアレイ10により、結
像面63に正立等倍で結像される。
【0030】結像面63には、主走査方向及び副走査方
向に対し、それぞれ45度の角度をなした斜めスリット
66が設けられた遮光板64が配置されている。そし
て、斜めスリット66を透過した光束は、非分割の受光
素子65で受光され、電気信号として出力される。図4
に矢印で示したように、遮光板64と受光素子65は、
一体となって主走査方向に不図示のモータによって一定
速度で移動する。受光素子65としては、PD(フォト
ダイオード)やフォトマルが用いられる。この装置にお
いては、斜めスリットが用いられているため、主走査方
向及び副走査方向のトータルの結像性能の変化を測定す
ることができる。
【0031】上記の受光素子65によって検出された出
力は、主走査方向の位置を横軸にとると、図5のような
波形となる。ここで、出力のピークは、発光素子アレイ
5の各々の発光素子の像に対応している。本実施形態に
おいては、このような受光素子65の出力からMTF
(Modulation Transfer Function)値を算出している。
図5における各ピークの出力値をPmax、ボトムの出
力値をPminとすると、MTF値は、下記のような式
で求められる。
【0032】MTF値(%)=(Pmax−Pmin)/(P
max+Pmin)×100 このように求められたMTF値を、例えばピーク位置に
おける代表値として、主走査方向の各位置におけるMT
F値をプロットすると、図6のようになる。図6の
(a)及び(b)は、各々結像性能のムラの実空間上で
のグラフである。これらの図は、2種類のロットの異な
るレンズのMTFデータ列の生データを各々示してお
り、横軸は主走査方向の実空間であり、約42mm幅の
データを示している。縦軸はMTFデータである。レン
ズの配列周期は0.567mmであり、側板として用い
たFRPの周期的構造の周期とのビートは2mm近傍に
発生する。(a)は配列誤差に敏感なレンズ、(b)は
配列誤差にそれほど敏感でないレンズを示す。図3に示
す測定装置60からは、図6に示すようなデータ列Di
が出力される。
【0033】次に、前記データ列Diは、データ変換装
置61に入力され、FFT(高速フーリエ変換)が行わ
れる。このように変換されたデータの例を図7に示す。
図7(a)及び(b)は各々結像性能のムラの周波数空
間上でのグラフであり、図6(a)及び(b)に示した
512個のデータをMTFの平均値で正規化した後、F
FTをかけたものを示している。これらの図において、
横軸は周波数空間の対数表示であり、縦軸はその時のパ
ワー成分を示す。
【0034】図7(a)及び(b)において、グラフの
○印は処理データであり、グラフは自己データの前後1
個のデータで平均化処理をしている。図7(a)のグラ
フが出力されたレンズアレイは、側板として図7(b)
のグラフが出力されたレンズアレイと同じFRPを使用
しているにも関わらず、配列誤差に伴う2mmピッチの
周波数成分fiのパワーが、正規の配列成分である周波
数成分fnに対して大きい。これに対して図7(b)の
グラフは、配列誤差に伴う2mmピッチの周波数成分f
iのパワーは正規の配列成分である周波数成分fnに対
して小さくなっている。図3のデータ変換装置61は、
このようなデータDoを判定装置62に送る。そして、
判定装置62においては、このデータDoを用いてレン
ズアレイの結像性能の良否を判断する。
【0035】本実施形態において、判定装置62は、レ
ンズアレイの配列誤差の無い場合の周波数成分fnとレ
ンズアレイの配列誤差によって発生する周波数成分fi
とを比較し、周波数成分fiが周波数成分fnに対して
一定量以下のとき、このレンズアレイは配列誤差に起因
する結像性能のムラが現われにくいレンズアレイと判定
している。尚、上記周波数成分fiとはレンズアレイを
保持している保持部材(FRP)の周期的な構造と、複
数のレンズの配列周期とから発生するビートの周波数成
分である。
【0036】[実施形態2]次に、周波数分解の別の手
