JP3363753B2 - 色移りのないメークアップ用組成物のメークアップ除去剤 - Google Patents

色移りのないメークアップ用組成物のメークアップ除去剤

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JP3363753B2 JP24158597A JP24158597A JP3363753B2 JP 3363753 B2 JP3363753 B2 JP 3363753B2 JP 24158597 A JP24158597 A JP 24158597A JP 24158597 A JP24158597 A JP 24158597A JP 3363753 B2 JP3363753 B2 JP 3363753B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、2つの異なる相:
水相と油相からなり、色移りのしない(transfer-fre
e)および/または化粧持ちの良い(long-durability)
メークアップ用組成物のメークアップを除去するための
メークアップリムーバーに関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】口紅
およびファンデーション組成物は、一般的に、脂肪物
質、例えばロウ類および油類、並びに概してフィラーと
顔料からなる粒子相を含有している。
【0003】皮膚または唇に適用する場合、これらの組
成物は、移るという欠点、すなわち、それらと接触した
物質、特に、グラス、カップ、衣類、または皮膚に、少
なくとも部分的に残り、シミを付けるといった欠点を有
する。皮膚または唇上に並の耐性の皮膜が付与される結
果、規則的な間隔をおいて、ファンデーションまたは口
紅組成物を繰り返し適用する必要が生じる。さらに、あ
る衣類、特に、ブラウスの襟に、許容できないシミがで
きると、女性の中には、この種のメークアップを使用し
なくなる人もいる。
【0004】新世代のいわゆる「色移りのない」および
/または「化粧持ちの良い」メークアップ製品が、最近
現れてきた。これらの新規の製品は、通常使用される重
い油の代わりに、揮発性の油が存在している点で既に知
られているものとは異なる。特に、口紅組成物、および
色移りのないファンデーションは、従来の口紅組成物に
は使用されなかったシリコーン油が含有されている。
【0005】資生堂は、日本国特許公開第61−658
09号において、1〜70重量%の、1〜6の炭素原子
の懸垂状(pendent)アルキル鎖またはフェニルを含有
するシリカートの繰り返し単位(または、3次元網状組
織)を有する液体シリコーン樹脂、10〜98重量%
の、環状のSi−O鎖およびメチル基を有する揮発性の
シリコーン油、および紛状のフィラーを含有する、「色
移りのない」口紅組成物を提案している。
【0006】米国特許第5505937号においては、
1〜70%の揮発性のシリコーン油、0.1〜15%の
シリコーン樹脂、10〜45%のロウ、5〜50%の粒
状化合物、および1〜30%の油を含有する、「色移り
のない」組成物が記載されている。
【0007】仏国特許出願第95−09254号は、脂
肪相にフェニル化シリコーン油と揮発性の化合物とを組
み合わせて含有し、また好ましくは、20重量%未満の
非揮発性の炭化水素油を含有する、「色移りのない」メ
ークアップ用組成物に関するものである。
【0008】仏国特許出願第96−07107号は、周
囲温度で固体または半固体状のシリコーンロウおよび揮
発性のシリコーン油を含有する、「色移りのない」メー
クアップ用組成物に関するものである。
【0009】仏国特許出願第96−08420号は、移
り(transfer)および/または移入(migration)を減
少させ、および/または化粧持ちを改良するために、ペ
ースト状の脂肪化合物と揮発性の化合物とを組み合わせ
て含有する、「色移りのない」メークアップ用組成物に
関するものである。
【0010】揮発性油は、急速に蒸発する傾向があるた
め、新規の口紅およびファンデーション組成物は、それ
らを唇の粘膜および皮膚に適用した場合に、固体状の脂
肪物質の皮膜を形成する特性を持つ。
【0011】メークアップの除去を必要としない従来の
口紅組成物に対して、化粧持ちの良いおよび/または色
移りのない口紅組成物は、特定のメークアップリムーバ
ーにより、唇からその日の終わりに除去しなければなら
ない。しかしながら、化粧持ちの良いおよび/または色
移りのない口紅およびファンデーション組成物は、従来
のメークアップ用組成物よりも、除去することがより困
難であることが知られている。
【0012】よって、今だ、色移りのないメークアップ
用組成物のメークアップを、十分に除去することができ
る組成物が必要とされている。しかしながら、驚くべき
ことに、本出願人は、2相の組成物を使用することで、
非常に容易に、かなり満足のいく快適な状態、特に、清
涼感がある状態で、化粧持ちの良いおよび/または色移
りのないメークアップを、完全に除去することができる
ことを見いだした。
【0013】「2相組成物」とも呼ばれる2つの異なる
相からなるメークアップ除去用組成物は、目からメーク
アップを除去する分野において知られている。
【0014】しかしながら、目のメークアップ製品は、
唇のメークアップ用組成物およびファンデーションとは
かなり異なる。
【0015】さらに、目のメークアップ製品は、ペイン
トブラシまたはブラシで、単に軽く叩くといったよう
に、優しく触れることで、唇または瞼へ適用するが、口
紅組成物は、かなりの圧力を作用させて唇に適用し、フ
ァンデーションは、手によりある程度の圧力で、皮膚を
マッサージすることにより適用する。
【0016】さらに、唇の粘膜は、特殊な組織を有して
おり:表皮は薄くて脆く、真皮には、多くの血管や神経
が分布している。これらの組織学的特徴により、メーク
アップ製品には、まつげを構成するケラチン繊維または
瞼のものとはかなり異なる親和力が付与される。
【0017】従って、メークアップ、特にマスカラを除
去するために使用される2相組成物が、色移りのない組