法を用いた本発明の実施形態2について説明する。本実
施形態においても、検査システムとしては、図3及び図
4で説明したものと同一の構成が用いられる。そして、
測定装置60からは、実施形態1と同様、図6に示すよ
うなMTFデータ列Diが出力される。ただし、データ
変換装置61においては、FFT(高速フーリエ変換)
に代えて、以下に説明する処理が行われる。
【0037】即ち、上述したFFTのように全ての周波
数成分について周波数分解しなくても、注目している筋
ムラの周波数成分が分かっている際には、その周波数成
分が抽出できるようなデジタルフィルタリングを実空間
上において行なえばよい。特に画像上良く目立つのはピ
ッチが0.6mmから2mmくらいまでの周波数帯であ
るので、以下に示す方法で視認されやすいMTFの欠陥
を抽出することが可能になる。
【0038】本実施形態においては、自己データを中心
として2つの異なる周波数帯域の平均化処理を行った
後、その差分データの絶対値でムラの大小を抽出して行
なう方法が用いられる。この方法を、図8を用いて説明
する。図8は周波数分解の説明図であり、ジグザグ状の
グラフは図6に示したMTFムラを模式的に抽出したも
のである。グラフ上において自己データを中心として、
a(mm)幅分の移動平均のデータ列Daと、b(m
m)幅分の移動平均のデータ列Dbを作成し、各データ
列Da及びDbの差分の絶対値、つまり|Da-Db|
を求める。図3に示す判定装置62においては、この|
Da-Db|の大小によりレンズアレイの結像性能の良
否を判定する。ここで、各幅a及びbは以下の条件式、 0.3(mm)<b-a 0.3(mm)<a<2.0(mm) なる条件を満足するように設定されている。これにより
人間の目に最も視認されやすいムラの成分を抽出するこ
とが可能となる。
【0039】一例として上記例において幅b=1mmの
平均化処理と、幅a=0.5mmの平均化処理を行った
後、その差分値の絶対値の量で規格を設定した例につい
て述べる。この例においては、この値がMTF平均値レ
ベルを35%とした時、約2.5%程度に収まっていれ
ば、例えば600dpiのカラープリンター用の結像素子
として、筋ムラの許容できるレンズアレイとして使用可
能であることが、実験的に求められた。
【0040】[実施形態3]次に、周波数分解の更に別
の手法を用いた本発明の実施形態3について説明する。
本実施形態においても、検査システムとしては、図3及
び図4で説明したものと同一の構成が用いられる。そし
て、測定装置60からは、実施形態1と同様、図6に示
すようなMTFデータ列Diが出力される。ただし、デ
ータ変換装置61においては、FFT(高速フーリエ変
換)に代えて、以下に説明する処理が行われる。
【0041】本実施形態においては、ある長さだけ離し
た2つの平均化処理データの差分値の絶対値の量で規格
を決定して行なう方法が用いられる。この方法を図9を
用いて説明する。図9は周波数分解の説明図であり、図
9においても図8と同様にジグザグ状のグラフは、図6
に示したMTFムラを模式的に抽出したものである。す
なわち自己データを中心として、a(mm)幅分の移動
平均のデータ列Daと、自己データ中心からc(mm)
離れた所におけるb(mm)幅分の移動平均のデータ列
Dbを作成し、各データ列Da及びDbの差分の絶対
値、即ち|Da-Db|を求める。図3に示す判定装置
62においては、この|Da-Db|の大小によりレン
ズアレイの結像性能の良否を判定する。ここで、各幅
a,b及び距離cは、以下の条件式、 0.3(mm)<a<2.0(mm) 0.3(mm)<b<2.0(mm) 0.3(mm)<c<2.0(mm) なる条件を満足するように,視認されやすい帯域の範囲
で設定してやれば十分である。
【0042】一例として上記例において0.5mm離れ
た2点で、自己データ中心0.5mm幅の平均化処理を
したデータの差分値の絶対値を求めた例について述べ
る。このとき、求めた絶対値がMTFの平均値を35%