成物のメークアップを良好に除去するために使用できる
ことについては、何の示唆もされていない。
【0018】
【課題を解決するための手段および発明の実施の形態】
よって、本発明の主題は、水相と油相の異なる相からな
る、化粧持ちの良いおよび/または色移りのないメーク
アップ用組成物のメークアップを除去するための組成物
にある。
【0019】本発明は、好ましくは、皮膚用のメークア
ップ製品、特に、ファンデーション、ほほ紅、またはア
イシャドウ、または口紅の形態のメークアップ用組成物
に適用される。
【0020】それは、特に、日本国特許公開第61−6
5809号、米国特許第5505937号、仏国特許第
95−09254号、仏国特許第96−07107号、
および仏国特許第96−08420号公報に記載されて
いるメークアップ用組成物に適用され、その内容は参考
として、本記載中に組み込まれる。
【0021】本発明は、さらに詳細には、色移りのない
口紅とファンデーション組成物のメークアップの除去に
適用される。本発明は、さらに、揮発性油、脂肪物質、
および粒状相を含有するメークアップ用組成物に適用さ
れる。
【0022】本発明は、特に、 − 1〜90重量%、好ましくは10〜70重量%、さ
らに好ましくは20〜60重量%の揮発性油、 −ペースト状の脂肪物質、フェニル化していてもよいシ
リコーン油、シリコーン樹脂、シリコーンロウから選択
される、任意のシリコーン含有化合物、 − 50重量%までの、従来の脂肪物質(ロウおよび/
または油)からなる脂肪相、 − 0〜30重量%、好ましくは5〜25重量%の粒状
相、を含有する組成物に適用される。
【0023】よって、本発明が適用される色移りのない
メークアップ用組成物には、特に、炭化水素油、および
シリコーン油、環状または直鎖状のものから選択され
る、少なくとも1つの揮発性油を、単独で、または混合
物として含有する。
【0024】揮発性油とは、本記載においては、皮膚と
接触して蒸発可能な、任意の油を意味する。好ましく使
用される油は、その引火点が、油を処方に使用できるよ
うにするのに十分高く、所望の消失効果が得られるよう
に十分低い油である。引火点が、40〜100℃のオー
ダーにある油が、好ましく使用される。揮発性のシリコ
ーン油としては、シクロテトラジメチルシロキサン、シ
クロペンタジメチルシロキサン、シクロヘキサジメチル
シロキサン、およびメチルヘキシルジメチルシロキサン
を挙げることができる。揮発性の炭化水素油としては、
イソパラフィンを挙げることができる。
【0025】粒状相は、化粧品組成物に通常使用されて
いるフィラー、および/または真珠母、および/または
顔料を含有してもよい。
【0026】顔料は、組成物を不透明化および/または
着色させることを意図した、無機または有機で、白色ま
たは有色の粒子を意味するものである。フィラーは、組
成物を「塊(body)」にする、すなわち堅さを付与し、
メークアップを均質、マット、柔軟にすることを意図し
た、鉱物性または合成、ラメラ状または非ラメラ状の無
色または白色の粒子を意味するものである。真珠母は、
光を反射させる真珠光沢色の粒子を意味するものであ
る。
【0027】顔料は、最終組成物に対して、0〜15重
量%、好ましくは8〜10重量%の割合で組成物中に存
在する。それらは、通常のまたはナノメートルサイズ
で、白色または有色の、無機物および/または有機物で
あってよい。チタン、ジルコニウム、またはセリウムの
二酸化物、並びに亜鉛、鉄、またはクロムの酸化物、フ
ェリックブルー(ferric blue)、カーボンブラック、
ウルトラマリン(アルミノシリカート−ポリスルフィ
ド:aluminosilicate polysulphides)、ピロリン酸マ
ンガン、およびある種の金属パウダ−、例えば銀または
アルミニウムのものを挙げることができる。また、メー
クアップ効果を皮膚および唇に付与するために通常使用
されるレーキで、酸性染料、例えばハロ酸性染料のカル
シウム、バリウム、アルミニウム、またはジルコニウム
塩、アゾ、アントラキノン、および同様の染料を挙げる
ことができる。真珠母は、組成物の全重量に対して、0
〜20%の割合で、好ましくは8〜15%のオーダーの
含有量で、組成物中に存在する。考慮されうる真珠母と
しては、有色の雲母チタン、並びに、オキシ塩化ビスマ
ス、または天然顔料、酸化鉄、酸化チタンで被覆された
マイカ、天然の真珠母を挙げることができる。
【0028】フィラーは、組成物の全重量に対して、0
〜30重量%、好ましくは5〜15重量%の割合で存在
し、無機物、または合成物、ラメラ状または非ラメラ状
のものであってよい。タルク、マイカ、シリカ、カオリ
ン、ナイロン、およびポリエチレンパウダー、テフロ
ン、デンプン、窒化ホウ素、ミクロスフェア、例えばエ
クスパンセル(Expancel)(ノーベルインダストリー
社:Nobel Industrie)、ポリトラップ(polytrap)
(ダウコーニング社:Dow Corning)、およびシリコー
ン樹脂のマイクロビース(microbeads)[例えば、トー
シバ(Toshiba)のトスパール(Tospearls)]を挙げる
ことができる。
【0029】また、本発明の組成物は、ペースト状の脂
肪物質、およびフェニル化していてもよいシリコーン
油、シリコーン樹脂、シリコーンロウから選択される、
少なくとも1つのシリコーン含有化合物を含有していて
もよい。
【0030】前記ペースト状の脂肪物質は、好ましくは
炭化水素を含有しているものであり、ポリマーであって
よく、またシリコーンおよび/またはフッ化処理された
ものであってよい;さらに、種々の炭化水素、および/
またはシリコーン、および/またはフッ素化合物の混合
物の形態とすることもできる。混合物の場合、炭化水素
を含有するペースト状の化合物が、多くの割合で使用さ
れることが好ましい。
【0031】本発明のペースト状の脂肪化合物は、次の
物理化学的特性: − 60Hzの周波数で、MS−r3またはMS−r4
ローターを具備する、コントラベス(Contraves)・T
V・ロータリー粘度計により、40℃で測定した粘度
が、0.1〜40Pa s(1〜400ポアズ)、好ましく
は0.5〜25Pa s、− 融点が25−70℃、好まし
くは25−55℃、のうち、少なくとも1つによって定
義されるものとすることができる。
【0032】当業者であれば、テストされるペースト状
の化合物の測定を行うことができるように、一般的な知
識に基づき、粘度の測定ができるよう、MS−r3また
はMS−r4ローターからローターを選択することがで
きる。
【0033】本発明の範囲内で使用可能なペースト状の
化合物としては、粘度が18−21Pa s、好ましくは1
9−20.5Pa s、および/または融点が30−60℃
のラノリンまたはラノリン誘導体を挙げることができ
る。
【0034】また、脂肪エステルとして、特に、20〜
45の炭素原子を有すもの(融点が25−70℃のオー
ダー)、およびトリグリセリド、例えば水素化した植物
性油を挙げることができる。エステル類としては、プロ
ピオン酸アラキジル(arachidyl)、ポリビニルラウラ
ート、およびコレステロ−ルエステルを挙げることがで
きる。
【0035】さらに、シリコーンを含有したペースト状
の脂肪物質としては、例えば、25−60℃の融点を有
するアルキルジメチコーン、特にダウコーニング社から
DC2503およびDC25514の商品名で販売され
ているものを挙げることができる。
【0036】またさらに、従来の増粘剤により増粘し
た、任意の従来の油を使用することもできる。増粘可能
な油は、動物性、植物性、鉱物性、および/または合成
由来のもの、例えばシリコーン(フェニル化していても
よい)油であってよい。
【0037】増粘剤は、クレー類、例えば、特に、油の
増粘を可能にすることが知られている従来のポリマー
類、またはケイ酸マグネシウムまたはアルミニウム、ま
たはステアリルジメチルベンジルアンモニウム−クロリ
ド、またはジステアリルジメチルアンモニウム−クロリ
ドで変性されていてもよい、ヘクトライト(hectorite
s)またはベントナイトから選択することができる。
【0038】また、硬化ヒマシ油誘導体、例えばレオッ
クス(Rheox)社の「チキンサー(Thixinr)」を使用す
ることもできる。
【0039】ペースト状の化合物(類)は、組成物の全
重量に対して、1〜40重量%、好ましくは8〜35重
量%、さらには15〜30重量%の割合で存在してよ
い。
【0040】フェニル化シリコーン油は、ポリフェニル
メチルシロキサン、またはフェニルトリメチコーン、ま
たは種々のフェニル化シリコーン油の混合物であってよ
く、特に、次の式:
【化4】 [上式中、 − Rは、C1−C30のアルキル基、アリール基、また
はアラルキル基であり、− nは、0〜100の整数で
あり、 − mは、0〜100の整数であり、m+nの合計は1
〜100である]で表されるものに相当するものであっ
てよい。
【0041】Rは、好ましくは、メチル、エチル、プロ
ピル、イソプロピル、デシル、ドデシル、またはオクタ
デシル基、またはフェニル、トリル、ベンジル、または
フェネチル基である。
【0042】これらのフェニル化油としては、ワッカー
・ベルシル(Wacker Belsil)社の「PDM1000オ
イル」、ダウコーニング社の「DC556オイル」また
は「SF558オイル」、ゴールドシュミット(Goldsc
hmidt)社の「アビル(Abil)・AV8853オイ
ル」、またはローンプーレンク(Rhone-Poulenc)社の
「シルビオン(Silbione)・70633V30オイル」
を挙げることができる。
【0043】シリコーンロウは、周囲温度で固体か、ま
たは半固体状のものであってよい。これらのロウは、ペ
ースト状、または硬質固体の形態であってよい。特に、
これらのロウは、融点が25℃以上、好ましくは45℃
以上のものである。
【0044】本発明の組成物のシリコーンロウは、次の
式:
【化5】 [上式中、 −R3、R4およびR’4は、互いに独立して、メチル
基、または水素、または10〜45の炭素原子を有する
直鎖状または分枝状のアルキル鎖を示し、 −zおよびtは、独立して、0〜100の範囲内の整数
を示し、 −u、vおよびwは、独立して、0または1を示し、R
4およびR’4がメチル基または水素を示す場合は、tは
0以外であり、R3はメチルおよび水素以外であり、R3
がメチル基または水素を示すか、またはtが0である場
合は、R4またはR’4はメチル基または水素以外であ
る]で表されるものであってよい。
【0045】特に、R3、R4またはR’4は、12〜3
5の炭素原子、好ましくは18〜28の炭素原子を有す
る直鎖、例えば、基C1633、C1837、C2449、C
2653、またはこれらの基が混合したものを示す。
【0046】R3は、好ましくは、アルキル化鎖であ
り、R4はメチル基であり、u、vおよびwは0に等し
く、zは2〜40であり、tは45〜98である。
【0047】本発明で使用可能なシリコーンロウとして
は、ベヘノキシジメチコーン(R4=CH3(C
221、t=0、u=1、w=1、z<10)、例え
ば「アビル・ロウ・2440」の名称でゴールドシュミ
ット社から販売されているもの、ステアリルジメチコー
ン(u=0、v=w=0、R4=CH3、およびR3=ス
テアリル)、例えば「DC・2503」の名称でダウコ
ーニング社から販売されているもの、セチルジメチコー
ン(u=v=w=0、R4=CH3、およびR3=セチ
ル)、例えば「アビル・ロウ・9814」の名称でゴー
ルドシュミット社から販売されているもの、ステアリル
メチコーン(z=u=v=w=0、R4=CH3、および
3=ステアリル)、例えば「アビル・ロウ・980
9」の名称でゴールドシュミット社から販売されている
もの、C24−C28−アルキルジメチコーン(u=v=w
=0、R4=CH3、およびR3=C24−C28のアルキ
ル、およびz<5)、例えば「アビル・ロウ・981
0」の名称でゴールドシュミット社から販売されている
もの、C30−C45−アルキルメチコーン(z=u=v=
w=0、R4=CH3、およびR3=C30−C45のアルキ
ル基)、例えば「アビル・ロウ・9811」の名称でゴ