とした場合、約5.5%以内に収まっていれば、やはり
600dpiのカラープリンター用として筋ムラの許容で
きるレンズアレイとして使用可能であることが実験的に
求められた。
【0043】以上説明した実施形態1〜3のいずれかの
検査方法および検査システムを用い、先に例示した規格
を達成し得なかった、即ち結像性能が不良と判定された
レンズアレイについては、低解像度のプリンター用及び
イメージスキャナー用に回すことで歩留まりの低下を抑
えることが可能である。
【0044】また近年、多くなったタンデム方式のカラ
ープリンターにおいては、この規格を外れたレンズアレ
イは画質の最終結果に最も影響の少ないイエロー用に回
すこともできる。
【0045】また、これまで述べてきた規格の条件はプ
リンター側の目標性能やプロセス条件によっても異なる
もので、あくまでも同じ画質レベルからの一規格値例で
しかないのは言うまでもない。
【0046】また、実際にはムラは一箇所ではなく数箇
所に渡って発生している場合も存在する。この場合、同
じ規格データにより良品と判定されたレンズイアレイで
出力した画像でも、結果の印象に違いを与えることがあ
る。そのような場合には、ムラの特性値(Da-Db)
の絶対値、すなわち|Da-Db|に対して積算処理し
て、その結果に対して新たな規格を設定しても良い。積
算の仕方については、そのまま単純和をとっても良い
し、ムラが許容される一定値、例えば2〜4%程度の値
を一律控除し、その値を越えたデータに対してのみ積算
しても良い。また視覚特性上、ムラの値に比例して目立
ちやすくなるというよりは、ムラの値が大きい時は、よ
り増幅されて視認されるという傾向を反映するためにデ
ータに対し、非線型な変換を施した後に積算するという
ことも有効である。
【0047】また、実施形態1〜3ではレンズアレイの
副走査方向の結像性能の良否について説明したが、もち
ろん主走査方向においても副走査方向と同様な検査方法
を用いれば検査することができることは言うまでもな
い。
【0048】図10は、本発明の検査方法及び検査シス
テムによって検査したロッドレンズアレイを用いた光プ
リンターの構成例を示す概略断面図である。ここでは、
発光ダイオード(LED)プリンターの例を示した。
【0049】図10において、プリンタ本体100の内
部には、時計廻りに回転する感光ドラム106が収納さ
れている。感光ドラム106の上方には、感光ドラムを
露光するための発光ダイオード(LED)プリンターヘ
ッド104が設けられている。LEDプリンターヘッド
104は、画像信号に応じて発光する複数の発光ダイオ
ードが配列された発光ダイオード(LED)アレイ10
5と、各々の発光ダイオードの発光パターンを感光ドラ
ム106上に結像させるロッドレンズアレイ101とか
ら構成されている。ここで、ロッドレンズアレイ101
は、先に説明した検査方法及び検査システムによって検
査され、結像性能が良と判定されたものである。ロッド
レンズアレイ101による発光ダイオードの結像面と感
光ドラム106の位置は一致するように配置されてい
る。つまり、発光ダイオードの発光面と感光ドラムの感
光面とは、ロッドレンズアレイによって光学的に共役関
係とされている。
【0050】感光ドラム106の周囲には、感光ドラム
106の表面を一様に帯電させる帯電器103及びプリ
ンターヘッド104による露光パターンに応じて感光ド
ラム106にトナーを付着させ、トナー像を形成する現
像器102が設けられている。更に、感光ドラム106
の周囲には、感光ドラム106上に形成されたトナー像
をコピー用紙等の不図示の被転写材上に転写する転写帯
電器107及び転写後に感光ドラム106上に残留して
いるトナーを回収するクリーニング手段108が設けら
れている。
【0051】更に、プリンター本体100には、上記被
転写材を積載する用紙カセット109、用紙カセット1
09内の被転写材を感光ドラム106と転写帯電器10
7との間に供給する給紙手段110、転写されたトナー