ールドシュミット社から販売されているもの、およびス
テアロキシジメチコーン(z=u=v=w=0、R4
CH3、およびR3=ステアリル)、例えば「アビル・ロ
ウ・2434」の名称でゴールドシュミット社から販売
されているものを挙げることができる。
【0048】本発明で使用可能な他のシリコーンロウと
して、アルキルジメチコーンポリマーを挙げることがで
きる。
【0049】これらのコポリマーは、特に、欧州特許公
開第527594号、米国特許第5061481号、米
国特許第5397566号、および欧州特許公開第52
7594号に記載されているものであり、次の式:
【化6】 [上式中、 −R5、R6、R7、R8、およびR’8は、互いに独立し
て、メチル基、または水素、または直鎖状または分枝状
で、5〜36の炭素原子を有するアルキルまたはアルコ
キシ鎖を示し、 −aおよびbは、独立して、1〜50の範囲内の整数を
示し、 −cは、0〜50の範囲内の整数を示し、基R5、R6
7、R8、およびR’8のうち2つは、メチル基または
水素以外であり、互いに異なるものである]で表される
ものであってよい。
【0050】特に、R5とR6とは、10〜20の炭素原
子を有する直鎖で、R5はR6以外であり、R8とR’8
メチル基であり、aは8〜18の範囲内にあり、bは2
〜12の範囲内にあり、cは0である。
【0051】2相メークアップ除去用組成物の顕著な効
果は、特に、非揮発性の炭化水素油を20%未満、さら
には5%未満含有する色移りのないメークアップ用組成
物、さらには非揮発性の炭化水素油を何ら含有しないメ
ークアップ用組成物に適用した場合に明らかであり、こ
れらの組成物は、色移りに対して優れた耐久性を有する
ことが知られている。
【0052】さらに、本発明の主題は、色移りのない口
紅組成物のメークアップを除去するための、水相と、こ
れとは異なる油相とからなる組成物を使用することにあ
る。本発明で使用される、メークアップ除去用組成物
は、少なくとも1つの水相と、これとは異なる油相とを
含むものである。
【0053】本発明で使用されるメークアップ除去用組
成物の水相は、滅菌脱塩水、および/または花の水(fl
oral water)、例えばバラ水(rose water)、ヤグルマ
ソウ水(cornflower water)、カミルレ水(camomil
e)、またはライム水(lime water)、または天然の温
水、または鉱水、例えば:ビッテル水(Vittel wate
r)、ビシー・ベイズン水(Vichy basin water)、ウリ
アージュ水(Uriage water)、ラ・ロッシェ・ポゼー水
(La Roche Posay water)、ラ・ブーブル水(La Bourb
oule water)、アンギアン−レ−バン水(Enghien-les-
Bains water)、サンジェルベ−レ−バン水(Saint Ger
vais-les-Bains water)、ネリス−レ−バン水(Neris-
les-Bains water)、アルバー−レ−バン水(Allevar-l
es-Bains water)、ディーニュ水(Digne water)、メ
ジエール水(Maizieres water)、ネイラック−レ−バ
ン水(Neyrac-les-Bains water)、ロン−ル−ソーニエ
水、レ・ゾー・ボン水(Les Eaux Bonnes water)、ロ
シュフォール水(Rochefort water)、サン・クリスト
ー水(Saint Christau water)、フェマド水(Fumades
water)、およびテルシス−レ−バン水(Tercis-les-Ba
ins water)、アベヌ水(avene water)を含有すること
ができる。
【0054】本発明のメークアップ除去用組成物の油相
は、油の混合物からなるか、または含有し、油は、鉱物
性、植物性、または合成油、またはシリコーン油とする
ことができる。
【0055】油相を構成する鉱物性油としては、特に、
流動ワセリン、および高級脂肪族炭化水素、例えばイソ
ヘキサデカンを、植物性油としては、ホホバ油、ベニバ
ナ油を;任意の揮発性のシリコーン油としては、ユニオ
ン・カーバイド(Union Carbide)社から「ボラティル
(Volatil)・シリコーン・7158」の名称で販売さ
れているシクロペンタジメチルシロキサンを、合成製品
としては、2〜10の炭素原子を有するアルキル基のパ
ルミチン酸アルキル、例えばパルミチン酸イソプロピ
ル、または2−エチルヘキシル−パルミタート、および
2〜10の炭素原子を有するアルキル基のアジピン酸ア
ルキル、例えばジ−2−エチルヘキシル−アジパートを
挙げることができる。
【0056】本発明の特定の実施態様において、油相
は、少なくとも1つの、2〜10の炭素原子を有するア
ルキル基のパルミチン酸アルキルを、メークアップ除去
用組成物の全重量に対して、少なくとも8%、好ましく
は10〜30%の割合で含有する。
【0057】本発明の好ましい形態において、油相は、
少なくとも1つのシリコーン油を、メークアップ除去用
組成物の全重量に対して、少なくとも8%、好ましくは
15〜50%の割合で含有する。
【0058】2相組成物は、好ましくは、どちらの相に
でも、少なくとも1つの界面活性剤をさらに含有する。
【0059】界面活性剤は、アニオン性、非イオン性、
または両性、好ましくは非イオン性であってよく、好ま
しくはメークアップ除去用組成物の全重量に対して、
0.1〜10%(活性物質)、さらに好ましくは0.5
〜3%の割合で、水相中に存在する。
【0060】特に好ましい非イオン性の界面活性剤とし
ては: −ポリオキシエチレン化されたソルビトール脂肪エステ
ル、例えばアトラス(Atlas)社から「トゥイーン(Twe
en)・20」の名称で販売されている製品、 −ポリオキシエチレン化された脂肪アルコール、例えば
ガーランド(Gerland)社から「レムコパール(Remcopa
l)・21912・AL」の名称で販売されている製
品、 −ポリオキシエチレン化されたアルキルフェノール、例
えばローム&ハス(Rohm& Haas)社から「トリトン(Tr
iton)・X・100」の名称で販売されている製品、 −エチレンオキシドとプロピレンオキシドの縮合物、例
えばICI社から「シンペロニック(Synperonic)・P
E」の名称で販売されている製品、特に、参照符号L3
1、L64、F38、F88、L92、P103、F1
08、およびF127のもの、を挙げることができる。
【0061】アニオン性界面活性剤としては、特に: −アルキル−エーテル−スルファート、例えば、ヘンケ
ル(Henkel)社から「テキサポン(Texapon)・AS
V」の名称で販売されている製品、 −スルホ酢酸アルキル、例えば、ステパン(Stepan)社
から「ラサノール(Lathanol)・LAL」の名称で販売
されている製品、 −スルホコハク酸アルキル、例えば、ローンプーレンク
社から「スルホコハク酸ジオクチルナトリウム(sodium
dioctyl sulphosuccinate)」の名称で販売されている
製品、 −スルホコハク酸アルキルアミド、例えば、レオ(Rew
o)社から「レオダーム(Rewoderm)・S・1333」
の名称で販売されている製品、 −アルキルアミドのポリペプチド、例えば、グリュナウ
(Grunau)社から「ラメポン(Lamepon)・S」の名称
で販売されている製品、 −アシルサルコシナート(acylsarcosinates)、例え
ば、セピック(Seppic)社から「オラミックス(Orami
x)・L・30」の名称で販売されている製品、を挙げ
ることができる。
【0062】両性界面活性剤としては、特に: −アルキルアミドプロピル−ジメチルベタイン、例え
ば、ゴールドシュミット社から「テゴ(Tego)・ベタイ
ン・L・7」の名称で販売されている製品、 −アルキルアミドベタイン、例えば、クロダ(Croda)
社から「インクロナム(Incronam)・30」の名称で販
売されている製品、 −イミダゾリン誘導体、例えば、チメックス(Chimex)
社から「チメキサン(Chimexane)・HD」の名称で販
売されている製品、 −N−アルキル−β−イミノジプロピオナート、例え
ば、モナ(Mona)社から「モナテリック(Monateric)
・ISA・35」の名称で販売されている製品、を挙げ
ることができる。
【0063】水相と油相の重量比は、好ましくは30/
70〜60/40である。
【0064】また、本発明で使用されるメークアップ除
去用組成物は、親水性であるか親油性であるかによっ
て、いずれかの相に存在しうる、従来の化粧品用アジュ
バント、例えば、香料、防腐剤、染料、柔軟剤、バッフ
ァー、湿潤剤、および、水相を等張とするための任意の
電解質、例えば塩化ナトリウムを、さらに含有してもよ
い。
【0065】湿潤剤としては、特に、ヘキシレングリコ
ール、およびポリエチレングリコール−600を挙げる
ことができ、これらは、組成物の全重量に対して5%以
下、好ましくは0.05〜2%の濃度で存在する。
【0066】柔軟剤としては、特に、アラントインおよ
びある種の植物エキスを挙げることができる。
【0067】このようなメークアップ除去用組成物は、
特に、欧州特許第370856号公報に記載されてお
り、その内容は参考として、以下に組み込まれる。
【0068】本発明において、メークアップ除去用組成
物は、好ましくは水性相に次の式:
【化7】 [上式中、Rは12〜16の炭素原子を有する飽和した
直鎖状のアルキル基である]で表されるアルキルジメチ
ルベンジルアンモニウム−クロリド、または式(I)の
アルキルジメチルベンジルアンモニウム−クロリドの混
合物である脱相剤(dephasing agent)を、組成物の全
重量に対して、特に0.025%〜5%の割で、および
/または、水相中に存在する場合は、アニオン性、非イ
オン性、または両性で、油相中に存在する場合は脂溶性
の非イオン性である界面活性剤を、組成物の全重量に対
して少なくとも0.25重量%の割合で含有させること
もできる。
【0069】本発明の組成物に使用される脱相剤は、好
ましくは、式(I)のアルキルジメチルベンジルアンモ
ニウム−クロリドの混合物であり、約65重量%のラウ
リルジメチルベンジルアンモニウム−クロリド、約23
重量%のミリスチルジメチルベンジルアンモニウム−ク
ロリド、および約8%のパルミチルジメチルベンジルア
ンモニウム−クロリド、残りは12未満、または16を
越える炭素原子を有する基を含む、少なくとも1つのア
ルキルジメチルアンモニウム−クロリドからなる。
【0070】本発明で使用可能なアルキルジメチルベン
ジルアンモニウム−クロリドの混合物としては、フルカ
(Fluka)社から「塩化ベンザルコニウム」の名称で市
販されており、次の特徴: 分子量=360 融点=35℃ を有するものを挙げることができる。
【0071】界面活性剤と脱相剤の比は、好ましくは
0.1/1〜200/1である。このような組成物は、
欧州特許第603080号に記載されており、その内容
は参考として、以下に組み込まれる。
【0072】また、本発明のもう一つの形態において
は、本発明で使用される組成物を、(a)一または複数
の界面活性剤を含有する水相、(b)フタル酸ジアルキ
ルを50〜100%含有する油相を含むものとして提供
することができる。
【0073】好ましくはこれらの組成物は、アルコール
フリーとして提供される。
【0074】水相は、本発明の第1の形態に記載されて
いるものと同様のものである。
【0075】組成物に使用されるフタル酸ジアルキル
は、次の一般式:
【化8】 [上式中、Rは、C1−C4のアルキル残基、特に、メチ
ル、エチル、またはブチル残基である]で表されるもの
である。
【0076】油相のフタル酸ジアルキルの含有量は10
0重量%未満であり、100%にするために、フタル酸
ジアルキルと混和性のある、一または複数の製品を含有
する。
【0077】フタル酸ジアルキルと混和性のある製品と
しては、油類、特に、アジパート、例えばアジピン酸ジ
オクチル、ミリスタート、例えばミリスチン酸イソプロ
ピル、パルミタート、例えばパルミチン酸オクチル、ス
テアラート、例えばステアリン酸イソプロピル、ビタミ