像を被転写材に定着させるための定着器112、被転写
材を定着器112に導く搬送手段111及び定着後に排
出された被転写材を保持する排紙トレイ113が設けら
れている。
【0052】以下に、上記のLEDプリンターにおける
画像形成の手順を説明する。
【0053】まず、感光ドラム106は、帯電器103
によって予め一様に帯電される。一方、プリンターヘッ
ド104において、LEDアレイ105の各発光ダイオ
ードは、不図示の画像情報変調手段から入力される画像
情報に応じて選択的に発光する。このLEDアレイ10
5の発光パターンは、ロッドレンズアレイ101によっ
て感光ドラム106上に結像され、画像情報に応じた露
光がなされる。この露光によって、予め一様に帯電され
ていた感光ドラム106には、露光パターンに応じた電
位的な潜像が形成される。
【0054】次に、感光ドラム106上に形成された電
位的な潜像には、現像器102により現像剤であるトナ
ーが付着され、露光パターン顕像化される。一方、用紙
カセット109から供紙手段110によって、感光ドラ
ム106の回転に同期して被転写材が感光ドラム106
の近傍に搬送される。そして、感光ドラム106と停車
帯電器107との間を被転写材が通過する際に、転写帯
電器107によって、感光ドラム106上に形成された
トナー像を被転写材に転写する。
【0055】トナー像が転写された被転写材は、搬送手
段111によって定着器112に搬送され、ここでトナ
ーを被転写材に定着させる。トナーが定着した被転写材
は、排紙トレー113に排出される。また、被転写材に
トナー像を転写した後、感光ドラム106上に残ったト
ナーは、クリーニング手段108によって除去される。
本例のLEDプリンターにおいては、このような一連の
過程を繰り返しながら、画像形成がなされる。
【0056】以上説明した実施形態の他にも、本発明は
種々の応用が可能である。例えば、先の実施形態では測
定装置として、斜めスリットを用いた例を示したが、受
光素子の前に主走査方向に長いスリットを有する遮光板
を配し、この遮光板を副走査方向に走査して、受光素子
の出力の変化から副走査方向のMTF値を算出する測定
装置を用いても良い。また、副走査方向に複数の画素を
有する一次元ラインセンサーもしくは二次元センサーを
用いてスポットのプロファイルそのものを取得し、副走
査方向のボケ具合を検出する測定装置を用いることもで
きる。
【0057】また、図3においては、データ変換装置と
判定装置を別々の装置として示したが、コンピュータを
用いてこれらのデータ変換及び判定を同一の装置にて行
うようにしても良い。特許請求の範囲に示した検査シス
テムでは、これらの構成をデータ変換手段及び判定手段
と表現したが、これはこれらの手段が別々の装置から成
ることを示すものではない。つまり、本発明は、上記の
ようにデータ変換及び判定を同一の装置で行うものも含
むものである。
【0058】更に、先の実施形態では、ロッドレンズア
レイの検査について説明したが、本発明はロッドレンズ
アレイ以外のレンズアレイにも適用することができる。
【0059】本発明は、特許請求の範囲を逸脱しない限
りにおいて、このような応用例を全て包含するものであ
る。
【0060】
【発明の効果】以上説明したように本発明においては、
レンズアレイの多段に積み重ねられた方向の結像性能を
測定する測定工程と、測定された結像性能のデータ列を
周波数分解の手法を用いて変換する変換工程と、変換さ
れたデータを用いてレンズアレイの結像性能の良否を判
定する判定工程とから成る方法でレンズアレイを検査し
ているので、出荷時にレンズアレイの結像性能の良否を
正しく判定することができる。また、本発明の方法によ
って選別されたレンズアレイのみを用いることにより、
光プリンターが市場において品質問題を発生しないよう
にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の検査方法及び検査システムによって検
査されるロッドレンズアレイの例を示す概略断面図であ