ン類、例えばビタミンA、ビタミンE、およびビタミン
F、油類、例えばヒマワリ油、魚油、ペンタエリトリト
ール−テトラ−2−エチルヘキサノアート、および類似
物を挙げることができる。
【0078】2相の形態の美的に魅力的な化粧品組成物
は、特定の界面活性剤を使用することにより得られる。
【0079】水相に溶解した界面活性剤が、アニオン
性、両性、双性の界面活性剤から選択される場合、フタ
ル酸ジアルキルを含有する油相は、油相に、マイクロビ
ーズの形態で、撹拌により分散され、懸濁液を形成し、
静置後、容器の底に沈殿し、パウダー効果を生じる。
【0080】水相に溶解した界面活性剤が、非イオン性
の界面活性剤から選択される場合、フタル酸ジアルキル
を含有する油相は、水相中に、マイクロビーズの形態で
懸濁したままであり、よって、ミルク状の外観の組成物
になる。
【0081】本発明のこの形態で使用される化粧品組成
物は、0.5〜20重量%、好ましくは2〜10重量%
のフタル酸ジアルキルを含有する。
【0082】界面活性剤の量は、組成物の全重量に対し
て、0.1〜30重量%、好ましくは2〜6重量%であ
る。
【0083】このような組成物は、特に、欧州特許第4
90749号に記載されており、その内容は参照とし
て、以下に組み込まれる。
【0084】2相組成物を調製するために、まず水に水
溶性のアジュバントを溶解させることにより、水相を調
製する。水に不溶の固体状の粒子を、冷たいままか、ま
たはわずかに加熱して、この水相に分散させ、ついで、
フタル酸ジアルキル、フタル酸ジアルキルと混和性のあ
る製品、および他の脂溶性のアジュバント(油、香料
等)を含有する相を、そこに注ぎ込む。混合物を約1時
間から1時間半撹拌し、放置する。アニオン性、両性、
または双性の界面活性剤を使用した場合は2相が得ら
れ、非イオン性の界面活性剤を使用した場合は、2相の
分散体が得られる。
【0085】本発明の他の形態においては、(a)水
相、(b)一または複数のフタル酸ジアルキル(類)を
含有する油相、(c)水相と油相に不溶の固体状の粒
子、および(d)濃度を平衡にさせる一または複数の薬
剤を含有する、メークアップ除去用組成物を提供するこ
とができ;油相はビーズの形態で、撹拌により、水相に
均一に分散され、静置後、ビーズの形態で、容器の底に
再構成される。この2相組成物は、好ましくはアルコー
ル−フリーであり、美的に魅力的な外観を有する。この
ような組成物は、特に、欧州特許第490750号公報
に記載されており、その内容は参照として、以下に組み
込まれる。
【0086】水相および油相に不溶の固体状の粒子は、
10μmより小さい。両方の相に不溶であり、油/水の
界面に保持される、任意の固体状の粒子を使用すること
ができる。
【0087】不溶性の固体状の粒子は、好ましくは、次
の無機または有機物質:酸化鉄、二酸化チタン、酸化ア
ンチモン、酸化マグネシウム、アルミナ、酸化亜鉛、過
酸化亜鉛、アルミン酸カルシウム、ケイ酸(silicic ac
id)、シリコアルミン酸マグネシウム、タルク、マイ
カ、コロイド状のカオリン、ベントナイト、ラウリン酸
亜鉛、ポリ塩化ビニル、真珠母、カーボンブラック、ラ
ノリン、およびそれらの混合物からなるグループから選
択される。
【0088】また、本発明のこの形態において、2相の
化粧品組成物は、一または複数の、濃度を平衡にさせる
薬剤を含有し、この目的は、フタル酸ジアルキル相の濃
度と水相の濃度を平衡にさせることにある。濃度を平衡
にさせるこれらの薬剤は、水相に溶解する製品、フタル
酸ジアルキルに溶解する製品、およびそれらの混合物か
らなるグループから選択される。濃度を平衡にさせる薬
剤の機能は、その量を増加させることによって、容量を
変化させることなく、水相の濃度を増加させること、ま
たは量を大きく変化させることなく、その容量を増加さ
せることによって、フタル酸ジアルキルの濃度を減少さ
せることである。
【0089】フタル酸ジアルキルに溶解する、濃度を平
衡にさせる薬剤の具体例としては、油、特に、アジパー
ト、例えばアジピン酸ジオクチル、ミリスタート、例え
ばミリスチン酸イソプロピル、パルミタート、例えばパ
ルミチン酸オクチル、ステアラート、例えばステアリン
酸イソプロピル、ビタミン類、例えばビタミンA、ビタ
ミンE、およびビタミンF、油類、例えばヒマワリ油、
魚油、ペンタエリトリトール−テトラ−2−エチルヘキ
サノアート、および類似物を挙げることができる。
【0090】濃度を平衡にさせる水溶性の薬剤として
は、水溶性の無機、または有機塩類、例えば、リン酸三
ナトリウム、リン酸二ナトリウム、リン酸一ナトリウ
ム、メタ重亜硫酸ナトリウム(sodium metabisulphit
e)、硫酸マグネシウム、硫酸ナトリウム、リン酸一カ
リウム、リン酸二カリウム、リン酸三カリウム、塩化ナ
トリウム、塩化カリウム、クエン酸一ナトリウム、クエ
ン酸二ナトリウム、クエン酸三ナトリウム、および一般
的に水溶性の無機塩類を挙げることができる。
【0091】また、濃度を平衡にさせる水溶性の薬剤と
しては、化粧品成分、例えば防腐剤、UV遮蔽剤、バッ
ファー、肌色を輝かせる薬剤、および一般的に、水の濃
度を増加させる、任意の水溶性の化合物を使用すること
ができる。
【0092】水に溶解する濃度を平衡にさせる薬剤、お
よびフタル酸ジアルキルに溶解する濃度を平衡にさせる
薬剤は、同時に使用することができる。
【0093】2相の液状組成物において、フタル酸ジア
ルキルをベースとした相は、ビーズの形態で、撹拌によ
り、水相に、マイクロビーズの形態で分散され、静置
後、水相の底に再構成される。不溶性の固体状の粒子
は、フタル酸ジアルキルを含有する油のビーズと水との
界面に位置している。
【0094】不溶性の固体状の粒子と濃度を平衡にさせ
る薬剤は、静置後、水中の油のビーズの形成及び安定性
を促進させる。
【0095】本発明のこの形態において使用される化粧
品組成物は、組成物の全重量に対して、0.5〜15重
量%、好ましくは2〜10重量%のフタル酸ジアルキ
ル、1〜10重量%の濃度を平衡にさせる薬剤、および
0.005〜0.5重量%、好ましくは0.01〜0.
05重量%の、両方の相に不溶の固体状の粒子を含有す
る。水相は、組成物の全重量に対して、78〜99.5
重量%、好ましくは90〜95重量%である。
【0096】2相組成物を調製するために、まず水に水
溶性のアジュバントと、濃度を平衡にさせる薬剤とを溶
解させることにより、水相を調製する。水に不溶の固体
状の粒子は、冷たい状態か、またはわずかに加熱して、
この水相に分散され、ついで、フタル酸ジアルキル、フ
タル酸ジアルキルに溶解する、濃度を平衡させる薬剤、
および他の脂溶性のアジュバント(油、香料等)を含有
する相を、そこに注ぎ込む。混合物を約1時間から1時
間半撹拌し、静置した後、2相となる。
【0097】上述した組成物は、公知の方法で、単一区
分の瓶に包装することができる。ついで、使用者は、綿
棒などの上にその内容物を注ぎ出す前に、振とうしなけ
ればならない。また、2相組成物は、付与時にそれらを
混合するシステムを具備する、一本の瓶の2つの独立し
た区分に収容されてもよい。このような装置は、例えば
欧州特許公開第497256号および仏国特許公開第2
697233号公報に記載されている。
【0098】本発明のメークアップを除去するための化
粧品組成物の具体例を、いくつか例証する。
【0099】上述した種々の形態の2相メークアップ除
去用組成物は、色移りのない口紅およびファンデーショ
ン組成物のメークアップを、完全に除去することが可能
である。
【0100】
【実施例】実施例1:2相組成物 次の成分を含有する組成物を調製した: −シクロメチコーン 28% −イソヘキサデカン 19% −ポロキサマー(poloxamer)・184(CTFA) 0.05% −リン酸バッファー 0.15% −塩化ナトリウム 0.6% −防腐剤 適量 −着色剤 適量 −脱塩水 全体を100%とする量
【0101】実施例2(比較例):1相のメークアップ
除去用ローション 次の成分を含有する組成物を調製した: −ココアンホ二酢酸二ナトリウム(disodium co coamphodiacetate) 0.4% −硫酸ラウレスナトリウム(sodimu laureth su lphate) 1% −硫酸ラウレス−8−ナトリウム(sodimu laur eth-8 sulphate) 1% −アラントイン 0.05% −ヘキシレングリコール 1% −塩化ナトリウム 1% −防腐剤 適量 −着色剤 適量 −脱塩水 全体を100%とする量
【0102】ロレアルからルージュ・キャプティブ(Ro
uge Captive)の名称で市販されている2つの色移りの
ない口紅組成物(一つは紫色で、他方は赤色である)の
メークアップ除去について、2つの組成物(実施例1お
よび2)を女性の使用者(30人)でテストした。
【0103】各々の組成物において、これら各使用者
は、清涼感、メークアップ除去能、おメークアップ除去
の容易さの特性を示すか否かについて指摘した。
【0104】このテストの結果を、次の表に示す。
【表1】
【0105】これらのテストにより、2相組成物はロー
ションよりも清涼感に欠けるが、他方、メークアップ除
去の容易さ、およびメークアップ除去能においては、ロ
ーションに対して、統計上、きわめて優れているといっ
た特徴を有することが示された。
【0106】実施例3(比較例):メークアップ除去用
次の成分を含有する組成物を調製した: −シクロメチコーン 28% −イソヘキサデカン 19% −ポロキサマー・184 0.05%
【0107】このメークアップ除去用油は、本発明の組
成物の油相に相当するものである。
【0108】このメークアップ除去用油を、メークアッ
プ除去の容易さ、およびメークアップ除去能において、
実施例1の組成物と比較した。女性の使用者は、ロレア
ルからルージュ・キャプティブの名称で市販されている
色移りのない口紅を付け、実施例1および3の組成物を
使用し、メークアップを除去した。
【0109】メークアップ除去用油(実施例3)は、あ
まりに重い感じがすると判断されたのに対し、2相組成
物(実施例1)は、好ましい清涼感を付与するものであ
った。メークアップ除去用油および2相組成物の両方と
も、満足のいくメークアップ除去能を示した。しかしな
がら、メークアップ除去用油は使用が困難で、実際、綿
棒で適用する場合、メークアップ除去用油は、口紅を
「追い出し(drive out)」、唇を越えて流れ出し、こ
れにより、使用者は、メークアップ除去用油を含浸させ
た綿棒で、数回拭き取らなけらばならない。よって、使
用者は、この油によるメークアップ除去の容易さを、不
満足であると判断したのに対し、本発明の2相組成物は
この観点から、非常に満足のいくものであると判断され
た。

Claims (22)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】− 1〜90重量%の揮発性油、シリコーン油、シリコーン樹脂、シリコーンロウ、
    ペースト状の脂肪物質か ら選択されるシリコーン含有化
    合物、50重量%までの、従来の脂肪物質を含有する脂肪
    相、0〜30重量%の粒状相 を含有する化粧持ちの良いおよび/または色移りのない
    口紅のメークアップを除去するためのメークアップ除去
    剤であって、 水相と、 少なくとも1つのシリコーン油を、組成物の全重量に対
    して、少なくとも8%の割合で含有している油相と、 非イオン性界面活性剤からなり水相と油相が異なる組成
    物を含有することを特徴とするメークアップ除去剤。
  2. 【請求項2】 20%未満の非揮発性の炭化水素油を含
    有する口紅のメークアップを除去するためのものである
    ことを特徴とする請求項1に記載の除去剤。
  3. 【請求項3】 非揮発性の炭化水素油を含有しない口紅
    メークアップ除去のためのものであることを特徴とす
    る請求項1に記載の除去剤。
  4. 【請求項4】 水相が、滅菌脱塩水、および/またはバ
    ラ水、ヤグルマソウ水、カミツレ水、またはライム水等
    の花の水、および/または天然の温水、または鉱水を含
    有していることを特徴とする請求項1ないし3のいずれ
    か1項に記載の除去剤。
  5. 【請求項5】 油相が、流動ワセリン、イソヘキサデカ
    ン等の高級脂肪族炭化水素、ホホバ油、ベニバナ油等の
    植物性油、任意に揮発性シリコーン油、2〜10の炭素
    原子を有するアルキル基のパルミチン酸アルキル、およ