る。
【図2】図1に示したロッドレンズアレイを用いた光プ
リンターにおける結像状態を示す要部断面図である。
【図3】本発明のレンズアレイの検査システムの概略構
成を示すブロック図である。
【図4】図3に示した測定装置の一例を示す概略斜視図
である。
【図5】図4に示した受光素子の出力波形を示す図であ
る。
【図6】図3の測定装置で測定されたMTFデータ列の
例を示すグラフである。
【図7】図6のグラフを高速フーリエ変換したグラフで
ある。
【図8】本発明に用いることのできる周波数分解の手法
を説明するグラフである。
【図9】本発明に用いることのできる周波数分解の手法
の他の例を説明するグラフである。
【図10】本発明の検査方法及び検査システムによって
検査したロッドレンズアレイを用いた光プリンターの構
成例を示す概略断面図である。
【図11】ロッドレンズアレイの構成例を示す概略断面
図である。
【図12】図11のロッドレンズアレイを光プリンター
に用いた場合の理想的な結像状態を示した要部断面図で
ある。
【図13】倒れ成分を持つロッドレンズアレイを光プリ
ンターに用いた場合の結像状態を示した要部断面図であ
る。
【符号の説明】
1 ロッドレンズ 2 側板 3 樹脂 4 結像スポット 5 発光素子アレイ 6 感光ドラム 10 ロッドレンズアレイ 60 測定装置 61 データ変換装置 62 判定装置 63 結像面 64 遮光板 65 受光素子 66 斜めスリット

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の方向にアレイ状に配列された複数
    のレンズを、前記第1の方向と直交する第2の方向に少
    なくとも2段に配したレンズアレイの検査方法におい
    て、前記レンズアレイの第2の方向の結像性能を測定す
    る測定工程と、前記測定された結像性能のデータ列を周
    波数分解の手法を用いて変換する変換工程と、変換され
    たデータを用いてレンズアレイの結像性能の良否を判定
    する判定工程とから成り、 前記変換工程においては、前記結像性能のデータ列に対
    して、互いに異なる周波数帯域で平均化処理された複数
    のデータ列を算出し、前記判定工程においては、これら
    平均化処理された複数のデータ列を用いてレンズアレイ
    の結像性能の良否を判定しており、 前記変換工程においては、自己データを中心としてa
    (mm)幅分の移動平均のデータ列Daと、自己データ
    を中心としてb(mm)幅分の移動平均のデータ列Db
    とを算出し、判定工程においては、|Da−Db|の大
    小によりレンズアレイの結像性能の良否を判定し、且
    つ、a及びbは以下の条件式、 0.3(mm)<b−a 0.3(mm)<a<2.0(mm) を満足する ことを特徴とするレンズアレイの検査方法。
  2. 【請求項2】 第1の方向にアレイ状に配列された複数
    のレンズを、前記第1の方向と直交する第2の方向に少
    なくとも2段に配したレンズアレイの検査方法におい
    て、前記レンズアレイの第2の方向の結像性能を測定す
    る測定工程と、前記測定された結像性能のデータ列を周
    波数分解の手法を用いて変換する変換工程と、変換され
    たデータを用いてレンズアレイの結像性能の良否を判定
    する判定工程とから成り、 前記変換工程においては、前記結像性能のデータ列に対
    して、互いに異なる周波数帯域で平均化処理された複数
    のデータ列を算出し、前記判定工程においては、これら
    平均化処理された複数のデータ列を用いてレンズアレイ
    の結像性能の良否を判定しており、 前記変換工程においては、自己データを中心としてa
    (mm)幅分の移動平均 のデータ列Daと、自己データ
    からc(mm)離れたところにおけるb(mm)幅分の
    移動平均のデータ列Dbとを算出し、判定工程において