    び2〜10の炭素原子を有するアルキル基のアジピン酸
    アルキルから選択される少なくとも1つの油を含有して
    いることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項
    に記載の除去剤。
  6. 【請求項6】 油相が、少なくとも1つの、2〜10の
    炭素原子を有するアルキル基のパルミチン酸アルキル
    を、組成物の全重量に対して、少なくとも8%の割合で
    含有していることを特徴とする請求項1ないし5のいず
    れか1項に記載の除去剤。
  7. 【請求項7】 ニオン性および両性の界面活性剤から
    選択される、少なくとも1つの界面活性剤を更に含有し
    ていることを特徴とする請求項1ないしのいずれか1
    項に記載の除去剤。
  8. 【請求項8】 界面活性剤が、組成物の全重量に対し
    て、0.1〜10%の割合で、水相中に存在しているこ
    とを特徴とする請求項からのいずれかに記載の除去
    剤。
  9. 【請求項9】 水相と油相の重量比が、30/70〜6
    0/40であることを特徴とする請求項1ないしのい
    ずれか1項に記載の除去剤。
  10. 【請求項10】次の式: 【化1】 [上式中、Rは12〜16の炭素原子を有する飽和した
    直鎖状のアルキル基である]で表されるアルキルジメチ
    ルベンジルアンモニウム−クロリドである少なくとも1
    つの脱相剤を、組成物の全重量に対して0.025重量
    %〜5重量%の割合で、および/または、界面活性剤
    を、組成物の全重量に対して少なくとも0.25%含有
    していることを特徴とする請求項1ないしのいずれか
    1項に記載の除去剤。
  11. 【請求項11】脱相剤が、65重量%のラウリルジメチ
    ルベンジルアンモニウム−クロリド、23重量%のミリ
    スチルジメチルベンジルアンモニウム−クロリド、8重
    量%のパルミチルジメチルベンジルアンモニウム−クロ
    リド、および残りが12未満、または16を越える炭素
    原子を有する基を含む、少なくとも1つのアルキルジメ
    チルアンモニウム−クロリドを含有する、式(I)のア
    ルキルジメチルベンジルアンモニウム−クロリドの混合
    物であることを特徴とする請求項1に記載の除去剤。
  12. 【請求項12】界面活性剤と脱相剤の比が、0.1/1
    〜200/1であることを特徴とする請求項1または
    に記載の除去剤。
  13. 【請求項13】(a)少なくとも1つの界面活性剤を含
    有する水相、(b)50〜100%の次の一般式: 【化2】 [上式中、Rは、メチル、エチル、またはブチル残基等
    のC1−C4のアルキル残基である]で表される一または
    複数のフタル酸ジアルキルを含有する油相、を含むこと
    を特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の
    除去剤。
  14. 【請求項14】油相中のフタル酸ジアルキルの含有量が
    100%であることを特徴とする請求項1に記載の除
    去剤。
  15. 【請求項15】組成物の全重量に対して0.5〜20重
    量%のフタル酸ジアルキルを含有していることを特徴と
    する請求項1または1に記載の除去剤。
  16. 【請求項16】組成物の全重量に対して、0.1〜30
    重量%の、少なくとも1つの界面活性剤を含有している
    ことを特徴とする請求項1ないし1のいずれか1項
    に記載の除去剤。
  17. 【請求項17】 (a)水相、(b)次の式: 【化3】 [上式中、Rは、メチル、エチル、またはブチル残基等
    のC1−C4のアルキル残基である]で表される一または
    複数のフタル酸ジアルキルを含有する油相、(c)水相
    と油相に不溶の固体状の粒子、および(d)水相と油相
    の濃度を平衡にさせる一または複数の薬剤を含有するこ
    とを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載
    の除去剤。
  18. 【請求項18】 不溶性の固体状の粒子が、次の無機ま
    たは有機物質:酸化鉄、二酸化チタン、酸化アンチモ
    ン、酸化マグネシウム、アルミナ、酸化亜鉛、過酸化亜
    鉛、アルミン酸カルシウム、ケイ酸、シリコアルミン酸
    マグネシウム、タルク、マイカ、コロイド状のカオリ
    ン、ベントナイト、ラウリン酸亜鉛、ポリ塩化ビニル、
    真珠母、カーボンブラック、ラノリン、およびそれらの
    混合物から選択されることを特徴とする請求項1に記
    載の除去剤。
  19. 【請求項19】 濃度を平衡にさせる薬剤が、アジパー
    ト、ミリスタート、パルミタート、ステアラート、ビタ
    ミン類、油類、ペンタエリトリトール−テトラ−2−エ
    チルヘキサノアート、リン酸三ナトリウム、リン酸二ナ
    トリウム、リン酸一ナトリウム、メタ重亜硫酸ナトリウ
    ム、硫酸マグネシウム、硫酸ナトリウム、リン酸一カリ
    ウム、リン酸二カリウム、リン酸三カリウム、塩化ナト
    リウム、塩化カリウム、クエン酸一ナトリウム、クエン
    酸二ナトリウム、クエン酸三ナトリウム、および水溶性
    の無機塩類、防腐剤、UV遮蔽剤、バッファー、肌色を
    輝かせる薬剤、およびそれらの混合物からなるグループ
    から選択されることを特徴とする請求項1または1
    に記載の除去剤。
  20. 【請求項20】 組成物の全重量に対して0.5〜15
    重量%のフタル酸ジアルキルを含有していることを特徴
    とする請求項1ないし1のいずれか1項に記載の除
    去剤。
  21. 【請求項21】 組成物の全重量に対して1〜10重量
    %の、水相と油相の濃度を平衡にさせる薬剤を含有して
    いることを特徴とする請求項1ないし2のいずれか
    1項に記載の除去剤。
  22. 【請求項22】 組成物の全重量に対して0.005〜
    0.5重量%の、両方の相に不溶の固体状の粒子を含有
    していることを特徴とする請求項1ないし2のいず
    れか1項に記載の除去剤。
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