    は、|Da−Db|の大小によりレンズアレイの結像性
    能の良否を判定し、且つ、a、b及びcは以下の条件
    式、 0.3(mm)<a<2.0(mm) 0.3(mm)<b<2.0(mm) 0.3(mm)<c<2.0(mm) を満足する ことを特徴とするレンズアレイの検査方法。
  3. 【請求項3】 前記変換工程においては、前記結像性能
    のデータ列を高速フーリエ変換する請求項1又は2記載
    のレンズアレイの検査方法。
  4. 【請求項4】 前記判定工程においては、|Da−Db
    |の値に積算処理を施し、その積算処理の結果の大小に
    よってレンズアレイの結像性能の良否を判定する請求項
    1又は2に記載のレンズアレイの検査方法。
  5. 【請求項5】 第1の方向にアレイ状に配列された複数
    のレンズを、前記第1の方向と直交する第2の方向に少
    なくとも2段に配したレンズアレイの検査システムにお
    いて、前記レンズアレイの第2の方向の結像性能を測定
    する測定手段と、前記測定された結像性能のデータ列を
    周波数分解の手法を用いて変換する変換手段と、変換さ
    れたデータを用いてレンズアレイの結像性能の良否を判
    定する判定手段とから成り、 前記変換手段は、前記結像性能のデータ列に対して、互
    いに異なる周波数帯域で平均化処理された複数のデータ
    列を算出し、前記判定手段は、これら平均化処理された
    複数のデータ列を用いてレンズアレイの結像性能の良否
    を判定しており、 前記変換手段は、自己データを中心としてa(mm)幅
    分の移動平均のデータ列Daと、自己データを中心とし
    てb(mm)幅分の移動平均のデータ列Dbとを算出
    し、判定手段は、|Da−Db|の大小によりレンズア
    レイの結像性能の良否を判定し、且つ、a及びbは以下
    の条件式、 0.3(mm)<b−a 0.3(mm)<a<2.0(mm) を満足する ことを特徴とするレンズアレイの検査システ
    ム。
  6. 【請求項6】 第1の方向にアレイ状に配列された複数
    のレンズを、前記第1の方向と直交する第2の方向に少
    なくとも2段に配したレンズアレイの検査システムにお
    いて、前記レンズアレイの第2の方向の結像性能を測定
    する測定手段と、前記測定された結像性能のデータ列を
    周波数分解の手法を用いて変換する変換手段と、変換さ
    れたデータを用いてレンズアレイの結像性能の良否を判
    定する判定手段とから成り、 前記変換手段は、前記結像性能のデータ列に対して、互
    いに異なる周波数帯域で平均化処理された複数のデータ
    列を算出し、判定手段は、これら平均化処理された複数
    のデータ列を用いてレンズアレイの結像性能の良否を判
    定しており、 前記変換手段は、自己データを中心としてa(mm)幅
    分の移動平均のデータ列Daと、自己データからc(m
    m)離れたところにおけるb(mm)幅分の移動平均の
    データ列Dbとを算出し、前記判定手段は、|Da−D
    b|の大小によりレンズアレイの結像性能の良否を判定
    し、且つ、a、b及びcは以下の条件式、 0.3(mm)<a<2.0(mm) 0.3(mm)<b<2.0(mm) 0.3(mm)<c<2.0(mm) を満足する ことを特徴とするレンズアレイの検査システ
    ム。
  7. 【請求項7】 前記変換手段は、前記結像性能のデータ
    列を高速フーリエ変換する請求項5又は6記載のレンズ
    アレイの検査方法。
  8. 【請求項8】 前記判定手段は、|Da−Db|の値に
    積算処理を施し、その積算処理の結果の大小によってレ
    ンズアレイの結像性能の良否を判定する請求項5又は6
    に記載のレンズアレイの検査システム。
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